JP2016519045A - 炭素質材料を共有結合でグラフトする方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(a)〜(d)の工程を含む:(a)炭素質材料を用意し、(B)少なくとも一つの反応物を用意し、(c)上記の反応物と炭素質材料とを混合して混合物を作り、(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射して共有結合でグラフトされた炭素質材料を得る。
Description
本発明の他の目的は、共有結合でグラフトされた炭素質材料を含むナノコンポジットを製造するための改善された方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、工業的に実現可能な実験条件下で行うことができる共有結合でグラフトされた炭素質材料の製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、工業的に実現可能な実験条件下で行うことができる共有結合でグラフトされた炭素質材料を含むナノコンポジットを製造する方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、共有結合的にグラフトされた炭素質材料を大量製造することができる方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、共有結合でグラフトされた炭素質材料を含むナノコンポジットを大量製造することができる方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、均質にグラフトできる共有結合でグラフトされた炭素質材料を含むナノコンポジットの製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、共有結合でグラフトされた炭素質材料を効率的かつ優れた費用対効果で製造する方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、共有結合でグラフトされた炭素質材料を含むナノコンポジットを効率的かつ優れた費用対効果で製造する方法を提供することにある。
驚くべきことに、反応物(およびオプションとしての共反応物、溶剤および/または共溶剤)を選択し、IRを照射することによって、化学官能基を炭素質材料により良く共有結合グラフトできるということを本発明者達は見い出した。
本発明者達はさらに、本発明方法は短時間反応であることを発見した。
本発明者達はさらに、本発明方法は穏やか且つ手安全な実験条件下で行うことができるということも発見した。
本発明者達はさらに、本発明方法はグラフトのための非常に効率的な方法を提供するということを発見した。
本発明者達はさらに、本発明方法は選択的グラフト方法を提供するということを発見した。
本発明者達はさらに、本発明方法はカーボンナノチューブのような炭素質材料の短縮化(shortening)を防止することができることを発見した。
本発明者達はさらに、試料の表面に限定される電気化学的グラフト反応方法とは違って、試料の大容積にグラフトすることができる方法を本発明方法は提供するということを発見した。
(a)炭素質材料を用意し、
(B)少なくとも一つの反応物を用意し、
(c)上記反応物質と炭素質材料とを混合して混合物を作り、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射をし、
それによって共有結合でグラフトされた炭素質材料を得る。
(a)少なくとも1種のポリマー、好ましくはポリエチレンまたはポリプロピレンを含む少なくとも1種のポリオレフィンを含むポリマー組成物を用意し、
(b)本発明の第一の態様による製造方法で製造した共有結合でグラフトされた炭素質材料を、ポリマー複合材料の総重量に対して少なくとも0.001重量%の比率で用意し、
(c)上記の共有結合でグラフトされた炭素質材料と上記ポリマー組成物とをブレンドしてポリマー複合材料を得る。
本発明の第4の態様から、本発明は本発明の第二の態様による製造方法手得られたポリマー複合材料を含む。
以下、本発明の異なる態様をより詳細に定義、説明するが、特にことわらない限り、定義した各態様は任意の他の観点または態様と組み合わせることができる。特に、好ましいまたは有利であるとして示した任意の特徴は、好ましいまたは有利であるとして示した任意の他の特徴または特徴と組み合わせることができる。
本明細書で使用する「成る」「構成される」「含む」という用語は「含む」、「含んでいる」または「含有する」と同義であり、オープンエンドであり、追加的な成分、部材、要素、方法または工程を含む場合を排除するものではない。「成る」「構成される」「含む」には「のみから成る」、「のみから構成される」および「のみで構成される」が含まれる。
本明細書で使用する「1〜20個の炭素原子を有するヒドロカルボキシ」という用語は式ヒドロカルビル−O−を有する単位を有し、ヒドロカルビルが1〜20個の炭素原子を有する炭化水素である基を意味する。好ましいヒドロカルビル基はアルキルオキシ、アルケニルオキシ、シクロアルキルオキシまたはアラルコキシから成る群の中から選択される。
本明細書で引用する全ての参考文献の内容はその全体を本明細書で援用したものとする。特に、本明細書で具体的に言及した全て参考文献の教示は本願明細書の一部を成す。
(a)炭素質材料を用意し、
(b)少なくとも一つの反応物質を用意し、
(c)上記の反応物質と炭素質材料とを混合して混合物を作り、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射して
共有結合的にグラフトされた炭素質材料を得る。
好ましい実施形態では、炭素質材料はカーボンナノチューブからなり、より好ましい炭素質材料は多層カーボンナノチューブから成る。
(a)炭素質材料を用意し、
(b)少なくとも一つの反応物質を用意し、
(c)上記の反応物質と炭素質材料とを混合して混合物を作り、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射して
共有結合的にグラフトされた炭素質材料を得る。
(2)熱分解炭素成分を除去する(一般的には酸化または還元のいずれかの方法をベースにした方法で除去する)
単一壁であるか、多重壁であるかには無関係に、ナノチューブはその外径またはその長さまたはこれらの両方によって特徴づけることができる。
