JP2017075118A - 美白剤、抗老化剤及び機能性飲食品 - Google Patents
美白剤、抗老化剤及び機能性飲食品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017075118A JP2017075118A JP2015203449A JP2015203449A JP2017075118A JP 2017075118 A JP2017075118 A JP 2017075118A JP 2015203449 A JP2015203449 A JP 2015203449A JP 2015203449 A JP2015203449 A JP 2015203449A JP 2017075118 A JP2017075118 A JP 2017075118A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- extract
- mass
- hydroxyproline
- pineapple
- lemon balm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
【課題】安全性の高い天然物に由来する2種以上の成分の併用による相乗的な美白作用やシワ、くすみ、たるみ等の老化の改善作用を見い出すとともに、それらを有効成分とする美白剤及び抗老化剤、並びにそれらを配合してなる機能性飲食品を提供する。【解決手段】美白剤は、レモンバーム抽出物0.8〜10質量部と、パイナップル抽出物、プラセンタエキス及びL−ヒドロキシプロリンの合計200〜400質量部とを有効成分として含有し、抗老化剤は、レモンバーム抽出物0.2〜10質量部と、パイナップル抽出物、プラセンタエキス及びL−ヒドロキシプロリンの合計100〜400質量部とを有効成分として含有する。【選択図】なし
Description
本発明は、美白剤、抗老化剤及び機能性飲食品に関する。
皮膚においてメラニンは、紫外線から生体を保護する役割を果たしているものの、過剰生成や不均一な蓄積により、皮膚の黒化、シミやソバカスの発生等が起こり得る。一般にメラニンは、色素細胞の中で生合成される酵素チロシナーゼの働きにより、チロシンからドーパ、ドーパからドーパキノンに変化し、ついで5,6−ジヒドロキシインドフェノール等の中間体を経て生成されるものとされている。したがって、皮膚の色黒(皮膚色素沈着症)、シミ、ソバカスの発生等を予防、治療又は改善するためには、メラニンの産生を抑制することが重要となる。
従来、メラニン産生抑制作用を有するものとして、トウゴマ根部からの抽出物(特許文献1参照)、サウスウレア(Saussurea)属に属する植物からの抽出物(特許文献2参照)等が知られている。
表皮は、外部刺激を緩和し、水分等の体内成分の逸失を制御する働きをしており、最下層である基底層から始まって、有棘層、顆粒層、角質層へと連なる4層構造により構成されている。これらの各層に存在する大部分の細胞は、基底層から分化した角化細胞である。基底層で分裂、増殖した角化細胞は、有棘層、顆粒層を通過しながら分化し角質細胞となって、強固な架橋構造をもったケラチン蛋白線維で構成された角質層を構成し、最終的には垢として角質層から脱落する。この角質層は、皮膚の最外殻に存在しており、外界からの刺激に対する物理的なバリアとしての役割を果たしている。皮膚ではこのバリア機能を持たせるため、角化細胞が基底層で産生されてから垢となって剥がれ落ちるまでのサイクル(角化)が通常4週間の周期で繰り返され、表皮の新陳代謝が行われている。
ところが、皮膚において、紫外線、著しい空気の乾燥、過度の皮膚洗浄、喫煙等の外的因子の影響を受けたり、加齢が進んだりすると、表皮細胞の活動や増殖能が低下し、それに伴い表皮のターンオーバー速度が遅延するため、表皮の非薄化や角質層肥厚等の分化不全が引き起こされる。その結果、皮膚の保湿機能や弾力性が低下し、角質の異常剥離が起こり、また皮膚が老化してシワやくすみの発生、きめの消失、弾力性の低下等の変化が生じる。
そのため、表皮における角化細胞の増殖を促進することができれば、皮膚のターンオーバーが促進され、肌の新陳代謝機能が回復するため、シワ、くすみ等の皮膚の老化を改善することができるものと考えられる。従来、表皮角化細胞増殖促進作用を有するものとして、タイソウからの抽出物(特許文献3参照)、土貝母からの抽出物(特許文献4参照)等が知られている。
本発明は、安全性の高い天然物に由来する2種以上の成分の併用による相乗的な美白作用やシワ、くすみ、たるみ等の老化の改善作用を見い出すとともに、それらを有効成分とする美白剤及び抗老化剤、並びにそれらを配合してなる機能性飲食品を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第一に本発明の美白剤及びメラニン産生抑制剤は、レモンバーム抽出物と、パイナップル抽出物と、プラセンタエキスと、L−ヒドロキシプロリンとを有効成分として含有し、前記レモンバーム抽出物の含有量が0.8〜10質量部であり、前記パイナップル抽出物、前記プラセンタエキス及び前記L−ヒドロキシプロリンの合計含有量が200〜400質量部であることを特徴とする。
また、本発明の美白剤及びメラニン産生抑制剤は、レモンバーム抽出物と、パイナップル抽出物と、プラセンタエキスと、L−ヒドロキシプロリンと、コラーゲンペプチドとを有効成分として含有し、前記レモンバーム抽出物の含有量が0.075〜500質量部であり、前記パイナップル抽出物、前記プラセンタエキス、前記L−ヒドロキシプロリン及び前記コラーゲンペプチドの合計含有量が500〜5000質量部であることを特徴とする。
第二に本発明の抗老化剤及び表皮角化細胞増殖促進剤は、レモンバーム抽出物と、パイナップル抽出物と、プラセンタエキスと、L−ヒドロキシプロリンとを有効成分として含有し、前記レモンバーム抽出物の含有量が0.2〜10質量部であり、前記パイナップル抽出物、前記プラセンタエキス及び前記L−ヒドロキシプロリンの合計含有量が100〜400質量部であることを特徴とする。
また、本発明の抗老化剤及び表皮角化細胞増殖促進剤は、レモンバーム抽出物と、パイナップル抽出物と、プラセンタエキスと、L−ヒドロキシプロリンと、コラーゲンペプチドとを有効成分として含有し、前記レモンバーム抽出物の含有量が0.0375〜50質量部であり、前記パイナップル抽出物、前記プラセンタエキス、前記L−ヒドロキシプロリン及び前記コラーゲンペプチドの合計含有量が250〜1000質量部であることを特徴とする。
