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JP2016038578A - 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 Download PDF

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JP2016038578A
JP2016038578A JP2015146935A JP2015146935A JP2016038578A JP 2016038578 A JP2016038578 A JP 2016038578A JP 2015146935 A JP2015146935 A JP 2015146935A JP 2015146935 A JP2015146935 A JP 2015146935A JP 2016038578 A JP2016038578 A JP 2016038578A
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典子 鈴村
Noriko Suzumura
典子 鈴村
土井 孝之
Takayuki Doi
孝之 土井
児玉 真隆
Masataka Kodama
真隆 児玉
啓貴 益
Hirotaka Masu
啓貴 益
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Abstract

【課題】 帯電部材へのトナーの付着を防ぎ、帯電能力を長期にわたって維持する帯電部材を提供する。【解決手段】 表面層103は、第1の化合物と、該第1の化合物とは異なる第2の化合物とを有し、第1の化合物は、SiO4/2(Q)単位、SiO3/2(T)単位及びSiO2/2(D)単位からなる群より選ばれる少なくとも一つの単位を有するポリシロキサンであり、第2の化合物は、4級アンモニウム基及びオルガノシロキサン結合を有する基を有するアクリル系重合体である。【選択図】 なし

Description

本発明は帯電部材、それを用いたプロセスカートリッジ、及び、電子写真画像形成装置(以下「電子写真装置」と称す)に関する。
近年、電子写真画像形成装置に対しては、より一層の耐久性の向上が求められてきている。その実現のために、長期間に亘って安定した帯電性能を発揮する帯電部材が求められている。
帯電部材の帯電性能の低下の原因のひとつに、トナーやトナー外添剤の帯電部材表面への付着が挙げられる。
特許文献1には、長期間の繰り返し使用によっても表面にトナーやトナーの外添剤が固着しにくい帯電部材として、フッ化アルキル基およびオキシアルキレン基を有するポリシロキサンを含有する表面層を備えた帯電部材が記載されている。また、特許文献2には、ポリシロキサンとシリコーンオイルとを表面層に含有する帯電部材において、トナーやその外添剤の固着が抑制されることが記載されている。
特開2007−004102号公報 特開2009−58635号公報
負帯電性トナーを用いる電子写真プロセスにおいて、記録媒体に転写されずに電子写真感光体に残存したトナーには(以下「転写残トナー」とも称す)、弱負帯電又は正帯電のものが含まれる。この弱負帯電又は正帯電トナーは、帯電部材と接触すると静電的に引きつけられ、帯電部材表面へ付着することがある。
本発明者らの検討によれば、特許文献1及び2に係る帯電部材には、帯電部材表面へのトナーやトナーの外添剤の付着の抑制効果が認められるものの、帯電部材に静電的に付着するトナーの付着量を抑制するには更なる対策が必要であることを見出した。
そこで、本発明の目的は、帯電部材の表面へのトナーの静電的な付着を抑制し、長期間の使用によっても安定した帯電性能を示す帯電部材を提供することにある。また、本発明の他の目的は、安定して高品位な電子写真画像を形成し得るプロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供することにある。
本発明によれば、支持体及び表面層を有している帯電部材であって、該表面層は、第1の化合物と、該第1の化合物とは異なる第2の化合物とを有し、該第1の化合物は、SiO4/2(Q)単位、SiO3/2(T)単位及びSiO2/2(D)単位からなる群より選ばれる少なくとも一つの単位を有するポリシロキサンであり、該第2の化合物は、4級アンモニウム基及びオルガノシロキサン結合を有する基を有するアクリル系重合体であることを特徴とする帯電部材が提供される。
また、本発明によれば、電子写真感光体と、該電子写真感光体の表面を帯電する帯電部材とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジであって、該帯電部材が上記の帯電部材であることを特徴とするプロセスカートリッジが提供される。
さらにまた、本発明によれば、電子写真感光体と、該電子写真感光体の表面を帯電する帯電部材とを有する電子写真装置であって、該帯電部材が上記の帯電部材であることを特徴とする電子写真装置が提供される。
本発明によれば、帯電部材の表面へのトナーの静電的な付着を抑制することができ、長期間の使用によっても安定した帯電性能を示す帯電部材を得ることができる。また、本発明によれば、安定して高品位な電子写真画像を形成し得るプロセスカートリッジ及び電子写真装置を得ることができる。
本発明に係る帯電部材の一例の断面図である。 本発明に係るプロセスカートリッジおよび画像形成装置の一例の模式図である。 表面層の帯電極性を測定する装置の概略図である。
本発明者らは、表面に、ポリシロキサン(第1の化合物)と、該ポリシロキサンとは異なり、4級アンモニウム基及びオルガノシロキサン結合を有する基を有するアクリル系重合体(第2の化合物)とを有する帯電部材は、トナーに対する負電荷付与能が特異的に上昇することを見出した。その結果、該帯電部材は、弱負帯電又は正帯電した転写残トナーを摩擦帯電によって負帯電化させることができ、該帯電部材に対する転写残トナーの付着量を低減することが可能であることが判明した。
本発明に係る帯電部材がトナーの負電荷付与能が向上する理由については定かではないが、本発明者らは次のように考えている。ポリシロキサン中のSi−O結合とアクリル系重合体中のオルガノシロキサン結合を有する基の親和性が高いと考えられる。そのため、両者が相互作用した結果、4級アンモニウム基が選択的に帯電部材の表面に分布して、帯電部材の負電荷付与性能が向上しているものと本発明者らは考えている。
[帯電部材]
図1に本発明の一実施様態に係る帯電部材の断面を示す。帯電部材は、支持体101と、導電性弾性層102と、表面層103とを有している。
〔支持体〕
支持体101としては導電性を有するものを用いる。具体例としては、以下のものが挙げられる。鉄、銅、ステンレス、アルミニウム、アルミニウム合金又はニッケルで形成されている金属製(合金製)の支持体。
〔導電性弾性層〕
導電性弾性層102には、従来の帯電部材の導電性弾性層に用いられているゴムの如き弾性体を1種又は2種以上用いることができる。ゴムとしては以下のものが挙げられる。ウレタンゴム、シリコーンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、エチレン−プロピレンゴム、ポリノルボルネンゴム、スチレン−ブタジエン−スチレンゴム、アクリロニトリルゴム、エピクロルヒドリンゴムおよびアルキルエーテルゴム。
また、導電性弾性層102には、導電剤を適宜使用することによって、その電気抵抗値を所定の値にすることができる。該導電剤として、ケッチェンブラックEC、アセチレンブラック、ゴム用カーボン、酸化処理を施したカラー(インク)用カーボン、および、熱分解カーボンの如き導電性のカーボンを用いることができる。また、天然グラファイトおよび人造グラファイトの如きグラファイトを用いることもできる。
