[go: up one dir, main page]

JP2017075098A - 動物用の口腔用組成物並びにそれを使用した動物用の歯周病予防剤及び動物用の口臭予防剤 - Google Patents

動物用の口腔用組成物並びにそれを使用した動物用の歯周病予防剤及び動物用の口臭予防剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2017075098A
JP2017075098A JP2015202002A JP2015202002A JP2017075098A JP 2017075098 A JP2017075098 A JP 2017075098A JP 2015202002 A JP2015202002 A JP 2015202002A JP 2015202002 A JP2015202002 A JP 2015202002A JP 2017075098 A JP2017075098 A JP 2017075098A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bacteria
animals
mastic
composition
lactic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015202002A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6468559B2 (ja
Inventor
到 渡辺
Itaru Watanabe
到 渡辺
浅井 史敏
Fumitoshi Asai
史敏 浅井
行男 加藤
Yukio Kato
行男 加藤
明志 白井
Mitsuyuki Shirai
明志 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SOSIN KK
Azabu Veterinary Medical School
Original Assignee
SOSIN KK
Azabu Veterinary Medical School
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SOSIN KK, Azabu Veterinary Medical School filed Critical SOSIN KK
Priority to JP2015202002A priority Critical patent/JP6468559B2/ja
Publication of JP2017075098A publication Critical patent/JP2017075098A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6468559B2 publication Critical patent/JP6468559B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

【課題】マスティック樹脂及び/又はマスティック精油を使用することにより、製造コストが抑えられ、且つ特に犬若しくは猫といった愛玩動物特有の歯周病関連細菌(主にポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas.gulae))に選択的に作用を示す動物用の口腔用組成物を提供する。
【解決手段】歯周病菌に対して殺菌効果を示す動物用の口腔用組成物であって、マスティック樹脂を有効成分として含有する。
【選択図】なし

Description

本発明は、マスティック樹脂及び/又はマスティック精油を有効成分として含有する動物用の口腔用組成物であって、特に犬、猫等の愛玩動物(ペット)に対して有効な口腔組成物に関する。また、本発明は、前記動物用の口腔用組成物を使用して成る動物用の歯周病予防剤及び動物用の口臭予防剤に関する。
一般的にヒトの場合、う蝕(虫歯)や歯周病の原因の1つとして、プラーク(歯垢)の付着があり、従来から口腔衛生においてはその除去や予防、即ちプラークコントロールが重要であることが指摘されている。プラークの形成機序は、口腔内微生物、特にストレプトコッカス・ミュータンス(Streptococcus mutans)の菌体外酵素であるグルコシルトランスフェラーゼがスクロースを基質として、粘着性で且つ、不溶性のグルカンを合成し、このグルカンが歯面に付着して菌体の凝集塊であるプラークを形成することからなる。
このプラークコントロールの方法としては、歯ブラシ等による機械的なプラーク除去や、口腔用殺菌剤を使用した口腔内殺菌が主である。しかしながら、歯ブラシ等による機械的なプラーク除去の場合は、訓練を受けた上手な磨き方で長時間かけて行わなければ充分にプラークを除去することはできない。また、口腔用殺菌剤による方法であれば、プラークなどの菌体凝集塊に対しては殺菌剤成分が内部まで浸透しないため、その効果が充分に発揮されないという問題点がある。そのため、殺菌剤成分の濃度を上げたり、処置時間を長くする等の工夫が必要となる。また、殺菌剤によるプラーク除去については、口腔内の菌すべてに対し作用するため、口腔常在菌や人体に有用な菌も殺菌することになり、安全性、経済性、有効性の面から、必ずしも満足できるものではなかった。
また、ヒトの場合における歯周病は、歯ぎん炎、歯肉炎又は歯槽膿漏などの歯の歯周組織に炎症を引き起こす症状を有する疾患である。歯周病の原因菌としては、ポルフィロモナス・ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)、プレボテラ・インターメディア(Prevotella intermedia)、トレポネマ・デンティコラ(Treponema denticola)、カンジダ菌などの菌が知られている。歯周病は、プラーク由来の疾患が主であるので、う蝕予防と同様にその予防にはプラークコントロールが有用であるが、上記に述べた懸念と同様の懸念が生じてしまう。また、歯周病の中には、プラークに由来しないものや、更に重症化してしまうと、歯科若しくは口腔外科医院で、専門的な治療(主に抗生物質などによる化学的療法、抜歯等)を受けなくてはならず、例えば投与した薬剤によっては、副作用として種々の消化器系疾患を誘発するといった懸念があった。
上記に述べたようなヒトにおけるう蝕及び歯周病予防の懸念を解消すべく、少量の有効成分で効果を示し、その成分の取扱いが簡便な材料(例えば天然物など)で口腔用組成物の開発が種々成されている。その一例として、マスティック(主にその樹液)を使用した口腔用組成物が、特許第3389556号公報(特許文献1)、特開2012−97018号公報(特許文献2)に開示されている。マスティックとは、ギリシャ・ヒオス島で栽培されるウルシ科カイノキ属マスティックス(Pistacia Lentiscus)を指し、主にう蝕や歯周病予防においてはその樹液を用いる。また、マスティック樹液は、ヒトにおけるう蝕及び歯周病予防だけでなく、そのほかにピロリ菌やカンピロバクター菌に対する抗菌作用も知られている。なお、マスティック樹液の主な成分としては、マスティック精油、マスチカジエノン酸、イソマスチカジエノン酸、トリテルペン類、アルデヒド類、アルコール類、ポリβ‐ミルセン等である。
また、同じく少量の有効成分で効果を示し、その成分の取扱いが簡便な材料の口腔用組成物として、植物性乳酸菌の一種であるラクトバチルス・ブレビス(Lactobacillus
brevis)菌を主に使用した口腔用組成物が、特開2014−166992号公報(特許文献3)に開示されている。特許文献3において使用する植物性乳酸菌は、その菌体の体長を0.1〜5μm程度に揃えられ、且つ死菌として用いられたものである。そのことにより、少ない含有量で、且つ製造コストが抑えられた口腔用組成物が提供されるというものである。
ところで、ヒト以外の動物、特に犬、猫等の愛玩動物(ペット)においても、う蝕や歯周病予防が欠かせない。愛玩動物においても、ヒト同様に、飼主などが行う歯ブラシを用いた機械的なプラークコントロール、動物用の歯周病予防剤若しくは治療剤を用いた洗口による化学的処置が行われる。またそれらの治療剤を混ぜたペットフードやチューイングガム等による処置、薬剤の服用、ワクチン投与による予防処置が行われている。ちなみに、住環境にもよるが、犬、猫の歯周病を引き起こす原因菌としては、ヒトと共通して、例えばポルフィロモナス・ジンジバリス(Porphyromona gingivalis)、プレボテラ・インターメディア(Prevotella intermedia)がある。しかしながら、ヒトには常在しない、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas.gulae)、ポルフィロモナス・サリボサ(Porphyromonas.salivosa)、オドリバクター・デンティカニス(Odoribacter.denticanis)等といった、犬や猫に寄生する歯周病の原因菌も存在する。
犬や猫に寄生する歯周病の原因菌である、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas.gulae)等に対する予防ワクチンが、例えば特許第4099213号公報(特許文献4)に開示されている。また、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas.gulae)等に対する口腔用組成物として、明日葉抽出物由来の口腔用組成物が、特開2015−67539号公報(特許文献5)に開示されている。
特許第3389556号公報 特開2012−97018号公報 特開2014−166992号公報 特許第4099213号公報 特開2015−67539号公報
しかしながら、特許文献1、2及び3においては、あくまでヒトを対象としており、例えばポルフィロモナス・ジンジバリス(Porphyromona gingivalis)には有効な効果を示すが、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas.gulae)、ポルフィロモナス・サリボサ(Porphyromonas.salivosa)、オドリバクター・デンティカニス(Odoribacter.denticanis)等といった、犬や猫に寄生する歯周病の原因菌に対しては、そのような効果を示す記載や示唆などはない。
