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JP2017082860A - ギヤおよびステアリング装置 - Google Patents

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JP2017082860A
JP2017082860A JP2015210153A JP2015210153A JP2017082860A JP 2017082860 A JP2017082860 A JP 2017082860A JP 2015210153 A JP2015210153 A JP 2015210153A JP 2015210153 A JP2015210153 A JP 2015210153A JP 2017082860 A JP2017082860 A JP 2017082860A
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JP2015210153A
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湧川 裕司
Yuji Wakukawa
裕司 湧川
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JTEKT Corp
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JTEKT Corp
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Abstract

【課題】樹脂部品における寸法不良の発生を抑制できるギヤ、および、このギヤを含むステアリング装置を提供する。【解決手段】ギヤ22は、円盤状に形成された樹脂製のスリーブ37と、ギヤ歯が形成された歯部36とを含む。スリーブ37は、軸方向Xにおける正面側X1の正面部37Aと、軸方向Xにおける背面側X2の背面部37Bとを有する。背面部37Bには、スリーブ37の周方向Yに並ぶ複数の凹部58が形成されている。歯部36は、スリーブ37の外周部を覆う第1部と、正面部37Aを覆う第2部42とを一体的に有する。正面側X1に突出して第2部42に係合する正面リブ55が、正面部37Aにおいて周方向Yに並んで複数設けられている。背面部37Bにおいて周方向Yで正面リブ55とずれた位置には、隣り合う凹部58の間で延びる背面リブ59が設けられている。【選択図】図8

Description

この発明は、ギヤおよびこのギヤを含むステアリング装置に関する。
下記特許文献1に開示されたギヤホイールは、ギヤ歯が外周面に形成された樹脂製の外周部品と、ハブ状に形成された金属製のインサートと、外周部分とインサートとを連結する樹脂製の連結部品という3つの別々の部品によって構成されている。連結部品は、円盤形状であり、外周部品は、連結部品の外周部だけを覆っている。
欧州特許出願公開第1777439A1号明細書
特許文献1のギヤホイールのように外周部品および連結部品といった樹脂部品を用いる場合には、成形後の樹脂部品に寸法不良が発生する虞がある。
この発明は、かかる背景のもとでなされたものであり、樹脂部品における寸法不良の発生を抑制できるギヤ、および、このギヤを含むステアリング装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、円盤状に形成された樹脂製のスリーブ(37)であって、軸方向(X)における一方側(X1)の正面部(37A)と、前記軸方向における前記一方側とは反対側(X2)の背面部(37B)と、前記背面部に形成され、前記スリーブの周方向(Y)に並ぶ複数の凹部(58)と、前記正面部において前記周方向に並んで複数設けられ、前記一方側に突出する正面係合部(55、92)と、前記背面部において前記周方向で前記正面係合部とずれた位置に設けられ、隣り合う前記凹部の間で延びる背面リブ(59)とを有するスリーブと、前記スリーブの外周部(46)を覆う第1部(41)と、前記正面部を覆い、前記正面係合部に係合された第2部(42)とを一体的に有し、ギヤ歯(31)が形成された歯部(36)と、を含むことを特徴とする、ギヤ(22)である。
請求項2記載の発明は、操舵部材(2)の操舵に基づいて駆動される電動モータ(19)と、請求項1に記載のギヤを含み、前記電動モータの出力回転を前記ギヤによって減速して操舵機構(6)に伝達する減速機(20)とを含むことを特徴とする、ステアリング装置(1)である。
なお、上記において、括弧内の数字等は、後述する実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
請求項1および2記載の発明によれば、ギヤは、円盤状の樹脂製のスリーブと、ギヤ歯が形成された歯部とを含む。スリーブは、軸方向における一方側の正面部と、軸方向における一方側とは反対側の背面部とを有する。スリーブの周方向に並ぶ複数の凹部が背面部に形成されているので、スリーブの軽量化を図れる。歯部は、スリーブの外周部を覆う第1部と、スリーブの正面部を覆う第2部とを一体的に有する。
複数の正面係合部が、正面部において周方向に並んで設けられている。正面係合部は、一方側に突出し、第2部に係合している。これにより、スリーブと歯部とが強固に結合される。背面部には、隣り合う凹部の間で延びる背面リブが設けられている。背面リブによって凹部の周辺におけるスリーブの剛性や強度を確保できる。