さらに、導電性弾性層102には、無機又は有機の充填剤や架橋剤を添加してもよい。
導電性弾性層102は、上記の導電性弾性体の原料を密閉型ミキサーで混合して、例えば、押出成形、射出成形、圧縮成形といった公知の方法により支持体101上に形成される。尚、導電性弾性層102は必要に応じて接着剤を介して支持体101上に接着される。支持体101上に形成された導電性弾性層102は必要に応じて加硫処理される。
〔表面層〕
表面層103は、第1の化合物と、第1の化合物とは異なる第2の化合物とを有し、第1の化合物は、SiO4/2(Q)単位、SiO3/2(T)単位及びSiO2/2(D)単位からなる群より選ばれる少なくとも一つの単位を有するポリシロキサンであり、第2の化合物は、4級アンモニウム基及びオルガノシロキサン結合を有する基を有するアクリル系重合体であることを特徴とする。
<第1の化合物>
第1の化合物は、SiO4/2(Q)単位、SiO3/2(T)単位及びSiO2/2(D)単位からなる群より選ばれる少なくとも一つの単位を有するポリシロキサンである。
このようなポリシロキサンを得る方法として、加水分解性シラン化合物を加水分解、縮合する方法が挙げられる。
加水分解性シラン化合物としては、以下のものが挙げられる。テトラエトキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラ−n−プロポキシシラン、テトラ−n−ブトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリプロポキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、エチルトリプロポキシシラン、プロピルトリメトキシシラン、プロピルトリエトキシシラン、プロピルトリプロポキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラン、ヘキシルトリプロポキシシラン、デシルトリメトキシシラン、デシルトリエトキシシラン、デシルトリプロポキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、フェニルトリプロポキシシラン、メルカプトプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリクロロシラン、ビニルトリエトキシシラン、ジクロロシラン、トリクロロシラン。これらは2種以上使用しても構わない。
また、エポキシ基を有する加水分解性シラン化合物から縮合物を得て、該縮合物中のエポキシ基を開裂させることにより、下記式(4)で表される構成単位を有するポリシロキサンを得ることができる。
Figure 2016038578
式(4)において、R及びR10は、各々独立に、下記式(5)〜(8)で表されるいずれかの構造を表す。
Figure 2016038578
Figure 2016038578
Figure 2016038578
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式(5)〜(8)において、R11〜R15、R18〜R22、R27、R28、R33、及びR34は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、水酸基、カルボキシル基、又は、アミノ基を表し、R16、R17、R23〜R26、R31、R32、及びR37〜R40は、各々独立に、水素原子、又は、炭素数1〜4のアルキル基を表し、R29、R30、R35、及びR36は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜4のアルコキシ基、又は、炭素数1〜4のアルキル基を表し、n、m、l、q、s、tは、各々独立に1以上8以下の整数であり、p及びrは、各々独立に4以上12以下の整数であり、x及びyは、各々独立に0又は1である。また、記号「*」は、前記式(4)中のケイ素原子との結合部位である。さらに、記号「**」は、前記式(5)〜(8)のいずれかの構造が、前記式(4)中のRを表す場合には、前記式(4)中におけるRの右側に位置する酸素原子との結合部位を表し、また、前記式(5)〜(8)のいずれかの構造が、前記式(4)中のR10を表す場合には、前記式(4)中におけるR10の右側に位置する酸素原子との結合部位を表す。
さらに具体的には、前記式(4)において、R及びR10は、各々独立に、下記式(10)〜(13)のいずれかで表される構造であることが好ましい。
Figure 2016038578
Figure 2016038578
Figure 2016038578
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式(10)〜(13)において、N、M、L、Q、S、及びTは、各々独立に1以上8以下の整数を示し、x’及びy’は各々独立に0又は1を示す。記号「*」および「**」は、前記式(5)〜(8)における記号「*」および「**」と同義である。エポキシ基を有する加水分解性シラン化合物としては、具体的には以下のものが挙げられる。4−(1,2−エポキシブチル)トリメトキシシラン、4−(1,2−エポキシブチル)トリエトキシシラン、5,6−エポキシヘキシルトリメトキシシラン、5,6−エポキシヘキシルトリエトキシシラン、8−オキシラン−2−イルオクチルトリメトキシシラン、8−オキシラン−2−イルオクチルトリエトキシシラン、グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン、3−(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチルオキシプロピルトリメトキシシラン、(3−(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチルオキシプロピルトリエトキシシラン。これらは2種以上使用しても構わない。
上記のように加水分解性シラン化合物を加水分解、縮合して得られるポリシロキサンは、SiO4/2(Q)単位及びSiO3/2(T)単位のうち少なくとも一方を含んでいる。
また、ポリシロキサンとしては変性シリコーンオイルを用いることができる。変性シリコーンオイルはSiO2/2(D)単位を有するポリシロキサンである。
変性シリコーンオイルとは、ポリシロキサンの側鎖および/または末端に、炭素数1〜3のアルコキシ基、アミノ基、エポキシ基、カルボキシル基の如き有機基が導入されたシリコーンオイルである。
これらの中でも、変性シリコーンオイルとしては、有機基としてアルコキシ基が導入された、アルコキシ変性シリコーンオイルを用いることが好ましい。アルコキシ変性シリコーンオイルは、上記した加水分解性シラン化合物とともに加水分解、縮合させることが可能であるため、表面層103の成膜性が良好である。このようにして得られたポリシロキサンは、SiO2/2(D)単位に加えて、少なくともSiO3/2(T)単位を含んでいる。
なお、変性シリコーンオイル中のオルガノシロキサン骨格に含まれる有機基としては、特に限定されるものではないが、炭素数1〜3のアルキル基、フェニル基が挙げられる。変性シリコーンオイル中のオルガノシロキサン骨格としては、製造が容易であるためジメチルオルガノシロキサン骨格であることが好ましい。
アルコキシ変性シリコーンとしては、具体的には、アルコキシ変性ポリジメチルシリコーン(商品名:FZ−3527、東レ・ダウコーニング社製)が挙げられる。
また、ポリシロキサンとしては、ラダーシリコーンやラダーシリコーン変性アクリル系重合体が挙げられる。ラダーシリコーンおよびラダーシリコーン変性アクリル系重合体は、少なくともSiO3/2(T)単位を有するポリシロキサンである。
