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JP2016188501A - 電気錠制御装置、電気錠システム、認証システムおよび携帯端末 - Google Patents

電気錠制御装置、電気錠システム、認証システムおよび携帯端末 Download PDF

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JP2016188501A
JP2016188501A JP2015068886A JP2015068886A JP2016188501A JP 2016188501 A JP2016188501 A JP 2016188501A JP 2015068886 A JP2015068886 A JP 2015068886A JP 2015068886 A JP2015068886 A JP 2015068886A JP 2016188501 A JP2016188501 A JP 2016188501A
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素基 古川
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Abstract

【課題】セキュリティ性を担保しつつユーザの利便性を向上させることが可能な電気錠制御装置等を提供する。
【解決手段】電気錠制御装置は、暗証番号の照合結果に応じて電気錠に対して直接的または間接的に解錠制御を行うと共に、暗証番号を入力するためのテンキーに対する表示制御を行う制御部を備えている。テンキーは、マトリクス状に配列されると共に少なくとも複数の数字キーおよび余白キーを個別に表示するための複数の単位表示部を有している。制御部は、複数の単位表示部において、複数の数字キーが数字の大きさの範囲に応じて複数の数字キー配列ユニット内に振り分けて表示されると共に、各数字キー配列ユニット内では数字キーが数字順に固定配列して表示され、かつ、複数の単位表示部における複数の数字キー配列ユニットおよび余白キーの配置位置がそれぞれランダムに変化するランダム表示がなされるように、テンキーに対する表示制御を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、暗証番号の照合処理を利用してユーザの認証を行う認証システム、ならびに、そのような認証システムに適用される電気錠制御装置、電気錠システムおよび携帯端末に関する。
従来、暗証番号の照合処理を利用して電気錠に対する解錠制御を行うようにした電気錠システムが提案されている。この電気錠システムでは、例えば、テンキーを用いて暗証番号の入力がなされるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特許第2899480号公報
ところで、このような電気錠システムでは一般に、暗証番号を利用した照合処理(ユーザの認証)を行っていることから、セキュリティ性を担保することが求められている。また、上記したテンキーを用いて暗証番号を入力する際の、ユーザの利便性を向上させることも求められている。したがって、セキュリティ性を担保しつつユーザの利便性を向上させる手法の提案が望まれる。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、セキュリティ性を担保しつつユーザの利便性を向上させることが可能な電気錠制御装置、電気錠システム、認証システムおよび携帯端末を提供することにある。
本発明の電気錠制御装置は、暗証番号の照合結果に応じて電気錠に対して直接的または間接的に解錠制御を行うと共に、暗証番号を入力するためのテンキーに対する表示制御を行う制御部を備えたものである。上記テンキーは、マトリクス状に配列されると共に少なくとも複数の数字キーおよび余白キーを個別に表示するための複数の単位表示部を有している。上記制御部は、複数の単位表示部において、複数の数字キーが数字の大きさの範囲に応じて複数の数字キー配列ユニット内に振り分けて表示されると共に、各数字キー配列ユニット内では数字キーが数字順に固定配列して表示され、かつ、複数の単位表示部における複数の数字キー配列ユニットおよび余白キーの配置位置がそれぞれランダムに変化するランダム表示がなされるように、テンキーに対する表示制御を行う。
本発明の電気錠システムは、電気錠と、暗証番号を入力するためのテンキーと、暗証番号の照合結果に応じて電気錠に対して解錠制御を行うと共に、テンキーに対する表示制御を行う制御部とを備えたものである。上記テンキーは、マトリクス状に配列されると共に少なくとも複数の数字キーおよび余白キーを個別に表示するための複数の単位表示部を有している。上記制御部は、複数の単位表示部において、複数の数字キーが数字の大きさの範囲に応じて複数の数字キー配列ユニット内に振り分けて表示されると共に、各数字キー配列ユニット内では数字キーが数字順に固定配列して表示され、かつ、複数の単位表示部における複数の数字キー配列ユニットおよび余白キーの配置位置がそれぞれランダムに変化するランダム表示がなされるように、テンキーに対する表示制御を行う。
本発明の認証システムは、暗証番号の照合処理を利用したユーザの認証システムであって、携帯端末と、電気錠を有すると共に携帯端末との間で通信を行う電気錠システムとを備えたものである。上記携帯端末は、暗証番号を入力するためのテンキーと、暗証番号の照合結果に応じて電気錠に対して間接的に解錠制御を行うと共に、テンキーに対する表示制御を行う制御部とを有している。上記テンキーは、マトリクス状に配列されると共に少なくとも複数の数字キーおよび余白キーを個別に表示するための複数の単位表示部を有している。上記制御部は、複数の単位表示部において、複数の数字キーが数字の大きさの範囲に応じて複数の数字キー配列ユニット内に振り分けて表示されると共に、各数字キー配列ユニット内では数字キーが数字順に固定配列して表示され、かつ、複数の単位表示部における複数の数字キー配列ユニットおよび余白キーの配置位置がそれぞれランダムに変化するランダム表示がなされるように、テンキーに対する表示制御を行う。
本発明の携帯端末は、携帯端末と電気錠を有すると共に携帯端末との間で通信を行う電気錠システムとを備えたユーザの認証システムに適用されるものであって、暗証番号を入力するためのテンキーと、暗証番号の照合結果に応じて電気錠に対して間接的に解錠制御を行うと共に、テンキーに対する表示制御を行う制御部とを備えたものである。上記テンキーは、マトリクス状に配列されると共に少なくとも複数の数字キーおよび余白キーを個別に表示するための複数の単位表示部を有している。上記制御部は、複数の単位表示部において、複数の数字キーが数字の大きさの範囲に応じて複数の数字キー配列ユニット内に振り分けて表示されると共に、各数字キー配列ユニット内では数字キーが数字順に固定配列して表示され、かつ、複数の単位表示部における複数の数字キー配列ユニットおよび余白キーの配置位置がそれぞれランダムに変化するランダム表示がなされるように、テンキーに対する表示制御を行う。
本発明の電気錠制御装置、電気錠システム、認証システムおよび携帯端末によれば、セキュリティ性を担保しつつ、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る電気錠システムの概要構成例を表す外観模式図である。 図1に示した電気錠システムの詳細構成例を表すブロック図である。 図2に示したテンキーの詳細構成例を表す模式図である。 図2に示した電気錠システムの動作例を表す流れ図である。 図3に示したテンキーにおけるランダム表示の一例を表す模式図である。 変形例1に係るランダム表示の一例を表す模式図である。 変形例2に係るランダム表示の一例を表す模式図である。 変形例3に係る認証システムの概要構成例を表す外観模式図である。 図8に示した認証システムの詳細構成例を表すブロック図である。 図9に示した認証システムの動作例を表す流れ図である。 変形例4に係る認証システムの構成例を表すブロック図である。 変形例5に係る認証システムの構成例を表すブロック図である。 図12に示した認証システムの動作例を表す流れ図である。 変形例6に係る電気錠システムの概要構成例を表す外観模式図である。 変形例7に係る認証システムの概要構成例を表す外観模式図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態(電気錠システムの各ブロックを一体化された単一の装置に内蔵した例)
2.変形例
変形例1,2(テンキーでのランダム表示に用いられる他の配列パターン例)
変形例3〜5(テンキーを有する携帯端末を含んで構成された認証システムの例)
変形例6,7(電気錠システムの各ブロックを複数の装置に分けて内蔵した例)
3.その他の変形例
<1.実施の形態>
[構成]
