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JP2016132660A - 新規イミダゾピリミジンおよびその医薬用途 - Google Patents

新規イミダゾピリミジンおよびその医薬用途 Download PDF

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JP2016132660A
JP2016132660A JP2015010745A JP2015010745A JP2016132660A JP 2016132660 A JP2016132660 A JP 2016132660A JP 2015010745 A JP2015010745 A JP 2015010745A JP 2015010745 A JP2015010745 A JP 2015010745A JP 2016132660 A JP2016132660 A JP 2016132660A
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phenyl
pyrimidin
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JP2015010745A
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久仁子 浦島
Kuniko Urashima
久仁子 浦島
健剛 東條
Yasutake Tojo
健剛 東條
祥子 小池
Shoko Koike
祥子 小池
秀治 増本
Hideji Masumoto
秀治 増本
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Sumitomo Pharma Co Ltd
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Sumitomo Dainippon Pharma Co Ltd
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Abstract

【課題】mGlu2受容体選択的NAMとして作用することにより神経保護作用を阻害しないグループII mGlu受容体に関与する各種疾患の予防または治療剤の提供。
【解決手段】式(1)で表される化合物又はその医薬上許容される塩。
Figure 2016132660

[RはH又はハロゲン原子;環Aはフェニル又はピリジル;R及びRは各々独立にH、ハロゲン原子、C −4アルキル基等;環Bはフェニル又はピリジル;R及びRは各々独立にH、ハロゲン原子、ヒドロキシ、アミノ、−C(O)OR、−C(O)−NR、−SO−OH等;R及びRは各々独立にH又はC −4アルキル基]
【選択図】なし

Description

本発明は、グループII代謝型グルタミン酸(mGlu)受容体に対して負の調節作用(negative allosteric modulation)を有する新規イミダゾ[1,2−a]ピリミジン誘導体とその医薬上許容される塩およびそれらを含有する気分障害(うつ病性障害、双極性障害等)、不安障害(全般性不安障害、パニック障害、強迫性障害、社会不安障害、外傷性ストレス障害、特定の恐怖症、急性ストレス障害等)、統合失調症、自閉症スペクトラム障害、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、薬物依存、痙攣、振戦、疼痛、睡眠障害等の疾患の予防または治療剤に関する。
グルタミン酸は中枢神経系における主要な興奮性神経伝達物質であり、イオンチャネル型受容体(N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)型グルタミン酸受容体、α−アミノ−3−ヒドロキシ−5−メチル−4−イソオキサゾールプロピオン酸(AMPA)受容体、カイニン酸受容体)およびGタンパク質共役型受容体である代謝型グルタミン酸受容体(mGlu受容体)に作用する。mGlu受容体はGタンパク質共役型(GPCR)のクラスCに分類され、GPCRが共通してもつ7回膜貫通部位(TMD)に加え、細胞外に大きなオルソステリックなリガンド結合部位を有する。mGlu受容体のオルソステリックなリガンド結合部位の相同性は高いため、サブタイプ選択的なオルソステリックなリガンドの開発は困難とされてきた。一方、アロステリックモジュレーターはTMDに結合することで、サブタイプ選択性を発揮する(非特許文献1〜3)。
mGlu受容体は8つのサブタイプ1〜8(mGlu1〜8)が存在し、相同性と共役する情報伝達系および薬理学的特徴に基づいてグループI(mGlu1、mGlu5)、グループII(mGlu2、mGlu3)およびグループIII(mGlu4、mGlu6、mGlu7、mGlu8)に分類される。グループII mGlu受容体は主にプレシナプスに存在し、グルタミン酸の放出を抑制的に調節している。したがって、mGlu2/3受容体ネガティブアロステリックモジュレーター(NAM)は抗うつ薬(非特許文献4)、認知機能増強剤(非特許文献5)になる可能性が記載されている。
最近、mGlu 2/3受容体NAMとして作用する化合物が特許文献1〜3等において報告されている。
また、近年、mGlu3受容体の活性化による神経保護作用が報告されており(非特許文献6)、mGlu2/3受容体NAMは神経保護作用を阻害する可能性が記載される。従って、mGlu2受容体選択的NAMとして作用する治療剤が求められている。
WO2013/066736 WO2013/174822 WO2014/064028
Hemstapat et al, Pharmacology and Experimental Therapeutics,2007,322,254−264 Lungstrom et al,British Journal of Pharmacology,2011,164,521−537 Dore et al,Nature,2014,511,557−562 Chaki et al,Neuropharmacology,2013,66,40−52 Higgins et al,Neuropharmacology,2004,46,907−917 Durand et al,Neuropharmacology,2013,66,1−11
本発明が解決しようとする課題は、mGlu2受容体選択的NAMとして作用することにより神経保護作用を阻害せず、グループII mGlu受容体に対して負の調節作用を有する新規な化合物を見出し、気分障害(うつ病性障害、双極性障害等)、不安障害(全般性不安障害、パニック障害、強迫性障害、社会不安障害、外傷性ストレス障害、特定の恐怖症、急性ストレス障害等)、統合失調症、自閉症スペクトラム障害、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、薬物依存、痙攣、振戦、疼痛、睡眠障害等の疾患のための有用な予防または治療剤を提供することにある。
本発明者らは、下記式(1)で表される化合物またはその医薬上許容される塩(以下、「本発明の化合物」と称することもある)が上記課題を解決することを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明の要旨は以下のとおりである。
[項1]
式(1):
Figure 2016132660
[式(1)中、
は水素原子またはハロゲン原子を表し、
環Aはフェニルまたはピリジルを表し、
およびRは同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、C1-4アルキルまたはC1-4アルコキシ(ここで該C1-4アルキルおよびC1-4アルコキシは1から5個のハロゲン原子で置換されてもよい)を表し、
あるいはR2およびR3が隣り合う置換位置の場合、環Aと一緒になって、C5−8炭素環(ここで該C5−8炭素環は1から5個のハロゲン原子または1もしくは2個のヒドロキシで置換されてもよい)または5もしくは6員環飽和ヘテロ環を形成してもよく、
環Bはフェニルまたはピリジルを表し、
およびRは同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ、アミノ、−C(O)OR、-C(O)-NR、−SO−OH、-SO-NR、-SO-Rまたは-NR-SO-Rを表し、
およびRは同一または異なって、水素原子またはC1-4アルキルを表し、ただし、RおよびRが同一又は異なって、-SO-Rまたは-NR-SO-Rを表す場合、RはC1-4アルキルを表す]
で表される化合物又はその医薬上許容される塩。
[項2]
が水素原子であり、
およびRが同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、メチル、エチル、イソプロピル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシまたはトリフルオロメトキシであり、
