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JP2016519045A - 炭素質材料を共有結合でグラフトする方法 - Google Patents

炭素質材料を共有結合でグラフトする方法 Download PDF

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JP2016519045A
JP2016519045A JP2016513377A JP2016513377A JP2016519045A JP 2016519045 A JP2016519045 A JP 2016519045A JP 2016513377 A JP2016513377 A JP 2016513377A JP 2016513377 A JP2016513377 A JP 2016513377A JP 2016519045 A JP2016519045 A JP 2016519045A
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carbonaceous material
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メクアリフ,ジネブ
バシャウデ,マガリ
デバイ,トマ
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トタル リサーチ アンド テクノロジー フエリユイ
トタル リサーチ アンド テクノロジー フエリユイ
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Abstract

【課題】本発明は共有結合でグラフトされた炭素質材料の製造方法に関するものである。
【解決手段】(a)〜(d)の工程を含む:(a)炭素質材料を用意し、(B)少なくとも一つの反応物を用意し、(c)上記の反応物と炭素質材料とを混合して混合物を作り、(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射して共有結合でグラフトされた炭素質材料を得る。

Description

本発明は、共有結合でグラフトされた炭素質材料の製造方法に関するものである。本発明はさらに、共有結合でグラフトされた炭素質材料を含むナノコンポジット(複合材料)の製造方法にも関するものである。
炭素系ナノ粒子のような炭素質材料は塊(バルク)としてではなく、その粒子の表面特性に起因する興味深くて予想が不可能な特性を示す。例えば、ナノ粒子は低濃度でも驚くべき機械的、光学的および電気的特性を示す。こうしたナノ粒子の特性は高分子科学、特に、ポリマーの補強材料として関心を集めており、特にカーボンナノチューブ(CNT)が注目されている。
ナノチューブに化学官能基をグラフトすればナノチューブの特性がさらに改善され、用途がさらに広がる。これまではフリーデルクラフツ、ラジカル、アミド化、ジアゾニウム、フッ素化、アルダー、電気化学、プラズマ処理のような反応を用いた化学的グラフトを行ってきたが、その実験条件は大規模な工業的セットアップに適したものではなく、現実的または経済的に実行可能なものではなかった。
従って、化学的官能基を炭素質材料にグラフトする別の改良された方法を提供するというニーズが依然として存在する。さらに、工業的に現実的な実験条件下で行うことができるプロセスを提供するというニーズも依然として存在する。また、大量生産できるプロセス(マスグラフト)であるというニーズも存在する。また、均質なグラフトができるプロセスであるというニーズも存在する。さらに、効率的かつ費用対効果に優れたプロセスであるというニーズも存在する。
本発明の目的は、共有結合的にグラフトされた炭素質材料を製造するための改良された方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、共有結合でグラフトされた炭素質材料を含むナノコンポジットを製造するための改善された方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、工業的に実現可能な実験条件下で行うことができる共有結合でグラフトされた炭素質材料の製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、工業的に実現可能な実験条件下で行うことができる共有結合でグラフトされた炭素質材料を含むナノコンポジットを製造する方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、共有結合的にグラフトされた炭素質材料を大量製造することができる方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、共有結合でグラフトされた炭素質材料を含むナノコンポジットを大量製造することができる方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、均質にグラフトできる共有結合によってグラフトされた炭素質材料の製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、均質にグラフトできる共有結合でグラフトされた炭素質材料を含むナノコンポジットの製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、共有結合でグラフトされた炭素質材料を効率的かつ優れた費用対効果で製造する方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、共有結合でグラフトされた炭素質材料を含むナノコンポジットを効率的かつ優れた費用対効果で製造する方法を提供することにある。
本発明者達は、本発明の個々の方法またはその任意の組合せによって上記目的の少なくとも一部を達成することができるということを発見した。
驚くべきことに、反応物(およびオプションとしての共反応物、溶剤および/または共溶剤)を選択し、IRを照射することによって、化学官能基を炭素質材料により良く共有結合グラフトできるということを本発明者達は見い出した。
本発明者達はさらに、本発明方法は短時間反応であることを発見した。
本発明者達はさらに、本発明方法は穏やか且つ手安全な実験条件下で行うことができるということも発見した。
本発明者達はさらに、本発明方法はグラフトのための非常に効率的な方法を提供するということを発見した。
本発明者達はさらに、本発明方法は非常に均質なグラフト方法であることを発見した。
本発明者達はさらに、本発明方法は選択的グラフト方法を提供するということを発見した。
本発明者達はさらに、本発明方法はカーボンナノチューブのような炭素質材料の短縮化(shortening)を防止することができることを発見した。
本発明者達はさらに、試料の表面に限定される電気化学的グラフト反応方法とは違って、試料の大容積にグラフトすることができる方法を本発明方法は提供するということを発見した。
本発明の第一の態様から、本発明は以下の工程を含む共有結合でグラフトされた炭素質材料を製造する方法を提供する:
(a)炭素質材料を用意し、
(B)少なくとも一つの反応物を用意し、
(c)上記反応物質と炭素質材料とを混合して混合物を作り、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射をし、
それによって共有結合でグラフトされた炭素質材料を得る。
本発明の第二の態様から、本発明は以下の工程を含むポリマー複合材料の製造方法を提供する:
(a)少なくとも1種のポリマー、好ましくはポリエチレンまたはポリプロピレンを含む少なくとも1種のポリオレフィンを含むポリマー組成物を用意し、
(b)本発明の第一の態様による製造方法で製造した共有結合でグラフトされた炭素質材料を、ポリマー複合材料の総重量に対して少なくとも0.001重量%の比率で用意し、
(c)上記の共有結合でグラフトされた炭素質材料と上記ポリマー組成物とをブレンドしてポリマー複合材料を得る。
本発明の第三の態様から、本発明は本発明の第一の態様の製造方法で得た共有結合でグラフトされた炭素質材料を含む。
本発明の第4の態様から、本発明は本発明の第二の態様による製造方法手得られたポリマー複合材料を含む。
本発明の特定の好ましい特徴は独立請求項および従属請求項で定義した。従属請求項の特徴は必要に応じて独立請求項または他の従属請求項の特徴と組み合わせることができる。
以下、本発明の異なる態様をより詳細に定義、説明するが、特にことわらない限り、定義した各態様は任意の他の観点または態様と組み合わせることができる。特に、好ましいまたは有利であるとして示した任意の特徴は、好ましいまたは有利であるとして示した任意の他の特徴または特徴と組み合わせることができる。
以下、本発明方法を説明するが、本発明方法は以下に記載の特定の方法に限定されるものではなく、当然、種々変形できるということを理解する必要がある。また、本発明の範囲は特許請求の範囲によってのみ限定され、本明細書で使用する用語は特定のものに限定することを意図したものでないことを理解すべきである。
本明細書で単数形で記載したものは、文脈で明確に指示しない限り、単数形と複数形の両方を含む。一例として「反応物(reactant)」とは1つの反応物または複数の反応物を意味する。
本明細書で使用する「成る」「構成される」「含む」という用語は「含む」、「含んでいる」または「含有する」と同義であり、オープンエンドであり、追加的な成分、部材、要素、方法または工程を含む場合を排除するものではない。「成る」「構成される」「含む」には「のみから成る」、「のみから構成される」および「のみで構成される」が含まれる。
本明細書で両端を示した数値範囲はその範囲内に含まれる全ての整数を含み、例えば、1〜5の範囲には1、2、3、4が含まれ、測定値の場合には1.5、2、2.75および3.80を含む。両端を記載したものはエンドポイント自体が含まれる(例えば、1.0〜5.0は1.0および5.0の両方を含む)。本明細書に記載の数値範囲はその範囲に含まれる全ての部分的範囲を含む。
本明細書で使用する「1〜20個の炭素原子を有するヒドロカルビル」という用語は直鎖または分枝鎖のC1-20アルキル;C3〜C20シクロアルキル;C6〜C2-20アリール;C7〜C20アルキルアリールおよびC7〜C20アリールアルキルまたはこれらの任意の組合せから成る群の中から選択される単位を意味する。典型的なヒドロカルビル基はメチル、エチル、プロピル、ブチル、アミル、イソアミル、ヘキシル、イソブチル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、セチル、2−エチルヘキシル、フェニルである。このヒドロカルビル単位はハロゲン原子で置換されてもよい。典型的なハロゲン原子は塩素、臭素、フッ素およびヨウ素を含む。ハロゲン原子はフッ素または塩素が好ましい。
基または基の一部として使用される「C1-24アルキル基」という用語は式Cn2n+1のヒドロカルビル基を表し、nは1〜24の数を表す。一般に、アルキル基は1〜20個の炭素原子、好ましくは1〜12個の炭素原子、より好ましくは1〜10個の炭素原子、より好ましくは1〜6個の炭素原子、より好ましくは1、2、3、4、5、6個の炭素原子を有する。アルキル基は直鎖または分岐鎖で、置換されていてもよい。下付き添字はその基に含まれる炭素原子の数を意味する。従って、C1-24アルキルは1〜24個の炭素原子を有する全ての直鎖または分岐鎖のアルキル基が含まれ、例えばメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、2−メチル−エチル、ブチルおよびその異性体(例えば、n−ブチル、/「ブチルおよびi−ブチル)、ペンチルおよびその異性体、ヘキシルおよびその異性体、ヘプチルおよびその異性体、オクチルおよびその異性体、ノニルおよびその異性体、デシルおよびその異性体、ウンデシル及びその異性体、ドデシル及びその異性体、デシルおよびその異性体、テトラデシルおよびその異性体、ペンタデシルおよびその異性体、デシルおよびその異性体、ヘプタデシル及びその異性体、オクタデシル基およびその異性体、ノナデシルおよびその異性体、イコシルおよびその異性体等が挙げられる。例えば、C1-10アルキルは1〜10個の炭素原子を有する全ての直鎖または分岐鎖のアルキル基を含み、従って、例えば、メチル、エチル、n−プロピル/プロピル、2−メチルエチル、ブチルおよびその異性体(例えば、n−ブチル、/ブチルおよびi−ブチル)、ペンチルおよびその異性体、ヘキシルおよびその異性体、ヘプチルおよびその異性体、オクチルおよびその異性体、ノニルおよびその異性体、デシルおよびその異性体等が含まれる。例えば、C1-6アルキルは1〜6個の炭素原子を有する全ての直鎖または分岐鎖のアルキル基を含み、例えばメチル、エチル、n−プロピル/プロピル、2−メチルエチル、ブチルおよびその異性体(例えばn−ブチル、t−ブチル及びi−ブチル)、ペンチルおよびその異性体、ヘキシルおよびその異性体が含まれる。接尾辞「エン」がアルキル基と組み合わせて使用される場合、すなわち「アルキレン」は、他の基への結合点として2つの単結合を有するアルキル基を意味する。
本明細書で基または基の一部として使用する「C2-24アルケニル」という用語は一つまたは複数の炭素−炭素二重結合を含む2〜24個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖の不飽和炭化水素基を意味する。好ましいアルケニル基は2〜8個の炭素原子を含む。C2-8アルケニル基の非限定的な例としては2−プロペニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−ペンテニルおよびその鎖異性体、2−ヘキセニルおよびその鎖異性体、2−ヘプテニルおよびその鎖異性体、2−オクテニルおよびその鎖異性体、2,4−ペンタジエニル等が挙げられる。
基または基の一部として使用される「C6-10アリール」という用語は単環(すなわち、フェニル)または一般に6〜10個の炭素原子を有する互いに縮合した(例えばナフタレン)または共有結合した複数の芳香環を有するポリ不飽和芳香族ヒドロカルビル基を意味し、少なくとも1つの環は芳香族である。C6-10アリールの非限定的な例はフェニル、インダニルまたは1−または2−ナフタネリルまたは1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフチルである。
基または基の一部として使用される「C6-10アリールC1-6アルキル」という用語は上記定義のC1-6アルキルの少なくとも一つの水素原子を上記定義の少なくとも1つのC6-10アリールで置換したものを意味する。C6-10アリールC1-6アルキルの非限定的な例にはベンジル、フェネチル、ジベンジルメチル、メチルフェニルメチル、3−(2−ナフチル)−ブチルが含まれる。
基または基の一部として使用される「C1-6アルキルC6-10アリール」という用語は上記定義のC6-10アリールの少なくとも1つの水素原子を上記定義の少なくとも一つのC1-6アルキルで置換したものを意味する。
基または基の一部として使用される「ハロ」または「ハロゲン」という用語はフルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードの総称である。
基または基の一部として使用される「ハロC1-10アルキル」という用語は上記定義のC1-10アルキルの少なくとも1つの水素原子をハロゲンで置換したものを意味する。このハロC1-10アルキルの非限定的な例としてはCH2C1−、CH2Br−、CH2F−、CHF2および式CF3−(CY2Z−が挙げられる。ここで、YはHまたはFであり、zは0、1、2、3、4、5、6、7、8または9から選択される整数である。例としてはCF3−、CF3−CF2−、CF3−CH2−、CF3−(CF2)2−、CF3−(CH2)2−、CF3−(CF23−、CF3−(CH23−、CF3−(CF24−、CF3−(CH24−、CF3−(CF25−、CF3−(CH25−、CF3−(CF26−、CF3−(CF27−、CF3−(CF28−等が挙げられる。
単独でまたは別の基の一部として使用される「ヘテロアリール」という用語は環の一つまたは複数の炭素原子が酸素、窒素または硫黄原子で置換されている芳香族環または融合または共有結合で連結された一般に5〜12炭素原子を有する1〜2個の環を有し、その少なくとも一つが芳香族である環系を意味するが、これに限定されるものではない。窒素および硫黄のヘテロ原子は酸化されていてもよく、窒素ヘテロ原子は四級化されていてもよい。この環はアリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリル環に縮合していてもよい。ヘテロアリールの非限定的な例にはピロリル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、テトラゾリル、オキサ、チアトリアゾリル、ピリジニル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、オキサジニルをジオキシニル、チアジニル、トリアジニルが挙げられる。ヘテロアリールはピロリル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、オキサ、ピリジニル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニルから選択され好ましく、より好ましくはピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリジニル、ピリミジル、ピラジニルから選択され、さらに好ましくはピロリルである。
