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JP2016100310A - 荷電粒子線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、一度の走査で得られた画像から、焦点補正とエネルギーフィルタの基準調整(校正)の両方を行うことが可能な技術を提供する。
【解決手段】荷電粒子線装置は、荷電粒子線を発生させる荷電粒子源と、前記荷電粒子線の焦点位置を調整する焦点調整部と、前記荷電粒子線を前記試料上で走査するための偏向部と、前記試料に前記荷電粒子線を照射したときに発生する荷電粒子を検出する検出部と、前記検出部において検出する荷電粒子を選別する検出荷電粒子選別部と、一度の走査から得られる前記検出部からの情報を用いて、前記焦点調整部の焦点調整と前記検出荷電粒子選別部の基準調整を行う制御処理部と、を備える。
【選択図】図1A

Description

本発明は、荷電粒子線装置に関する。
現在、走査型電子顕微鏡(以下、SEM)式の検査・計測装置が、半導体の製造ラインで用いられている。これら検査・計測装置は、ウェハ上に形成された回路パターンの寸法を検査・計測するものであり、製造ラインの歩留まりの向上に対して重要な役割を担っている。さらに、これらの検査・計測装置に関しては短時間にできるだけ多くの測定個所を観察することが求められ、これらの装置の処理能力が高速化することにより、半導体の生産効率が向上につながる。
一方、半導体パターンの微細化やデバイス構造の3次元化に伴い、観察部のコントラストがつきにくく、観察の弊害となっている。電子ビームによる試料のコントラストは、試料の材質、電位、及び形状の情報が混在化した状態で形成される。これらは、試料の材質、電位、形状、及び1次電子の照射条件(単位時間あたりの入射電子数、入射角度、及び入射エネルギー)によって、試料から発生する2次電子もしくは後方散乱電子の発生量、出射角度、及び出射エネルギーが変化するために起こる。逆に、1次電子の照射条件の最適化や、2次電子もしくは後方散乱電子の出射角度やエネルギーを適切に選択することで、観察したい箇所のコントラストを強調することができる。
特に、検出する電子のエネルギー帯を選別するエネルギーフィルタは、そのフィルタリング性能(エネルギー分解能)を向上させることで、様々な観察が可能となる。しかし、エネルギー分解能を向上させると、試料の表面電位の変動を受けやすくなる。これにより、画像のコントラストが不安定となる。また、同じ試料内で複数の場所を観察する際にフィルタリング特性が変化するなどの弊害がおこる。これに対して、特許文献1では、試料内にフィルタリング特性の校正ポイントを置き、測定前にエネルギーフィルタを調整することが提案されている。
特開平05−172910号公報
半導体ラインなどで用いられるSEM式の検査・計測装置では、単位時間当たりのウェハ処理数を多くすることが求められる。一方で、観察時のコントラストを向上させるために、エネルギー分解能が高いエネルギーフィルタを用いることが有効である。
複数の測定個所で同じフィルタリング特性を保つためには、測定点毎に試料の表面電位に対するエネルギーフィルタの基準調整(校正)が必要となる。しかし、これらの調整には、フィルタリング特性を示すエネルギー特性曲線を取得する必要がある。これはフィルタリング強度を変化させながら、検出信号の強度をモニタすることになり、調整に時間を要してしまう。従来の装置で測定点毎に行う調整は、測定個所の位置合わせや1次電子ビームの焦点補正などがあり、これらの調整に要する時間は実際の観察時間と同等もしくはそれ以上となっている。さらに、エネルギーフィルタの調整時間が加わることで、測定前の調整時間が装置の処理時間の大半を占めることになり、半導体の生産効率の低下につながってしまう。
なお、特許文献1で開示されている技術では、一旦、焦点を合わせた後にエネルギーフィルタの調整をやり直すため、依然として調整に時間がかかる構成であり、生産効率の低下につながる。
そこで、本発明は、一度の走査で得られた画像から、焦点補正とエネルギーフィルタの基準調整(校正)の両方を行うことが可能な技術を提供する。
例えば、上記課題を解決するために、特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例をあげるならば、荷電粒子線を発生させる荷電粒子源と、前記荷電粒子線の焦点位置を調整する焦点調整部と、前記荷電粒子線を前記試料上で走査するための偏向部と、前記試料に前記荷電粒子線を照射したときに発生する荷電粒子を検出する検出部と、前記検出部において検出する荷電粒子を選別する検出荷電粒子選別部と、一度の走査から得られる前記検出部からの情報を用いて、前記焦点調整部の焦点調整と前記検出荷電粒子選別部の基準調整を行う制御処理部と、を備える荷電粒子線装置が提供される。
本発明によれば、一度の走査で得られた画像から、焦点補正とエネルギーフィルタの基準調整の両方を行うことができる。したがって、調整時間を増大することなく、安定した試料の観察が可能となる。
本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
第1実施例に関わるSEM式測長装置の概略を示す図である。 第1実施例に関わるシーケンスの入出力の概要を示す図である。 第1実施例に関わるSEM式測長装置を用いた計測方法を示すフローチャートである。 焦点特性曲線の一例を示す図である。 エネルギー特性曲線の一例を示す図である。 エネルギーフィルタの基準調整を設定する画面の一例である。 第2実施例に関わるSEM式測長装置の概略を示す図である。 第2実施例に関わるシーケンスの入出力の概要を示す図である。 第3実施例に関わるSEM式測長装置の概略を示す図である。 第4実施例に関わるSEM式測長装置を用いた計測方法の一部を示すフローチャートである。 第4実施例に関わるエネルギー特性曲線の補正方法の概要を示す図である。 第4実施例に関わる対物レンズの強度と明度との関係の一例を示す図である。 第4実施例に関わるエネルギー特性曲線の補正前後の一例を示す図である。 第5実施例に関わるSEM式測長装置の概略を示す図である。 ドーズ量と基準電圧の変化を示す一例である。 第6実施例に関わるSEM式測長装置の概略を示す図である。 第6実施例に関わるSEM式測長装置を用いた計測方法を示すフローチャートである。 エネルギー特性曲線を用いた試料電位変化の算出の一例を説明する図である。 第7実施例に関わるシーケンスの入出力の概要を示す図である。 第8実施例に関わるSEM式測長装置の概略を示す図である。 第8実施例に関わる画像生成の時間チャートを示す図である
以下、添付図面を参照して本発明の実施例について説明する。なお、添付図面は本発明の原理に則った具体的な実施例を示しているが、これらは本発明の理解のためのものであり、決して本発明を限定的に解釈するために用いられるものではない。