図1は、本発明の一実施の形態に係る電気錠システム(電気錠システム2)の概要構成例を、この電気錠システム2のユーザ9(居住者,住人)とともに外観模式図で表したものである。この電気錠システム2は、図1に示したように、例えば、複数の部屋(住戸)を有するマンションなどの集合住宅における、各住戸の扉6に適用(設置)されるシステムである。なお、この例では、電気錠システム2は、この扉6のノブ(取っ手)29の近傍に取り付けられている。
この電気錠システム2では、例えば図1に示したように、扉6に設けられた電気錠の施錠および解錠が、内蔵する制御機構(制御ユニット;後述する制御機構24)によって制御されるようになっている。
図2は、このような電気錠システム2の詳細構成例をブロック図で表したものである。電気錠システム2は、図1および図2に示したように、テンキー(入力部)20、制御機構24および電気錠25を有している。なお、本実施の形態では図1に示したように、この電気錠システム2を構成する各ブロック(テンキー20、制御機構24および電気錠25)が、一体化された単一の装置に内蔵されている。換言すると、この例では電気錠システム2が、単一の装置により構成されている。
テンキー20は、ユーザ9によって暗証番号(暗証番号PWin)を入力するための部材であり、後述するように、「0」〜「9」の各数字および所定の英字のキー等をマトリクス状に配列表示するための表示部を有している。このような表示部は、例えば、液晶(LCD:Liquid Crystal Display)パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネル等の各種の表示パネルを用いて構成されている。このようなテンキー20を用いてユーザ9から入力された操作信号(暗証番号PWin等)は、制御機構24内の後述する制御部23へ出力されるようになっている。なお、このテンキー20の詳細構成例については、後述する(図3)。
(制御機構24)
制御機構24は、電気錠25に対して施錠制御または解錠制御を行うと共に、テンキー20に対する表示制御を行うものである。この制御機構24は、図2に示したように、記憶部22および制御部23を有している。なお、制御機構24は本発明における「電気錠制御装置」の一具体例に対応し、制御部23は本発明における「制御部」の一具体例に対応している。
記憶部22は、図2に示したように、予め事前登録された暗証番号PWmを含め、各種のデータを記憶する部分である。このような記憶部22は、例えば、磁気的記録媒体、光学的記憶媒体、または、ROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory)等の半導体メモリなどの、各種の記録媒体により構成されている。
制御部23は、各種データの入出力制御および処理制御や照合処理等、制御機構24における各種の制御を行うと共に、電気錠25に対する施錠制御および解除制御と、テンキー20に対する表示制御とをそれぞれ行うものである。具体的には、制御部23は、例えば、ユーザ9による操作によってテンキー20に入力された暗証番号PWinと、記憶部22に記憶されている(事前登録されている)暗証番号PWmと、の照合処理を行う機能を有している。また、制御部23は、このような照合処理の結果(照合結果)に応じて、電気錠25に対して(直接的に)解除制御を行う機能を有している。更に、制御部23は、テンキー20において後述する所定のランダム表示がなされるように、このテンキー20に対する表示制御(ランダム表示制御)を行う機能を有している。
このような制御部23は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やROM、RAM等を用いたマイクロコンピューターなどにより構成されている。なお、この制御部23における制御動作の詳細については、後述する(図4,図5)。
電気錠25は、例えばモータやアクチュエータ等の駆動機構を含んで構成されており、例えば扉6に対して1または複数個設けられている。この電気錠25は、上記したように、制御機構24内の制御部23によって、その施解錠(施錠および解錠)の制御がなされるようになっている。
(テンキー20の詳細構成例)
ここで図3を参照して、前述したテンキー20の詳細構成例について説明する。図3(図3(A)および図3(B))は、このテンキー20の詳細構成例を模式的に表したものである。なお、これらの図3(A)および図3(B)に示した構成例は、後述するテンキー20でのランダム表示(図5参照)の際に用いられる配列パターンの一例に相当している。
図3(A)および図3(B)に示したように、テンキー20における前述した表示部は、各種キーを個別に表示するための複数の単位表示部40により構成されている。これら複数の単位表示部40は、M行×N列(M,N:2以上の整数)の行列状(マトリクス状)に配列されている。この例では、複数の単位表示部40は、M行(M:3以上の整数)×2列の行列状、具体的には、7行×2列の行列状という、スリムなデザインにて配列されている。
このテンキー20に用いられる各種キーとしては、この例では、複数(10個)の数字キー40Nと、1個のクリアキー40Cと、1個のエンターキー40Eと、複数(2個)の余白キー40Sと、の4種類が存在している。数字キー40Nは、「0」〜「9」の各数字が表記されたキーであり、各数字とも1つずつ設けられている。クリアキー40Cは、このテンキー20において入力された内容を消去する際に用いられるキーであり、「C」(Clear)の英字が表記されたものとなっている。エンターキー40Eは、このテンキー20において入力された内容を確定する際に用いられるキーであり、「E」(Enter)の英字が表記されたものとなっている。余白キー40Sは、このテンキー20における余白領域を構成するキーであり、文字が表記されていないキーとなっている。
ここで、詳細は後述するが、このようなテンキー20における複数の表示部40では、図3(A)および図3(B)に示したように、複数の数字キー40Nが、それらの数字の大きさの範囲に応じて、複数(この例では2個)の数字キー配列ユニット4a,4b内に振り分けて表示されるようになっている。具体的には、この例では、「0」〜「9」を示す10個の数字キー40Nのうち、「1」〜「5」を示す5個の数字キー40Nは、数字キー配列ユニット4a内に振り分けて表示され、「6」〜「0」を示す5個の数字キー40Nは、数字キー配列ユニット4b内に振り分けて表示されるようになっている。また、各数字キー配列ユニット4a,4bは、この例では、一方向(列方向)に沿って配列されている。なお、これら数字キー配列ユニット4a,4bの個数(2個)は、この例では、上記した余白キー40Sの個数(2個)と同じに(互いに等しく)なっている。
また、図3(A)および図3(B)から分かるように、各数字キー配列ユニット4a,4b内では、それら5個ずつの数字キー40Nが、数字順に固定配列して表示されるようになっている。具体的には、この例では、数字キー配列ユニット4a内において、「1」,「2」,「3」,「4」,「5」を示す5個の数字キー40Nが、この順序(昇順)にて列方向に固定配列されている。また、数字キー配列ユニット4b内において、「6」,「7」,「8」,「9」,「0」を示す5個の数字キー40Nが、この順序にて列方向に固定配列されている。
更に、図3(A)に示した例では、これらの数字キー配列ユニット4a,4bの直下に、2つの余白キー40Sがそれぞれ行方向に沿って並んで配置され、これら2つの余白キー40Sの直下に、クリアキー40Cおよびエンターキー40Eが行方向に沿って並んで配置されている。一方、図3(B)に示した例では、数字キー配列ユニット4a,4bの直下に、クリアキー40Cおよびエンターキー40Eが行方向に沿って並んで配置され、数字キー配列ユニット4a,4bの直上に、2つの余白キー40Sがそれぞれ行方向に沿って並んで配置されている。このように、詳細は後述するが、クリアキー40Cおよびエンターキー40Eはそれぞれ、複数の単位表示部40において、固定配置(この例では最下部に位置する2つの単位表示部40の位置)によって表示されるようになっている。
そして、詳細は後述するが、前述した制御部23は、このような複数の単位表示部40において、複数(2個)の数字キー配列ユニット4a,4bおよび(2個の)余白キー40Sの配置位置がそれぞれ、ランダムに変化する(ランダム表示がなされる)ように、テンキー20に対する表示制御を行うようになっている。このような制御部23によるテンキー20に対する表示制御(ランダム表示制御)の詳細については、後述する(図5)。
[動作]
(A.基本動作)
この電気錠システム2では、例えば図1および図2に示したように、帰宅したユーザ9によって、テンキー20を用いて暗証番号PWinが入力されると、以下のようにして、ユーザの認証処理(暗証番号の照合処理、および、その照合結果に応じた電気錠25に対する解除制御)が行われる。
