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JP2017053460A - 流体伝動装置 - Google Patents

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JP2017053460A
JP2017053460A JP2015178749A JP2015178749A JP2017053460A JP 2017053460 A JP2017053460 A JP 2017053460A JP 2015178749 A JP2015178749 A JP 2015178749A JP 2015178749 A JP2015178749 A JP 2015178749A JP 2017053460 A JP2017053460 A JP 2017053460A
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turbine
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時存 坂
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時存 坂
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches 
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches  with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H2045/0221Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches  with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type with damping means
    • F16H2045/0263Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches  with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type with damping means the damper comprising a pendulum

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Abstract

【課題】動吸振器を備えた流体伝動装置において、特に、軸方向にコンパクトに構成することが可能である流体伝動装置を提供する。
【解決手段】エンジンに連結されたケース(10)内に、ポンプ(20)と、タービン(30)と、を備えると共に、揺動可能な揺動体を有してエンジンによる振動を低減する動吸振器(80)を備えたトルクコンバータ(1)において、ポンプ(20)及びタービン(30)は、複数のブレード(23)(33)を支持するポンプコアリング(22)及びタービンコアリング(32)をそれぞれ備え、ポンプコアリング(22)及びタービンコアリング(32)は、互いに対向し且つ両外側に凹んだ内面を有し、これら内面間にコア空間(C)を形成しており、動吸振器(80)は、少なくともその一部がコア空間(C)内に配設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載される流体伝動装置、特に動吸振器を備えた流体伝動装置に関し、車両用伝動装置の技術分野に属する。
車両に搭載される自動変速機や無段変速機等の変速機に用いられ、エンジン出力を変速機構に伝達する流体伝動装置は、エンジンの出力軸に連結されたケース内に、ケースと一体的に回転するポンプと、該ポンプに対向配置されて流体を介して前記ポンプとの間で動力が伝達されるタービンと、を有している。
ここで、前記流体伝動装置として、エンジンの燃費性能を向上させるために、ポンプ側とタービン側とを直結するロックアップクラッチを備えたものが知られている。
このようなロックアップクラッチを備えた流体伝動装置は、ロックアップクラッチ締結時にエンジンのトルク変動が直接変速機構側へ伝わるため、近年、エンジンの燃費性能向上のためにロックアップクラッチの締結領域が拡大されるに連れて、エンジンのトルク変動に起因して発生する振動の問題が顕在化する傾向にある。
そのため、振動の低減が可能な動吸振器を流体伝動装置に設ける必要性が増しており、例えば特許文献1には、動吸振器として遠心式の振り子ダンパを設けた流体伝動装置が開示されている。
特開2012−077827号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載された流体伝動装置は、振り子ダンパがタービンの軸方向エンジン側に配置されているため、軸方向寸法が大きくなるので、軸方向寸法を短縮してコンパクトに構成することが望まれる。
