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JP2016513070A - ピリダジノン化合物の製造方法 - Google Patents

ピリダジノン化合物の製造方法 Download PDF

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JP2016513070A
JP2016513070A JP2015540956A JP2015540956A JP2016513070A JP 2016513070 A JP2016513070 A JP 2016513070A JP 2015540956 A JP2015540956 A JP 2015540956A JP 2015540956 A JP2015540956 A JP 2015540956A JP 2016513070 A JP2016513070 A JP 2016513070A
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Abstract

【課題】本発明は、ピリダジノン化合物の工業的に有利な製造法を提供することを課題とする。【解決手段】本発明は、(式中の各記号は明細書に記載の通りである。)に関する。【選択図】なし

Description

本発明は、ピリダジノン化合物の工業的に有利な製造法に関する。
[発明の背景]
下記式:
(式中、
は、置換基を、
は、水素原子または置換基を、
は、水素原子または置換基を、
環Aは、置換されていてもよい芳香環を、
環Bは、置換されていてもよい5員の芳香族複素環を示す。)
で表されるピリダジノン化合物は安全性が高く、優れたホスホジエステラーゼ10A阻害活性を有しており、統合失調症等の予防および治療薬として有用であることが知られている(特許文献1)。
当該ピリダジノン化合物の製造方法としては、特許文献1ないし6および非特許文献1ないし5に記載の方法が知られている。
当該ピリダジノン化合物の工業的生産に適した有利な製造方法の提供がさらに望まれている。
WO2010/090737号 WO2010/094762号 WO2010/063610号 WO2012/018058号 WO2012/018059号 WO2012/020780号
Journal of Heterocyclic Chemistry, 18(2), 333-334, 1981 Justus Liebigs Annalen der Chemie, 1962, 657, 156-61 Annali di Chimica (Rome, Italy) 1958, 48, 1342-1348 Designed Monomers and Polymers, 2004, 7(5), 445-459 Applied Organometallic Chemistry, 2004, 18(7), 343-352
本発明は、下記式(I)または(I’)で表されるピリダジノン化合物を高い収率で安価でかつ簡便な工業的生産に適した新規な製造法を提供することを目的とする。
本発明者らは、非対称ジケトン体である下記式(II)で表される化合物を出発原料として、下記式(Vb)もしくは式(V’b)(または式(V)もしくは式(V’))を経由するルートにより、下記式(I)または(I’)で表されるピリダジノン化合物を、その置換基の構造から位置選択的に、高い収率で安価でかつ簡便な工業的生産に適した方法で製造できることを見出し、発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、次の通りである。
[1] 工程(1):式(II):
(式中、RおよびRは、独立してそれぞれ、水素原子または置換基(但し、ベンジルオキシ基を除く。)を示し、環Aは、置換されていてもよい芳香環を示す。)
で表される化合物(但し、RおよびRが同一の基である化合物を除く。)またはその塩(以下、化合物(II)ともいう)を、式(IIIa):
(式中、R3a、R4a、R5aおよびR6aは、独立してそれぞれ、置換されていてもよい炭化水素基を示す。)
で表される化合物またはその塩(以下、化合物(IIIa)ともいう)と反応させて、式(IV)もしくは式(IV’):
(式中の各記号は前記と同意義を示す。)
で表される化合物またはその混合物あるいはその塩(以下、化合物(IV)もしくは化合物(IV’)またはその混合物ともいう)を得る工程;
工程(2):式(IV)もしくは式(IV’)で表される化合物またはその混合物あるいはその塩を、式(IIIb):
(式中、R3b、R4b、R5bおよびR6bは、独立してそれぞれ、置換されていてもよい炭化水素基を示す。)
で表される化合物またはその塩(以下、化合物(IIIb)ともいう)と反応させて、式(Vb)もしくは式(V’b):
(式中の各記号は前記と同意義を示す。)
で表される化合物またはその混合物あるいはその塩(以下、化合物(Vb)もしくは化合物(V’b)またはその混合物ともいう)を得る工程;および
工程(3):式(Vb)もしくは式(V’b)で表される化合物またはその混合物あるいはその塩を、式(VI):
(式中、Rは、置換されていてもよい炭化水素基、または置換されていてもよい複素環基を示す。)
で表される化合物またはその塩(以下、化合物(VI)ともいう)と反応させる工程;
を包含することを特徴とする、式(I)もしくは式(I’):
(式中の各記号は前記と同意義を示す。)
で表される化合物またはその混合物あるいはその塩(以下、化合物(I)もしくは化合物(I’)またはその混合物ともいう)の製造法。
[2] 工程(1):式(II):
(式中、RおよびRは、独立してそれぞれ、水素原子または置換基(但し、ベンジルオキシ基を除く。)を示し、環Aは、置換されていてもよい芳香環を示す。)
で表される化合物(但し、RおよびRが同一の基である化合物を除く。)またはその塩を、式(IIIa):
(式中、R3a、R4a、R5aおよびR6aは、独立してそれぞれ、置換されていてもよい炭化水素基を示す。)
で表される化合物またはその塩と反応させて、式(IV)もしくは式(IV’):
(式中の各記号は前記と同意義を示す。)
で表される化合物またはその混合物あるいはその塩を得る工程;および
工程(2):式(IV)もしくは式(IV’)で表される化合物またはその混合物あるいはその塩を、式(IIIb):
(式中、R3b、R4b、R5bおよびR6bは、独立してそれぞれ、置換されていてもよい炭化水素基を示す。)
で表される化合物またはその塩と反応させる工程;
を包含することを特徴とする、式(Vb)もしくは式(V’b):
(式中の各記号は前記と同意義を示す。)
で表される化合物またはその混合物あるいはその塩の製造法。
[3] 工程(1)で得られた式(IV)もしくは式(IV’)で表される化合物またはその混合物あるいはその塩を単離せずに、工程(2)を行う、上記[1]または[2]に記載の製造方法。
[4] 工程(1および2):式(II):
(式中、RおよびRは、独立してそれぞれ、水素原子または置換基(但し、ベンジルオキシ基を除く。)を示し、環Aは、置換されていてもよい芳香環を示す。)
で表される化合物(但し、RおよびRが同一の基である化合物を除く。)またはその塩を、式(III):
(式中、R、R、RおよびRは、独立してそれぞれ、置換されていてもよい炭化水素基を示す。)
で表される化合物またはその塩(以下、化合物(III)ともいう)と反応させることを特徴とする、式(V)もしくは式(V’):
(式中の各記号は前記と同意義を示す。)
で表される化合物またはその混合物あるいはその塩(以下、化合物(V)もしくは化合物(V’)またはその混合物ともいう)の製造法。
[5] Rが、置換されていてもよい芳香環基、−OR、−NHR、−NR8’ または−SR(式中、RおよびR8’は、独立してそれぞれ、置換されていてもよいC1−10アルキル基、置換されていてもよいC2−10アルケニル基、置換されていてもよいC2−10アルキニル基、置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基、置換されていてもよいC3−10シクロアルケニル基、置換されていてもよいC4−10シクロアルカジエニル基、置換されていてもよいC6−14アリール基、置換されていてもよいC8−14アラルキル基、または置換されていてもよいC8−13アリールアルケニル基を示す。)であり、
が、(1)水素原子、(2)置換されていてもよいC1−10アルキル基、(3)置換されていてもよいC2−10アルケニル基、(4)置換されていてもよいC2−10アルキニル基、または(5)置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基であり、かつ
工程(1)で式(IV)で表される化合物またはその塩を得る、
上記[1]〜[3]のいずれかに記載の製造方法。
[6] Rがメトキシであり、かつRが水素原子である、上記[1]〜[5]のいずれかに記載の製造方法。
[7] 環Aが4−(ピラゾール−1−イル)−2−フルオロベンゼンであり、かつRがフェニルである、上記[1]、[3]、[5]および[6]のいずれかに記載の製造法。
[8] 式(IIa):
(式中、R1aは、−OR(式中、Rは、置換基(但し、エテニル基およびベンジル基を除く)を示す。)を示し、R2aは、水素原子または置換基を示し、環Aaは、置換されていてもよい芳香環を示す。)
で表される化合物(但し、R1aおよびR2aが同一の基である化合物、および1−メトキシ−3−(2−フェニルヒドラジニリデン)ペンタン−2,4−ジオンおよび1−フェノキシ−3−(2−フェニルヒドラジニリデン)ペンタン−2,4−ジオンを除く)またはその塩(以下、化合物(IIa)ともいう)。
[9] 式:
で表される化合物(3−{2−[2−フルオロ−4−(1H−ピラゾール−1−イル)フェニル]ヒドラジニリデン}−1−メトキシペンタン−2,4−ジオン)またはその塩。
本発明によれば、ピリダジノン化合物(I)または(I’)を、非対称ジケトン体である化合物(II)を出発原料としてその置換基の構造から位置選択的に、高い収率で安価でかつ簡便な工業的生産に適した方法で製造できる。
[発明の詳細な説明]
本明細書中、「ハロゲン原子」とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を示す。
本明細書中、「C1−10アルキル基」とは、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、2−メチルプロピル、1−メチルプロピル、tert-ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、ヘキシル、イソヘキシル、1,1−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、2−エチルブチル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル等を示す。なかでも、C1−6アルキル基が好ましい。
本明細書中、「C1−6アルキル(基)」とは、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、ヘキシル、イソヘキシル、1,1−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、2−エチルブチル等を示す。
本明細書中、「C2−10アルケニル基」とは、例えば、ビニル、1−プロペニル、2−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニル、1−ヘキセニル、3−ヘキセニル、5−ヘキセニル、1−ヘプテニル、1−オクテニル等を示す。なかでも、C2−6アルケニル基が好ましい。
本明細書中、「C2−6アルケニル(基)」とは、例えば、ビニル、1−プロペニル、2−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニル、1−ヘキセニル、3−ヘキセニル、5−ヘキセニル等を示す。
本明細書中、「C2−10アルキニル基」とは、例えば、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1,1−ジメチルプロプ−2−イン−1−イル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル、1−ヘプチニル、1−オクチニル等を示す。なかでも、C2−6アルキニル基が好ましい。
本明細書中、「C2−6アルキニル(基)」とは、例えば、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1,1−ジメチルプロプ−2−イン−1−イル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル等を示す。
本明細書中、「C1−6アルコキシ(基)」とは、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、へキシルオキシ等を示す。
本明細書中、「C2−6アルケニルオキシ(基)」とは、例えば、ビニルオキシ、1−プロペニルオキシ、2−プロペニルオキシ、2−メチル−1−プロペニルオキシ、1−ブテニルオキシ、2−ブテニルオキシ、3−ブテニルオキシ、3−メチル−2−ブテニルオキシ、1−ペンテニルオキシ、2−ペンテニルオキシ、3−ペンテニルオキシ、4−ペンテニルオキシ、4−メチル−3−ペンテニルオキシ、1−ヘキセニルオキシ、3−ヘキセニルオキシ、5−ヘキセニルオキシ等を示す。
本明細書中、「C2−6アルキニルオキシ(基)」とは、例えば、エチニルオキシ、1−プロピニルオキシ、2−プロピニルオキシ、1−ブチニルオキシ、2−ブチニルオキシ、3−ブチニルオキシ、1−ペンチニルオキシ、2−ペンチニルオキシ、3−ペンチニルオキシ、4−ペンチニルオキシ、1,1−ジメチルプロプ−2−イン−1−イルオキシ、1−ヘキシニルオキシ、2−ヘキシニルオキシ、3−ヘキシニルオキシ、4−ヘキシニルオキシ、5−ヘキシニルオキシ等を示す。
本明細書中、「C1−6アルキレンジオキシ(基)」とは、例えば、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ等を示す。
本明細書中、「C1−6アルコキシ−カルボニル(基)」とは、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル等を示す。
本明細書中、「C1−6アルキル−カルボニル(基)」とは、例えば、アセチル、プロパノイル、ブタノイル、2−メチルプロパノイル等を示す。
本明細書中、「モノ−C1−6アルキルアミノ(基)」とは、例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミノ、イソブチルアミノ、tert−ブチルアミノ等を示す。
本明細書中、「ジ−C1−6アルキルアミノ(基)」とは、例えば、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジイソプロピルアミノ、ジブチルアミノ、ジイソブチルアミノ、ジtert−ブチルアミノ等を示す。
本明細書中、「C3−10シクロアルキル基」とは、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシル等を示す。なかでも、C3−6シクロアルキル基が好ましい。
本明細書中、「C3−8シクロアルキル(基)」とは、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル等を示す。
本明細書中、「C3−6シクロアルキル(基)」とは、例えば、上記C3−8シクロアルキル(基)のうち、炭素数が3ないし6個のものを示す。
本明細書中、「C3−8シクロアルキルオキシ(基)」とは、例えば、シクロプロピルオキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ、シクロヘプチルオキシ、シクロオクチルオキシ等を示す。
本明細書中、「C3−6シクロアルキルオキシ(基)」とは、例えば、シクロプロピルオキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ等を示す。
本明細書中、「C3−10シクロアルケニル基」とは、例えば、シクロプロペニル(例、2−シクロプロペン−1−イル)、シクロブテニル(例、2−シクロブテン−1−イル)、シクロペンテニル(例、2−シクロペンテン−1−イル、3−シクロペンテン−1−イル)、シクロヘキセニル(例、1−シクロヘキセン−1−イル、2−シクロヘキセン−1−イル、3−シクロヘキセン−1−イル)、シクロヘプテニル(例、1−シクロペンテン−1−イル、2−シクロヘプテン−1−イル、2−シクロヘプテン−1−イル)、シクロオクテニル(例、1−シクロオクテン−1−イル、2−シクロオクテン−1−イル、3−シクロオクテン−1−イル)、シクロノネニル(例、1−シクロノネン−1−イル、2−シクロノネン−1−イル、3−シクロノネン−1−イル)等を示す。なかでも、C3−8シクロアルケニル基が好ましい。
本明細書中、「C3−8シクロアルケニル(基)」とは、例えば、シクロプロペニル(例、2−シクロプロペン−1−イル)、シクロブテニル(例、2−シクロブテン−1−イル)、シクロペンテニル(例、2−シクロペンテン−1−イル、3−シクロペンテン−1−イル)、シクロヘキセニル(例、2−シクロヘキセン−1−イル、3−シクロヘキセン−1−イル)等を示す。
本明細書中、「C3−8シクロアルケニルオキシ(基)」とは、例えば、シクロプロペニルオキシ(例、2−シクロプロペン−1−イルオキシ)、シクロブテニルオキシ(例、2−シクロブテン−1−イルオキシ)、シクロペンテニルオキシ(例、2−シクロペンテン−1−イルオキシ、3−シクロペンテン−1−イルオキシ)、シクロヘキセニルオキシ(例、2−シクロヘキセン−1−イルオキシ、3−シクロヘキセン−1−イルオキシ)等を示す。
本明細書中、「C4−10シクロアルカジエニル基」とは、例えば、1,3−シクロブタジエン−1−イル、1,3−シクロペンタジエン−1−イル、1,4−シクロペンタジエン−1−イル、2,4−シクロペンタジエン−1−イル、1,3−シクロヘキサジエン−1−イル、1,4−シクロヘキサジエン−1−イル、1,5−シクロヘキサジエン−1−イル、2,4−シクロヘキサジエン−1−イル、2,5−シクロヘキサジエン−1−イル、1,3−シクロオクタジエン−1−イル、1,4−シクロオクタジエン−1−イル、1,5−シクロオクタジエン−1−イル、1,6−シクロオクタジエン−1−イル、1,7−シクロオクタジエン−1−イル、2,4−シクロオクタジエン−1−イル、2,5−シクロオクタジエン−1−イル、2,6−シクロオクタジエン−1−イル、2,7−シクロオクタジエン−1−イル、3,5−シクロオクタジエン−1−イル、3,6−シクロオクタジエン−1−イル等を示す。なかでも、C4−6シクロアルカジエニル基が好ましい。
本明細書中、「C4−6シクロアルカジエニル基」とは、例えば、1,3−シクロブタジエン−1−イル、1,3−シクロペンタジエン−1−イル、1,4−シクロペンタジエン−1−イル、2,4−シクロペンタジエン−1−イル、1,3−シクロヘキサジエン−1−イル、1,4−シクロヘキサジエン−1−イル、1,5−シクロヘキサジエン−1−イル、2,4−シクロヘキサジエン−1−イル、2,5−シクロヘキサジエン−1−イル等を示す。
上記のC3−10シクロアルキル基、C3−10シクロアルケニル基およびC4−10シクロアルカジエニル基は、それぞれベンゼン環と縮合して縮合環基を形成していてもよく、このような縮合環基としては、例えば、インダニル、ジヒドロナフチル、テトラヒドロナフチル、フルオレニル等が挙げられる。
また、上記のC3−10シクロアルキル基、C3−10シクロアルケニル基およびC4−10シクロアルカジエニル基は、C7−10橋かけ式炭化水素基であってもよい。C7−10橋かけ式炭化水素基としては、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル(ノルボルニル)、ビシクロ[2.2.2]オクチル、ビシクロ[3.2.1]オクチル、ビシクロ[3.2.2]ノニル、ビシクロ[3.3.1]ノニル、ビシクロ[4.2.1]ノニル、ビシクロ[4.3.1]デシル、アダマンチル等が挙げられる。
さらに、上記のC3−10シクロアルキル基、C3−10シクロアルケニル基およびC4−10シクロアルカジエニル基は、それぞれC3−10シクロアルカン、C3−10シクロアルケンまたはC4−10シクロアルカジエンとスピロ環基を形成していてもよい。ここで、C3−10シクロアルカン、C3−10シクロアルケンおよびC4−10シクロアルカジエンとしては、上記のC3−10シクロアルキル基、C3−10シクロアルケニル基およびC4−10シクロアルカジエニル基に対応する環が挙げられる。このようなスピロ環基としては、スピロ[4.5]デカン−8−イル等が挙げられる。
本明細書中、「C6−14アリール(基)」とは、例えば、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等を示す。
本明細書中、「C6−14アリールオキシ(基)」とは、例えば、フェノキシ、1−ナフチルオキシ、2−ナフチルオキシ等を示す。
本明細書中、「C7−14アラルキル(基)」とは、例えば、ベンジル、フェネチル等を示す。
本明細書中、「C8−14アラルキル(基)」とは、例えば、フェネチル等を示す。
本明細書中、「C7−14アラルキルオキシ(基)」とは、例えば、ベンジルオキシ、フェネチルオキシ等を示す。
本明細書中、「C8−13アリールアルケニル基」とは、例えば、スチリル等を示す。
本明細書中、「炭化水素基」とは、例えば、C1−10アルキル基、C2−10アルケニル基、C2−10アルキニル基、C3−10シクロアルキル基、C3−10シクロアルケニル基、C4−10シクロアルカジエニル基、C6−14アリール基、C7−14アラルキル基、C8−13アリールアルケニル基等を示す。
本明細書中、「複素環基」とは、芳香族複素環基または非芳香族複素環基を示す。
本明細書中、「芳香族複素環基」とは、単環式芳香族複素環基または縮合芳香族複素環基を示す。例えば、5ないし12員の芳香族複素環基、具体的には、5ないし7員の単環式芳香族複素環基または8ないし12員の縮合芳香族複素環基を示す。
本明細書中、「単環式芳香族複素環基」としては、例えば、環構成原子として炭素原子以外に酸素原子、硫黄原子(酸化されていてもよい)および窒素原子(酸化されていてもよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含有する、5ないし7員(好ましくは、5または6員)の単環式芳香族複素環基、例えば、フリル(例、2−フリル、3−フリル)、チエニル(例、2−チエニル、3−チエニル)、ピリジル(例、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル)、ピリミジニル(例、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル)、ピリダジニル(例、3−ピリダジニル、4−ピリダジニル)、ピラジニル(例、2−ピラジニル)、ピロリル(例、1−ピロリル、2−ピロリル、3−ピロリル)、イミダゾリル(例、1−イミダゾリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、5−イミダゾリル)、ピラゾリル(例、1−ピラゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル)、チアゾリル(例、2−チアゾリル、4−チアゾリル、5−チアゾリル)、イソチアゾリル(例、3−イソチアゾリル、4−イソチアゾリル、5−イソチアゾリル)、オキサゾリル(例、2−オキサゾリル、4−オキサゾリル、5−オキサゾリル)、イソオキサゾリル(例、3−イソオキサゾリル、4−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル)、オキサジアゾリル(例、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)、チアジアゾリル(例、1,3,4−チアジアゾール−2−イル)、トリアゾリル(例、1,2,4−トリアゾール−1−イル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,2,3−トリアゾール−1−イル、1,2,3−トリアゾール−2−イル、1,2,3−トリアゾール−4−イル)、テトラゾリル(例、テトラゾール−1−イル、テトラゾール−5−イル)、トリアジニル(例、1,2,4−トリアジン−1−イル、1,2,4−トリアジン−3−イル)等が挙げられる。
