JP2016038430A - 位相差フィルム - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、近年注目されている水平電界(IPS)方式の液晶表示装置に関しても、特定の斜め方向から見た場合に、階調反転、着色、コントラストの低下が生じ、その方向では視野角が小さくなることがあるため、他の液晶表示方式と同様に、位相差フィルムを用いて光学補償を行い、視野角を拡大することが必要となるIPS方式の液晶表示装置用の位相差フィルムとしては、厚み方向遅延が負の値であることが好ましい。しかし、セルローストリアセテートやポリカーボネートからなるフィルムは、厚み方向遅延は正の値を有する。そのため、光弾性係数の絶対値が小さいことに加え、厚み方向遅延が負である位相差フィルムが求められている。
特許文献5には、ポジティブCプレートによるIPS方式の液晶表示装置の光学補償の概念が開示されている。しかし、特許文献3には、シュミレーションによる構成実施例が記載されているのみで、そのようなフィルムを製造するための材料については記載されていない。
また、特許文献6には、IPS方式の液晶表示装置に適した位相差フィルムとして、熱収縮フィルムを接着して加熱によるその収縮力の作用下に延伸処理及び/又は収縮処理して傾斜配向させたポリカーボネートフィルムやノルボルネンなどのシクロオレフィン系フィルム等の正の固有複屈折を有するフィルムが開示されている。しかしながら、このフィルムの製造には、熱収縮フィルムの接着工程や剥離工程が含まれ、生産性に問題がある。
また、本発明は、二軸延伸ではなく一軸延伸のみでネガティブAプレートとしての光学特性を発現することが可能な位相差フィルムを提供することを目的とする。
[1]測定波長590nmにおける三次元屈折率が下記式(1)または(2):
nx≧nz>ny (1)
nz≧nx>ny (2)
(式(1)及び(2)において、nxは位相差フィルム面内における延伸方向の屈折率であり、nyは位相差フィルム面内における延伸方向と直行方向の屈折率であり、nzは厚さ方向の屈折率である。)を満たし、
一般式(3):
で表される繰り返し単位を分子内に有するポリマーであり、該ポリマー中のメソ二連子(m)とラセモ二連子(r)の比(m:r)が60:40〜100:0であるポリマーからなるフィルムを延伸して成る位相差フィルム。
[2]
前記ポリマーが下記式(4):
で表される化合物を含むモノマーをラジカル重合して得られる、[1]に記載の位相差フィルム。
[3]式(4)で表される化合物を含むモノマーまたは、当該モノマーの溶液をキャストし、ラジカル重合処理を施して得られたフィルムを、さらに延伸処理して得られる[2]に記載の位相差フィルム。
[4]式(4)で表される化合物を含むモノマーにラジカル重合処理を施したポリマーを用いて、押し出し法にて得られたフィルムを、さらに延伸処理して得られる[2]請求項1に記載の位相差フィルム。
[5][1]〜[4]のいずれか1項に記載の位相差フィルムを備える液晶セル。
[6][1]〜[4]のいずれか1項に記載の位相差フィルムを備える液晶表示装置。
また、本発明の位相差フィルムは、3次元屈折率を任意に制御できる特性を有する。
更に、本発明により、実質的な二軸延伸を行うことなしに、一軸延伸のみで二軸性が発現し、視野角特性をも制御した位相差フィルムが得られ、かかる位相差フィルムはネガティブAプレートとしての光学特性を発現することができる。
nx≧nz>ny (1)
nz≧nx>ny (2)
を満たし、
一般式(3):
で表される繰り返し単位を分子内に有するポリマーであり、該ポリマー中のメソ二連子(m)とラセモ二連子(r)の比(m:r)が60:40〜100:0であるポリマーからなるフィルムを延伸して成る位相差フィルムである。
ここで、式(4)中、R1、R2及び*は、式(3)で定義される通りである。
一般式(5)で表されるカルボニル化合物(例えば、イソブチルアルデヒド等)、一般式(6)で表されるL−乳酸を、溶媒(例えば、n−ペンタン等の炭化水素系溶媒等)中、酸触媒(例えば、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、硫酸等)の存在下で、Dean−Stark分留器を備えた還流冷却器を用いて水を共沸して除きながら還流する。
また、得られた化合物の保管時あるいは使用時の安定性向上のために、合成時あるいは合成後にハイドロキノン、p−メトキシフェノール、2,4−ジメチル−6−t−ブチルフェノール、3−ヒドロキシチオフェノール、p−ベンゾキノン、2,5−ジヒドロキシ−p−ベンゾキノン、フェノチアジン等の重合禁止剤を必要に応じて添加しても良い。その使用量は化合物に対し0.01〜1質量%である。
特に、一般式(4)で表されるモノマーとしては、ラジカル重合後のポリマーの立体規則性の観点より、以下の一般式(4c)で示される化合物が好ましい。R11としてはイソプロピル基が好ましい。
