JP2016038345A - 光ファイバセンサ、及び光ファイバセンサシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】測定対象物の二つの部位の、互いに異なる向きへの相対的な変位を好適に測定することができる光ファイバセンサ、及び光ファイバセンサシステムを提供する。
【解決手段】試験光が入力される光ファイバ20と、測定対象物10の一方の部位11に固定され、光ファイバ20を保持する光ファイバ保持部30と、測定対象物10の他方の部位12に固定されるとともに、光ファイバ20に応力を印加する応力印加部50を有し、かつ、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12の少なくとも2つの向きへの相対的な変位に応じて動く可動部40と、を備え、応力印加部50は、光ファイバ20に対して少なくとも前記変位する向きとは反対側に配設されており、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12が相対的に変位したときに、応力印加部50が光ファイバ20に接触し、該光ファイバ20が変形することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】試験光が入力される光ファイバ20と、測定対象物10の一方の部位11に固定され、光ファイバ20を保持する光ファイバ保持部30と、測定対象物10の他方の部位12に固定されるとともに、光ファイバ20に応力を印加する応力印加部50を有し、かつ、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12の少なくとも2つの向きへの相対的な変位に応じて動く可動部40と、を備え、応力印加部50は、光ファイバ20に対して少なくとも前記変位する向きとは反対側に配設されており、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12が相対的に変位したときに、応力印加部50が光ファイバ20に接触し、該光ファイバ20が変形することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、測定対象物の二つの部位の相対的な変位を測定する光ファイバセンサ、及び光ファイバセンサシステムに関するものである。
近年、老朽化した橋梁、トンネル、建築物などの崩壊による事故の懸念が高まっており、老朽化インフラの整備が大きな課題となっている。前述のような構造物に対して行われる検査としては、目視による現状確認のみの場合が多いが、構造物の状況を定期的にモニタリングする技術として、光ファイバセンサを用いた技術がある。
例えば、構造物(測定対象物)の歪を測定する方法として、光ファイバを構造物に敷設し、光ファイバ中で発生するブリユアン散乱光を観測する方法が提案されている。この方法では光の入射方向とは反対方向(後方)に散乱するブリユアン散乱光の周波数変化を測定することにより、光ファイバの伸長を測定している。この周波数変化はブリユアンシフト量と呼ばれ、ブリユアンシフト量は光ファイバの歪量に比例して変化する。このため、後方散乱して送信側に戻ってくるブリユアン散乱光のブリユアンシフト量を観測すれば、敷設した光ファイバの長手方向の各地点での歪量を求めることが可能である(非特許文献1参照)。
また、構造物の歪を測定する他の方法として、光ファイバのコアに回折格子が形成された構成を有するファイバブラッググレーティング(FBG:Fiber Bragg Grating)を用いた方法がある。FBGを測定対象とする構造物に敷設し、構造物の歪に起因する変位に応じてFBGが引っ張られることにより、FBGの回折格子の周期が変化し、反射する波長が変化する。したがって、ある広帯域の波長を持つ光をFBGに入射し、後方に反射してくる光の波長の変化を測定すれば構造物の変位量を把握できる(非特許文献2参照)。
また、特許文献1には、受圧部材に光ファイバを設けた光ファイバセンサが開示されている。特許文献1に開示された光ファイバセンサでは、崩壊の可能性のある地山斜面等にて生じる土石流等を監視対象物として、それら監視対象物からの押圧力を受圧部材で受けることにより、光ファイバに曲げ等の変形あるいは破断を生じさせるようになっている。ここで、光ファイバセンサが敷設された二つの受圧部材間の変位によって光ファイバに曲げや破断を生じるので、その際の伝搬光の強度を測定することで監視を行うことができる。
また、特許文献2には、測定対象物の二つの部材の間に光ファイバが設けられており、二つの部材間の間隔が広がることで押圧片によって光ファイバに曲げ変形が与えられるように構成した光ファイバセンサが開示されている。
光波センシング技術、今日と将来 −安全・安心のためのファイバセンサフォトニクス−、第40回光波センシング技術研究会予稿集LST40−7
光ファイバセンシング―FBG歪センシングと応用 PLANT Engineer、Dec.2009、pp.66−72
上述したように、構造物の変位を測定することが求められているが、上述の技術はある一定の向きの変位を測定することに適するものであった。たとえば、ブリユアン散乱光やFBGを利用する方法では、光ファイバが初期状態から伸長する向きの変位を測定するのに適する構成である。また、特許文献1、2に開示される方法は、二つの部材間の間隔が初期状態から広がる向きの変位を測定するのに適する構成である。したがって、これらの方法は、たとえば2つの向き(たとえば、或る方向に沿った右向きと左向き等)への変位を測定する用途には適しないものであった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、測定対象物の二つの部位の、互いに異なる向きへの相対的な変位を好適に測定することができる光ファイバセンサ、及び光ファイバセンサシステムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の光ファイバセンサは、測定対象物の一方の部位及び他方の部位に跨って設けられ、これら一方の部位及び他方の部位の相対的な変位を測定する光ファイバセンサであって、試験光が入力される光ファイバと、前記測定対象物の一方の部位に固定され、前記光ファイバを保持する光ファイバ保持部と、前記測定対象物の他方の部位に固定されるとともに、前記光ファイバに応力を印加する応力印加部を有し、かつ、前記測定対象物の一方の部位及び他方の部位の相対的な変位に応じて動く可動部と、を備え、前記応力印加部は、前記光ファイバに対して少なくとも前記変位する向きとは反対側に配設されており、前記測定対象物の一方の部位及び他方の部位が相対的に変位したときに、前記応力印加部が前記光ファイバに接触し、該光ファイバが変形することを特徴とする。
また、本発明の光ファイバセンサの一態様は、前記可動部の動きが前記光ファイバ保持部に直線状に保持された光ファイバの長手方向と交差する一軸上になるように、前記可動部の動きを規制する規制部を備えることを特徴とする。
また、本発明の光ファイバセンサの一態様は、前記可動部の動きが前記光ファイバ保持部に直線状に保持された光ファイバの長手方向と交差する面上になるように、前記可動部の動きを規制する規制部を備えることを特徴とする。
また、本発明の光ファイバセンサの一態様において、前記応力印加部は、前記可動部に着脱可能に設けられ、かつ、前記光ファイバとの初期の距離を変更可能とされていることを特徴とする。
また、本発明の光ファイバセンサの一態様において、前記光ファイバは、前記測定対象物の一方の部位及び他方の部位の相対的な変位に応じて変形するセンサ光ファイバ部を備え、前記センサ光ファイバ部の光学特性が、該光ファイバに接続される試験光伝送用光ファイバの光学特性と異なることを特徴とする。
また、本発明の光ファイバセンサの一態様は、前記センサ光ファイバ部と前記試験光伝送用光ファイバとのモードフィールド径が異なることを特徴とする。
また、本発明の光ファイバセンサの一態様は、前記センサ光ファイバ部と前記試験光伝送用光ファイバとのカットオフ波長が異なることを特徴とする。
また、本発明の光ファイバセンサの一態様は、前記センサ光ファイバ部と前記試験光伝送用光ファイバとの曲げ損失特性が異なることを特徴とする。
また、本発明の光ファイバセンサの一態様は、前記センサ光ファイバ部と前記試験光伝送用光ファイバとの伝送損失特性が異なることを特徴とする。
また、本発明の光ファイバセンサの一態様は、前記試験光がパルス光であって、前記光ファイバの余長分を収容する収納部を備え、前記光ファイバの余長分は、前記パルス光の時間幅に相当する時間に該パルス光が伝搬する長さ以上の長さを有することを特徴とする。
また、本発明の光ファイバセンサの一態様は、前記試験光は、前記光ファイバの伝送損失が最も低い波長帯域よりも長い波長を有することを特徴とする。
また、本発明の光ファイバセンサの一態様は、前記光ファイバにおいて、前記測定対象物の一方の部位及び他方の部位の相対的な変位に応じて変形するセンサ光ファイバ部にファイバブラッググレーティングを設けたことを特徴とする。
また、本発明の光ファイバセンサシステムは、前述の光ファイバセンサと、前記試験光を出力する光源と、前記光ファイバセンサの前記光ファイバを透過した試験光を受光することができる受光器と、前記光源と前記光ファイバセンサとを接続する第1光ファイバ伝送路と、前記光ファイバセンサと前記受光器とを接続する第2光ファイバ伝送路とを有する光ファイバ伝送路と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の光ファイバセンサシステムは、前述の光ファイバセンサと、前記試験光を出力するとともに、該光ファイバセンサから発生する後方散乱光を受光するOTDR装置と、前記OTDR装置と前記光ファイバセンサとを接続する光ファイバ伝送路と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の光ファイバセンサシステムは、前述の光ファイバセンサと、前記試験光を出力する光源と、前記光源と前記光ファイバセンサとを接続する光ファイバ伝送路と、前記試験光のうち光ファイバセンサのファイバブラッググレーティングにより反射された反射光が入力され、該反射光の波長を測定する光波長測定器と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の光ファイバセンサシステムの一態様は、前述の光ファイバセンサシステムにおいて、前記光ファイバセンサを複数備え、前記複数の光ファイバセンサが、前記光ファイバ伝送路に直列に接続されていることを特徴とする。
