JP2016038071A - フロントフォーク - Google Patents
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Abstract
【課題】 ユニフロー型に設定される場合であっても、適正な減衰力を得ることが可能なフロントフォークを提供する。
【解決手段】 一端がキャップ部材2に連結されて他方側がシリンダ3に出入りするロッド4と、ロッド4の他端部に連結されてシリンダ3内を伸側室R1と圧側室R2とに区画するピストン5と、シリンダ3外のリザーバR3と圧側室R2とを区画するベース部材6と、ピストン5に形成されて圧側室R2から伸側室R1に向かう流体の流れのみが許容される第一通路5aと、リザーバR3から圧側室R1に向かう流体の流れのみが許容される第二通路6aと、伸側室R1側の一端がロッド4の側部に開口し、ロッド4とキャップ部材2を通って伸側室R1とリザーバR3とを連通する減衰通路MPと、減衰通路MPを通過する流体の流れに抵抗を与えるとともに前記抵抗をソレノイドSolで変更する減衰力発生部材Vとを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 一端がキャップ部材2に連結されて他方側がシリンダ3に出入りするロッド4と、ロッド4の他端部に連結されてシリンダ3内を伸側室R1と圧側室R2とに区画するピストン5と、シリンダ3外のリザーバR3と圧側室R2とを区画するベース部材6と、ピストン5に形成されて圧側室R2から伸側室R1に向かう流体の流れのみが許容される第一通路5aと、リザーバR3から圧側室R1に向かう流体の流れのみが許容される第二通路6aと、伸側室R1側の一端がロッド4の側部に開口し、ロッド4とキャップ部材2を通って伸側室R1とリザーバR3とを連通する減衰通路MPと、減衰通路MPを通過する流体の流れに抵抗を与えるとともに前記抵抗をソレノイドSolで変更する減衰力発生部材Vとを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、フロントフォークに関する。
二輪車、三輪車等の鞍乗型車両に利用されるフロントフォークの中には、車体側チューブと車輪側チューブとを含むテレスコピック型の筒部材と、車体側チューブに取り付けられるキャップ部材と、車輪側チューブの内側に設けられるシリンダと、一端がキャップ部材に連結されて他方側がシリンダに出入りするロッドと、ロッドの他端部に連結されるとともにシリンダ内に摺動自在に挿入されてシリンダ内をロッド側の伸側室と、反ロッド側の圧側室とに区画するピストンと、伸側室と圧側室とを連通する第一通路と、圧縮行程で第一通路を開き、圧側室から伸側室へ向かう流体の流れを許容する第一チェック弁と、シリンダ外に形成されるリザーバと圧側室とを連通する第二通路と、伸長行程で第二通路を開き、リザーバから圧側室に向かう流体の流れを許容する第二チェック弁と、ロッドを通って伸側室とリザーバとを連通する減衰通路と、キャップ部材に取り付けられて、減衰通路を通過する流体の流れに抵抗を与えるとともに、この抵抗をソレノイドで変更する減衰力発生部材とを備えて、ユニフロー型に設定されるものがある(例えば、特許文献1)。
このようなユニフロー型のフロントフォークによれば、伸長と圧縮の何れの行程においても、流体が圧側室、伸側室、リザーバをこの順で一方方向に循環できる。そして、前記フロントフォークの伸長行程では、伸側室と圧側室との連通が遮断され、伸側室の流体が減衰通路を通過してリザーバに移動する。反対に、フロントフォークの圧縮行程では、圧側室とリザーバとの連通が遮断され、シリンダに進入したロッド体積分の流体が減衰通路を通過してリザーバに移動する。つまり、前記構成によれば、伸長と圧縮の何れの行程においても、流体が減衰通路を通過するので、伸長行程と圧縮行程の減衰力を一つのソレノイドで変更できる。
さらには、前記フロントフォークの伸長行程では、最大で、縮小された伸側室の容積分の流体が減衰通路を通過することができ、圧縮行程では、最大で、シリンダに進入したロッド体積分の流体が減衰通路を通過することができる。したがって、伸側室と圧側室の双方向流れと、圧側室とリザーバの双方向流れが許容されるバイフロー型のフロントフォークにおいて、伸側室とリザーバとを連通する減衰通路設け、当該減衰通路を通過する流体の流れをソレノイドで調整する場合(例えば、特許文献2)と比較して、前記ユニフロー型のフロントフォークにおいては、減衰通路を通過する流体の流量を増やすことができる。このため、減衰力を調整可能なピストン速度の領域を広げることができる。
