JP2016162769A - ウエーハの加工方法 - Google Patents
ウエーハの加工方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016162769A JP2016162769A JP2015037073A JP2015037073A JP2016162769A JP 2016162769 A JP2016162769 A JP 2016162769A JP 2015037073 A JP2015037073 A JP 2015037073A JP 2015037073 A JP2015037073 A JP 2015037073A JP 2016162769 A JP2016162769 A JP 2016162769A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wafer
- processing
- functional layer
- semiconductor wafer
- ablation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Laser Beam Processing (AREA)
- Dicing (AREA)
Abstract
【課題】アブレーション加工によって形成されたレーザー加工溝の両側に形成されるバリを効果的に除去することができるウエーハの加工方法を提供する。
【解決手段】ウエーハ2に対して吸収性を有する波長のレーザー光線を照射してアブレーション加工を施し、分割予定ラインに沿って加工溝を形成することにより機能層を除去するアブレーション加工工程と、レーザー加工溝の両側に起立するバリを除去するバリ除去工程と、アブレーション加工工程が実施されたウエーハの機能層が除去された領域に沿って切削ブレードによって基板を切断することによりウエーハを個々のデバイスに分割するウエーハ分割工程とを含み、バリ除去工程は、スピンナーテーブル511にウエーハを保持し、スピンナーテーブルを回転しつつスピンナーテーブルに保持されたウエーハに加圧流体をノズル541から噴射することによりバリを除去するバリ除去工程を実施する。
【選択図】図8
【解決手段】ウエーハ2に対して吸収性を有する波長のレーザー光線を照射してアブレーション加工を施し、分割予定ラインに沿って加工溝を形成することにより機能層を除去するアブレーション加工工程と、レーザー加工溝の両側に起立するバリを除去するバリ除去工程と、アブレーション加工工程が実施されたウエーハの機能層が除去された領域に沿って切削ブレードによって基板を切断することによりウエーハを個々のデバイスに分割するウエーハ分割工程とを含み、バリ除去工程は、スピンナーテーブル511にウエーハを保持し、スピンナーテーブルを回転しつつスピンナーテーブルに保持されたウエーハに加圧流体をノズル541から噴射することによりバリを除去するバリ除去工程を実施する。
【選択図】図8
Description
本発明は、基板の表面に積層された機能層に複数の分割予定ラインによって区画された複数の領域にデバイスが形成されたウエーハを、分割予定ラインに沿って分割するウエーハの加工方法に関する。
半導体デバイス製造工程においては、略円板形状である半導体ウエーハの表面に格子状に形成された複数の分割予定ラインによって複数の領域が区画され、この区画された複数の領域にIC、LSI等のデバイスを形成する。そして、半導体ウエーハを分割予定ラインに沿って切断することによりデバイスが形成された領域を分割して個々のデバイスを製造している。
近時においては、IC、LSI等の半導体チップの処理能力を向上するために、シリコン等の基板の表面にSiO2、SiOF、BSG(SiOB)等の無機物系の膜やポリイミド系、パリレン系等のポリマー膜である有機物系の膜からなる低誘電率絶縁体被膜(Low−k膜)が積層された機能層によって半導体デバイスを形成せしめた形態の半導体ウエーハが実用化されている。
このような半導体ウエーハの分割予定ラインに沿った分割は、通常、ダイサーと呼ばれている切削装置によって行われている。この切削装置は、被加工物である半導体ウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された半導体ウエーハを切削するための切削手段と、チャックテーブルと切削手段とを相対的に移動せしめる移動手段とを具備している。切削手段は、高速回転せしめられる回転スピンドルと該スピンドルに装着された切削ブレードを含んでいる。切削ブレードは円盤状の基台と該基台の側面外周部に装着された環状の切れ刃からなっており、切れ刃は例えば粒径3μm程度のダイヤモンド砥粒を電鋳によって固定して形成されている。
しかるに、上述したLow−k膜は、切削ブレードによって切削することが困難である。即ち、Low−k膜は雲母のように非常に脆いことから、切削ブレードにより分割予定ラインに沿って切削すると、Low−k膜が剥離し、この剥離が回路にまで達しデバイスに致命的な損傷を与えるという問題がある。
上記問題を解消するために、半導体ウエーハに形成された分割予定ラインに沿って機能層に対して吸収性を有する波長のレーザー光線を照射してアブレーション加工を施すことにより、分割予定ラインに沿ってレーザー加工溝を形成して機能層を分断し、このレーザー加工溝に切削ブレードを位置付けて切削ブレードと半導体ウエーハを相対移動することにより、半導体ウエーハを分割予定ラインに沿って切断するウエーハの分割方法が下記特許文献1に開示されている。
而して、アブレーション加工によって半導体ウエーハを構成する機能層に形成された分割予定ラインに沿ってレーザー加工溝を形成すると、分割予定ラインに配設されたTEG(テスト・エレメント・グループ)と呼ばれる金属膜や低誘電率絶縁体が溶融してレーザー加工溝の両側にバリが轍のように起立して形成され、個々のデバイスに分割した際にデバイスの外周に起立したバリが残存してデバイスの品質を低下させるという問題がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術課題は、アブレーション加工によって形成されたレーザー加工溝の両側に起立して形成されたバリを効果的に除去することができるウエーハの加工方法を提供することである。
上記主たる技術的課題を解決するため、本発明によれば、基板の表面に積層された機能層に複数の分割予定ラインによって区画された複数の領域にデバイスが形成されたウエーハの加工方法であって、