本明細書中、「縮合芳香族複素環基」としては、例えば、8ないし12員の縮合芳香族複素環基、具体的には、上記5ないし7員の単環式芳香族複素環基に対応する環とC6−14芳香族炭化水素とが縮合した環から誘導される基;上記5ないし7員の単環式芳香族複素環基に対応する環同士が縮合した環から誘導される基、例えば、キノリル(例、2−キノリル、3−キノリル、4−キノリル、6−キノリル)、イソキノリル(例、3−イソキノリル)、キナゾリル(例、2−キナゾリル、4−キナゾリル)、キノキサリル(例、2−キノキサリル、6−キノキサリル)、ベンゾフラニル(例、2−ベンゾフラニル、3−ベンゾフラニル)、ベンゾチエニル(例、2−ベンゾチエニル、3−ベンゾチエニル)、ベンズオキサゾリル(例、2−ベンズオキサゾリル)、ベンズイソオキサゾリル(例、7−ベンズイソオキサゾリル)、ベンゾチアゾリル(例、2−ベンゾチアゾリル)、ベンズイミダゾリル(例、ベンズイミダゾール−1−イル、ベンズイミダゾール−2−イル、ベンズイミダゾール−5−イル)、ベンゾトリアゾリル(例、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−5−イル)、インドリル(例、インドール−1−イル、インドール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−5−イル)、インダゾリル(例、1H−インダゾール−3−イル)、ピロロピラジニル(例、1H−ピロロ[2,3−b]ピラジン−2−イル、1H−ピロロ[2,3−b]ピラジン−6−イル)、イミダゾピリジル(例、1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル、1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル、2H−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)、チエノピリジル(例、チエノ[2,3−b]ピリジン−3−イル)、イミダゾピラジニル(例、1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2−イル)、ピラゾロピリジル(例、1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−イル)、ピラゾロチエニル(例、2H−ピラゾロ[3,4−b]チオフェン−2−イル)、ピラゾロトリアジニル(例、ピラゾロ[5,1−c][1,2,4]トリアジン−3−イル)等が挙げられる。
本明細書中、「非芳香族複素環基」とは、単環式非芳香族複素環基または縮合非芳香族複素環基を示す。例えば、3ないし12員の非芳香族複素環基、具体的には、3ないし8員の単環式非芳香族複素環基または8ないし12員の縮合非芳香族複素環基を示す。
本明細書中、「単環式非芳香族複素環基」としては、例えば、環構成原子として炭素原子以外に酸素原子、硫黄原子(酸化されていてもよい)および窒素原子(酸化されていてもよい)から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含有する、3ないし8員(好ましくは、5または6員)の単環式非芳香族複素環基、例えば、アゼチジニル(例、1−アゼチジニル、2−アゼチジニル)、ピロリジニル(例、1−ピロリジニル、2−ピロリジニル)、ピペリジル(例、ピペリジノ、2−ピペリジル、3−ピペリジル、4−ピペリジル)、モルホリニル(例、モルホリノ)、チオモルホリニル(例、チオモルホリノ)、ピペラジニル(例、1−ピペラジニル、2−ピペラジニル、3−ピペラジニル)、オキサゾリジニル(例、オキサゾリジン−2−イル)、チアゾリジニル(例、チアゾリジン−2−イル)、ジヒドロチオピラニル(例、ジヒドロチオピラン−3−イル、ジヒドロチオピラン−4−イル)、イミダゾリジニル(例、イミダゾリジン−2−イル、イミダゾリジン−3−イル)、オキサゾリニル(例、オキサゾリン−2−イル)、チアゾリニル(例、チアゾリン−2−イル)、イミダゾリニル(例、イミダゾリン−2−イル、イミダゾリン−3−イル)、ジオキソリル(例、1,3−ジオキソール−4−イル)、ジオキソラニル(例、1,3−ジオキソラン−4−イル)、ジヒドロオキサジアゾリル(例、4,5−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)、ピラニル(例、2−ピラニル、4−ピラニル)、テトラヒドロピラニル(例、2−テトラヒドロピラニル、3−テトラヒドロピラニル、4−テトラヒドロピラニル)、チオピラニル(例、4−チオピラニル)、テトラヒドロチオピラニル(例、2−テトラヒドロチオピラニル、3−テトラヒドロチオピラニル、4−テトラヒドロチオピラニル)、1−オキシドテトラヒドロチオピラニル(例、1−オキシドテトラヒドロチオピラン−4−イル)、1,1−ジオキシドテトラヒドロチオピラニル(例、1,1−ジオキシドテトラヒドロチオピラン−4−イル)、テトラヒドロフリル(例、テトラヒドロフラン−3−イル、テトラヒドロフラン−2−イル)、オキセタニル(例、オキセタン−2−イル、オキセタン−3−イル)、ピラゾリジニル(例、ピラゾリジン−1−イル、ピラゾリジン−3−イル)、ピラゾリニル(例、ピラゾリン−1−イル)、テトラヒドロピリミジニル(例、テトラヒドロピリミジン−1−イル)、ジヒドロトリアゾリル(例、2,3−ジヒドロ−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)、テトラヒドロトリアゾリル(例、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)、アゼパニル(例、1−アゼパニル、2−アゼパニル、3−アゼパニル、4−アゼパニル)、ジヒドロピリジル(例、ジヒドロピリジン−1−イル、ジヒドロピリジン−2−イル、ジヒドロピリジン−3−イル、ジヒドロピリジン−4−イル)、テトラヒドロピリジル(例、1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−1−イル、1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−2−イル、1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−3−イル、1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−4−イル)等が挙げられる。
本明細書中、「縮合非芳香族複素環基」としては、例えば、8ないし12員の縮合非芳香族複素環基、具体的には、上記3ないし8員の単環式非芳香族複素環基に対応する環とC6−14芳香族炭化水素とが縮合した環から誘導される基;上記3ないし8員の単環式非芳香族複素環基に対応する環同士が縮合した環から誘導される基;上記3ないし8員の単環式非芳香族複素環に対応する環基と上記5ないし7員の単環式芳香族複素環基に対応する環とが縮合した環から誘導される基;これらの基の部分飽和により得られる基、例えば、ジヒドロインドリル(例、2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル)、ジヒドロイソインドリル(例、1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)、ジヒドロベンゾフラニル(例、2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)、テトラヒドロベンゾフラニル(例、4,5,6,7−テトラヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)、ジヒドロベンゾジオキシニル(例、2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−2−イル)、ジヒドロベンゾジオキセピニル(例、3,4−ジヒドロ−2H−1,5−ベンゾジオキセピン−2−イル)、クロメニル(例、4H−クロメン−2−イル、2H−クロメン−3−イル)、ジヒドロクロメニル(例、3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−2−イル)、ジヒドロキノリル(例、1,2−ジヒドロキノリン−4−イル)、テトラヒドロキノリル(例、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−4−イル)、ジヒドロイソキノリル(例、1,2−ジヒドロイソキノリン−4−イル)、テトラヒドロイソキノリル(例、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−4−イル)、ジヒドロフタラジニル(例、1,4−ジヒドロフタラジン−4−イル)等が挙げられる。
上記「単環式非芳香族複素環基」および「縮合非芳香族複素環基」は架橋されていてもよく、そのような基としては、3−オキサ−6−アザビシクロ[3.1.1]ヘプチル、8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクチル、2−オキサ−5−アザビシクロ[2.2.1]ヘプチル、3−オキサ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル、6−オキサ−3−アザビシクロ[3.1.1]へプチル等が挙げられる。
本明細書中、「芳香環基」とは、C6−14アリール基または芳香族複素環基を示す。
本明細書中、「芳香環」とは、C6−14芳香族炭化水素および芳香族複素環を示す。
本明細書中、「C6−14芳香族炭化水素」とは、例えば、ベンゼン、ナフタレンを示す。
本明細書中、「芳香族複素環」とは、前記「芳香族複素環基」に対応する環を示す。
本明細書中、「C3−10シクロアルカン」とは、例えば、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタン、シクロノナン、シクロデカン等を示す。
本明細書中、「C3−10シクロアルケン」とは、例えば、シクロプロペン、シクロブテン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロオクテン、シクロノネン、シクロデセン等を示す。
本明細書中、「C4−10シクロアルカジエン」とは、例えば、1,3−シクロブタジエン、1,3−シクロペンタジエン、1,4−シクロペンタジエン、2,4−シクロペンタジエン、1,3−シクロヘキサジエン、1,4−シクロヘキサジエン、1,5−シクロヘキサジエン、2,4−シクロヘキサジエン、2,5−シクロヘキサジエン、1,3−シクロオクタジエン、1,4−シクロオクタジエン、1,5−シクロオクタジエン、1,6−シクロオクタジエン、1,7−シクロオクタジエン、2,4−シクロオクタジエン、2,5−シクロオクタジエン、2,6−シクロオクタジエン、2,7−シクロオクタジエン、3,5−シクロオクタジエン、3,6−シクロオクタジエン等を示す。
以下、式中の各記号について説明する。
およびRは、独立してそれぞれ、水素原子または置換基(但し、ベンジルオキシ基を除く。)を示す。
またはRで示される「置換基」としては、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換されていてもよいスルファニル基、置換されていてもよいアミノ基、アシル基、ニトロ基、シアノ基およびハロゲン原子が挙げられる。
前記「炭化水素基」として例示したC1−10アルキル基、C2−10アルケニル基およびC2−10アルキニル基は、置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、以下の置換基A群から選ばれる置換基が挙げられる。置換基が複数存在する場合、各置換基は、同一でも異なっていてもよい。
置換基A群:
(1) ハロゲン原子;
(2) シアノ基;
(3) ニトロ基;
(4) ヒドロキシ基;
(5)(a) ハロゲン原子、
(b) シアノ基、
(c) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
および
(d) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基;
(6)(a) ハロゲン原子、
(b) シアノ基、
(c) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、および
(d) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC6−14アリール基;
(7)(a) ハロゲン原子、
(b) シアノ基、
(c) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、
(d) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC3−8シクロアルケニル基、
(e) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC6−14アリール基、および
(f) 5または6員の単環式芳香族複素環基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;
(8) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC2−6アルケニルオキシ基(例、ビニルオキシ、プロペニルオキシ、ブテニルオキシ、ペンテニルオキシ、ヘキセニルオキシ);
(9) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC2−6アルキニルオキシ基(例、エチニルオキシ、プロピニルオキシ、ブチニルオキシ、ペンチニルオキシ、ヘキシニルオキシ);
(10) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC3−8シクロアルキルオキシ基(例、シクロプロピルオキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ);
(11) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC3−8シクロアルケニルオキシ基(例、シクロプロペニルオキシ、シクロブテニルオキシ、シクロペンテニルオキシ、シクロヘキセニルオキシ);
(12) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC6−14アリールオキシ基;
(13) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC7−14アラルキルオキシ基;
(14)(a) C1−6アルキル基、
(b) C3−6シクロアルキル基、
(c) C6−14アリール基、
(d) C1−6アルコキシ基、
(e) 5または6員の単環式芳香族複素環基、
(f) 8ないし12員の縮合芳香族複素環基、
(g) 3ないし8員の単環式非芳香族複素環基、および
(h) 8ないし12員の縮合非芳香族複素環基
から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基;
(15)(a) C1−6アルキル基、
(b) C3−6シクロアルキル基、
(c) C6−14アリール基、
(d) C1−6アルコキシ基、
(e) 5または6員の単環式芳香族複素環基、
(f) 8ないし12員の縮合芳香族複素環基、
(g) 3ないし8員の単環式非芳香族複素環基、および
(h) 8ないし12員の縮合非芳香族複素環基
から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよいスルファモイル基;
(16) ホルミル基;
(17) C1−6アルキル−カルボニル基;
(18) C2−6アルケニル−カルボニル基(例、アクリロイル、ブテノイル、ペンテノイル、ヘキセノイル、ヘプテノイル);
(19) C2−6アルキニル−カルボニル基(例、プロピオロイル、プロピニルカルボニル、ブチニルカルボニル、ペンチニルカルボニル、ヘキシニルカルボニル);
(20) C3−8シクロアルキル−カルボニル基(例、シクロプロピルカルボニル、シクロブチルカルボニル、シクロペンチルカルボニル、シクロヘキシルカルボニル);
(21) C3−8シクロアルケニル−カルボニル基(例、シクロプロペニルカルボニル、シクロブテニルカルボニル、シクロペンテニルカルボニル、シクロヘキセニルカルボニル);
(22) C6−14アリール−カルボニル基(例、ベンゾイル、1−ナフチルカルボニル、2−ナフチルカルボニル);
(23) C3−8シクロアルキル−C1−6アルキル−カルボニル基(例、シクロプロピルアセチル、3−シクロプロピルプロピオニル、シクロブチルアセチル、シクロペンチルアセチル、シクロヘキシルアセチル、シクロヘキシルプロピオニル);
(24) C3−8シクロアルケニル−C1−6アルキル−カルボニル基(例、シクロペンテニルアセチル、シクロヘキセニルアセチル、3−シクロヘキセニルプロピオニル、3−シクロヘキセニルプロピオニル);
(25) C7−14アラルキル−カルボニル基(例、フェニルアセチル、3−フェニルプロピオニル);
(26) 5または6員の単環式芳香族複素環カルボニル基(例、フリルカルボニル、チエニルカルボニル、ピロリルカルボニル、オキサゾリルカルボニル、イソオキサゾリルカルボニル、チアゾリルカルボニル、イソチアゾリルカルボニル、イミダゾリルカルボニル、ピリジルカルボニル、ピラゾリルカルボニル);
(27) 8ないし12員の縮合芳香族複素環カルボニル基(例、ベンゾフラニルカルボニル、イソベンゾフラニルカルボニル、ベンゾチエニルカルボニル、イソベンゾチエニルカルボニル、インドリルカルボニル、イソインドリルカルボニル、インダゾリルカルボニル、ベンズイミダゾリルカルボニル、ベンズオキサゾリルカルボニル);
(28) 3ないし8員の単環式非芳香族複素環カルボニル基(例、オキシラニルカルボニル、アゼチジニルカルボニル、オキセタニルカルボニル、チエタニルカルボニル、ピロリジニルカルボニル、テトラヒドロフリルカルボニル、チオラニルカルボニル、ピペリジルカルボニル);
(29) 8ないし12員の縮合非芳香族複素環カルボニル基(例、ジヒドロベンゾフラニルカルボニル);
(30)(a) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(b) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル基、
(c) C3−8シクロアルキル−カルボニル基、
(d) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC6−14アリール−カルボニル基、
(e) 5または6員の単環式芳香族複素環カルボニル基、
(f) 8ないし12員の縮合芳香族複素環カルボニル基、
(g) 3ないし8員の単環式非芳香族複素環カルボニル基、および
(h) 8ないし12員の縮合非芳香族複素環カルボニル基
から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよいアミノ基;
(31) スルファニル基;
(32) C1−6アルキルスルファニル基(例、メチルスルファニル、エチルスルファニル);
(33) C2−6アルケニルスルファニル基(例、ビニルスルファニル、プロペニルスルファニル);
(34) C2−6アルキニルスルファニル基(例、エチニルスルファニル、プロピニルスルファニル);
(35) C3−8シクロアルキルスルファニル基(例、シクロプロピルスルファニル、シクロブチルスルファニル);
(36) C3−8シクロアルケニルスルファニル基(例、シクロプロペニルスルファニル、シクロブテニルスルファニル);
(37) C6−14アリールスルファニル基(例、フェニルスルファニル);
(38) C3−8シクロアルキル−C1−6アルキルスルファニル基(例、シクロプロピルメチルスルファニル);
(39) C3−8シクロアルケニル−C1−6アルキルスルファニル基(例、シクロペンテニルメチルスルファニル);
(40) C1−6アルキルスルフィニル基(例、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル);
(41) C2−6アルケニルスルフィニル基(例、ビニルスルフィニル、プロペニルスルフィニル);
(42) C2−6アルキニルスルフィニル基(例、エチニルスルフィニル、プロピニルスルフィニル);
(43) C3−8シクロアルキルスルフィニル基(例、シクロプロピルスルフィニル、シクロブチルスルフィニル);
(44) C3−8シクロアルケニルスルフィニル基(例、シクロプロペニルスルフィニル、シクロブテニルスルフィニル);
(45) C6−14アリールスルフィニル基(例、フェニルスルフィニル);
(46) C3−8シクロアルキル−C1−6アルキルスルフィニル基(例、シクロプロピルメチルスルフィニル);
(47) C3−8シクロアルケニル−C1−6アルキルスルフィニル基(例、シクロペンテニルメチルスルフィニル);
(48) C1−6アルキルスルホニル基(例、メチルスルホニル、エチルスルホニル);
(49) C2−6アルケニルスルホニル基(例、ビニルスルホニル、プロペニルスルホニル);
(50) C2−6アルキニルスルホニル基(例、エチニルスルホニル、プロピニルスルホニル);
(51) C3−8シクロアルキルスルホニル基(例、シクロプロピルスルホニル、シクロブチルスルホニル);
(52) C3−8シクロアルケニルスルホニル基(例、シクロプロペニルスルホニル、シクロブテニルスルホニル);
(53) C6−14アリールスルホニル基(例、フェニルスルホニル);
(54) C3−8シクロアルキル−C1−6アルキルスルホニル基(例、シクロプロピルメチルスルホニル);
(55) C3−8シクロアルケニル−C1−6アルキルスルホニル基(例、シクロペンテニルメチルスルホニル);
(56) C6−14アリール−C1−6アルキルスルホニル基(例、ベンジルスルホニル);
(57) 5または6員の単環式芳香族複素環スルホニル基(例、フリルスルホニル、チエニルスルホニル、ピリジルスルホニル);
(58) 8ないし12員の縮合芳香族複素環スルホニル基(例、ベンゾフラニルスルホニル、イソベンゾフラニルスルホニル);
(59) 3ないし8員の単環式非芳香族複素環スルホニル基(例、オキシラニルスルホニル、アゼチジニルスルホニル);
(60) 8ないし12員の縮合非芳香族複素環スルホニル基(例、ジヒドロベンゾフラニルスルホニル);
(61)(a) ハロゲン原子、
(b) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、および
(c) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい5または6員の単環式芳香族複素環基(例、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピリジル、ピラゾリル、モルホリニル);
(62)(a) ハロゲン原子、
(b) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、および
(c) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい8ないし12員の縮合芳香族複素環基(例、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾチエニル、イソベンゾチエニル、インドリル、イソインドリル、インダゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンズオキサゾリル);
(63)(a) ハロゲン原子、
(b) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(c) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、および
(d) オキソ基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい3ないし8員の単環式非芳香族複素環基(例、オキシラニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、チオラニル、ピペリジル、ピペラジニル、ジヒドロオキサジアゾリル、チアゾリニル);
(64)(a) ハロゲン原子、
(b) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(c) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、および
(d) オキソ基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい8ないし12員の縮合非芳香族複素環基(例、ジヒドロベンゾフラニル);
(65) 5または6員の単環式芳香族複素環オキシ基(例、フリルオキシ、チエニルオキシ、ピロリルオキシ、オキサゾリルオキシ、イソオキサゾリルオキシ、チアゾリルオキシ、イソチアゾリルオキシ、イミダゾリルオキシ、ピリジルオキシ、ピラゾリルオキシ);
(66) 8ないし12員の縮合芳香族複素環オキシ基(例、ベンゾフラニルオキシ、イソベンゾフラニルオキシ、ベンゾチエニルオキシ、イソベンゾチエニルオキシ、インドリルオキシ、イソインドリルオキシ、インダゾリルオキシ、ベンズイミダゾリルオキシ、ベンズオキサゾリルオキシ);
(67) 3ないし8員の単環式非芳香族複素環オキシ基(例、オキシラニルオキシ、アゼチジニルオキシ、オキセタニルオキシ、チエタニルオキシ、ピロリジニルオキシ、テトラヒドロフリルオキシ、チオラニルオキシ、ピペリジルオキシ);
(68) 8ないし12員の縮合非芳香族複素環オキシ基(例、ジヒドロベンゾフラニルオキシ);
(69) カルボキシ基;
(70) C1−6アルコキシ−カルボニル基;
(71) C2−6アルケニルオキシ−カルボニル基(例、ビニルオキシカルボニル、プロペニルオキシカルボニル、ブテニルオキシカルボニル、ペンテニルオキシカルボニル、ヘキセニルオキシカルボニル);
(72) C2−6アルキニルオキシ−カルボニル基(例、エチニルオキシカルボニル、プロピニルオキシカルボニル、ブチニルオキシカルボニル、ペンチニルオキシカルボニル、ヘキシニルオキシカルボニル);
(73) C3−8シクロアルキルオキシ−カルボニル基(例、シクロプロピルオキシカルボニル、シクロブチルオキシカルボニル、シクロペンチルオキシカルボニル、シクロヘキシルオキシカルボニル);