すなわち、まず、テンキー20においてユーザ9による操作によって入力された暗証番号PWinが、制御機構24内(制御部23)へ供給される。次いで、この制御部23において、供給された暗証番号PWinと、電気錠システム2(記憶部22)に事前に登録されている暗証番号PWmと、の照合処理が行われる。そして、これらの暗証番号PWinと暗証番号PWmとが一致して正常認証された場合には、制御部23によって、電気錠25に対して(直接的に)解錠制御が行われる。
(B.詳細動作)
続いて図4を参照して、このような電気錠システム2における詳細動作例について説明する。
図4は、図1〜図3に示した電気錠システム2の動作例を流れ図で表したものである。具体的には、この図4では、電気錠システム2(制御機構24)における各動作例(暗証番号の事前の登録方法、および、暗証番号の照合処理を利用したユーザの認証方法)について、時系列に沿って示している。
(暗証番号の事前の登録方法)
この動作例では、まず、制御機構24内の記憶部22に、照合処理を行うための暗証番号PWmが、ユーザ9によって事前に登録される(図4のステップS100)。具体的には、ユーザ9自身によって登録作業が行われるか、あるいは、電気錠システム2(制御機構24)の製造時に予め登録されているようにしてもよい。また、この際に、以下説明するユーザ認証のための専用のソフトウェア(アプリケーションソフトウェア)を、所定のウェブサイト(サーバ)から電気錠システム2(制御機構24)に事前にインストールしておくようにしてもよい。このようにして、以下説明するユーザ認証の前に、暗証番号PWm(照合用番号)の事前登録が行われる。
(ユーザの認証方法)
続いて、暗証番号の照合処理を利用したユーザ認証の際には、まず、制御機構24が、ユーザ9によるテンキー20への暗証番号PWinの入力の待機状態となる(ステップS101)。
ここで、このような待機状態となるのに際しては、例えば以下の手法が挙げられる。
・制御機構24が、ユーザ9による所定の操作により得られる操作信号に応じて起動し、暗証番号PWinの入力の待機状態となる手法(例えば、電気錠システム2に設けられた所定のスイッチを押すことで、制御機構24が起動して暗証番号PWinの入力の待機状態となる手法。)。
この手法では、ユーザ9による所定の操作(スイッチを押すことなど)が必要となるため、ひと手間かかることになる。ただし、そのような操作が行われるまでは起動しないため、制御機構24における消費電力の削減が可能となり、特に制御機構24や電気錠25が電池電源の場合等には利点が大きいと言える。
次いで、このようにして制御機構24が暗証番号PWinの入力の待機状態になった後、ユーザ9によってテンキー20に暗証番号PWinが入力されると(ステップS102)、この制御機構24において以下の動作がなされる。
すなわち、制御機構24内の制御部23は、このようにしてユーザ9による操作によってテンキー20に入力された暗証番号PWinと、記憶部22内に記憶されている(上記したようにして事前登録されている)暗証番号PWmと、の照合処理を行う(ステップS103)。具体的には、制御部23は、これらの暗証番号PWinと暗証番号PWmとが互いに一致するのか否か(PWin=PWmを満たすのか否か)を判断することで、そのような照合処理を行う。なお、この照合処理の際には、例えば照合回数の制限を設ける(照合回数が所定の上限回数を超えた場合には、照合処理を強制的に終了する等)などの対応策を取ることで、セキュリティ性を確保するようにするのが望ましい。
ここで、この照合処理において正常認証されなかった場合(PWin=PWmを満たさない場合)には(ステップS103:N)、制御部23は電気錠25に対して解錠制御を行わない(電気錠25を非解錠として施錠状態のままとする)ようにする(ステップS104)。そして、制御機構24は、再び前述したステップS101へと戻ることになる。
一方、照合処理において正常認証された場合(PWin=PWmを満たす場合)には(ステップS103:Y)、制御部23は電気錠25に対して解錠制御を行う(ステップS105)。これにより、ユーザ9は扉6を開くことができるようになり、図4に示した一連の動作例が終了となる。
[作用・効果]
続いて、本実施の形態の電気錠システム2における作用および効果について、従来例(比較例)と比較しつつ説明する。
まず、従来の電気錠システムにおけるテンキーでは、暗証番号の入力の際に、その暗証番号が他人に読み取られたり、特定の表示領域部分の劣化状態から暗証番号が推測されたりするおそれを低減するため、各数字キー等の配列がランダムに変化するランダム表示が採用されるケースがある。
ところが、各数字キー等が個別に(完全に)ランダム表示された場合、以下の問題が生じる。すなわち、その場合、テンキー内での各数字キー等の配列状態が、ユーザにとって認識しにくくなり(一見して把握しにくくなり)、その結果、テンキーへの入力操作が分かりづらくなる(入力対象の数字キー等を探す手間が発生する)。したがって、このような従来の電気錠システムにおけるテンキーでは、ランダム表示の採用によってセキュリティ性は担保されるものの、ユーザの利便性は低下してしまうことになる。
そこで本実施の形態の電気錠システム2では、制御部23が、テンキー20において以下の(a)〜(c)に記載した表示がそれぞれなされるように、このテンキー20に対する表示制御(ランダム表示制御)を行う。
(a)複数の単位表示部40において、複数の数字キー40Nが、それらの数字の大きさの範囲に応じて、複数の数字キー配列ユニット4a,4b内に振り分けて表示される。
(b)各数字キー配列ユニット4a,4b内では、数字キー40Nが数字順に固定配列して表示される。
(c)複数の単位表示部40において、複数の数字キー配列ユニット4a,4bおよび余白キー40Sの配置位置がそれぞれ、ランダムに変化する表示(ランダム表示)がなされる。
ここで、例えば図5(A)〜図5(F)に示したように、このようなランダム表示の具体例としては、以下の配列パターンA〜Fがランダムに(その都度)変化する表示態様が挙げられる。
(配列パターンA)
図5(A)に示した配列パターンAの例(前述した図3(A)の例に対応)では、前述した2つの数字キー配列ユニット4a,4bの直下に、2つの余白キー40Sがそれぞれ行方向に沿って並んで配置されている。また、これら2つの余白キー40Sの直下に、クリアキー40Cおよびエンターキー40Eが行方向に沿って並んで配置されている。
(配列パターンB)
図5(B)に示した配列パターンBの例(前述した図3(B)の例に対応)では、2つの数字キー配列ユニット4a,4bの直下に、クリアキー40Cおよびエンターキー40Eが行方向に沿って並んで配置されている。また、数字キー配列ユニット4a,4bの直上に、2つの余白キー40Sがそれぞれ行方向に沿って並んで配置されている。
(配列パターンC)
図5(C)に示した配列パターンCの例は、上記した配列パターンAまたは配列パターンBをベースとして、2つの数字キー配列ユニット4a,4b同士の配置位置で互いに段差(この例では行方向の位置ずれ)が生じた配列パターンとなっている。具体的には、配列パターンAをベースとして、数字キー配列ユニット4bが行方向に沿って変位する(この例では、下方向に沿って1つの単位表示部40の分だけ変位する)一方、この数字キー配列ユニット4bの直下に位置した余白キー40Sが数字キー配列ユニット4bの直上に変位することで、そのような段差を有する配列パターンCが形成されるようになっている。あるいは、配列パターンBをベースとして、数字キー配列ユニット4aが行方向に沿って変位する(この例では、上方向に沿って1つの単位表示部40の分だけ変位する)一方、この数字キー配列ユニット4aの直上に位置した余白キー40Sが数字キー配列ユニット4aの直下に変位することで、そのような段差を有する配列パターンCが形成されるようになっている。
(配列パターンD〜F)
図5(D)〜図5(F)に示した配列パターンD〜Fの例はそれぞれ、上記した配列パターンA〜Bにおいて、2つの数字キー配列ユニット4a,4b同士(および2つの余白キー40S同士)の配置位置が、行方向に沿って互いに入れ替わった(配置位置が左右逆に入れ替わった)配列パターンとなっている。
すなわち、図5(D)に示した配列パターンDの例は、配列パターンAにおいて、2つの数字キー配列ユニット4a,4b同士(および2つの余白キー40S同士)の配置位置が、行方向に沿って互いに入れ替わった配列パターンとなっている。また、図5(E)に示した配列パターンEの例は、配列パターンBにおいて、2つの数字キー配列ユニット4a,4b同士(および2つの余白キー40S同士)の配置位置が、行方向に沿って互いに入れ替わった配列パターンとなっている。同様に、図5(F)に示した配列パターンFの例は、配列パターンCにおいて、2つの数字キー配列ユニット4a,4b同士および2つの余白キー40S同士の配置位置がそれぞれ、行方向に沿って互いに入れ替わった配列パターンとなっている。
本実施の形態の電気錠システム2では、テンキー20において、このようなランダム表示(例えば上記した配列パターンA〜Fがランダムに変化する表示態様)がなされるように制御されることで、以下のようになる。
