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JP2017078648A - 放射線検出器 - Google Patents

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JP2017078648A
JP2017078648A JP2015206865A JP2015206865A JP2017078648A JP 2017078648 A JP2017078648 A JP 2017078648A JP 2015206865 A JP2015206865 A JP 2015206865A JP 2015206865 A JP2015206865 A JP 2015206865A JP 2017078648 A JP2017078648 A JP 2017078648A
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JP2015206865A
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俊輔 若松
Shunsuke Wakamatsu
俊輔 若松
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Canon Electron Tubes and Devices Co Ltd
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Toshiba Electron Tubes and Devices Co Ltd
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Abstract

【課題】解像度特性に対する信頼性の高い放射線検出器を提供することである。【解決手段】実施形態に係る放射線検出器は、基板と、前記基板の一方の面側に設けられた複数の光電変換素子と、を有するアレイ基板と、前記複数の光電変換素子の上に設けられ、放射線を蛍光に変換するシンチレータ層と、前記シンチレータ層の上面に対峙する表面部と、前記表面部の周縁に設けられ前記シンチレータ層の側面に対峙する周面部と、前記周面部の前記表面部側とは反対側の端部に設けられ前記アレイ基板に対峙する環状のつば部と、を有し、金属材料を含む基部と、前記表面部の前記シンチレータ層に対峙する面、前記周面部の前記シンチレータ層に対峙する面、および前記つば部の前記アレイ基板に対峙する面に設けられ、無機材料を含む内層と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、放射線検出器に関する。
放射線検出器の一例にX線検出器がある。X線検出器においては、X線をシンチレータ層により蛍光すなわち可視光に変換し、この蛍光をアモルファスシリコン(a−Si)フォトダイオード、あるいはCCD(Charge Coupled Device)などの光電変換素子を用いて信号電荷に変換することでX線画像を取得している。
また、蛍光の利用効率を高めて感度特性を改善するために、シンチレータ層の上に反射層をさらに設ける場合もある。
ここで、水分などに起因する解像度特性の劣化を抑制するために、シンチレータ層と反射層は、外部雰囲気から隔離する必要がある。特に、シンチレータ層が、CsI(ヨウ化セシウム):Tl(タリウム)やCsI:Na(ナトリウム)などからなる場合には、水分などによる解像度特性の劣化が大きくなるおそれがある。
そのため、高い防湿性能を得られる構造として、アルミニウムから形成されたハット形状の防湿体によりシンチレータ層と反射層を覆う技術が提案されている。
ところが、CsIは吸湿性が高い。そのため、X線検出器の製造過程において、シンチレータ層に水分が吸着するおそれがある。また、CsIに含まれるCsのイオン化傾向は、アルミニウムのイオン化傾向よりも高い。そのため、シンチレータ層に吸着している水分を介して、アルミニウムの腐食やCsIの分解が生じるおそれがある。
アルミニウムの腐食が進むと、防湿体にピンホールが発生し、防湿性能が低下するおそれがある。防湿体の防湿性能が低下すると、水分に対する劣化の大きいCsI:Tlなどからなるシンチレータ層がダメージを受け、X線検出器の解像度特性が大幅に低下するおそれがある。
また、CsIの分解が進むと、シンチレータ層がダメージを受け、X線検出器の解像度特性が大幅に低下するおそれがある。
そこで、解像度特性に対する信頼性の高い放射線検出器の開発が望まれていた。
特開2010−101640号公報
本発明が解決しようとする課題は、解像度特性に対する信頼性の高い放射線検出器を提供することである。
