JP2017085284A - 基地局装置及び無線通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】セルの負荷を分散する。【解決手段】基地局装置は、管理するセルの負荷の測定結果を取得し、負荷が第1の閾値以上である場合に、セルの送信周波数について干渉が発生し得る送信周波数を有する隣接セルを特定する制御部と、特定された隣接セルを有する他の基地局に対して、隣接セルにおける送信電力の増加の指示を送信する送信部と、を備える。制御部は、セルの負荷の測定結果を取得し、負荷が、第1の閾値以下の値である第2の閾値未満であるか否かを判定し、送信部は、負荷が第2の閾値未満である場合に、他の基地局に対して、隣接セルの送信電力を元の値に戻す指示を送信する。【選択図】図1
Description
本発明は、基地局装置及び無線通信システムに関する。
LTE Advancedの技術の一つに、複数の搬送波を用いて高速通信を行う技術であるキャリアアグリゲーションがある。キャリアアグリゲーションでは、例えば、20MHz幅のコンポーネントキャリア(以下、CCと表記)を束ねて、下りでは最大100MHz幅、上りでは40M〜60MHz幅のキャリアが用いられる。LTE Advancedでは、キャリアアグリゲーションを想定して、1つの基地局が複数のセルを管理することができる。
LTE Advancedにおいて、端末は、各基地局から発信されるリファレンス信号の受信電力(Reference Signal Received Power:RSRP)又は無線品質(Reference
Signal Received Quality:RSRQ)が最も良好なセルに接続する。キャリアアグリゲーションに対応する端末の場合、端末は、1つの基地局に管理される複数のセルに接続することで、キャリアアグリゲーションを行う。そのため、キャリアアグリゲーションでは、端末が最初に接続したセル、すなわちRSSI又はRSRQが最も良好なセルが、プライマリセル(以降、Pセル)となる。以降に端末が接続するセルは、セカンダリセルとなる。プライマリセルにはセカンダリセルには送信されないRA procedureやPUCCHのデータが流れるため、プライマリセルの負荷はセカンダリセルよりも大きくなる。
Signal Received Quality:RSRQ)が最も良好なセルに接続する。キャリアアグリゲーションに対応する端末の場合、端末は、1つの基地局に管理される複数のセルに接続することで、キャリアアグリゲーションを行う。そのため、キャリアアグリゲーションでは、端末が最初に接続したセル、すなわちRSSI又はRSRQが最も良好なセルが、プライマリセル(以降、Pセル)となる。以降に端末が接続するセルは、セカンダリセルとなる。プライマリセルにはセカンダリセルには送信されないRA procedureやPUCCHのデータが流れるため、プライマリセルの負荷はセカンダリセルよりも大きくなる。
Pセルは、端末によって選択され、基地局が各端末のPセルを指定することができない。そのため、特定のセルがPセルとして集中的に選択されるようになり、負荷の偏りが発生することがある。なお、このような問題は、キャリアアグリゲーションに限定されず、基地局が複数のセルを有する場合や、HetNet構成の場合等の、同一エリアに複数のセルが存在する場合にも発生する。
本発明の一態様は、セルの負荷を分散可能な基地局装置及び無線通信システムを提供することを目的とする。
本発明の態様の一つは、基地局装置である。基地局装置は、管理するセルの負荷の測定結果を取得し、負荷が第1の閾値以上である場合に、セルの送信周波数について干渉が発生し得る送信周波数を有する隣接セルを特定する制御部を備える。また、基地局装置は、特定された隣接セルを有する他の基地局に対して、隣接セルにおける送信電力の増加の指示を送信する送信部を備える。
開示の基地局装置及び無線通信システムによれば、セルの負荷を分散することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。以下の実施形態の構成は例示
であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る基地局の負荷軽減処理の流れの一例を示す図である。図1では、複数の基地局を含む無線通信システム内の基地局#Aと基地局#Bとの2台の基地局が示されている。基地局#A及び基地局#Bは、それぞれ、LTE−Advancedに対応する基地局である。基地局#A及び基地局#Bは、それぞれ、2つずつCCを有している。基地局#AのCC#1とCC#2とは、同じセルサイズであるとする。また、基地局#BのCC#1とCC#2とは、同じセルサイズであるとする。
図1は、第1実施形態に係る基地局の負荷軽減処理の流れの一例を示す図である。図1では、複数の基地局を含む無線通信システム内の基地局#Aと基地局#Bとの2台の基地局が示されている。基地局#A及び基地局#Bは、それぞれ、LTE−Advancedに対応する基地局である。基地局#A及び基地局#Bは、それぞれ、2つずつCCを有している。基地局#AのCC#1とCC#2とは、同じセルサイズであるとする。また、基地局#BのCC#1とCC#2とは、同じセルサイズであるとする。
基地局#AのCC#1と基地局#BのCC#1、基地局#AのCC#2と基地局#BのCC#2は、それぞれ、隣接している。また、基地局#AのCC#1と基地局#BのCC#1との送信周波数はf1である。基地局#AのCC#2と基地局#BのCC#2との送信周波数はf2である。2つのセルが隣接しているとは、各セルの中心点、すなわち、基地局は異なる位置にあり、各セルの境界付近が重複して又は接していることを示す。なお、本明細書において、送信周波数は、搬送波の周波数を示すこととする。
図1では、基地局#AのCC#1に端末からのアクセスが集中している。第1実施形態では、(1)基地局#Aが端末からのアクセス集中によるCC#1の負荷過多を検出すると、(2)基地局#Aは、CC#1と同じ送信周波数を用いる隣接セルを管理する基地局#Bに、送信電力の増加を指示する。(3)基地局#Bは、基地局#BのCC#1の基地局#A側のセル端に位置する端末への送信電力を所定量増加させる。
(4)基地局#BからCC#1のセル端の端末への送信電力が増加されることによって、基地局#AのCC#1と基地局#BのCC#1とは送信周波数が同じであるため、基地局#AのCC#1の基地局#B側のセル端における干渉電力が増加する。干渉電力が増加するとRSRQが低下する。
(5)基地局#AのCC#1又はCC#2のセル端に位置する新規端末は、基地局#AのCC#1のRSRQが低下しているので、CC#1を選択せずに、CC#2を選択して接続する。また、基地局#AのCC#1に既に接続しているセル端の端末であっても、干渉電力の増加により、基地局#AのCC#1から他のセルに接続する場合もある。
自局のセルの負荷過多状態を検出した場合に、隣接セルを管理する基地局に隣接セルの送信電力の増加を指示し、セル端での干渉電力を意図的に増加させることによって、自局のセルの範囲を変えることなく、端末を他のセルへ接続させることができる。
図2は、第1実施形態に係る無線通信システムの構成の一例を示す図である。無線通信システム100は、複数の基地局1と、コアネットワーク3とEPC(Evolved Packet Core) 4とを含む。無線通信システム100は、LTE advancedに対応する
システムである。基地局1は、それぞれ複数のセルを有する。図2では、無線通信システム100内の基地局のうち、基地局#A、基地局#B、基地局#Cが抽出されている。
システムである。基地局1は、それぞれ複数のセルを有する。図2では、無線通信システム100内の基地局のうち、基地局#A、基地局#B、基地局#Cが抽出されている。
第1実施形態では、各基地局1が、自律的に、各セルの負荷過多状態を検出し、隣接セルを有する他の基地局1に該隣接セルの送信電力の増加を指示する処理を行う。基地局1間の通信は、例えば、LTEのX2インタフェースを通じて行われる。
<装置構成>
図3は、基地局1のハードウェア構成の一例を示す図である。基地局1は、例えば、フェムトセル基地局、ピコセル基地局等の小型セルを有する基地局である。ただし、これに
限られず、基地局1は、マクロセル等の大型セルを有する基地局であってもよい。基地局1は、「基地局装置」の一例である。
図3は、基地局1のハードウェア構成の一例を示す図である。基地局1は、例えば、フェムトセル基地局、ピコセル基地局等の小型セルを有する基地局である。ただし、これに
限られず、基地局1は、マクロセル等の大型セルを有する基地局であってもよい。基地局1は、「基地局装置」の一例である。
基地局1は、制御部101、信号処理部105、送受信部106、有線回線インタフェース107、アンテナ108を備える。送受信部106は、アンテナ108を通じて受信した無線信号を電気信号に変換して制御部101に出力したり、制御部101から入力される電気信号を無線信号に変換してアンテナ108を通じて送信したりする。例えば、送受信部106は、LTE等の無線通信方式に則った通信の処理を行う。
信号処理部105は、送受信部106に入出力される電気信号のベースバンド処理を行う。より具体的には、信号処理部105は、デジタルアナログ変換、デジタル信号の変調及び復調、符号化及び復号化等を行う。