特に、軸心が車体幅方向に延びる横置き式の変速機に組み込まれる流体伝動装置では、軸方向寸法が大きく構成されると変速機全体の軸方向寸法が増大して車体のフレーム部材などとの干渉が問題となりやすく、軸方向寸法を短縮してコンパクトに構成することが望まれる。
そこで、本発明は、動吸振器を備えた流体伝動装置において、特に、軸方向にコンパクトに構成可能とすることを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る流体伝動装置は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、
駆動源に連結されたケース内に、該ケースと一体的に回転するポンプと、該ポンプに対向配置されて流体を介して前記ポンプとの間で動力が伝達されるタービンと、を備えると共に、揺動可能な揺動体を有して前記駆動源による振動を低減する動吸振器を備える流体伝動装置において、
前記ポンプ及び前記タービンは、複数のブレードを支持するポンプコアリング及びタービンコアリングをそれぞれ備え、
前記ポンプコアリング及び前記タービンコアリングは、互いに対向し且つ両外側に凹んだ内面を有し、これら内面間にコア空間を形成しており、
前記動吸振器は、少なくともその一部が前記コア空間内に配設されている
ことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の流体伝動装置において、
前記ポンプコアリング又は前記タービンコアリングの少なくとも一方は、前記内面の一部が回転軸線に直交する環状平面であり、
前記動吸振器は、前記環状平面に取り付けられている
ことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は2に記載の流体伝動装置において、
前記ポンプコアリング及び前記タービンコアリングには、互いに対向し且つ近接して内周側に延びる内周部が設けられている
ことを特徴とする。
上記の構成により、本願の請求項1に記載の発明によれば、流体伝動装置に駆動源による振動を低減する動吸振器が備えられ、動吸振器は、少なくともその一部がポンプコアリングとタービンコアリングとで形成されるコア空間内に配設されることにより、従来は空洞であったコア空間を有効活用して動吸振器を設けているため、このコア空間内に動吸振器を配設しない場合、周囲の部品と干渉しないように動吸振器を設けるスペースを確保しようとすると流体伝動装置の外形寸法、特に軸方向寸法が大きくなる、特に、流体伝動装置の軸方向寸法が短縮され、流体伝動装置をコンパクトに構成することが可能である。
また、請求項2に記載の発明によれば、ポンプコアリング又はタービンコアリングはコア空間を臨む内面が環状平面に形成されており、該環状平面に動吸振器を取り付けることにより、同様の幅と高さを有するコア空間が平面ではなく、例えばトーラス状の曲面でその内面が形成されている場合に比べて、より大きなコア空間を動吸振器の収納空間として有効に利用することができると共に、コア空間内で振動する動吸振器を内面に対してより安定した取り付けを行うことができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、ポンプコアリング及びタービンコアリングは、互いに所定間隔を隔てて対向して内周側に延設する内周部を有することにより、外周側に延設する外周部を設けた場合と同様に、コア空間への流体の流れ込みを抑制することができる。更に、外周部の場合のようにコア空間内には突出しないので、より広い空間を動吸振器の収納空間として確保することができる。
本発明の第1実施形態に係る流体伝動装置の断面図である。 図1に示す動吸振器の周辺部を軸方向から見た矢視図である。 図1の流体伝動装置の動力伝達系を示すシステム図である。 図1の動吸振器(振り子ダンパ)による振動低減の効果を説明するグラフである。 本発明の第2実施形態に係る流体伝動装置の断面図である。 図5に示す動吸振器の周辺部を軸方向から見た矢視図である。 図5の流体伝動装置の動力伝達系を示すシステム図である。 本発明の第3実施形態に係る流体伝動装置の断面図である。 本発明の第4実施形態に係る流体伝動装置の動力伝達系を示すシステム図である。 本発明の第5実施形態に係る流体伝動装置の動力伝達系を示すシステム図である。 図9、10の動吸振器(ダイナミックダンパ)による振動低減の効果を説明するグラフである。
以下、本発明を自動変速機のトルクコンバータに適用した実施形態について説明する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態に係る流体伝動装置について、図1〜図4を参照しながら詳細に説明する。
[トルクコンバータの全体構成]
図1に示すように、本実施形態に係る流体伝動装置としてのトルクコンバータ1は、自動変速機に組み込まれ、その外殻を形成するケース10を有している。