また、特許文献4に係る発明においては、ワクチン投与が主であり、直接的な記載はないが、獣医師による処置が必要である。言い換えると、獣医師の資格を有さない飼主が、犬、猫などのペットに対してケアが可能であるという旨の記載や示唆はない。無論、特許文献1及び2のようにマスティックを用いる旨の記載や示唆、特許文献3のように植物性乳酸菌を用いるといった記載や示唆は、特許文献4にはない。
そして、特許文献5においては、飼主が簡便に取り扱えるよう、ペーストやジェル等の剤型が採られている。また、マスティックを使用する旨の記載がある。そのことを踏まえると、特許文献1乃至5の知見を基にした動物用の口腔用組成物が考えられる。
しかしながら、特許文献5においては、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas.gulae)に対しては、あくまで明日葉抽出物が有効成分であるとしている。そして、マスティックを使用する旨の記載があると上述したが、あくまで香料としての使用であり、犬や猫に寄生する歯周病の原因菌(特にポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas.gulae))に対して、マスティックが効果を示す旨の記載や示唆はない。
本発明は、上記の事情を鑑み、マスティック樹脂及び/又はマスティック精油を使用することにより、製造コストが抑えられ、且つ特に犬若しくは猫といった愛玩動物特有の歯周病関連細菌(特にポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas.gulae))に作用を示す動物用の口腔用組成物を提供することにある。
本発明に係る動物用の口腔用組成物の上記目的は、歯周病菌に対して殺菌効果を示す動物用の口腔用組成物であって、マスティック樹脂を有効成分として含有することによって達成される。
また、本発明に係る動物用の口腔用組成物の上記目的は、前記マスティック樹脂は、濃度が5〜60%のマスティック樹脂液として使用することにより、或いは前記マスティック樹脂液は、溶剤に溶解させて成り、並びに前記マスティック樹脂を溶解させる溶剤は、エタノール、グリセリン、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、脂肪酸トリグリセリド(脂肪酸由来部分については炭素数8〜18)トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、脂肪酸モノグリセリド(脂肪酸由来部分については炭素数8〜18)、モノカプリン酸グリセリル、脂肪酸エステル(脂肪酸由来部分については炭素数8〜18)、ミリスチン酸イソプロピル、イソオクタン酸エチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、高級アルコール(炭素数8〜22)、オレイルアルコール、ソルビタン脂肪酸(脂肪酸由来部分については炭素数8〜18)エステル、若しくはショ糖脂肪酸エステル(脂肪酸由来部分については炭素数8〜18)のいずれか1つから選択されることにより、或いは前記マスティック樹脂液の含有量は、0.1〜50%であることにより、或いは更にマスティック精油を有効成分として含有することにより、或いは前記マスティック精油の含有量は、0.01〜1.0%であることにより、或いは更に粒度分布における最頻値が1.0μm以下である乳酸菌を有効成分として含有することにより、或いは前記乳酸菌は、ラクトバチルス属細菌類のうち少なくとも1つから選択されることにより、或いは前記ラクトバチルス属細菌類が、死菌であることにより、或いは前記乳酸菌の菌株が、ラクトバチルス・ブレビス菌株 BP−4693であることにより、或いは記乳酸菌の含有量は、0.01〜1.0%であることにより、或いは対象動物が、犬若しくは猫であることにより、或いは前記歯周病菌が、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas.gulae)であることにより、より効果的に達成される。
また、本発明は、前記動物用の口腔用組成物を使用した動物用の歯周病予防剤又は動物用の口臭予防剤によっても効果的に達成される。
本発明に係る動物用の口腔用組成物によれば、マスティック樹脂及び/又はマスティック精油を使用することにより、製造コストが抑えられ、且つ特に犬若しくは猫といった愛玩動物特有の歯周病関連細菌(特にポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas.gulae))に作用を示すことが明らかになった。
また、剤型によっては、本発明に係る動物用の口腔用組成物を使用することにより、動物用の歯周病予防剤又は動物用の口臭予防剤への応用が可能になった。
以下、本発明に係る動物用の口腔用組成物について、詳細を説明する。本願において、「マスティック樹液」はウルシ科のカイノキ属マスティクス(Pistacia lentiscus)から採れる樹液を言い、背景技術の項で上述したように主成分としてはマスチカジエノン酸、イソマスチカジエノン酸、トリテルペン類、アルデヒド類、アルコール類、ポリβ‐ミルセン等である。「マスティック樹脂」とはマスティック樹液を、自然乾燥させ凝固させたものを言う。「マスティック精油」とは、マスティック樹液又はマスティック樹脂を水蒸気蒸留法若しくは乾留により、揮発性の成分(主にテルペン類)を精油化したものをいう。また、「%」については、特段の記載が無い場合には、全て重量百分率とする。
先ず、マスティック樹脂について説明する。マスティック樹脂は、本発明に係る動物用の口腔用組成物において、歯周病関連細菌(特にポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas.gulae))に対する抗菌作用を示す重要な構成要素である。マスティック樹脂は、上述のように、マスティック樹液を自然乾燥させたものを使用する。ちなみに、自然乾燥の時間は、1日以上であれば特に限定はない。
なお、当該組成物においては、マスティック樹脂を溶剤に溶解させて使用する。溶剤に溶解させる理由は、マスティック樹脂自体が水に不溶であること、当該組成物がジェルや液体等の種々の剤型を採ったときに種々の添加剤との相溶性を検討した結果である。
マスティック樹脂を溶解させるための溶剤としては、エタノール、グリセリン、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、脂肪酸トリグリセリド(脂肪酸由来部分については炭素数8〜18程度で、中でも炭素数8〜12のものが望ましい。)トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、脂肪酸モノグリセリド(脂肪酸由来部分については炭素数8〜18程度で、中でも炭素数8〜12のものが望ましい。)、モノカプリン酸グリセリル、脂肪酸エステル(脂肪酸由来部分については炭素数8〜18程度で、中でも炭素数8〜12のものが望ましい。)、ミリスチン酸イソプロピル、イソオクタン酸エチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、高級アルコール(炭素数8〜22程度)、オレイルアルコール、ソルビタン脂肪酸エステル(脂肪酸由来部分については炭素数8〜18程度で、中でも炭素数8〜12のものが望ましい。)、ショ糖脂肪酸エステル(脂肪酸由来部分については炭素数8〜18程度で、中でも炭素数8〜12のものが望ましい。)等といったものを使用することができる。
なお、マスティック樹脂を本発明に係る動物用の口腔用組成物に使用する場合は、溶剤に対して、均一系溶液になるようにすればよい。以下、この均一系溶液を「マスティック樹脂液」とする。マスティック樹脂液の濃度は、5〜60%が望ましい。ちなみに、その濃度が5%以下であると、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas.gulae)に対する抗菌効果が得られず、その濃度が60%以上であると、不均一系溶液になってしまい、且つ5%以下のときほどではないもののポルフィロモナス・グラエに対する殺菌効果も低下する。
マスティック樹脂液の調製方法については、上記濃度を順守すれば常法で構わない。そして、マスティック樹脂の溶解温度は、溶剤の沸点等を考慮すれば適宜温度上昇させてよく、場合によっては常温で構わない。なお、マスティック樹脂を溶剤に溶解させた後に、濾過をして、マスティック樹脂液として使用するのが望ましい。
なお、マスティック樹脂液の含有量は、本発明に係る動物用の口腔用組成物全量に対し、0.1〜50%が望ましい。ちなみに、マスティック樹脂そのものとして換算した場合は、マスティック樹脂液の含有量が、0.1%以下であると、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas.gulae)に対する殺菌効果が低下する又はその殺菌効果が示されない。またマスティック樹脂液の含有量が、50%以上であると、ポルフィロモナス・グラエに対する殺菌効果が十分であっても、ペットにおける患部周辺の組織等が何らかの炎症やアレルギー反応を起こすといった懸念があり、且つ場合によってはこの濃度範囲内よりもポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas.gulae)に対する殺菌効果が低下する可能性もある。
次に、マスティック精油について説明する。ちなみに、マスティック精油については、上述のように、マスティック樹液又は樹脂を水蒸気蒸留若しくは乾留して揮発性成分(主にテルペン類)を精油化したものを使用すればよい。なお精油化については常法で良い。
マスティック精油の含有量は、本発明に係る動物用の口腔用組成物全量に対し、0.01〜1.0%が望ましい。マスティック精油の含有量が、1.0%以上であると、マスティック樹脂液のときと同様に、ペットにおける患部周辺の組織等が何らかの炎症やアレルギー反応を起こすといった懸念があり、且つ場合によってはポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas.gulae)に対する殺菌効果が低下する可能性がある。ちなみに、マスティック精油については、本発明に係る動物用の口腔用組成物に含有させなくても、即ちマスティック樹脂のみでもポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas.gulae)に対する殺菌効果を示すが、含有させればより良い殺菌効果が得られる。また、マスティック精油を添加することにより、口臭予防の役割を果たす。なお、マスティック精油の含有量が0.01%以下であると、口臭予防効果を示さないためである。