好ましくは、単層ナノチューブはその外径が少なくとも0.5ナノメートル、より好ましくは少なくとも1.0ナノメートル、最も好ましくは少なくとも2.0ナノメートルであることによって特徴付けられる。その外径は50nm以下、より好ましくは30nm以下、最も好ましくは10nm以下であるのが好ましい。いくつかの実施形態では、その外径は0.5nm以上かつ50nm以下、例えば少なくとも1.0nmかつ30ナノメートル以下、例えば少なくとも2.0nmかつ10nm以下である。単層ナノチューブの長さは少なくとも0.1μm、より好ましくは少なくとも1.0μmであるのが好ましい。その長さは50μm以下、より好ましくは25μm以下であるのが好ましい。いくつかの実施形態では、その長さは少なくとも0.1μmかつ50ナノメートル以下、例えば少なくとも1.0nmかつ25nm以下である。
Xは有機または無機のアニオン、好ましくはハロゲンまたはテトラフルオロボレートである。
(a)炭素質材料、例えばカーボンナノチューブを用意し、
(B)少なくとも一つの反応物質を用意し、
(c)上記の反応物質と炭素質材料とを混合して混合物を作り、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射して、共有結合でグラフトされた炭素質材料を得る。
上記反応物はR1−NH2、R2−CH=CH2、R3−Si(OR4)3、(R5)3−SiR6およびR7−N+≡NX-、ラクチド、ポリラクチドから成る群の中から選択され、好ましくは、反応物はR1−NH2またはR7−N+≡NX-であり、
R1はC6-10アリール、C2-24アルケニル、C6-10アリールC1-6アルキルおよびC1-6アルキルC6-10アリールからなる群の中から選択され、R1は必要に応じて1つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、各置換基は−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンから成る群の中からそれぞれ独立して選択され、
R2はC1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキルおよびC1-6アルキルC6-10アリールからなる群の中から選択され、R2は必要に応じて1つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、各置換基は−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンから成る群の中からそれぞれ独立して選択され、
R3はC1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキルおよびC1-6アルキルC6-10アリールからなる群の中から選択され、R3は必要に応じて1つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、各置換基は−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンから成る群の中からそれぞれ独立して選択され、
R4はC1-6アルキルから独立して選択され、この基は必要に応じて1つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、各置換基は−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンから成る群の中からそれぞれ独立して選択され、
各R5はC1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリールC1-6アルキルおよびC1-6アルキルC6-10アリールからなる群の中から選択され、R5は必要に応じて1つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、各置換基は−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンから成る群の中からそれぞれ独立して選択され、
R6は必要に応じて一つまたは複数の置換基で置換されていてもよいC1-6アルキルであり、この置換基は−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンからなる群の中から選択され、
R7はC1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキルおよびC1-6アルキル、C6-10アリールからなる群の中から選択され、R7は必要に応じて一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、この置換基は−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンから成る群の中からそれぞれ独立して選択され、
Xは、有機または無機のアニオン、好ましくはハロゲンまたはテトラフルオロボレートである)
(a)カーボンナノチューブを用意し、
(B)R1−NH2、R2−CH=CH2、R3−Si(OR4)3、(R5)3−SiOR6およびR7−N+≡NX-、ラクチド、ポリラクチドからなる群の中から選択される少なくとも1つの反応体を用意し、この反応物は好ましくはR1−NH2またはR7−N+≡NX-であり、反応物は例えばR1−NH2であり、反応体は例えばR7−N+≡NX−であり、ここで、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびXは上記定義と同じ意味し、
(c)上記の反応物質とカーボンナノチューブとを混合して混合物を作り、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射して、共有結合グラフトされたカーボンナノチューブを得る。
この好ましい実施形態では、反応物は置換されたアニリン、アニリン、ジアゾニウム塩、第一級脂肪族アミン、スチレン、ラクチドおよびポリ乳酸(PLA)から成る群の中から選択される。
いくつかの実施形態では、反応物はL−ラクチド、D−ラクチド、エナンチオマーラクチドからなる群から選択されるラクチドであり、好ましくはラクチドはL−ラクチドである。
(a)カーボンナノチューブを用意し、
(b)置換アニリン、アニリン、ジアゾニウム塩、第一級脂肪族アミン、スチレン、ラクチドおよびポリ乳酸からなる群の中から選択される少なくとも1つの反応物を用意し、
(c)上記の反応物とカーボンナノチューブとを混合して混合物を作り、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射して、共有結合グラフトされたカーボンナノチューブを得る。