試料観察装置としては、荷電粒子線(例えば、電子)を試料表面で走査して、二次的に発生する電子を用いる荷電粒子線装置がある。本発明は、荷電粒子線装置全般に適用可能である。
荷電粒子線装置の代表的な例として、走査電子顕微鏡(SEM)がある。走査電子顕微鏡は、電子ビームを走査して試料から出射する電子を検出し、画像を形成するものである。この装置によれば、半導体デバイス等の微細なパターンの検査や計測、生物試料や材料開発における原子・分子レベルでの観察を行うことができる。走査電子顕微鏡としては、測長SEM、レビューSEMなどがある。以下では、一例として、SEM式測長装置に適用した例として説明する。
[第1実施例]
図1Aは、本実施例に関わるSEM式測長装置の構成を示す。SEM式測長装置は、試料に電子線を照射する電子線光学系(荷電粒子線光学系)と、電子線の照射に起因して試料から放出される電子を検出する検出系と、真空チャンバー(図示せず)内に配置されたステージ機構系と、SEM式測長装置の構成要素を制御し、各種情報を処理する制御系とを備える。
一例として、電子線光学系は、電子線(荷電粒子線)を発生させる電子源(荷電粒子源)101と、電子線の焦点位置を調整する対物レンズ103と、電子線を試料上で走査させるための偏向器104と、エネルギーフィルタ(検出荷電粒子選別部)109と、検出器111などを含む。なお、電子線光学系は、これ以外に他のレンズや電極、検出器を含んでもよいし、一部が上記と異なっていてもよく、電子線光学系の構成はこれに限定されない。
このSEM式測長装置では、電子源101で発生した1次電子ビーム102は、対物レンズ103で試料105上に収束される。画像を生成する際は、1次電子ビーム102が偏向器104で偏向され、1次電子ビーム102が試料105上を走査する。
ステージ機構系は、可動ステージ106を備える。試料105は、可動ステージ106上に搭載されており、リターディング制御部107からの負電圧で電気的にフローティングしている。このため、1次電子ビーム102は試料105上で減速作用を受ける。一方、試料105から二次的に発生する電子108は、リターディング制御部107からのリターディング電圧により加速され、エネルギーフィルタ109に到達する。
エネルギーフィルタ109は、メッシュ状の電極で構成されている。エネルギーフィルタ109は、フィルタ制御部110からの電圧により、検出器111において検出する電子をフィルタリング(選別)することが可能である。フィルタリングされた電子は検出器111に到達する。これらの電子は、検出器111内の検出器アンプなどを通して検出信号となる。図1Aでは検出アンプは検出器111に内蔵されているものとして省略している。
制御系は、対物レンズ制御部119と、フィルタ制御部110と、リターディング制御部107とを備える。なお、図1Aでは、以下での説明に関連する制御部のみを図示し、その他の制御部は省略されている。対物レンズ103は、対物レンズ制御部119によって制御され、エネルギーフィルタ109は、フィルタ制御部110によって制御される。また、可動ステージ106に印加されるリターディング電圧は、リターディング制御部107によって制御される。
また、制御系は、画像生成部112と、コントラスト調整部113と、表示部114と、焦点評価値算出部115と、明度算出部116と、対物レンズ決定部117と、フィルタ特性電圧決定部118と、フィルタ電圧算出部120とを備える。なお、以下では、制御系の構成要素をまとめて制御処理部と称する場合がある。
上述した制御系の構成要素は、汎用のコンピュータを用いて実現されてもよく、コンピュータ上で実行されるプログラムの機能として実現されてもよい。コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサと、メモリなどの記憶部と、ハードディスクなどの記憶装置を少なくとも備える。以下で説明する制御系の処理は、プログラムコードとしてメモリに格納し、プロセッサが各プログラムコードを実行することによって実現されてもよい。なお、制御系の一部が、専用の回路基板などのハードウェアによって構成されてもよい。
検出器111からの検出信号は、画像生成部112に送られる。画像生成部112は、偏向器104による試料105上での二次元的な走査に基づき、検出信号の強度を2次元マッピングして、画像を生成する。本実施例では、エネルギーフィルタ109、対物レンズ103、及びリターディング電圧の制御部107、110、119を変化させずに、一度の走査で取得された画像から、焦点の調整及びエネルギーフィルタ109の基準調整を行うことを特徴とする。ここで、「一度の走査」とは、焦点の調整及びエネルギーフィルタ109の基準調整に必要な最小限のフレーム数の画像を意味する。したがって、一度の走査で取得された画像は、1フレームの画像でもよいし、複数のフレームの画像でもよい。
焦点評価値算出部115及び明度算出部116は、入力情報として画像生成部112から画像を受け取る。なお、画像生成部112において生成された画像は、コントラスト調整部113へ送られてもよい。コントラスト調整部113は、画像のコントラストを調整し、表示部114に出力してもよい。これにより、ユーザが、画像生成部112において生成された画像を表示部114上で確認することができる。
焦点評価値算出部115は、画像から焦点評価値を算出し、その焦点評価値を対物レンズ決定部117に出力する。対物レンズ決定部117は、焦点評価値から、次に設定されるべき対物レンズ103の強度を決定する。対物レンズ決定部117は、決定された強度を対物レンズ制御部119に出力する。対物レンズ制御部119は、受け取った強度に基づいて、対物レンズ103を制御する。
一方、明度算出部116は、画像から明度を算出し、その明度をフィルタ特性電圧決定部118に出力する。フィルタ特性電圧決定部118は、明度から、次に設定されるべきフィルタ特性電圧値(Vs値)を決定する。フィルタ特性電圧決定部118は、決定されたVs値をフィルタ電圧算出部120に出力する。なお、フィルタ電圧算出部120には、リターディング制御部107からの情報(以降で説明するVr)も入力される。フィルタ電圧算出部120は、リターディング制御部107からの情報(Vr)及びVs値に応じて、エネルギーフィルタ109に印加する電圧Vef(基準強度)を算出する。フィルタ電圧算出部120は、算出した電圧Vefをフィルタ制御部110に出力する。フィルタ制御部110は、受け取った電圧Vefに基づいて、エネルギーフィルタ109の電圧を制御する。
図1Bは、第1実施例に関わるシーケンスの入出力の概要を示す図である。画像130は、エネルギーフィルタ109、対物レンズ103、及びリターディング電圧の制御部107、110、119を変化させずに、一度の走査から取得された画像である。