そして、本発明に係る動物用の口腔用組成物は、更に粒度分布における最頻値が1.0μm以下である乳酸菌を有効成分として含有することで成立する。ここで言う「粒度分布における最頻値」とは、菌の大きさ(体長)を表す指標となる値であって、菌体の粒子径(体長)を測定したときの粒度分布における相対頻度が最大となる粒子径をいう。言い換えると、「最頻値が1.0μm以下である」といった場合、菌体の体長が、0.1〜5μmの範囲のものを指す。ちなみに、菌体の体長は、電子顕微鏡などの公知技術で測定可能である。最頻値が1.0μm以上であると、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas.gulae)に対して、死活効果を示すには示すが、該細菌類に対する取り込み数が急激に減少するため、1.0μm以下にして使用するのが望ましい。なお、本発明で使用する乳酸菌については、公知技術(例えば国際特許公開第2009/157073号を参照のこと)にて調製すれば良い。
本発明に係る動物用の口腔用組成物にて使用する乳酸菌には、ラクトバチルス・ブレビス(Lactobacillus brevis)、ラクトバチルス・ブレビス・サブスピーシス・コアギュランス(L.brevis subspecies coagulans)、ラクトバチルス・アシドフィルス(L.acidphilus)、ラクトバチルス・ガセリ(L.gasseri)、ラクトバチルス・マリ(L.mali)、ラクトバチルス・プランタラム(L.plantarum)、ラクトバチルス・ブヒネリ(L.buchneri)、ラクトバチルス・カゼイ(L.casei)、ラクトバチルス・ジョンソニー(L.johnsonii)、ラクトバチルス・ガリナラム(L.gallinarum)、ラクトバチルス・アミロボラス(L.amylovorus)、ラクトバチルス・ラムノーザス(L.rhamnosus)、ラクトバチルス・ケフィア(L.kefir)、ラクトバチルス・パラカゼイ(L.paracasei)、ラクトバチルス・クリスパタス(L.crispatus)等のラクトバチルス属細菌類、ラクトコッカス・ラクチス(Lactococcus lactis)等のラクトコッカス属細菌類、エンテロコッカス・フェカリス(Enterococcus faecalis)、エンテロコッカス・フェシウム(E.faecium)等のエンテロコッカス属細菌類、ビフィドバクテリウム・ビフィダム(Bifidobacterium bifidum)、ビフィドバクテリウム・ロンガム(B.longum)、ビフィドバクテリウム・アドレスセンティス(B.adolescentis)、ビフィドバクテリウム・インファンティス(B.infantis)、ビフィドバクテリウム・ブレーベ(B.breve)、ビフィドバクテリウム・カテヌラータム(B.catenulatum)等のビフィドバクテリウム属細菌などが挙げられる。その中でもラクトバチルス属細菌類が好ましく、中でも菌株としては、ラクトバチルス・ブレビス(L.brevis)の菌株BP−4693が好ましい。なお、当該乳酸菌は死菌を使用するのが好ましい。これは、本発明で使用する乳酸菌として調製する際、その調製が容易だからであるのと、死菌でも十分に所望の殺菌効果を発揮するからである。
また、前記乳酸菌は、本発明に係る動物用の口腔用組成物においては、該動物用の口腔用組成物の全量に対し、0.01〜1.0%含有させることが好ましい。0.01%未満であると、乳酸菌が、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas.gulae)を死活させる効果が発揮しない。また、1.0%以上であると、前記細菌類の取り込み数に影響が出る。
また、本発明の動物用の口腔用組成物の剤型は、練り歯磨き剤、ジェル、液状歯磨き剤、粉末状歯磨き剤、洗口剤、フィルム剤、チューインガム、ペットフード用添加物又はパスタから選択され得る。
また、本発明の動物用の口腔用組成物と同様の配合条件で、更に動物用の歯周病予防剤及び動物用の口臭予防剤することができる。
以上に述べた態様で、本発明に係る動物用の口腔用組成物並びに該組成物を使用した動物用の歯周病予防剤及び動物用の口臭予防剤については実施可能であるが、種々の添加剤を含有させても良い。その添加剤について次に説明する。
その添加剤の一例として、更にパパイアエキス及び/又はキトサンを配合させることによって、本発明に係る動物用の口腔用組成物が成る。これらについては、上記に述べた乳酸菌と相乗効果を示す。
パパイアエキスは、天然パパイア果実由来のエキスであり、天然パパイアの果実を擦り潰し、エタノール等の溶媒に漬け込んで抽出したエキスであり、パパイアの果実については、熟したものであっても、まだ青い状態の未完熟のものであってもよい。このパパイアエキスは湿潤剤としての役割を果たしており、口腔内の潤いを保つことができるとともに、特に未完熟のパパイアはパパイン酵素が豊富に含まれている。このパパイン酵素が歯面上や歯と歯茎との間にある歯垢を取り除きやすくし、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas.gulae)を乳酸菌によって死活させる効果がより発揮される。このパパイアエキスの配合量は特に限定はないが、本発明に係る口腔用組成物の全量に対し、0.005%〜10%が望ましい。0.005%未満であると上述の効果が発揮されず、10%より過剰になると乳酸菌のポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas.gulae)への効果が薄れてしまう可能性がある。
対してキトサンは、カニやエビ等の甲殻類の外骨格から得られるキチンを強アルカリ等の煮沸処理などで得られるものである。多糖類であるため、粘結剤として使用されることもあるが、抗菌剤や歯面のコーティング作用を示す効果もある。また、上述の乳酸菌又はパパイン酵素をより長時間歯面に留めることができる。これによりポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas.gulae)を死活させる効果がより発揮される。このパパイアエキスの配合量は特に限定はないが、本発明に係る口腔用組成物の全量に対し、0.005%〜10%が望ましい。0.005%未満であると上述の効果が発揮されず、10%より過剰になると乳酸菌のポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas.gulae)への効果が薄れてしまう可能性がある。
さらに、キトサン及びパパイアエキスを同時に配合しても良い。これによりキトサンがパパイン酵素と乳酸菌を歯面又は歯と歯茎との間に滞留させる時間を長くすることができ、キトサンによる殺菌効果も合わさり、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas.gulae)を死活させる効果がより発揮される。この場合の配合量も特に限定はないが、キトサン及びパパイアエキスそれぞれ0.005%〜10%が望ましい。0.005%未満であると上述の効果が発揮されず、10%より過剰になると乳酸菌のポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas.gulae)への効果が薄れてしまう可能性がある。
研磨剤としてシリカゲル、沈降性シリカ、加成性シリカ、含水ケイ酸、無水ケイ酸、ゼオライト、アルミノシリケート、ジルコノシリケート等のシリカ系研磨剤、結晶セルロース、第二リン酸カルシウム二水和物、第二リン酸カルシウム無水和物、ピロリン酸カルシウム、第三リン酸マグネシウム、第三リン酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸ジルコニウム、合成樹脂研磨剤などが挙げられる。これらのうち1種又は2種以上を併用して用いることができる。これらの研磨剤の配合量は、本発明に係る口腔用組成物全量に対して0〜60%が一般的である。
湿潤剤としてグリセリン、濃グリセリン、ジグリセリン、ソルビット、マルチトール、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、キシリトール、ポリエチレングリコールなどの多価アルコールが挙げられ、これらの1種又は2種以上を使用することができる。なお、これらについては、マスティック樹脂を溶解させる溶剤としても使用可能である。
粘結剤(増粘剤)として、カラギーナン類、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、カルシウム含有アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カリウム、アルギン酸カルシウム、アルギン酸アンモニウムなどアルギン酸及びその誘導体、キサンタンガム、グァーガム、ゼラチン、寒天、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリアクリル酸ナトリウム、プルランなどが挙げられ、これらのうち1種又は2種以上を併用して用いることができる。なお、増粘剤は、ゲル(ジェル)化剤としての役割も兼ねる。
発泡剤としてラウリル硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、アルキルスルホコハク酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸モノグリセリンスルホン酸ナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、N−アシルグルタメートなどのN−アシルアミノ酸塩、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、マルチトール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルなどが挙げられ、これらの1種又は2種以上を併用することができる。
pH(水素イオン濃度)調整剤としてクエン酸、クエン酸(モノ若しくはジ)ナトリウム、リンゴ酸、リンゴ酸(モノ若しくはジ)ナトリウム、グルコン酸、グルコン酸(モノ若しくはジ)ナトリウム、コハク酸、コハク酸ナトリウム、乳酸、乳酸(モノ若しくはジ)ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウムなどが挙げられ、これらの1種又は2種以上を併用することができる。