ここで、特許第2695816号公報に開示のユニフロー型のフロントフォークでは、図4に示すように、ピストン500で区画された伸側室R1と圧側室R2とを連通する第一通路501が、ロッド400の中心を貫通して一端が圧側室R2に開口する通路401と、一端がロッド400の下側部に開口し、他端が前記通路401に開口するオリフィス402とを備えて構成されている。前記通路401におけるオリフィス402よりも圧側室R2側には、圧縮行程で開弁し、圧側室R2から伸側室R1に向かう流体の流れを許容する第一チェック弁403が設けられている。
また、伸側室R1とリザーバR3とを連通する減衰通路MP0も、前記通路401及び前記オリフィス402と、ロッド400の上側部に開口するオリフィス(図示せず)とを備えて構成されている。そして、当該オリフィスの下流に減衰力発生部材が設けられている。
つまり、前記フロントフォークにおいて、第一通路501と減衰通路MP0が管路の一部(オリフィス402と通路401)を共有している。このため、フロントフォークの圧縮行程において、圧側室R2の作動油が第一チェック弁403を開いてロッド400内に流入すると、その作動油の一部が伸側室R1とリザーバR3に分岐して流れる。しかしながら、当該構成によれば、作動油がオリフィス402を介さなければ伸側室R1に流入できないため、伸側室R1に充分に作動油が供給されずに負圧となり、適正な減衰力を得ることができなくなる不具合がある。
そこで、本発明の目的は、ユニフロー型に設定される場合であっても、適正な減衰力を得ることが可能なフロントフォークを提供することである。
前記課題を解決する請求項1に記載の発明は、フロントフォークがユニフロー型に設定されるとともに、圧側室から伸側室へ向かう流体の流れが許容される第一通路がピストンに形成され、伸側室と圧側室とを連通する減衰通路の伸側室側の一端がロッドの側部に開口することを特徴とする。
前記構成によれば、第一通路と減衰通路が管路を共有せず、第一通路と減衰通路の間に伸側室を介在させることができる。したがって、フロントフォークの圧縮行程において、圧側室の作動油が減衰通路に直接流入することがなく、第一通路と伸側室を必ずこの順に通過してから減衰通路に流入する。このため、フロントフォークの圧縮行程で、伸側室で作動油が不足して負圧になることを抑制できる。
請求項2に記載の発明は、減衰力発生部材が、減衰通路を通過する流体の流れに抵抗を与える主弁と、前記主弁を閉方向へ附勢する背圧として、前記減衰通路の前記主弁より上流の圧力を前記主弁に導くパイロット通路と、前記パイロット通路の途中に設けられる絞りと、前記パイロット通路の前記絞りよりも下流に設けられて前記背圧を制御するソレノイドを含む電磁弁とを備えることを特徴とする。
前記構成によれば、ソレノイドの推力を直接弁体に作用させる場合と比較して、小さい推力で主弁による抵抗を変更できる。このため、主弁を通過する流体の流量が大きくても、ソレノイドの推力が不足することを防止できる。したがって、ピストン速度が高速領域にある場合でも減衰力を調整できる。また、ソレノイドの大型化を抑制してコスト及び重量を低減できる。
請求項3に記載の発明は、ロッドが筒状の軸部と、ピストン保持部とを備えており、前記ピストン保持部が前記軸部の外周に螺合する環状のナット部と、前記ナット部から反軸部側に延びて前記ナット部よりも小さい内径を有し、径方向に貫通する孔が形成される環状のスペーサ部と、前記スペーサ部の反軸部側開口を塞ぐ底部と、前記底部の中心から反軸部側に延び、前記底部よりも小さい外径を有する取付部とを備えており、前記ピストンが環状に形成されて、前記取付部外周に保持されており、減衰通路が前記孔、前記スペーサ部の内側及び前記軸部の内側を通ることを特徴とする。
前記構成によれば、スペーサ部の内径がナット部の内径よりも小さく形成されているので、ピストン保持部に螺合する軸部で孔が塞がれることを防ぎ、減衰通路と伸側室との連通が遮断されることを容易且つ確実に防止できる。
本発明のフロントフォークによれば、ユニフロー型に設定される場合であっても、適正な減衰力を得ることができる。
