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JP2016113189A - 収納容器用の板材の生産方法、板材及びこの板材を使った収納容器 - Google Patents

収納容器用の板材の生産方法、板材及びこの板材を使った収納容器 Download PDF

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JP2016113189A
JP2016113189A JP2014254756A JP2014254756A JP2016113189A JP 2016113189 A JP2016113189 A JP 2016113189A JP 2014254756 A JP2014254756 A JP 2014254756A JP 2014254756 A JP2014254756 A JP 2014254756A JP 2016113189 A JP2016113189 A JP 2016113189A
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敬 武井
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Abstract

【課題】内部に収納される部品等を衝撃から守る収納容器用の板材の生産方法、板材及びこの板材を組み立てた収納容器を提供する。【解決手段】ダンプラからなる基板11に、内部に収納される部品等を衝撃から守るためのクッションシート13を積層させ、さらに、このクッションシート13を補強するため、基板11とクッションシート13の間に、裂けにくくちぎれにくい繊維からなる補強シート12を介在させた板材10を生産する。さらに、この板材10を使って、自動車部品などの工場製品の通い箱に適した繰り返し使用可能な収納容器を生産する。【選択図】図1

Description

本発明は、収納容器用の板材の生産方法、板材及びこの板材を使った収納容器、特に自動車部品等の通箱として繰り返し使用する収納容器用の板材の生産方法、板材及びこの板材を使った収納容器に関する。
例えば、自動車部品、その他の機械部品、その他の部材、材料などの製品を収納する収納容器には種々のものがある。このような収納容器に収納される部品、部材、材料等の製品は、衝撃、振動、製品の出し入れなどによって、製品の精度が劣化しないようにするため、若しくは製品または収納容器の劣化防止のため、収納容器はクッション性、可撓性、弾性を有する構成材からなるようにすることを本件発明者は考えた。
このような収納容器の一例として、ダンプラ(プラダンともいう。以下、ダンプラと称する)を使用したものがある。ダンプラは、樹脂製で内部に多くの中空構造をかかえているため、軽くて丈夫であり、また、耐水性、耐衝撃性、耐薬品性に優れている。このため、繰り返し使用することが可能であり、紙製段ボールに替って、メーカーと納入先との間で、製品、部品が頻繁に往復するような場面で、通い箱として広く使用されている。
特開2005−104483号公報 特開2014−202263号公報
本発明は、上述した課題に応じてなされたものであり、本発明の目的は、内部に自動車部品など精密な部品が収納されていても、この部品を十分に衝撃から守り、繰り返し使用することのできる板材の生産方法、板材及びこの板材を使った収納容器、その他これらに必要とされる治具を提供することにある。
このため、本発明では、内部に中空空気層を有し、収納容器の筐体を構成する基板と、この基板の外面にこの基板より薄くて柔らかいクッション性を有するクッションシートを離脱しないように積層することを特徴とする収納容器用の板材の生産方法、板材及びこの板材を使った収納容器を提供する。
さらに、本発明では、上記基板と上記クッションシートとの間に、このクッションシートより薄くて裂けにくくちぎれにくい繊維からなる補強シートを、上記基板及び上記クッションシートから離脱しないように介在させたことを特徴とする収納容器用の板材の生産方法、板材及びこの板材を使った収納容器を提供する。
これにより、クッションシートによって収納容器内部に収納される部品等を衝撃から守り、精密部品であっても安全に運搬することができる。更に上記クッションシートに部品等によって傷がついても補強シートの作用により、クッションシートの傷が大きく拡がらず、収納容器内部に収納される部品等を十分に保護することができる収納容器用の板材を生産することができる。また、この板材を組み立てて収納容器を生産することができる。
上記のような通い箱として使用される収納容器では、精密な部品を運搬するため、ダンプラできた筐体の内側の面は、クッション性にすぐれ衝撃を吸収して内部に収納された製品を守ることができる。さらに、クッション性の高い高発泡樹脂シートを収納容器内部に接着させれば、上記収納容器を繰り返して使用するために、上記高発泡樹脂シートは傷がついても、その傷が広がらず、比較的長期にわたって衝撃を吸収し、内部に収納された精密部品を保護する機能を維持できる。
板材10の断面を示す。 基板11の断面を示す。 補強シート12の網目構造を示す。 収納容器40を示す。 板材20の断面を示す。 収納容器50の一部を示す。 収納容器50の他の実施形態を示す。
1…収納容器 2…ライナー
3…中芯 4…中空空気層
10…板材 11…基板(ダンプラ)
12…補強シート(網目不織布シート)
13…クッションシート(高発泡樹脂シート)
20…板材 21…基板(ダンプラ)
22…補強シート(網目不織布シート)
23…クッションシート(高発泡樹脂シート)
24…補強シート(網目不織布シート)
30…繊維 31…縦ウェブ 32…横ウェブ
33…直交積層不織布 40…収納容器