ウエーハに対して吸収性を有する波長のレーザー光線を分割予定ラインに沿って照射してアブレーション加工を施し、分割予定ラインに沿って機能層にレーザー加工溝を形成することにより機能層を除去するアブレーション加工工程と、
該アブレーション加工工程において形成されたレーザー加工溝の両側に起立するバリを除去するバリ除去工程と、
該アブレーション加工工程が実施されたウエーハの機能層が除去された領域に沿って切削ブレードによって基板を切断することによりウエーハを個々のデバイスに分割するウエーハ分割工程と、を含み、
該バリ除去工程は、スピンナーテーブルにウエーハを保持し、該スピンナーテーブルを回転しつつスピンナーテーブルに保持されたウエーハに加圧流体をノズルから噴射することにより、該アブレーション加工工程において形成されたレーザー加工溝の両側に起立するバリを除去するバリ除去工程を実施する、
ことを特徴とするウエーハの加工方法が提供される。
ウエーハに対して吸収性を有する波長のレーザー光線を分割予定ラインに沿って照射してアブレーション加工を施し、分割予定ラインに沿って機能層にレーザー加工溝を形成することにより機能層を除去するアブレーション加工工程と、
該アブレーション加工工程において形成されたレーザー加工溝の両側に起立するバリを除去するバリ除去工程と、
該アブレーション加工工程が実施されたウエーハの機能層が除去された領域に沿って切削ブレードによって基板を切断することによりウエーハを個々のデバイスに分割するウエーハ分割工程と、を含み、
該バリ除去工程は、スピンナーテーブルにウエーハを保持し、該スピンナーテーブルを回転しつつスピンナーテーブルに保持されたウエーハに加圧流体をノズルから噴射することにより、該アブレーション加工工程において形成されたレーザー加工溝の両側に起立するバリを除去するバリ除去工程を実施する、
ことを特徴とするウエーハの加工方法が提供される。
上記バリ除去工程においては、加圧気体によって水を加圧してミストをノズルから噴射する。
また、バリ除去工程においては、加圧水をノズルから噴射する。
上記アブレーション加工工程を実施する前に、ウエーハの表面に水溶性樹脂を被覆して保護膜を形成する保護膜形成工程を実施することが望ましい。
また、バリ除去工程においては、加圧水をノズルから噴射する。
上記アブレーション加工工程を実施する前に、ウエーハの表面に水溶性樹脂を被覆して保護膜を形成する保護膜形成工程を実施することが望ましい。
本発明によるウエーハの加工方法は、ウエーハに対して吸収性を有する波長のレーザー光線を分割予定ラインに沿って照射してアブレーション加工を施し、分割予定ラインに沿って機能層にレーザー加工溝を形成することにより機能層を除去するアブレーション加工工程と、アブレーション加工工程において形成されたレーザー加工溝の両側に起立するバリを除去するバリ除去工程と、アブレーション加工工程が実施されたウエーハの機能層が除去された領域に沿って切削ブレードによって基板を切断することによりウエーハを個々のデバイスに分割するウエーハ分割工程とを含み、バリ除去工程は、スピンナーテーブルにウエーハを保持し、スピンナーテーブルを回転しつつスピンナーテーブルに保持されたウエーハに加圧流体をノズルから噴射することにより、アブレーション加工工程において形成されたレーザー加工溝の両側に起立するバリを除去するバリ除去工程を実施するので、デバイスに損傷を与えることなく分割予定ラインに沿って形成されたレーザー加工溝の両側に起立して形成されているバリを効果的に除去することができる。
以下、本発明によるウエーハの加工方法の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1の(a)および(b)には、本発明によるウエーハの加工方法によって加工される半導体ウエーハの斜視図および要部拡大断面図が示されている。図1の(a)および(b)に示す半導体ウエーハ2は、シリコン等の基板20の表面20aに絶縁膜と回路を形成する機能膜が積層された機能層21が形成されており、この機能層21に格子状に形成された複数の分割予定ライン22によって区画された複数の領域にIC、LSI等のデバイス23が形成されている。なお、図示の実施形態においては、機能層21を形成する絶縁膜は、SiO2 膜または、SiOF、BSG(SiOB)等の無機物系の膜やポリイミド系、パリレン系等のポリマー膜である有機物系の膜からなる低誘電率絶縁体被膜(Low−k膜)からなっており、厚みが10μmに設定されている。また、分割予定ライン22の表面には、図1の(a)および(b)には記載していないがTEG(テスト・エレメント・グループ)と呼ばれる金属膜が配設されている。
上述した半導体ウエーハ2の分割予定ライン22に沿ってアブレーション加工するためには、先ず、半導体ウエーハ2を構成する基板20の裏面にダイシングテープを貼着し該ダイシングテープの外周部を環状のフレームによって支持するウエーハ支持工程を実施する。即ち、図2に示すように、環状のフレームFの内側開口部を覆うように外周部が装着されたダイシングテープTの表面に半導体ウエーハ2を構成する基板20の裏面20bを貼着する。従って、ダイシングテープTの表面に貼着された半導体ウエーハ2は、機能層21の表面21aが上側となる。
次に、ウエーハの表面に水溶性樹脂を被覆して保護膜を形成する保護膜形成工程を実施する。この保護膜形成工程は、図3の(a)に示す保護膜被覆装置3を用いて実施する。即ち、保護膜被覆装置3のスピンナーテーブル31上に上記半導体ウエーハ2をダイシングテープTを介して載置する。そして、図示しない吸引手段を作動することにより、スピンナーテーブル31上にダイシングテープTを介して半導体ウエーハ2を吸引保持する。従って、スピンナーテーブル31上にダイシングテープTを介して保持された半導体ウエーハ2は、機能層21の表面21aが上側となる。なお、環状のフレームFは、スピンナーテーブル31に配設された図示しないクランプによって固定される。そして、スピンナーテーブル31の上方に配設された樹脂液供給手段32の樹脂供給ノズル321から半導体ウエーハ2を構成する機能層21の表面21a(加工面)における中央部に所定量の水溶性液状樹脂30を滴下する。水溶性液状樹脂としては、例えばPVA(Poly Vinyl Alcohol)、PEG(Poly Ethylene Glycol)、PEO(Poly Ethylene Oxide)を用いることができる。なお、水溶性液状樹脂30の供給量は、例えば直径が200mmのウエーハの場合、10〜20ミリリットル(ml)程度でよい。