第三に本発明の機能性飲食品は、上記美白剤、メラニン産生抑制剤、抗老化剤又は表皮角化細胞増殖促進剤が配合されてなる。
なお、本発明において「パイナップル抽出物」とは、ブドウ糖及び果糖を実質的に含有しない(抽出物中におけるブドウ糖及び果糖の合計含有量が0.5質量%以下、好ましくは0.2質量%以下)、パイナップルの可食部(果肉、果芯部(芯)等)からの抽出物であって、パイナップル由来グルコシルセラミドを含有するものを意味するものとする。当該パイナップル抽出物を含有する製品としては、例えば、ブライトニングパイン(登録商標)乳化物、ブライトニングパイン(登録商標)粉末、パインセラ(登録商標)乳化物、パインセラ(登録商標)粉末(いずれも製品名,丸善製薬社製)等が用いられ得る。
本発明によれば、安全性の高い天然物に由来する2種以上の成分の併用による相乗的な美白作用やシワ、くすみ、たるみ等の老化の改善作用を見い出すとともに、それらを有効成分とする美白剤及び抗老化剤、並びにそれらを配合してなる機能性飲食品を提供することができる。
本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔美白剤、抗老化剤〕
本実施形態に係る美白剤及び抗老化剤は、いずれも、レモンバーム抽出物と、プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びパイナップル抽出物からなるプラセンタエキス含有混合物とを有効成分として含有する。
〔美白剤、抗老化剤〕
本実施形態に係る美白剤及び抗老化剤は、いずれも、レモンバーム抽出物と、プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びパイナップル抽出物からなるプラセンタエキス含有混合物とを有効成分として含有する。
本実施形態において、「抽出物」には、抽出原料から得られる抽出液、当該抽出液の希釈液若しくは濃縮液、当該抽出液を乾燥して得られる乾燥物、又はこれらの粗精製物若しくは精製物のいずれもが含まれ得る。
本実施形態に係る美白剤及び抗老化剤における有効成分であるレモンバーム抽出物は、抽出原料としてのレモンバーム(学名:Melissa officinalis L.)を用いた抽出処理により調製され得る
レモンバーム(Melissa officinalis L.)は、ヨーロッパ全土、中央アジア、北アメリカ等に分布するシソ科の多年生草本であり、これらの地域から容易に入手することができる。抽出原料として使用され得るレモンバームの構成部位としては、例えば、葉部、茎部、花部等の地上部、根部又はこれらの部位の混合物等が挙げられるが、好ましくは葉部及び/又は茎部である。
レモンバーム抽出物は、抽出原料を乾燥した後、そのまま又は粗砕機を用いて粉砕し、抽出溶媒による抽出に供することにより調製され得る。抽出原料の乾燥は、天日で行われてもよいし、通常使用される乾燥機を用いて行われてもよい。また、ヘキサン等の非極性溶媒による脱脂等の前処理が施されたものを抽出原料として使用してもよい。脱脂等の前処理が行われることにより、抽出原料の極性溶媒による抽出処理を効率よく行うことができる。
抽出溶媒としては、極性溶媒を使用することが好ましく、例えば、水、親水性有機溶媒等が挙げられる。抽出処理においては、これらの抽出溶媒を単独で又は2種以上を組み合わせて、室温又は溶媒の沸点以下の温度で使用するのが好ましい。
抽出溶媒として使用され得る水としては、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、恩泉水、湧水、淡水等のほか、これらに各種処理を施したものが含まれ得る。水に施す処理としては、例えば、精製、加熱、殺菌、濾過、イオン交換、浸透圧調整、緩衝化等が含まれる。したがって、本実施形態において抽出溶媒として使用され得る水には、精製水、熱水、イオン交換水、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水等も含まれる。
抽出溶媒として使用され得る親水性有機溶媒としては、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の低級脂肪族アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の炭素数2〜5の多価アルコール等が挙げられる。
2種以上の極性溶媒の混合液を抽出溶媒として使用する場合、その混合比は適宜調整され得る。例えば、水と低級脂肪族アルコールとの混合液を使用する場合には、水10容量部に対して低級脂肪族アルコール1〜90容量部を混合するのが好ましく、水と低級脂肪族ケトンとの混合液を使用する場合には、水10容量部に対して低級脂肪族ケトン1〜40容量部を混合するのが好ましく、水と多価アルコールとの混合液を使用する場合には、水10容量部に対して多価アルコール10〜90容量部を混合するのが好ましい。
抽出処理は、抽出原料に含まれる可溶性成分を抽出溶媒に溶出させ得る限りにおいて特に制限はなく、常法に従って行われ得る。例えば、抽出原料の5〜15倍量(質量比)の抽出溶媒に、抽出原料を浸漬させ、常温又は還流加熱下で可溶性成分を抽出させた後、濾過して抽出残渣を除去することにより抽出液を得ることができる。得られた抽出液から溶媒を留去することでペースト状の濃縮物が得られ、この濃縮物をさらに乾燥させることで乾燥物が得られる。
なお、上述のようにして調製された抽出液は、そのままでも美白剤及び抗老化剤の有効成分として使用することができるものの、濃縮液又は乾燥物の形態にした方が当該有効成分として使用しやすい。
また、上記のようにして調製されるレモンバーム抽出物は、特有のにおいを有しているため、その生理活性の低下を招かない範囲で脱色、脱臭等を目的とする精製処理に付されてもよい。
本実施形態に係る美白剤及び抗老化剤における有効成分であるプラセンタエキス及びL−ヒドロキシプロリンとしては、いずれも、市販のものを用いることができる。例えば、プラセンタエキスとしては、豚プラセンタエキス末100TP(製品名,BIOFAC社製)等を用いることができ、L−ヒドロキシプロリンとしては、L−ヒドロキシプロリン粉砕末SE(製品名,河北冀海生物科技有限公司社製)等を用いることができる。