41…底面 42…側面
43…側面 44…側面
45…側面 46…折り曲げ部
47…接合部 50…収納容器
51…底面 52…仕切り板 53…組み仕切
(1)板材10の積層構造
図1は本発明の一実施形態による収納容器1用の板材10の断面構造を示す。板材10では、内部に中空空気層4を有し、収納容器1の筐体を構成する基板11と、この基板11の外面にこの基板11より薄くて柔らかいクッション性を有するクッションシート13が離脱しないように、接着され、積層されている。
さらに、板材10は、上記基板11と上記クッションシート13との間に、このクッションシート13より薄くて裂けにくくちぎれにくい繊維からなる補強シート12を、上記基板11及び上記クッションシート13から離脱しないように介在させた構造となっている。
次に、図2を参照しながら、収納容器1の筐体を構成する基板11の構造について説明する。基板11は、ダンプラからなり、主にポリプロピレンまたはポリカーボネート等の樹脂素材でできている。基板11(ダンプラ)は、表裏の表面を構成する2枚の平面状のライナー2…の間に、一定の長さを持った細長い塀形の長方形型の中芯3…が等間隔を置いて互いに平行に、2枚のライナー2…に直交するようにライナー2…の間に設けられている。したがって、ライナー2…、中芯3…に囲まれて、中空空気層4…が形成されている。
このようなダンプラは、複数の細長い円筒の側面どうしを接着剤または加熱によって接着して面状にしてつないでいき、一対の回転ローラまたは板状プレスなどによって上下から加熱して、円筒を四角筒に成形するか、または材料を型枠に押し出し一気に成型する押し出し成型により製造される。押し出し成型の場合、一体物の製品であるため、ダンプラに力が加わっても、上記ライナー2…と中芯3…が剥がれることがない。
上述のように、基板11は、内部に中空構造を有しているため、強度があるにも関わらず、軽い素材となっていて、軽量で運搬に都合がよい。また、基板11は、ポリプロピレン等樹脂素材からできているため、基板11で作られた収納容器1は、紙段ボールシート製の収納容器に比べて、耐水性、耐久性、耐薬品性に優れ、強度が必要な用途や、長期利用もしくは再利用を前提としたケース類などに適している。特に、リターナブル、リユース、リサイクルな収納容器として自動車部品等の工場製品、部品の通い箱として適している。
さらに、基板11は、ポリプロピレン等熱可塑性樹脂でできているため、熱を加えることまたは力を加えることで、切断、折り曲げ、接合などの加工を容易に行うことができる。このため、基板11を組み立てて収納容器または収納容器の板材を生産する場合にも、収納される物品に合わせて収納容器の形状、大きさを自在に変えることができるし、必要に応じて内部に仕切り板を設ける等の加工も容易である。また、特殊なインクを使って表面に着色することもできる。工場で使用される部品の通箱として使用される場合には、通常は、適当な大きさの直方体の収納容器が形成される。
上記板材11の表面には、衝撃を吸収し、内部に収納される部品等を保護するためのクッションシート13が全面に接合されて覆っている。こうしたクッションシート13は、高発泡樹脂シート等基板11より柔らかいクッション性を有する素材、例えばミラマット(JSP社製。登録商標)等でできている。ミラマットは、ポリエチレンに無数の独立気泡を形成させながら、シート状に連続押出成形したもので、無架橋法による高発砲ポリエチレンシートである。
上記ミラマットでできたクッションシート13は、緩衝性、断熱性、柔軟性、軽量性に優れており、薄くても衝撃を吸収して収納容器内部に収納された部品を保護することができる。また、ミラマットは無架橋品であるため、ゴミとして焼却する場合にも有害ガスが出ず、またマテリアルリサイクルが容易である。シート形成方向の一方の強度が弱いことがあり、この方向に力が加わると、裂けることがあり、一度裂け目ができるとシート形成方向に沿って裂け目が拡がりやすいことがあった。
上記クッションシート13の厚さとしては、あまりに薄いと衝撃を吸収し、収納容器内部に収納される部品などを充分に衝撃から保護することができない。しかし、あまりに厚すぎると後述する補強シート12への接着が悪くなる。このため、クッションシート13の厚さとしては、上記基板11の厚さより薄く、具体的には、上記基板11の厚さの1/100乃至1/1が好ましく、より望ましくは1/4乃至1/2となる。
上述したように、クッションシート13はその形成方向に裂けやすいことがある。このため、内部に収納される自動車部品等によってクッションシート13の表面に傷ができてしまうと、この傷からシート形成方向にそって、裂け目が広がることがあり、その場合には、内部に収納される部品等を充分に衝撃から保護する機能が維持できなくなる。
これを改善するため、本実施形態の板材10では、基板11とクッションシート13の間に、図1に示すように、クッションシート13より裂けにくくちぎれにくい繊維からなる補強シート12を、上記基板11及び上記クッションシート13から離脱しないようにこれらの間に介在させる。特に、補強シート12は、クッションシート13がシート形成方向に沿って裂けるまたは剥がれるのを防ぐために、裂けにくくちぎれにくい繊維からなる網目構造または織り構造をもったシートであることが好ましく、たとえば、ワリフ・クラフ(JXグループ製、登録商標)などでできたシートが好ましい。
ワリフ・クラフは、ポリオレフィン製のフィルムを、割繊・延伸してできた繊維を、直交積層して作られた織られた布または不織布である。図3は、このワリフ・クラフの網目構造または織目構造を模式的に示す。まず、網目または織目の方向が互いに異なる縦ウェブ31と横ウェブ32を作り、これらを直交積層させることで、通気性がよく、多方向に対して形状が安定する直交積層不織布33(または織物)を作ることができる。