このようにして、半導体ウエーハ2を構成する機能層21の表面21a(加工面)における中央領域へ所定量の水溶性液状樹脂30を滴下したならば、図3の(b)に示すようにスピンナーテーブル31を矢印31aで示す方向に例えば100rpmで5秒間程度回転する。この結果、半導体ウエーハ2を構成する機能層21の表面21a(加工面)における中央領域に滴下された水溶性液状樹脂30は、遠心力の作用で外周に向けて流動し機能層21の表面21a(加工面)の全面に拡散せしめられ、機能層21の表面21a(加工面)には、図3の(b)および(c)に示すように厚さが0.2〜10μmの水溶性樹脂からなる保護膜300が形成される(保護膜形成工程)。この水溶性樹脂からなる保護膜300の厚みは、水溶性液状樹脂30の供給量、スピンナーテーブル31の回転速度および回転時間によって調整することができる。
上述した保護膜形成工程を実施したならば、半導体ウエーハ2に対して吸収性を有する波長のレーザー光線を分割予定ライン22に沿って照射してアブレーション加工を施し、分割予定ライン22に沿って機能層にレーザー加工溝を形成することにより機能層を除去するアブレーション加工工程を実施する。このアブレーション加工工程は、図4に示すレーザー加工装置4を用いて実施する。図4に示すレーザー加工装置4は、被加工物を保持するチャックテーブル41と、該チャックテーブル41上に保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段42と、チャックテーブル41上に保持された被加工物を撮像する撮像手段43を具備している。チャックテーブル41は、被加工物を吸引保持するように構成されており、図示しない加工送り手段によって図4において矢印Xで示す加工送り方向に移動せしめられるとともに、図示しない割り出し送り手段によって図4において矢印Yで示す割り出し送り方向に移動せしめられるようになっている。
上記レーザー光線照射手段42は、実質上水平に配置された円筒形状のケーシング421を含んでいる。ケーシング421内には図示しないパルスレーザー光線発振器や繰り返し周波数設定手段を備えたパルスレーザー光線発振手段が配設されている。上記ケーシング421の先端部には、パルスレーザー光線発振手段から発振されたパルスレーザー光線を集光するための集光器422が装着されている。なお、レーザー光線照射手段42は、集光器422によって集光されるパルスレーザー光線の集光点位置を調整するための集光点位置調整手段(図示せず)を備えている。
上記レーザー光線照射手段42を構成するケーシング421の先端部に装着された撮像手段43は、図示の実施形態においては可視光線によって撮像する通常の撮像素子(CCD)の外に、被加工物に赤外線を照射する赤外線照明手段と、該赤外線照明手段によって照射された赤外線を捕らえる光学系と、該光学系によって捕らえられた赤外線に対応した電気信号を出力する撮像素子(赤外線CCD)等で構成されており、撮像した画像信号を図示しない制御手段に送る。
上述したレーザー加工装置4を用いて、ウエーハに対して吸収性を有する波長のレーザー光線を分割予定ラインに沿って照射してアブレーション加工を施すことによりレーザー加工溝を形成するアブレーション加工工程を実施するには、先ず、図4に示すようにレーザー加工装置4のチャックテーブル41上に半導体ウエーハ2を構成する基板20の裏面に貼着されたダイシングテープT側を載置する。そして、図示しない吸引手段を作動することにより、チャックテーブル41上にダイシングテープTを介して半導体ウエーハ2を吸引保持する(ウエーハ保持工程)。従って、チャックテーブル41上にダイシングテープTを介して保持された半導体ウエーハ2は、機能層21の表面21aに被覆されている保護膜300が上側となる。なお、図4においてはダイシングテープTが装着された環状のフレームFを省いて示しているが、環状のフレームFはチャックテーブル41に配設された図示しないクランプによって固定される。このようにして、半導体ウエーハ2を吸引保持したチャックテーブル41は、図示しない加工送り手段によって撮像手段43の直下に位置付けられる。
チャックテーブル41が撮像手段43の直下に位置付けられると、撮像手段43および図示しない制御手段によって半導体ウエーハ2のレーザー加工すべき加工領域を検出するアライメント作業を実行する。即ち、撮像手段43および図示しない制御手段は、半導体ウエーハ2を構成する機能層21の表面21aに形成された分割予定ライン22と、該分割予定ライン22に沿ってレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段42の集光器422との位置合わせを行うためのパターンマッチング等の画像処理を実行し、レーザー光線照射位置のアライメントを遂行する(アライメント工程)。また、半導体ウエーハ2に上記所定方向と直交する方向に形成された分割予定ライン22に対しても、同様にレーザー光線照射位置のアライメントが遂行される。このとき、半導体ウエーハ2の分割予定ライン22が形成されている機能層21の表面21aには水溶性樹脂からなる保護膜300が形成されているが、保護膜300が透明でない場合は赤外線で撮像して表面からアライメントすることができる。
上述したアライメント工程を実施したならば、図4で示すようにチャックテーブル41をレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段42の集光器422が位置するレーザー光線照射領域に移動し、図5の(a)で示すように半導体ウエーハ2に形成された所定の分割予定ライン22の一端(図5の(a)において左端)が集光器422の直下に位置するように位置付ける。このとき、分割予定ライン22の幅方向中央から一方の側に例えば20μmの位置が集光器422の直下に位置するように位置付ける。そして、集光器422から照射されるパルスレーザー光線LBの集光点Pを分割予定ライン22における機能層21の表面(上面)付近に位置付ける。次に、レーザー光線照射手段42の集光器422から半導体ウエーハ2に対して吸収性を有する波長のパルスレーザー光線を照射しつつチャックテーブル41を図5の(a)において矢印X1で示す方向に所定の加工送り速度で移動せしめる。そして、図5の(b)で示すように分割予定ライン22の他端(図5の(b)において右端)が集光器422の直下位置に達したら、パルスレーザー光線の照射を停止するとともにチャックテーブル41の移動を停止する。
