JP2017062918A - 蓄電モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】被水を容易に防止することができる蓄電モジュールを提供する。【解決手段】複数のセル20,21,22,23と、セルの電極および安全弁の配置面F1が露出する状態で複数のセル20〜23を収容する樹脂ケース30と、樹脂ケース30に対しセルの電極および安全弁の配置面F1を覆うように設けられ、セルの安全弁から排出されたガスを外部に導くダクトに繋がるダクトカバー50と、セルの電極および安全弁の配置面F1の近傍におけるセルの全周にわたって延び、セルの電極および安全弁の配置面F1の近傍に接触して樹脂ケース30側からの水の浸入を防ぐ被水防止ゴムシール90を備える。【選択図】図9
Description
本発明は、蓄電モジュールに関するものである。
特許文献1に開示の電源装置においては、複数の電池をケースに収納するとともに、ケース内において電池室と電池の安全弁から排出されるガスの排気室とを区画壁で区画し、さらに、ケースに内蔵される回路基板をポッティング樹脂で封止している。
ところが、被水を防止するためにポッティング樹脂を使用する必要があり、そのため製造が困難になったり放熱性に劣るという問題があった。
本発明の目的は、被水を容易に防止することができる蓄電モジュールを提供することにある。
本発明の目的は、被水を容易に防止することができる蓄電モジュールを提供することにある。
請求項1に記載の発明では、電極を配置した面に、内部のガスを外部に排出する安全弁が設けられた複数のセルと、前記セルの電極および安全弁の配置面が露出する状態で前記複数のセルを収容する樹脂ケースと、前記樹脂ケースに対し前記セルの電極および安全弁の配置面を覆うように設けられ、前記セルの安全弁から排出されたガスを外部に導くダクトに繋がるダクトカバーと、前記セルの電極および安全弁の配置面の近傍における前記セルの全周にわたって延び、前記セルの電極および安全弁の配置面の近傍に接触して前記樹脂ケース側からの水の浸入を防ぐ被水防止ゴムシールと、を備えたことを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、被水防止ゴムシールで仕切られた2つの空間のうちの一方に水が入っても他方の電極側には行かないので被水を容易に防止することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の蓄電モジュールにおいて、前記被水防止ゴムシールは前記ダクトカバーの凹部と前記樹脂ケースの間において配置され、前記ダクトカバーと前記樹脂ケースで前記被水防止ゴムシールと前記複数のセルとが位置決めされていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の蓄電モジュールにおいて、前記被水防止ゴムシールは前記ダクトカバーの凹部と前記樹脂ケースの間において配置され、前記ダクトカバーと前記樹脂ケースで前記被水防止ゴムシールと前記複数のセルとが位置決めされていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明によれば、被水防止ゴムシールとセルを位置決めすることができる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の蓄電モジュールにおいて、前記ダクトカバーとの間に基板を挟んだ状態で前記基板および前記セルの電極を覆う基板カバーを更に備え、前記ダクトカバーと前記基板カバーとは内部が被水されないように封止されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の蓄電モジュールにおいて、前記ダクトカバーとの間に基板を挟んだ状態で前記基板および前記セルの電極を覆う基板カバーを更に備え、前記ダクトカバーと前記基板カバーとは内部が被水されないように封止されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明によれば、電極と基板を覆うことができ、水の浸入が防止される。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の蓄電モジュールにおいて、前記ダクトカバーの硬度は前記基板カバーの硬度よりも大きいことを要旨とする。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の蓄電モジュールにおいて、前記ダクトカバーの硬度は前記基板カバーの硬度よりも大きいことを要旨とする。
請求項4に記載の発明によれば、ガスシール性の要求されるダクトカバーは変形せずに基板カバーが変形して封止することができる。
請求項5に記載の発明では、請求項3または4に記載の蓄電モジュールにおいて、前記基板カバーは、前記ダクトカバーの外周壁の両面を挟むことを要旨とする。
請求項5に記載の発明では、請求項3または4に記載の蓄電モジュールにおいて、前記基板カバーは、前記ダクトカバーの外周壁の両面を挟むことを要旨とする。
請求項5に記載の発明によれば、基板カバーをダクトカバーに被水を防止した状態で装着できる。
請求項6に記載の発明では、請求項3〜5のいずれか1項に記載の蓄電モジュールにおいて、前記ダクトカバーは、丸パイプを有し、前記基板カバーは、前記丸パイプが貫通する貫通孔を有するとともに当該貫通孔の周囲に前記丸パイプを外周側から内周側に押圧する押圧部を有することを要旨とする。
請求項6に記載の発明では、請求項3〜5のいずれか1項に記載の蓄電モジュールにおいて、前記ダクトカバーは、丸パイプを有し、前記基板カバーは、前記丸パイプが貫通する貫通孔を有するとともに当該貫通孔の周囲に前記丸パイプを外周側から内周側に押圧する押圧部を有することを要旨とする。
請求項6に記載の発明によれば、丸パイプを、被水を防止した状態で装着できる。
請求項7に記載の発明では、請求項1〜6のいずれか1項に記載の蓄電モジュールにおいて、セル間に配される部材を備えるとともに、前記ダクトカバーに前記セル間を仕切る壁部を設けたことを要旨とする。
