JP2016039701A - モータ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】磁気センサによる検出結果がセンサマグネットと磁気センサとの相対的な組付誤差の影響を受けにくいモータ装置を得る。【解決手段】本ワイパモータでは、出力軸の軸線上に配置された磁気センサが、出力軸と一体回転するセンサマグネット36の磁束の変化を検出する。このセンサマグネット36は、磁気センサ34に対して出力軸の軸線方向に対向しており、出力軸の半径方向に隣合うN極36AとS極36Bとの間に中心CEが位置している。このセンサマグネット36は、出力軸の軸線方向から見た場合に、磁軸方向と直交する磁軸直交方向の寸法が磁軸方向の寸法と同等以上に設定されると共に、N極36AとS極36Bとにおける互いに反対側の端縁36A1、36B1が、磁軸AX側から磁軸直交方向の両端側へ向かうほど中心CEから離れるように形成されている。【選択図】図5
Description
本発明は、磁気センサ及びセンサマグネットを備えたモータ装置に関する。
下記特許文献1に記載されたモータ装置では、出力軸がギヤハウジングに対して回転可能に支持されており、当該出力軸の軸線方向一端部には、ギヤハウジング内に収容されたウォームホイールが同軸的に固定されている。このウォームホイールは、モータ本体の回転力によって出力軸と一体で回転される。このウォームホイールの軸線方向一側には、ギヤハウジングに取り付けられたハウジングカバーが設けられており、当該ハウジングカバーには、電子回路基板が取り付けられている。この電子回路基板には、出力軸の回転角度を検出するための磁気センサが実装されている。
上記の磁気センサは、ウォームホイールの軸線方向一端面の軸心部に取り付けられたセンサマグネットと対向している。このセンサマグネットは、ウォームホイールの軸線方向から見て円形に形成されており、半径方向片側がN極に着磁され、半径方向他側がS極に着磁されている。このセンサマグネットがウォームホイールと一体で回転する際の磁束の変化が上記磁気センサによって検出され、当該検出結果に基づいて出力軸の回転角度が算出される。そして、算出された回転角度に基づいて出力軸の回転速度、回転停止位置、反転位置等の制御が行われる。なお、下記の特許文献2には、上記同様のモータ装置が記載されている。
上述の如きモータ装置では、円形のセンサマグネットを磁気センサ側から見た場合、当該センサマグネットの中心側においては、磁界の特性により、N極からS極に向かって平行に磁束が分布する。しかしながら、センサマグネットの中心側から半径方向にずれるに従って磁束同士の反発力により磁束の分布が広がり、磁束の湾曲の曲率が大きくなっていく。
また、上述の如きモータ装置では、センサマグネットがウォームホイール及び出力軸を介してギヤハウジングに支持される一方、磁気センサが電子回路基板及びハウジングカバーを介してギヤハウジングに取り付けられる。このため、製造上のバラツキにより、センサマグネットと磁気センサとの相対的な組付位置がセンサマグネットの半径方向にずれてしまう場合がある。
そのような場合、センサマグネットの中心側から半径方向にずれた位置と対向した磁気センサが、該磁気センサ側から見て湾曲の曲率が大きい磁束を検出することになり、当該検出結果に基づいて算出される出力軸の回転角度は本来検出されるべき回転角度とは異なる角度位置を算出してしまう。このように得られた回転角度は、出力軸の回転速度、回転停止位置、反転位置等の制御に影響を及ぼす。
本発明は、上記事実を考慮し、磁気センサによる検出結果がセンサマグネットと磁気センサとの相対的な組付誤差の影響を受けにくいモータ装置を得ることを目的とする。
本発明のモータ装置は、モータ本体の回転力が伝達されて回転される出力軸と、前記出力軸に対して軸線方向一方に配置され、磁束の変化を検出する磁気センサと、前記出力軸と一体回転可能に設けられ、前記磁気センサに対して前記出力軸の軸線方向に対向すると共に、前記出力軸の半径方向に隣合うN極とS極との間に外形の中心が位置し、前記軸線方向から見て磁軸方向と直交する磁軸直交方向の寸法が前記磁軸方向の寸法と同等以上に設定され、前記N極と前記S極とにおける互いに反対側の端縁が、前記磁軸側から前記磁軸直交方向の両端側へ向かうほど前記中心から離れるように形成されたセンサマグネットと、を備えている。
上記構成のモータ装置では、出力軸に対して軸線方向一方に配置された磁気センサが、出力軸と一体回転するセンサマグネットの磁束の変化を検出する。このセンサマグネットは、磁気センサに対して出力軸の軸線方向に対向しており、出力軸の半径方向に隣合うN極とS極との間に外形の中心(以下、単に中心と称する)が位置している。このセンサマグネットは、出力軸の軸線方向から見た場合に、磁軸方向と直交する磁軸直交方向の寸法が磁軸方向の寸法と同等以上に設定されると共に、N極とS極とにおける互いに反対側の端縁が、磁軸側から前記磁軸直交方向の両端側へ向かうほど、センサマグネットの中心から離れるように形成されている。これにより、出力軸に対して軸線方向一方に配置された磁気センサ側からセンサマグネットを見た場合に、上記中心側から出力軸の半径方向にずれるに従って磁束の湾曲の曲率が大きくなることを、従来の円形センサマグネットの場合と比較して抑制できる。その結果、センサマグネットと磁気センサとに相対的な組付誤差が生じた場合でも、磁気センサ側から見て湾曲の曲率が大きい磁束を磁気センサが検出することを防止又は抑制できるので、磁気センサによる検出結果がセンサマグネットと磁気センサとの相対的な組付誤差の影響を受けにくい正しい検出結果を得ることができる。
また、本発明のモータ装置は、上記構成に加えて、前記N極と前記S極との前記端縁は、少なくとも前記磁軸直交方向の中間部が、前記磁軸直交方向に直線状に延びている。
