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JP2016114859A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2016114859A JP2014254672A JP2014254672A JP2016114859A JP 2016114859 A JP2016114859 A JP 2016114859A JP 2014254672 A JP2014254672 A JP 2014254672A JP 2014254672 A JP2014254672 A JP 2014254672A JP 2016114859 A JP2016114859 A JP 2016114859A
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祐輔 湊
Yusuke Minato
祐輔 湊
松浦 泰輔
Taisuke Matsuura
泰輔 松浦
孝男 湯浅
Takao Yuasa
孝男 湯浅
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Abstract

【課題】中間転写ベルトにおけるダイラインショック画像の発生を抑制しながらも、トナーの消費量を抑えることができる画像形成装置を提供する。【解決手段】感光ドラム47と、現像ユニット81と、中間転写ベルト44bと、濃度検出センサ75と、クリーニングブレード83aと、画像形成時以外に現像ユニット81から感光ドラム47及び中間転写ベルト44bを経てクリーニングブレード83aにトナーを供給するトナー供給モードを実行可能な制御部70と、を備え、制御部70は、濃度検出センサ75の検出結果に基づいて、トナー供給モードの実行の可否を判断する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像を形成する画像形成装置に関し、詳しくは幅方向に沿った直線状の凹みを有する中間転写ベルトを使用可能な画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置は、複写機、プリンタ、プロッタ、ファクシミリ、及びこれらの複数の機能を有する複合機等として広く応用されている。画像形成装置では、現像剤を用いる現像ユニット及び感光ドラムユニット等で構成される画像形成ユニットによって、現像剤像をシート上に可視化するプロセスが採用されている。
このような画像形成装置に使用される中間転写ベルトとしては、熱可塑性樹脂に導電剤を混ぜ、押し出し成型によるものが多く採用されている。しかし、押し出し成型では、樹脂吐出部に樹脂が固着し、型から引き出された円筒状の材料を引っ掻いてしまうことがある。この場合、中間転写ベルトの幅方向に沿って、凹みが形成されてしまう。この凹みは、周囲の表面より凹んでおり、ダイラインと呼ばれている(図7(a)参照)。
ダイラインが形成された中間転写ベルトを用いて通常通りに画像形成を実行すると、形成された画像には所謂ダイラインショック画像という幅方向の筋が形成されてしまうことがある(図8(a)参照)。このため、中間転写ベルトからダイラインを消去するための技術が開発されている。例えば、押し出し成型により作成した無端ベルトを、ラッピングテープに摺擦し、金型面に加熱状態でチューブ材の外周面を押し付けて周方向の筋目を熱転写して、ダイラインを均す技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2010−191277号公報
しかしながら、上述した特許文献1のダイラインを均す方法では、中間転写ベルトのコストが高くなってしまい、好ましくなかった。ところで、ダイラインショック画像は、クリーニングブレードニップ部にトナーを供給することで、発生の程度を抑制できることが知られている。しかしながら、この場合、トナーを定期的に一定量供給しているため、トナーの供給によるランニングコストの上昇の虞がある。
本発明は、中間転写ベルトにおけるダイラインショック画像の発生を抑制しながらも、トナーの消費量を抑えることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、静電像を担持して移動する像担持体と、前記像担持体に形成された静電像をトナーにより現像する現像装置と、複数の支持回転体に張架されて前記像担持体に当接し、前記像担持体に形成されたトナー像が転写される中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトに光を照射してその反射光を検出する光センサと、前記中間転写ベルトの表面に当接して、前記表面に付着したトナーをクリーニングするクリーニングブレードと、画像形成時以外に前記現像装置から前記像担持体及び前記中間転写ベルトを経て前記クリーニングブレードにトナーを供給するトナー供給モードを実行可能な制御部と、を備え、前記制御部は、前記光センサの検出結果に基づいて、前記トナー供給モードの実行の可否を判断することを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、静電像を担持して移動する複数の像担持体と、前記像担持体に形成された静電像をトナーにより現像する現像装置と、複数の支持回転体に張架されて前記像担持体に当接し、前記像担持体に形成されたトナー像が転写される中間転写ベルトと、特定の像担持体以外の前記像担持体を前記中間転写ベルトに対して当接した状態と離間した状態とに切換可能な切換部と、前記中間転写ベルトに光を照射してその反射光を検出する光センサと、前記中間転写ベルトの表面に当接して、前記表面に付着したトナーをクリーニングするクリーニングブレードと、前記特定の像担持体にのみトナー像を形成する場合に、前記光センサの検出結果に基づいて、全ての前記像担持体を前記中間転写ベルトに当接した状態と、前記特定の像担持体以外の前記像担持体を前記中間転写ベルトから離間した状態とに、前記切換部により切換可能である制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、制御部は、光センサの検出結果に基づいて、クリーニングブレードにトナーを供給するトナー供給モードの実行の可否を判断するので、光センサにより検出されたダイラインの程度に応じてトナーの供給を調整できる。あるいは、制御部は、光センサの検出結果に基づいて、全ての像担持体を中間転写ベルトに当接した状態と、特定の像担持体以外の像担持体を中間転写ベルトから離間した状態とに切り換えることができる。これらにより、本発明によれば、中間転写ベルトにおけるダイラインショック画像の発生を抑制しながらも、トナーの消費量を抑えることができる。
第1の実施形態に係る画像形成装置の概略の断面図である。 第1の実施形態に係る画像形成部の概略の説明図である。 第1の実施形態に係る制御部の概略図である。 第1の実施形態に係る画像形成部における各種センサを示す概略の説明図であり、(a)は全体図、(b)は濃度検出センサの位置を示す図である。 第1の実施形態に係る濃度検出センサの概略の断面図である。 第1の実施形態に係る中間転写ベルトの製造装置の概略の説明図である。 (a)は第1の実施形態に係る中間転写ベルトの斜視図であり、(b)はこの中間転写ベルトにより全面ハーフトーンで印刷したシートの模式図である。 (a)は、第1の実施形態に係る中間転写ベルトでのダイライン深さと、ダイラインショック画像の程度との関係を示す図である。(b)は、濃度検出センサにより中間転写ベルトのダイラインを測定した時の反射光量の変化パターンを示す図である。 (a)は、第1の実施形態に係るダイラインの凹み深さと、濃度検出センサで検出される反射光量との関係を示す図である。(b)は、第1の実施形態に係るダイラインレベルと反射光量との対応関係を示す図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置のダイライン検出モードにおける動作を示すフローチャートである。 (a)は、第1の実施形態に係るダイラインレベルと、トナー供給条件との関係を示す図である。(b)は、第1の実施形態に係る実施例1と比較例1とで形成されるダイラインショック画像の程度を比較した図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置におけるダイラインレベルと、トナー供給条件との関係を示す図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置のトナー供給モードにおける動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係るダイラインレベルと1次転写ローラ接離状態との関係を示す図である。 第3の実施形態に係る画像形成装置のトナー供給モードにおける動作を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係るダイラインレベルとの関係図であり、(a)は1次転写ローラ接離状態との関係、(b)はトナー供給条件との関係である。 第4の実施形態に係る画像形成装置のトナー供給モードにおける動作を示すフローチャートである。 第5の実施形態に係るモータの駆動負荷トルクとの関係図であり、(a)はダイライン凹み深さとの関係、(b)は電力との関係である。 (a)は、第5の実施形態に係るダイラインレベルと電力との関係を示す図である。(b)は、第5の実施形態に係る実施例2と比較例2とで形成されるダイラインショック画像の程度を比較した図である。 (a)は、第6の実施形態に係るダイラインレベルと回転負荷トルクとの関係を示す図である。