以下に本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。いくつかの図面を通して付された同じ符号は、同じ部品か対応する部品を示す。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係るフロントフォークFは、車体側チューブ10及び車輪側チューブ11を含む伸縮可能なテレスコピック型の筒部材1と、前記車体側チューブ10に取り付けられるキャップ部材2と、前記車輪側チューブ11の内側に設けられるシリンダ3と、一端が前記キャップ部材2に連結されて他方側が前記シリンダ3に出入りするロッド4と、前記ロッド4の他端部に連結されるとともに前記シリンダ3内に摺動自在に挿入されて前記シリンダ3内を前記ロッド4側の伸側室R1と反ロッド側の圧側室R2とに区画するピストン5と、前記筒部材1と前記シリンダ3との間に形成されるリザーバR3と前記圧側室R2とを区画するベース部材6と、前記ピストン5に形成されて前記伸側室R1と前記圧側室R2とを連通する第一通路5aと、前記ピストン5に取り付けられて前記第一通路5aを開閉し、前記圧側室R2から前記伸側室R1に向かう作動油(流体)の流れのみを許容する第一チェック弁50と、前記圧側室R2と前記リザーバR3とを連通する第二通路6aと、前記第二通路6aを開閉し、前記リザーバR3から前記圧側室R2に向かう作動油(流体)の流れのみを許容する第二チェック弁60と、前記伸側室R1側の一端が前記ロッド4の側部に開口し、前記ロッド4と前記キャップ部材2を通って前記伸側室R1と前記リザーバR3とを連通する減衰通路MPと、前記減衰通路MPを通過する作動油(流体)の流れに抵抗を与えるとともに、前記抵抗をソレノイドSolで変更する減衰力発生部材Vとを備えている。
以下、詳細に説明すると、本実施の形態に係るフロントフォークFは、二輪車、三輪車等の鞍乗型車両において前輪を懸架する。当該フロントフォークFの構成は、周知であるので、詳細に図示しないが、フロントフォークFは、前輪の両側に起立する一対の緩衝器(一方の緩衝器Dのみを図示し、他方の緩衝器を省略する)を備えている。一対の緩衝器は、共に、車体側チューブ10と車輪側チューブ11とを含むテレスコピック型の筒部材1を備えている。そして、両緩衝器の車体側チューブ10が図示しない車体側ブラケットを介して連結され、両緩衝器の車輪側チューブ11の下端部に車輪側ブラケット12がそれぞれ取り付けられている。図示しない車体側ブラケットは、車体の骨格となる車体フレームに連結されている。また、車輪側ブラケット12は、前輪の車軸に連結されている。このため、路面凹凸による衝撃が前輪に入力されると、車体側チューブ10に車輪側チューブ11が出入りして、フロントフォークFが伸縮する。
つまり、本実施の形態において、車体側チューブ10に車輪側チューブ11が出入りしており、フロントフォークFが倒立型に設定されている。しかし、車輪側チューブ11に車体側チューブ10が出入りして、フロントフォークFが正立型に設定されるとしてもよい。また、フロントフォークFが一方の緩衝器Dのみで前輪を支持する片持ち型であってもよい。このように、フロントフォークFの構成は、任意に変更できる。
本実施の形態において、一対の緩衝器の一方に本発明が具現化されており、他方の緩衝器の構成は、任意である。このため、以下、本発明が具現化される一方の緩衝器Dについてのみ詳細に説明する。
緩衝器Dは、前記した車体側チューブ10及び車輪側チューブ11を含む筒部材1と、この筒部材1の図1中上側開口を塞ぐキャップ部材2と、車輪側チューブ11の軸心部に起立するシリンダ3と、キャップ部材2に図1中上端部が連結されて下側がシリンダ3に出入りするロッド4と、シリンダ3の図1中上側開口部に取り付けられてロッド4を摺動自在に軸支する環状のロッドガイド7と、シリンダ3内に挿入されるロッド4の先端部に取り付けられてシリンダ3内を軸方向に移動するピストン5と、車輪側ブラケット12の底部に固定されるベースロッド8と、このベースロッド8に取り付けられてシリンダ3の図1中下側開口部に固定されるベース部材6とを備えている。
そして、前記緩衝器Dのシリンダ3外には、筒部材1との間にリザーバR3が形成されている。このリザーバR3には、作動油(図示せず)が貯留されている。この作動油の液面の上側には、気体が封入されている。筒部材1において、図1中上側開口はキャップ部材2で塞がれ、図1中下側開口は車輪側ブラケット12で塞がれ、車体側チューブ10と車輪側チューブ11の重複部の間に形成される筒状隙間はシール部材13,14で塞がれる。このため、リザーバR3内の作動油と気体が筒部材1外に漏れない。また、前記筒状隙間には、図1中上下一対の環状の軸受15,16が設けられており、車輪側チューブ11を摺動自在に軸支する。このため、車輪側チューブ11が車体側チューブ10内を円滑に摺動できる。