焦点評価値算出部115及び明度算出部116は、入力情報として画像生成部112から画像130を受け取る。焦点評価値算出部115は、画像130から焦点評価値Fを算出し(133)、その焦点評価値Fを対物レンズ決定部117に出力する。対物レンズ決定部117は、焦点強度決定アルゴリズムを実行し(135)、次に設定されるべき対物レンズ103の強度OBJを出力する。
明度算出部116は、画像130から明度Sを算出し(132)、フィルタ特性電圧決定部118に出力する。フィルタ特性電圧決定部118は、フィルタ特性電圧決定アルゴリズムを実行し(134)、次に設定されるべきフィルタ特性電圧値(Vs値)をフィルタ電圧算出部120に出力する。フィルタ電圧算出部120は、リターディング電圧(Vr)131及びVs値とから、エネルギーフィルタ109に印加する電圧Vefを算出する(136)。
図2は、本実施例に関わるSEM式測長装置を用いた計測方法を示すフローチャートである。試料105が可動ステージ106にロードされると、まず試料105の回転や初期座標を校正するウェハアライメントを行う(201)。
次に、ユーザが登録した測定点と1次電子ビーム102の相対位置を合わせる測定点位置合わせを行う(202)。この位置合わせにおいては、可動ステージ106の移動や一次電子ビームの位置調整などが含まれるが、これらの詳細は省略する。
次に、測定点付近での焦点調整とエネルギーフィルタ109の基準調整を行う(203)。その後、ユーザが指定したフィルタ特性電圧に基づき、エネルギーフィルタ109にかけるフィルタ電圧を設定する(204)。次に、表示画像の明るさとコントラストを調整するコントラスト調整を行う(205)。その後、測定点での計測を行う(206)。コントラスト調整のステップ205では、検出器111のゲイン値とオフセット値も調整する。なお、次の測定点がある場合は、ステップ202へ戻り、ステップ203〜206を再度実行する。
次に、図2のステップ203の詳細について説明する。ステップ203では、焦点調整に対物レンズ103を用いる場合の焦点調整と、エネルギーフィルタ109の基準調整(校正)の両方を行う。
まず、初期の設定値(強度OBJ及びフィルタ特性電圧Vs)を入力情報として受け取り、対物レンズ制御部119が、対物レンズ103の強度を設定するとともに、フィルタ制御部110が、エネルギーフィルタ109に印加する電圧を設定する(203a)。ここでの設定は、次のステップ203bにおいて、一度の走査で画像を取得するための初期の設定である。
次に、一度の走査から、画像生成部112が、画像を生成し、その画像を焦点評価値算出部115及び明度算出部116に出力する(203b)。次に、焦点評価値算出部115が、画像から焦点評価値を算出し、明度算出部116が、画像から明度を算出する(203c)。
次に、対物レンズ決定部117が、焦点評価値を用いて焦点強度決定アルゴリズムを実行する(203d)。図3Aは、焦点調整において強度OBJが変化したときの焦点評価値Fをプロットした際の典型的な例を示す。フォーカス特性曲線F(OBJ)301は、対物レンズの強度OBJと焦点評価値Fとの関係を表す曲線である。図3Aにおいて、フォーカス特性曲線F(OBJ)301の極値302が合焦点位置となる。焦点強度決定アルゴリズムのステップ(203d)では、この極値302を判定できるまで焦点強度を変化させ、極値302が判定できた際には焦点強度の調整が終了したフラグをたてる。
次に、フィルタ特性電圧決定部118が、明度を用いて、フィルタ特性電圧決定アルゴリズムを実行する(203e)。図3Bは、フィルタ特性電圧Vsを変化させた際の明度Sの変化をプロットした際の典型的な例を示す。エネルギー特性曲線303は、フィルタ特性電圧Vsと明度Sとの関係を表す曲線である。フィルタ特性電圧Vsは、式(1)で示すように、試料105の表面電位Vsampleとエネルギーフィルタ109にかける電圧Vefとから表される。試料105の帯電等がない限り、Vsampleは試料105に印加するリターディング電圧Vrと同じである。したがって、本実施例では、リターディング電圧VrをVsampleとみなして扱う。
[数1]
Vs = −Vef + Vsample (1)
試料105の帯電等がない限り、Vs電圧が正の値になると、出射時の電位よりフィルタ電圧が高くなり、エネルギーの弱い電子からフィルタリングされる。実際には、試料105の帯電による表面電位の変化でエネルギー特性曲線303が左右にシフトするため、エネルギーフィルタ109の校正が必要となる。
試料105の帯電がない場合の特性曲線とのずれから、試料の帯電電位を求める方法が良く知られている。図3Bでは、エネルギーフィルタ109の基準電圧を、S(Vs)の最大値304の1/2となる明度305に対応するVs値306とした。エネルギーフィルタ109の校正は、特性曲線のずれを判定できれば良いので、この基準電圧は設計時に自由に決めることが可能である。したがって、基準電圧を、S(Vs)の最大値に対して任意の割合で設定することができる。ここでは、設計時に定義した基準電圧(Vs値306)を判定できるまで、Vsを変化させる。一方、基準電圧(Vs値306)の判定ができた際には終了フラグをたてる。
次に、フィルタ電圧算出部120は、リターディング制御部107からのVrとフィルタ特性電圧決定部118からのVsとを用いて、式(1)の関係から、エネルギーフィルタ109にかける電圧Vefを算出する(203f)。次に、焦点強度アルゴリズムのステップ203dとフィルタ特性電圧決定アルゴリズムのステップ203eの両方の終了フラグを参照することにより、2つの調整が終了しているかを判定する(203g)。両方の終了フラグがたっていない場合は、ステップ203aに戻る。
最後に、対物レンズ決定部117が、次に設定されるべき対物レンズ103の強度を決定するとともに、フィルタ電圧算出部120が、次に設定されるべきエネルギーフィルタ109にかける電圧(基準強度)Vefを決定する(203h)。対物レンズ決定部117は、決定された強度を対物レンズ制御部119に出力する。また、ここで決定された電圧Vefを基準として、次のステップ204でユーザが実際にエネルギーフィルタ109にかけたい電圧が設定される。なお、フィルタ電圧算出部120は、決定された電圧Vefをフィルタ制御部110に出力してもよい。
以上の構成によれば、一度の走査から得られた画像から焦点評価値と明度を算出し、焦点補正とエネルギーフィルタ109の基準調整を同時に行うことができる。
さらに、これらの調整時に算出する明度情報から、検出器111のゲイン値とオフセット値を予測することが可能であり、画像取得前に行うコントラスト調整の時間を短縮または省略することも可能となる。したがって、制御系は、算出された明度情報から検出器111のゲイン値とオフセット値を自動的に予測する予測部を備えてもよい。