ラダーシリコーンとは、梯子型のオルガノポリシロキサン構造を有するポリシロキサンである。具体的には、下記式(101)で表される構成単位を有するポリシロキサンである。
Figure 2016038578
式(101)において、R101及びR102は、各々独立に、炭素数1〜3のアルキル基、または、置換もしくは未置換のフェニル基を表す。
ラダーシリコーン変性アクリル系重合体とは、上記梯子型のオルガノポリシロキサン構造が導入されたアクリル系重合体である。具体的には、下記式(102)で表される構成単位を有するアクリル系重合体である。
Figure 2016038578
式(102)において、R103〜R105は、各々独立に、炭素数1〜3のアルキル基、または、置換もしくは未置換のフェニル基を表し、R106〜R109は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜3のアルキル基または炭素数1〜3のトリアルキルシリル基を表し、R110は、炭素数1〜6のアルキレン基を表し、R111は、水素原子、又は炭素数1〜3のアルキル基を表す。R106〜R109は、各々独立に、トリメチルシリル基であることが好ましく、R111は水素原子であることが好ましい。
ラダーシリコーン変性アクリル系重合体中のアクリル骨格は、下記式(103)で表される構成単位を有することが好ましい。
Figure 2016038578
式(103)において、R112は、炭素数1〜3のアルキル基、R113は、水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、又は炭素数1〜10のアルコキシ基である。R112はメチル基であることが好ましい。
ラダーシリコーン変性アクリル系重合体としては、具体的には、ラダーシリコーン変性アクリル系重合体(商品名:SQ100・SQ200、トクシキ(株)製)が挙げられる。
ラダーシリコーン及びラダーシリコーン変性アクリル系重合体は、これら単独でまたは複数種類を混合して表面層103を形成することが可能である。また、これらは上記した加水分解性シラン化合物とともに加水分解、縮合させて表面層103を形成することも可能である。
表面層103は、下記式(9)で表される構成単位を更に有していても良い。
Figure 2016038578
ポリシロキサンが式(9)で表される構成単位を有する場合、表面層103を形成する膜の強度が向上するため、帯電部材は、他の部材(例えば、電子写真感光体)との摺擦による外力に対してより耐性を有する。
式(9)で表される構成単位を有する表面層は、前記加水分解性シラン化合物に加水分解性チタン化合物を添加して加水分解、縮合を行うことにより、得ることができる。該加水分解性チタン化合物としては、以下のものが挙げられる。チタニウムメトキシド、チタニウムエトキシド、チタニウムn−プロポキシド、チタニウムi−プロポキシド、チタニウムn−ブトキシド、チタニウムt−ブトキシド、チタニウムi−ブトキシド、チタニウムノニルオキシド、チタニウム2−エチルヘキソキシド、チタニウムメトキシプロポキシド。
<第2の化合物>
第2の化合物は、4級アンモニウム基及びオルガノシロキサン結合を有する基を有するアクリル系重合体である。
4級アンモニウム基としては、下記式(1)で表される構造であることが好ましい。
Figure 2016038578
式(1)において、R〜Rは、各々独立に、水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、フェニル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、又は、フェノキシ基を表し、Xは陰イオンを表す。
また、オルガノシロキサン結合を有する基としては、下記式(2)で表される構造であることが好ましい。
Figure 2016038578
式(2)において、R及びRは、各々独立に、水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を表し、Rは、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、又は、下記式(3)で表される基を表す。また、式(2)において、αは1以上の整数であり、好ましくは1以上200以下の整数である。
Figure 2016038578
アクリル系重合体は、4級アンモニウム基を有するため、転写残トナーを負帯電化する役割を有する。また、該4級アンモニウム基はアクリル系重合体骨格中に組み込まれているため、導電成分がブリードすることがなく、帯電部材が長期にわたって負電荷付与能を維持することが可能である。これに対し、4級アンモニウム塩をアクリル系重合体に混合させた場合は、帯電部材を使用している間に4級アンモニウム塩が表面層103から染み出していく。
更に、アクリル系重合体はオルガノシロキサン結合を有する基を有するため、ポリシロキサンとの相溶性が高い。このため、オルガノシロキサン結合を有する基とポリシロキサンとが相互作用し、4級アンモニウム基が表面に分布しやすくなるものと考えられる。
また、4級アンモニウム基及びオルガノシロキサン結合を有する基は、アクリル系重合体の側鎖として含まれることが好ましい。
4級アンモニウム基中のXは、ハロゲン類、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、硝酸の如き無機塩類、カルボン酸、有機スルホン酸の如き有機酸類における陰イオンである。具体的には、Br、Cl、HSO 、HPO 、NO 、メチルスルホン酸イオン、p−トルエンスルホン酸イオンが挙げられる。Xは、摩擦帯電性能をさらに向上させるため、メチルスルホン酸イオン又はp−トルエンスルホン酸イオンであることがより好ましい。
アクリル系重合体は、該アクリル系重合体の原料となるアクリル系重合性化合物を重合して合成することができる。該アクリル系重合体は、例えば、下記式(14)及び式(15)で表されるアクリル系モノマーを重合することにより得ることができる。また、必要に応じて下記式(16)で表されるアクリル系モノマーと共重合させることができる。なお、式(14)〜(16)で表されるアクリル系モノマーは、それぞれ複数種用いてもよい。
Figure 2016038578
Figure 2016038578
Figure 2016038578
式(14)〜(16)において、R41、R46、R51は、各々独立に、水素原子、又は炭素数1〜3のアルキル基を示す。式(14)において、R43〜R45は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、フェニル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、又は、フェノキシ基を表し、R42は、−COO−で示される構造を含む2価の基を表し、Xは前記した陰イオンと同意義である。式(15)において、R48及びR49は、各々独立に、水素原子、又は炭素数1〜3のアルキル基を表し、R50は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、又は、前記式(3)で表される基を表し、R47は、−COO−又は−O−で表される構造を含む2価の基を表し、αは前記αと同意義である。式(16)において、R52は炭素数1〜18のアルキル基を示す。
このようにして合成されたアクリル系重合体は、下記式(17)〜(19)で表される構成単位を有する。
Figure 2016038578
Figure 2016038578
Figure 2016038578