(74) C3−8シクロアルケニルオキシ−カルボニル基(例、シクロプロペニルオキシカルボニル、シクロブテニルオキシカルボニル、シクロペンテニルオキシカルボニル、シクロヘキセニルオキシカルボニル);
(75) C6−14アリールオキシ−カルボニル基(例、フェノキシカルボニル、1−ナフチルオキシカルボニル、2−ナフチルオキシカルボニル);
(76) C3−8シクロアルキル−C1−6アルコキシ−カルボニル基(例、シクロプロピルメチルオキシカルボニル、シクロプロピルエチルオキシカルボニル、シクロブチルメチルオキシカルボニル、シクロペンチルメチルオキシカルボニル、シクロヘキシルメチルオキシカルボニル、シクロヘキシルエチルオキシカルボニル);
(77) C3−8シクロアルケニル−C1−6アルコキシ−カルボニル基(例、シクロペンテニルメチルオキシカルボニル、シクロヘキセニルメチルオキシカルボニル、シクロヘキセニルエチルオキシカルボニル、シクロヘキセニルプロピルオキシカルボニル);
(78) C7−14アラルキルオキシ−カルボニル基(例、ベンジルオキシカルボニル、フェネチルオキシカルボニル);
(79) モノ−C1−6アルキル−チオカルバモイル基(例、メチルチオカルバモイル、エチルチオカルバモイル、プロピルチオカルバモイル);
(80) ジ−C1−6アルキル−チオカルバモイル基(例、ジメチルチオカルバモイル、ジエチルチオカルバモイル、ジプロピルチオカルバモイル);
(81) C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例、アセチルオキシ、プロパノイルオキシ、ブタノイルオキシ、2−メチルプロパノイルオキシ);
(82) ヒドロキシ基で置換されていてもよいイミノ基;および
(83) C1−6アルキレンジオキシ基(例、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ)。
また、前記「炭化水素基」として例示した、C3−10シクロアルキル基、C3−10シクロアルケニル基およびC4−10シクロアルカジエニル基は、置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、以下の置換基B群から選ばれる置換基が挙げられる。置換基が複数存在する場合、各置換基は、同一でも異なっていてもよい。
置換基B群:
(1) 上記置換基A群;
(2)(a) ハロゲン原子、
(b) シアノ基、
(c) ヒドロキシ基、
(d)(i) ハロゲン原子、
(ii) シアノ基、および
(iii) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、
(e)(i) ハロゲン原子、
(ii) シアノ基、および
(iii) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC6−14アリール基、
(f) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、
(g) C1−6アルキル基でモノまたはジ置換されていてもよいアミノ基、
(h) 5または6員の単環式芳香族複素環基、
(i) 8ないし12員の縮合芳香族複素環基、
(j) 3ないし8員の単環式非芳香族複素環基、
(k) 8ないし12員の縮合非芳香族複素環基、
(l) カルボキシ基、および
(m) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルコキシ−カルボニル基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基;
(3)(a) ハロゲン原子、
(b) ヒドロキシ基、
(c) C1−6アルコキシ基、
(d) C1−6アルキル基でモノまたはジ置換されていてもよいアミノ基、
(e) カルボキシ基、および
(f) C1−6アルコキシ−カルボニル基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC2−6アルケニル基;
(4)(a) ハロゲン原子、
(b) ヒドロキシ基、
(c) C1−6アルコキシ基、および
(d) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC7−14アラルキル基;および
(5) オキソ基。
また、前記「炭化水素基」として例示した、C6−14アリール基、C7−14アラルキル基およびC8−13アリールアルケニル基は、置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、オキソ基を除く上記置換基B群から選ばれる置換基が挙げられる。置換基が複数存在する場合、各置換基は、同一でも異なっていてもよい。
またはRで示される「置換基」として例示される「置換されていてもよい複素環基」の「複素環基」は、置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、芳香族複素環基の場合、例えば、オキソ基を除く上記置換基群Bから選ばれる置換基が挙げられ、非芳香族複素環基の場合、例えば、上記置換基群Bから選ばれる置換基が挙げられる。置換基が複数存在する場合、各置換基は、同一でも異なっていてもよい。
またはRで示される「置換基」として例示される「置換されていてもよいヒドロキシ基」としては、例えば、それぞれ置換されていてもよい、C1−10アルキル基、C2−10アルケニル基、C3−10シクロアルキル基、C3−10シクロアルケニル基、C6−14アリール基、C8−14アラルキル基、C8−13アリールアルケニル基、C1−6アルキル−カルボニル基、複素環基(例、芳香族複素環基、非芳香族複素環基)等から選ばれる置換基で置換されていてもよいヒドロキシ基が挙げられる。
ここで、C1−10アルキル基は、置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、
(1) ハロゲン原子;
(2) シアノ基;
(3) ニトロ基;
(4) ヒドロキシ基;
(5)(a) ハロゲン原子、
(b) シアノ基、
(c) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
および
(d) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基;
(6)(a) ハロゲン原子、
(b) シアノ基、
(c) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、および
(d) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC7−14アリール基;
(7)(a) ハロゲン原子、
(b) シアノ基、
(c) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、
(d) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC3−8シクロアルケニル基、
(e) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC6−14アリール基、および
(f) 5または6員の単環式芳香族複素環基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基;
(8) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC2−6アルケニルオキシ基(例、ビニルオキシ、プロペニルオキシ、ブテニルオキシ、ペンテニルオキシ、へキセニルオキシ);
(9) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC2−6アルキニルオキシ基(例、エチニルオキシ、プロピニルオキシ、ブチニルオキシ、ペンチニルオキシ、ヘキシニルオキシ);
(10) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC3−8シクロアルキルオキシ基(例、シクロプロピルオキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ);
(11) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC3−8シクロアルケニルオキシ基(例、シクロプロペニルオキシ、シクロブテニルオキシ、シクロペンテニルオキシ、シクロヘキセニルオキシ);
(12) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC6−14アリールオキシ基;
(13) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC7−14アラルキルオキシ基;
(14)(a) C1−6アルキル基、
(b) C3−6シクロアルキル基、
(c) C6−14アリール基、
(d) C1−6アルコキシ基、
(e) 5または6員の単環式芳香族複素環基、
(f) 8ないし12員の縮合芳香族複素環基、
(g) 3ないし8員の単環式非芳香族複素環基、および
(h) 8ないし12員の縮合非芳香族複素環基
から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基;
(15)(a) C1−6アルキル基、
(b) C3−6シクロアルキル基、
(c) C6−14アリール基、
(d) C1−6アルコキシ基、
(e) 5または6員の単環式芳香族複素環基、
(f) 8ないし12員の縮合芳香族複素環基、
(g) 3ないし8員の単環式非芳香族複素環基、および
(h) 8ないし12員の縮合非芳香族複素環基
から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよいスルファモイル基;
(16) ホルミル基;
(17) C1−6アルキル−カルボニル基;
(18) C2−6アルケニル−カルボニル基(例、アクリロイル、ブテノイル、ペンテノイル、ヘキセノイル、ヘプテノイル);
(19) C2−6アルキニル−カルボニル基(例、プロピオロイル、プロピニルカルボニル、ブチニルカルボニル、ペンチニルカルボニル、ヘキシニルカルボニル);
(20) C3−8シクロアルキル−カルボニル基(例、シクロプロピルカルボニル、シクロブチルカルボニル、シクロペンチルカルボニル、シクロヘキシルカルボニル);
(21) C3−8シクロアルケニル−カルボニル基(例、シクロプロペニルカルボニル、シクロブテニルカルボニル、シクロペンテニルカルボニル、シクロヘキセニルカルボニル);
(22) C6−14アリール−カルボニル基(例、ベンゾイル、1−ナフチルカルボニル、2−ナフチルカルボニル);
(23) C3−8シクロアルキル−C1−6アルキル−カルボニル基(例、シクロプロピルアセチル、3−シクロプロピルプロピオニル、シクロブチルアセチル、シクロペンチルアセチル、シクロヘキシルアセチル、シクロヘキシルプロピオニル);
(24) C3−8シクロアルケニル−C1−6アルキル−カルボニル基(例、シクロペンテニルアセチル、シクロヘキセニルアセチル、3−シクロヘキセニルプロピオニル、3−シクロヘキセニルプロピオニル);
(25) C7−14アラルキル−カルボニル基(例、フェニルアセチル、3−フェニルプロピオニル);
(26) 5または6員の単環式芳香族複素環カルボニル基(例、フリルカルボニル、チエニルカルボニル、ピロリルカルボニル、オキサゾリルカルボニル、イソオキサゾリルカルボニル、チアゾリルカルボニル、イソチアゾリルカルボニル、イミダゾリルカルボニル、ピリジルカルボニル、ピラゾリルカルボニル);
(27) 8ないし12員の縮合芳香族複素環カルボニル基(例、ベンゾフラニルカルボニル、イソベンゾフラニルカルボニル、ベンゾチエニルカルボニル、イソベンゾチエニルカルボニル、インドリルカルボニル、イソインドリルカルボニル、インダゾリルカルボニル、ベンズイミダゾリルカルボニル、ベンズオキサゾリルカルボニル);
(28) 3ないし8員の単環式非芳香族複素環カルボニル基(例、オキシラニルカルボニル、アゼチジニルカルボニル、オキセタニルカルボニル、チエタニルカルボニル、ピロリジニルカルボニル、テトラヒドロフリルカルボニル、チオラニルカルボニル、ピペリジルカルボニル);
(29) 8ないし12員の縮合非芳香族複素環カルボニル基(例、ジヒドロベンゾフラニルカルボニル);
(30)(a) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(b) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル基、
(c) C3−8シクロアルキル−カルボニル基、
(d) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC6−14アリール−カルボニル基、
(e) 5または6員の単環式芳香族複素環カルボニル基、
(f) 8ないし12員の縮合芳香族複素環カルボニル基、
(g) 3ないし8員の単環式非芳香族複素環カルボニル基、および
(h) 8ないし12員の縮合非芳香族複素環カルボニル基
から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよいアミノ基;
(31) スルファニル基;
(32) C1−6アルキルスルファニル基(例、メチルスルファニル、エチルスルファニル);
(33) C2−6アルケニルスルファニル基(例、ビニルスルファニル、プロペニルスルファニル);
(34) C2−6アルキニルスルファニル基(例、エチニルスルファニル、プロピニルスルファニル);
(35) C3−8シクロアルキルスルファニル基(例、シクロプロピルスルファニル、シクロブチルスルファニル);
(36) C3−8シクロアルケニルスルファニル基(例、シクロプロペニルスルファニル、シクロブテニルスルファニル);
(37) C6−14アリールスルファニル基(例、フェニルスルファニル);
(38) C3−8シクロアルキル−C1−6アルキルスルファニル基(例、シクロプロピルメチルスルファニル);
(39) C3−8シクロアルケニル−C1−6アルキルスルファニル基(例、シクロペンテニルメチルスルファニル);
(40) C1−6アルキルスルフィニル基(例、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル);
(41) C2−6アルケニルスルフィニル基(例、ビニルスルフィニル、プロペニルスルフィニル);
(42) C2−6アルキニルスルフィニル基(例、エチニルスルフィニル、プロピニルスルフィニル);
(43) C3−8シクロアルキルスルフィニル基(例、シクロプロピルスルフィニル、シクロブチルスルフィニル);
(44) C3−8シクロアルケニルスルフィニル基(例、シクロプロペニルスルフィニル、シクロブテニルスルフィニル);
(45) C6−14アリールスルフィニル基(例、フェニルスルフィニル);
(46) C3−8シクロアルキル−C1−6アルキルスルフィニル基(例、シクロプロピルメチルスルフィニル);
(47) C3−8シクロアルケニル−C1−6アルキルスルフィニル基(例、シクロペンテニルメチルスルフィニル);
(48) C1−6アルキルスルホニル基(例、メチルスルホニル、エチルスルホニル);
(49) C2−6アルケニルスルホニル基(例、ビニルスルホニル、プロペニルスルホニル);
(50) C2−6アルキニルスルホニル基(例、エチニルスルホニル、プロピニルスルホニル);
(51) C3−8シクロアルキルスルホニル基(例、シクロプロピルスルホニル、シクロブチルスルホニル);
(52) C3−8シクロアルケニルスルホニル基(例、シクロプロペニルスルホニル、シクロブテニルスルホニル);
(53) C6−14アリールスルホニル基(例、フェニルスルホニル);
(54) C3−8シクロアルキル−C1−6アルキルスルホニル基(例、シクロプロピルメチルスルホニル);
(55) C3−8シクロアルケニル−C1−6アルキルスルホニル基(例、シクロペンテニルメチルスルホニル);
(56) C6−14アリール−C1−6アルキルスルホニル基(例、ベンジルスルホニル);
(57) 5または6員の単環式芳香族複素環スルホニル基(例、フリルスルホニル、チエニルスルホニル、ピリジルスルホニル);
(58) 8ないし12員の縮合芳香族複素環スルホニル基(例、ベンゾフラニルスルホニル、イソベンゾフラニルスルホニル);
(59) 3ないし8員の単環式非芳香族複素環スルホニル基(例、オキシラニルスルホニル、アゼチジニルスルホニル);
(60) 8ないし12員の縮合非芳香族複素環スルホニル基(例、ジヒドロベンゾフラニルスルホニル);
(61)(a) ハロゲン原子、
(b) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、および
(c) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい5または6員の単環式芳香族複素環基(例、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピリジル、ピラゾリル、モルホリニル);
(62)(a) ハロゲン原子、
(b) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、および
(c) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい8ないし12員の縮合芳香族複素環基(例、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾチエニル、イソベンゾチエニル、インドリル、イソインドリル、インダゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンズオキサゾリル);
(63)(a) ハロゲン原子、
(b) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(c) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、および
(d) オキソ基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい3ないし8員の単環式非芳香族複素環基(例、オキシラニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、チオラニル、ピペリジル、ピペラジニル、ジヒドロオキサジアゾリル、チアゾリニル);
(64)(a) ハロゲン原子、
(b) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(c) 1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、および
(d) オキソ基
から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい8ないし12員の縮合非芳香族複素環基(例、ジヒドロベンゾフラニル);
(65) 5または6員の単環式芳香族複素環オキシ基(例、フリルオキシ、チエニルオキシ、ピロリルオキシ、オキサゾリルオキシ、イソオキサゾリルオキシ、チアゾリルオキシ、イソチアゾリルオキシ、イミダゾリルオキシ、ピリジルオキシ、ピラゾリルオキシ);
(66) 8ないし12員の縮合芳香族複素環オキシ基(例、ベンゾフラニルオキシ、イソベンゾフラニルオキシ、ベンゾチエニルオキシ、イソベンゾチエニルオキシ、インドリルオキシ、イソインドリルオキシ、インダゾリルオキシ、ベンズイミダゾリルオキシ、ベンズオキサゾリルオキシ);
(67) 3ないし8員の単環式非芳香族複素環オキシ基(例、オキシラニルオキシ、アゼチジニルオキシ、オキセタニルオキシ、チエタニルオキシ、ピロリジニルオキシ、テトラヒドロフリルオキシ、チオラニルオキシ、ピペリジルオキシ);
(68) 8ないし12員の縮合非芳香族複素環オキシ基(例、ジヒドロベンゾフラニルオキシ);
(69) カルボキシ基;
(70) C1−6アルコキシ−カルボニル基;
(71) C2−6アルケニルオキシ−カルボニル基(例、ビニルオキシカルボニル、プロペニルオキシカルボニル、ブテニルオキシカルボニル、ペンテニルオキシカルボニル、へキセニルオキシカルボニル);
(72) C2−6アルキニルオキシ−カルボニル基(例、エチニルオキシカルボニル、プロピニルオキシカルボニル、ブチニルオキシカルボニル、ペンチニルオキシカルボニル、ヘキシニルオキシカルボニル);
(73) C3−8シクロアルキルオキシ−カルボニル基(例、シクロプロピルオキシカルボニル、シクロブチルオキシカルボニル、シクロペンチルオキシカルボニル、シクロヘキシルオキシカルボニル);
(74) C3−8シクロアルケニルオキシ−カルボニル基(例、シクロプロペニルオキシカルボニル、シクロブテニルオキシカルボニル、シクロペンテニルオキシカルボニル、シクロヘキセニルオキシカルボニル);
(75) C6−14アリールオキシ−カルボニル基(例、フェノキシカルボニル、1−ナフチルオキシカルボニル、2−ナフチルオキシカルボニル);
(76) C3−8シクロアルキル−C1−6アルコキシ−カルボニル基(例、シクロプロピルメチルオキシカルボニル、シクロプロピルエチルオキシカルボニル、シクロブチルメチルオキシカルボニル、シクロペンチルメチルオキシカルボニル、シクロヘキシルメチルオキシカルボニル、シクロヘキシルエチルオキシカルボニル);
(77) C3−8シクロアルケニル−C1−6アルコキシ−カルボニル基(例、シクロペンテニルメチルオキシカルボニル、シクロヘキセニルメチルオキシカルボニル、シクロヘキセニルエチルオキシカルボニル、シクロヘキセニルプロピルオキシカルボニル);
(78) C7−14アラルキルオキシ−カルボニル基(例、ベンジルオキシカルボニル、フェネチルオキシカルボニル);
(79) モノ−C1−6アルキル−チオカルバモイル基(例、メチルチオカルバモイル、エチルチオカルバモイル、プロピルチオカルバモイル);
(80) ジ−C1−6アルキル−チオカルバモイル基(例、ジメチルチオカルバモイル、ジエチルチオカルバモイル、ジプロピルチオカルバモイル);
(81) C1−6アルキル−カルボニルオキシ基(例、アセチルオキシ、プロパノイルオキシ、ブタノイルオキシ、2−メチルプロパノイルオキシ);
(82) ヒドロキシ基で置換されていてもよいイミノ基;および
(83) C1−6アルキレンジオキシ基(例、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ)が挙げられる。
また、C2−10アルケニル基およびC1−6アルキル−カルボニル基は、置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、上記置換基A群から選ばれる置換基が挙げられる。置換基が複数存在する場合、各置換基は、同一でも異なっていてもよい。
また、C3−10シクロアルキル基、C3−10シクロアルケニル基および非芳香族複素環基は、置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、上記置換基B群から選ばれる置換基が挙げられる。置換基が複数存在する場合、各置換基は、同一でも異なっていてもよい。
また、C6−14アリール基、C8−14アラルキル基、C8−13アリールアルケニル基および芳香族複素環基は、置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、オキソ基を除く上記置換基B群から選ばれる置換基が挙げられる。置換基が複数存在する場合、各置換基は、同一でも異なっていてもよい。
またはRで示される「置換基」として例示される「置換されていてもよいスルファニル基」としては、例えば、それぞれ置換されていてもよい、C1−10アルキル基、C2−10アルケニル基、C3−10シクロアルキル基、C3−10シクロアルケニル基、C6−14アリール基、C7−14アラルキル基、C8−13アリールアルケニル基、C1−6アルキル−カルボニル基、複素環基(例、芳香族複素環基、非芳香族複素環基)等から選ばれる置換基で置換されていてもよいスルファニル基が挙げられる。
ここで、C1−10アルキル基、C2−10アルケニル基およびC1−6アルキル−カルボニル基は、置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、上記置換基A群から選ばれる置換基が挙げられる。置換基が複数存在する場合、各置換基は、同一でも異なっていてもよい。
また、C3−10シクロアルキル基、C3−10シクロアルケニル基および非芳香族複素環基は、置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、上記置換基B群から選ばれる置換基が挙げられる。置換基が複数存在する場合、各置換基は、同一でも異なっていてもよい。
また、C6−14アリール基、C7−14アラルキル基、C8−13アリールアルケニル基および芳香族複素環基は、置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、オキソ基を除く上記置換基B群から選ばれる置換基が挙げられる。置換基が複数存在する場合、各置換基は、同一でも異なっていてもよい。