また、エネルギーフィルタ109の基準電圧は試料表面電位の指標値であり、試料105の帯電量を予測することが可能となる。試料105の帯電量から、1次電子ビームの倍率や位置合わせを校正することで、これらの精度を向上させることも可能となる。
図4は、表示部114に表示される、エネルギーフィルタの基準調整を設定する画面の一例を示す。画面は、エネルギーフィルタの基準調整を行うタイミングを設定する第1の設定部401と、座標、倍率、スキャン種類、フレーム数、フィルタ基準明度などの基本設定を行うための第2の設定部402とを備える。図4の例では、第1の設定部401において、測定点毎にエネルギーフィルタ109の基準調整を行うことが設定されている。なお、定期点(例えば、5回ごと)毎や、初期点のみで調整を行うことも設定可能である。
画面は、焦点補正とエネルギーフィルタの基準調整を同時に行うかを選択するための第3の設定部403を備える。また、第3の設定部403は、調整中の明度から検出器のゲイン値及びオフセット値への反映を行うかを選択するための第1の選択部404を備える。
図4の画面は、以下で説明する実施例の設定のためのいくつかの設定部も含む。これらについては後述する。なお、図4の画面は、実施する形態に応じて、一部が削除されてもよい。
[第2実施例]
図5Aは、第2実施例に関わるSEM式測長装置の構成例を示す。本実施例では、焦点調整にリターディング電圧を用いる場合の構成について説明する。本実施例は、リターディング電圧決定部501を備える点で第1実施例と異なる。
焦点評価値算出部115からの信号(焦点評価値)は、リターディング電圧決定部501に出力される。リターディング電圧決定部501は、焦点強度決定アルゴリズムを実行し、リターディング電圧Vrを決定する。リターディング電圧決定部501は、決定されたリターディング電圧Vrをリターディング制御部107に出力する。
ここで、リターディング電圧決定部501は、決定されたリターディング電圧Vrを経路502を介して、フィルタ電圧算出部120にも出力する。フィルタ電圧算出部120は、リターディング電圧決定部501によって決定された(更新された)リターディング電圧Vrを用いて、エネルギーフィルタ109にかける電圧Vefを決定する。
図5Bは、第2実施例に関わるシーケンスの入出力の概要を示す図である。画像506は、エネルギーフィルタ109の強度(Vef)503とリターディング電圧(Vr)504の状態において一度の走査で取得された画像である。焦点評価値算出部115及び明度算出部116は、入力情報として画像生成部112から画像506を受け取る。
焦点評価値算出部115は、画像506から焦点評価値Fを算出し(507)、その焦点評価値Fをリターディング電圧決定部501に出力する。リターディング電圧決定部501は、現状のリターディング電圧(Vr)504と焦点評価値Fとを入力情報として受け取り、焦点強度決定アルゴリズム509を実行する。
第1実施例では、対物レンズ103の強度OBJと焦点評価値Fとの関係を表すフォーカス特性曲線F(OBJ)を用いたが、本例の焦点強度決定アルゴリズム509では、リターディング電圧Vrと焦点評価値Fとの関係を表すフォーカス特性曲線F(Vr)を用いる。リターディング電圧決定部501は、フォーカス特性曲線F(Vr)を更新し、例えば、極値を判定できるまで焦点強度を変化させ、その極値の焦点強度を次のリターディング電圧(Vr−next)として決定する。リターディング電圧決定部501は、次のリターディング電圧(Vr−next)をリターディング制御部107及びフィルタ電圧算出部120に出力する。
一方、フィルタ特性電圧決定部118には、現状での情報として、エネルギーフィルタ109の強度(Vef)503と焦点強度変化のためのリターディング電圧(Vr)504が入力される。フィルタ特性電圧決定部118は、式(1)からフィルタ特性電圧(Vs)を算出する(505)。
また、明度算出部116は、画像506から明度Sを算出し(508)、明度Sをフィルタ特性電圧決定部118に出力する。フィルタ特性電圧決定部118は、明度算出部116からの明度Sと、フィルタ特性電圧(Vs)505とを用いて、フィルタ特性電圧決定アルゴリズム510を実行する。本例のフィルタ特性電圧決定アルゴリズム510では、第1実施例と同様に、フィルタ特性電圧Vsと明度Sとの関係を表すエネルギー特性曲線S(Vs)を用いる。
フィルタ特性電圧決定部118は、エネルギー特性曲線S(Vs)を更新し、次のフィルタ特性電圧(Vs−next)を決定する。フィルタ特性電圧決定部118は、次のフィルタ特性電圧(Vs−next)をフィルタ電圧算出部120に出力する。したがって、本実施例では、エネルギーフィルタ109の強度と、リターディング電圧の強度と、明度との関係から、次のフィルタ特性電圧が算出される。
フィルタ電圧算出部120は、次のリターディング電圧(Vr−next)及び次のフィルタ特性電圧(Vs−next)を用いて、式(1)の関係から、次のフィルタ電圧(Vef)を算出し(511)、出力する。このように、エネルギーフィルタ109の基準調整のためのVefは、焦点調整による次のVr変化と基準調整による次のVs変化に基づいて決めることができる。
[第3実施例]
図6に、第3実施例に関わるSEM式測長装置の構成例を示す。本例では、SEM式測長装置の検出系が、複数の検出器を備える。具体的には、検出系は、検出電子選別部(ここでは、エネルギーフィルタ109)を持つ検出器111と、検出電子選別部を持たない検出器601とを備える。
画像生成部112は、一度の走査に関して、検出器601で取得された検出信号と検出器111で取得された検出信号とを用いて、複数の画像を生成する。検出器601の検出信号で生成された画像は、経路602aにより、焦点評価値算出部115に送られる。焦点評価値算出部115に画像が送られた後の焦点補正の処理は、第1実施例と同じ方法で行えばよい。検出器601は、検出電子選別部(エネルギーフィルタ)を備えていないため、検出器601からの検出信号で生成された画像は明度が変わらない。したがって、焦点補正の時に画像の明度が安定し、焦点調整の精度を保つことができる。
なお、図6に示すように、画像生成部112と焦点評価値算出部115との間にコントラスト調整部603が追加されてもよい。コントラスト調整部603は、検出器601の検出信号で生成された画像に関してコントラストの調整を行うものである。
一方、検出器111の検出信号で生成された画像は、経路602bで明度算出部116に送られ、エネルギーフィルタ109の基準調整のために用いられる。明度算出部116に画像が送られた後のエネルギーフィルタ109の基準調整の処理は、第1実施例と同じ方法で行えばよい。
以上の構成によれば、検出電子選別部を持たない検出器601で生成された画像を焦点補正に利用し、検出電子選別部(ここでは、エネルギーフィルタ109)を持つ検出器111で生成された画像をエネルギーフィルタ109の基準調整に利用する。したがって、焦点調整時に画像の明度が安定し、焦点調整の精度を保ちながら、検出電子選別手段(エネルギーフィルタ109)の調整も可能となる。