本実施形態に係る美白剤及び抗老化剤における有効成分であるパイナップル抽出物は、パイナップル(学名:Ananas comosus(L.)Merr.,又はAnanas sativus Schult)の果肉、果芯部(芯)等の可食部を抽出原料として用いた抽出処理により得ることができる。好ましくは、パイナップルの可食部の圧搾後の残渣、すなわちパイナップル果汁を採取した後に残留した繊維質(パイナップルパルプ)を用いた抽出処理により得る。
パイナップルは、パイナップル科アナナス属に属する多年生の植物で、中国では鳳梨とも呼ばれている。その果実は大角形で多肉、黄色く熟し芳香を放ち、食用として用いられる。パイナップルの産地は、米国、フィリピン、マレーシア、ブラジル、オーストラリア等が主であるが、本発明に用いられる抽出物を得るにあたり、その種類や産地に特に制限はない。
抽出原料としてのパイナップル可食部は、採取後、洗浄して乾燥し、粉砕したものを好適に用いる。抽出原料の乾燥は、天日で行われてもよいし、通常使用される乾燥機を用いて行われてもよい。
パイナップル抽出物を得るために用いられる抽出溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択され得るものであり、例えば、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の低級脂肪族アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の炭素数2〜5の多価アルコール等の親水性有機溶媒、当該親水性有機溶媒と水との混合溶媒等が挙げられる。親水性有機溶媒と水との混合溶媒において、親水性有機溶媒として低級脂肪族アルコールを用いる場合、混合溶媒中における低級脂肪族アルコールの含有比は、10〜90体積%であるのが好ましい。親水性有機溶媒として低級脂肪族ケトンを用いる場合、混合溶媒中における低級脂肪族ケトンの含有比は、10〜80体積%であるのが好ましい。親水性有機溶媒として多価アルコールを用いる場合、混合溶媒中における多価アルコールの含有比は、10〜90体積%であるのが好ましい。
抽出処理は、パイナップル可食部に含まれる脂溶性成分(グルコシルセラミド等)を溶媒に溶出させ得る限りにおいて特に制限はなく、常法に従って行われ得る。例えば、抽出原料(パイナップル可食部、好適には当該可食部を圧搾した後の残渣(パイナップルパルプ))の5〜20倍量(質量比)の抽出溶媒に、当該抽出原料を浸漬させ、必要に応じて適宜攪拌しながら、常温又は還流加熱下で1〜3時間程度の抽出処理を行い、濾過して脂溶性成分を溶出させた後、減圧下で濃縮し、さらに同様の濾過処理を行う。このようにして得られた中間抽出物を水で洗浄してブドウ糖及び果糖等の糖質を除去することで、ブドウ糖及び果糖を実質的に含有しないパイナップル抽出物(抽出物中におけるブドウ糖及び果糖の合計含有量が0.5質量%以下、好ましくは0.2質量%以下であって、グルコシルセラミドを含有するもの)を得ることができる。
なお、このようにして得られたパイナップル抽出物は、当該パイナップル抽出物の希釈物、濃縮物、乾燥物、粗精製物、精製物等を得るために、常法に従って希釈、濃縮、乾燥、精製等の処理を施してもよい。得られたパイナップル抽出物は、そのままでも本実施形態に係る美白剤及び抗老化剤の有効成分として使用することができるものの、濃縮液又は乾燥物の形態にした方が有効成分として使用しやすい。
上記レモンバーム抽出物と、プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びパイナップル抽出物からなるプラセンタエキス含有混合物とを含む組成物において、レモンバーム抽出物の含有量が0.8〜10質量部であって、プラセンタエキス含有混合物の含有量(プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びパイナップル抽出物の合計含有量)が200〜400質量部であることで、これらの成分による相乗的な美白作用が奏される。そのため、この含有量の範囲内において、上記組成物を本実施形態に係る美白剤の有効成分として用いることができる。かかる美白剤において、レモンバーム抽出物の含有量が0.8〜0.88質量部であって、プラセンタエキス含有混合物の含有量(プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びパイナップル抽出物の合計含有量)が360〜400質量部であるのが好ましく、レモンバーム抽出物の含有量が0.8質量部であって、プラセンタエキス含有混合物の含有量が400質量部であるのが特に好ましい。
また、レモンバーム抽出物と、プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びパイナップル抽出物からなるプラセンタエキス含有混合物とを含む組成物において、レモンバーム抽出物の含有量が0.2〜10質量部であって、プラセンタエキス含有混合物の含有量(プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びパイナップル抽出物の合計含有量)が100〜400質量部であることで、これらの成分による相乗的な抗老化作用が奏される。そのため、この含有量の範囲内において、上記組成物を本実施形態に係る抗老化剤の有効成分として用いることができる。かかる抗老化剤において、レモンバーム抽出物の含有量が0.2〜0.22質量部であり、プラセンタエキス含有混合物の含有量(プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びパイナップル抽出物の合計含有量)が100〜110質量部であるのが好ましく、レモンバーム抽出物の含有量が0.2質量部であって、プラセンタエキス含有混合物の含有量が100質量部であるのが特に好ましい。
本実施形態において、プラセンタエキス含有混合物中におけるプラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びパイナップル抽出物の各成分の組成比(質量比)は、レモンバーム抽出物とプラセンタエキス含有混合物との上記含有量の範囲内において相乗的な美白作用や抗老化作用が奏され得る限りにおいて適宜設定され得るものであり、例えば、プラセンタエキス100質量部に対して、L−ヒドロキシプロリン18〜20質量部、パイナップル抽出物0.9〜1質量部程度であるのが好ましい。