背面リブは、周方向で正面係合部とずれた位置に設けられている。そのため、背面リブが周方向で正面係合部と同じ位置に設けられる場合と比べて、軸方向におけるスリーブの肉厚が周方向の位置に応じて大きくばらつくことを抑制できる。これにより、溶融した樹脂によってスリーブを成形する場合に、スリーブ全体での樹脂の冷却速度を均一化できるので、樹脂の冷却後におけるスリーブでの寸法不良の発生を抑制できる。
図1は、本発明の一実施形態に係るステアリング装置の概略図である。 図2は、ステアリング装置の減速機に用いられるギヤの正面図である。 図3は、ギヤの背面図である。 図4は、図3のA−A矢視断面図である。 図5は、ギヤに含まれるスリーブの側面図である。 図6は、スリーブの正面図である。 図7は、スリーブの背面図である。 図8は、図2のB−B矢視断面図である。 図9は、図4のC−C矢視断面図である。 図10は、第1変形例のギヤの断面図である。 図11は、ギヤの製造方法を示す模式的な断面図である。 図12は、図11の次の工程を示す模式的な断面図である。 図13は、図12の次の工程を示す模式的な断面図である。 図14は、ギヤの製造方法の変形例を示す模式的な断面図である。 図15は、第2変形例のギヤのスリーブの正面図である。 図16は、第3変形例のギヤの断面図である。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るステアリング装置1の概略図である。図1を参照して、ステアリング装置1は、電動式パワーステアリング装置であって、操舵機構6および転舵機構4を含み、運転者のステアリングホイール2(操舵部材)の操舵(ステアリング操作)に基づき、転舵輪3を転舵させる。操舵機構6は、運転者のステアリング操作を補助するアシスト機構5を備えている。
操舵機構6は、入力シャフト8、出力シャフト9、インターミディエイトシャフト7およびピニオンシャフト15を有している。入力シャフト8は、ステアリングホイール2に連結されている。出力シャフト9は、トーションバー10を介して入力シャフト8に連結されている。インターミディエイトシャフト7は、自在継手を介して、ピニオン15aを有するピニオンシャフト15に連結されている。
転舵機構4は、ラックシャフト16およびタイロッド17を有している。ラックシャフト16は、ピニオン15aに噛み合ったラック16aを有している。タイロッド17は、一端がラックシャフト16に連結されて、他端が転舵輪3に連結されている。
運転者のステアリングホイール2の操作に応じて、ステアリングホイール2が回転すると、入力シャフト8、出力シャフト9およびインターミディエイトシャフト7を介して、ピニオンシャフト15が回転する。ピニオンシャフト15の回転は、転舵機構4により、ラックシャフト16の軸方向の往復運動に変換される。ラックシャフト16の軸方向の往復運動により、転舵輪3の転舵角が変化する。
アシスト機構5は、トルクセンサ11と、ECU(Electronic Control Unit) 12、電動モータ19および減速機20を含む。
減速機20は、ウォーム21と、ウォーム21と噛み合うウォームホイールとして構成されたギヤ22と、ウォーム21およびギヤ22を収容するハウジング23とを含む。ウォーム21は、電動モータ19の回転軸(図示せず)に連結されている。ギヤ22は、出力シャフト9に一体回転可能に連結されている。
運転者の操舵に伴ってステアリングホイール2が回転すると、トルクセンサ11は、入力シャフト8と出力シャフト9との間の捩れ量を検出する。ECU12は、トルクセンサ11により検出された捩れ量から得られる操舵トルクTや、車速センサ13によって検出された車速V等に基づいてアシストトルクを決定する。電動モータ19は、ECU12により駆動制御される。このようにステアリングホイール2の操舵に基づいて駆動された電動モータ19は、ウォーム21に出力回転を伝達してウォーム21を回転させる。すると、ウォーム21と噛み合ったギヤ22がウォーム21よりも低速で回転し、ギヤ22および出力シャフト9が一体回転する。このように、減速機20は、電動モータ19の出力回転をギヤ22によって減速し、アシストトルクとして操舵機構6の出力シャフト9に伝達する。これにより、運転者によるステアリングホイール2のステアリング操作が補助される。
次に、ギヤ22について詳しく説明する。図2は、ギヤ22の正面図である。図3は、ギヤ22の背面図である。図4は、図3のA−A矢視断面図である。
図2を参照して、ギヤ22は、円盤状に形成されている。図2の紙面に垂直な方向が、ギヤ22の軸方向Xである。軸方向Xは、ギヤ22の厚さ方向でもある。ギヤ22の中心軸Jは、ギヤ22の円中心を通って軸方向Xに延びている。軸方向Xにおいて、図2における手前側をギヤ22の正面側X1と呼び、図2における奥側をギヤ22の背面側X2と呼ぶことにする。正面側X1は、軸方向Xにおける一方側であり、背面側X2は、軸方向Xにおける一方側とは反対側である。