すなわち、まず、テンキー20においてランダム表示がなされることで、このテンキー20への暗証番号PWinの入力の際に、その暗証番号PWinが他人に読み取られたり、特定の表示領域部分の劣化状態から暗証番号PWinが推測されたりするおそれが、低くなる。
また、数字の大きさの範囲に応じて、複数の数字キー40Nが複数の数字キー配列ユニット4a,4b内に振り分けて表示されるため、例えば、そのような振り分けがなされずに表示される場合(複数の数字キー40N全体で、一括して配置位置がランダムに変化する場合等)と比べ、ランダム性が高まることになる。
更に、各数字キー配列ユニット4a,4b内では、数字キー40Nが数字順に固定配列して表示されるため、前述した従来例のように、各数字キー40Nが個別に(完全に)ランダム表示される場合等と比べ、以下のようになる。すなわち、テンキー20内での各数字キー40Nの配列状態が、ユーザ9にとって認識し易くなり(一見して把握し易くなり)、その結果、テンキー20への入力操作が分かり易くなる(入力対象の数字キー40N等を探す手間が省けることになる)。
以上のことから、本実施の形態では、セキュリティ性を担保しつつ、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
また、このようにしてテンキー20への入力操作が分かり易くなることから、ユーザ9による暗証番号PWinの入力時間(入力に要する時間)が短くなり、その結果、例えば電気錠25が電池駆動の場合、その電池寿命を長くすることも可能となる。
更に、本実施の形態では、このようなランダム表示の際に、制御部23は、複数の数字キー配列ユニット4a,4b同士の配置位置が互いに入れ替わることとなるように、テンキー20に対する表示制御を行う。具体的には、例えば上記した配列パターンA〜Cと配列パターンD〜Fとの関係のようにして、ランダム表示の際の配置位置の入れ替え制御を行う。これにより、例えば後述する変形例2のように、ランダム表示の際に配置位置の入れ替え制御を行わない場合と比べ、ランダム性を高めることができ、セキュリティ性を更に向上させることが可能となる。
また、この際に、制御部23は、2つの数字キー配列ユニット4a,4b同士(および2つの余白キー40S同士)の配置位置が、行方向(列方向に対する直交方向)に沿って互いに入れ替わるように、表示制御を行う。これにより、例えば逆に、行方向(各数字キー配列ユニット4a,4bの延伸方向)に沿って入れ替える場合等とは異なり、テンキー20内での各数字キー40Nの配列状態の認識し易さを損なうことなく、セキュリティ性の更なる向上を図ることが可能となる。
更に、本実施の形態では、このようなランダム表示の際に、制御部23は、複数の数字キー配列ユニット4a,4b同士の配置位置で互いに段差が生じることとなるように、テンキー20に対する表示制御を行う。具体的には、例えば上記した配列パターンA,Bと配列パターンCとの関係、あるいは、配列パターンD,Eと配列パターンFとの関係のようにして、ランダム表示の際にそのような段差(位置ずれ)が生じる制御を行う。これにより、例えば後述する変形例1のように、ランダム表示の際にそのような段差が生じる制御を行わない場合と比べ、ランダム性を高めることができ、セキュリティ性を更に向上させることが可能となる。
加えて、本実施の形態では、このようなランダム表示の際に、制御部23は、クリアキー40Cおよびエンターキー40Eについてはそれぞれ、複数の単位表示部40において固定配置にて表示されるように、テンキー20に対する表示制御を行う(例えば図5(A)〜図5(F)参照)。これにより、テンキー20内での各数字キー40Nの配列状態の認識し易さを損なうことなく、セキュリティ性を担保することが可能となる。これは、これらのクリアキー40Cおよびエンターキー40Eへの入力についてはそれぞれ、仮に他人に読み取られたり推測されたとしても、セキュリティ性の低下には関与しないためである。
また、本実施の形態では、テンキー20において、数字キー配列ユニット4a,4bの個数と余白キー40Sの個数とが、互いに等しくなっている(この例では2個)ようにしたので、テンキー20における複数の表示部40全体として、最小限の余白領域で済むようになる。これは、数字キー40Nの配置位置が1つだけずれる場合でも、セキュリティ性の向上には十分に寄与するためである。その結果、本実施の形態では、テンキー20が過度に大型化するのを回避することができ、電気錠システム2全体の小型化を図ることも可能となる。
<2.変形例>
続いて、上記実施の形態の変形例(変形例1〜7)について説明する。なお、以下では、実施の形態における構成要素と同一のものには同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
[変形例1,2]
以下の変形例1,2では、テンキー20におけるランダム表示に用いられる他の配列パターン例について説明する。
図6(A)〜図6(D)はそれぞれ、変形例1に係るテンキー20でのランダム表示の一例を模式的に表したものである。また、図7(A)〜図7(C)はそれぞれ、変形例2に係るテンキー20でのランダム表示の一例を模式的に表したものである。
(A.変形例1)
図6(A)〜図6(D)に示した変形例1では、テンキー20において、図5(A)〜図5(F)に示した5種類の配列パターンA〜Fのうち、4種類の配列パターンA,B,D,E同士の間で変化する表示態様にてランダム表示がなされるように、制御される。すなわち、この変形例1では、上記実施の形態におけるランダム表示とは異なり、ランダム表示の際に、前述した段差(複数の数字キー配列ユニット4a,4b同士の配置位置のずれ)が生じない配列パターンの組合せとなっている。
(B.変形例2)
一方、図7(A)〜図7(C)に示した変形例2では、テンキー20において、図5(A)〜図5(F)に示した5種類の配列パターンA〜Fのうち、3種類の配列パターンA,B,C同士の間で変化する表示態様にてランダム表示がなされるように、制御される。すなわち、この変形例2では、上記実施の形態におけるランダム表示とは異なり、ランダム表示の際に、前述した、複数の数字キー配列ユニット4a,4b同士の配置位置の入れ替え制御が行われない配列パターンの組み合わせとなっている。
このように、テンキー20におけるランダム表示の際の配列パターンの構成例(組合せ)については、上記実施の形態で説明したものには限られず、これらの変形例1,2のような配列パターンの構成例としてもよい。
ただし、実施の形態において前述したように、ランダム表示の際に、上記した段差を生じさせる制御を行ったり、配置位置の入れ替え制御を行ったりしたほうが、ランダム性を高めることができ、セキュリティ性を更に向上させることが可能になると言える。
[変形例3〜5]
以下の変形例3〜5では、テンキーを有する携帯端末と、電気錠システムとを含んで構成された認証システム(暗証番号の照合処理を利用したユーザの認証システム)について説明する。
(C.変形例3)
図8は、変形例3に係る認証システム(認証システム3C)の概要構成例を、外観模式図で表したものである。本変形例の認証システム3Cもまた、実施の形態の電気錠システム2と同様に、例えば、マンションなどの集合住宅における各住戸の扉6に適用(設置)されるシステムであり、暗証番号の照合を使用したユーザの認証システムとなっている。この認証システム3Cは、図8に示したように、ユーザ9が保有(所持)する携帯端末1Cと、電気錠(電気錠25)を有する電気錠システム2Cとを備えている。
認証システム3Cでは、例えば図8に示したように、扉6に設けられた電気錠システム2Cにおける電気錠の施錠および解錠が、この電気錠システム2Cにおける制御機構(後述する制御機構24C)によって制御されるようになっている。また、この制御機構と携帯端末1との間は、図8に示したように、無線通信C12(非接触通信)を行うことが可能となっている。
図9は、このような認証システム3Cの詳細構成例をブロック図で表したものである。認証システム3Cは、上記したように、携帯端末1Cおよび電気錠システム2Cを備えている。
(携帯端末1C)
携帯端末1Cは、上記したように、例えば、ユーザ9によって所持される携帯型の端末機であり、電気錠システム2Cにおける上記した制御機構(後述する通信部21)との間で無線通信C12を行う機能を有している。この携帯端末1Cは、図9に示したように、テンキー10、通信部11、記憶部12および制御部13Cを有している。ここで、制御部13は、本発明における「電気錠制御装置」および「制御部」の一具体例に対応している。なお、このような携帯端末1Cは、例えば、通話機能を有する携帯電話機(スマートフォン等)、あるいは、認証システム3Cに適用される専用端末機等により構成されている。
テンキー10は、実施の形態および変形例1,2で説明したテンキー20と同様の構成(図3および図5等)を有するものとなっている。すなわち、このテンキー20と同様にして、前述した態様のランダム表示がなされるようになっている。