式(17)〜(19)において、R41、R46、R51は、各々独立に、水素原子、又は炭素数1〜3のアルキル基を示す。式(17)において、R43〜R45は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、フェニル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、又は、フェノキシ基を表し、R42は、−COO−で示される構造を含む2価の基を表し、Xは前記した陰イオンと同意義である。式(18)において、R48及びR49は、各々独立に、水素原子、又は炭素数1〜3のアルキル基を表し、R50は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、又は、前記式(3)で表される基を表し、R47は、−COO−又は−O−で表される構造を含む2価の基を表し、αは前記αと同意義である。式(19)において、R52は炭素数1〜18のアルキル基を示す。
上記アクリル系重合体は、塊状重合、懸濁重合、乳化重合の如き公知の重合方法を用いて製造することできるが、中でも反応を容易に制御できる点から溶液重合法が好ましい。溶液重合法で使用する溶媒としては、アクリル系重合体が均一に溶解するものであれば構わないが、メタノール、エタノール、n−ブタノール、イソプロピルアルコールの如き低級アルコールが好ましい。低級アルコールとすることで、塗料とした時に低粘度となり、塗工後の樹脂層の成膜性が良好となりやすい。また、必要に応じて他の溶媒を混合して使用しても構わない。溶液重合法で使用する溶媒とモノマー成分の比は、モノマー成分100質量部に対して、溶媒25質量部以上400質量部以下とすることで粘度を適切な範囲に制御できるため、好ましい。モノマー混合物の重合は、例えば、モノマー混合物を重合開始剤の存在下で不活性ガス雰囲気下、温度50℃以上100℃以下に加熱することにより行うことができる。
重合開始剤としては以下のものが挙げられる。t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシラウレート、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、オクタノイルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)。重合開始剤は単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
通常は重合開始剤をモノマー溶液に添加して重合を開始するが、未反応モノマーを低減するために重合開始剤の一部を重合の途中に添加しても良い。また、紫外線や電子線の照射によって重合を促進させる方法も使用することが可能であり、これらの手法を組み合わせても構わない。重合開始剤の使用量は、モノマー成分100質量部に対し0.05質量部以上30質量部以下、特には、0.1質量部以上15質量部以下である。重合開始剤の使用量をこの範囲にすることで、残留モノマーの量が低減でき、アクリル系重合体の分子量を容易に制御することができる。
また、モノマー(14)としては、下記式(20)で表されるモノマーを4級化剤により4級化させて生成したモノマーを用いることができる。
Figure 2016038578
式(20)において、R53は、水素原子、又は炭素数1〜3のアルキル基を示し、R54は、−COO−で示される構造を含む2価の基を表す。
4級化剤の具体例を以下に挙げる。ブチルブロマイド、2−エチルヘキシルブロマイド、オクチルブロマイド、ラウリルブロマイド、ステアリルブロマイド、ブチルクロライド、2−エチルヘキシルクロライド、オクチルクロライド、ラウリルクロライド。4級化剤の使用量は、モノマー(18)1モルに対して、0.8モル以上、1.0モル以下が好ましい。かかるモノマーの4級化は、例えば、モノマーと4級化剤とを、溶媒中で温度60℃以上90℃以下に加熱することにより行うことができる。
また、上記モノマー(15)、(16)及び(20)を共重合させた後に、さらに前記の4級化剤で4級化させることによって、所望の4級アンモニウム基含有アクリル共重合体を得ることも可能である。その他に、例えば、モノマー(20)をメチルクロライドの如きアルキルハライドで4級化を行った後、モノマー(15)及び(16)と共重合させる。得られた第4級アンモニウム基含有アクリル共重合体を、p−トルエンスルホン酸、ヒドロキシナフタレンスルホン酸の如き酸で処理して対イオン交換を行い、目的のアニオン種とした第4級アンモニウム基含有アクリル共重合体とすることも可能である。
上記アクリル系重合体の各構成単位の組成比率は、アクリル系重合中の前記式(17)で表される構成単位のモル数をa[モル]、前記式(18)で表される構成単位のモル数をb[モル]、その他の構成単位(前記式(19)で表される構成単位を含む)のモル数をc[モル]とする時、a/(a+b+c)が0.3以上0.8以下、b/(a+b+c)が0.2以上0.7以下、且つc/(a+b+c)が0.0以上0.5以下であることが好ましい。a/(a+b+c)が0.3以上、b/(a+b+c)が0.2以上0.7以下であると、前記式(17)で表される構成単位の帯電部材表面への分布しやすく、帯電部材のトナーへの電荷付与性能が向上する。
また、上記アクリル系重合体の重量平均分子量は、5千以上、10万以下であることが好ましい。なお、重量平均分子量の算出方法は実施例にて示す。
また、アクリル系重合体としては、大成ファインケミカル社製の「1SX−1055S」(商品名)の如き市販品を用いても良い。
<表面層の形成方法>
表面層103は、例えば下記の反応工程によって得ることができる。
(I−1)加水分解性シラン化合物に水及びアルコールを添加して加水分解、縮合を行い、縮合物を得る工程。
(I−2)工程(I−1)で得られた縮合物にアクリル系重合体を混合する工程。
(I−3)工程(I−2)で得られた混合液の固形分濃度を必要に応じて調整し、表面層形成用の塗料を得る工程。
(I−4)支持体101上に形成された導電性弾性層102上に工程(I−3)で得られた表面層形成用の塗料を塗布して乾燥させ、表面層用の塗膜を形成する工程。
(I−5)必要に応じて加熱や活性化エネルギー線の照射により塗膜を硬化させる工程。
なお、ポリシロキサンとして加水分解性シラン化合物から形成されるポリシロキサン以外のポリシロキサン、具体的には、変性シリコーンオイル、ラダーシリコーン及びラダーシリコーン変性アクリル系重合体を用いる場合は、工程(I−1)は省略し、工程(I−2)において縮合物の代わりに当該ポリシロキサンを用いることにより表面層103を作製することができる。また、工程(I−1)において、加水分解性シラン化合物及び/または加水分解性チタン化合物と、当該ポリシロキサンとを混合し、その混合物に水及びアルコールを添加して加水分解、縮合を行ってもよい。
〔工程(I−1)〕
加水分解性シラン化合物に水及びアルコールを添加して、加水分解、縮合を行う。なお、表面層103に前記式(9)で表される構成単位を有する場合は、加水分解性シラン化合物と共に加水分解性チタン化合物を添加する。
加水分解性シラン化合物及び加水分解性チタン化合物(以下、両者をあわせて「加水分解性化合物」と称す)の総量に対する水の添加量の割合(モル比)は、0.3以上6.0以下であることが好ましい。水/加水分解性化合物のモル比を0.3以上にすることによって、加水分解反応および縮合反応を効率的に進行させることができ、縮合物中への未反応のモノマーの混入を抑制することができる。また、水/加水分解性化合物のモル比を0.6以下にすることによって、縮合反応の急速な進行を抑制することができ、反応溶液において白濁や沈殿を抑制することができる。
