JP2016141665A - アフラトキシン鋳型、分子インプリントポリマー、ならびにその作製法および使用法 - Google Patents
アフラトキシン鋳型、分子インプリントポリマー、ならびにその作製法および使用法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016141665A JP2016141665A JP2015020396A JP2015020396A JP2016141665A JP 2016141665 A JP2016141665 A JP 2016141665A JP 2015020396 A JP2015020396 A JP 2015020396A JP 2015020396 A JP2015020396 A JP 2015020396A JP 2016141665 A JP2016141665 A JP 2016141665A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alkyl
- substituted
- aflatoxin
- molecularly imprinted
- imprinted polymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 0 COc1cc(*)c(C(C*)=C(*)C(O2)=O)c2c1 Chemical compound COc1cc(*)c(C(C*)=C(*)C(O2)=O)c2c1 0.000 description 2
- WDZCJEFVEALRHY-UHFFFAOYSA-N COc1cc(OC)c(C(CCC(O)=O)=CC(O2)=O)c2c1 Chemical compound COc1cc(OC)c(C(CCC(O)=O)=CC(O2)=O)c2c1 WDZCJEFVEALRHY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- HMUODERFGQSGSR-UHFFFAOYSA-N COc1cc(OC)c(C(CCC2=O)=C2C(O2)=O)c2c1 Chemical compound COc1cc(OC)c(C(CCC2=O)=C2C(O2)=O)c2c1 HMUODERFGQSGSR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Pyrane Compounds (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
Abstract
Description
式(I)のアフラトキシン鋳型の合成法であって、以下の段階を含む、方法:
3,5-ジメトキシフェノールを4-クロロアセト酢酸エチルと酸中で反応させて4-(2-クロロエチル)-5,7-ジメトキシクマリンを生成する段階。
式:
反応混合物を50℃未満に冷却する段階、および水溶液を加えて式:
ジエチル中間体2-((5,7-ジメトキシ-2-オキソ-2H-クロメン-4-イル)メチル)マロン酸エステルを脱保護して二塩基酸類縁体を生成する段階;および
二塩基酸類縁体を沈澱させて式:
2-((5,7-ジメトキシ-2-オキソ-2H-クロメン-4-イル)メチル)マロン酸ジエチルを脱保護して二塩基酸類縁体を生成する段階、および式:
二塩基酸類縁体を溶媒に懸濁する段階、少なくとも100〜140℃に加熱する段階、および式:
一塩基酸を酸に懸濁する段階、および少なくとも50℃に加熱する段階、反応混合物を50℃未満に冷却する段階、および水溶液を加えて式:
分子インプリントポリマーの作製法であって、以下の段階を含む、方法:
以下の式(I):
アフラトキシンを捕捉する方法であって、以下の段階を含む、方法:
空洞の少なくとも1つが以下の式(I):
少なくとも1つの空洞が以下の式(I):
[1]
以下の式(I)を有するアフラトキシン鋳型:
R1はH、C1-6アルキル、置換C1-6アルキル、およびハロ置換C1-6アルキルから選択され;
R2はハロ、C1-6アルキル、置換C1-6アルキル、ハロ置換C1-6アルキル、CH2C(O)OR'、およびCH(C(O)OR')2から選択され;ここでR'はH、C1-6アルキル、および置換C1-6アルキルから選択され;かつ
R3はH、C1-6アルコキシ、および置換C1-6アルキルから選択される;
[2]
R'がハロ、ヒドロキシおよびアルコキシからなる群より選択される置換基をさらに含む、[1]に記載のアフラトキシン鋳型;
[3]
以下の式:
[4]
下記:
[5]
式(I)のアフラトキシン鋳型の合成法であって、以下の段階を含む、方法:
3,5-ジメトキシフェノールを4-クロロアセト酢酸エチルと酸中で反応させて4-(2-クロロエチル)-5,7-ジメトキシクマリンを生成する段階;
[6]
アフラトキシン鋳型の合成法であって、以下の段階を含む、方法:
式:
反応混合物を50℃未満に冷却する段階、および水溶液を加えて式:
[7]
一塩基酸が、式:
[8]
アフラトキシン鋳型化合物の合成法であって、以下の段階を含む、方法:
ジエチル中間体2-((5,7-ジメトキシ-2-オキソ-2H-クロメン-4-イル)メチル)マロン酸エステルを脱保護して二塩基酸類縁体を生成する段階;および
二塩基酸類縁体を沈澱させて式:
[9]
2-((5,7-ジメトキシ-2-オキソ-2H-クロメン-4-イル)メチル)マロン酸ジエチルを、以下の段階を含む方法によって調製する、[8]に記載の合成法:
4-(2-クロロエチル)-5,7-ジメトキシクマリンをマロン酸ジエチル、ヨウ化カリウム、およびクラウンエーテルと極性溶媒中で合わせて混合物を生成する段階;および
カリウムブトキシドを混合物に加えて2-((5,7-ジメトキシ-2-オキソ-2H-クロメン-4-イル)メチル)マロン酸ジエチルを生成する段階;
[10]
式(I)のアフラトキシン鋳型の合成法であって、以下の段階を含む、方法:
2-((5,7-ジメトキシ-2-オキソ-2H-クロメン-4-イル)メチル)マロン酸ジエチルを脱保護して二塩基酸類縁体を生成する段階、および式:
二塩基酸類縁体を溶媒に懸濁する段階、少なくとも100〜140℃に加熱する段階、および式:
一塩基酸を酸に懸濁する段階、および少なくとも50℃に加熱する段階、反応混合物を50℃未満に冷却する段階、および水溶液を加えて式:
[11]
モノマーから作製された架橋ポリマーと以下の式(I)を有するアフラトキシン鋳型との複合体を含む、分子インプリントポリマー中間体:
R1はH、C1-6アルキル、置換C1-6アルキル、およびハロ置換C1-6アルキルから選択され;
R2はハロ、C1-6アルキル、置換C1-6アルキル、ハロ置換C1-6アルキル、CH2C(O)OR'、およびCH(C(O)OR')2から選択され;ここでR'はH、C1-6アルキル、および置換C1-6アルキルから選択され;かつ
R3はH、C1-6アルコキシ、および置換C1-6アルキルから選択される、あるいは
式中
R1はR2と一緒にC4-7シクロアルキル環、ハロ置換C4-7シクロアルキル環、オキソ置換C4-7シクロアルキル環、C4-7シクロアルコキシ環、ヒドロキシ置換C4-7シクロアルキル環およびカルボキシル基置換C4-7シクロアルキルを形成し;かつ