通信部11は、図9に示したように、電気錠システム2C内の後述する通信部21との間で無線通信C12を行う機能を有している。これにより携帯端末1Cと電気錠システム2Cとの間で、暗証番号PWmを含む各種情報の無線通信(ワイヤレスでの送受信)を行うことが可能となっている。また、この無線通信C12は、例えば、LF波(Low Frequency;長波)やVHF波(Very Low Frequency;超長波)、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)通信等の電波式の通信などで行われ、その際の通信範囲(送受信が可能な範囲)が所定の距離(例えば数m程度)に設定されている。
記憶部12は、例えば携帯端末1Cに固有のPIN(Personal Identification Number)コードを含め、各種のデータを記憶する部分である。このような記憶部12は、前述した記憶部22と同様に、各種の記録媒体により構成されている。
制御部13Cは、各種データの入出力制御および処理制御や通信制御等、携帯端末1Cにおける各種の制御を行うと共に、テンキー10に対する表示制御を行うものである。具体的には、制御部13は、例えば図9に示したように、ユーザ9によってテンキー10に入力された暗証番号PWinを、無線通信C12によって後述する制御機構24C(通信部21)へ送信する制御を行う。これにより詳細は後述するが、電気錠システム2C内の電気錠25に対して間接的な解錠制御が行われるようになっている。また、制御部13Cは、テンキー10において前述したランダム表示がなされるように、このテンキー20に対する表示制御(ランダム表示制御)を行う機能を有している。このような制御部13Cは、前述した制御部23と同様に、例えばCPUやROM、RAM等を用いたマイクロコンピューターなどにより構成されている。なお、この制御部13における制御動作の詳細については、後述する(図10)。
(電気錠システム2C)
電気錠システム2Cは、図9に示したように、制御機構24Cおよび電気錠25を有している。すなわち、この電気錠システム2Cは、実施の形態の電気錠システム2において、制御機構24の代わりに制御機構24Cを設けたものに対応しており、他の構成は基本的に同様となっている。
制御機構24Cは、通信部21、記憶部22および制御部23Cを有している。すなわち、この制御機構24Cは、実施の形態の制御機構24において、制御部23の代わりに制御部23Cを設けたものに対応しており、他の構成は基本的に同様となっている。なお、本変形例における記憶部22は、本発明における「第1の記憶部」の一具体例に対応している。
制御部23Cは、基本的には制御部23と同様に、各種データの入出力制御および処理制御や通信制御、照合処理等、制御機構24Cにおける各種の制御を行うと共に、電気錠25に対する施錠制御および解除制御を行うものである。
ただし、この制御部23Cは制御部23とは異なり、携帯端末1C内のテンキー10において入力されて制御機構24Cへ送信された暗証番号PWinと、記憶部22に記憶されている(事前登録されている)暗証番号PWmとの照合処理を行うようになっている。また、制御部23Cは、このような照合処理の結果(照合結果)に応じて、電気錠25に対して解除制御を行うようになっている。このような制御部23Cは、制御部23と同様に、例えばCPUやROM、RAM等を用いたマイクロコンピューターなどにより構成されている。なお、この制御部23Cにおける制御動作の詳細については、後述する(図10)。
(基本動作)
この認証システム3Cでは、図8および図9に示したように、帰宅したユーザ9によって、テンキー10を用いて携帯端末1Cへ暗証番号PWinが入力されると、以下のようにして、ユーザの認証処理(暗証番号の照合処理、および、その結果に応じた電気錠25に対する解除制御)が行われる。
すなわち、まず、この携帯端末1Cと、電気錠システム2Cにおける制御機構24C内の通信部21との間の無線通信C12によって、テンキー10に入力された暗証番号PWinが、制御機構24C内(通信部21)へ送信される。次いで、その送信された暗証番号PWinと、電気錠システム2Cに事前に登録されている暗証番号PWmとの照合処理が行われる。そして、これらの暗証番号PWinと暗証番号PWmとが一致して正常認証された場合には、電気錠25に対する解錠制御が行われる。
(詳細動作例)
ここで図10を参照して、この認証システム3Cにおける動作例について、より具体的に説明する。図10は、図8および図9に示した認証システム3Cの動作例を流れ図で表したものであり、携帯端末1Cおよび電気錠システム2C(制御機構24C)における各動作例(暗証番号の事前の登録方法、および、暗証番号の照合処理を利用したユーザの認証方法)について、時系列に沿って示している。
この動作例では、まず、制御機構24C内の記憶部22に、照合処理を行うための暗証番号PWmが、ユーザ9によって事前に登録される(図10のステップS200)。具体的には、照合用番号としての暗証番号PWmと携帯端末1Cとが、対応付けられて順次記憶される。このようにして、以下説明するユーザ認証の前に、暗証番号PWm(照合用番号)の事前登録が行われる。
続いて、暗証番号の照合処理を利用したユーザ認証の際には、まず、制御機構24Cが、携帯端末1Cからの無線通信C12による信号受信の待機状態となる(ステップS201)。
ここで、このような信号受信の待機状態となるのに際しては、例えば以下の2つの手法(手法1,手法2)が挙げられる。
・(手法1):制御機構24Cが、ユーザ9による所定の操作により得られる操作信号に応じて起動し、信号受信の待機状態となる手法(例えば、通信部21に設けられた所定のスイッチを押すことで、制御機構24Cが起動して信号受信の待機状態となる手法。)。
・(手法2):制御機構24Cが常時起動しており、例えば間欠的に信号受信の待機(検出)をする手法。
手法1の場合、ユーザ9による所定の操作(スイッチを押すことなど)が必要となるため、ひと手間かかることになる。ただし、そのような操作が行われるまでは起動しないため、制御機構24Cにおける消費電力の削減が可能となり、特に制御機構24Cや電気錠25が電池電源の場合等には利点が大きいと言える。一方、手法2の場合、そのようなユーザ9による所定の操作が不要となるため、手法1の場合と比べ、ユーザ9の手間が省けて利便性が向上するという利点がある。ただし、制御機構24Cが常時起動していて例えば間欠的に信号検知していることから、手法1の場合と比べ、制御機構24Cにおける消費電力が増加してしまうことになる。
次いで、制御機構24Cがこのような信号受信の待機状態となっているときに、ユーザ9によってテンキー10が操作されることで、携帯端末1Cに暗証番号PWinが入力されると(ステップS202)、この携帯端末1Cにおいて以下の動作がなされる。すなわち、まず、携帯端末1C内の通信部11は、テンキー10から入力された暗証番号PWinを、制御部13Cの指示に従い、無線通信C12によって制御機構24C側(通信部21)へ送信する(ステップS203)。
続いて、制御機構24C内の制御部23Cは、このようにして通信部21において受信した暗証番号PWinと、記憶部22内に記憶されている(上記したようにして事前登録されている)暗証番号PWmとの照合処理を行う(ステップS204)。具体的には、制御部23Cは、これらの暗証番号PWinと暗証番号PWmとが互いに一致するのか否か(PWin=PWmを満たすのか否か)を判断することで、そのような照合処理を行う。なお、この照合処理の際には、例えば照合回数の制限を設ける(照合回数が所定の上限回数を超えた場合には、照合処理を強制的に終了する等)などの対応策を取ることで、セキュリティ性を確保するようにするのが望ましい。
ここで、この照合処理において正常認証されなかった場合(PWin=PWmを満たさない場合)には(ステップS204:N)、制御部23Cは電気錠25に対して解錠制御を行わない(電気錠25を非解錠として施錠状態のままとする)ようにする(ステップS205)。そして、制御機構24Cは、再び前述したステップS201へと戻ることになる。
一方、照合処理において正常認証された場合(PWin=PWmを満たす場合)には(ステップS204:Y)、制御部23Cは電気錠25に対して解錠制御を行う(ステップS206)。これにより、ユーザ9は扉6を開くことができるようになり、図10に示した一連の動作例が終了となる。
(作用・効果)
本変形例の認証システム3Cでは、携帯端末1C内のテンキー10において、実施の形態および変形例1,2で説明したテンキー20と同様にして、前述した態様のランダム表示がなされる。具体的には、携帯端末1C内の制御部13Cが、テンキー10に対してそのようなランダム表示制御を行う(例えば、図10中のステップS202参照)。したがって、本変形例においても基本的には実施の形態と同様の作用により、同様の効果を得ることが可能となる。すなわち、セキュリティ性を担保しつつ、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