各R11は水素、ハロゲンまたは−NO2であるか、−OH、ハロC1-10アルキル、CF3−(CY2)Z−(ここで、YはHまたはFであり、zは0、1、2、3、4、5、6、7、8または9から選択される整数)、C(O)OH、−SH、ヘテロアリール(例えばピロリル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、テトラゾリル、オキサ、チアトリアゾリル、ピリジニル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、オキサジニル、ジオキシニル、チアジニル、トリアジニル、好ましいヘテロアリールはピロリル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、オキサ、ピリジニル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、より好ましくはピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリジニル、ピリミジル、ピラジニル、さらにより好ましくはピロリルから選択される)、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリールから成る群の中から独立して選択される基であり、各基は一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、この置換基はハロゲン(例えばフッ素)またはC1-6アルキルそれぞれ独立して選択され、nは1、2、3、4または5から選択される整数でなり、好ましくは1,2または3であり、さらに好ましくは1または2である。)
R11は水素、ハロゲンまたは−NO2であるか、−OH、ハロC1-10アルキル(例えばCF3−(CY2)Z−、ここで、YはHまたはFであり、Zは0、1、2、3、4、5、6、7、8または9から選択される整数)、−C(O)OH、−SH、ヘテロアリール(例えばピロリル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、オキサ、ピリジニル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、より好ましくはピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリジニル、ピリミジル、ピラジニル、さらにより好ましくはピロリル)、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリールから成る群の中から選択される基であり、これらの各基は必要に応じて一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、この置換基はハロゲン(例えば、フッ素等)またはC1-6アルキルであり、
各R12は水素、ハロゲンまたは−NO2であるか、−OH、ハロC1-10アルキル(例えばCF3−(CY2)Z−、ここで、YはHまたはFであり、Zは0、1、2、3、4、5、6、7、8または9から選択される整数)、−C(O)OH、−SH、ヘテロアリール(例えば、ピロリル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、オキサ、ピリジニル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、より好ましくはピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリジニル、ピリミジル、ピラジニル、さらにより好ましくはピロリル)、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリールから成る群の中から選択される基であり、これらの各基は必要に応じて一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、この置換基はハロゲン(例えば、フッ素等)またはC1-6アルキルであり、各R12は独立して水素、ハロゲン、ハロC1-10アルキルまたはC1-24アルキルであり、R12は水素であるのが好ましく、
nは1、2、3、または4、好ましくは1,2または3、さらに好ましくは1または2から選択される整数であり、より好ましくは1である)
(a)炭素質材料を用意し、
(B)式(I)、(II)または(III)からなる群の中から選択される化合物、ラクチドおよびポリ乳酸からなる群の中から選択される少なくとも1つの反応物を用意し、
(c)上記の反応物と炭素質材料とを混合して混合物を作り、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射して、共有結合でグラフトされた炭素質材料を得る。
(a)カーボンナノチューブを用意し、
(B)式(I)、(II)または(III)なる群の中から選択される化合物、ラクチドおよびポリ乳酸からなる群の中から選択される少なくとも1つの反応物を用意し、
(c)上記の反応物とカーボンナノチューブとを混合して混合物を作り、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射して、共有結合グラフトされたカーボンナノチューブを得る。
(a)カーボンナノチューブを用意し、
(b)上記実施形態のいずれかに記載の少なくとも一つの反応物を用意し、この反応物は炭素材料の重量と比較して少なくとも0.001モル/g、好ましくは少なくとも0.002モル/g、好ましくは少なくとも0.005モル/g、好ましくは少なくとも0.010モル/gであり、好ましくは少なくとも0.020モル/g、好ましくは少なくとも0.050モル/gの量で存在し、例えば少なくとも0.100モル/gであり、
(c)上記の反応物とカーボンナノチューブとを混合して混合物とし、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射して、共有結合グラフトされたカーボンナノチューブを得る。
(a)カーボンナノチューブを用意し、
(b)上記実施形態のいずれかに記載の少なくとも一つの反応物を用意し、この反応物の量は少なくとも1.0当量/C、好ましくは少なくとも2.0当量/C、好ましくは少なくとも3.0当量/C、好ましくは少なくとも3.5当量/C、好ましくは少なくとも3.8当量/C、好ましくは少なくとも3.9当量/C、好ましくは約4.0当量/Cとし、
(c)上記の反応物とカーボンナノチューブとを混合して混合物を作り、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射して、共有結合グラフトされたカーボンナノチューブを得る。
(a)カーボンナノチューブを用意し、
(b)上記実施形態のいずれかに記載の少なくとも一つの反応物を用意し、