R3はH、C1-6アルコキシ、および置換C1-6アルキルから選択される;
[12]
アフラトキシン鋳型とモノマーとの比が約100:1〜1:100である、[11]に記載の分子インプリントポリマー中間体;
[13]
モノマーと架橋剤との比が約1:4.1〜1:10である、[11]に記載の分子インプリントポリマー中間体;
[14]
式(I)のアフラトキシン鋳型が4-(2-クロロエチル)-5,7-ジメトキシクマリン、5,7-ジメトキシシクロペンテノン[2,3-c]クマリン、およびその組み合わせからなる群より選択される、[11]に記載の分子インプリントポリマー中間体;
[15]
モノマーから作製された架橋ポリマーを含む分子インプリントポリマーであって、複数の空洞を有し、ここで空洞の少なくとも1つが以下の式(I)を有するアフラトキシン鋳型を用いて作製される、分子インプリントポリマー:
R1はH、C1-6アルキル、置換C1-6アルキル、およびハロ置換C1-6アルキルから選択され;
R2はハロ、C1-6アルキル、置換C1-6アルキル、ハロ置換C1-6アルキル、CH2C(O)OR'、およびCH(C(O)OR')2から選択され;ここでR'はH、C1-6アルキル、および置換C1-6アルキルから選択され;かつ
R3はH、C1-6アルコキシ、および置換C1-6アルキルから選択される、あるいは
式中
R1はR2と一緒にC4-7シクロアルキル環、ハロ置換C4-7シクロアルキル環、オキソ置換C4-7シクロアルキル環、C4-7シクロアルコキシ環、ヒドロキシ置換C4-7シクロアルキル環およびカルボキシル基置換C4-7シクロアルキルを形成し;かつ
R3はH、C1-6アルコキシ、および置換C1-6アルキルから選択される;
[16]
アフラトキシン鋳型が4-(2-クロロエチル)-5,7-ジメトキシクマリンである、[15]に記載の分子インプリントポリマー;
[17]
アフラトキシン鋳型化合物が5,7-ジメトキシシクロペンテノン[2,3-c]クマリンである、[15]に記載の分子インプリントポリマー;
[18]
モノマーがメタクリル酸、2-ビニルピリジン、メタクリル酸2-ヒドロキシエチルおよびその組み合わせである、[15]に記載の分子インプリントポリマー;
[19]
架橋剤がジメタクリル酸エチレングリコールである、[15]に記載の分子インプリントポリマー;
[20]
アフラトキシン鋳型とモノマーとの比が約100:1〜1:100である、[15]に記載の分子インプリントポリマー;
[21]
モノマーと架橋剤との比が約1:4.1〜1:10である、[15]に記載の分子インプリントポリマー;
[22]
分子インプリントポリマーの作製法であって、以下の段階を含む、方法:
以下の式(I):
式中
R1はH、C1-6アルキル、置換C1-6アルキル、およびハロ置換C1-6アルキルから選択され;
R2はハロ、C1-6アルキル、置換C1-6アルキル、ハロ置換C1-6アルキル、CH2C(O)OR'、およびCH(C(O)OR')2から選択され;ここでR'はH、C1-6アルキル、および置換C1-6アルキルから選択され;かつ
R3はH、C1-6アルコキシ、および置換C1-6アルキルから選択される、あるいは
式中
R1はR2と一緒にC4-7シクロアルキル環、ハロ置換C4-7シクロアルキル環、オキソ置換C4-7シクロアルキル環、C4-7シクロアルコキシ環、ヒドロキシ置換C4-7シクロアルキル環およびカルボキシル基置換C4-7シクロアルキルを形成し;かつ
R3はH、C1-6アルコキシ、および置換C1-6アルキルから選択される、段階;
アフラトキシン鋳型を少なくとも1つのモノマーおよび1つまたは複数の架橋剤と合わせる段階;
モノマーおよび1つまたは複数の架橋剤を重合させて分子インプリントポリマー中間体を生成する段階;および
分子インプリントポリマー中間体からアフラトキシン鋳型を除去して分子インプリントポリマーを生成する段階;
[23]
アフラトキシン鋳型化合物を少なくとも1つのモノマーおよび1つまたは複数の架橋剤と合わせる段階が、モノマーおよび架橋剤を1つまたは複数の有機溶媒の溶液中で混合することを含む、[22]に記載の方法;
[24]
1つまたは複数の溶媒がアセトニトリル、トルエン、シクロヘキサン、ポリビニルアルコール水溶液、およびアセトニトリル、トルエン、シクロヘキサン、ポリビニルアルコール水溶液のうち2つ以上の混合物からなる群より選択される、[23]に記載の方法;
[25]
開始剤を加える段階をさらに含む、[22]に記載の方法;
[26]
開始剤がアゾ(ビス)-イソブチロニトリル(AIBN)であり、ここでAIBNの熱分解によってフリーラジカルが生成し、開始剤として作用する、[25]に記載の方法;
[27]
前記重合を、有機溶媒中、55〜110℃の温度でフリーラジカルを生成することにより開始する、[26]に記載の方法;
[28]
アフラトキシン鋳型が5,7-ジメトキシシクロペンテノン[2,3-c]クマリン、4-(2-クロロエチル)-5,7-ジメトキシクマリン、またはその組み合わせを含む、[22]に記載の方法;
[29]
分子インプリントポリマー中間体からのアフラトキシン鋳型の除去が、分子インプリントポリマー中間体を溶媒で洗浄する段階を含む、[22]に記載の方法;
[30]
前記有機溶媒がエチルアルコール、メチルアルコール、アセトニトリル、トルエン、およびその混合物の群より選択される、[34]に記載の方法;
[31]
前記分子インプリントポリマーを前記1回または複数回の洗浄後に乾燥する、[22]に記載の方法;
[32]
[22]に記載の方法によって調製した分子インプリントポリマー;
[33]
アフラトキシンを捕捉する方法であって、以下の段階を含む、方法:
空洞の少なくとも1つが以下の式(I)を有するアフラトキシン鋳型を用いて作製される、複数の空洞を有する分子インプリントポリマーを提供する段階であって:
R1はH、C1-6アルキル、置換C1-6アルキル、およびハロ置換C1-6アルキルから選択され;
R2はハロ、C1-6アルキル、置換C1-6アルキル、ハロ置換C1-6アルキル、CH2C(O)OR'、およびCH(C(O)OR')2から選択され;ここでR'はH、C1-6アルキル、および置換C1-6アルキルから選択され;かつ
R3はH、C1-6アルコキシ、および置換C1-6アルキルから選択される、あるいは
式中
R1はR2と一緒にC4-7シクロアルキル環、ハロ置換C4-7シクロアルキル環、オキソ置換C4-7シクロアルキル環、C4-7シクロアルコキシ環、ヒドロキシ置換C4-7シクロアルキル環およびカルボキシル基置換C4-7シクロアルキルを形成し;かつ
R3はH、C1-6アルコキシ、および置換C1-6アルキルから選択される、段階;
任意でアフラトキシンを含む材料を提供する段階;および
分子インプリントポリマーを材料と接触させる段階;
[34]
材料が液体、固体、または気体である、[33]に記載の方法;
[35]
材料が土壌、香辛料、飲料、食糧、動物飼料、薬学的組成物、栄養学的組成物、および美容組成物からなる群より選択される、[34]に記載の方法;
[36]
材料が乳である、[35]に記載の方法;
[37]