(b)は、第6の実施形態に係るダイラインレベルと回転負荷トルクとの対応関係を示す図である。 第6の実施形態に係る画像形成装置の負荷トルク検知処理における動作を示すフローチャートである。 第6の実施形態に係るダイラインレベルと負荷トルクレベルとの関係を示す図である。 第6の実施形態に係る画像形成装置のトナー供給モードにおける動作を示すフローチャートである。 第7の実施形態に係るダイラインレベルと負荷トルクレベルとの関係図であり、(a)はトナー供給の有無、(b)はトナー供給が有る場合の詳細な条件である。 第7の実施形態に係る画像形成装置のトナー供給モードにおける動作を示すフローチャートである。 第8の実施形態に係るダイラインとの関係図であり、(a)は回転負荷トルクとの関係、(b)は負荷トルクレベルとの関係である。 第8の実施形態に係る画像形成装置のトナー供給モードにおける動作を示すフローチャートである。 第9の実施形態に係るダイラインと負荷トルクレベルとの関係を示す図である。 第10の実施形態に係るダイラインレベルと負荷トルクレベルとの関係図であり、(a)はトナー供給の有無、(b)はトナー供給が有る場合の詳細な条件である。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態を、図1〜図11(b)を参照しながら詳細に説明する。尚、本実施形態では、画像形成装置の一例としてタンデム型のフルカラープリンタについて説明している。但し、本発明はタンデム型の画像形成装置に限られず、他の方式の画像形成装置であってもよく、また、フルカラーであることにも限られず、モノクロやモノカラーであってもよい。
図1に示すように、画像形成装置1は、画像形成装置本体(以下、装置本体という)10を備えている。装置本体10は、画像読取部20と、シート給送部30と、画像形成部40と、シート搬送部50と、シート排出部60と、制御部70と、を備えている。尚、記録材であるシートSは、トナー像が形成されるものであり、具体例として、普通紙、普通紙の代用品である合成樹脂製のシート、厚紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等がある。
画像読取部20は、装置本体10の上部に設けられている。画像読取部20は、原稿載置台としての不図示のプラテンガラスと、プラテンガラスに載置された原稿に光を照射する不図示の光源と、反射光をデジタル信号に変換する不図示のイメージセンサ等を備えている。
シート給送部30は、装置本体10の下部に配置されており、シートSを積載して収容するシートカセット31と、給送ローラ32とを備え、シートSを画像形成部40に給送するようになっている。
画像形成部40は、画像形成ユニット41と、トナーボトル42と、レーザスキャナ43と、中間転写ユニット44と、2次転写部45と、定着装置46とを備え、画像形成を行うようになっている。
画像形成ユニット41は、イエロー(y)、マゼンタ(m)、シアン(c)、ブラック(k)の4色のトナー画像を形成するための4個の画像形成ユニット41y,41m,41c,41kを備えている。これらは、それぞれ装置本体10に対してユーザにより着脱可能になっている。例えば、画像形成ユニット41yは、トナー画像を形成する感光ドラム(像担持体)47yと、帯電ローラ48yと、現像スリーブ(現像剤担持体)49yと、ドラムクリーニングブレード82y(図2参照)と、不図示のトナー等とを備えている。また、画像形成ユニット41yには、トナーが充填されたトナーボトル42yからトナーが供給される。また、他の画像形成ユニット41m,41c,41kについては、いずれもトナーの色が異なる他は画像形成ユニット41yと同様の構造となっているので、詳細な説明は省略する。
また、例えば、画像形成ユニット41yは、感光体ユニット80と、現像ユニット(現像装置)81と、を備えている。感光体ユニット80は、画像形成ユニット41yのうちの感光ドラム47yと、帯電ローラ48yと、ドラムクリーニングブレード82yとを備えている。感光ドラム47yは、上方に露出して中間転写ベルト44bに接触可能になっている。尚、感光体ユニット80の構成は、従来の公知の感光体ユニットと同様であるので、詳細な説明は省略する。また、本実施の形態では、現像スリーブ49y,49m,49c,49kを総括して現像スリーブ49として説明し、同様に、感光ドラム47y,47m,47c,47kを総括して感光ドラム47として説明する。即ち、感光ドラム47は、静電像を担持して移動するようになっている。
現像ユニット81は、現像スリーブ49と、現像剤(トナー及びキャリア)を攪拌する不図示の攪拌室に設けられた第1の搬送スクリューと、不図示の現像室に設けられた第2の搬送スクリューと、現像ブレード等とを備えている。現像スリーブ49は、感光ドラム47に対して相対的に回転駆動されることで、現像剤を感光ドラム47に対して担持搬送するようになっている。尚、現像ユニット81の構成は、従来の公知の現像ユニットと同様であるので、詳細な説明は省略する。
本実施形態では、画像形成部40は、感光ドラム47y,47m,47cと、現像スリーブ49y,49m,49cとを駆動するYMC駆動モータ85と、感光ドラム47kと現像スリーブ49kとを駆動するK駆動モータ86とを備えている。これらYMC駆動モータ85及びK駆動モータ86は、制御部70により駆動を制御されており、さらに制御部70により電力を検出可能になっている(図3参照)。
レーザスキャナ43は、感光ドラム47の表面を露光して感光ドラム47の表面上に静電潜像を形成するようになっている。
中間転写ユニット44は、画像形成ユニット41の上方に配置されている。中間転写ユニット44は、駆動ローラ(支持回転体)44aやテンションローラ44tや1次転写ローラ44y,44m,44c,44k等の複数のローラと、これらのローラに巻き掛けられた無端ベルトからなる中間転写ベルト44bとを備えている。1次転写ローラ44y,44m,44c,44kは、感光ドラム47にそれぞれ対向して配置され、中間転写ベルト44bに当接するようになっている。中間転写ベルト44bに1次転写ローラ44y,44m,44c,44kによって正極性の転写バイアスを印加することにより、感光ドラム47上のそれぞれの負極性を持つトナー像が順次中間転写ベルト44bに多重転写される。これにより、中間転写ベルト44bに、フルカラー画像が形成されるようになっている。
中間転写ベルト44bは、表面抵抗率が1E+9〜5E+11Ω/sq.となるように形成されており、その厚みは例えば40〜60μm程度のフィルム状の無端ベルトである。中間転写ベルト44bは、各種ローラによって所定の速度で循環駆動(回動)される。駆動ローラ44aは、定速性に優れたモータにより駆動されて中間転写ベルト44bを循環駆動させる。テンションローラ44tは、中間転写ベルト44bに対して一定の張力を与える。尚、テンションローラ44tに対するベルトテンションは3kgf程度になるように構成されている。中間転写ベルト44bの製造方法の例については後述する。
1次転写ローラ44y,44m,44c,44kは、例えば、芯金の直径8mm、外径16mm、硬度21°(アスカーC)のNBRゴム等からなる導電スポンジゴムローラからなる。各1次転写ローラ44y,44m,44c,44kは、各感光ドラム47の中心軸に対して、中間転写ベルト44bの搬送方向下流3mmに配置されている。中間転写ベルト44bに対する1次転写ローラ44y,44m,44c,44kの圧接方法としては、ローラ軸受けに付勢ばねを介し、中間転写ベルト44b側に向けて押圧する構成とする。本実施形態では、例えば、付勢圧を約350gfとしている。
また、図2に示すように、各1次転写ローラ44y,44m,44c,44kには、それぞれ切換部84y,84m,84c,84kが設けられている。尚、本実施形態では、切換部84y,84m,84c,84kを総称して切換部84とする。切換部84は、制御部70に接続され(図3参照)、各1次転写ローラ44y,44m,44c,44kを中間転写ベルト44bに対して当接した状態と離間した状態とに、それぞれ切換可能になっている。これにより、切換部84は、各感光ドラム47を中間転写ベルト44bに対して当接した状態と離間した状態とに、それぞれ切換可能になっている。この構成により、黒単色モードと複数色モードのいずれかを選択して画像形成することで、感光ドラム47の消耗の低減を可能にしている。
図1に示すように、2次転写部45は、2次転写内ローラ45aと、2次転写外ローラ45bとを備えている。2次転写外ローラ45bに正極性の2次転写バイアスを印加することによって、中間転写ベルト44bに形成されたフルカラー画像をシートSに転写するようになっている。尚、2次転写内ローラ45aは中間転写ベルト44bの内側で該中間転写ベルト44bを張架しており、2次転写外ローラ45bは中間転写ベルト44bを挟んで2次転写内ローラ45aと対向する位置に設けられている。
2次転写内ローラ45aは、例えば、金属の芯金にEPDMゴム等からなる弾性層を備えたものとしており、ローラ径が13mm、ゴム厚0.5mmとなるように形成され、硬度は例えば70°(アスカーC)に設定されている。2次転写外ローラ45bは、NBRゴムやEPDMゴム等からなる弾性層と芯金からなり、ローラ径が18mmになるように形成されている。2次転写外ローラ45bには高圧電源が取り付けられており、印加バイアスは可変となっている。
中間転写ベルト44bの2次転写部45の下流側には、2次転写後の中間転写ベルト44b上の残留トナーや紙粉を除去し、中間転写ベルト44bの表面をクリーニングするクリーニング装置83が設けられている。クリーニング装置83には、中間転写ベルト44bの表面に接触するクリーニングブレード83aが設けられている。