レモンバーム抽出物と、プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びパイナップル抽出物からなるプラセンタエキス含有混合物とを含む組成物が有する美白作用は、例えば、メラニン産生抑制作用に基づいて発揮される。ただし、上記組成物が有する美白作用は、上記メラニン産生抑制作用に基づいて発揮される美白作用に限定されるものではない。
また、レモンバーム抽出物と、プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びパイナップル抽出物からなるプラセンタエキス含有混合物とを含む組成物が有する抗老化作用は、例えば、表皮角化細胞増殖促進作用に基づいて発揮される。ただし、上記組成物が有する抗老化作用は、上記表皮角化細胞増殖促進作用に基づいて発揮される抗老化作用に限定されるものではない。
レモンバーム抽出物と、プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びパイナップル抽出物からなるプラセンタエキス含有混合物とを含む組成物は、レモンバーム抽出物の含有量が0.8〜10質量部であって、プラセンタエキス含有混合物の含有量(プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びパイナップル抽出物の合計含有量)が200〜400質量部の範囲内において相乗的に奏されるメラニン産生抑制作用を利用して、メラニン産生抑制剤として用いることもできる。
また、レモンバーム抽出物、プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びパイナップル抽出物を含む組成物は、レモンバーム抽出物の含有量が0.2〜10質量部であって、プラセンタエキス含有混合物の含有量(プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びパイナップル抽出物の合計含有量)が100〜400質量部の範囲内において相乗的に奏される表皮角化細胞増殖促進作用を利用して、表皮角化細胞増殖促進剤として用いることもできる。
本実施形態に係る美白剤及び抗老化剤、並びにメラニン産生抑制剤及び表皮角化細胞増殖促進剤は、いずれも、レモンバーム抽出物と、プラセンタエキス含有混合物(プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びパイナップル抽出物)とを含む組成物のみからなるものであってもよいし、当該組成物を製剤化してなるものであってもよい。当該組成物を製剤化する場合、デキストリン、シクロデキストリン等の薬学的に許容し得るキャリアー、その他任意の助剤を用いて、常法に従い、粉末状、顆粒状、錠剤状、液状等の任意の剤形に製剤化することができる。この際、助剤としては、例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、安定剤、矯味・矯臭剤等を用いることができる。
本実施形態に係る美白剤及び抗老化剤、並びにメラニン産生抑制剤及び表皮角化細胞増殖組成物を製剤化した場合、レモンバーム抽出物と、プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びパイナップル抽出物からなるプラセンタエキス含有混合物とを含む組成物の含有量は、特に限定されるものではなく適宜設定され得る。
本実施形態に係る美白剤及び抗老化剤、並びにメラニン産生抑制剤及び表皮角化細胞増殖促進剤の他の態様として、これらの組成物は、レモンバーム抽出物と、プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びパイナップル抽出物(プラセンタエキス含有混合物)、並びにコラーゲンペプチドからなるコラーゲンペプチド含有混合物とを有効成分として含有する。
コラーゲンペプチドは、哺乳動物の骨等から得られるコラーゲンを加水分解することにより得られるものである。かかるコラーゲンペプチドとしては、市販のものを用いることができ、例えば、ニッピペプタイドFCP(製品名,ニッピ社製)、イクオスHDL−50F(製品名,新田ゼラチン社製)等が挙げられ、これらのうちの1種を単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
本実施形態に係る美白剤及びメラニン産生抑制剤がコラーゲンペプチドを有効成分としてさらに含有する場合、レモンバーム抽出物の含有量が0.075〜500質量部であり、コラーゲンペプチド含有混合物の含有量(パイナップル抽出物、プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びコラーゲンペプチドの合計含有量)が500〜5000質量部である。好ましくは、レモンバーム抽出物の含有量が0.675〜0.825質量部であり、コラーゲンペプチド含有混合物の含有量(パイナップル抽出物、プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びコラーゲンペプチドの合計含有量)が4500〜5000質量部であり、特に好ましくは、レモンバーム抽出物の含有量が0.750質量部であり、コラーゲンペプチド含有混合物の含有量が5000質量部である。レモンバーム抽出物の含有量と、コラーゲンペプチド含有混合物の含有量(パイナップル抽出物、プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びコラーゲンペプチドの合計含有量)とが上記範囲内であることで、これらの成分による相乗的な美白作用及びメラニン産生抑制作用が奏され得る。
また、本実施形態に係る抗老化剤及び表皮角化細胞増殖促進剤がコラーゲンペプチドを有効成分としてさらに含有する場合、レモンバーム抽出物の含有量が0.0375〜50質量部であり、コラーゲンペプチド含有混合物の含有量(パイナップル抽出物、プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びコラーゲンペプチドの合計含有量)が250〜1000質量部である。好ましくは、レモンバーム抽出物の含有量が0.075〜0.0825質量部であり、コラーゲンペプチド含有混合物の含有量(パイナップル抽出物、プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びコラーゲンペプチドの合計含有量)が500〜550質量部であり、特に好ましくは、レモンバーム抽出物の含有量が0.075質量部であり、コラーゲンペプチド含有混合物の含有量が500質量部である。レモンバーム抽出物の含有量と、コラーゲンペプチド含有混合物の含有量(パイナップル抽出物、プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びコラーゲンペプチドの合計含有量)とが上記範囲内であることで、これらの成分による相乗的な抗老化作用及び表皮角化細胞増殖促進作用が奏され得る。