実施形態に係る放射線検出器は、基板と、前記基板の一方の面側に設けられた複数の光電変換素子と、を有するアレイ基板と、前記複数の光電変換素子の上に設けられ、放射線を蛍光に変換するシンチレータ層と、前記シンチレータ層の上面に対峙する表面部と、前記表面部の周縁に設けられ前記シンチレータ層の側面に対峙する周面部と、前記周面部の前記表面部側とは反対側の端部に設けられ前記アレイ基板に対峙する環状のつば部と、を有し、金属材料を含む基部と、前記表面部の前記シンチレータ層に対峙する面、前記周面部の前記シンチレータ層に対峙する面、および前記つば部の前記アレイ基板に対峙する面に設けられ、無機材料を含む内層と、を備えている。
本実施の形態に係るX線検出器1を例示するための模式斜視図である。 X線検出器1の模式断面図である。 (a)は基部7aの模式正面図であり、(b)は基部7aの模式側面図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
また、本発明の実施形態に係る放射線検出器は、X線のほかにもγ線などの各種放射線に適用させることができる。ここでは、一例として、放射線の中の代表的なものとしてX線に係る場合を例にとり説明をする。したがって、以下の実施形態の「X線」を「他の放射線」に置き換えることにより、他の放射線にも適用させることができる。
図1は、本実施の形態に係るX線検出器1を例示するための模式斜視図である。
なお、煩雑となるのを避けるために、図1においては、保護層2f、反射層6、防湿体7、接合層8などを省いて描いている。
図2は、X線検出器1の模式断面図である。
なお、煩雑となるのを避けるために、図2においては、信号処理部3、画像伝送部4などを省いて描いている。
放射線検出器であるX線検出器1は、放射線画像であるX線画像を検出するX線平面センサである。X線検出器1は、例えば、一般医療用途などに用いることができる。ただし、X線検出器1の用途は、一般医療用途に限定されるわけではない。
図1および図2に示すように、X線検出器1には、アレイ基板2、信号処理部3、画像伝送部4、シンチレータ層5、反射層6、防湿体7、接合層8、および支持板9が設けられている。
アレイ基板2は、基板2a、光電変換部2b、制御ライン(又はゲートライン)2c1、データライン(又はシグナルライン)2c2、配線パッド2d1、配線パッド2d2および保護層2fを有する。
基板2aは、板状を呈し、無アルカリガラスなどの透光性材料から形成されている。
光電変換部2bは、基板2aの一方の表面に複数設けられている。
光電変換部2bは、矩形状を呈し、制御ライン2c1とデータライン2c2とで画された領域に設けられている。複数の光電変換部2bは、マトリクス状に並べられている。
なお、1つの光電変換部2bは、1つの画素(pixel)に対応する。
光電変換部2bには、光電変換素子2b1と、スイッチング素子である薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)2b2が設けられている。
また、光電変換部2bには、光電変換素子2b1において変換した信号電荷を蓄積する図示しない蓄積キャパシタを設けることができる。図示しない蓄積キャパシタは、例えば、矩形平板状を呈し、薄膜トランジスタ2b2の下に設けることができる。ただし、光電変換素子2b1の容量によっては、光電変換素子2b1が図示しない蓄積キャパシタを兼ねることができる。
光電変換素子2b1は、例えば、フォトダイオードなどとすることができる。
薄膜トランジスタ2b2は、蛍光が光電変換素子2b1に入射することで生じた電荷の蓄積および放出のスイッチングを行う。薄膜トランジスタ2b2は、アモルファスシリコン(a−Si)やポリシリコン(P−Si)などの半導体材料を含むものとすることができる。薄膜トランジスタ2b2は、ゲート電極2b2a、ソース電極2b2b及びドレイン電極2b2cを有している。薄膜トランジスタ2b2のゲート電極2b2aは、対応する制御ライン2c1と電気的に接続される。薄膜トランジスタ2b2のソース電極2b2bは、対応するデータライン2c2と電気的に接続される。薄膜トランジスタ2b2のドレイン電極2b2cは、対応する光電変換素子2b1と図示しない蓄積キャパシタとに電気的に接続される。
制御ライン2c1は、所定の間隔をあけて互いに平行に複数設けられている。制御ライン2c1は、例えば、行方向に延びている。
1つの制御ライン2c1は、基板2aの周縁近傍に設けられた複数の配線パッド2d1のうちの1つと電気的に接続されている。1つの配線パッド2d1には、フレキシブルプリント基板2e1に設けられた複数の配線のうちの1つが電気的に接続されている。フレキシブルプリント基板2e1に設けられた複数の配線の他端は、信号処理部3に設けられた図示しない制御回路とそれぞれ電気的に接続されている。