ギヤ22の円中心には、軸方向Xに沿ってギヤ22を貫通する円形状の貫通穴30が形成されている。出力シャフト9が貫通穴30に圧入されることによって、ギヤ22は、出力シャフト9に一体回転可能に連結される。ギヤ22の外周部の全域には、ウォーム21と噛み合う多数のギヤ歯31が、ギヤ22の周方向Yに等間隔で並んで形成されている。隣り合うギヤ歯31の隙間は、ギヤ22の外周部を軸方向Xに切り欠く溝状に形成されている。ギヤ歯31がウォーム21と噛み合った状態でウォーム21が回転すると、ギヤ22が周方向Yに回転する。
ギヤ22は、カラー35と、歯部36と、スリーブ37とを含む。以下では、軸方向X、正面側X1、背面側X2、周方向Yおよびギヤ22の径方向Zを用いて、カラー35、歯部36およびスリーブ37のそれぞれについて説明する。径方向Zにおいて、中心軸Jから離れてギヤ22の外周部に向かう方向を径方向外側Z1と呼び、中心軸Jに向かう方向を径方向内側Z2と呼ぶことにする。
カラー35は、中心軸Jと一致した中心軸を有する金属製の円環状に形成されている。ギヤ22の貫通穴30は、カラー35の内周面35Aによって区画されている。カラー35の外周面35Bにおいて軸方向Xにおける略中央には、径方向外側Z1へ突出しつつ周方向Yに延びるフランジ38が一体的に設けられている(図4参照)。フランジ38は、外周面35Bにおいて、周方向Yにおける全域に亘って設けられているが、周方向Yにおける一部の領域だけに設けられてもよい。外周面35Bにおいてフランジ38よりも背面側X2の領域には、径方向外側Z1へ突出する複数の凸部39が一体的に設けられている(図3参照)。これらの凸部39は、軸方向Xから見て径方向外側Z1へ向けて細くなる略三角形状であり、周方向Yに等間隔で並んでいる。凸部39は、軸方向Xに延びるリブ状である。凸部39は、フランジ38に連結してもよい。
歯部36は、樹脂製である。歯部36は、第1部41および第2部42を一体的に有する。
第1部41は、円環状に形成されており、その軸方向は、軸方向Xと一致し、その周方向は、周方向Yと一致し、その径方向は、径方向Zと一致している。図4を参照して、第1部41は、軸方向Xに厚みを有する。第1部41の外周面41Aは、周方向Yに沿って湾曲している。第1部41において、正面側X1に位置する正面41Bと、背面側X2に位置する背面41Cとは、径方向Zに沿って平坦である。外周面41Aと背面41Cとの境界には、周方向Yの全域に亘って面取り41Dが形成されている。外周面41Aと、正面41Bおよび背面41Cのそれぞれにおいて外周面41Aにつながった部分とは、第1部41の外周部を構成している。前述したギヤ歯31は、第1部41の外周部に形成されている。第1部41の内周面41Eにおいて背面側X2に偏った領域には、径方向外側Z1へ窪みつつ周方向Yに延びる溝41Fが形成されている。溝41Fは、内周面41Eにおいて、周方向Yにおける全域に亘って設けられているが、周方向Yにおける一部の領域だけに設けられてもよい。
第2部42は、第1部41における正面側X1の端部から径方向内側Z2に張り出している。第2部42は、周方向Yに延びる円環状に形成されている(図2参照)。第2部42は、完全な円環状でなくてもよく、周方向Yにおける途中で途切れていてもよい。第2部42における正面側X1の表面部分を正面部42Aと呼ぶことにする。正面部42Aは、径方向Zに沿って平坦で周方向Yに延びる円環状の第1正面部42Bと、第1正面部42Bから連続して拡径しながら背面側X2に延びて第1部41の正面41Bに接続されるテーパー状の第2正面部42Cとを有する。つまり、正面部42Aの一部である第2正面部42Cは、径方向外側Z1へ向かうのに従って背面側X2へ向かうテーパー状に形成されている。
スリーブ37は、円盤状に形成されており、その軸方向は、軸方向Xと一致し、その周方向は、周方向Yと一致し、その径方向は、径方向Zと一致している。スリーブ37の全体は、樹脂製である。歯部36だけでなく、スリーブ37も樹脂製であるので、ギヤ22全体での軽量化を図れる。スリーブ37を構成する樹脂として、PA66等のナイロンにガラス繊維(GF)等が混合された樹脂が挙げられる。ガラス繊維は、スリーブ37の寸法変化の抑制に寄与している。この樹脂に占めるガラス繊維の割合は、たとえば50%程度である。
スリーブ37は、径方向Zにおける最も内側に位置する内周部45と、径方向Zにおける最も外側に位置する外周部46と、径方向Zに延びて内周部45と外周部46とを連結する連結部47とを一体的に含む。
内周部45は、中心軸Jと一致した中心軸を有する円環状に形成されている。軸方向Xにおいて、内周部45は、カラー35と同じ寸法を有する。径方向Zにおける内周部45の厚さは、軸方向Xにおける全域においてほぼ同じである。内周部45の内周面45Aの直径は、カラー35の外周面35Bの外周面の直径と同じである。内周面45Aにおいて軸方向Xにおける略中央には、径方向外側Z1へ窪みつつ周方向Yに延びる溝45Bが形成されている。溝45Bは、内周面45Aにおいて、周方向Yにおける全域に亘って設けられているが、周方向Yにおける一部の領域だけに設けられてもよい。内周面45Aにおいて溝45Bよりも背面側X2の領域には、径方向外側Z1へ窪む複数の凹部45Cが形成されている(図3参照)。これらの凹部45Cは、軸方向Xから見て径方向外側Z1へ向けて細くなる略三角形状であり、周方向Yに等間隔で並んでいる。凹部45Cは、軸方向Xに延びる溝状であって、溝45Bにつながってもよい。