請求項7に記載の発明では、請求項1〜6のいずれか1項に記載の蓄電モジュールにおいて、セル間に配される部材を備えるとともに、前記ダクトカバーに前記セル間を仕切る壁部を設けたことを要旨とする。
請求項7に記載の発明によれば、セル間の空間を絶縁することができる。
請求項8に記載の発明では、請求項1〜7のいずれか1項に記載の蓄電モジュールにおいて、複数のセルを狭着する狭着ブラケットと前記セルの間に放熱シートを設けたことを要旨とする。
請求項8に記載の発明では、請求項1〜7のいずれか1項に記載の蓄電モジュールにおいて、複数のセルを狭着する狭着ブラケットと前記セルの間に放熱シートを設けたことを要旨とする。
請求項8に記載の発明によれば、放熱性が向上するとともに絶縁性が向上する。
請求項9に記載の発明では、請求項8に記載の蓄電モジュールにおいて、前記狭着ブラケットにおける前記セル側に突出面が形成され、前記放熱シートは前記突出面より広い範囲に設けられていることを要旨とする。
請求項9に記載の発明では、請求項8に記載の蓄電モジュールにおいて、前記狭着ブラケットにおける前記セル側に突出面が形成され、前記放熱シートは前記突出面より広い範囲に設けられていることを要旨とする。
請求項9に記載の発明によれば、狭着ブラケットの突出面とセルとの間に放熱シートを押さえることができ、このとき、絶縁距離が短くなるが、放熱シートは突出面より広い範囲に設けられているのでセルと狭着ブラケットとの間の沿面距離を確保できる。また、セルと樹脂ケースとの距離を稼ぎ結露水によるショートを防止することができる。また、セルをダクトカバー側へ押し上げて確実に固定し、シール性を確保することができる。
請求項10に記載の発明では、請求項9に記載の蓄電モジュールにおいて、前記放熱シートが前記樹脂ケースの開口部の端部に乗り上げており、前記複数のセルにおけるセル間に配される部材の端部に、前記放熱シートに沿って延設されセル間を区画する突設部を有することを要旨とする。
請求項10に記載の発明によれば、放熱シートを傷つけにくくすることができるとともに被水防止性に優れている。
請求項11に記載の発明では、請求項1〜10のいずれか1項に記載の蓄電モジュールにおいて、前記樹脂ケースは、前記複数のセルに対応しセルと接触する複数のリブを有することを要旨とする。
請求項11に記載の発明では、請求項1〜10のいずれか1項に記載の蓄電モジュールにおいて、前記樹脂ケースは、前記複数のセルに対応しセルと接触する複数のリブを有することを要旨とする。
請求項11に記載の発明によれば、セルを確実に固定してシール性を確保することができる。
本発明によれば、被水を容易に防止することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を車載用のリチウムイオンキャパシタモジュールに具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
以下、本発明を車載用のリチウムイオンキャパシタモジュールに具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
なお、図面において、水平面を、直交するX,Y方向で規定するとともに、上下方向をZ方向で規定している。
図1,2,3,4に示すように、蓄電モジュールとしてのリチウムイオンキャパシタモジュール10は、複数(4つ)のセル20,21,22,23を一体化したものであり、モジュール化されている。
図1,2,3,4に示すように、蓄電モジュールとしてのリチウムイオンキャパシタモジュール10は、複数(4つ)のセル20,21,22,23を一体化したものであり、モジュール化されている。
車載用のリチウムイオンキャパシタモジュール10は、4つのリチウムイオンキャパシタのセル20,21,22,23と、複数のセル20〜23を収容する樹脂ケース30と、狭着ブラケット40と、樹脂製のダクトカバー50と、バランス回路基板60と、樹脂製の基板カバー70と、放熱シート80を備えている。さらに、セル外周面を線(軸)でシールする軸シール構成の被水防止ゴムシール90と、面と面で挟み込んでシールする面シール構造のガス漏れ防止ゴムシール100を備えている。さらに、リチウムイオンキャパシタモジュール10は、セル間に配置されるスペーサ110(図4参照)を備えている。
セル20,21,22,23は電極組立体を有し、電極組立体は、正極に活性炭を、負極にリチウム吸蔵炭素を用い、正負の電極がセパレータを介して対向して構成されている。この電極組立体が外装缶に収容されているとともに外装缶内には電解液が注入されている。
図4に示すように、セル20,21,22,23は、それぞれ、角型のセルであり、角型の密閉ケース24を有する。密閉ケース24は、有底四角箱型の外装缶24aと、外装缶24aのY方向の開口部を塞ぐ長尺状の蓋体(封口板)24bで構成されている。長尺状の蓋体24bにおける長手方向の端部には正負の電極25,26が設けられている。また、長尺状の蓋体24bにおける長手方向の中央部には安全弁27が設けられている。安全弁27は、内部のガスを外部に排出する。このように、セル20,21,22,23は、電極25,26を配置した面に、内部のガスを外部に排出する安全弁27が設けられたセルである。
樹脂ケース30は、セルの電極25,26および安全弁27の配置面F1が露出する状態で複数のセル20,21,22,23を収容する。より詳しくは、図4に示すように、樹脂ケース30は略直方体形状をなし、六面のうちの一面がセル挿入用の開口面となっており、スペーサ110により区画された収容室31,32,33,34に各セル20,21,22,23が離間して収容される。収容室31,32,33,34はY方向に延びており、各収容室31,32,33,34にセル20,21,22,23がY方向に挿入される。セル20,21,22,23における電極25,26および安全弁27の配置面F1は長方形をなし、セルが樹脂ケース30に収容されるとき、配置面F1が立設状態で長辺が上下方向(Z方向)、短辺が水平方向(X方向)、セルの深さ方向が水平方向(Y方向)となる。また、図3に示すように、樹脂ケース30の底面部35には開口部36が設けられ、開口部36においてセル20,21,22,23の底面が露出する。