有線回線インタフェース107は、例えば、基地局間通信に用いられるIPネットワークに接続するインタフェースである。有線回線インタフェース107は、例えば、NIC(Network Interface Card)である。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)102、RAM(Random Access
Memory)103、不揮発性メモリ104を含む。RAM 103は主記憶装置の一つで
あり、不揮発性メモリ104に格納されているプログラムをロードする記憶領域および作業領域を提供したり、バッファとして用いられたりする。
Memory)103、不揮発性メモリ104を含む。RAM 103は主記憶装置の一つで
あり、不揮発性メモリ104に格納されているプログラムをロードする記憶領域および作業領域を提供したり、バッファとして用いられたりする。
不揮発性メモリ104は、補助記憶装置であり、OS(Operating System)、様々なプログラムや、各プログラムの実行に際してCPU 102が使用するデータを格納する。不揮発性メモリ104は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等で
ある。不揮発性メモリ104は、例えば、負荷分散プログラムを記憶する。負荷分散プログラムは、特定のセルに端末からのアクセスが集中した場合に、端末からのアクセスを他のセルに分散させるための処理を含むプログラムである。
ある。不揮発性メモリ104は、例えば、負荷分散プログラムを記憶する。負荷分散プログラムは、特定のセルに端末からのアクセスが集中した場合に、端末からのアクセスを他のセルに分散させるための処理を含むプログラムである。
CPU 102は、不揮発性メモリ104に保持されたOSや様々なプログラムをRAM 103にロードして実行することによって、様々な処理を実行する。CPU 102は、1つに限られず、複数備えられてもよい。なお、基地局1のハードウェア構成は、図3に示されるものに限定されず、適宜、追加、置換、削除等の変更が可能である。
図4は、基地局1の機能構成の一例を示す図である。基地局1は、機能構成として、無線通信部11、送信電力制御部12、有線通信部13、基地局構成情報テーブル14、負荷情報テーブル15、UE情報テーブル16を備える。無線通信部11は、アンテナ108、送受信部106、信号処理部105に対応する機能構成である。有線通信部13は、有線回線インタフェース107に対応する機能構成であり、基地局1間通信の論理インタフェース(X2インタフェース)である。有線通信部13は、「送信部」の一例である。
送信電力制御部12は、CPU 102が不揮発性メモリ104内の負荷分散プログラムを実行することによって達成される機能構成である。送信電力制御部12は、自局の各セルの負荷を監視する。第1実施形態では、セルの負荷は、該セルに接続している端末数とする。ただし、セルの負荷はこれに限定されない。例えば、送信電力制御部12は、新規端末の接続又は切断の発生のタイミング、又は、所定の周期で、各セルの負荷を測定する。各セルの負荷を測定する周期は、例えば、分単位で設定される。
各セルの負荷測定の結果、負荷過多状態のセルが検出された場合には、送信電力制御部12は、該セルの隣接セルを有する基地局1に対して、有線通信部13を通じて、送信電
力の増加を指示する送信電力変更要求を送信する。送信電力変更要求には、送信電力の変更の対象となるセルのECGIと、送信電力の増加又は通常値に戻す指示が含まれる。
力の増加を指示する送信電力変更要求を送信する。送信電力変更要求には、送信電力の変更の対象となるセルのECGIと、送信電力の増加又は通常値に戻す指示が含まれる。
負荷過多状態のセルについて、送信電力制御部12は、負荷が軽減されたことを検出すると、送信電力の増加を指示する送信電力変更要求を送信した基地局1に対して、送信電力を通常値に戻すように指示する送信電力送信要求を送信する。
また、送信電力制御部12は、他の基地局1から、有線通信部13を通じて、送信電力変更要求を受信すると、送信電力変更要求の内容にしたがって指定されたセルの送信電力を制御する。例えば、送信電力変更要求が、指定のECGIに対する送信電力の増加の指示である場合には、送信電力制御部12は、指定のECGIのセル内のセル端に位置する端末を特定し、該特定した端末に対する送信電力を増加させる処理を行う。
特定された端末に対する送信電力の増加方法は、送信電力そのものを増加させる方法と、特定された端末への周波数の割り当てを増加させる方法と、がある。いずれの方法が採用されてもよい。
他の基地局1から受信した送信電力変更要求が、指定のECGIのセルの送信電力を通常値へ戻す指示である場合には、送信電力制御部12は、該当セル内の送信電力を通常値から増加させている端末について、送信電力を通常値に戻す。送信電力制御部12の処理の詳細は、後述される。送信電力制御部12は、「基地局装置」の「制御部」の一例である。
基地局構成情報テーブル14、負荷情報テーブル15、UE情報テーブル16は、CPU 102が不揮発性メモリ104に格納されている負荷分散プログラムを実行することによって作成されるテーブルである。基地局構成情報テーブル14、負荷情報テーブル15、UE情報テーブル16は、不揮発性メモリ104に格納され、送信電力制御部12によって管理される。
図5は、基地局構成情報テーブル14の一例である。基地局構成情報テーブル14は、無線通信システム100内の各基地局1に関する情報を保持するテーブルである。
送信電力制御部12は、基地局1の起動後、有線通信部13を通じて、基地局1の構成情報を他の基地局1に送信する。基地局1の構成情報には、例えば、基地局1のセル数、各セルのECGI(E-UTRAN Cell Global Identifier)、各セルの送信周波数が含まれる。なお、基地局1の構成情報は、基地局1の起動に限定されず、例えば、無線通信システム100への基地局の追加又は削除等の無線通信システム100の構成変更や、基地局1のセルの構成変更等のイベントをトリガとして送信されてもよい。送信電力制御部12は、他の基地局1から基地局1の構成情報を受信すると、受信した基地局1の構成情報で、基地局構成情報テーブル14を更新する。
基地局構成情報テーブル14は、エントリに、各基地局1の保有セル数、各セルのECGI、各セルの送信周波数を含む。セルのECGIと送信周波数との組合せは、基地局1の保有セル数分登録される。基地局構成情報テーブル14は、負荷過多状態の自局のセルの送信周波数の近傍の周波数を送信周波数とするセルの特定に用いられる。
図6は、負荷情報テーブル15の一例である。負荷情報テーブル15は、自局内の各セルに関する情報が保持されるテーブルである。負荷情報テーブル15のエントリには、セルのECGI、セルの負荷、干渉送信要求フラグ、干渉送信依頼先ECGIが格納されている。「セルの負荷」の項目には、セルの負荷測定の結果が格納される。第1実施形態で
は、セルの負荷はセルに接続中の端末数である。また、第1実施形態では、「セルの負荷」の項目には、セルの最大収容可能端末数に対するセルに接続中の端末数の割合を示す負荷率が格納される。
は、セルの負荷はセルに接続中の端末数である。また、第1実施形態では、「セルの負荷」の項目には、セルの最大収容可能端末数に対するセルに接続中の端末数の割合を示す負荷率が格納される。
干渉送信要求フラグは、該当のセルの送信周波数の近傍の周波数を送信周波数とする隣接セルに対して、送信電力の増加を依頼中であるか否かを示すフラグである。干渉送信要求フラグの初期値は“要求未”である。該当のセルの送信周波数の近傍の周波数を送信周波数とする隣接セルに対して、送信電力の増加を指示する送信電力変更要求が送信されると、干渉送信要求フラグは、“要求未”を示す値から“要求中”を示す値に変更される。その後、該当の隣接セルに対して送信電力を通常値に戻すことを指示する送信電力変更要求が送信されると、干渉要求フラグは、“要求中”を示す値から“要求未”を示す値に変更される。
「干渉送信依頼先ECGI」の項目には、送信電力の増加を指示する送信電力変更要求の送信先である隣接セルのECGIが格納される。負荷情報テーブル15は、各セルの、隣接セルに対する送信電力の増加の依頼状況を管理するために用いられる。
図7は、UE情報テーブル16の一例である。UE情報テーブル16は、自局のセルに接続する端末に関する情報を保持するテーブルである。
セルに接続中の端末は、所定の周期又は所定のイベントをトリガにして、Measurement Reportを接続中の基地局1に送信する。所定の周期は、例えば、10分であり、無線通信システム100の管理者によって分単位で設定される。
Measurement Reportには、例えば、端末がサーチの結果検出したセルのPCI(Physical layer Cell Identity)、ECGI、RSRP、RSRQが含まれる。端末が複数のセルを検出した場合には、Measurement Reportには、複数のセルについての情報が含まれる。
送信電力制御部12は、Measurement Reportを受信すると、Measurement Reportに含まれる自局のセル以外のセルのECGIを隣接セル情報としてUE情報テーブル16に格納する。