次に、チャックテーブル41を紙面に垂直な方向(割り出し送り方向)に例えば40μm移動する。この結果、分割予定ライン22の幅方向中央から他方の側に20μmの位置が集光器422の直下に位置付けられることになる。そして、図5の(c)に示すようにレーザー光線照射手段42の集光器422からパルスレーザー光線を照射しつつチャックテーブル41を矢印X2で示す方向に所定の加工送り速度で移動せしめ、図5の(a)に示す位置に達したらパルスレーザー光線の照射を停止するとともにチャックテーブル41の移動を停止する。この結果、半導体ウエーハ2には図5の(d)に示すように分割予定ライン22に沿って機能層21の厚さより深い、即ち基板20に至る2条のレーザー加工溝24、24が形成され、機能層21はレーザー加工溝24によって分断され除去される(アブレーション加工工程)。なお、分割予定ライン22に沿って形成されたレーザー加工溝24、24の両側には、図5の(d)に示すように機能層21を形成する低誘電率絶縁体や分割予定ラインに形成されたTEG(テスト・エレメント・グループ)と呼ばれる金属層が溶融し再固化したバリ25が起立して形成される。このバリ25の高さは、5〜10μmである。また、アブレーション加工工程を実施することにより飛散するデブリも発生するが、図示の実施形態においては機能層21の表面に保護膜300が被覆されているので、飛散するデブリは保護膜300によって遮断され、デバイスに付着することはない。
上述したアブレーション加工工程を半導体ウエーハ2を構成する機能層21の表面21aに所定方向に形成された全ての分割予定ライン22に沿って実施する。そして、所定方向に形成された全ての分割予定ライン22に沿ってアブレーション加工工程を実施したならば、チャックテーブル41を90度回動して、所定方向と直交する方向に形成された全ての分割予定ライン22に沿って上記アブレーション加工工程を実施する。
なお、上記アブレーション加工工程は、例えば以下の加工条件で行われる。
レーザー光線の波長 :355nm
平均出力 :1〜10W
繰り返し周波数 :10〜200kHz
集光スポット径 :φ5〜50μm
加工送り速度 :50〜600mm/秒
レーザー光線の波長 :355nm
平均出力 :1〜10W
繰り返し周波数 :10〜200kHz
集光スポット径 :φ5〜50μm
加工送り速度 :50〜600mm/秒
上述したアブレーション加工工程において、他の実施形態としてレーザー光線を照射する集光器による集光スポット径を例えばφ50μmとすることにより、分割予定ライン22の中心に沿って照射することで、図6に示すように半導体ウエーハ2には図6に示すように分割予定ライン22に沿って機能層21の厚さより深い、即ち基板20に至る幅が50μmのレーザー加工溝24aが形成され、機能層21はレーザー加工溝24aによって分断され除去される。この場合においても分割予定ライン22に沿って形成されたレーザー加工溝24aの両側には、図6に示すように機能層21を形成する低誘電率絶縁体や分割予定ラインに配設されたTEG(テスト・エレメント・グループ)と呼ばれる金属膜が溶融し再固化したバリ25が起立して形成される。
上述したアブレーション加工工程を実施したならば、アブレーション加工工程において形成されたレーザー加工溝の両側に起立するバリを除去するバリ除去工程を実施する。このバリ除去工程は、図7乃至図9に示すバリ除去装置5を用いて実施する。図7乃至図9に示すバリ除去装置5は、スピンナーテーブルユニット51と、該スピンナーテーブルユニット51を包囲して配設された水受け手段52を具備している。スピンナーテーブルユニット51は、スピンナーテーブル511と、該スピンナーテーブル511を回転駆動する電動モータ512と、該電動モータ512を上下方向に移動可能に支持する支持手段513を具備している。スピンナーテーブル511は多孔性材料から形成された吸着チャック511aを具備しており、この吸着チャック511aが図示しない吸引手段に連通されている。従って、スピンナーテーブル511は、吸着チャック511aに被加工物であるウエーハを載置し図示しない吸引手段により負圧を作用せしめることにより吸着チャック511a上にウエーハを保持する。電動モータ512は、その駆動軸512aの上端に上記スピンナーテーブル511を連結する。上記支持手段713は、複数本(図示の実施形態においては3本)の支持脚513aと、該支持脚513aをそれぞれ連結し電動モータ512に取り付けられた複数本(図示の実施形態においては3本)のエアシリンダ513bとからなっている。このように構成された支持機構513は、エアシリンダ513bを作動することにより、電動モータ512およびスピンナーテーブル511を図8の(a)に示す上方位置である被加工物搬入・搬出位置と、図8の(b)に示す下方位置である作業位置に位置付ける。
上記水受け手段52は、水受け容器521と、該水受け容器521を支持する3本(図2には2本が示されている)の支持脚522と、上記電動モータ512の駆動軸512aに装着されたカバー部材523とを具備している。水受け容器521は、図8の(a)および図8の(b)に示すように円筒状の外側壁521aと底壁521bと内側壁521cとからなっている。底壁521bの中央部には上記電動モータ512の駆動軸512aが挿通する穴521dが設けられおり、この穴521dの周縁から上方に突出する内側壁521cが形成されている。また、図7に示すように底壁521bには排水口521eが設けられており、この排水口521eにドレンホース524が接続されている。上記カバー部材523は、円盤状に形成されており、その外周縁から下方に突出するカバー部523aを備えておる。このように構成されたカバー部材523は、電動モータ512およびスピンナーテーブル511が図8の(b)に示す作業位置に位置付けられると、カバー部523aが上記水受け容器521を構成する内側壁521cの外側に隙間をもって重合するように位置付けられる。