また、本発明の光ファイバセンサシステムの一態様は、前述の光ファイバセンサシステムにおいて、前記光ファイバセンサを複数備え、前記光ファイバ伝送路は、主光ファイバ伝送路と、前記主光ファイバ伝送路から分岐した複数の分岐光ファイバ伝送路とを有し、前記OTDR装置または前記光源は、前記主光ファイバ伝送路に接続されており、前記複数の光ファイバセンサは、それぞれ、前記分岐光ファイバ伝送路を介して前記主光ファイバ伝送路に接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、測定対象物の二つの部位の、互いに異なる向きへの相対的な変位を精度良く測定することができる光ファイバセンサ、及び光ファイバセンサシステムを提供することができる。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態である光ファイバセンサ、及び光ファイバセンサシステムについて説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、各図面において、同一又は対応する要素には適宜同一の符号を付し、重複した説明を適宜省略する。さらに、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係などは、現実のものとは異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。また、本明細書においては、カットオフ波長とは、ITU−T(国際電気通信連合)G.650.1で定義する22m法によるカットオフ波長をいう。また、その他、本明細書で特に定義しない用語についてはITU−T G.650.1における定義、測定方法に適宜従うものとする。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る光ファイバセンサ1の概略説明図である。また、図2は、本発明の実施の形態1に係る光ファイバセンサ1の概略斜視図である。なお、図1においては、構造の説明のために一部の部材を切り欠いて描いており、図2においては、視認しやすいように一部の部材が破線で描かれている。光ファイバセンサ1は、図1及び図2に示すように、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12に跨って設けられている。この光ファイバセンサ1は、一方の部位11及び他方の部位12の相対的な変位を測定するためのものである。
図1は、本発明の実施の形態1に係る光ファイバセンサ1の概略説明図である。また、図2は、本発明の実施の形態1に係る光ファイバセンサ1の概略斜視図である。なお、図1においては、構造の説明のために一部の部材を切り欠いて描いており、図2においては、視認しやすいように一部の部材が破線で描かれている。光ファイバセンサ1は、図1及び図2に示すように、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12に跨って設けられている。この光ファイバセンサ1は、一方の部位11及び他方の部位12の相対的な変位を測定するためのものである。
光ファイバセンサ1は、試験光が入力される光ファイバ20と、この光ファイバ20を保持する光ファイバ保持部30と、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12の相対的な変位に応じて動く可動部40と、を備えている。なお、図中で光ファイバ20に沿って描かれている矢印は、試験光の伝搬方向を示している。
光ファイバ20は、例えば、光ファイバ20の一端に、試験光を出力する光源などが接続され、光ファイバの他端に、受光器などが接続される。また、これら光源と光ファイバ20、受光器と光ファイバ20との間には、試験光伝送用の光ファイバ伝送路が設けられることもある。
光ファイバ保持部30は、一方の部位11に固定されたコの字状の第一固定部31と、この第一固定部31に固定され光ファイバ20を保持する保持部32とを有している。保持部32は対向配置され、光ファイバ20を直線状に保持している。
光ファイバ保持部30は、一方の部位11に固定されたコの字状の第一固定部31と、この第一固定部31に固定され光ファイバ20を保持する保持部32とを有している。保持部32は対向配置され、光ファイバ20を直線状に保持している。
可動部40は、他方の部位12に固定されており、一方の部位11側に向けて直線状に伸びている。本実施形態においては、可動部40は、第二固定部41を介して他方の部位12に固定されている。
そして、可動部40は、光ファイバ20に応力を印加する応力印加部50を有している。本実施形態において、応力印加部50は、可動部40の先端側に、着脱可能に設けられている。応力印加部50には、貫通孔が形成されており、この貫通孔に光ファイバ20が挿通されている。すなわち、光ファイバ20の周囲に応力印加部50が配設されているのである。
そして、可動部40は、光ファイバ20に応力を印加する応力印加部50を有している。本実施形態において、応力印加部50は、可動部40の先端側に、着脱可能に設けられている。応力印加部50には、貫通孔が形成されており、この貫通孔に光ファイバ20が挿通されている。すなわち、光ファイバ20の周囲に応力印加部50が配設されているのである。
具体的には、応力印加部50は、中心に向かうにしたがって内径が縮径する円柱状の貫通孔によって、光ファイバ20に応力を印加する面が形成されている。そして、一方の部位11及び他方の部位12が相対的に変位したときに、応力印加部50が、光ファイバ20に接触して光ファイバ20を変形するようになっている。応力印加部50の材質は、例えばアルミニウム、プラスチック、ゴムなどである。
本実施形態において、第一固定部31と可動部40とが、図1に示すように、ベアリング機構60(規制部)を介して連結されている。ベアリング機構60は、ベアリング部61と、ボール部62とを有している。なお、図2においては、ベアリング機構の図示が省略されている。
ベアリング部61は、図1、図3、及び図4に示すように、ボール部62を受けるために外周に沿うように形成されたボール受け溝63が形成され、ベアリング部61の中心には、光ファイバ20を挿通するための貫通孔64が形成されている。また、可動部40にも、ボール部62を受けるためのボール受け溝42が所定の位置に形成されている。第一固定部31の内側にベアリング部61,61、可動部40が順に配設されるとともに、ボール部62がそれぞれのボール受け溝63に配設されることにより、光ファイバ保持部30と可動部40とが連結されている。より具体的な連結方法として、例えば第一固定部31を上下二つの部材に予め分離しておき、可動部40とベアリング部61との間の所定の位置にボール部62を配設した状態で、ベアリング部61を挟みこむように上下に分離した第一固定部31を配設することにより固定することができる。
このベアリング機構60は、第一固定部31と可動部40とを、ベアリング機構60のボール部62の可動範囲内に規制する機能を有している。すなわち、可動部40の動きがベアリング機構60によって規制されているのである。本実施形態において、具体的には、可動部40の動きは、ベアリング機構60によって、直線状に保持された光ファイバ20の長手方向と直交する面内に規制されている。
この光ファイバセンサ1を測定対象物10に配設する際には、その初期位置として、光ファイバ20が、応力印加部50が形成する貫通孔の中心軸と一致するように固定することが好ましい。これにより、光ファイバ20と応力印加部50との距離が、ベアリング機構60による規制面内のあらゆる向きにおいて等しくなる。ただし、配設の仕方はこれに限られず、配設時の光ファイバ20と応力印加部50との距離(初期の距離)が既知の値であればよく、規制面内の向きに応じて異なっていてもよい。光ファイバ20の配設方法として、例えば、光ファイバ保持部30、ベアリング機構60、及び応力印加部50を有する可動部40を配設する際に、光ファイバ20が応力印加部50の所定の位置になるように、各部材をピンなどで仮固定(例えば、光ファイバ保持部30と応力印加部50との相対位置を固定する)しておき、各部材を配設完了後にピンを取りはずす構成としても良い。
次に、実施の形態1に係る光ファイバセンサ1の作用について説明する。図5は、実施の形態1に係る光ファイバセンサ1において、測定対象物10の一方の部位11と他方の部位12との距離が、紙面左右方向に離れた場合を示す概略図である。測定対象物10の一方の部位11と他方の部位12とが移動して左右方向の距離が離れた場合、一方の部位11に対して可動部40が相対的に右向きに移動(変位)する。このとき、光ファイバ保持部30に保持された光ファイバ20は、応力印加部50のうち光ファイバ20に対して変位の向きとは反対側(左側)に位置する箇所によって右向きに応力を印加され、応力印加部50の面に沿って曲げられた形状となる。この状態において、光ファイバ20に試験光を入力すると、前述の変形によって光ファイバ20を伝搬する光には損失が発生し、出力される試験光の光強度が減少する。また、試験光により光ファイバ20中で発生するレーリー散乱による後方散乱光も前述の光ファイバ20の変形によって減少する。
図5では、一方の部位11及び他方の部位12との左右方向の距離が離れた状態を示しているが、光ファイバ20に曲げ変形が起こっていない初期の状態から、一方の部位11及び他方の部位12との左右方向の距離が近づいた場合は、一方の部位11に対して可動部40が相対的に左向きに移動する。そして、光ファイバ20は、応力印加部50のうち光ファイバ20に対して右側に位置する箇所によって左向きに応力を印加され、応力印加部50の面に沿って変形する。これにより、光ファイバ20中を伝搬する試験光及び後方散乱光に損失が発生する。
このように、実施の形態1に係る光ファイバセンサ1は、一方の部位11及び他方の部位12が左右どちらの向きに動いても、その変位を検出することができる。
このように、実施の形態1に係る光ファイバセンサ1は、一方の部位11及び他方の部位12が左右どちらの向きに動いても、その変位を検出することができる。
図6は、本発明の実施の形態1に係る光ファイバセンサ1において、測定対象物10の一方の部位11と他方の部位12との距離が、紙面前後方向に離れた場合を示す概略図である。なお、本実施形態においては、紙面に対して、手前側を前方、奥側を後方と称している。この場合、一方の部位11に対して可動部40が相対的に前側に移動する。このとき、光ファイバ保持部30に保持された光ファイバ20は、応力印加部50のうち光ファイバ20に対して後側に位置する箇所によって前向きに応力を印加され、応力印加部50の面に沿って曲げられた形状となる。これにより、光ファイバ20中を伝搬する試験光及び後方散乱光に損失が発生する。
図6では、一方の部位11及び他方の部位12との前後方向の距離が離れた状態を示しているが、光ファイバ20に曲げ変形が起こっていない初期の状態から、一方の部位11及び他方の部位12との前後方向の距離が近づいた場合は、一方の部位11に対して可動部40が相対的に後側に移動し、光ファイバ20が、応力印加部50のうち光ファイバ20に対して前側に位置する箇所によって後側に向けて応力を印加されて応力印加部50の面に沿って変形する。これにより、光ファイバ20中を伝搬する試験光及び後方散乱光に損失が発生する。