上記構成のモータ装置では、センサマグネットのN極とS極とにおける互いに反対側の端縁が上記のように形成されているため、磁気センサ側から見て湾曲の曲率が小さい又は湾曲していない磁束の分布領域を磁軸直交方向に拡大することができる。
さらに、本発明のモータ装置は、上記構成に加えて、前記センサマグネットは、前記N極と前記S極とを一体に備えており、前記センサマグネットにおける前記磁気センサ側の面には、前記N極と前記S極とに跨る部位を前記磁気センサとは反対側へ凹ませた凹部が形成されている。
上記構成のモータ装置では、センサマグネットに上記の凹部が形成されているため、N極とS極との境界側において、磁束の分布が出力軸の軸線方向に広がることを抑制できる。
またさらに、本発明のモータ装置は、上記構成に加えて、前記センサマグネットは、前記磁軸方向に間隙を隔てて並んだ一対の磁石によって構成されると共に、一方の前記磁石に設けられた前記N極と、他方の前記磁石に設けられた前記S極とが前記間隙を隔てて対向している。
上記構成のモータ装置では、センサマグネットを構成する一方の磁石に設けられたN極と、他方の磁石に設けられたS極とが間隙を隔てて対向している。このため、当該間隙の広い範囲において、磁束を平行又は略平行に分布させることができる。
また、本発明のモータ装置は、上記構成に加えて、前記センサマグネットは、前記N極と前記S極とが無着磁領域を介して一体に結合されており、前記無着磁領域における前記磁軸方向の幅寸法が、前記磁軸側から前記磁軸直交方向の両端側へ向かうほど小さくなっている。
上記構成のモータ装置では、センサマグネットの無着磁領域の幅寸法が上記のように設定されているため、N極とS極とにおける無着磁領域側の端縁が、磁軸側から磁軸直交方向の両端側へ向かうほど互いに接近するように湾曲又は傾斜する。これにより、各磁極の上記端縁に対して垂直に出入りしようとする磁束(磁力線)の性質により、磁束の湾曲を抑制できる。つまり、無着磁領域を跨いで分布する磁束は、磁軸側から磁軸直交方向の両端側へ向かうほど互いに反発し合って広がろうとするが、各磁極に対する磁束の出入りの方向が上記の反発を打ち消すように傾く。これにより、磁気センサ側から見て湾曲の曲率が小さい又は湾曲していない磁束の分布領域を拡大することができる。
また、本発明のモータ装置は、上記構成に加えて、前記出力軸には、回転体が同軸的に固定されており、前記磁気センサは、前記回転体の軸線方向一端面に対向離間した電子回路基板に取り付けられており、前記回転体は、前記軸線方向一端面から前記電子回路基板側へ延出された複数の保持片によって前記センサマグネットを保持しており、前記複数の保持片と前記電子回路基板との間には、前記センサマグネットが通過不能な隙間が形成されている。
上記構成のモータ装置では、回転体の軸線方向一端面から延出された複数の保持片によってセンサマグネットが回転体に保持されている。これら複数の保持片と、磁気センサが取り付けられた電子回路基板との間には、センサマグネットが通過不能な隙間が形成されている。このため、本モータ装置に対して衝撃が加わる等の何らかの理由により、複数の保持片によるセンサマグネットの保持が解除されてしまった場合でも、センサマグネットが上記の隙間を通って脱落することを防止又は抑制できる。
また、本発明のモータ装置は、前記出力軸の先端部には、車両用ワイパ装置のワイパアームが固定されるワイパアーム固定部が設けられている。
上記構成のモータ装置では、出力軸の先端部に設けられたワイパアーム固定部にワイパアームが直接固定されるため、出力軸とワイパアームの回転角度が等しくなる。この点、本発明では、前述した如く磁気センサの検出結果がセンサマグネットと磁気センサとの相対的な組付誤差の影響を受けにくいので、出力軸すなわちワイパアームの回転角度を精度良く検出することが可能になる。
<第1実施形態>
以下、図1〜図14を用いて本発明の第1実施形態に係るモータ装置としてのワイパモータ10について説明する。先ず、ワイパモータ10の全体構成について説明し、次いで本実施形態の要部について説明する。
以下、図1〜図14を用いて本発明の第1実施形態に係るモータ装置としてのワイパモータ10について説明する。先ず、ワイパモータ10の全体構成について説明し、次いで本実施形態の要部について説明する。
(ワイパモータ10の全体構成)
本実施形態に係るワイパモータ10は、車両用ワイパ装置の駆動源であり、図1〜図4に示されるように、モータ本体12と、金属製のギヤハウジング14と、樹脂製のハウジングカバー16とを備えている。このハウジングカバー16は、複数のネジ18(図2及び図4参照)によってギヤハウジング14に固定されている。
本実施形態に係るワイパモータ10は、車両用ワイパ装置の駆動源であり、図1〜図4に示されるように、モータ本体12と、金属製のギヤハウジング14と、樹脂製のハウジングカバー16とを備えている。このハウジングカバー16は、複数のネジ18(図2及び図4参照)によってギヤハウジング14に固定されている。
モータ本体12は、ギヤハウジング14の側部に取り付けられており、アーマチャ軸20がギヤハウジング14内へ延びている。ギヤハウジング14におけるモータ本体12とは反対側の端部には、アーマチャ軸20の先端部を軸支する軸受部22が設けられている。このアーマチャ軸20におけるギヤハウジング14内に位置する部位には、ウォームギヤ20Aが転造等の手段によって形成されている。このウォームギヤ20Aには、ギヤハウジング14内に収容された回転体としてのウォームホイール24が噛合されている。