およびRが同一又は異なって、水素原子、アミノ、-C(O)-NR、-SO-NR、-SO-Rまたは-NR-SO-Rである、項1に記載の化合物又はその医薬上許容される塩。
[項3]
環Aがフェニルであり、
およびRが同一または異なって、水素原子、フッ素原子、塩素原子、メチル、トリフルオロメチル、イソプロポキシまたはトリフルオロメトキシであり、
環Bがピリジルであり、
およびRが同一又は異なって、水素原子またはアミノである、項2に記載の化合物又はその医薬上許容される塩。
[項4]
以下の化合物からなる群から選択される、項1に記載の化合物又はその医薬上許容される塩:
5−({6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル}エチニル)ピリジン−2−アミン、
5−{[6−(3,4−ジクロロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル]エチニル}ピリジン−2−アミン、
5−({6−[3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル}エチニル)ピリジン−2−アミン、
5−({6−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル}エチニル)ピリジン−2−アミン、
5−{[6−(4−クロロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル]エチニル}ピリジン−2−アミン、
5−({6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル}エチニル)ピリジン−2−アミン、
5−{[6−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル]エチニル}ピリジン−2−アミンおよび
5−{[6−(4−フルオロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル]エチニル}ピリジン−2−アミン。
[項5]
項1〜4のいずれか一項に記載の化合物またはその医薬上許容される塩を含有する医薬組成物。
[項6]
項1〜4のいずれか一項に記載の化合物またはその医薬上許容される塩を含有する、代謝型グルタミン酸受容体サブタイプ2(mGlu2)が関与する精神疾患又は神経変性疾患の治療剤。
[項7]
代謝型グルタミン酸受容体サブタイプ2(mGlu2)が関与する精神疾患又は神経変性疾患が、気分障害、不安障害、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、薬物依存、痙攣、振戦、疼痛又は睡眠障害である項6に記載の治療剤。
[項8]
代謝型グルタミン酸受容体サブタイプ2(mGlu2)が関与する疾患の治療剤を製造するための項1〜4のいずれか一項に記載の化合物またはその医薬上許容される塩の使用。
[項9]
項1〜4のいずれか一項に記載の化合物またはその医薬上許容される塩と、気分障害、不安障害、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、薬物依存、痙攣、振戦、疼痛又は睡眠障害の治療剤から選択される少なくとも1種類以上の薬剤とを組み合わせてなる医薬。
本発明の化合物は、グループII mGlu受容体に対する強い負の調節作用すなわちネガティブアロステリックモジュレーター活性を有することを見出した。
以下に、本発明をさらに詳細に説明する。
なお、本明細書において、「置換されていてもよい」もしくは「置換されている」で定義される基における置換基の数は、特に限定がない場合であっても、置換可能であれば特に制限はなく、1または複数である。また、特に指示した場合を除き、各々の基の説明はその基が他の基の一部分または置換基である場合にも該当する。
本明細書における用語を以下に説明する。
「ハロゲン原子」とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子である。
「C1−4アルキル」とは、直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数1から4のアルキルであり、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソプロピル、イソブチル、tert−ブチル、sec−ブチル等が挙げられる。
「C1−4アルコキシ」とは、直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数1から4のアルコキシであり、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、イソプロポキシ、イソブトキシ、tert−ブトキシ、sec−ブトキシ等が挙げられる。
「C5−8炭素環」とは、環状の炭素原子数5から8の単環式飽和環であり、例えば、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタン等が挙げられる。
「5員環飽和ヘテロ環」とは、ヘテロ原子を含み飽和結合のみからなる5員の単環を意味し、ピロリジン、ピロリドン、オキサゾリジノン、テトラヒドロフラン、ジオキソラン、テトラヒドロチオフェン等が挙げられる。
「6員環飽和ヘテロ環」とは、ヘテロ原子を含み飽和結合のみからなる6員の単環を意味し、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロチオピラン等が挙げられる。
本発明化合物の各基について説明する。
式(1)において
として好ましくは、水素原子が挙げられる。
として好ましくは、水素原子、ハロゲン原子、メチル、エチル、イソプロピル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシまたはトリフルオロメトキシが挙げられ、より好ましくは、水素原子、フッ素原子、塩素原子、メチル、トリフルオロメチル、イソプロポキシまたはトリフルオロメトキシが挙げられる。
として好ましくは、水素原子、ハロゲン原子、メチル、エチル、イソプロピル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシまたはトリフルオロメトキシが挙げられ、より好ましくは、水素原子、フッ素原子、塩素原子、メチル、トリフルオロメチル、イソプロポキシまたはトリフルオロメトキシが挙げられる。
として好ましくは、水素原子、アミノが挙げられる。
として好ましくは、水素原子、アミノが挙げられる。
として好ましくは、水素原子が挙げられる。
として好ましくは、水素原子が挙げられる。
環Aとして好ましくは、フェニルが挙げられる。
環Bとして好ましくは、ピリジルが挙げられる。
以下、本発明の化合物について、さらに説明する。
本発明の化合物には、置換基の種類によっては、互変異性体、幾何異性体等の立体異性体および光学異性体が存在しうる。すなわち、本発明の化合物において不斉炭素原子がひとつ以上存在する場合には、ジアステレオマーや光学異性体が存在するが、これらのジアステレオマーや光学異性体の混合物や単離されたものも本発明の化合物に含まれる。
また、本発明の化合物には、各種水和物、溶媒和物および結晶多形の物質も含まれる。
さらに、本発明の化合物は同位体元素(例えば、D、H、13C、14C、15N、35S、18F、125I等)で置換されていてもよく、これらの化合物も本発明の化合物に含まれる。
本発明において、医学上許容される塩とは、医学的に使用することが許容されている酸付加塩および塩基付加塩を意味する。それらは例えば、酢酸塩、プロピオン酸塩、酪酸塩、ギ酸塩、トリフルオロ酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、エチルコハク酸塩、マロン酸塩、ラクトビオン酸塩、グルコン酸塩、グルコヘプトン酸塩、安息香酸塩、メタンスルホン酸塩、パラトルエンスルホン酸塩(トシル酸塩)、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、アスパラギン酸塩、グルタミン酸塩、アジピン酸塩、システイン塩、N−アセチルシステイン塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩、硫酸塩、ヨウ化水素酸塩、ニコチン酸塩、シュウ酸塩、ピクリン酸塩、チオシアン酸塩、ウンデカン酸塩、アクリル酸ポリマー塩およびカルボキシビニルポリマー等の酸付加塩、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩およびカルシウム塩等の無機塩基付加塩、モルホリンおよびピペリジン等の有機塩基付加塩、また、アミノ酸との付加塩を挙げることができる。