ケース10は、その駆動源側であるエンジン側の面を構成するフロントカバー11の外周部に固設された複数のスタッドボルト16と該スタッドボルト16に螺合されるナットAとによりエンジンのクランクシャフトBの端部にクランクボルトCを用いて取り付けられたドライブプレートDの外周部に取り付けられている。これにより、トルクコンバータ1の全体がクランクシャフトBに連結されて、エンジンにより駆動されるようになっている。なお、以下の説明では、便宜上、エンジン側(図の右側)を前方、反エンジン側(図の左側)を後方とする。
トルクコンバータ1は、エンジンに連結されたケース10内に、該ケース10と一体回転するポンプ20と、そのエンジン側に対向配置されたタービン30と、ポンプ20とタービン30との対向部の内側に配設されたステータ40と、を有している。
ケース10内には、動力伝達用流体としてオイルが充満されており、該オイルがポンプ20、タービン30及びステータ40によって形成された環状経路を循環できるように構成されている。これによって、トルクコンバータ1は、この環状経路内を循環するオイルを伝達媒体として、ポンプ20に入力された回転力をタービン30に伝達することができる。以下、トルクコンバータ1の各構成部品について詳細に説明する。
[ポンプ]
ポンプ20は、外殻を構成するポンプシェル21と、内殻を構成するポンプコアリング22と、ポンプシェル21とポンプコアリング22の間に支持された複数のポンプブレード23と、を備えている。
ポンプシェル21は、ケース10の反エンジン側に結合され、ケース10と一体回転可能に構成されている。
また、ポンプシェル21は、後方に膨出する椀形断面を有するリング状部材であり、その内周面はプレス成形により凹状湾曲面に成形されている。このポンプシェル21の内周面には、周方向に等間隔かつ放射状に複数のポンプブレード23が配置され、その後方周縁部がスポット溶接等によって固定されている。なお、本実施形態において、ポンプブレード23の外周側にある前方側端部23aは、外周側に向かって前方に傾いた直線状に形成されている。
更に、ポンプシェル21は、その内周端部に変速機構側に延びるポンプスリーブ24が溶接等により結合されている。ポンプスリーブ24の先端がトルクコンバータ1の後方に配設されたギヤ式オイルポンプ(図示略)に係合されることにより、クランクシャフトBの回転によってケース10、ポンプシェル21及びポンプスリーブ24を介してこのオイルポンプが駆動されるようになっている。
ポンプコアリング22は、後方に膨出する椀形断面を有するリング状部材であり、その内面はプレス成形により後方に凹んだ形状に成形されており、該内面における後方の一部を構成する底面22aは、回転軸線に直交する環状平面に形成されている。また、ポンプコアリング22は、その内周側に延設する内周部22bを有している。
また、ポンプコアリング22は、その外周面にポンプブレード23の前方基端部が固定されている。
そして、ケース10と一体的に回転することにより、ケース10内に充満されているオイルをポンプブレード23とポンプシェル21の内周面とで案内して、該オイルに軸心回りに旋回しながら後方から前方へ向う流れaを発生させるようになっている。
[タービン]
タービン30は、外殻を構成するタービンシェル31と、内殻を構成するタービンコアリング32と、タービンシェル31とタービンコアリング32の間に支持された複数のタービンブレード33と、を備えている。
タービンシェル31は、ポンプシェル21に対向して設けられ、前方に膨出する椀形断面を有するリング状部材であり、その内周面はプレス成形により凹状湾曲面に成形されている。このタービンシェル31の内周面には、周方向に等間隔かつ放射状に複数のタービンブレード33が配置され、その前方周縁部がスポット溶接等によって固定されている。なお、本実施形態において、タービンブレード33の外周側にある後方側端部33aは、これと対向するポンプブレード23の前方側端部23aと平行に、外周側に向かって前方に傾いた直線状に形成されている。
また、タービンシェル31は、その内周側で軸方向に延びるタービンハブ34がリベット等により結合されている。タービンハブ34は、その内周面にスプラインが形成されており、その内周側で自動変速機の変速機構側に延びるタービンシャフト25にスプライン嵌合により連結されている。
タービンコアリング32は、前方に膨出する椀形断面を有するリング状部材であり、その内面はプレス成形により前方に凹んだ形状に成形されており、該内面における前方の一部を構成する底面32aは、回転軸線に直交する環状平面に形成されている。
上述のように、タービンコアリング32とポンプコアリング22は、互いに対向し且つ両外側に凹んだ内面を有しているため、これら内面間には、本実施形態では、略矩形断面を有する環状のコア空間Cが形成される。
また、タービンコアリング32は、その内周側に延設する内周部32bを有しおり、ポンプコアリング22の内周部22bとタービンコアリング32の内周部32bは、互いに対向し且つ近接して内周側に延びている。