中間転写ベルト44bの画像形成ユニット41と2次転写部45との間には、中間転写ベルト44b上に形成されたトナー像の濃度を測定可能な濃度検出センサ(光センサ)75が設けられている。濃度検出センサ75は、例えばフォトセンサにより構成され、制御部70に接続されている。尚、濃度検出センサ75の詳細な構成については、後述する。
定着装置46は、定着ローラ46a及び加圧ローラ46bを備えている。定着ローラ46aと加圧ローラ46bとの間をシートSが挟持搬送されることにより、シートSに転写されたトナー像は加熱加圧されてシートSに定着されるようになっている。定着装置46は、1つのユニットを構成しており、装置本体10に対して挿入及び離脱可能になっている。
シート搬送部50は、シート給送部30から給送されたシートSを画像形成部40からシート排出部60に搬送するようになっており、2次転写前搬送経路51と、定着前搬送経路52と、排出経路53と、再搬送経路54とを備えている。
シート排出部60は、排出経路53の下流側に配置された排出ローラ対61と、排出ローラ対61の下流側に配置された排出トレイ62とを備えている。排出ローラ対61は、排出経路53から搬送されるシートSをニップ部から給送し、排出トレイ62に排出するようになっている。排出トレイ62は、フェイスダウントレイになっており、排出ローラ対61から排出されたシートSを積載するようになっている。
図3に示すように、制御部70はコンピュータにより構成され、例えばCPU71と、各部を制御するプログラムや一時的なデータを記憶するメモリ72と、外部と信号を入出力する入出力回路(I/F)74とを備えている。CPU71は、画像形成装置1の制御全体を司るマイクロプロセッサであり、システムコントローラの主体である。CPU71は、入出力回路74を介して、シート給送部30、画像形成部40、シート搬送部50、シート排出部60に接続され、各部と信号をやり取りすると共に動作を制御するようになっている。
メモリ72は、例えばROM、EEPROM、RAM等からなり、例えば、画像形成部40の初期駆動から累積される印刷枚数カウンタ等が記憶されている。入出力回路74には、例えば、濃度検出センサ75と、各切換部84とが接続されている。
制御部70は、装置本体10に接続された不図示のコンピュータからの指令や、操作部76の操作等により、ユーザが操作や設定を可能になっている。制御部70には、YMC駆動モータ85及びK駆動モータ86が接続されている。制御部70は、YMC駆動モータ85を制御することにより、感光ドラム47y,47m,47cを制御可能であると共に、YMC駆動モータ85の電力を検出可能になっている。また、制御部70は、K駆動モータ86を制御することにより、感光ドラム47kを制御可能であると共に、K駆動モータ86の電力を検出可能になっている。
制御部70は、画像形成時以外に現像ユニット81から感光ドラム47及び中間転写ベルト44bを経てクリーニングブレード83aにトナーを供給するトナー供給モードを実行可能になっている。制御部70は、濃度検出センサ75の検出結果に基づいて、トナー供給モードの実行の可否を判断する。即ち、制御部70は、濃度検出センサ75で検出された結果による中間転写ベルト44bの表面のダイラインDの程度に基づいて、トナー供給モードの実行の可否を判断する。制御部70は、黒単色モード(モノクロモード)を有する。この場合、図2中、想像線で示すように、イエロー、シアン、マゼンタの1次転写ローラ44y,44m,44cが中間転写ベルト44bから離間し、黒のみで画像形成が行われる。
次に、このように構成された画像形成装置1における画像形成動作について、図1に基づいて説明する。
図1に示すように、画像形成動作が開始されると、まず感光ドラム47が回転して表面が帯電ローラ48y,48m,48c,48kにより帯電される。レーザスキャナ43により画像情報に基づいてレーザ光が感光ドラム47に対して発光され、感光ドラム47の表面上に静電潜像が形成される。この静電潜像にトナーが付着することにより、現像されてトナー画像として可視化される。このとき、露光量と現像スリーブ49に印加されたバイアスの差分である電位差が大きいほど、現像されるトナー量は増加する。可視化されたトナー画像は、中間転写ベルト44bに転写される。
一方、このようなトナー像の形成動作に並行して給送ローラ32が回転し、シートカセット31の最上位のシートSを分離しながら給送する。そして、中間転写ベルト44bのトナー画像にタイミングを合わせて、2次転写前搬送経路51を介してシートSが2次転写部45に搬送される。更に、中間転写ベルト44bからシートSに画像が転写され、シートSは、定着装置46に搬送され、ここで未定着トナー像が加熱加圧されてシートSの表面に定着され、排出ローラ対61によりシートSが排出されて排出トレイ62に積載される。
次に、上述した画像形成装置1における濃度検出センサ75について、図4(a),(b)及び図5を用いて詳細に説明する。
濃度検出センサ75は、上述したように例えばフォトセンサにより構成されており、色ずれ補正や濃度制御の目的で、中間転写ベルト44b上のトナーの有無や量を読み取ることができる。濃度検出センサ75は、図4(a)に示すように、2次転写部45の上流側に位置するアイドラローラ44iに対して、中間転写ベルト44bを介して対向して配置されている。また、濃度検出センサ75は、図4(b)に示すように、中間転写ベルト44bの搬送方向Fに直交する幅方向Wの両端部の2ヶ所に設置されている。
濃度検出センサ75は、例えば図5に示すように、LED等の発光素子75aと、フォトダイオード等の受光素子75bとを備えている。発光素子75aは、例えば、中間転写ベルト44b上のパッチや下地に赤外光(波長950nm)を照射する。受光素子75bは、そこからの反射光量を測定する。制御部70は、濃度検出センサ75によって得られた反射光量に基づいて、トナーの有無及び量を演算する。受光素子75bは、パッチや下地からの正反射光を検出する。中間転写ベルト44b上にトナーTが付着すると、トナーTによって光線が遮断されるため、正反射光は減少、即ち、受光素子75bの出力は低下する。また、中間転写ベルト44bの表面上に傷や凹みがある場合も、散乱により反射光量が減少する。
本実施形態では、発光素子75aの照射角度を15°、受光素子75bの受光角度を15°に設定してある。これらの角度は、中間転写ベルト44bの垂線と光軸とのなす角度である。例えば、発光素子75aのアパーチャ径は0.9mm、受光素子75bのアパーチャ径は1.5mmとしている。本実施形態では、濃度検出センサ75として上述のような構成のものを適用しているが、これには限られない。例えば、照射光に赤外線を用いるもの等、様々な方式の公知の光センサを適用することができる。
次に、上述した画像形成装置1における中間転写ベルト44bの製造方法について、図6及び図7(a)(b)を用いて詳細に説明する。
中間転写ベルト44bとして使用できる熱可塑性樹脂材料は、押出し成形が可能な材料であればどのようなものでも使用可能である。また、導電性を付与する等の目的で、有機物または無機物の少なくとも1種の微粉末が配合される。本実施形態においては、熱可塑性樹脂としてポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、導電剤としてカーボンブラックを使用した。
図6に示すように、熱可塑性樹脂原料から加工して得られた調製ペレットは、チューブ製造装置100を用いて円筒状に押出し成形することにより、筒状材料の一例であるチューブ材に加工される。チューブ製造装置100は、ホッパ101、一軸スクリュー押出機102、ギアポンプ103、環状金型104、冷却装置105、引取駆動部106、切断機107を備えている。ホッパ101に調整ペレットを投入して加熱溶融し、一軸スクリュー押出機102で溶融押し出しする。溶融押し出しされた調整樹脂材料は、ギアポンプ103を用いて定量吐出させながら環状金型104を通じて螺旋状に溶融押出しさせて連続チューブ状に成形される。環状金型104の周りには、バンドヒータを巻きつけて温度調整される。環状金型104は、ウェルドライン等の発生を考慮してスパイラル状に押出しを行うスパイラルダイスが用いられる。押し出された円筒状のチューブ材は、所定の厚みで押し出しが行われるように速度調整された引取駆動部106を用いて、円筒形状を維持したまま引き取って冷却装置105に導かれる。冷却装置105を用いて冷却固化されたチューブ材は、切断機107を用いて所定長さに切断される。上述の工程の後、表面の幅方向W両端部に幅約5mmの補強テープを貼り、例えば、周長800mm、幅250mm、厚み約50μmの中間転写ベルト44bを得ることができる。
ここで、ダイスの樹脂吐出部に樹脂が過加熱されて固着することがある。この場合、環状金型104からチューブ材を引き抜く際にチューブ材が引っ掻かれ、図7(a)に示すように、幅方向Wに筋目、即ちダイライン(傷)Dが形成されてしまう。
ダイラインDが表面にある中間転写ベルト44bを画像形成装置1に用いて印刷を行うと、図7(b)に示すような幅方向Wに筋であるダイラインショック画像Dsが形成されることがある。ダイラインショック画像Dsが形成される理由としては、ダイラインDがクリーニングブレード83aに突入した時、走行中の中間転写ベルト44bが速度変動し、その速度変動が作像中の感光ドラム47に伝わるために発生する露光ブレがある(図2参照)。
また、ダイラインショック画像Dsは、特にイエロー・マゼンタ・シアンの1次転写ローラ44y,44m,44cが中間転写ベルト44bから離間し、黒のみで画像形成するモノクロモードにおいて発生しやすい。その理由は、ダイラインDがクリーニングブレード83aに突入した時の中間転写ベルト44bの速度変動を及ぼす力を、4つの感光ドラム47で受ける場合は、黒の感光ドラム47kのみで受ける場合に比べて、受ける感光ドラムが多くなる。このため、4つの感光ドラム47で受ける場合は、より大きな力を受けることができるので、速度変動による露光ブレショックは発生しにくいためである。