ウォームホイール24は、ここでは樹脂製とされており、その中心部には、有底円筒状のボス部24Aが同軸的に形成されている。このボス部24Aの半径方向外側には複数のリブ24Bがボス部24Aを中心として放射状に形成されている。このボス部24Aには、金属製の出力軸26が同軸的に固定されている。この出力軸26は、ウォームホイール24の成形時にインサート成形されたものであり、軸線方向一側の端部である基端部がウォームホイール24に固定され、ウォームホイール24から軸線方向他側へ突出している。
ギヤハウジング14には、上記の出力軸26に対応して、出力軸支持部14Aが形成されている。この出力軸支持部14Aは、出力軸26及びウォームホイール24と同軸的な筒状に形成されており、ギヤハウジング14から出力軸26の軸線方向他側(ハウジングカバー16とは反対側)へ向けて一体に突出している。出力軸26は、出力軸支持部14Aの内側に挿通されており、出力軸支持部14Aの内側に取り付けられた一対の軸受(図示省略)を介して出力軸支持部14Aに回転可能に支持されている。
出力軸26の先端部は、出力軸支持部14Aの先端側の開口からギヤハウジング14の外側へ突出しており、当該突出部分には、ティースワッシャ28が締着されている。このティースワッシャ28によって出力軸26の抜止めがなされている。
この出力軸26の基端部に固定されたウォームホイール24は、前述したようにアーマチャ軸20のウォームギヤ20Aに噛合されている。このため、モータ本体12が作動してアーマチャ軸20が回転すると、この回転力がウォームギヤ20Aを介してウォームホイール24に伝わり、ウォームホイール24が出力軸26と一体で回転する。
上記出力軸26の先端部には、ワイパアーム固定部26Aが設けられている。このワイパアーム固定部26Aには、車両用ワイパ装置の構成部材であるワイパアーム30の基端部30A(図2の二点鎖線参照)が直接固定される構成になっている。
また、ギヤハウジング14における出力軸支持部14Aの周りには、複数(ここでは3つ)の車体側固定部14Bが設けられており、この車体側固定部14Bに形成された雌ねじ部にボルト等の雄ねじ部材が螺合されて本ワイパモータ10が図示しないブラケットに固定され、当該ブラケットが車両のカウルトップ等に固定される。
そして、上記ワイパアーム固定部26Aに固定されたワイパアーム30が出力軸26と一体で回転されることにより、当該ワイパアーム30の先端側に連結されたワイパブレードが車両のウインドシールドガラス(何れも図示省略)を払拭する。なお、ワイパアーム30が出力軸26に直接固定される構成に限らず、ワイパアーム30がピボット軸やリンク機構等を介して出力軸26に間接的に連結される構成にしてもよい。
一方、図2に示されるように、ウォームホイール24の軸線方向一側(出力軸26が突出した方向とは反対側)には、電子回路基板32が配設されている。この電子回路基板32は、複数のネジ33(図4参照)によってハウジングカバー16の内面側に固定されており、厚さ方向が出力軸26の軸線方向に沿い且つウォームホイール24の軸線方向一端面に対して間隔をあけて対向した状態で配置されている。この電子回路基板32には、磁気センサ34が実装されている。
磁気センサ34は、出力軸26に対して軸線方向一方に離間して配置されており、出力軸26の図示しない軸線方向一端面(ボス部24Aの軸線方向一端面)に対して出力軸26の軸線方向に対向している。ボス部24Aの軸線方向一端面には、センサマグネット36が出力軸26と同軸となるよう取り付けられている。このセンサマグネット36は、ウォームホイール24及び出力軸26と一体回転可能とされており、磁気センサ34に対して出力軸26の軸線方向に対向している。
上記の磁気センサ34は、センサマグネット36の磁束の変化(磁束の向きや磁束密度等の変化)に応じて出力電圧が変化する構成になっており、磁気センサ34に対するセンサマグネット36の相対回転角度に応じて磁気センサ34の出力電圧が変化する。この磁気センサ34は、本実施形態ではホールICとされているが、これに限らず、磁気センサ34が磁気抵抗素子やホール素子、MRIC等を用いた構成にしてもよい。また、電子回路基板32には、ECU等の制御手段が設けられており、磁気センサ34の出力電圧の変化に基づいて上記制御手段がセンサマグネット36の回転角度を算出する。
センサマグネット36の回転角度は、ウォームホイール24及び出力軸26の回転角度と一致している。また、この回転角度は、本実施形態ではワイパアーム30の回動角度とも一致している。このため、上記の制御手段は、磁気センサ34の出力電圧に基づいて、出力軸26すなわちワイパアーム30の回転速度、回転停止位置、反転位置等の制御を行う構成になっている。以上が本実施形態に係るワイパモータ10の全体構成である。以下、本実施形態の要部であるセンサマグネット36及びその周辺の構成について説明する。
(本実施形態の要部)
センサマグネット36は、例えば合成樹脂等により構成されるバインダと、磁性粉末とが混合されて成形されると共に、当該成形品が着磁されることにより形成されたものである。このセンサマグネット36は、図5(A)〜図5(C)に示されるように、4つの角部が円弧状に面取りされた略長方形の板状に形成されており、出力軸26の軸線方向を板厚方向として配置されている(図2及び図3参照)。
センサマグネット36は、例えば合成樹脂等により構成されるバインダと、磁性粉末とが混合されて成形されると共に、当該成形品が着磁されることにより形成されたものである。このセンサマグネット36は、図5(A)〜図5(C)に示されるように、4つの角部が円弧状に面取りされた略長方形の板状に形成されており、出力軸26の軸線方向を板厚方向として配置されている(図2及び図3参照)。