更に、タービンコアリング32は、その外周面にタービンブレード33の後方基端部が固定されている。
上述のように、タービンシェル31の内周面とポンプシェル21の内周面とが対向配置されることにより、ポンプ20の回転によって生じた流れaがタービンシェル31内に導入されて、その内周面とタービンブレード33とによって内方へ向う流れbが形成され、この流れbがタービンブレード33を押圧することにより、タービン30が周方向に力を受け、ポンプ20と同方向に駆動される。この駆動力は、タービン30に連結されたタービンシャフト25により、変速機構へ伝達される。
[ステータ]
ステータ40は、ポンプ20とタービン30との対向部の内側に配設されており、内輪部41と外輪部42との間に放射方向に延びる複数のブレード43を周方向に所定間隔を隔てて全体を一体化した構成とされている。ブレード43が、ポンプ20におけるポンプブレード23の内周側の端部とタービン30におけるタービンブレード33の内周側の端部との間に位置するように配置されている。これにより、タービン30を駆動した流体の流れbがタービン30側から導入されて、各ブレード43の間を通過する流れcが形成され、この流れcがポンプシェル21の湾曲部21aに内周側から導入されて流れaとなることで、ポンプ20、タービン30及びステータ40の各ポンプブレード23、33、43の間を通過して循環する流れが形成されるように構成されている。
ここで、ステータ40の外輪部42は、その外周面に周溝42aを有している。ポンプコアリング22の内周部22bとタービンコアリング32の内周部33bとが、周溝42aの内部にその周縁が隙間を介して入り込むように配設されている。
[ワンウェイクラッチ]
また、トルクコンバータ1は、ステータ40を支持して該ステータ40によるトルク増大作用を実現させるためのワンウェイクラッチ50を備えている。ワンウェイクラッチ50は、ステータ40の内側に配設されており、アウタレース51と、インナレース52と、両レース51、52の間に介設された複数のスプラグ53と、を有し、アウタレース51の外周面にステータ40の内輪部41の内周面が圧入でスプライン嵌合されていると共に、インナレース52は、内周面が自動変速機の変速機ケース(図示略)から延びるステータシャフト26にスプライン嵌合されることによりステータシャフト26と連結されている。
なお、ワンウェイクラッチ50は、その前方に位置するタービンハブ34との間、及び後方に位置するポンプシェル21に結合されたポンプスリーブ24との間にそれぞれ配設されたスラストベアリング54、55により軸方向の位置が規制されており、これにより、ステータ40がポンプ20及びタービン30に対して軸方向に位置決めされている。
そして、ステータ40は、流れcにより、ブレード43の一方の面に押圧力が作用して一方向の回転力を受けたときに、ワンウェイクラッチ50が空転することにより自由に回転し、また、ブレード43の他方の面に押圧力が作用して他方向の回転力を受けたときには、ワンウェイクラッチ50がロックすることにより固定される。このとき、トルク増大作用が発生し、エンジンからポンプ20に入力されたトルクが増大されて、タービン30からタービンシャフト25に出力される。
[ロックアップクラッチ]
更に、トルクコンバータ1は、タービン30とケース10との間に配置されたロックアップクラッチ60を備えている。ロックアップクラッチ60は、ポンプ20側とタービン30側とを直結するものであり、ケース10内でフロントカバー11に対向して設けられたピストン61と、該ピストン61の前面に固着された複数の摩擦板62と、を有している。
ピストン61は、タービンハブ34に対して軸方向に摺動可能に構成されており、ピストン61とタービンシェル31との間にロックアップクラッチ60の締結用油圧が供給れる油圧室4が形成されている。この油圧室4に所定の締結用油圧が供給されると、ピストン61が後方に摺動し、ピストン61に設けられた摩擦板62がフロントカバー11側に押し付けられ、ロックアップクラッチ60が締結される。
[ダンパスプリング機構]
ダンパスプリング機構70は、ロックアップクラッチ60の締結時に回転方向にたわんでエンジンによる振動を低減するものであり、ロックアップクラッチ60に隣接して設けられている。
ダンパスプリング機構70は、ピストン61に一体的に形成されて後方に延びるスプリング受け部材71と、該スプリング受け部材71によって周方向に等間隔に複数配置されたスプリング72と、を有している。なお、ダンパスプリング72として、好ましくはねじり角度が広く低剛性化したものが用いられる。
そして、タービンシェル31の外周面に結合されて前方に延びるスプリング保持プレート73の端部がスプリング72の一端に係合されており、ロックアップクラッチ60が締結されたときには、ポンプシェル21側の回転、すなわちクランクシャフトBの回転がロックアップクラッチ60を介してスプリング受け部材71に入力され、ダンパスプリング72を介して、スプリング保持プレート73からタービンシェル側、具体的にはタービンハブ34に伝達されるようになっている。