リチウムイオンキャパシタモジュール10は、自然対流により空冷できる構造であり、図3,4に示すように、樹脂ケース30は上面および下面に、セル20〜23間において、上下方向(Z方向)に延びる空気通路形成用開口部37を有し、空気の対流を促すために下側の入口と上側の出口が確保されている。
また、セルで発生する熱はセルの底面F2から放熱シート80を介して狭着ブラケット40に伝わり狭着ブラケット40から大気に逃がされる。また、過充電などの異常時・寿命の際に、正常に安全弁(防爆弁)27を開弁させる。
セル20〜23は直列接続され、セル20〜23間が異電位である。セル20〜23間は絶縁している。
狭着ブラケット40は、鋼板よりなり、平面視においてコ字状に屈曲形成されている。つまり、狭着ブラケット40は、長方形の底面部41と、長方形の底面部41の一方の端部から延びる側面部42と、長方形の底面部41の他の端部から延びる側面部43からなり、側面部42と側面部43とは対向している。側面部42と側面部43との間に樹脂ケース30(複数のセル20〜23)が狭着される。側面部42および側面部43は波型に成形されている。
狭着ブラケット40は、鋼板よりなり、平面視においてコ字状に屈曲形成されている。つまり、狭着ブラケット40は、長方形の底面部41と、長方形の底面部41の一方の端部から延びる側面部42と、長方形の底面部41の他の端部から延びる側面部43からなり、側面部42と側面部43とは対向している。側面部42と側面部43との間に樹脂ケース30(複数のセル20〜23)が狭着される。側面部42および側面部43は波型に成形されている。
狭着ブラケット40の底面部41の中央部にはセル側に突出する突出面44を有する。突出面44は長方形状をなしている。樹脂ケース30の開口部36において、狭着ブラケット40の突出面44とセル20〜23との間に、放熱シート80が配置される。狭着ブラケット40においてセル側に形成された突出面44よりも放熱シート80は広い範囲に設けられている。
4本のねじSc1が狭着ブラケット40を貫通して樹脂ケース30の底面部35に螺入されることにより狭着ブラケット40と樹脂ケース30の底面部35とが支持されている。また、2本の通しボルトB1が狭着ブラケット40を貫通してナットN2に螺入され、狭着ブラケット40が樹脂ケース30を、幅を一定に管理した状態で狭着している。狭着ブラケット40により、セル20〜23の膨張を規制(狭着)している。
狭着ブラケット40における底面部41からセル側に突出する突出面44がガス漏れ防止ゴムシール100を押圧する押圧手段となっている。つまり、圧縮された状態で使用される放熱シート80の反力によりセル20〜23がダクトカバー50側へ押し上げられる。
ダクトカバー50は、浅い有蓋四角筒状をなし、樹脂ケース30に対しセルの電極25,26および安全弁27の配置面F1を覆うように設けられている。図3に示すように、4本のねじSc2が樹脂ケース30を貫通してダクトカバー50に螺入されてダクトカバー50は樹脂ケース30に固定されている。
図4に示すように、ダクトカバー50は、ダクト52(図1参照)を繋ぐ丸パイプ51を有し、丸パイプ51は一体化されている。そして、丸パイプ51には図1に示すようにダクト(チューブ)52の一端が接続され、ダクト52の他端は車両外部(または車室外部)において開口している。このようにダクトカバー50にはダクト52が繋がる。そして、セル20〜23の安全弁27から排出されたセル20〜23の内部ガスが丸パイプ51およびダクト52を介して外部に導くことができる。
図4に示すように、ダクトカバー50の外面にはバランス回路基板60が丸パイプ51を貫通する状態で取り付けられる。詳しくは、図6に示すように、6本のねじSc3がバランス回路基板60を貫通してダクトカバー50に螺入されることによりバランス回路基板60がダクトカバー50に締結される。バランス回路基板60には、各セルの電圧および充電量のバランスを制御するバランス回路が形成されている。
また、セル20,21,22,23の電極25,26がダクトカバー50を貫通しており、電極25,26とバランス回路基板60とが電気的に接続されている。詳しくは、8本のフランジ付きナットN1で締結されたバスバーBB(図6参照)を介して電極25,26とバランス回路基板60とが電気的に接続されている。
基板カバー70は、浅い有蓋四角筒状をなし、ダクトカバー50との間にバランス回路基板60を挟んだ状態でバランス回路基板60およびセルの電極25,26を覆うようにダクトカバー50に装着される。詳しくは、図8,9に示すように、基板カバー70の外周部において基板カバー70はダクトカバー50に対し、ダクトカバー50の外周壁56の両面を挟み込むシール構造をなし、基板カバー70がダクトカバー50に被水を防止した状態で装着されている。ダクトカバー50と基板カバー70との間においてバランス回路基板60が密閉状態で配置され、ダクトカバー50と基板カバー70とは内部が被水されないように封止されている。
ダクトカバー50はポリフェニレンサルファイド(PPS)製であり、固い。一方、基板カバー70はポリプロピレン(PP)製であり、柔らかい。ダクトカバー50の硬度は基板カバー70の硬度よりも大きい。そして、図8,9に示すように、基板カバー70のコ字状の係合爪71がダクトカバー50の先端の外周壁(係合部)56に対し内方に力F10で付勢して係合して液密となり、水が浸入してこない構成となっている。
図3,4に示すように、放熱シート80は、ゴム製の四角シート材よりなる。放熱シート80は、熱伝導性に優れるとともに電気絶縁性を有する。そして、樹脂ケース30の開口部36において狭着ブラケット40の突出面44とセルの底面F2の間に配置される放熱シート80を介してセルの熱が狭着ブラケット40に伝えられる。