このセンサマグネット36は、幅方向(図5(B)の矢印X方向)の片側半分がN極36Aに着磁され、幅方向の他側半分がS極36Bに着磁されており、NS2極の磁極を一体に備えている。N極36AとS極36Bとは、出力軸26の半径方向に隣合っている。このセンサマグネット36は、図5(B)に示されるように、長手方向(矢印Y方向)の中央で且つ幅方向(矢印X方向)の中央に外形の中心CEが設定されている。この中心CEは、N極36AとS極36Bとの間でセンサマグネット36の磁軸AX上に位置している。このセンサマグネット36は、出力軸26の軸線方向(図5(B)では紙面に垂直な方向)から見て磁軸方向(矢印X方向)と直交する磁軸直交方向(矢印Y方向:以下、単に「磁軸直交方向」と称する)の寸法が、磁軸方向の寸法よりも長く設定されている。なお、図5(A)〜図5(C)では、説明の都合上、N極36AとS極36Bとの境界BLを一点鎖線で示している。
また、図5(B)に示されるように、N極36AとS極36Bとにおける互いに反対側の端縁36A1、36B1は、磁軸直交方向の両端部を除く部位が、磁軸直交方向に平行且つ直線状に延びている。また、図5(B)には、中心CEを中心とし且つ端縁36A1、36B1を接線とする仮想円VCを記載しているが、上記の端縁36A1、36B1は、磁軸AX側から磁軸直交方向の両端側へ向かうほど仮想円VCから離れるように形成されている。つまり、これらの端縁36A1、36B1は、出力軸26の軸線方向から見た場合に、磁軸AX側から磁軸直交方向の両端側へ向かうほどセンサマグネット36の中心CEから離れるように形成されている。
上記構成のセンサマグネット36は、図3、図6、図7に示されるように、ボス部24Aの軸線方向一端面から電子回路基板32側へ延出された複数の保持片38、40、42によってウォームホイール24に保持されている(なお、図7では、ウォームホイール24を概略的に記載している)。これらの保持片38、40、42は、センサマグネット36を取り囲むようにセンサマグネット36の外周に沿って並んでいる。
詳細には、センサマグネット36の磁軸直交方向(長手方向)の両側にそれぞれ保持片38が配置されている。また、センサマグネット36の磁軸方向(幅方向)の両側には、それぞれ保持片40と保持片42とがセンサマグネット36の長手方向に並んで配置されている。そして、センサマグネット36の幅方向一側に位置する保持片40と、センサマグネット36の幅方向他側に位置する保持片42とがセンサマグネット36の幅方向に対向しており、センサマグネット36の幅方向他側に位置する保持片40と、センサマグネット36の幅方向一側に位置する保持片42とがセンサマグネット36の幅方向に対向している。これらの保持片38、40、42がセンサマグネット36の外周面に当接してウォームホイール24に対して位置決めされている。
また、センサマグネット36の幅方向両側にそれぞれ配置された保持片42の先端部には、図6に示されるように、センサマグネット36側へ突出した爪部42Aが形成されている。これらの爪部42Aがセンサマグネット36の軸線方向一側面(ボス部24Aとは反対側の面)に係合することにより、センサマグネット36がウォームホイール24に保持されている。
上記のようにウォームホイール24に保持されたセンサマグネット36は、磁気センサ34に対して出力軸26の軸線方向に対向しており、ウォームホイール24及び出力軸26と共に磁気センサ34に対して相対回転する。本実施形態では、センサマグネット36の中心CEと、磁気センサ34の中心とが共に出力軸26の軸線上に位置するように設計されている。
また、本実施形態では、図6及び図7に示されるように、保持片38、40は、保持片42よりもボス部24Aからの突出高さが高く設定されている。これらの保持片38、40と電子回路基板32との間には、図7に示されるように隙間46が形成されており、ウォームホイール24の回転時に保持片38、40が電子回路基板32と干渉しないようになっている。但し、出力軸26の軸線方向に沿った隙間46の寸法hは、センサマグネット36の厚さ寸法tよりも小さく設定されている。このため、センサマグネット36は、上記の隙間46を通過不能とされている。
なお、センサマグネット36をウォームホイール24に保持させるため(取り付けるため)の保持片の形状は、上記保持片38、40、42の形状に限らず、適宜変更することができる。また、ウォームホイール24へのセンサマグネット36の取付方法は、上記のような保持片によるものに限らず、熱かしめや接着等の他の方法を用いてもよい。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
上記構成のワイパモータ10では、出力軸26に対して軸線方向一方に配置された磁気センサ34が、出力軸26と一体回転するセンサマグネット36の磁束の変化を検出する。このセンサマグネット36は、磁気センサ34に対して出力軸26の軸線方向に対向しており、出力軸26の半径方向に隣合うN極36AとS極36Bとの間に外形の中心CEが位置している。このセンサマグネット36は、出力軸26の軸線方向から見た場合に、磁軸方向と直交する磁軸直交方向の寸法が磁軸方向の寸法よりも長く設定されると共に、N極36AとS極36Bとにおける互いに反対側の端縁36A1、36B1が、磁軸AX側から磁軸直交方向の両端側へ向かうほど中心CEから離れるように形成されている。
これにより、出力軸26に対して軸線方向一方に配置された磁気センサ34側からセンサマグネット36を見た場合に、中心CE側から出力軸26の半径方向にずれるに従って磁束が湾曲することを、従来の円形センサマグネットの場合と比較して抑制できる。その結果、センサマグネット36と磁気センサ34とに相対的な組付誤差が生じた場合でも、磁気センサ側から見て湾曲の曲率が大きい磁束を磁気センサ34が検出することを防止又は抑制できるので、磁気センサ34による検出結果はセンサマグネット36と磁気センサ34との相対的な組付誤差の影響を受けにくい正しい検出結果を得ることができる。