また、本変形例の認証システム3Cでは、図9に示したように、携帯端末1C内の記憶部12ではなく、制御機構24C内の記憶部22に、事前に登録された暗証番号PWmが記憶されている。そして、携帯端末1C内の制御部13Cではなく、制御機構24C内の制御部23Cにおいて、入力された暗証番号PWinと記憶されている暗証番号PWmとの照合処理が行われる。なお、このようにしてなされた照合処理において正常認証がなされた場合には、制御部23Cから電気錠25に対し、解錠制御が直接なされるようになっている。
したがって本変形例では、例えば、仮に携帯端末1Cが盗難や紛失したりしたとしても、以下のようになる。すなわち、後述する変形例4とは異なり、携帯端末1C内(記憶部12)には事前登録された暗証番号PWmが記憶されていないことから、例えば携帯端末1Cが分解されて解析されたとしても、他人に暗証番号PWmを解読されてしまうおそれがない。よって、本変形例の認証システム3Cでは、以下説明する変形例4と比べ、無線通信C12を利用して暗証番号による照合処理を行う際の、セキュリティ性を向上させることも可能となる。
(D.変形例4)
図11は、変形例4に係る認証システム(認証システム3D)の構成例をブロック図で表したものである。本変形例の認証システム3Dは、変形例3の認証システム3Cと同様に、暗証番号の照合を使用したユーザの認証システムである。この認証システム3Dは、図11に示したように、ユーザ9が保有する携帯端末1Dと、電気錠(電気錠25)を有する電気錠システム2Dとを備えている。
携帯端末1Dは、テンキー10、通信部11、記憶部12および制御部13Dを有している。すなわち、この携帯端末1Dは、図9に示した変形例3の携帯端末1Cにおいて、制御部13Cの代わりに制御部13Dを設けたものに対応し、他の構成は基本的に同様となっている。ただし、本変形例の記憶部12には、変形例3の記憶部12とは異なり、予め事前登録された暗証番号PWmが記憶されるようになっている。なお、制御部13Dは、本発明における「電気錠制御装置」および「制御部」の一具体例に対応している。また、本変形例における記憶部12は、本発明における「第2の記憶部」の一具体例に対応している。
電気錠システム2Dは、制御機構24Dおよび電気錠25を有している。すなわち、この電気錠システム2Dは、図9に示した変形例3の電気錠システム2Cにおいて、制御機構24Cの代わりに制御機構24Dを設けたものに対応し、他の構成は基本的には同様となっている。この制御機構24Dは、通信部21、記憶部22および制御部23Dを有している。すなわち、制御機構24Dは、図9に示した変形例3の制御機構24Cにおいて、制御部23Cの代わりに制御部23Dを設けたものに対応し、他の構成は基本的に同様となっている。ただし、本変形例の記憶部22には、変形例3の記憶部22とは異なり、上記した暗証番号PWmが記憶されないようになっている。
このような構成の本変形例の認証システム3Dでは、変形例3の認証システム3Cとは異なり、制御機構24D内の制御部23Dではなく、携帯端末1D内の制御部13Dにおいて、テンキー10に入力された暗証番号PWinと記憶されている暗証番号PWmとの照合処理が行われる。なお、このようにしてなされた照合処理において正常認証がなされた場合には、図11に示したように、制御部13Dから無線通信C12を介して、電気錠25に対して(間接的に)解錠制御するための指示信号Siが、制御部23Dへ供給されるようになっている。
ここで、本変形例の認証システム3Dにおいても、携帯端末1D内のテンキー10において、実施の形態および変形例1〜3で説明したテンキー10,20と同様にして、前述した態様のランダム表示がなされる。具体的には、携帯端末1D内の制御部13Dが、テンキー10に対してそのようなランダム表示制御を行う。したがって、本変形例においても基本的には実施の形態と同様の作用により、同様の効果を得ることが可能となる。すなわち、セキュリティ性を担保しつつ、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
(E.変形例5)
図12は、変形例5に係る認証システム(認証システム3E)の構成例をブロック図で表したものである。本変形例の認証システム3Eは、変形例3,4の認証システム3C,3Dと同様に、暗証番号の照合を使用したユーザの認証システムである。この認証システム3Eは、図12に示したように、ユーザ9が保有する携帯端末1Eと、電気錠(電気錠25)を有する電気錠システム2Eとを備えている。
(携帯端末1E)
携帯端末1Eは、テンキー10、通信部11、記憶部12および制御部13Eを有している。すなわち、この携帯端末1Eは、図9に示した変形例3の携帯端末1Cにおいて、制御部13Cの代わりに制御部13Eを設けたものに対応し、他の構成は基本的に同様となっている。なお、制御部13Eは、本発明における「電気錠制御装置」および「制御部」の一具体例に対応している。
この制御部13Eは、電気錠システム2E(後述する制御機構24E)側から送信されてきた暗証番号PWmと、携帯端末1E内のテンキー10において入力された暗証番号PWinとの照合処理を行う機能を有している。また、制御部13Eは、この照合処理において正常認証された場合には、電気錠25に対して(間接的に)解錠制御を行うための指示信号Siを、無線通信C12を利用して通信部11から電気錠システム2E(後述する制御機構24E)側へと送信させる機能を有している。なお、この制御部13Eにおける制御動作の詳細については、後述する(図13)。
(電気錠システム2E)
電気錠システム2Eは、制御機構24Eおよび電気錠25を有している。すなわち、この電気錠システム2Eは、図9に示した変形例3の電気錠システム2Cにおいて、制御機構24Cの代わりに制御機構24Eを設けたものに対応し、他の構成は基本的には同様となっている。この制御機構24Eは、通信部21、記憶部22および制御部23Eを有している。すなわち、制御機構24Eは、図9に示した変形例3の制御機構24Cにおいて、制御部23Cの代わりに制御部23Eを設けたものに対応し、他の構成は基本的に同様となっている。なお、本変形例における記憶部22は、本発明における「第3の記憶部」の一具体例に対応している。
この制御部23Eは、制御機構24E内の記憶部22に記憶されている(事前登録されている)暗証番号PWmを、無線通信C12を利用して通信部21から携帯端末1E側(通信部11)へと送信させる機能を有している。また、制御部23Eは、上記したようにして通信部21を介して携帯端末1E側から受信した指示信号Siに基づいて、電気錠25に対して解錠制御を行う機能を有している。なお、この制御部23Eにおける制御動作の詳細については、後述する(図13)。
(動作例)
ここで図13を参照して、本変形例の認証システム3Eにおける動作例について、具体的に説明する。図13は、図12に示した認証システム3Eにおける動作例を流れ図で表したものであり、携帯端末1Eおよび電気錠システム2E(制御機構24E)における各動作例(暗証番号の事前の登録方法、および、暗証番号の照合処理を利用したユーザの認証方法)について、時系列に沿って示している。
この動作例では、まず、図10に示した変形例3と同様にして、制御機構24A内の記憶部22に、照合処理を行うための暗証番号PWmが、ユーザ9によって事前に登録される(図13のステップS300)。このようにして、以下説明するユーザ認証の前に、暗証番号PWm(照合用番号)の事前登録が行われる。
続いて、暗証番号の照合処理を利用したユーザ認証の際には、まず、制御機構24Eが、携帯端末1Eからの無線通信C12による信号受信の待機状態となる(ステップS301)。なお、このような信号受信の待機状態となるのに際しては、変形例3と同様に、前述した2つの手法(手法1,手法2)が挙げられる。
次いで、制御機構24Eがこのような信号受信の待機状態となっているときに、無線通信C12を利用して、所定のトリガ信号が携帯端末1Eから制御機構24E側へと送信されると(ステップS302)、この制御機構24Eにおいて以下の動作がなされる。すなわち、制御機構24E内の通信部21は、制御部23Eの指示に従い、記憶部22に記憶されている(上記したようにして事前登録されている)暗証番号PWmを、無線通信C12によって携帯端末1E側(通信部11)へと送信する(ステップS303)。
このようにして、通信部21から携帯端末1E(通信部11)への暗証番号PWmの送信動作が、携帯端末1E側からの所定の動作により開始される。具体的には、この所定の動作は、例えば、携帯端末1Eから制御機構24Eに対する所定のトリガ信号の送信動作となっている。
ここで、このような制御機構24Eから携帯端末1Eへの暗証番号PWmの送信の際には、無線通信C12による送信であることから、セキュリティ性の確保のため、何らかの傍受対策(例えば、各種の暗号化処理など)を取るようにするのが望ましい。なお、このようにして携帯端末1E側に暗証番号PWmが送信されても、ユーザ9にはその送信された暗証番号PWmが把握できない(通知されない)ようになっている。