データライン2c2は、所定の間隔をあけて互いに平行に複数設けられている。データライン2c2は、例えば、行方向に直交する列方向に延びている。
1つのデータライン2c2は、基板2aの周縁近傍に設けられた複数の配線パッド2d2のうちの1つと電気的に接続されている。1つの配線パッド2d2には、フレキシブルプリント基板2e2に設けられた複数の配線のうちの1つが電気的に接続されている。フレキシブルプリント基板2e2に設けられた複数の配線の他端は、信号処理部3に設けられた図示しない増幅・変換回路とそれぞれ電気的に接続されている。
保護層2fは、第1層2f1および第2層2f2を有する。第1層2f1は、光電変換部2b、制御ライン2c1、およびデータライン2c2を覆うように設けられている。第2層2f2は、第1層2f1の上に設けられている。
第1層2f1および第2層2f2は、絶縁性材料から形成することができる。
第1層2f1および第2層2f2は、例えば、窒化ケイ素(SiN)などの無機材料から形成することができる。
第1層2f1および第2層2f2は、例えば、アクリル系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ブチラールなどの有機材料から形成することもできる。
なお、第1層2f1と第2層2f2は、同じ材料から形成することもできるし、異なる材料から形成することもできる。例えば、第1層2f1を無機材料から形成し、第2層2f2を有機材料から形成することができる。第1層2f1を有機材料から形成し、第2層2f2を無機材料から形成することもできる。この場合、第2層2f2を有機材料から形成すれば、第2層2f2とシンチレータ層5との間の接合力を向上させることができる。第2層2f2を無機材料から形成すれば、第2層2f2と接合層8との間の接合力を向上させることができる。
また、第2層2f2のシンチレータ層5が設けられる領域を有機材料から形成し、第2層2f2のシンチレータ層5が設けられる領域の外側の領域を無機材料から形成することもできる。この様にすれば、第2層2f2とシンチレータ層5との間の接合力、および第2層2f2と接合層8との間の接合力を向上させることができる。
信号処理部3は、支持板9を挟んでアレイ基板2と対峙させて設けられている。
信号処理部3には、図示しない制御回路と、図示しない増幅・変換回路とが設けられている。
図示しない制御回路は、各薄膜トランジスタ2b2の動作、すなわちオン状態およびオフ状態を制御する。例えば、図示しない制御回路は、フレキシブルプリント基板2e1と配線パッド2d1と制御ライン2c1とを介して、制御信号S1を各制御ライン2c1毎に順次印加する。制御ライン2c1に印加された制御信号S1により薄膜トランジスタ2b2がオン状態となり、光電変換部2bからの画像データ信号S2が受信できるようになる。
図示しない増幅・変換回路は、例えば、複数の電荷増幅器、並列/直列変換器、およびアナログ/デジタル変換器を有している。
複数の電荷増幅器は、各データライン2c2にそれぞれ電気的に接続されている。
複数の並列/直列変換器は、複数の電荷増幅器にそれぞれ電気的に接続されている。
複数のアナログ/デジタル変換器は、複数の並列/直列変換器にそれぞれ電気的に接続されている。
図示しない複数の電荷増幅器は、データライン2c2と配線パッド2d2とフレキシブルプリント基板2e2とを介して、各光電変換部2bからの画像データ信号S2を順次受信する。
そして、図示しない複数の電荷増幅器は、受信した画像データ信号S2を順次増幅する。
図示しない複数の並列/直列変換器は、増幅された画像データ信号S2を順次直列信号に変換する。
図示しない複数のアナログ/デジタル変換器は、直列信号に変換された画像データ信号S2をデジタル信号に順次変換する。
画像伝送部4は、配線4aを介して、信号処理部3の図示しない増幅・変換回路と電気的に接続されている。なお、画像伝送部4は、信号処理部3と一体化されていてもよい。
画像伝送部4は、図示しない複数のアナログ/デジタル変換器によりデジタル信号に変換された画像データ信号S2に基づいて、X線画像を構成する。構成されたX線画像のデータは、画像伝送部4から外部の機器に向けて出力される。
シンチレータ層5は、複数の光電変換素子2b1の上に設けられ、入射するX線を蛍光すなわち可視光に変換する。
シンチレータ層5は、複数の光電変換素子2b1が設けられる領域(有効画素エリア)を覆うように設けられている。