[動吸振器]
本実施形態では、トルクコンバータ1は、ケース10内に揺動可能な揺動体を有してエンジンによる振動を低減する動吸振器として遠心式の振り子ダンパ80を備えている。
振り子ダンパ80は、ポンプコアリング22とタービンコアリング32によって囲まれたコア空間C内に周方向に複数配設されている。振り子ダンパ80は、揺動体である質量部材81と、該質量部材81を支持体であるタービンコアリング32に対して揺動可能に支持する複数の支持ピン82と、を有している。
図2に示すように、質量部材81は、略矩形断面を有して周方向に延びる弧状部材であり、前後方向に貫通して設けられた円弧状のガイド穴81aを有し、該ガイド穴81aに支持ピン82が挿入されることによってタービンコアリング32の内面の環状平面33aに対して揺動可能に支持されている。なお、支持ピン82は、質量部材81のガイド穴81aから不用意に抜け出ないように、両端に拡径された頭頂部を有している。
このようにして、振り子ダンパ80がタービンコアリング32に結合されることにより、ケース10から、タービンコアリング32に結合されたタービンハブ34を介して動力が伝達される際、振り子ダンパ80は、エンジンによるトルク変動を低減することができる。
[トルクコンバータの作用]
以上のような構成を有するトルクコンバータ1の作用について、図3を参照しながら以下に説明する。
ロックアップクラッチ60の非締結時には、エンジン出力は、エンジンのクランクシャフトBと一体的に回転するケース10に結合されたポンプ20から、オイルを介してタービン30へ伝達され、タービンハブ34及びタービンシャフト25を介して変速機構に伝達されることになる。その場合に、ステータ40のトルク増大作用が得られる変速比においては、エンジンの出力トルクが増大されて変速機構へ出力される。
一方、ロックアップクラッチ60の締結時には、ポンプ20側とタービン30側とがロックアップクラッチ60を介して連結されることにより、エンジン出力は、エンジンのクランクシャフトBと一体的に回転するケース10のフロントカバー11から、ロックアップクラッチ60、ダンパスプリング機構70、及びタービン30に結合されたタービンハブ34に伝達され、タービンシャフト25を介して変速機構に伝達されることになる。この場合、オイルを介することなく変速機構へ伝達されることにより、ロックアップクラッチ60の非締結時よりトルク伝達効率が向上し、エンジンの燃費性能が向上する。
振り子ダンパ80は、エンジンからの動力が伝達されるタービンハブ34に結合されたタービンコアリング32に取り付けられているため、ロックアップクラッチ60の非締結時及び締結時の何れにおいても、エンジンによる振動を低減するように構成されている。本実施形態では、動吸振器として遠心式の振り子ダンパ80を用いているため、図4に示すように、この振り子ダンパ80によれば、質量部材81の揺動によって狙いの共振周波数に対応するエンジン回転数だけでなくその裾野の広いエンジン回転数に亘って振動を低減することができる。この事例では、4気筒エンジンと組み合わせた場合における、ロックアップダンパのみが設けられた比較例と、ロックアップダンパに振り子ダンパを追加した実施例とで比較している。実施例は、比較例においてこもり音で問題となり易い2次共振峰を狙ったものとしている。振り子ダンパを追加した実施例は、2次共振峰はほぼ消すことができ、これに連なる共振峰の裾野を広く減衰させることを示している。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る流体伝動装置について、図5〜図7を参照しながら詳細に説明する。なお、第2実施形態に係る流体伝動装置101は、第1実施形態に係る流体伝動装置1と、動吸振器が異なること以外は同様であり、同様の構成については同一符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、第2実施形態に係る流体伝動装置としてのトルクコンバータ101においても、ポンプ20、タービン30、ステータ40、ワンウェイクラッチ50、ロックアップクラッチ60及びダンパスプリング機構70を有し、これらがケース10内に収納されていると共に、ケース10内にはオイルが充満されるようになっている。
トルクコンバータ101では、第1実施形態と同様に、ケース10内に揺動可能な揺動体を有して駆動源による振動を低減する動吸振器として遠心式の振り子ダンパ180が備えられている。本実施形態は、振り子ダンパ180が取り付けられているのがタービンコアリング32ではなく、ポンプコアリング22である点でのみ第1実施形態の振り子ダンパ80と異なる。