図4に示すように、4つのセル20〜23はX方向に並列されている。セル20〜23毎の安全弁27が整列されており、この各セル20〜23の安全弁27からのガスがガス漏れ防止ゴムシール100を介して丸パイプ51、ダクト52を通して排気される。
ガス漏れ防止ゴムシール100は、セルの電極25,26および安全弁27の配置面F1とダクトカバー50との間に配置されている。ガス漏れ防止ゴムシール100は、安全弁27からのセルの内部ガスをダクト52へ導くように封止する。
セル20〜23毎の安全弁27が整列し、各セル20〜23用のガス漏れ防止ゴムシール100が一体化されている。
熱伝導性および電気絶縁性を有する放熱シート(ゴム材)80はシリコーン製であり、他にもアクリルゴム材を用いることも可能である。
熱伝導性および電気絶縁性を有する放熱シート(ゴム材)80はシリコーン製であり、他にもアクリルゴム材を用いることも可能である。
また、図3に示すように、ダクトカバー50の内面にはセル間を仕切る壁部55が突設されている。この壁部55が、図8,9に示すようにセル間に配置される。壁部55は被水防止ゴムシール90とY方向において密着している。
図3,4に示すように、被水防止ゴムシール90は、ダクトカバー50の凹部54と樹脂ケース30の間に配置される。図7に示すように、被水防止ゴムシール90は、四角枠部91と、四角枠部91の内方において平行に延びる3本の架橋部92,93,94とからなる。四角枠部91はセル群の周囲を囲うように延びている。架橋部92はセル20とセル21との間の空間に配置される。架橋部93はセル21とセル22との間の空間に配置される。架橋部94はセル22とセル23との間の空間に配置される。図8,9に示すように、ダクトカバー50と樹脂ケース30で被水防止ゴムシール90と複数のセル20〜23とが位置決めされている。
被水防止ゴムシール90は、セルの電極25,26および安全弁27の配置面F1の近傍におけるセル20〜23の全周にわたって延び、セルの電極25,26および安全弁27の配置面F1の近傍に接触して樹脂ケース30側からの水の浸入を防ぐ。
より詳しくは、被水防止ゴムシール90は、図9に示すように、セルの周囲(外周面)を力F5でセル外面をセル内方に向かって付勢して軸(線)でシールしている。また、被水防止ゴムシール90でシールした部位(線)よりも電極25,26側(セルの面F1側)において結露水が発生する可能性がある。具体的には、空気が冷えたり温まることにより結露水が発生する。そして、結露水は、電位を持っている部品に流れ込んでしまう可能性がある。本実施形態では、セルとセルとは異なる電位であるので空間を分断して絶縁する。また、セルと金属部品である狭着ブラケット40を空間を分断して絶縁している。
図8に示すように、樹脂材よりなるスペーサ110が、セル20とセル21との間、セル21とセル22との間、セル22とセル23との間において配置される。スペーサ110は、複数のリブ部111と、複数のプレート部120を有している。各リブ部111は、セル間において離間した位置に配置され、セル間の間隔を保持するためのものである。各プレート部120は、リブ部111より薄く形成され、リブ部111とリブ部111を繋ぐとともにセルの底面F2側へ延びている。被水防止ゴムシール90とスペーサ110のリブ部111により、複数のセル20〜23の並列方向(X方向)に位置決めされている。最もセルの電極および安全弁の配置面F1側のリブ部111は被水防止ゴムシール90とY方向において密着している。
また、図8に示すように最もセルの底面F2側のリブ部111から放熱シート80に向かってプレート部120が延び、そのプレート部120の先端はY方向において放熱シート80と密着している。よって、スペーサ110によりセル間が仕切られている。
次に、作用について説明する。
セル20,21,22,23において内圧が高くなると安全弁27が作動して、内部の液を含んだガスが外部に排出される。セル20〜23の安全弁27の開弁時においてガスが車外に排出される。
セル20,21,22,23において内圧が高くなると安全弁27が作動して、内部の液を含んだガスが外部に排出される。セル20〜23の安全弁27の開弁時においてガスが車外に排出される。
図3,4に示すように、樹脂ケース30においてはセル20〜23間においてそれぞれ形成された空気通路形成用開口部37から、図5に示すように水がセルに向かって入る可能性がある。
この放熱部から浸入する水が、バランス回路基板60の搭載部やセル20〜23間接続部には浸入しないよう、シール部品である被水防止ゴムシール90で隙間がシールされている。つまり、被水防止ゴムシール90はセルの周囲(外周面)を各セル毎に軸シールして、バスバー締結部およびバランス回路基板60への被水を防止する。これにより、被水防止ゴムシール90でシールした部位(線)よりもセルの底面側(反対面F2側)からの水の浸入が防止される。
このように、各セル20〜23ごとに軸シールを実施し、バスバー締結部の被水が防止されるとともに、バランス回路基板60への被水が防止される。
また、電極25,26とバランス回路基板60を基板カバー70で覆ったので、バランス回路基板60に対しカバー側から水の侵入が防止される。
また、電極25,26とバランス回路基板60を基板カバー70で覆ったので、バランス回路基板60に対しカバー側から水の侵入が防止される。
さらに、被水防止ゴムシール90でシールした部位(線)よりも電極25,26側(セルの面F1側)において発生する結露水に対しては、セルとセルの間の空間を分断して絶縁するとともに、セルと金属部品である狭着ブラケット40との間の空間を分断して絶縁している。また、浸入した水がセル20〜23間に溜まった場合にもショートを引き起こさないよう、セル20〜23間の空間を分断する構造となっている。
以下、詳しく説明する。