UE情報テーブル16のエントリには、例えば、各セルに接続中の端末の識別情報と、CQI(Channel Quality Indicator)、送信電力変更フラグ、隣接セル情報が含まれる
。「端末の識別情報」の項目には、例えば、端末のMAC(Media Access Control)アドレスが格納される。
。「端末の識別情報」の項目には、例えば、端末のMAC(Media Access Control)アドレスが格納される。
「CQI」の項目には、端末から報告されるCQIが格納される。CQIは、下りチャネルの受信品質を示す1〜15の値である。CQIの値が大きいほど受信品質が良いことが示される。端末は、所定の周期で受信品質を測定し、CQIを接続中の基地局1に報告する。CQIが基地局1に報告される周期は、例えば、40ミリ秒であり、ミリ秒単位で設定されている。CQIの値は、セル端に位置する端末を特定する際に用いられる。
送信電力変更フラグは、該当の端末に対して、送信電力を通常値から変更しているか否かを示すフラグである。送信電力変更フラグの初期値は、“通常”を示す値である。他の基地局1からの送信電力の増加を指示する送信電力変更要求の受信によって、該当の端末がセル端の端末として特定され、送信電力の変更処理がなされた場合に、送信電力変更フラグは“通常”を示す値から“UP”を示す値に変更される。また、他の基地局1からの送信電力を通常値に戻す送信電力変更要求の受信によって、該当の端末に対して送信電力
を通常値に戻す変更処理がなされた場合に、送信電力変更フラグは“UP”を示す値から“通常”を示す値に変更される
を通常値に戻す変更処理がなされた場合に、送信電力変更フラグは“UP”を示す値から“通常”を示す値に変更される
隣接セル情報は、該当端末からのMeasurement Reportによって報告された自局のセル以外のセルのECGIの情報である。接続中の端末から送信されるMeasurement Reportに情報が含まれる自局以外のセルは、隣接セルとみなされる。隣接セル情報は、隣接セルを特定する際に用いられる。
<処理の流れ>
図8は、基地局1の送信電力制御部12のセルの負荷測定処理のフローチャートの一例である。図8に示される処理は、例えば、端末の新規接続の発生、端末の接続の切断の発生等のイベントをトリガにして開始される。また、図8に示される処理は、所定の周期で開始されてもよい。なお、図8以降のフローチャートの主体は、特に説明されない限り、実際には、負荷分散プログラムを実行するCPU 102であるが、便宜上、機能構成の送信電力制御部12を主体として説明される。
図8は、基地局1の送信電力制御部12のセルの負荷測定処理のフローチャートの一例である。図8に示される処理は、例えば、端末の新規接続の発生、端末の接続の切断の発生等のイベントをトリガにして開始される。また、図8に示される処理は、所定の周期で開始されてもよい。なお、図8以降のフローチャートの主体は、特に説明されない限り、実際には、負荷分散プログラムを実行するCPU 102であるが、便宜上、機能構成の送信電力制御部12を主体として説明される。
OP1では、送信電力制御部12は、自局の各セルの負荷を測定する。第1実施形態では、セルの負荷は接続中の端末数である。OP2では、送信電力制御部12は、負荷率を算出し、算出した負荷率を負荷情報テーブル15の各セルのエントリに格納する。その後、図8に示される処理が終了する。OP1の処理は、「管理するセルの負荷の測定結果を取得」することの一例である。
図8に示される処理は、各セルについて繰り返し実行されるのであってもよいし、全セルについて一括して行われるのであってもよい。また、端末の新規接続の発生、端末の接続の切断の発生等のイベントをトリガにして図8の処理が開始される場合には、該当のセルに限定して図8の処理が行われるようにしてもよい。
図9は、送信電力制御部12のUE情報テーブル16の作成処理のフローチャートの一例である。図9に示される処理は、送信電力制御部12が、無線通信部11を通じて、端末からMeasurement Reportを受信すると開始される。
OP11では、送信電力制御部12は、Measurement Reportで通知にされた自局のセル以外のECGIを、UE情報テーブル16の該当端末のエントリの「隣接セル情報」の項目に格納する。その後、図9に示される処理が終了する。
図10は、送信電力制御部12のCQI受信時の処理のフローチャートの一例である。図10に示される処理は、送信電力制御部12が無線通信部11を通じて端末からCQIを受信すると開始される。
OP21では、送信電力制御部12は、受信したCQIをUE情報テーブル16の該当端末のエントリの「CQI」の項目に格納する。その後、図10に示される処理が終了する。
図11A及び図11Bは、送信電力制御部12の送信電力変更要求処理の一例を示す図である。送信電力変更要求処理は、送信電力変更要求の送信の判定を行う処理である。図11A及び図11Bに示される処理は、各セルの負荷率が算出される(図8、OP2)と開始される。
OP31では、送信電力制御部12は、対象のセルの負荷率を算出する。対象のセルは、例えば、新規端末の接続又は端末の接続の切断等のイベントが発生したセルである。
OP32では、送信電力制御部12は、負荷情報テーブル15の対象セルのエントリの干渉送信要求フラグが“要求中”を示す値であるか否かを判定する。負荷情報テーブル15の該当セルのエントリの干渉送信要求フラグが“要求中”を示す値である場合には(OP32:YES)、処理がOP33に進む。負荷情報テーブル15の該当セルのエントリの干渉送信要求フラグが“要求中”を示す値でない、すなわち、“要求未”を示す値である場合には(OP32:NO)、処理が図11BのOP41に進む。
OP33では、送信電力制御部12は、対象セルの負荷率が負荷率閾値1未満であるか否かを判定する。負荷率閾値1は、セルが負荷過多状態から負荷が軽減され、通常状態に回復したことを検出するための閾値である。負荷率閾値1は、例えば、50〜80%の間の値に任意に設定される。対象セルの負荷率が負荷率閾値1未満である場合には(OP33:YES)、処理がOP34に進む。負荷率が負荷率閾値1以上である場合には(OP33:NO)、該当セルが依然として負荷過多状態であることが示され、図11Aに示される処理が終了する。
OP34では、送信電力制御部12は、負荷情報テーブル15の対象セルのエントリから「干渉送信依頼先ECGI」の項目の値を取得する。OP35では、送信電力制御部12は、負荷情報テーブル15の対象セルのエントリの干渉送信要求フラグを“要求中”から“要求未”に設定する。
OP36では、送信電力制御部12は、OP34で取得した干渉送信依頼先ECGIを管理する基地局1に対して、送信電力を通常値に戻すことを指示する送信電力変更要求を送信する。その後、図11Aに示される処理が終了する。なお、OP35の処理は、OP34の処理の前、又はOP36の処理の後に行われてもよい。
図11BのOP41からOP46の処理は、負荷情報テーブル15の対象セルのエントリの干渉送信要求フラグが“要求未”を示す値である場合、すなわち、対象セルが負荷過多状態でない場合の処理である。
OP41では、送信電力制御部12は、対象セルの負荷率が負荷率閾値2以上であるか否かを判定する。負荷率閾値2は、セルが負荷過多状態であることを検出するための閾値である。負荷率閾値2>=負荷率閾値1である。負荷率閾値2は、例えば、70〜99%の間の値に任意に設定される。対象セルの負荷率が負荷率閾値2以上である場合には(OP41:YES)、処理がOP42に進む。負荷率が負荷率閾値2未満である場合には(OP41:NO)、対象セルが負荷過多状態でないことが示され、図11Bに示される処理が終了する。
OP42では、送信電力制御部12は、対象セル(依頼元ECGI)の送信周波数fを基地局構成情報テーブル14から取得する。OP43では、送信電力制御部12は、OP42で取得した送信周波数fの近傍の送信周波数を有するECGIを基地局構成情報テーブル14から検索する。送信周波数fの近傍の送信周波数は、依頼元ECGIの送信電波と干渉を起こす可能性のある周波数である。より具体的には、送信周波数fの近傍の送信周波数は、送信周波数fと同じ送信周波数、及び、送信周波数fの前後のサブキャリアの搬送波の周波数を含む。
OP44では、送信電力制御部12は、UE情報テーブル16の隣接セル情報に、依頼元セルの送信周波数fの近傍の周波数を送信周波数とするECGIがあるか否かを判定する。UE情報テーブル16の隣接セル情報に、依頼元セルの送信周波数fの近傍の周波数を送信周波数とするECGIがある場合には(OP44:YES)、処理がOP45に進
む。UE情報テーブル16の隣接セル情報に、依頼元セルの送信周波数fの近傍の周波数を送信周波数とするECGIがない場合には(OP44:NO)、図11Bに示される処理が終了する。
む。UE情報テーブル16の隣接セル情報に、依頼元セルの送信周波数fの近傍の周波数を送信周波数とするECGIがない場合には(OP44:NO)、図11Bに示される処理が終了する。
OP45では、送信電力制御部12は、負荷情報テーブル15の依頼元セルのエントリの干渉送信要求フラグを“要求未”から“要求中”に変更する。