外周部46は、円環状に形成され、内周部45と同軸状に配置されている。径方向Zにおける外周部46の厚さは、軸方向Xにおける全域においてほぼ同じである。軸方向Xにおいて、外周部46の正面側X1の端部46Aは、内周部45の略中央部とほぼ同じ位置にあり、外周部46の背面側X2の端部46Bは、内周部45の背面側X2の端部よりも背面側X2にはみ出ている。外周部46の外周面46Cの直径は、歯部36の第1部41の内周面41Eの直径とほぼ同じである。外周面46Cにおいて背面側X2に偏った領域には、径方向外側Z1へ突出しつつ周方向Yに延びる外周フランジ48が一体的に設けられている。
スリーブ37の側面図である図5や、スリーブ37の正面図である図6を参照して、外周フランジ48は、外周面46Cにおいて、周方向Yにおける全域に亘って設けられているが、周方向Yにおける一部の領域だけに設けられてもよい。外周フランジ48と外周面46Cとの境界部分49は、円弧状に丸められている。
図5を参照して、外周面46Cにおいて外周フランジ48よりも正面側X1の領域における周方向Yの全域には、複数の外周リブ50が、周方向Yに等間隔で並んで設けられている。それぞれの外周リブ50は、径方向外側Z1へ突出しつつ軸方向Xに延びるリブ状に形成されている。それぞれの外周リブ50の背面側X2の端部は、外周フランジ48と連結している。外周面46Cを基準とした場合において、外周リブ50の径方向Zの高さT1は、外周フランジ48の径方向Zの高さT2と同じか、高さT2よりも僅かに低い(図6参照)。周方向Yに隣り合う外周リブ50の間には、径方向内側Z2へ窪みつつ軸方向Xに延びる外周溝51が1つずつ形成されている。外周溝51の溝底は、外周面46Cによって構成されている。外周リブ50および外周溝51は、外周部46に設けられた外周係合部52を構成している。
図4を参照して、連結部47は、軸方向Xに薄い円環状に形成され、内周部45および外周部46のそれぞれと同軸状に配置されている。連結部47は、内周部45において軸方向Xにおける略中央部と、外周部46の正面側X1の端部46Aとの間に架設されている。連結部47と内周部45の外周面45Dとの境界部分53は、円弧状に丸められている。内周部45において連結部47よりも正面側X1の環状部分を、正面フランジ45Eと呼び、内周部45において連結部47よりも背面側X2の環状部分を、背面フランジ45Fと呼ぶことにする。正面フランジ45Eは、スリーブ37における正面側X1の表面部分を構成する正面部37Aの一部であり、連結部47よりも正面側X1へ突出しつつ周方向Yに延びている(図5および図6参照)。背面フランジ45Fは、スリーブ37における背面側X2の表面部分を構成する背面部37Bの一部であり、連結部47よりも背面側X2へ突出しつつ周方向Yに延びている(後述する図7も参照)。
連結部47における正面側X1の表面部分は、スリーブ37の正面部37Aの一部である。この表面部分は、径方向Zに沿って平坦で周方向Yに延びる円環状の第1正面部47Aと、第1正面部47Aから連続して拡径しながら背面側X2に延びて外周部46の外周面46Cに接続されるテーパー状の第2正面部47Bとを有する。つまり、正面部37Aの一部である第2正面部47Bは、径方向外側Z1へ向かうのに従って背面側X2へ向かうテーパー状に形成されている。第2正面部47Bと外周面46Cとの境界部分54は、円弧状に丸められている。
図5および図6を参照して、スリーブ37の正面部37Aにおいて正面フランジ45Eよりも径方向外側Z1の領域、つまり、第1正面部47Aおよび第2正面部47Bには、複数の正面リブ55が、周方向Yに等間隔で並んで設けられている。それぞれの正面リブ55は、正面側X1へ突出しつつ径方向Zに延びるリブ状に形成されている。それぞれの正面リブ55の径方向内側Z2の端部は、正面フランジ45Eと連結しており、これらの正面リブ55は、正面側X1から見て、正面フランジ45Eから放射状に延びている(図6参照)。第1正面部47Aを基準とした場合において、正面フランジ45Eの軸方向Xの高さT3は、正面リブ55の軸方向Xの高さT4よりも高い。正面部37Aにおいて、周方向Yに隣り合う正面リブ55の間には、背面側X2へ窪みつつ径方向Zに延びる正面溝56が1つずつ形成されている。正面溝56の溝底は、第1正面部47Aおよび第2正面部47Bによって構成されている。正面リブ55および正面溝56は、正面部37Aに設けられた正面係合部57を構成している。
正面リブ55は、外周リブ50と同数設けられ、それぞれの正面リブ55は、いずれか1つの外周リブ50と、周方向Yで同じ位置にある。周方向Yで同じ位置にある正面リブ55および外周リブ50は、連結して一体化されていて、1本のリブを構成している。正面リブ55と外周リブ50との連結部分は、第2正面部47Bと外周部46の外周面46Cとの境界部分54に沿って湾曲している。
正面リブ55および外周リブ50の場合と同様に、正面溝56は、外周溝51と同数設けられ、それぞれの正面溝56は、いずれか1つの外周溝51と周方向Yで同じ位置にある。周方向Yで同じ位置にある外周溝51および正面溝56は、連結して一体化されて、1本の溝を構成している。
図7は、スリーブ37の背面図である。図7では、スリーブ37の背面部37Bが図示されている。背面部37Bには、正面側X1へ窪む複数の凹部58が、周方向Yに等間隔で並んで形成されている。これにより、スリーブ37の軽量化を図れる。