本明細書で使用される「ピロリル」(アゾリルともよばれる)という用語にはピロール−1−イル、ピロール−2−イルおよびピロール−3−イルが含まれる。本明細書で使用される「フラニル」(「フリル」ともよばれる)という用語にはフラン−2−イルおよびフラン−3−イル(別名フラン−2−イルおよびフラン−3−イル)が含まれる。
本明細書で使用される「チオフェニル」(「チエニル」ともよばれる)という用語にはチオフェン−2−イルおよびチオフェン−3−イル(チエン−2−イルおよびチエン−3−イルともよばれる)が含まれる。本明細書で使用される「ピラゾリル」(1H−ピラゾリルおよび1、2−ジアゾリルともよばれる)という用語にはピラゾール−1−イル、ピラゾール−3−イル、ピラゾール−4−イルおよびピラゾール−5−イルが含まれる。本明細書で使用される「イミダゾリル」という用語にはイミダゾール−1−イル、イミダゾール−2−イル、イミダゾール−4−イルおよびイミダゾール−5−イルが含まれる。本明細書で使用される「オキサゾリル」(1、3−オキサゾリルともよばれる)という用語にはオキサゾール−2−イル、オキサゾール−4−イルおよびオキサゾール−5−イルが含まれる。
本明細書で使用される「イソオキサゾリル」(1、2−オキサゾリルともよばれる)という用語にはイソオキサゾール−3−イル、イソオキサゾール−4−イルおよびイソオキサゾール−5−イルが含まれる。本明細書で使用される「チアゾリル」(1、3−チアゾリルともよばれる)という用語にはチアゾール−2−イル、チアゾール−4−イルおよびチアゾール−5−イル(2−チアゾリル、4−チアゾリルおよび5−チアゾリルともよばれる)が含まれる。本明細書で使用される「イソチアゾリル」(1、2−チアゾリルともよばれる)という用語にはイソチアゾール−3−イル、イソチアゾール−4−イルおよびイソチアゾール−5−イルが含まれる。本明細書で使用される「トリアゾリル」という用語には1H−トリアゾリルおよび4H−1,2,4−トリアゾリルが含まれる。「1H−トリアゾリル」には1H−1、2,3−トリアゾール−1−イル、1H−1、2.3−トリアゾール−4−イル、1H−1、2,3−トリアゾール−5−イル、1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル、1H−1,2,4−トリアゾール−3−イルおよび1H−1.2.4−トリアゾール−5−イルが含まれ、「4H−1,2,4−トリアゾリル」には「4H−1,2,4−トリアゾール−4−イルおよび4H−1,2,4−トリアゾール−3−イルが含まれる。
本明細書で使用される「オキサジアゾリル」という用語には1、2,3−オキサジアゾール−4−イル、1,2,3−オキサジアゾール−5−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1、2,5−オキサジアゾール−3−イルおよび1、3,4−オキサジアゾール−2−イルが含まれる。本明細書で使用される「チアジアゾリル」という用語には1、2,3−チアジアゾール−4−イル、1,2,3−チアジアゾール−5−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−5−イル、1、2,5−チアジアゾール−3−イル(別名フラザン−3−イル)および1,3,4チアジアゾール−2−イルが含まれる。本明細書で使用される「テトラゾリル」という用語には1H−テトラゾール−1−イル、1H−テトラゾール−5−イル、2H−テトラゾール−2−イルおよび2H−テトラゾール−5−イルが含まれる。本明細書で使用される「オキサトリアゾイル」という用語には2,3,4−オキサトリアゾイル−5−イル1、2,3,5−オキサトリアゾイル−4−イル、1が含まれる。本明細書で使用される「チアトリアゾリル」という用語には2,3,4−チアトリアゾリル−5−イル1、2,3,5−チアトリアゾリル−4−イル、1が含まれる。本明細書で使用される「ピリジニル」(「ピリジル」ともよばれる)という用語にはピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル(2−ピリジル、3−ピリジルおよび4−ピリジルともよばれる)が含まれる。本明細書で使用される「ピリミジル」という用語にはピリミド−2−イル、ピリミド−4−イル、ピリミド−5−イルおよびピリミド−6−イルが含まれる。
本明細書で使用される「ピラジニル」という用語にはピラジン−2−イルおよびピラジン−3−イルが含まれる。本明細書で使用される「ピリダジニル」という用語にはピリダジン−3−イルおよびピリダジン−4−イルが含まれる。本明細書で使用される「ジオキシニル」(「1,4−ジオキシニル」ともよばれる)という用語には1、4−ジオキシン−2−イルおよび1、4−ジオキシン−3−イルが含まれる。本明細書で使用される「オキサジニル」(1、4−オキサジニル」ともよばれる)という用語には1,4−オキサジン−4−イルおよび1、4−オキサジン−5−イルが含まれる。本明細書で使用される「チアジニル」という用語には1、4−チアジン−2−イル、1、4−チアジン−3−イル、1,4−チアジン−4−イル、1、4−チアジン−5−イル、1、4−チアジン−6−イルが含まれる。本明細書で使用される「トリアジニル」という用語には1、3,5−トリアジン−2−イル、1,2,4−トリアジン−3−イル、1,2,4−トリアジン−5−イル、1,2,4−トリアジン−6−イル、1,2,3−トリアジン−4−イルおよび1,2,3−トリアジン−5−イルが含まれる。
本明細書で使用する「1〜20個の炭素原子を有するヒドロカルビル」という用語は、直鎖または分枝鎖のC1-20アルキル、C3-20シクロアルキル、C6-20アリール、C7-20アルキルアリールおよびC7-20アリールアルキルまたはこれらの任意の組合せから成る群の中から選択される単位を意味する。このヒドロカルビルの例はメチル、エチル、プロピル、ブチル、アミル、イソアミル、ヘキシル、イソブチル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、セチル、2−エチルヘキシル、フェニルである。
本明細書で使用する「1〜20個の炭素原子を有するヒドロカルボキシ」という用語は式ヒドロカルビル−O−を有する単位を有し、ヒドロカルビルが1〜20個の炭素原子を有する炭化水素である基を意味する。好ましいヒドロカルビル基はアルキルオキシ、アルケニルオキシ、シクロアルキルオキシまたはアラルコキシから成る群の中から選択される。
本明細書で引用する全ての参考文献の内容はその全体を本明細書で援用したものとする。特に、本明細書で具体的に言及した全て参考文献の教示は本願明細書の一部を成す。
第一の態様から、本発明は以下の(a)〜(d)の工程を含む共有結合でグラフトされた炭素質材料の製造方法を提供する:
(a)炭素質材料を用意し、
(b)少なくとも一つの反応物質を用意し、
(c)上記の反応物質と炭素質材料とを混合して混合物を作り、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射して
共有結合的にグラフトされた炭素質材料を得る。
本発明の好ましい実施形態では、上記炭素質材料が炭素系ナノ粒子からなり、例えばカーボンナノチューブ、フラーレン、カーボンブラック、ナノグラフェン(nanographene)およびナノグラファイトから成る群の中から選択される。好ましい実施形態では炭素質材料はカーボンナノチューブ、フラーレンから成る群の中から選択される。上記炭素材料はカーボンナノチューブから成るのが好ましい。
本発明において使用されるナノ粒子は一般には1nmから500nmのサイズをすることを特徴としている。例えばナノチューブの場合のサイズは2次元のみで定義ができ、3次元は限定しなくてもよい。ナノ粒子はナノチューブ、ナノファイバー、カーボンブラック、ナノグラフェン、ナノグラファイトおよびこれらの混合物から成る群の中から選択するのが好ましい。より好ましいのはナノチューブ、ナノ繊維およびこれらの混合物であり、最も好ましいのはナノチューブである。
好ましい実施形態では、炭素質材料はカーボンナノチューブからなり、より好ましい炭素質材料は多層カーボンナノチューブから成る。
本発明の一つの実施形態は、本発明は下記(a)〜(d)の工程を含む共有結合でグラフトされたカーボンナノチューブのような共有結合でグラフトされた炭素質材料の製造方法に関するものである:
(a)炭素質材料を用意し、
(b)少なくとも一つの反応物質を用意し、
(c)上記の反応物質と炭素質材料とを混合して混合物を作り、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射して
共有結合的にグラフトされた炭素質材料を得る。
本発明で使用する適したナノチューブは円筒形にすることができ、構造的にはフラーレンに関連する。その具体例はバックミンスターフラーレン(C60)である。適当したナノチューブはその末端が開いたものでも閉じたものでもよい。エンドキャップの例はバックミンスターフラーレン型の半球にすることができる。本発明で使用するナノチューブは元素周期表の第14族元素、例えば炭素(カーボンナノチューブまたはCNT)または珪素(シリコンナノチューブ)またはこれらの混合物、例えばSiCナノチューブまたは元素周期表の第13族と第15族の元素の組み合わせ(国際純正応用化学連合(lUPAC)、元素周期律表を参照)、例えば窒素または燐とホウ素またはアルミニウムとの組合せから作ることができる。さらに、炭素と元素周期表の第13、14および15族元素との組み合わせから作ったナノチューブも適している。適切なナノチューブを二硫化タングステンナノチューブ、二酸化チタンナノチューブ、二硫化モリブデンナノチューブ、銅ナノチューブ、ビスマスナノチューブ、二酸化セリウムナノチューブ、酸化亜鉛ナノチューブおよびこれらの混合物から成る群の中から選択することもできる。
本発明で使用するナノチューブは炭素から作られるのが好ましい。すなわち、ナノチューブは全重量の90%以上、より好ましくは95%以上、より好ましくは99%以上、最も好ましくは99.9%以上が炭素から成るのが好ましい。そうしたナノチューブは一般に「カーボンナノチューブ」(CNT)とよばれる。本発明の好ましい実施形態でのナノ粒子はカーボンナノチューブであるが、他の原子は少量が存在していしてもよい。
本発明で使用するのに適したカーボンナノチューブは当該技術分野で公知の任意の方法で製造でき、炭化水素の触媒分解、触媒炭素蒸着(CCVD)とよばれる技術で製造できる。カーボンナノチューブを製造するその他の方法にはアーク放電法、炭化水素のプラズマ分解または選択された酸化条件下で選択されたポリオレフィンを熱分解する方法が含まれる。出発材料の炭化水素はアセチレン、エチレン、ブタン、プロパン、エタン、メタンまたはその他のガス状または揮発性炭素含有化合物にすることができる。触媒(存在する場合)は純粋なものでも担持された形態のものでもよい。一般に、担体が存在すると触媒の選択性が向上するが、担体粒子でカーボンナノチューブが汚染され、さらに熱分解中に生じるアモルファスカーボンおよび煤で汚染される。これらの不純物副産物は精製によって除去できる。精製は以下の2つのステップで行うことができる。
(1)担体粒子を溶解する(典型的には担体の種類に応じた適切な薬剤を用いて溶解する)
(2)熱分解炭素成分を除去する(一般的には酸化または還元のいずれかの方法をベースにした方法で除去する)
ナノチューブは単層ナノチューブ(SWNT)および多層ナノチューブ(MWNT)、すなわち、一つの壁を有するナノチューブおよび複数の壁を有するナノチューブとしてそれぞれ存在することができる。単層ナノチューブでは1原子の厚さの原子のシート、例えばナノグラファイトの1原子の厚さのシート(グラフェンともよばれる)がシームレスにロールバックされてシリンダーを形成する。多層ナノチューブではこうしたシリンダーが同心円状に配置されて形成される。多層ナノチューブの配置は大きな人形を開くとより小さい人形が出てくるロシア人形モデルで記述できる。
一つの実施形態では、ナノ粒子が多層カーボンナノチューブであり、好ましくは、平均5〜15壁を有する多層カーボンナノチューブである。
単一壁であるか、多重壁であるかには無関係に、ナノチューブはその外径またはその長さまたはこれらの両方によって特徴づけることができる。
好ましくは、単層ナノチューブはその外径が少なくとも0.5ナノメートル、より好ましくは少なくとも1.0ナノメートル、最も好ましくは少なくとも2.0ナノメートルであることによって特徴付けられる。その外径は50nm以下、より好ましくは30nm以下、最も好ましくは10nm以下であるのが好ましい。いくつかの実施形態では、その外径は0.5nm以上かつ50nm以下、例えば少なくとも1.0nmかつ30ナノメートル以下、例えば少なくとも2.0nmかつ10nm以下である。単層ナノチューブの長さは少なくとも0.1μm、より好ましくは少なくとも1.0μmであるのが好ましい。その長さは50μm以下、より好ましくは25μm以下であるのが好ましい。いくつかの実施形態では、その長さは少なくとも0.1μmかつ50ナノメートル以下、例えば少なくとも1.0nmかつ25nm以下である。
好ましくは、多層ナノチューブはその外径が少なくとも1.0ナノメートル、好ましくは少なくとも2.0ナノメートル、4.0ナノメートル、6.0ナノメートルまたは8.0ナノメートル、最も好ましくは少なくとも10.0ナノメートルであることによって特徴付けられる。この外径は100nm以下、より好ましくは80ナノメートル以下、60ナノメートル以下または40ナノメートル以下、最も好ましくは20nm以下である。いくつかの実施形態では外径は10.0ナノメートル〜100nm、例えば2.0ナノメートル〜80ナノメートル、例えば4.0ナノメートル〜60ナノメートル、例えば6.0〜60ナノメートルまで、例えば8.0〜40ナノメートル、好ましくは10.0ナノメートル〜20ナノメートルの範囲にある。多層ナノチューブの好ましい長さは少なくとも50ナノメートル、より好ましくは少なくとも75ナノメートル、最も好ましくは少なくとも100nmである。好ましい長さは20mm以下、より好ましくは10mm以下、500μm以下、250μm以下、100μm以下、75μm以下、50μm以下、40μm以下、30μm以下、20μmμm以下、最も好ましくは10μm以下である。最も好ましい長さは100ナノメートル〜10μmの範囲である。一つの実施形態では、多層カーボンナノチューブの平均外径は10ナノメートル〜20ナノメートル、平均長さは100ナノメートル〜10μmまたはその両方の範囲である。
市販のマルチウォールカーボンナノチューブの非限定的な例としてはArkema社から入手可能なGraphistrength(登録商標)100と、Nanocyl社から入手可能なNanocyl(登録商標)NC7000である。
一つの実施形態では、ナノ粒子はナノ繊維である。本発明での使用に適したナノ繊維の直径は少なくとも1ナノメートル、好ましくは少なくとも2nm、最も好ましくは少なくとも5ナノメートルである。この直径は500nm以下、より好ましくは300nm以下、最も好ましくは100nm以下であるのが好ましい。いくつかの実施形態ではこの直径は少なくとも1nmかつ500nm以下、例えば少なくとも2nmかつ300ナノメートル以下、例えば5nm以上かつ100nm以下である。この長さは10μmから数センチメートルにすることができる。
本発明で使用するナノファイバーはカーボンナノファイバーであるのが好ましく、これは炭素の重量がナノファイバーの総重量に対して少なくとも50%であることを意味する。好ましくは、本発明で使用するのに適したナノ繊維はポリオレフィン、ポリアミド、ポリスチレン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコール、ポリメタクリレート、ポリエチレンオキシド、ポリ塩化ビニルまたはこれらの任意のブレンドから成るのが好ましい。
本発明に適したナノファイバーは任意の適切な方法、例えば溶融紡糸または溶液紡糸繊維を延伸するか、鋳型合成、相分離、自己集合またはポリオレフィン溶液のエレクトロスピニング、ポリオレフィンメルトのエレクトロスピニングによって製造することができる。
一つの実施形態では、ナノ粒子はカーボンブラック粒子である。このカーボンブラックは液体または気体の炭化水素の不完全燃焼または熱分解で得られる微結晶、微細分散カーボン粒子から成る。カーボンブラック粒子は5ナノメートルから500ナノメートルの範囲の直径を有し、凝集体を形成する傾向を有することを特徴とする。カーボンブラックはその総重量に対して重量で99%から96%の炭素を含み、残りは、水素、窒素、酸素、硫黄またはこれらの任意の組み合わせである。カーボンブラックの表面特性はその表面上に位置するヒドロキシル、カルボキシルまたはカルボニル基のような酸素含有官能基によって支配される。