またはRで示される「置換基」として例示される「置換されていてもよいアミノ基」としては、例えば、それぞれ置換されていてもよい、C1−10アルキル基、C2−10アルケニル基、C3−10シクロアルキル基、C3−10シクロアルケニル基、C6−14アリール基、C7−14アラルキル基、C8−13アリールアルケニル基、複素環基(例、芳香族複素環基、非芳香族複素環基)等;およびアシル基から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよいアミノ基が挙げられる。また、ジ置換の場合、2つの置換基が一緒になって置換されていてもよい複素環基を形成していてもよい。
ここで、C1−10アルキル基およびC2−10アルケニル基は、置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、上記置換基A群から選ばれる置換基が挙げられる。置換基が複数存在する場合、各置換基は、同一でも異なっていてもよい。
また、C3−10シクロアルキル基、C3−10シクロアルケニル基および非芳香族複素環基は、置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、上記置換基B群から選ばれる置換基が挙げられる。置換基が複数存在する場合、各置換基は、同一でも異なっていてもよい。
また、C6−14アリール基、C7−14アラルキル基、C8−13アリールアルケニル基および芳香族複素環基は、置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、オキソ基を除く上記置換基B群から選ばれる置換基が挙げられる。置換基が複数存在する場合、各置換基は、同一でも異なっていてもよい。
「アミノ基」の置換基として例示した「アシル基」としては、後述するRまたはRで示される「置換基」として例示される「アシル基」と同様のものが挙げられる。
またはRで示される「置換基」として例示される「アシル基」としては、例えば、式:−COR、−CO−OR、−SO、−S(O)、−SOR、−CO−NR’R’、−CS−NR’R’、−S(O)NR’R’[式中、Rは、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、または置換されていてもよい複素環基を示す。R’およびR’は、同一または異なって、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、または置換されていてもよい複素環基を示すか、R’およびR’は、隣接する窒素原子とともに、置換されていてもよい含窒素複素環を形成していてもよい。]で表される基等が挙げられる。
、R’またはR’で示される「置換されていてもよい炭化水素基」における「炭化水素基」としては、例えば、C1−10アルキル基、C2−10アルケニル基、C2−10アルキニル基、C3−10シクロアルキル基、C3−10シクロアルケニル基、C4−10シクロアルカジエニル基、C6−14アリール基、C7−14アラルキル基、C8−13アリールアルケニル基等が挙げられる。
前記「炭化水素基」として例示したC1−10アルキル基、C2−10アルケニル基およびC2−10アルキニル基は、置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、上記置換基A群から選ばれる置換基が挙げられる。置換基が複数存在する場合、各置換基は、同一でも異なっていてもよい。
また、前記「炭化水素基」として例示した、C3−10シクロアルキル基、C3−10シクロアルケニル基およびC4−10シクロアルカジエニル基は、置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、上記置換基B群から選ばれる置換基が挙げられる。置換基が複数存在する場合、各置換基は、同一でも異なっていてもよい。
また、前記「炭化水素基」として例示した、C6−14アリール基、C7−14アラルキル基およびC8−13アリールアルケニル基は、置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、オキソ基を除く上記置換基B群から選ばれる置換基が挙げられる。置換基が複数存在する場合、各置換基は、同一でも異なっていてもよい。
、R’またはR’で示される「置換されていてもよい複素環基」の「複素環基」は、置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、芳香族複素環基の場合、例えば、オキソ基を除く上記置換基群Bが挙げられ、非芳香族複素環基の場合、例えば、上記置換基群Bが挙げられる。置換基が複数存在する場合、各置換基は、同一でも異なっていてもよい。
’およびR’が隣接する窒素原子とともに形成する「置換されていてもよい含窒素複素環」における「含窒素複素環」としては、例えば、環構成原子として炭素原子以外に少なくとも1個の窒素原子を含み、さらに酸素原子、硫黄原子および窒素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし2個含有していてもよい5ないし7員の含窒素複素環が挙げられる。該含窒素複素環の好適な例としては、ピロリジン、イミダゾリジン、ピラゾリジン、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、チオモルホリン等が挙げられる。
該含窒素複素環は、置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、上記置換基B群から選ばれる置換基が挙げられる。置換基が複数存在する場合、各置換基は、同一でも異なっていてもよい。
「アシル基」の好適な例としては、
(1)ホルミル基;
(2)カルボキシ基;
(3)1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル基(例、アセチル);
(4)1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルコキシ−カルボニル基(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル);
(5)C3−10シクロアルキル−カルボニル基(例、シクロプロピルカルボニル、シクロペンチルカルボニル、シクロヘキシルカルボニル);
(6)1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC6−14アリール−カルボニル基(例、ベンゾイル、1−ナフトイル、2−ナフトイル);
(7)(a)ハロゲン原子、C1−6アルコキシ基、C1−6アルコキシ−カルボニル基およびカルボキシ基から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基、および
(b)C1−6アルコキシ−カルボニル基でモノまたはジ置換されていてもよいアミノ基
から選ばれる置換基でモノまたはジ置換されていてもよいカルバモイル基;
(8)1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキルスルホニル基(例、メチルスルホニル、エチルスルホニル、イソプロピルスルホニル);
(9)C6−14アリールスルホニル基(例、ベンゼンスルホニル);
(10)スルファモイル基;
(11)チオカルバモイル基;
(12)1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい芳香族複素環カルボニル基(例、フリルカルボニル、チエニルカルボニル);
(13)1ないし3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい非芳香族複素環カルボニル基(例、テトラヒドロフリルカルボニル、ピロリジノカルボニル);
等が挙げられる。
は、好ましくは、置換されていてもよい芳香環基、−OR、−NHR、−NR8’または−SR(式中、RおよびR8’は、独立してそれぞれ、置換されていてもよいC1−10アルキル基、置換されていてもよいC2−10アルケニル基、置換されていてもよいC2−10アルキニル基、置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基、置換されていてもよいC3−10シクロアルケニル基、置換されていてもよいC4−10シクロアルカジエニル基、置換されていてもよいC6−14アリール基、置換されていてもよいC8−14アラルキル基、または置換されていてもよいC8−13アリールアルケニル基を示す。)である。
ここで、「置換されていてもよい芳香環基」の「芳香環基」は、置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、オキソ基を除く上記置換基群Bが挙げられる。置換基が複数存在する場合、各置換基は、同一でも異なっていてもよい。
またはR8’で示される、「置換されていてもよいC1−10アルキル基」、「置換されていてもよいC2−10アルケニル基」および「置換されていてもよいC2−10アルキニル基」における、C1−10アルキル基、C2−10アルケニル基およびC2−10アルキニル基は、それぞれ、置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、上記置換基A群から選ばれる置換基が挙げられる。置換基が複数存在する場合、各置換基は、同一でも異なっていてもよい。
またはR8’で示される、「置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基」、「置換されていてもよいC3−10シクロアルケニル基」および「置換されていてもよいC4−10シクロアルカジエニル基」における、C3−10シクロアルキル基、C3−10シクロアルケニル基およびC4−10シクロアルカジエニル基は、それぞれ、置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、上記置換基B群から選ばれる置換基が挙げられる。置換基が複数存在する場合、各置換基は、同一でも異なっていてもよい。
またはR8’で示される、「置換されていてもよいC6−14アリール基」、「置換されていてもよいC8−14アラルキル基」および「置換されていてもよいC8−13アリールアルケニル基」における、C6−14アリール基、C8−14アラルキル基およびC8−13アリールアルケニル基は、置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、オキソ基を除く上記置換基B群から選ばれる置換基が挙げられる。置換基が複数存在する場合、各置換基は、同一でも異なっていてもよい。
は、
より好ましくは、置換されていてもよいC6−14アリール基、−ORまたは−SR(式中、Rは前記と同義である。)であり、
さらに好ましくは、置換されていてもよいC6−14アリール基、−ORまたは−SR(式中、Rは、置換されていてもよいC1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル基)、置換されていてもよいC6−14アリール基または置換されていてもよいC8−14アラルキル基である。)であり、
さらにより好ましくは、
(i) C6−14アリール基(例、フェニル)、
(ii) −OR(式中、Rは、C1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル基(例、メチル))またはC6−14アリール基(例、フェニル)である。)、または
(iii) −SR(式中、Rは、C6−14アリール基(例、フェニル)である。)
である。
別の実施態様では、Rは、
より好ましくは、置換されていてもよいC6−14アリール基、または−OR(式中、Rは前記と同義である。)であり、
さらに好ましくは、置換されていてもよいC6−14アリール基、または−OR(式中、Rは、置換されていてもよいC1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル基)、置換されていてもよいC6−14アリール基または置換されていてもよいC8−14アラルキル基である。)であり、
さらにより好ましくは、−OR(式中、Rは、置換されていてもよいC1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル基)である。)であり、
さらにより好ましくは、C1−10アルコキシ基(好ましくはC1−6アルコキシ基)であり、
さらにより好ましくは、C1−6アルコキシ基(例、メトキシ)であり、
特に好ましくは、メトキシである。
は、好ましくは、(1)水素原子、(2)置換されていてもよいC1−10アルキル基、(3)置換されていてもよいC2−10アルケニル基、(4)置換されていてもよいC2−10アルキニル基、または(5)置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基である。
は、
より好ましくは、水素原子、または置換されていてもよいC1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル基)であり、
さらに好ましくは、水素原子またはC1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル基)であり、
さらにより好ましくは、水素原子またはC1−6アルキル基(例、メチル)であり、
さらにより好ましくは、水素原子またはメチルであり、
特に好ましくは、水素原子である。
好ましい組み合わせとしては、
が、置換されていてもよい芳香環基、−OR、−NHR、−NR8’または−SR(式中、RおよびR8’は、独立してそれぞれ、置換されていてもよいC1−10アルキル基、置換されていてもよいC2−10アルケニル基、置換されていてもよいC2−10アルキニル基、置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基、置換されていてもよいC3−10シクロアルケニル基、置換されていてもよいC4−10シクロアルカジエニル基、置換されていてもよいC6−14アリール基、置換されていてもよいC8−14アラルキル基、または置換されていてもよいC8−13アリールアルケニル基を示す。)であり、かつ
が、(1)水素原子、(2)置換されていてもよいC1−10アルキル基、(3)置換されていてもよいC2−10アルケニル基、(4)置換されていてもよいC2−10アルキニル基、または(5)置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基である。
より好ましい組み合わせとしては、
が、置換されていてもよいC6−14アリール基、−ORまたは−SR(式中、Rは前記と同義である。)であり、かつ
が、水素原子または置換されていてもよいC1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル基)である。
さらに好ましい組み合わせとしては、
が、置換されていてもよいC6−14アリール基、−ORまたは−SR(式中、Rは、置換されていてもよいC1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル基)、置換されていてもよいC6−14アリール基または置換されていてもよいC8−14アラルキル基である。)であり、かつ
が、水素原子またはC1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル基)である。
さらにより好ましい組み合わせとしては、
が、
(i) C6−14アリール基(例、フェニル)、
(ii) −OR(式中、Rは、C1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル基(例、メチル))またはC6−14アリール基(例、フェニル)である。)、または
(iii) −SR(式中、Rは、C6−14アリール基(例、フェニル)である。)
であり、かつ
が、水素原子またはC1−6アルキル基(例、メチル)である。
環Aは、置換されていてもよい芳香環を示す。
環Aで示される「置換されていてもよい芳香環」の「芳香環」は、置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していてもよい。このような置換基としては、例えば、オキソ基を除く上記置換基群Bが挙げられる。置換基が複数存在する場合、各置換基は、同一でも異なっていてもよい。
環Aは、
好ましくは、置換されていてもよいC6−14芳香族炭化水素であり、
より好ましくは、置換されていてもよいベンゼンであり、
さらに好ましくは、環状基(好ましくは5または6員の単環式芳香族複素環基(好ましくは、ピラゾリル))で置換され、かつさらに置換されていてもよいベンゼンであり、
さらにより好ましくは、5または6員の単環式芳香族複素環基(好ましくは、ピラゾリル)で置換され、かつ1ないし5個(好ましくは1ないし3個)のハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)でさらに置換されていてもよいベンゼンであり、
さらにより好ましくは、1個の5または6員の単環式芳香族複素環基(好ましくは、ピラゾリル)で置換され、かつ1ないし5個(好ましくは1ないし3個)のハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)でさらに置換されていてもよいベンゼンであり、
さらにより好ましくは、1個の5または6員の単環式芳香族複素環基(好ましくは、ピラゾリル)および1個のハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)で置換されたベンゼンであり、
特に好ましくは、1個のフッ素原子および1個のピラゾリルで置換されたベンゼンである(特に、4−(ピラゾール−1−イル)−2−フルオロベンゼン)。
3a、R4a、R5aおよびR6aは、独立してそれぞれ、置換されていてもよい炭化水素基を示す。
3b、R4b、R5bおよびR6bは、独立してそれぞれ、置換されていてもよい炭化水素基を示す。
、R、RおよびRは、独立してそれぞれ、置換されていてもよい炭化水素基を示す。
3a、R4a、R5a、R6a、R3b、R4b、R5b、R6b、R、R、RまたはRで示される「置換されていてもよい炭化水素基」としては、RまたはRで示される「置換基」として例示した「置換されていてもよい炭化水素基」と同様のものが挙げられる。
3a、R4a、R5aおよびR6aは、
好ましくは、独立してそれぞれ、置換されていてもよいC1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル基)であり、
より好ましくは、独立してそれぞれ、C1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル基)であり、
さらに好ましくは、独立してそれぞれ、C1−6アルキル基(例、メチル)であり、
特に好ましくは、全てメチルである。
3b、R4b、R5bおよびR6bは、
好ましくは、独立してそれぞれ、置換されていてもよいC1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル基)であり、
より好ましくは、独立してそれぞれ、C1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル基)であり、
さらに好ましくは、独立してそれぞれ、C1−6アルキル基(例、メチル)であり、
特に好ましくは、全てメチルである。
、R、RおよびRは、
好ましくは、独立してそれぞれ、置換されていてもよいC1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル基)であり、
より好ましくは、独立してそれぞれ、C1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル基)であり、
さらに好ましくは、独立してそれぞれ、C1−6アルキル基(例、メチル)であり、
特に好ましくは、全てメチルである。
は、置換されていてもよい炭化水素基、または置換されていてもよい複素環基を示す。
で示される「置換されていてもよい炭化水素基」としては、RまたはRで示される「置換基」として例示した「置換されていてもよい炭化水素基」と同様のものが挙げられる。
で示される「置換されていてもよい複素環基」としては、RまたはRで示される「置換基」として例示した「置換されていてもよい複素環基」と同様のものが挙げられる。
は、
好ましくは、置換されていてもよい炭化水素基であり、
より好ましくは、置換されていてもよいC6−14アリール基であり、
さらに好ましくは、置換されていてもよいフェニルであり、
特に好ましくは、フェニルである。
1aは、−OR(式中、Rは、置換基(但し、エテニル基およびベンジル基を除く)を示す。)を示す。
で示される「置換基」としては、RまたはRで示される「置換基」と同様のものが挙げられる。但し、エテニル基およびベンジル基を除く。
1aは、
好ましくは、−OR(式中、Rは、置換されていてもよい炭化水素基(但し、エテニル基およびベンジル基を除く)である。)であり、
より好ましくは、−OR(式中、Rは、置換されていてもよいC1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル基)、置換されていてもよいC6−14アリール基または置換されていてもよいC8−14アラルキル基である。)であり、
さらに好ましくは、−OR(式中、Rは、置換されていてもよいC1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル基)である。)であり、
さらにより好ましくは、C1−10アルコキシ基(好ましくはC1−6アルコキシ基)であり、
さらにより好ましくは、C1−6アルコキシ基(例、メトキシ)であり、
特に好ましくは、メトキシである。
2aは、水素原子または置換基を示す。
2aで示される「置換基」としては、RまたはRで示される「置換基」と同様のものが挙げられる。
2aは、好ましくは、(1)水素原子、(2)置換されていてもよいC1−10アルキル基、(3)置換されていてもよいC2−10アルケニル基、(4)置換されていてもよいC2−10アルキニル基、または(5)置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基である。
2aは、
より好ましくは、水素原子、または置換されていてもよいC1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル基)であり、
さらに好ましくは、水素原子またはC1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル基)であり、
さらにより好ましくは、水素原子またはC1−6アルキル基(例、メチル)であり、
さらにより好ましくは、水素原子またはメチルであり、
特に好ましくは、水素原子である。
環Aaは、置換されていてもよい芳香環を示す。
環Aaで示される「置換されていてもよい芳香環」としては、環Aで示される「置換されていてもよい芳香環」と同様のものが挙げられる。
環Aaは、
好ましくは、置換されていてもよいC6−14芳香族炭化水素であり、
より好ましくは、置換されていてもよいベンゼンであり、
さらに好ましくは、環状基(好ましくは5または6員の単環式芳香族複素環基(好ましくは、ピラゾリル))で置換され、かつさらに置換されていてもよいベンゼンであり、
さらにより好ましくは、5または6員の単環式芳香族複素環基(好ましくは、ピラゾリル)で置換され、かつ1ないし5個(好ましくは1ないし3個)のハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)でさらに置換されていてもよいベンゼンであり、
さらにより好ましくは、1個の5または6員の単環式芳香族複素環基(好ましくは、ピラゾリル)で置換され、かつ1ないし5個(好ましくは1ないし3個)のハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)でさらに置換されたベンゼンであり、
さらにより好ましくは、1個の5または6員の単環式芳香族複素環基(好ましくは、ピラゾリル)および1個のハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)で置換されたベンゼンであり、
特に好ましくは、1個のフッ素原子および1個のピラゾリルで置換されたベンゼンである(特に、4−(ピラゾール−1−イル)−2−フルオロベンゼン)。
化合物(I)としては、
が、
(i) C6−14アリール基(例、フェニル)、
(ii) −OR(式中、Rは、C1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル基(例、メチル))またはC6−14アリール基(例、フェニル)である。)、または
(iii) −SR(式中、Rは、C6−14アリール基(例、フェニル)である。)
であり、
が、水素原子またはC1−6アルキル基(例、メチル)であり、
環Aが、1個の5または6員の単環式芳香族複素環基(好ましくは、ピラゾリル)で置換され、かつ1ないし5個(好ましくは1ないし3個)のハロゲン原子(好ましくは、フッ素原子)でさらに置換されていてもよいベンゼンであり、かつ、
が、フェニルである化合物が好ましい。とりわけ、化合物(I)としては、1−[2−フルオロ−4−(1H−ピラゾール−1−イル)フェニル]−5−メトキシ−3−(1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)ピリダジン−4(1H)−オン(化合物A)が挙げられる。
本発明の製造方法の各工程を以下に説明する。
本発明のピリダジノン化合物は、以下の工程により製造される。
(式中の各記号は前記と同義である)