背面部37Bには、隣り合う凹部58の境界としてこれらの凹部58の間で径方向Zに延びる背面リブ59が一体的に設けられている。背面リブ59は、内周部45の背面フランジ45Fと外周部46との間に架設され、連結部47に対して背面側X2から接続されている。それぞれの凹部58は、隣り合う背面リブ59によって周方向Yから挟まれ、且つ、背面フランジ45Fと外周部46とによって径方向Zから挟まれた空間であって、連結部47によって正面側X1から塞がれているものの、背面側X2に開放されている(図4も参照)。背面リブ59によって凹部58の周辺におけるスリーブ37の剛性や強度を確保できる。
図2のB−B矢視断面図である図8を参照して、それぞれの背面リブ59は、周方向Yで正面リブ55とずれた位置に設けられている。図4のC−C矢視断面図である図9を参照して、それぞれの背面リブ59は、周方向Yで外周リブ50とずれた位置に設けられている。このように背面リブ59が正面リブ55および外周リブ50のそれぞれと周方向Yにずれて配置される場合には、周方向Yで同じ位置に配置される場合と比べて、周方向Yの位置によってスリーブ37の剛性や強度が大きくばらつくことを抑制できる。
次に、図4、図8および図9を参照して、カラー35および歯部36のそれぞれとスリーブ37との結合構造について説明する。
スリーブ37は、カラー35に対して同軸状で外嵌され、カラー35のフランジ38が、スリーブ37の内周部45の溝45Bに径方向内側Z2から嵌まり込んでいる(図4参照)。これにより、カラー35とスリーブ37とは、軸方向Xにおいて相対移動できないように結合している。また、カラー35の凸部39が、内周部45の凹部45Cに径方向内側Z2から1つずつ嵌まり込んでいる(図9参照)。これにより、カラー35とスリーブ37とは、周方向Yにおいて相対移動できないように結合している。
スリーブ37の外周部46の外周フランジ48が、歯部36の第1部41の内周面41Eの溝41Fに径方向内側Z2から嵌まり込むことによって、歯部36に係合している(図4参照)。これにより、歯部36とスリーブ37とは、軸方向Xにおいて相対移動できないように結合している。そのため、ギヤ22での動力伝達時に、この動力の軸方向Xの分力が歯部36に作用しても、軸方向Xにおける歯部36の抜け止めを図れる。
歯部36では、第1部41が、スリーブ37の外周部46を径方向外側Z1から覆い、第2部42が、スリーブ37の正面部37Aにおいて正面フランジ45Eよりも径方向外側Z1の領域の全てを正面側X1から覆っている(図4参照)。第1部41は、外周部46において隣り合う外周リブ50の間の外周溝51に、隙間なく入り込み(図9参照)、第2部42は、正面部37Aにおいて隣り合う正面リブ55の間の正面溝56に、隙間なく入り込んでいる(図8参照)。これにより、外周リブ50および外周溝51によって構成された外周係合部52は、第1部41に係合し、正面リブ55および正面溝56によって構成された正面係合部57は、第2部42に係合している。そのため、歯部36とスリーブ37とは、周方向Yにおいて相対移動できないように結合している。そのため、ギヤ22での動力伝達時に、この動力の周方向Yの分力が歯部36に作用しても、周方向Yにおける歯部36の抜け止めを図れる。
このように外周フランジ48、外周係合部52および正面係合部57の全てが歯部36に係合する場合、ギヤ22による動力の伝達に伴ってスリーブ37と歯部36との境界付近に作用する力が、外周フランジ48、外周係合部52および正面係合部57のそれぞれに分散される。これにより、ギヤ22による動力の伝達の際に外周フランジ48、外周係合部52および正面係合部57のそれぞれが受ける負担が小さくなる。そのため、外周フランジ48、外周係合部52および正面係合部57は、変形しにくくなるので、歯部36に強固に係合できる。また、スリーブ37において歯部36に係合する領域は、外周フランジ48、外周係合部52および正面係合部57によって構成されることにより、外周部46および正面部37Aに亘って比較的広く確保される。
また、外周リブ50および外周フランジ48は、連結していることによって互いに補強し合っている。このように剛性および強度が向上した外周リブ50および外周フランジ48は、頑丈で変形しにくいので、歯部36に強固に係合できる。この効果は、歯部36において第2部42を省略し、スリーブ37において正面係合部57を省略した第1変形例のギヤ22(図10参照)でも得られる。
以上の結果、スリーブ37と歯部36との間の結合力の向上も図れる。そして、スリーブ37と歯部36との間の結合力が向上することによって、ギヤ22の剛性、特に、動力が伝達されるギヤ歯31の周辺の剛性が向上する。これにより、樹脂製のスリーブ37を用いる場合でも、動力の伝達の際におけるギヤ22のギヤ歯31とウォーム21との噛み合いを安定させることができる。
また、外周係合部52の外周リブ50と正面係合部57の正面リブ55とは、連結していることによって互いに補強し合っている(図5参照)。このように剛性および強度が向上した外周リブ50および正面リブ55は、頑丈で変形しにくいので、歯部36に強固に係合できる。そのため、スリーブ37と歯部36との間の結合力の一層の向上を図れる。