本発明の化合物は、そのままあるいは医薬上許容される担体とともに、自体公知の手段に従って製剤化することができる。医薬上許容される担体としては、製剤素材として慣用の各種有機あるいは無機担体物質、例えば、固形製剤における賦形剤(例えば、乳糖、白糖、D−マンニトール、デンプン、コーンスターチ、結晶セルロース、軽質無水ケイ酸等)、滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、コロイドシリカ等)、結合剤(例えば、結晶セルロース、白糖、D−マンニトール、デキストリン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、デンプン、ショ糖、ゼラチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム等)、崩壊剤(例えば、デンプン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース等)、または液状製剤における溶剤(例えば、注射用水、アルコール、プロピレングリコール、マクロゴール、ゴマ油、トウモロコシ油等)、溶解補助剤(例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、D−マンニトール、安息香酸ベンジル、エタノール、トリスアミノメタン、コレステロール、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム等)、懸濁化剤(例えば、ステアリルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レチチン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン酸グリセリン等の界面活性剤、もしくは、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等の親水性高分子等)、等張化剤(例えば、ブドウ糖、D−ソルビトール、塩化ナトリウム、グリセリン、D−マンニトール等)、緩衝剤(例えば、リン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩等)、無痛化剤(例えば、ベンジルアルコール等)等が挙げられる。また、製剤化の際、必要に応じて、防腐剤(例えば、パラオキシ安息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビン酸等)、抗酸化剤(例えば、亜硫酸塩、アスコルビン酸等)、着色剤、甘味剤、吸着剤、湿潤剤等を用いることもできる。
本発明の化合物は、経口または非経口(例えば、静脈、局所、経鼻、経肺、直腸等)投与することができる。その投与型は、例えば、錠剤(糖衣錠、フィルムコーティング錠を含む)、散剤、顆粒剤、粉剤、トローチ剤、カプセル剤(ソフトカプセルを含む)、液剤、注射剤(例えば、皮下注射剤、静脈内注射剤、筋肉内注射剤、腹腔内注射剤等)、吸入剤、外用剤(例えば、経鼻投与製剤、経費投与製剤、軟膏剤、クリーム剤等)、坐剤(例えば、直腸坐剤、膣坐剤等)、徐放剤(例えば、徐放性マイクロカプセル等)、ペレット、点滴剤等であり、いずれも慣用の製剤技術(例えば、第15改正日本薬局方に記載する方法等)によって製造することができる。
本発明の化合物の投与量は、投与対象動物、投与経路、疾患、患者の年齢、体重および症状によって適宜選択される。例えば、経口投与の場合には、成人に対して、1日当たり、下限として0.01 mg(好ましくは0.5 mg)、上限として1000 mg(好ましくは100 mg)であり、この量を1日1回または数回に分けて投与することが望ましい。
本発明の化合物は、mGlu3受容体ネガティブアロステリックモジュレーター活性と比較し、強いmGlu2受容体ネガティブアロステリックモジュレーター活性を示すmGlu2受容体選択的ネガティブアロステリックモジュレーターである。従って、神経保護作用を阻害せず、グループII mGlu受容体に対して負の調節作用を有する精神疾患又は神経変性疾患の新規な治療剤となりえる。具体的な精神疾患および神経変性疾患としては、気分障害(うつ病性障害、双極性障害等)、不安障害(全般性不安障害、パニック障害、強迫性障害、社会不安障害、外傷性ストレス障害、特定の恐怖症、急性ストレス障害等)、統合失調症、自閉症スペクトラム障害、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、薬物依存、痙攣、振戦、疼痛、睡眠障害等が挙げられる。
好ましい疾患としては、気分障害(うつ病性障害、双極性障害等)、不安障害(全般性不安障害、パニック障害、強迫性障害、社会不安障害、外傷性ストレス障害、特定の恐怖症、急性ストレス障害等)、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、薬物依存、痙攣、振戦、疼痛、睡眠障害等が挙げられる。
グループII mGlu受容体NAMを医薬の活性成分として使用する場合、それはヒトだけに使用することを意図するのではなく、ヒト以外のその他の動物(ネコ、イヌ、ウシ、ニワトリ、魚等)にも使用することが可能である。
本発明の化合物の製造方法
以下に、本発明の化合物の製造法について、例を挙げて説明するが、本発明はもとよりこれに限定されるものではない。
製造法
本発明の化合物は、例えば、下記製造法1〜5に示す方法によって製造することができる。これらの製造方法は、有機合成に習熟しているものの知識に基づき、適宜改良され得る。原料として用いられる化合物は、必要に応じてその塩を用いてもよい。
下記製造法において、具体的に保護基の使用を明示した場合以外でも、反応点以外の何れかの官能基が反応条件で変化する場合、または反応後の処理を実施するのに不適切な場合には、反応点以外を必要に応じて保護し、反応終了後または一連の反応を行った後に脱保護することにより目的物を得ることができる。保護基としては、文献(T.W.Greene and P.G.M.Wuts,”Protective Groups in Organic Synthesis“,3rd Ed.,John Wiley and Sons,inc.,New York(1999))等に記載されている通常の保護基を用いることができ、保護基の導入および脱離は有機合成化学で常用される方法(例えば、上記文献に記載の方法等)またはそれに準じた方法により行うことができる。具体的にはアミノの保護基としては、例えば、ベンジルオキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、アセチル、ベンジル等を、またヒドロキシの保護基としては、例えば、トリアルキルシリル、アセチル、ベンジル等をそれぞれあげることができる。
下記各製造法における出発原料および中間体は、市販品を購入、公知文献より合成、あるいは公知化合物から公知の方法により合成することにより入手できる。
下記製造法における中間体および目的化合物は、その官能基を適宜変換することによって、本発明に含まれる別の化合物へ変換することもできる。官能基の変換は、通常行われる一般的方法(例えば、R.C.Larock,”Comprehensive Organic Transformations“,2nd Ed.,John Wiley and Sons,inc.,New York(1999)に記載されている方法等)またはそれに準じた方法により行うことができる。
製造法1
化合物(1)は、例えば、下記に示す方法によって製造される。
Figure 2016132660
(式中、環A、環B、R、R、R、RおよびRは項1と同じものを意味し、Xはヨウ素原子、臭素原子、塩素原子または置換スルホニルオキシ基(例えば、メタンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、p−トルエンスルホニルオキシ基など)を表す。)
工程1:化合物(1)は、適切な不活性溶媒中で化合物(2)と化合物(3)をパラジウム触媒、銅触媒および塩基の存在下、薗頭反応させることにより製造することができる。当該反応は必要に応じて配位子の共存下で行ってもよい。反応温度は通常、室温から用いた溶媒の沸点までの範囲である。反応時間は、1分間から5日間である。
パラジウム触媒の具体例としては、例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)、ジクロロビス(アセトニトリル)パラジウム(II)、塩化パラジウム(II)等が挙げられる。
銅触媒の具体例としては、例えば、銅粉、ハロゲン化銅(I)、酢酸銅(I)等が挙げられ、好ましくはヨウ化銅(I)が挙げられる。