次に、上述した中間転写ベルト44bにおけるダイラインDのレベルの設定について、図7(b)〜図9(b)を用いて詳細に説明する。
図7(b)に、ダイラインDを有する中間転写ベルト44bを用いて、モノクロモードにて全面ハーフトーン画像Hを出力したシートSを示す。同図に示すように、全面ハーフトーン画像Hには、ダイラインDに起因する幅方向Wの筋であるダイラインショック画像Dsが形成される。そして、ダイラインDの凹み深さの異なる中間転写ベルト44bを複数本用意し、モノクロモードにて全面ハーフトーン画像Hを出力し、ダイラインショック画像Dsの発生の程度を確認した結果を、図8(a)に示す。これにより、ある一定以上の凹み深さのダイラインDにおいてダイラインショック画像Dsが発生すること、また、凹み深さが深いほど、ダイラインショック画像Dsの程度が悪化することが分かった。
また、図8(b)に、濃度検出センサ75により、ダイラインDの発生している中間転写ベルト44bの表面の反射光量をモニタした結果の一例を示す。同図に示すように、ダイラインDのある部分では、反射光量が局所的に下がる。また、図9(a)に示すように、ダイラインDの深さが深いほど、反射光量の下がり幅が大きくなる。尚、図9(a)において、太実線は中間転写ベルト44bの下地の反射光量を示す。
これらの結果に基づき、ダイラインショック画像Ds(反射光量)の程度に応じてダイラインレベルを設定した結果を、図9(b)に示す。本実施形態では、図9(b)に示すように、濃度検出センサ75の反射光量に2つの閾値(2.0V、1.2V)を設け、ダイラインレベル0〜2の3段階に設定している。制御部70は、後述するダイライン検出モード時に、反射光量が各閾値を超えるか否かによりダイラインレベルを判定する。尚、本実施形態では閾値を2.0Vと1.2Vの2つに設定しているが、これには限られず、制御目標や本体構成等の各種条件によって適宜設定することができる。
尚、ダイラインDは幅方向Wを長手方向として形成されるため、反射光量の減少として観測される場合は幅方向Wの両端部に配置される2つの濃度検出センサ75でほぼ同時に検出される。即ち、制御部70は、2つの濃度検出センサ75の反射光量がほぼ同時に閾値を超えるか否かにより、それがダイラインDによるものか、あるいはダイラインDとは異なる傷や異物によるものか、高精度で区別して検出することができる。
また、ダイラインD以外でも、2つの濃度検出センサ75の反射光量がほぼ同時に閾値を超えてしまう可能性はある。例えば、濃度検出センサ75に対向するアイドラローラ44iに幅方向Wの傷がある場合である。これに対しては、ダイラインDは中間転写ベルト44bの表面上にあるため、制御部70は、反射光量が閾地を超える周期が中間転写ベルト44bの回転周期と周期的に同期するか否かにより、高精度に区別してダイラインDを検出することができる。
次に、上述した画像形成装置1において、画像形成時以外にダイラインDの程度及びレベルを検出するダイライン検出モードについて、図10に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
尚、本実施形態では、画像形成時とは、画像形成装置1に備えられたスキャナやパーソナルコンピュータ等の外部端末から入力された画像情報に基づいて、感光ドラム47にトナー像を形成している時を意味する。また、画像形成時以外とは、これ以外の時であり、例えば、画像形成ジョブ中の紙間や、画像形成ジョブが実行されていない時である。ここで、画像形成ジョブとは、プリント命令信号(画像形成指令信号)に基づいて行う次のような一連の動作のことである。即ち、画像形成を行うにあたり必要となる予備動作(所謂、前回転動作)を開始してから、画像形成工程を経て、画像形成を終了するにあたり必要となる予備動作(所謂、後回転)が完了するまでの一連の動作のことである。具体的には、プリント命令信号を受けた(画像形成ジョブの入力)後の前回転時(画像形成前の準備動作)から、後回転(画像形成後の動作)までのことを指し、画像形成期間、紙間(非画像形成時)を含む。また、紙間とは、連続して画像形成が行われる場合に、シート1枚に対して形成されるトナー像と次のシート1枚に対して形成されるトナー像との間に相当する期間である。
制御部70は、ダイライン検出モードが開始されると、中間転写ベルト44bの回転を開始する(ステップS1)。そして、制御部70は、濃度検出センサ75をオン状態にして、濃度検出を開始し、中間転写ベルト44bを2周以上(複数回)回転させて反射光量を測定する(ステップS2)。
制御部70は、2つの濃度検出センサ75の各反射光量がほぼ同時に1.2V未満となるパターンがあるか否かを判断する(ステップS3)。制御部70が、2つの濃度検出センサ75の各反射光量がほぼ同時に1.2V未満となるパターンがあると判断した場合は、そのパターンが中間転写ベルト44bの周期に同期するか否かを判断する(ステップS4)。制御部70が、そのパターンが中間転写ベルト44bの周期に同期すると判断した場合は、そのダイラインDをダイラインレベル2と判定してメモリ72に設定する(ステップS5)。
制御部70が、2つの濃度検出センサ75の各反射光量がほぼ同時に1.2V未満となるパターンがないと判断した場合、あるいはそのパターンが中間転写ベルト44bの周期に同期しないと判断した場合は、以下の通りとなる。これらの場合、制御部70は、2つの濃度検出センサ75の各反射光量がほぼ同時に2.0V未満となるパターンがあるか否かを判断する(ステップS6)。制御部70が、2つの濃度検出センサ75の各反射光量がほぼ同時に2.0V未満となるパターンがあると判断した場合は、そのパターンが中間転写ベルト44bの周期に同期するか否かを判断する(ステップS7)。制御部70が、そのパターンが中間転写ベルト44bの周期に同期すると判断した場合は、そのダイラインDをダイラインレベル1と判定してメモリ72に設定する(ステップS8)。
制御部70が、2つの濃度検出センサ75の各反射光量がほぼ同時に2.0V未満となるパターンがないと判断した場合、あるいはそのパターンが中間転写ベルト44bの周期に同期しないと判断した場合は、以下の通りとなる。これらの場合、制御部70は、そのダイラインDをダイラインレベル0と判定してメモリ72に設定する(ステップS9)。尚、メモリ72に設定されたダイラインレベルは、後述するトナー供給モードにおいて利用される。
ダイラインレベルが設定された後、制御部70は、濃度検出センサ75をオフ状態にして、濃度検出を終了し(ステップS10)、中間転写ベルト44bの回転を停止する(ステップS11)。そして、制御部70は、ダイライン検出モードを終了する。
ダイラインDの凹み深さは長時間の使用により変化するため、ダイライン検出モードを定期的に行うことでトナー供給モードにおけるトナー供給量を適正化することができる。ダイライン検出モードを実行するタイミングとしては、例えば、制御部70において印刷枚数をカウントし、メモリ72に予め記録されている枚数に到達した時に自動的に行うようにできる。または、ユーザがダイラインショック画像Dsを軽減したい意図がある場合を想定して、操作部76の操作によりダイライン検出モードを実行できるようにしても良い。
次に、上述した画像形成装置1におけるトナー供給モードについて、図11(a)を用いて詳細に説明する。
制御部70は、ダイラインショック画像Dsが厳しくなるモノクロモード時に、トナー供給モードを実行する。トナー供給モードの実行により、クリーニングブレード83aのニップ部にトナーを供給することで、ダイラインショック画像Dsの発生の程度を抑制できる。これは、トナーがクリーニングブレード83aとダイラインDとの間で緩衝材の役割を果たし、中間転写ベルト44bの速度変動を緩和するためであると考えられる。
紙間時にトナー供給モードを実行する場合には、例えば、画像形成ジョブを中断して紙間時間を長くする。そして、トナー供給モードの終了後、画像形成ジョブを再開する。また、トナー供給モードは、紙間以外に、画像形成ジョブ中の、例えば、前回転動作が終わってそのジョブの最初のトナー像を形成する前までの間や、そのジョブの最後のトナー像を形成してから後回転動作を開始するまでの間に実行しても良い。
本実施形態では、トナー供給モード時には、幅方向Wを長手方向とする帯状の画像を中間転写ベルト44bに作成する。そして、2次転写外ローラ45bにトナーと同極性のバイアスを印加させることで帯画像を通過させ、クリーニングブレード83aにトナーを供給するようになっている。
図11(a)に一例として示すように、トナー供給モードでは、ダイラインレベルに応じてトナー供給の条件を変更している。同図中、トナー供給基準枚数は、その枚数毎にトナーを供給するというタイミングの枚数である。同図に示すように、ダイラインレベルが高いほど、トナー供給の頻度を増やし、より強力にダイラインショック画像Dsへの対策を行っている。即ち、本実施形態においては、トナー供給モードの実行タイミング確認用のカウンタをメモリ72に有し、ダイラインレベル1の場合は100枚に到達する毎に、ダイラインレベル2の場合は50枚に到達する毎ごとに、トナー供給を行う。
尚、本実施形態ではトナー供給の条件を図11(a)に示すものとしたが、これには限られず、制御目標や2次転写効率、その他の本体構成等の各種条件によって適宜設定することができる。また、本実施形態ではトナー供給量の調節を頻度により実現しているが、これには限られず、トナー供給の濃度や、トナー帯の幅等で実現してもよい。