(c)上記の反応物とカーボンナノチューブとを混合して混合物を作り、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射して、共有結合グラフトされたカーボンナノチューブを得る、
を含む共有結合でグラフトされたカーボンナノチューブの製造方法であって、上記工程(c)がカーボンナノチューブを少なくとも一つの共反応物と混合することをさらに含み、この反応物は亜硝酸塩であり、好ましくは亜硝酸ナトリウムまたは亜硝酸イソアミルである方法に関するものである。
好ましい実施形態では、工程(c)が炭素質材料を液体または気体の溶剤、好ましくは液体溶剤と混合する工程をさらに含む。
(a)炭素質材料を用意し、
(B)上記実施形態のいずれかに記載の少なくとも一つの反応物を用意し、
(C1)の反応で炭素質材料とを混合することにより混合物を得ます。
(C2)任意工程として、炭素質材料を上記の少なくとも一つの共反応物と混合し、この共反応物は好ましくは亜硝酸塩であり、好ましくは亜硝酸ナトリウムまたは亜硝酸イソアミルであり、
(C3)炭素質材料を液体または気体の溶剤とを混合し、好ましくは液体の溶剤と混合し、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射して、共有結合でグラフトされた炭素質材料を得る。
(a)カーボンナノチューブを用意し、
(b)上記実施形態のいずれかに記載の少なくとも一つの反応物を用意し、
(C1)上記の反応物とカーボンナノチューブとを混合して混合物とし、
(C2)上記カーボンナノチューブを少なくとも一つの共反応物とを混合し、この共反応物は亜硝酸塩であり、好ましくは亜硝酸ナトリウムまたは亜硝酸イソアミルであり、
(C3)上記カーボンナノチューブを液体または気体の溶剤、好ましくは液体の溶剤と混合し、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下に照射して、共有結合グラフトされたカーボンナノチューブを得る。
一実施形態では、溶剤は気体の溶剤であり、気体は例えばN2、Ar、Heから成る群の中から選択される。
(a)炭素質材料を用意し、
(B)上記実施形態のいずれかに記載の少なくとも一つの反応物を用意し、
(C1)上記反応物を炭素質材料と混合して混合物とし、
(C2)任意工程として、上記の炭素質材料を少なくとも一種の共反応物と混合し、この共反応物は好ましくは亜硝酸塩であり、好ましくは共反応物は亜硝酸ナトリウムまたは亜硝酸イソアミルであり、
(C3)任意工程として、上記炭素質材料を液体または気体の溶剤、好ましくは液体の溶剤と混合し、この溶剤を水、アセトニトリル、エタノール、ピリジン、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、窒素、アルゴンおよびヘリウムから成る群の中から選択し、好ましくは溶剤を水、アセトニトリル、エタノール、ピリジンから成る群の中から選択し、さらに好ましくは溶剤として水を選択し、
(C4)炭素質物質を液体または気体の共溶剤、好ましくは液体の共溶剤と混合し、この共溶剤は有機または無機酸であり、好ましく共溶剤を過塩素酸、塩酸および水酸化ナトリウムから選択し、より好ましくは共溶剤を過塩素酸および塩酸から選択し、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下に照射して、共有結合でグラフトされた炭素質材料を得る。
(a)カーボンナノチューブを用意し、
(B)上記実施形態のいずれかに記載の少なくとも一つの反応物を用意し、
(C1)上記反応物とカーボンナノチューブとを混合して混合物とし、
(C)任意工程として、カーボンナノチューブと上記の少なくとも一つの共反応物と混合し、共反応物は好ましくは亜硝酸塩であり、好ましくは共反応物は亜硝酸ナトリウムまたは亜硝酸イソアミルであり、
(C3)任意工程として、カーボンナノチューブを液体または気体状溶剤、好ましくは液体の溶剤と混合し、好ましくは溶剤を水、アセトニトリル、エタノール、ピリジン、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、窒素、アルゴン、ヘリウムから成る群の中から選択し、より好ましくは溶剤を水、アセトニトリル、エタノール、ピリジンから成る群の中から選択し、さらに好ましくは溶剤を水とし、
(C4)カーボンナノチューブを液体または気体の共溶剤、好ましくは液体の共溶剤と混合し、共溶剤は好ましくは有機または無機酸であり、より好ましくは過塩素酸、塩酸および水酸化ナトリウムから選択し、例えば共溶剤は過塩素酸および塩酸から選択し、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射て、共有結合グラフトされたカーボンナノチューブを得る。
一つの実施形態では、上記の酸前駆体の量は炭素質材料の表面C原子数、好ましくはカーボンナノチューブの表面C原子数によって正規化される。CNTの表面C原子数は上記方法で測定することができる。
(a)炭素質材料を用意し、
(B)上記実施形態のいずれかに記載の少なくとも一つの反応物を用意し、
(C1)炭素質材料を上記反応物と混合して混合物を作り、
(C2)任意工程として、炭素質材料を上記の少なくとも一つの共反応物と混合し、この共反応物は好ましくは亜硝酸塩であり、好ましくは共反応物は亜硝酸ナトリウムまたは亜硝酸イソアミルであり、
(C3)任意工程として、炭素質材料を液体または気体の溶剤と混合し、好ましくは液体の溶剤と混合し、この溶剤を水、アセトニトリル、エタノール、ピリジン、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、窒素、アルゴンおよびヘリウムから成る群の中から選択し、好ましくは溶剤を水、アセトニトリル、エタノールおよびピリジンから成る群の中から選択し、好ましくは溶剤を水とし、
(C4)任意工程として、炭素質材料を液体または気体の共溶剤、好ましくは液体の共溶剤と混合し、好ましくは共溶剤は共溶剤は有機または無機酸であり、より好ましくは過塩素酸、塩酸、水酸化ナトリウムから選択し、例えば共溶剤は過塩素酸および塩酸から選択し,
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射し、このIR放射は少なくとも0.75μmの波長を有し、IR放射は好ましくは3.00μm以下の波長を有し、好ましくは少なくとも1.00μmかつ2.00μm以下、例えば約1.50μmの波長を有し、
これによって共有結合でグラフトされた炭素質材料を得る。
(a)カーボンナノチューブを用意し、
(b)上記実施形態のいずれかに記載の少なくとも一つの反応物を用意し、
(C1)上記反応物とカーボンナノチューブとを混合して混合物とし、