本実施形態において、コラーゲンペプチド含有混合物中におけるプラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン、パイナップル抽出物及びコラーゲンペプチドの各成分の組成比(質量比)は、レモンバーム抽出物とコラーゲンペプチド含有混合物との上記含有量の範囲内において相乗的な美白作用や抗老化作用が奏され得る限りにおいて適宜設定され得るものであり、例えば、コラーゲンペプチド100質量部に対して、プラセンタエキス6〜6.6質量部、L−ヒドロキシプロリン1〜1.1質量部、パイナップル抽出物0.06〜0.066質量部程度であるのが好ましい。
〔機能性飲食品〕
上述した本実施形態に係る美白剤及び抗老化剤、並びにメラニン産生抑制剤及び表皮角化細胞増殖促進剤は、それらに含まれる複数成分(レモンバーム抽出物、及びプラセンタエキス含有混合物又はコラーゲンペプチド含有混合物)による相乗的な美白作用及び抗老化作用、並びにメラニン産生抑制作用及び表皮角化細胞増殖促進作用を有するため、機能性飲食品に好適に配合され得る。この場合において、当該機能性飲食品は、レモンバーム抽出物とプラセンタエキス含有混合物(プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びパイナップル抽出物)とからなる組成物、又はレモンバーム抽出物とコラーゲンペプチド含有混合物(プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン、パイナップル抽出物及びコラーゲンペプチド)とからなる組成物をそのまま配合してなるものであってもよいし、それらから製剤化した美白剤若しくは抗老化剤、又はメラニン産生抑制剤若しくは表皮角化細胞増殖促進剤を配合してなるものであってもよい。
上述した本実施形態に係る美白剤及び抗老化剤、並びにメラニン産生抑制剤及び表皮角化細胞増殖促進剤は、それらに含まれる複数成分(レモンバーム抽出物、及びプラセンタエキス含有混合物又はコラーゲンペプチド含有混合物)による相乗的な美白作用及び抗老化作用、並びにメラニン産生抑制作用及び表皮角化細胞増殖促進作用を有するため、機能性飲食品に好適に配合され得る。この場合において、当該機能性飲食品は、レモンバーム抽出物とプラセンタエキス含有混合物(プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びパイナップル抽出物)とからなる組成物、又はレモンバーム抽出物とコラーゲンペプチド含有混合物(プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン、パイナップル抽出物及びコラーゲンペプチド)とからなる組成物をそのまま配合してなるものであってもよいし、それらから製剤化した美白剤若しくは抗老化剤、又はメラニン産生抑制剤若しくは表皮角化細胞増殖促進剤を配合してなるものであってもよい。
ここで、機能性飲食品とは、包装等に当該飲食品の機能性を表示してなる飲食品を意味するものとする。
本実施形態における機能性飲食品において、レモンバーム抽出物とプラセンタエキス含有混合物(プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びパイナップル抽出物)とからなる組成物、若しくはレモンバーム抽出物とコラーゲンペプチド含有混合物(プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン、パイナップル抽出物及びコラーゲンペプチド)とからなる組成物、又はそれらから製剤化した美白剤、抗老化剤、メラニン産生抑制剤若しくは表皮角化細胞増殖促進剤の配合量は、適宜設定され得るものであるが、添加対象となる飲食品の一般的な摂取量を考慮して、有効成分としての上記組成物の成人1日あたりの摂取量が1〜1000mg程度になるように設定され得る。
本実施形態における機能性飲食品の種類は特に限定されるものではないが、例えば、清涼飲料、炭酸飲料、栄養飲料、果実飲料、乳酸飲料等の飲料(これらの飲料の濃縮原液及び調製用粉末を含む);アイスクリーム、アイスシャーベット、カキ氷等の冷菓;そば、うどん、はるさめ、ぎょうざの皮、しゅうまいの皮、中華麺、即席麺等の麺類;飴、チューインガム、キャンディー、ガム、チョコレート、錠菓、スナック菓子、ビスケット、ゼリー、ジャム、クリーム、焼き菓子等の菓子類;かまぼこ、ハム、ソーセージ等の水産・畜産加工食品;加工乳、発酵乳等の乳製品;サラダ油、てんぷら油、マーガリン、マヨネーズ、ショートニング、ホイップクリーム、ドレッシング等の油脂及び油脂加工食品;錠剤、カプセル剤、ドリンク剤等が挙げられる。
なお、本実施形態に係る美白剤、抗老化剤、メラニン産生抑制剤及び表皮角化細胞増殖促進剤、並びに機能性飲食品は、ヒトに対して好適に適用されるものであるが、それぞれの作用硬化が奏される限りにおいて、ヒト以外の動物(例えば、マウス、ラット、ハムスター、イヌ、ネコ、ウシ、ブタ、サル等)に対して適用することもできる。
以下、試験例等を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は下記の試験例等に何ら限定されるものではない。
〔被験試料の調製〕
レモンバーム抽出物とプラセンタエキス含有混合物(パイナップル抽出物、プラセンタエキス及びL−ヒドロキシプロリン)とからなる組成物(被験試料1)、並びにレモンバーム抽出物とコラーゲンペプチド含有混合物(パイナップル抽出物、プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びコラーゲンペプチド)とからなる組成物(被験試料2)を、以下のようにして調製した。