スリーブ37の正面フランジ45Eは、周方向Yにおける全域に亘って歯部36の第2部42に径方向内側Z2から接触している(図2も参照)。そのため、正面側X1に歯部36を倒そうとする曲げモーメント等の力が歯部36に作用しても、第2部42が正面フランジ45Eによって支えられて踏ん張るので、歯部36がスリーブ37から外れることを抑制できる。これにより、正面側X1への曲げモーメントに対する歯部36およびスリーブ37の両方の剛性や強度が向上する。そのため、ギヤ22での動力伝達時における歯部36のギヤ歯31とウォーム21との噛み合いを安定させることができる。
また、スリーブ37では、正面部37Aに設けられて正面側X1に突出する正面リブ55が第2部42に係合している。これにより、スリーブ37の正面部37Aが第2部42に強固に結合するので、歯部36がスリーブ37から外れることを確実に抑制できる。
また、正面リブ55が、正面フランジ45Eに連結することによって補強されるので、正面リブ55の剛性や強度の向上を図ることができる。これにより、正面リブ55は、頑丈で変形しにくくなるので、歯部36の第2部42に強固に係合できる。そのため、スリーブ37の正面部37Aが第2部42に一層強固に結合するので、歯部36がスリーブ37から外れることをより確実に抑制できる。
そして、それぞれの正面リブ55にはアンダーカットが設けられているので、周方向Yに沿う切断面で切断したときのそれぞれの正面リブ55の断面形状は、図8に示すように、正面側X1へ向けて太くなっている。この場合、正面リブ55が第2部42に正面側X1から係合しているので、第2部42をスリーブ37の正面部37Aから正面側X1へ外すことが困難である。そのため、正面側X1に歯部36を倒そうとする曲げモーメント等の力が歯部36に作用しても、歯部36がスリーブ37から外れることを確実に抑制できる。同様の効果を得るために、径方向Zに沿う切断面で切断したときの外周リブ50の断面形状(図9参照)が、径方向外側Z1へ向けて太くなっていてもよい。
以上のように、ギヤ22では、樹脂製のスリーブ37に、外周フランジ48、外周リブ50、正面フランジ45Eおよび正面リブ55が設けられ、外周フランジ48と外周リブ50とが連結し、外周リブ50と正面リブ55とが連結し、正面フランジ45Eと正面リブ55とが連結している。これにより、スリーブ37の軽量化や、歯部36とスリーブ37との結合力の向上を図るとともに、スリーブ37全体の剛性や強度の向上も図ることができる。
なお、スリーブ37の背面部37Bでは、それぞれの背面リブ59が内周部45の背面フランジ45Fと連結することによって補強されるので(図3参照)、背面リブ59およびスリーブ37全体の剛性や強度の向上を図ることができる。
次に、ギヤ22の製造方法について説明する。図11〜図13は、ギヤ22の製造方法を示す模式的な断面図である。以下では、説明の便宜上、図11〜図13の上下方向に基づいて説明するが、図11〜図13の上下方向は、実際の垂直方向でなくてもよい。
図11を参照して、第1金型65が用意される。第1金型65は、第1分割型66と、第2分割型67とに上下に分割可能である。第1分割型66には、上側へ突出する円柱状の支持部66Aと、上側へ突出し、支持部66Aを取り囲むように並んで設けられる複数の凸部66Bとが設けられている。凸部66Bは、スリーブ37の背面部37Bの凹部58に一致する形状を有する。第1分割型66の上面において支持部66Aの周囲の部分は、背面部37Bの輪郭に一致している。第2分割型67の下面には、スリーブ37の正面部37Aの輪郭および外周部46の外周面46Cに一致した窪み67Aが形成されている。第2分割型67には、窪み67Aに上側から連続する円形状のディスクゲート67Bと、ディスクゲート67Bに上側から連続するスプルー67Cとが形成されている。第2分割型67は、窪み67Aが形成された部分と、ディスクゲート67Bおよびスプルー67Cが形成された部分とに分割可能であってもよい。スプルー67Cは、射出成形機(図示せず)のノズルにつながっている。
図11に示すように、第1分割型66の支持部66Aに対してカラー35が外嵌された状態で、第2分割型67を下降させて、第1金型65を閉じる。すると、第1金型65内には、完成後のスリーブ37に一致する環状のキャビティ68が、カラー35の周囲に形成される。ディスクゲート67Bは、キャビティ68と同軸状に配置され、上側からキャビティ68に対向している。射出成形機のノズルから供給された溶融した樹脂が、スプルー67Cを通ってディスクゲート67Bに到達し、太線矢印で示すように、ディスクゲート67Bから放射状に広がりながら第1金型65内のキャビティ68に注入される。キャビティ68に行き渡った樹脂が冷却されて固まると、スリーブ37のインサート成形が完了する。成形後のスリーブ37は、カラー35に結合している。
スリーブ37では、背面リブ59は、周方向Yで正面リブ55とずれた位置に設けられるように定められていて、具体的には、周方向Yで正面溝56と同じ位置に設けられている(図8参照)。そのため、背面リブ59が周方向Yで正面リブ55と同じ位置に設けられる場合と比べて、成形後のスリーブ37の軸方向Xにおける肉厚が周方向Yの位置に応じて大きくばらつくことを抑制できる。これにより、溶融した樹脂によってスリーブ37を成形する場合に、スリーブ37全体での樹脂の冷却速度を均一化できるので、樹脂の冷却後におけるスリーブ37での寸法不良や成形不良の発生を抑制できる。また、このようなスリーブ37では、全体における軸方向Xの肉厚が低減されるので、温度変化による寸法変化量の抑制も図れる。