一つの実施形態ではナノ粒子はナノグラフェンある。グラフェンとを含むナノグラフェンは一般に単一のシートまたは複数のシートのスタックであり、各シートはマイクロおよびナノスケールの寸法を有し、その平均粒径はいくつかの実施形態で示すように1〜20μm、特に1〜15μmであり、平均厚さ(最小寸法)は50nm以下のナノスケール寸法であり、特に25ナノメートル以下、さらに10nm以下である。典型的なナノグラフェンは1〜5μm、特に2〜4μm平均粒径を有する。ナノグラフェン含むグラフェンはグラファイトの剥離(exfoliation)、ナノチューブの「解凍」し、ナノグラフェンリボンを形成するナノグラファイト合成法で製造できる。グラフェンまたはナノグラフェンを形成するため剥離はグラファイト源、例えばグラファイト、インターカレーショングラファイトおよびナノグラファイトの剥離によって行うことができる。典型的な剥離方法としてフッ素化、酸のインターカレーション、熱ショック処理登録とそれに続く酸インターカレーションまたはこれらを組合せた当技術分野で公知の方法が挙げられるが、これらに限定されるものではない。ナノグラファイを剥離すると非剥離ナノグラファイトよりも少ない層を有するナノグラフェンになる。ナノグラファイトの剥離は一分子の厚さまたは少数のシートの積層スタックの単一シートのナノグラフェンとなるように行うのが好ましい。一つの実施形態では、剥離ナノグラフェンは50枚以下の単一シート層、特に20枚以下の単一シート層、特に10枚以下の単一シート層、より具体的には5枚以下の単一シート層を有する。一つの実施形態では、ナノグラフェンのアスペクト比は約100:1以上、例えば約1000:1以上の範囲である。一つの実施形態では、ナノグラフェンの表面積は窒素表面吸着面積が約40m2/グラムル以上である。例えば、その表面積は窒素の表面吸着面積が約100m2/グラムル以上である。一つの実施形態ではナノグラフェンは拡大される
一つの実施形態では、ナノ粒子はナノグラファイトである。このナノグラファイトは酸処理された天然グラファイトの炉中高温膨張または水分飽和天然グラファイトのマイクロ波加熱膨張によって多層化できる。一つの実施形態では、ナノグラファイトは100ナノメートル以下の厚さを有する少なくとも一つの寸法を有する多層ナノグラファイトである。いくつかの例示的な実施形態では、グラファイトはエアジェットミリングなどによって機械的を粉砕処理したナノグラファイト粒子である。粒子を粉砕することでナノグラファイトフレーク粒子の他の寸法を20ミクロン以下、大抵の場合、5ミクロン以下にすることができる。
好ましい実施形態では、反応物質はR1−NH2、R2−CH=CH2、R3−Si(OR43、(R53−SiOR6およびR7−N+≡NX-、ラクチド、ポリラクチドからなる群の中から選択される。反応物は、好ましくは上記R1−NH2またはR7−N+≡NX-であり、例えば反応体はR1−NH2であり、例えば反応物はR7−N+≡NX-である。
1はC6-10アリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリールC1-6アルキルおよびC1-6アルキルC6-10アリールからなる群の中から選択される。ここで、R1は必要に応じて一つまたは複数の置換基で互いに独立して置換されていてもよく、この置換基は−OH、ハロC1-10アルキル(例えば、CF3−(CY2)Z−、ここで、YはHまたはFであり、zは0、1、2、3、4、5、6、7、8または9から選択される整数)、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール(例えばピロリル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリルとして、トリアゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、オキサ、ピリジニル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、より好ましくはピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリジニル、ピリミジル、ピラジニル、さらにより好ましくはピロリル)、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンから成る群の中から選択され、好ましくは、R1はC6-10アリール、C1-24アルキルまたはC2-24アルケニルであり、必要に応じて置換されていてもよい。
2はC1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキルおよびC1-6アルキルC6-10アリールからなる群の中から選択され、ここで、R2は必要に応じて一つまたは複数の置換基で互いに独立して置換されていても良く、この置換基は−OH、ハロC1-10アルキル(例えば、CF3−(CY2)Z−、YはHまたはFであり、zは0、1、2、3、4、5、6、7、8または9から選択される整数)、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール(例えばピロリル等)、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C1-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンから成る群の中から選択され、好ましくは、R2はCl-24アルキルまたはC2-24アルケニルで、必要に応じて置換されていてもよい。
3はC1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキルおよびC1-6アルキルC6-10アリールからなる群の中から選択され、R3は必要に応じて一つまたは複数の置換基でそれぞれ独立して置換されてもよく、各置換基は−OH、ハロC1-10アルキル(例えばCF3−(CY2Z−、ここで、YはHまたはFであり、Zは0、1、2、3、4、5、6、7、8または9から選択される整数)、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール(例えば、ピロリル等)、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリール、水素、ハロゲンから成る群の中から選択され、好ましくは、R3はC1-24アルキルまたはC2-24アルケニルで、必要に応じて置換されていてもよい。
各R4はC1-6アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキルおよびC1-6アルキルC6-10アリールからなる群の中から選択され、R4は必要に応じて一つまたは複数の置換基でそれぞれ独立して置換されてもよく、各置換基は−OH、ハロC1-10アルキル(例えばCF3−(CY2Z−、ここで、YはHまたはFであり、Zは0、1、2、3、4、5、6、7、8または9から選択される整数)、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール(例えば、ピロリル等)、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリール、水素、ハロゲンから成る群の中から選択され、好ましくは、R4はC1-24アルキルまたはC2-24アルケニルで、必要に応じて置換されていてもよい。
各R5はC1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキルおよびC1-6アルキルC6-10アリールからなる群の中から選択され、R5は必要に応じて一つまたは複数の置換基でそれぞれ独立して置換されてもよく、各置換基は−OH、ハロC1-10アルキル(例えばCF3−(CY2Z−、ここで、YはHまたはFであり、Zは0、1、2、3、4、5、6、7、8または9から選択される整数)、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール(例えば、ピロリル等)、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリール、水素、ハロゲンから成る群の中から選択され、好ましくは、R5はC1-24アルキルまたはC2-24アルケニルで、必要に応じて置換されていてもよい。
6はC1-6アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキルおよびC1-6アルキルC6-10アリールからなる群の中から選択され、R6は必要に応じて一つまたは複数の置換基でそれぞれ独立して置換されてもよく、各置換基は−OH、ハロC1-10アルキル(例えばCF3−(CY2Z−、ここで、YはHまたはFであり、Zは0、1、2、3、4、5、6、7、8または9から選択される整数)、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール(例えば、ピロリル等)、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリール、水素、ハロゲンから成る群の中から選択され、好ましくは、R6はC1-24アルキルまたはC2-24アルケニルで、必要に応じて置換されていてもよい。
7はC1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキルおよびC1-6アルキルC6-10アリールからなる群の中から選択され、R7は必要に応じて一つまたは複数の置換基でそれぞれ独立して置換されてもよく、各置換基は−OH、ハロC1-10アルキル(例えばCF3−(CY2Z−、ここで、YはHまたはFであり、Zは0、1、2、3、4、5、6、7、8または9から選択される整数)、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール(例えば、ピロリル等)、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリール、水素、ハロゲンから成る群の中から選択され、好ましくは、R7はC1-24アルキルまたはC2-24アルケニルで、必要に応じて置換されていてもよい。
Xは有機または無機のアニオン、好ましくはハロゲンまたはテトラフルオロボレートである。
従って、本発明は下記工程を含む共有結合でグラフトされた炭素質材料の製造方法を含む:
(a)炭素質材料、例えばカーボンナノチューブを用意し、
(B)少なくとも一つの反応物質を用意し、
(c)上記の反応物質と炭素質材料とを混合して混合物を作り、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射して、共有結合でグラフトされた炭素質材料を得る。
(ここで、
上記反応物はR1−NH2、R2−CH=CH2、R3−Si(OR43、(R53−SiR6およびR7−N+≡NX-、ラクチド、ポリラクチドから成る群の中から選択され、好ましくは、反応物はR1−NH2またはR7−N+≡NX-であり、
1はC6-10アリール、C2-24アルケニル、C6-10アリールC1-6アルキルおよびC1-6アルキルC6-10アリールからなる群の中から選択され、R1は必要に応じて1つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、各置換基は−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンから成る群の中からそれぞれ独立して選択され、
2はC1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキルおよびC1-6アルキルC6-10アリールからなる群の中から選択され、R2は必要に応じて1つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、各置換基は−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンから成る群の中からそれぞれ独立して選択され、
3はC1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキルおよびC1-6アルキルC6-10アリールからなる群の中から選択され、R3は必要に応じて1つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、各置換基は−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンから成る群の中からそれぞれ独立して選択され、
4はC1-6アルキルから独立して選択され、この基は必要に応じて1つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、各置換基は−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンから成る群の中からそれぞれ独立して選択され、
各R5はC1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリールC1-6アルキルおよびC1-6アルキルC6-10アリールからなる群の中から選択され、R5は必要に応じて1つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、各置換基は−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンから成る群の中からそれぞれ独立して選択され、
6は必要に応じて一つまたは複数の置換基で置換されていてもよいC1-6アルキルであり、この置換基は−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンからなる群の中から選択され、
7はC1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキルおよびC1-6アルキル、C6-10アリールからなる群の中から選択され、R7は必要に応じて一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、この置換基は−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンから成る群の中からそれぞれ独立して選択され、
Xは、有機または無機のアニオン、好ましくはハロゲンまたはテトラフルオロボレートである)
一つの実施形態では、本発明は下記の工程を含む共有結合でグラフトされた炭素質材、例えば共有結合でグラフトされたカーボンナノチューブの製造方法に関するものである:
(a)カーボンナノチューブを用意し、
(B)R1−NH2、R2−CH=CH2、R3−Si(OR43、(R53−SiOR6およびR7−N+≡NX-、ラクチド、ポリラクチドからなる群の中から選択される少なくとも1つの反応体を用意し、この反応物は好ましくはR1−NH2またはR7−N+≡NX-であり、反応物は例えばR1−NH2であり、反応体は例えばR7−N+≡NX−であり、ここで、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびXは上記定義と同じ意味し、
(c)上記の反応物質とカーボンナノチューブとを混合して混合物を作り、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射して、共有結合グラフトされたカーボンナノチューブを得る。
この好ましい実施形態では、反応物は置換されたアニリン、アニリン、ジアゾニウム塩、第一級脂肪族アミン、スチレン、ラクチドおよびポリ乳酸(PLA)から成る群の中から選択される。
いくつかの実施形態では、反応物はL−ラクチド、D−ラクチド、エナンチオマーラクチドからなる群から選択されるラクチドであり、好ましくはラクチドはL−ラクチドである。
一つの実施形態では、本発明は以下の工程を含む共有結合でグラフトされたカーボンナノチューブの製造方法に関する:
(a)カーボンナノチューブを用意し、
(b)置換アニリン、アニリン、ジアゾニウム塩、第一級脂肪族アミン、スチレン、ラクチドおよびポリ乳酸からなる群の中から選択される少なくとも1つの反応物を用意し、
(c)上記の反応物とカーボンナノチューブとを混合して混合物を作り、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射して、共有結合グラフトされたカーボンナノチューブを得る。
この好ましい実施形態では、反応物は置換アニリンであるのが好ましく、反応物は下記の式(I)の化合物であるのが好ましい:
Figure 2016519045
(ここで、
各R11は水素、ハロゲンまたは−NO2であるか、−OH、ハロC1-10アルキル、CF3−(CY2Z−(ここで、YはHまたはFであり、zは0、1、2、3、4、5、6、7、8または9から選択される整数)、C(O)OH、−SH、ヘテロアリール(例えばピロリル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、テトラゾリル、オキサ、チアトリアゾリル、ピリジニル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、オキサジニル、ジオキシニル、チアジニル、トリアジニル、好ましいヘテロアリールはピロリル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、オキサ、ピリジニル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、より好ましくはピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリジニル、ピリミジル、ピラジニル、さらにより好ましくはピロリルから選択される)、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリールから成る群の中から独立して選択される基であり、各基は一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、この置換基はハロゲン(例えばフッ素)またはC1-6アルキルそれぞれ独立して選択され、nは1、2、3、4または5から選択される整数でなり、好ましくは1,2または3であり、さらに好ましくは1または2である。)