上記の効果について、図8〜図14を用いて磁石の原理に基づき説明する。図8に示されるように、N極から出てS極に入る磁束(磁力線)は最短距離で進もうとする。しかしながら、磁束は、極小さな磁石が連なったものとして模擬できるものであり、隣り合う磁束(磁力線)は互いに反発し合う性質があるため、図9に示されるように、磁束(磁力線)の分布が広がってしまう。この図9に示されるように、N極とS極との間の中心CEを通る(磁軸上の)磁束(磁力線)は、磁軸直交方向の両側(図9では上側及び下側)の磁束から反発力を受けて釣り合うため広がりが少ないが、中心CE側から磁軸直交方向に離れるに従って、磁束同士の反発力により磁束の分布が広がり、磁束の湾曲の曲率が大きくなっていく。
上記の原理を踏まえると、図10に示されるようにN極とS極とが一体に隣合った磁石において、磁軸方向と直交する磁軸直交方向の寸法(図10の矢印L方向の寸法)を無限長にした場合、当該磁軸直交方向の中間部(該磁石の長手方向中間部)においては、磁束同士の反発力が釣り合い、磁束の分布の広がりは起こらない。
一方、図11に示されるような従来の円形センサマグネット100では、当該円形センサマグネット100を軸線方向から見た場合に、中心CE側においては磁束が平行に分布しているが、中心CEから半径方向に離れるに従って磁束の分布が広がり、磁束の湾曲の曲率が大きくなっていく。
このため、背景技術の欄で説明したモータ装置において、円形センサマグネットと磁気センサとの組付位置が出力軸の半径方向にずれてしまった場合、磁気センサ側から見て湾曲の曲率が大きい磁束を磁気センサが検出することになり、当該検出結果に基づいて算出される出力軸の回転角度は本来検出すべき回転角度とは異なる回転角度として算出してしまう虞がある。このような回転角度の検出は、出力軸の回転速度、回転停止位置、反転位置等の制御に影響を及ぼす。このため、例えば、2つのモータにより対向式のワイパアームをそれぞれ駆動する構成では、ワイパモータの出力軸の回転角度を本来の角度と異なる位置として検出されてしまうことにより、最悪の場合、ワイパブレード同士の干渉による破損につながる虞がある。また例えば、2つのモータによりタンデム式のワイパアームをそれぞれ駆動する構成に適用された場合においても同様に、ワイパブレードとAピラーとの干渉などが起こり得る。上記のような問題は、出力軸に直接ワイパアームが固定される所謂ダイレクトドライブ方式において特に生じやすいが、ワイパアームがリンク機構等を介して駆動されるワイパシステムにおいても生じる場合がある。
これに対し、本実施形態では、前述した如き磁石の原理を踏まえて、センサマグネット36の形状を従来の円形から磁極の分極方向(磁軸方向)と直交する方向に長手の略長方形に変更している。このセンサマグネット36では、磁軸方向と直交する方向に長尺に形成されており、N極36AとS極36Bとにおける互いに反対側の端縁36A1、36B1が上記直交する方向に直線状に延びている。これにより、センサマグネット36の中心CEから出力軸26の半径方向にずれた位置での磁束の分布の広がりを効果的に抑制(磁気センサ側から見た磁束の湾曲の曲率が小さくなる形状に)している。その結果、出力軸26すなわちワイパアーム30の回転速度、回転停止位置、反転位置にズレが生じることを抑制できるので、上述の如きワイパブレード同士の干渉やワイパブレードとAピラーとの干渉などを防止できると共に、車両用ワイパ装置の作動のフィーリングを向上させることができる。
また、2つのモータによるワイパシステムでは、ワイパブレード同士の干渉を防ぐために確保しているワイパブレード同士の間の距離や角度を、本実施形態ではワイパアーム36の回転角度が組付け誤差の影響を受けにくい精度の良い検出がなされることにより、干渉防止のために確保している距離や角度を小さく設定することができる。
なお、本実施形態における前述した如き磁束の分布の広がりを抑制する効果は、図12に示される円形センサマグネットと、図13に示される略長方形センサマグネットとのシミュレーションによる比較によって確認されている。つまり、図12に示される円形センサマグネットにおける中心CEから任意の距離離れた位置OPでの磁軸方向に対する磁束の方向(角度)と、図13に示される略長方形センサマグネットにおける中心CEから任意の距離離れた位置OPでの磁軸方向に対する磁束の方向(角度)を、シミュレーションにより比較した。その結果、図14に示されるように、略長方形センサマグネットでは、円形センサマグネットよりも磁軸方向に対する磁束の方向(角度)が小さく(磁軸方向に沿った方向を向いており)、大幅に磁束の分布の広がりが抑制されることが確認された(図14の矢印D参照)。
また、本実施形態では、ウォームホイール24の軸線方向一端面から延出された複数の保持片38、40、42によってセンサマグネット36がウォームホイール24に保持されている。そして、保持片38、40と、磁気センサ34が取り付けられた電子回路基板32との間には、センサマグネット36が通過不能な隙間46が形成されている。このため、本ワイパモータ10に対して衝撃が加わる等の何らかの理由により、複数の保持片38、40、42によるセンサマグネット36の保持が解除されてしまった場合でも、センサマグネット36が上記の隙間46を通って脱落することを防止又は抑制できる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。なお、前記第1実施形態と基本的に同様の構成及び作用については、前記第1実施形態と同符号を付与しその説明を省略する。
<第2の実施形態>