このように、実施の形態1に係る光ファイバセンサ1は、一方の部位11及び他方の部位12が前後どちらの向きに動いても、その相対的な変位を検出することができる。同様に、実施の形態1に係る光ファイバセンサ1は、一方の部位11及び他方の部位12が、規制面内において前後左右に対して傾斜した向きに動いても、その相対的な変位を検出することができる。
このように、実施の形態1に係る光ファイバセンサ1は、一方の部位11及び他方の部位12が前後どちらの向きに動いても、その相対的な変位を検出することができる。同様に、実施の形態1に係る光ファイバセンサ1は、一方の部位11及び他方の部位12が、規制面内において前後左右に対して傾斜した向きに動いても、その相対的な変位を検出することができる。
以上のような構成とされた本実施形態に係る光ファイバセンサ1においては、一方の部位11及び他方の部位12が規制面内のあらゆる向きに相対的に変位すると、可動部40が有する応力印加部50により、光ファイバ保持部30によって保持された光ファイバ20に応力が印加されて光ファイバ20が変形する。これにより、光ファイバ20に試験光(伝搬光)が入力された際に光損失が発生する。したがって、光ファイバセンサ1を透過する光あるいは後方散乱する光の強度を観測することにより、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12の規制面内のあらゆる向きの変位を好適に測定することができる。
また、実施の形態1においては、ベアリング機構60(規制部)によって、直線状に保持された光ファイバ20と直交する面内に可動部40の移動が規制されているので、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12が相対的に変位した際に、確実に応力印加部50によって光ファイバ20に応力を印加することができる。また、可動部40の移動が光ファイバ20の長手方向と直交する面内に規制されていることにより、精度よく一方の部位11及び他方の部位12の面内における相対的な変位を測定することが可能である。
なお、実施の形態1においては、直線状に保持された光ファイバ20の長手方向と直交する面内に可動部20の動きが規制される場合について説明したが、必ずしも直交に限らず直線状に保持された光ファイバ20の長手方向と交差する面内に動きが規制されていても良い。
なお、実施の形態1においては、直線状に保持された光ファイバ20の長手方向と直交する面内に可動部20の動きが規制される場合について説明したが、必ずしも直交に限らず直線状に保持された光ファイバ20の長手方向と交差する面内に動きが規制されていても良い。
また、実施の形態1においては、応力印加部50は、着脱可能に設けられているため、可動部に取り付ける応力印加部を必要に応じて選択することができる。また、応力印加部50と光ファイバ20との距離を調整するために、応力印加部を選択することもできる。応力印加部50と光ファイバ20との初期の距離を調整することにより、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12の相対的な変位の許容範囲を設定することができる。
図7は本発明の実施の形態1に係る光ファイバセンサ1を用いた光ファイバセンサシステム2の概略説明図である。この光ファイバセンサシステム2は、光ファイバセンサ1と、試験光を出力する光源71と、試験光を受光する受光器72と、前述の光源71、光ファイバセンサ1、及び受光器72を接続する第1光ファイバ伝送路、第2光ファイバ伝送路としての光ファイバ伝送路73とを備えている。光源71はたとえば試験光として連続光としてのレーザ光を出力する半導体レーザ素子を備えたものである。試験光の波長はたとえば1.55μm帯の光である。受光器72はたとえばフォトダイオードを備えたものである。
この光ファイバセンサシステム2では、光源71から出力された試験光は、光ファイバ伝送路73を伝搬し、光ファイバセンサ1に入力する。光ファイバセンサ1からの出力光は、受光器72に受光され、光強度が測定される。
この光ファイバセンサシステム2では、光源71から出力された試験光は、光ファイバ伝送路73を伝搬し、光ファイバセンサ1に入力する。光ファイバセンサ1からの出力光は、受光器72に受光され、光強度が測定される。
図8は、図7に示した光ファイバセンサシステム2を用いて、測定対象物10の一方の部位11と他方の部位12との相対的な変位に対する、光ファイバセンサ1を透過する光強度を測定した際の経時的な変化を示す図である。ここでは、光ファイバセンサ1に用いられる光ファイバ20として、ITU−T G.652に準拠する、通常の1.3μm帯にゼロ分散波長を持つシングルモード光ファイバを用いている。図8に示すように、光ファイバ20が変形していない初期状態を一方の部位11と他方の部位12との相対的な変位が0の状態と設定し、変位に対して光強度が減少することが確認される。なお、図8に示す矢印の位置が、応力印加部50によって応力を印加され光ファイバ20が変形を開始した時点である。
図9は、本発明の実施の形態1に係る光ファイバセンサ1を用いた光ファイバセンサシステム102の概略説明図である。光ファイバセンサシステム102は、光ファイバセンサ1と、波長1.55μm帯のパルス光である試験光を出力するとともに光ファイバセンサ1から発生する後方散乱光を受光するOTDR(Optical Time Domain Reflectometer)装置74と、OTDR装置74及び光ファイバセンサ1を接続する光ファイバ伝送路73と、を備えている。なお、光ファイバセンサ1のOTDR装置74とは反対側は終端器に接続されている。
OTDR装置74に内蔵された光源から出力されたパルス光は、光ファイバ伝送路73を伝搬し、光ファイバセンサ1に入力する。光ファイバ伝送路73及び光ファイバセンサ1において、光ファイバ20中ではパルス光からのレーリー散乱による後方散乱光が発生し、OTDR装置74の方向に伝搬していく。OTDR装置74には後方散乱光を受光する受光機器が備えられており、パルス光の出力された時間に対する遅延時間(後方散乱光の到達時間)が測定される。これにより、光ファイバセンサ1及び光ファイバ伝送路73を構成する光ファイバ上でのOTDR装置74からの距離とその距離における光強度の関係を得ることができる。したがって、光ファイバセンサ1において光ファイバ20が変形して損失が発生した場合は、光ファイバセンサ1に該当する位置(距離)において光強度が減少する。
OTDR装置74に内蔵された光源から出力されたパルス光は、光ファイバ伝送路73を伝搬し、光ファイバセンサ1に入力する。光ファイバ伝送路73及び光ファイバセンサ1において、光ファイバ20中ではパルス光からのレーリー散乱による後方散乱光が発生し、OTDR装置74の方向に伝搬していく。OTDR装置74には後方散乱光を受光する受光機器が備えられており、パルス光の出力された時間に対する遅延時間(後方散乱光の到達時間)が測定される。これにより、光ファイバセンサ1及び光ファイバ伝送路73を構成する光ファイバ上でのOTDR装置74からの距離とその距離における光強度の関係を得ることができる。したがって、光ファイバセンサ1において光ファイバ20が変形して損失が発生した場合は、光ファイバセンサ1に該当する位置(距離)において光強度が減少する。
図10及び図11は、図9に示した光ファイバセンサシステム1を用いて、光ファイバセンサ1近傍での後方散乱光を測定した結果である。図10は、応力印加部50により光ファイバ20が変形していない初期状態において後方散乱光を測定した結果を示す図である。図11は光ファイバセンサ1の光ファイバ20が応力印加部50により変形した状態において後方散乱光を測定した結果を示す図である。図10と図11とを比較すると、図11では光ファイバセンサ1に該当する位置での光強度が減少しており、光ファイバ20が変形していることがわかる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。なお、実施の形態1と同様の構成のものについては、同一の符号を付して記載し、詳細な説明を省略する。
図12は本発明の実施の形態2に係る光ファイバセンサ101の概略説明図である。この光ファイバセンサ101は、試験光が入力される光ファイバ20と、この光ファイバ20を保持する光ファイバ保持部130と、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12の相対的な変位に応じて動く可動部140と、を備えている。
次に、本発明の実施の形態2について説明する。なお、実施の形態1と同様の構成のものについては、同一の符号を付して記載し、詳細な説明を省略する。
図12は本発明の実施の形態2に係る光ファイバセンサ101の概略説明図である。この光ファイバセンサ101は、試験光が入力される光ファイバ20と、この光ファイバ20を保持する光ファイバ保持部130と、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12の相対的な変位に応じて動く可動部140と、を備えている。
光ファイバ保持部130は、一方の部位11に固定された第一固定部131と、この第一固定部131に固定され光ファイバ20を保持する保持部132とを有している。保持部132は対向配置されており、光ファイバ20を直線状に保持している。
可動部140は、他方の部位12に固定されており、一方の部位11側に向けて直線状に伸びている。本実施形態においては、可動部140は、第二固定部41を介して他方の部位12に固定されている。また、可動部140は、光ファイバ20に応力を印加する応力印加部150を有している。
実施の形態2において、応力印加部150は、可動部140の先端側に、ネジなどで取り外し可能に設けられている。応力印加部150は、対向するように間隔をあけて二つ配置されており、これら二つの応力印加部150の間に光ファイバ20が挿通されている。すなわち、応力印加部150は、光ファイバ20に対して少なくとも右向きおよび左向きの2つの向きに配設されていることとなる。本実施形態において、応力印加部150は、対向する面が、図12に示すように、面の中心に向かうにしたがって外方に膨らむように形成されている。そして、一方の部位11及び他方の部位12が相対的に変位したときに、応力印加部150が、光ファイバ20に接触して光ファイバ20を変形するようになっている。
実施の形態2の光ファイバセンサ101においては、第一固定部131に設けられたレール133(規制部)上に可動部140が、配設されている。このレール133は、第一固定部131と可動部140とをレール133上に規制する機能を有している。すなわち、このレール133により可動部140がレール133上を動くように規制されているのである。本実施形態において、具体的には、可動部140の動きは、レール133によって、直線状に保持された光ファイバ20の長手方向と直交する一軸上に規制されている。