添加するアルコールとしては、相溶性の観点から、第1級アルコール、第2級アルコール、第3級アルコール、第1級アルコールと第2級アルコールの混合系、又は第1級アルコールと第3級アルコールの混合系を用いることが好ましい。特に、最終的に得られる塗料において良好な塗工性を得るために、エタノール、メタノールと2−ブタノールとの混合液又はエタノールと2−ブタノールとの混合液を使用することが好ましい。アルコールは、加水分解性化合物100質量部に対して、10〜1000質量部添加することが好ましい。なお、アルコールの添加量は、加水分解性シラン化合物の加水分解による縮合反応の反応速度に影響を与えるため、適宜調整することが好ましい。
加水分解による縮合反応は常温で行うことができるが、必要に応じて加熱して行ってもよい。
〔工程(I−2)〕
工程(I−1)で得られた縮合物に、上記したアクリル系重合体を混合する。
アクリル系重合体は、縮合物100質量部に対して、1質量部以上、80質量部以下の割合で混合させることが好ましい。アクリル系重合体の混合量を1質量部以上にすることによって、得られる帯電部材が良好なトナーへの負電荷付与能を示す。また、アクリル系重合体の混合量を、80質量部以下にすることによって、前記式(17)で表される構成単位が帯電部材表面へ分布しやすくなる。
なお、エポキシ基を有する加水分解性シラン化合物を使用して表面層103を形成する場合は、本工程において、架橋効率の観点から光重合開始剤であるカチオン重合開始剤を添加することが好ましい。活性エネルギー線によって賦活化されるルイス酸のオニウム塩に対して、エポキシ基は高い反応性を示すことから、カチオン重合開始剤としてはルイス酸のオニウム塩を用いることが好ましい。
その他のカチオン重合開始剤としては、例えば、ボレート塩、イミド構造を有する化合物、トリアジン構造を有する化合物、アゾ化合物、過酸化物が挙げられる。各種カチオン重合開始剤の中でも、感度、安定性および反応性の観点から、芳香族スルホニウム塩や芳香族ヨードニウム塩が好ましい。具体例としては、「SP−150」(商品名、ADEKA(株)製)や、「イルガキュア250」(商品名、BASFジャパン(株)製)が好ましい。
カチオン重合開始剤の添加量としては、エポキシ基1当量に対して0.001〜0.050モルであることが好ましい。
〔工程(I−3)〕
工程(I−2)で得られた混合液の固形分濃度を必要に応じて調整し、表面層形成用の塗料を作製する。
表面層形成用の塗料の固形分濃度としては、該塗料の塗工性を良好とし、かつ、塗工ムラを抑えるため、0.05質量%以上10.0質量%以下とすることが好ましい。
固形分濃度の調整には、例えば、エタノール、2−ブタノールの如きアルコール、酢酸エチルの如きエステル、メチルエチルケトンの如きケトン、又はこれらの混合物を用いることが好ましい。これらを用いると、適切な乾燥時間で塗工ムラが抑制された塗膜を形成することができる。
〔工程(I−4)〕
支持体101上に形成された導電性弾性層102上に(I−3)で得られた表面層形成用の塗料を塗布して乾燥し、表面層103の塗膜を形成する。塗料の塗布方法としては、例えば、ロールコーターを用いた塗布、浸漬塗布、リング塗布の如き手法を用いることができる。
〔工程(I−5)〕
工程(I−4)で得られた、表面層103の塗膜が形成された複層体において、必要に応じて、加熱や表面に対する活性化エネルギー線照射を行い、該塗膜を硬化させる。
塗膜を硬化させる場合は、加熱や紫外線照射によって縮合物又はポリシロキサンを硬化させることによって、耐久性の高い表面層103を形成することができる。
塗膜の硬化手段は、縮合物及びポリシロキサンの種類に応じて選択することが好ましく、例えば、原料としてポリシロキサンとして熱硬化性アクリルを含むポリシロキサンを用いる場合は加熱によって硬化させることが好ましい。
また、特に、工程(I−1)において加水分解性シラン化合物としてエポキシ基を有する加水分解性シラン化合物を用い、縮合物を作製した場合は、エポキシ基を開裂させて該縮合物を重合させるため、塗膜に対して活性エネルギー線を照射することが好ましい。活性エネルギー線照射によって縮合物の重合が促進され、塗膜が硬化されるため、表面層103の耐久性が向上する。
表面層103を加熱硬化させる場合は、160℃以下で行うことが好ましい。温度160℃以下で加熱を行うのは、導電性弾性層102の硬化を防ぐためである。
一方、表面層103を活性エネルギー線の照射により硬化させる場合は、活性エネルギー線として紫外線を用いることが好ましい。紫外線は、表面層103の硬化を行う際に余分な熱が発生しにくいため好ましい。また、紫外線照射による硬化方法は、熱硬化の場合のような溶剤の揮発中における相分離が生じにくく、均一な膜を得ることが可能である。このため、作製した帯電部材は電子写真感光体へ均一で安定した電位を与えることが可能である。
紫外線の照射には、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、低圧水銀ランプ、エキシマUVランプを用いることができ、これらのうち、紫外線の波長が150nm以上480nm以下の光を豊富に含む紫外線源が用いることが好ましい。紫外線の積算光量としては、表面層103の形成に用いる原料、その配合量、および形成する表面層103の膜厚によって、塗膜を硬化させるのに十分な積算光量となるように、適宜選択すればよい。なお、紫外線の積算光量は、下記式(21)のように定義される。
式(21)
紫外線積算光量[mJ/cm]=紫外線強度[mW/cm]×照射時間[s]
紫外線の積算光量の調節は、照射時間、ランプ出力、ランプと被照射体との距離で行うことが可能である。また、照射時間内で積算光量に勾配をつけてもよい。
紫外線源として低圧水銀ランプを用いる場合、紫外線の積算光量は、ウシオ電機(株)製の紫外線積算光量計UIT−150−AやUVD−S254を用いて測定することができる。また、エキシマUVランプを用いる場合、紫外線の積算光量は、ウシオ電機(株)製の紫外線積算光量計UIT−150−AやVUV−S172を用いて測定することができる。
なお、後述する各実施例においては、導電性弾性層102の滑り性を良くするため、全ての実施例において紫外線照射を行っている。
[電子写真装置及びプロセスカートリッジ]
図2に、本発明の一実施形態に係る帯電部材を有するプロセスカートリッジを備えた電子写真装置の概略構成の一例を示す。
電子写真感光体21は、回転ドラム型の像担持体であり、図中の矢印が示す時計回りに所定の周速度(プロセススピード)で回転駆動する。
帯電ローラ22は、電子写真感光体21に所定の押圧力で接触させてあり、電子写真感光体21の回転に対して順方向に回転駆動する。この帯電ローラ22に対して帯電バイアス印加電源S2から、所定の直流電圧(後述の実施例では−1050Vとした)が印加されることで、電子写真感光体21の表面が所定の極性電位(後述の実施例では暗部電位─500Vとした)に一様に帯電処理される。
電子写真感光体21の帯電処理面に露光手段23により目的の画像情報に対応した像露光がなされることにより、感光体帯電面の露光明部の電位(後述の実施例では明部電位─150Vとした)が選択的に低下(減衰)して感光体21に静電潜像が形成される。露光手段23には公知の手段を利用することができ、例えばレーザービームスキャナーを好適に例示することができる。
現像手段24は、トナーを収容する現像容器の開口部に配設されてトナーを担持搬送するトナー担持体24aと、収容されているトナーを撹拌する撹拌部材24bと、トナー担持体24aのトナーの担持量(トナー層厚)を規制するトナー規制部材24cとを有する構成とされている。現像手段24は、電子写真感光体21表面の静電潜像の露光明部に、電子写真感光体21の帯電極性と同極性に帯電しているトナー(負帯電トナー)を選択的に付着させて静電潜像をトナー画像として可視化する(後述の実施例では現像バイアス─400Vとした)。現像手段24としては公知の手段を利用することができる。現像方式としては特に制限はなく、既存の方法すべてを用いることができる。既存の方法としては、例えば、ジャンピング現像方式、接触現像方式及び磁気ブラシ方式が存在するが、特にカラー画像を出力する画像形成装置には、トナーの飛散性改善の目的より、接触現像方式が好ましいといえる。