シンチレータ層5は、例えば、タリウム賦活ヨウ化セシウム(ヨウ化セシウム(CsI):タリウム(Tl))、タリウム賦活ヨウ化ナトリウム(ヨウ化ナトリウム(NaI):タリウム(Tl))、ユーロピウム賦活臭化セシウム(臭化セシウム(CsBr):ユーロピウム(Eu))などを用いて形成することができる。
シンチレータ層5は、柱状結晶の集合体となっている。
柱状結晶の集合体からなるシンチレータ層5は、例えば、真空蒸着法などを用いて形成することができる。
シンチレータ層5の厚み寸法は、例えば、600μm程度とすることができる。柱状結晶の柱(ピラー)の太さ寸法は、例えば、最表面で8μm〜12μm程度とすることができる。
また、シンチレータ層5は、例えば、テルビウム賦活硫酸化ガドリニウム(GdS/Tb、又はGOS)などを用いて形成することもできる。この場合、例えば、以下のようにしてシンチレータ層5を形成することができる。まず、テルビウム賦活硫酸化ガドリニウムからなる粒子をバインダ材と混合する。次に、有効画素エリアを覆うように混合された材料を塗布する。次に、塗布された材料を焼成する。次に、ブレードダイシング法などを用いて、焼成された材料に溝部を形成する。この際、複数の光電変換部2bごとに四角柱状のシンチレータ層5が設けられるように、マトリクス状の溝部を形成することができる。
また、柱状結晶同士の間や、四角柱状のシンチレータ層5同士の間の溝部には、大気(空気)、あるいは酸化防止用の窒素ガスなどの不活性ガスが満たされるようにすることができる。また、柱状結晶同士の間や、四角柱状のシンチレータ層5同士の間の溝部が真空状態となるようにしてもよい。
反射層6は、蛍光の利用効率を高めて感度特性を改善するために設けられている。すなわち、反射層6は、シンチレータ層5において生じた蛍光のうち、光電変換部2bが設けられた側とは反対側に向かう光を反射させて、光電変換部2bに向かうようにする。
反射層6は、シンチレータ層5のX線の入射側を覆っている。
反射層6は、少なくともシンチレータ層5の上面5aに設けることができる。なお、反射層6は、シンチレータ層5の側面5bにも設けることができる。
反射層6は、例えば、酸化チタン(TiO)などからなる光散乱性粒子と、樹脂と、溶媒を混合した材料をシンチレータ層5上に塗布し、これを乾燥することで形成することができる。
また、反射層6は、例えば、銀合金やアルミニウムなどの光反射率の高い金属からなる層をシンチレータ層5上に成膜することで形成することもできる。
また、反射層6は、例えば、表面が銀合金やアルミニウムなどの光反射率の高い金属からなる板を用いて形成することもできる。
なお、図2に例示をした反射層6は、酸化チタンからなるサブミクロン粉体と、バインダ樹脂と、溶媒を混合して作成した材料をシンチレータ層5のX線の入射側に塗布し、これを乾燥させることで形成したものである。
この場合、反射層6の厚み寸法は、100μm程度とすることができる。
なお、反射層6は、必ずしも必要ではなく、X線検出器1に求められる解像度や輝度などの特性に応じて設けるようにすればよい。
また、反射層6に代えて、蛍光吸収層を設けることもできる。
すなわち、反射層6または蛍光吸収層は、少なくとも表面部7a1とシンチレータ層5との間に設けることができる。なお、反射層6または蛍光吸収層は、周面部7a2とシンチレータ層5との間にも設けることができる。
蛍光吸収層は、シンチレータ層5において生じた蛍光のうち、光電変換部2bが設けられた側とは反対側に向かう光を吸収して、光電変換部2bに向かわないようにする。
蛍光吸収層を設ければ、輝度は低下するが、解像度を向上させることができる。
蛍光吸収層は、例えば、Fe、CuO、AlTiNなどからなる層をシンチレータ層5のX線の入射側に成膜することで形成することができる。
また、蛍光吸収層は、黒色の樹脂シートなどを用いて形成することもできる。
なお、以下においては、反射層6が設けられる場合を例示する。
防湿体7は、空気中に含まれる水分により、反射層6の特性やシンチレータ層5の特性が劣化するのを抑制するために設けられている。
防湿体7は、シンチレータ層5の上方、および、アレイ基板2上のシンチレータ層5が設けられた領域の周囲を覆っている。
例えば、反射層6が設けられる場合には、防湿体7は、反射層6、反射層6から露出するシンチレータ層5の側面5b、および、アレイ基板2上のシンチレータ層5が設けられた領域の周囲を覆っている。
例えば、反射層6が設けられない場合には、防湿体7は、シンチレータ層5の上面5a、シンチレータ層5の側面5b、および、アレイ基板2上のシンチレータ層5が設けられた領域の周囲を覆っている。
防湿体7と反射層6などとの間には隙間があってもよいし、防湿体7と反射層6などとが接触するようにしてもよい。