分子インプリントポリマーを材料と、少なくとも1秒間接触させる、[33]に記載の方法;
[38]
分子インプリント材料を材料から分離する段階をさらに含む、[33]に記載の方法;
[39]
分子インプリントポリマーの分離が、ろ過または遠心分離によって分離する段階を含む、[33]に記載の方法;
[40]
分子インプリントポリマーと複合したアフラトキシンの量を検出する段階、分子インプリントポリマーと接触した後の材料中のアフラトキシンの量を検出する段階、またはその両方をさらに含む、[33]に記載の方法;
[41]
アフラトキシンを捕捉する方法であって、以下の段階を含む、方法:
(a)少なくとも1つの空洞が以下の式(I)を有するアフラトキシン鋳型を用いて作製される、複数の空洞を有する分子インプリントポリマーを提供する段階であって:
R1はH、C1-6アルキル、置換C1-6アルキル、およびハロ置換C1-6アルキルから選択され;
R2はハロ、C1-6アルキル、置換C1-6アルキル、ハロ置換C1-6アルキル、CH2C(O)OR'、およびCH(C(O)OR')2から選択され;ここでR'はH、C1-6アルキル、および置換C1-6アルキルから選択され;かつ
R3はH、C1-6アルコキシ、および置換C1-6アルキルから選択される、あるいは
式中
R1はR2と一緒にC4-7シクロアルキル環、ハロ置換C4-7シクロアルキル環、オキソ置換C4-7シクロアルキル環、C4-7シクロアルコキシ環、ヒドロキシ置換C4-7シクロアルキル環およびカルボキシル基置換C4-7シクロアルキルを形成し;かつ
R3はH、C1-6アルコキシ、および置換C1-6アルキルから選択される、段階;
(b)アフラトキシンを含む材料を提供する段階;および
(c)分子インプリントポリマーを材料と接触させる段階であって、分子インプリントポリマーは材料の単位あたり少なくとも40重量パーセントのアフラトキシンを捕捉する、段階;ならびに
[42]
材料が液体であり、かつ分子インプリントポリマーが材料の体積あたりアフラトキシンの重量の少なくとも40パーセントを捕捉する、[41]に記載の方法。
中のアフラトキシンM1(AFM1)の100ng/L溶液1mLを用いての、各MIP 1mg量によって吸着されたAFM1の量を示す。同様に、吸着段階後に行った後続メタノール:
およびトルエン:(■)洗浄中に存在するAFM1の量も示す。吸着されたAFM1の量および材料から遊離されたAFM1の量を定量することができる。
(図2)表示のMIPおよび対応する非インプリントポリマー(NIP)(0.001%〜0.1%で変動)について、90ng/L AFM1溶液10mLにより、5〜500分の6つの期間で、自由流動MIP/NIPを用いて、複数の時点を平均した平均AFM1吸着を示す。吸着効力を、上清中に残存するマイコトキシン:
およびメタノール洗浄後にMIP/NIPから溶出するマイコトキシン:
の定量によって測定し、吸着効力および選択性を規定した。即時吸着があるという事実により、各生成物について各時点(15、30、60、90分および18時間)のAFM1吸着量を平均した。次いで、すべての試験チューブを3,000rpmで10分間遠心分離し、分析のためにUPLCバイアルに移した。次いで、粉末(MIPまたはNIP)を2mLエッペンドルフチューブに移し、1mLのメタノールを加え、約3秒間ボルテックスにかけた。
(図3)225ng/L濃度でAFM1を加えた生乳10mL中のMIP-003(0.001%〜0.1%で変動)について平均した平均AFM1吸着を示す。
(図4)アフラトキシン鋳型の合成の概略図である。
(図5)SPEカラム装置において、室温で、様々な包含率(0.001%〜0.1%で変動)でのMIP-005によるAFM1の即時捕集の結果を示す。
本明細書において用いられる「約」なる用語は、特定の列挙された数値に関して用いられる場合、その値は列挙された値から1%以下で変動しうることを意味する。例えば、本明細書において用いられる「約100」なる表現は、99および101ならびにその間のすべての値(例えば、99.1、99.2、99.3、99.4など)を含む。
本開示は、アフラトキシン鋳型、1つまたは複数のそのようなアフラトキシン鋳型を含む化合物、およびそのような化合物を用いて作製された分子インプリントポリマー、ならびにそのような鋳型および化合物の作製法および使用法を記載する。
ある態様において、本明細書に記載のアフラトキシン鋳型はアフラトキシン分子の構造類縁体である。他の態様において、アフラトキシン鋳型は1つまたは複数のアフラトキシンと形状、サイズ、電荷密度、幾何学および/または他の物理的もしくは化学的性質が類似している。具体的態様において、アフラトキシン鋳型はクマリン部分、少なくとも1つのアルコキシ部分、およびカルボニル部分を含む。アフラトキシン分子はアフラトキシンB1、B2、G1、G2、M1、M2、P1、およびQ1の1つまたは複数のタイプを含む。
本明細書に記載のアフラトキシン鋳型およびそのようなアフラトキシン鋳型を含む化合物を、様々な方法によって調製することができる。本明細書に記載の例示的方法は、経済的である(例えば、経済的に達成可能な様式での実現可能な大規模生産を可能にする)だけでなく、以前にマイコトキシン鋳型を作製するために使用された試薬よりも一般に容易に入手可能でありうる試薬も使用する、1つまたは複数のアフラトキシン鋳型を含む化合物の大規模生産を可能にする方法(例えば、合成法)および材料を提供する。
式:
反応混合物を50℃未満に冷却する段階、および水溶液を加えて式:
式:
二塩基酸類縁体を沈澱させて式:
式:
ジエステル類縁体を沈澱させて式:
2-((5,7-ジメトキシ-2-オキソ-2H-クロメン-4-イル)メチル)マロン酸ジエチルを脱保護して二塩基酸類縁体を生成する段階、および式:
二塩基酸類縁体を溶媒に懸濁する段階、および100℃または100〜140℃に加熱する段階、および式:
一塩基酸を酸に懸濁する段階、および少なくとも50℃に加熱する段階、反応混合物を50℃未満に冷却する段階、および水溶液を加えて:
ある態様において、分子インプリントポリマーは、モノマーを含むかまたはモノマーから作製された架橋ポリマーを含み、ここで架橋ポリマーは複数の空洞を有し、空洞の少なくとも1つは以下の式(I)のアフラトキシン鋳型により作製される:
ある態様において、MIPの合成法を記載する。フリーラジカル、カチオン、およびアニオン重合を含む、異なる重合法を用いてもよい。それに対する相補的ポリマー化合物を生成する化合物の活性立体配座に悪影響を及ぼさない重合条件を、本明細書において選択し、提供する。特に好ましい態様において、フリーラジカル沈澱重合法を用いる。
以下の式(I):
MIP前駆体ポリマーと合わせたアフラトキシン鋳型は分子インプリントポリマー中間体を生成する。この分子インプリントポリマー中間体は、モノマーを用いて作製した架橋MIP前駆体ポリマーとアフラトキシン鋳型との複合体である。少なくとも1つの態様において、アフラトキシン鋳型は以下の式(I)の化合物を有するか、または含む:
本開示は、1つまたは複数のアフラトキシンを捕捉する方法であって、空洞の少なくともいくつかは前述のアフラトキシンの少なくとも1つとの可逆的結合を提供する、複数の空洞を有する架橋ポリマーを含む分子インプリントポリマーを接触させる段階を含む方法を提供する。MIPが生成すれば、アフラトキシンを含むことが疑われる、任意でアフラトキシンを含む、またはアフラトキシンを含むことが公知の材料内または材料上にこれを配置することができる。アフラトキシンを含む材料は気体、半気体、液体、半液体、または固体でありうることが理解されるべきである。例示的態様において、アフラトキシンを含む材料は、土壌、香辛料、飲料、食糧、動物飼料、薬学的組成物、栄養学的組成物、および美容組成物からなる群より選択される。1つの態様において、アフラトキシンを含む材料は乳である。
実施例1 4-(2-クロロエチル)-5,7-ジメトキシクマリン(AFM-鋳型-1)の調製:
酢酸(12.5ml)中の4-クロロアセト酢酸エチル(26.6g)、および濃硫酸(6.25ml)の冷溶液を、酢酸(50.0ml)中の3,5-ジメトキシフェノール(25.0g)の溶液に、窒素雰囲気下、8〜10℃で15分間かけて滴加した。反応混合物を20〜25℃で1時間連続的に撹拌し、60℃までゆっくり加熱し、55〜60℃で12時間撹拌した。反応混合物を40℃まで冷却し、熱水(150.0ml)を40〜45℃で30分かけて滴加した。混合物を室温まで冷却し、1時間撹拌して、生成物を沈澱させた。生成物をろ過し、水(2×25ml)で洗浄し、30分間吸引乾燥した。冷メタノール(50.0ml)を粗生成物に加え、スラリーを8〜10℃で30分間撹拌した。生成物をろ過し、冷メタノール(2×25ml)で洗浄し、減圧下で乾燥して、最終生成物、4-(2-クロロエチル)-5,7-ジメトキシクマリン(AFM-鋳型-1)を得、これは白色飛散性粉末(39g)の外観を有していた。得られた生成物を持ち越し、そのまま次の段階で用いた。
ジエチルマロン酸エステル(32.75g)を、アセトニトリル(400ml)中の4-(2-クロロエチル)-5,7-ジメトキシクマリン(AFM-鋳型-1、40.0g)、18-クラウン-6(4.96g)、およびヨウ化カリウム(3.12g)の混合物に、窒素雰囲気下、室温で加えた。カリウム-t-ブトキシド(t-BuOK、22.8g)を室温で反応混合物に一度に加えた(わずかに発熱)。反応混合物(懸濁液)の温度をゆっくり40℃まで上昇させ、次いで窒素雰囲気下、35〜40℃で24時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、35〜40℃、減圧下で蒸発乾固し、黄色半固体残渣を得た。残渣を水(200ml)および酢酸エチル(400ml)の混合物に撹拌しながら溶解した。混合物のpHを希塩酸で5に調節した。有機層を水層から分離し、水層を酢酸エチル(2×200ml)でさらに抽出した。無水硫酸ナトリウム(100g)で乾燥した有機層を合わせ、ろ過した。ろ液を35〜40℃、減圧下で濃縮乾固して、4-(2,2-ジカルボエトキシ-エチル)-5,7-ジメトキシクマリン(AFM-中間体-1)を得、これは黄色固体(58g)の外観を有していた。得られた生成物を持ち越し、そのまま次の段階で用いた。
水酸化ナトリウムのペレット(15.6g)をエチルアルコール(290ml)中の4-(2,2-ジカルボエトキシ-エチル)-5,7-ジメトキシクマリン(AFM-中間体-1、58.0g)の懸濁液に室温で加えた。反応混合物(懸濁液)の温度を60℃までゆっくり上昇させ、次いで60〜65℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、次いで混合物のpHを濃塩酸で2に調節して、生成物を沈澱させた。スラリーを10℃の温度まで冷却し、8〜10℃で1時間撹拌して、生成物の沈澱を完了した。生成物をろ過し(収穫-1)、次いで減圧下、20〜25℃で蒸留することにより、母液からエタノールを留去し、次いで濃縮部分を10℃に冷却して、生成物を沈澱させ、これをろ過した(収穫-2)。合わせた生成物をメタノールおよび水の1:1(v/v)混合物(2×200ml)で洗浄し、次いで減圧下でさらに乾燥して、二塩基酸(AFM-中間体-2)を得、これは黄色固体(45g)の外観を有していた。得られた生成物を持ち越し、そのまま次の段階で用いた。
二塩基酸(AFM-中間体-2、30g)をm-キシレン(300ml)に室温で懸濁した。反応混合物(懸濁液)の温度を135℃までゆっくり上昇させ、次いで135〜140℃で12時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、次いで生成した沈澱をろ過した。沈澱をn-ヘキサン(2×100ml)で洗浄し、減圧下で乾燥して、一塩基酸(AFM-中間体-3)を得、これは半白色固体(25g)の外観を呈した。得られた生成物を持ち越し、そのまま次の段階で用いた。
一塩基酸(AFM-中間体-3、4.75g)をポリリン酸(9.50g)に窒素雰囲気下、室温で懸濁した。反応混合物(懸濁液)の温度を75℃までゆっくり上昇させ、次いで70〜75℃で12時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、次いで水(50ml)をゆっくり加えて、過剰のポリリン酸を分解し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。ジクロロメタン(50ml)を反応混合物に加えて15分間撹拌し、有機層を分離した。生成物をジクロロメタン(2×25ml)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウム(25g)で乾燥し、減圧下での蒸留により濃縮乾固した。残渣をメタノールに懸濁し、室温で30分間撹拌した。生成物をろ過し、メタノール(2×10ml)で洗浄し、次いで減圧下で乾燥して、5,7-ジメトキシシクロペンテノン[2,3-c]クマリン(AFM-鋳型-2)を得、これは半白色固体(2.5g)の外観を呈した。
流動性粉末型のMIPポリマーをそのAFM1(Biopure、Romer Labs(登録商標) Inc, Union、MO)マイコトキシンへの吸着特性およびAFM1マイコトキシンの液体または半液体媒質からの化学的相互作用を介しての除去について試験するために、本開示の態様の開発中に実験を行った。AFM1マイコトキシンの捕捉の親和性における差を示し、かつ材料の特異性を評価するために、本明細書において生成したMIPを用いた。
定量的吸着効果を、UPLC-Xevo-TQD MS/MS(UPLC-MS/MSとしても公知)(Waters Corp.)を用いて実施した。水/0.1%ギ酸(v/v)およびメタノール/0.1%メタノール(v/v)の勾配を用い、分析物をAcquity UPLC(登録商標) BEH C18 1.7 μm 2.1×50mmカラム(Waters. Corp.)上で分離した。緩衝液およびミルク中のAFM1/AFB1/AFT-1の分析のために、C13-AFB1同位体の希釈および正規化技術を用いて、方法を最適化した。