転写ローラ25は公知の手段を利用することができ、例えば金属製の導電性支持体101上に中抵抗に調製された弾性樹脂層を被覆してなる転写ローラを例示することができる。転写ローラ25は、電子写真感光体21に所定の押圧力で接触させてあり、電子写真感光体21の回転と順方向に感光体21の回転周速度とほぼ同じ周速度で回転する。また、転写バイアス印加電源S4からトナーの帯電特性とは逆極性の転写電圧が印加される。電子写真感光体21と転写ローラの接触部に不図示の給紙機構から記録媒体Pが所定のタイミングで給紙され、その記録媒体Pの裏面が転写電圧を印加した転写ローラ25により、トナーの帯電極性とは逆極性に帯電される。このことにより、電子写真感光体21と転写ローラの接触部において電子写真感光体21面側のトナー画像が記録媒体Pの表面側に静電転写される。
トナー画像の転写を受けた記録媒体Pは電子写真感光体面から分離して、不図示のトナー画像定着手段へ導入されて、トナー画像の定着を受けて画像形成物として出力される。また、電子写真感光体21に残留電荷が残るような場合には、転写後、帯電ローラ22による一次帯電を行う前に、前露光装置(不図示)によって電子写真感光体21の残留電荷を除去してもよい。
プロセスカートリッジは、少なくとも帯電ローラ22と電子写真感光体21を一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在の構成とすることができる。
以下に、具体的な実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。ただし、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例中の「部」は「質量部」を意味する。
実施例の説明に先だって、実施例及び比較例で用いたアクリル系重合体の合成方法について説明する。
〔アクリル系重合体(N+−1)〕
アクリル系重合体(N+−1)として、市販品(商品名:1SX−1055S、大成ファインケミカル(株)製)を用意した。
なお、アクリル系重合体(N+−1)は、前記式(1)で表される構造及び前記式(2)で表される構造を側鎖に有するアクリル系重合体である。具体的には、式(1)におけるXがCl、R〜Rがメチル基であり、式(2)におけるαが134、R〜Rがメチル基である。
アクリル系重合体(N+−1)の重量平均分子量は、GPCにて下記条件で測定したところ、16000であった。なお、検量線の作成にあたっては、標準ポリスチレン(商品名:EasiCal PS−1、Polymer Laboratories社製)を使用した。
温度 40℃
溶媒 THF
流量 毎分0.5mL
GPC装置 HLC−8220GPC装置(東ソー(株)社製)
カラム shodex GPC LF−G 1本及びshodex GPC LF−404 2本(いずれも商品名、昭和電工(株)社製)
検出器 紫外吸光検出器(商品名:UV−8220、東ソー(株)社製)
〔アクリル系重合体(N+−2)〕
アクリル系重合体(N+−2)を下記に示す方法により合成した。
ヘキサン(関東化学製、>96%)213.5gと過酸化ベンゾイル(東京化成製、25wt%)10.0gをフラスコに入れ、窒素パージ下攪拌した。そして、そのフラスコにメタクリル酸メチル(東京化成製、99.8%)を100.2g、メタクリル変性シリコーンオイル(商品名:X−22−174ASX、信越シリコーン社製)10.0g、メタクロイルコリンクロリド(東京化成製、80wt%)37.5gをゆっくりと滴下した。さらに60℃で2時間攪拌した後に室温まで放冷し、アクリル系重合体(N+−2)を得た。
得られたアクリル系重合体(N+−2)の重量平均分子量は、GPCにてアクリル系重合体(N+−1)と同様の条件で測定したところ、22000であった。
なお、メタクリル変性シリコーンオイル「X−22−174ASX」は、前記式(15)で表されるアクリル系モノマーに該当し、式(15)において、R46、R48及びR49はメチル基、R47は−OCO−C−、R50はメチル基又はn−ブチル基、αは10である。したがって、得られたアクリル系重合体(N+−2)は、式(2)において、R及びRがメチル基、Rはメチル基又はn−ブチル基、αが10である。
〔アクリル系重合体(N+−3)〕
過酸化ベンゾイルを0.084gにした以外はアクリル系重合体(N+−2)の製造方法と同様にしてアクリル系重合体(N+−3)を合成した。アクリル系重合体(N+−1)と同様の条件にてGPCで測定したアクリル系重合体(N+−3)の重量平均分子量は5500であった。
〔アクリル系重合体(N+−4)〕
アクリル系重合体(N+−4)を下記に示す方法により合成した。
ヘキサン(Merck、>99%)207.1gと過酸化ベンゾイル(東京化成製、25wt%)0.0034gをフラスコに入れ、窒素パージ下攪拌した。そして、そのフラスコにメタクリル酸メチル(東京化成製、99.8%)を100.2g、メタクリル変性シリコーンオイル(商品名:X−22−174ASX、信越シリコーン社製)10.0g、メタクロイルコリンクロリド(東京化成製、80wt%)37.5gをゆっくりと滴下した。さらに80℃で2時間攪拌した後に室温まで放冷し、アクリル系重合体(N+−4)を得たアクリル系重合体(N+−1)と同様の条件にてGPCで測定したアクリル系重合体(N+−4)の重量平均分子量は92000であった。
〔アクリル系重合体(N+−5)〕
アクリル系重合体(N+−5)を下記に示す方法により合成した。
ヘキサン(関東化学製、>96%)213.5gと過酸化ベンゾイル(東京化成製、25wt%)0.017gをフラスコに入れ、窒素パージ下攪拌した。そこにメタクリル酸メチル(東京化成製、99.8%)を100.2g、メタクロイルコリンクロリド(東京化成製、80wt%)37.5gをゆっくりと滴下した。さらに60℃で2時間攪拌した後に室温まで放冷し、アクリル系重合体(N+−5)を得た。得られたアクリル系重合体(N+−5)には、オルガノシロキサン結合を有する基が含まれていない。
〔実施例1〕
〔1〕導電性弾性層の形成及び評価
下記表1に示した材料を、6L加圧ニーダー(使用装置:商品名、TD6−15MDX トーシン社製)にて、充填率70vol%、ブレード回転数30rpmで24分混合して、未加硫ゴム組成物を得た。この未加硫ゴム組成物174部に対して、加硫促進剤としてのテトラベンジルチウラムジスルフィド[商品名:サンセラーTBZTD、三新化学工業(株)製]4.5部、加硫剤としての硫黄1.2部を加えた。そして、ロール径30.5cm(12インチ)のオープンロールで、前ロール回転数8rpm、後ロール回転数10rpm、ロール間隙2mmで、左右の切り返しを合計20回実施した。その後、ロール間隙を0.5mmとして薄通し10回を行い、弾性層用の混練物Iを得た。
Figure 2016038578
次に、直径6mm、長さ252mmの円柱形の鋼製の支持体(表面をニッケルメッキ加工したもの)を準備した。そして、この支持体の、円柱面軸方向中央を挟んで両側115.5mmまでの領域(あわせて軸方向幅231mmの領域)に、金属およびゴムを含む熱硬化性接着剤(商品名:メタロックU−20、(株)東洋化学研究所製)を塗布した。これを30分間温度80℃で乾燥させた後、さらに1時間温度120℃で乾燥させ、接着層付き支持体を得た。
混練物Iを、押出成形によって、上記接着層付き支持体を中心として、同軸状に外径8.75〜8.90mmの円筒形に同時に押出し、端部を切断して、支持体の外周に未加硫の導電性弾性層を積層した導電性弾性ローラNo.1を作製した。
