JP2016154091A - アース構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子機器をアース接続する際の作業性向上を図る。【解決手段】炭素繊維強化プラスチックのベース層10を表面10F側から裏面10R側へ貫通する切欠部11と、ノイズフィルタ20(電子機器)に一体的に設けられてベース層10の表面10Fに重ねられる金属製のアース部材24と、アース部材24を貫通するボルト37にナット39をねじ込むことでアース部材24をベース層10の表面10Fに押圧する固定部材36とを備える。アース部材24には、切欠部11を貫通してアース用導電路35に接触する導通部27が一体形成されている。導通部27は、ボルト37とナット39を締付ける際に切欠部11のストッパ12に当接することで、アース部材24の連れ回りを規制する。【選択図】図1
Description
本発明は、アース構造に関するものである。
特許文献1には、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の表面に配置した電子機器に関してアースをとるためのアース手段が開示されている。炭素繊維強化プラスチックは、炭素繊維に熱硬化性樹脂を染み込ませたシートを、複数枚積層して加熱することにより成形される。炭素繊維自体は導電性を有するのであるが、加熱時に熱硬化性樹脂が表面に染み出して絶縁層を形成する。そこで、特許文献1のアース構造では、炭素繊維強化プラスチックの表面に金属板を固着し、この金属板と炭素繊維強化プラスチックに金属製のボルトを貫通させている。金属板の表面に配置された電子機器は、金属板とボルトを介して炭素繊維と導通することにより、アースされる。
炭素繊維の電気抵抗は金属に比べて高いので、アース性能の信頼性向上を図るためには、電子機器を金属部材に導通させることが好ましい。そこで、特許文献1の構造において、炭素繊維強化プラスチックの裏面側に金属製のアース用導電路を設け、このアース用導電路にボルトを接続する構成が考えられる。ところが、特許文献1のアース構造は、電子機器を金属板に固定するための固定手段とは別に、電子機器とアース用導電路を導通させる手段として、ボルトと金属板が必要であるため、部品点数が多いという問題がある。
この対策としては、金属板を、炭素繊維強化プラスチックとは別体とした上で、電子機器と一体化させることが考えられる。しかし、このようにした場合、ボルトを締め付けるときに、金属板と電子機器が連れ回りする虞があるため、作業性が良くない。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電子機器をアース接続する際の作業性向上を図ることを目的とする。
本発明は、
炭素繊維強化プラスチック製のベース層の表面に配される電子機器と、前記ベース層の裏面に設けた金属製のアース用導電路とを導通させるアース構造であって、
前記ベース層を表面側から裏面側へ貫通するように切欠した形態であり、内面の一部がストッパとなっている切欠部と、
前記電子機器に一体的に設けられ、前記ベース層の表面に重ねられる金属製のアース部材と、
前記アース部材を貫通するボルトと、前記ボルトにねじ込まれるナットとを備え、前記ボルトと前記ナットの締付けにより前記アース部材を前記ベース層の表面に押圧する固定部材と、
前記アース部材に一体に形成され、前記切欠部を貫通して前記アース用導電路に接触可能であり、前記ボルトと前記ナットを締付ける際に前記ストッパに当接することで前記アース部材の連れ回りを規制する導通部とを備えているところに特徴を有する。
炭素繊維強化プラスチック製のベース層の表面に配される電子機器と、前記ベース層の裏面に設けた金属製のアース用導電路とを導通させるアース構造であって、
前記ベース層を表面側から裏面側へ貫通するように切欠した形態であり、内面の一部がストッパとなっている切欠部と、
前記電子機器に一体的に設けられ、前記ベース層の表面に重ねられる金属製のアース部材と、
前記アース部材を貫通するボルトと、前記ボルトにねじ込まれるナットとを備え、前記ボルトと前記ナットの締付けにより前記アース部材を前記ベース層の表面に押圧する固定部材と、
前記アース部材に一体に形成され、前記切欠部を貫通して前記アース用導電路に接触可能であり、前記ボルトと前記ナットを締付ける際に前記ストッパに当接することで前記アース部材の連れ回りを規制する導通部とを備えているところに特徴を有する。