さらに、緩衝器Dのシリンダ3外には、キャップ部材2に取り付けられる筒状のばね受け20とロッドガイド7との間に懸架ばね21が介装されている。懸架ばね21は、緩衝器Dを伸長方向に附勢し、車体を弾性支持する。なお、図1中、コイルばねからなる懸架ばね21を示しているが、懸架ばね21がエアばねからなるとしてもよい。また、フロントフォークFを構成する一対の緩衝器の片方にのみ懸架ばね21を収容するようにしてもよい。
つづいて、緩衝器Dのシリンダ3内には、ピストン5で区画されるロッド4側の伸側室R1と、ピストン5側(反ロッド側)の圧側室R2とが形成されている。伸側室R1と圧側室R2は、作動油で満たされている。また、シリンダ3の図1中下部には、シリンダ3内外を連通する孔3aが形成されている。この孔3aは、絞りとならないように配慮されており、リザーバR3内の作動油が、孔3aを介してシリンダ3内に自由に流入できるようになっている。ベース部材6は、前記孔3aよりも図1中上側に設けられ、圧側室R2とリザーバR3とを区画する。なお、本実施の形態において、減衰力を発生するための流体として、作動油を利用しているが、作動油以外の液体又は気体を利用してもよい。
さらに、シリンダ3内には、ロッドガイド7とピストン5との間に、伸切ばね70が設けられている。このため、フロントフォークFの最伸長時の衝撃を伸切ばね70で緩和できる。ロッド4の外周には、環状のオイルロックピース40が設けられ、ロッドガイド7の図1中上部には、フロントフォークFの最圧縮時にオイルロックピース40が嵌入する筒状のオイルロックケース7aが設けられている。そして、オイルロックピース40とオイルロックケース7aとを備えて構成されるオイルロック部材により、フロントフォークFの最圧縮時の衝撃を緩和し、底突きを防ぐ。
つづいて、伸側室R1と圧側室R2とを区画するピストン5は、環状に形成されている。ピストン5には、当該ピストン5を軸方向に貫通し、伸側室R1と圧側室R2とを連通する第一通路5aが形成されている。この第一通路5aは、ピストン5の図1中上方に取り付けられる第一チェック弁50で開閉される。圧縮行程において、第一チェック弁50は第一通路5aを開き、圧側室R2から伸側室R1に向かう作動油の流れを許容する。反対に、伸長行程において、第一チェック弁50は第一通路5aを閉じる。つまり、当該第一チェック弁50により、第一通路5aは一方通行に設定されており、圧側室R2から伸側室R1向かう作動油の流れのみが許容される。
圧側室R2とリザーバR3とを区画するベース部材6は、環状に形成されている。ベース部材6には、当該ベース部材6を軸方向に貫通し、圧側室R2とリザーバR3とを連通する第二通路6aが形成されている。この第二通路6aは、ベース部材6の図1中上方に取り付けられる第二チェック弁60で開閉される。伸長行程において、第二チェック弁60は第二通路6aを開き、リザーバR3から圧側室R2に向かう作動油の流れを許容する。反対に、圧縮行程において、第二チェック弁60は第二通路6aを閉じる。つまり、当該第二チェック弁60により、第二通路6aは一方通行に設定されており、リザーバR3から圧側室R2へ向かう作動油の流れのみが許容される。
また、本実施の形態において、第一チェック弁50と第二チェック弁60が、共に、ロッド4或いはベースロッド8の挿通を許容する中心孔を有するディスクバルブ(符示せず)と、このディスクバルブを閉方向に附勢するばね(符示せず)とを備えて構成されている。ディスクバルブは、図1中上側にリフトしたとき、第一通路5a或いは第二通路6aを大きく開くことができる。また、ディスクバルブは、薄い環板状であるので、ピストン5とベース部材6に取り付けても軸方向に嵩張らず、フロントフォークFのストローク長を確保しやすい。なお、第一チェック弁50と第二チェック弁60の構成は、任意に変更できる。例えば、第一チェック弁50と第二チェック弁60の一方または両方が、リーフバルブ或いはポペット弁等からなるとしてもよい。