配位子の具体例としては、例えば、トリフェニルホスフィン、トリ−tert−ブチルホスフィン、2,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1−ビナフチル、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル、1,1‘−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン等が挙げられる。
塩基の具体例としては、例えば、ジエチルアミン、トリエチルアミン等が挙げられる。
不活性溶媒の具体例としては、例えば、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等のエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性極性溶媒、およびこれらの混合溶媒が挙げられる。
工程2:化合物(1)は、化合物(4)と化合物(5)を工程1と同様の条件で反応させることによっても製造することができる。ここで化合物(5)は、市販化合物、公知化合物より合成した化合物を用いることができる。
製造法2
化合物(2’)は、例えば、下記に示す方法によって製造される。
Figure 2016132660
(式中、環A、R、RおよびRは項1と同じものを意味し、X1’はヨウ素原子、臭素原子または塩素原子を表す。)
工程3:化合物(2’)は、適切な不活性溶媒中で常法により化合物(6)とハロゲン化剤とを反応させることにより製造することができる。当該反応は必要に応じて添加剤あるいは酸存在下で行ってもよい。反応温度は通常−20℃から用いた溶媒の沸点までの範囲である。反応時間は、1分間から5日間である。ここで化合物(6)としては、市販化合物、公知化合物より合成した化合物を用いることができる。
ハロゲン化剤の具体例としては、例えば、N−ヨードコハク酸イミド、N−ブロモコハク酸イミド、N−クロロコハク酸イミド、ヨウ素、一塩化ヨウ素、臭素等が挙げられる。
添加剤の具体例として、例えば、酢酸ナトリウム、鉄等が挙げられる。
不活性溶媒の具体例としては、例えば、クロロホルム、ジクロロメタン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素、酢酸エチル、N,N−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性極性溶媒、酢酸等のプロトン性極性溶媒、およびこれらの混合溶媒が挙げられる。
製造法3
化合物(3)は、例えば、下記に示す方法によって製造される。
Figure 2016132660
(式中、環B、R、RおよびXは項1と同じものを意味し、PGは保護基であり、トリアルキルシリル基(例えば、トリメチルシリル基、tert−ブチルジメチルシリル基など)を表す。
工程4:化合物(8)は、化合物(5)と化合物(7)を工程1と同様の条件で反応させることにより製造することができる。ここで化合物(5)および(7)は、市販化合物、公知化合物より合成した化合物を用いることができる。
工程5:化合物(3)は、適切な不活性溶媒中で化合物(8)の末端アルキンの保護基PGを当業者に公知である種々の有機合成手法(例えば上記文献参照)を用いて除去することにより製造することができる。
製造法4
化合物(4)は、例えば、下記に示す方法によって製造される。
Figure 2016132660
(式中、環A、R、RおよびRは項1と同じものを意味し、X1’は工程3と同じものを意味し、PGは工程4と同じものを意味する。)
工程6:化合物(9)は、化合物(2)と化合物(7)を工程1と同様の条件で反応させることにより製造することができる。ここで化合物(7)は、市販化合物、公知化合物より合成した化合物を用いることができる。
工程7:化合物(4)は、化合物(9)の末端アルキンの保護基PGを工程5と同様の条件で除去することにより製造することができる。
製造法5
化合物(6)において、Rが水素原子である化合物、すなわち化合物(6a)で表される化合物は、例えば、下記に示す方法によって製造される。
Figure 2016132660
(式中、環A、R、RおよびXは項1と同じものを意味し、X1’は工程3と同じものを意味する。)
工程8:化合物(12)は、適切な不活性溶媒中で化合物(10)と化合物(11)とを反応をさせることにより製造することができる。反応温度は通常−20℃から用いた溶媒の沸点までの範囲である。反応時間は、1分間から5日間である。ここで化合物(10)および化合物(11)は、市販化合物、公知化合物より合成した化合物を用いることができる。
不活性溶媒の具体例としては、例えば、クロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトシエタン等のエーテル系溶媒、メタノール、エタノール、2−プロパノール等の低級アルコール、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン等の非プロトン性極性溶媒、およびこれらの混合溶媒が挙げられる。
工程9:化合物(6a)は、適切な不活性溶媒中で化合物(12)と化合物(13)とをパラジウム触媒および塩基の存在下、鈴木−宮浦反応させることにより製造することができる。当該反応は必要に応じて配位子の共存下で行ってもよい。反応温度は通常、室温から用いた溶媒の沸点までの範囲である。反応時間は、1分間から5日間である。ここで化合物(13)は、市販化合物、公知化合物より合成した化合物を用いることができる。
パラジウム触媒の具体例としては、例えば、酢酸パラジウム(II)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、トリス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)が挙げられる。
配位子の具体例としては、例えば、トリフェニルホスフィン、トリ−tert−ブチルホスフィン、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルブフェニル等が挙げられる。
塩基の具体例としては、例えば、リン酸カリウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化バリウム、炭酸セシウム、炭酸ナトリウム等の無機塩基が挙げられる。
不活性溶媒の具体例としては、例えば、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトシエタン等のエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等の非プロトン性極性溶媒、およびこれらの混合溶媒が挙げられる。
工程10:化合物(14)は、化合物(10)と化合物(13)をを工程8と同様の条件で反応させることにより製造することができる。ここで化合物(10)および化合物(13)は、市販化合物、公知化合物より合成した化合物を用いることができる。
工程11:化合物(6a)は、化合物(11)と化合物(14)をを工程9と同様の条件で反応させることによっても製造することができる。ここで化合物(11)は、市販化合物、公知化合物より合成した化合物を用いることができる。
上記製造法における中間体および目的化合物は、有機合成化学で常用される精製法、例えば、中和、濾過、抽出、洗浄、乾燥、濃縮、再結晶、各種クロマトグラフィーに付すること等により単離生成することができる。また、各中間体においては、特に生成することなく次の反応に供することも可能である。
光学活性な出発原料や中間体を用いることにより、あるいは、中間体や最終品のラセミ体を光学分割することにより、本発明化合物の光学活性体を製造することができる。光学分割の方法としては、光学活性カラムを用いた物理的な分離方法、分別結晶化法などの化学的な分離方法が挙げられる。本発明化合物のジアステレオマーは、例えばカラムクロマトグラフィーや分別結晶化法などの分離方法によって製造される。
式(1)で表される化合物の医学上許容される塩は、例えば、水、メタノール、エタノール、2−プロパノール、アセトン等の溶媒中で、式(1)で表される化合物と、医学上許容される酸または塩基とを混合することで製造することができる。
以下に本発明を、参考例、実施例および試験例により、さらに具体的に説明するが本発明はもとよりこれに限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない範囲で変更してもよい。なお、以下の参考例およ実施例において示された化合物名は、必ずしもIUPAC命名法に従うものではない。なお、記載の簡略化のために略語を使用することもあるが、これらの略号は前記記載と同義である。
化合物の同定はプロトン核磁気共鳴スペクトル(H−NMR)、LC−MS等を用いて行った。核磁気共鳴スペクトルにはテトラメチルシランを内部標準として用いた。