(C2)任意工程として、カーボンナノチューブを上記の少なくとも一つの共反応物と混合し、この共反応物は好ましくは亜硝酸塩であり、好ましくは共反応物は亜硝酸ナトリウムまたは亜硝酸イソアミルであり、
(C3)任意工程として、カーボンナノチューブを液体または気体状溶剤、好ましくは液体の溶剤と混合し、この溶剤は水、アセトニトリル、エタノール、ピリジン、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、窒素、アルゴンおよびヘリウムから成る群の中から選択し、好ましくは溶剤を水、アセトニトリル、エタノール、ピリジンから成る群の中から選択し、さらに好ましくは溶剤を水にし、
(C4)任意工程として、カーボンナノチューブを液体または気体の共溶剤、好ましくは液体の共溶剤と混合し、好ましく共溶剤は有機または無機酸であり、より好ましくは共溶剤は過塩素酸、塩酸、水酸化ナトリウムから選択し、例えば共溶剤は過塩素酸および塩酸から選択し、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射し、このIR放射は少なくとも0.75μmの波長を有し。好ましくはIR放射は3.00μm以下の波長を有し、好ましくは少なくとも1.00μm且つ2.00μm以下、例えば約1.50μmの波長を有し、
それによって共有結合グラフトされたカーボンナノチューブを得る。
(a)少なくとも1種のポリマー、好ましくはポリエチレンまたはポリプロピレンを含む少なくとも1つのポリオレフィンを含むポリマー組成物を用意し、
(b)ポリマー複合材料の総重量に対して少なくとも0.001重量%の本発明方法で得た共有結合グラフトした炭素質材料を製造し、
(c)上記の共有結合グラフトした炭素質材料に上記ポリマー組成物に配合(ブレンド)してポリマー複合材料を得る。
一つの実施形態では、本発明のポリマー複合材料は少なくとも一つのポリオレフィン組成物を含む。
バイモーダルまたはマルチモーダルなポリオレフィン組成物は2つ以上の単峰型ポリオレフィンを物理的または化学的にブレンドしたものでもよい。
(Ar)2MQ2 (I)
R101(AR)2MQ2 (II)
(ここで、
式(I)のメタロセンは非ブリッジメタロセンであり、式(II)のメタロセンはブリッジしたメタロセンであり、
式(I)または(II)に記載のメタロセンはMに結合した互いに同じでも異なっていてもよい2つのArを有し、
Arは芳香環の環、基または単位であり、各Arは独立してシクロペンタジエニル、インデニル、テトラヒドロまたはフルオレニルからなる群の中から選択され、各基は必要に応じて一つまたは複数の置換基で互いに独立して置換されていてもよく、各置換基はハロゲン、ヒドロシリル、SiR102 3基から成る群の中から選択され、R102は1〜20個の炭素原子を有するヒドロカルビルおよび必要に応じてB、Si、S、O、F、CIおよびPからなる群の中から選択される1つまたは複数の原子を含んでいてもよい1〜20個の炭素原子を有するヒドロカルビルであり、
Mはチタン、ジルコニウム、ハフニウムおよびバナジウムからなる群の中から選択される遷移金属で、好ましくはジルコニウムであり、
各Qはハロゲンおよび1〜20個の炭素原子を有するヒドロビルおよび必要に応じてB、Si、S、O、F、ClおよびPからなる群の中から選択される1つまたは複数の原子を含んでいてもよい1〜20個の炭素原子を有するヒドロカルビルからなる群の中から独立して選択される。
[−NH−(CH2)n−C(=O)−]X
[−NH−(CH2)m−NH−C(=O)−(CH2)n−C(=)−]X
(ここで、mとnは1〜20の整数から互いに独立して選択される)
[−C(=O)−C6H4−C(=O)O−(CH2−CH2)n−O−]X
(ここで、nは1〜10の整数で、好ましい値は1または2である)
本発明の好ましい実施形態では、ポリマー組成物、好ましくはポリオレフィン組成物はフラフ(薄片)、綿毛、粉末またはペレットの形にするのが好ましい。
好ましくは、ポリマー組成物は溶融温度より高い温度で処理すなわち溶融加工される。本発明の好ましい実施形態では、本発明方法の工程(c)はポリマー組成物の溶融温度より高い温度で行われる(「溶融加工工程」とよばれる)。好ましくは、工程(c)は、押出機中でポリマー組成物と共有結合でグラフトされた炭素質材料との混合物を押し出す工程を含む。
単色アルミニウムアノード(1486.6eV)を備えた分光計(THERMO Scientific K-Alpha spectromete)を用いてXPS分析を行った。X線源は12kVの電圧および0.8ミリアンペアの強度での特徴付けられる。スポットサイズは200μmである。チャージングエフェクトを回避するためにフラッドガン(非常に低いエネルギーの電子およびArイオン)を使用した。スペクトル全体にわたって一定のエネルギー分解能を確保するためにアナライザー(球状偏向アナライザ)は一定のパスエネルギー(CAE)で操作した。チャンバ内の圧力は10−8ミリバールにした。実験データはソフトウェアAvantageを用いて処理した。XPSの精度は約1%である。
4−トリフルオロメチルアニリン(実施例3〜4、20〜74)を用いたグラフト化では、窒素、酸素およびフッ素のスペクトルを分析した。
4−カルボキシアニリン(実施例5〜6)を用いたグラフト化では、窒素および酸素のスペクトルを分析した。C(O)−O結合の割合を測定した。
4−アミノチオフェノール(実施例7〜8、75〜102)を用いたグラフト化では、窒素、酸素および硫黄のスペクトルを分析した。
3−アミノチオフェノール(実施例9〜10、103〜114)を用いたグラフト化では、窒素、酸素および硫黄のスペクトルを分析した。
4−ニトロアニリン(実施例11〜12)を用いたグラフト化では、窒素および酸素のスペクトルを分析し、ニトロ形の窒素の割合を測定した。
4−(1H−ピロール−1−イル)アニリン(実施例13〜14)を用いたグラフト化では、めに、窒素および酸素のスペクトルを分析した。
4−テトラデシルアニリン(実施例15)を用いたグラフト化では、窒素、酸素および炭素スペクトルを分析し、脂肪族炭素の割合を測定した。
4−ヘプタデカフルオロオクチルアニリン(実施例16)を用いたグラフト化では、窒素、酸素およびフッ素のスペクトルを分析した。
全ての実施例はNanocyl社から市販の多層カーボンナノチューブ(Nanocyl(登録商標)NC7000(見掛け密度=50〜150キロ/メートル、平均凝集体サイズ=3、200〜500μm、炭素含有量=90重量%以上、平均壁数=5−15、外側平均径=10?15nm、長さ=0.1〜10μm)の20mgを用いて行った。実施例4ではNanocyl社から市販の二重壁ナノチューブ「Nanocyl(登録商標)NC2100」(炭素含量=90%以上、外側平均径=3.5nm、長さ=1〜10μm)でも実験した。二重壁ナノチューブでは多層ナノチューブに比べてF信号が4.0%から6.0%上昇した。