[第4実施例]
図7は、第4実施例に関わる計測方法の一部を示すフローチャートである。本実施例では、図2のステップ203内のシーケンスに特徴があり、その他のシーケンスは図2と同じである。図7において、図2と同じステップについては同じ符号を付して説明を省略する。
焦点がずれたときに取得した画像の明度は、合焦点時の明度と比較すると、変化してしまう可能性がある。このため、制御処理部の所定の記憶部には、合焦点時からのずれ量ΔOBJに応じた補正式ΔS(ΔOBJ)があらかじめ登録されている。
図2で示した第1実施例のフローにより、焦点調整とエネルギーフィルタの基準調整を行う(203)。本実施例では、フィルタ特性電圧決定部118が、フィルタ特性電圧決定アルゴリズム(701)を実行する。フィルタ特性電圧決定アルゴリズム701におけるエネルギー特性曲線は、画像取得時の焦点調整部(例えば、対物レンズ)の強度に関するS(Vs、OBJ)とする。すなわち、このエネルギー特性曲線S(Vs、OBJ)は、対物レンズの強度とフィルタ特性電圧に関連付けられたものである。ただし、エネルギーフィルタ109の基準電圧を決めるアルゴリズムに関しては、第1実施例と同様に行う。
終了判定(203g)により調整が終了し、合焦値(OBJjust)が決定される(702)。例えば、合焦値(OBJjust)の情報は対物レンズ決定部117から取得できる。その後、合焦値(OBJjust)と補正式ΔS(ΔOBJ)から、エネルギー特性曲線S(Vs、OBJ)を補正して、S(Vs)を算出する(703)。そして、新たに算出したエネルギーフィルタ109の基準電圧を最終結果とする(すなわち、基準電圧を更新する)(704)。
次に、上記で説明したステップ701〜704の内容について説明する。以下の処理の主体は、制御処理部である。
図8Aは、エネルギー特性曲線の補正方法の概要を示す。まず、合焦値(OBJjust)802を用いて、フィルタ特性電圧決定アルゴリズム701で得られたS(Vs、OBJ)801をS(Vs、ΔOBJ)803に変換する。これは、合焦点値(OBJjust)が決定されると、取得された画像の焦点位置をもとに、合焦点位置からどの程度ずれていたかを示すずれ量ΔOBJが算出され、ずれ量ΔOBJがS(Vs、OBJ)801に適用されることを意味する。
図8Bは、対物レンズの強度の変化に対する明るさの関係を示す図である。本実施例を図8Bに示すような対物レンズの強度の変化に対する明るさの関係S(OBJ)807があらかじめ取得され、S(OBJ)807が制御処理部の所定の記憶部に登録されているとする。ずれ量ΔOBJとS(OBJ)807から、焦点のずれ量ΔOBJに対する明度の変化の情報を得ることができ、この情報から、補正式ΔS(ΔOBJ)804が算出される。したがって、補正式ΔS(ΔOBJ)804は、対物レンズ103の強度の変化に対する明度の変化の関係から得られる補正式である。
したがって、合焦値(OBJjust)802及びS(OBJ)807から換算される補正式ΔS(ΔOBJ)804を用いて、エネルギー特性曲線S(Vs、ΔOBJ)803を、補正後のエネルギー特性曲線S(Vs)805に変換する。図8Cは、エネルギー特性曲線の補正前後の一例を示す。対物レンズ103の強度に従って明度が変化するため、補正前のエネルギー特性曲線808が、エネルギー特性曲線809に変換される。そして、補正されたエネルギー特性曲線S(Vs)805を用いて、エネルギーフィルタ109の基準電圧を求める(806)。
本実施例によれば、焦点がずれたときに取得したときに明度が変化してしまう場合でも、焦点強度の調整とエネルギーフィルタの基準調整を同時に行うことが可能となる。
なお、図6で示したように2つの検出器を持つ構成を用いる場合、制御処理部は、検出電子選別部(エネルギーフィルタ)を持たない検出器601で取得された画像から、焦点評価値と明度の両方を算出し、この明度変化から補正式ΔS(ΔOBJ)を測定毎に更新してもよい。
これらの補正を行うかどうかは、図4の画面において設定できる。第3の設定部403は、明度の変化に応じて基準電圧を補正するかを選択する第2の選択部405を備えてもよい。
[第5実施例]
図9は、第5実施例に関わるSEM式測長装置の構成を示す。図9において、図5Aと同じ構成要素については同じ符号を付して説明を省略する。
本例のSEM式測長装置は、エネルギーフィルタ109の調整を行うごとにエネルギーフィルタ109の基準電圧Vefを記録する基準電位記憶部901と、プローブ電流をモニタする電流モニタ部902と、このプローブ電流のモニタ結果と走査回数からドーズ量を算出するドーズ量モニタ部903と、基準電位記憶部901とドーズ量モニタ部903の関係から試料帯電電位の変化を予測する表面電位予測部904とを備える。
図10は、ドーズ量と基準電圧Vef0の変化を測定した結果を示す。図10の例では、ドーズ量と基準電圧との関係をプロットした測定点群1001を参照すると、ドーズ量に対して基準電圧が線形に変化している。これは基準電圧の変化が試料帯電に起因することを示すもので、線形近似した直線1002から、測定を繰り返した後の基準電圧1003を予測できる。表面電位予測部904は、基準電位記憶部901の情報とドーズ量モニタ部903の情報との関係から、測定を繰り返した後の基準電圧1003を予測する。なお、ここでは、線形近似の例を説明したが、曲線近似などの他の近似処理が実施されてもよい。
このように、次の測定点の試料の帯電電位の影響を予測できると、1次電子ビームの倍率変動や位置ずれを校正して、倍率や位置精度を向上させることが可能となる。すなわち、上記の帯電量のモニタ結果からの予測値を用いて電子線光学系を制御し、倍率を補正してもよい。また、上記の帯電量のモニタ結果からの予測値を用いて電子線光学系又は可動ステージ106を制御し、位置ずれを補正してもよい。
これらの補正を行うかどうかは、図4の画面において設定できる。図4の画面は、帯電量のモニタをもとに補正をするかを設定する第4の設定部406を備えてもよい。第4の設定部406は、帯電量のモニタから倍率を補正するかを選択する第3の選択部407と、帯電量のモニタから位置ずれを補正するかを選択する第4の選択部408を備えてもよい。
[第6実施例]
図11は、第6実施例に関わるSEM式測長装置の構成を示す。図11において、上述の実施例で説明した同じ構成要素については同じ符号を付して説明を省略する。本実施例の特徴は、焦点補正とエネルギーフィルタの基準調整を行う前に、前処理として位置補正を実行し、また、試料電位変化量から補正量を算出する点である。この前処理により、その後の焦点補正とエネルギーフィルタの基準調整の精度の向上や調整の効率化を実現できる。