つづいて、シリンダ3内に出入りするロッド4は、ロッドガイド7に軸支される筒状の軸部4aと、ピストン保持部4bとを備えている。図1に示すように、軸部4aの図1中上部と下部には、外周に雄螺子加工が施されたボルト部4a1,4a2が設けられている。図2に示すように、ピストン保持部4bは、内周に雌螺子加工が施されて図1中下側のボルト部4a2外周に螺合する環状のナット部4b1と、このナット部4b1から反軸部側に延びて前記ナット部4b1よりも小さい内径を有する環状のスペーサ部4b2と、このスペーサ部4b2の反軸部側開口を塞ぐ底部4b3と、この底部4b3の中心から反軸部側に延びて底部4b3よりも小さい外径を有する取付部4b4とを備えている。この取付部4b4の先端部外周に、雄螺子加工が施されている。そして、取付部4b4をピストン5の中心孔に挿通し、ピストン5から突出した雄螺子加工部分にナット41を螺合すると、取付部4b4と底部4b3の外周側境界にできる段差と、ナット41との間にピストン5を挟んで固定できる。
スペーサ部4b2には、当該スペーサ部4b2を径方向に貫通し、一端が伸側室R1に開口する孔4b5が形成されている。また、前記したように、スペーサ部4b2の内径は、ナット部4b1の内径よりも小径に形成されている。このため、軸部4aにおけるボルト部4a2をナット部4b1に螺合したとき、ナット部4b1とスペーサ部4b2の内周側境界にできる段差に軸部4aの先端を突き当てて、位置決めできる。さらに、このようにすることで、軸部4aで前記孔4b5を塞ぐことを防止でき、伸側室R1の作動油を孔4b5と、スペーサ部4b2の内側を通して、軸部4aの内側に導くことができる。
図1に示すように、前記ロッド4の図1中上端部が連結されるキャップ部材2は、車体側チューブ10の図1中上側開口部内周に螺合するケース本体2aと、このケース本体2aの図1中上部に取り付けられる蓋2bとを備えている。
ケース本体2aの外周には、車体側チューブ10の内周面に密着する環状のOリング20が取り付けられており、筒部材1内に収容される作動油と気体の流出を防ぐ。また、ケース本体2aは、車体側チューブ10内に突出し、内周に雌螺子加工が施される環状のナット部2a1を備えている。そして、このナット部2a1の内周に、ロッド4における軸部4aの図1中上側のボルト部4a1が螺合する。さらに、ケース本体2aには、図1中上側に開口するバルブ収容穴2a2と、一端がバルブ収容穴2a2の底に開口するとともに他端がナット部2a1の内側に開口する中心側通孔2a3と、一端がバルブ収容穴2a2の底に開口するとともに他端がリザーバR3に開口する外周側通孔2a4が形成されている。また、ケース本体2aの内側には、バルブ収容穴2a2内の作動油の流出を防止するOリング21が設けられている。
前記ケース本体2aの図1中上部に取り付けられる蓋2bは、有頂筒状に形成されており、バルブ収容穴2a2と、蓋部2bの内側に形成される空間に、減衰力発生部材Vを収容できるようになっている。つまり、本実施の形態において、キャップ部材2は、車体側チューブ10の図1中上側開口を塞ぐとともに、減衰力発生部材Vを収容するケースとしての機能を兼ねている。
前記したように、軸部4aの内側は、ピストン保持部4bのスペーサ部4b2の内側と、孔4b5を介して伸側室R1に連通し、キャップ部材2の中心側通孔2a3と、バルブ収容穴2a2と、外周側通孔2a4を介してリザーバR3に連通している。つまり、本実施の形態において、伸側室R1とリザーバR3とを連通する減衰通路MPは、孔4b5、スペーサ部4b2の内側、軸部4aの内側、中心側通孔2a3、バルブ収容穴2a2及び外周側通孔2a4を通る。また、前記したように、スペーサ部4b2の図1中下側は、底部4b3によって塞がれている。このため、減衰通路MPは第一通路5aと管路を共有せず、第一通路5aと減衰通路MPの間に伸側室R1を介在させるようになっている。このため、圧側室R2の作動油は、第一通路5aと、伸側室R1をこの順に通過してからでなければ、減衰通路MPに流入できない。
前記減衰通路MPの途中には、減衰力発生部材Vが設けられており、当該減衰力発生部材Vで減衰通路MPを通過する作動油の流れに抵抗を与えるとともに、当該抵抗を変更できるようになっている。この減衰力発生部材Vの構成は、任意であるが、以下、減衰力発生部材Vの一例を示した図3の回路図を参照して説明する。
減衰力発生部材Vは、減衰通路MPを通過する作動油の流れに抵抗を与える主弁MVと、この主弁MVを閉方向へ附勢する背圧として、減衰通路MPの主弁MVより上流の圧力を主弁MVに導くパイロット通路PPと、このパイロット通路PPの途中に設けられる絞りOと、パイロット通路PPの絞りOよりも下流に設けられて前記背圧を制御する電磁弁EVと、パイロット通路PPの絞りOの下流から分岐して主弁MVを迂回するフェール通路FPと、フェール通路FPの途中に設けられて所定圧で開弁するフェール弁FVとを備えている。