OP46では、送信電力制御部12は、OP44でUE情報テーブル16の隣接セル情報から検出された依頼元セルの送信周波数fの近傍の周波数を送信周波数とするECGIを管理する基地局1に送信電力の増加を指示する送信電力変更要求を送信する。また、送信電力制御部12は、負荷情報テーブル15の依頼元セルのエントリの「干渉送信依頼先ECGI」の項目に、送信電力変更要求の送信先であるECGIを格納する。その後、図11Bに示される処理が終了する。送信電力変更要求の送信先となる基地局1の情報は、ECGIをキーとして、基地局構成情報テーブル14から取得可能である。
OP41、OP42、OP43、OP44の処理は、「負荷が第1の閾値以上である場合に、前記セルの送信周波数について干渉が発生し得る送信周波数を有する隣接セルを特定する」ことの一例である。OP46の処理は、「特定された隣接セルを有する他の基地局に対して、前記隣接セルにおける送信電力の増加の指示を送信する」ことの一例である。OP33の処理は、「セルの負荷の測定結果を取得し、前記負荷が、前記第1の閾値以下の値である第2の閾値未満であるか否かを判定」することの一例である。OP36の処理は、「前記負荷が前記第2の閾値未満である場合に、前記他の基地局に対して、前記隣接セルの送信電力を元の値に戻す指示を送信する」ことの一例である。
図12A及び図12Bは、送信電力変更要求を受信した場合の処理のフローチャートの一例である。図12A及び図12Bに示される処理は、送信電力制御部12が送信電力変更要求を受信すると開始される。
OP51では、送信電力制御部12は、受信した送信電力変更要求からECGIと要求内容を取得する。OP52では、送信電力制御部12は、送信電力変更要求の内容が送信電力の増加の指示であるか否かを判定する。送信電力変更要求の内容が送信電力の増加の指示である場合には(OP52:YES)、処理がOP53に進む。送信電力変更要求の内容が送信電力の増加の指示でない、すなわち、送信電力を通常値に戻す指示である場合には(OP52:NO)、処理が図12BのOP61に進む。
OP53では、送信電力制御部12は、UE情報テーブル16から、送信電力変更要求によって指定されるECGIを有するセルのセル端に位置する端末を選択する。該選択は、UE情報テーブル16のCQIに基づいて行われる。送信電力変更要求によって指定されるECGIのセル内の端末で、CQIの値が所定値以下の端末が、セル端の端末として特定される。
OP54では、送信電力制御部12は、送信電力変更要求の指定のECGIを有するセルのセル端に位置する端末が存在するか否かを判定する。指定のECGIを有するセルのセル端に位置する端末が存在する場合には(OP54:YES)、処理がOP55に進む。指定のECGIを有するセルのセル端に位置する端末が存在しない場合には(OP54:NO)、図12Aに示される処理が終了する。
OP55では、送信電力制御部12は、UE情報テーブル16のセル端の端末として選択された端末のエントリの送信電力変更フラグが“通常”を示す値であるか否かを判定する。UE情報テーブル16のセル端の端末として選択された端末のエントリの送信電力変
更フラグが“通常”を示す値である場合には(OP55:YES)、処理がOP56に進む。UE情報テーブル16のセル端の端末として選択された端末のエントリの送信電力変更フラグが“通常”を示す値でない、すなわち、“UP”を示す値である場合には(OP55:NO)、図12Aに示される処理が終了する。
更フラグが“通常”を示す値である場合には(OP55:YES)、処理がOP56に進む。UE情報テーブル16のセル端の端末として選択された端末のエントリの送信電力変更フラグが“通常”を示す値でない、すなわち、“UP”を示す値である場合には(OP55:NO)、図12Aに示される処理が終了する。
OP56では、送信電力制御部12は、UE情報テーブル16のセル端の端末として選択された端末のエントリの送信電力変更フラグを“通常”を示す値から“UP”を示す値に変更する。OP57では、送信電力制御部12は、セル端として選択された端末の送信電力を増加させる処理を行う。その後、図12Aに示される処理が終了する。
図12BのOP61からOP64の処理は、受信された送信電力変更要求の内容が、送信電力を通常値に戻すことを指示するものである場合の処理である。OP61では、送信電力制御部12は、UE情報テーブル16の送信電力変更要求によって指定されるECGIを有するセルのエントリにおいて、送信電力変更フラグが“UP”である端末を検索する。
UE情報テーブル16の送信電力変更要求によって指定されるECGIを有するセルのエントリにおいて、送信電力変更フラグが“UP”である端末がある場合には(OP62:YES)、処理がOP63に進む。送信電力変更フラグが“UP”である端末が存在しない場合には(OP62:NO)、図12Bに示される処理が終了する。
OP63では、送信電力制御部12は、UE情報テーブル16の該当の端末の送信電力変更フラグを“UP”を示す値から“通常”を示す値に変更する。該当の端末とは、UE情報テーブル16の送信電力変更要求によって指定されるECGIを有するセルのエントリにおいて、送信電力変更フラグが“UP”である端末である。
OP64では、送信電力制御部12は、該当の端末への送信電力を通常値に戻す処理を行う。端末への送信電力を通常値に戻す処理は、例えば、送信電力そのものを所定量減らす方法と、該当端末への下りリンクの周波数の割り当てを減らす方法がある。OP64では、送信電力を増加させたときの処理に応じた処理が行われる。その後、図12Bに示される処理が終了する。
OP53、OP54、OP55の処理は、「送信電力の増加の指示を受信した場合に、前記指示の対象セルに接続する端末のうち、前記対象セルの端に位置する端末を特定」することの一例である。OP53、OP54の処理は、「前記対象セルに接続する端末から報告されるCQI(Channel Quality Indicator)が所定の値以下の端末を、前記対象セ
ルの端に位置する端末として特定する」ことの一例である。OP57の処理は、「特定した端末への送信に割り当てられる周波数の送信電力を増加させる処理を行う」ことの一例である。
ルの端に位置する端末として特定する」ことの一例である。OP57の処理は、「特定した端末への送信に割り当てられる周波数の送信電力を増加させる処理を行う」ことの一例である。
図13A及び図13Bは、無線通信システム100における負荷分散処理のシーケンスの一例を示す図である。図13A及び図13Bでは、無線通信システム100内には、基地局#Aと基地局#Bとが存在することが想定されている。図13A及び図13Bにおいて、基地局#Aと基地局#Bとは、送信周波数が同じで、互いに隣接するセルを有しているものとする。
図13Aでは、基地局#Aのセルが負荷過多状態となり、負荷過多状態となるセルと同じ送信周波数のセルを有する基地局#Bに送信電力の増加を指示する場合の処理のシーケンスが示される。
S1では、端末#1は新たに基地局#Bの管理するセルに接続し、Measurement Reportを基地局#Bに送信する。端末#1は基地局#Bのセル端及び基地局#Aのセル端付近に存在するため、端末#1からのMeasurement Reportには、基地局#Bのセルと基地局#Aのセルとの情報が含まれている。
S2では、基地局#Bは、端末#1からのMeasurement Reportを受信し、Measuremet Reportに含まれる端末#1、基地局#Bのセル、基地局#Aのセルの情報をUE情報テーブル16に登録する(図9、OP11)。基地局#Aのセルは、基地局#BのUE情報テーブル16において、隣接セル情報として登録される。
S3では、基地局#Bは、新たに端末#1が接続したので、自局が管理する各セルの負荷を測定する(図8、OP1)。S4では、基地局#Bは、セルの負荷の測定結果を負荷情報テーブル15に格納する(図8、OP2)。
S5では、基地局#Bは、自局のセルの負荷状態を判定する。図13Aに示される例では、基地局#Bのセルは負荷過多状態ではなく(図11A、OP32:NO)、基地局#Bのセルの負荷率は、負荷率閾値2未満であるとする(図11B、OP41:NO)。
S6では、端末#2は新たに基地局#Aに接続し、Measurement Reportを基地局#Aに送信する。端末#2は基地局#Aのセル端及び基地局#Bのセル端付近に存在するため、端末#2からのMeasurement Reportには、基地局#Aのセルと基地局#Bのセルとの情報が含まれている。
S7では、基地局#Aは、端末#2からのMeasurement Reportを受信し、Measuremet Reportに含まれる端末#2、基地局#Aのセル、基地局#Bのセルの情報をUE情報テーブル16に登録する(図9、OP11)。基地局#Bのセルは、基地局#AのUE情報テーブル16に、隣接セル情報として登録される。
S8では、基地局#Aは、新たに端末#2が接続したので、自局が管理する各セルの負荷を測定する(図8、OP1)。S9では、基地局#Aは、セルの負荷の測定結果を負荷情報テーブル15に格納する(図8、OP2)。
S10では、基地局#Aは、自局のセルの負荷状態を判定する。図13Aに示される例では、基地局#Aのセルは、端末#2が接続する前までは負荷過多状態ではなく(図11A、OP32:NO)、端末#2が接続することによって基地局#Aのセルの負荷率が負荷率閾値2以上となったとする(図11B、OP41:YES)。