カーボンナノチューブを20mlのシンチレーションフラスコ(開口直径16mm)中に秤量し、反応物と任意成分の共反応物質とを加え、10.0mlの溶剤を使用して各成分を可溶化した。ジアゾニウム塩の生成を補助するために必要に応じて共溶剤を添加した。上記シンチレーションフラスコをIR放射線下(OSRAM 150 Watts IR lamp、距離=17センチメートル)に特定の時間、攪拌下(700rpm)に維持した。その後、得られたカーボンナノチューブを水で強力に洗浄し、続いてアセトン、次いでペンタンで洗浄した。
実施例1〜16での反応物、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤および共溶剤(過塩素酸)の量を[表1A]および[表1B]に示す。照射時間は60分で一定に維持し、反応物は市販の下記化合物リストの中から選択した:
4−ヒドロキシアニリン、
4−トリフルオロメチルアニリン、
4−カルボキシアニリン、
4−アミノチオフェノール、
4−チオアニリン、
3−アミノチオフェノール(3−チオアニリン)、
4−ニトロアニリン、
4−(1−Hピロール−1−イル)アニリン、
4−テトラデシルアニリン、
4−ヘプタデカフルオロオクチルアニリン。
例えば、実施例1、2のXSPデータは窒素の88%、94%がジアゾブリッジ形であることを示している。実施例11および12では窒素の80%がニトロ成分として測定された。実施例1および2の炭素のXPSスペクトルはC−O結合の強い寄与を示している。この寄与は実施例1では炭素の6%、実施例2では炭素の4%と推定できる(最大誤差2%)。
[表2]は実施例17〜20での反応物(4−ヒドロキシアニリン)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤および共溶剤(過塩素酸)の量を実施例1および2と比較して示してある。実施例17、18における照射時間は120分ではなく60分にした。実施例19の共溶剤は量は8.0×10-4モルではなく、1.6×10-3モルにした。実施例20での反応物の量は6.9×10-4モルではなく、13.2×10-4モルにした。実施例1,2および17〜20のXPSの特徴は酸素含有量が増加したことを示し、これは−OH基の増加と関連できる。
[表3]は実施例21での反応物(4−トリフルオロメチルアニリン)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤および共溶剤(過塩素酸)の量を、実施例3および4の共溶剤と比較して、示している。実施例21では蒸留水またはアセトニトリルエタノールの代わりにエタノールを使用した。
[表4]は実施例22−28での反応物(4−トリフルオロメチルアニリン)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤(蒸留水)および共溶剤(過塩素酸)の量を、実施例3.と比較して、示している。共溶剤の量は8.0×10-5モルから2.4×10-3モルまで種々変えた。
[表5]は実施例29〜34での反応物(4−トリフルオロメチルアニリン)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤(アセトニトリル)および共溶剤(過塩素酸)の量を、実施例4の量と比較して、示している。共溶剤の量は1.6×10-4モルから2.4×10-3モルまで種々変えた。
[表6]は実施例35〜40での反応物(4−トリフルオロメチルアニリン)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤(エタノール)および共溶剤(過塩素酸)の量を、実施例21と比較して、示している。共溶剤の量は1.6×10-4モルから2.4×10-3モルまで種々変えた。
[表7]は実施例41〜47での反応物(4−トリフルオロメチルアニリン)、共反応物、溶剤および共溶剤の量を、実施例3,4および21と比較して、示している。共反応物質は亜硝酸ナトリウムまたは亜硝酸イソアミルであり、溶剤は蒸留水、アセトニトリルまたはエタノールであり、共溶剤は過塩素酸、水酸化ナトリウムまたは無しにした。
[表8A]、[表8B]、[表8C]、[表8D]、[表8E]、[表8F]、[表8G]および[表8F]は実施例48〜73での共反応物(亜硝酸ナトリウム)および共溶剤(過塩素酸)の量およびの照射時間を実施例3、23および26と比較して示している。反応物は6.9×10-4モルの4−トリフルオロメチルアニリン、溶剤は10.0mlの蒸留水である。
[表8A]は6.6×10-4モルの共反応(亜硝酸ナトリウム)と、1.6×10-4モルの共溶剤(過塩素酸)で照射時間を20〜120分に変えた場合を示している。
[表8B]は6.6×10-4モルの共反応(亜硝酸ナトリウム)と、8.0×10-4モルの共溶剤(過塩素酸)で照射時間を20〜240分に変えた場合を示している。
[表8C]は6.6×10-4モルの共反応(亜硝酸ナトリウム)と、1.6×10-3モルの共溶剤(過塩素酸)で照射時間を20〜240分に変えた場合を示している。
[表8D]は1.3×10-3モルの共反応(亜硝酸ナトリウム)と、8.0×10-4モルの共溶剤(過塩素酸)で照射時間を20〜120分に変えた場合を示している。
[表8E]は1.3×10-3モルの共反応(亜硝酸ナトリウム)と、1.6×10-3モルの共溶剤(過塩素酸)で照射時間を20〜120分に変えた場合を示している。
[表8F]は2.0×10-3モルの共反応(亜硝酸ナトリウム)と、1.6×10-3モルの共溶剤(過塩素酸)で照射時間を20〜120分に変えた場合を示している。
[表8G]は2.0×10-3モルの共反応(亜硝酸ナトリウム)と、2.4×10-3モルの共溶剤(過塩素酸)で照射時間を20〜120分に変えた場合を示している。
[表9]は実施例74〜76での反応物(4−トリフルオロメチルアニリン)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤(アセトニトリル)および共溶剤(過塩素酸)の量およびの照射時間を実施例4の場合と比較して示している。溶剤はアセトニトリルであり、照射時間は20〜120分で変えた。
[表10]は実施例77〜79での反応物(4−トリフルオロメチルアニリン)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤(アセトニトリル)、および共溶剤(過塩素酸)の量およびの照射時間を実施例21と比較して示している。溶剤はエタノールであり、照射時間は20〜120分で変えた。