このワリフ・クラフは、寸法安定性が高く目ずれを起こさない。また、引張強度が約100乃至300N/50mmであるため、縦方向にも横方向にも裂けにくくちぎれにくく剥がれにくい。また、耐水性、耐薬品性も優れている。更に、開口率が大きく、通気性を損なわない。そして、ワリフ・クラフは加工性が高く、熱圧着、超音波ラミネーション、パウダー加工、押し出しラミネーション、ドライラミネーションなどにより様々な他の素材と容易に貼りあわせることができる。
このワリフ・クラフ等からなる補強シート12を、基板11とクッションシート13の間に挟んで介在させると、収納容器に収納した部品等によってまたはその他の原因によってクッションシート13に傷ができたとしても、補強シート12を構成する丈夫な繊維の網目構造、または補強シート12が織られた布の場合は織目構造により、傷がクッションシート13のシート形成方向に沿って、拡がるのを防ぐことができ、クッションシート13、基板11、収納容器1を補強できる。
上記補強シート12の厚さとしては、あまりに薄いとクッションシート13を充分に補強することができないが、あまりに厚いと、基板11およびクッションシート13への接着が悪くなる。したがって、上記補強シート12は、上記基板11より薄く、上記クッションシート13より薄いことが好ましい。具体的には上記補強シートの厚さは、上記クッションシート13の厚さの1/100乃至1/10であることが好ましい。
上記補強シート12の糸密度は、あまりに高いと、基板11やクッションシート13への接着が悪くなり、クッションシート13を充分に接着できなくなるまたは補強できなくなる。また他の素材が持つ通気性も損なう。このため、補強シート12の糸密度としては、1インチあたり、3乃至30本、望ましくは4乃至15本であり、糸の太さは0.05ミリメートル乃至1.5ミリメートル、望ましくは0.1ミリメートル乃至1ミリメートルであり、繊維密度は、面積比換算で、1%乃至40%、望ましくは5%乃至30%で隙間が大きい。
このような、形状安定した補強シート12を、基板11とクッションシート13の間に介在させることにより、上述したクッションシート13を補強し、クッションシート13に形成された裂け目がシート形成方向に拡がるのを防ぎ、クッションシート13を基板11から剥がれにくくし、収納容器内部に収納される部品等を比較的長期にわたって保護することができる。
上記、基板11、補強シート12、クッションシート13を離脱しないように接合させる方法としては、これらを構成する素材に適合した接着剤を用いることができる。例えば、酢酸ビニール樹脂、アクリル系樹脂などのエマルジョンタイプや合成ゴム系接着剤、あるいはエチレン酢酸ビニール共重合体樹脂(EVA)系ホットメルト型接着剤など公知の接着剤から、板材10を構成する各層の素材に適したものを選択して使用することができる。上記接着剤で接合する方法としては、基板11、補強シート12、クッションシート13の表面に接着剤を噴霧、塗布する他、接着剤フィルムを各層間に挟むなどの方法がある。
また、接着剤を用いる以外に、基板11、補強シート12、クッションシート13を互いに接合する方法としては、押し出しラミネーション、溶着などの方法もある。さらに、溶着には、高周波加熱溶着、熱溶着、振動溶着、超音波溶着、誘導溶着、レーザー溶着等の技術を用いることができ、専用のプラスチック溶着機を用いることもできる。
接合順序としては、基板11の上にまず補強シート12を接着し、この上にクッションシート13を接着せさてもよい。また、補強シート12とクッションシート13を、上述した接着剤、熱圧着、超音波ラミネーション、パウダー加工、押し出しラミネーション、ドライラミネーションなどにより、貼りあわせたシートを作り、これを補強シート12側で基板11に接合してもよい。
このような接着剤は、クッションシート13と補強シート12との間に塗布・噴霧されてもよいし、基板11と補強シート12との間に塗布・噴霧されてもよいし、これら両方の間のいずれにも塗布・噴霧されてもよい。補強シート12は薄くて、開口率が大きく隙間が大きいので、この接着剤は、補強シート12の一方の面から他方の面まで浸出でき、接着が強固になるし、接着剤の塗布・噴霧が補強シート12の片面だけでも十分に接着できる。
具体的な板材10の製造方法としては、まず、基板11の表面に接着剤を塗布し、補強シート12を接着する。次に、補強シート12表面またはクッションシート13の表面に接着剤を塗布し、クッションシート13を補強シート12表面に接着する。補強シート12の表面に接着剤を塗布しなくてもよいことがある。なぜなら、補強シート12は開口率が大きいため、基板11に塗られた接着剤により基板11とクッションシート13とを、補強シート12を間に介在して接着することができる。
また、板材10の他の製造方法では、先にクッションシート13の表面に接着剤を塗布し、補強シート12を接着する。補強シート12表面または基板11の表面に接着剤を塗布し、補強シート12を基板11表面に接着する。補強シート12の表面に接着剤を塗布しなくてもよいことがある。なぜなら、補強シート12は開口率が大きいため、クッションシート13に塗られた接着剤により基板11とクッションシート13とを、補強シート12を間に介在して接着することができる。
このほか、基板11、補強シート12、クッションシート13、接着剤を、熱ローラ等で加圧加熱して同時に積層成形してもよい。この場合、接着剤は、基板11と補強シート12との間、または/及び補強シート12とクッションシート13との間に塗布・噴霧される。