本発明に係る動物用の口腔用組成物の有効成分を滞留(持続)させるための滞留剤として、流動パラフィン、流動パラフィン及びポリエチレンの混合物であるゲル化炭化水素、植物油、ミツロウなどが使用でき、これらを1種又は2種以上を併用することができる。なお、前記ゲル化炭化水素は、ゲル化剤としての役割も果たす。
甘味剤としてサッカリンナトリウム、アスパルテーム、トレハロース、ステビオサイド、ステビアエキス、p−メトキシシンナムアルデヒド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、ペリラルチン、キシリトールなどがある。
防腐剤としてメチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベンなどのパラベン類、安息香酸ナトリウム、フェノキシエタノール、塩酸アルキルジアミノエチルグリシンなどがある。
香料成分としてl−メントール、アネトール、メントン、シネオール、リモネン、カルボン、メチルサリシレート、エチルブチレート、オイゲノール、チモール、シンナムアルデヒド、トランス−2−ヘキセナールなどの中から1種又は2種以上を併用することができる。これらの成分は単品で配合してもよいが、これらを含有する精油などを用いてもよい。
ちなみに、上記に述べた湿潤剤、粘結剤、発泡剤、滞留剤、甘味剤、防腐剤、香料成分など各成分の配合量は、特に限定はないが、動物用の口腔用組成物全量に対して0.001〜20%の範囲が一般的である。
また、上記香料成分に加えて、脂肪族アルコールやそのエステル、テルペン系炭化水素若しくはテルペン系アルコール、フェノールエーテル、アルデヒド、ケトン、ラクトンなどの香料成分、精油を本発明の効果を妨げない範囲で配合してもよい。上記香料の配合量は、本発明に係る動物用の口腔用組成物全量に対して0.001〜20%の範囲が一般的である。
本発明の動物用の口腔用組成物には、上記のほか、更なる有効成分を配合してもよい。そのような有効成分として塩化リゾチーム、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、硝酸カリウム、ポリリン酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ヒノキチオール、アスコルビン酸(ビタミンC)、アスコルビン酸塩類、クロルヘキシジン塩類、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ビサボロール、トリクロサン、イソプロピルメチルフェノール、トコフェロール、酢酸トコフェロール、ε−アミノカプロン酸、トラネキサム酸、アルミニウムヒドロキシルアラントイン、乳酸アルミニウム、ジヒドロコレステロール、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸塩類、銅クロロフィリン塩、塩化ナトリウム、グァイアズレンスルホン酸塩、デキストラナーゼ、塩酸ピリドキシン、薬用ハイドロキシアパタイトなどが挙げられ、これらの1種又は2種以上を配合することができる。該有効成分については、本発明に係る口腔用組成物全量に対して0.001〜20%の範囲が一般的である。
そして、本発明に係る動物用の口腔用組成物全量に対して、上記に述べたマスティック樹脂(但し、マスティック樹脂液として)、マスティック精油、乳酸菌、添加物等について上記に述べた数値範囲で混合した場合、その残部を溶媒(例えばマスティック樹脂を溶解させた溶剤等)やゲル化剤等として良い。また添加剤についても、本発明の動物用の口腔用組成物と同様の配合により、動物用の歯周病予防剤又は口臭予防剤に適用することができる。
本発明の動物用の口腔用組成物は、常法に準じて製造することができ、その製法は特に限定されるものではない。
また、本発明の動物用の口腔用組成物については、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas.gulae)を対象とした場合について、種々態様を述べたが、ヒト以外の哺乳動物に常在する歯周病菌、例えば、ポルフィロモナス・サリボサ(Porphyromonas.salivosa)、オドリバクター・デンティカニス(Odoribacter.denticanis)等にも効果を示すものと思われる。
また、本発明の動物用の口腔用組成物おいては、ヒト以外の動物、即ち犬若しくは猫を対象として実施態様を説明したが、そのほかペットとして愛玩されるウサギ、ハムスター、モルモット等にも使用可能である。
以上に本発明に係る動物用の口腔用組成物についての実施態様を述べたが、上記の態様の限りではなく、特許請求の範囲及び本明細書の記載の事項を逸脱しない範囲であれば、種々の態様が採用可能であることは言うまでもない。
本発明に係る口腔用組成物の上記実施形態を裏付けるために、更に実施例を説明する。ここで言う実施例は、本発明に係る動物用の口腔用組成物の構成要素であるマスティック樹脂、マスティック精油、及び粒度分布における最頻値が1.0μm以下である乳酸菌(以下、本実施例においては「ナノ型乳酸菌」とする。)の歯周病菌(本実施例ではポルフィロモナス・グラエ(P.gulae))の対作用効果について検討した。
[調製例1]マスティック樹脂液及びマスティック精油の調製
先ず、ギリシャ・ヒオス島産ウルシ科カイノキ属マスティクス(Pistacia lentiscus)から採取した樹液(以下「マスティック樹液」とする)を1日間自然乾燥させた。乾燥後、水蒸気蒸留により揮発性成分と、樹脂状物質とに分離させ、そのうちの樹脂状物質を本願実施例で使用した「マスティック樹脂」とした。一方、前記揮発性成分については、水蒸気蒸留による単離後、更に精油化して本実施例で使用した「マスティック精油」とした。なお、精油化については常法に従った。
次に、マスティック樹脂については、溶剤をトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルとして、30%濃度の溶液とした。得られた溶液を本実施例で使用した「マスティック樹脂液」とした。
[調整例2]ナノ型乳酸菌の調製
本実施例にて使用するナノ型乳酸菌について、国際特許公開第2009/157073号に従い、調製した。
先ず、前記乳酸菌として、植物性乳酸菌であるラクトバチルス・ブレビス菌(菌株BP−4693。以下、単に「ブレビス菌」とする場合あり。)を用い、前記ブレビス菌を、5%ブドウ糖添加の公知栄養培地で、20%水酸化ナトリウム水溶液を用い、培養時のpH(水素イオン濃度)を6.5に調整しながら、36.5℃で培養し、グルコース(ブドウ糖)消費が完了した時点で培養終了とした。
培養終了後、その培養液を80℃で10分間加熱滅菌処理し、菌体をPBS(リン酸緩衝液)で洗浄し、菌体に対して重量換算で4倍量のデキストリンを賦形剤として添加し、ミキサーで分散してから凍結乾燥して試料を調製し、これを再び菌体濃度で10mg/mLになるようにPBSに懸濁させた。なお、加工工程時のpHは6.5に保持したものを本実施例で使用するナノ型乳酸菌(ブレビス菌)とした。更にナノ型乳酸菌は加熱処理して死菌とした。
ちなみに、調製したナノ型乳酸菌について粒径を測定したところ、全ての菌体について0.7〜1.0μm以下となり、粒度分布の最頻値が1.0μm以下であった。なお、粒径測定については、常法に依った。
[調整例3]マスティック樹脂液、マスティック精油及びナノ型乳酸菌にそれぞれに係る希釈液の調製
更に、本実施例で使用するマスティック樹脂液、マスティック精油及びナノ型乳酸菌については、溶剤をトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルとしてそれぞれ希釈した。具体的には、マスティック樹脂液については10倍に希釈し、マスティック精油及びナノ型乳酸菌についてはそれぞれ1000倍に希釈した。以下、本実施例ではそれぞれ「マスティック樹脂希釈液」、「マスティック精油希釈液」、「ナノ型乳酸菌希釈液」とする。なお、希釈に使用する試験管等は滅菌したものを使用する。また、各希釈液については用時調製とした。
[調整例4]抗歯周病菌効果試験用試験液の調製
本実施例に係る抗歯周病菌効果試験用試験液(単に「試験液」とする場合がある。)の典型例として、後述する実施例8に係る試験液を例に説明する。実施例8については、「マスティック樹脂液3.00%、マスティック精油0.03%、ナノ型乳酸菌0.01%」(表2参照)としているが、この場合は、滅菌済みの1本の試験管に、調整例3でそれぞれ調製したマスティック樹脂希釈液2.7mL、マスティック精油希釈液2.7mL及びナノ型乳酸菌希釈液1.0mL並びにトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル2.6mLを加えて総量を9mLとした。ちなみに、混合させる順番は特に関係ない。
ちなみに、後述する各実施例(表1乃至4参照)においては、総量が9mLであることを順守すれば、各希釈液及びトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルの量は、マスティック樹脂液、マスティック精油及びナノ型乳酸菌の各濃度に合わせて適宜変更できる。
また、コントロール試験(比較例。表1乃至4参照)における試験液は、マスティック樹脂液、マスティック精油及びナノ型乳酸菌を混合させずに、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルのみである。なお詳細は後述する。
なお、各実施例及び比較例に係る試験液もまた用時調製とする。
[調整例5]歯周病菌液の調製
本実施例で使用する歯周病菌として、犬の歯周病原因菌であるポルフィロモナス・グラエ(P.gulae)を選択し、その菌株としては、JCM13865を使用した。
そして、該菌株を血液寒天培地で37℃、5日間で嫌気培養した。培養後、発育したコロニーを白金耳で適当量採取し、滅菌済みの生理食塩水及びマクファーランド濁度標準液(番号NO.1)に懸濁させた。その懸濁液を、本実施例で使用する「歯周病菌液」とする。なお、該歯周病菌液中の菌数は、おおよそ1〜3×10CFU/mLであった。ちなみに、歯周病菌液については用時調製とした。
[実施例]抗歯周病菌効果試験
調整例3で調製した各実施例及び各比較例に係る抗歯周病菌効果試験用試験液と、調整例5にて調製した歯周病(P.gulae)菌液とを用いて試験を行った。