上述したように、本実施形態の画像形成装置1によれば、制御部70は、濃度検出センサ75で検出された結果による中間転写ベルト44bの表面の凹みや傷、例えばダイラインDの程度を判断する。そして、制御部70は、凹みの程度に基づいて、クリーニングブレード83aにトナーを供給するトナー供給モードの実行の可否を判断する。このため、濃度検出センサ75により検出されたダイラインDの程度に応じてトナーの供給を調整できるので、中間転写ベルト44bにおけるダイラインショック画像Dsの発生を抑制しながらも、トナーの消費量を抑えることができる。
ここで、ダイラインDを有する中間転写ベルト44bを使用した画像形成装置1において、本実施形態のトナー供給モードを適用した実施例1と、適用しない比較例1とで画像形成を実行した場合について比較した。ここでは、ダイラインDは深さ1μmとし、モノクロモードでA4ハーフトーンの連続印刷を行い、ダイラインショック画像Dsの形成状況を比較した。尚、ダイライン検出モードは制御部70が印刷枚数をカウントし、500枚ごとに実行した。その結果を図11(b)に示す。
図11(b)に示すように、実施例1は比較例1よりもダイラインショック画像Dsの形成が軽減されていた。従って、本実施形態のトナー供給モードの実行は、ダイラインショック画像Dsの軽減に効果的であることが確認された。また、ダイラインレベルは、印刷枚数の増加に伴い緩和されている。これはダイラインDの凹みが摩耗によりなだらかになることや、トナーに含まれる外添物等が凹みを埋めるためであると考えられる。このため、実施例1のトナー供給頻度、即ち供給量は、印刷枚数が増加する毎に減少する。これにより、本実施形態によれば、常に一定頻度で一定量のトナーを供給する場合に比べて、ダイラインショック画像Dsの発生を抑制しながらも、トナーの消費を抑えることができることが確認された。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態を、図12及び図13を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、トナー供給モードでのトナー供給量の設定において、画像比率を考慮する点で、第1の実施形態と構成を異にしている。但し、それ以外の構成は第1の実施形態と同様であるので、詳細な説明を省略する。
形成された画像の画像比率が高い場合には、2次転写部45で転写しきれなかった転写残トナーがクリーニングブレード83aに溜まるため、通常の画像形成動作により、ダイラインショック画像Dsの形成が緩和される。そこで、本実施形態では、図12に示すように、平均画像比率が高い場合にはトナー供給量を減らす。
尚、本実施形態ではトナー供給の条件を図12に示すものとしたが、これには限られず、制御目標や2次転写効率、その他の本体構成等の各種条件によって適宜設定することができる。また、本実施形態ではトナー供給量の調節をトナー帯の幅により実現しているが、これには限られず、トナー供給の濃度や、供給の頻度等で実現してもよい。また、閾値は1つであることには限られず、2つ以上設けたり、連続的に変化させたりしてもよい。
次に、上述した画像形成装置1において、画像形成動作に伴うトナー供給モードでの条件を設定する動作について、図13に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
制御部70は、画像形成動作の前に、トナー供給タイミング確認用の印刷枚数カウンタを1増加する(ステップS20)。そして、制御部70は、カウンタ値がダイラインレベルに応じたトナー供給基準枚数を基準とする閾値枚数に到達したか否かを判断する(ステップS21)。制御部70が、カウンタ値が閾値枚数に到達していないと判断した場合は、そのまま画像形成を開始する(ステップS25)。
制御部70が、カウンタ値が閾値枚数に到達したと判断した場合は、前回トナー供給を行ってからの平均画像比率が算出され、30%以上か否かを判断する(ステップS22)。制御部70が、平均画像比率が30%以上であると判断した場合は、トナー帯幅を10mmに設定しメモリ72に記憶する(ステップS23)。一方、平均画像比率が30%以上ではないと判断した場合は、トナー帯幅を20mmに設定しメモリ72に記憶する(ステップS24)。制御部70は、トナー帯幅を設定した後は、画像形成を開始する(ステップS25)。
上述したように、本実施形態の画像形成装置1によれば、画像比率を考慮してトナー供給量を設定しているので、第1の実施形態と同様の効果を奏しながらも、トナー消費量をより削減することができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態を、図14及び図15を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、ダイラインショック画像Dsの発生し易い黒単色モード時に、全ての感光ドラム47を中間転写ベルト44bに接触させる点で、第1の実施形態と構成を異にしている。但し、それ以外の構成は第1の実施形態と同様であるので、詳細な説明を省略する。
本実施形態では、制御部70は、特定の例えば黒色用の感光ドラム47kにのみトナー像を形成する場合に、濃度検出センサ75で検出された結果による中間転写ベルト44bの表面のダイラインDの程度に基づいて、以下のように処理を行う。制御部70は、全ての感光ドラム47を中間転写ベルト44bに当接した状態と、感光ドラム47k以外(特定の像担持体以外)の感光ドラム47y,47m,47cを中間転写ベルト44bから離間した状態とに、切換部84により切換可能である。
本実施形態では、黒単色モードでは、通常は1次転写ローラ44kを離間しているが、ダイラインDの検出により、ダイラインレベルが所定値以上の場合には、他の1次転写ローラ44y,44m,44cを離間せずに、当接状態のまま黒単色で作像する。ここでは、「1次転写ローラ当接の黒単色モード」によって作像動作を行うとし、これに対して、通常の黒単色モードを「1次転写ローラ離間の黒単色モード」とする。
制御部70は、ダイラインレベルに応じて、1次転写ローラ離間の黒単色モードで作像するか、1次転写ローラ当接の黒単色モードで作像するか決定する。ダイラインレベルが高い場合には、黒単色モードであっても、全ての1次転写ローラ44y,44m,44c,44kを着して黒単色画像の作像動作を行う1次転写ローラ当接の黒単色モードとする。この1次転写ローラ当接の黒単色モードでは、カラーステーションの感光ドラム47y,47m,47cを駆動させ、中間転写ベルト44bと回転の同期を行うが、帯電、現像、転写高圧は印加しない。これは、高圧を印加することによる感光ドラム47の摩耗や、トナーの劣化を防止するためである。
ダイラインDの凹みは耐久により変化するため、制御部70は、ダイライン検出処理を定期的に行うことで、必要な時にのみ1次転写ローラ当接の黒単色モードに設定する。制御部70において印刷枚数をカウントし、メモリ72に予め記録されている枚数に到達した場合に自動的に行う。また、ユーザがダイラインショック画像Dsを軽減したい意図を有する場合に、操作部76によりダイライン検出処理を実行できるようにしても良い。尚、このときの印刷枚数は、フルカラーモードとモノクロモードで共通とする。
本実施形態での、ダイラインレベルに応じた黒単色モード時の1次転写ローラ接離設定を図14に示す。図14に示すように、ダイラインレベルが高い場合には、1次転写ローラ当接の黒単色モードの作像を行う設定として、ダイラインショック画像Dsへの対策を行っている。尚、本実施形態では、ダイラインレベルを3レベルに分けて、レベル1以上を1次転写ローラ当接状態に設定にしているが、ダイラインレベルの設定数や、それぞれのダイラインレベルに対する1次転写ローラ接離設定は、これらの数値に限定されるものではない。
次に、本実施形態の画像形成装置1でのダイラインレベルに応じて、1次転写ローラ離間の黒単色モードと、1次転写ローラ当接の黒単色モードとを設定する手順を、図15に示すフローチャートに沿って説明する。
制御部70は、モノクロジョブを受信してモノクロ画像形成を開始しようとする(ステップS30)。制御部70は、実際の画像形成動作の前に、トナー供給タイミング確認用の印刷枚数カウンタを1増加する(ステップS31)。そして、制御部70は、カウンタ値が予め設定した閾値枚数に到達したか否かを判断する(ステップS32)。
制御部70が、カウンタ値が閾値枚数に到達したと判断した場合は、ダイライン検出処理(図10参照)を実行する(ステップS33)。そして、制御部70は、ダイラインレベルにより1次転写ローラ接離状態を設定する(ステップS34)。また、制御部70が、カウンタ値が閾値枚数に到達していないと判断した場合は、直前のダイライン検出処理で判定したダイラインレベルに基づいて設定された1次転写ローラ接離状態に設定する(ステップS35)。
制御部70が、1次転写ローラ接離状態を設定した後、1次転写ローラ接離状態に変更があるか否かを判断する(ステップS36)。制御部70が、1次転写ローラ接離状態に変更があると判断した場合は、1次転写ローラ44y,44m,44c,44kの接離動作を実行する(ステップS37)。制御部70が、1次転写ローラ接離状態に変更がないと判断した場合、あるいは1次転写ローラ44y,44m,44c,44kの接離動作を実行した後は、画像形成を開始する(ステップS38)。
更に、制御部70は、全てのジョブを実行したか否かを判断する(ステップS39)。制御部70が、全てのジョブを実行したと判断した場合は処理を終了し、全てのジョブを実行していないと判断した場合は最初から処理を繰り返す(ステップS30)。