例えば、大気圧よりも減圧された環境において、ハット状の防湿体7をアレイ基板2に接合すれば、防湿体7と反射層6などとが接触するようにすることができる。
防湿体7は、基部7aおよび内層7bを有する。
図3(a)は、基部7aの模式正面図である。
図3(b)は、基部7aの模式側面図である。
図3(a)、(b)に示すように、基部7aは、ハット形状を呈し、表面部7a1、周面部7a2、および、つば(鍔)部7a3を有する。
基部7aは、表面部7a1、周面部7a2、および、つば部7a3が一体成型されたものとすることができる。
表面部7a1は、シンチレータ層5の上面5aに対峙している。
周面部7a2は、表面部7a1の周縁を囲むように設けられている。周面部7a2は、表面部7a1の周縁からアレイ基板2側に向けて延びている。周面部7a2は、表面部7a1の周縁に設けられシンチレータ層5の側面5bに対峙している。
つば部7a3は、周面部7a2の、表面部7a1側とは反対側の端部を囲むように設けられている。つば部7a3は、周面部7a2の端部から外側に向けて延びている。つば部7a3は、環状を呈している。つば部7a3は、周面部7a2の表面部7a1側とは反対側の端部に設けられアレイ基板2に対峙している。
つば部7a3は、内層7bおよび接合層8を介して、アレイ基板2の上面に接合されている。
ハット形状の基部7aとすれば、剛性を高めることができる。
また、防湿体7をアレイ基板2に接合する際に、表面部7a1および周面部7a2からなる立体形状を利用して位置決めを行うことができる。
そのため、防湿体7をアレイ基板2の上面に接合する際の作業性や接合精度を向上させることができる。
基部7aは、透湿係数の小さい材料から形成することができる。
基部7aは、例えば、金属材料を含むものとすることができる。
基部7aは、例えば、銅を含む金属、アルミニウムを含む金属、ステンレス、コバール材などの金属材料から形成することができる。基部7aは、例えば、樹脂膜と金属膜とが積層された積層膜から形成することもできる。この場合、樹脂膜は、例えば、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、テフロン(登録商標)、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、弾性ゴムなどから形成されたものとすることができる。金属膜は、例えば、銅を含む金属、アルミニウムを含む金属、ステンレス、コバール材などの金属材料から形成されたものとすることができる。
この場合、実効的な透湿係数がほとんどゼロである金属材料を用いて基部7aを形成すれば、基部7aを透過する水分をほぼ完全になくすことができる。
また、基部7aの厚み寸法は、X線の吸収や剛性などを考慮して決定することができる。この場合、基部7aの厚みを厚くしすぎるとX線の吸収が大きくなりすぎる。基部7aの厚みを薄くしすぎると剛性が低下して破損しやすくなる。
基部7aは、例えば、厚み寸法が0.1mmのアルミニウム箔を用いて形成することができる。
内層7bは、基部7aのシンチレータ層5側の面に設けられている。内層7bは、表面部7a1のシンチレータ層5に対峙する面、周面部7a2のシンチレータ層5に対峙する面、および、つば部7a3のアレイ基板2に対峙する面に設けられている。
ここで、シンチレータ層5に含まれるCsIは吸湿性が高い。そのため、X線検出器1の製造過程において、シンチレータ層5に水分が吸着するおそれがある。また、CsIに含まれるCsのイオン化傾向は、アルミニウムなどのイオン化傾向よりも高い。そのため、金属材料を含む基部7aと、シンチレータ層5が直接対峙していると、シンチレータ層5に吸着している水分を介して、基部7aが腐食したり、シンチレータ層5が分解したりするおそれがある。
そこで、絶縁性材料から形成された内層7bを設けることで、基部7aの腐食やシンチレータ層5の分解が抑制されるようにしている。
内層7bは、例えば、無機材料から形成することができる。内層7bは、例えば、SiO、SiON、Al、ZrOなどのセラミック系材料、水ガラス、石英ガラス、液晶ガラスなどから形成することができる。
内層7bは、例えば、気相成長法を用いて形成することができる。
内層7bの厚みが薄くなりすぎるとピンホールが形成されやすくなる。内層7bにピンホールが形成されると、シンチレータ層5に吸着している水分を介して、基部7aの腐食やシンチレータ層5の分解が生じるおそれがある。基部7aの腐食が進むと、基部7aにピンホールが発生し、防湿体7の防湿性能が低下するおそれがある。防湿体7の防湿性能が低下すると、湿度に対する劣化の大きいCsI:Tlなどからなるシンチレータ層5がダメージを受け、X線検出器1の解像度特性が大幅に低下するおそれがある。
そのため、内層7bの厚み寸法は、10μm以上とすることが好ましい。