図15(A)〜図15(C)には、本発明の第2実施形態に係るセンサマグネット50が示されている。このセンサマグネット50は、略長円形(小判形)の板状に形成されており、出力軸26(図15(A)〜図15(C)では図示省略)の軸線方向を板厚方向として、ウォームホイール24のボス部24A(図15(A)〜図15(C)では図示省略)における軸線方向一端面に取り付けられる。
図15(A)〜図15(C)には、本発明の第2実施形態に係るセンサマグネット50が示されている。このセンサマグネット50は、略長円形(小判形)の板状に形成されており、出力軸26(図15(A)〜図15(C)では図示省略)の軸線方向を板厚方向として、ウォームホイール24のボス部24A(図15(A)〜図15(C)では図示省略)における軸線方向一端面に取り付けられる。
このセンサマグネット50は、出力軸26の半径方向に隣合うN極50AとS極50Bとを一体に備えており、出力軸26の軸線方向から見た場合に、磁軸方向(図15(B)の矢印X方向)と直交する磁軸直交方向(図15(B)の矢印Y方向)に長尺に形成されている。
また、N極50AとS極50Bとにおける互いに反対側の端縁50A1、50B1は、磁軸直交方向の中間部が、磁軸直交方向に平行且つ直線状に延びている。そして、これらの端縁50A1、50B1は、磁軸AX側から磁軸直交方向の両端側へ向かうほどセンサマグネット50の中心CEから離れるように(仮想円VCから離れるように)形成されている。上記以外の構成は前記第1実施形態と同様とされている。
この実施形態においても、磁気センサ34側からセンサマグネット50を見た場合に、中心CE側から出力軸26の半径方向にずれるに従って磁束の湾曲の曲率が大きくなることを、従来の円形センサマグネットの場合と比較して抑制できる。
<第3の実施形態>
図16(A)〜図16(C)には、本発明の第3実施形態に係るセンサマグネット60が示されている。このセンサマグネット60は、4つの角部が円弧状に面取りされた略正方形の板状に形成されており、出力軸26(図16(A)〜図16(C)では図示省略)の軸線方向を板厚方向として、ウォームホイール24のボス部24A(図16(A)〜図16(C)では図示省略)における軸線方向一端面に取り付けられる。
図16(A)〜図16(C)には、本発明の第3実施形態に係るセンサマグネット60が示されている。このセンサマグネット60は、4つの角部が円弧状に面取りされた略正方形の板状に形成されており、出力軸26(図16(A)〜図16(C)では図示省略)の軸線方向を板厚方向として、ウォームホイール24のボス部24A(図16(A)〜図16(C)では図示省略)における軸線方向一端面に取り付けられる。
このセンサマグネット60は、出力軸26の半径方向に隣合うN極60AとS極60Bとを一体に備えている。このセンサマグネット60は、出力軸26の軸線方向から見た場合に、磁軸方向(図16(B)の矢印X方向)の寸法と、磁軸方向と直交する磁軸直交方向(図16(B)の矢印Y方向)の寸法とが同等に設定されている。
また、N極60AとS極60Bとにおける互いに反対側の端縁60A1、60B1は、磁軸直交方向の両端部を除く部位が、磁軸直交方向に平行且つ直線状に延びている。そして、これらの端縁60A1、60B1は、磁軸AX側から磁軸直交方向の両端側へ向かうほどセンサマグネット60の中心CEから離れるように(仮想円VCから離れるように)形成されている。
さらに、このセンサマグネット60における磁気センサ34側の面(図16(B)では紙面手前側の面)には、N極60AとS極60Bとに跨る部位を磁気センサ34とは反対側へ凹ませた浅溝状の凹部62が形成されている。この凹部62は、センサマグネット60における磁軸直交方向の一端から他端まで形成されており、磁軸方向の寸法が例えばセンサマグネット60の幅寸法の半分程度に設定されている。上記以外の構成は前記第1実施形態と同様とされている。
この実施形態においても、磁気センサ34側からセンサマグネット60を見た場合に、中心CE側から出力軸26の半径方向にずれるに従って磁束の湾曲の曲率が大きくなることを、従来の円形センサマグネットの場合と比較して抑制できる。しかも、このセンサマグネット60では、上記の凹部62が形成されることにより、N極60AとS極60Bとの境界BL側において、磁束の分布が出力軸26の軸線方向(図16(B)では紙面に垂直な方向)に広がることを抑制できる。
<第4の実施形態>
図17(A)〜図17(C)には、本発明の第4実施形態に係るセンサマグネット70が示されている。このセンサマグネット70は、前記第3実施形態に係るセンサマグネット60と基本的に同様の構成とされているが、凹部72の構成が前記第3実施形態に係る凹部62とは異なっている。この凹部72は、センサマグネット70の幅方向の両端縁70A1、70B1からN極70AとS極70Bとの境界BLに向けてセンサマグネット70の厚さ寸法を漸減させるように形成されている。この実施形態においても前記第3実施形態と同様の作用効果を得ることができる。なお、図18に示されるセンサマグネット70’のように、凹部72がセンサマグネット70の幅方向中央部のみに形成された構成にしてもよい。
図17(A)〜図17(C)には、本発明の第4実施形態に係るセンサマグネット70が示されている。このセンサマグネット70は、前記第3実施形態に係るセンサマグネット60と基本的に同様の構成とされているが、凹部72の構成が前記第3実施形態に係る凹部62とは異なっている。この凹部72は、センサマグネット70の幅方向の両端縁70A1、70B1からN極70AとS極70Bとの境界BLに向けてセンサマグネット70の厚さ寸法を漸減させるように形成されている。この実施形態においても前記第3実施形態と同様の作用効果を得ることができる。なお、図18に示されるセンサマグネット70’のように、凹部72がセンサマグネット70の幅方向中央部のみに形成された構成にしてもよい。
<第5の実施形態>