工程1
当該工程では、化合物(II)を化合物(IIIa)と反応させることにより、化合物(IV)もしくは化合物(IV’)またはその混合物を製造する。
当該反応は、Journal of Heterocyclic Chemistry, 1981, 18, 333-334 に記載の方法、又はそれに準じた方法で行うことができる。
化合物(IIIa)としては、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール、N,N−ジメチルホルムアミドジエチルアセタール、N,N−ジメチルホルムアミドジイソプロピルアセタール、N,N−ジメチルホルムアミドジプロピルアセタール、N,N−ジエチルホルムアミドジメチルアセタール等が挙げられる。
化合物(IIIa)の使用量は、化合物(II)1モルに対して、通常1ないし100モル、好ましくは1ないし50モルである。
反応は、無溶媒で、または反応に不活性な溶媒の存在下で行われる。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノールなど)、炭化水素類(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレンなど)、ハロゲン化炭化水素類(例えば、クロロホルム、ジクロロメタンなど)、エーテル類(例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフランなど)、エステル類(例えば、酢酸エチルなど)、アミド類(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなど)、ニトリル類(例えば、アセトニトリルなど)、スルホキシド類(例えば、ジメチルスルホキシドなど)、水あるいはそれらの混合溶媒が好ましい。
溶媒の使用量は、化合物(II)に対して、通常1ないし100重量倍、好ましくは1ないし80重量倍である。
反応は、通常0ないし150℃、好ましくは0ないし80℃、より好ましくは0ないし70℃、さらに好ましくは0ないし65℃で行われる。
反応時間は、化合物(II)および化合物(IIIa)の種類や反応温度により異なるが、通常0.1ないし24時間、好ましくは0.5ないし10時間である。
生成物は反応混合物のまま、または粗生成物のまま次の工程に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー、HPLC等の分離手段により精製することができる。簡便性の点から、粗生成物のまま次の工程に用いることが好ましい。
化合物(IV)および化合物(IV’)の混合物が得られた場合、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー、HPLC等の手段により、化合物(IV)または化合物(IV’)を単離することもできるが、簡便性の点から、混合物のまま次の工程に用いることが好ましい。
本発明ではRとRが異なるため、当該工程では、化合物(IV)もしくは化合物(IV’)またはその混合物が得られる。ここで、RとRの組み合わせによっては反応が選択的に進行する。例えば、
が、置換されていてもよい芳香環基、−OR、−NHR、−NR8’ または−SR(式中の各記号は前記と同義である。)であり、かつ
が、(1)水素原子、(2)置換されていてもよいC1−10アルキル基、(3)置換されていてもよいC2−10アルケニル基、(4)置換されていてもよいC2−10アルキニル基、または(5)置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基である場合、
好ましくは
が、置換されていてもよいC6−14アリール基、−ORまたは−SR(式中、Rは前記と同義である。)
[好ましくは、置換されていてもよいC6−14アリール基、−ORまたは−SR(式中、Rは、置換されていてもよいC1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル基)、置換されていてもよいC6−14アリール基または置換されていてもよいC8−14アラルキル基である。)であり、
より好ましくは、
(i) C6−14アリール基(例、フェニル)、
(ii) −OR(式中、Rは、C1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル基(例、メチル))またはC6−14アリール基(例、フェニル)である。)、または
(iii) −SR(式中、Rは、C6−14アリール基(例、フェニル)である。)
であり、、
さらに好ましくは、C1−10アルコキシ基(好ましくはC1−6アルコキシ基)であり、
さらにより好ましくは、C1−6アルコキシ基(例、メトキシ)であり、
特に好ましくは、メトキシである。]であり、かつ
が、水素原子、または置換されていてもよいC1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル基)
[好ましくは、水素原子またはC1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル基)であり、
より好ましくは、水素原子またはC1−6アルキル基(例、メチル)であり、
さらに好ましくは、水素原子またはメチルであり、
特に好ましくは、水素原子である。]である場合、
化合物(IV)が優先的に得られる。
工程2
当該工程では、化合物(IV)もしくは化合物(IV’)またはその混合物と化合物(IIIb)とを反応させることにより、化合物(Vb)もしくは化合物(V’b)またはその混合物を製造する。
当該工程は、工程1と同様の方法により行われる。
化合物(IIIb)としては、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール、N,N−ジメチルホルムアミドジエチルアセタール、N,N−ジメチルホルムアミドジイソプロピルアセタール、N,N−ジメチルホルムアミドジプロピルアセタール、N,N−ジエチルホルムアミドジメチルアセタール等が挙げられる。
化合物(IIIb)の使用量は、化合物(IV)もしくは化合物(IV’)またはその混合物1モルに対して、通常1ないし100モル、好ましくは1ないし50モルである。
反応は、無溶媒で、または反応に不活性な溶媒の存在下で行われる。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノールなど)、炭化水素類(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレンなど)、ハロゲン化炭化水素類(例えば、クロロホルム、ジクロロメタンなど)、エーテル類(例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフランなど)、エステル類(例えば、酢酸エチルなど)、アミド類(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなど)、ニトリル類(例えば、アセトニトリルなど)、スルホキシド類(例えば、ジメチルスルホキシドなど)、水あるいはそれらの混合溶媒が好ましい。
溶媒の使用量は、化合物(IV)もしくは化合物(IV’)またはその混合物に対して、通常1ないし100重量倍、好ましくは1ないし80重量倍である。
反応は、通常0ないし150℃、好ましくは0ないし80℃、より好ましくは0ないし70℃、さらに好ましくは0ないし65℃で行われる。
反応時間は、化合物(IV)もしくは化合物(IV’)および化合物(IIIb)の種類や反応温度により異なるが、通常0.1ないし24時間、好ましくは0.5ないし10時間である。
生成物は反応混合物のまま、または粗生成物のまま次の工程に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー、HPLC等の分離手段により精製することができる。簡便性の点から、粗生成物のまま次の工程に用いることが好ましい。
化合物(Vb)および化合物(V’b)の混合物が得られた場合、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー、HPLC等の手段により、化合物(Vb)または化合物(V’b)を単離することもできるが、簡便性の点から、混合物のまま次の工程に用いることが好ましい。
あるいは、化合物(II)を化合物(III)と反応させることにより、化合物(V)もしくは化合物(V’)またはその混合物を製造することもできる(工程1+2)。
(式中の各記号は前記と同義である)
当該反応は、Journal of Heterocyclic Chemistry, 1981, 18, 333-334 に記載の方法、又はそれに準じた方法で行うことができる。
化合物(III)としては、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール、N,N−ジメチルホルムアミドジエチルアセタール、N,N−ジメチルホルムアミドジイソプロピルアセタール、N,N−ジメチルホルムアミドジプロピルアセタール、N,N−ジエチルホルムアミドジメチルアセタール等が挙げられる。
化合物(III)の使用量は、化合物(II)1モルに対して、通常1ないし200モル、好ましくは1ないし100モルである。
反応は、無溶媒で、または反応に不活性な溶媒の存在下で行われる。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノールなど)、炭化水素類(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレンなど)、ハロゲン化炭化水素類(例えば、クロロホルム、ジクロロメタンなど)、エーテル類(例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフランなど)、エステル類(例えば、酢酸エチルなど)、アミド類(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなど)、ニトリル類(例えば、アセトニトリルなど)、スルホキシド類(例えば、ジメチルスルホキシドなど)、水あるいはそれらの混合溶媒が好ましい。
溶媒の使用量は、化合物(II)に対して、通常1ないし100重量倍、好ましくは1ないし80重量倍である。
反応は、通常0ないし150℃、好ましくは0ないし80℃、より好ましくは0ないし70℃、さらに好ましくは0ないし65℃で行われる。
反応時間は、化合物(II)および化合物(III)の種類や反応温度により異なるが、通常0.1ないし24時間、好ましくは0.5ないし10時間である。
生成物は反応混合物のまま、または粗生成物のまま次の工程に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー、HPLC等の分離手段により精製することができる。簡便性の点から、粗生成物のまま次の工程に用いることが好ましい。
化合物(V)および化合物(V’)の混合物が得られた場合、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー、HPLC等の手段により、化合物(V)または化合物(V’)を単離することもできるが、簡便性の点から、混合物のまま次の工程に用いることが好ましい。
工程3
当該工程では、化合物(Vb)もしくは化合物(V’b)またはその混合物(または化合物(V)もしくは化合物(V’)またはその混合物)と化合物(VI)とを反応させることにより、化合物(I)もしくは化合物(I’)またはその混合物を製造する。工程1で、RとRの組み合わせの選択から化合物(IV)を優先的に得ることで、工程2および工程3を経て、化合物(IV)から化合物(I)が優先的に得られる。
当該反応は、Journal of Heterocyclic Chemistry, 1981, 18, 333-334 に記載の方法、又はそれに準じた方法で行うことができる。
化合物(VI)としては、フェニルヒドラジン、メチルヒドラジン、エチルヒドラジン、イソプロピルヒドラジン等が挙げられる。
化合物(VI)の使用量は、化合物(Vb)もしくは化合物(V’b)またはその混合物(または化合物(V)もしくは化合物(V’)またはその混合物)1モルに対して、通常1ないし10モル、好ましくは2ないし5モルである。
反応は、無溶媒で、または反応に不活性な溶媒の存在下で行われる。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、アルコール類(例、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、tert−ブチルアルコール、2−メトキシエタノール等)、有機酸類(例、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸等)、水あるいはそれらの混合溶媒が好ましい。
溶媒の使用量は、化合物(Vb)もしくは化合物(V’b)またはその混合物(または化合物(V)もしくは化合物(V’)またはその混合物)に対して、通常1ないし100重量倍、好ましくは10ないし80重量倍である。
反応は、通常、氷冷下、室温もしくは加熱還流条件で行われ、好ましくは0℃ないし80℃、より好ましくは0℃ないし40℃、さらにより好ましくは0℃ないし30℃、中でも室温(約25℃(特に、25±5℃))が好ましい。
反応時間は、化合物(Vb)もしくは化合物(V’b)(または化合物(V)もしくは化合物(V’))、化合物(VI)および溶媒の種類や反応温度により異なるが、通常0.1ないし10時間、好ましくは0.5ないし5時間である。
化合物(I)、化合物(I’)、化合物(II)、化合物(III)、化合物(IIIa)、化合物(IIIb)、化合物(IV)、化合物(IV’)、化合物(Vb)、化合物(V’b)、化合物(V)、化合物(V’)および化合物(VI)は、塩であってもよく、薬理学的に許容される塩が好ましく、このような塩としては、例えば、無機塩基との塩、有機塩基との塩、無機酸との塩、有機酸との塩、塩基性または酸性アミノ酸との塩等が挙げられる。
無機塩基との塩の好適な例としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩;アルミニウム塩;アンモニウム塩等が挙げられる。
有機塩基との塩の好適な例としては、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トロメタミン[トリス(ヒドロキシメチル)メチルアミン]、tert−ブチルアミン、シクロヘキシルアミン、ベンジルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N,N−ジベンジルエチレンジアミンとの塩等が挙げられる。
無機酸との塩の好適な例としては、塩化水素、臭化水素、硝酸、硫酸、リン酸との塩等が挙げられる。
有機酸との塩の好適な例としては、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フタル酸、フマル酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸との塩等が挙げられる。
塩基性アミノ酸との塩の好適な例としては、アルギニン、リジン、オルニチンとの塩等が挙げられる。
酸性アミノ酸との塩の好適な例としては、アスパラギン酸、グルタミン酸との塩等が挙げられる。
出発原料である化合物(II)は自体公知の方法、例えば、非特許文献5に記載の方法に従って製造することができる。
化合物(II)のうち、化合物(IIa)
(式中の各記号は前記と同義である)
は新規化合物である。化合物(IIa)には、1−メトキシ−3−(2−フェニルヒドラジニリデン)ペンタン−2,4−ジオンおよび1−フェノキシ−3−(2−フェニルヒドラジニリデン)ペンタン−2,4−ジオン、並びにR1aがエテニルオキシ基またはベンジルオキシ基である化合物は含まれない。
化合物(IIa)のR1a、R2aおよび環Aaの好ましい態様は、化合物(II)のR、Rおよび環Aの好ましい例示に同じである。化合物(IIa)の中でも、
で表される化合物(3−{2−[2−フルオロ−4−(1H−ピラゾール−1−イル)フェニル]ヒドラジニリデン}−1−メトキシペンタン−2,4−ジオン)またはその塩が好ましい。
化合物(IIa)は、例えば、以下の方法により製造できる。
(式中、Xはアニオンを示す。アニオンとしては、ハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)の陰イオン、テトラハロゲノボレート(例、テトラフルオロボレート)およびヘキサハロゲノホスフェート(例、ヘキサフルオロホスフェート)等が挙げられる。その他の記号は前記と同義である)
工程4
当該工程では、化合物(VII)をジアゾ化剤と反応させることにより、化合物(VIII)を製造する。
ジアゾ化剤としては、例えば、亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリウムなどの亜硝酸アルカリ金属塩;亜硝酸t−ブチル、亜硝酸イソアミルなどのC2−6亜硝酸アルキルエステル;塩化ニトロシル、ニトロシル硫酸、一酸化窒素等が挙げられる。中でも、亜硝酸ナトリウムは、安価で容易に入手しうる観点から好ましく、亜硝酸アルキルエステルは、反応性を高める観点から好ましい。なお、亜硝酸アルカリ金属塩は常温で固体であるので、予め水に溶解させた後に使用してもよい。
ジアゾ化剤の使用量は、反応性、及び経済性を高める観点から、化合物(VII)1モルに対し、通常1ないし5モル、好ましくは1ないし2モルである。
反応は、所望により酸の存在下で行われる。
酸としては、例えば、塩酸、硫酸、酢酸等が挙げられ、混合して使用してもよい。
酸の使用量は、化合物(VII)1モルに対し、通常1ないし100モル、好ましくは1ないし50モルである。
本反応は、無溶媒で、または反応に不活性な溶媒の存在下で行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、水が好ましい。
反応は、通常、室温あるいは低温で行われ、好ましくは−30℃から10℃、より好ましくは0℃から10℃で行われる。
反応時間は、化合物(VII)、ジアゾ化剤および溶媒の種類や反応温度により異なるが、通常1分ないし3時間、好ましくは1分ないし1時間である。
工程5
当該工程では、化合物(VIII)を化合物(IX)と反応させることにより、化合物(IIa)を製造する。
反応は、Tetrahedron Lett., 2008, 49(14), 2262-2264 に記載の方法、又はそれに準じた方法で行うことができ、所望により塩基の存在下で反応を行うことができる。
化合物(IX)の使用量は、化合物(VIII)1モルに対し、通常1ないし5モル、好ましくは1ないし2モルである。
塩基としては、例えば、酢酸ナトリウムが挙げられる。
塩基の使用量は、化合物(VIII)に対し、通常1ないし10当量、好ましくは2ないし6当量である。
反応は、無溶媒で、または反応に不活性な溶媒の存在下で行われる。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えばアルコール類(例、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、tert−ブチルアルコール、2−メトキシエタノール等)と水の混合溶媒が好ましい。
反応は、通常、室温、又は氷浴で冷却しながら低温で行われる。
反応時間は、化合物(VIII)、化合物(IX)および溶媒の種類や反応温度により異なるが、通常5秒ないし24時間、好ましくは5秒ないし1時間である。
本発明製法において、工程1および工程2における反応温度を適切に設定することで、高い収率で反応が進行し、工程3における反応温度を適切に設定することで、簡便かつ安価に化合物(I)を得ることができる。特に、本発明製法において、化合物(I)が、1−[2−フルオロ−4−(1H−ピラゾール−1−イル)フェニル]−5−メトキシ−3−(1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)ピリダジン−4(1H)−オン(化合物A)であるとき、工程1および工程2において、反応は、通常0ないし150℃、好ましくは0ないし80℃、さらに好ましくは0ないし70℃、さらにより好ましくは0ないし65℃で行われる。
化合物(IIa)は、塩であってもよく、薬理学的に許容される塩が好ましく、このような塩としては、化合物(I)等で例示したものと同様のものが挙げられる。
化合物(I)、化合物(I’)、化合物(II)、化合物(IIa)、化合物(III)、化合物(IIIa)、化合物(IIIb)、化合物(IV)、化合物(IV’)、化合物(Vb)、化合物(V’b)、化合物(V)、化合物(V’)および化合物(VI)は、水和物であっても非水和物であってもよく、これらは、それぞれ化合物(I)、化合物(I’)、化合物(II)、化合物(IIa)、化合物(III)、化合物(IIIa)、化合物(IIIb)、化合物(IV)、化合物(IV’)、化合物(Vb)、化合物(V’b)、化合物(V)、化合物(V’)および化合物(VI)に含まれる。
本発明の製法で製造される化合物(I)もしくは化合物(I’)またはその混合物(以下、これらをまとめて化合物(I)という)は、優れたPDE10A阻害活性を有し、哺乳動物(例えば、ヒト、ウシ、ウマ、イヌ、ネコ、サル、マウス、ラット等、特にヒト)に対し、例えば、以下の疾患、及び症状の予防・治療に有用である。
精神病性障害(例、短期精神病性障害、共有精神病性障害);
アルコール、アンフェタミン、大麻、コカイン、幻覚薬、肥満症、吸入薬、オピオイド、又はフェンシクリジンによって誘発される精神病;
妄想性障害;
不安障害;
運動障害;
気分障害;
大うつ病性障害;
妄想性障害又は統合失調症を含む精神病性障害との混合型の大うつ病性障害;
軽度、中程度又は重度のタイプの大うつ病エピソード;
躁病又は混合性気分エピソード(manic or mixed mood episode);
軽躁病気分エピソード(hypomanic mood episode);
非定型の特徴を伴ううつ病エピソード;
メランコリー型の特徴を伴ううつ病エピソード;
緊張病性の特徴を伴ううつ病エピソード;
産後発症した気分エピソード;
脳卒中後うつ病;
気分変調障害;
軽症うつ病性障害;
自閉症;
薬物依存症;
神経変性障害;
脳外傷に関連する神経変性;
脳卒中に関連する神経変性;
脳梗塞に関連する神経変性;
低血糖によって誘発される神経変性
てんかん性発作に関連する神経変性;
神経性中毒に関連する神経変性;
多系統萎縮症;
アルツハイマー病;
認知症;
多発梗塞性認知症;
アルコール性認知症又は他の薬物関連認知症;
頭蓋内腫瘍又は脳外傷に関連する認知症;
ハンチントン病又はパーキンソン病に関連する認知症;
AIDS関連認知症;
前頭側頭型認知症;
せん妄;
健忘障害;
心的外傷後ストレス障害;
精神発達遅滞;
学習障害(例、読書障害、数学障害、又は書字表出障害);
注意欠陥/多動性障害;
加齢関連認知機能低下;
月経前不快気分障害;
統合失調症の精神病後うつ病性障害;
双極性I型障害、双極性II型障害を含む双極性障害;
気分循環性障害;
パーキンソン病;
ハンチントン病;
妄想;
統合失調症(例、妄想型統合失調症、解体型統合失調症、解体型統合失調症、緊張型統合失調症、未分化型統合失調症、残遺型統合失調症);
統合失調症様障害;
妄想型又はうつ型の統合失調感情障害;
妄想型の人格障害;
統合失調型の人格障害;
肥満症;
メタボリックシンドローム;
インスリン非依存性糖尿病(NIDDM);
耐糖能障害;
肺動脈高血圧(PAH);
トウレット・シンドローム(TS)。
なかでも、化合物(I)は、統合失調症の予防又は治療に有用である。
化合物(I)は、代謝安定性に優れるので、上記疾患に対して低用量でかつ優れた治療効果が期待できる。
化合物(I)は、毒性が低く、そのまま、または医薬製剤の製造法として自体公知の方法(例、日本薬局方記載の方法)に従って製造される剤形、例えば錠剤(糖衣錠、フィルムコーティング錠、舌下錠、口腔内崩壊錠、バッカル錠を含む)、丸剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤(ソフトカプセル剤、マイクロカプセル剤を含む)、トローチ剤、シロップ剤、液剤、乳剤、放出制御製剤(例、速放性製剤、徐放性製剤、徐放性マイクロカプセル剤)、エアゾール剤、フィルム剤(例、口腔内崩壊フィルム、口腔粘膜貼付フィルム)、注射剤(例、皮下注射剤、静脈内注射剤、筋肉内注射剤、腹腔内注射剤)、点滴剤、経皮吸収型製剤、軟膏剤、ローション剤、貼付剤、坐剤(例、肛門坐剤、膣坐剤)、ペレット、経鼻剤、経肺剤(吸入剤)、点眼剤等として、経口的または非経口的(例、静脈内、筋肉内、皮下、臓器内、鼻腔内、皮内、点眼、脳内、直腸内、膣内、腹腔内、直接的な病巣への投与)に、安全に投与することができる。
ここにおいて、薬理学的に許容される担体としては、製剤原料として慣用の各種有機あるいは無機担体物質が用いられ、固形製剤における賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤等;液状製剤における溶解補助剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝剤、無痛化剤等として配合される。また必要に応じて、防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤等の製剤添加物を用いることもできる。