レモンバーム抽出物とプラセンタエキス含有混合物(パイナップル抽出物、プラセンタエキス及びL−ヒドロキシプロリン)とからなる組成物(被験試料1)、並びにレモンバーム抽出物とコラーゲンペプチド含有混合物(パイナップル抽出物、プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びコラーゲンペプチド)とからなる組成物(被験試料2)を、以下のようにして調製した。
被験試料1及び被験試料2は、パイナップル抽出物をエタノールに溶解させ、その他の成分(被験試料1においてはレモンバーム抽出物、プラセンタエキス及びL−ヒドロキシプロリン、被験試料2においてはレモンバーム抽出物、プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びコラーゲンペプチド)を水に溶解させ、両者を混合し、各成分を析出させないようにエタノールを留去した後、凍結乾燥することにより調製された。なお、被験試料1及び被験試料2の組成物を構成する各成分としては、下記に示すものを使用した。
[レモンバーム抽出物]
レモンバームエキスA賦形剤未添加乾固物(丸善製薬社製)
[プラセンタエキス含有混合物]
プラセンタエキス(豚プラセンタエキス末100TP,BIOFAC社製)
83.88質量%
L−ヒドロキシプロリン(Lヒドロキシプロリン粉砕末SE,河北冀海生物科技有限公司社製)
15.09質量%
パイナップル抽出物(丸善製薬社製) 1.03質量%
[コラーゲンペプチド含有混合物]
プラセンタエキス(豚プラセンタエキス末100TP,BIOFAC社製)
5.60質量%
L−ヒドロキシプロリン(Lヒドロキシプロリン粉砕末SE,河北冀海生物科技有限公司社製)
0.93質量%
パイナップル抽出物(丸善製薬社製) 0.086質量%
コラーゲンペプチド(ニッピペプタイドFCP(ニッピ社製)及びイクオスHDL−50F(新田ゼラチン社製)を等量で混合) 93.39質量%
レモンバームエキスA賦形剤未添加乾固物(丸善製薬社製)
[プラセンタエキス含有混合物]
プラセンタエキス(豚プラセンタエキス末100TP,BIOFAC社製)
83.88質量%
L−ヒドロキシプロリン(Lヒドロキシプロリン粉砕末SE,河北冀海生物科技有限公司社製)
15.09質量%
パイナップル抽出物(丸善製薬社製) 1.03質量%
[コラーゲンペプチド含有混合物]
プラセンタエキス(豚プラセンタエキス末100TP,BIOFAC社製)
5.60質量%
L−ヒドロキシプロリン(Lヒドロキシプロリン粉砕末SE,河北冀海生物科技有限公司社製)
0.93質量%
パイナップル抽出物(丸善製薬社製) 0.086質量%
コラーゲンペプチド(ニッピペプタイドFCP(ニッピ社製)及びイクオスHDL−50F(新田ゼラチン社製)を等量で混合) 93.39質量%
〔試験例1〕メラニン産生抑制作用試験
被験試料1及び被験試料2について、以下のようにしてB16メラノーマ細胞に対するメラニン産生抑制作用を試験した。
被験試料1及び被験試料2について、以下のようにしてB16メラノーマ細胞に対するメラニン産生抑制作用を試験した。
B16メラノーマ細胞を、10%FBS含有ダルベッコMEM培地を用いて培養した後、トリプシン処理により細胞を回収した。回収した細胞を24.0×104cells/mLの細胞密度になるように10%FBS及び1mmol/Lテオフィリン含有ダルベッコMEM培地で希釈した後、48ウェルプレートに1ウェルあたり300μLずつ播種し、6時間培養した。
培養終了後、被験試料を添加した10%FBS(被験試料1及び被験試料2の各組成物を、溶媒としての10%FBSに表1及び表2に示す試料濃度(終濃度)で溶解させたもの)及び1mmol/Lテオフィリンを含有するダルベッコMEM培地又は試料無添加の10%FBS及び1mmol/Lテオフィリンを含有するダルベッコMEM培地を各ウェルに300μL添加し、4日間培養した。培養終了後、培地を除去し、2mol/LのNaOH溶液200μLを添加して超音波破砕機により細胞を破壊し、波長475nmにおける吸光度を測定した。測定した吸光度の値から、合成メラニン(SIGMA社製)を用いて作成した検量線をもとにメラニン量を算出した。
また、細胞生存率を測定するために、上記と同様にして培養した後、培地を除去し400μLのPBS緩衝液で洗浄して、10%FBSを含有するダルベッコMEM培地に終濃度0.05mg/mLで溶解したニュートラルレッドを各ウェルに200μL添加し、2.5時間培養した。培養後、ニュートラルレッド溶液を除去し、エタノール・酢酸溶液(エタノール:酢酸:水=50:1:49)を各ウェルに200μL添加し、色素を抽出した。抽出後、波長540nmにおける吸光度を測定した。得られた結果から、下記式により細胞生存率により補正したメラニン産生抑制率(%)を算出した。
メラニン産生抑制率(%)={1−(B/D)/(A/C)}×100
式中、Aは「試料無添加のサンプルにおけるメラニン量」を表し、Bは「被験試料を添加したサンプルにおけるメラニン量」を表し、Cは「試料無添加のサンプルにおける540nmにおける吸光度」を表し、Dは「被験試料を添加したサンプルにおける540nmにおける吸光度」を表す。
結果を表1及び表2に示す。
式中、Aは「試料無添加のサンプルにおけるメラニン量」を表し、Bは「被験試料を添加したサンプルにおけるメラニン量」を表し、Cは「試料無添加のサンプルにおける540nmにおける吸光度」を表し、Dは「被験試料を添加したサンプルにおける540nmにおける吸光度」を表す。
結果を表1及び表2に示す。
表1に示すように、レモンバーム抽出物の含有量が0.8〜10質量部であって、プラセンタエキス含有混合物の含有量(パイナップル抽出物、プラセンタエキス及びL−ヒドロキシプロリンの合計含有量)が200〜400質量部の範囲内であることにより、相乗的なメラニン産生抑制作用が奏され得ることが確認された。
また、表2に示すように、レモンバーム抽出物の含有量が0.075〜500質量部であって、コラーゲンペプチド含有混合物の含有量(パイナップル抽出物、プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びコラーゲンペプチドの合計含有量)が500〜5000質量部の範囲内であることにより、相乗的なメラニン産生抑制作用が奏され得ることが確認された。
〔試験例2〕表皮角化細胞増殖促進作用試験
被験試料1及び被験試料2について、以下のようにして表皮角化細胞増殖促進作用を試験した。