上記クッションシート13の裂けやすい方向ちぎれやすい方向に対して、上記補強シート12の繊維の糸(経糸または緯糸)の方向はほぼ直交するように両者は接合される。この直交する糸(経糸または緯糸)の方向は、図3の縦ウェブ31では縦方向または左斜め45度の方向であり、横ウェブ32では左斜め15度または右斜め15度の方向であり、直交積層不織布33では縦方向、左斜め15度または右斜め15度の方向である。
クッションシート13の裂けやすい方向ちぎれやすい方向は、クッションシート13の形成方向であり、クッションシート13を長尺状に形成してロール状に巻き取る場合の、巻き取り方向または長尺の長手方向となる。これにより、クッションシート13が補強シート12によって、より補強され、クッションシート13がより裂けにくくちぎれにくくなる。
上記基板11の中空空気層4の長手方向、つまり図1及び図2の紙面に対して直交する方向、すなわち基板11の強い方向に対して、上記補強シート12の繊維の糸(経糸または緯糸)の方向がほぼ直交するように接合される。これにより、基板11が補強シート12によって、より補強され、基板11がより補強される。
さらに、補強シート12の中の糸のうち、一番強い糸の方向が、上記クッションシート13の裂けやすい方向ちぎれやすい方向に対してほぼ直交する方向になり、二番目に強い糸の方向が、上記基板11の中空空気層4の長手方向つまり基板11の強い方向に対してほぼ直交する方向になるように、補強シート12が配置介在されてもよい。
この場合、上記基板11の中空空気層4の長手方向つまり基板11の強い方向に対してクッションシート13裂けやにくい方向ちぎれにくい方向がほぼ直交するなど、異なる方向となる。しかし、上記基板11の中空空気層4の長手方向つまり基板11の強い方向に対してクッションシート13裂けにくい方向ちぎれにくい方向がほぼ平行するなど、ほぼ同じ方向となれば、補強シート12の中の糸のうち、一番強い糸の方向が、これらの両方向のいずれもと直交でき、効率よく補強できる。
上記補強シート12の厚さは、クッションシート13の厚さの1/100乃至1/10で、補強シート12の繊維密度は、面積比換算で、1%乃至40%、望ましくは5%乃至30%で隙間が大きいので、この隙間に接着剤が保持・維持されるので、また、この隙間に均等に接着剤が行きわたるので、クッションシート13が基板11から剥がれにくくなる。
(2)収納容器の生産方法
上記板材10を組み立てて、図4に示すような収納容器1を生産することができる。収納容器1は、直方体型をしており、底面41とこの底面から直角に立ち上がる同じ高さを持つ4つの側面42、43、44、45からなり、上面が開放されている。収納容器1は、主に、自動車部品等の通い箱として使用され、自動車部品その他の金属部品といった、収納容器1より重いものが収納されるが、樹脂部品といった、収納容器1より軽いものが収納されることも多い。
板材10、板材20は、上述したように、基板11、基板21がポリプロピレン等熱可塑性プラスチックでできているため、加工が容易であり、切断、曲げ、接着加工等によって、図5に示すような直方体型の収納容器1を簡単に生産することができる。
収納容器1を生産するには、まず、上記で生産された板材10を適度な大きさ、形状に切断する必要がある。そこで、CADで収納容器1の底面及び側面からなる展開図面を引いた後、そのデータをもとにCAM(カッティングプロッタ)、トムソンプレス、パネルソー等で板材10を切断加工する。板材が充分に薄い場合には、カッター等でも切断することができる。
次に、切断された板材10を、クッションシート13側を内側・内面にして、曲げ加工を施し、底面41から側面42、43、44、45を底面41に対して直角に立ち上げる。この場合、ダンプラは折り曲げに対し耐性があるため、底面41と側面42、43、44、45との四つの境界線を折り曲げ部46…として、熱によってV字型の溝をつけるか、あるいはカットラインを入れる。こうした加工を施すと、ダンプラに曲げ耐性があっても、側面42、43、44、45部分が底面41に対して直角に折り曲げられた状態で固定することができる。
次に、側面42、43、44、45の接合部47…の内側に仕切り板52と同じ素材からなる支柱を固定し、側面42、43、44、45の外側から支柱まで樹脂製の螺旋ねじを回転しながら打ち込むが、このような樹脂製の螺旋ねじを使わなくてもよい。また、側面42、43、44、45の接合部47…どうしを、接着加工により接合する。
接着は、例えば、超音波溶着機、または超音波リベッターなどで、樹脂に対して超音波振動を与え、発生する振動熱/摩擦熱で接合部47…を溶融溶着させる。このような、超音波溶着以外にも高周波加熱、熱、振動等による溶着を施してもよく、溶着の場合には、収納容器をすべて樹脂製にすることができるため、廃棄の際にリサイクルしやすくなる。またはダンプラが十分に厚い場合には、鋲、カシメ等を打ち込んでもよい。樹脂製の鋲を使用すれば、リサイクルに便利である。また、ダンプラの素材と適合するホットメルト等の接着剤を接合部47…に塗布してもよい。
以上のようにして、直方体型の収納容器1を生産することができる。本実施形態では、自動車用の部品をメーカーから納入先に収めたり、工場の工程内を繰り返し使用したりする通い箱として使われる。本収納容器1では、筐体がポリプロピレン等のダンプラからなる基板11でできており、軽くて強度があり、耐水性、耐久性、耐薬品性にすぐれており、長期間繰り返し使用することができる。したがって、コストを削減することができる。
また、収納容器1の内側には、ミラマット等柔らかい素材で作られたクッションシート13が全面に貼られているため、収納容器1の内部に収納される部品等を衝撃から守り、部品性能を維持することができる。そして、基板11とクッションシート13の間には、ワリフ・クラフ製の補強シート12が介在しているため、クッションシート13に部品等により傷がついても、裂け目がクッションシート13のシート形成方向に沿って拡がることがなく、またクッションシート13が基板11から剥がれにくくなり、内部に収納される部品等を比較的長期にわたって保護することができる。