式(4)で表される化合物を含むモノマーの重量濃度は、通常1%〜99%、好ましくは2.5%〜80%、より好ましくは5%〜50%である。これらのモノマーは1種類のみ配合しても良いし、複数種を配合しても良い。さらに必要に応じて上述した各溶剤や可塑剤を加えても良い。可塑剤としてはジメチルフタレートやジエチルフタレート、エチルフタリルエチルグリコレートのようなフタル酸エステル、トリス(2−エチルヘキシル)トリメリテートのようなトリメリト酸エステル、ジメチルアジペートやジブチルアジペートのような脂肪族二塩基酸エステル、トリブチルホスフェートやトリフェニルホスフェートのような正燐酸エステル、セバシン酸−ジ−n−ブチル等のセバシン酸エステル、グリセルトリアセテート又は2−エチルヘキシルアセテートのような酢酸エステルが挙げられる。これらの化合物は1種類のみ配合しても良いし、複数種を配合しても良い。
また、式(4)で表される化合物を含むモノマーを溶剤に溶解せずにそのまま使用することもできる。この場合、上記と同様に、モノマーを表面の平坦な離形性のある基板の上に塗布した後、ラジカル重合処理を施してフィルム状に加工する。
ラジカル重合の開始剤のうち好ましくはアゾ系重合開始剤であり、具体的には、2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)(AIBN)、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2’−アゾビス(2−メチルプロパン)、2,2’−アゾビス(2,4,4−トリメチルペンタン)、2,2’−アゾビス[2−(3,4,5,6−テトラヒドロピリミジン−2−イル)プロパン]ジヒドロクロライド等が挙げられる。また、アセトフェノン、2,2−ジエトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2,2−ジエトキシ−2−フェニルアセトフェノン、1,1−ジクロロアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−フェニルプロパン−1−オン、ジエトキシアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルホリノプロパン−1−オン、オリゴ[2−ヒドロキシー2−メチル−1−[4−(1−メチルビニル)フェニル]プロパノン]等のアセトフェノン類や、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキサイド、ジフェニル−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フォスフィンオキシド等のホスフィンオキサイド類等の光重合開始剤も好ましく、これらを単独あるいは混合して添加し、紫外線を照射することでポリマーを形成することができる。
延伸速度も延伸温度と同様、一般式(3)で表される繰り返し単位を分子内に有するポリマーの種類によって最適延伸速度は異なるが、通常10倍延伸/分以下、好ましくは5倍延伸/分以下、より好ましくは2.5倍延伸/分以下である。
溶媒を使用する場合、溶媒の使用量としては、適宜調節すればよいが、例えば、式(4)で表されるモノマー1molに対して、又は共重合の場合には式(4)で表されるモノマーを含む全モノマー1molに対して、一般に0.1〜20リットル、好ましくは0.2〜5リットルである。
上記のラジカル重合法のうち、特にリビングラジカル重合法を採用することにより、分子量、分子量分布、立体構造等がより高度に制御されたポリマーを製造することができるため好適である。
この場合AIBNの使用量としては、得られるポリマーにより適宜調節すればよいが、式(4)で表されるモノマー1molに対して、又は共重合の場合には式(4)で表されるモノマーを含む全モノマー1molに対して、通常、1×10−6〜1mol、好ましくは1×10−4〜1×10−1、更に好ましくは1×10−3〜1×10−2である。有機テルリウムの使用量は、式(4)で表されるモノマー1molに対して、又は共重合の場合には式(4)で表されるモノマーを含む全モノマー1molに対して、通常、1×10−6〜1mol、好ましくは1×10−4〜1×10−1、更に好ましくは1×10−3〜1×10−2である。
重合反応により、分子内に式(3)で表される繰り返し単位を有する立体規則性を有するポリマーが得られる。該ポリマー中のメソ二連子(m)とラセモ二連子(r)の比(m:r)は60:40〜100:0であり、(m:r)は65:35〜100:0が好ましく、70:30〜100:0がより好ましく、75:25〜100:0がより好ましく、80:20〜100:0が特に好ましい。この比率は、開環反応により得られる繰り返し単位を有するポリマーの13C−NMR分析により確認することができる。
一般式(3)で表される繰り返し単位を有するポリマーは、一般に、m(メソ)の割合が増加するに従って有機溶媒(例えば、ベンゼン、トルエン等)に対する溶解性も低下する傾向がある。