振り子ダンパ180は、ポンプコアリング22とタービンコアリング32によって囲まれたコア空間C内に周方向に複数配設されている。本実施形態の場合、振り子ダンパ180は、揺動体である質量部材181と、該質量部材181を支持体であるポンプコアリング22に対して揺動可能に支持する複数の支持ピン182と、を有している。
図6に示すように、質量部材181は、略矩形断面を有して周方向に延びる弧状部材であり、前後方向に貫通して設けられた円弧状のガイド穴181aを有し、該ガイド穴181aに支持ピン182が挿入されることによってポンプコアリング22の内面の環状平面23aに対して揺動可能に支持されている。
以上から、図7に示すように、振り子ダンパ180は、エンジンからの動力が伝達されるポンプ20のポンプコアリング22に取り付けられているため、ロックアップクラッチ60の非締結時及び締結時の何れにおいても、エンジンによる振動を低減するように構成されている。また、本実施形態でも、動吸振器として遠心式の振り子ダンパ180を用いているため、図4に示すように、この振り子ダンパ180によれば、質量部材181の揺動によって狙いの共振周波数に対応するエンジン回転数だけでなくその裾の広いエンジン回転数に亘って振動を低減することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る流体伝動装置について、図8を参照しながら詳細に説明する。なお、第3実施形態に係る流体伝動装置201は、第1実施形態に係る流体伝動装置1と、動吸振器が異なること以外は同様であり、同様の構成については同一符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、トルクコンバータ201では、第1実施形態と同様に、ケース10内に揺動可能な揺動体を有して駆動源による振動を低減する動吸振器として遠心式の振り子ダンパ280が備えられている。また、振り子ダンパ280は、第1実施形態と同様に、タービンコアリング32に取り付けられているが、本実施形態は、ポンプコアリング22とタービンコアリング32によって囲まれたコア空間C外にその一部が配設されている点でのみ第1実施形態の振り子ダンパ80と異なる。
振り子ダンパ280は、揺動体である質量部材281と、該質量部材281を支持体であるタービンコアリング32に対して揺動可能に支持する複数の支持ピン282と、を有している。
本実施形態の場合、質量部材281は、周方向に延びる弧状部材であり、コア空間C内に配置された略矩形断面の本体部281aと、該本体部281aと一体的に設けられて外周方向のコア空間C外に突出する凸部281bとを有する。本体部281aには、前後方向に貫通して設けられた円弧状のガイド穴281cが形成されており、該ガイド穴281aに支持ピン282が挿入されることによってタービンコアリング32の内面の環状平面33aに対して揺動可能に支持されている。
以上から、振り子ダンパ280は、第1、2実施形態と同様に、ロックアップクラッチ60の非締結時及び締結時の何れにおいても、エンジンによる振動を低減するように構成されており、質量部材181の揺動によって狙いの共振周波数に対応するエンジン回転数だけでなくその裾野の広いエンジン回転数に亘って振動を低減することができる。
なお、本実施形態は、振り子ダンパ280をタービンコアリング32に取り付けているが、第2実施形態と同様に、ポンプコアリング22に取り付けてもよい。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態に係る流体伝動装置について、図9、図11を参照しながら詳細に説明する。なお、第4実施形態に係る流体伝動装置301は、第1実施形態に係る流体伝動装置1と、動吸振器が異なること以外は同様であり、同様の構成については同一符号を付して説明を省略する。
図9に示すように、トルクコンバータ301では、動吸振器としてダイナミックダンパ380が備えられている。ダイナミックダンパ380は、コア空間C内に少なくともその一部が配設されており、本実施形態では、ダイナミックダンパ380は、質量体が弾性部材を介してタービン30のタービンコアリング32に取り付けられている。
そして、振り子ダンパ380は、ロックアップクラッチ60の非締結時及び締結時の何れにおいても、エンジンによる振動を低減するように構成されており、本実施形態の場合、動吸振器としてダイナミックダンパ380を用いているため、図11に示すように、ダイナミックダンパ380の質量体の振動によって、エンジンで発生する共振周波数を常用域外へ移動させることができる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態に係る流体伝動装置について、図10、図11を参照しながら詳細に説明する。なお、第5実施形態に係る流体伝動装置401は、第4実施形態に係る流体伝動装置301と、動吸振器が取り付けられている対象が異なること以外は同様であり、同様の構成については同一符号を付して説明を省略する。