この光ファイバセンサ101を測定対象物10に配設する際には、その初期位置として、光ファイバ20が、対向配置された応力印加部150の間の中心位置に固定することが好ましい。
次に、この光ファイバセンサ101の作用について説明する。図13は、実施の形態2に係る光ファイバセンサ101において、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12との距離が紙面左右方向に離れた状態を示す概略図である。測定対象物10の一方の部位11と他方の部位12とが移動して左右方向の距離が離れた場合、一方の部位11に対して可動部140が相対的に右向きに移動(変位)する。このとき、光ファイバ保持部130に保持された光ファイバ20は、応力印加部150のうち光ファイバ20に対して変位の向きとは反対側(左側)に位置する箇所によって右向きに応力を印加され、応力印加部150の面に沿って曲げられた形状となる。この状態において、光ファイバ20に試験光を入力すると、前述の変形によって光ファイバ20を伝搬する試験光は損失を発生し、出力される試験光の光強度が減少する。また、試験光により光ファイバ20中で発生するレーリー散乱による後方散乱光も前述の光ファイバ20の変形によって試験光の強度が減少する。
図13では、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12との距離が左右方向に離れた状態を示しているが、光ファイバセンサ101中の光ファイバ20に変形が起こっていない初期の状態から、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12との距離が左右方向に近づいた場合は、一方の部位11に対して可動部140が相対的に左向きに移動し、光ファイバ20は応力印加部150の側面に押し出される形で変形を起こす。これにより、光ファイバ20中を伝搬する光に損失が発生する。
以上のように、光ファイバセンサ101は、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12が規制軸に沿った左右どちらの向き(すなわち2つの向き)に動いてもその相対的な変位を検出することができる。
以上のように、光ファイバセンサ101は、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12が規制軸に沿った左右どちらの向き(すなわち2つの向き)に動いてもその相対的な変位を検出することができる。
また、実施の形態2においては、レール133(規制部)によって、直線状に保持された光ファイバ20と直交する一軸上に可動部140の移動が規制されているので、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12が相対的に変位した際に、確実に応力印加部150によって光ファイバ20に応力を印加することができる。また、可動部140の移動が光ファイバ20の長手方向と直交する一軸上に規制されていることにより、精度よく一方の部位11及び他方の部位12が相対的な変位を測定することが可能である。
なお、実施の形態2においては、直線状に保持された光ファイバ20の長手方向と直交する一軸上に可動部140の動きが規制される場合について説明したが、必ずしも直交に限らず、直線状に保持された光ファイバ20の長手方向と交差する方向に動きが規制されていても良い。
なお、実施の形態2においては、直線状に保持された光ファイバ20の長手方向と直交する一軸上に可動部140の動きが規制される場合について説明したが、必ずしも直交に限らず、直線状に保持された光ファイバ20の長手方向と交差する方向に動きが規制されていても良い。
また、光ファイバセンサは、光ファイバ20に張力を付与する張力付与機構を有していても良い。図14は、実施の形態2に係る光ファイバセンサ101の変形例1である光ファイバセンサ101Aの概略説明図である。光ファイバセンサ101Aは、試験光が入力される光ファイバ20と、この光ファイバ20を保持する光ファイバ保持部130Aと、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12の相対的な変位に応じて動く可動部140と、光ファイバ20に所定の張力を付与する張力付与機構80Aとを備えている。
光ファイバ保持部130Aは、一方の部位11に固定された第一固定部131Aと、この第一固定部131Aに固定され光ファイバ20を保持する保持部132Aとを有しており、保持部132Aは対向配置されている。第一固定部131Aは、一方の部位11上に配置される底面部134と、この底面部134上にコの字状に形成された側面部135と、底面部134上に設けられたレール133(規制部)とを有している。可動部140は、前述のレール133(規制部)上に、配設されている。また、底面部134上には、光ファイバ20を固定する固定部136が2か所設けられている。これらの固定部136の間に、張力付与機構80Aが配設されている。
張力付与機構80Aは、図14に示すように、ばね部81と、滑車部82と、レール部83とを備えている。
ばね部81の一端は、第一固定部131の側面部135に接続され、ばね部81の他端は、滑車部82に接続されている。滑車部82はレール部83上を進退可能に配置されるとともに、この滑車部83には光ファイバ20がかけられている。レール部83は、底面部134上に配設されており、一方向(図14において左右方向)に延在している。
ばね部81の一端は、第一固定部131の側面部135に接続され、ばね部81の他端は、滑車部82に接続されている。滑車部82はレール部83上を進退可能に配置されるとともに、この滑車部83には光ファイバ20がかけられている。レール部83は、底面部134上に配設されており、一方向(図14において左右方向)に延在している。
以上のような構成とされた光ファイバセンサ101Aにおいて、初期状態のとき、光ファイバ20は、固定部136によって固定されるとともに、張力付与機構80Aによって張力が付与された状態に維持されており、応力印加部150の周囲に配設された光ファイバ20が直線状となっている。
図15は、光ファイバセンサ101Aにおいて、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12との距離が紙面左右方向に離れた状態を示す概略図である。測定対象物10の一方の部位11と他方の部位12とが移動して左右方向の距離が離れた場合、一方の部位11に対して可動部140が相対的に右向きに移動(変位)する。この例においては、上述した光ファイバセンサ101の場合よりも、可動部140が比較的大きく相対的に右に移動している。そして、光ファイバ20が、応力印加部150により応力を印加されると、その応力に応じて滑車部82がレール部83上を進退する。このとき、滑車部82は、ばね部81に接続されているため、ばね部82の付勢力によって、光ファイバ20には、所定の範囲の大きさの張力が付与されるようになっている。このように、可動部140が比較的大きく移動して応力印加部150により光ファイバが比較的大きく変形しても、張力付与機構80Aによって光ファイバ20に付与される張力は所定の範囲とされ、光ファイバ20に過剰な張力が付与されることなく、光ファイバ20を変形させることができる。
図15は、光ファイバセンサ101Aにおいて、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12との距離が紙面左右方向に離れた状態を示す概略図である。測定対象物10の一方の部位11と他方の部位12とが移動して左右方向の距離が離れた場合、一方の部位11に対して可動部140が相対的に右向きに移動(変位)する。この例においては、上述した光ファイバセンサ101の場合よりも、可動部140が比較的大きく相対的に右に移動している。そして、光ファイバ20が、応力印加部150により応力を印加されると、その応力に応じて滑車部82がレール部83上を進退する。このとき、滑車部82は、ばね部81に接続されているため、ばね部82の付勢力によって、光ファイバ20には、所定の範囲の大きさの張力が付与されるようになっている。このように、可動部140が比較的大きく移動して応力印加部150により光ファイバが比較的大きく変形しても、張力付与機構80Aによって光ファイバ20に付与される張力は所定の範囲とされ、光ファイバ20に過剰な張力が付与されることなく、光ファイバ20を変形させることができる。
図16は、実施の形態2に係る光ファイバセンサ101の変形例2である光ファイバセンサ101Bの概略説明図である。光ファイバセンサ101Bは、試験光が入力される光ファイバ20と、この光ファイバ20を保持する光ファイバ保持部130Bと、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12の相対的な変位に応じて動く可動部140と、光ファイバ20に所定の張力を付与する張力付与機構80Bと、を備えている。
光ファイバ保持部130Bは、一方の部位11に固定された第一固定部131Bと、この第一固定部131Bに固定され光ファイバ20を保持する保持部132Bとを有している。保持部132Bは、二つ配置されており、光ファイバ20を保持している。光ファイバセンサ101Bにおいては、一方の光ファイバ保持部130Bから延びる光ファイバ20は、底面部134上に設けられた支持点137を介して曲げられ、他方の光ファイバ保持部130Bへと延在している。第一固定部131Bは、一方の部位11上に配置される底面部134と、この底面部134上にコの字状に形成された側面部135と、底面部134上に設けられたレール133(規制部)とを有している。可動部140は、前述のレール133(規制部)上に、配設されている。また、底面部134上には、光ファイバ20を固定する固定部136が3か所設けられている。
張力付与機構80Bは、図16に示すように、光ファイバ20に所定の張力を付与して光ファイバ20を収容部に巻き取る巻き取り部84(リール部)を備えている。
巻き取り部84は、第一固定部131Bの底面部134上に配設されている。この巻き取り部84は、光ファイバ20を巻き取ると巻き取り径が変化する。なお、巻き取り部84は、例えば渦巻きばね(ぜんまいばね)などである。
巻き取り部84は、第一固定部131Bの底面部134上に配設されている。この巻き取り部84は、光ファイバ20を巻き取ると巻き取り径が変化する。なお、巻き取り部84は、例えば渦巻きばね(ぜんまいばね)などである。
以上のような構成とされた光ファイバセンサ101Bにおいて、初期状態のとき、光ファイバは、固定部136によって光ファイバが固定されるとともに、張力付与機構80Bによって張力が付与された状態に維持されており、応力印加部150の周囲に配設された光ファイバ20が直線状となっている。