ラジカル重合反応で得られるポリマーの重合度は、反応時間、開始剤濃度、反応温度、溶媒等により適宜調整可能であるが、数平均重合度10〜20,000、特に50〜5,000のポリマーである。また、数平均分子量(Mn)は、1,000〜4,000,000程度、更に5,000〜1,000,000程度である。Mnおよび重量平均分子量(Mw)の測定方法は、実施例に記載されるGPC法が採用される。本発明では、通常、分子量分布(PDI=Mw/Mn)が1.01〜4.0、特に1.05〜2.5のラジカルポリマーが得られる。ここで中でも、リビングラジカルポリマーの分子量分布(PDI=Mw/Mn)は狭く、1.01〜1.5の間で制御され、さらに1.05〜1.30、特に1.1〜1.25の範囲に制御することができる。
延伸速度も延伸温度と同様、一般式(3)で表される繰り返し単位を分子内に有するポリマーの種類によって最適延伸速度は異なるが、通常10倍延伸/分以下、好ましくは5倍延伸/分以下、より好ましくは2.5倍延伸/分以下である。
また、本発明のもう1つの態様は、本発明の位相差フィルムを備える液晶表示装置である。
本発明の位相差フィルムは二軸延伸することなしに一軸延伸のみでネガティブAプレートとしての光学特性を発現することができる位相差フィルムであり、本発明の位相差フィルムを備える液晶表示セル、及び本発明の位相差フィルムを備える液晶表示装置は、従来の液晶表示装置に比べて視野角特性が向上するといった優れた特性を持つ。
実施例および比較例において、各種物性測定は以下の機器により測定した。
1H−NMRおよび13C−NMR:JEOL EX−400(400MHz)
IR:JASCO FT/IR−230
旋光度:JASCO P−1030
分離、精製:Tosoh HLC−8020
分子量(数平均分子量Mn、重量平均分子量Mw)および分子量分布(Mw/Mn):GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー):Tosoh HLC−8220(カラム−TSKgel G7000HHR+G5000HHR+G3000)ポリスチレン標準
合成例1(ラセミモノマー)
(5−メチレン−2−イソプロピル−1,3−ジオキソラン−4−オンの合成)
イソブチルアルデヒド 600.0g(5.99mol)、D−乳酸とL−乳酸のラセミ混合物432.0g(5.99mol)、p−トルエンスルホン酸 1.0g(0.05mmol)をトルエン 300mlに溶解し、Dean−Stark分留器を備えた還流冷却器を500mlのフラスコに取り付け5時間還流する。反応後、反応混合物を炭酸水素ナトリウム水溶液で中和、洗浄し、エーテルで抽出後、抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。その後、エーテルを留去し、5−メチル−2−イソプロピル−1,3−ジオキソラン−4−オン710.0g(収率:82.2%)を得た。
目的物の生成は、IR、1H−NMRにより確認した。この方法により得られた5−メチレン−2−イソプロピル−1,3−ジオキソラン−4−オンの旋光度は、[α]D=0(CHCl3)であった。
上記で得た5−メチル−2−イソプロピル−1,3−ジオキソラン−4−オン60.0g(0.41mol)、N−ブロモスクシンイミド73.8g(0.41mol)、2,2’−アゾビス(イソブチロにトリル)(AIBN)180mg(1.1mmol)を四塩化炭素 180mlに溶解し、還流冷却器を備えたフラスコ中で4時間還流した。反応後、濾過により析出した塩を除き、濾液中の四塩化炭素を留去し、5−ブロモ−5−メチル−2−イソプロピル−1,3−ジオキソラン−4−オン83.0g(0.36mol)を得た。
上記のブロモ体と脱水ベンゼン 350mlを滴下ロート、還流冷却器を備えたフラスコに入れ、窒素雰囲気のもと氷冷下で脱水ベンゼン150mlと混合させたトリエチルアミン46.5g(0.46mol)を1時間かけてゆっくり滴下した後、さらに1時間還流した。反応後、濾過により析出した塩を除き、濾液中のドライベンゼンを留去した後、蒸留(bp=65℃/7mmHg)により単離、精製することにより5−メチレン−2−イソプロピル−1,3−ジオキソラン−4−オン 20.0g(収率:38.9%)を製造した。
5−メチレン−2−イソプロピル−1,3−ジオキソラン−4−オン:
IR(neat、cm−1)1668(C=C)、1798(C=O)、2883〜2974(isopropyl)
1H−NMR(CDCl3、ppm)1.00(d,J=0.8Hz,3H)、1.02(d,J=0.8Hz,3H)、2.04(m,1H)、4.86(d,J=2.8Hz,1H)、5.15(d,J=2.8Hz,1H)、5.60(d,J=4.4Hz,1H)
[α]D=0(CHCl3)
得られた化合物は無色透明の液体であり、その粘度をE型粘度計(TV−20:東機産業(株)製)を用い、25℃にて測定したところ、5.4mPa・sであった。
(5−メチレン−2−イソプロピル−1,3−ジオキソラン−4−オンの合成)