続いて、ユーザ9によってテンキー10が操作されることで、携帯端末1Eに暗証番号PWinが入力されると(ステップS304)、この携帯端末1Eにおいて以下の動作がなされる。すなわち、まず、携帯端末1E内の制御部13Eは、上記のようにして通信部11において受信した暗証番号PWmと、ユーザ9によって入力された暗証番号PWinとの照合処理を行う(ステップS305)。具体的には、制御部13Eは、これらの暗証番号PWinと暗証番号PWmとが互いに一致するのか否か(PWin=PWmを満たすのか否か)を判断することで、そのような照合処理を行う。なお、この照合処理の際には、変形例3と同様に、例えば照合回数の制限を設けるなどの対応策を取ることで、セキュリティ性を確保するようにするのが望ましい。
ここで、この照合処理において正常認証されなかった場合(PWin=PWmを満たさない場合)には(ステップS305:N)、制御部13Eは、電気錠25に対する解錠制御を行わせないようにする。具体的には、携帯端末1Eでは、以下説明するステップS306,S307へと進まず、後述するステップS308へと進む(あるいは、前述したステップS304へと再び戻る)ことになる。
一方、照合処理において正常認証された場合(PWin=PWmを満たす場合)には(ステップS305:Y)、制御部13Eは、電気錠25に対して解錠制御を行うための指示信号Siを、無線通信C12を利用して通信部11から制御機構24E側(通信部21)へと送信させる(ステップS306)。
続いて、制御機構24E内の制御部23Eは、このようにして通信部21を介して受信した指示信号Siに基づいて、電気錠25に対して解錠制御を行う(ステップS307)。これにより、ユーザ9は扉6を開くことができるようになる。
なお、前述したステップS303において、通信部21から携帯端末1E側へ送信された暗証番号PWmは、所定時間(例えば数秒程度から数分程度など)の経過後に、その携帯端末1E内から自動的に消去されるようになっている(ステップS308)。これにより前述したように、携帯端末1E内(記憶部12)には、事前登録された暗証番号PWmがそのまま記憶されず、一時的に保持されるだけとなる。したがって、変形例3と同様に、仮に携帯端末1Eが盗難や紛失したりして、分解されて解析されたとしても、携帯端末1E内には送信された暗証番号PWmが残っていない(記憶されていない)ことから、他人に暗証番号PWmを解読されてしまうおそれがない。
以上により、図13に示した一連の動作例が終了となる。
(作用・効果)
本変形例の認証システム3Eにおいても、携帯端末1E内のテンキー10において、実施の形態および変形例1〜4で説明したテンキー10,20と同様にして、前述した態様のランダム表示がなされる。具体的には、携帯端末1E内の制御部13Eが、テンキー10に対してそのようなランダム表示制御を行う(例えば、図13中のステップS304参照)。したがって、本変形例においても基本的には実施の形態と同様の作用により、同様の効果を得ることが可能となる。すなわち、セキュリティ性を担保しつつ、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
また、本変形例の認証システム3Eにおいても、図12に示したように、変形例3の認証システム3Cと同様に、携帯端末1E内の記憶部12ではなく、電気錠システム2Eにおける制御機構24E内の記憶部22に、事前登録された暗証番号PWmが記憶されている。一方で、認証システム3Cとは異なり、この暗証番号PWmが制御機構24E内から携帯端末1E側へと無線通信C12により送信されることで、以下のようにして照合処理が行われる。すなわち、制御機構24E内の制御部23Eではなく、携帯端末1E内の制御部13Eにおいて、入力された暗証番号PWinと暗証番号PWmとの照合処理が行われる。なお、このようにしてなされた照合処理において正常認証がなされた場合には、制御部13Eから電気錠25に対し、間接的に(解錠制御を行うための指示信号Siを利用して制御部23Eを介して)解錠制御がなされる。
これにより、本変形例においても変形例3と同様に、前述した変形例4と比べ、セキュリティ性が向上することになる。具体的には、例えば、仮に携帯端末1Eが盗難や紛失したりしたとしても、以下のようになる。すなわち、変形例4とは異なり、携帯端末1E内(記憶部12)には事前登録された暗証番号PWmが記憶されていないことから、例えば携帯端末1Eが分解されて解析されたとしても、他人に暗証番号PWmを解読されてしまうおそれがない。よって、本変形例の認証システム3Eにおいても、変形例4と比べ、無線通信C12を利用して暗証番号による照合処理を行う際の、セキュリティ性を向上させることも可能となる。
[変形例6,7]
以下の変形例6,7では、電気錠システムにおける各ブロックを複数の装置に分けて内蔵した例について説明する。
(F.変形例6)
図14は、変形例6に係る電気錠システム(電気錠システム2F)の概要構成例を、外観模式図で表したものである。
本変形例の電気錠システム2Fは、実施の形態で説明した電気錠システム2とは異なり、この電気錠システム2Fを構成する各ブロック(テンキー20、制御機構24および電気錠25)が、互いに別体の複数の装置に分かれて内蔵されている。換言すると、電気錠システム2Fは、複数の装置により構成されている。具体的には、この電気錠システム2Fは、この例では図14に示したように、テンキー20を内蔵する装置と、制御機構24を内蔵する装置と、2つの電気錠5を個別に内蔵する装置とにより構成されている。そして、テンキー20と制御機構24との間は、有線または無線の通信C30により接続されていると共に、制御機構24と各電気錠25との間も電気的に接続されている。
(G.変形例7)
図15は、変形例7に係る認証システム(認証システム3G)の概要構成例を、外観模式図で表したものである。この図15に示したように、本変形例の認証システム3Gは、携帯端末1C(あるいは携帯端末1D,1Eのいずれか)と、本変形例に係る電気錠システム(電気錠システム2G)とを備えている。
この電気錠システム2Gもまた、上記した変形例6の電気錠システム2Fと同様に、この電気錠システム2Gを構成する各ブロック(制御機構24C(あるいは制御機構24D,24Eのいずれか)、および電気錠25)が、互いに別体の複数の装置に分かれて内蔵されている。換言すると、電気錠システム2Gは、複数の装置により構成されている。具体的には、この電気錠システム2Gは、この例では図15に示したように、制御機構24C(制御機構24D,24E)を内蔵する装置と、2つの電気錠5を個別に内蔵する装置とにより構成されている。そして、制御機構24C(制御機構24D,24E)と各電気錠25との間が電気的に接続されていると共に、これまでの説明と同様に、制御機構24C(制御機構24D,24E)と携帯端末1C(携帯端末1D,1E)との間は無線通信C12により接続されている。
これら変形例6,7の電気錠システム2F,2Gにおいても、基本的には、実施の形態の電気錠システム2や変形例3〜5の認証システム3C〜3Eと同様の作用により、同様の効果を得ることが可能である。すなわち、セキュリティ性を担保しつつ、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
なお、これらの変形例6,7において、例えば、前述した変形例1,2における手法を組み合わせて利用するようにしてもよい。
<3.その他の変形例>
以上、実施の形態および変形例を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態等に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態等では、携帯端末と電気錠システムとの間でのデータのやり取りの手法(データのやり取りの順番や通信手法等)について具体的に説明したが、これらの手法には限られず、他の手法を用いてデータのやり取りを行うようにしてもよい。
また、例えば、テンキーにおけるランダム表示の手法(配列パターンの構成例)や、テンキー内での単位表示部のマトリクス配置例(行および列の数)、テンキー内で使用されるキーの個数や種類等についても、上記実施の形態等で説明したものには限られず、他の構成や手法を用いるようにしてもよい。
更に、上記実施の形態等では、携帯端末および電気錠システムの構成例(機能ブロック構成例)について具体的に説明したが、これらの構成例には限られず、他の構成としてもよい。
加えて、本発明は、集合住宅以外の他の集合建築物(例えば、オフィスビルや工場等)にも適用することが可能である。
1C,1D,1E…携帯端末、10…テンキー(入力部)、11…通信部、12…記憶部、13C〜13E…制御部、2,2C〜2G…電気錠システム、20…テンキー(入力部)、21…通信部、22…記憶部、23,23C〜23E…制御部、24,24C〜24E…制御機構、25…電気錠、29…ノブ、3C〜3E,3G…認証システム、4a,4b…数字キー配列ユニット、40…単位表示部、40N…数字キー、40C…クリアキー、40E…エンターキー、40S…余白キー、6…扉、9…ユーザ、C12…無線通信、C30…通信、PWin,PWm…暗証番号、Si…指示信号。