図17は、光ファイバセンサ101において、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12との距離が紙面左右方向に離れた状態を示す概略図である。測定対象物10の一方の部位11と他方の部位12とが移動して左右方向の距離が離れた場合、一方の部位11に対して可動部140が相対的に右向きに移動(変位)する。そして、光ファイバ20が、応力印加部150により応力を印加されると、その応力に応じてうずまきばねが収縮することにより、光ファイバ20に付与される張力を所定の範囲に維持する。このように、可動部140が移動して応力印加部150により光ファイバ20が比較的大きく変形しても、光ファイバ20に付与される張力は所定の範囲とされ、光ファイバ20に過剰な張力が付与されることなく、光ファイバ20を変形させることができる。
なお、実施の形態1で説明した光ファイバセンサ1が、上述の張力付与機構を備える構成とすることも可能である。
図17は、光ファイバセンサ101において、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12との距離が紙面左右方向に離れた状態を示す概略図である。測定対象物10の一方の部位11と他方の部位12とが移動して左右方向の距離が離れた場合、一方の部位11に対して可動部140が相対的に右向きに移動(変位)する。そして、光ファイバ20が、応力印加部150により応力を印加されると、その応力に応じてうずまきばねが収縮することにより、光ファイバ20に付与される張力を所定の範囲に維持する。このように、可動部140が移動して応力印加部150により光ファイバ20が比較的大きく変形しても、光ファイバ20に付与される張力は所定の範囲とされ、光ファイバ20に過剰な張力が付与されることなく、光ファイバ20を変形させることができる。
なお、実施の形態1で説明した光ファイバセンサ1が、上述の張力付与機構を備える構成とすることも可能である。
なお、光ファイバ20が接する応力印加部150は、種々の形状にすることができる。例えば、光ファイバセンサ101の応力印加部を、図18に示すように、任意の曲率半径を持つ断面円弧状の形状を有する応力印加部151にすることにより、曲率半径に応じた曲げ損失を発生させることが可能となる。
また、光ファイバセンサ101の応力印加部を、図19に示すように、鋭角部を有する三角形状の応力印加部152としても良い。この場合、一方の部位11及び他方の部位12が相対的に変位して光ファイバ20が応力印加部152に接すると、三角形状の凸部により光ファイバ20が強く曲げられるので、光強度の損失量をより大きくできる。さらには、一方の部位11及び他方の部位12の相対的な変位に応じて、光ファイバ20を断線させることもできる。断線が発生する際の一方の部位11及び他方の部位12の相対的な変位量を、予め定めた限界変位量に合わせることにより、一方の部位11及び他方の部位12の相対的な変位の限界を警告する光ファイバセンサとすることも可能である。また、光ファイバ20が接触した際に光ファイバ20を切断する刃を有する刃部を応力印加部としても良い。
また、光ファイバセンサ1、101の内部に使用する光ファイバ20としては、様々な特性の光ファイバを用いることができる。
測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12の相対的な変位を測定するために、光ファイバセンサ中の光ファイバの変形による損失変化を検出する場合、光ファイバの変形に対してより敏感に損失が変化する光ファイバの方が、その変化を捉えやすい。図20は、光ファイバセンサ1中の光ファイバとして、光ファイバセンサ1と光源の間の光ファイバ伝送路の光ファイバよりも曲げ損失が大きい光ファイバ(例えば、光ファイバ伝送路で使用されている光ファイバがITU−T G.652に規定された光ファイバである場合は、曲げ損失特性として波長1550nmにおいて曲げ半径30mm、巻き数100での最大損失が0.1dBより大きい特性を有する光ファイバ)を用い、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12の相対的な変位に対する、光ファイバセンサの出力光強度の経時的な変化を測定した結果を示す図である。通常の1.3μm帯にゼロ分散波長を持つシングルモード光ファイバを用いた場合(図8参照)に比べ、損失量が大きく測定対象物の変位をより高感度に測定できることがわかる。
測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12の相対的な変位を測定するために、光ファイバセンサ中の光ファイバの変形による損失変化を検出する場合、光ファイバの変形に対してより敏感に損失が変化する光ファイバの方が、その変化を捉えやすい。図20は、光ファイバセンサ1中の光ファイバとして、光ファイバセンサ1と光源の間の光ファイバ伝送路の光ファイバよりも曲げ損失が大きい光ファイバ(例えば、光ファイバ伝送路で使用されている光ファイバがITU−T G.652に規定された光ファイバである場合は、曲げ損失特性として波長1550nmにおいて曲げ半径30mm、巻き数100での最大損失が0.1dBより大きい特性を有する光ファイバ)を用い、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12の相対的な変位に対する、光ファイバセンサの出力光強度の経時的な変化を測定した結果を示す図である。通常の1.3μm帯にゼロ分散波長を持つシングルモード光ファイバを用いた場合(図8参照)に比べ、損失量が大きく測定対象物の変位をより高感度に測定できることがわかる。
また、光ファイバセンサ1、101中の光ファイバ20の破断を検出することを目的とした場合は、曲げ損失の少ない光ファイバを用いることが有効である。その理由を以下に説明する。まず、曲げ損失の少ない光ファイバを用いる場合、光ファイバ20が応力印加部50に接することによって変形した際、損失の発生が少ない。曲げ損失の少ない光ファイバの一例として、ITU−T G.657に規定された光ファイバが挙げられる。
ここで、複数の光ファイバセンサを直列に接続した光ファイバセンサシステムを構成し、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12の変位がある限界点に達した場合に、警告を検出することを目的とした場合、一方の部位11及び他方の部位12の変位が限界点まで達する過程での光ファイバの変形による損失は少ない方が望ましい。その理由は、複数の光ファイバセンサを直列に接続した場合は、或る場所に設けられた光ファイバセンサで上記光ファイバの変形による試験光の損失が発生すると、当該光ファイバセンサよりも光源から離れた位置にある光ファイバセンサに到達する試験光の強度がその損失分だけ低くなるので、当該光源から離れた位置にある光ファイバセンサでは強度変化を検出しづらくなるためである。
図21は通常の1.3μm帯にゼロ分散波長を持つシングルモード光ファイバを光ファイバ20として用いた複数の光ファイバセンサ1を直列に接続したときのOTDR波形である。ここでは、光ファイバセンサ1は距離1700m、3000m、4000mの位置に配設されている。ここで、距離1700m、3000mの位置の各光ファイバセンサ1で損失が発生しているため光強度が大きく減少している。そのため、距離4000mの位置に配設された遠端での光ファイバセンサ1に到達した光強度は微弱となり光ファイバセンサ中での損失変化を高感度に観測できず、ある限界変位に達してファイバ破断が発生してもそれによる損失変化を検出することが難しい。
図22はITU−T G.657に規定された曲げ損失の少ない光ファイバを光ファイバ20として用いた複数の光ファイバセンサ1を直列に接続したときのOTDR波形である。ここでも、光ファイバセンサ1は距離1700m、3000m、4000mの位置に配設されている。距離1700m、3000mの位置に配設された各光ファイバセンサ1中において、上述の通常のシングルモード光ファイバを用いた時と同様の変形が光ファイバ20に生じているが、損失はほとんど発生していない。そのため遠端の光ファイバセンサ1においても測定に必要な光強度で試験光が伝搬しており、破断が発生した場合には顕著な損失変化を検出することができる。なお、ITU−T G.657に規定された光ファイバを用いた場合、破断寸前まで損失が発生しないことがあるので好ましい。
また、OTDR装置により光ファイバセンサ中の光ファイバの損失変化を測定する際には、OTDR波形上で光ファイバセンサ中の光ファイバの位置を特定することは重要である。そのため、光ファイバセンサ中に使用される光ファイバ20として、光源から光ファイバセンサ間、及び光ファイバセンサ同士の間を接続している光ファイバ伝送路とは異なる光学特性を持つ光ファイバを用いることで、OTDR波形上での光ファイバセンサの位置を容易に特定することができる。
図23は、光ファイバセンサ1中の光ファイバ20として、光ファイバ伝送路の光ファイバとはモードフィールド径(MFD)が異なる光ファイバを用いた場合のOTDR波形を示す図である。ここで、光ファイバ伝送路の光ファイバは通常の1.3μm帯にゼロ分散波長を持つシングルモード光ファイバであり、波長1550nmにおいてMFDは10μm程度である。光ファイバセンサ中に用いた光ファイバのMFDは4μmである。上述のようにMFDが異なる光ファイバが接続された構成でOTDR波形を観測すると、接続部分で強度の段差が観測される。
一般にMFDが小さな光ファイバよりも大きな光ファイバの方が、後方散乱光の発生する割合である後方散乱係数が小さく、MFDが小さなファイバから大きなファイバに入射した場合は、接続部での損失が大きく観測され、逆にMFDが大きな光ファイバから小さな光ファイバに入射した場合、接続部で光強度は増幅されたように大きくなる。このようにMFDの異なる光ファイバを接続することにより、OTDR波形上において接続点をより明確に確認することができ、光ファイバセンサシステムにおける光ファイバセンサの特定が容易になる。
一般にMFDが小さな光ファイバよりも大きな光ファイバの方が、後方散乱光の発生する割合である後方散乱係数が小さく、MFDが小さなファイバから大きなファイバに入射した場合は、接続部での損失が大きく観測され、逆にMFDが大きな光ファイバから小さな光ファイバに入射した場合、接続部で光強度は増幅されたように大きくなる。このようにMFDの異なる光ファイバを接続することにより、OTDR波形上において接続点をより明確に確認することができ、光ファイバセンサシステムにおける光ファイバセンサの特定が容易になる。
また、伝送損失が異なる光ファイバを用いることでも、光ファイバセンサシステムにおける光ファイバセンサの位置の特定が容易となる。
図24は、光ファイバセンサ1中の光ファイバ20として光ファイバ伝送路の光ファイバよりも伝送損失が大きなファイバを用いた場合のOTDR波形を示す図である。ここで、光ファイバ伝送路の光ファイバは通常の1.3μm帯にゼロ分散波長を持つシングルモード光ファイバであり、伝送損失は約0.2dB/kmである。また、光ファイバセンサ1中に用いた光ファイバ20(距離1695m〜1700mの位置に相当)の伝送損失は約2.0dB/kmであり、OTDR波形上では距離に対する光強度変化の傾きの違いから光ファイバセンサの位置を特定することが容易になる。