セルとセルの間には空気通路を確保すべく隙間が必要であるがセルとセルとの間には絶縁性のスペーサ110のリブ部111がセルの長さ方向(Y方向)において複数離間した位置に配置されている。また、セルの長さ方向(Y方向)においてスペーサ110のリブ部111の間には薄い絶縁性のプレート部120がリブ部111から連続する状態で延設されている(一体形成されている)。プレート部120とセルとの間には空隙が形成され、空気が流れる。これによりセルとセルとの間の空間を分断している。よって、仮にプレート部120の表面に水(結露水等)が存在したとしてもセルとセルとの間は分断される。さらに、放熱シート80は電気絶縁性であるとともに熱伝導性を有するので、図8に示すように、セルの底面F2においては放熱シート80を狭着ブラケット40の突出面44を用いてプレート部120に放熱シート80を密着させることにより空間を分断させて結露水でセルとセルとが導通(ショート)することはない。さらに、被水防止ゴムシール90はスペーサ110と密着しているとともに図9に示すようにダクトカバー50において壁部55が設けられ、壁部55がセルとセルとの間に延びており、壁部55の先端は被水防止ゴムシール90と密着している。これにより、セルとセルとの間の空間が分断されている。
セルとセルの間には空気通路を確保すべく隙間が必要であるがセルとセルとの間には絶縁性のスペーサ110のリブ部111がセルの長さ方向(Y方向)において複数離間した位置に配置されている。また、セルの長さ方向(Y方向)においてスペーサ110のリブ部111の間には薄い絶縁性のプレート部120がリブ部111から連続する状態で延設されている(一体形成されている)。プレート部120とセルとの間には空隙が形成され、空気が流れる。これによりセルとセルとの間の空間を分断している。よって、仮にプレート部120の表面に水(結露水等)が存在したとしてもセルとセルとの間は分断される。さらに、放熱シート80は電気絶縁性であるとともに熱伝導性を有するので、図8に示すように、セルの底面F2においては放熱シート80を狭着ブラケット40の突出面44を用いてプレート部120に放熱シート80を密着させることにより空間を分断させて結露水でセルとセルとが導通(ショート)することはない。さらに、被水防止ゴムシール90はスペーサ110と密着しているとともに図9に示すようにダクトカバー50において壁部55が設けられ、壁部55がセルとセルとの間に延びており、壁部55の先端は被水防止ゴムシール90と密着している。これにより、セルとセルとの間の空間が分断されている。
このようにしてセルとセルとの間の空間遮断を、スペーサ110と放熱シート80と被水防止ゴムシール90とガス漏れ防止ゴムシール100とダクトカバー50を用いて行っている。
また、放熱シート80を突出面44より広い範囲に設けることで、図10(a),(b)に示すように、セルの底面F2と狭着ブラケット40との間の沿面距離L10(図10(b)参照)として、3mm以上を確保している。
図11に示すように、プレート部120と放熱シート80は密着している。これにより、図12に示すように、セルの底面F2を樹脂ケース30の内面から離間させて放熱シート80がない部分のセル間を絶縁している。そして、結露してもショートしない距離Gを確保している。これにより、セルの底面F2を樹脂ケース30から浮かせて絶縁を確保している。また、セルの角を丸くして空隙の距離を稼いでいる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)蓄電モジュールとしてのリチウムイオンキャパシタモジュール10の構成として、電極25,26を配置した面F1に、内部のガスを外部に排出する安全弁27が設けられた複数のセル20,21,22,23と、セルの電極および安全弁の配置面F1が露出する状態で複数のセル20〜23を収容する樹脂ケース30を備える。樹脂ケース30に対しセルの電極および安全弁の配置面F1を覆うように設けられ、セルの安全弁27から排出されたガスを外部に導くダクト52に繋がるダクトカバー50を備える。セルの電極および安全弁の配置面F1の近傍におけるセルの全周にわたって延び、セルの電極および安全弁の配置面F1の近傍に接触して樹脂ケース30側からの水の浸入を防ぐ被水防止ゴムシール90を備える。よって、被水防止ゴムシール90で仕切られた2つの空間のうちの一方に水が入っても他方の電極25,26側には行かないので被水を容易に防止することができる。
(1)蓄電モジュールとしてのリチウムイオンキャパシタモジュール10の構成として、電極25,26を配置した面F1に、内部のガスを外部に排出する安全弁27が設けられた複数のセル20,21,22,23と、セルの電極および安全弁の配置面F1が露出する状態で複数のセル20〜23を収容する樹脂ケース30を備える。樹脂ケース30に対しセルの電極および安全弁の配置面F1を覆うように設けられ、セルの安全弁27から排出されたガスを外部に導くダクト52に繋がるダクトカバー50を備える。セルの電極および安全弁の配置面F1の近傍におけるセルの全周にわたって延び、セルの電極および安全弁の配置面F1の近傍に接触して樹脂ケース30側からの水の浸入を防ぐ被水防止ゴムシール90を備える。よって、被水防止ゴムシール90で仕切られた2つの空間のうちの一方に水が入っても他方の電極25,26側には行かないので被水を容易に防止することができる。
(2)被水防止ゴムシール90はダクトカバー50の凹部54と樹脂ケース30の間において配置され、ダクトカバー50と樹脂ケース30で被水防止ゴムシール90と複数のセル20〜23とが位置決めされている。よって、ガス漏れ防止ゴムシール100とセル20〜23を位置決めすることができる。
(3)ダクトカバー50との間に基板としてのバランス回路基板60を挟んだ状態でバランス回路基板60およびセルの電極25,26を覆う基板カバー70を更に備え、ダクトカバー50と基板カバー70とは内部が被水されないように封止されている。よって、電極25,26とバランス回路基板60を基板カバー70で覆ったので、電極25,26とバランス回路基板60を覆うことができ、水の侵入が防止される。即ち、バランス回路基板60等に対し基板カバー70側からの水の浸入が防止される。