例えば、反応物は式(I)の化合物において、各R11が水素、ハロゲンまたは−NO2であるか、−OH、ハロC1-10アルキル(例えば、CF3−(CY2Z−、YはHまたはFであり、zは0、1、2、3、4、5、6、7、8または9から選択される整数)、C(O)OH、−SH、ヘテロアリール(例えばピロリル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、オキサ、ピリジニル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、より好ましくはピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリジニル、ピリミジル、ピラジニル、さらにより好ましくはピロリルである)、C1-24アルキル)から成る群の中から選択される基であり、各基は必要に応じて一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、各置換基はハロゲン(例えば、フッ素)またはC1-6アルキルから互いに独立して選択でき、nは1、2、3,4または5、好ましくは1、2または3から選択される整数であり、より好ましくは1または2である)
例えば、反応物は式(I)の化合物において、各R11が水素、ハロゲンまたは−NO2であるか、−OH、ハロC1-10アルキル(例えば、CF3−(CY2Z−、YはHまたはFであり、zは0、1、2、3、4、5、6、7、8または9から選択される整数)、C(O)OH、−SH、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリジニル、ピリミジル、ピラジニル、さらに好ましくはピロリル、C1-24アルキルから成る群の中から選択される基であり、各基は必要に応じて一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、各置換基はハロゲン(例えば、フッ素)またはC1-6アルキルから互いに独立して選択でき、nは1、2、3,4または5、好ましくは1、2または3から選択される整数であり、より好ましくは1または2である)
好ましい実施形態では、反応物は下記の式(II)または(III)の化合物、好ましくは式(II)の化合物である:
Figure 2016519045
(ここで、
11は水素、ハロゲンまたは−NO2であるか、−OH、ハロC1-10アルキル(例えばCF3−(CY2Z−、ここで、YはHまたはFであり、Zは0、1、2、3、4、5、6、7、8または9から選択される整数)、−C(O)OH、−SH、ヘテロアリール(例えばピロリル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、オキサ、ピリジニル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、より好ましくはピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリジニル、ピリミジル、ピラジニル、さらにより好ましくはピロリル)、C1-4アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリールから成る群の中から選択される基であり、これらの各基は必要に応じて一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、この置換基はハロゲン(例えば、フッ素等)またはC1-6アルキルであり、
各R12は水素、ハロゲンまたは−NO2であるか、−OH、ハロC1-10アルキル(例えばCF3−(CY2Z−、ここで、YはHまたはFであり、Zは0、1、2、3、4、5、6、7、8または9から選択される整数)、−C(O)OH、−SH、ヘテロアリール(例えば、ピロリル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、オキサ、ピリジニル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、より好ましくはピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリジニル、ピリミジル、ピラジニル、さらにより好ましくはピロリル)、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリールから成る群の中から選択される基であり、これらの各基は必要に応じて一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、この置換基はハロゲン(例えば、フッ素等)またはC1-6アルキルであり、各R12は独立して水素、ハロゲン、ハロC1-10アルキルまたはC1-24アルキルであり、R12は水素であるのが好ましく、
nは1、2、3、または4、好ましくは1,2または3、さらに好ましくは1または2から選択される整数であり、より好ましくは1である)
一つの実施形態では、反応物は4−ヒドロキシアニリン、3−ヒドロキシアニリン、4−トリフルオロメチルアニリン、3−トリフルオロメチルアニリン、4−カルボキシアニリン、3−カルボキシアニリン、4−アミノチオフェノール、3−アミノチオフェノール、4−ニトロアニリン、3−ニトロアニリン、4−(1H−ピロール−1−イル)アニリン、4−(1H−ピロール−2−イル)アニリン、4−(1H−ピロール−3−イル)アニリン、3−(1H−ピロール−1−イル)アニリン、3−(1H−ピロール−2−イル)アニリン、3−(1H−ピロール−3−イル)アニリン、4−テトラデシルアニリン、3−テトラデシルアニリン、3−テトラデシルアニリン、4−(ヘプタデカ)アニリン、3−(ヘプタデカフルオロ)アニリンから成る群の中から選択される。
一つの実施形態では、本発明は下記の工程を含む共有結合でグラフトされた炭素質材料の製造方法に関する:
(a)炭素質材料を用意し、
(B)式(I)、(II)または(III)からなる群の中から選択される化合物、ラクチドおよびポリ乳酸からなる群の中から選択される少なくとも1つの反応物を用意し、
(c)上記の反応物と炭素質材料とを混合して混合物を作り、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射して、共有結合でグラフトされた炭素質材料を得る。
一つの実施形態では、本発明は下記の工程を含む共有結合でグラフトされたカーボンナノチューブの製造方法に関する:
(a)カーボンナノチューブを用意し、
(B)式(I)、(II)または(III)なる群の中から選択される化合物、ラクチドおよびポリ乳酸からなる群の中から選択される少なくとも1つの反応物を用意し、
(c)上記の反応物とカーボンナノチューブとを混合して混合物を作り、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射して、共有結合グラフトされたカーボンナノチューブを得る。
一つの実施形態では、反応物は炭素質材料の重量に比較して少なくとも0.001モル/g、好ましくは少なくとも0.002モル/g、より好ましくは少なくとも0.005モル/gで、より好ましくは少なくとも0.010モル/g、よりこ好ましくは少なくとも0.020モル/g、好ましくは少なくとも0.050モル/gの量で存在し、例えば好ましくは少なくとも0.100モル/gである。
一つの実施形態では、反応物は炭素質材料の重量に比べて、好ましくは10.0モル/g以下、好ましくは5.0モル/g以下、好ましくは2.0モル/g以下であり、好ましくは1.0モルg以下、好ましくは0.5モル/g以下の量で存在し、例えば0.2モル/以下である。
一つの実施形態では、反応物は炭素質材料の重量に比べて少なくとも0.001モル/gかつ10.0モル/g以下の範囲の量で存在し、例えば少なくとも0.01モル/gかつ10.0モル/g以下、例えば少なくとも0.01モル/gかつ0.50モル/g、例えば少なくとも0.1モル/gかつ0.30モル/g以下である。
一つの実施形態では、本発明は下記の工程を含む共有結合でグラフトされたカーボンナノチューブの製造方法に関する:
(a)カーボンナノチューブを用意し、
(b)上記実施形態のいずれかに記載の少なくとも一つの反応物を用意し、この反応物は炭素材料の重量と比較して少なくとも0.001モル/g、好ましくは少なくとも0.002モル/g、好ましくは少なくとも0.005モル/g、好ましくは少なくとも0.010モル/gであり、好ましくは少なくとも0.020モル/g、好ましくは少なくとも0.050モル/gの量で存在し、例えば少なくとも0.100モル/gであり、
(c)上記の反応物とカーボンナノチューブとを混合して混合物とし、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射して、共有結合グラフトされたカーボンナノチューブを得る。
一つの実施形態では、反応物の量は炭素質材料の表面C原子の数、好ましくはCNT(カーボンナノチューブ)の表面C原子の数によって正規化(normalize)される。カーボンナノチューブの表面C原子の数は以下の方法で測定できる。 すなわち、CNTの壁の平均数は高分解能透過型電子顕微鏡によって決定される。CNTの質量はマイクロ秤で決定される。表面C原子の質量はCNTの質量を壁の平均数で割ることで得られる。表面C原子の数は表面C原子の質量をCの原子質量(12グラム/モル)で割ったものになる。例えば、Nanocyl社から商業的に入手可能なカーボンナノチューブNC7000では、壁の平均数は10で、1グラムの質量の場合、表面C原子の数は0.008モルである。
一つの実施形態では、反応物の量は少なくとも1.0当量/C、好ましくは少なくとも2.0当量/C、好ましくは少なくとも3.0当量/C、好ましくは少なくとも3.5当量/C、好ましくは少なくとも3.8当量/C、好ましくは少なくとも3.9当量/C、好ましくは約4.0当量/Cである。一つの実施形態では、反応物の量はで10.0当量/C以下、好ましくは4.2当量/C以下、好ましくは7.0当量/C以下、好ましくは5.0当量/C以下、好ましくは4.5当量/C以下、好ましくは4.1当量/C以下、好ましくは約4.0当量/C以下である。いくつかの実施形態では、反応物の量は少なくとも1.0当量/Cかつ10.0当量/C以下、好ましくは少なくとも2.0当量/Cかつ7.0当量/C以下、好ましくは少なくとも3.0当量/Cかつ5.0当量/C以下、好ましくは少なくとも3.5当量/Cかつ4.5当量/C以下、好ましくは少なくとも3.8当量/Cかつ4.2当量/C以下、好ましくは少なくとも3.9当量/Cかつ4.1当量/C以下であり、好ましくは約4.0当量/Cである。
一つの実施形態では、本発明は下記の工程を含む共有結合でグラフトされたカーボンナノチューブの製造方法に関する:
(a)カーボンナノチューブを用意し、
(b)上記実施形態のいずれかに記載の少なくとも一つの反応物を用意し、この反応物の量は少なくとも1.0当量/C、好ましくは少なくとも2.0当量/C、好ましくは少なくとも3.0当量/C、好ましくは少なくとも3.5当量/C、好ましくは少なくとも3.8当量/C、好ましくは少なくとも3.9当量/C、好ましくは約4.0当量/Cとし、
(c)上記の反応物とカーボンナノチューブとを混合して混合物を作り、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射して、共有結合グラフトされたカーボンナノチューブを得る。
好ましい実施形態では、工程(c)が炭素質材料と共反応物とを混合する工程をさらに含む。この共反応物は亜硝酸塩であり、亜硝酸ナトリウムまたは亜硝酸イソアミルである。共反応物は例えばジアゾニウム塩を形成することによって反応物を活性化するのが好ましい。
一つの実施形態では、本発明は下記の工程:
(a)カーボンナノチューブを用意し、
(b)上記実施形態のいずれかに記載の少なくとも一つの反応物を用意し、
(c)上記の反応物とカーボンナノチューブとを混合して混合物を作り、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射して、共有結合グラフトされたカーボンナノチューブを得る、
を含む共有結合でグラフトされたカーボンナノチューブの製造方法であって、上記工程(c)がカーボンナノチューブを少なくとも一つの共反応物と混合することをさらに含み、この反応物は亜硝酸塩であり、好ましくは亜硝酸ナトリウムまたは亜硝酸イソアミルである方法に関するものである。
一つの実施形態では、共反応物は炭素質材料の重量と比較して少なくとも0.001モル/g、好ましくは少なくとも0.002モル/g、好ましくは少なくとも0.005モル/g、好ましくは少なくとも0.010モル/g、好ましくは少なくとも0.020モル/g、好ましくは少なくとも0.050モル/gの量で存在し、好ましくは少なくとも0.100モル/gである。
一つの実施形態では、共反応物は炭素質材料の重量と比べて10.0モル/g以下、好ましくは5.0モル/g以下、好ましくは2.0モル/g以下、好ましくは1.0モル/g以下、好ましくは0.5モル/g以下での量で存在し、例えば0.2モル/g以下である。
一つの実施形態では、共反応物は炭素質材料の重量に比べて少なくとも0.001モル/gかつ10.0モル/g以下の範囲の量で存在し、例えば少なくとも0.01モル/gかつ10.0モル/g以下、例えば少なくとも0.01モル/gかつ0.50モル/g以下、例えば少なくとも0.01モル/gかつ0.30モル/g以下である。
一つの実施形態では、反応物の量(モル)に対する共反応物の量(モル)の比は少なくとも0.01、好ましくは少なくとも0.02、好ましくは少なくとも0.05、好ましくは少なくとも0.10、好ましくは少なくとも0.20、好ましくは少なくとも0.50、好ましくは約1.00である。
一つの実施形態では、反応物の量(モル単位で表示)に対する共反応物の量(モル単位で表示)の比は100.0以下、好ましくは50.0以下、好ましくは20.0以下、好ましくは10.0以下、好ましくは5.0以下、好ましくは2.0以下、好ましくは約1.0である。
一つの実施形態では、反応物の量(モル単位で表示)に対する共反応物の量(モル単位で表示)の比は少なくとも0.01且つ100.0以下の範囲内であり、例えば少なくとも0.10で且つ50.0以下、例えば少なくとも0.10で且つ20.0以下、例えば少なくとも0.10で且つ15.0以下である。
一つの実施形態では、共反応物質の量は炭素質材料の表面C原子の数、好ましくはカーボンナノチューブの表面C原子の数によって正規化される。このCNTの表面C原子の数は上記の方法で測定できる。
一つの実施形態では、共反応物質の量は少なくとも1.0当量/C、好ましくは少なくとも2.0当量/C、好ましくは少なくとも3.0当量/C、好ましくは少なくとも3.5当量/C、好ましくは少なくとも3.8当量/C、好ましくは少なくとも3.9当量/C、好ましくは少なくとも4.0当量/C、好ましくは約4.1当量/Cである。一つの実施形態では、共反応物質の量は10.0当量/C以下、好ましくは7.0当量/C以下、好ましくは5.0当量/C以下、好ましくは4.5当量/C以下、好ましくは4.3当量/C以下、好ましくは4.2当量/C以下、好ましくは約4.1当量/Cである。いくつかの実施形態では、共反応物質の量は少なくとも1.0当量/Cかつ10.0当量/C以下、好ましくは少なくとも2.0当量/Cかつ7.0当量/C以下、好ましくは少なくとも3.0当量/Cかつ5.0当量/C以下、好ましくは少なくとも3.5当量/Cかつ4.5当量/C以下、好ましくは少なくとも3.8当量/Cかつ4.2当量/C以下、好ましくは少なくとも3.9当量/Cかつ4.1当量/C以下、好ましくは約4.0当量/Cである。
一つの実施形態では、反応物はジアゾニウム塩で、共反応物は使用されない。
好ましい実施形態では、工程(c)が炭素質材料を液体または気体の溶剤、好ましくは液体溶剤と混合する工程をさらに含む。
一つの実施形態では、本発明は、以下の工程を含む共有結合でグラフトされた炭素質材料の製造方法に関する:
(a)炭素質材料を用意し、
(B)上記実施形態のいずれかに記載の少なくとも一つの反応物を用意し、
(C1)の反応で炭素質材料とを混合することにより混合物を得ます。
(C2)任意工程として、炭素質材料を上記の少なくとも一つの共反応物と混合し、この共反応物は好ましくは亜硝酸塩であり、好ましくは亜硝酸ナトリウムまたは亜硝酸イソアミルであり、
(C3)炭素質材料を液体または気体の溶剤とを混合し、好ましくは液体の溶剤と混合し、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射して、共有結合でグラフトされた炭素質材料を得る。
一つの実施形態では、本発明は下記の工程を含む共有結合でグラフトされたカーボンナノチューブの製造方法に関する:
(a)カーボンナノチューブを用意し、
(b)上記実施形態のいずれかに記載の少なくとも一つの反応物を用意し、
(C1)上記の反応物とカーボンナノチューブとを混合して混合物とし、
(C2)上記カーボンナノチューブを少なくとも一つの共反応物とを混合し、この共反応物は亜硝酸塩であり、好ましくは亜硝酸ナトリウムまたは亜硝酸イソアミルであり、
(C3)上記カーボンナノチューブを液体または気体の溶剤、好ましくは液体の溶剤と混合し、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下に照射して、共有結合グラフトされたカーボンナノチューブを得る。
好ましい実施形態では、溶剤は水、アセトニトリル、エタノール、ピリジン、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、窒素、アルゴン、ヘリウムから成る群の中から選択される。好ましくは、溶剤は水、アセトニトリル、エタノール、ピリジンから成る群の中から選択され、より好ましくは、溶剤は水であり、水は蒸留水であるのが好ましい。