中空空気層4の方向は、収納容器1の側面42、43、44、45の縦方向でもよいし、横方向でもよいし、斜め方向でもよいし、底面41の縦横どちらの方向でもよいし、斜め方向でもよい。
(3)第二実施形態
図5は、本発明の他の実施形態における板材20の積層構造を示す。本実施形態による板材20では、基板21、補強シート22、クッションシート23が積層された上に、さらに補強シート24が積層された構造となっている。クッションシート23は上下を補強シート22及び補強シート24で挟まれた構造となっているため、クッションシート23の補強がさらに強化され、クッションシート23に傷ができてもシート形成方向に裂け目が拡がらない。
また、この上面外側の補強シート12が、クッションシート13を保護して裂けにくくする。さらに、この上面外側の補強シート12が、クッションシート13を基板11に対して押えつける役目を果たすので、クッションシート13が基板11から剥がれにくくなる。
なお、この第二実施形態で記載されていないことは、上記第一実施形態で記載されている内容が参照及び引用される。例えば、基板21、補強シート22、クッションシート23、補強シート24の素材は、それぞれ第一実施形態の基板11、補強シート12、クッションシート13などに使用されたものと同様の素材、構成構造を使用することができ、これらの層の接合方法も上述した方法が使用される。
(4)第三実施形態
図6は、本発明の他の実施形態における収納容器50の一部を示す。収納容器50は板材10または板材20を素材として組み立てられている。収納容器50の底面51には、仕切り板52が起立する状態で固定され、この仕切り板52の上縁には櫛歯状に凹凸が形成されている。そして、この凹凸の間に部品などの運搬物を挟みこんで、衝撃から守ることができる。仕切り板52は、ポリエチレン等のクッション性のある部材からなり、接着剤等で底面51に接着固定される。そして、運搬中に部品など運搬物がこの櫛歯状に凹凸から外れたとしても、筐体内部表面に貼られたクッションシートにより、衝撃から保護され、精密部品であっても安全に運搬することができる。
仕切り板52の形状は、上記のものに限られず、直方体のほか、立方体、円柱、楕円柱、角柱、半円柱、半楕円柱、半角柱、円錐台、角錐台、球、卵形、半球、半卵形、多面体、ひょうたん形、その他の立体形状、これらの組み合わせ立体形、収納物の形状に応じた凹みのあるものなど、どのような形状でもよい。また、仕切り板52は、収納容器50の底面51ではなく、側面に接合されていてもよい。
なお、この第三実施形態で記載されていないことは、上記第一実施形態及び第二実施形態で記載されている内容が参照及び引用される。例えば、収納容器50を構成する板材は、板材10または板材20に使用されたものと同様の素材、構成構造を使用することができる。また、収納容器の組み立て方法についても上述した方法を使用することができる。
(5)第四実施形態
図7は、本発明の他の実施形態における収納容器50の他の実施形態を示す。上記板材10、20…は複数の長方形状で、ある一群の下縁には縦に延びるスリットが等間隔に形成され、他の一群の上縁には縦に延びるスリットが等間隔に形成される。
これら二群の板材10、20…はそれぞれ平行に配列され、下縁にスリットが形成された板材10、20…と、上縁にスリットが形成された板材10、20…が、互いに直交するように配置されて、一方のスリットが他方のスリット内に入るようにして、各スリットが挿通しあうように/噛合うように、両群の板材10、20…が升目状に組み合わせられ、升目状の組み仕切53が作られる。
各スリットの幅は板材10、20…の厚さより若干大きく、各スリットの深さは板材10、20…の高さのほぼ半分より若干大きい。各板材10、20…の両面に上記クッションシート13及び補強シート12が接着されるが、片面だけにクッションシート13及び補強シート12が接着されてもよい。
このような組み仕切53は、図4のような収納容器40内に収納されて、組み仕切53内の各升目内に製品などが収納される。このような組み仕切53内に製品などが収納されれば、当該製品が衝撃から保護され、精密部品であっても安全に運搬することができる。
このような組み仕切53の升目は、収納する製品の形状などに応じて、正方形のほか、長方形、三角形、六角形(ハニカム)、その他の多角形、円形、楕円形、これらの組み合わせでもよいし、上下に多層に積層されてよい。この組み仕切53は、図7の方向のほか、横向きに使用されてもよい。
(6)他の実施の形態
本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、板材10、板材20の積層構造は、上記実施形態で示したもの以外にも、基板11、補強シート12、クッションシート13のうち、二つまたは三つの層が合体されて他の層を兼ねていてもよいし、これ以外の層が積層されていてもよい。また、補強シート12はなくてもよい。
クッションシート13は基板11の全面ではなく一部に取り付け接合されてもよいし、補強シート12はクッションシート13または基板11の全面ではなく一部に取り付け接合されてもよいし、補強シート12はクッションシート13より小さくても同形同大でも大きくてもよいし、クッションシート13は補強シート12より小さくても同形同大でも大きくてもよい。