導通部を切欠部に収容してボルトとナットを締め付けると、導通部がアース用導電路に接触することにより、電子機器がアースされる。ボルトとナットを締め付ける際には、導通部がストッパに当接することによってアース部材の連れ回りが規制されるので、作業性に優れている。
(a)本発明のアース構造は、前記ボルトが前記ベース層に支持されて前記アース部材を貫通しており、前記ボルトに締め付けた前記ナットが、前記ベース層との間で前記アース部材を挟み付けることで、前記電子機器が前記ベース層に固定されていてもよい。
この構成によれば、ベース層に対して挟み付ける力が作用しないので、ベース層の潰れ変形を防止できる。
この構成によれば、ベース層に対して挟み付ける力が作用しないので、ベース層の潰れ変形を防止できる。
(b)本発明のアース構造は、前記ボルトが前記ベース層を貫通した形態であり、前記ボルトと前記ナットの締付けにより、前記ベース層が前記アース用導電路と前記アース部材との間で挟み付けられるようになっており、複数の前記導通部が前記ボルトを挟むような位置関係で配置されていてもよい。
ベース層は、アース用導電路とアース部材との間で挟み付けられたときに、潰れ変形することが懸念される。しかし、本発明では、ボルトを挟むような位置関係で配置されている複数の導通部が、スペーサの機能を発揮するので、ベース層が潰れ変形するおそれがない。
ベース層は、アース用導電路とアース部材との間で挟み付けられたときに、潰れ変形することが懸念される。しかし、本発明では、ボルトを挟むような位置関係で配置されている複数の導通部が、スペーサの機能を発揮するので、ベース層が潰れ変形するおそれがない。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図2を参照して説明する。本実施例1のアース構造Aは、ベース層10と、ノイズフィルタ20(請求項に記載の電子機器)と、アース用導電路35と、固定部材36とを備えて構成されている。
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図2を参照して説明する。本実施例1のアース構造Aは、ベース層10と、ノイズフィルタ20(請求項に記載の電子機器)と、アース用導電路35と、固定部材36とを備えて構成されている。
ベース層10は、炭素繊維強化プラスチック製であり、例えば自動車のボディを構成する。ベース層10を構成する炭素繊維強化プラスチックは、炭素繊維に熱硬化性樹脂を染み込ませたシートを、複数枚積層して加熱することにより成形されている。炭素繊維自体は導電性を有するのであるが、加熱時に熱硬化性樹脂がベース層10の表面10F(図1における上面)に染み出して絶縁層(図示省略)を形成する。したがって、ベース層10の表面10Fは導電性を有していない。ベース層10には、その表面10F側から裏面10R側へ貫通するように切欠した形態の一対の切欠部11が形成されている。各切欠部11の内面の一部は、ストッパ12として機能する。
ノイズフィルタ20は、合成樹脂製のケース21と、金属板材からなるアース部材24と、π型フィルタ29とを備える。ケース21とアース部材24は、インサート成形等によって一体化されている。図2に示すように、ケース21は、上面が開放された箱状をなす。ケース21を構成する底壁部22には、ケース21の内外を連通させる開口部23が形成されている。アース部材24は、略方形の平板状をなす本体部25と、本体部25の前端縁に連なる略方形の平板状をなす接続部26と、接続部26の外周縁から突出する左右対称な一対の導通部27とを備えて構成されている。
本体部25は、底壁部22の下面(外面)に沿うように配されている。接続部26は、本体部25と面一状に連なっていて、ケース21(底壁部22)の前端縁から前方へ突出している。一対の導通部27は、接続部26の左右両側縁から略直角下向きに脚状に延出した形態である。接続部26の下面からの導通部27の突出寸法は、ベース層10の厚さとほぼ同じ厚さである。また、接続部26には、上下方向(接続部26の板厚方向)に貫通する円形の接続孔28が形成されている。接続孔28は、一対の導通部27を結ぶ仮想直線(図示省略)のほぼ中央に位置している。