図24は、光ファイバセンサ1中の光ファイバ20として光ファイバ伝送路の光ファイバよりも伝送損失が大きなファイバを用いた場合のOTDR波形を示す図である。ここで、光ファイバ伝送路の光ファイバは通常の1.3μm帯にゼロ分散波長を持つシングルモード光ファイバであり、伝送損失は約0.2dB/kmである。また、光ファイバセンサ1中に用いた光ファイバ20(距離1695m〜1700mの位置に相当)の伝送損失は約2.0dB/kmであり、OTDR波形上では距離に対する光強度変化の傾きの違いから光ファイバセンサの位置を特定することが容易になる。
また、曲げ損失やカットオフ波長が異なる光ファイバを用いてもよい。この場合、例えば光ファイバセンサ中の光ファイバとして、光ファイバ伝送路のファイバよりも曲げ損失が大きい光ファイバを用いることで、光ファイバセンサでは変位に対する測定の感度を高めつつ、光ファイバ伝送路では敷設の際等に発生する曲げによる試験光の減衰を抑制することができる。なお、カットオフ波長が異なる光ファイバを用いることで、曲げ損失を異ならせることができる。たとえば、或る波長での光ファイバの曲げ損失を決定するパラメータとしては、(MFD/λc)がある。ここで、MFDはその波長での光ファイバのモードフィールド径であり、λcはカットオフ周波数である。(MFD/λc)が小さい方が曲げ損失が小さくなる。
なお、上述のように、光センサファイバに用いられる光ファイバ20を光学特性の異なる光ファイバとする場合に、光ファイバ20のうち、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12の相対的な変位に応じて変形する部分をセンサ光ファイバ部とすると、このセンサ光ファイバ部の光学特性が、光ファイバ20に接続される光ファイバ伝送路73(試験光伝送用光ファイバ)の光学特性と異なるようにしても良い。
また、光ファイバセンサは光ファイバの余長分を収容する収納部を備えていても良い。光源からの光を伝搬させる光ファイバ伝送路との入力接続部分から応力印加部に接する光ファイバとの間に試験光としてのパルス光の時間幅(パルス幅)に相当する時間に該パルス光が伝搬する長さ以上の距離の光ファイバを備えることができる。
図25に、第一固定部31と応力印加部50との間に光ファイバ20の余長を収容する収納部85を持ち、この収納部85に光ファイバ20が収納されている光ファイバセンサ201を示す。
光ファイバセンサ201を直列に二つ接続し、これら二つの光ファイバセンサ201において応力印加部50により光ファイバ20が変形した状態において、OTDR装置により光ファイバセンサ近傍での後方散乱光を測定した結果を図26、図27に示す。OTDR装置はパルス幅に相当する距離(パルス幅に相当する時間の間にパルス光が光ファイバ中を進む距離)が波形上での距離分解能(距離方向で識別できる最小距離)の目安とされている。OTDR装置におけるパルス幅Δtと距離分解能Δzの関係は、一般にΔz=Δt×c/n(c:光速、n:光ファイバの実効屈折率)で表される。そのため、OTDR装置が出力するパルス光のパルス幅に相当する距離以上の長さの光ファイバ20を、応力印加部50と第一固定部31との間に配設することにより、OTDR波形上で光ファイバセンサの位置の特定が容易になる。
図26は、光ファイバセンサが第一固定部31と応力印加部50の間に余分な光ファイバ条長を持たない状態でのOTDR波形であり、図27は、光ファイバセンサ201が第一固定部31と応力印加部50の間に余長分として20mの光ファイバ20を有する状態で測定したOTDR波形である。OTDR波形を測定した際の光パルスの時間幅は50nsであり、距離分解能として5mに相当する。図26と図27とを比較すると、図26では二つの光ファイバセンサでの損失変化の位置を分別することが困難であるのに対し、図27では二つの光ファイバセンサそれぞれで発生している損失発生位置を明確に特定することができている。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3に係る光ファイバセンサについて説明する。図28は、本発明の実施の形態3に係る光ファイバセンサ301の概略説明図である。なお、上述の実施の形態と同様の構成のものについては、同一の符号を付して記載し、詳細な説明を省略する。この光ファイバセンサ301は、試験光が入力される光ファイバ20と、この光ファイバ20を保持する光ファイバ保持部30と、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12の相対的な変位に応じて動く可動部40と、を備えている。
光ファイバ保持部30は、一方の部位11に固定されたコの字状の第一固定部31と、この第一固定部31に固定され光ファイバを保持する保持部31とを有している。この保持部32は対向配置され、光ファイバ20を直線状に保持するようになっている。
次に、本発明の実施の形態3に係る光ファイバセンサについて説明する。図28は、本発明の実施の形態3に係る光ファイバセンサ301の概略説明図である。なお、上述の実施の形態と同様の構成のものについては、同一の符号を付して記載し、詳細な説明を省略する。この光ファイバセンサ301は、試験光が入力される光ファイバ20と、この光ファイバ20を保持する光ファイバ保持部30と、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12の相対的な変位に応じて動く可動部40と、を備えている。
光ファイバ保持部30は、一方の部位11に固定されたコの字状の第一固定部31と、この第一固定部31に固定され光ファイバを保持する保持部31とを有している。この保持部32は対向配置され、光ファイバ20を直線状に保持するようになっている。
可動部40は、他方の部位12に固定されており、一方の部位11側に向けて直線状に伸びている。可動部40は、第二固定部41を介して他方の部位12に固定されている。可動部40は、光ファイバ20に応力を印加する応力印加部50を有している。
そして、光ファイバ20は、応力印加部50によって変形する部分(センサ光ファイバ部)にファイバブラッググレーティング(FBG:Fiber Bragg Grating)90を有している。また、本実施形態において、第一固定部31と可動部40とが、ベアリング機構60を介して連結されている。
次に、実施の形態3に係る光ファイバセンサ301の作用について説明する。図29は、光ファイバセンサ301において、測定対象物10の一方の部位11と他方の部位12との距離が、紙面左右方向に離れた場合を示す概略図である。測定対象物10の一方の部位11と他方の部位12とが移動して左右方向の距離が離れた場合、一方の部位11に対して可動部40が相対的に右向きに移動する。このとき、光ファイバ保持部30に保持された光ファイバ20は、応力印加部50によって右向きに応力を印加され、応力印加部50の面に沿って曲げられた形状となる。このとき、光ファイバ20が有するファイバブラッググレーティング90に張力が付与される。ファイバブラッググレーティング90は、光ファイバ中のコアの屈折率が周期的に変化をしている格子構造を有しており、周期に対応した特定の波長の光を反射する特性を有している。光ファイバの変形によってファイバブラッググレーティング90に張力がかかり、周期的格子間隔が変化すると反射する光の波長も変化する。このため、後方に反射される光の波長の変化量を観測すれば光ファイバ20の歪量を求めることができる。この歪量は測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12の相対的な変位量に対応している。
図30は、実施の形態3に係る光ファイバセンサ301を用いた光ファイバセンサシステム202の概略説明図である。第三の実施形態に係る光ファイバセンサシステム202は、光ファイバセンサ301と、試験光を出力する光源71と、光源71及び光ファイバセンサ301を接続する光ファイバ伝送路73と、光源71と光ファイバセンサ301との間における光ファイバ伝送路73に設けられた光サーキュレータ76と、光サーキュレータ76から光分岐される光の波長を測定する光波長測定器75と、を備えている。
この光ファイバセンサシステム202においては、光源71は、試験光として、少なくともファイバブラッググレーティング90が反射する特定の波長の成分を含む光を出力する。光ファイバセンサ301中のファイバブラッググレーティング90は、試験光が入力されると、試験光に含まれる特定の波長の成分の光を反射する。そして、ファイバブラッググレーティング90からの反射光を、サーキュレータ76を介して光ファイバ伝送路73から出力し、光波長測定器75で受光し波長を測定する。光波長測定器75としては、一般に、波長計や光スペクトラムアナライザが使用される。
この光ファイバセンサシステム202においては、光源71は、試験光として、少なくともファイバブラッググレーティング90が反射する特定の波長の成分を含む光を出力する。光ファイバセンサ301中のファイバブラッググレーティング90は、試験光が入力されると、試験光に含まれる特定の波長の成分の光を反射する。そして、ファイバブラッググレーティング90からの反射光を、サーキュレータ76を介して光ファイバ伝送路73から出力し、光波長測定器75で受光し波長を測定する。光波長測定器75としては、一般に、波長計や光スペクトラムアナライザが使用される。
図31は、実施の形態3に係る光ファイバセンサシステム202を用いて、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12の相対的な変位に対する、光ファイバセンサ301中のファイバブラッググレーティング90から反射された光の波長の変化を測定した結果を示す図である。ここで、光源71として波長1.55μm帯の比較的スペクトル幅の広い光を出力するLED光源を用いている。また、測定する際に、光ファイバ20が変形していない初期状態を、測定対象物10の一方の部位11及び他方の部位12の相対的な変位が0の状態と設定している。図31に示すように、一方の部位11及び他方の部位12の相対的な変位に対して反射光の波長がシフトしていることが確認される。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4について説明する。
上述した光ファイバセンサ、及び光ファイバセンサシステムの具体的な使用例として、例えば橋梁に対する歪検知が挙げられる。例えば、図32に示すように、橋脚15上に設置された第一の床板16及び第二の床板17の相対的な変位を測定する光ファイバセンサ1及び光ファイバセンサシステム2として用いることができる。図32の上の図は第一の床板16及び第二の床板17が相対的に変位する前の状態を示し、図32の下の図は第一の床板16及び第二の床板17が相対的に変位した後の状態を示している。