一実施形態では、溶剤は気体の溶剤であり、気体は例えばN2、Ar、Heから成る群の中から選択される。
一つの実施形態では、溶剤は炭素質材料の重量と比較して少なくとも0.01リットル/グラム、好ましくは少なくとも0.05リットル/グラム、好ましくは少なくとも0.02リットル/グラム、好ましくは少なくとも0.1リットル/グラム、好ましくは少なくとも0.2リットル/グラム、好ましくは少なくとも0.5リットル/グラム、好ましくは少なくとも0.8リットル/グラム、好ましくは少なくとも0.9リットル/グラム、例えば約1.0リットル/グラムの量で存在する。
一つの実施形態では、溶剤は炭素質材料の重量と比較して100リットル/グラム以下、好ましくは50リットル/g以下、好ましくは20リットル/g以下、好ましくは10リットル/g以下、好ましくは5リットル/g以下、好ましくは2リットル/g以下、好ましくは1.5リットル/g以下、好ましくは1.2リットル/g以下、好ましくは1.1リットル/g以下、例えば約10.0リットル/gの量で存在する。
一つの実施形態では、溶剤は炭素質材料の重量と比較して少なくとも0.01リットル/グラム且つ100.0リットル/グラム以下、例えば少なくとも0.02リットル/g且つ20.0リットル/g以下、例えば少なくとも0.1リットル/gで且つ10.0リットル/g以下、例えば少なくとも0.1リットル/gで且つ3.0リットル/g以下の範囲の量で存在する。
好ましい実施形態では、工程(c)が炭素質材料を液体または気体の共溶剤、好ましくは液体の共溶剤と混合する工程をさらに含む。この共溶剤は好ましくは有機または無機酸であり、好ましくは、共溶剤は過塩素酸、塩酸および水酸化ナトリウムから選択される。例えば、共溶剤は過塩素酸および塩酸から選択される。
一つの実施形態では、本発明は下記の工程を含む共有結合でグラフトされた炭素質材料の製造方法に関する:
(a)炭素質材料を用意し、
(B)上記実施形態のいずれかに記載の少なくとも一つの反応物を用意し、
(C1)上記反応物を炭素質材料と混合して混合物とし、
(C2)任意工程として、上記の炭素質材料を少なくとも一種の共反応物と混合し、この共反応物は好ましくは亜硝酸塩であり、好ましくは共反応物は亜硝酸ナトリウムまたは亜硝酸イソアミルであり、
(C3)任意工程として、上記炭素質材料を液体または気体の溶剤、好ましくは液体の溶剤と混合し、この溶剤を水、アセトニトリル、エタノール、ピリジン、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、窒素、アルゴンおよびヘリウムから成る群の中から選択し、好ましくは溶剤を水、アセトニトリル、エタノール、ピリジンから成る群の中から選択し、さらに好ましくは溶剤として水を選択し、
(C4)炭素質物質を液体または気体の共溶剤、好ましくは液体の共溶剤と混合し、この共溶剤は有機または無機酸であり、好ましく共溶剤を過塩素酸、塩酸および水酸化ナトリウムから選択し、より好ましくは共溶剤を過塩素酸および塩酸から選択し、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下に照射して、共有結合でグラフトされた炭素質材料を得る。
一つの実施形態では、本発明は下記の工程を含む共有結合でグラフトされたカーボンナノチューブの製造方法に関するものである:
(a)カーボンナノチューブを用意し、
(B)上記実施形態のいずれかに記載の少なくとも一つの反応物を用意し、
(C1)上記反応物とカーボンナノチューブとを混合して混合物とし、
(C)任意工程として、カーボンナノチューブと上記の少なくとも一つの共反応物と混合し、共反応物は好ましくは亜硝酸塩であり、好ましくは共反応物は亜硝酸ナトリウムまたは亜硝酸イソアミルであり、
(C3)任意工程として、カーボンナノチューブを液体または気体状溶剤、好ましくは液体の溶剤と混合し、好ましくは溶剤を水、アセトニトリル、エタノール、ピリジン、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、窒素、アルゴン、ヘリウムから成る群の中から選択し、より好ましくは溶剤を水、アセトニトリル、エタノール、ピリジンから成る群の中から選択し、さらに好ましくは溶剤を水とし、
(C4)カーボンナノチューブを液体または気体の共溶剤、好ましくは液体の共溶剤と混合し、共溶剤は好ましくは有機または無機酸であり、より好ましくは過塩素酸、塩酸および水酸化ナトリウムから選択し、例えば共溶剤は過塩素酸および塩酸から選択し、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射て、共有結合グラフトされたカーボンナノチューブを得る。
一つの実施形態では、共溶剤は炭素質材料の重量と比較して少なくとも0.0001モル/g、好ましくは少なくとも0.0002モル/g、好ましくは少なくとも0.0005モル/g、少なくとも0.0010モル/g、好ましくは少なくとも0.0020モル/g、好ましくは少なくとも0.0050モル/g、好ましくは少なくとも0.0100モル/g、好ましくは少なくとも0.0200モル/g、好ましくは少なくとも0.0500モル/g、好ましくは少なくとも0.1000モル/gの量で存在する。
一つの実施形態では、共溶剤は炭素質材料の重量に比べて最も10.0モル/g以下、好ましくは5.0モル/g以下、好ましくは2.0モル/g以下、好ましくは1.0モル/g以下、好ましくは0.5モル/g以下、好ましくは0.2モル/g以下の量で存在する。
一つの実施形態では、共溶剤は炭素質材料の重量に比べて少なくとも0.0010モル/gかつ10.0モル/g、例えば少なくとも0.0030モル/gかつ10.0モル/g、例えば少なくとも0.0020モル/gで5.0モル/g以下、例えば少なくとも0.0030モル/gで且つ0.50モル/gの範囲の量で存在する。
一つの実施形態では、反応物の量(モル単位で表示)に対する共溶剤の量(モル単位で表示)の比は少なくとも0.01、好ましくは少なくとも0.05、好ましくは少なくとも0.02、好ましくは少なくとも0.10、少なくとも0.20、好ましくは少なくとも0.50、好ましくは少なくとも約0.80、好ましくは少なくとも0.9、好ましくは約1.00である。
一つの実施形態では、反応物の量(モル単位で表示)に対する共溶剤の量(モル単位で表示)の比は100.0以下、好ましくは50.0以下、好ましくは20.0以下、ましくは10.0以下、好ましくは2.0以下、好ましくは1.5以下、好ましくは1.2以下、好ましくは1.1以下、好ましくは約1.0である。
一つの実施形態では、反応物の量(モル単位で表示)に対する共溶剤の量(モル単位で表示)の比は少なくとも0.0010且つ100.0以下、例えば少なくとも0.010且つ30.0以下、例えば少なくとも0.010且つ50.0以下、例えば少なくとも0.010且つ20.0モル以下の範囲である。
いくつかの実施形態では、炭素質材料は反応物との混合される前に酸化される。例えばHN03またはH2S04とHN03との混合物で酸化される。いくつかの実施形態では、炭素質材料はH2S04で酸化される。このH2S04は好ましくは少なくとも90%、好ましくは少なくとも95%、好ましくは少なくとも98%の溶液として提供される。いくつかの実施形態では、炭素質材料はHN03で酸化される。このHN03は好ましくは少なくとも50%、好ましくは少なくとも60%、好ましくは少なくとも70%の溶液として提供される。
一つの実施形態では、工程(c)が炭素質材料を酸前駆体と混合する高家底をさらに含み、この酸前駆体は好ましくはHCl04である。
一つの実施形態では、上記の酸前駆体の量は炭素質材料の表面C原子数、好ましくはカーボンナノチューブの表面C原子数によって正規化される。CNTの表面C原子数は上記方法で測定することができる。
一つの実施形態では、酸前駆体の量は少なくとも1.0当量/C、好ましくは少なくとも2.0当量/C、好ましくは少なくとも3.0当量/C、好ましくは少なくとも3.5当量/C、好ましくは少なくとも3.8当量/C、好ましくは少なくとも3.9当量/C、好ましくは少なくとも4.0当量/C、好ましくは約4.1当量/Cである。一つの実施形態では、酸前駆体の量は10.0当量/C以下、好ましくは7.0当量/C以下、好ましくは5.0当量/C以下、好ましくは4.5当量/C以下、好ましくは4.3当量/C以下、好ましくは4.2当量/C以下、好ましくは約4.1当量/Cである。
一つの実施形態では、本発明方法は室温で実行される。一つの実施形態では本発明方法は大気圧で実行される。一つの実施形態では本発明方法は室温かつ大気圧下で実行される。一つの実施形態では温度は溶剤の沸点以下である。一つの実施形態では圧力は処理を行う反応容器の最大圧力以下である。
好ましい実施形態では、IR放射は少なくとも0.75μmの波長を有する。好ましい実施形態では、IR放射は3.00μm以下の波長を有する。例えば、IR放射は少なくとも0.75μmかつ3.00μm以下の波長を有し、例えば、少なくとも1.00μmで且つ2.00μm以下の波長、好ましくは約1.50μmの波長を有する。
一つの実施形態では、本発明は以下の工程を含む共有結合でグラフトされた炭素質材料の製造方法に関する:
(a)炭素質材料を用意し、
(B)上記実施形態のいずれかに記載の少なくとも一つの反応物を用意し、
(C1)炭素質材料を上記反応物と混合して混合物を作り、
(C2)任意工程として、炭素質材料を上記の少なくとも一つの共反応物と混合し、この共反応物は好ましくは亜硝酸塩であり、好ましくは共反応物は亜硝酸ナトリウムまたは亜硝酸イソアミルであり、
(C3)任意工程として、炭素質材料を液体または気体の溶剤と混合し、好ましくは液体の溶剤と混合し、この溶剤を水、アセトニトリル、エタノール、ピリジン、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、窒素、アルゴンおよびヘリウムから成る群の中から選択し、好ましくは溶剤を水、アセトニトリル、エタノールおよびピリジンから成る群の中から選択し、好ましくは溶剤を水とし、
(C4)任意工程として、炭素質材料を液体または気体の共溶剤、好ましくは液体の共溶剤と混合し、好ましくは共溶剤は共溶剤は有機または無機酸であり、より好ましくは過塩素酸、塩酸、水酸化ナトリウムから選択し、例えば共溶剤は過塩素酸および塩酸から選択し,
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射し、このIR放射は少なくとも0.75μmの波長を有し、IR放射は好ましくは3.00μm以下の波長を有し、好ましくは少なくとも1.00μmかつ2.00μm以下、例えば約1.50μmの波長を有し、
これによって共有結合でグラフトされた炭素質材料を得る。
一つの実施形態では、本発明は以下の工程を含む共有結合でグラフトされたカーボンナノチューブの製造方法に関する:
(a)カーボンナノチューブを用意し、
(b)上記実施形態のいずれかに記載の少なくとも一つの反応物を用意し、
(C1)上記反応物とカーボンナノチューブとを混合して混合物とし、
(C2)任意工程として、カーボンナノチューブを上記の少なくとも一つの共反応物と混合し、この共反応物は好ましくは亜硝酸塩であり、好ましくは共反応物は亜硝酸ナトリウムまたは亜硝酸イソアミルであり、
(C3)任意工程として、カーボンナノチューブを液体または気体状溶剤、好ましくは液体の溶剤と混合し、この溶剤は水、アセトニトリル、エタノール、ピリジン、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、窒素、アルゴンおよびヘリウムから成る群の中から選択し、好ましくは溶剤を水、アセトニトリル、エタノール、ピリジンから成る群の中から選択し、さらに好ましくは溶剤を水にし、
(C4)任意工程として、カーボンナノチューブを液体または気体の共溶剤、好ましくは液体の共溶剤と混合し、好ましく共溶剤は有機または無機酸であり、より好ましくは共溶剤は過塩素酸、塩酸、水酸化ナトリウムから選択し、例えば共溶剤は過塩素酸および塩酸から選択し、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射し、このIR放射は少なくとも0.75μmの波長を有し。好ましくはIR放射は3.00μm以下の波長を有し、好ましくは少なくとも1.00μm且つ2.00μm以下、例えば約1.50μmの波長を有し、
それによって共有結合グラフトされたカーボンナノチューブを得る。
好ましい実施形態では、工程(d)は240分間まで、好ましくは180分まで、好ましくは120分間まで続ける。一つの実施形態では工程(d)は少なくとも40分間、好ましくは少なくとも20分間、好ましくは少なくとも10分間続ける。一つの実施形態では工程(d)は少なくとも10分間手かつ240分以内、好ましくは少なくとも20分間でかつ180分以内、好ましくは少なくとも40分間で120分以内の時間、例えば約60分間継続させる。
一つの実施形態では、IR放射線は少なくとも1W、好ましくは少なくとも2W、好ましくは少なくとも5W、好ましくは少なくとも10W、好ましくは少なくとも20W、好ましくは少なくとも50W、好ましくは少なくとも100Wのパワーを有する。好ましい実施形態ではIR放射線は10000W以下、好ましくは5000W以下、好ましくは2000W以下、好ましくは1000W以下、好ましくは500W以下、好ましくは200W以下のパワーを有する。一つの実施形態ではIR放射線は少なくとも2Wで且つ10000W以下、好ましくは少なくとも5Wで且つ5000W以下、好ましくは少なくとも10Wで且つ2000W以下、好ましくは少なくとも20Wで且つ1000W以下、好ましくは少なくとも50Wで且つ500W以下、好ましくは少なくとも100Wで且つ200W以下のパワーを有する。
第2の態様から、本発明は以下の工程を含むポリマー複合材料の製造方法を提供する:
(a)少なくとも1種のポリマー、好ましくはポリエチレンまたはポリプロピレンを含む少なくとも1つのポリオレフィンを含むポリマー組成物を用意し、
(b)ポリマー複合材料の総重量に対して少なくとも0.001重量%の本発明方法で得た共有結合グラフトした炭素質材料を製造し、
(c)上記の共有結合グラフトした炭素質材料に上記ポリマー組成物に配合(ブレンド)してポリマー複合材料を得る。
本発明のポリマー複合材料を作るのに適したブレンド方法は物理的ブレンドまたは化学的ブレンドすることができる。好ましい実施形態ではポリマー複合材料はナノ複合材料である。本明細書で使用する「ナノコンポジット」という用語はナノ粒子と1種以上のポリマー、好ましくは一種以上のポリオレフィンとのブレンドを意味する。本発明のナノコンポジットは少なくとも一種のポリマー組成物と共有結合でグラフトした炭素ナノ粒子とから成る。
本発明のポリマー組成物は、共有結合でグラフト化された炭素質材料(好ましくは、共有結合でグラフトされた炭素系ナノ粒子、より好ましくは共有結合でグラフトされたカーボンナノチューブ)をポリマー組成物の全重量に対して重量で少なくとも0.001%含む。例えば、本発明のポリマー組成物は共有結合でグラフトされた炭素質材料、好ましくは共有結合でグラフトした炭素ナノ粒子をポリマー組成物の総重量に対して重量で少なくとも0.005%、好ましくは少なくとも0.01%、好ましくは少なくとも0.05%を含む。
本発明のいくつかの実施形態では、ポリマー組成物は共有結合でグラフトされた炭素質材料、好ましくは共有結合でグラフトされた炭素ナノ粒子をポリマー組成物の総重量に対して重量で0.001%〜25%、好ましくは0.002%〜20%、好ましくは0.005%〜10%、好ましくは0.01%〜5%含む。
本発明のポリマー組成物は、共有結合でグラフトされた炭素質材料、好ましくは、共有結合でグラフトされた炭素ナノ粒子をポリマー組成物の総重量に対して重量で20%以下、好ましくは15%以下、好ましくは10%以下、好ましくは5%以下含む。
本発明のポリマー複合材料は少なくとも一つのポリマー組成物を含む。本発明のポリマー組成物は一つま複数のポリマーを含む。
本発明の一つの実施形態では、ポリマー複合材料はポリマー複合材料の総重量を基にして上記ポリマーを少なくとも50重量%含む。本発明の好ましい実施形態では、ポリマー複合材料はポリマー複合材料の総重量を基にして上記ポリマーを少なくとも80重量%含む。本発明のより好ましい実施形態では、ポリマー複合材料はポリマー複合材料の総重量を基にして上記ポリマーを少なくとも90重量%含む。
本発明での使用に適したポリマー組成物は特に限定されないが、ポリマー組成物はポリオレフィン、ポリアミド、ポリ(ヒドロキシカルボン酸)、ポリスチレン、ポリエステルまたはこれらの混合物から成る群の中から選択されるポリマー、好ましくはポリオレフィン、ポリ乳酸、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリウレタンおよびこれらの混合物から成る群の中から選択されるポリマーを、ポリマー組成物の総重量に対して重量で少なくとも50%、好ましくは少なくとも70%、好ましくは90%、好ましくは少なくとも95%、好ましくは少なくとも97%、より好ましくは少なくとも99%または99.5%または99.9%含む。
最も好ましいポリマーはポリオレフィン、好ましくはポリエチレンおよびポリプロピレンである。好ましい実施形態ではポリマー組成物は少なくとも1種のポリオレフィンを含む。本明細書で使用する「オレフィン系ポリマー」および「ポリオレフィン」という用語は互いに交換可能である。
一つの実施形態では、本発明のポリマー複合材料は少なくとも一つのポリオレフィン組成物を含む。