スリーブ37の成形後には、図12に示す第2金型70が用意される。第2金型70は、第1分割型71と、第2分割型72とに上下に分割可能である。第1分割型71には、上側へ突出する円柱状の支持部71Aが設けられている。スリーブ37が結合されたカラー35が、支持部71Aに対して外嵌される。第1分割型71の上面においてスリーブ37の周囲の部分は、歯部36の背面側X2の輪郭に一致している。第2分割型72の下面には、スリーブ37の正面側X1の輪郭に一致した窪み72Aが形成されている。第2分割型72には、窪み72Aに上側から連続する円形状のディスクゲート72Bと、ディスクゲート72Bに上側から連続するスプルー72Cとが形成されている。第2分割型72は、窪み72Aが形成された部分と、ディスクゲート72Bおよびスプルー72Cが形成された部分とに分割可能であってもよい。スプルー72Cは、射出成形機(図示せず)のノズルにつながっている。
図12に示すように、第1分割型71の支持部71Aに対してカラー35およびスリーブ37を外嵌する。このとき、スリーブ37では、正面部37Aが上側を向き、背面部37Bが下側を向いている。そのため、図12の上側が正面側X1であり、図12の下側が背面側X2である。
次に、第2分割型72を下降させて、第2金型70を閉じる。すると、第2金型70内には、完成後の歯部36に一致する環状のキャビティ73が、スリーブ37の周囲に形成される。キャビティ73は、第2金型70内にセットされたスリーブ37と第2金型70との隙間である。ディスクゲート72Bは、キャビティ73と同軸状に配置され、上側からキャビティ73に対向している。射出成形機のノズルから供給された溶融した樹脂が、スプルー72Cを通ってディスクゲート72Bに到達し、太線矢印で示すように、ディスクゲート72Bから放射状に広がりながら第2金型70内のキャビティ73に注入される。
スリーブ37では、正面リブ55および正面溝56によって構成された正面係合部57が径方向Zに延びている。そのため、溶融した樹脂をキャビティ73内でスリーブ37の正面部37Aに流して歯部36を成形する際に、樹脂は、正面係合部57にガイドされることによって径方向外側Z1へ円滑に流れることができる。また、スリーブ37の正面部37Aの第2正面部47Bは、径方向外側Z1へ向かうのに従って背面側X2へ向かうテーパー状に形成されている。そのため、溶融した樹脂を正面部37Aに流して歯部36を成形する際に、樹脂は、テーパー状の第2正面部47Bにガイドされることによって径方向外側Z1へ円滑に流れることができる。
また、前述したように、完成した歯部36の第2部42における正面側X1の正面部42Aの第2正面部42Cは、径方向外側Z1へ向かうのに従って背面側X2へ向かうテーパー状に形成されている(図4参照)。この場合、第2分割型72において第2正面部42Cに一致する領域72Dも、第2正面部42Cに沿ったテーパー状となる。そのため、溶融した樹脂を第2金型70内に流して歯部36を成形する際に、樹脂は、第2分割型72におけるテーパー状の領域72Dにガイドされることによって径方向外側Z1へ円滑に流れることができる。
また、樹脂が、テーパー状の領域72Dと、スリーブ37の正面部37Aにおけるテーパー状の第2正面部47Bとの隙間83に流れると、隙間83に流れ込んだ樹脂によって、軸方向Xの厚みが径方向Zに亘ってほぼ一定となった第2部42を成形することができる。このように厚みがほぼ一定となった第2部42では、成形時の樹脂の冷却速度を均一にし、ボイドや寸法不良等の成形不良の発生を抑制できる。
以上の結果、スリーブ37との間の結合力の向上を図るための目標形状を有する歯部36を成形することができる。
また、ディスクゲート67Bおよび72Bを用いて樹脂を放射状に広げながらキャビティ68や73に注入することによって、成形後のスリーブ37および歯部36においてウェルドマーク等の成形不良が発生することを抑制できる。これにより、スリーブ37と歯部36との間の結合力の向上を図れるギヤ22を製造できる。
そして、キャビティ73に行き渡った樹脂が冷却されて固まると、図13に示すように、歯部36の半製品80が完成する。半製品80は、スリーブ37に結合している。なお、ディスクゲート72Bに残った樹脂が固まって余り部分81となり、半製品80の一部としてカラー35の内部空間を正面側X1から塞いでいる。そこで、余り部分81を削って除去すると、歯部36の成形が完了する。なお、カラー35の内部空間を正面側X1から塞ぐ別の分割型(図示せず)を用いて成形することにより、余り部分81が存在しない半製品80を成形することができる。
最後に、切削加工によって歯部36にギヤ歯31を形成すると、ギヤ22が完成する(図4参照)。
図14は、ギヤ22の製造方法の変形例を示す模式的な断面図である。図11〜図13では、スリーブ37を成形した後に歯部36を成形する製造方法について説明したが、図14に示すように、歯部36を成形した後にスリーブ37をインサート成形してもよい。
図14では、第3金型85が用意される。第3金型85には、上側へ突出する円柱状の支持部85Aと、上側へ突出し、支持部85Aを取り囲むように並んで設けられる複数の凸部85Bとが設けられている。凸部85Bは、スリーブ37の背面部37Bの凹部58に一致する形状を有する。第3金型85の上面において支持部85Aの周囲の部分は、背面部37Bの輪郭に一致している。