図19(A)〜図19(C)には、本発明の第5実施形態に係るセンサマグネット80が示されている。このセンサマグネット80は、出力軸26の半径方向に隣合う一対の磁石82、84を備えている。これらの磁石82、84は、4つの角部が円弧状に面取りされた略長方形の板状に形成されており、出力軸26(図19(A)〜図19(C)では図示省略)の軸線方向を板厚方向とし且つ出力軸26の半径方向に間隙86を隔てて平行に並んだ状態で、ウォームホイール24のボス部24A(図19(A)〜図19(C)では図示省略)における軸線方向一端面に取り付けられる。
図19(A)〜図19(C)には、本発明の第5実施形態に係るセンサマグネット80が示されている。このセンサマグネット80は、出力軸26の半径方向に隣合う一対の磁石82、84を備えている。これらの磁石82、84は、4つの角部が円弧状に面取りされた略長方形の板状に形成されており、出力軸26(図19(A)〜図19(C)では図示省略)の軸線方向を板厚方向とし且つ出力軸26の半径方向に間隙86を隔てて平行に並んだ状態で、ウォームホイール24のボス部24A(図19(A)〜図19(C)では図示省略)における軸線方向一端面に取り付けられる。
各磁石82、84は、それぞれ幅方向(図19(B)の矢印X方向)の片側半分がN極82A、84Aに着磁され、幅方向の他側半分がS極82B、84Bに着磁されている。そして、一方の磁石82のN極82Aと、他方の磁石84のS極84Bとが、上記の間隙86を隔てて対向して(出力軸26の半径方向に隣合って)いる。このセンサマグネット80は、一対の磁石82、84の磁軸AXが一致するように配置されている。
このセンサマグネット80では、一対の磁石82、84によって構成された外形の中心CEが、一対の磁石82、84の間の中央で且つ一対の磁石82、84の長手方向の中央に位置している。そして、一方の磁石82のN極82Aと、他方の磁石84のS極84Bとが、中心CEを介して出力軸26の半径方向に隣り合っている。また、N極82A及びS極84Bにおける互いに反対側の端縁82A1、84B1は、磁軸AX側から磁軸直交方向の両端側へ向かうほどセンサマグネット80の中心CEから離れるように(仮想円VCから離れるように)形成されている。上記以外の構成は前記第1実施形態と同様とされている。
この実施形態においても、磁気センサ34側からセンサマグネット80を見た場合に、中心CE側から出力軸26の半径方向にずれるに従って磁束の湾曲の曲率が大きくなることを、従来の円形センサマグネットの場合と比較して抑制できる。しかも、この実施形態では、一方の磁石82のN極82Aと他方の磁石84のS極84Bとが、センサマグネット80の中心CEが設定された間隙86を隔てて隣り合っているため、それぞれを小型のセンサマグネット82,84としながらも、磁気センサ34側から見て平行又は略平行な磁束を間隙86の広い範囲に分布させることができる(図20参照)。
<第6の実施形態>
図21には、本発明の第6実施形態に係るセンサマグネット90が示されている。このセンサマグネット90は、前記第1実施形態に係るセンサマグネット36と同様の形状とされているが、N極90AとS極90Bとの間の境界部位には、製造上の理由から、無着磁領域が存在している。この無着磁領域90Cは、磁軸方向(図21の矢印X方向)の幅寸法が、磁軸AXから磁軸直交方向(図21の矢印Y方向)の両端側へ向かうほど小さくなっている。
図21には、本発明の第6実施形態に係るセンサマグネット90が示されている。このセンサマグネット90は、前記第1実施形態に係るセンサマグネット36と同様の形状とされているが、N極90AとS極90Bとの間の境界部位には、製造上の理由から、無着磁領域が存在している。この無着磁領域90Cは、磁軸方向(図21の矢印X方向)の幅寸法が、磁軸AXから磁軸直交方向(図21の矢印Y方向)の両端側へ向かうほど小さくなっている。
なお、図22に示されるように、従来の円形センサマグネット100においても、N極100AとS極100Bとの間には無着磁領域100C存在する。これは、センサマグネット100を着磁するための着磁器102(図23参照)において、N極100Aを着磁する部位102AとS極100Bを着磁する部位102Bとの間に、構造上の理由から隙間104が存在しているためである。また、図22に示されるように、従来の円形センサマグネット100では、磁軸方向(図22の矢印X方向)に沿った無着磁領域100Cの幅寸法が一定に設定されている。
つまり、本実施形態では、N極90AとS極90Bとが無着磁領域90Cを介して一体に結合されたセンサマグネット90において、当該センサマグネット90を着磁する着磁器の形状を加工することにより、無着磁領域90Cがセンサマグネット90の中心CE側へ向かうほどN極90A側及びS極90B側へ膨らむように構成している。なお、図21〜図23では、説明の都合上、無着磁領域90C、100Cにドットを付している。また、図21において、符号90A1、90B1が付された部位は、N極90A側及びS極90Bにおける互いに反対側の端縁である。上記以外の構成は、第1実施形態と同様とされている。
この実施形態においても、センサマグネット90が前記第1実施形態に係るセンサマグネット36と同様の形状に設定されているため、前記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。しかも、この実施形態では、センサマグネット90に上記のように無着磁領域90Cが設定されているため、N極90AとS極90Bとにおける無着磁領域90C側の端縁が、磁軸AX側から磁軸直交方向の両側へ向かうほど互いに接近するように湾曲又は傾斜(ここでは湾曲)する。これにより、N極90AとS極90Bの上記端縁に対して垂直に出入りしようとする磁束(磁力線)の性質により、磁束の湾曲を抑制できる。つまり、無着磁領域90Cを跨いで分布する磁束(磁力線)は、磁軸AX側から磁軸直交方向の両端側へ向かうほど互いに反発しあって広がろうとする(図24(A)参照)が、本実施形態では、各磁極90A、90Bに対する磁束の出入りの方向が上記の反発を考慮して予め傾けられているため、上記反発が作用することで上記磁束の出入りの方向は磁軸方向に沿った方向に向けられる(図24(B)参照)。これにより、磁気センサ34側から見て湾曲の曲率が小さい又は湾曲していない磁束の分布領域を拡大することができる。