上述したように、本実施形態の画像形成装置1によれば、ダイラインレベルに応じて、1次転写ローラ接離状態を変更することで、感光ドラム47の寿命を短くすることなく、ダイラインDに起因するダイラインショック画像Dsを軽減できる。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態を、図16(a)〜図17を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、ダイラインレベルに応じて、1次転写ローラ接離状態の設定と、クリーニングブレード83aへのトナー供給を組み合わせて行う点で、第3の実施形態と構成を異にしている。但し、それ以外の構成は第3の実施形態と同様であるので、詳細な説明を省略する。尚、ここでのクリーニングブレード83aへのトナー供給は、第1の実施形態のトナー供給モードを意味する。
本実施形態における第3の実施形態のダイライン検出による1次転写ローラ44y,44m,44c,44kの接離状態の設定とクリーニングブレード83aへのトナー供給の設定とを、図16(a)に示す。同図に示すように、ダイラインレベルが高い場合には、ダイラインショックの程度に対して、より効果の大きい1次転写ローラ当接の黒単色モードに設定してダイラインショック画像Dsを防止する。また、ダイラインレベルがそれほど高くない場合には、1次転写ローラ当接による感光ドラム47の寿命への影響を少なくするために、1次転写ローラ離間の黒単色モードに設定して、クリーニングブレード83aへトナーを供給する。これにより、ダイラインショック画像Dsを防止する。第3の実施形態と同様に1次転写ローラ当接の黒単色モードでは、カラーステーションの感光ドラム47y,47m,47cは駆動させ、中間転写ベルト44bと回転の同期を行うが、帯電、現像、転写高圧は印加しない。これは、高圧を印加することによる感光ドラム47の摩耗の加速や、トナーの劣化を防止するためである。
本実施形態でのダイラインレベルによりクリーニングブレード83aへ供給するトナー帯の条件を、図16(b)に示す。トナー供給ありのダイラインレベルの場合には、トナー供給基準枚数に達すると、設定したトナー帯幅、トナー濃度でのトナー帯をクリーニングブレード83aへ供給する。トナー帯は、幅方向Wを長手方向とした帯状の画像を中間転写ベルト44bに作成し、2次転写外ローラ45bにトナーと同極性のバイアスを印加させることで帯画像を通過させ、クリーニングブレード83aにトナー供給する。尚、トナー帯幅、トナー帯濃度、トナー供給基準枚数、また、ダイラインレベルの設定数や、それぞれのダイラインレベルに対する1次転写ローラ接離状態は、これらの数値に限定されるものではない。
次に、本実施形態の画像形成装置1でのダイラインレベルに応じて、1次転写ローラ離間の黒単色モードと、1次転写ローラ当接の黒単色モードとを設定する手順を、図17に示すフローチャートに沿って説明する。尚、本フローチャートでは、図15に示すフローチャートと同様の処理については同じ符号を付して説明は省略する。
制御部70が、1次転写ローラ接離状態を設定した後、トナーの供給があるか否かを判断する(ステップS40)。制御部70が、トナーの供給があると判断した場合は、トナー供給モードに移行し、トナーの供給を実行する(ステップS41)。トナーの供給後、または制御部70がトナーの供給がないと判断した場合は、1次転写ローラ接離状態に変更があるか否かを判断する(ステップS36)。
上述したように、本実施形態の画像形成装置1によれば、ダイラインレベルに応じて、1次転写ローラ接離状態の設定と、クリーニングブレード83aへのトナー供給を組み合わせて行うようにしている。これにより、感光ドラム47の寿命への影響をより少なくして、トナーの消費量を必要以上に増やすことなくダイラインDに起因するダイラインショック画像Dsを軽減することができる。
<第5の実施形態>
次に、本発明の第5の実施形態を、図18(a)〜図19(b)を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、濃度検出センサ75の他に感光ドラム47kの駆動負荷トルクを取得することで、制御部70はトナー供給モードでのトナー供給量及び供給頻度を設定する点で、第1の実施形態と構成を異にしている。但し、それ以外の構成は第1の実施形態と同様であるので、詳細な説明を省略する。尚、ここでは、制御部70が感光ドラム47の駆動負荷トルク(回転負荷)を検知可能な像担持体負荷センサを構成する。
感光ドラム47の駆動負荷トルクは、画像形成を繰り返すことにより変動する。変動の要因としては、感光ドラム47の表面に放電生成物が付着することによるクリーニングブレード82y,82m,82c,82kの摩擦力の変化や、駆動を伝達するギヤの摩耗によるエネルギ伝達効率の低下等がある。
本実施形態の画像形成装置1を用いて、K駆動モータ86の駆動負荷トルクとダイラインショック画像Dsの程度との関係を測定した結果を、図18(a)に示す。同図に示すように、K駆動モータ86の駆動負荷トルクが50mNm以上の場合、ダイラインショック画像Dsが良化することが分かる。尚、K駆動モータ86の駆動負荷トルクが高いとダイラインショック画像Dsが良化する理由としては、ショック時の感光ドラム47kの速度変動が軽減され、露光ブレが緩和されるからであると考えられる。
また、K駆動モータ86の駆動負荷トルクと電力との間には、図18(b)に示す関係がある。この関係を用いて、K駆動モータ86の電力を制御部70で読み取り、駆動負荷トルクが50mNm以上の場合、即ち電力が11W以上の場合にトナー供給量を減らすようにする。
本実施形態では、トナー供給モードは、ダイラインショック画像Dsの厳しいモノクロモード時に行われる。本実施形態では、幅方向Wを長手方向とした帯状の画像を中間転写ベルト44bに作成し、2次転写外ローラ45bにトナーと同極性のバイアスを印加させることで帯画像を通過させ、クリーニングブレード83aにトナー供給する。
ダイラインレベルとK駆動モータ86の電力に応じたトナー供給量を、図19(a)に示す。本実施形態の画像形成装置1は、トナー供給タイミング確認用の印刷枚数カウンタをメモリ72に有し、印刷枚数が基準値に達したタイミングでトナー供給を行うものである。図19(a)においては、ダイラインレベルが高くK駆動モータ86の電力が低い場合にトナー供給の頻度を増やし、より強力にダイラインショック画像Dsの対策を行っている。尚、ショック画像の目標、2次転写効率、その他本体構成などの条件によってトナー供給量は変更されてよい。また、トナー供給量の調節は頻度以外でも、濃度、帯の幅等で行っても良い。
上述したように、本実施形態の画像形成装置1によれば、濃度検出センサ75の他に感光ドラム47kの駆動負荷トルクを取得することで、制御部70はトナー供給モードでのトナー供給量及び供給頻度を設定する。これにより、トナーの消費量を必要以上に増やすことなくダイラインDに起因するダイラインショック画像Dsを軽減することができる。
ここで、ダイラインDを有する中間転写ベルト44bを使用した画像形成装置1において、本実施形態のトナー供給モードを適用した実施例2と、適用しない比較例2とで画像形成を実行した場合について比較した。ここでは、ダイラインDは深さ1μmとし、モノクロモードでA4ハーフトーンの連続印刷を行い、ダイラインショック画像Dsの形成状況を比較した。尚、ダイライン検出モードは制御部70が印刷枚数をカウントし、500枚ごとに実行した。その結果を図19(b)に示す。
図19(b)に示すように、実施例2は比較例2よりもダイラインショック画像Dsの形成が軽減されていた。従って、本実施形態のトナー供給モードの実行は、ダイラインショック画像Dsの軽減に効果的であることが確認された。また、ダイラインレベルは、印刷枚数の増加に伴い緩和されている。これはダイラインDの凹みが摩耗によりなだらかになることや、トナーに含まれる外添物等が凹みを埋めるためであると考えられる。このため、実施例2のトナー供給頻度、即ち供給量は、印刷枚数が増加する毎に減少する。これにより、本実施形態によれば、常に一定頻度で一定量のトナーを供給する場合に比べて、ダイラインショック画像Dsの発生を抑制しながらも、トナーの消費を抑えることができることが確認された。
また、K駆動モータ86の駆動負荷に着目すると、電力が印刷を継続することにより上昇して11Wを超えたため、耐久が進んだ後では更なるトナー消費量削減も達成できていた。これにより、本実施形態によれば、トナー消費量を削減しつつ、ダイラインショック画像を軽減することが確認された。
<第6の実施形態>
次に、本発明の第6の実施形態を、図20(a)〜図23を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、濃度検出センサ75の他に感光ドラム47kの回転負荷トルク(駆動負荷トルク)を取得することで、制御部70はトナー供給モードでのトナー供給量及び供給頻度を設定する点で、第1の実施形態と構成を異にしている。また、本実施形態では、ダイラインショック画像Dsの発生し易い黒単色モード時に、全ての感光ドラム47を中間転写ベルト44bに接触させる点で、第1の実施形態と構成を異にしている。但し、それ以外の構成は第1の実施形態と同様であるので、詳細な説明を省略する。
図3に示すように、画像形成装置1は負荷トルク検知部(像担持体負荷センサ)87を有しており、黒色用の感光ドラム47kの軸上回転負荷トルクを検知することができる。本実施形態では、負荷トルク検知部87は感光ドラム47kを回転するK駆動モータ86の電流を検知して回転負荷トルクに換算する方法を採用する。但し、回転負荷トルクの検知方法はこれに限定されるものではない。
異なるダイラインレベルが存在する中間転写ベルト44bと、回転負荷トルクの異なる感光ドラムユニットを用意し、それぞれの組み合わせにおいて、黒単色モードにて全面ハーフトーン画像を出力し、ダイラインショック画像Dsを確認した。その結果を図20(a)に示す。同図より、感光ドラム47kの回転負荷トルクが少ない場合にはダイラインショック画像Dsが悪化することが分かる。