被験試料1及び被験試料2について、以下のようにして表皮角化細胞増殖促進作用を試験した。
正常ヒト新生児表皮角化細胞(NHEK)を、正常ヒト表皮角化細胞増殖培地(KGM)を用いて培養した後、トリプシン処理にて細胞を回収した。回収した細胞を3.0×104cells/mLの細胞密度になるようにKGM培地で希釈した後、コラーゲンコーとした96ウェルプレートに1ウェルあたり100μLずつ播種し、一晩培養した。培養終了後、培地を除去し、被験試料を添加したKGM培地(被験試料1及び被験試料2の各組成物を、溶媒としてのKGM培地に表3及び表4に示す試料濃度(終濃度)で溶解させたもの)又は試料無添加のKGM培地を各ウェルに100μL添加し、3日間培養した。
表皮角化細胞増殖促進作用は、MTTアッセイ法を用いて測定した。3日間培養後、培地を除去し、PBS緩衝液に終濃度0.4mg/mLで溶解したMTTを各ウェルに100μL添加した。2時間培養した後に、細胞内に精製したブルーホルマザンを2−プロパノール100μLで抽出した。抽出後、波長570nmにおける吸光度を測定した。同時に濁度として波長650nmにおける吸光度を測定し、両者の差をもってブルーホルマザン生成量とした。得られた結果から、下記式により表皮角化細胞増殖促進率(%)を算出した。
表皮角化細胞増殖促進率(%)=St/Ct×100
式中、Stは「被験試料を添加した細胞でのブルーホルマザン生成量」を表し、Ctは「試料無添加の細胞でのブルーホルマザン生成量」を表す。
結果を表3及び表4に示す。なお、表3において、被験試料1の表皮角化細胞増殖促進率(%)は、プラセンタエキス含有混合物を含まず(終濃度0μg/mL)、レモンバーム抽出物を各濃度(終濃度)で含む試料における表皮角化細胞増殖促進率(%)を1としたときの比で表され、表4において、被験試料2の表皮角化細胞増殖促進率(%)は、コラーゲンペプチド含有混合物を含まず(終濃度0μg/mL)、レモンバーム抽出物を各濃度(終濃度)で含む試料における表皮角化細胞増殖促進率(%)を1としたときの比で表される。
式中、Stは「被験試料を添加した細胞でのブルーホルマザン生成量」を表し、Ctは「試料無添加の細胞でのブルーホルマザン生成量」を表す。
結果を表3及び表4に示す。なお、表3において、被験試料1の表皮角化細胞増殖促進率(%)は、プラセンタエキス含有混合物を含まず(終濃度0μg/mL)、レモンバーム抽出物を各濃度(終濃度)で含む試料における表皮角化細胞増殖促進率(%)を1としたときの比で表され、表4において、被験試料2の表皮角化細胞増殖促進率(%)は、コラーゲンペプチド含有混合物を含まず(終濃度0μg/mL)、レモンバーム抽出物を各濃度(終濃度)で含む試料における表皮角化細胞増殖促進率(%)を1としたときの比で表される。
表3に示すように、レモンバーム抽出物の含有量が0.2〜10質量部であって、プラセンタエキス含有混合物の含有量(パイナップル抽出物、プラセンタエキス及びL−ヒドロキシプロリンの合計含有量)が100〜400質量部の範囲内であることにより、相乗的な表皮角化細胞増殖作用が奏され得ることが確認された。
また、表4に示すように、レモンバーム抽出物の含有量が0.0375〜50質量部であって、コラーゲンペプチド含有混合物の含有量(パイナップル抽出物、プラセンタエキス、L−ヒドロキシプロリン及びコラーゲンペプチドの合計含有量)が250〜1000質量部の範囲内であることにより、相乗的な表皮角化細胞増殖作用が奏され得ることが確認された。
本発明の美白剤及びメラニン産生抑制剤、並びにそれらを配合した機能性飲食品は、皮膚の色黒(皮膚色素沈着症)、シミ、ソバカス等の予防・改善に大きく貢献することができ、本発明の抗老化剤及び表皮角化細胞増殖促進剤、並びにそれらを配合した機能性飲食品は、シワ、くすみ等の皮膚の老化の予防・改善に大きく貢献することができる。
Claims (10)
- レモンバーム抽出物と、パイナップル抽出物と、プラセンタエキスと、L−ヒドロキシプロリンとを有効成分として含有し、
前記レモンバーム抽出物の含有量が0.8〜10質量部であり、
前記パイナップル抽出物、前記プラセンタエキス及び前記L−ヒドロキシプロリンの合計含有量が200〜400質量部であることを特徴とする美白剤。 - レモンバーム抽出物と、パイナップル抽出物と、プラセンタエキスと、L−ヒドロキシプロリンと、コラーゲンペプチドとを有効成分として含有し、
前記レモンバーム抽出物の含有量が0.075〜500質量部であり、
前記パイナップル抽出物、前記プラセンタエキス、前記L−ヒドロキシプロリン及び前記コラーゲンペプチドの合計含有量が500〜5000質量部であることを特徴とする美白剤。 - レモンバーム抽出物と、パイナップル抽出物と、プラセンタエキスと、L−ヒドロキシプロリンとを有効成分として含有し、
前記レモンバーム抽出物の含有量が0.8〜10質量部であり、
前記パイナップル抽出物、前記プラセンタエキス及び前記L−ヒドロキシプロリンの合計含有量が200〜400質量部であることを特徴とするメラニン産生抑制剤。 - レモンバーム抽出物と、パイナップル抽出物と、プラセンタエキスと、L−ヒドロキシプロリンと、コラーゲンペプチドとを有効成分として含有し、
前記レモンバーム抽出物の含有量が0.075〜500質量部であり、
前記パイナップル抽出物、前記プラセンタエキス、前記L−ヒドロキシプロリン及び前記コラーゲンペプチドの合計含有量が500〜5000質量部であることを特徴とするメラニン産生抑制剤。 - レモンバーム抽出物と、パイナップル抽出物と、プラセンタエキスと、L−ヒドロキシプロリンとを有効成分として含有し、
前記レモンバーム抽出物の含有量が0.2〜10質量部であり、
前記パイナップル抽出物、前記プラセンタエキス及び前記L−ヒドロキシプロリンの合計含有量が100〜400質量部であることを特徴とする抗老化剤。 - レモンバーム抽出物と、パイナップル抽出物と、プラセンタエキスと、L−ヒドロキシプロリンと、コラーゲンペプチドとを有効成分として含有し、
前記レモンバーム抽出物の含有量が0.0375〜50質量部であり、
前記パイナップル抽出物、前記プラセンタエキス、前記L−ヒドロキシプロリン及び前記コラーゲンペプチドの合計含有量が250〜1000質量部であることを特徴とする抗老化剤。 - レモンバーム抽出物と、パイナップル抽出物と、プラセンタエキスと、L−ヒドロキシプロリンとを有効成分として含有し、
前記レモンバーム抽出物の含有量が0.2〜10質量部であり、