調査するMIP/NIPの包含率について試験するために、その包含のレベルをpH6.0の環境で材料の0.001〜1.0%(w/v)の勾配をつけることにより、本開示の態様の開発中に実験を行った。AFM1を吸着するためにMIP生成物を用いることの実行可能性を確認するために、いくつかの即時捕集試験を行った。この試験を実施するために、最も低い包含率について、0.01mg、0.1mg、1.0mg、および10.0mgのMIP-005をポリテトラフルオロエチレン(PTFE)フリットの抽出カートリッジに、緩衝液中のスラリー技術を用いてロードした。簡単に言うと、MIPを、緩衝液を用いて懸濁液とし、カートリッジにロードし、秤量して、MIPの正確な量をもとめた。この実験で用いたMIPの量は、0.001%、0.01%、0.1%、および1.0%(w/v)の包含率に相当する。この実験は室温で行った。
反応の時間および吸着に対するその影響を、90ng/LのAFM1溶液10mLと、pH6.0で、225rpmのオービタルシェーカーでの撹拌下、5〜500分の6つの期間反応させた流動性MIP/NIPを用いて、本開示の態様の開発中に実験を行った。吸着効果を、上清中に残存するマイコトキシンおよびメタノール洗浄後にMIP/NIPから溶出するマイコトキシンを定量することにより測定し、これは吸着効果および選択性を規定するものであった。即時吸着があるという事実により、各生成物について各時点(15、30、60、90分および18時間)のAFM1吸着量を平均した。次いで、すべての試験チューブを3,000rpmで10分間遠心分離し、分析のためにUPLCバイアルに移した。次いで、粉末(MIPまたはNIP)を2mLエッペンドルフチューブに移し、ここに1mLのメタノールを加え、約3秒間ボルテックスにかけた。次いで、各チューブを10,000rpmで5分間遠心分離し、500μLの液体を取り出し、UPLCバイアルに加えた。次いで、試料を、窒素を用いて乾燥し、UPLC-MS/MSシステムによる分析前に500μLの緩衝液中で再構成した。
生乳中225ng/LのAFM1との相互作用におけるMIP(MIP-003)の能力を試験するために、本発明の態様の開発中に実験を行った。LC-MS等級の水中のMIP-003のスラリーを用いて、0.1mg、1.0mg、および10.0mgの粉末をそれぞれのシラン処理した試験チューブに加えた(各試験チューブ中にスラリーから1mLの水)。1mLの水を、粉末を含まないさらに2本の試験チューブに加え、添加およびブランク生乳の両方の形の対照として供した。次いで、AFM1を250ng/Lに添加した生乳9mLを各試験チューブに加えたが、ブランク乳対照は例外とし、これには無添加の乳9mLを加えた。次いで、すべての試験チューブを200rpmに設定したオービタルシェーカー上に室温で1時間置き、その後試験チューブを4,000rpmで10分間遠心分離した。14の100mg C18 SPEカートリッジ(各添加乳試料については三つ組、ブランク乳については二つ組)を、減圧を用いてメタノール1mLおよび水1mLを連続で溶出することにより活性化した。遠心分離後、液体1mLをそれぞれのSPEカートリッジに加え、ブランク乳を除く各試料にアセトニトリル中100ppbのAFB1試料10μLを添加して、内部標準とした。次いで、減圧を用いて液体を溶出し、続いて水1mLを、各カートリッジを通して溶出した。この後、メタノール1mLを各カートリッジに加え、陽圧を用いてシラン処理したUPLCバイアル中に溶出した。溶出後、2つのブランク乳試料の1つにAFM1を225ng/Lに添加し、100ppbのAFB1内部標準溶液10μLを添加した。結果を定量するために、アセトニトリル中1、5、10、25、50、100、250、および500ng/Lの濃度のAFM1の標準を作製した。各試料1mLを窒素気流により乾燥し、緩衝液1mL中で再構成した。次いで、各標準の500μL量に100ppbのAFB1溶液5μLを添加して、検量線を作製した。
最初の試験はAFM1を捕捉するのに必要なMIPの包含のレベルを評価した。MIP-005材料を緩衝液条件で試験した。図5に示すとおり、粉末1mg(0.1%、w/vの包含率に相当)は緩衝液中100ng/LのAFM1溶液からAFM1の76.5%を吸着しうることが判明した。一方、0.001%および0.01%(w/v)の包含率では、AFM1吸着は無視できる結果となった。他方で、1.0%(w/v)の包含率はAFM1の100%の吸着を示した。図5参照。
Claims (42)
- R'がハロ、ヒドロキシおよびアルコキシからなる群より選択される置換基をさらに含む、請求項1記載のアフラトキシン鋳型。
- 式(I)のアフラトキシン鋳型の合成法であって、以下の段階を含む、方法:
3,5-ジメトキシフェノールを4-クロロアセト酢酸エチルと酸中で反応させて4-(2-クロロエチル)-5,7-ジメトキシクマリンを生成する段階。 - 2-((5,7-ジメトキシ-2-オキソ-2H-クロメン-4-イル)メチル)マロン酸ジエチルを、以下の段階を含む方法によって調製する、請求項8記載の合成法:
4-(2-クロロエチル)-5,7-ジメトキシクマリンをマロン酸ジエチル、ヨウ化カリウム、およびクラウンエーテルと極性溶媒中で合わせて混合物を生成する段階;および
カリウムブトキシドを混合物に加えて2-((5,7-ジメトキシ-2-オキソ-2H-クロメン-4-イル)メチル)マロン酸ジエチルを生成する段階。 - モノマーから作製された架橋ポリマーと以下の式(I)を有するアフラトキシン鋳型との複合体を含む、分子インプリントポリマー中間体:
式中
R1がH、C1-6アルキル、置換C1-6アルキル、およびハロ置換C1-6アルキルから選択され;
R2がハロ、C1-6アルキル、置換C1-6アルキル、ハロ置換C1-6アルキル、CH2C(O)OR'、およびCH(C(O)OR')2から選択され;ここでR'がH、C1-6アルキル、および置換C1-6アルキルから選択され;かつ
R3がH、C1-6アルコキシ、および置換C1-6アルキルから選択される、あるいは
式中
R1がR2と一緒にC4-7シクロアルキル環、ハロ置換C4-7シクロアルキル環、オキソ置換C4-7シクロアルキル環、C4-7シクロアルコキシ環、ヒドロキシ置換C4-7シクロアルキル環およびカルボキシル基置換C4-7シクロアルキルを形成し;かつ
R3がH、C1-6アルコキシ、および置換C1-6アルキルから選択される。 - アフラトキシン鋳型とモノマーとの比が約100:1〜1:100である、請求項11記載の分子インプリントポリマー中間体。
- モノマーと架橋剤との比が約1:4.1〜1:10である、請求項11記載の分子インプリントポリマー中間体。
- 式(I)のアフラトキシン鋳型が4-(2-クロロエチル)-5,7-ジメトキシクマリン、5,7-ジメトキシシクロペンテノン[2,3-c]クマリン、およびその組み合わせからなる群より選択される、請求項11記載の分子インプリントポリマー中間体。
- モノマーから作製された架橋ポリマーを含む分子インプリントポリマーであって、複数の空洞を有し、ここで空洞の少なくとも1つが以下の式(I)を有するアフラトキシン鋳型を用いて作製される、分子インプリントポリマー:
式中
R1がH、C1-6アルキル、置換C1-6アルキル、およびハロ置換C1-6アルキルから選択され;
R2がハロ、C1-6アルキル、置換C1-6アルキル、ハロ置換C1-6アルキル、CH2C(O)OR'、およびCH(C(O)OR')2から選択され;ここでR'がH、C1-6アルキル、および置換C1-6アルキルから選択され;かつ