S11では、基地局#Aは、負荷過多状態となるセルと同じ送信周波数を有する隣接セルとして基地局#Bのセルを検出する(図11B,OP42、OP43、OP44:YES)。S12では、基地局#Aは、基地局#Bに対して、負荷過多状態となるセルと同じ送信周波数を有するセルの送信電力の増加を指示する送信電力変更要求を送信する(図11B、OP46)。
S13では、基地局#Bは、送信電力の増加を指示する送信電力変更要求を受信し(図12A、OP52:YES)、セル端に位置する端末#1を選択して(図12A、OP54:YES)、端末#1への送信電力を増加する処理を行う(図12A、OP57)。基地局#Bは、端末#1に対する送信処理を変更した送信電力で行う。
図13Bでは、基地局#Aのセルが負荷過多状態から回復し、送信電力の増加を指示し
た基地局#Bに送信電力を通常値に戻すことを指示する場合の処理のシーケンスが示される。
た基地局#Bに送信電力を通常値に戻すことを指示する場合の処理のシーケンスが示される。
S14では、端末#2からの切断要求によって、端末#2と基地局#Aとの接続が切断される。S15では、端末#2との接続の切断を契機に、基地局#Aは、自局が管理する各セルの負荷を測定する(図8、OP1)。S16では、基地局#Aは、セルの負荷の測定結果を負荷情報テーブル15に格納する(図8、OP2)。
S17では、基地局#Aは、自局のセルの負荷状態を判定する。図13Bに示される例では、基地局#Aのセルは、端末#2の接続の切断によって基地局#Aのセルの負荷率が負荷率閾値1未満となったとする(図11A、OP33:YES)。
S18では、基地局#Aは、送信電力の増加の指示を含む送信電力変更要求を送信先として基地局#Bを特定する(図11A、OP34)。S19では、基地局#Aは、送信電力を通常値に戻す指示を含む送信電力変更要求を基地局#Bに送信する(図11A、OP36)。
S20では、基地局#Bは、送信電力を通常値に戻す指示を含む送信電力変更要求を受信し(図12A、OP52:NO)、送信電力を増加させている端末#1を特定し(図12B、OP62:YES)、端末#1への送信電力を通常値に戻す処理を行う(図12B、OP64)。以降、基地局#Bは、端末#1に対する送信処理を通常値の送信電力で行う。
<第1実施形態の作用効果>
第1実施形態では、基地局1は、負荷過多状態のセルを検出すると、該セルの隣接セルを管理する他の基地局1に送信電力変更要求を送信して、隣接セルの送信電力を増加させる。隣接セルには、負荷過多状態のセルの送信周波数と電波干渉を起こす可能性の高い送信周波数を用いるセルが選択される。これによって、負荷過多状態のセルの、送信電力変更要求の送信先の隣接セル側のセル端において干渉電力が大きくなり、電波受信品質が低下する。端末は、受信電力及び受信品質が最も良いセルに接続する。そのため、負荷過多状態のセルの送信電力変更要求の送信先の隣接セル側のセル端において新たに接続を確立する端末は、負荷過多状態のセル以外のより受信品質の良いセルを選択して接続する可能性が高くなる。したがって、第1実施形態によれば、負荷過多状態のセルへの端末のアクセスを他のセルへ分散させることができる。
第1実施形態では、基地局1は、負荷過多状態のセルを検出すると、該セルの隣接セルを管理する他の基地局1に送信電力変更要求を送信して、隣接セルの送信電力を増加させる。隣接セルには、負荷過多状態のセルの送信周波数と電波干渉を起こす可能性の高い送信周波数を用いるセルが選択される。これによって、負荷過多状態のセルの、送信電力変更要求の送信先の隣接セル側のセル端において干渉電力が大きくなり、電波受信品質が低下する。端末は、受信電力及び受信品質が最も良いセルに接続する。そのため、負荷過多状態のセルの送信電力変更要求の送信先の隣接セル側のセル端において新たに接続を確立する端末は、負荷過多状態のセル以外のより受信品質の良いセルを選択して接続する可能性が高くなる。したがって、第1実施形態によれば、負荷過多状態のセルへの端末のアクセスを他のセルへ分散させることができる。
新たに接続を確立しようとする端末が接続する可能性のある他のセルは、負荷過多状態のセルを管理する基地局1が管理する他のセルである場合もあるし、隣接セルを管理する他の基地局1のセルである場合もある。また、新たに接続を確立しようとする端末に限らず、既に負荷過多状態のセルに接続中の端末であっても、受信品質の低下により他のセルに接続を切り替える場合もある。
第1実施形態によれば、負荷過多状態のセルを管理する基地局1は、何もせずとも、端末の接続の分散を図れる。すなわち、第1実施形態によれば、負荷過多状態のセルについては、サービス提供範囲であるセル範囲を変えることなく、端末の接続の分散が図れる。したがって、端末の接続の分散を図るために影響を受ける端末を少なく抑えることができる。
また、送信電力の増加の指示の送信元の基地局1は、セルが負荷過多状態から回復すると、送信電力を通常値に戻す指示を、送信電力の増加の指示の送信先の基地局1に送信する。これによって、隣接セルにおける送信電力の増加を、自局のセルが負荷過多状態であ
る場合に限定することができる。
る場合に限定することができる。
第1実施形態では、送信電力の増加の指示の送信先である基地局1は、セル端に位置する端末への送信用に割り当てられている周波数の送信電力を増加させる。このとき、リファレンス信号の送信電力は変更されない。リファレンス信号は、端末によって各セルのRSRPやRSRQの測定に用いられる信号であり、セルのサイズを決定する要素の一つである。したがって、第1実施形態によれば、送信電力の増加の指示の送信先である基地局1が送信電力を増加させた場合でも、該指示の対象セルのサイズは変更されないので、影響を受ける端末をより少なく抑えることができる。
<第1実施形態の変形例>
なお、第1実施形態では、送信電力の増加の指示の送信先である基地局1は、CQIの値に基づいてセル端に位置する端末を選択する。これに代えて、CQIの値とUE情報テーブル16の隣接セル情報とを用いて、送信電力の増加の指示の送信元である基地局側のセル端に位置する端末を選択し、選択した端末に対する送信電力を増加させるようにしてもよい。例えば、送信電力の増加の指示の送信先である基地局1は、CQIの値が閾値以下であり、かつ、隣接セル情報に送信電力の増加の指示の送信元のECGIを含む端末を、送信電力増加の対象のセル端の端末として選択する。これによって、送信電力の増加の対象となる端末を、対象セル内の、送信電力の増加の指示の送信元の基地局1側のセル端に位置する端末に限定することができる。
なお、第1実施形態では、送信電力の増加の指示の送信先である基地局1は、CQIの値に基づいてセル端に位置する端末を選択する。これに代えて、CQIの値とUE情報テーブル16の隣接セル情報とを用いて、送信電力の増加の指示の送信元である基地局側のセル端に位置する端末を選択し、選択した端末に対する送信電力を増加させるようにしてもよい。例えば、送信電力の増加の指示の送信先である基地局1は、CQIの値が閾値以下であり、かつ、隣接セル情報に送信電力の増加の指示の送信元のECGIを含む端末を、送信電力増加の対象のセル端の端末として選択する。これによって、送信電力の増加の対象となる端末を、対象セル内の、送信電力の増加の指示の送信元の基地局1側のセル端に位置する端末に限定することができる。
例えば、負荷過多状態のセルに隣接し、送信周波数が負荷過多状態のセルの送信周波数と干渉を起こす可能性のある周波数であるセルが、複数特定された場合には、基地局1の送信電力制御部12は、段階的に送信電力を増加させる隣接セルを増やすようにしてもよい。具体的には、送信電力制御部12は、特定された複数のセルのうちの1つのセルに対して送信電力の増加の指示を送信し、負荷過多状態のセルの負荷が収束しない場合には、特定された複数のセルのうち別のセルに対して送信電力の増加の指示を送信する。これによって、負荷過多状態のセルへの端末のアクセスの制御を局所的に行うことができる。
また、この場合に、送信電力制御部12は、最初に送信電力の増加の指示を送信する送信先として、UE情報テーブル16の負荷過多状態のセルのエントリの隣接セル情報を用い、最もエントリの多いEGCIのセルを選択してもよい。隣接セル情報に最もエントリの多いECGIは、最も端末が集中しているセル端側の隣接セルであることが示され、端末のアクセスの分散処理をより柔軟に行うことができる。
<第2実施形態>
第2実施形態では、負荷過多状態のセルの検出、負荷過多状態のセルの隣接セルを管理する基地局の特定、特定された基地局への送信電力変更要求の送信等の処理を、基地局を管理する管理装置が行う。第2実施形態では、第1実施形態と重複する説明は省略される。
第2実施形態では、負荷過多状態のセルの検出、負荷過多状態のセルの隣接セルを管理する基地局の特定、特定された基地局への送信電力変更要求の送信等の処理を、基地局を管理する管理装置が行う。第2実施形態では、第1実施形態と重複する説明は省略される。
図14は、第2実施形態に係る無線通信システム100Bのシステム構成の一例を示す図である。無線通信システム100Bは、複数の基地局1B、基地局1Bを管理する基地局管理装置2、コアネットワーク3、EPC 4を含む。基地局1Bと基地局管理装置2とは、S1インタフェースを通じて通信を行う。