(4)ダクトカバー50の硬度は基板カバー70の硬度よりも大きい。よって、ガスシール性の要求されるダクトカバー50は変形せずに封止することができる。詳しくは、ダクトカバー50は位置決めされるので変形させたくない場合においてダクトカバー50は変形せずにダクトカバー50の外周壁(係合部)56に対し基板カバー70の係合爪71が変形して封止することができる。即ち、基板カバー70がダクトカバー50に対して変形してシールできる。
(5)セル間に配される部材としてのスペーサ110(リブ部111、プレート部120)を備えるとともに、ダクトカバー50にセル間を仕切る壁部55を設けた。よって、セル間の空間を絶縁することができる。
(6)複数のセル20,21,22,23を狭着する狭着ブラケット40とセルの間に放熱シート80を設けた。よって、放熱性が向上するとともに絶縁性が向上する。
(7)狭着ブラケット40におけるセル側に突出面44が形成され、放熱シート80は突出面44より広い範囲に設けられている。よって、狭着ブラケット40の突出面44とセル20〜23との間に放熱シート80を押さえることができ、このとき、絶縁距離が短くなるが、放熱シート80は突出面44より広い範囲に設けられているのでセル20〜23と狭着ブラケット40との間の沿面距離を確保できる。また、セル20〜23と樹脂ケース30との距離を稼ぎ結露水によるショートを防止することができる。また、セル20〜23をダクトカバー50側へ押し上げて確実に固定し、シール性を確保することができる。
(7)狭着ブラケット40におけるセル側に突出面44が形成され、放熱シート80は突出面44より広い範囲に設けられている。よって、狭着ブラケット40の突出面44とセル20〜23との間に放熱シート80を押さえることができ、このとき、絶縁距離が短くなるが、放熱シート80は突出面44より広い範囲に設けられているのでセル20〜23と狭着ブラケット40との間の沿面距離を確保できる。また、セル20〜23と樹脂ケース30との距離を稼ぎ結露水によるショートを防止することができる。また、セル20〜23をダクトカバー50側へ押し上げて確実に固定し、シール性を確保することができる。
(8)図9に示すように、基板カバー70は、ダクトカバー50の外周壁56の両面を挟んでいる。よって、基板カバー70をダクトカバー50に被水を防止した状態で装着できる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態を、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図13〜図16を用いて説明する。
次に、第2の実施形態を、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図13〜図16を用いて説明する。
本実施形態においても、図13に示すように、リチウムイオンキャパシタモジュール10は上方から被水し、下方が被水方向となる。ここで、図14(a)に示すように、ダクトカバー50の丸パイプ51に対し基板カバー70による被水防止構造が採用されている。詳しく説明する。
図13および図14(a)に示すように、ダクトカバー50は、丸パイプ51を有する。丸パイプ51において基端側(根元部)に、先端側ほど縮径されたテーパ状筒部51aを有する。一方、基板カバー70は、丸パイプ51のテーパ状筒部51aが貫通する貫通孔72を有する。基板カバー70における貫通孔72の周囲に、丸パイプ51を外周側から内周側に押圧してシールする押圧部73を有する。詳しくは、図14(b)に示すように、基板カバー70において貫通孔72の形成部は先端ほど縮径されたテーパ状筒形状をなし、押圧部73は、先端内周面において内方に突出するリップで構成されている。
そして、図14(b)に示す基板カバー70の組立て前に示す状態から、図14(c)に示すように基板カバー70の組立て後においては押圧部(リップ)73が変形して押圧部73により丸パイプ51のテーパ状筒部51aを外周側から内周側に押圧する。このようにして、丸パイプ51が、被水を防止した状態で装着されている。
また、本実施形態では、図13に示すように、基板カバー70は正極用の端子部蓋140および負極用の端子部蓋150を有する。正極用の端子部蓋140および負極用の端子部蓋150は基板カバー70における下部においてX方向に並設されている。正極用の端子部蓋140により正極端子(図示略)が覆われているとともに負極用の端子部蓋150により負極端子(図示略)が覆われている。
端子部蓋140,150は、それぞれ、蓋本体160と、蝶番161と、係合板部163を有する。蓋本体160の上部に蝶番161が設けられ、蓋本体160が蝶番161により開閉可能に支持されている。より詳しくは、蓋本体160には両端が固定された丸棒161aが設けられ、基板カバー70側には一対の係止爪161bが設けられ、係止爪161bに丸棒161aが回転可能に支持されている。
そして、図15に示すように、蓋本体160に設けられた係合孔162(図16(a)参照)を、ダクトカバー50に設けた係合突起58(図16(a)参照)に嵌め込むことにより、蓋本体160が閉じられた状態で支持(ロック)される。より詳しくは、蓋本体160の係合板160aに円形の係合孔162が形成され、この係合孔162が円柱状の突起58に挿入される。
図13に示すように、蓋本体160には係合板部163が設けられている。一方、基板カバー70側には係合台164が設けられ、係合台164には一対の挟持部材165が突設されている。そして、図16(c)に示すように一対の挟持部材165の間の隙間166に図16(b)に示すように、係合板部163が挿入されることにより、一対の挟持部材165間に係合板部163が係合して摩擦により固定される。よって、図16(a)に示すように蓋本体160が開いた状態で支持(ロック)される。