[表11]は実施例80−81での反応物(4−トリフルオロメチルアニリン)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤(蒸留水)および共溶剤(過塩素酸)の量を実施例3と比較して示している。反応物質(4−トリフルオロメチルアニリン)の量は6.9×10-4モルから1.37×10-3モルで変えた。
[表12]は実施例82での反応物(4−アミノチオフェノール)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤および共溶剤(過塩素酸)の量を実施例7、8と比較して示している。実施例82では溶剤としてピリジンを使用した。
[表13]は実施例83〜87での反応物(4−アミノチオフェノール)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤(蒸留水)および共溶剤(過塩素酸)の量を実施例7と比較して示してある。反応物(4−アミノチオフェノール)の量は6.9×10-4から2.76×10モル-3モル、照射時間は60〜120分の間で変えた。
[表14]は実施例88〜94での反応物(4−アミノチオフェノール)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤(アセトニトリル)および共溶剤(過塩素酸)の量を実施例8の量と比較して示している。反応物(4−アミノチオフェノール)の量は1.9×10-4モルから2.76×10-3モルまで変え、照射時間は60〜120分の間で変えた。
[表15]は実施例95〜99での反応物(4−アミノチオフェノール)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤(アセトニトリル)および共溶剤(過塩素酸)の量を実施例8の量と比較して示している。反応物(4−アミノチオフェノール))の量は6.9×10-4モルから2.76×10-3モルで変え、共溶剤(過塩素酸)の量は8.0×10-4モルから3.2×10-3モルで変えた。
[表16]は実施例100〜109での反応物(4−アミノチオフェノール)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤および共溶剤(過塩素酸)の量を示す。溶剤は蒸留水、アセトニトリルおよびエタノールとし、照射時間は20?120分の間で変えた。共溶剤(過塩素酸)の量は1.2×10-3モルである。
[表11]は実施例110〜113での反応物(3−アミノチオフェノール)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤(蒸留水)および共溶剤(過塩素酸)の量を示す。共溶剤(過塩素酸)の量は8.0×10-4モルから1.6×10-3モルで変え、照射時間は20〜120分の間で変えた。溶剤は蒸留水である。
[表18]は実施例114〜117での反応物(3−アミノチオフェノール)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤(アセトニトリル)および共溶剤(過塩素酸)の量を実施例10と比較して示している。共溶剤(過塩素酸)の量は8.0×10-4モルから1.6×10-3モルで変え、照射時間は20〜120分の間で変えた。溶剤はアセトニトリルである。
[表19]は実施例118〜121での反応物(3−アミノチオフェノール)、共反応物(亜硝酸ナトリウム)、溶剤(エタノール)および共溶剤(過塩素酸)の量を示す。照射時間は20〜120分の間で変えた。溶剤はエタノールである。
ナノチューブの前処理
20mlのシンチレーションフラスコ(開口径16mm)中に100mgのNC7000 MWNTナノチューブ(Nanocyl)を秤量し、10mlの硫酸(98%)と硝酸(70%)の3/1混合物を加えた。この混合物を攪拌(700rpm)し、30分間にIR照射下に維持した。得られたカーボンナノチューブは中性pHとなるまで蒸留水で強力に洗浄した。
Claims (16)
- 以下の(a)〜(d)の工程を含む共有結合でグラフトされた炭素質材料の製造方法:
(a)炭素質材料を用意し、
(b)少なくとも一つの反応物質を用意し、
(c)上記の反応物質と炭素質材料とを混合して混合物を作り、
(d)工程(c)で得られた混合物をIR放射下で照射して
共有結合的にグラフトされた炭素質材料を得る。 - 上記炭素質材料がカーボンナノチューブ、フラーレン、カーボンブラック、ナノグラフェン(nanographene)およびナノグラファイトから成る群の中から選択される請求項1に記載の方法。
- 上記炭素材料がカーボンナノチューブから成り、好ましくは上記炭素質材料が多層カーボンナノチューブから成る請求項1または2に記載の方法。
- 上記反応物がR1−NH2、R2−CH=CH2、R3−Si(R4)3、(R5 )3−SiOR6、R7−N+≡NX-1、ラクチド、ポリラクチド、好ましくは上記反応物がR1−NH2又はR7−N+≡NX-1から成る群の中から選択される請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法、
(ここで、
R1はC6-10アリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール−C1-6アルキルおよびC1-6アルキルC6-10アリールからなる群の中から選択され、このR1は必要に応じて一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、この置換基は−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンから成る群の中からそれぞれ独立して選択され、
R2はC1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキルおよびC1-6アルキルおよびC6-10アリールからなる群の中から選択され、このR2は必要に応じて一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、この置換基は−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンから成る群の中からそれぞれ独立して選択され、
R3はC1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキルおよびC1-6アルキルおよびC6-10アリールからなる群の中から選択され、このR2は必要に応じて一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、この置換基は−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンから成る群の中からそれぞれ独立して選択され、