次に、本発明の実施の形態4について説明する。
上述した光ファイバセンサ、及び光ファイバセンサシステムの具体的な使用例として、例えば橋梁に対する歪検知が挙げられる。例えば、図32に示すように、橋脚15上に設置された第一の床板16及び第二の床板17の相対的な変位を測定する光ファイバセンサ1及び光ファイバセンサシステム2として用いることができる。図32の上の図は第一の床板16及び第二の床板17が相対的に変位する前の状態を示し、図32の下の図は第一の床板16及び第二の床板17が相対的に変位した後の状態を示している。
(実施の形態5)
次に、実施の形態5に係る光ファイバセンサシステムについて説明する。図33は、本発明の実施の形態5に係る光ファイバセンサシステム302の概略説明図である。この光ファイバセンサシステム302は、試験光を出力する光源71と、複数の試験光を受光する受光器72と、複数の光ファイバセンサ1と、これらを接続する光ファイバ伝送路73とを備えている。複数の光ファイバセンサ1は、光ファイバ伝送路73に直列に接続されている。また、それぞれの光ファイバセンサ1は、橋梁などのそれぞれの測定対象物10に取り付けられている。なお、光源71の出力側には試験光をN分岐(Nは2以上の整数)する光分岐器78が接続されている。図33では、光分岐器78に接続された1系統の複数の光ファイバセンサ1およびこれらを接続する光ファイバ伝送路73を図示しているが、光分岐器78には他に最大で(N−1)系統の不図示の複数の光ファイバセンサ1およびこれらを接続する光ファイバ伝送路73が接続されており、これらの系統には図示する受光器72がそれぞれ接続されている。
光ファイバセンサシステム302においては、光源71から出力された光は各系統の光ファイバ伝送路73を伝搬し、各系統の複数の光ファイバセンサ1を透過し、受光器72で光強度が観測される。各系統の測定対象物10において何らかの変位が発生すると、各系統の受光器72で検出される光強度に変化が現れる。その変化を観測することによって各系統の測定対象物10に発生した変位を検知することができる。
次に、実施の形態5に係る光ファイバセンサシステムについて説明する。図33は、本発明の実施の形態5に係る光ファイバセンサシステム302の概略説明図である。この光ファイバセンサシステム302は、試験光を出力する光源71と、複数の試験光を受光する受光器72と、複数の光ファイバセンサ1と、これらを接続する光ファイバ伝送路73とを備えている。複数の光ファイバセンサ1は、光ファイバ伝送路73に直列に接続されている。また、それぞれの光ファイバセンサ1は、橋梁などのそれぞれの測定対象物10に取り付けられている。なお、光源71の出力側には試験光をN分岐(Nは2以上の整数)する光分岐器78が接続されている。図33では、光分岐器78に接続された1系統の複数の光ファイバセンサ1およびこれらを接続する光ファイバ伝送路73を図示しているが、光分岐器78には他に最大で(N−1)系統の不図示の複数の光ファイバセンサ1およびこれらを接続する光ファイバ伝送路73が接続されており、これらの系統には図示する受光器72がそれぞれ接続されている。
光ファイバセンサシステム302においては、光源71から出力された光は各系統の光ファイバ伝送路73を伝搬し、各系統の複数の光ファイバセンサ1を透過し、受光器72で光強度が観測される。各系統の測定対象物10において何らかの変位が発生すると、各系統の受光器72で検出される光強度に変化が現れる。その変化を観測することによって各系統の測定対象物10に発生した変位を検知することができる。
(実施の形態6)
次に、実施の形態6に係る光ファイバセンサシステムについて説明する。図34は、本発明の実施の形態6に係る光ファイバセンサシステム402の概略説明図である。実施の形態6に係る光ファイバセンサシステム402は、複数の光ファイバセンサ1と、試験光を出力するとともに光ファイバセンサ1から発生する後方散乱光を受光するOTDR装置74と、OTDR装置74及び複数の光ファイバセンサ1を接続する光ファイバ伝送路73とを備えている。複数の光ファイバセンサ1は、光ファイバ伝送路73に直列に接続され、各光ファイバセンサ1は、各測定対象物10に取り付けられている。なお、OTDR装置74の出力側には試験光をN分岐(Nは2以上の整数)する光分岐器78が接続されている。図34では、光分岐器に接続された1系統の複数の光ファイバセンサ1およびこれらを接続する光ファイバ伝送路73を図示しているが、光分岐器には他に最大で(N−1)系統の不図示の複数の光ファイバセンサ1およびこれらを接続する光ファイバ伝送路73が接続されている。
次に、実施の形態6に係る光ファイバセンサシステムについて説明する。図34は、本発明の実施の形態6に係る光ファイバセンサシステム402の概略説明図である。実施の形態6に係る光ファイバセンサシステム402は、複数の光ファイバセンサ1と、試験光を出力するとともに光ファイバセンサ1から発生する後方散乱光を受光するOTDR装置74と、OTDR装置74及び複数の光ファイバセンサ1を接続する光ファイバ伝送路73とを備えている。複数の光ファイバセンサ1は、光ファイバ伝送路73に直列に接続され、各光ファイバセンサ1は、各測定対象物10に取り付けられている。なお、OTDR装置74の出力側には試験光をN分岐(Nは2以上の整数)する光分岐器78が接続されている。図34では、光分岐器に接続された1系統の複数の光ファイバセンサ1およびこれらを接続する光ファイバ伝送路73を図示しているが、光分岐器には他に最大で(N−1)系統の不図示の複数の光ファイバセンサ1およびこれらを接続する光ファイバ伝送路73が接続されている。
光ファイバセンサシステム402においては、OTDR装置74から出力されたパルス光は、各系統の光ファイバ伝送路73を伝搬し、各系統の複数の光ファイバセンサ1を透過し、終端まで達する。OTDR装置74から終端までの光ファイバ伝送路73及びそれらの間に配置された光ファイバセンサ1中からのレーリー散乱による後方散乱光は、OTDR装置74側に進んでいく。OTDR装置74では戻り光を受光し、遅延時間の違いから距離に対する各系統の光強度の変化を算出する。これにより、各光ファイバセンサ1の位置における光強度の変化を観測することにより、各系統の測定対象物10に発生した変位を同時に観測することができる。
(実施の形態7)
次に、実施の形態7に係る光ファイバセンサシステムについて説明する。図35は、本発明の実施の形態7に係る光ファイバセンサシステム502を示す図である。光ファイバセンサシステム502は、複数の光ファイバセンサ1と、試験光を出力するとともに光ファイバセンサ1から発生する後方散乱光を受光するOTDR装置74と、OTDR装置74及び複数の光ファイバセンサ1を接続する光ファイバ伝送路73とを備えている。光ファイバ伝送路73は、光分岐器78を介してOTDR装置74に接続された主光ファイバ伝送路73aと、主光ファイバ伝送路73aから分岐した複数の分岐光ファイバ伝送路73bとを有し、主光ファイバ伝送路73aから光分岐器77を介して分岐光ファイバ伝送路73bが分岐されている。各光ファイバセンサ1は、分岐光ファイバ伝送路73bを介して主光ファイバ伝送路73aに接続されているとともに、各測定対象物10に取り付けられている。なお、OTDR装置74の出力側には試験光をN分岐(Nは2以上の整数)する光分岐器78が接続されている。図35では、光分岐器に接続された1系統の複数の光ファイバセンサ1およびこれらを接続する光ファイバ伝送路73を図示しているが、光分岐器には他に最大で(N−1)系統の不図示の複数の光ファイバセンサ1およびこれらを接続する光ファイバ伝送路73が接続されている。
次に、実施の形態7に係る光ファイバセンサシステムについて説明する。図35は、本発明の実施の形態7に係る光ファイバセンサシステム502を示す図である。光ファイバセンサシステム502は、複数の光ファイバセンサ1と、試験光を出力するとともに光ファイバセンサ1から発生する後方散乱光を受光するOTDR装置74と、OTDR装置74及び複数の光ファイバセンサ1を接続する光ファイバ伝送路73とを備えている。光ファイバ伝送路73は、光分岐器78を介してOTDR装置74に接続された主光ファイバ伝送路73aと、主光ファイバ伝送路73aから分岐した複数の分岐光ファイバ伝送路73bとを有し、主光ファイバ伝送路73aから光分岐器77を介して分岐光ファイバ伝送路73bが分岐されている。各光ファイバセンサ1は、分岐光ファイバ伝送路73bを介して主光ファイバ伝送路73aに接続されているとともに、各測定対象物10に取り付けられている。なお、OTDR装置74の出力側には試験光をN分岐(Nは2以上の整数)する光分岐器78が接続されている。図35では、光分岐器に接続された1系統の複数の光ファイバセンサ1およびこれらを接続する光ファイバ伝送路73を図示しているが、光分岐器には他に最大で(N−1)系統の不図示の複数の光ファイバセンサ1およびこれらを接続する光ファイバ伝送路73が接続されている。
以上のような構成とされた光ファイバセンサシステム502においては、OTDR装置74から出力されたパルス光は、各系統の主光ファイバ伝送路73aを伝播し、光分岐器77により分割されて分岐光ファイバ伝送路73bを通って各系統の各光ファイバセンサ1に入射される。このとき各光ファイバセンサ1の出力側には何も接続されず終端となっている。各光ファイバセンサ1からの後方散乱光は、分岐光ファイバ伝送路73b、光分岐器77、主光ファイバ伝送路73aを通りOTDR装置74に戻っていく。OTDR装置74では、戻り光を受光し遅延時間の違いから距離に対する各系統の光強度の変化を算出する。この場合、観測されるOTDR波形では光分岐器77から光ファイバセンサ1の終端の間で後方散乱される光は、光分岐器77間を接続する主光ファイバ伝送路73aのうち、OTDR装置74からの距離が、当該光分岐器77から光ファイバセンサ1の終端の間のOTDR装置74からの距離と等しい部分からの後方散乱光と合波された強度として観測されている。
しかしながら、光ファイバセンサ1の部分と、OTDR装置74からの距離の上で重なった主光ファイバ伝送路73aでの後方散乱光の強度変動は、光ファイバセンサ1における測定対象物10の変位による光強度変動よりも微小であるため、合波された強度として示されるOTDR波形上でも光ファイバセンサ1の位置における強度変動が生じた場合は、測定対象物10の変位が要因であることは明確に識別可能である。また、光ファイバセンサシステム502おいては、光ファイバセンサシステム402と比較して、各光ファイバセンサ1に入射される光強度は一定であり各光ファイバセンサ1で発生する光強度変動の影響を受けない。そのため、OTDR波形上では光ファイバセンサ1間を伝搬する光ファイバ伝送路73上での強度は、その伝送損失に応じて距離に対してほぼ一定であり、各光ファイバセンサ1の位置における強度変動は、その光ファイバセンサ1自身での強度変動すなわち測定対象物10の変位のみを反映していることになる。