本例では、検出系が、検出電子選別部(ここでは、エネルギーフィルタ109)を持つ検出器111と、検出電子選別部を持たない検出器601とを備える。画像生成部112は、一度の走査に関して、検出器601で取得された検出信号と検出器111で取得された検出信号とを用いて、複数の画像を生成する。
検出器601の検出信号で生成された画像は、経路1100により、位置ずれ算出部1101に送られる。このとき、位置ずれ算出部1101が、検出器601で生成された画像を用いて、位置ずれ量を算出する。次に、位置補正部1102が、算出された位置ずれ量をもとに、イメージシフト制御部1103又はステージ制御部1105に補正の指示を出力する。
例えば、位置ずれ量が所定の閾値よりも小さい場合は、位置補正部1102が、イメージシフト制御部1103を介してイメージシフトコイル1104を制御してもよい。一方、位置ずれ量が所定の閾値よりも大きい場合は、位置補正部1102が、ステージ制御部1105を介して可動ステージ106を制御してもよい。
なお、図11に示すように、画像生成部112と位置ずれ算出部1101との間にコントラスト調整部603が追加されてもよい。コントラスト調整部603は、検出器601の検出信号で生成された画像に関してコントラストの調整を行うものである。
一方、検出器111の検出信号で生成された画像は、経路602bで明度算出部116に送られる。このとき、検出器111の検出信号で生成された画像は、コントラスト調整部113によってコントラストの調整が行われてもよい。次に、明度算出部116が、画像から明度を算出する。試料電位予測部1106が、予測される明度の変化量から、試料電位変化量を算出する。帯電補正量算出部1107は、この変化量に基づき、試料が帯電した際の光学系パラメータの調整のための補正量を算出する。例えば、帯電補正量算出部1107は、試料電位変化量をもとに、エネルギー特性曲線S(Vs)の調整のふり幅を算出してもよい。
図12は、第6実施例に関わる測定フローのフローチャートである。図12において、図2と同じステップについては同じ符号を付して説明を省略する。
ウェハアライメント(201)の終了後に、ステージ制御部1105が、測定点付近のアライメント位置に可動ステージ106を移動する(1201)。可動ステージ106の移動中又は移動後に、フィルタ制御部110が、エネルギーフィルタ109の電圧をあらかじめ決めた値に設定する(1202)。
次に、画像生成部112が、一度の走査から、複数の画像を生成する(1203)。ここでの複数の画像は、検出器601で取得された検出信号から得られた画像と、検出器111で取得された検出信号から得られた画像とを含む。
次に、ステップ1203で得られた複数の画像のうち、検出器601の検出器で生成された画像を用いて、通常の測定位置合わせのフロー(図2のステップ202)と同様に、測定点の位置ずれを補正する(1204)。より具体的には、位置ずれ算出部1101が、検出器601の検出器で生成された画像を用いて、位置ずれ量を算出する。次に、位置補正部1102が、算出された位置ずれ量をもとに、イメージシフト制御部1103又はステージ制御部1105に補正の指示を出力する。
例えば、位置ずれ量が所定の閾値よりも小さい場合は、位置補正部1102が、イメージシフト制御部1103に指示を出力する。イメージシフト制御部1103は、受け取った指示をもとに、イメージシフトコイル1104を制御する。一方、位置ずれ量が所定の閾値よりも大きい場合は、位置補正部1102が、ステージ制御部1105に指示を出力する。ステージ制御部1105は、受け取った指示をもとに、可動ステージ106を制御する。
次に、検出電子選別部を持つ検出器111で取得された画像から、試料電位変化を算出する(1205)。より具体的には、コントラスト調整部113が、検出器111で取得された画像のコントラストを調整し、調整後の画像を明度算出部116へ出力する。次に、明度算出部116が、その画像から明度を算出する。次に、試料電位予測部1106が、算出された明度をもとに、試料電位変化を算出する。
試料電位予測部1106による試料電位変化算出のアルゴリズムを説明する。図13は、エネルギー特性曲線と、取得された明るさと、予測される試料電位変化とを説明する図である。制御処理部の所定の記憶部には、エネルギー特性曲線S(Vs)1300があらかじめ登録されている。なお、このエネルギー特性曲線1300は、以前の測定点においてエネルギーフィルタの基準調整時に取得される特性曲線から測定点ごとに更新されてもよい。
試料電位予測部1106は、エネルギー特性曲線1300と、明度算出部116で算出された明度とを用いて、予測される試料電位変化を算出する。エネルギー特性曲線1300を用いることにより、あらかじめ決めたエネルギーフィルタ109の電圧値1301から予測される明度1302と、実際に取得された明度1303との明度差1304が分かる。この明度差から、エネルギー特性曲線S(Vs)1300を逆演算することにより、試料電位変化1305を算出できる。試料電位予測部1106は、算出した試料電位変化量を帯電補正量算出部1107に出力する。
上記の試料電位変化算出のアルゴリズムを用いることで、エネルギーフィルタ109の電圧に対する明るさ変化が1点でも分かれば、試料電位変化を予測することが可能となる。実際、位置合わせのフロー時に数枚の画像を取得する場合は、その分だけ同じ動作を繰り返すことで、試料電位変化の予測精度を向上できる。
次に、帯電補正量算出部1107が、試料電位変化量をもとに、帯電した際の補正量(フィードバック量)を算出する(1206)。特に、帯電補正量算出部1107が、試料電位変化量をもとに、第1実施例で示した焦点補正とエネルギーフィルタの基準調整における強度のふり幅を決定してもよい。このふり幅を最適化することで、調整の時間を短縮することが可能となる。また、帯電補正量算出部1107は、試料が帯電した際の光学系パラメータの補正量(フィードバック量)を算出してもよい。
なお、帯電量予測によるフィードバックを行うかは、図4の画面上で設定することができる。図4の画面は、帯電予測モードを行うかを設定するための第5の設定部409を備えてもよい。第5の設定部409をONに設定することにより、本実施例の帯電量予測の処理を実行することができる。
次に、焦点調整とエネルギーフィルタ109の基準調整を行う(203)。次に、ユーザが指定したフィルタ特性電圧に基づき、エネルギーフィルタ109にかけるフィルタ電圧を設定する(204)。次に、表示画像の明るさとコントラストを調整するコントラスト調整を行う(205)。その後、測定点での計測を行う(206)。計測(206)後は、ステップ1201へ戻り計測を繰り返すことになる。
[第7実施例]
図14は、第7実施例に関わるシーケンスの入出力の概要を示す図である。図14において、図5Bと同じ処理については同じ符号を付して説明を省略する。