図示のバリ除去装置5は、上記スピンナーテーブル511に保持されたウエーハの上面に加圧流体を噴射する加圧流体噴射機構54を具備している。加圧流体噴射機構54は、図8の(a)および図8の(b)に示すようにスピンナーテーブル511に保持されたウエーハの上面に向けて加圧流体を噴射するノズル541と、該5ノズル541を揺動せしめる正転・逆転可能な電動モータ542と、該ノズル541に圧力気体を供給する圧力気体供給手段543と、ノズル541に水を供給する水供給手段544とからなっている。ノズル541は、水平に延び先端部が下方に屈曲されたノズル部541aと、該ノズル部541aの基端から下方に延びる支持部541bとからなっており、支持部541bが上記水受け容器521を構成する底壁521bに設けられた図示しない挿通穴を挿通して配設され圧力気体供給手段543に接続されている。なお、ノズル541におけるノズル部541aには、図9に示すように下端部に形成された噴口541cと、該噴口541cに連通する気体通路541dと、噴口541cに連通する水通路541eが設けられている。このように構成されたノズル541は、気体通路541dが圧力気体供給手段543に接続され、水通路541eが水供給手段544にそれぞれ接続される。なお、圧力気体供給手段543は0.3MPaのエアーを供給し、水供給手段544は0.2MPaの純水を供給する。
図示のバリ除去装置5は、スピンナーテーブル511に保持されたウエーハの上面に乾燥エアーを吹き付ける乾燥エアー噴射機構55を具備している。乾燥エアー噴射機構55は、スピンナーテーブル511に保持されたウエーハの上面に向けて乾燥エアーを噴射するエアー噴射ノズル551と、該エアー噴射ノズル551を揺動せしめる正転・逆転可能な電動モータ552を備えており、該エアー噴射ノズル551がエアー供給手段553(図図8の(a)および図8の(b)参照)に接続されている。エアー噴射ノズル551は、水平に延び先端部が下方に屈曲されたノズル部551aと、該ノズル部551aの基端から下方に延びる支持部551bとからなっており、支持部551bが上記水受け容器521を構成する底壁521bに設けられた図示しない挿通穴を挿通して配設されエアー供給手段553に接続されている。なお、エアー供給手段553は、0.3MPaのエアーを供給する。
上述したバリ除去装置5を用いて上記バリ除去工程を実施するには、スピンナーテーブル511の吸着チャック511a上に上記アブレーション加工工程が実施された半導体ウエーハ2が貼着されたダイシングテープT側を載置する。なお、以下の実施形態においては、分割予定ライン211に沿って形成されたレーザー加工溝として図5の(c)に示す2条のレーザー加工溝24、24が設けられた半導体ウエーハ2によって説明する。上述したようにスピンナーテーブル511上に半導体ウエーハ2が貼着されたダイシングテープT側を載置したならば、図示しない吸引手段を作動することにより、ダイシングテープTを介して半導体ウエーハ2をスピンナーテーブル511上に吸引保持する(ウエーハ保持工程)。従って、スピンナーテーブル511に保持された半導体ウエーハ2は、分割予定ライン22に沿って形成された2条のレーザー加工溝24、24が上側となる。このとき加圧流体噴射機構54のノズル541および乾燥エアー噴射機構55のエアー噴射ノズル551は、図7および図8の(a)に示すように保持テーブル711の上方から離隔した待機位置に位置付けられている。なお、ダイシングテープTが装着された環状のフレームFは、スピンナーテーブル511に配設された図示しないフレーム保持手段に保持される。
上述したようにアブレーション加工工程が実施された半導体ウエーハ2がバリ除去装置5のスピンナーテーブル511上に保持されたならば、半導体ウエーハ2の分割予定ライン22に沿って形成されたレーザー加工溝24、24の両側に起立するバリ25を除去するバリ除去工程を実施する。即ち、スピンナーテーブル511を図8の(b)に示す作業位置に位置付けるとともに、加圧流体噴射機構54の電動モータ542を駆動してノズル541のノズル部541aの噴射口541cをスピンナーテーブル511上に保持された半導体ウエーハWの中心部上方に位置付ける。そして、スピンナーテーブル511を例えば100〜1000rpmの回転速度で回転しつつ加圧流体噴射手段54の圧力気体供給手段543および水供給手段544を作動してノズル541のノズル部541aの噴射口541cから加圧気体によって水を加圧したミストを噴射する。このとき、電動モータ542が駆動してノズル541の噴射口541cから噴射された加圧気体によって水を加圧したミストがスピンナーテーブル511に保持された半導体ウエーハWの中心に当たる位置から外周部に当たる位置までの所要角度範囲で揺動せしめられる。この結果、デバイス23に損傷を与えることなく分割予定ライン22に沿って形成された2条のレーザー加工溝24、24の両側に起立して形成されている低誘電率絶縁体や分割予定ラインに形成されたTEG(テスト・エレメント・グループ)と呼ばれる金属膜が溶融再固化した比較的脆いバリ25(図5の(d)参照)が効果的に除去される(バリ除去工程)。なお、図示の実施形態においては、上記アブレーション加工工程を実施する前に半導体ウエーハ2を構成する機能層21の表面21aに水溶性樹脂からなる保護膜300が被覆されているので、ノズル541から加圧気体によって水を加圧したミストを噴射することにより図10に示すように保護膜300も容易に除去することができる。
上述したバリ除去工程を実施したならば、乾燥工程を実行する。即ち、加圧流体噴射機構54のノズル541を図8の(b)に示すスピンナーテーブル511の上方から離隔した待機位置に位置付けるとともに、乾燥エアー噴射機構75のエアー噴射ノズル551を構成するノズル部751aの噴射口をスピンナーテーブル511上に保持された半導体ウエーハWの中心部上方に位置付ける。そして、スピンナーテーブル511を例えば3000rpmの回転速度で回転しつつエアー供給手段553を作動してエアー噴射ノズル551のノズル部551aの噴射口からエアーを噴射する。ノズル部551aの噴射口からエアーを例えば15秒程度噴射する。このとき、エアー噴射ノズル551をノズル部551aの噴射口から噴射されたエアーがスピンナーテーブル511に保持された半導体ウエーハWの中心に当たる位置から外周部に当たる位置までの所要角度範囲で揺動せしめられる。この結果、半導体ウエーハWの上面がスピン乾燥される。
上述した乾燥工程が終了したら、スピンナーテーブル511の回転を停止するとともに、乾燥エアー噴射機構55のエアー噴射ノズル551を図8の(b)に示すスピンナーテーブル511の上方から離隔した待機位置に位置付ける。そして、スピンナーテーブル511を図8の(a)に示す被加工物搬入・搬出位置に位置付けるとともに、スピンナーテーブル511に保持されている半導体ウエーハWの吸引保持を解除する。次に、上述したように洗浄およびスピン乾燥された半導体ウエーハWは、図示しない被加工物搬送手段によって次工程に搬送される。