図10に示すように、トルクコンバータ401では、第4実施形態と同様に、動吸振器としてダイナミックダンパ480が備えられている。ダイナミックダンパ480は、コア空間C内に少なくともその一部が配設されており、本実施形態では、ダイナミックダンパ480は、質量体が弾性部材を介してポンプ20のポンプコアリング22に取り付けられている。
第4実施形態と同様に、振り子ダンパ480は、ロックアップクラッチ60の非締結時及び締結時の何れにおいても、エンジンによる振動を低減するように構成されており、図11に示すように、ダイナミックダンパ480の質量体の振動によって、エンジンで発生する共振周波数を常用域外へ移動させることができる。
以上により、これら本実施形態によれば、トルクコンバータ1にエンジンによる振動を低減するダンパ80、180、280、380が備えられ、ダンパ80、180、280、380は、少なくともポンプコアリング22とタービンコアリング32とで形成されるコア空間C内に配設されることにより、ダンパ80、180、280、380を備えたトルクコンバータ1において、ダンパ80、180、280、380をポンプコアリング22とタービンコアリング32とで形成されるコア空間外に配設する場合に比べて、特に、トルクコンバータ1の軸方向寸法が短縮され、トルクコンバータ1をコンパクトに構成することが可能である。
また、本実施形態によれば、ポンプコアリング22又はタービンコアリング32はコア空間Cを臨む内面が環状平面22a、32aに形成されており、該環状平面22a、32aにダンパ80、180、280、380を取り付けることにより、同様の幅と高さを有するコア空間Cが平面ではなく、例えばトーラス状の曲面でその内面が形成されている場合に比べて、より大きなコア空間Cをダンパ80、180、280、380の収納空間として有効に利用することができると共に、コア空間C内で振動するダンパ80、180、280、380を内面に対してより安定した取り付けを行うことができる。
また、本実施形態によれば、ポンプコアリング22及びタービンコアリング32は、互いに所定間隔を隔てて対向して内周側に延設する内周部22b、33bを有することにより、外周側に延設する外周部を設けた場合と同様に、コア空間Cへの流体の流れ込みを抑制することができる。更に、外周部の場合のようにコア空間C内には突出しないので、より広い空間をダンパ80、180、280、380の収納空間として確保することができる。
本発明は、例示された実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能である。
例えば、本実施形態では、動吸振器として振り子ダンパ80、180、280、380を用いる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、ダイナミックダンパやビスカスダンパ等を用いてもよい。
以上のように、本発明によれば、動吸振器を備えた流体伝動装置において、特に、軸方向にコンパクトに構成することが可能となるから、流体伝動装置乃至これを搭載する車両の製造技術分野において好適に利用される可能性がある。
1、101、201、301 トルクコンバータ(流体伝動装置)
10 ケース
20 ポンプ
22 ポンプコアリング
22b ポンプコアリングの内周面(内面)
23 ポンプブレード(ブレード)
30 タービン
32 タービンコアリング
32b タービンコアリングの内周面(内面)
33 タービンブレード(ブレード)
80、180、280 振り子ダンパ(動吸振器)
380、480 ダイナミックダンパ(動吸振器)
C コア空間

Claims (3)

  1. 駆動源に連結されたケース内に、該ケースと一体的に回転するポンプと、該ポンプに対向配置されて流体を介して前記ポンプとの間で動力が伝達されるタービンと、を備えると共に、揺動可能な揺動体を有して前記駆動源による振動を低減する動吸振器を備える流体伝動装置において、
    前記ポンプ及び前記タービンは、複数のブレードを支持するポンプコアリング及びタービンコアリングをそれぞれ備え、
    前記ポンプコアリング及び前記タービンコアリングは、互いに対向し且つ両外側に凹んだ内面を有し、これら内面間にコア空間を形成しており、
    前記動吸振器は、少なくともその一部が前記コア空間内に配設されている
    ことを特徴とする流体伝動装置。
  2. 前記ポンプコアリング又は前記タービンコアリングの少なくとも一方は、前記内面の一部が回転軸線に直交する環状平面であり、
    前記動吸振器は、前記環状平面に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の流体伝動装置。
  3. 前記ポンプコアリング及び前記タービンコアリングには、互いに対向し且つ近接して内周側に延びる内周部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の流体伝動装置。
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