Claims (15)

  1. 暗証番号の照合結果に応じて電気錠に対して直接的または間接的に解錠制御を行うと共に、前記暗証番号を入力するためのテンキーに対する表示制御を行う制御部を備え、
    前記テンキーは、マトリクス状に配列されると共に少なくとも複数の数字キーおよび余白キーを個別に表示するための複数の単位表示部を有し、
    前記制御部は、
    前記複数の単位表示部において、前記複数の数字キーが、数字の大きさの範囲に応じて複数の数字キー配列ユニット内に振り分けて表示されると共に、
    各数字キー配列ユニット内では、前記数字キーが数字順に固定配列して表示され、
    かつ、前記複数の単位表示部における前記複数の数字キー配列ユニットおよび前記余白キーの配置位置がそれぞれランダムに変化するランダム表示がなされるように、
    前記テンキーに対する表示制御を行う
    電気錠制御装置。
  2. 前記制御部は、前記ランダム表示の際に、
    前記複数の数字キー配列ユニット同士の配置位置が互いに入れ替わることとなるように、前記テンキーに対する表示制御を行う
    請求項1に記載の電気錠制御装置。
  3. 前記複数の数字キー配列ユニットはそれぞれ、前記数字キーが数字順に一方向に固定配列されてなり、
    前記制御部は、前記ランダム表示の際に、
    前記複数の数字キー配列ユニット同士が、前記一方向に対する直交方向に沿って互いに入れ替わることとなるように、前記テンキーに対する表示制御を行う
    請求項2に記載の電気錠制御装置。
  4. 前記制御部は、前記ランダム表示の際に、
    前記複数の数字キー配列ユニット同士の配置位置で互いに段差が生じることとなるように、前記テンキーに対する表示制御を行う
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電気錠制御装置。
  5. 前記複数の数字キー配列ユニットはそれぞれ、前記数字キーが数字順に一方向に固定配列されてなり、
    前記制御部は、前記ランダム表示の際に、
    前記複数の数字キー配列ユニットのうちの少なくとも一部が前記一方向に沿って変位することによって前記段差が生じることとなるように、前記テンキーに対する表示制御を行う
    請求項4に記載の電気錠制御装置。
  6. 前記制御部は、前記ランダム表示の際に、
    クリアキーおよびエンターキーがそれぞれ、前記複数の単位表示部において固定配置によって更に表示されることとなるように、前記テンキーに対する表示制御を行う
    請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の電気錠制御装置。
  7. 前記数字キー配列ユニットの個数と、前記余白キーの個数とが、互いに等しい
    請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の電気錠制御装置。
  8. 前記複数の単位表示部が、M行(M:3以上の整数)×2列に配列されており、
    2つの前記数字キー配列ユニットがそれぞれ、列方向に沿って配列され、
    前記余白キーの個数が2つである
    請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の電気錠制御装置。
  9. 電気錠と、
    暗証番号を入力するためのテンキーと、
    前記暗証番号の照合結果に応じて前記電気錠に対して解錠制御を行うと共に、前記テンキーに対する表示制御を行う制御部と
    を備え、
    前記テンキーは、マトリクス状に配列されると共に少なくとも複数の数字キーおよび余白キーを個別に表示するための複数の単位表示部を有し、
    前記制御部は、
    前記複数の単位表示部において、前記複数の数字キーが、数字の大きさの範囲に応じて複数の数字キー配列ユニット内に振り分けて表示されると共に、
    各数字キー配列ユニット内では、前記数字キーが数字順に固定配列して表示され、
    かつ、前記複数の単位表示部における前記複数の数字キー配列ユニットおよび前記余白キーの配置位置がそれぞれランダムに変化するランダム表示がなされるように、
    前記テンキーに対する表示制御を行う
    電気錠システム。
  10. 前記電気錠、前記テンキーおよび前記制御部が、一体化された単一の装置に内蔵されているか、あるいは、互いに別体の複数の装置に分かれて内蔵されている
    請求項9に記載の電気錠システム。
  11. 暗証番号の照合処理を利用したユーザの認証システムであって、
    携帯端末と、
    電気錠を有すると共に、前記携帯端末との間で通信を行う電気錠システムと
    を備え、
    前記携帯端末は、
    前記暗証番号を入力するためのテンキーと、
    前記暗証番号の照合結果に応じて前記電気錠に対して間接的に解錠制御を行うと共に、前記テンキーに対する表示制御を行う制御部と
    を有し、
    前記テンキーは、マトリクス状に配列されると共に少なくとも複数の数字キーおよび余白キーを個別に表示するための複数の単位表示部を有し、
    前記制御部は、
    前記複数の単位表示部において、前記複数の数字キーが、数字の大きさの範囲に応じて複数の数字キー配列ユニット内に振り分けて表示されると共に、
    各数字キー配列ユニット内では、前記数字キーが数字順に固定配列して表示され、
    かつ、前記複数の単位表示部における前記複数の数字キー配列ユニットおよび前記余白キーの配置位置がそれぞれランダムに変化するランダム表示がなされるように、
    前記テンキーに対する表示制御を行う
    認証システム。
  12. 前記電気錠システムは、前記暗証番号を前記携帯端末と対応付けて記憶する第1の記憶部を更に有し、
    前記制御部は、前記テンキーにおいて入力された暗証番号が、前記通信によって前記電気錠システム側へ送信されるように制御し、
    前記電気錠システムは、前記携帯端末側から送信された暗証番号と、前記第1の記憶部に記憶されている暗証番号との照合結果に応じて、前記電気錠に対して前記解錠制御を行う
    請求項11に記載の認証システム。
  13. 前記携帯端末は、前記暗証番号を記憶する第2の記憶部を更に有し、
    前記制御部は、
    前記テンキーにおいて入力された暗証番号と、前記第2の記憶部に記憶されている暗証番号との照合処理を行うと共に、
    前記照合処理において正常認証された場合には、前記電気錠に対して前記解錠制御を行うための指示信号が、前記通信によって前記電気錠システム側へ送信されるように制御し、
    前記電気錠システムは、前記携帯端末側から送信された前記指示信号に基づいて、前記電気錠に対して前記解錠制御を行う
    請求項11に記載の認証システム。
  14. 前記電気錠システムは、前記暗証番号を前記携帯端末と対応付けて記憶する第3の記憶部を更に有すると共に、前記第3の記憶部に記憶されている暗証番号を、前記通信によって前記携帯端末側へ送信し、
    前記制御部は、
    前記テンキーにおいて入力された暗証番号と、前記電気錠システム側から送信された暗証番号との照合処理を行うと共に、
    前記照合処理において正常認証された場合には、前記電気錠に対して前記解錠制御を行うための指示信号が、前記通信によって前記電気錠システム側へ送信されるように制御し、
    前記電気錠システムは、前記携帯端末側から送信された前記指示信号に基づいて、前記電気錠に対して前記解錠制御を行う
    請求項11に記載の認証システム。
  15. 携帯端末と、電気錠を有すると共に前記携帯端末との間で通信を行う電気錠システムと、を備えたユーザの認証システムに適用される前記携帯端末であって、
    暗証番号を入力するためのテンキーと、
    前記暗証番号の照合結果に応じて前記電気錠に対して間接的に解錠制御を行うと共に、前記テンキーに対する表示制御を行う制御部と
    を備え、
    前記テンキーは、マトリクス状に配列されると共に少なくとも複数の数字キーおよび余白キーを個別に表示するための複数の単位表示部を有し、
    前記制御部は、
    前記複数の単位表示部において、前記複数の数字キーが、数字の大きさの範囲に応じて複数の数字キー配列ユニット内に振り分けて表示されると共に、
    各数字キー配列ユニット内では、前記数字キーが数字順に固定配列して表示され、
    かつ、前記複数の単位表示部における前記複数の数字キー配列ユニットおよび前記余白キーの配置位置がそれぞれランダムに変化するランダム表示がなされるように、
    前記テンキーに対する表示制御を行う
    携帯端末。
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