上述したようにバリ除去工程および乾燥工程を実施したならば、半導体ウエーハ2の機能層21が除去された領域に沿って切削ブレードによって基板20を切断することにより半導体ウエーハ2を個々のデバイスに分割するウエーハ分割工程を実施する。このウエーハ分割工程は、図示の実施形態においては図11に示す切削装置6を用いて実施する。図11に示す切削装置6は、被加工物を保持するチャックテーブル61と、該チャックテーブル61に保持された被加工物を切削する切削手段62と、該チャックテーブル61に保持された被加工物を撮像する撮像手段63を具備している。チャックテーブル61は、被加工物を吸引保持するように構成されており、図示しない加工送り手段によって図11において矢印Xで示す加工送り方向(X軸方向)に移動せしめられるとともに、図示しない割り出し送り手段によって矢印Yで示す割り出し送り方向(Y軸方向)に移動せしめられるようになっている。
上記切削手段62は、実質上水平に配置されたスピンドルハウジング621と、該スピンドルハウジング621に回転自在に支持された回転スピンドル622と、該回転スピンドル622の先端部に装着された切削ブレード623を含んでおり、回転スピンドル622がスピンドルハウジング621内に配設された図示しないサーボモータによって矢印623aで示す方向に回転せしめられるようになっている。切削ブレード623は、アルミニウム等の金属材によって形成された円盤状の基台624と、該基台624の側面外周部に装着された環状の切れ刃625とからなっている。環状の切れ刃625は、基台624の側面外周部に粒径が3〜4μmのダイヤモンド砥粒をニッケルメッキで固めた電鋳ブレードからなっており、図示の実施形態においては厚みが40μmで外径が52mmに形成されている。
上記撮像手段63は、スピンドルハウジング621の先端部に装着されており、被加工物を照明する照明手段と、該照明手段によって照明された領域を捕らえる光学系と、該光学系によって捕らえられた像を撮像する撮像素子(CCD)等を備え、撮像した画像信号を図示しない制御手段に送る。
上述した切削装置6を用いてウエーハ分割工程を実施するには、図11に示すようにチャックテーブル61上に上記アブレーション加工工程が実施された半導体ウエーハ2が貼着されたダイシングテープT側を載置する。このようにチャックテーブル61上に半導体ウエーハ2が貼着されたダイシングテープT側を載置したならば、図示しない吸引手段を作動することにより、ダイシングテープTを介して半導体ウエーハ2をチャックテーブル61上に吸引保持する(ウエーハ保持工程)。従って、チャックテーブル61に保持された半導体ウエーハ2は、分割予定ライン22に沿って形成された2条のレーザー加工溝24、24が上側となる。なお、図11においてはダイシングテープTが装着された環状のフレームFを省いて示しているが、環状のフレームFはチャックテーブル61に配設された適宜のフレーム保持手段に保持される。このようにして、半導体ウエーハ2を吸引保持したチャックテーブル61は、図示しない加工送り手段によって撮像手段63の直下に位置付けられる。
チャックテーブル61が撮像手段63の直下に位置付けられると、撮像手段63および図示しない制御手段によって半導体ウエーハ2の切削すべき領域を検出するアライメント工程を実施する。このアライメント工程においては、上記アブレーション加工工程によって半導体ウエーハ2の分割予定ライン22に沿って形成された2条のレーザー加工溝24、24を撮像手段63によって撮像して実行する。即ち、撮像手段63および図示しない制御手段は、半導体ウエーハ2の所定方向に形成されている分割予定ライン22に沿って形成された2条のレーザー加工溝24、24が加工送り方向(X軸方向)と平行か否かのアライメントを遂行する(アライメント工程)。もし、半導体ウエーハ2の所定方向に形成されている分割予定ライン22に沿って形成された2条のレーザー加工溝24、24が加工送り方向(X軸方向)と平行でない場合には、チャックテーブル61を回動して2条のレーザー加工溝24、24が加工送り方向(X軸方向)と平行になるように調整する。また、半導体ウエーハ2に上記所定方向と直交する方向に形成された2条のレーザー加工溝24、24に対しても、同様に切削ブレード623によって切削する切削領域のアライメントが遂行される。
以上のようにしてチャックテーブル61上に保持されている半導体ウエーハ2の分割予定ライン22に沿って形成された2条のレーザー加工溝24、24を検出し、切削領域のアライメントが行われたならば、半導体ウエーハ2を保持したチャックテーブル61を切削領域の切削開始位置に移動する。このとき、図12の(a)で示すように半導体ウエーハ2は切削すべき分割予定ライン22に沿って形成された2条のレーザー加工溝24、24の中間部の一端(図12の(a)において左端)が切削ブレード523の直下より所定量右側に位置するように位置付けられる。
このようにして切削装置6のチャックテーブル61上に保持された半導体ウエーハ2が切削加工領域の切削開始位置に位置付けられたならば、切削ブレード623を図12の(a)において2点鎖線で示す待機位置から矢印Z1で示すように下方に切り込み送りし、図12の(a)において実線で示すように所定の切り込み送り位置に位置付ける。この切り込み送り位置は、図12の(a)および図12の(c)に示すように切削ブレード523の下端が半導体ウエーハ2の裏面に貼着されたダイシングテープTに達する位置に設定されている。
次に、切削ブレード623を図12の(a)において矢印623aで示す方向に所定の回転速度で回転せしめ、チャックテーブル61を図12の(a)において矢印X1で示す方向に所定の切削送り速度で移動せしめる。そして、チャックテーブル61が図12の(b)で示すように2条のレーザー加工溝24、24の中間部の他端(図12の(b)において右端)が切削ブレード623の直下より所定量左側に位置するまで達したら、チャックテーブル61の移動を停止する。この結果、図12の(d)で示すように半導体ウエーハ2の基板20は分割予定ライン22に形成された2条のレーザー加工溝24、24に挟まれた領域の裏面に達する切削溝26が形成され切断される(ウエーハ分割工程)。