参考例および実施例におけるカラムクロマトグラフィーおよびアミノクロマトグラフィーは、山善株式会社製のシリカゲルカラムおよびアミノカラムを用いた。TLCを使用して精製した際のTLC(シリカゲルプレート)にはSilica gel 60F254(メルク)、TLC(NHシリカゲルプレート)にはTLCプレートNH(FujiSilysia)を使用した。
参考例および実施例では以下の反応装置を用いた。参考例および実施例記載の各種データは以下の機器で取得した。
マイクロウェーブ反応装置:Biotage AB Initiator
NMRスペクトル:[H−NMR]400MHz:JEOL JNM−ALシリーズAL400
LC−MSスペクトル:Waters ACQUITYTM UltraPerformance LC
参考例および実施例中の化合物名は、ACD/Name(ACD/Labs12.0,Advanced ChemistryDevelopment Inc.)により命名した。
参考例および実施例中のLC−MSのデータは、以下に示す条件で測定した値を用いた。観察された質量分析の値[MS(m/z)]を[M+H]+で示す。
測定条件,
カラム:ACQUITY UPLC BEH C18 1.7μm 2.1×30 mm column
溶媒:A液:0.05% HCOOH/HO、B液:CHCN
グラジエント条件:
0.0−1.3分;A/B=90:10〜5:95(linear gradient)
1.3−1.5分;A/B=90:10
流速:0.80 mL/min
UV:220 nm, 254 nm
カラム温度:40℃
参考例および実施例において以下の略語を使用することがある。
CDCl:重クロロホルム
CDOD:重メタノール
DMSO−d6:重ジメチルスルホキシド
s:一重線
d:二重線
t:三重線
q:四重線
m:多重線
br:幅広い
dd:二重の二重線
td:三重線の二重線
J: カップリング定数(coupling constant)
Hz: ヘルツ(Hertz)
N:規定(例えば、2N−HClは2規定塩酸を示す。)
M:モル濃度(mol/L)(例えば、2Mメチルアミンは2mol/Lメチルアミン溶液を示す。)
min:分
atm:気圧
実施例1:5−({6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル}エチニル)ピリジン−2−アミン
Figure 2016132660
参考例3の化合物(150 mg)、5−エチニルピリジン−2−アミン(48 mg)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(14.4 mg)およびヨウ化銅(I)(7.8 mg)のトリエチルアミン/N,N−ジメチルホルムアミド混合溶液(2 mL/1 mL)を窒素雰囲気下、100℃で1時間撹拌した。室温まで冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、ろ過して減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、表題化合物(80 mg)を得た。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6) δ: 9.22 (d, J= 2.4 Hz, 1H), 9.02 (d, J= 2.4 Hz, 1H), 8.27 (s, 1H), 8.13-8.10 (m, 3H), 7.89 (d, J= 8.0 Hz, 2H), 7.65-7.62 (m, 1H), 6.52 (br, 2H), 6.48 (d, J= 8.4 Hz, 1H).
LC−MS,m/z;380[M+H]+
実施例2:5−{[6−(3,4−ジクロロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル]エチニル}ピリジン−2−アミン
Figure 2016132660
参考例6の化合物(300 mg)を用い、実施例1と同様の手法により、表題化合物(88 mg)を得た。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6) δ: 9.21 (1H, d, J = 2.4 Hz), 8.98 (1H, d, J = 2.4 Hz), 8.27 (1H, d, J = 2.4 Hz), 8.21 (1H, d, J = 2.4 Hz), 8.11 (1H, s), 7.88 (1H, dd, J = 8.5, 2.4 Hz), 7.79 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.63 (1H, dd, J = 8.5, 2.4 Hz), 6.51 (2H, s), 6.48 (1H, d, J = 8.5 Hz).
LC−MS,m/z;380 [M+H]+
実施例3:5−({6−[3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル}エチニル)ピリジン−2−アミン
Figure 2016132660
参考例8の化合物(270 mg)を用い、実施例1と同様の手法により、表題化合物(177 mg)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 9.30 (1H, d, J = 2.4 Hz), 9.03 (1H, d, J = 2.4 Hz), 8.31 (1H, s), 8.27 (1H, d, J = 2.4 Hz), 8.14 (1H, s), 8.06 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.99 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.64 (1H, dd, J = 8.5, 2.4 Hz), 6.52 (2H, s), 6.48 (1H, d, J = 8.5 Hz).
LC−MS,m/z;414[M+H]+
実施例4:5−({6−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル}エチニル)ピリジン−2−アミン
Figure 2016132660
参考例10の化合物(150 mg)を用い、実施例1と同様の手法により、表題化合物(55 mg)を得た。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6) δ: 9.00 (d, J= 3.2 Hz, 1H), 8.94 (d, J= 2.4 Hz, 1H), 8.264-8.259 (m, 1H), 8.07 (s, 2H), 7.79-7.75 (m, 2H), 7.65-7.62 (m, 1H), 7.07-7.05 (m, 2H), 6.50 (br, 2H), 6.47 (d, J= 8.4 Hz, 1H).4.70 (m, 1H), 1.29 (d, J= 6.4 Hz, 6H).
LC−MS,m/z;370[M+H]+
実施例5:5−{[6−(4−クロロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル]エチニル}ピリジン−2−アミン
Figure 2016132660
参考例12の化合物(150 mg)を用い、実施例1と同様の手法により、表題化合物(54 mg)を得た。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6) δ: 9.13 (d, J= 2.4 Hz, 1H), 8.97 (d, J= 2.4 Hz, 1H), 8.27-8.26 (m, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.93-7.89 (m, 2H), 7.65-7.62 (m, 1H), 7.61-7.58 (m, 2H), 6.51 (br, 2H), 6.47 (d, J= 8.4 Hz, 1H).
LC−MS,m/z;346[M+H]+
実施例6:5−({6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル}エチニル)ピリジン−2−アミン
Figure 2016132660
参考例14の化合物(200 mg)を用い、実施例1と同様の手法により、表題化合物(102 mg)を得た。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6) δ: 9.15 (d, J= 2.4 Hz, 1H), 8.97 (d, J= 2.4 Hz, 1H), 8.27-8.26 (m, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.01-7.98 (m, 2H), 7.63 (dd, J= 8.4 Hz, 2.4 Hz, 1H), 7.54-7.52 (m, 2H), 6.51 (br, 2H), 6.47 (d, J= 8.8 Hz, 1H).