第2実施形態では、各基地局1は、自局の管理するセルの負荷の測定結果を基地局管理装置2に通知する。基地局管理装置2は、各基地局からのセルの負荷の測定結果に基づいて、負荷過多状態のセルを検出し、検出されたセルの隣接セルに対して送信電力の増加の指示を含む送信電力変更要求を送信する。
図15は、第2実施形態に係る基地局1Bの機能構成の一例を示す図である。基地局1Bのハードウェア構成は、第1実施形態と同様である。基地局1Bは、機能構成として、無線通信部11、送信電力制御部12B、有線通信部13B、UE情報テーブル16を含む。無線通信部11及びUE情報テーブル16は、第1実施形態と同様である。有線通信部13Bは、有線回線インタフェース107に対応する機能構成であり、基地局1Bと基地局管理装置2間通信の論理インタフェース(S1インタフェース)である。
第2実施形態では、送信電力制御部12Bは、自局の管理するセルの負荷を測定し、負荷率を算出し、基地局管理装置2に負荷率を報告する。負荷の測定及び負荷率の報告は、例えば、端末の接続確立又は接続の切断が発生した場合、及び、周期的に行われる。負荷の測定及び負荷率の報告の周期は、分単位で設定される。
また、送信電力制御部12Bは、基地局管理装置2から送信電力変更要求を受信し、送信電力変更要求によって指定されるセルの送信電力を制御する。第2実施形態では、送信電力制御部12Bは、図8、図9、図11A及び図11Bの処理は行わない。
図16は、基地局管理装置2のハードウェア構成の一例を示す図である。基地局管理装置2は、例えば、サーバのような専用のコンピュータ、汎用のコンピュータである。基地局管理装置2は、CPU 201、主記憶装置202、補助記憶装置203、ネットワークインタフェース204を備える。基地局管理装置2は、「管理装置」の一例である。
補助記憶装置203は、OS、様々なプログラムや、各プログラムの実行に際してCPU 201が使用するデータを格納する。補助記憶装置203は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ、又はハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)等の不揮発性のメモリである。補助記憶装置203は、例えば、負荷分散プログラムを記憶する。負荷分散プログラムは、負荷過多状態のセルの負荷を分散させるためのプログラムである。
主記憶装置202は、CPU 201に、補助記憶装置203に格納されているプログラムをロードする記憶領域および作業領域を提供したり、バッファとして用いられたりする記憶装置である。主記憶装置202は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAMのような半導体メモリを含む。
CPU 201は、補助記憶装置203に保持されたOSや様々なアプリケーションプログラムを主記憶装置202にロードして実行することによって、様々な処理を実行する。CPU 201は、1つに限られず、複数備えられてもよい。
ネットワークインタフェース204は、ネットワークとの情報の入出力を行うインタフェースである。ネットワークインタフェース107は、例えば、NIC(Network Interface Card)等である。
なお、図16に示される基地局管理装置2のハードウェア構成は、一例であり、上記に限られず、実施の形態に応じて適宜構成要素の省略や置換、追加が可能である。例えば、基地局管理装置2は、可搬記録媒体駆動装置を備え、可搬記録媒体に記録されたプログラムを実行してもよい。可搬記録媒体は、例えば、SDカード、miniSDカード、microSDカード、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリ、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、Blu−ray(登録商標) Disc、又はフラッシュメモリカードのような記録媒体である。
図17は、基地局管理装置2の機能構成の一例である。基地局管理装置2は、機能構成として、通信部21、基地局制御部22、基地局構成情報テーブル23、隣接セル情報テーブル24、負荷情報テーブル25を備える。通信部21は、ネットワークインタフェース204に対応する機能構成であり、基地局1Bとの通信の論理インタフェース(S1インタフェース)である。通信部21は、「取得部」、「送信部」の一例である。
基地局制御部22は、CPU 201が補助記憶装置203内の負荷分散プログラムを実行することによって達成される機能構成である。基地局制御部22は、通信部21を通じて、各基地局1Bから各セルの負荷率を受信する。基地局制御部22は、負荷過多状態のセルを検出した場合には、該セルの隣接セルを管理する基地局1Bに対して、送信電力の増加を指示する送信電力変更要求を送信する。
負荷過多状態のセルについて、基地局制御部22は、該セルが負荷過多状態から回復したことを検出すると、送信電力変更要求を送信した基地局1Bに対して、送信電力を通常値に戻すように指示する送信電力送信要求を送信する。基地局制御部22は、「管理装置」の「制御部」の一例である。
基地局構成情報テーブル23、隣接セル情報テーブル24、負荷情報テーブル25は、CPU 201による負荷分散プログラムの実行によって作成される。基地局構成情報テーブル23、隣接セル情報テーブル24、負荷情報テーブル25は、補助記憶装置203に格納され、基地局制御部22によって管理される。基地局構成情報テーブル23に含まれる情報は、第1実施形態の基地局構成情報テーブル14と同様であるため、説明は省略される。
図18は、負荷情報テーブル25の一例である。第2実施形態に係る負荷情報テーブル25は、基地局1Bではなく基地局管理装置2に保持されるため、無線通信システム100B内の全基地局1Bの全セルに関する情報が含まれている。負荷情報テーブル25のエントリの項目は、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
図19は、隣接セル情報テーブル24の一例である。隣接セル情報テーブル24は、無線通信システム100B内の各基地局1Bの隣接セルに関する情報を保持するテーブルである。隣接セル情報テーブル24は、各基地局1Bからの隣接セル情報の報告に基づいて作成される。基地局1Bからの隣接セル情報は、端末からのMeasurement Reportに含まれる自局のセル以外のセルのECGIを含む。
隣接セル情報テーブル24のエントリには、基地局の識別情報と、該基地局の隣接セルのECGIとが含まれる。隣接セルが複数ある場合には、複数のECGIが隣接セル情報テーブル24のエントリに含まれる。隣接セル情報テーブル24は、負荷過多状態のセルの隣接セルを特定する際に用いられる。
<処理の流れ>
図20は、基地局1Bの送信電力制御部12Bのセルの負荷測定処理のフローチャートの一例である。図20に示される処理は、例えば、端末の新規接続の発生、端末の接続の切断の発生等のイベントをトリガにして開始される。また、図20に示される処理は、所定の周期で開始されてもよい。
図20は、基地局1Bの送信電力制御部12Bのセルの負荷測定処理のフローチャートの一例である。図20に示される処理は、例えば、端末の新規接続の発生、端末の接続の切断の発生等のイベントをトリガにして開始される。また、図20に示される処理は、所定の周期で開始されてもよい。
OP71では、送信電力制御部12Bは、自局の各セルの負荷を測定する。第2実施形態では、セルの負荷は接続中の端末数である。OP72では、送信電力制御部12Bは、負荷率を算出し、各セルのECGIと算出した負荷率とを基地局管理装置2に報告する。その後、図20に示される処理が終了する。
図20に示される処理は、各セルについて繰り返し実行されるのであってもよいし、全セルについて一括して行われるのであってもよい。また、端末の新規接続の発生、端末の接続の切断の発生等のイベントをトリガにして図20の処理が開始される場合には、該当のセルに限定して図20の処理が行われるようにしてもよい。
図21は、基地局1Bの送信電力制御部12BのUE情報テーブル16の作成処理のフローチャートの一例である。図21に示される処理は、送信電力制御部12Bが、無線通信部11を通じて、端末からMeasurement Reportを受信すると開始される。
OP81では、送信電力制御部12Bは、Measurement Reportで通知にされた自局の管理するセル以外のECGIを、UE情報テーブル16の該当端末のエントリの隣接セル情報の項目に格納する。OP82では、送信電力制御部12Bは、UE情報テーブル16の該当端末のエントリの隣接セル情報を基地局管理装置2に通知する。その後、図21に示される処理が終了する。
なお、第2実施形態では、基地局1Bの送信電力制御部12Bは、図21、図22の処理に加え、第1実施形態の図10、図12A、図12Bの処理も行う。
図22は、基地局管理装置2の基地局制御部22の隣接セル情報テーブル24の作成処理のフローチャートの一例である。図22に示される処理は、基地局管理装置2が基地局1Bから隣接セル情報を受信すると開始される。図22以降のフローチャートの処理の主体は、補助記憶装置203内の負荷分散プログラムを実行する基地局管理装置2のCPU