イソブチルアルデヒド435.2g(6.04mol)、L−乳酸548.2g(6.09mol)、p−トルエンスルホン酸2.0g(0.1mmol)をn−ペンタン300mlに溶解し、Dean−Stark分留器を備えた還流冷却器を500mlのフラスコに取り付け5時間還流した。反応後、反応混合物を炭酸水素ナトリウム水溶液で中和、洗浄し、エーテルで抽出後、抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。その後、エーテルを留去し、ジアステレオマー混合物の5−メチル−2−イソプロピル−1,3−ジオキソラン−4−オンを得た。この目的物は、シス体/トランス体=85/15のジアステレオマー混合物からなり、光学分割することなく、次の反応に供した。
以下の工程はモノマー合成の製造例1に準じて行った。
目的物の生成は、IR、1H−NMRにより確認した。この方法により得られた5−メチレン−2−イソプロピル−1,3−ジオキソラン−4−オンの旋光度は、[α]D=−5.6(CHCl3)であった。
得られた化合物は無色透明の液体であり、その粘度をE型粘度計(TV−20:東機産業(株)製)を用い、25℃にて測定したところ、2.4mPa・sであった。
ガラス基板上に耐熱離型テープで20mm×50mm×深さ0.2mmの型を作成し、その中に合成例1で得られた化合物を滴下して、高圧水銀ランプで3000mJ/cm2の照射量の紫外線を照射して硬化させた後、型からはがしてシート状の硬化物を得た。得られた硬化物は膜厚約200μmの無色透明の膜であった。JIS K5600−5−4に準じ、鉛筆硬度を測定したところ、2Hの鉛筆で傷は生じなかった。
ガラス基板上に耐熱離型テープで20mm×50mm×深さ0.2mmの型を作成し、その中に合成例1で得られた化合物を滴下して、100℃、3時間で加熱硬化させ、型からはがしてシート状の硬化物を得た。得られた硬化物は膜厚約200μmの無色透明の膜であった。JIS K5600−5−4に準じ、鉛筆硬度を測定したところ、2Hの鉛筆で傷は生じなかった。
実施例2と同様の方法でシート状の硬化物を得た。得られた硬化物は膜厚約200〜300μmの無色透明の膜であった。これを1.5cm×5cmほどの大きさに裁断して延伸用のバルクフィルムとして用い、160℃に加熱したホットプレートで炙りながら1.5倍に延伸し、膜厚198μmの位相差フィルム1を得た。
実施例2と同様の方法でシート状の硬化物を得た。得られた硬化物は膜厚約200〜300μmの無色透明の膜であった。これを1.5cm×5cmほどの大きさに裁断して延伸用のバルクフィルムとして用い、200℃に加熱したホットプレートで炙りながら2倍に延伸し、膜厚150μmの位相差フィルム2を得た。
合成例1で得られた化合物の代わりに合成例2で得られた化合物を使用する以外は実施例4と同様の方法でシート状の硬化物を得た。得られた硬化物は膜厚約200〜300μmの無色透明の膜であった。これを実施例4と同様の方法で延伸し、膜厚236μmの位相差フィルム3を得た。
このように、本発明により、二軸延伸ではなく一軸延伸のみでネガティブAプレートとしての光学特性を発現することが可能な位相差フィルムを提供することができるものである。
Claims (6)
- 測定波長590nmにおける三次元屈折率が下記式(1)または(2):
nx≧nz>ny (1)
nz≧nx>ny (2)
(式(1)及び(2)において、nxは位相差フィルム面内における延伸方向の屈折率であり、nyは位相差フィルム面内における延伸方向と直行方向の屈折率であり、nzは厚さ方向の屈折率である。)を満たし、
一般式(3):
(式中、R1及びR2は異なっており、各々独立に、水素原子、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、又は置換基を有してもよいヘテロアリール基を示し、或いはR1及びR2は互いに結合して隣接する不斉炭素(C*)とともに非対称な環を形成してもよい。*は不斉炭素を示す。)
で表される繰り返し単位を分子内に有するポリマーであり、該ポリマー中のメソ二連子(m)とラセモ二連子(r)の比(m:r)が60:40〜100:0であるポリマーからなるフィルムを延伸して成る位相差フィルム。 - 式(4)で表される化合物を含むモノマーまたは、当該モノマーの溶液をキャストし、ラジカル重合処理を施して得られたフィルムを、さらに延伸処理して得られる請求項2に記載の位相差フィルム。
- 式(4)で表される化合物を含むモノマーにラジカル重合処理を施したポリマーを用いて、押し出し法にて得られたフィルムを、さらに延伸処理して得られる請求項2に記載の位相差フィルム。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の位相差フィルムを備える液晶セル。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の位相差フィルムを備える液晶表示装置。
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