そこで、ダイラインショック画像Dsの程度に応じて負荷トルクレベルを図20(b)のように設定する。負荷トルク検知部87で検知した回転負荷トルクに2つの閾値を設け、後述する負荷トルク検知処理時に、閾値をそれぞれ超えるか否かで負荷トルクレベルを判定する。回転負荷トルクの値としては感光ドラムを2周以上回転させ、その平均値を採用するのがよい。尚、ダイラインショック画像Dsの目標、感光ドラムの駆動構成、その他本体構成などの条件によって閾値は変更されてよい。
制御部70は、ダイライン検出処理(図10参照)の後、負荷トルク検知処理を実行する。負荷トルク検知処理では、負荷トルク検知部87を用いて、感光ドラム47kの回転負荷トルクを検知し、負荷トルクレベルを判定する。負荷トルク検知処理について、図21に示すフローチャートに沿って説明する。
制御部70は、負荷トルク検知処理を開始されると、負荷トルク検知部87により感光ドラム47kの2周以上の回転負荷トルクを測定する(ステップS50)。測定後、制御部70は、感光ドラム47kの回転負荷トルクが0.25Nm以上であるか否かを判断する(ステップS51)。制御部70が、回転負荷トルクが0.25Nm以上であると判断した場合は、負荷トルクレベル2と判定しメモリ72に設定する(ステップS52)。
制御部70が、回転負荷トルクが0.25Nm以上でないと判断した場合は、感光ドラム47kの回転負荷トルクが0.2Nm以上であるか否かを判断する(ステップS53)。制御部70が、回転負荷トルクが0.2Nm以上であると判断した場合は、負荷トルクレベル1と判定しメモリ72に設定する(ステップS54)。制御部70が、回転負荷トルクが0.2Nm以上でないと判断した場合は、負荷トルクレベル0と判定しメモリ72に設定する(ステップS55)。負荷トルクレベルは、黒単色モード時の1次転写ローラ当接モードシーケンスでの接離設定に反映される。尚、負荷トルク検知のタイミングを、濃度検出センサ75での中間転写ベルト44bの反射光量測定と同時に行うと、画像形成装置1のダウンタイムを軽減できて望ましい。
本実施形態でのダイラインレベルと負荷トルクレベルに応じたブラック単色モード時の1次転写ローラ接離状態の設定を図22に示す。同図においては、ダイラインレベルが所定値以上で、負荷トルクレベルが所定値以下の場合には、1次転写ローラ当接の黒単色モードの作像を行う設定として、ダイラインショック画像Dsの対策を行っている。
次に、本実施形態の画像形成装置1でのダイラインレベル及び負荷トルクレベルに応じて、1次転写ローラ離間の黒単色モードと、1次転写ローラ当接の黒単色モードとを設定する手順を、図23に示すフローチャートに沿って説明する。尚、本フローチャートでは、図15に示すフローチャートと同様の処理については同じ符号を付して説明は省略する。
制御部70が、カウンタ値が閾値枚数に到達したと判断した場合は、ダイライン検出処理(図10参照)を実行する(ステップS33)。そして、制御部70は、負荷トルク検知処理(図21参照)を実行する(ステップS42)。その後、制御部70は、ダイラインレベル及び負荷トルクレベルにより1次転写ローラ接離状態を設定する(ステップS34)。
上述したように、本実施形態の画像形成装置1によれば、ダイラインレベルと負荷トルクレベルとに応じて、1次転写ローラ接離状態の設定と、クリーニングブレード83aへのトナー供給を組み合わせて行うようにしている。これにより、感光ドラム47の寿命への影響をより少なくして、トナーの消費量を必要以上に増やすことなくダイラインDに起因するダイラインショック画像Dsを軽減することができる。
<第7の実施形態>
次に、本発明の第7の実施形態を、図24(a)〜図25を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、ダイラインレベルに応じて、1次転写ローラ接離状態の設定と、クリーニングブレード83aへのトナー供給を組み合わせて行う点で、第6の実施形態と構成を異にしている。但し、それ以外の構成は第6の実施形態と同様であるので、詳細な説明を省略する。尚、ここでのクリーニングブレード83aへのトナー供給は、第1の実施形態のトナー供給モードを意味する。
本実施形態では、ダイライン検出処理と負荷トルク検知処理によって、ダイラインレベルと負荷トルクレベルを検知し、検知結果に基づき、1次転写ローラ接離状態の設定とクリーニングブレード83aへのトナー供給の設定を決定する。この設定を図24(a)に示す。同図において、ダイラインレベルが高く、負荷トルクレベルが低い場合には、ダイラインショック画像Dsに対して、より効果の大きい1次転写ローラ当接の黒単色モードに設定してダイラインショック画像Dsを防止する。ダイラインレベルと負荷トルクレベルが中程度の場合には、1次転写ローラ当接によるドラム寿命への影響を少なくするために、1次転写ローラ離間のブラック単色モードに設定して、クリーニングブレード83aへトナー供給をして、ショック画像を防止する。また、図24(b)には、本実施形態でのダイラインレベルと負荷トルクレベルによりクリーニングブレード83aへ供給するトナー帯の条件の一例を示す。
次に、本実施形態の画像形成装置1でのダイラインレベル及び負荷トルクレベルに応じてトナー供給を設定するシーケンスについて、図25に示すフローチャートに沿って説明する。尚、本フローチャートでは、図17及び図23に示すフローチャートと同様の処理については同じ符号を付して説明は省略する。
上述したように、本実施形態の画像形成装置1によれば、ダイラインレベルに応じて、1次転写ローラ接離状態の設定と、クリーニングブレード83aへのトナー供給を組み合わせて行うようにしている。これにより、感光ドラム47の寿命への影響をより少なくして、トナーの消費量を必要以上に増やすことなくダイラインDに起因するダイラインショック画像Dsを軽減することができる。
<第8の実施形態>
次に、本発明の第8の実施形態を、図26(a)〜図27を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、濃度検出センサ75の他に中間転写ベルト44bの回転負荷トルクを取得することで、制御部70はトナー供給モードでのトナー供給量及び供給頻度を設定する点で、第1の実施形態と構成を異にしている。但し、それ以外の構成は第1の実施形態と同様であるので、詳細な説明を省略する。
図3に示すように、画像形成装置1はベルト負荷トルク検知部(ベルト負荷センサ)88を有しており、中間転写ベルト44bの駆動ローラ44aの回転負荷トルク(回転負荷)を検知することができる。本実施形態では、ベルト負荷トルク検知部88は中間転写ベルト44bを回転する不図示のモータの電流を検知して回転負荷トルクに換算する方法を採用する。但し、回転負荷トルクの検知方法はこれに限定されるものではない。
上述したように、ダイラインショック画像Dsはクリーニングブレード83aのニップ部にトナーを供給することで良化する。また、クリーニングブレード83aのニップ部のトナーが枯渇している場合には、緩衝材として作用するトナーがないためにダイラインショック画像Dsは悪化する。
一方、クリーニングブレード83aのニップ部にトナーが潤沢に存在する場合には、クリーニングブレード83aと中間転写ベルト44bとの間の摩擦力が低下するため、このときの中間転写ベルト44bの回転負荷トルクは小さくなる。クリーニングブレード83aのニップ部のトナーが枯渇している場合には、クリーニングブレード83aと中間転写ベルト44bとの間の摩擦力が増加するため、このときの中間転写ベルト44bの回転負荷トルクは大きくなる。即ち、ベルト負荷トルク検知部88で中間転写ベルト44bの回転負荷トルクを検知することで、クリーニングブレード83aのニップ部のトナー量を推測することができる。
深さ0.4μmのダイラインDのある中間転写ベルト44bと、深さ0.8μmのダイラインDのある中間転写ベルト44bとを用意し、中間転写ベルト44bの回転負荷トルクを変化させながらモノクロモードにて全面ハーフトーン画像を出力した。その場合のダイラインショック画像Dsの発生の結果を図26(a)に示す。これにより、中間転写ベルト44bの回転負荷トルクが大きい場合にはダイラインショック画像Dsが悪化することが分かる。そこで、ダイラインショック画像Dsのレベルに応じて、負荷トルクレベルを図20(b)と同様に設定する。
制御部70は、ダイライン検出処理(図10参照)の後、負荷トルク検知処理(図21参照)を実行する。そして、制御部70は、トナー供給モードを実行する。トナー供給モードでは、ダイラインレベルと負荷トルクレベルに応じて、クリーニングブレード83aにトナーを供給する。
本実施形態でのダイラインレベルと負荷トルクレベルに応じたトナー供給量を図26(b)に示す。同図において、ダイラインレベルが高いほどトナー供給量を増やし、また負荷トルクレベルが高いほどトナー供給量を増やす設定として、より強力にダイラインショック画像Dsの対策を行っている。尚、本実施形態ではトナー帯の濃度を0.2mg/cmと固定してトナー帯の幅を変化させているが、トナー帯の濃度と幅の両方を変化させてもよい。また、本発明は、これらの具体的な数値に限定されるものではない。
次に、トナー供給モードについて、図27に示すフローチャートに沿って説明する。
制御部70は、モノクロジョブを受信してモノクロ画像形成を開始しようとする(ステップS60)。制御部70は、実際の画像形成動作の前に、トナー供給タイミング確認用の印刷枚数カウンタを1増加する(ステップS61)。そして、制御部70は、カウンタ値が予め設定した閾値枚数(例えば200枚毎)に到達したか否かを判断する(ステップS62)。