R4は一つまたは複数の置換基で置換されていてもよいC1-6アルキルから選択され、この置換基は−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリールC6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンからなる群の中から互いに独立して選択され、
R5はC1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキルおよびC1-6アルキルC6-10アリールから成る群の中から互いに独立して選択され、このR5は必要に応じて一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、この置換基は−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキル、C6-10アリール、水素およびハロゲンから成る群の中からそれぞれ独立選択され、
R6は一つまたは複数の置換基で置換されていてもよいC1-6アルキルであり、この置換基は、−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-ioアリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンから成る群の中からそれぞれ独立選択され、
R7はC1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキルおよびC1-6アルキルC6-10アリールから成る群の中から互いに独立して選択され、このR7は必要に応じて一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、この置換基は−OH、ハロC1-10アルキル、C(O)OH、−SH、−NO2、ヘテロアリール、C1-24アルキル、C2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキルC6-10アリールおよびハロゲンから成る群の中からそれぞれ独立選択され、
Xは有機または無機のアニオン、好ましくはハロゲンまたはテトラフルオロボレートである) - 上記反応物が置換されたアニリン、アニリン、ジアゾニウム塩、第一級脂肪族アミン、スチレンおよびラクチドから成る群の中から選択される請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
- 上記反応物が下記の式(II)または(III)、好ましくは式(II)の化合物である請求項1?6のいずれかに記載の方法:
(ここで、
R11は水素、ハロゲンまたは−NO2であるか、−OH、ハロC1-10アルキル、−C(O)OH、−SH、ヘテロアリール、C1-24アルキルC2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキル、C6-10アリールから成る群の中から互いに独立して選択される基であり、これらの基はハロゲンまたはC1-10アルキルからそれぞれ独立して選択される一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、
R12は水素、ハロゲンまたは−NO2であるか、−OH、ハロC1-10アルキル、−C(O)OH、−SH、ヘテロアリール、C1-24アルキルC2-24アルケニル、C6-10アリール、C6-10アリールC1-6アルキル、C1-6アルキル、C6-10アリールから成る群の中から互いに独立して選択される基であり、これらの基はハロゲンまたはC1-10アルキルからそれぞれ独立して選択される一つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、
式中のnは1、2、3、または4から選択される整数である) - 上記IR放射が少なくとも0.75μmかつ最大で3.00μm、好ましくは約1.50μmの波長を有する請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
- 上記工程(d)の継続時間が少なくとも10分且つ最大で240分、好ましくは少なくとも20分かつ最大で180分、好ましくは少なくとも40分且つ最大で120分、例えば約60分間である請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
- 上記工程(c)が炭素質材料と共反応物質とを混合する工程をさらに含み、好ましくは、上記共反応物が亜硝酸塩であり、好ましくは上記共反応物が亜硝酸ナトリウムまたは亜硝酸イソアミルである請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
- 上記工程(c)が炭素質材料を液体または気体の溶剤、好ましくは液体の溶剤と混合する工程をさらに含む請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
- 上記溶剤が水、アセトニトリル、エタノール、ピリジン、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、窒素、アルゴンおよびヘリウムから成る群の中から選択され、好ましくは溶剤が水、アセトニトリル、エタノールおよびピリジンから成る群の中から選択される請求項11に記載の方法。
- 上記工程(c)が上記炭素質材料を共溶剤の液体または気体の共溶剤、好ましくは気体の共溶剤と混合する工程をさらに含み、共溶剤が有機または無機の酸である請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
- 下記の(a)〜(c)の工程を含むポリマー複合材料の製造方法:
(a)少なくとも1種のポリマー、好ましくはポリエチレンまたはポリプロピレンから成る少なくとも1種のポリオレフィンを含むポリマー組成物を用意し、
(b)請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法で製造した共有結合でグラフトされた炭素質材料を、ポリマー複合材料の総重量に対して少なくとも0.001重量%の量で用意し、
(c)上記のポリマー組成物に上記の共有結合でグラフトされた炭素質材料をブレンドしてポリマー複合材料を得る。 - 請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法で得られる共有結合でグラフトされた炭素質材料。
- 請求項14に記載の方法によって得られるポリマー複合材料。
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