賦形剤の好適な例としては、乳糖、白糖、D−マンニトール、D−ソルビトール、デンプン、α化デンプン、デキストリン、結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、アラビアゴム、プルラン、軽質無水ケイ酸、合成ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムが挙げられる。
滑沢剤の好適な例としては、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、コロイドシリカが挙げられる。
結合剤の好適な例としては、α化デンプン、ショ糖、ゼラチン、アラビアゴム、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、白糖、D−マンニトール、トレハロース、デキストリン、プルラン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドンが挙げられる。
崩壊剤の好適な例としては、乳糖、白糖、デンプン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、軽質無水ケイ酸、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースが挙げられる。
溶剤の好適な例としては、注射用水、生理的食塩水、リンゲル液、アルコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ゴマ油、トウモロコシ油、オリーブ油、綿実油が挙げられる。
溶解補助剤の好適な例としては、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、D−マンニトール、トレハロース、安息香酸ベンジル、エタノール、トリスアミノメタン、コレステロール、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、サリチル酸ナトリウム、酢酸ナトリウムが挙げられる。
懸濁化剤の好適な例としては、ステアリルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシチン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン酸グリセリン等の界面活性剤;ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等の親水性高分子;ポリソルベート類、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油が挙げられる。
等張化剤の好適な例としては、塩化ナトリウム、グリセリン、D−マンニトール、D−ソルビトール、ブドウ糖が挙げられる。
緩衝剤の好適な例としては、リン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩等の緩衝液が挙げられる。
無痛化剤の好適な例としては、ベンジルアルコールが挙げられる。
防腐剤の好適な例としては、パラオキシ安息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビン酸が挙げられる。
抗酸化剤の好適な例としては、亜硫酸塩、アスコルビン酸塩が挙げられる。
着色剤の好適な例としては、水溶性食用タール色素(例、食用赤色2号、及び3号、食用黄色4号、及び5号、食用青色1号、及び2号等の食用色素)、水不溶性レーキ色素(例、上記水溶性食用タール色素のアルミニウム塩)、天然色素(例、β−カロチン、クロロフィル、ベンガラ)が挙げられる。
甘味剤の好適な例としては、サッカリンナトリウム、グリチルリチン酸二カリウム、アスパルテーム、ステビアが挙げられる。
なお、医薬組成物中の化合物(I)の含量は、剤形、化合物(I)の投与量等により異なるが、例えば、組成物全量に対して、約0.01ないし100重量%、好ましくは0.1ないし95重量%である。
化合物(I)の投与量は、投与対象、投与ルート、対象疾患、症状等によっても異なるが、例えば、統合失調症の患者(成人、体重約60kg)に経口投与する場合、通常1回量として約0.1ないし約20mg/kg体重、好ましくは約0.2ないし約10mg/kg体重、さらに好ましくは約0.5ないし約10mg/kg体重であり、この量を1日1回ないし数回(例、3回)投与するのが望ましい。
化合物(I)は、単独の活性薬剤として、又は精神病、特に、統合失調症及び双極性障害、強迫性障害、大うつ病、パーキンソン病、アルツハイマー病、認知機能障害及び/又は記憶喪失の治療に使用される他の薬剤、例えば、ニコチン性α7アゴニスト、ニコチン性α7部分アゴニスト、ニコチン性α7陽性アロステリックモジュレーター、PDE2阻害剤、PDE4阻害剤、PDE5阻害剤、他のPDE阻害剤、カルシウムチャネルブロッカー、ムスカリン性m1及びm2モジュレーター、アデノシン受容体モジュレーター、アンパカイン(ampakines)、グリシントランスポーター1阻害剤、NMDA-Rモジュレーター、mGluRモジュレーター、ドーパミンモジュレーター、セロトニンモジュレーター、選択的セロトニン再取り込み阻害剤、セロトニン・ノルエピネフリン再取り込み阻害剤、ノルエピネフリン・ドーパミン再取り込み阻害剤、トリプル再取り込み阻害剤(triple reuptake inhibitors)、カンナビノイドモジュレーター、及びコリンエステラーゼ阻害剤(例、ドネペジル、リバスチグミン、及びガランタミン)などの他の医薬と組み合わせて投与することができる。このような組み合わせにおいては、各活性成分は、それらの通常の投与量範囲又はそれらの通常の投与量範囲より低い投与量のいずれかに従って投与することができ、同時又は逐次のいずれかで投与することができる。
化合物(I)との併用に適した薬物(以下、併用薬物という)としては、他の適切な統合失調症薬、例えば、ハルドール(Haldol)、クロザリル(Clozaril)、ジプレキサ(Zyprexa)、リスパダール(Risperdal)、エビリファイ(Abilify)、ゲオドン(Geodon)、インベガ(Invega)、及びセロクエル(Seroquel)が挙げられるが、これに限定されない;双極性障害薬、例えば、リチウム、ジプレキサ(Zyprexa)、エビリファイ(Abilify)、及びデパコート(Depakote)が挙げられるが、これに限定されない;パーキンソン病薬、例えば、レボドパ(Levodopa)、パーロデル(Parlodel)、ペルマックス(Permax)、ミラペックス(Mirapex)、タスマー(Tasmar)、ケマドリン(Kemadrin)、アーテン(Artane)、及びコゲンチン(Cogentin)が挙げられるが、これに限定されない;大うつ病の治療に使用される薬剤、例えば、エラビル(Elavil)、トフラニール(Tofranil)、ノルプラミン(Norpramin)、パメロール(Pamelor)、パキシル(Paxil)、プロザック(Prozac)、ゾロフト(Zoloft)、ウェルブトリン(Wellbutrin)、レキサプロ(Lexapro)、レメロン(Remeron)、エフェキソール(Effexor)、シンバルタ(Cymbalta)が挙げられるが、これに限定されない;アルツハイマー病の治療に使用される薬剤、例えば、レミニール(Reminyl)、コグネックス(Cognex)、アリセプト(Aricept)、エクセロン(Exelon)、アカチノール(Akatinol)、ネオトロピン(Neotropin)、エルデプリル(Eldepryl)、エストロゲン及びクリオキノール(Cliquinol)が挙げられるが、これに限定されない;認知症の治療に使用される薬剤、例えば、メラリル(Mellaril)、ハルドール(Haldol)、リスパダール(Risperdal)、コグネックス(Cognex)、アリセプト(Aricept)、及びエクセロン(Exelon)が挙げられるが、これに限定されない;てんかんの治療に使用される薬剤、例えば、ジランチン(Dilantin)、ルミナール(Luminal)、テグレトール(Tegretol)、デパコート(Depakote)、デパケン(Depakene)、ザロンチン(Zarontin)、ニューロンチン(Neurontin)、バルビタ(Barbita)、ソルフェトン(Solfeton)及びフェルバトール(Felbatol)が挙げられるが、これに限定されない;多発性硬化症の治療に使用される薬剤、例えば、デトロール(Detrol)、ディトロパン(Ditropan) XL、オキシコンチン(OxyContin)、ベタセロン(Betaseron)、アボネックス(Avonex)、アザチオプリン(Azathioprine)、トレキサル(Trexall)及びコパキソン(Copaxone)が挙げられるが、これに限定されない;ハンチントン病の治療に使用される薬剤、例えば、エラビル(Elavil)、トフラニール(Tofranil)、ノルプラミン(Norpramin)、パメロール(Pamelor)、パキシル(Paxil)、プロザック(Prozac)、ゾロフト(Zoloft)、ニトマン(Nitoman)、ハルドール(Haldol)、ソラジン(Thorazine)、メラリル(Mellaril)、ドグマチール(Dogmatil)、セロクエル(Seroquel)、クロザリル(Clozaril)、及びリスパダール(Risperdal)が挙げられるが、これに限定されない;糖尿病の治療に使用される薬剤、例えば、PPARリガンド(例、ロシグリタゾン、トログリタゾン及びピオグリタゾンのようなアゴニスト、アンタゴニスト)、インスリン分泌促進剤(例、グリブリド、グリメピリド、クロルプロパミド、トルブタミド、及びグリピジドのようなスルホニルウレア剤、及び非スルホニル分泌促進剤)、α−グルコシダーゼ阻害剤(例えば、アカルボース、ミグリトール、及びボグリボース)、インスリン抵抗性改善剤(例えば、PPAR-γアゴニスト、例、グリタゾン類、ビグアナイド類、PTP-1B阻害剤、DPP-IV阻害剤、及び11ベータ-HSD阻害剤)、肝グルコース放出低下化合物(例えば、グルカゴンアンタゴニスト及びメトホルミン、例、グルコファージ及びグルコファージXR)、インスリン及びインスリン誘導体(長時間作用型インスリン及び短時間作用型インスリンの両方及びその製剤)が挙げられるが、これに限定されない;抗肥満薬、例えば、β-3アゴニスト、CB-1アゴニスト、ニューロペプチドY5阻害剤、毛様体神経栄養因子及び誘導体(例、アクソカイン(Axokine))、食欲抑制剤(例、シブトラミン)、及びリパーゼ阻害剤(例、オルリスタット)が挙げられるが、これに限定されない。
化合物(I)と併用薬物の投与形態は、特に限定されず、投与時に、化合物(I)と併用薬物とが組み合わされていればよい。このような投与形態としては、例えば、
(1)化合物(I)と併用薬物とを同時に製剤化して得られる単一の製剤の投与、
(2)化合物(I)と併用薬物とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の同一投与経路での同時投与、
(3)化合物(I)と併用薬物とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の同一投与経路での時間差をおいての投与、
(4)化合物(I)と併用薬物とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の異なる投与経路での同時投与、
(5)化合物(I)と併用薬物とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の異なる投与経路での時間差をおいての投与(例えば、化合物(I)→併用薬物の順序での投与、あるいは逆の順序での投与)などが用いられる。以下、これらの投与形態をまとめて、本発明の併用剤と略記する。
本発明の併用剤を投与するに際しては、併用薬物と化合物(I)とを同時期に投与してもよいが、併用薬物の投与の後、化合物(I)を投与してもよいし、化合物(I)の投与後、併用薬物を投与してもよい。時間差をおいて投与する場合、時間差は投与する有効成分、剤形、及び投与方法により異なるが、例えば、併用薬物を先に投与する場合、併用薬物を投与した後、1分ないし3日以内、好ましくは10分ないし1日以内、より好ましくは15分ないし1時間以内に化合物(I)を投与する方法が挙げられる。化合物(I)を先に投与する場合、化合物(I)を投与した後、1分ないし1日以内、好ましくは10分ないし6時間以内、より好ましくは15分ないし1時間以内に併用薬物を投与する方法が挙げられる。
併用薬物は、副作用が問題とならなければ、どのような量を設定することも可能である。併用薬物としての一日投与量は、投与量、投与対象、投与ルート、対象疾患、症状等によっても異なるが、例えば、統合失調症の患者(成人、体重約60kg)に経口投与する場合、通常1回量として約0.1ないし約20mg/kg体重、好ましくは約0.2ないし約10mg/kg体重、さらに好ましくは約0.5ないし約10mg/kg体重であり、この量を1日1回ないし数回(例、3回)投与するのが望ましい。
化合物(I)が併用薬物と組み合せて使用される場合には、各薬剤の投与量は、それらの剤の反対効果を考慮して安全な範囲内で低減できる。
本発明の併用剤は、毒性が低く、例えば、化合物(I)、又は(及び)上記併用薬物を公知の方法に従って、薬理学的に許容される担体と混合して医薬組成物、例えば、錠剤(糖衣錠、フィルムコーティング錠を含む)、散剤、顆粒剤、カプセル剤、(ソフトカプセルを含む)、液剤、注射剤、坐剤、徐放剤などとすることができ、それらは、経口的、又は非経口的(例、局所、直腸、静脈など)に安全に投与することができる。
本発明の併用剤の製造に用いることができる薬理学的に許容される担体としては、上記した化合物(I)を含有してなる医薬組成物に使用されるものと同様のものを使用することができる。
本発明の併用剤における化合物(I)と併用薬物との配合比は、投与対象、投与ルート、疾患などにより適宜選択することができる。
上記併用薬物は、2種以上の薬物を適切な割合で組み合せて用いてもよい。
併用薬物の投与量は、臨床上用いられている用量を基準として適宜選択することができる。また、化合物(I)と併用薬物の配合比は、投与対象、投与ルート、対象疾患、症状、組み合わせ等により適宜選択することができる。例えば、投与対象がヒトである場合、化合物(I)100重量部に対し、併用薬物を0.01ないし100重量部用いることができる。
例えば、本発明の併用剤における化合物(I)の含有量は、製剤の形態によって相違するが、通常製剤全体に対して約0.01ないし99.9重量%の範囲であり、好ましくは約0.1ないし50重量%の範囲であり、さらに好ましくは約0.5ないし20重量%程度の範囲である。
本発明の併用剤における併用薬物の含有量は、製剤の形態によって相違するが、通常製剤全体に対して約0.01ないし99.9重量%の範囲であり、好ましくは約0.1ないし約50重量%の範囲であり、さらに好ましくは約0.5ないし約20重量%の範囲である。
本発明の併用剤における担体などの添加剤の含有量は、製剤の形態によって相違するが、通常製剤全体に対して約1ないし99.99重量%の範囲であり、好ましくは約10ないし約90重量%の範囲である。
化合物(I)、及び併用薬物をそれぞれ別々に製剤化する場合も同様の含有量でよい。
上記したように投与量は種々の条件で変動するので、上記投与量より少ない量で十分な場合もあり、また上記範囲を超える投与量が必要な場合もある。
以下に、参考例及び実施例を挙げて、本発明を更に具体的に説明するが、これによって本発明が限定されるものではない。
参考例及び実施例中、室温とは約25℃を示す。
参考例1
1)1-メトキシ-3-(1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)プロパン-2-オール
−78℃にて1-フェニル-1H−ピラゾール (5.0 g)のテトラヒドロフラン (150 mL)溶液に1.6M n-ブチルリチウムのn-ヘキサン溶液 (22.8 mL)を滴下した。同温にて1時間撹拌後、2-(メトキシメチル)オキシラン(9.2 g)を添加した。室温にて1時間撹拌後、1M塩酸を添加して減圧濃縮しテトラヒドロフランを留去した。酢酸エチルで抽出後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し1-メトキシ-3-(1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)プロパン-2-オール (2.44 g, 30%)を得た。
2)1-メトキシ-3-(1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)プロパン-2-オン
-50℃にてジメチルスルホキシド (505 mg)のテトラヒドロフラン (3 mL)溶液にトリフルオロ酢酸無水物 (407 mg)を添加し、15分撹拌した。同温にて1-メトキシ-3-(1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)プロパン-2-オール (300 mg)のテトラヒドロフラン (2 mL)溶液を添加した。0℃で15分撹拌後、トリエチルアミン (523 mg)を添加し、1時間撹拌した。さらに室温で3時間撹拌後、酢酸エチル、10%炭酸ナトリウム水溶液を加えて抽出した。有機層を1M塩酸、10%食塩水で順次洗浄し、減圧濃縮した。濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、1-メトキシ-3-(1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)プロパン-2-オン (183 mg, 62%)を得た。
3)1-{2-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]ヒドラジニリデン}-3-メトキシ-1-(1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)プロパン-2-オン
3M塩酸 (1.1 mL)に2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)アニリン塩酸塩 (139 mg)を添加した。0℃にて亜硝酸ナトリウム (67 mg)と水 (0.2 mL)の混合溶液を滴下し、同温にて2時間撹拌した。本溶液を0℃にて1-メトキシ-3-(1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)プロパン-2-オン (150 mg)と酢酸ナトリウム (321 mg)のメタノール (1.4 mL)溶液に滴下し、同温にて1時間撹拌した。水、酢酸エチルを用いて抽出し、有機層を減圧濃縮した。濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製して、1-{2-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]ヒドラジニリデン}-3-メトキシ-1-(1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)プロパン-2-オン (110 mg, 40%)を得た。
4)1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシ-3-(1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリダジン-4(1H)-オン
1-{2-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]ヒドラジニリデン}-3-メトキシ-1-(1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)プロパン-2-オン (100 mg)のN,N−ジメチルアセトアミド (1 mL)溶液にN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール (43 mg)を添加し、80℃にて2時間撹拌した。その後、室温にて水 (1.5 mL)を添加して、一晩撹拌後、結晶をろ取した。湿結晶を乾燥して、1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシ-3-(1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリダジン-4(1H)-オン (50 mg, 49%)を得た。
参考例2
1)2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)アニリン
2-フルオロ-4-ヨードアニリン(1000 g)、1H-ピラゾール(345 g)、炭酸セシウム(2887 g)、1,2-ジメトキシエタン(5 L)の混合物を脱気した。反応混合物にヨウ化銅(I)(24.1 g) とトランス-1,2-シクロヘキサンジアミン(48.2 g)を撹拌しながら加え、窒素雰囲気下、室温で20分撹拌した後に、内温85℃から86℃で72時間加熱撹拌した。反応混合物を水(7.5 L)で希釈し酢酸エチル(10 L)で抽出し、水層に酢酸エチル(10 L)を加え抽出した。有機層を合わせて飽和食塩水(10 L)で洗浄し、硫酸マグネシウムを加えて乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)で精製し、表題化合物(650 g)を淡黄色結晶として得た。
2)メチル 2-{2-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]ヒドラジニリデン}-4-メトキシ-3-オキソブタノアート
2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)アニリン(271 g)と6 N塩酸(1.53 L)の混合物に、亜硝酸ナトリウム(158 g)/水 (380 mL)の溶液を内温5℃から15℃で30分かけて滴下し、同様の温度で90分撹拌した。メチル 4-メトキシ-3-オキソブタノエート(223 g)、酢酸ナトリウム(753 g)、メタノール(3 L)の懸濁液に上記の溶液を内温5℃から21℃で30分かけて滴下し、同様の温度で20分撹拌した。反応混合物に水(3 L)を同様の温度で30分かけて滴下し、同様の温度で90分撹拌した。生じた結晶をろ取して水(3 L)で洗浄した後、エタノール(3.38 L)/ジイソプロピルエーテル(2.25 L)溶液を加えて室温で30分撹拌した。結晶をろ取してジイソプロピルエーテル(1 L)とヘキサン(1 L)で順次洗浄し、乾燥して表題化合物(472 g)を橙色結晶として得た。
3)メチル 1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリダジン-3-カルボキシラート
メチル 2-{2-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]ヒドラジニリデン}-4-メトキシ-3-オキソブタノアート(945 g)、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール (4.5 L)、N,N-ジメチルホルムアミド(0.45 L)の混合物を内温85℃で60分撹拌した。反応混合物を1時間かけて5℃まで冷却し、同様の温度で30分撹拌した。生じた結晶をろ取して酢酸エチル(1.4 L)/ヘキサン(2.8 L)溶液で洗浄し、乾燥して表題化合物(920 g)を淡黄色結晶として得た。
4)1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリダジン-3-カルボン酸
メチル 1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリダジン-3-カルボキシラート(280 g)とメタノール(5 L)の混合液に1 N水酸化ナトリウム水溶液(1.63 L)を内温5℃から10℃で30分かけて滴下し、室温で1時間撹拌した。反応混合物に1 N塩酸(1.63 L)を内温5℃から10℃で30分かけて滴下し、同様の温度で30分撹拌した。結晶をろ取して水(0.75 L)、およびエタノール(0.84 L)/ジイソプロピルエーテル(0.56 L)溶液で順次洗浄し乾燥して表題化合物(242 g)を淡黄色結晶として得た。
5)1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-N,5-ジメトキシ-N-メチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリダジン-3-カルボキサミド