本発明の実施形態では、ポリマー組成物はポリマー組成物の総重量を基にしてポリオレフィンを少なくとも50重量%含む。本発明の好ましい実施形態では、ポリマー組成物はポリマー組成物の総重量を基にしてポリオレフィンを重量で少なくとも80%含む。本発明のより好ましい実施形態では、ポリマー組成物はポリマー組成物の総重量を基にしてポリオレフィンを重量で少なくとも90%が含む。
本発明において使用するポリオレフィンは任意のオレフィンのホモポリマーまたはオレフィンと1種以上のコモノマーとの任意の共重合体にすることができる。ポリオレフィンはアタクチック、シンジオタクチックまたはアイソタクチックにすることができる。オレフィンの例はエチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテンまたは1−オクテンの他に、例えばシクロペンテン、シクロヘキセン、シクロオクテン、ノルボルネン等のシクロオレフィンである。コモノマーは上記オレフィンとは異なり、上記オレフィンとの共重合に適したものが選択される。コモノマーは上記定義のオレフィンでもよい。適したコモノマーの例としては酢酸ビニル(H3CC(=0)0−CH=CH2)またはビニルアルコール(HO−CH=CH2)(安定性がなく、重合する傾向がある)があるが、本発明での使用に適したオレフィンコポリマーの例としてはプロピレンとエチレンのランダム共重合体、プロピレンと1−ブテンとのランダム共重合体、プロピレンとエチレンとのランダム共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−ヘキセン共重合体、エチレン−オクテン共重合体、エチレンと酢酸ビニル(EVA)とのコポリマー、エチレンとビニルアルコール(EVOH)との共重合体が挙げられる。
本発明での使用に最も好ましいポリオレフィンはオレフィンのホモポリマーと、オレフィンと一つ以上のそれと異なるおよびオレフィンのコモノマーとの共重合体でオレフィンはエチレンまたはプロピレンである。この「コモノマー」という用語はオレフィンモノマー、好ましくはエチレンまたはプロピレンモノマーと重合するのに適したオレフィンコモノマーを意味する。このコモノマーは脂肪族C2-20アルファオレフィンにすることができるが、これに限定されない。適した脂肪族C2-20α−オレフィンの例はエチレン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセンおよび1−エイコセンである。一つの実施例ではコモノマーは酢酸ビニルである。
本明細書で使用する「共重合体、コポリマー」という用語は、同じポリマー鎖中に2つの異なるタイプのモノマーを連結して作られたポリマーを意味する。本明細書で使用する「ホモポリマー」という用語はコモノマーの不存在下でオレフィン(好ましくはエチレン)モノマーを連結して作られるポリマーを意味する。コモノマーの量はポリオレフィンの重量を基にして0〜12%にすることができ、より好ましくは0〜9重量%にすることができ、好ましくは0〜7重量%にすることができる。コポリマーはランダムコポリマーでもブロックコポリマーでもよい。共重合体はランダム共重合体であるのが好ましい。このようなオレフィンの単独重合およびオレフィンと1種以上のコモノマーとの共重合体は非極性ポリマーである。本発明での使用に好ましいポリオレフィンはプロピレンとエチレンとのポリマーである。ポリオレフィンは好ましくはポリエチレンおよびポリプロピレンのホモポリマーと、そのコポリマーから選択される。好ましくは、ポリオレフィンはポリエチレン、ポリプロピレンまたはそれらの共重合体である。好ましくはポリオレフィンはポリエチレンである。
本発明の好ましい実施形態では、ポリオレフィン組成物はポリオレフィン組成物の全重量に対してポリオレフィンを重量で少なくとも50%含む。好ましくは、ポリオレフィン組成物は、ポリオレフィンを重量で少なくとも60%、好ましくは少なくとも70%、好ましくは少なくとも80%、好ましくは少なくとも90%、好ましくは少なくとも95%、好ましくは少なくとも99%含む。本発明の好ましい実施形態では、ポリオレフィン組成物の全重量に対してポリエチレンを重量で少なくとも50%含む。好ましくは、ポリオレフィン組成物はポリオレフィン組成物の全重量に対してポリエチレンを少なくとも60%、好ましくは少なくとも70%、好ましくは少なくとも80%、好ましくは少なくとも90%、好ましくは少なくとも95%含み、例えばポリエチレンを重量で少なくとも99%含む。
本発明のポリオレフィン組成物は単峰型または多峰型の分子量分布、例えば二峰型の分子量分布を有することができる。「単峰型ポリオレフィン」または「単峰型の分子量分布を有するポリオレフィン」という用語はそのポリオレフィンが分子量分布曲線において1つの極大値を有する単峰型分布曲線としても定義されることを意味する。「二峰型ポリオレフィン」または「二峰型の分子量分布を有するポリオレフィン」という用語はそのポリオレフィンが2つの単峰型の分子量分布曲線の和の分布曲線を有することを意味する。「多峰型」という用語はそのポリオレフィンポリマーの重量平均分子量が重なっていてもよい2つ以上の異なる「多峰型分子量分布」を有するポリオレフィンであることを意味する。「多峰型分子量分布を有するポリオレフィン」または「マルチモーダルなポリオレフィン」という用語はその分布曲線が少なくとも2つ、好ましくは2つ以上の単峰型の分布曲線の和であるポリオレフィンを意味する。
バイモーダルまたはマルチモーダルなポリオレフィン組成物は2つ以上の単峰型ポリオレフィンを物理的または化学的にブレンドしたものでもよい。
ポリエチレンのようなポリオレフィンは当技術分野で公知の任意の触媒の存在下で製造できる。本明細書で使用する「触媒」という用語は、それ自体が反応で消費されずに重合反応の速度を変化させる物質を意味する。本発明ではエチレンを重合してポリエチレンにするのに適した触媒が適用できる。これらの触媒はエチレンの重合触媒または重合触媒とよぶことにする。適切な触媒は当該分野で周知で、適切な触媒の例としてはシリカ上に担持した酸化クロム、「チーグラー」または「チーグラー−ナッタ」触媒として当技術分野で公知の有機金属触媒、メタロセン触媒等があるが、これらに限定されるものではない。本明細書で使用される「共触媒」という用語は重合プロセス中に触媒の活性を向上させるために触媒と一緒に使用できる材料を意味する。
「クロム触媒」という用語は支持体、例えばシリカまたはアルミニウム担体上に酸化クロムを堆積して得られる触媒を意味する。クロム触媒の例にはCrSi02またはCrAl23が含まれるが、これらに限定されない。
「チーグラー・ナッタ触媒」または「ZN触媒」という用語は、一般式M1Vを有する触媒を意味し、式中1は元素周期表の第IV族から第VII族元素の中から選択される遷移金属化合物であり、Xはハロゲンであり、vは金属の原子価である。M1は好ましくはIV族、V族またはVI族金属、より好ましくはチタン、クロムまたはバナジウムであり、最も好ましくはチタンである。Xは好ましくは塩素または臭素であり、最も好ましくは塩素である。遷移金属化合物の具体例はTiCl3およびTiCl4であるが、これらに限定されない。本発明で使用するのに適したZN触媒は米国特許第US6930071号明細書および米国特許第US6864207号明細書に記載されており、これらの内容は本明細書に組み込まれる。
「メタロセン触媒」という用語は、本明細書中では1つまたは複数のリガンドに結合した金属原子から成る任意の遷移金属錯体を記載するのに使用する。メタロセン触媒は周期律表の第4族遷移金属、例えばチタン、ジルコニウム、ハフニウムの化合物で、金属化合物とシクロペンタジエニル、インデニル、フルオレニルまたはそれらの誘導体の1つまたは2つの基を有する配位子との配位構造を有する。ポリエチレンの重合にメタロセン触媒を使用することは種々の利点を有する。メタロセンの鍵は錯体構造にある。メタロセンの構造と幾何学的形状は所望するポリマーに依存し、メーカーの特定ニーズに適合するように変えることができる。メタロセンは単一の金属サイトを有し、分岐ポリマーの分子量分布をさらに制御することができる。モノマーは金属とポリマーの成長鎖との間に挿入される。
一つの実施形態では、メタロセン触媒は下記の一般式(I)または(II)を有する:
(Ar)2MQ2 (I)
101(AR)2MQ2 (II)
(ここで、
式(I)のメタロセンは非ブリッジメタロセンであり、式(II)のメタロセンはブリッジしたメタロセンであり、
式(I)または(II)に記載のメタロセンはMに結合した互いに同じでも異なっていてもよい2つのArを有し、
Arは芳香環の環、基または単位であり、各Arは独立してシクロペンタジエニル、インデニル、テトラヒドロまたはフルオレニルからなる群の中から選択され、各基は必要に応じて一つまたは複数の置換基で互いに独立して置換されていてもよく、各置換基はハロゲン、ヒドロシリル、SiR102 3基から成る群の中から選択され、R102は1〜20個の炭素原子を有するヒドロカルビルおよび必要に応じてB、Si、S、O、F、CIおよびPからなる群の中から選択される1つまたは複数の原子を含んでいてもよい1〜20個の炭素原子を有するヒドロカルビルであり、
Mはチタン、ジルコニウム、ハフニウムおよびバナジウムからなる群の中から選択される遷移金属で、好ましくはジルコニウムであり、
各Qはハロゲンおよび1〜20個の炭素原子を有するヒドロビルおよび必要に応じてB、Si、S、O、F、ClおよびPからなる群の中から選択される1つまたは複数の原子を含んでいてもよい1〜20個の炭素原子を有するヒドロカルビルからなる群の中から独立して選択される。
101は2つのAr基をブリッジする二価の基または単位であり、C1−C20アルキレン、ゲルマニウム、シリコン、シロキサン、アルキルホスフィンおよびアミンからなる群の中から選択される。R101は必要に応じて一つまたは複数の置換基で置換されていても良く、各置換基はハロゲン、ヒドロシリル、SiR103 3基からなる群の中からそれぞれ独立して選択され、R103は1〜20個の炭素原子を有するヒドロカルビルおよびB、Si、S、O、F、ClおよびPからなる群の中から選択される一つ以上の原子を含んでいてもよい1〜20個の炭素原子を有するヒドロカルビルである。
メタロセン触媒の例にはビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド(Cp2ZrC12)、ビス(シクロペンタジエニル)チタニウムジクロライド(CP2iC12)、ビス(シクロペンタジエニル)ハフニウムジクロリド(CP2HfC12)、ビス(テトラヒドロインデニル)ジルコニウムジクロリド、ビス(インデニル)ジルコニウムジクロリド、ビス(n−ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、エチレンビス(4,5,6,7−テトラヒドロ−1−インデニル)ジルコニウムジクロリド、エチレンビス(リットル−インデニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリレンビス(2−メチル−4−フェニルインデン−1−イル)ジルコニウムジクロリド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(フルオレン−9−イル)ジルコニウムジクロリドおよびジメチル[1−(4−tert−ブチル−2−メチル−シクロペンタジエニル)(フルオレン−9−イル)ジルコニウムジクロリドが含まれるが、これらに限定されない。
メタロセン触媒は固体担体上に支持できる。担体は従来のメタロセン触媒成分のいずれかとも化学的に非反応性である有機または無機の不活性固体にすることができる。本発明の担持触媒に適した担体材料はシリカ、アルミナ、酸化マグネシウム、酸化チタン、酸化トリウムなどの固体無機酸化物と、シリカと一つまたは複数の第2族または第3族金属酸化物との混合酸化物、例えばシリカ−マグネシア、シリカ−アルミナ混合酸化物等を含む。支持体材料としてはシリカ、アルミナおよびシリカと一つまたは複数の第2族または第13族金属酸化物との混合酸化物が好ましい。混合酸化物の好ましい例はシリカ−アルミナであり、最も好ましいのはシリカである。シリカは粒状、凝集物、ヒュームド、その他の形にすることができる。担体はシリカ化合物であるのが好ましい。好ましい実施形態では、メタロセン触媒は固体担体、好ましくはシリカ担体上に支持される。一つの実施形態では、ポリオレフィンの製造に使用される触媒は多孔質シリカ担体上に結合されたメタロセンとアルモキサンとから成る担持メタロセン−アルモキサン触媒である。
いくつかの実施形態では、ポリオレフィン組成物中で使用されるポリオレフィンがメタロセン触媒の存在下で製造されたマルチモーダルなポリオレフィンですある。例えば、ポリオレフィンはメタロセン触媒の存在下で製造したバイモーダルポリエチレンである。
一つの実施形態では、ポリマー組成物が少なくとも1つのポリアミドを含まれ。このポリアミドの特徴はポリマー鎖がアミド基(−NH−C(=O)−)を含む点にある。本発明で有用なポリアミドは好ましくは下記の2つの化学構造の一つによって特徴付けられる:
[−NH−(CH2n−C(=O)−]X
[−NH−(CH2m−NH−C(=O)−(CH2n−C(=)−]X
(ここで、mとnは1〜20の整数から互いに独立して選択される)
適したポリアミドの具体的な例はポリアミド4、6、7、8、9、10、11、12、46、66、610、612および613である。
一つの実施形態では、ポリマー組成物は少なくとも1つのポリスチレンを含む。本発明で使用されるポリスチレンはスチレンのホモポリマーまたはコポリマーにすることができ、アタクチック、シンジオタクチックまたはアイソタクチックにすることができる。スチレン系共重合体は一つ以上の適切なコモノマー、すなわちスチレンとは異なる重合性化合物を含む。適切なコモノマーの例はブジエン、アクリロニトリル、アクリル酸またはメタクリル酸である。本発明で使用できるスチレン系共重合体の他の例は高耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)、スチレン−アクリロニトリルコポリマー(SAN)とよばれている共重合体、スチレンブタジエンである。
一つの実施形態では、ポリマー組成物は少なくとも1つのポリエステルを含む。本発明で使用可能なポリエステルは好ましくは下記の化学構造を特徴とする:
[−C(=O)−C64−C(=O)O−(CH2−CH2n−O−]X
(ここで、nは1〜10の整数で、好ましい値は1または2である)
適したポリエステルの具体例はポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)である。さらに、好ましい他のポリエステルはポリ(ヒドロキシカルボン酸)である。利用可能性と透明性の観点から、ポリ(ヒドロキシカルボン酸)はポリ乳酸(PLA)であるのが好ましい。ポリ乳酸は乳酸またはラクチド、好ましくはラクチドから直接得られるホモポリマーであるのが好ましい。
本発明の実施形態では、ポリマー組成物は酸化防止剤、抗酸化剤、UV吸収剤、帯電防止剤、光安定剤、酸捕捉剤、潤滑剤、核剤/核形成剤、着色剤または過酸化物からなる群の中から選択される1つまたは複数の添加剤を含むことができる。適切な添加剤の概要は「プラスチック添加剤ハンドブック」、H.Zweifel編、第5版、ハンザー出版、2001を参照されたい。その内容は本明細書に参考として援用される。
本発明はさらに、ポリマー組成物の総重量を基にして少なくとも一つの添加剤を0〜10重量%含む本明細書に記載のポリマー組成物をも含むものである。好ましい実施形態では、ポリマー組成物はポリマー組成物の総重量を基にして重量で0.1〜3%、例えばポリマー組成物の総重量を基にして5重量%以下の添加剤を含む。
好ましい実施形態では、ポリマー組成物は酸化防止剤を含む。好適な酸化防止剤の例はフェノール系酸化防止剤、例えばペンタエリトリトールテトラキス[3−(3',5'−ジ−tert−ブチル−4'−ヒドロキシフェニル)プロピオネート](イルガノックス1010とよばれる)、トリス(2,4−ジtertブチルフェニル)ホスフィット(イルガフォス168ともよばれる)、3DL−α−トコフェロール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、ジブチルヒドロキシフェニルプロピオン酸ステアリルエステル、3,5−D、I−tert−ブチルベチル−4−ヒドロキシヒドロシンナミック酸、2,2'−メチレンビス(6−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、ヘキサメチレンビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ベンゼンプロパンアミド、N、N'−1、6−ヘキサンジイルビス[3,5−ビス(1,1ジメチルエチル)−4−ヒドロキシ(イルガノックス1098)、ジエチル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、カルシウムビス[モノエチル(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシルベンジル)ホスホネート]、トリエチレングリコールビス(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート(酸化防止剤245)、6,6'ジ−tert−ブチル−4,4'−ブチリデンジ−m−クレゾール、3,9−ビス(2−(3−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ−1、1−ジメチルエチル)−2,4,8,10テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、1、1、3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、(2,4,6−トリオキソ−1、3,5−トリアジン−1、3,5(2H、4H、6H)−トリル)トリエチレントリス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、トリス(4−tert−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)イソシアヌレート、エチレンビス[3,3−ビス(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)ブチレート]、2,6−ビス[[3−(1,1−ジメチルエチル)−2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル]オクタヒドロ−4,7−メタノ−1H−インデニル]−4−メチル−フェノールである。