上記基板11の中空空気層4の長手方向、つまり図1及び図2の紙面に対して直交する方向に対して、上記補強シート12の繊維の糸(経糸または緯糸)の方向がほぼ平行するように接合されてもよい。また、上記クッションシート13の裂けやすい方向ちぎれやすい方向に対して、上記補強シート12の繊維の糸(経糸または緯糸)の方向はほぼ平行するように両者は接合されてもよい。
収納容器1及び治具の内側に 上記クッションシート13及び補強シート12が積層されるほか、収納容器1の側面外側、底外側、その他の外側に 上記クッションシート13及び補強シート12が積層されてもよい。上記クッションシート13及び上記補強シート12は一層のほか、二層、三層と積層されてもよいし、クッションシート13に対してクッションシート13のみが二層、三層と積層されてもよいし、補強シート12に対して補強シート12のみが二層、三層と積層されてもよい。
収納容器1及び治具は直方体以外に、立方体、円柱、楕円柱、角柱、半円柱、半楕円柱、半角柱、円錐台、角錐台、球、卵形、半球、半卵形、多面体、ひょうたん形、その他の立体形状、これらの組み合わせ立体形状でもよい。
基板11の中空空気層4は、細長い四角柱状のほか、立方体、円柱、楕円柱、角柱、半円柱、半楕円柱、半角柱、円錐台、角錐台、球、卵形、半球、半卵形、多面体、ひょうたん形、その他の立体形状、これらの組み合わせ立体形状でもよく、基板11全体に点在してもよいし、基板11は中空空気層4の無い中身が詰まった充填されたものでもよいし、中空空気層4は断面正方形のほか、長方形、三角形、六角形、その他の多角形、円形、楕円、その他の形状でもよいし、長尺状ではなく、長さの短いものでもよいし、短い基板11内にランダムに点在してもよいし、基板11はこれらが複数積層された形状でもよい。
上記基板11は、ポリプロピレン等熱可塑性樹脂製であったが、ABS、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリウレタン、ボリアクリルアミド、ポリアクリル酸メチル、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニール、アクリル樹脂、ペット樹脂などの高分子樹脂・硬質樹脂・軟質樹脂でも熱可塑性樹脂・熱硬化性樹脂でもよいし、合成樹脂のほか天然樹脂でもよいし、その他、紙、木材、竹、金属、ガラス、布、繊維、ゴム、セラミック、カーボンでもよいし、これらの合成物/混合物/多層積層物/複合材料でもよい。
上記クッションシート13は、基板11より柔らかい素材ならば、ミラマット以外にも、架橋性樹脂でも、ポリエチレン以外の樹脂、たとえば、ポリプロピレン樹脂であっても、樹脂以外の素材であってもよいし、ポリウレタン素材又は発泡ウレタン素材などクッション性のある素材でもよい。また、クッションシート13の厚さは、補強シート12と接合可能であれば、基板11より薄くても厚くてもよいし、補強シート12より薄くても厚くてもよい。
補強シート12の素材としては、実施形態で示したポリオレフィン不織布以外でも、クッションシート13より裂けにくくちぎれにくい素材ならば何でもよく、織られた布でもよいし、編まれた布でもよいし、網でもよい。補強シート12の厚さ、密度としては、基板11、クッションシート13と接着しやすい厚さ、密度ならばどのような範囲でもよい。また、補強シート12はなくてもよい。
補強シート12は不織布以外に、織られてもよく、織り方は、平織、斜文織、繻子織、斜め織等なんでもよいし、種類もジャガード織、コブラン織、ドビー織、タペット織、クランク織、つづれ織、タオル織、レピア織、むしろ織等なんでも良く、一重織のほか、二重織、三重織、多重織、二層織、多層織でもよいし、編まれた布でもよいし、網であってもよい。
上記基板11、補強シート12、クッションシート13を接着する方法としては、たとえば、酢酸ビニール樹脂、アクリル系樹脂などのエマルジョンタイプ接着剤や合成ゴム接着剤、あるいは、エチレン酢酸ビニール共重合樹脂(EVA)系ホットメルト接着剤など公知の接着剤から、これらの層を構成する素材と適合する接着剤を任意に選択して使用することができる。
接着剤を使用する方法としては、接着剤の噴霧、ローラまたは刷毛による、塗布または接着剤シートを各層間に挟むなどの方法がある。また、各層を接合する方法としては、接着剤を使用する以外にも、接着シートを挟んでおいて加熱溶着したり、プラスチック溶着機を使って、これらの層を溶着することができる。溶着には、熱溶着、振動溶着、超音波溶着、半導体レーザー溶着、誘導溶着、高周波溶着等がある。また、押し出しラミネーションを使用することもできる。
上記基板11、補強シート12、クッションシート13を接着する手順としては、基板11の上にまず補強シート12を接着させ、ついで、この補強シート12の上にクッションシート13を接着させる。または、先に、補強シート12とクッションシート13を接着させ、これを補強シート12側で、基板11に接着させてもよい。補強シート12と他の層を貼りあわせる方法としては、熱圧着、超音波ラミネーション、パウダー加工、押し出しラミネーション、ドライラミネーションなどがある。
収納容器1の形状は直方体のほか、立方体、円柱、楕円柱、角柱、半円柱、半楕円柱、半角柱、円錐台、角錐台、球、卵形、半球、半卵形、多面体、その他の立体形状、これらの組み合わせ立体形状でもよく、蓋はあってもなくてもよい。また、筐体の縁や角を、フレーム、コーナーなどで強度を付加した収納容器でもよい。収納容器1の内部に収納されるものに応じて、仕切り板等を設けてもよい。仕切り板の形状、数、接合位置なども内部に収納される運搬物の種類に応じて自在に変えることができる。
この点、基板11として、ダンプラを使用する場合は加工が容易であるため、収納される部品などに応じて、様々な大きさ、形に収納容器1を加工することができる。また、収納容器1の内部に仕切り板等を設ける場合にも、簡単に、仕切り板を収納容器底面あるいは側面に接合することができ、加工が容易である。さらに、特殊インキを使って、収納容器1表面を構成する基板11に自在に着色することができる。