1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリダジン-3-カルボン酸(148.8 g)とN,N-ジメチルホルムアミド(576 mL)の混合物にN,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(48.3 g)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール1水和物(76 g)、1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)-カルボジイミド塩酸塩(95 g)、トリエチルアミン(132 mL)を加えて、25℃で3時間撹拌した。反応混合物にN,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(8.80 g)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(13.8 g)、1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)-カルボジイミド塩酸塩(17.3 g)、トリエチルアミン(25.1 mL)を加えて、25℃で3時間撹拌した。反応混合物にN,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(8.80 g)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(13.8 g)、1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)-カルボジイミド塩酸塩(17.3 g)、トリエチルアミン(25.1 mL)を加えて、30℃で終夜撹拌した。反応混合物に水(3.5 L)を加え0℃で4時間撹拌した。生じた結晶をろ取して水(1 L)で洗浄した後、エタノール(600 mL)/ジイソプロピルエーテル(400 mL)溶液を加えて撹拌した。結晶をろ取し、ジイソプロピルエーテル(200 mL)とヘキサン(200 mL)で順次洗浄して表題化合物(138.7 g)を得た。
6)3-アセチル-1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシピリダジン-4(1H)-オン
1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-N,5-ジメトキシ-N-メチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリダジン-3-カルボキサミド(20 g)にテトラヒドロフラン(1.6 L)を加え60℃に加熱して溶解させ放冷した。1M臭化メチルマグネシウム テトラヒドロフラン溶液(200 mL)を-78℃に冷却し、上記の溶液を内温-78℃から-50℃で滴下し、反応混合物を-78℃で2時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液(200 mL)を加え室温に昇温した。有機層を飽和食塩水(300 mL)で3回洗浄し、水層を合わせて酢酸エチル(500 mL)で抽出し、有機層を合わせて濃縮した。茶褐色の残渣から水層をデカンテーションで除去し、テトラヒドロフラン(30 mL)を加えてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール/酢酸エチル)で精製した。生じた結晶に酢酸エチル(25 mL)を加えて撹拌し、ジイソプロピルエーテル(75 mL)を加えた。結晶をろ取し、酢酸エチル(12.5 mL)/ジイソプロピルエーテル(37.5 mL)溶液で洗浄して表題化合物(13.9 g)を得た。
7)3-[3-(ジメチルアミノ)プロプ-2-エノイル]-1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシピリダジン-4(1H)-オン
3-アセチル-1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシピリダジン-4(1H)-オン(700 g)とアセトニトリル(3.5 L)の混合物に、内温15℃から20℃でN,N−ジメチルアセトアミドジメチルアセタール(3.5 L)を加えた。反応混合物を内温82℃にて4時間加熱撹拌した後、1時間氷冷した。生じた結晶をろ取し、アセトニトリル(3 L)およびジイソプロピルエーテル(3 L)にて順次洗浄後、50℃にて6時間減圧乾燥して表題化合物(725.3 g)を茶色結晶として得た。
8)1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシ-3-(1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリダジン-4(1H)-オン
3-[3-(ジメチルアミノ)プロプ-2-エノイル]-1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシピリダジン-4(1H)-オン(774.8 g)とエタノール(3.9 L)の混合物に、フェニルヒドラジン(210.8 mL)の10%トリフルオロ酢酸/エタノール(7.75 L)溶液を内温0から5 ℃で1時間かけて滴下し、内温20℃から25℃にて3日間撹拌した。反応混合物を1時間氷冷した後、生じた結晶をろ取した。得られた結晶をエタノール(3.9 L)にて洗浄した後、60℃にて6時間減圧乾燥して1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシ-3-(1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリダジン-4(1H)-オンの粗結晶(826.0 g)を黄色結晶として得た。
粗1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシ-3-(1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリダジン-4(1H)-オン(1.75 kg)にジメチルスルホキシド(14.9 L)を加え70℃に加熱して溶解させた。溶液をろ過し反応容器とろ過器をジメチルスルホキシド(0.88 L)で洗浄した。ろ液にエタノール(15.0 L)を60℃で1.5時間かけて滴下し、混合物を2時間かけて4℃まで冷却し、2℃から4℃で40分撹拌した。生じた結晶をろ取してエタノール(14 L)にて洗浄し、終夜風乾し、さらに減圧下60℃で4時間乾燥して1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシ-3-(1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリダジン-4(1H)-オンの再結晶品(1回目)(1.48 kg)を得た。
上記の1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシ-3-(1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリダジン-4(1H)-オンの再結晶品(1回目) (1.48 kg)にジメチルスルホキシド(10.7 L)を加え75℃に加熱して溶解させた。溶液にエタノール(13.1 L)を65℃から70℃で1時間かけて滴下し、混合物を1.5時間かけて5℃まで冷却し、内温2℃から5℃で45分撹拌した。生じた結晶をろ取してエタノール(11.8 L)にて洗浄し、終夜風乾し、さらに減圧下50℃で2時間乾燥して1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシ-3-(1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリダジン-4(1H)-オンの再結晶品(2回目)(1.40 kg)を得た。
参考例3
1)2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)アニリン
2-フルオロ-4-ヨードアニリン(1000 g)、1H-ピラゾール(345 g)、炭酸セシウム(2887 g)、1,2-ジメトキシエタン(5 L)の混合物を脱気した。反応混合物にヨウ化銅(I)(24.1 g) とトランス-1,2-シクロヘキサンジアミン(48.2 g)を撹拌しながら加え、窒素雰囲気下、室温で20分撹拌した後に、内温85℃から86℃で72時間加熱撹拌した。反応混合物を水(7.5 L)で希釈し酢酸エチル(10 L)で抽出し、水層に酢酸エチル(10 L)を加え抽出した。有機層を合わせて飽和食塩水(10 L)で洗浄し、硫酸マグネシウムを加えて乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)で精製し、表題化合物(650 g)を淡黄色結晶として得た。
2)メチル 2-{2-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]ヒドラジニリデン}-4-メトキシ-3-オキソブタノアート
2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)アニリン(271 g)と6 N塩酸(1.53 L)の混合物に、亜硝酸ナトリウム(158 g)/水 (380 mL)の溶液を内温5℃から15℃で30分かけて滴下し、同様の温度で90分撹拌した。メチル 4-メトキシ-3-オキソブタノエート(223 g)、酢酸ナトリウム(753 g)、メタノール(3 L)の懸濁液に上記の溶液を内温5℃から21℃で30分かけて滴下し、同様の温度で20分撹拌した。反応混合物に水(3 L)を同様の温度で30分かけて滴下し、同様の温度でさらに90分撹拌した。生じた結晶をろ取して水(3 L)で洗浄した後、エタノール(3.38 L)/ジイソプロピルエーテル(2.25 L)溶液を加えて室温で30分撹拌した。結晶をろ取してジイソプロピルエーテル(1 L)とヘキサン(1 L)で順次洗浄し、乾燥して表題化合物(472 g)を橙色結晶として得た。
3)メチル 1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリダジン-3-カルボキシラート
メチル 2-{2-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]ヒドラジニリデン}-4-メトキシ-3-オキソブタノアート(945 g)、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール (4.5 L)、N,N-ジメチルホルムアミド(0.45 L)の混合物を内温85℃で60分撹拌した。反応混合物を1時間かけて5℃まで冷却し、同様の温度でさらに30分撹拌した。生じた結晶をろ取して酢酸エチル(1.4 L)/ヘキサン(2.8 L)溶液で洗浄し、乾燥して表題化合物(920 g)を淡黄色結晶として得た。
4)1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリダジン-3-カルボン酸
メチル 1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリダジン-3-カルボキシラート(280 g)とメタノール(5 L)の混合液に1 N水酸化ナトリウム水溶液(1.63 L)を内温5℃から10℃で30分かけて滴下し、室温で1時間撹拌した。反応混合物に1 N塩酸(1.63 L)を内温5℃から10℃で30分かけて滴下し、同様の温度で30分撹拌した。結晶をろ取して水(0.75 L)、エタノール(0.84 L)/ジイソプロピルエーテル(0.56 L)溶液で順次洗浄し乾燥して表題化合物(242 g)を淡黄色結晶として得た。
5)5-({1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリダジン-3-イル}カルボニル)-2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-4,6-ジオン
1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリダジン-3-カルボン酸 (625 g)、N,N-ジメチル-4-アミノピリジン (462 g)、2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-4,6-ジオン(273 g)、1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩 (363 g)のN,N-ジメチルホルムアミド (2.5 L) 溶液を室温で3日間撹拌した。反応混合物を水(7.5 L)で希釈した後、塩化ナトリウム(900 g)を加えた。生じた固体をろ取し、減圧下乾燥させることにより表題化合物(870 g) を白色固体として得た。
6)3-アセチル-1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシピリダジン-4(1H)-オン
5-({1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロピリダジン-3-イル}カルボニル)-2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-4,6-ジオン(300 g)と酢酸(1500 mL)の混合物を2時間加熱還流した。反応混合物を減圧下濃縮した後、テトラヒドロフランで希釈し、不溶物をろ別した。ろ液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (テトラヒドロフラン) で精製して表題化合物(76 g)を淡黄色固体として得た。
7)3-[3-(ジメチルアミノ)プロプ-2-エノイル]-1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシピリダジン-4(1H)-オン
3-アセチル-1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシピリダジン-4(1H)-オン(700 g)とアセトニトリル(3.5 L)の混合物に、内温15℃から20℃でN,N−ジメチルアセトアミドジメチルアセタール(3.5 L)を加えた。反応混合物を内温82℃にて4時間加熱撹拌した後、1時間氷冷した。生じた結晶をろ取し、アセトニトリル(3 L)およびIPE(3 L)にて順次洗浄後、50℃にて6時間減圧乾燥して表題化合物(725.3 g)を茶色結晶として得た。
8)1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシ-3-(1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリダジン-4(1H)-オン
3-[3-(ジメチルアミノ)プロプ-2-エノイル]-1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシピリダジン-4(1H)-オン(774.8 g)とエタノール(3.9 L)の混合物に、フェニルヒドラジン(210.8 mL)の10%トリフルオロ酢酸/エタノール(7.75 L)溶液を内温0から5 ℃で1時間かけて滴下し、内温20℃から25℃にて3日間撹拌した。反応混合物を1時間氷冷した後、生じた結晶をろ取した。得られた結晶をエタノール(3.9 L)にて洗浄した後、60℃にて6時間減圧乾燥して1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシ-3-(1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリダジン-4(1H)-オンの粗結晶(826.0 g)を黄色結晶として得た。
粗1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシ-3-(1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリダジン-4(1H)-オン(1.75 kg)にジメチルスルホキシド(14.9 L)を加え70℃に加熱して溶解させた。溶液をろ過し反応容器とろ過器をジメチルスルホキシド(0.88 L)で洗浄した。ろ液にエタノール(15.0 L)を60℃で1.5時間かけて滴下し、混合物を2時間かけて4℃まで冷却し、2℃から4℃で40分撹拌した。生じた結晶をろ取してエタノール(14 L)にて洗浄し、終夜風乾し、さらに減圧下60℃で4時間乾燥して1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシ-3-(1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリダジン-4(1H)-オンの再結晶品(1回目)(1.48 kg)を得た。
上記の1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシ-3-(1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリダジン-4(1H)-オンの再結晶品(1回目) (1.48 kg)にジメチルスルホキシド(10.7 L)を加え75℃に加熱して溶解させた。溶液にエタノール(13.1 L)を65℃から70℃で1時間かけて滴下し、混合物を1.5時間かけて5℃まで冷却し、内温2℃から5℃で45分撹拌した。生じた結晶をろ取してエタノール(11.8 L)にて洗浄し、終夜風乾し、さらに減圧下50℃で2時間乾燥して1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシ-3-(1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリダジン-4(1H)-オンの再結晶品(2回目)(1.40 kg)を得た。
実施例1
3-[3-(ジメチルアミノ)-2-メチルプロプ-2-エノイル]-1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシピリダジン-4(1H)-オン
室温にて3-{2-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]ヒドラジニリデン}-1-メトキシヘキサン-2,4-ジオン(300 mg)のN,N−ジメチルアセトアミド(3 mL)溶液にN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール (323 mg)を添加し、80℃にて1時間撹拌した。室温にて酢酸エチル、飽和食塩水を添加し抽出した。有機層を減圧濃縮後、濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)により精製し、3-[3-(ジメチルアミノ)-2-メチルプロプ-2-エノイル]-1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシピリダジン-4(1H)-オン (218 mg, 62%)を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ1.96 (3H, s), 3.08 (3H, brs), 3.79 (3H, s), 6.60-6.68 (1H, m), 6.96 (1H, brs), 7.74-8.10 (4H, m), 8.44-8.51 (1H, m), 8.63-8.70 (1H, m).
実施例2
3-[3-(ジメチルアミノ)プロプ-2-エノイル]-1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-フェノキシピリダジン-4(1H)-オン
室温にて3-{2-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]ヒドラジニリデン}-1-フェノキシペンタン-2,4-ジオン (300 mg)のDMAc (3 mL)溶液にN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール (282 mg)を添加し、80℃にて1時間撹拌した。室温にて酢酸エチル、飽和食塩水を添加し抽出した。有機層を減圧濃縮後、濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)により精製し、3-[3-(ジメチルアミノ)プロプ-2-エノイル]-1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-フェノキシピリダジン-4(1H)-オン (323 mg, 92%)を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ2.83 (3H, s), 3.12 (3H, brs), 5.19 (1H, brs), 6.60-6.69 (1H, m), 6.98-7.21 (3H, m),7.29-7.39 (2H, m), 7.49 (1H, brs), 7.79-7.97 (3H, m), 8.01-8.08 (1H, m), 8.66 (1H, d, J = 2.2 Hz), 8.92 (1H, brs).
実施例3
1) 2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)アニリン塩酸塩
ジメチルスルホキシド(1400 mL)に2-フルオロ-4-ヨードアニリン(200 g)、ピラゾール (86.2 g)、リン酸三カリウム(215.0 g)を加えた。酸化銅(I) (14.5 g)を添加して、DMSO (200 mL)を加えた。100℃にて5時間撹拌した。反応終了後、45℃にて水(2000 mL)、酢酸エチル (2400 mL)、10%(w/w)クエン酸水溶液 (2000 mL)を添加し、同温にて30分撹拌した。室温にて分液後、有機層を12%(w/w)アンモニア水 (1000 mL)と20%(w/w)塩化アンモニウム水溶液 (1000 mL)の混合液、6%(w/w)アンモニア水 (1000 mL)と20%(w/w)塩化アンモニウム水溶液 (1000 mL)の混合液、10%(w/w)塩化アンモニウム水溶液 (2000 mL)、水 (2000 mL)で順次洗浄した。室温にて有機層に4M塩化水素の酢酸エチル溶液 (173 mL)を滴下した。撹拌後、結晶をろ取し、酢酸エチル (800 mL)で洗浄した。湿結晶を乾燥し、2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)アニリン塩酸塩 (130.7 g, 73%)を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ6.49-6.51 (1H, m), 7.05-7.20 (1H, m), 7.42-7.57 (1H, m), 7.60-7.71 (2H, m), 8.38 (1H, d, J = 2.5 Hz).
2) 3-{2-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]ヒドラジニリデン}-1-メトキシペンタン-2,4-ジオン
室温にてt-BuONa (33.2 g)をトルエン (240 mL)に添加した。0-10℃にてメチルメトキシアセテート(30.0 g)のアセトン (16.7 g)溶液を添加した。室温にて18時間撹拌した。0-10℃にて2M塩酸 (120 mL)、2M水酸化ナトリウム水溶液 (80 mL)を添加してpH10.5に調整した。分液後、水層に酢酸 (24.2 g)、メタノール (611 mL)、酢酸ナトリウム (61.8 g)を順次添加した(溶液(1))。
別の容器にて、3M塩酸 (256 mL)に2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)アニリン塩酸塩 (32.2 g)を添加した。0-10℃にて亜硝酸ナトリウム (13.4 g)と水 (32 mL)の混合溶液を滴下し、同温にて1時間撹拌した(溶液(2))。0-10℃にて溶液(1)に溶液(2)を滴下し、同温にて2時間撹拌した。結晶をろ取して、水 (640 mL)、50%(v/v)メタノール水溶液 (64 mL)で順次洗浄した。湿結晶を乾燥し、3-{2-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]ヒドラジニリデン}-1-メトキシペンタン-2,4-ジオン(45.0 g, 94%)を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ2.42 (3H, brs), 3.32 (3H, s), 4.56 (3H, brs), 6.55-6.65 (1H, m), 7.72-8.05 (4H, m), 8.56 (1H, s), 14.49 (1H, brs).
3) 3-[3-(ジメチルアミノ)プロプ-2-エノイル]-1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシピリダジン-4(1H)-オン
室温にてN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール (5.6 g)のN,N−ジメチルアセトアミド(13.5 mL)溶液に3-{2-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]ヒドラジニリデン}-1-メトキシペンタン-2,4-ジオン(5 g)を添加し、容器をN,N−ジメチルアセトアミド(1.5 mL)で洗いこんだ。62℃にて3時間撹拌した。50℃にて酢酸エチル(75 mL)を添加後、室温にて2時間撹拌した。結晶をろ取して、酢酸エチル (15 mL)で洗浄した。湿結晶を乾燥し、3-[3-(ジメチルアミノ)プロプ-2-エノイル]-1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシピリダジン-4(1H)-オン (40.1 g, 83%)を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ2.82 (3H, s), 3.09 (3H, brs), 3.79 (3H, s), 5.24 (1H, brs), 6.60-6.67 (1H, m), 7.45 (1H, brs), 7.79-8.08 (4H, m), 8.46-8.52 (1H, m), 8.63-8.70 (1H, m).