パイロット通路PPは、減衰通路MPの主弁MVよりも上流から分岐してリザーバR3に接続されている。また、このパイロット通路PPの途中には、オリフィス、チョーク等の絞りOが設けられており、主弁MVに対して絞りOより下流側の圧力を背圧として作用させるようになっている。
電磁弁EVは、一体化された圧力制御弁PVと開閉弁SVとを含む。圧力制御弁PVは、パイロット通路PPの途中に設けられており、この圧力制御弁PVには、パイロット通路PPの絞りOの下流であって圧力制御弁PVの上流側の圧力とばねEVsによる附勢力が開弁方向に作用するとともに、ソレノイドSolによる推力が閉方向に作用している。したがって、この圧力制御弁PVにあっては、ソレノイドSolの推力を調整することで、開弁圧を変化させることができるようになっている。そして、圧力制御弁PVの開弁圧を調節することで、パイロット通路PPの絞りOの下流であって圧力制御弁PVの上流側の圧力を開弁圧に制御することができる。なお、ソレノイドSolへ通電しない場合、圧力制御弁PVは、ばねEVsによって流路を最大とする。
他方、開閉弁SVは、圧力制御弁PVと一体化されており、パイロット通路PPの絞りOの下流であって圧力制御弁PVより上流に配置されている。開閉弁SVは、パイロット通路PPを遮断する遮断ポジションSVsと、パイロット通路PPを開放する連通ポジションSVoとを備えている。また、開閉弁SVは、圧力制御弁PVと共有するばねEVsによって常時遮断ポジションSVsを採るように附勢されるとともに、圧力制御弁PVと共有するソレノイドSolの推力で押圧されることで連通ポジションSVoを採るようになっている。そして、ソレノイドSolへ正常に通電できる状態では、開閉弁SVは、ソレノイドSolの推力によって押圧されてパイロット通路PPを開放する連通ポジションSVoを採るようになっている。なお、ソレノイドSolへ通電しない場合、通電不能、或いは、正常に通電ができなくなるフェール状態では、ソレノイドSolへの電流供給が行われず、ばねEVsによって押されて、開閉弁SVはパイロット通路PPを閉じるようになっている。
したがって、この電磁弁EVは、ソレノイドSolへ正常に通電可能な状態では、ソレノイドSolの推力をコントロールすることで開閉弁SVを連通ポジションSVoに維持しつつ圧力制御弁PVによる圧力制御を実施することができる。また、フェール状態ではソレノイドSolには通電されないため、圧力制御弁PVは流路を最大開放するが、開閉弁SVが遮断ポジションSVsに切り替わるので、パイロット通路PPは遮断されることになる。このように、本実施の形態においては、圧力制御弁PVと開閉弁SVを一体化することで電磁弁EVを構成している。このため、圧力制御弁PVと開閉弁SVの個々でソレノイドSolとばねEVsを有する必要がなく、ソレノイドSolとばねEVsを共有化することができる。したがって、コストを軽減でき、重量を軽量化でき、減衰力発生部材Vを非常に小型化することができる。
そして、パイロット通路PPの絞りOの下流であって開閉弁SVよりも上流の圧力が背圧として主弁MVに導かれるようになっており、開閉弁SVがパイロット通路PPを開放している状態では、パイロット通路PPの絞りOよりも下流であって圧力制御弁PVの上流の圧力は、主弁MVへ導かれる背圧に他ならない。このため、正常時には、ソレノイドSolの推力を調節することで、主弁MVへ作用させる背圧を制御することができる。そして、前記背圧を高くした場合には、主弁MVによる抵抗が大きくなり、緩衝器Dが発生する減衰力を大きくできる。反対に、背圧を低くした場合には、主弁MVによる抵抗が小さくなり、緩衝器Dが発生する減衰力を小さくできる。
つづいて、フェール通路FPは、パイロット通路PPの絞りOの下流であって開閉弁SVよりも上流から分岐してリザーバR3へ通じており、このフェール通路FPの途中には、フェール弁FVが設けられている。このフェール弁FVには、パイロット通路PPの絞りOの下流側の圧力が開方向に作用する一方、ばねFVsによる附勢力が閉方向に作用している。つまり、フェール弁FVは、フェール弁FVの上流の圧力がばねFVsによって設定される所定の開弁圧に達すると開弁するリリーフ弁とされている。よって、フェール状態において、パイロット通路PPが開閉弁SVで遮断されても、フェール弁FVがリリーフ機能を発揮する。このため、パイロット通路PPの絞りOの下流であって開閉弁SVよりも上流の圧力がフェール弁FVの開弁圧に制御される。よって、フェール時にあっては、主弁MVに導かれる背圧がフェール弁FVの開弁圧に制御されて、主弁MVの開弁圧もこれによって所定圧に制御される。よって、フェール時にあっても、減衰通路MPを通過する作動油の流れに主弁MVで抵抗を与えることができる。