図14に示すように、第3金型85の支持部85Aにカラー35が外嵌された状態で、成形後の歯部36が、カラー35を取り囲むように第3金型85にセットされる。このとき、歯部36では、第1部41が第3金型85の上面に接触し、第2部42が第3金型85から浮いた状態にある。また、カラー35と歯部36との間に、第3金型85の凸部85Bが位置している。これにより、完成後のスリーブ37に一致する環状のキャビティ86が、カラー35を取り囲むように、第3金型85と歯部36との間に形成される。射出成形機のノズルにつながったディスクゲート(図示せず)が、キャビティ86と同軸状に配置され、上側からキャビティ86に対向している。射出成形機のノズルから供給された溶融した樹脂が、このディスクゲートに到達し、太線矢印で示すように、ディスクゲートから放射状に広がりながらキャビティ86に注入される。キャビティ86に行き渡った樹脂が固まると、スリーブ37の成形が完了する。成形後のスリーブ37は、カラー35および歯部36のそれぞれに結合している。これにより、ギヤ22が完成する(図4参照)。
なお、ディスクゲート(図示せず)の代わりに、ピンゲート(図示せず)を用いてもよい。この場合、複数のピンゲートが、キャビティ86と同軸状になるように環状に並んで配置され、上側からキャビティ86に対向している。射出成形機のノズルから供給された溶融した樹脂が、それぞれのピンゲートに到達し、ピンゲートから第3金型85内のキャビティ86に注入される。複数のピンゲートが環状に並んで配置されているので、複数のピンゲートを全体で見ると、溶融した樹脂は、放射状に広がりながらキャビティ86に注入される。
この発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、スリーブ37の正面部37Aの正面リブ55は、正面側X1から見て、中心軸Jを中心として正面フランジ45Eから放射状に延びているが(図6参照)、図15に示す第2変形例のギヤ22のスリーブ37のように、隣り合う2本の正面リブ55が「X」を描くように交差していてもよい。
また、前述した実施形態では、スリーブ37において、外周係合部52は、軸方向Xに延びる外周リブ50および外周溝51によって構成され、正面係合部57は、径方向Zに延びる正面リブ55および正面溝56によって構成されている。これに代え、図16に示す第3変形例のギヤ22のように、外周係合部52は、径方向外側Z1に延びる突起状の外周凸部90と、凹状の外周凹部91とによって構成されてもよい。外周凸部90は、複数設けられ、離散配置される。隣り合う外周凸部90は、軸方向Xに並んでいてもよい。外周凹部91は、それぞれの外周凸部90の周囲に存在する。このような外周係合部52と同様に、正面係合部57は、正面側X1に延びる突起状の複数の正面凸部92と、それぞれの正面凸部92の周囲に存在する凹状の正面凹部93とによって構成されてもよい。複数の正面凸部92は、離散配置される。隣り合う正面凸部92は、径方向Zに並んでいてもよい。
また、前述した実施形態では、ギヤ22を出力シャフト9に一体回転可能に連結するために、ギヤ22のカラー35の貫通穴30に出力シャフト9を圧入する。これに代え、カラー35の内周面と出力シャフト9の外周面とにセレーションを設けて、カラー35と出力シャフト9とをセレーション嵌合してもよい。また、ギヤ22では、カラー35が省略されてもよい。この場合、スリーブ37が出力シャフト9に直接連結される。
また、歯部36において、ギヤ歯31は、第2部42だけに形成されてもよいし、第1部41と第2部42とに跨って形成されてもよい。また、第1金型65や第2金型70を用いて樹脂によって歯部36を成形しない場合には、歯部36は、樹脂製でなく、金属製であってもよい。
また、前述した正面側X1および背面側X2のそれぞれを逆に捉えてもよい。
また、前述した実施形態では、ギヤ22は、ステアリング装置1の減速機20に用いられたが、ステアリング装置1以外の装置にも用いることができる。
1…ステアリング装置、2…操舵部材、6…操舵機構、19…電動モータ、20…減速機、22…ギヤ、31…ギヤ歯、36…歯部、37…スリーブ、37A…正面部、37B…背面部、41…第1部、42…第2部、46…外周部、55…正面リブ、58…凹部、59…背面リブ、92…正面凸部、X…軸方向、X1…正面側、X2…背面側、Y…周方向

Claims (2)

  1. 円盤状に形成された樹脂製のスリーブであって、軸方向における一方側の正面部と、前記軸方向における前記一方側とは反対側の背面部と、前記背面部に形成され、前記スリーブの周方向に並ぶ複数の凹部と、前記正面部において前記周方向に並んで複数設けられ、前記一方側に突出する正面係合部と、前記背面部において前記周方向で前記正面係合部とずれた位置に設けられ、隣り合う前記凹部の間で延びる背面リブとを有するスリーブと、
    前記スリーブの外周部を覆う第1部と、前記正面部を覆い、前記正面係合部に係合された第2部とを一体的に有し、ギヤ歯が形成された歯部と、
    を含むことを特徴とする、ギヤ。
  2. 操舵部材の操舵に基づいて駆動される電動モータと、
    請求項1に記載のギヤを含み、前記電動モータの出力回転を前記ギヤによって減速して操舵機構に伝達する減速機とを含むことを特徴とする、ステアリング装置。
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