このように、端子部蓋140,150は開閉可能に支持され、端子部蓋140,150が、図15に示す閉口状態および図16(a)に示す開口状態で保持(ロック)することができるようになっている。つまり、外部端子の締結時に開口した状態で端子部蓋140,150を固定できるとともに車両搭載時に想定される外力F20(図15参照)が加わった場合でも端子部蓋140,150が開口しないように固定できる。また、ある程度開閉を繰り返しても破断しないように蝶番機構となっている。また、閉口時に上部から被水しても端子部蓋140,150の内部(導電部)に水が浸入しないようになっている。端子部蓋140,150を爪(163,165)係合のみで固定しており、締結等が不要である。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(9)ダクトカバー50は、丸パイプ51を有し、基板カバー70は、丸パイプ51が貫通する貫通孔72を有するとともに貫通孔72の周囲に丸パイプ51を外周側から内周側に押圧する押圧部73を有する。よって、丸パイプ51を、被水を防止した状態で装着できる。
(9)ダクトカバー50は、丸パイプ51を有し、基板カバー70は、丸パイプ51が貫通する貫通孔72を有するとともに貫通孔72の周囲に丸パイプ51を外周側から内周側に押圧する押圧部73を有する。よって、丸パイプ51を、被水を防止した状態で装着できる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態を、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図17〜図19を用いて説明する。
次に、第3の実施形態を、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図17〜図19を用いて説明する。
本実施形態においても、セルの電極(外部端子)25,26でモジュールの自重を支える構造ではなく、セル20〜23を、狭着ブラケット40の底面部41から放熱シート80による押上げと、狭着ブラケット40の側面部42,43からの樹脂ケース30の側面(図6参照)で固定している。また、セル20〜23を、樹脂スペーサと、狭着ブラケット40で狭着するとともに、この状態を摩擦力で保持して振動等でも動かないように固定している(図11参照)。つまり、圧縮された状態で使用される放熱シート80の反力(復元力)と、狭着ブラケット40で、セル20〜23を押さえることで、セル20〜23を固定している。また、樹脂ケース30とプレート部170で結露水が入る空間を無くしてセル間の短絡防止性を向上させている。なお、プレート部170はプレート部120に対してセルの底面F2側の形状のみが異なる。
以下、詳しく説明する。
狭着ブラケット40におけるセル側に突出面44が設けられ、放熱シート80は突出面44より広い範囲に設けられている。図18、図19(a)および図19(b)に示すように、樹脂ケース30において開口部36のZ方向における端部36aは段差部となっており、他の部位より低くなっている。そして、放熱シート80が樹脂ケース30の開口部36の端部(段差部)36aに乗り上げている。これによりセル間に隙間ができるのを防止してセル間の被水を防止している。さらに、複数のセル20〜23におけるセル間に配されるプレート部170の一端部、即ち、スペーサの端部に、放熱シート80に沿って延設されセル間を区画する突設部171を有する。突設部171におけるY方向での端面はR(円弧)形状をなしている。即ち、プレート部170における放熱シート80の乗り上げ部においてその形状が放熱シート80に沿ったR形状となっている。図19(b)に示すように、突設部171の上に放熱シート80が被る。よって、放熱シート80が樹脂ケース30の開口部36の端部(段差部)36aに乗り上げた状態において水が入りにくい。即ち、セルの間が電位を持っているので、その間が導通するのを防ぐように水の経路を無くすことによりショートを防いでいる。
狭着ブラケット40におけるセル側に突出面44が設けられ、放熱シート80は突出面44より広い範囲に設けられている。図18、図19(a)および図19(b)に示すように、樹脂ケース30において開口部36のZ方向における端部36aは段差部となっており、他の部位より低くなっている。そして、放熱シート80が樹脂ケース30の開口部36の端部(段差部)36aに乗り上げている。これによりセル間に隙間ができるのを防止してセル間の被水を防止している。さらに、複数のセル20〜23におけるセル間に配されるプレート部170の一端部、即ち、スペーサの端部に、放熱シート80に沿って延設されセル間を区画する突設部171を有する。突設部171におけるY方向での端面はR(円弧)形状をなしている。即ち、プレート部170における放熱シート80の乗り上げ部においてその形状が放熱シート80に沿ったR形状となっている。図19(b)に示すように、突設部171の上に放熱シート80が被る。よって、放熱シート80が樹脂ケース30の開口部36の端部(段差部)36aに乗り上げた状態において水が入りにくい。即ち、セルの間が電位を持っているので、その間が導通するのを防ぐように水の経路を無くすことによりショートを防いでいる。
図19(c)は、比較例である。図19(c)に示すように比較例においてはプレート部180には突設部171が設けられていない。そのため放熱シート80とプレート部170との間に空隙AGが形成され、空隙AGにおいて放熱シート80が樹脂ケース30の開口部36の端部36aに乗り上げた状態において角が鋭角に曲げられて放熱シート80は傷つきやすい(破れやすい)。
これに対し図18、図19(a)および図19(b)に示す本実施形態においては、図19(c)での空隙AGを埋めるべくR形状の突設部171を設けることにより、ピン角で当てるのではなく滑らかに当てることにより放熱シート80に加わる破断応力を軽減して放熱シート80を傷つけにくくすることができる。また、突設部171を設けることによりセル間に隙間を作らずにセルとセルとの間において水分(例えば結露水)による導通を防ぐことができる。即ち、結露による水の経路を遮断して被水防止性に優れている。