先ず、各実施例に係る試験液について説明する。「実施例1乃至4」は、マスティック樹脂液を10.0%に固定して、マスティック精油(濃度は0.03%に固定)及びナノ型乳酸菌(濃度は0.01%に固定)のバリエーションをそれぞれ変化させたものである。「実施例5乃至8」は、マスティック樹脂液を3.0%に固定して、マスティック精油(濃度は0.03%に固定)及びナノ型乳酸菌(濃度は0.01%に固定)のバリエーションをそれぞれ変化させたものである。「実施例9乃至12」は、マスティック樹脂液を1.0%に固定して、マスティック精油(濃度は0.03%に固定)及びナノ型乳酸菌(濃度は0.01%に固定)のバリエーションをそれぞれ変化させたものである。「実施例13乃至16」は、マスティック樹脂液を0.5%に固定して、マスティック精油(濃度は0.03%に固定)及びナノ型乳酸菌(濃度は0.01%に固定)のバリエーションをそれぞれ変化させたものである。なお、各実施例に係る試験液の調製は上記調整例3に示した通りの方法で用時調製したものとする。
次に、各比較例について説明する。「比較例1」は、実施例1及び2のコントロール実験として、「比較例2」は、実施例3及び4のコントロール実験として、「比較例3」は、実施例5及び6のコントロール実験として、「比較例4」は、実施例7のコントロール実験として、「比較例5」は、実施例8のコントロール実験として、「比較例6」は、実施例9のコントロール実験として、「比較例7」は、実施例10のコントロール実験として、「比較例8」は、実施例11及び12のコントロール実験として、「比較例9」は、実施例13及び14のコントロール実験として、「比較例10」は、実施例15及び16のコントロール実験として、それぞれ試験を行った。
次に、抗歯周病菌効果試験について説明する。端的には各実施例に係る試験液9mLに対して、歯周病(P.gulae)菌液1mLを添加した時点を作用時間0分として、経時的にポルフィロモナス・グラエ(P.gulae)の菌数を計測するというものである。次に具体的に説明する。
先ず、実施例1乃至16に係る試験液9mLに対して、それぞれ1mLの歯周病菌液を添加した時点(作用時間0分とする)でその混合溶液をピペットで1mL採取した。採取した混合溶液については、滅菌済みの生理食塩水9mLを加えて撹拌し、これを繰り返すことにより10倍段階希釈を行った。適当な希釈段階と思われるものを0.1mLずつ採取し、それぞれ2枚の血液寒天培地に塗沫した。該塗沫後、各培地について、37℃、5日間の条件で嫌気培養を行い、その後各培地のコロニー数を計測し、各実施例における作用時間0分のときのポルフィロモナス・グラエ(P.gulae)の菌数を計測した。
同様の条件で、実施例1乃至16に係る試験液と、歯周病菌液を作用させてから5分後、10分後、15分後及び30分後におけるそれぞれのポルフィロモナス・グラエ(P.gulae)の菌数を計測した。但し、実施例7における作用時間5分後、実施例9における作用させてから5分後、実施例11における作用させてから30分後については都合により測定しなかった(後述の表2及び3参照)。
上記菌数計測の後、実施例5乃至8に関しては、同様の条件で、試験液と歯周病菌液を作用させてから0分、5分後、10分後、15分後及び30分後におけるそれぞれのポルフィロモナス・グラエ(P.gulae)の菌数について再度(2度目の)計測した。ただし、上記菌数計測の後、実施例1乃至4については、同様の条件で、試験液と歯周病菌液を作用させてから0分、1分後、3分後、5分後におけるそれぞれのポルフィロモナス・グラエ(P.gulae)の菌数について、2度目の計測をした。なお、実施例9乃至16に関しては、ポルフィロモナス・グラエ(P.gulae)の菌数に対する再度の計測は行わなかった(後述する表3及び4参照)。
次に、比較例1乃至10に関しては、マスティック樹脂液、マスティック精油及びナノ型乳酸菌を混合させずに、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルのみで9mLに対し、1mLの歯周病菌液を添加した時点を作用時間0分として、各実施例と同様の希釈条件、培地条件、作用時間でポルフィロモナス・グラエ(P.gulae)の菌数を計測した。
そして、実施例1乃至16並びに比較例1乃至10に係るポルフィロモナス・グラエ(P.gulae)の菌数の変化を表1乃至表4として次に示す。
Figure 2017075098
先ず表1について、説明する。表1は、実施例1乃至4、即ちマスティック樹脂液を10%に固定して、マスティック精油及びナノ型乳酸菌のバリエーションをそれぞれ変化させたときのポルフィロモナス・グラエ(P.gulae)の菌数の計測結果である。なお、菌数については、菌数の桁数が明確になるように、常用対数に変換している。
比較例1では、時間が経つにつれて、菌数が一桁弱減少若しくはほぼ一定、即ち数の変化があまり見られなかったのに対し、10%マスティック樹脂液のみの実施例1並びに10%マスティック樹脂液及びマスティック精油0.03%を用いた実施例2では、作用させた瞬間桁数が4ほど減少し(試験液及び歯周病菌液の作用前は、log[CFU/mL]=8程度)、5分後には計測範囲限界(log[CFU/mL]<3.5)以下になった。そして、実施例1及び2において、再度菌数を測定したところ、作用時間3分で計測範囲限界となることが分かった(表1「2回目」参照)。
次に、比較例2でも、比較例1同様に菌数が一桁弱減少若しくはほぼ一定、即ち数の変化があまり見られなかったのに対し、10%マスティック樹脂液及びナノ型乳酸菌0.01%を用いた実施例3並びに10%マスティック樹脂液、マスティック精油0.03%及びナノ型乳酸菌0.01%を用いた実施例4では、初回の測定において作用時間5〜10分で計測範囲限界(log[CFU/mL]<3.5)以下になった。そして、実施例3及び4において、再度菌数を測定したところ、実施例1及び2の場合と異なり、作用時間5分では徐々に菌数が減少することが分かった(表1「2回目」参照)。
このことから、実施例1乃至4、即ちマスティック樹脂液を10%としたときは、それ自体単独でも、マスティック精油及び/又はナノ型乳酸菌と混合したときでも、ポルフィロモナス・グラエ(P.gulae)の菌数が減少傾向にあり、30分後には確実に計測範囲限界(log[CFU/mL]<3.5)以下になることが分かった。
Figure 2017075098
次に表2について、説明する。表2は、実施例5乃至8、即ちマスティック樹脂液を3.0%に固定して、マスティック精油及びナノ型乳酸菌のバリエーションをそれぞれ変化させたときのポルフィロモナス・グラエ(P.gulae)の菌数の計測結果である。なお、菌数については、表1同様に、菌数の桁数が明確になるように、常用対数に変換している。
比較例3では、時間が経つにつれて、菌数が一桁弱減少若しくはほぼ一定、即ち数の変化があまり見られなかったのに対し、3.0%マスティック樹脂液のみの実施例5並びに3.0%マスティック樹脂液及びマスティック精油0.03%を用いた実施例6では、作用させた瞬間桁数が2.5ほど減少し(試験液及び歯周病菌液の作用前は、log[CFU/mL]=8程度)、10分後には計測範囲限界(log[CFU/mL]<3.5)以下になった。そして、実施例3及び4において、再度(2度目の)菌数を測定したところ、作用時間15分でほぼ計測範囲限界以下となり、30分後には双方とも計測範囲限界以下となることが分かった(表2「2回目」参照)。
次に、比較例3及び4でも、他の比較例同様に菌数が一桁弱減少若しくはほぼ一定、即ち数の変化があまり見られなかったのに対し、3.0%マスティック樹脂液及びナノ型乳酸菌0.01%を用いた実施例7並びに3.0%マスティック樹脂液、マスティック精油0.03%及びナノ型乳酸菌0.01%を用いた実施例8では、初回の測定においては、作用時間30分でほぼ計測範囲限界(log[CFU/mL]<3.5)以下になった。しかしながら、実施例7及び8において、再度菌数を測定したところ、実施例5及び6の場合と異なり、作用時間10分後では徐々に計測範囲限界(log[CFU/mL]<3.5)以下になることが分かった(表2「2回目」参照)。
このことから、実施例5乃至8、即ちマスティック樹脂液を3.0%としたときは、それ自体単独でも、マスティック精油及び/又はナノ型乳酸菌と混合したときでも、ポルフィロモナス・グラエ(P.gulae)の菌数が減少傾向にあり、その中でも実施例8に示すように、マスティック樹脂溶液、マスティック精油及びナノ型乳酸菌においては、実施例5乃至7に比べて確実に10分後には計測範囲限界(log[CFU/mL]<3.5)以下になることが分かった。
Figure 2017075098
次に表3について、説明する。表3は、実施例9乃至12、即ちマスティック樹脂液を1.0%に固定して、マスティック精油及びナノ型乳酸菌のバリエーションをそれぞれ変化させたときのポルフィロモナス・グラエ(P.gulae)の菌数の計測結果である。なお、菌数については、表1及び表2同様に、菌数の桁数が明確になるように、常用対数に変換している。
比較例6及び7では、時間が経つにつれて、菌数が一桁弱減少若しくはほぼ一定、即ち数の変化があまり見られなかったのに対し、1.0%マスティック樹脂液のみの実施例9並びに1.0%マスティック樹脂液及びマスティック精油0.03%を用いた実施例10でもまた、菌数はほぼ一定又は減少したとしてもlog[CFU/mL]>5.5であった。
次に、比較例8でも、他の比較例同様に菌数が一桁弱減少若しくはほぼ一定、即ち数の変化があまり見られなかったのに対し、1.0%マスティック樹脂液及びナノ型乳酸菌0.01%を用いた実施例11並びに1.0%マスティック樹脂液、マスティック精油0.03%及びナノ型乳酸菌0.01%を用いた実施例12では、実施例9及び10に比べると、やや菌数が減少した。
このことから、実施例9乃至12、即ちマスティック樹脂液を1.0%としたときは、マスティック樹脂液及びマスティック精油だけよりも、更にナノ型乳酸菌を加えた方が、ポルフィロモナス・グラエ(P.gulae)の菌数が幾分減少傾向にあることが分かった。とはいえ、マスティック樹脂液の濃度が比較的濃い実施例1乃至8と違い、当該菌数の減少が緩い若しくはほぼ一定になることが分かった。
Figure 2017075098
次に表4について、説明する。表4は、実施例13乃至16、即ちマスティック樹脂液を0.5%に固定して、マスティック精油及びナノ型乳酸菌のバリエーションをそれぞれ変化させたときのポルフィロモナス・グラエ(P.gulae)の菌数の計測結果である。なお、菌数については、表1、表2及び表3同様に、菌数の桁数が明確になるように、常用対数に変換している。