前記パイナップル抽出物、前記プラセンタエキス及び前記L−ヒドロキシプロリンの合計含有量が100〜400質量部であることを特徴とする表皮角化細胞増殖促進剤。 - レモンバーム抽出物と、パイナップル抽出物と、プラセンタエキスと、L−ヒドロキシプロリンと、コラーゲンペプチドとを有効成分として含有し、
前記レモンバーム抽出物の含有量が0.0375〜50質量部であり、
前記パイナップル抽出物、前記プラセンタエキス、前記L−ヒドロキシプロリン及び前記コラーゲンペプチドの合計含有量が250〜1000質量部であることを特徴とする表皮角化細胞増殖促進剤。 - 請求項1若しくは請求項2に記載の美白剤、又は請求項3若しくは請求項4に記載のメラニン産生抑制剤を配合してなる機能性飲食品。
- 請求項5若しくは請求項6に記載の抗老化剤、又は請求項7若しくは請求項8に記載の表皮角化細胞増殖促進剤を配合してなる機能性飲食品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015203449A JP2017075118A (ja) | 2015-10-15 | 2015-10-15 | 美白剤、抗老化剤及び機能性飲食品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015203449A JP2017075118A (ja) | 2015-10-15 | 2015-10-15 | 美白剤、抗老化剤及び機能性飲食品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017075118A true JP2017075118A (ja) | 2017-04-20 |
Family
ID=58550729
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015203449A Pending JP2017075118A (ja) | 2015-10-15 | 2015-10-15 | 美白剤、抗老化剤及び機能性飲食品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2017075118A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022035271A (ja) * | 2020-08-20 | 2022-03-04 | 株式会社ディーエイチシー | Nad産生促進剤 |
| JP2024073315A (ja) * | 2022-11-17 | 2024-05-29 | 株式会社ディーエイチシー | バリア機能性組成物及び経口用組成物 |
-
2015
- 2015-10-15 JP JP2015203449A patent/JP2017075118A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022035271A (ja) * | 2020-08-20 | 2022-03-04 | 株式会社ディーエイチシー | Nad産生促進剤 |
| JP2024073315A (ja) * | 2022-11-17 | 2024-05-29 | 株式会社ディーエイチシー | バリア機能性組成物及び経口用組成物 |
| JP7587562B2 (ja) | 2022-11-17 | 2024-11-20 | 株式会社ディーエイチシー | バリア機能性組成物及び経口用組成物 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5822423B2 (ja) | 皮膚線維芽細胞増殖促進剤、トランスグルタミナーゼ−1産生促進剤、エラスターゼ活性阻害剤、mmp−1活性阻害剤、エストロゲン様作用剤、i型コラーゲン産生促進剤、及びuv−bダメージからの回復作用剤 | |
| JP5714869B2 (ja) | 糖不含有パイナップル抽出物、及びその製造方法、並びにその用途 | |
| JP2009046465A (ja) | 皮膚化粧料及び飲食品 | |
| JP6055667B2 (ja) | コラーゲン産生促進剤 | |
| KR101525877B1 (ko) | 피부 주름 개선 및 피부 노화 방지를 위한 조성물 | |
| JP2003055244A (ja) | ヒアルロン酸産生促進剤、該ヒアルロン酸産生促進剤を配合した皮膚化粧料及び飲食物 | |
| JP2023118853A (ja) | 抗老化用組成物、抗老化用皮膚化粧料および抗老化用飲食品 | |
| JP6709783B2 (ja) | アルパインワームウッド抽出物を含む脱毛防止または育毛促進用組成物 | |
| JP4672269B2 (ja) | 抗老化剤、血小板凝集抑制剤、抗酸化剤、抗アレルギー剤、皮膚化粧料及び飲食品 | |
| JP5512067B2 (ja) | 皮膚化粧料 | |
| JP5534654B2 (ja) | 抗炎症剤 | |
| KR20160079269A (ko) | 애엽 발효 추출물을 함유하는 항염증 약학적 조성물 및 건강기능식품 | |
| JP2017075118A (ja) | 美白剤、抗老化剤及び機能性飲食品 | |
| JP5832714B2 (ja) | チロシナーゼ活性阻害剤及びメラニン産生抑制剤 | |
| KR20090103823A (ko) | 항노화제, 피부외용제 및 음식품 | |
| JP3935360B2 (ja) | ヒアルロン酸産生促進剤並びに皮膚化粧料及び美容用飲食品 | |
| JP3938693B2 (ja) | コラーゲン産生促進剤並びに皮膚化粧料及び美容用飲食品 | |
| JP5419259B2 (ja) | 化粧料 | |
| JP5419258B2 (ja) | 化粧料 | |
| JP2011032177A (ja) | Kit切断抑制剤 | |
| JP7742622B2 (ja) | ヒアルロン酸産生促進剤 | |
| JP2008081440A (ja) | アロマターゼ活性促進剤 | |
| JP2008081441A (ja) | プロテアーゼ活性促進剤 | |
| JP2009242262A (ja) | 美白剤、並びに、皮膚外用剤及び飲食品 | |
| KR102225585B1 (ko) | 증삼액 가공물을 포함하는 피부 주름 개선용 화장료 조성물 |