201であるが、便宜上、機能構成の基地局制御部22を主体として説明する。
201であるが、便宜上、機能構成の基地局制御部22を主体として説明する。
OP91では、基地局制御部22は、通信部21を通じて、基地局1Bから隣接セル情報を受信する。OP92では、基地局制御部22は、隣接セル情報テーブル24に受信した隣接セル情報を格納する。その後、図22に示される処理が終了する。
図23A及び図23Bは、基地局管理装置2の基地局制御部22の送信電力変更要求処理の一例を示す図である。図23A及び図23Bに示される処理は、基地局管理装置2が基地局1Bから負荷情報を受信すると開始される。
OP101では、基地局制御部22は、通信部21を通じて、基地局1Bから負荷情報を受信する。負荷情報には、第1実施形態では、送信元である基地局1Bが管理するセルのECGIと、各セルの負荷率とが含まれる。基地局制御部22は、負荷情報テーブル25の該当ECGIのエントリの負荷率を更新する。
OP102では、基地局制御部22は、負荷情報テーブル25の負荷情報の対象セルのエントリの干渉送信要求フラグが“要求中”を示す値であるか否かを判定する。負荷情報テーブル25の対象セルのエントリの干渉送信要求フラグが“要求中”を示す値である場合には(OP102:YES)、処理がOP103に進む。負荷情報テーブル25の対象セルのエントリの干渉送信要求フラグが“要求中”を示す値でない、すなわち、“要求未”を示す値である場合には(OP102:NO)、処理が図23BのOP111に進む。
OP103からOP106の処理は、対象セルに対して、送信電力の増加を指示する送信電力変更要求が送信されている場合の処理である。OP103からOP106の処理は、対象セルの負荷率が負荷率閾値1未満になる(OP103:YES)と、基地局制御部22が送信電力を通常値に戻すことを指示する送信電力変更要求を対象セルを管理する基
地局1Bに送信する(OP106)処理である。OP103からOP106の処理は、図11AのOP33からOP36の処理と同様であるため、詳細な説明は省略される。
地局1Bに送信する(OP106)処理である。OP103からOP106の処理は、図11AのOP33からOP36の処理と同様であるため、詳細な説明は省略される。
図23BのOP111からOP118の処理は、負荷情報テーブル25の対象セルのエントリの干渉送信要求フラグが“要求未”を示す値である場合、すなわち、対象セルが負荷過多状態と判定されていない場合の処理である。
OP111からOP113では、基地局制御部22は、対象セルの負荷率が、負荷過多状態であることを判定し(OP111)、対象セルの送信周波数fの近傍の送信周波数を有するECGIを基地局構成情報テーブル23から検索する(OP113)。OP111からOP113の処理は、図11BのOP41からOP43の処理と同様であるため、詳細な説明は省略される。
基地局構成情報テーブル23に対象セルの送信周波数fの近傍の送信周波数を有するECGIがある場合には(OP114:YES)、処理がOP115に進む。基地局構成情報テーブル23に対象セルの送信周波数fの近傍の送信周波数を有するECGIがない場合には(OP114:NO)、図23Bに示される処理が終了する。
OP115では、基地局制御部22は、隣接セル情報テーブル24の対象セルを管理する基地局1Bのエントリに、基地局構成情報テーブル23から検出された対象セルの送信周波数fの近傍の送信周波数を有するECGIを検索する。隣接セル情報テーブル24の対象セルを管理する基地局1Bのエントリに、OP115において基地局構成情報テーブル23から検出されたECGIが存在する場合には(OP116:YES)、処理がOP117に進む。隣接セル情報テーブル24の対象セルを管理する基地局1Bのエントリに、OP115において基地局構成情報テーブル23から検出されたECGIが存在しない場合には(OP116:NO)、図23Bに示される処理が終了する。
OP117では、基地局制御部22は、負荷情報テーブル25の対象セルのエントリの干渉送信要求フラグを“要求未”から“要求中”に変更する。
OP118では、基地局制御部22は、OP115において隣接セル情報テーブル24から検出された対象セルの送信周波数fの近傍の周波数を送信周波数とするECGIを管理する基地局1Bに送信電力の増加を指示する送信電力変更要求を送信する。また、基地局制御部22は、負荷情報テーブル25の対象セルのエントリの干渉送信依頼先ECGIの項目に、送信電力変更要求の送信先であるECGIを格納する。その後、図23Bに示される処理が終了する。
OP101の処理は、「複数の基地局のそれぞれが管理するセルの負荷の測定結果を取得する」ことの一例である。OP111の処理は、「複数の基地局のそれぞれが管理するセルのうちの負荷が第1の閾値以上であるセルを検出」することの一例である。OP112〜OP116の処理は、「検出したセルの送信周波数について干渉が発生し得る送信周波数を有する隣接セルを特定する」ことの一例である。OP118の処理は、「特定された隣接セルを有する基地局に対して、前記隣接セルにおける送信電力の増加の指示を送信する」ことの一例である。OP103、OP104、OP106の処理は、「検出されたセルの負荷が前記第1の閾値以下の値である第2の閾値未満となる場合に、前記第2の基地局に対して、前記隣接セルの送信電力を元の値に戻すことを指示する」ことの一例である。
図24A及び図24Bは、無線通信システム100Bにおける負荷分散処理のシーケンスの一例を示す図である。図24A及び図24Bでは、無線通信システム100B内には
、基地局#Aと基地局#B、基地局管理装置2が存在することが想定されている。図24A及び図24Bにおいて、基地局#Aと基地局#Bとは、送信周波数が同じで互いに隣接するセルを有しているものとする。
、基地局#Aと基地局#B、基地局管理装置2が存在することが想定されている。図24A及び図24Bにおいて、基地局#Aと基地局#Bとは、送信周波数が同じで互いに隣接するセルを有しているものとする。
図24Aでは、基地局管理装置2が、基地局#Aのセルの負荷過多状態を検出し、負荷過多状態となるセルと同じ送信周波数のセルを有する基地局#Bに送信電力の増加を指示する場合の処理のシーケンスが示される。
S31では、端末#1は新たに基地局#Bに接続し、Measurement Reportを基地局#Bに送信する。端末#1は基地局#Bのセル端及び基地局#Aのセル端付近に存在するため、端末#1からのMeasurement Reportには、基地局#Bのセルと基地局#Aのセルとの情報が含まれている。
S32では、基地局#Bは、端末#1からのMeasurement Reportを受信し(図21、OP81)、Measuremet Reportに含まれる基地局#Aのセルの情報を含む隣接セル情報を基地局管理装置2に送信する(図21、OP82)。S33では、基地局#Bは、UE情報テーブル16に、受信したMeasurement Reportに含まれる基地局#AのセルのECGIを格納する(図9、OP11)。
S34では、基地局管理装置2は、基地局#Bから隣接セル情報を受信し(図22、OP91)、隣接セル情報テーブル24の基地局#Bのエントリの隣接セル情報に、基地局#AのセルのECGIを格納する(図22、OP92)。
S35及びS36では、基地局#A及び基地局#Bがそれぞれセルの負荷測定を行い(図20、OP71)、各セルの負荷率を算出し、負荷情報として各セルの負荷率を基地局管理装置2に送信する(図20、OP72)。なお、セルの負荷測定は、基地局1Bごとに自律的に行われるため、基地局#Aと基地局#Bとの負荷情報が同じタイミングで基地局管理装置2に届くことはまれであるが、ここでは、便宜上、同じタイミングで届いたことを想定する。
S37では、基地局管理装置2は、基地局#A及び基地局#Bから負荷情報を受信し、負荷情報テーブル25を更新する(図23A、OP101)。S38では、基地局管理装置2は、各セルの負荷状態を判定する。図24Aに示される例では、基地局#Aのセルは、負荷率が負荷率閾値2以上であるとする(図23B、OP111:YES)。図24Aに示される例では、基地局#Bのセルは負荷過多状態ではなく(図23A、OP102:NO)、基地局#Bのセルの負荷率は、負荷率閾値2未満であるとする(図23B、OP111:NO)。
S39では、基地局管理装置2は、負荷過多状態であると判定した基地局#Aのセルと同じ送信周波数を有する隣接セルとして基地局#Bのセルを検出する(図23B、OP112〜OP116)。S40では、基地局管理装置2は、基地局#Bに対して、負荷過多状態である基地局#Aのセルと同じ送信周波数を有するセルの送信電力の増加を指示する送信電力変更要求を送信する(図23B、OP118)。
S41では、基地局#Bは、送信電力の増加を指示する送信電力変更要求を受信し(図12A、OP52:YES)、セル端に位置する端末#1を選択して(図12A、OP54:YES)、端末#1への送信電力を増加する処理を行う(図12A、OP57)。基地局#Bは、端末#1に対する送信処理を変更した送信電力で行う。
図24Bでは、基地局管理装置2が、基地局#Aのセルの負荷過多状態の収束を検出し、送信電力の増加が指示された基地局#Bに送信電力を通常値に戻すことを指示する場合の処理のシーケンスが示される。