R3がH、C1-6アルコキシ、および置換C1-6アルキルから選択される、あるいは
式中
R1がR2と一緒にC4-7シクロアルキル環、ハロ置換C4-7シクロアルキル環、オキソ置換C4-7シクロアルキル環、C4-7シクロアルコキシ環、ヒドロキシ置換C4-7シクロアルキル環およびカルボキシル基置換C4-7シクロアルキルを形成し;かつ
R3がH、C1-6アルコキシ、および置換C1-6アルキルから選択される。 - アフラトキシン鋳型が4-(2-クロロエチル)-5,7-ジメトキシクマリンである、請求項15記載の分子インプリントポリマー。
- アフラトキシン鋳型化合物が5,7-ジメトキシシクロペンテノン[2,3-c]クマリンである、請求項15記載の分子インプリントポリマー。
- モノマーがメタクリル酸、2-ビニルピリジン、メタクリル酸2-ヒドロキシエチルおよびその組み合わせである、請求項15記載の分子インプリントポリマー。
- 架橋剤がジメタクリル酸エチレングリコールである、請求項15記載の分子インプリントポリマー。
- アフラトキシン鋳型とモノマーとの比が約100:1〜1:100である、請求項15記載の分子インプリントポリマー。
- モノマーと架橋剤との比が約1:4.1〜1:10である、請求項15記載の分子インプリントポリマー。
- 分子インプリントポリマーの作製法であって、以下の段階を含む、方法:
以下の式(I):
を有するアフラトキシン鋳型を提供する段階であって、
式中
R1がH、C1-6アルキル、置換C1-6アルキル、およびハロ置換C1-6アルキルから選択され;
R2がハロ、C1-6アルキル、置換C1-6アルキル、ハロ置換C1-6アルキル、CH2C(O)OR'、およびCH(C(O)OR')2から選択され;ここでR'がH、C1-6アルキル、および置換C1-6アルキルから選択され;かつ
R3がH、C1-6アルコキシ、および置換C1-6アルキルから選択される、あるいは
式中
R1がR2と一緒にC4-7シクロアルキル環、ハロ置換C4-7シクロアルキル環、オキソ置換C4-7シクロアルキル環、C4-7シクロアルコキシ環、ヒドロキシ置換C4-7シクロアルキル環およびカルボキシル基置換C4-7シクロアルキルを形成し;かつ
R3がH、C1-6アルコキシ、および置換C1-6アルキルから選択される、段階;
アフラトキシン鋳型を少なくとも1つのモノマーおよび1つまたは複数の架橋剤と合わせる段階;
モノマーおよび1つまたは複数の架橋剤を重合させて分子インプリントポリマー中間体を生成する段階;および
分子インプリントポリマー中間体からアフラトキシン鋳型を除去して分子インプリントポリマーを生成する段階。 - アフラトキシン鋳型化合物を少なくとも1つのモノマーおよび1つまたは複数の架橋剤と合わせる段階が、モノマーおよび架橋剤を1つまたは複数の有機溶媒の溶液中で混合することを含む、請求項22記載の方法。
- 1つまたは複数の溶媒がアセトニトリル、トルエン、シクロヘキサン、ポリビニルアルコール水溶液、およびアセトニトリル、トルエン、シクロヘキサン、ポリビニルアルコール水溶液のうち2つ以上の混合物からなる群より選択される、請求項23記載の方法。
- 開始剤を加える段階をさらに含む、請求項22記載の方法。
- 開始剤がアゾ(ビス)-イソブチロニトリル(AIBN)であり、ここでAIBNの熱分解によってフリーラジカルが生成し、開始剤として作用する、請求項25記載の方法。
- 前記重合を、有機溶媒中、55〜110℃の温度でフリーラジカルを生成することにより開始する、請求項26記載の方法。
- アフラトキシン鋳型が5,7-ジメトキシシクロペンテノン[2,3-c]クマリン、4-(2-クロロエチル)-5,7-ジメトキシクマリン、またはその組み合わせを含む、請求項22記載の方法。
- 分子インプリントポリマー中間体からのアフラトキシン鋳型の除去が、分子インプリントポリマー中間体を溶媒で洗浄する段階を含む、請求項22記載の方法。
- 前記有機溶媒がエチルアルコール、メチルアルコール、アセトニトリル、トルエン、およびその混合物の群より選択される、請求項34記載の方法。
- 前記分子インプリントポリマーを前記1回または複数回の洗浄後に乾燥する、請求項22記載の方法。
- 請求項22記載の方法によって調製した分子インプリントポリマー。
- アフラトキシンを捕捉する方法であって、以下の段階を含む、方法:
空洞の少なくとも1つが以下の式(I)を有するアフラトキシン鋳型を用いて作製される、複数の空洞を有する分子インプリントポリマーを提供する段階であって:
式中
R1がH、C1-6アルキル、置換C1-6アルキル、およびハロ置換C1-6アルキルから選択され;
R2がハロ、C1-6アルキル、置換C1-6アルキル、ハロ置換C1-6アルキル、CH2C(O)OR'、およびCH(C(O)OR')2から選択され;ここでR'がH、C1-6アルキル、および置換C1-6アルキルから選択され;かつ
R3がH、C1-6アルコキシ、および置換C1-6アルキルから選択される、あるいは
式中
R1がR2と一緒にC4-7シクロアルキル環、ハロ置換C4-7シクロアルキル環、オキソ置換C4-7シクロアルキル環、C4-7シクロアルコキシ環、ヒドロキシ置換C4-7シクロアルキル環およびカルボキシル基置換C4-7シクロアルキルを形成し;かつ
R3がH、C1-6アルコキシ、および置換C1-6アルキルから選択される、段階;
任意でアフラトキシンを含む材料を提供する段階;および
分子インプリントポリマーを材料と接触させる段階。 - 材料が液体、固体、または気体である、請求項33記載の方法。
- 材料が土壌、香辛料、飲料、食糧、動物飼料、薬学的組成物、栄養学的組成物、および美容組成物からなる群より選択される、請求項34記載の方法。
- 材料が乳である、請求項35記載の方法。
- 分子インプリントポリマーを材料と、少なくとも1秒間接触させる、請求項33記載の方法。
- 分子インプリント材料を材料から分離する段階をさらに含む、請求項33記載の方法。
- 分子インプリントポリマーの分離が、ろ過または遠心分離によって分離する段階を含む、請求項33記載の方法。
- 分子インプリントポリマーと複合したアフラトキシンの量を検出する段階、分子インプリントポリマーと接触した後の材料中のアフラトキシンの量を検出する段階、またはその両方をさらに含む、請求項33記載の方法。
- アフラトキシンを捕捉する方法であって、以下の段階を含む、方法:
(a)少なくとも1つの空洞が以下の式(I)を有するアフラトキシン鋳型を用いて作製される、複数の空洞を有する分子インプリントポリマーを提供する段階であって:
式中
R1がH、C1-6アルキル、置換C1-6アルキル、およびハロ置換C1-6アルキルから選択され;
R2がハロ、C1-6アルキル、置換C1-6アルキル、ハロ置換C1-6アルキル、CH2C(O)OR'、およびCH(C(O)OR')2から選択され;ここでR'がH、C1-6アルキル、および置換C1-6アルキルから選択され;かつ
R3がH、C1-6アルコキシ、および置換C1-6アルキルから選択される、あるいは
式中