好適な酸化防止剤にはさらに例えば二つの官能基を有するフェノール系酸化防止剤、例えば4,4'−チオ−ビス(6−tert−ブチル−m−メチルフェノール)(酸化防止剤300)、2,2'−スルファンジイルビス(6−tert−ブチルとブチル−4−メチルフェノール)(酸化防止剤2246−S)、2−メチル−4,6−ビス(オクチルスルファニルメチル)フェノール、チオジエチレンビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2,6−ジ−tert−ブチル−4−(4,6−ビス(オクチルチオ)−1,3,5−トリアジン−2−イルアミノ)フェノール、N−(4−ヒドロキシフェニル)ステアリン酸アミド、ビス(1,2、2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)[[3,5−ビス(1,1ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]メチル]ブチルマロネート、2,4−ジ−tert−ブチルフェニル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、ヘキサデシル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ安息香酸、2−(1、1−ジメチルエチル)−6−[[3−(1,1ジメチルエチル)−2−ヒドロキシ−5−メートルメチル]−4−メチルフェニルアクリレートおよびCASのNR128961−68−2(スミライザーGS)がある。
好適な酸化防止剤はさらに他の例はアミン系酸化防止剤、例えば、N−フェニル−2−ナフチルアミン、ポリ(1,2、−ジヒドロ−2,2,4−トリメチルキノリン)、N−イソプロピル−N'−フェニル、P−フェニレンジアミン、N−フェニル−1−ナフチルアミン、CASのNR。68411−46−1(酸化防止剤5057)および4,4−ビス(α、α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン(酸化防止剤KY405)である。
好ましい実施形態では、抗酸化物質はペンタエリスリトールテトラキス、[3−(3'、5'−ジ−tert−ブチル−4'−ヒドロキシフェニル)プロピオネート](イルガノックス1010ともよばれる)、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスフィット(イルガフォス168)またはこれらの混合物から選択される。
本発明の好ましい実施形態では、ポリマー組成物、好ましくはポリオレフィン組成物はフラフ(薄片)、綿毛、粉末またはペレットの形にするのが好ましい。
本明細書で使用する「フラフ(薄片)」という用語は、ループ反応器で製造された各粒子のコアに固体触媒粒子を有する粉末のポリマー材料を意味する。本明細書で使用する「樹脂」という用語は、ループ反応器で製造されたフラフ(薄片)と、それを後で溶融および/またはペレット化したポリマーの両方を意味する。
本明細書で使用する「ポリマー生成物」または「ポリマーペレット」という用語は、樹脂を例えば混合および/または押出機で、コンパウンディングおよび均質化して調製されるポリマー材料を意味する。好ましくは、ポリマー粒子は2ミリメートル以下、好ましくは1mm以下、より好ましくは100μm以下の平均粒径(D50)を有する。D50は粒子の体積50パーセントがD50よりも小さい大きさを有する粒子と定義される。粒子の平均寸法は好ましくは粒子の篩分けして評価される。あるいは、好ましくはCamsizerで光学的測定してサイズを測定することもできる。
本明細書で使用する「ポリマー粉末」という用語は、粉砕したポリマーフラフまたはリマーペレットを意味する。
好ましくは、ポリマー組成物は溶融温度より高い温度で処理すなわち溶融加工される。本発明の好ましい実施形態では、本発明方法の工程(c)はポリマー組成物の溶融温度より高い温度で行われる(「溶融加工工程」とよばれる)。好ましくは、工程(c)は、押出機中でポリマー組成物と共有結合でグラフトされた炭素質材料との混合物を押し出す工程を含む。
ポリマー組成物の溶融温度は、例えば示差走査熱量測定(DSC)で測定できまる。DSCはPerkin-Elmer社のPyris 1装置を用いて行うことができる。典型的なDSC実験では、試料を最初に200℃まで20℃/分の速度で加熱してポリマー組成物を完全に溶融してその熱機械履歴を除く。サンプルは3分間に200℃に保持した後、サンプルを20℃/分の速度で40℃まで冷却し、20℃/分で200℃に再び加熱する。第2回目の加熱工程で融解ピークの最大値に相当する溶融温度を測定する。加熱および冷却速度を較正するために使用される標準はインジウムである。一般に、そのポリマー組成物の溶融温度はポリマー組成物のそれと実質的に同じになることに留意されたい。
例えば溶融加工工程(c)は造粒(ペレタイズ)工程すなわちポリマー組成物を溶融押出しする工程にすることができる。また、工程(c)を繊維押出、フィルム押出、シート押出成形、パイプ押出、ブロー成形、回転成形、スラッシュ成形、射出成形、射出延伸ブロー成形、押出、熱成形から成る群の中から選択されるプロセスにすることもできる。最も好ましくは工程(c)は造粒、繊維押出、フィルム押出、シート押出および回転成形から成る群の中から選択されるプロセスにする。
本発明は、好ましくは押出成形にも関するものである。本明細書で使用する「押出し」または「押出し成形法」、「造粒」または「ペレット化」という用語は本明細書中では同義語として使用され、ペレット化後にポリマー樹脂を「ペレット」または「ポリマー生成物」に変換するプロセスを示す。このプロセスは好ましくは押出機中の一つまたは複数の回転スクリュー、ダイおよび押し出されたフィラメントをペレットに切断する手段が直列に接続された複数の機器で行われる。
好ましくは、ポリマー樹脂は供給スクリューまたはロータリーバルブを介して押出装置に供給し、計量装置を介して押出成形装置の少なくとも一つの供給帯域へ流れるのが好ましい。好ましくは、供給帯域に空気が入ってポリマーが分解するのを制限するために押出装置に窒素を送る。
ポリマー樹脂は押出機に供給された後、押出機のスクリュー回転に伴って搬送される。押出機中では高剪断力によって製品の温度が上昇する。ポリマー生成物は必要に応じて加えられる添加剤の存在下で溶融し、均質化し、混合される。押出機は押出機のバレルを加熱するための一つまたは複数の手段またはホットオイルユニットを加熱するためのジャケットを有することができる。押出機のスクリューはポリマー生成物が移動する手段の役目をすることができる。スクリュー形状はスクリューの回転速度に応じて決定できる。スクリューの回転数(rpm)で生成物の移動と押出機での圧力が決まる。スクリューミキサーのスクリューはモータ、好ましくは電気モーターで駆動できる。本発明の好ましい実施形態では、押出機は10〜2000rpm、例えば100〜1000rpm、例えば150〜300rpmのスクリュー回転速度を有する。
好ましくは、溶融し、均質化されたポリマー生成物は電気モータによって押出機端部のポンプで圧送し、加圧することができる。好ましくは、溶融したポリマー生成物からさらにフィルタによって濾過して不純物を除去してゲル量を減少させる。好ましくは、その後、生成物をペレタイザー内に設けたダイプレートを有するダイを通して押し出す。一つの実施形態では、その後、ダイプレートから出たポリマーは冷却水中へ送られ、水中でペレットペレタイザーで回転ナイフでカットされる。粒子は水で冷却され、更なる処理部に輸送され、例えばペレットが包装される。
好ましくは、ポリマー組成物はポリマー組成物の分解温度以下の温度で処理される。本明細書ではポリマー組成物の分解温度はポリマー組成物の通常の分解温度に等しい。本発明の好ましい実施形態ではこの温度は150〜300℃、好ましくは200〜250℃である。
本発明の第三の態様から、本発明は、本発明の第一の態様による方法によって得られた共有結合でグラフトされた炭素質材料と、本発明の第二の態様の方法によって得られるポリマー複合材料とを含む。
本発明はさらに、本発明の第一の態様による方法によって得られた共有結合でグラフトされた炭素質材料を含む成形品または本発明の第二の態様による方法によって得られるポリマー複合材料を含む成形品を含む。本発明の好ましい物品は繊維、フィルム、シート、回転成形物品、パイプ、人工関節、歯科用途、船舶、コンテナ、発泡体および射出成形品である。最も好ましい物品は繊維、フィルム、シートおよび回転成形物品である。
以下、共有結合でグラフトされた炭素質材料の製造方法の実施例を示す。
テスト方法
単色アルミニウムアノード(1486.6eV)を備えた分光計(THERMO Scientific K-Alpha spectromete)を用いてXPS分析を行った。X線源は12kVの電圧および0.8ミリアンペアの強度での特徴付けられる。スポットサイズは200μmである。チャージングエフェクトを回避するためにフラッドガン(非常に低いエネルギーの電子およびArイオン)を使用した。スペクトル全体にわたって一定のエネルギー分解能を確保するためにアナライザー(球状偏向アナライザ)は一定のパスエネルギー(CAE)で操作した。チャンバ内の圧力は10−8ミリバールにした。実験データはソフトウェアAvantageを用いて処理した。XPSの精度は約1%である。
4−ヒドロキシアニリン(実施例1〜2、17〜19)を用いたグラフト化では、酸素と窒素のスペクトルを分析し、ジアゾ形の窒素の割合を測定した。実施例1および2ではC−O結合の割合を測定した。
4−トリフルオロメチルアニリン(実施例3〜4、20〜74)を用いたグラフト化では、窒素、酸素およびフッ素のスペクトルを分析した。
4−カルボキシアニリン(実施例5〜6)を用いたグラフト化では、窒素および酸素のスペクトルを分析した。C(O)−O結合の割合を測定した。
4−アミノチオフェノール(実施例7〜8、75〜102)を用いたグラフト化では、窒素、酸素および硫黄のスペクトルを分析した。
3−アミノチオフェノール(実施例9〜10、103〜114)を用いたグラフト化では、窒素、酸素および硫黄のスペクトルを分析した。
4−ニトロアニリン(実施例11〜12)を用いたグラフト化では、窒素および酸素のスペクトルを分析し、ニトロ形の窒素の割合を測定した。
4−(1H−ピロール−1−イル)アニリン(実施例13〜14)を用いたグラフト化では、めに、窒素および酸素のスペクトルを分析した。
4−テトラデシルアニリン(実施例15)を用いたグラフト化では、窒素、酸素および炭素スペクトルを分析し、脂肪族炭素の割合を測定した。
4−ヘプタデカフルオロオクチルアニリン(実施例16)を用いたグラフト化では、窒素、酸素およびフッ素のスペクトルを分析した。
実施例に明示的に記載したOH、COおよびC(O)による物以外に、全ての実施例で追加の酸化は観察されなかった。
試料調製
全ての実施例はNanocyl社から市販の多層カーボンナノチューブ(Nanocyl(登録商標)NC7000(見掛け密度=50〜150キロ/メートル、平均凝集体サイズ=3、200〜500μm、炭素含有量=90重量%以上、平均壁数=5−15、外側平均径=10?15nm、長さ=0.1〜10μm)の20mgを用いて行った。実施例4ではNanocyl社から市販の二重壁ナノチューブ「Nanocyl(登録商標)NC2100」(炭素含量=90%以上、外側平均径=3.5nm、長さ=1〜10μm)でも実験した。二重壁ナノチューブでは多層ナノチューブに比べてF信号が4.0%から6.0%上昇した。
カーボンナノチューブを20mlのシンチレーションフラスコ(開口直径16mm)中に秤量し、反応物と任意成分の共反応物質とを加え、10.0mlの溶剤を使用して各成分を可溶化した。ジアゾニウム塩の生成を補助するために必要に応じて共溶剤を添加した。上記シンチレーションフラスコをIR放射線下(OSRAM 150 Watts IR lamp、距離=17センチメートル)に特定の時間、攪拌下(700rpm)に維持した。その後、得られたカーボンナノチューブを水で強力に洗浄し、続いてアセトン、次いでペンタンで洗浄した。
実施例1〜16
実施例1〜16での反応物、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤および共溶剤(過塩素酸)の量を[表1A]および[表1B]に示す。照射時間は60分で一定に維持し、反応物は市販の下記化合物リストの中から選択した:
4−ヒドロキシアニリン、
4−トリフルオロメチルアニリン、
4−カルボキシアニリン、
4−アミノチオフェノール、
4−チオアニリン、
3−アミノチオフェノール(3−チオアニリン)、
4−ニトロアニリン、
4−(1−Hピロール−1−イル)アニリン、
4−テトラデシルアニリン、
4−ヘプタデカフルオロオクチルアニリン。
[表1A]の溶剤は蒸留水、[表1B]の溶剤はアセトニトリルである。
例えば、実施例1、2のXSPデータは窒素の88%、94%がジアゾブリッジ形であることを示している。実施例11および12では窒素の80%がニトロ成分として測定された。実施例1および2の炭素のXPSスペクトルはC−O結合の強い寄与を示している。この寄与は実施例1では炭素の6%、実施例2では炭素の4%と推定できる(最大誤差2%)。
Figure 2016519045
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実施例17〜20
[表2]は実施例17〜20での反応物(4−ヒドロキシアニリン)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤および共溶剤(過塩素酸)の量を実施例1および2と比較して示してある。実施例17、18における照射時間は120分ではなく60分にした。実施例19の共溶剤は量は8.0×10-4モルではなく、1.6×10-3モルにした。実施例20での反応物の量は6.9×10-4モルではなく、13.2×10-4モルにした。実施例1,2および17〜20のXPSの特徴は酸素含有量が増加したことを示し、これは−OH基の増加と関連できる。
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実施例21
[表3]は実施例21での反応物(4−トリフルオロメチルアニリン)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤および共溶剤(過塩素酸)の量を、実施例3および4の共溶剤と比較して、示している。実施例21では蒸留水またはアセトニトリルエタノールの代わりにエタノールを使用した。
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実施例22〜28
[表4]は実施例22−28での反応物(4−トリフルオロメチルアニリン)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤(蒸留水)および共溶剤(過塩素酸)の量を、実施例3.と比較して、示している。共溶剤の量は8.0×10-5モルから2.4×10-3モルまで種々変えた。
Figure 2016519045
実施例29〜34
[表5]は実施例29〜34での反応物(4−トリフルオロメチルアニリン)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤(アセトニトリル)および共溶剤(過塩素酸)の量を、実施例4の量と比較して、示している。共溶剤の量は1.6×10-4モルから2.4×10-3モルまで種々変えた。
実施例35〜40
[表6]は実施例35〜40での反応物(4−トリフルオロメチルアニリン)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤(エタノール)および共溶剤(過塩素酸)の量を、実施例21と比較して、示している。共溶剤の量は1.6×10-4モルから2.4×10-3モルまで種々変えた。
実施例41〜47
[表7]は実施例41〜47での反応物(4−トリフルオロメチルアニリン)、共反応物、溶剤および共溶剤の量を、実施例3,4および21と比較して、示している。共反応物質は亜硝酸ナトリウムまたは亜硝酸イソアミルであり、溶剤は蒸留水、アセトニトリルまたはエタノールであり、共溶剤は過塩素酸、水酸化ナトリウムまたは無しにした。
Figure 2016519045
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実施例48〜73
[表8A]、[表8B]、[表8C]、[表8D]、[表8E]、[表8F]、[表8G]および[表8F]は実施例48〜73での共反応物(亜硝酸ナトリウム)および共溶剤(過塩素酸)の量およびの照射時間を実施例3、23および26と比較して示している。反応物は6.9×10-4モルの4−トリフルオロメチルアニリン、溶剤は10.0mlの蒸留水である。