次に上記導電性弾性ローラNo.1を80℃にて30分、続いて160℃にて30分加熱し加硫を行い、導電性弾性ローラNo.2を得た。
次に、表面研磨前の導電性弾性ローラNo.2の導電性弾性層部分(ゴム部分)の両端を切断し、導電性弾性層部分の軸方向幅を232mmとした。その後、導電性弾性層部分の表面を回転砥石で研磨した。こうすることで、端部直径8.26mm、中央部直径8.50mmのクラウン形状の導電性弾性ローラNo.3(表面研磨後の導電性弾性ローラ)を得た。
〔2〕縮合物の合成及び帯電極性の評価
<縮合物No.1の合成>
次に、以下のようにして表面層形成用の縮合物No.1を合成した。
下記表2に示す各成分を300mlフラスコ中で混合した後、100℃で20時間加熱還流を行うことによって、加水分解性シラン化合物の縮合物中間体No.1を得た。
Figure 2016038578
縮合物中間体No.1を室温まで下げた後に、テトライソプロポキシチタン[(株)高純度化学研究所製]を12.1g(0.042mol)添加し、室温で3時間撹拌して縮合物No.1を得た。
その後に、4級アンモニウム基とオルガノシロキサン結合を有する基を含有するアクリル系重合体(N+−1)(商品名:1SX−1055S、大成ファインケミカル(株)製)を4.3g添加して混合し、混合液No.1を得た。
そして、混合液No.1 14.6gに、エタノール:2−ブタノール=1:1(質量比)の混合溶媒82.5gとアセトンで10%に希釈したカチオン重合開始剤(SP−150、ADEKA(株)製)2.9gを加えた。これを塗料No.1とした。
<評価(1);塗膜の帯電極性の測定>
塗料No.1をSUS板上にスピンコーターにて塗布し、乾燥させた。次いで塗膜に254nmの波長の紫外線を積算光量が9000mJ/cmになるように照射し、厚み約300nmの塗膜を有するサンプル板を作製した。
そして、上記サンプル板を図3に示す表面帯電量測定装置TS−100AS(東芝ケミカル(株)製)のサンプル板83としてセットし、電位計85を接地して値を0にした。サンプル板83は、接地した状態で23℃、60%RH環境下にて一晩以上放置した。また、キャリア粒子81として日本画像学会標準キャリアN−01を用い、接地した状態で、23℃、60%RH環境下にて一晩以上放置した。
そして、上記キャリア粒子81を滴下器82に入れ、STARTスイッチを押して20秒間キャリア粒子81をサンプル板83上に滴下し、キャリア粒子81を予め接地を施した受容器84で受けた。この時の電位計85の示す電荷量Q(μC)を読み取った。測定は23℃、60%RH環境下で行った。なお、図3において符号86はコンデンサーを表す。
測定された電荷量Q(μC)、及び、捕集されたキャリア粒子の質量M(g)から、単位質量あたりのキャリア粒子の帯電量Q/M(μC/g)を算出した。
帯電部材表面のQ/M値が高いほど、帯電部材は、負帯電性トナーと摺擦した時にトナーをより負帯電化させやすい。したがって上記方法で測定した帯電量Q/Mが高い程、作製した塗料を用いて表面層が形成された帯電部材は、弱負帯電又は正帯電のトナーが静電的に帯電部材に付着することを抑制する効果があるといえる。結果を表6に示す。
[3]帯電ローラの作製および評価
次に、先に作製した導電性弾性ローラNo.3(表面研磨後の導電性弾性ローラ)の導電性弾性層上に、塗料No.1をリング塗布(総吐出量:0.100ml、リング部のスピード:85mm/s)した。このローラの表面に対して、254nmの波長の紫外線を積算光量が9000mJ/cmになるように照射し、塗料No.1の塗膜を硬化させて、表面層を形成した。紫外線の照射には低圧水銀ランプ(ハリソン東芝ライティング(株)製)を用いた。以上のようにして帯電ローラNo.1を作製した。
<評価(2);帯電ローラの汚れ付着量の評価>
帯電ローラNo.1を用いて以下のように画像評価を行った。
画像評価機として、レーザービームプリンター(Satera LBP3100、キヤノン製)を用意した。このレーザービームプリンターのプロセスカートリッジ内の電子写真感光体のクリーニング部材を取り除いた。これは、加速試験としてクリーニング工程を取り除いて帯電ローラの表面にトナーやトナーの外添剤が付着し易い環境条件にて帯電ローラの評価を行うためのものである。さらに、帯電ローラが電子写真感光体の周速に対し120%の周速をもって回転するように改造した。これは、帯電ローラとトナーがより摺擦しやすく、トナーへの電荷付与が十分に行える条件で評価するためである。このプロセスカートリッジに、上記帯電ローラNo.1を組み込み、そのプロセスカートリッジを上記電子写真装置に装填した。
続いて、10℃15%RHの環境にて、印字濃度1%の電子写真画像を3000枚形成した。その後、プロセスカートリッジから帯電ローラを取り出し、帯電ローラに付着しているトナー量を評価した。
トナーの付着量の評価は次のようにして行った。セロハンテープにて帯電ローラ表面に付着しているトナーを取り、該セロハンテープを白紙に貼った。一方で、何も付着させていないセロハンテープを同様の白紙に貼った。フォトボルト反射濃度計(商品名:TC−6DS/A、東京電色(株)製)を使用して、トナーが付着したセロハンテープ及びトナー未付着のセロハンテープの反射濃度を測定し、以下の式(22)からトナー付着量を数値化した。
式(22)
付着量(%)
={(トナー未付着部反射濃度)−(トナー付着部反射濃度)}/(トナー未付着部数値)
この数値より、以下の基準で帯電ローラの汚れ付着量を評価した。結果を表6に示す。
ランク「A」:10%未満。
ランク「B」:10%以上、30%未満。
ランク「C」:30%以上、60%未満。
ランク「D」:60%以上。
〔実施例2〜13〕
塗料の配合を表3のような処方にした以外は実施例1と同様にして塗料No.2〜13を作製し、評価(1)を行った。
ただし、加水分解性チタン化合物を添加しない実施例4、7〜10については実施例1における室温での3時間の攪拌は省いた。また、使用する加水分解性シラン化合物がエポキシ基を含まない実施例7〜11については、塗料調製時にカチオン重合開始剤を添加しなかった。更に、ポリシロキサンとして変性シリコーンオイルを用いる場合は、縮合物を得る工程を省いた。表3中の略記については表4に示す。
その後、実施例1と同様にして帯電ローラNo.2〜13を作製し、評価(2)を行った。結果を表6に示す。
Figure 2016038578
Figure 2016038578
〔実施例14〕
表5に示す材料を室温にて15分撹拌し、塗料No.14を作製し、評価(1)を行った。ただし、紫外線照射は行わず、SUS板上に塗布した後に乾燥し、100℃にて40分加熱し硬化させた。その後実施例1と同様に導電性弾性層上に塗布し乾燥させた後、100℃にて40分加熱し硬化を行った。以上のようにして帯電ローラNo.14を作製し、評価(2)を行った。結果を表6に示す。
Figure 2016038578
〔実施例15〜16〕
塗料の配合を表3のような処方にした以外は実施例1と同様にして塗料No.15〜16を作製し、評価(1)を行った。その後実施例1と同様にして帯電ローラNo.15〜16を作製し、評価(2)を行った。結果を表6に示す。
〔比較例1〜2〕
塗料の配合を表3のような処方にした以外は実施例1と同様にして塗料No.17〜18を作製し、評価(1)を行った。その後実施例1と同様にして帯電ローラNo.17〜18作製し、評価(2)を行った。結果を表6に示す。
Figure 2016038578
101 支持体
102 導電性弾性層
103 表面層
81 鉄粉キャリア
82 滴下器
83 サンプル板
84 受容器
85 電位計
86 コンデンサー
アルコキシ変性シリコーンオイルとしては、具体的には、アルコキシ変性ポリジメチルシリコーンオイル(商品名:FZ−3527、東レ・ダウコーニング社製)が挙げられる。