次に、切削ブレード623を図12の(b)において矢印Z2で示すように上昇させて2点鎖線で示す待機位置に位置付け、チャックテーブル61を図12の(b)において矢印X2で示す方向に移動して、図12の(a)に示す位置に戻す。そして、チャックテーブル61を紙面に垂直な方向(割り出し送り方向)に分割予定ライン22の間隔に相当する量だけ割り出し送りし、次に切削すべき分割予定ライン22に沿って形成された2条のレーザー加工溝24、24の中間部を切削ブレード623と対応する位置に位置付ける。このようにして、次の分割予定ライン22に沿って形成された2条のレーザー加工溝24、24の中間部を切削ブレード623と対応する位置に位置付けたならば、上述したウエーハ分割工程を実施する。
なお、上記ウエーハ分割工程は、例えば以下の加工条件で行われる。
切削ブレード :外径52mm、厚み40μm
切削ブレードの回転速度:30000rpm
切削送り速度 :50mm/秒
切削ブレード :外径52mm、厚み40μm
切削ブレードの回転速度:30000rpm
切削送り速度 :50mm/秒
上述したウエーハ分割工程を半導体ウエーハ2に形成された全ての分割予定ライン22に沿って形成された2条のレーザー加工溝24、24の中間部に実施する。この結果、半導体ウエーハ2の基板20は2条のレーザー加工溝24、24が形成された分割予定ライン22に沿って切断され、個々のデバイス23に分割される。このようにウエーハ分割工程を実施する際には、上記アブレーション加工工程を実施することにより半導体ウエーハ2を構成する機能層21は、分割予定ライン22に沿って形成された2条のレーザー加工溝24、24によって分断され除去されているので、切削ブレード623によって切削しても剥離することがなく、デバイスの品質を低下させることはない。
以上、本発明を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲で種々の変形は可能である。上述した実施形態においては、バリ除去工程をウエーハ分割工程を実施する前に実施する例を示したが、バリ除去工程はウエーハ分割工程を実施した後に実施してもよい。
また、上述した実施形態においてバリ除去工程は、加圧流体噴射手段54が加圧気体によって水を加圧したミストを噴射する例を示したが、加圧水を噴射してもよい。この場合、0.5〜1.0MPaの加圧水を用いることが望ましい。
また、上述した実施形態においてバリ除去工程は、加圧流体噴射手段54が加圧気体によって水を加圧したミストを噴射する例を示したが、加圧水を噴射してもよい。この場合、0.5〜1.0MPaの加圧水を用いることが望ましい。
2:半導体ウエーハ
3:保護膜被覆装置
30:水溶性液状樹脂
300:保護膜
31:保護膜被覆装置のスピンナーテーブル
32:樹脂液供給手段
4:レーザー加工装置
41:レーザー加工装置のチャックテーブル
42:レーザー光線照射手段
422:集光器
5:バリ除去装置
51:スピンナーテーブルユニット
511:スピンナーテーブル
54:加圧流体噴射機構
55:乾燥エアー噴射機構
6:切削装置
61:切削装置のチャックテーブル
62:切削手段
623:切削ブレード
63:撮像手段
F:環状のフレーム
T:ダイシングテープ
3:保護膜被覆装置
30:水溶性液状樹脂
300:保護膜
31:保護膜被覆装置のスピンナーテーブル
32:樹脂液供給手段
4:レーザー加工装置
41:レーザー加工装置のチャックテーブル
42:レーザー光線照射手段
422:集光器
5:バリ除去装置
51:スピンナーテーブルユニット
511:スピンナーテーブル
54:加圧流体噴射機構
55:乾燥エアー噴射機構
6:切削装置
61:切削装置のチャックテーブル
62:切削手段
623:切削ブレード
63:撮像手段
F:環状のフレーム
T:ダイシングテープ
Claims (4)
- 基板の表面に積層された機能層に複数の分割予定ラインによって区画された複数の領域にデバイスが形成されたウエーハの加工方法であって、
ウエーハに対して吸収性を有する波長のレーザー光線を分割予定ラインに沿って照射してアブレーション加工を施し、分割予定ラインに沿って機能層にレーザー加工溝を形成することにより機能層を除去するアブレーション加工工程と、
該アブレーション加工工程において形成されたレーザー加工溝の両側に起立するバリを除去するバリ除去工程と、
該アブレーション加工工程が実施されたウエーハの機能層が除去された領域に沿って切削ブレードによって基板を切断することによりウエーハを個々のデバイスに分割するウエーハ分割工程と、を含み、
該バリ除去工程は、スピンナーテーブルにウエーハを保持し、該スピンナーテーブルを回転しつつスピンナーテーブルに保持されたウエーハに加圧流体をノズルから噴射することにより、該アブレーション加工工程において形成されたレーザー加工溝の両側に起立するバリを除去するバリ除去工程を実施する、
ことを特徴とするウエーハの加工方法。 - 該バリ除去工程においては、加圧気体によって水を加圧してミストを該ノズルから噴射する、請求項1記載のウエーハの加工方法。
- 該バリ除去工程においては、加圧水を該ノズルから噴射する、請求項1記載のウエーハの加工方法。
- 該アブレーション加工工程を実施する前に、ウエーハの表面に水溶性樹脂を被覆して保護膜を形成する保護膜形成工程を実施する、請求項1記載のウエーハの加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015037073A JP2016162769A (ja) | 2015-02-26 | 2015-02-26 | ウエーハの加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015037073A JP2016162769A (ja) | 2015-02-26 | 2015-02-26 | ウエーハの加工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2016162769A true JP2016162769A (ja) | 2016-09-05 |
Family
ID=56847125
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015037073A Pending JP2016162769A (ja) | 2015-02-26 | 2015-02-26 | ウエーハの加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2016162769A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107584209A (zh) * | 2016-07-08 | 2018-01-16 | 京东方科技集团股份有限公司 | 激光切割装置 |