画像取得を行う場合、通常は電子ビームの位置を調整するイメージシフトが用いられる。このイメージシフトの使用量によって検出電子選別部(エネルギーフィルタ109)に入射する電子の角度が変わるため、エネルギーフィルタ109のフィルタリング特性が変化してしまうことがある。
実際の調整時に使用されたイメージシフト量(IS)1401に応じて、明度算出部116が、あらかじめ用意した補正係数を用いて、明度の補正を行ってもよい(1402)。補正された明度を用いて、フィルタ特性電圧決定アルゴリズムを実行する(510)。これにより、エネルギーフィルタ109の基準調整を行う。
このようにして、検出電子選別部(エネルギーフィルタ109)への入射角が変化する場合でも、調整精度を保つことが可能となる。本実施例は検出電子選別手部への入射角が変わることに対するフィルタリング特性の変化を補正することが目的であり、上記例に限定されるものではない。たとえば、本実施例では入射角が変わる要因として、イメージシフトコイルを例に示したが、たとえば検出電子の位置に作用する他のアライメントコイルの使用量などにも、あらかじめ補正係数を持たすことで補正が可能である。
また、図14は、イメージシフト量に応じた補正を図5Bの例に適用した例を示しているが、当該補正は図1Bの例にも適用可能である。
[第8実施例]
図15は、第8実施例に関わるSEM式測長装置の構成を示す。図15において、図6と同じ構成要素については同じ符号を付して説明を省略する。
本例の検出系は、検出電子選別部を持たない検出器601と、検出電子選別部(ここでは、エネルギーフィルタ109)を持つ検出器111とを備える。また、制御系は、フレームN画像生成部1501と、フレームM画像生成部1502と、コントラスト調整部1503とを備える。
フレームN画像生成部1501は、検出器111からの検出信号を用いて、フレームNの画像を生成する。また、フレームM画像生成部1502は、検出器601からの検出信号を用いて、フレームMの画像を生成する。
フレームMで生成された焦点調整用の画像は、焦点評価値算出部115に送られる。このとき、画像は、コントラスト調整部1503によってコントラストが調整されてもよい。一方、フレームNで生成されたエネルギーフィルタ基準電位算出用の画像は、経路1504を通って、明度算出部116に送られる。以降の処理は、第1実施例と同じである。
この構成を用いた調整方法を説明する。図16は、画像生成の時間チャートを示す図である。図16は、SEM式測長装置に7フレーム分の走査命令を出したときに、焦点調整用の画像として7フレーム、エネルギーフィルタ109の基準調整用の画像として3フレームを選択したときのチャートを示す。本実施例においては、焦点調査用の画像に関して「一度の走査」から得られる画像とは、7フレームの画像を意味し、エネルギーフィルタ109の基準調整用に関して「一度の走査」から得られる画像とは、3フレームの画像を意味する。
走査時間間隔1601中に対して、焦点調整用の画像取得時間は1602となり、エネルギーフィルタ調整用の画像取得時間は1603となる。このとき、一度目のエネルギーフィルタ調整用の画像取得1603aの後、1フレームの時間1604中に、図2の明度算出(203c)、フィルタ特性電圧決定アルゴリズム(203e)、Vef算出(203f)、及びVef出力を行う。ここで、走査時間間隔1601が終わるまでに、エネルギーフィルタ調整用の画像取得時間が入る場合は、次のフレームが始まるトリガ信号に同期して、次の画像取得1603bを行う。したがって、1つの焦点評価値が算出されて焦点調整が行われる間に、エネルギーフィルタ109の基準強度の調整を複数回行い、基準強度を変化させたときの明度で焦点調整が可能となる。
次の走査までの時間1605は、第1実施例で示したように、画像から焦点評価値や明度算出(203c)から、次に印加する焦点調整の強度値やVefが再設定(203a)されるまでの時間で決まる。
本実施例によれば、焦点調整用の画像のフレーム数と、エネルギーフィルタ109の基準調整用の画像のフレーム数を分けたときでも、時間効率の良い調整が可能となる。特に、フレーム数が少ない方(焦点調整又は基準調整)の調整点数を増やすことが可能となる。本実施例は二つの調整のフレーム数を変えるときの効率化を図ることが目的であり、本実施例でのフレーム数の数値等はこれに限定されるものではない。
以上で説明した実施例によれば、焦点調整の強度を変化させるたびに、検出電子選別手段の強度を変え、一度の走査で得られる画像から焦点評価値と明度の二つのパラメータを抽出して、二つの調整を同時に行うことができる。したがって、調整時間の短縮が可能となる。さらに、高分解能エネルギーフィルタを用いた様々な観察を安定して行うことが可能となる。また、試料電位の指標値をもつことで、試料の帯電量が予測できる。帯電量に基づき、1次電子ビームの倍率や位置を校正することで、装置の倍率や位置合わせの精度向上も期待できる。
以上で述べた実施例に関して、測定方法のフロー順、装置構成、数値等はほんの一例であり、これに限定されるものではない。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることもできる。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることもできる。また、各実施例の構成の一部について、他の構成を追加・削除・置換することもできる。
上記で説明した実施例は、一度の走査で得られた画像から、焦点補正と検出電子選別部の基準調整を効率良く行うことが目的であり、様々な変形が可能である。例えば、上記の実施例では電子ビーム測長装置を例に示したが、検出電子選別部と焦点調整部を持つ他の荷電粒子ビーム応用装置でもよい。また、検出電子選別部を、メッシュ型の電極をもつエネルギーフィルタとしたが、バンドパスフィルタとなるスペクトロメータや磁場セクターでもよい。また、焦点強度決定アルゴリズムとフィルタ特性電圧決定アルゴリズムを順番に行うように記したが、処理を逆順にすることや並列処理で行ってもよい。
上述した処理は、それらの機能を実現するソフトウェアのプログラムコードによっても実現できる。この場合、プログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或は装置に提供し、そのシステム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそれを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどが用いられる。
ここで述べたプロセス及び技術は本質的に如何なる特定の装置に関連することはなく、コンポーネントの如何なる相応しい組み合わせによってでも実装できる。更に、汎用目的の多様なタイプのデバイスが使用可能である。ここで述べた方法のステップを実行するのに、専用の装置を構築するのが有益である場合もある。つまり、上述した処理の一部又は全部が、例えば集積回路等の電子部品を用いたハードウェアにより実現されてもよい。