LC−MS,m/z;396[M+H]+
実施例7:5−{[6−(3−メチル−4−フルオロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル]エチニル}ピリジン−2−アミン
Figure 2016132660
実施例1と同様の手法により、表題化合物を得た。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6) δ: 9.07 (d, J= 2.4 Hz, 1H), 8.94 (d, J= 2.4 Hz, 1H), 8.26 (d, J= 2.4 Hz, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.82-7.80 (m, 1H), 7.74-7.70 (m, 1H), 7.63 (dd, J= 8.4 Hz, 2.4 Hz, 1H), 7.32-7.28 (m, 1H), 6.51 (br, 2H), 6.47 (d, J= 8.4 Hz, 1H), 2.330-2.325 (m, 3H).
実施例8:5−{[6−(4−フルオロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル]エチニル}ピリジン−2−アミン
Figure 2016132660
実施例1と同様の手法により、表題化合物を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 9.09 (d, J= 2.4 Hz, 1H), 8.95 (d, J= 2.4 Hz, 1H), 8.26 (d, J= 2.4 Hz, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.94-7.89 (m, 2H), 7.65-7.62 (m, 1H), 7.40-7.35 (m, 2H), 6.57 (br, 2H), 6.47 (d, J= 8.4 Hz, 1H).
参考例1:5−[4-(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2−アミン
Figure 2016132660
2−アミノ−5−ブロモピリミジン(2.0 g)、4−(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸(2.4 g)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(664 mg)および炭酸ナトリウム(3.04 g)のテトラヒドロフラン/水混合溶液(2:1,70 mL)を窒素雰囲気下、マイクロウェーブ反応装置を用いて、100℃で1時間撹拌した。室温まで冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、ろ過して減圧濃縮した。得られた粗生成物にクロロホルム(10 mL)を加え、析出した固体をろ過した後、乾燥させることにより表題化合物(2.19 g)を得た。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6) δ: 8.65 (s, 2H), 7.85 (d, J= 8.4 Hz, 2H), 7.75 (d, J= 8.0 Hz, 2H), 6.93 (br, 2H).
LC−MS,m/z;240[M+H]+
参考例2:6−[4-(トリフルオロメチル)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリミジン
Figure 2016132660
ブロモアセトアルデヒドジエチルアセタール(0.77 ml)に蒸留水(0.28 ml)、臭化水素酸(含有量48%)を加え、95℃で1時間半撹拌した。室温まで冷却後、エタノール(3.5 ml)を加え、さらに20分撹拌した。反応溶液に炭酸水素ナトリウム(400 mg)を加え激しく撹拌し、反応液をろ過後、ろ液に、参考例1の化合物(390 mg)を加え、50℃で2時間撹拌した。溶液を減圧濃縮後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、ろ過して減圧濃縮した。得られた粗生成物にクロロホルム(5 mL)を加え、析出した固体をろ過し乾燥後、表題化合物(104 mg)を得た。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6) δ: 9.43 (d, J= 2.4 Hz, 1H), 8.95 (d, J= 2.4 Hz, 1H), 8.02-8.00 (m, 2H), 7.950-7.946 (m, 1H), 7.90-7.88 (m, 2H), 7.789-7.786 (m, 1H).
LC−MS,m/z;264[M+H]+
参考例3:3−ブロモ−6−[4-(トリフルオロメチル)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリミジン
Figure 2016132660
参考例2の化合物(447 mg)の酢酸(6 mL)溶液に氷浴下、酢酸ナトリウム(209 mg)、臭素(0.13 mL)を加え、1時間撹拌した。氷浴下、反応溶液にチオ硫酸ナトリウム水溶液(20 mL)を加え撹拌した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え中和した。目的物を酢酸エチルで抽出後、飽和塩化ナトリウム水溶液で有機層を洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、ろ過して減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、表題化合物(400 mg)を得た。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6) δ: 9.04 (d, J= 2.4 Hz, 1H), 9.00 (d, J= 2.4 Hz, 1H), 8.11 (d, J= 8.0 Hz, 2H), 7.97 (s, 1H), 7.90 (d, J= 8.0 Hz, 2H).
LC−MS,m/z;342[M+H]+
参考例4:6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリミジン
Figure 2016132660
氷冷下、水(20 mL)、臭化水素酸(含有量48%, 20 mL)にブロモアセトアルデヒドジエチルアセタール(45 mL)を加え、室温で1時間30分撹拌した。氷冷した反応溶液に炭酸水素ナトリウム(31 g)を加え激しく撹拌した後、反応溶液をろ過した。ろ液に、エタノール(122 ml)と2−アミノ−5−ブロモピリミジン(21 g)を加え、85℃で35分間撹拌した。氷冷した反応溶液に、水(244 mL)を加え、4Mの水酸化ナトリウム水溶液で中和した後、30分間撹拌した。得られた懸濁液をろ取し、水(60 mL)、続いてn-ヘキサン(60 mL)で洗い、乾燥後表題化合物(20 g)を固体として得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 9.35 (1H, d, J = 2.4 Hz), 8.57 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.87 (1H, d, J = 1.2 Hz), 7.75 (1H, d, J = 1.2 Hz).
LC−MS,m/z;198[M+H]+
参考例5:6−(3,4−ジクロロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリミジン
Figure 2016132660
参考例4の化合物(600 mg)、3,4−ジクロロフェニルボロン酸(635 mg)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(175 mg)および炭酸ナトリウム(803 mg)のテトラヒドロフラン/水混合溶液(10.1 mL/5 mL)を窒素雰囲気下、マイクロウェーブ反応装置を用いて、100℃で1時間撹拌した。室温まで冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、ろ過して減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、表題化合物(520 mg)を固体として得た。
1H-NMR (400MHz,DMSO−d6) δ: 9.41 (1H, d, J = 2.4 Hz), 8.92 (1H, d, J = 2.4 Hz), 8.11 (1H, d, J = 1.2 Hz), 7.91 (1H, d, J = 1.2 Hz), 7.79 (2H, d, J = 1.2 Hz), 7.78 (1H, d, J = 1.2 Hz).
LC−MS,m/z;264[M+H]+
参考例6:3−ブロモ−6−(3,4−ジクロロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリミジン
Figure 2016132660
参考例5の化合物(520 mg)を用い、参考例3と同様の手法により、表題化合物(653 mg)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO−d6) δ: 9.26 (1H, dd, J = 3.7, 2.1 Hz), 9.20 (1H, dd, J = 3.7, 2.1 Hz), 8.30-8.26 (2H, m), 7.92 (1H, dd, J = 8.2, 2.1 Hz), 7.82 (1H, d, J = 8.2 Hz).
LC−MS,m/z;344[M+H]+
参考例7:6−[3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリミジン
Figure 2016132660
参考例4の化合物(600 mg)を用い、参考例5と同様の手法により、表題化合物(710 mg)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO−d6) δ: 9.52-9.50 (1H, m), 9.00-8.97 (1H, m), 8.21 (1H, s), 8.03-7.95 (2H, m), 7.94 (1H, s), 7.80 (1H, d, J = 1.2 Hz).