S42では、例えば、セルの負荷測定の周期によって、基地局#Aは、自局が管理する各セルの負荷を測定する(図20、OP71)。S43では、基地局#Aは、セルの負荷率を算出し、負荷情報としてセルの負荷率を基地局管理装置2に送信する(図20、OP72)。
S44では、基地局管理装置2は、基地局#Aから負荷情報を受信し、負荷情報テーブル25を更新する(図23A、OP101)。S45では、基地局管理装置2は、基地局#Aの負荷状態を判定する。図24Bに示される例では、基地局#Aのセルは、複数の端末の接続が切断され、基地局#Aのセルの負荷率が負荷率閾値1未満となったとする(図23A、OP103:YES)。
S46では、基地局管理装置2は、送信電力の増加の指示を含む送信電力変更要求の送信先として基地局#Bを特定する(図23A、OP104)。S47では、基地局管理装置2は、送信電力を通常値に戻す指示を含む送信電力変更要求を基地局#Bに送信する(図23A、OP106)。
S48では、基地局#Bは、送信電力を通常値に戻す指示を含む送信電力変更要求を受信し(図12A、OP52:NO)、送信電力を増加させて送信処理を行っている対象である端末#1を特定し(図12B、OP62:YES)、端末#1への送信電力を通常値に戻す処理を行う(図12B、OP64)。以降、基地局#Bは、端末#1に対する送信処理を通常値の送信電力で行う。
第2実施形態では、第1実施形態において基地局が行っていた処理を、基地局以外の装置に行わせることができる。第1実施形態において基地局が行っていた処理とは、各基地局のセルの負荷状態を監視し、負荷過多状態のセルを検出し、送信電力を増加させるセルを特定し、送信電力変更要求の送信を行う処理である。基地局が行っていた処理を他の装置に行わせることによって、負荷分散処理にかかる基地局の負荷を軽減することができる。なお、第2実施形態の無線通信システム100Bの構成においても、第1実施形態の無線通信システム100と同様の作用効果を得ることができる。
第1実施形態及び第2実施形態において、セルの負荷はセルに接続する端末数として説明されたが、セルの負荷は、これに限定されない。例えば、セルの負荷は、セルに接続する端末数に加え、基地局のCPU使用率、メモリ使用率等を考慮されてもよい。また、セルの識別情報として、ECGIが用いられるが、ECGIの代わりにPCIが用いられてもよい。
<記録媒体>
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる非一時的な記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディス
ク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、ブルーレイディスク、DAT、8mmテープ、フラッシュメモリなどのメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスク、ROM(リードオンリーメモリ)等がある。さらに、SSD(Solid State Drive)は、コンピュータ等から取り外し可能な記録媒体としても、コ
ンピュータ等に固定された記録媒体としても利用可能である。
ク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、ブルーレイディスク、DAT、8mmテープ、フラッシュメモリなどのメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスク、ROM(リードオンリーメモリ)等がある。さらに、SSD(Solid State Drive)は、コンピュータ等から取り外し可能な記録媒体としても、コ
ンピュータ等に固定された記録媒体としても利用可能である。
1、1B 基地局
2 基地局管理装置
11 無線通信部
12、12B 送信電力制御部
13、13B 有線通信部
14、23 基地局構成情報テーブル
15、25 負荷情報テーブル
16 UE情報テーブル
101 制御部
102、201 CPU
103 RAM
104 不揮発性メモリ
202 主記憶装置
203 補助記憶装置
204 ネットワークインタフェース
21 通信部
22 基地局制御部
24 隣接セル情報テーブル
2 基地局管理装置
11 無線通信部
12、12B 送信電力制御部
13、13B 有線通信部
14、23 基地局構成情報テーブル
15、25 負荷情報テーブル
16 UE情報テーブル
101 制御部
102、201 CPU
103 RAM
104 不揮発性メモリ
202 主記憶装置
203 補助記憶装置
204 ネットワークインタフェース
21 通信部
22 基地局制御部
24 隣接セル情報テーブル
Claims (7)
- 管理するセルの負荷の測定結果を取得し、前記負荷が第1の閾値以上である場合に、前記セルの送信周波数について干渉が発生し得る送信周波数を有する隣接セルを特定する制御部と、
前記特定された隣接セルを有する他の基地局に対して、前記隣接セルにおける送信電力の増加の指示を送信する送信部と、
を備える基地局装置。 - 前記制御部は、前記セルの負荷の測定結果を取得し、前記負荷が、前記第1の閾値以下の値である第2の閾値未満であるか否かを判定し、
前記送信部は、前記負荷が前記第2の閾値未満である場合に、前記他の基地局に対して、前記隣接セルの送信電力を元の値に戻す指示を送信する、
請求項1に記載の基地局装置。 - 前記制御部は、
送信電力の増加の指示を受信した場合に、前記指示の対象セルに接続する端末のうち、前記対象セルの端に位置する端末を特定し、前記特定した端末への送信に割り当てられる周波数の送信電力を増加させる処理を行う、
請求項1又は2に記載の基地局装置。 - 前記制御部は、前記対象セルに接続する端末から報告されるCQI(Channel Quality Indicator)が所定の値以下の端末を、前記対象セルの端に位置する端末として特定する
、
請求項3に記載の基地局装置。 - 複数の基地局装置と、
前記複数の基地局装置を管理する管理装置と、
を含む無線通信システムであって、
前記管理装置は、
前記複数の基地局のそれぞれが管理するセルの負荷の測定結果を取得する取得部と、
前記複数の基地局のそれぞれが管理するセルのうちの負荷が第1の閾値以上であるセルを検出し、前記検出したセルの送信周波数について干渉が発生し得る送信周波数を有する隣接セルを特定する制御部と、
前記特定された隣接セルを有する基地局に対して、前記隣接セルにおける送信電力の増加の指示を送信する送信部と、
を備える、
無線通信システム。 - 前記制御部は、
前記検出されたセルの負荷が前記第1の閾値以下の値である第2の閾値未満となる場合に、前記隣接セルを有する基地局に対して、前記隣接セルの送信電力を元の値に戻すことを指示する、
請求項5に記載の無線通信システム。 - 前記複数の基地局のそれぞれは、
前記管理装置から、管理するセルに対する送信電力の増加の指示を受信した場合に、前記指示の対象セルに接続する端末のうち、前記対象セルの端に位置する端末を特定し、前記特定した端末への送信に割り当てられる周波数の送信電力を増加させる処理を行う制御部を備える、
請求項5又は6に記載の無線通信システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015209978A JP2017085284A (ja) | 2015-10-26 | 2015-10-26 | 基地局装置及び無線通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015209978A JP2017085284A (ja) | 2015-10-26 | 2015-10-26 | 基地局装置及び無線通信システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017085284A true JP2017085284A (ja) | 2017-05-18 |
Family
ID=58712131
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015209978A Pending JP2017085284A (ja) | 2015-10-26 | 2015-10-26 | 基地局装置及び無線通信システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2017085284A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102203818B1 (ko) * | 2019-09-17 | 2021-01-15 | 에스케이텔레콤 주식회사 | 간섭제어장치 및 간섭 제어방법 |
-
2015
- 2015-10-26 JP JP2015209978A patent/JP2017085284A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102203818B1 (ko) * | 2019-09-17 | 2021-01-15 | 에스케이텔레콤 주식회사 | 간섭제어장치 및 간섭 제어방법 |
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