図36、図37に、光ファイバセンサシステム402及び光ファイバセンサシステム502で観測されたOTDR波形の例を示す。図36は光ファイバセンサシステム402を用いた測定結果であり、図37は光ファイバセンサシステム502を用いた測定結果である。図36に示すように、光ファイバセンサシステム402では、ある光ファイバセンサ1で損失が発生すると、その光ファイバセンサ1の試験光の出力側では光強度が低下して伝播していくので、それよりもOTDR装置74から離れた光ファイバセンサ1に到達する試験光および当該光ファイバセンサ1から戻ってくる後方散乱光の強度が低下することになる。さらには、複数の光ファイバセンサ1で損失が発生しているとその損失は累積して試験光及び後方散乱光の強度低下を発生させる。なお、図36において、破線で囲まれた領域が光ファイバセンサ1での光損失を示している。
一方、図37に示すように、光ファイバセンサシステム502では、ある光ファイバセンサ1で損失が発生しても、それより離れた光ファイバセンサ1に到達する試験光は、当該損失が発生した光ファイバセンサ1を通ったものではなく、主光ファイバ伝送路73aを伝搬して到達したものなので、図36のような試験光および後方散乱光の強度の低下や損失の累積の影響などが発生しないこととなる。
そして、光ファイバセンサ1中の光ファイバ20の応力印加部50との接触でファイバが切断された場合には、光ファイバセンサシステム402の構成では光ファイバ20が切断された光ファイバセンサ1の後方からの戻り光は観測できなくなるが、光ファイバセンサシステム502の場合は光ファイバ20が切断された光ファイバセンサ1からの光強度が低下するのみで、それより後方での光ファイバセンサ1には影響を及ぼさない。
そして、光ファイバセンサ1中の光ファイバ20の応力印加部50との接触でファイバが切断された場合には、光ファイバセンサシステム402の構成では光ファイバ20が切断された光ファイバセンサ1の後方からの戻り光は観測できなくなるが、光ファイバセンサシステム502の場合は光ファイバ20が切断された光ファイバセンサ1からの光強度が低下するのみで、それより後方での光ファイバセンサ1には影響を及ぼさない。
なお、上記実施の形態では、試験光の波長を1.55μm帯としている。その理由は、1.55μm帯は、通常の1.3μm帯にゼロ分散波長を持つシングルモード光ファイバの伝送損失が最も低い波長帯域であるからある。ただし、試験光の波長はこれに限られない。たとえば、試験光の波長を1.6μm帯のように、1.55μm帯よりも長い波長としてもよい。この場合、光ファイバの曲げ損失は試験光の波長が1.55μm帯の場合よりも大きくなるので、より高感度の測定を行うことができる。
また、上記実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
1、101、101A、101B、201、301 光ファイバセンサ
2、102、202、302、402 光ファイバセンサシステム
10 測定対象物
11 一方の部位
12 他方の部位
15 橋脚
16 第一の床板
17 第二の床板
20 光ファイバ
30、130、130A、130B 光ファイバ保持部
31、131、131A、131B 第一固定部
32、132、132A、132B 保持部
40、140 可動部
41 第二固定部
42 ボール受け溝
50、150、151、152 応力印加部
60 ベアリング機構(規制部)
61 ベアリング部
62 ボール部
63 ボール受け溝
64 貫通孔
71 光源
72 受光器
73 光ファイバ伝送路
73a 主光ファイバ伝送路
73b 分岐光ファイバ伝送路
74 OTDR装置
75 光波長測定器
76 サーキュレータ
77、78 光分岐器
80A、80B 張力付与機構
81 ばね部
82 滑車部
83 レール部
84 巻き取り部(リール部)
85 余長収納部
90 ファイバブラッググレーティング
133 レール(規制部)
134 底面部
135 側面部
136 固定部
137 支持点
2、102、202、302、402 光ファイバセンサシステム
10 測定対象物
11 一方の部位
12 他方の部位
15 橋脚
16 第一の床板
17 第二の床板
20 光ファイバ
30、130、130A、130B 光ファイバ保持部
31、131、131A、131B 第一固定部
32、132、132A、132B 保持部
40、140 可動部
41 第二固定部
42 ボール受け溝
50、150、151、152 応力印加部
60 ベアリング機構(規制部)
61 ベアリング部
62 ボール部
63 ボール受け溝
64 貫通孔
71 光源
72 受光器
73 光ファイバ伝送路
73a 主光ファイバ伝送路
73b 分岐光ファイバ伝送路
74 OTDR装置
75 光波長測定器
76 サーキュレータ
77、78 光分岐器
80A、80B 張力付与機構
81 ばね部
82 滑車部
83 レール部
84 巻き取り部(リール部)
85 余長収納部
90 ファイバブラッググレーティング
133 レール(規制部)
134 底面部
135 側面部
136 固定部
137 支持点
Claims (17)
- 測定対象物の一方の部位及び他方の部位に跨って設けられ、これら一方の部位及び他方の部位の相対的な変位を測定する光ファイバセンサであって、
試験光が入力される光ファイバと、
前記測定対象物の一方の部位に固定され、前記光ファイバを保持する光ファイバ保持部と、
前記測定対象物の他方の部位に固定されるとともに、前記光ファイバに応力を印加する応力印加部を有し、かつ、前記測定対象物の一方の部位及び他方の部位の相対的な変位に応じて動く可動部と、を備え、
前記応力印加部は、前記光ファイバに対して少なくとも前記変位する向きとは反対側に配設されており、
前記測定対象物の一方の部位及び他方の部位が相対的に変位したときに、前記応力印加部が前記光ファイバに接触し、該光ファイバが変形することを特徴とする光ファイバセンサ。 - 前記可動部の動きが前記光ファイバ保持部に直線状に保持された光ファイバの長手方向と交差する一軸上になるように、前記可動部の動きを規制する規制部を備えることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバセンサ。
- 前記可動部の動きが前記光ファイバ保持部に直線状に保持された光ファイバの長手方向と交差する面上になるように、前記可動部の動きを規制する規制部を備えることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバセンサ。
- 前記応力印加部は、前記可動部に着脱可能に設けられ、かつ、前記光ファイバとの初期の距離を変更可能とされていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の光ファイバセンサ。
- 前記光ファイバは、前記測定対象物の一方の部位及び他方の部位の相対的な変位に応じて変形するセンサ光ファイバ部を備え、前記センサ光ファイバ部の光学特性が、該光ファイバに接続される試験光伝送用光ファイバの光学特性と異なることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の光ファイバセンサ。
- 前記センサ光ファイバ部と前記試験光伝送用光ファイバとのモードフィールド径が異なることを特徴とする請求項5に記載の光ファイバセンサ。
- 前記センサ光ファイバ部と前記試験光伝送用光ファイバとのカットオフ波長が異なることを特徴とする請求項5または6に記載の光ファイバセンサ。
- 前記センサ光ファイバ部と前記試験光伝送用光ファイバとの曲げ損失特性が異なることを特徴とする請求項5から7のいずれか一項に記載の光ファイバセンサ。
- 前記センサ光ファイバ部と前記試験光伝送用光ファイバとの伝送損失特性が異なることを特徴とする請求項5から8のいずれか一項に記載の光ファイバセンサ。
- 前記試験光がパルス光であって、
前記光ファイバの余長分を収容する収納部を備え、
前記光ファイバの余長分は、前記パルス光の時間幅に相当する時間に該パルス光が伝搬する長さ以上の長さを有することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の光ファイバセンサ。 - 前記試験光は、前記光ファイバの伝送損失が最も低い波長帯域よりも長い波長を有することを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の光ファイバセンサ。
- 前記光ファイバにおいて、前記測定対象物の一方の部位及び他方の部位の相対的な変位に応じて変形するセンサ光ファイバ部にファイバブラッググレーティングを設けたことを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の光ファイバセンサ。
- 請求項1から11のいずれか一項に記載の光ファイバセンサと、
前記試験光を出力する光源と、
前記光ファイバセンサの前記光ファイバを透過した試験光を受光することができる受光器と、
前記光源と前記光ファイバセンサとを接続する第1光ファイバ伝送路と、前記光ファイバセンサと前記受光器とを接続する第2光ファイバ伝送路とを有する光ファイバ伝送路と、
を備えることを特徴とする光ファイバセンサシステム。 - 請求項1から11のいずれか一項に記載の光ファイバセンサと、
前記試験光を出力するとともに、該光ファイバセンサから発生する後方散乱光を受光するOTDR装置と、
前記OTDR装置と前記光ファイバセンサとを接続する光ファイバ伝送路と、
を備えることを特徴とする光ファイバセンサシステム。 - 請求項12に記載の光ファイバセンサと、
前記試験光を出力する光源と、
前記光源と前記光ファイバセンサとを接続する光ファイバ伝送路と、
前記試験光のうち光ファイバセンサのファイバブラッググレーティングにより反射された反射光が入力され、該反射光の波長を測定する光波長測定器と、
を備えることを特徴とする光ファイバセンサシステム。 - 請求項13から15のいずれか一項に記載の光ファイバセンサシステムにおいて、前記光ファイバセンサを複数備え、
前記複数の光ファイバセンサが、前記光ファイバ伝送路に直列に接続されていることを特徴とする光ファイバセンサシステム。 - 請求項14または15に記載の光ファイバセンサシステムにおいて、
前記光ファイバセンサを複数備え、
前記光ファイバ伝送路は、主光ファイバ伝送路と、前記主光ファイバ伝送路から分岐した複数の分岐光ファイバ伝送路とを有し、
前記OTDR装置または前記光源は、前記主光ファイバ伝送路に接続されており、
前記複数の光ファイバセンサは、それぞれ、前記分岐光ファイバ伝送路を介して前記主光ファイバ伝送路に接続されていることを特徴とする光ファイバセンサシステム。
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