収納容器1、ライナー2、中芯3、中空空気層4、板材10、基板(ダンプラ)11、補強シート(網目不織布シート)12、クッションシート(高発泡樹脂シート)13、板材20、基板(ダンプラ)21、補強シート(網目不織布シート)22、クッションシート(高発泡樹脂シート)23、補強シート(網目不織布シート)24、繊維30、縦ウェブ31、横ウェブ32、直交積層不織布33、収納容器40、底面41、側面42、側面43、側面44、側面45、折り曲げ部46、接合部47、収納容器50、底面51、仕切り板52の一部または全部は省略されてもよいし、その数が増えても減ってもよいし、その形状は任意に変更可能であり、均等の他の物に置き換えられてもよいし、これらの2つまたは3つ以上が合体または一体化されて兼用されてもよいし、他のものがさらに付加・積層・混合されてもよいし、それぞれの寸法は上記以外でもよいし、それぞれの寸法の相対的大小は切り換えられてもよいし同じでもよい。
(7)他の発明の効果
[1]収納容器の筐体を構成する基板と、この基板の外面にこの基板より柔らかいクッション性を有するクッションシートを離脱しないように積層することを特徴とする収納容器用の板材の生産方法。これにより、軽くて強度が強く、内部に収納される部品等を衝撃から保護することができる収納容器用の板材を生産することができる。
[2]上記基板と上記クッションシートとの間に、このクッションシートより裂けにくくちぎれにくい繊維からなる補強シートを、上記基板及び上記クッションシートから離脱しないように介在させたことを特徴とする請求項2記載の収納容器用の板材の生産方法。これにより、クッションシートに傷ができても、裂け目が拡がることがなく、クッションシートを基板から剥がれにくくし、内部に収納される部品等を保護する機能を比較的長期にわたって維持することができる収納容器用の板材を生産することができる。
[3]上記基板は内部に中空空気層を有し、この中空空気層の長手方向に対して、上記補強シートの繊維の糸の方向がほぼ直交することを特徴とする請求項2記載の収納容器用の板材の生産方法。これにより、基板が補強シートによって、より補強され、基板がより補強される。
[4]上記クッションシートの裂けやすい方向またはちぎれやすい方向に対して、上記補強シートの繊維の糸の方向がほぼ直交することを特徴とする請求項3記載の収納容器用の板材の生産方法。これにより、クッションシートが補強シートによって、より補強され、クッションシートがより裂けにくくちぎれにくくなる。
[5−1]上記基板は内部に中空空気層を有し、この中空空気層の長手方向に対して、上記クッションシートの裂けにくい方向またはちぎれにくい方向は、ほぼ直交することを特徴とする請求項3または4記載の収納容器用の板材の生産方法。これにより、上記基板がクッションシートによって補強される、つまりクッションシートが基板によって補強される。
[5−2]上記基板は内部に中空空気層を有し、この中空空気層の長手方向に対して、上記クッションシートの裂けにくい方向またはちぎれにくい方向は、ほぼ平行することを特徴とする請求項3または4記載の収納容器用の板材の生産方法。これにより、この平行する両方向に、上記補強シートの繊維の糸の方向をほぼ直交させることができ、上記基板とクッションシートとの両方を、補強シートの中の繊維の一方向の糸で補強できる。
[6]上記クッションシートまたは上記補強シートは、上記基板より薄く、 上記補強シートは、上記クッションシートより薄いことを特徴とする請求項5記載の収納容器用の板材の生産方法。これにより、クッションシートまたは補強シートが基板に対して、接着性がよくなり、基板からこれらのシートが離脱しにくい。また、補強シートとクッションシート間も接着性がよくなり、容易に離脱しない。
[7]上記補強シートの糸密度は、1インチあたり、3乃至30本、望ましくは4乃至15本であり、糸の太さは0.05ミリメートル乃至1.5ミリメートル、望ましくは0.1ミリメートル乃至1ミリメートルであり、繊維密度は、面積比換算で、1%乃至20%、望ましくは5%乃至10%で隙間が大きいことを特徴とする請求項6記載の収納容器用の板材。これにより、補強シートの基板及びクッションシートへの接着性がよくなり、容易に離脱しない。
[8]上記クッションシートの厚さは上記基板の厚さの1/100乃至1/1であり、上記補強シートの厚さは上記クッションシートの厚さの1/100乃至1/10であることを特徴とする請求項7記載の収納容器用の板材の生産方法。これにより、クッションシートは十分に衝撃吸収性を発揮することができ、また、補強シートへの接着性がよくなる。
[10]請求項1乃至9に記載の生産方法により生産される収納容器用の板材。内部の部品を衝撃から保護するクッションシートについた傷が拡がらず、繰り返し使用可能な収納容器に適した板材を提供することができる。
[11]請求項8に記載の収納容器用の板材を組み立てて生産される収納容器。 これにより、強度があって軽く、繰り返し使用可能な工業部品などの通い箱として適した収納容器を生産することができる。
[12]樹脂製で内部に中空空気層を有し、収納容器の筐体を構成する基板シートに、網状の構造を有する補強シートを積層させ、この補強シートの上にクッション性を有する衝撃吸収シートを積層させた多層構造からなることを特徴とする上記収納容器の生産方法。 これにより、内部の部品を衝撃から保護するクッションシートについた傷が拡がらず、繰り返し使用可能な収納容器に適した板材からなる収納容器を提供することができる。