このように、本実施の形態においては、圧力制御弁PVとフェール弁FVとが並列配置される関係にあるので、フェール弁FVの開弁圧を圧力制御弁PVで制御できる上限圧力よりも大きくしておくことで、フェール時に高い減衰力を発揮でき、車体姿勢をより安定させることができる。なお、本実施の形態において、主弁MVの背圧をソレノイドSolで制御することで、主弁MVによる抵抗を変更するようにしている。このようにすることで、主弁MVを通過する作動油の流量が多くても、ソレノイドSolの推力が不足して、特に、ピストン速度が高速となったときに減衰力調整ができなくなるという不具合を抑制できる。
以下、本実施の形態に係るフロントフォークFの作動について説明する。
ロッド4がシリンダ3から退出するフロントフォークFの伸長行程では、第一チェック弁50が閉じ、ピストン5で加圧された伸側室R1の作動油がロッド4の孔4b5から減衰通路MPに流入し、主弁MVを通過してリザーバR3に移動する。また、フロントフォークFの伸長行程では、第二チェック弁60が開き、リザーバR3の作動油が第二通路6aを通って拡大する圧側室R2に移動する。
反対に、ロッド4がシリンダ3に進入するフロントフォークFの圧縮行程では、第二チェック弁60が閉じるとともに第一チェック弁50が開き、ピストン5で加圧された圧側室R2の作動油が第一通路5aを通って拡大する伸側室R1に移動する。また、フロントフォークFの圧縮行程では、シリンダ3に進入したロッド体積分の作動油がロッド4の孔4b5から減衰通路MPに流入し、主弁MVを通過してリザーバR3に移動する。
このように、本実施の形態において、フロントフォークFは、ユニフロー型に設定されており、伸長と圧縮の何れの行程においても、作動油が圧側室R2、伸側室R1、リザーバR3をこの順で一方方向に循環し、減衰通路MPを作動油が通過するようになっている。このため、フロントフォークFは、伸長と圧縮の何れの行程においても、作動油が減衰通路MPを通過する際の抵抗に起因する減衰力を発生する。そして、当該減衰力をソレノイドSolで調整できる。
さらに、本実施の形態においては、第一通路5aと減衰通路MPが管路を共有せず、第一通路5aと減衰通路MPの間に伸側室R1を介在させることができる。このため、圧側室R2の作動油が直接減衰通路MPに流入することがなく、第一通路5aと伸側室R1をこの順に必ず通過してから減衰通路MPに流入する。したがって、伸側室R1で作動油が不足して負圧になることを抑制できるので、適正な減衰力を得ることができる。
また、第一通路5aと減衰通路MPが伸側室R1を挟んで直列となっており、伸側室R1から圧側室R2に向かう作動油の流れが第一チェック弁50で阻止されている。このため、減衰通路MPにチェック弁を設けなくても、減衰通路MPを伸側室R1からリザーバR3に向かう作動油の流れのみを許容し、逆流を阻止できる。
また、フロントフォークFの伸長行程では、縮小された伸側室R1の容積分に相当する量の流体が減衰通路MPを通過し、圧縮行程では、シリンダ3に進入したロッド体積分に相当する量の流体が減衰通路MPを通過する。このように、本実施の形態においては、減衰通路MPを通過する流体の流量を増やすことができるので、減衰力を調整可能な領域を広くできる。つまり、ピストン速度が中高速領域にあるときの減衰力を調整できる。
また、前記したように、フロントフォークFがユニフロー型に設定されており、伸側室R1と圧側室R2との双方向流れ、及び、圧側室R2とリザーバR3との双方向流れを許容する必要がなく、圧側室R2から伸側室R1に向かう第一の一方方向流れと、リザーバR3から圧側室R2に向かう第二の一方方向流れが許容されていればよい。そして、第一の一方方向流れが許容される第一通路5aがピストン5に形成され、このピストン5に前記一方方向流れを実現する第一チェック弁50が取り付けられている。このため、第一通路5aの流路面積を大きくでき、第一チェック弁50の受圧面積を大きくできる。したがって、伸側室R1が拡大する圧縮行程で吸込不足が起こることを抑制できる。他方、前記第二の一方方向流れが許容される第二通路6aがベース部材6に形成され、このベース部材6に前記一方方向流れを実現する第二チェック弁60が取り付けられている。このため、第二通路6aの流路面積を大きくでき、第二チェック弁60の受圧面積を大きくできる。したがって、圧側室R2が拡大する伸長行程で吸込不足が起こることを抑制できる。