参考例8:3−ブロモ−6−[3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリミジン
Figure 2016132660
参考例7の化合物(710 mg)を用い、参考例3と同様の手法により、表題化合物(540 mg)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 9.15 (1H, d, J = 2.4 Hz), 9.02 (1H, d, J = 2.4 Hz), 8.32 (1H, s), 8.06 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.98 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.97 (1H, s).
LC−MS,m/z;378[M+H]+
参考例9:6−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリミジン
Figure 2016132660
4−イソプロポキシフェニルボロン酸(500 mg)を用い、参考例5と同様の手法により、表題化合物(480 mg)を得た。
LC−MS,m/z;254[M+H]+
参考例10:3−ヨード−6−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリミジン
Figure 2016132660
参考例9の化合物(200 mg)の酢酸(4.5 mL)溶液に室温下、遮光した状態でN‐ヨードスクシンイミド(178 mg)を加え2時間撹拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、ろ過して減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、表題化合物(256 mg)を得た。
LC−MS,m/z;380[M+H]+
参考例11:6−(4−クロロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリミジン
Figure 2016132660
4−クロロフェニルボロン酸(433 mg)を用い、参考例5と同様の手法により、表題化合物(490 mg)を得た。
LC−MS,m/z;230[M+H]+
参考例12:3−ヨード−6−(4−クロロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリミジン
Figure 2016132660
参考例11の化合物(250 mg)を用い、参考例10と同様の手法により、表題化合物(365 mg)を得た。
LC−MS,m/z;356[M+H]+
参考例13:6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリミジン
Figure 2016132660
4−(トリフルオロメトキシ)フェニルボロン酸(572 mg)を用い、参考例5と同様の手法により、表題化合物(575 mg)を得た。
LC−MS,m/z;280[M+H]+
参考例14:3−ヨード−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリミジン
Figure 2016132660
参考例13の化合物(200 mg)を用い、参考例10と同様の手法により、表題化合物(285 mg)を得た。
LC−MS,m/z;406[M+H]+
参考例15:6−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリミジン
Figure 2016132660
4−フルオロ−3−メチル−フェニルボロン酸(965 mg)を用い、参考例5と同様の手法により、表題化合物(577 mg)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 9.29 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 8.87 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 7.91 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.76 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.73 (dd, J = 2.0, 7.3 Hz, 1H), 7.61-7.65 (m, 1H), 7.31 (t, J = 9.5 Hz, 1H), 2.32 (d, J = 1.8 Hz, 3H).
参考例16:3−ブロモ−6−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリミジン
Figure 2016132660
参考例15の化合物(577 mg)を用い、参考例3と同様の手法により、表題化合物(737 mg)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 8.93 (d, J= 2.4 Hz, 1H), 8.89 (d, J= 2.4 Hz, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.84-7.81 (m, 1H), 7.74-7.70 (m, 1H), 7.33-7.28 (m, 1H), 2.330-2.325 (m, 3H).
参考例17:6−(4−フルオロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリミジン
Figure 2016132660
4−フルオロ−フェニルボロン酸(985 mg)を用い、参考例5と同様の手法により、表題化合物(314 mg)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 9.30 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 8.88 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 7.92 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.84 (ddd, J = 2.2, 5.4, 7.6 Hz, 2H), 7.77 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.36-7.41 (m, 2H).
参考例18:3−ブロモ−6−(4−フルオロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリミジン
Figure 2016132660
参考例17の化合物(314 mg)を用い、参考例3と同様の手法により、表題化合物(405 mg)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 8.92 (dd, J = 2.5, 11.5 Hz, 2H), 7.90-7.94 (m, 3H), 7.37-7.42 (m, 2H).
薬理試験例
以下に、本発明の代表的化合物についての薬理試験方法およびその結果を示すが、本発明はこれらの試験例に限定されるものではない。
(1)ヒトmGlu2受容体安定発現細胞
ヒトmGlu2受容体安定発現細胞を作製し、培養に供した。具体的には、pcDNA4/TO(K1020−01,Lifetechnologies,Carlsbad,CA,USA)にヒトmGlu2受容体遺伝子を挿入し、TR発現ヒト腎臓由来HEK細胞(cat#CCL−82.2,ATCC,USA)に導入した。その後Geneticin(cat#10131−027,Lifetechnologies,Carlsbad,CA,USA)による選別を行い、ヒトmGlu2受容体安定発現細胞を得た。
培地には10% Dialysed−FBS(cat#26400−044,Lifetechnologies,Carlsbad,CA,USA),50 μg/mL Blasticidin S(cat#ANT−BL−1,Lifetechnologies,Carlsbad,CA,USA)、2 mg/mL G418(cat#16513−84,nacalai tesque,Kyoto,Japan)を含むHigh glucose−DMEM培地(cat#11995−065,Lifetechnologies,Carlsbad,CA,USA)を用い、細胞培養用フラスコ(cat#3133−150,AGC Thechno Glass,Shizuoka,Japan)にて培養を行った。培養中、3−4日毎にTrypLE Express(cat#12604−013,Lifetechnologies,Carlsbad,CA,USA)処理にて細胞を回収し、継代培養を行った。
継代から3−4日後、約80%コンフルエントな状態でTrypLE Express処理にて細胞を回収し、0.1%BSA(cat#12604−013,Lifetechnologies,Carlsbad,CA,USA),0.1 μg/mL Tetracycline(cat#33031−64,nacalai tesque,Kyoto,Japan)含有のHanks(cat#14065−056,Lifetechnologies,Carlsbad,CA,USA)/20 mM HEPES(cat#15630−080,Lifetechnologies,Carlsbad,CA,USA)Buffer(pH7.4)培地下で、Gα16,apoaequorinを一過的に導入し、その後に384wellプレート(cat#781090,Greiner bio−one,Frickenhausen,Germany)に1,500 cells/30 μL/wellとなるように播種した。