また、本実施形態においては、図17に示すように、樹脂ケース30は、内壁面に、複数のセル20〜23に対応しセル20〜23の底面F2部分と接触する複数のリブ38を有する。リブ38はZ方向において樹脂ケース30の開口部36の両側に設けられている。また、各リブ38はZ方向に延びているとともに、セル20〜23の底面角部が丸くなっているのに合わせて円弧形状にされセル20〜23の底面角部と面接触する。そして、樹脂ケース30にプレート部170を備えたスペーサが挿入されて、スペーサに干渉させながらセル20〜23が挿入される。セル20〜23をリブ38に干渉させて樹脂ケース30に挿入することでセル20〜23を固定している。よって、セル20〜23を確実に固定してシール性を確保することができる。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(10)放熱シート80が樹脂ケース30の開口部36の端部36aに乗り上げており、複数のセル20〜23におけるセル間に配される部材としてのプレート部170の端部に、放熱シート80に沿って延設されセル間を区画する突設部171を有する。よって、放熱シート80を傷つけにくくすることができるとともに被水防止性に優れている。
(10)放熱シート80が樹脂ケース30の開口部36の端部36aに乗り上げており、複数のセル20〜23におけるセル間に配される部材としてのプレート部170の端部に、放熱シート80に沿って延設されセル間を区画する突設部171を有する。よって、放熱シート80を傷つけにくくすることができるとともに被水防止性に優れている。
(11)樹脂ケース30は、複数のセル20〜23に対応しセルと接触する複数のリブ38を有するので、セルを確実に固定してシール性を確保することができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・各実施形態は別々に記載したが、全てを同時に採用可能である。
・蓄電モジュールはリチウムイオンキャパシタモジュールであったが、これに限らない。例えば、リチウムイオン電池モジュール等であってもよい。
・蓄電モジュールはリチウムイオンキャパシタモジュールであったが、これに限らない。例えば、リチウムイオン電池モジュール等であってもよい。
10…リチウムイオンキャパシタモジュール、20,21,22,23…セル、25…電極、26…電極、27…安全弁、30…樹脂ケース、36a…端部、38…リブ、40…狭着ブラケット、44…突出面、50…ダクトカバー、51…丸パイプ、52…ダクト、54…凹部、55…壁部、56…外周壁、60…バランス回路基板、70…基板カバー、72…貫通孔、73…押圧部、80…放熱シート、90…被水防止ゴムシール、100…ガス漏れ防止ゴムシール、110…スペーサ、120…プレート部、170…プレート部、171…突設部、F1…配置面。
Claims (11)
- 電極を配置した面に、内部のガスを外部に排出する安全弁が設けられた複数のセルと、
前記セルの電極および安全弁の配置面が露出する状態で前記複数のセルを収容する樹脂ケースと、
前記樹脂ケースに対し前記セルの電極および安全弁の配置面を覆うように設けられ、前記セルの安全弁から排出されたガスを外部に導くダクトに繋がるダクトカバーと、
前記セルの電極および安全弁の配置面の近傍における前記セルの全周にわたって延び、前記セルの電極および安全弁の配置面の近傍に接触して前記樹脂ケース側からの水の浸入を防ぐ被水防止ゴムシールと、
を備えたことを特徴とする蓄電モジュール。 - 前記被水防止ゴムシールは前記ダクトカバーの凹部と前記樹脂ケースの間において配置され、前記ダクトカバーと前記樹脂ケースで前記被水防止ゴムシールと前記複数のセルとが位置決めされていることを特徴とする請求項1に記載の蓄電モジュール。
- 前記ダクトカバーとの間に基板を挟んだ状態で前記基板および前記セルの電極を覆う基板カバーを更に備え、前記ダクトカバーと前記基板カバーとは内部が被水されないように封止されていることを特徴とする請求項1または2に記載の蓄電モジュール。
- 前記ダクトカバーの硬度は前記基板カバーの硬度よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載の蓄電モジュール。
- 前記基板カバーは、前記ダクトカバーの外周壁の両面を挟むことを特徴とする請求項3または4に記載の蓄電モジュール。
- 前記ダクトカバーは、丸パイプを有し、
前記基板カバーは、前記丸パイプが貫通する貫通孔を有するとともに当該貫通孔の周囲に前記丸パイプを外周側から内周側に押圧する押圧部を有することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の蓄電モジュール。 - セル間に配される部材を備えるとともに、前記ダクトカバーに前記セル間を仕切る壁部を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の蓄電モジュール。
- 複数のセルを狭着する狭着ブラケットと前記セルの間に放熱シートを設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の蓄電モジュール。
- 前記狭着ブラケットにおける前記セル側に突出面が形成され、前記放熱シートは前記突出面より広い範囲に設けられていることを特徴とする請求項8に記載の蓄電モジュール。
- 前記放熱シートが前記樹脂ケースの開口部の端部に乗り上げており、前記複数のセルにおけるセル間に配される部材の端部に、前記放熱シートに沿って延設されセル間を区画する突設部を有することを特徴とする請求項9に記載の蓄電モジュール。
- 前記樹脂ケースは、前記複数のセルに対応しセルと接触する複数のリブを有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の蓄電モジュール。
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2015
- 2015-09-24 JP JP2015187083A patent/JP2017062918A/ja active Pending
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