ケース21内には、フィルタ素子として機能するコイル30と、同じくフィルタ素子として機能する一対のコンデンサ31が収容されている。また、ケース21の後端部には、左右一対の端子金具34が取り付けられている。コイル30の両端は一対の端子金具34に接続されている。各コンデンサ31から導出している一対のリード線32,33のうち一方のリード線32は、端子金具34に接続されている。各コンデンサ31の他方のリード線33は、ケース21の開口部23において、アース部材24の本体部25に接続されている。コイル30と一対のコンデンサ31はπ型フィルタ29を構成している。
アース用導電路35は、金属板材からなり、ノイズフィルタ20のアースをとるための手段として機能する。アース用導電路35は、ベース層10の裏面10R(下面)に重ねられるように固着されている。アース用導電路35は、少なくともベース層10の切欠部11と対応するように配されている。
固定部材36は、ベース層10の表面10Fから上方へ突出するボルト37と、ボルト37に螺合されるナット39とから構成されている。ボルト37の基端部(下端部)には、同心円形の拡径部38が形成されている。炭素繊維強化プラスチックを成形する過程で、拡径部38が炭素繊維強化プラスチックの内部に埋設されている。これにより、ボルト37の基端部がベース層10に強固に固着されている。
ノイズフィルタ20をベース層10に取り付ける際には、まず、アース部材24の接続孔28をボルト37に嵌合するとともに、一対の導通部27を、夫々、対応する切欠部11内に収容する。その後、アース部材24の上方からナット39をボルト37にねじ込んでいく。そして、ナット39をアース部材24(接続部26)の上面に当接させて締め付けていくと、接続部26が、ナット39とベース層10との間で強固に挟み付けられ、ノイズフィルタ20がベース層10の表面10Fに固定される。
ナット39をボルト37に締め込んでいく際には、ナット39の下面と接続部26の上面との間に摩擦が生じるため、ノイズフィルタ20には、ボルト37及び接続孔28を中心とする回転力が作用する。しかし、一対の導通部27が切欠部11の内面のストッパ12に当接することにより、ノイズフィルタ20の連れ回りが防止されている。そして、ナット39の締付けが完了した時点では、切欠部11に貫通されている一対の導通部27の下端部が、アース用導電路35の上面に押圧される。これにより、ノイズフィルタ20のアース部材24とアース用導電路35とが導通可能となり、ノイズフィルタ20がアース用導電路35に接地される。
上述のように本実施例1のアース構造Aは、炭素繊維強化プラスチック製のベース層10の表面10Fに配されるノイズフィルタ20と、ベース層10の裏面10Rに設けた金属製のアース用導電路35とを導通させるものである。このアース構造Aは、切欠部11と、アース部材24と、固定部材36と、導通部27とを備えている。切欠部11は、ベース層10を表面10F側から裏面10R側へ貫通するように切欠した形態であり、切欠部11の内面の一部がストッパ12となっている。アース部材24は、ノイズフィルタ20に一体的に設けられており、ベース層10の表面10Fに重ねられるようにして固定される。固定部材36は、アース部材24を貫通するボルト37と、ボルト37にねじ込まれるナット39とを備えている。ボルト37にナット39を締め付けると、アース部材24がベース層10の表面10Fに押圧される。
導通部27は、アース部材24に一体に形成されている。ノイズフィルタ20をベース層10の表面10Fに固定した状態では、導通部27が、切欠部11を貫通してアース用導電路35に接触する。そして、ボルト37とナット39を締付ける際には、導通部27がストッパ12に当接することにより、アース部材24の連れ回りが規制される。この構成によれば、導通部27を切欠部11に収容してボルト37とナット39を締め付けると、導通部27がアース用導電路35に接触することにより、ノイズフィルタ20がアースされる。そして、ボルト37とナット39を締め付ける際には、導通部27がストッパ12に当接することによってアース部材24の連れ回りが規制されるので、作業性に優れている。
また、本実施例1のアース構造Aは、ボルト37の基端部がベース層10に支持されていて、ボルト37がアース部材24を貫通している。そして、ボルト37に締め付けたナット39が、ベース層10との間でアース部材24を挟み付けることで、ノイズフィルタ20がベース層10に固定されている。この構成によれば、ベース層10に対して挟み付ける力が作用しないので、ベース層10の潰れ変形を防止できる。