比較例9及び10では、時間が経つにつれて、菌数が一桁弱減少若しくはほぼ一定、即ち数の変化があまり見られなかったのに対し、0.5%マスティック樹脂液のみの実施例13並びに0.5%マスティック樹脂液及びマスティック精油0.03%を用いた実施例14でもまた、ポルフィロモナス・グラエ(P.gulae)の菌数は、比較例9及び10同様に若干の減少しか見られなかった。また、0.5%マスティック樹脂液及びナノ型乳酸菌0.01%を用いた実施例15並びに0.5%マスティック樹脂液、マスティック精油0.03%及びナノ型乳酸菌0.01%を用いた実施例16もまた、実施例13及び実施例14とほぼ同等の結果であった。
このことから、実施例13乃至16、即ちマスティック樹脂液を0.5%としたときは、マスティック樹脂液及びマスティック精油だけよりも、更にナノ型乳酸菌を加えた方が、ポルフィロモナス・グラエ(P.gulae)の菌数が幾分減少傾向にあることが分かった。とはいえ、マスティック樹脂液の濃度が比較的濃い実施例1乃至8と違い、当該菌数の減少が緩い若しくはほぼ一定になることが分かった。
以上のことから、本実施例においては、ポルフィロモナス・グラエ(P.gulae)のみを対象としており、他の犬若しくは猫特有の歯周病菌(例えばポルフィロモナス・サリボサ(Porphyromonas.salivosa)等)に抗菌(殺菌)性を示すかは、検討の余地があり、また細かい条件(例えばIn Vivoスケールで行う等)については検討の余地はあるが、少なくとも試験管(In Vitro)スケールでは、本発明に係る動物用の口腔用組成物の構成要素である、マスティック樹脂、マスティック精油及び/又はナノ型乳酸菌のポルフィロモナス・グラエ(P.gulae)抗菌作用及び効果が十分に示されたものと思料する。
[製造例]本発明に係る動物用の口腔用組成物の製造
実施例8の知見を基に、本発明に係る動物用の口腔用組成物(ジェルペースト)を製造した。ちなみに、当該組成物の製造方法については、常法で行った。なお、各成分の組成比(重量%)については、次に示す表5の通りである。また、口腔用組成物の総量を25kgとした。
Figure 2017075098
なお、上記の仕込み量で製造した動物用の口腔用組成物に係るポルフィロモナス・グラエ(P.gulae)抗菌作用及び効果については、鋭意検討中であるが、少なくとも試験管(In Vitro)スケールでは、上記実施例同様の試験結果が出ていることを申し添える。なお、本製造例で製造したジェルペーストの動物用の口腔用組成物については、歯ブラシや綿棒に浸して、動物(犬、猫)の歯や歯茎に塗布する形を採る。
また、上記製造例(仕込み量)は、一例であって、マスティック樹脂(樹脂液)並びにマスティック精油及び/若しくはナノ型乳酸菌という構成を順守すれば、その他の成分については適宜変更可能である。
以上、本発明に係る動物用の口腔用組成物について、実施例を種々記載したが、この限りではなく、特許請求の範囲、上記実施形態に記載されている範囲を逸脱しなければ、種々の実施例が可能である。
上述の実施形態及び実施例にて、歯磨き剤を例に本発明に係る本発明の動物用の口腔用組成物について言及したが、本発明の動物用の口腔用組成物においては、マスティック樹脂及び/若しくは精油並びに/又はナノ型乳酸菌を使用しているため、動物用の抗菌剤や感染症予防薬(例えば消化器寄生細菌に対する)として応用することが可能である。
ところで、ヒト以外の動物、特に犬、猫等の愛玩動物(ペット)においても、う蝕や歯周病予防が欠かせない。愛玩動物においても、ヒト同様に、飼主などが行う歯ブラシを用いた機械的なプラークコントロール、動物用の歯周病予防剤若しくは治療剤を用いた洗口による化学的処置が行われる。またそれらの治療剤を混ぜたペットフードやチューイングガム等による処置、薬剤の服用、ワクチン投与による予防処置が行われている。ちなみに、住環境にもよるが、犬、猫の歯周病を引き起こす原因菌としては、ヒトと共通して、例えばポルフィロモナス・ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)、プレボテラ・インターメディア(Prevotella intermedia)がある。しかしながら、ヒトには常在しない、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas gulae)、ポルフィロモナス・サリボサ(Porphyromonas salivosa)、オドリバクター・デンティカニス(Odoribacter denticanis)等といった、犬や猫に寄生する歯周病の原因菌も存在する。
犬や猫に寄生する歯周病の原因菌である、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas gulae)等に対する予防ワクチンが、例えば特許第4099213号公報(特許文献4)に開示されている。また、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas gulae)等に対する口腔用組成物として、明日葉抽出物由来の口腔用組成物が、特開2015−67539号公報(特許文献5)に開示されている。
しかしながら、特許文献1、2及び3においては、あくまでヒトを対象としており、例えばポルフィロモナス・ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)には有効な効果を示すが、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas gulae)、ポルフィロモナス・サリボサ(Porphyromonas salivosa)、オドリバクター・デンティカニス(Odoribacter denticanis)等といった、犬や猫に寄生する歯周病の原因菌に対しては、そのような効果を示す記載や示唆などはない。
しかしながら、特許文献5においては、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas gulae)に対しては、あくまで明日葉抽出物が有効成分であるとしている。そして、マスティックを使用する旨の記載があると上述したが、あくまで香料としての使用であり、犬や猫に寄生する歯周病の原因菌(特にポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas gulae))に対して、マスティックが効果を示す旨の記載や示唆はない。
本発明は、上記の事情を鑑み、マスティック樹脂及び/又はマスティック精油を使用することにより、製造コストが抑えられ、且つ特に犬若しくは猫といった愛玩動物特有の歯周病関連細菌(特にポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas gulae))に作用を示す動物用の口腔用組成物を提供することにある。
また、本発明に係る動物用の口腔用組成物の上記目的は、前記マスティック樹脂は、濃度が5〜60%のマスティック樹脂液として使用することにより、或いは前記マスティック樹脂液は、溶剤に溶解させて成り、並びに前記マスティック樹脂を溶解させる溶剤は、エタノール、グリセリン、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、脂肪酸トリグリセリド(脂肪酸由来部分については炭素数8〜18)トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、脂肪酸モノグリセリド(脂肪酸由来部分については炭素数8〜18)、モノカプリン酸グリセリル、脂肪酸エステル(脂肪酸由来部分については炭素数8〜18)、ミリスチン酸イソプロピル、イソオクタン酸エチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、高級アルコール(炭素数8〜22)、オレイルアルコール、ソルビタン脂肪酸(脂肪酸由来部分については炭素数8〜18)エステル、若しくはショ糖脂肪酸エステル(脂肪酸由来部分については炭素数8〜18)のいずれか1つから選択されることにより、或いは前記マスティック樹脂液の含有量は、0.1〜50%であることにより、或いは更にマスティック精油を有効成分として含有することにより、或いは前記マスティック精油の含有量は、0.01〜1.0%であることにより、或いは更に粒度分布における最頻値が1.0μm以下である乳酸菌を有効成分として含有することにより、或いは前記乳酸菌は、ラクトバチルス属細菌類のうち少なくとも1つから選択されることにより、或いは前記ラクトバチルス属細菌類が、死菌であることにより、或いは前記乳酸菌の菌株が、ラクトバチルス・ブレビス菌株 BP−4693であることにより、或いは記乳酸菌の含有量は、0.01〜1.0%であることにより、或いは対象動物が、犬若しくは猫であることにより、或いは前記歯周病菌が、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas gulae)であることにより、より効果的に達成される。
本発明に係る動物用の口腔用組成物によれば、マスティック樹脂及び/又はマスティック精油を使用することにより、製造コストが抑えられ、且つ特に犬若しくは猫といった愛玩動物特有の歯周病関連細菌(特にポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas gulae))に作用を示すことが明らかになった。
先ず、マスティック樹脂について説明する。マスティック樹脂は、本発明に係る動物用の口腔用組成物において、歯周病関連細菌(特にポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas gulae))に対する抗菌作用を示す重要な構成要素である。マスティック樹脂は、上述のように、マスティック樹液を自然乾燥させたものを使用する。ちなみに、自然乾燥の時間は、1日以上であれば特に限定はない。
なお、マスティック樹脂を本発明に係る動物用の口腔用組成物に使用する場合は、溶剤に対して、均一系溶液になるようにすればよい。以下、この均一系溶液を「マスティック樹脂液」とする。マスティック樹脂液の濃度は、5〜60%が望ましい。ちなみに、その濃度が5%以下であると、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas gulae)に対する抗菌効果が得られず、その濃度が60%以上であると、不均一系溶液になってしまい、且つ5%以下のときほどではないもののポルフィロモナス・グラエに対する殺菌効果も低下する。