R1がR2と一緒にC4-7シクロアルキル環、ハロ置換C4-7シクロアルキル環、オキソ置換C4-7シクロアルキル環、C4-7シクロアルコキシ環、ヒドロキシ置換C4-7シクロアルキル環およびカルボキシル基置換C4-7シクロアルキルを形成し;かつ
R3がH、C1-6アルコキシ、および置換C1-6アルキルから選択される、段階;
(b)アフラトキシンを含む材料を提供する段階;および
(c)分子インプリントポリマーを材料と接触させる段階であって、分子インプリントポリマーが材料の単位あたり少なくとも40重量パーセントのアフラトキシンを捕捉する、段階。 - 材料が液体であり、かつ分子インプリントポリマーが材料の体積あたりアフラトキシンの重量の少なくとも40パーセントを捕捉する、請求項41記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015020396A JP2016141665A (ja) | 2015-02-04 | 2015-02-04 | アフラトキシン鋳型、分子インプリントポリマー、ならびにその作製法および使用法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015020396A JP2016141665A (ja) | 2015-02-04 | 2015-02-04 | アフラトキシン鋳型、分子インプリントポリマー、ならびにその作製法および使用法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2016141665A true JP2016141665A (ja) | 2016-08-08 |
Family
ID=56569891
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015020396A Pending JP2016141665A (ja) | 2015-02-04 | 2015-02-04 | アフラトキシン鋳型、分子インプリントポリマー、ならびにその作製法および使用法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2016141665A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107179367A (zh) * | 2017-06-15 | 2017-09-19 | 青岛斯比密科学仪器有限公司 | 一种用于毒素检测的固相萃取串联柱及制备方法 |
| CN109293938A (zh) * | 2018-10-11 | 2019-02-01 | 河南工业大学 | 制备金属骨架化合物结合分子印迹聚合物的复合材料 |
| CN113262766A (zh) * | 2021-05-17 | 2021-08-17 | 河南水利与环境职业学院 | 黄曲霉毒素多孔芳香族骨架paf-6分子印迹材料及其应用 |
| CN114062356A (zh) * | 2021-11-17 | 2022-02-18 | 浙江树人学院(浙江树人大学) | 基于氨基苯硼酸的酚类化合物分子印迹纳米酶制备及应用 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005075448A2 (en) * | 2004-01-28 | 2005-08-18 | Institut National De La Recherche Medicale (Inserm) | A method for manufacturing optically pure coumaryl amino acids salts and the coumaryl amino acid salts thus obtained |
| JP2009529066A (ja) * | 2006-02-20 | 2009-08-13 | キスト−ヨーロップ フォルシュングスゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 分子インプリントポリマー、その製造方法、および液体中で分解が容易でなく且つ/又は有毒な化合物を選択的に処理するための方法 |
| JP2011508233A (ja) * | 2007-12-27 | 2011-03-10 | インフィゴ ダイアグノスティクス リミテッド | 分子インプリントポリマに基づいた小分子およびタンパク質分析デバイス |
-
2015
- 2015-02-04 JP JP2015020396A patent/JP2016141665A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005075448A2 (en) * | 2004-01-28 | 2005-08-18 | Institut National De La Recherche Medicale (Inserm) | A method for manufacturing optically pure coumaryl amino acids salts and the coumaryl amino acid salts thus obtained |
| JP2009529066A (ja) * | 2006-02-20 | 2009-08-13 | キスト−ヨーロップ フォルシュングスゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 分子インプリントポリマー、その製造方法、および液体中で分解が容易でなく且つ/又は有毒な化合物を選択的に処理するための方法 |
| JP2011508233A (ja) * | 2007-12-27 | 2011-03-10 | インフィゴ ダイアグノスティクス リミテッド | 分子インプリントポリマに基づいた小分子およびタンパク質分析デバイス |
Non-Patent Citations (5)
| Title |
|---|
| INDIAN JOURNAL OF CHEMISTRY, vol. 4(2), JPN6018034202, 1966, pages 96 - 97, ISSN: 0003870887 * |
| JOURNAL OF CHROMATOGRAPHY A, vol. 1364, JPN6018034203, 2014, pages 163 - 170, ISSN: 0003870888 * |
| JOURNAL OF THE AMERICAN CHEMICAL SOCIETY, vol. 125(10), JPN6018034201, 2003, pages 3090 - 3100, ISSN: 0003870886 * |
| MOLECULAR SIMULATION, vol. 38(11), JPN6018034204, 2012, pages 892 - 895, ISSN: 0003870889 * |
| ULTRASONICS SONOCHEMISTRY, vol. 21(3), JPN6018034200, 2014, pages 937 - 942, ISSN: 0003870885 * |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107179367A (zh) * | 2017-06-15 | 2017-09-19 | 青岛斯比密科学仪器有限公司 | 一种用于毒素检测的固相萃取串联柱及制备方法 |