<実施例2>
次に、本発明を具体化した実施例2について図3を参照して説明する。本実施例2のアース構造Bは、実施例1と同様、ベース層10と、ノイズフィルタ20(請求項に記載の電子機器)と、アース用導電路35と、固定部材40とを備えて構成されている。本実施例2のノイズフィルタ20とアース用導電路35は、実施例1と同じ構成であるが、本実施例2のアース構造Bは、ベース層10と固定部材40を上記実施例1と異なる構成としたものである。実施例1と同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
次に、本発明を具体化した実施例2について図3を参照して説明する。本実施例2のアース構造Bは、実施例1と同様、ベース層10と、ノイズフィルタ20(請求項に記載の電子機器)と、アース用導電路35と、固定部材40とを備えて構成されている。本実施例2のノイズフィルタ20とアース用導電路35は、実施例1と同じ構成であるが、本実施例2のアース構造Bは、ベース層10と固定部材40を上記実施例1と異なる構成としたものである。実施例1と同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本実施例2のベース層10は、実施例1と同様、炭素繊維強化プラスチックによって構成されている。実施例1では、ベース層10にボルト37の基端部の拡径部38が埋設していたが、本実施例2のベース層10には、ノイズフィルタ20の接続孔28と対応する部分を表面10Fから裏面10Rに貫通させた形態の貫通孔13が形成されている。
本実施例2の固定部材40は、アース用導電路35に固着されたボルト41と、ボルト41にねじ込まれるナット42とから構成されている。ボルト41の基端部(下端部)は、溶接等によりアース用導電路35の上面に強固に固着されている。アース用導電路35の上面から上方へ突出したボルト41は、ベース層10の貫通孔13を貫通し、ベース層10の表面10Fよりも上方へ突出している。
ノイズフィルタ20をベース層10に取り付ける際には、接続孔28をボルト41に嵌合するとともに一対の導通部27を切欠部11に挿入し、ボルト41にナット42をねじ込んで締め付ける。締め付ける過程では、導通部27がストッパ12に当接する事により、ノイズフィルタ20の連れ回りが防止される。ナット42の締付けによりノイズフィルタ20がベース層10の表面10Fに固定された状態では、ベース層10とアース部材24(接続部26)がアース用導電路35とナット42の間で挟み付けられ、アース部材24がベース層10の表面10Fに押圧される。また、導通部27の下端部がアース用導電路35の上面に押し付けられ、アース部材24とアース用導電路35が導通可能となり、ノイズフィルタ20が接地される。
本実施例2のアース構造Bは、ボルト41がベース層10を貫通した形態であって、ボルト41とナット42の締付けにより、ベース層10がアース用導電路35とアース部材24との間で挟み付けられるようになっている。そのため、アース用導電路35とアース部材24との間で挟み付けられたときに、ベース層10は、潰れ変形することが懸念される。しかし、本実施例2では、一対(複数)の導通部27がボルト41を挟むような位置関係で配置されており、この一対の導通部27が、スペーサとしての機能を発揮するので、ベース層10が潰れ変形する虞がない。
<実施例3>
次に、本発明を具体化した実施例3を図4を参照して説明する。本実施例3のアース構造Cは、実施例1と同様、ベース層10と、ノイズフィルタ20(請求項に記載の電子機器)と、アース用導電路35と、固定部材44とを備えて構成されている。本実施例3のノイズフィルタ20は、実施例1と同じ構成であるが、本実施例3のアース構造Cは、ベース層10とアース用導電路35と固定部材44を上記実施例1と異なる構成としたものである。上記実施例1と同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