なお、マスティック樹脂液の含有量は、本発明に係る動物用の口腔用組成物全量に対し、0.1〜50%が望ましい。ちなみに、マスティック樹脂そのものとして換算した場合は、マスティック樹脂液の含有量が、0.1%以下であると、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas gulae)に対する殺菌効果が低下する又はその殺菌効果が示されない。またマスティック樹脂液の含有量が、50%以上であると、ポルフィロモナス・グラエに対する殺菌効果が十分であっても、ペットにおける患部周辺の組織等が何らかの炎症やアレルギー反応を起こすといった懸念があり、且つ場合によってはこの濃度範囲内よりもポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas gulae)に対する殺菌効果が低下する可能性もある。
マスティック精油の含有量は、本発明に係る動物用の口腔用組成物全量に対し、0.01〜1.0%が望ましい。マスティック精油の含有量が、1.0%以上であると、マスティック樹脂液のときと同様に、ペットにおける患部周辺の組織等が何らかの炎症やアレルギー反応を起こすといった懸念があり、且つ場合によってはポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas gulae)に対する殺菌効果が低下する可能性がある。ちなみに、マスティック精油については、本発明に係る動物用の口腔用組成物に含有させなくても、即ちマスティック樹脂のみでもポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas gulae)に対する殺菌効果を示すが、含有させればより良い殺菌効果が得られる。また、マスティック精油を添加することにより、口臭予防の役割を果たす。なお、マスティック精油の含有量が0.01%以下であると、口臭予防効果を示さないためである。
そして、本発明に係る動物用の口腔用組成物は、更に粒度分布における最頻値が1.0μm以下である乳酸菌を有効成分として含有することで成立する。ここで言う「粒度分布における最頻値」とは、菌の大きさ(体長)を表す指標となる値であって、菌体の粒子径(体長)を測定したときの粒度分布における相対頻度が最大となる粒子径をいう。言い換えると、「最頻値が1.0μm以下である」といった場合、菌体の体長が、0.1〜5μmの範囲のものを指す。ちなみに、菌体の体長は、電子顕微鏡などの公知技術で測定可能である。最頻値が1.0μm以上であると、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas gulae)に対して、死活効果を示すには示すが、該細菌類に対する取り込み数が急激に減少するため、1.0μm以下にして使用するのが望ましい。なお、本発明で使用する乳酸菌については、公知技術(例えば国際特許公開第2009/157073号を参照のこと)にて調製すれば良い。
また、前記乳酸菌は、本発明に係る動物用の口腔用組成物においては、該動物用の口腔用組成物の全量に対し、0.01〜1.0%含有させることが好ましい。0.01%未満であると、乳酸菌が、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas gulae)を死活させる効果が発揮しない。また、1.0%以上であると、前記細菌類の取り込み数に影響が出る。
また、本発明の動物用の口腔用組成物と同様の配合条件で、更に動物用の歯周病予防剤及び動物用の口臭予防剤することができる。
パパイアエキスは、天然パパイア果実由来のエキスであり、天然パパイアの果実を擦り潰し、エタノール等の溶媒に漬け込んで抽出したエキスであり、パパイアの果実については、熟したものであっても、まだ青い状態の未完熟のものであってもよい。このパパイアエキスは湿潤剤としての役割を果たしており、口腔内の潤いを保つことができるとともに、特に未完熟のパパイアはパパイン酵素が豊富に含まれている。このパパイン酵素が歯面上や歯と歯茎との間にある歯垢を取り除きやすくし、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas gulae)を乳酸菌によって死活させる効果がより発揮される。このパパイアエキスの配合量は特に限定はないが、本発明に係る口腔用組成物の全量に対し、0.005%〜10%が望ましい。0.005%未満であると上述の効果が発揮されず、10%より過剰になると乳酸菌のポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas gulae)への効果が薄れてしまう可能性がある。
対してキトサンは、カニやエビ等の甲殻類の外骨格から得られるキチンを強アルカリ等の煮沸処理などで得られるものである。多糖類であるため、粘結剤として使用されることもあるが、抗菌剤や歯面のコーティング作用を示す効果もある。また、上述の乳酸菌又はパパイン酵素をより長時間歯面に留めることができる。これによりポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas gulae)を死活させる効果がより発揮される。このパパイアエキスの配合量は特に限定はないが、本発明に係る口腔用組成物の全量に対し、0.005%〜10%が望ましい。0.005%未満であると上述の効果が発揮されず、10%より過剰になると乳酸菌のポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas gulae)への効果が薄れてしまう可能性がある。
さらに、キトサン及びパパイアエキスを同時に配合しても良い。これによりキトサンがパパイン酵素と乳酸菌を歯面又は歯と歯茎との間に滞留させる時間を長くすることができ、キトサンによる殺菌効果も合わさり、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas gulae)を死活させる効果がより発揮される。この場合の配合量も特に限定はないが、キトサン及びパパイアエキスそれぞれ0.005%〜10%が望ましい。0.005%未満であると上述の効果が発揮されず、10%より過剰になると乳酸菌のポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas gulae)への効果が薄れてしまう可能性がある。
また、本発明の動物用の口腔用組成物については、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas gulae)を対象とした場合について、種々態様を述べたが、ヒト以外の哺乳動物に常在する歯周病菌、例えば、ポルフィロモナス・サリボサ(Porphyromonas salivosa)、オドリバクター・デンティカニス(Odoribacter denticanis)等にも効果を示すものと思われる。
本発明に係る口腔用組成物の上記実施形態を裏付けるために、更に実施例を説明する。ここで言う実施例は、本発明に係る動物用の口腔用組成物の構成要素であるマスティック樹脂、マスティック精油、及び粒度分布における最頻値が1.0μm以下である乳酸菌(以下、本実施例においては「ナノ型乳酸菌」とする。)の歯周病菌(本実施例ではポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas gulae。以下、本実施例では「P.gulae」と称する場合がある。))の対作用効果について検討した。
培養終了後、その培養液を80℃で10分間加熱処理し、菌体をPBS(リン酸緩衝液)で洗浄し、菌体に対して重量換算で4倍量のデキストリンを賦形剤として添加し、ミキサーで分散してから凍結乾燥して試料を調製し、これを再び菌体濃度で10mg/mLになるようにPBSに懸濁させた。なお、加工工程時のpHは6.5に保持したものを本実施例で使用するナノ型乳酸菌(ブレビス菌)とした。更にナノ型乳酸菌は加熱処理して死菌とした。
以上のことから、本実施例においては、ポルフィロモナス・グラエ(P.gulae)のみを対象としており、他の犬若しくは猫特有の歯周病菌(例えばポルフィロモナス・サリボサ(Porphyromonas salivosa)、ポルフィロモナス・マカカエ(Porphyromonas macacae)等)に抗菌(殺菌)性を示すかは、検討の余地があり、また細かい条件(例えばIn Vivoスケールで行う等)については検討の余地はあるが、少なくとも試験管(In Vitro)スケールでは、本発明に係る動物用の口腔用組成物の構成要素である、マスティック樹脂、マスティック精油及び/又はナノ型乳酸菌のポルフィロモナス・グラエ(P.gulae)抗菌作用及び効果が十分に示されたものと思料する。

Claims (15)

  1. 歯周病菌に対して殺菌効果を示す動物用の口腔用組成物であって、マスティック樹脂を有効成分として含有することを特徴とする動物用の口腔用組成物。
  2. 前記マスティック樹脂は、濃度が5〜60%のマスティック樹脂液として使用する請求項1に記載の動物用の口腔用組成物。
  3. 前記マスティック樹脂液は、溶剤に溶解させて成り、並びに前記マスティック樹脂を溶解させる溶剤は、エタノール、グリセリン、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、脂肪酸トリグリセリド(脂肪酸由来部分については炭素数8〜18)トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、脂肪酸モノグリセリド(脂肪酸由来部分については炭素数8〜18)、モノカプリン酸グリセリル、脂肪酸エステル(脂肪酸由来部分については炭素数8〜18)、ミリスチン酸イソプロピル、イソオクタン酸エチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、高級アルコール(炭素数8〜22)、オレイルアルコール、ソルビタン脂肪酸(脂肪酸由来部分については炭素数8〜18)エステル、若しくはショ糖脂肪酸エステル(脂肪酸由来部分については炭素数8〜18)のいずれか1つから選択される請求項2に記載の動物用の口腔用組成物。
  4. 前記マスティック樹脂液の含有量は、0.1〜50%である請求項2又は3に記載の動物用の口腔用組成物。
  5. 更にマスティック精油を有効成分として含有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の動物用の口腔用組成物。
  6. 前記マスティック精油の含有量は、0.01〜1.0%である請求項5に記載の動物用の口腔用組成物。
  7. 更に粒度分布における最頻値が1.0μm以下である乳酸菌を有効成分として含有する請求項1乃至6のいずれか1項に記載の動物用の口腔用組成物。