さらに、上述の実施例において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていても良い。
101 :電子源
102 :1次電子ビーム
103 :対物レンズ
104 :偏向器
105 :試料
106 :可動ステージ
107 :リターディング制御部
108 :試料で発生する電子
109 :エネルギーフィルタ
110 :フィルタ制御部
111 :検出器
112 :画像生成部
113 :コントラスト調整部
114 :表示部
115 :焦点評価値算出部
116 :明度算出部
117 :対物レンズ決定部
118 :フィルタ特性電圧決定部
119 :対物レンズ制御部
120 :フィルタ電圧算出部
501 :リターディング電圧決定部
601 :検出電子選別部を持たない検出器
603 :コントラスト調整部
901 :基準電位記憶部
902 :電流モニタ部
903 :ドーズ量モニタ部
904 :表面電位予測部
1101 :位置ずれ算出部
1102 :位置補正部
1103 :イメージシフト制御部
1104 :イメージシフトコイル
1105 :ステージ制御部
1106 :試料電位予測部
1107 :帯電補正量算出部
1501 :フレームN画像生成部
1502 :フレームM画像生成部
1503 :コントラスト調整部

Claims (15)

  1. 荷電粒子線を発生させる荷電粒子源と、
    前記荷電粒子線の焦点位置を調整する焦点調整部と、
    前記荷電粒子線を試料上で走査するための偏向部と、
    前記試料に前記荷電粒子線を照射したときに発生する荷電粒子を検出する検出部と、
    前記検出部において検出する荷電粒子を選別する検出荷電粒子選別部と、
    一度の走査から得られる前記検出部からの情報を用いて、前記焦点調整部の焦点調整と前記検出荷電粒子選別部の基準調整を行う制御処理部と、
    を備える荷電粒子線装置。
  2. 請求項1に記載の荷電粒子線装置において、
    前記制御処理部は、
    前記検出部からの情報をもとに生成された画像から焦点評価値及び明度を算出し、
    前記焦点評価値を用いて前記焦点調整部の強度を算出し、
    前記明度を用いて前記検出荷電粒子選別部の基準強度を算出することを特徴とする荷電粒子線装置。
  3. 請求項2に記載の荷電粒子線装置において、
    前記焦点調整部は、対物レンズであり、
    前記制御処理部は、前記対物レンズの強度と前記焦点評価値との関係から前記対物レンズの強度を算出することを特徴とする荷電粒子線装置。
  4. 請求項2に記載の荷電粒子線装置において、
    前記制御処理部は、前記検出荷電粒子選別部の強度と前記明度との関係から前記検出荷電粒子選別部の前記基準強度を算出することを特徴とする荷電粒子線装置。
  5. 請求項2に記載の荷電粒子線装置において、
    前記焦点調整部は、前記試料にリターディング電圧を印加するリターディング電圧制御部であり、
    前記制御処理部は、
    前記検出荷電粒子選別部の強度と、前記リターディング電圧の強度と、前記明度との関係から前記検出荷電粒子選別部の前記基準強度を算出することを特徴とする荷電粒子線装置。
  6. 請求項5に記載の荷電粒子線装置において、
    前記制御処理部は、
    前記リターディング電圧と前記焦点評価値との関係から前記リターディング電圧の強度を算出し、
    当該算出されたリターディング電圧の強度を用いて前記検出荷電粒子選別部の前記基準強度を算出することを特徴とする荷電粒子線装置。
  7. 請求項1に記載の荷電粒子線装置において、
    前記検出部は、前記検出荷電粒子選別部を有する第1の検出器と、前記検出荷電粒子選別部を有していない第2の検出器とを備え、
    前記制御処理部は、
    前記一度の走査から、前記第1の検出器からの情報をもとに生成された第1の画像と、前記第2の検出器からの情報をもとに生成された第2の画像を生成することを特徴とする荷電粒子線装置。
  8. 請求項7に記載の荷電粒子線装置において、
    前記制御処理部は、
    前記第1の画像から明度を算出し、
    前記第2の画像から焦点評価値を算出し、
    前記焦点評価値を用いて前記焦点調整部の強度を算出し、
    前記明度を用いて前記検出荷電粒子選別部の基準強度を算出することを特徴とする荷電粒子線装置。
  9. 請求項2に記載の荷電粒子線装置において、
    前記制御処理部は、
    前記焦点調整部の強度の変化に対する明度の変化の関係から得られる補正式を用いて、前記検出荷電粒子選別部の強度と前記明度との関係を補正し、
    前記検出荷電粒子選別部の強度と前記明度との前記補正された関係から、前記検出荷電粒子選別部の前記基準強度を算出することを特徴とする荷電粒子線装置。
  10. 請求項9に記載の荷電粒子線装置において、
    前記検出部は、前記検出荷電粒子選別部を有する第1の検出器と、前記検出荷電粒子選別部を有していない第2の検出器とを備え、
    前記制御処理部は、
    前記第2の検出器からの情報をもとに生成された画像から明度及び焦点評価値を算出することにより、前記補正式を更新することを特徴とする荷電粒子線装置。
  11. 請求項2に記載の荷電粒子線装置において、
    前記荷電粒子線の電流量をモニタするモニタ部と、
    前記電流量と走査回数からドーズ量を算出するドーズ量モニタ部と、
    前記ドーズ量に対する前記基準強度のずれから、ドーズ量に対する試料帯電電位の変化を予測する表面電位予測部と、
    をさらに備えることを特徴とする荷電粒子線装置。
  12. 請求項7に記載の荷電粒子線装置において、
    前記制御処理部は、
    前記第1の画像から明度を算出し、
    前記第2の画像から位置ずれ量を算出し、
    前記位置ずれ量をもとに、イメージシフト制御又はステージ制御を実行し、
    前記検出荷電粒子選別部の強度と前記明度との関係とから、試料電位変化量を算出することを特徴とする荷電粒子線装置。
  13. 請求項2に記載の荷電粒子線装置において、
    前記制御処理部は、前記荷電粒子線の位置を調整するイメージシフト量に応じて前記明度を補正することを特徴とする荷電粒子線装置。
  14. 請求項7に記載の荷電粒子線装置において、
    前記第1の画像のフレーム数と前記第2の画像のフレーム数が異なることを特徴とする荷電粒子線装置。
  15. 請求項14に記載の荷電粒子線装置において、
    前記第2の画像のフレーム数が、前記第1の画像フレーム数より大きく、
    前記制御処理部は、1回の焦点調整が行われる間に、前記検出荷電粒子選別部の前記基準調整を行うことを特徴とする荷電粒子線装置。
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