次に、本発明を具体化した実施例3を図4を参照して説明する。本実施例3のアース構造Cは、実施例1と同様、ベース層10と、ノイズフィルタ20(請求項に記載の電子機器)と、アース用導電路35と、固定部材44とを備えて構成されている。本実施例3のノイズフィルタ20は、実施例1と同じ構成であるが、本実施例3のアース構造Cは、ベース層10とアース用導電路35と固定部材44を上記実施例1と異なる構成としたものである。上記実施例1と同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本実施例3のベース層10は、実施例1と同様、炭素繊維強化プラスチックによって構成されている。実施例1では、ベース層10にボルト37の基端部の拡径部38が埋設していたが、本実施例3のベース層10には、ノイズフィルタ20の接続孔28と対応する部分を表面10Fから裏面10Rに貫通させた形態の貫通孔13が形成されている。また、本実施例3のアース用導電路35は、実施例1と同様、金属板材からなる。
実施例1ではボルト37が直接アース用導電路35に接触していないが、本実施例3のアース用導電路35には、接続孔28及び貫通孔13と対応する部分を、両孔13,28の軸線方向貫通させた形態の取付孔43が形成されている。本実施例3の固定部材44は、ナット45と、ナットにねじ込まれるボルト47とから構成されている。ナットは、その雌ネジ孔46が取付孔43と同心状となるようにして、アース用導電路35の下面に溶接等により固着されている。
ノイズフィルタ20をベース層10に取り付ける際には、一対の導通部27を切欠部11に挿入し、接続孔28を貫通孔13及び取付孔43と対応させる。そして、ボルト47の雄ネジ部48を、接続孔28と貫通孔13と取付孔43とに貫通させ、ナット45の雌ネジ孔46にねじ込んで締め付ける。締め付ける過程では、ボルト47の頭部49とアース部材24の上面との摩擦により、ノイズフィルタ20がボルト47と一緒に連れ回りしようとする。しかし、導通部27がストッパ12に当接することにより、ノイズフィルタ20の連れ回りが防止される。
ボルト47の締付けによりノイズフィルタ20がベース層10の表面10Fに固定された状態では、ベース層10とアース部材24(接続部26)とアース用導電路35が、ナット45とボルト47の頭部49との間で挟み付けられ、アース部材24がベース層10の表面10Fに押圧される。また、導通部27の下端部がアース用導電路35の上面に押し付けられ、アース部材24とアース用導電路35が導通可能となり、ノイズフィルタ20が接地される。
本実施例3のアース構造Cは、ボルト47がベース層10を貫通した形態であって、ボルト47とナット45の締付けにより、ベース層10がアース用導電路35とアース部材24との間で挟み付けられるようになっている。そのため、アース用導電路35とアース部材24との間で挟み付けられたときに、ベース層10が潰れ変形することが懸念される。しかし、本実施例3では、一対(複数)の導通部27がボルト47を挟むような位置関係で配置されており、この一対の導通部27が、スペーサとしての機能を発揮するので、ベース層10が潰れ変形する虞がない。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例2,3では、2つの導通部が、ボルトを挟むような位置関係で配置されることによってスペーサとしての機能を発揮しているが、例えば、アース部材とアース用導電路の間に、ボルトを包囲する筒状のスペーサを設けた場合には、導通部がスペーサとしての機能を有しなくてもよい。この場合、導通部がアース用導電路に対し弾性的に当接する形態とすることが可能である。
(2)上記実施例1〜3では、アース部材に2つの導通部を形成したが、導通部の数は、1つだけでもよく、3つ以上でもよい。
(3)上記実施例1〜3では、電子機器がノイズフィルタであったが、本発明は、電子機器がノイズフィルタ以外の機器である場合にも適用できる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例2,3では、2つの導通部が、ボルトを挟むような位置関係で配置されることによってスペーサとしての機能を発揮しているが、例えば、アース部材とアース用導電路の間に、ボルトを包囲する筒状のスペーサを設けた場合には、導通部がスペーサとしての機能を有しなくてもよい。この場合、導通部がアース用導電路に対し弾性的に当接する形態とすることが可能である。
(2)上記実施例1〜3では、アース部材に2つの導通部を形成したが、導通部の数は、1つだけでもよく、3つ以上でもよい。