<実施形態の補足説明>
前記第1〜第4、第6実施形態では、センサマグネット36、50、60、70、90が、略長方形、略長円形、略正方形の板状に形成された構成にしたが、センサマグネットの形状はこれらに限られるものではない。例えば、センサマグネットが楕円形の板状に形成された構成にしてもよい。
前記第1〜第4、第6実施形態では、センサマグネット36、50、60、70、90が、略長方形、略長円形、略正方形の板状に形成された構成にしたが、センサマグネットの形状はこれらに限られるものではない。例えば、センサマグネットが楕円形の板状に形成された構成にしてもよい。
また、前記各実施形態では、センサマグネット36として強磁性粉末と合成樹脂材等により構成されるバインダとを混合して成形する所謂「ボンド磁石」を適用したが、本発明はこれに限らず、磁性材料を焼結して形成したセンサマグネットであってもよい。
また、前記各実施形態では、回転体がウォームホイール24である場合について説明したが、本発明はこれに限らず、平歯車等の他の種類の歯車が回転体とされた構成にしてもよい。
また、前記各実施形態では、モータ装置がワイパモータ10である場合について説明したが、これに限らず、本発明は、車両等に搭載される各種のモータ装置に対して適用することができる。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記各実施形態に限定されないことは勿論である。
10・・・ワイパモータ(モータ装置)、12・・・モータ本体、24・・・ウォームホイール(回転体)、26・・・出力軸、26B・・・ワイパアーム固定部、30・・・ワイパアーム、32・・・電子回路基板、34・・・磁気センサ、36・・・センサマグネット、36A・・・N極、36A1・・・端縁、36B・・・S極、36B1、38、40、42・・・保持片、50・・・センサマグネット、50A・・・N極、50A1・・・端縁、50B・・・S極、50B1・・・端縁、60・・・センサマグネット、60A・・・N極、60A1・・・端縁、60B・・・S極、60B1・・・端縁、62・・・凹部、70・・・センサマグネット、70A・・・N極、70A1・・・端縁、70B・・・S極、70B1・・・端縁、72・・・凹部、70’・・・センサマグネット、80・・・センサマグネット、82・・・磁石、82A・・・N極、82A1・・・端縁、82B・・・S極、84・・・磁石、84A・・・N極、84B・・・S極、84B1・・・端縁、86・・・間隙、90・・・センサマグネット、90A・・・N極、90A1・・・端縁、90B・・・S極、90B1・・・端縁、90C・・・無着磁領域、AX・・・磁軸、CE・・・中心
Claims (7)
- モータ本体の回転力が伝達されて回転される出力軸と、
前記出力軸に対して軸線方向一方に配置され、磁束の変化を検出する磁気センサと、
前記出力軸と一体回転可能に設けられ、前記磁気センサに対して前記出力軸の軸線方向に対向すると共に、前記出力軸の半径方向に隣合うN極とS極との間に外形の中心が位置し、前記軸線方向から見て磁軸方向と直交する磁軸直交方向の寸法が前記磁軸方向の寸法と同等以上に設定され、前記N極と前記S極とにおける互いに反対側の端縁が、前記磁軸側から前記磁軸直交方向の両端側へ向かうほど前記中心から離れるように形成されたセンサマグネットと、
を備えたモータ装置。 - 前記N極と前記S極との前記端縁は、少なくとも前記磁軸直交方向の中間部が、前記磁軸直交方向に直線状に延びている請求項1に記載のモータ装置。
- 前記センサマグネットは、前記N極と前記S極とを一体に備えており、前記センサマグネットにおける前記磁気センサ側の面には、前記N極と前記S極とに跨る部位を前記磁気センサとは反対側へ凹ませた凹部が形成されている請求項1又は請求項2に記載のモータ装置。
- 前記センサマグネットは、前記磁軸方向に間隙を隔てて並んだ一対の磁石によって構成されており、
一方の前記磁石に設けられた前記N極と、他方の前記磁石に設けられた前記S極とが前記間隙を隔てて対向している請求項1又は請求項2に記載のモータ装置。 - 前記センサマグネットは、前記N極と前記S極とが無着磁領域を介して一体に結合されており、前記無着磁領域における前記磁軸方向の幅寸法が、前記磁軸側から前記磁軸直交方向の両端側へ向かうほど小さくなっている請求項1又は請求項2に記載のモータ装置。
- 前記出力軸には、回転体が同軸的に固定されており、
前記磁気センサは、前記回転体の軸線方向一端面に対向離間した電子回路基板に取り付けられており、
前記回転体は、前記軸線方向一端面から前記電子回路基板側へ延出された複数の保持片によって前記センサマグネットを保持しており、
前記複数の保持片と前記電子回路基板との間には、前記センサマグネットが通過不能な隙間が形成されている請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のモータ装置。 - 前記出力軸の先端部には、車両用ワイパ装置のワイパアームが固定されるワイパアーム固定部が設けられている請求項1〜請求項6の何れか1項に記載のモータ装置。
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