| JP2019096759A (ja) * | 2017-11-24 | 2019-06-20 | 株式会社ディスコ | 洗浄方法、洗浄装置 |
| CN111613528A (zh) * | 2019-02-25 | 2020-09-01 | 株式会社迪思科 | 加工方法 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007125667A (ja) * | 2005-11-07 | 2007-05-24 | Disco Abrasive Syst Ltd | 基板の切断装置 |
| JP2008130886A (ja) * | 2006-11-22 | 2008-06-05 | Casio Comput Co Ltd | 半導体装置の製造方法 |
| JP2013144324A (ja) * | 2012-01-13 | 2013-07-25 | Disco Corp | 切削装置 |
| JP2014143322A (ja) * | 2013-01-24 | 2014-08-07 | Disco Abrasive Syst Ltd | 洗浄装置、及び、洗浄方法 |
| JP2014225519A (ja) * | 2013-05-15 | 2014-12-04 | 株式会社ディスコ | 加工方法 |
-
2015
- 2015-02-26 JP JP2015037073A patent/JP2016162769A/ja active Pending
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007125667A (ja) * | 2005-11-07 | 2007-05-24 | Disco Abrasive Syst Ltd | 基板の切断装置 |
| JP2008130886A (ja) * | 2006-11-22 | 2008-06-05 | Casio Comput Co Ltd | 半導体装置の製造方法 |
| JP2013144324A (ja) * | 2012-01-13 | 2013-07-25 | Disco Corp | 切削装置 |
| JP2014143322A (ja) * | 2013-01-24 | 2014-08-07 | Disco Abrasive Syst Ltd | 洗浄装置、及び、洗浄方法 |
| JP2014225519A (ja) * | 2013-05-15 | 2014-12-04 | 株式会社ディスコ | 加工方法 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107584209A (zh) * | 2016-07-08 | 2018-01-16 | 京东方科技集团股份有限公司 | 激光切割装置 |
| US10702949B2 (en) | 2016-07-08 | 2020-07-07 | Boe Technology Group Co., Ltd. | Laser cutting device |
| JP2019096759A (ja) * | 2017-11-24 | 2019-06-20 | 株式会社ディスコ | 洗浄方法、洗浄装置 |
| CN111613528A (zh) * | 2019-02-25 | 2020-09-01 | 株式会社迪思科 | 加工方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP7068028B2 (ja) | ウェーハの分割方法 | |
| JP6162018B2 (ja) | ウエーハの加工方法 | |
| JP2016157892A (ja) | ウエーハの加工方法 | |
| JP4471632B2 (ja) | ウエーハの加工方法 | |
| JP2004322168A (ja) | レーザー加工装置 | |
| JP6739873B2 (ja) | ウェーハの加工方法 | |
| JP5385060B2 (ja) | 保護膜被覆方法および保護膜被覆装置 | |
| JP2013207170A (ja) | デバイスウェーハの分割方法 | |
| JP2004188475A (ja) | レーザー加工方法 | |
| US9847257B2 (en) | Laser processing method | |
| JP2004223542A (ja) | レーザー加工方法およびレーザー加工装置 | |
| JP2014135348A (ja) | ウエーハの加工方法 | |
| KR20140045878A (ko) | 레이저 가공 장치 및 보호막 피복 방법 | |
| JP4777783B2 (ja) | レーザー加工装置 | |
| JP2011224642A (ja) | 保護材およびアブレーション加工方法 | |
| JP4903523B2 (ja) | ウエーハのレーザー加工方法 | |
| JP2016162769A (ja) | ウエーハの加工方法 | |
| JP2008130818A (ja) | レーザー加工装置 | |
| JP6199582B2 (ja) | 保護膜形成装置 | |
| JP2016162809A (ja) | ウエーハの加工方法 | |
| JP2011176035A (ja) | ウエーハの洗浄方法 | |
| JP6438304B2 (ja) | ウエーハの加工方法 | |
| JP2015170675A (ja) | 板状物の加工方法 | |
| JP2014086612A (ja) | レーザー加工方法 | |
| JP4777701B2 (ja) | 接着フィルムの分離方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171225 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180911 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180918 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20190416 |