(3)上記実施例1〜3では、電子機器がノイズフィルタであったが、本発明は、電子機器がノイズフィルタ以外の機器である場合にも適用できる。
A,B,…アース構造
10…ベース層
11…切欠部
12…ストッパ
20…ノイズフィルタ(電子機器)
24…アース部材
27…導通部
35…アース用導電路
36,40,44…固定部材
37,41,47…ボルト
39,42,45…ナット
10…ベース層
11…切欠部
12…ストッパ
20…ノイズフィルタ(電子機器)
24…アース部材
27…導通部
35…アース用導電路
36,40,44…固定部材
37,41,47…ボルト
39,42,45…ナット
Claims (3)
- 炭素繊維強化プラスチック製のベース層の表面に配される電子機器と、前記ベース層の裏面に設けた金属製のアース用導電路とを導通させるアース構造であって、
前記ベース層を表面側から裏面側へ貫通するように切欠した形態であり、内面の一部がストッパとなっている切欠部と、
前記電子機器に一体的に設けられ、前記ベース層の表面に重ねられる金属製のアース部材と、
前記アース部材を貫通するボルトと、前記ボルトにねじ込まれるナットとを備え、前記ボルトと前記ナットの締付けにより前記アース部材を前記ベース層の表面に押圧する固定部材と、
前記アース部材に一体に形成され、前記切欠部を貫通して前記アース用導電路に接触可能であり、前記ボルトと前記ナットを締付ける際に前記ストッパに当接することで前記アース部材の連れ回りを規制する導通部とを備えていることを特徴とするアース構造。 - 前記ボルトが前記ベース層に支持されて前記アース部材を貫通しており、
前記ボルトに締め付けた前記ナットが、前記ベース層との間で前記アース部材を挟み付けることで、前記電子機器が前記ベース層に固定されていることを特徴とする請求項1記載のアース構造。 - 前記ボルトが前記ベース層を貫通した形態であり、
前記ボルトと前記ナットの締付けにより、前記ベース層が前記アース用導電路と前記アース部材との間で挟み付けられるようになっており、
複数の前記導通部が前記ボルトを挟むような位置関係で配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のアース構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015031577A JP2016154091A (ja) | 2015-02-20 | 2015-02-20 | アース構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015031577A JP2016154091A (ja) | 2015-02-20 | 2015-02-20 | アース構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2016154091A true JP2016154091A (ja) | 2016-08-25 |
Family
ID=56761237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015031577A Pending JP2016154091A (ja) | 2015-02-20 | 2015-02-20 | アース構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2016154091A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018203496A1 (ja) * | 2017-05-01 | 2018-11-08 | 株式会社Ihi | 導電部材の接続構造およびそれを備える電動コンプレッサ |
-
2015
- 2015-02-20 JP JP2015031577A patent/JP2016154091A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018203496A1 (ja) * | 2017-05-01 | 2018-11-08 | 株式会社Ihi | 導電部材の接続構造およびそれを備える電動コンプレッサ |
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