[表8A]は6.6×10-4モルの共反応(亜硝酸ナトリウム)と、1.6×10-4モルの共溶剤(過塩素酸)で照射時間を20〜120分に変えた場合を示している。
[表8B]は6.6×10-4モルの共反応(亜硝酸ナトリウム)と、8.0×10-4モルの共溶剤(過塩素酸)で照射時間を20〜240分に変えた場合を示している。
[表8C]は6.6×10-4モルの共反応(亜硝酸ナトリウム)と、1.6×10-3モルの共溶剤(過塩素酸)で照射時間を20〜240分に変えた場合を示している。
[表8D]は1.3×10-3モルの共反応(亜硝酸ナトリウム)と、8.0×10-4モルの共溶剤(過塩素酸)で照射時間を20〜120分に変えた場合を示している。


[表8E]は1.3×10-3モルの共反応(亜硝酸ナトリウム)と、1.6×10-3モルの共溶剤(過塩素酸)で照射時間を20〜120分に変えた場合を示している。
[表8F]は2.0×10-3モルの共反応(亜硝酸ナトリウム)と、1.6×10-3モルの共溶剤(過塩素酸)で照射時間を20〜120分に変えた場合を示している。
[表8G]は2.0×10-3モルの共反応(亜硝酸ナトリウム)と、2.4×10-3モルの共溶剤(過塩素酸)で照射時間を20〜120分に変えた場合を示している。
Figure 2016519045
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実施例74〜76
[表9]は実施例74〜76での反応物(4−トリフルオロメチルアニリン)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤(アセトニトリル)および共溶剤(過塩素酸)の量およびの照射時間を実施例4の場合と比較して示している。溶剤はアセトニトリルであり、照射時間は20〜120分で変えた。
Figure 2016519045
実施例77〜79
[表10]は実施例77〜79での反応物(4−トリフルオロメチルアニリン)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤(アセトニトリル)、および共溶剤(過塩素酸)の量およびの照射時間を実施例21と比較して示している。溶剤はエタノールであり、照射時間は20〜120分で変えた。
Figure 2016519045
実施例80〜81
[表11]は実施例80−81での反応物(4−トリフルオロメチルアニリン)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤(蒸留水)および共溶剤(過塩素酸)の量を実施例3と比較して示している。反応物質(4−トリフルオロメチルアニリン)の量は6.9×10-4モルから1.37×10-3モルで変えた。
Figure 2016519045
実施例82
[表12]は実施例82での反応物(4−アミノチオフェノール)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤および共溶剤(過塩素酸)の量を実施例7、8と比較して示している。実施例82では溶剤としてピリジンを使用した。
Figure 2016519045
実施例83〜87
[表13]は実施例83〜87での反応物(4−アミノチオフェノール)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤(蒸留水)および共溶剤(過塩素酸)の量を実施例7と比較して示してある。反応物(4−アミノチオフェノール)の量は6.9×10-4から2.76×10モル-3モル、照射時間は60〜120分の間で変えた。
Figure 2016519045
実施例88〜94
[表14]は実施例88〜94での反応物(4−アミノチオフェノール)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤(アセトニトリル)および共溶剤(過塩素酸)の量を実施例8の量と比較して示している。反応物(4−アミノチオフェノール)の量は1.9×10-4モルから2.76×10-3モルまで変え、照射時間は60〜120分の間で変えた。
Figure 2016519045
実施例95〜99
[表15]は実施例95〜99での反応物(4−アミノチオフェノール)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤(アセトニトリル)および共溶剤(過塩素酸)の量を実施例8の量と比較して示している。反応物(4−アミノチオフェノール))の量は6.9×10-4モルから2.76×10-3モルで変え、共溶剤(過塩素酸)の量は8.0×10-4モルから3.2×10-3モルで変えた。
Figure 2016519045
実施例100〜109
[表16]は実施例100〜109での反応物(4−アミノチオフェノール)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤および共溶剤(過塩素酸)の量を示す。溶剤は蒸留水、アセトニトリルおよびエタノールとし、照射時間は20?120分の間で変えた。共溶剤(過塩素酸)の量は1.2×10-3モルである。
Figure 2016519045
実施例110〜113
[表11]は実施例110〜113での反応物(3−アミノチオフェノール)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤(蒸留水)および共溶剤(過塩素酸)の量を示す。共溶剤(過塩素酸)の量は8.0×10-4モルから1.6×10-3モルで変え、照射時間は20〜120分の間で変えた。溶剤は蒸留水である。
Figure 2016519045
実施例114〜117
[表18]は実施例114〜117での反応物(3−アミノチオフェノール)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤(アセトニトリル)および共溶剤(過塩素酸)の量を実施例10と比較して示している。共溶剤(過塩素酸)の量は8.0×10-4モルから1.6×10-3モルで変え、照射時間は20〜120分の間で変えた。溶剤はアセトニトリルである。
Figure 2016519045
実施例118〜121
[表19]は実施例118〜121での反応物(3−アミノチオフェノール)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤(エタノール)および共溶剤(過塩素酸)の量を示す。照射時間は20〜120分の間で変えた。溶剤はエタノールである。
Figure 2016519045
実施例122
ナノチューブの前処理
20mlのシンチレーションフラスコ(開口径16mm)中に100mgのNC7000 MWNTナノチューブ(Nanocyl)を秤量し、10mlの硫酸(98%)と硝酸(70%)の3/1混合物を加えた。この混合物を攪拌(700rpm)し、30分間にIR照射下に維持した。得られたカーボンナノチューブは中性pHとなるまで蒸留水で強力に洗浄した。

Claims (16)

  1. 以下の(a)〜(d)の工程を含む共有結合でグラフトされた炭素質材料の製造方法:
    (a)炭素質材料を用意し、
    (b)少なくとも一つの反応物質を用意し、
    (c)上記の反応物質と炭素質材料とを混合して混合物を作り、
    (d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射して
    共有結合的にグラフトされた炭素質材料を得る。
  2. 上記炭素質材料がカーボンナノチューブ、フラーレン、カーボンブラック、ナノグラフェン(nanographene)およびナノグラファイトから成る群の中から選択される請求項1に記載の方法。
  3. 上記炭素材料がカーボンナノチューブから成り、好ましくは上記炭素質材料が多層カーボンナノチューブから成る請求項1または2に記載の方法。
  4. 上記反応物がR1−NH2、R2−CH=CH2、R3−Si(R43、(R5 )3−SiOR6、R7−N+≡NX-1、ラクチド、ポリラクチド、好ましくは上記反応物がR1−NH2又はR7−N+≡NX-1から成る群の中から選択される請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法、
    (ここで、
    1はC6-10アリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール−C1-6アルキルおよびC1-6アルキルC6-10アリールからなる群の中から選択され、このR1は必要に応じて一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、この置換基は−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンから成る群の中からそれぞれ独立して選択され、
    2はC1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキルおよびC1-6アルキルおよびC6-10アリールからなる群の中から選択され、このR2は必要に応じて一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、この置換基は−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンから成る群の中からそれぞれ独立して選択され、
    3はC1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキルおよびC1-6アルキルおよびC6-10アリールからなる群の中から選択され、このR2は必要に応じて一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、この置換基は−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンから成る群の中からそれぞれ独立して選択され、
    4は一つまたは複数の置換基で置換されていてもよいC1-6アルキルから選択され、この置換基は−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリールC6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンからなる群の中から互いに独立して選択され、
    5はC1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキルおよびC1-6アルキルC6-10アリールから成る群の中から互いに独立して選択され、このR5は必要に応じて一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、この置換基は−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキル、C6-10アリール、水素およびハロゲンから成る群の中からそれぞれ独立選択され、
    6は一つまたは複数の置換基で置換されていてもよいC1-6アルキルであり、この置換基は、−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-ioアリールC1-6アルキル1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンから成る群の中からそれぞれ独立選択され、
    7はC1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキルおよびC1-6アルキルC6-10アリールから成る群の中から互いに独立して選択され、このR7は必要に応じて一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、この置換基は−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンから成る群の中からそれぞれ独立選択され、
    Xは有機または無機のアニオン、好ましくはハロゲンまたはテトラフルオロボレートである)
  5. 上記反応物が置換されたアニリン、アニリン、ジアゾニウム塩、第一級脂肪族アミン、スチレンおよびラクチドから成る群の中から選択される請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 上記反応物が置換されたアニリン、好ましくは上記反応物が下記の式(I)の化合物である請求項1〜5のいずれかに記載の方法:
    Figure 2016519045
    (ここで、各R11は水素、ハロゲンまたは−NO2であるか、−OH、ハロC1-10アルキル、−C(O)OH、−SH、ヘテロアリール、C1-24アルキルC2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキル、C6-10アリールから成る群の中から互いに独立して選択される基であり、これらの基はハロゲンまたはC1-10アルキルからそれぞれ独立して選択される一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、nは1、2、3、4または5の整数である)
  7. 上記反応物が下記の式(II)または(III)、好ましくは式(II)の化合物である請求項1?6のいずれかに記載の方法:
    Figure 2016519045
    (ここで、
    11は水素、ハロゲンまたは−NO2であるか、−OH、ハロC1-10アルキル、−C(O)OH、−SH、ヘテロアリール、C1-24アルキルC2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキル、C6-10アリールから成る群の中から互いに独立して選択される基であり、これらの基はハロゲンまたはC1-10アルキルからそれぞれ独立して選択される一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、
    12は水素、ハロゲンまたは−NO2であるか、−OH、ハロC1-10アルキル、−C(O)OH、−SH、ヘテロアリール、C1-24アルキルC2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキル、C6-10アリールから成る群の中から互いに独立して選択される基であり、これらの基はハロゲンまたはC1-10アルキルからそれぞれ独立して選択される一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、
    式中のnは1、2、3、または4から選択される整数である)
  8. 上記IR放射が少なくとも0.75μmかつ最大で3.00μm、好ましくは約1.50μmの波長を有する請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 上記工程(d)の継続時間が少なくとも10分且つ最大で240分、好ましくは少なくとも20分かつ最大で180分、好ましくは少なくとも40分且つ最大で120分、例えば約60分間である請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 上記工程(c)が炭素質材料と共反応物質とを混合する工程をさらに含み、好ましくは、上記共反応物が亜硝酸塩であり、好ましくは上記共反応物が亜硝酸ナトリウムまたは亜硝酸イソアミルである請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 上記工程(c)が炭素質材料を液体または気体の溶剤、好ましくは液体の溶剤と混合する工程をさらに含む請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 上記溶剤が水、アセトニトリル、エタノール、ピリジン、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、窒素、アルゴンおよびヘリウムから成る群の中から選択され、好ましくは溶剤が水、アセトニトリル、エタノールおよびピリジンから成る群の中から選択される請求項11に記載の方法。
  13. 上記工程(c)が上記炭素質材料を共溶剤の液体または気体の共溶剤、好ましくは気体の共溶剤と混合する工程をさらに含み、共溶剤が有機または無機の酸である請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 下記の(a)〜(c)の工程を含むポリマー複合材料の製造方法:
    (a)少なくとも1種のポリマー、好ましくはポリエチレンまたはポリプロピレンから成る少なくとも1種のポリオレフィンを含むポリマー組成物を用意し、
    (b)請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法で製造した共有結合でグラフトされた炭素質材料を、ポリマー複合材料の総重量に対して少なくとも0.001重量%の量で用意し、
    (c)上記のポリマー組成物に上記の共有結合でグラフトされた炭素質材料をブレンドしてポリマー複合材料を得る。
  15. 請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法で得られる共有結合でグラフトされた炭素質材料。
  16. 請求項14に記載の方法によって得られるポリマー複合材料。
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