ここで、一般的には、樹脂などの有機材料も絶縁性を有する。そのため、有機材料から形成された内層7bとすることも考えられる。しかしながら、有機材料から形成された内層7bとすると、内層7bの厚みが厚くなる。また、つば部7a3に設けられた内層7bと、接合層8とが有機材料から形成されることになる。そのため、つば部7a3とアレイ基板2の間に厚みの厚い有機材料からなる層が形成されることになる。有機材料は、無機材料に比べて透湿係数が高いため水分を透過させやすい。また、有機材料からなる層の厚みが厚くなると水分がさらに透過しやすくなる。
そのため、有機材料から形成された内層7bとすると、防湿体7の内部に水分が侵入し易くなるおそれがある。
これに対して、無機材料から形成された内層7bとすると、つば部7a3とアレイ基板2の間に形成される有機材料からなる層は、接合層8のみとなる。そのため、防湿体7の内部に水分が侵入するのを抑制することができる。
また、金属材料から形成された基部7a(つば部7a3)と、接着剤から形成された接合層8との間の接合強度は低くなるおそれがある。基部7a(つば部7a3)と接合層8との間の接合強度が低くなると、剥がれや隙間が生じて、防湿体7の内部に水分が侵入し易くなるおそれがある。
これに対して、無機材料から形成された内層7bをつば部7a3に設けると、つば部7a3(内層7b)と接合層8との間の接合強度を向上させることができる。そのため、防湿体7の内部に水分が侵入するのを抑制することができる。
本実施の形態に係るX線検出器1には、金属材料を含む基部7aと無機材料を含む内層7bとを有する防湿体7が設けられているので、解像度特性に対する信頼性を向上させることができる。また、防湿性能の向上を図ることもできる。
図2に示すように、接合層8は、つば部7a3のアレイ基板2に対峙する面に設けられた内層7bと、アレイ基板2との間に設けられている。
接合層8は、防湿体7とアレイ基板2とを接合している。
接合層8は、例えば、遅延硬化型接着剤(紫外線照射後に一定の時間をおいて硬化反応が顕在化するUV硬化型接着剤)、自然(常温)硬化型接着剤、および加熱硬化型接着剤のいずれかが硬化することで形成されたものとすることができる。
支持板9は、アレイ基板2と信号処理部3の間に設けられている。
支持板9の一方の面にはアレイ基板2が設けられ、他方の面には信号処理部3が設けられている。
支持板9は、鉛板などのX線を吸収する材料から形成されている。
信号処理部3にはX線に対する耐性が低い制御回路と増幅・変換回路が設けられている。そのため、X線を吸収する支持板9を設けることで、制御回路と増幅・変換回路を保護するようにしている。
また、支持板9は、X線検出器1を収納する図示しない筐体の内部に保持される。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 X線検出器、2 アレイ基板、2a 基板、2b 光電変換部、2b1 光電変換素子、3 信号処理部、4 画像伝送部、5 シンチレータ層、5a 上面、5b 側面、6 反射層、7 防湿体、7a 基部、7a1 表面部、7a2 周面部、7a3 つば部、7b 内層、8 接合層

Claims (4)

  1. 基板と、前記基板の一方の面側に設けられた複数の光電変換素子と、を有するアレイ基板と、
    前記複数の光電変換素子の上に設けられ、放射線を蛍光に変換するシンチレータ層と、
    前記シンチレータ層の上面に対峙する表面部と、前記表面部の周縁に設けられ前記シンチレータ層の側面に対峙する周面部と、前記周面部の前記表面部側とは反対側の端部に設けられ前記アレイ基板に対峙する環状のつば部と、を有し、金属材料を含む基部と、
    前記表面部の前記シンチレータ層に対峙する面、前記周面部の前記シンチレータ層に対峙する面、および前記つば部の前記アレイ基板に対峙する面に設けられ、無機材料を含む内層と、
    を備えた放射線検出器。
  2. 前記基部は、金属材料、または、樹脂膜と金属膜とが積層された積層膜から形成され、
    前記内層は、セラミック系材料、水ガラス、石英ガラス、および液晶ガラスの少なくともいずれかから形成された請求項1記載の放射線検出器。
  3. 少なくとも、前記表面部と、前記シンチレータ層と、の間に設けられた反射層または蛍光吸収層をさらに備えた請求項1または2に記載の放射線検出器。
  4. 前記つば部の前記アレイ基板に対峙する面に設けられた前記内層と、前記アレイ基板と、の間に設けられた接合層をさらに備えた請求項1〜3のいずれか1つに記載の放射線検出器。
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