[13]上記衝撃吸収シートの上に、さらに上記補強シートを積層させ、この衝撃吸収シートを上記補強シートで挟んだ多層構造からなることを特徴とする請求項12に記載の収納容器の生産方法。これにより、クッションシートがさらに補強され、クッションシートに傷がついても、傷が拡がらず、内部に部品を充分に保護することができる収納容器を生産することができる。
[14]上記衝撃吸収シートは、高発泡樹脂シートであることを特徴とする請求項13に記載の収納容器の生産方法。これにより、薄くても内部に収納される部品を衝撃から保護することのできるクッションシートを有する収納容器を生産することができる。
[15]上記衝撃吸収シートは、無架橋高発泡ポリエチレンンシートまたは無架橋高発泡ポリプロピレンンシートであることを特徴とする請求項14に記載の収納容器の生産方法。これにより、収納容器を焼却する際にも有毒ガスが出ず、またリサイクルが容易な収納容器を生産することができる。
[16]上記補強シートは、ポリオレフィン製の直交不織布であることを特徴とする請求項15に記載の収納容器の生産方法。これにより、裂けにくくちぎれにくいポリオレフィン繊維の網目構造が、クッションシートにできた傷が拡がるのを防ぎ、内部に収納される部品を充分に衝撃から保護することができる収納容器を生産することができる。また、このポリオレフィン繊維の網目構造の中に接着剤が均等に保持されるので、クッションシートが基板から剥がれにくい。
[17]上記基板シート、上記補強シート及び上記衝撃吸収シートを接合させる方法が、押し出しラミネーション、熱溶着、接着剤の塗布または接着剤シートの貼付であることを特徴とする請求項12乃至16に記載の収納容器の生産方法。これにより、上記基板、クッションシート、補強シートを構成する素材に適した方法で、これらの層を互いに離脱しないように接合することができる。
ダンプラからなり収納容器1の筐体を構成する基板11に、内部に収納される自動車部品等精密部品を衝撃から保護するために、この基板11より柔らかい素材、例えばミラマット等高発泡樹脂シートからなるクッションシート13を、接着剤等を使用して離脱しないように積層させて、収納容器用の板材10を生産する。
上記クッションシート13がミラマットでできている場合には、収納部品などによりミラマットに傷ができた場合、ミラマットのシート形成方向に傷が拡がってしまう。よって、この欠点を補うため、クッションシート13より裂けにくくちぎれにくい素材、例えば、ポリオレフィン不織シート等からなる補強シート12を上記基板11とクッションシート13の間に介在させる。
これにより、上記板材を組み立てて作られた収納容器1は、内部に収納される部品等を衝撃から守るクッションシート13を有し、さらに、補強シート12によりこのクッションシート13の傷が拡がりにくい。したがって、上記収納容器1は、自動車部品等の通い箱として適した強度があって軽く、繰り返し使用可能である。
内部に収納される部品等を衝撃から守る収納容器用の板材の生産方法、板材及びこの板材を組み立てた収納容器を提供する。ダンプラからなる基板11に、内部に収納される部品等を衝撃から守るためのクッションシート13を積層させ、さらに、このクッションシート13を補強するため、基板11とクッションシート13の間に、裂けにくくちぎれにくい繊維からなる補強シート12を介在させた板材10を生産する。さらに、この板材10を使って、自動車部品などの工場製品の通い箱に適した繰り返し使用可能な収納容器1を生産する。

Claims (10)

  1. 収納容器の筐体を構成する基板と、この基板の外面にこの基板より薄くて柔らかいクッション性を有するクッションシートを離脱しないように積層することを特徴とする収納容器用の板材の生産方法。
  2. 上記基板と上記クッションシートとの間に、このクッションシートより薄くて裂けにくくちぎれにくい繊維からなる補強シートを、上記基板及び上記クッションシートから離脱しないように介在させたことを特徴とする請求項1記載の収納容器用の板材の生産方法。
  3. 上記基板は内部に中空空気層を有し、この中空空気層の長手方向に対して、上記補強シートの繊維の糸の方向がほぼ直交することを特徴とする請求項2記載の収納容器用の板材の生産方法。
  4. 上記クッションシートの裂けやすい方向またはちぎれやすい方向に対して、上記補強シートの繊維の糸の方向がほぼ直交することを特徴とする請求項3記載の収納容器用の板材の生産方法。
  5. 上記基板は内部に中空空気層を有し、この中空空気層の長手方向に対して、上記クッションシートの裂けにくい方向またはちぎれにくい方向は、ほぼ直交するまたはほぼ平行することを特徴とする請求項3または4記載の収納容器用の板材の生産方法。
  6. 上記クッションシートまたは上記補強シートは、上記基板より薄く、 上記補強シートは、上記クッションシートより薄いことを特徴とする請求項5記載の収納容器用の板材の生産方法。
  7. 上記補強シートの糸密度は、1インチあたり、3乃至30本、望ましくは4乃至15本であり、糸の太さは0.05ミリメートル乃至1.5ミリメートル、望ましくは0.1ミリメートル乃至1ミリメートルであり、繊維密度は、面積比換算で、1%乃至20%、望ましくは5%乃至10%で隙間が大きいことを特徴とする請求項6記載の収納容器用の板材の生産方法。
  8. 上記クッションシートの厚さは上記基板の厚さの1/100乃至1/1であり、上記補強シートの厚さは上記クッションシートの厚さの1/100乃至1/10であることを特徴とする請求項7記載の収納容器用の板材の生産方法。
  9. 請求項1乃至8に記載の生産方法により生産される収納容器用の板材。
  10. 請求項9に記載の収納容器用の板材を組み立てて生産される収納容器。
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