  8. 前記乳酸菌は、ラクトバチルス属細菌類のうち少なくとも1つから選択される請求項7に記載の動物用の口腔用組成物。
  9. 前記ラクトバチルス属細菌類が、死菌である請求項8に記載の動物用の口腔用組成物。
  10. 前記乳酸菌の菌株が、ラクトバチルス・ブレビス菌株BP−4693である請求項7乃至9のいずれか1項に記載の動物用の口腔用組成物。
  11. 前記乳酸菌の含有量は、0.01〜1.0%である請求項6乃至10のいずれか1項に記載の動物用の口腔用組成物。
  12. 対象動物が、犬若しくは猫である請求項1乃至11のいずれか1項に記載の動物用の口腔用組成物。
  13. 前記歯周病菌が、ポルフィロモナス・グラエ(Porphyromonas.gulae)である請求項1乃至12のいずれか1項に記載の動物用の口腔用組成物。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1項に記載の動物用の口腔用組成物を使用した動物用の歯周病予防剤。
  15. 請求項1乃至13のいずれか1項に記載の動物用の口腔用組成物を使用した動物用の口臭予防剤。
JP2015202002A 2015-10-13 2015-10-13 動物用の口腔用組成物並びにそれを使用した動物用の歯周病予防剤及び動物用の口臭予防剤 Active JP6468559B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015202002A JP6468559B2 (ja) 2015-10-13 2015-10-13 動物用の口腔用組成物並びにそれを使用した動物用の歯周病予防剤及び動物用の口臭予防剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015202002A JP6468559B2 (ja) 2015-10-13 2015-10-13 動物用の口腔用組成物並びにそれを使用した動物用の歯周病予防剤及び動物用の口臭予防剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017075098A true JP2017075098A (ja) 2017-04-20
JP6468559B2 JP6468559B2 (ja) 2019-02-13

Family

ID=58550747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015202002A Active JP6468559B2 (ja) 2015-10-13 2015-10-13 動物用の口腔用組成物並びにそれを使用した動物用の歯周病予防剤及び動物用の口臭予防剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6468559B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019077625A (ja) * 2017-10-23 2019-05-23 株式会社 ソーシン ヒト用の口臭予防剤及び口腔用抗菌剤
JP2020062006A (ja) * 2018-08-09 2020-04-23 株式会社 ソーシン 口腔内抗菌用機能性食品組成物
JPWO2021001986A1 (ja) * 2019-07-04 2021-01-07
WO2021235512A1 (ja) 2020-05-20 2021-11-25 株式会社ソーシン 抗アレルギー用機能性食品組成物、化粧品、及び経皮外用剤
JP7588928B1 (ja) 2023-08-10 2024-11-25 ウェルネオシュガー株式会社 Porphyromonas gulae由来サイトカイン産生抑制組成物、犬又は猫用のオーラルケア組成物、歯周病予防剤、口腔内バイオフィルム形成阻害剤、抗炎症剤及び口臭抑制剤

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002029982A (ja) * 2000-07-17 2002-01-29 Hideji Watanabe 口腔用組成物
JP2014166992A (ja) * 2013-01-30 2014-09-11 Sosin:Kk 口腔用組成物

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002029982A (ja) * 2000-07-17 2002-01-29 Hideji Watanabe 口腔用組成物
JP2014166992A (ja) * 2013-01-30 2014-09-11 Sosin:Kk 口腔用組成物

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019077625A (ja) * 2017-10-23 2019-05-23 株式会社 ソーシン ヒト用の口臭予防剤及び口腔用抗菌剤
JP2020062006A (ja) * 2018-08-09 2020-04-23 株式会社 ソーシン 口腔内抗菌用機能性食品組成物
JPWO2021001986A1 (ja) * 2019-07-04 2021-01-07
WO2021001986A1 (ja) * 2019-07-04 2021-01-07 株式会社ソーシン 動物用の口腔用組成物並びにそれを使用した動物用の歯周病予防剤、感染症予防剤及び口臭予防剤
JP7308561B2 (ja) 2019-07-04 2023-07-14 株式会社 ソーシン 動物用の口腔用組成物
WO2021235512A1 (ja) 2020-05-20 2021-11-25 株式会社ソーシン 抗アレルギー用機能性食品組成物、化粧品、及び経皮外用剤
EP4074379A4 (en) * 2020-05-20 2023-07-19 Sosin Co., Ltd. ANTIALLERGIC FUNCTIONAL FOOD COMPOSITION, COSMETIC PRODUCT AND TRANSDERMAL TOPICAL MEDICINE
US12357012B2 (en) 2020-05-20 2025-07-15 Sosin Co., Ltd. Anti-allergy functional food composition, cosmetic and percutaneous external agent
JP7588928B1 (ja) 2023-08-10 2024-11-25 ウェルネオシュガー株式会社 Porphyromonas gulae由来サイトカイン産生抑制組成物、犬又は猫用のオーラルケア組成物、歯周病予防剤、口腔内バイオフィルム形成阻害剤、抗炎症剤及び口臭抑制剤
WO2025033485A1 (ja) * 2023-08-10 2025-02-13 ウェルネオシュガー株式会社 Porphyromonas gulae由来サイトカイン産生抑制組成物、犬又は猫用のオーラルケア組成物、歯周病予防剤、口腔内バイオフィルム形成阻害剤、抗炎症剤及び口臭抑制剤
JP2025026276A (ja) * 2023-08-10 2025-02-21 ウェルネオシュガー株式会社 Porphyromonas gulae由来サイトカイン産生抑制組成物、犬又は猫用のオーラルケア組成物、歯周病予防剤、口腔内バイオフィルム形成阻害剤、抗炎症剤及び口臭抑制剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP6468559B2 (ja) 2019-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5904028B2 (ja) 乳酸菌及びその培養由来物、ならびにこれらを含有する組成物
JP7723397B2 (ja) 口腔内抗菌用機能性食品組成物
JP6468559B2 (ja) 動物用の口腔用組成物並びにそれを使用した動物用の歯周病予防剤及び動物用の口臭予防剤
CN109890955A (zh) 耐受抗菌剂的乳酸菌
US20190388309A1 (en) Novel formulation for the elimination of cariogenic and opportunistic pathogens within the oral cavity
JP5925431B2 (ja) 虫歯予防剤
JP2005089355A (ja) イソマルトオリゴ糖含有皮膚常在菌叢改善剤
JP6351985B2 (ja) 口腔用組成物
RU2494724C2 (ru) Зубная паста, содержащая лиофилизированную массу живых бифидобактерий
JP5089888B2 (ja) フグ由来コラーゲン、その誘導体及びその製造方法、並びに該コラーゲン及びその誘導体を配合する化粧料
JP2002234825A (ja) 口腔用組成物
JP2004250374A (ja) 口腔用組成物
JP6986742B2 (ja) ヒト用の口臭予防剤及び口腔用抗菌剤
JP7308561B2 (ja) 動物用の口腔用組成物
JP7393823B2 (ja) 歯周病菌用口腔組成物
JP2006117601A (ja) 口腔用組成物
KR20230171421A (ko) 경구 조성물
KR102568146B1 (ko) 수크로스, 트레할로스 및 히알루론산의 혼합물을 유효성분으로 함유하는 항균, 피부 모공 축소 및 피부 각질 개선용 조성물
JP2025010108A (ja) 皮膚及び口腔用の有害細菌の抑制用組成物
JP2005298346A (ja) 口腔用組成物
JP2009019010A (ja) 口腔用組成物
KR20170120404A (ko) 2-메톡시신남알데하이드를 포함하는 구강질환 예방 또는 치료용 조성물
KR20170120414A (ko) 에스쿨레틴을 포함하는 구강질환 예방 또는 치료용 조성물
KR20170120416A (ko) 마타이레시놀을 포함하는 구강질환 예방 또는 치료용 조성물
KR20170120408A (ko) 쿼세틴 3-글루코시드를 포함하는 구강질환 예방 또는 치료용 조성물

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20171225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6468559

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250