播種翌日、Coelentetrazine h(cat#S2011,Promega,Madison,WI,USA)を終濃度1 μMとなるように添加し(10 μL/well)、遠心後、室温で4時間以上静置した。
(2)試験化合物の調製
試験化合物はDMSOを用いて評価濃度の1000倍濃度になるように溶解した。このDMSO溶液を、培地(Hanks、20 mM HEPES、0.1%BSA)にて評価濃度の6倍濃度になるように希釈した。GlutamateはHanks/20 mM HEPES/0.1%BSA培地にてEC80濃度の6倍濃度になるように希釈した。
(3)mGlu2受容体ネガティブアロステリックモジュレーター活性評価
ヒトmGlu2受容体安定発現細胞を作製し、培養に供した。mGlu2受容体刺激による発光シグナルの検出にはFDSS7000(浜松ホトニクス)を用いた。細胞及び発光基質を添加したプレートに、上記調製の化合物溶液を添加した(10 μL/well)。添加120秒後EC80のGlutamate含有溶液を添加し(10 μL/well)、添加後300秒間発光シグナル(中心波長:465 nm)を測定してRLU(Integration)を算出した。化合物のmGlu2受容体のネガティブアロステリックモジュレーター活性は、(100−100×(各化合物の各濃度のRLU/DMSO群のRLU))にて算出した。
(4)ヒトmGlu3受容体安定発現細胞
ヒトmGlu3受容体安定発現CHO−K1細胞を用いて実施した。測定の18時間前にDoxycycline(final concentration of 600 ng/mL)を添加した培地に変更し、PBS−EDTA処理にて細胞を回収した。試験培地(HBSS、2.1 mM CaCl、3 μg/mL GPT、4 mM MEM Sodium Pyruvate、0.1%BSA)に懸濁し、Coelentetrazine hを添加し、30 μL/wellとなるように播種し、室温で4時間以上静置した。
(5)試験化合物の調製
試験化合物はDMSOを用いて評価濃度の100倍濃度になるように溶解した。このDMSO溶液を、上記の試験培地にて評価濃度の3倍濃度になるように希釈した。Glutamateは上記の試験培地にてEC80濃度の3倍濃度になるように希釈した。
(6)mGlu3受容体ネガティブアロステリックモジュレーター活性評価
mGlu3受容体刺激による発光シグナルの検出にはFDSS6000(浜松ホトニクス)を用いた。細胞及び発光基質を添加したプレートに、上記調製の化合物溶液を添加した(30 μL/well)。添加180秒後EC80のGlutamate含有溶液を添加し(30 μL/well)、添加後90秒間発光シグナルを測定してRLUを算出した。化合物のmGlu3受容体ネガティブアロステリックモジュレーター活性は、(100−100×(各化合物の各濃度のRLU/DMSO群のRLU))にて算出した。
本発明の代表化合物を上述の生物学試験で評価したところ、各濃度において濃度依存的に、mGlu2受容体ネガティブアロステリックモジュレーター活性を示す化合物を見出した。表1に、mGlu2受容体ネガティブアロステリックモジュレーター活性を示す。
Figure 2016132660
本発明の化合物を上述の生物学試験で評価したところ、mGlu3受容体ネガティブアロステリックモジュレーター活性と比較し、強いmGlu2受容体ネガティブアロステリックモジュレーター活性を示す、mGlu2受容体選択的ネガティブアロステリックモジュレーターであることを見出した。例えば、実施例1化合物は下記に示すように優れたmGlu2受容体選択的ネガティブアロステリックモジュレーター活性を示した。すなわち、本発明の化合物は、既知のmGlu2/3受容体非選択的ネガティブアロステリックモジュレーターと比較して、神経保護作用を阻害しない可能性が示された。
mGlu2受容体NAM活性:IC50=35 nM
mGlu3受容体NAM活性:42.8%(@300 nM)
以上で説明したように、本発明化合物は強いmGlu2受容体ネガティブアロステリックモジュレーター活性を示す。したがって、本発明化合物は気分障害(うつ病性障害、双極性障害等)、不安障害(全般性不安障害、パニック障害、強迫性障害、社会不安障害、外傷性ストレス障害、特定の恐怖症、急性ストレス障害等)、認知機能障害、認知症等の治療剤および/または予防剤として有用である。

Claims (9)

  1. 式(1):
    Figure 2016132660
    [式(1)中、
    は水素原子またはハロゲン原子を表し、
    環Aはフェニルまたはピリジルを表し、
    およびRは同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、C1-4アルキルまたはC1-4アルコキシ(ここで該C1-4アルキルおよびC1-4アルコキシは1から5個のハロゲン原子で置換されてもよい)を表し、
    あるいはR2およびR3が隣り合う置換位置の場合、環Aと一緒になって、C5−8炭素環(ここで該C5−8炭素環は1から5個のハロゲン原子または1もしくは2個のヒドロキシで置換されてもよい)または5もしくは6員環飽和ヘテロ環を形成してもよく、
    環Bはフェニルまたはピリジルを表し、
    およびRは同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ、アミノ、−C(O)OR、-C(O)-NR、−SO−OH、-SO-NR、-SO-Rまたは-NR-SO-Rを表し、
    およびRは同一または異なって、水素原子またはC1-4アルキルを表し、ただし、RおよびRが同一又は異なって、-SO-Rまたは-NR-SO-Rを表す場合、RはC1-4アルキルを表す]
    で表される化合物又はその医薬上許容される塩。
  2. が水素原子であり、
    およびRが同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、メチル、エチル、イソプロピル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシまたはトリフルオロメトキシであり、
    およびRが同一又は異なって、水素原子、アミノ、-C(O)-NR、-SO-NR、-SO-Rまたは-NR-SO-Rである、請求項1に記載の化合物又はその医薬上許容される塩。
  3. 環Aがフェニルであり、
    およびRが同一または異なって、水素原子、フッ素原子、塩素原子、メチル、トリフルオロメチル、イソプロポキシまたはトリフルオロメトキシであり、
    環Bがピリジルであり、
    およびRが同一又は異なって、水素原子またはアミノである、請求項2に記載の化合物又はその医薬上許容される塩。
  4. 以下の化合物からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物又はその医薬上許容される塩:
    5−({6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル}エチニル)ピリジン−2−アミン、
    5−{[6−(3,4−ジクロロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル]エチニル}ピリジン−2−アミン、
    5−({6−[3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル}エチニル)ピリジン−2−アミン、
    5−({6−[4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル}エチニル)ピリジン−2−アミン、
    5−{[6−(4−クロロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル]エチニル}ピリジン−2−アミン、
    5−({6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル}エチニル)ピリジン−2−アミン、
    5−{[6−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル]エチニル}ピリジン−2−アミンおよび
    5−{[6−(4−フルオロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリミジン−3−イル]エチニル}ピリジン−2−アミン。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物またはその医薬上許容される塩を含有する医薬組成物。
  6. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物またはその医薬上許容される塩を含有する、代謝型グルタミン酸受容体サブタイプ2(mGlu2)が関与する精神疾患又は神経変性疾患の治療剤。
  7. 代謝型グルタミン酸受容体サブタイプ2(mGlu2)が関与する精神疾患又は神経変性疾患が、気分障害、不安障害、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、薬物依存、痙攣、振戦、疼痛又は睡眠障害である請求項6に記載の治療剤。
  8. 代謝型グルタミン酸受容体サブタイプ2(mGlu2)が関与する疾患の治療剤を製造するための請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物またはその医薬上許容される塩の使用。
  9. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物またはその医薬上許容される塩と、気分障害、不安障害、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、薬物依存、痙攣、振戦、疼痛又は睡眠障害の治療剤から選択される少なくとも1種類以上の薬剤とを組み合わせてなる医薬。
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