4) 1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシ-3-(1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリダジン-4(1H)-オン
室温にて3-[3-(ジメチルアミノ)プロプ-2-エノイル]-1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシピリダジン-4(1H)-オン (3 g)の酢酸(22.5 mL)溶液にフェニルヒドラジン (889 mg)を添加し、3時間撹拌した。室温にて1M塩酸(22.5 mL)を滴下し、1時間撹拌した。結晶をろ取して、酢酸 (2.1 mL)とエタノール (3.9 mL)の混合溶液、エタノール (15 mL)で順次洗浄した。湿結晶を乾燥し、1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-メトキシ-3-(1-フェニル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリダジン-4(1H)-オン (3.0 g, 89%)を得た。
実施例4
1) 1-フェニルペンタン-2,4-ジオン
0-10℃にてt-BuOK (4.48 g)のTHF (25 mL)懸濁液にメチルフェニルアセテート (5.00 g)とアセトン (2.13 g)のTHF (5 mL)溶液を滴下した。室温にて終夜撹拌した。反応混合物を2 M塩酸 (20 mL)に注加した後に酢酸エチル (20 mL)で抽出した。有機層を飽和食塩水 (10 mL)で洗浄後に減圧濃縮した。濃縮残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーを用いて精製して、1-フェニルペンタン-2,4-ジオン (1.12 g, 19.1%)を得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ2.02(3H, s), 3.58 (2H, s),5.43 (1H, s), 7.22-7.40 (5H, m).
2) 3-{2-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]ヒドラジニリデン}-1-フェニルペンタン-2,4-ジオン
0-10℃にて2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)アニリン塩酸塩 (1.10 g)と3 M塩酸 (8.8 mL)の混合溶液中に亜硝酸ナトリウム(534 mg)と水 (1.1 mL)の混合溶液を滴下し、同温で1時間撹拌した。得られた反応混合物を0-10℃にて1-フェニルペンタン-2,4-ジオン(1.00 g)と酢酸ナトリウム (2.54 g)のメタノール(11 mL)混合液に滴下した。室温で1時間撹拌後、結晶をろ取した。結晶を水 (10 mL)、50%含水メタノール (5 mL)で順次洗浄した。湿結晶を乾燥して、粗3-{2-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]ヒドラジニリデン}-1-フェニルペンタン-2,4-ジオンを得た。粗3-{2-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]ヒドラジニリデン}-1-フェニルペンタン-2,4-ジオン(1.26 g)をエタノール (12.6 mL)に懸濁して、50℃にて1.5時間撹拌した。室温に冷却後、結晶をろ取した。結晶をエタノール (12.6 mL)で洗浄した。湿結晶を乾燥して3-{2-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]ヒドラジニリデン}-1-フェニルペンタン-2,4-ジオン(1.05 g, 80.6%)を得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ2.60(3H, s), 4.25 (3H, s),6.45-6.54(1H, m), 7.23-7.36 (5H, m), 7.56-7.64 (2H, m), 7.71-7.76 (1H, m), 7.81-7.88 (1H, m), 7.90-7.94 (1H, m), 14.84(1H, brs).
3) 3-[3-(ジメチルアミノ)プロプ-2-エノイル]-1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-フェニルピリダジン-4(1H)-オン
3-{2-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]ヒドラジニリデン}-1-フェニルペンタン-2,4-ジオン (100 mg)とジメチルホルムアミドジメチルアセタール (2 mL)の混合液を80℃にて5時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮した後にシリカゲルカラムクロマトグラフィーを用いて精製し、3-[3-(ジメチルアミノ)プロプ-2-エノイル]-1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-フェニルピリダジン-4(1H)-オン (111 mg, 93.7%)を得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ2.90(3H, brs), 3.14 (3H, brs), 5.73 (1H, brs), 6.61-6.67 (1H, m), 7.36-7.49 (3H, m), 7.56-7.64 (1H, m), 7.67-7.85 (5H, m), 7.97 (1H, d, J = 2.5 Hz), 8.25 (1H, d, J = 2.5 Hz).
実施例5
1) tert-ブチル2-アセチル-3-オキソ-4-(フェニルスルファニル)ブタノエート
0-10℃にてt-BuONa (4.32 g)のTHF (35 mL)懸濁液にtert-ブチル3-オキソブタノエート (7.12 g)を滴下し、室温にて1.5時間撹拌した。0-10℃にて(フェニルスルファニル)アセチルクロライド (7.00 g)を滴下し、室温にて終夜撹拌した。反応混合物に2 M塩酸 (70 mL)を加えた後に、酢酸エチル (70 mL)で抽出した。有機層を飽和食塩水 (18 mL)で洗浄し、減圧濃縮した。濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーを用いて精製し、酢酸エチル/ヘキサン=1/1 (21 mL)を用いて懸濁精製を行い、tert-ブチル2-アセチル-3-オキソ-4-(フェニルスルファニル)ブタノエート (3.90 g, 33.7%)を得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ1.56 (9H, s), 2.36 (3H, s), 4.05 (2H, s), 7.20-7.32 (3H, m), 7.38-7.43 (2H, m).
2) 1-(フェニルスルファニル)ペンタン-2,4-ジオン
tert-ブチル2-アセチル-3-オキソ-4-(フェニルスルファニル)ブタノエート (3.80 g)をトリフルオロ酢酸 (11 mL)に溶解し、室温にて終夜撹拌した。反応混合物に水 (38 mL)を加え、酢酸エチル (57 mL)で抽出した。有機層を水 (19 mL)、飽和食塩水 (19 mL)で順次洗浄した。有機層を減圧濃縮し、少量のシリカゲルを通して粗1-(フェニルスルファニル)ペンタン-2,4-ジオンを得た後に次工程に用いた。
1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ2.04(3H, s), 3.61 (2H, s),5.71 (1H, s), 7.14-7.43 (5H, m).
3) 3-{2-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]ヒドラジニリデン}-1-(フェニルスルファニル)ペンタン-2,4-ジオン
0-10℃にて2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)アニリン塩酸塩 (1.85 g)と3 M塩酸 (15 mL)の混合溶液中に亜硝酸ナトリウム (778 mg)と水 (1.9 mL)の混合溶液を滴下し、同温で1時間撹拌した。得られた反応混合物を0-10℃にて粗1-(フェニルスルファニル)ペンタン-2,4-ジオン (2.71 g)、酢酸ナトリウム (3.56 g)と水 (15 mL)のメタノール (28 mL)混合物に滴下した。室温で1時間撹拌後、結晶をろ取した。結晶を水 (19 mL)、50%含水メタノール (19 mL)で順次洗浄した。湿結晶を乾燥して、粗3-{2-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]ヒドラジニリデン}-1-(フェニルスルファニル)ペンタン-2,4-ジオンを得た。粗3-{2-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]ヒドラジニリデン}-1-(フェニルスルファニル)ペンタン-2,4-ジオン (500 mg)を酢酸エチル (1 mL)とヘプタン (2 mL)の混合物に懸濁した。室温で1時間撹拌後、結晶をろ取した。結晶を酢酸エチル(1 mL)とヘプタン (2 mL)の混合溶液で洗浄した。湿結晶を乾燥して3-{2-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]ヒドラジニリデン}-1-(フェニルスルファニル)ペンタン-2,4-ジオン (391 mg, 86.9%)を得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ2.58(3H, s), 4.22 (3H, s),6.46-6.54 (1H, m), 7.15-7.24 (1H, m), 7.24-7.32 (2H, m), 7.39-7.47 (2H, m), 7.50-7.56 (1H, m), 7.57-7.66 (1H, m), 7.67-7.77 (2H, m), 7.86-7.96 (1H, m), 14.84 (1H, brs).
4) 3-[3-(ジメチルアミノ)プロプ-2-エノイル]-1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-(フェニルスルファニル)ピリダジン-4(1H)-オン
3-{2-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]ヒドラジニリデン}-1-(フェニルスルファニル)ペンタン-2,4-ジオン (100 mg)とジメチルホルムアミドジメチルアセタール (0.7 mL)の混合液を80℃にて1時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮した後に酢酸エチル (10 mL)を加えて室温で1時間撹拌した。結晶をろ取して、酢酸エチルで洗浄した。湿結晶を乾燥して、3-[3-(ジメチルアミノ)プロプ-2-エノイル]-1-[2-フルオロ-4-(1H-ピラゾール-1-イル)フェニル]-5-(フェニルスルファニル)ピリダジン-4(1H)-オン (110 mg, 77.4%)を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ2.84(3H, brs), 3.12 (3H, brs), 5.23 (1H, brs), 6.59-6.67 (1H, m), 7.30-7.48 (5H, m), 7.76-7.87 (2H, m), 7.87-7.94 (1H, m), 7.95-8.05 (1H, m), 8.43 (1H, brs), 8.59-8.67 (1H, m).
製剤例1
化合物Aを含有する素錠(裸錠)を以下に示す組成比で次のように製造した。すなわち、化合物A17.660g(含量補正)、D-マンニトール4257.0g(重量補正)、結晶セルロース369.4gおよびデンプングリコール酸ナトリウム263.9gを流動造粒乾燥機(パウレック製FD-5S型)に入れ、予熱混合し、ヒドロキシプロピルセルロース158.3gを精製水2480.0gに溶解した水溶液2638.0gをスプレーして、造粒末を得た。得られた造粒末4651.0gをパワーミル(昭和化学機械工作所製P-3S型)に通し、整粒末とした。整粒末4435.0gに結晶セルロース138.6gおよびステアリン酸マグネシウム46.217gをタンブラー混合機(昭和化学機械工作所製TM-15型)に入れ、混合し、混合末を得た。混合末をロータリー打錠機(菊水製作所製AQUA0512SS2AI型)を用いて、1錠300mg、9mmφの杵で打錠し、素錠(裸錠)を得た。
<化合物Aを含有する素錠(裸錠)の組成>
化合物A 1 mg
D-マンニトール 242 mg
結晶セルロース 30 mg
ヒドロキシプロピルセルロース 9 mg
デンプングリコール酸ナトリウム 15 mg
ステアリン酸マグネシウム 3 mg
計 300 mg
得られた素錠(裸錠)2991.0gをフィルムコーティング機(パウレック製DRC-500型)に入れ、以下に示す組成比のコーティング液を1448.0gスプレーし1錠約312.2mgの速崩錠を得た。
<コーティング液の組成>
ヒプロメロース 9 mg
マクロゴール6000 2 mg
酸化チタン 1 mg
三二酸化鉄 0.067 mg
黄色三二酸化鉄 0.133 mg
精製水 109.8 mg
計(固形分) 122(12.2) mg
製剤例2
化合物Aを含有する素錠(裸錠)を以下に示す組成比で次のように製造した。すなわち、化合物A176.6g(含量補正)、D-マンニトール4098.0g(重量補正)、結晶セルロース369.4gおよびデンプングリコール酸ナトリウム263.9gを流動造粒乾燥機(パウレック製FD-5S型)に入れ、予熱混合し、ヒドロキシプロピルセルロース158.3gを精製水2480.0gに溶解した水溶液2638.0gをスプレーして、造粒末を得た。得られた造粒末4651.0gをパワーミル(昭和化学機械工作所製P-3S型)を通し、整粒末とした。整粒末4435.0gに結晶セルロース138.6gおよびステアリン酸マグネシウム46.212gをタンブラー混合機(昭和化学機械工作所製TM-15型)に入れ、混合し、混合末を得た。混合末をロータリー打錠機(菊水製作所製AQUA0512SS2AI型)を用いて、1錠300mg、9mmφの杵で打錠し、素錠(裸錠)を得た。
<化合物Aを含有する素錠(裸錠)の組成>
化合物A 10 mg
D-マンニトール 233 mg
結晶セルロース 30 mg
ヒドロキシプロピルセルロース 9 mg
デンプングリコール酸ナトリウム 15 mg
ステアリン酸マグネシウム 3 mg
計300 mg
得られた素錠(裸錠)2991.0gをフィルムコーティング機(パウレック製DRC-500型)に入れ、製剤例1に示す組成比のコーティング液を1369.0gスプレーし1錠約312.2mgの速崩錠を得た。
製剤例3
化合物Aを含有する素錠(裸錠)を以下に示す組成比で次のように製造した。すなわち、化合物A1766.0g(含量補正)、D-マンニトール2508.0g(重量補正)、結晶セルロース369.4gおよびデンプングリコール酸ナトリウム263.9gを流動造粒乾燥機(パウレック製FD-5S型)に入れ、予熱混合し、ヒドロキシプロピルセルロース158.3gを精製水2480.0gに溶解した水溶液2638.0gをスプレーして、造粒末を得た。得られた造粒末4651.0gをパワーミル(昭和化学機械工作所製P-3S型)を通し、整粒末とした。整粒末4435.0gに結晶セルロース138.6gおよびステアリン酸マグネシウム46.207gをタンブラー混合機(昭和化学機械工作所製TM-15型)に入れ、混合し、混合末を得た。混合末をロータリー打錠機(菊水製作所製AQUA0512SS2AI型)を用いて、1錠300mg、9mmφの杵で打錠し、素錠(裸錠)を得た。
<化合物Aを含有する素錠(裸錠)の組成>
化合物A 100 mg
D-マンニトール 143 mg
結晶セルロース 30 mg
ヒドロキシプロピルセルロース 9 mg
デンプングリコール酸ナトリウム 15 mg
ステアリン酸マグネシウム 3 mg
計300 mg
得られた素錠(裸錠)2991.0gをフィルムコーティング機(パウレック製DRC-500型)に入れ、製剤例1に示す組成比のコーティング液を1458.0gスプレーし1錠約312.2mgの速崩錠を得た。
本発明によれば、ピリダジノン化合物(I)または(I’)を、非対称ジケトン体である化合物(II)を出発原料としてその置換基の構造から位置選択的に、高い収率で安価でかつ簡便な工業的生産に適した方法で製造できる。
本出願は、日本国で2013年2月21日に出願された特願2013−032326を基礎としており、その内容は本明細書にすべて包含されるものである。

Claims (9)

  1. 工程(1):式(II):
    (式中、RおよびRは、独立してそれぞれ、水素原子または置換基(但し、ベンジルオキシ基を除く。)を示し、環Aは、置換されていてもよい芳香環を示す。)
    で表される化合物(但し、RおよびRが同一の基である化合物を除く。)またはその塩を、式(IIIa):
    (式中、R3a、R4a、R5aおよびR6aは、独立してそれぞれ、置換されていてもよい炭化水素基を示す。)
    で表される化合物またはその塩と反応させて、式(IV)もしくは式(IV’):
    (式中の各記号は前記と同意義を示す。)
    で表される化合物またはその混合物あるいはその塩を得る工程;
    工程(2):式(IV)もしくは式(IV’)で表される化合物またはその混合物あるいはその塩を、式(IIIb):
    (式中、R3b、R4b、R5bおよびR6bは、独立してそれぞれ、置換されていてもよい炭化水素基を示す。)
    で表される化合物またはその塩と反応させて、式(Vb)もしくは式(V’b):
    (式中の各記号は前記と同意義を示す。)
    で表される化合物またはその混合物あるいはその塩を得る工程;および
    工程(3):式(Vb)もしくは式(V’b)で表される化合物またはその混合物あるいはその塩を、式(VI):
    (式中、Rは、置換されていてもよい炭化水素基、または置換されていてもよい複素環基を示す。)
    で表される化合物またはその塩と反応させる工程;
    を包含することを特徴とする、式(I)もしくは式(I’):
    (式中の各記号は前記と同意義を示す。)
    で表される化合物またはその混合物あるいはその塩の製造法。
  2. 工程(1):式(II):
    (式中、RおよびRは、独立してそれぞれ、水素原子または置換基(但し、ベンジルオキシ基を除く。)を示し、環Aは、置換されていてもよい芳香環を示す。)
    で表される化合物(但し、RおよびRが同一の基である化合物を除く。)またはその塩を、式(IIIa):
    (式中、R3a、R4a、R5aおよびR6aは、独立してそれぞれ、置換されていてもよい炭化水素基を示す。)
    で表される化合物またはその塩と反応させて、式(IV)もしくは式(IV’):
    (式中の各記号は前記と同意義を示す。)
    で表される化合物またはその混合物あるいはその塩を得る工程;および
    工程(2):式(IV)もしくは式(IV’)で表される化合物またはその混合物あるいはその塩を、式(IIIb):
    (式中、R3b、R4b、R5bおよびR6bは、独立してそれぞれ、置換されていてもよい炭化水素基を示す。)
    で表される化合物またはその塩と反応させる工程;
    を包含することを特徴とする、式(Vb)もしくは式(V’b):
    (式中の各記号は前記と同意義を示す。)
    で表される化合物またはその混合物あるいはその塩の製造法。
  3. 工程(1)で得られた式(IV)もしくは式(IV’)で表される化合物またはその混合物あるいはその塩を単離せずに、工程(2)を行う、請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 工程(1および2):式(II):
    (式中、RおよびRは、独立してそれぞれ、水素原子または置換基(但し、ベンジルオキシ基を除く。)を示し、環Aは、置換されていてもよい芳香環を示す。)
    で表される化合物(但し、RおよびRが同一の基である化合物を除く。)またはその塩を、式(III):
    (式中、R、R、RおよびRは、独立してそれぞれ、置換されていてもよい炭化水素基を示す。)
    で表される化合物またはその塩と反応させることを特徴とする、式(V)もしくは式(V’):
    (式中の各記号は前記と同意義を示す。)
    で表される化合物またはその混合物あるいはその塩の製造法。
  5. が、置換されていてもよい芳香環基、−OR、−NHR、−NR8’ または−SR(式中、RおよびR8’は、独立してそれぞれ、置換されていてもよいC1−10アルキル基、置換されていてもよいC2−10アルケニル基、置換されていてもよいC2−10アルキニル基、置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基、置換されていてもよいC3−10シクロアルケニル基、置換されていてもよいC4−10シクロアルカジエニル基、置換されていてもよいC6−14アリール基、置換されていてもよいC8−14アラルキル基、または置換されていてもよいC8−13アリールアルケニル基を示す。)であり、
    が、(1)水素原子、(2)置換されていてもよいC1−10アルキル基、(3)置換されていてもよいC2−10アルケニル基、(4)置換されていてもよいC2−10アルキニル基、または(5)置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基であり、かつ
    工程(1)で式(IV)で表される化合物またはその塩を得る、
    請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
  6. がメトキシであり、かつRが水素原子である、請求項1〜5のいずれかに記載の製造方法。
  7. 環Aが4−(ピラゾール−1−イル)−2−フルオロベンゼンであり、かつRがフェニルである、請求項1、3、5および6のいずれかに記載の製造法。
  8. 式(IIa):
    (式中、R1aは、−OR(式中、Rは、置換基(但し、エテニル基およびベンジル基を除く)を示す。)を示し、R2aは、水素原子または置換基を示し、環Aaは、置換されていてもよい芳香環を示す。)
    で表される化合物(但し、R1aおよびR2aが同一の基である化合物、および1−メトキシ−3−(2−フェニルヒドラジニリデン)ペンタン−2,4−ジオンおよび1−フェノキシ−3−(2−フェニルヒドラジニリデン)ペンタン−2,4−ジオンを除く)またはその塩。
  9. 式:
    で表される化合物(3−{2−[2−フルオロ−4−(1H−ピラゾール−1−イル)フェニル]ヒドラジニリデン}−1−メトキシペンタン−2,4−ジオン)またはその塩。
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