制御部70が、カウンタ値が閾値枚数に到達したと判断した場合は、ダイライン検出処理(図10参照)を実行する(ステップS63)。続けて、制御部70は、負荷トルク検知処理(図21参照)を実行する(ステップS64)。そして、制御部70は、ダイラインレベル及び負荷トルクレベルにより、トナー供給量を設定する(ステップS65)。
更に、制御部70は、トナーの供給があるか否かを判断する(ステップS66)。制御部70が、トナーの供給があると判断した場合は、トナーの供給を実行する(ステップS67)。制御部70が、トナーの供給後、あるいは閾値枚数に到達していないと判断した場合、あるいはトナーの供給がないと判断した場合は、全てのジョブを実行したか否かを判断する(ステップS68)。制御部70が、全てのジョブを実行したと判断した場合は、処理を終了し、全てのジョブを実行していないと判断した場合は最初から処理を繰り返す(ステップS60)。
上述したように、本実施形態の画像形成装置1によれば、ダイラインレベルと負荷トルクレベルに応じて、クリーニングブレード83aにトナーを供給することで、必要以上にトナー消費量を増やすことない。しかも、ダイラインDに起因するダイラインショック画像Dsを軽減させることができる。
<第9の実施形態>
次に、本発明の第9の実施形態を、図28を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、濃度検出センサ75の他に中間転写ベルト44bの回転負荷トルクを取得することで、制御部70はトナー供給モードでのトナー供給量及び供給頻度を設定する点で、第1の実施形態と構成を異にしている。また、本実施形態では、ダイラインショック画像Dsの発生し易い黒単色モード時に、全ての感光ドラム47を中間転写ベルト44bに接触させる点で、第1の実施形態と構成を異にしている。但し、それ以外の構成は第1の実施形態と同様であるので、詳細な説明を省略する。
本実施形態では、図28に示すように、ダイラインレベルが所定値以上で、負荷トルクレベルが所定値以上の場合には、1次転写ローラ当接の黒単色モードの作像を行う設定として、ダイラインショック画像Dsの対策を行っている。
制御部70は、ダイライン検出処理(図10参照)の後、負荷トルク検知処理(図21参照)を実行する。そして、制御部70は、トナー供給モード(図23参照)を実行する。
上述したように、本実施形態の画像形成装置1によれば、ダイラインレベル及び負荷トルクレベルに応じて、1次転写ローラ接離状態の設定を行うようにしている。これにより、感光ドラム47の寿命への影響をより少なくして、トナーの消費量を必要以上に増やすことなくダイラインDに起因するダイラインショック画像Dsを軽減することができる。
<第10の実施形態>
次に、本発明の第10の実施形態を、図29(a)(b)を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、制御部70はトナー供給モードでのトナー供給量及び供給頻度を設定する点で、第9の実施形態と構成を異にしている。但し、それ以外の構成は第9の実施形態と同様であるので、詳細な説明を省略する。
本実施形態では、図29(a)に示すように、ダイラインレベルが高く、負荷トルクレベルが高い場合には、ダイラインショック画像Dsに対して、より効果の大きい1次転写ローラ当接の黒単色モードに設定してダイラインショック画像Dsを防止する。ダイラインレベルと負荷トルクレベルが中程度の場合には、1次転写ローラ当接によるドラム寿命への影響を少なくするために、1次転写ローラ離間の黒単色モードに設定して、クリーニングブレード83aへトナー供給をして、ショック画像を防止する。また、図29(b)には、本実施形態でのダイラインレベルと負荷トルクレベルによりクリーニングブレード83aへ供給するトナー帯の条件の一例を示す。
制御部70は、ダイライン検出処理(図10参照)の後、負荷トルク検知処理(図21参照)を実行する。そして、制御部70は、トナー供給モード(図25参照)を実行する。
上述したように、本実施形態の画像形成装置1によれば、ダイラインレベル及び負荷トルクレベルに応じて、1次転写ローラ接離状態の設定と、クリーニングブレード83aへのトナー供給を組み合わせて行うようにしている。これにより、感光ドラム47の寿命への影響をより少なくして、トナーの消費量を必要以上に増やすことなくダイラインDに起因するダイラインショック画像Dsを軽減することができる。
1…画像形成装置、44a…駆動ローラ(支持回転体)、44b…中間転写ベルト、47,47y,47m,47c,47k…感光ドラム(像担持体)、70…制御部(像担持体負荷センサ)、75…濃度検出センサ(光センサ)、81…現像ユニット(現像装置)、83a…クリーニングブレード、84,84y,84m,84c,84k…切換部、87…負荷トルク検知部(像担持体負荷センサ)、88…ベルト負荷トルク検知部(ベルト負荷センサ)、D…ダイライン

Claims (9)

  1. 静電像を担持して移動する像担持体と、
    前記像担持体に形成された静電像をトナーにより現像する現像装置と、
    複数の支持回転体に張架されて前記像担持体に当接し、前記像担持体に形成されたトナー像が転写される中間転写ベルトと、
    前記中間転写ベルトに光を照射してその反射光を検出する光センサと、
    前記中間転写ベルトの表面に当接して、前記表面に付着したトナーをクリーニングするクリーニングブレードと、
    画像形成時以外に前記現像装置から前記像担持体及び前記中間転写ベルトを経て前記クリーニングブレードにトナーを供給するトナー供給モードを実行可能な制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記光センサの検出結果に基づいて、前記トナー供給モードの実行の可否を判断する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 静電像を担持して移動する複数の像担持体と、
    前記像担持体に形成された静電像をトナーにより現像する現像装置と、
    複数の支持回転体に張架されて前記像担持体に当接し、前記像担持体に形成されたトナー像が転写される中間転写ベルトと、
    特定の像担持体以外の前記像担持体を前記中間転写ベルトに対して当接した状態と離間した状態とに切換可能な切換部と、
    前記中間転写ベルトに光を照射してその反射光を検出する光センサと、
    前記中間転写ベルトの表面に当接して、前記表面に付着したトナーをクリーニングするクリーニングブレードと、
    前記特定の像担持体にのみトナー像を形成する場合に、前記光センサの検出結果に基づいて、全ての前記像担持体を前記中間転写ベルトに当接した状態と、前記特定の像担持体以外の前記像担持体を前記中間転写ベルトから離間した状態とに、前記切換部により切換可能である制御部と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記特定の像担持体にのみトナー像を形成する場合に、全ての前記像担持体を前記中間転写ベルトに当接した状態において、画像形成時以外に前記現像装置から前記像担持体及び前記中間転写ベルトを経て前記クリーニングブレードにトナーを供給するトナー供給モードを実行する、
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記光センサにより検出された結果に基づいて、前記トナー供給モードで供給するトナー量を調整する、
    ことを特徴とする請求項1又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記像担持体の回転負荷を検知可能な像担持体負荷センサを備え、
    前記制御部は、前記光センサにより検出された結果と、前記像担持体負荷センサにより検出された結果と、に基づいて前記トナー供給モードで供給するトナー量を調整する、
    ことを特徴とする請求項1又は3に記載の画像形成装置。
  6. 前記中間転写ベルトの回転負荷を検出可能なベルト負荷センサを備え、
    前記制御部は、前記光センサにより検出された結果と、前記ベルト負荷センサにより検出された結果と、に基づいて前記トナー供給モードで供給するトナー量を調整する、
    ことを特徴とする請求項1又は3に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、画像形成の所定の枚数ごとに前記判断の前の所定の枚数の画像形成時における画像比率に基づいて、前記トナー供給モードで供給するトナー量を調整する、
    ことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記光センサは、前記中間転写ベルトの幅方向の両端部において、前記表面に対向して配置される、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記光センサは、前記中間転写ベルトの表面に付着したトナーに照射してその反射光の光量を検出するセンサである、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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JP2020042124A (ja) * 2018-09-10 2020-03-19 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及びトナーパッチ形成方法

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