| CN107179367B (zh) * | 2017-06-15 | 2024-01-26 | 青岛贞正分析仪器有限公司 | 一种用于毒素检测的固相萃取串联柱及制备方法 |
| CN109293938A (zh) * | 2018-10-11 | 2019-02-01 | 河南工业大学 | 制备金属骨架化合物结合分子印迹聚合物的复合材料 |
| CN113262766A (zh) * | 2021-05-17 | 2021-08-17 | 河南水利与环境职业学院 | 黄曲霉毒素多孔芳香族骨架paf-6分子印迹材料及其应用 |
| CN113262766B (zh) * | 2021-05-17 | 2023-03-21 | 河南水利与环境职业学院 | 黄曲霉毒素多孔芳香族骨架paf-6分子印迹材料及其应用 |
| CN114062356A (zh) * | 2021-11-17 | 2022-02-18 | 浙江树人学院(浙江树人大学) | 基于氨基苯硼酸的酚类化合物分子印迹纳米酶制备及应用 |
| CN114062356B (zh) * | 2021-11-17 | 2024-04-05 | 浙江树人学院(浙江树人大学) | 基于氨基苯硼酸的酚类化合物分子印迹纳米酶制备及应用 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US10472484B2 (en) | Aflatoxin templates, molecularly imprinted polymers, and methods of making and using the same | |
| JP5650223B2 (ja) | 合成マイコトキシン吸着剤ならびにそれを生成および使用する方法 | |
| Cai et al. | Preparation of monodisperse, restricted-access, media-molecularly imprinted polymers using bi-functional monomers for solid-phase extraction of sarafloxacin from complex samples | |
| Nestora et al. | Solid-phase extraction of betanin and isobetanin from beetroot extracts using a dipicolinic acid molecularly imprinted polymer | |
| JP2016141665A (ja) | アフラトキシン鋳型、分子インプリントポリマー、ならびにその作製法および使用法 | |
| US20170009041A1 (en) | Porous polymeric separation material | |
| CN114989188A (zh) | 一种检测活性胺的荧光探针及其应用 | |
| RU2705210C2 (ru) | Шаблоны афлатоксина, полимеры с молекулярными отпечатками и способы их получения и применения | |
| JP5249582B2 (ja) | インプリントポリマーおよびその利用 | |
| Najafizadeh et al. | Synthesis of a phenylalanine imprinted polymer for attenuation of phenylalanine absorption via the gut in a murine hyperphenylalaninemia model | |
| CA2880969C (en) | Aflatoxin templates, molecularly imprinted polymers, and methods of making and using the same | |
| AU2014200349B2 (en) | Synthetic mycotoxin adsorbents and methods of making and utilizing the same | |
| EP2864417B1 (en) | Polymer and method of use | |
| Ünlüer et al. | Green MIPs in food analysis | |
| RU2829437C1 (ru) | Способ получения молекулярно-импринтированного сорбента, специфичного к микотоксинам | |
| CN109354649A (zh) | 一种醚菌酯类分子印迹聚合物的制备方法及其应用 | |
| Díaz Bao | Design and application of molecularly imprinted polymers (MIPs) for detection of veterinary residues and contaminants in food safety | |
| JP2007240509A (ja) | 分子認識ポリマー及びその製造方法、分子認識ポリマーを用いた固相抽出方法 | |
| JPH0517580A (ja) | アルデヒド基含有重合体粒子およびその製造方法 | |
| NZ615725A (en) | Imprinted polymer that binds heterocyclic compounds and methods of use | |
| NZ615725B2 (en) | Imprinted polymer that binds heterocyclic compounds and methods of use |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20150316 |
|
| A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20150227 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180109 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180809 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180905 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181205 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190520 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20191211 |