Claims (12)

  1. 支持体及び表面層を有している帯電部材であって、
    該表面層は、第1の化合物と、該第1の化合物とは異なる第2の化合物とを有し、
    該第1の化合物は、SiO4/2(Q)単位、SiO3/2(T)単位及びSiO2/2(D)単位からなる群より選ばれる少なくとも一つの単位を有するポリシロキサンであり、
    該第2の化合物は、4級アンモニウム基及びオルガノシロキサン結合を有する基を有するアクリル系重合体であることを特徴とする帯電部材。
  2. 前記第2の化合物が、下記式(1)で表される構造及び下記式(2)で表される構造を有する請求項1に記載の帯電部材。
    Figure 2016038578

    (式(1)中、R〜Rは、各々独立に、水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、フェニル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、又は、フェノキシ基を表し、Xは陰イオンを表す。)
    Figure 2016038578

    (式(2)中、R及びRは、各々独立に、水素原子、又は炭素数1〜3のアルキル基を表し、Rは、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、又は、下記式(3)で表される基を表し、αは1以上の整数である。)
    Figure 2016038578
  3. 前記第2の化合物が、下記式(17)および下記式(18)で表される構成単位を有する請求項2に記載の帯電部材。
    Figure 2016038578

    (式(17)中、R41は、水素原子、又は炭素数1〜3のアルキル基、R43〜R45は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、フェニル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、又は、フェノキシ基を表し、R42は、−COO−で示される構造を含む2価の基を表し、Xは陰イオンを表す。)
    Figure 2016038578

    (式(18)中、R46は、水素原子、又は炭素数1〜3のアルキル基、R48及びR49は、各々独立に、水素原子、又は炭素数1〜3のアルキル基を表し、R50は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、又は、前記式(3)で表される基を表し、R47は、−COO−又は−O−で表される構造を含む2価の基を表し、αは1以上の整数を表す。)
  4. 前記陰イオンが、Br、Cl、HSO 、HPO 、NO 、メチルスルホン酸イオン、p−トルエンスルホン酸イオンである請求項2または3に記載の帯電部材。
  5. αが1以上200以下の整数である請求項2〜4のいずれか一項に記載の帯電部材。
  6. 前記第1の化合物が、SiO4/2(Q)単位及びSiO3/2(T)単位のうち少なくとも一方を含む請求項1〜5のいずれか一項に記載の帯電部材。
  7. 前記第1の化合物が、下記式(4)で表される構成単位を有する請求項6に記載の帯電部材。
    Figure 2016038578

    (式(4)中、R及びR10は、各々独立に、下記式(5)〜(8)で表されるいずれかの構造を表す。)
    Figure 2016038578

    Figure 2016038578

    Figure 2016038578

    Figure 2016038578

    (式(5)〜(8)中、R11〜R15、R18〜R22、R27、R28、R33、及びR34は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、水酸基、カルボキシル基、又は、アミノ基を表し、R16、R17、R23〜R26、R31、R32、及びR37〜R40は、各々独立に、水素原子、又は、炭素数1〜4のアルキル基を表し、R29、R30、R35、及びR36は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜4のアルコキシ基、又は、炭素数1〜4のアルキル基を表し、n、m、l、q、s、tは、各々独立に1以上8以下の整数であり、p及びrは、各々独立に4以上12以下の整数であり、x及びyは、各々独立に0又は1であり、記号「*」は、前記式(4)中のケイ素原子との結合部位であり、記号「**」は、前記式(4)中におけるRの右側に位置する酸素原子との結合部位を表す。)
  8. 前記第1の化合物が、ラダーシリコーン変性アクリル系重合体である請求項6に記載の帯電部材。
  9. 前記第1の化合物が、変性シリコーンオイルに由来する構造を有する請求項6に記載の帯電部材。
  10. 前記第1の化合物が、更に下記式(9)で表される構成単位を有する請求項1〜9のいずれか一項に記載の帯電部材。
    Figure 2016038578
  11. 電子写真感光体と、該電子写真感光体の表面を帯電する帯電部材とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジであって、該帯電部材が請求項1〜10のいずれか一項に記載の帯電部材であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  12. 電子写真感光体と、該電子写真感光体の表面を帯電する帯電部材とを有する電子写真装置であって、該帯電部材が請求項1〜10のいずれか一項に記載の帯電部材であることを特徴とする電子写真装置。
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