さらに、本実施の形態において、減衰力調整部材Vは、ソレノイドSolを含む電磁弁EVで主弁MVの背圧を制御して主弁MVによる抵抗を変更し、これにより、減衰力を調整している。このようにすることで、ソレノイドSolの推力を弁体MVに直接作用させる場合と比較して、ソレノイドSolの推力が小さくて済み、ソレノイドSolの小型化を可能にして、コストの低減と重量の低減が可能になる。なお、ソレノイドSolを利用した主弁MVによる抵抗を変更するための構成は、任意に変更できる。例えば、減衰力を調整しようとする領域、ソレノイドSolの仕様等によってはソレノイドSolの推力を弁体MVに直接作用させるとしてもよい。
以下、本実施の形態に係るフロントフォークFの作用効果について説明する。
本実施の形態において、ロッド4は、筒状の軸部4aと、ピストン保持部4bとを備えている。このピストン保持部4bは、前記軸部4aの外周に螺合する環状のナット部4b1と、このナット部4b1から反軸部側に延びて前記ナット部4b1よりも小さい内径を有し、径方向に貫通する孔4b5が形成される環状のスペーサ部4b2と、このスペーサ部4b2の反軸部側開口を塞ぐ底部4b3と、この底部4b3の中心から反軸部側に延び、前記底部4b3よりも小さい外径を有する取付部4b4とを備えている。また、ピストン5は、環状に形成されて、前記取付部4b4外周に保持されている。また、減衰通路MPは、前記孔4b5、前記スペーサ部4b2の内側及び軸部4aの内側を通る。
前記構成によれば、スペーサ部4b2の内径がナット部4b1の内径よりも小さく形成されているので、ピストン保持部4bに螺合する軸部4aで孔4b5が塞がれることを防ぎ、減衰通路MPと伸側室R1との連通が遮断されることを容易且つ確実に防止できる。なお、ロッド4の構成、ピストン5の取り付け方、及び減衰通路MPの構成は、前記の限りではなく、任意に変更できる。
また、本実施の形態において、減衰力発生部材Vは、減衰通路MPを通過する作動油(流体)の流れに抵抗を与える主弁MVと、前記主弁MVを閉方向へ附勢する背圧として、減衰通路MPの主弁MVより上流の圧力を主弁MVに導くパイロット通路PPと、このパイロット通路PPの途中に設けられる絞りOと、前記パイロット通路PPの前記絞りOよりも下流に設けられて前記背圧を制御するソレノイドSolを含む電磁弁EVとを備えている。
前記構成によれば、ソレノイドSolの推力を直接主弁MVに作用させる場合と比較して、小さい推力で主弁MVによる抵抗を変更できる。このため、主弁MVを通過する作動油の流量が大きくても、ソレノイドSolの推力が不足することを防止できる。したがって、ピストン速度が高速領域にある場合でも減衰力を調整できる。また、ソレノイドSolの大型化を抑制してコスト及び重量を低減できる。なお、減衰力発生部材Vの構成は、前記の限りではなく、任意に変更できる。
また、本実施の形態において、フロントフォークFは、車体側チューブ10及び車輪側チューブ11を含む伸縮可能なテレスコピック型の筒部材1と、前記車体側チューブ10に取り付けられるキャップ部材2と、前記車輪側チューブ11の内側に設けられるシリンダ3と、一端が前記キャップ部材2に連結されて他方側が前記シリンダ3に出入りするロッド4と、前記ロッド4の他端部に連結されるとともに前記シリンダ3内に摺動自在に挿入されて前記シリンダ3内を前記ロッド4側の伸側室R1と反ロッド側の圧側室R2とに区画するピストン5と、前記筒部材1と前記シリンダ3との間に形成されるリザーバR3と前記圧側室R2とを区画するベース部材6と、前記ピストン5に形成されて前記伸側室R1と前記圧側室R2とを連通する第一通路5aと、前記ピストン5に取り付けられて前記第一通路5aを開閉し、前記圧側室R2から前記伸側室R1に向かう作動油(流体)の流れのみを許容する第一チェック弁50と、前記圧側室R2と前記リザーバR3とを連通する第二通路6aと、前記第二通路6aを開閉し、前記リザーバR3から前記圧側室R2に向かう作動油(流体)の流れのみを許容する第二チェック弁60と、前記伸側室R1側の一端が前記ロッド4の側部に開口し、前記ロッド4と前記キャップ部材2を通って前記伸側室R1と前記リザーバR3とを連通する減衰通路MPと、前記減衰通路MPを通過する作動油(流体)の流れに抵抗を与えるとともに、前記抵抗をソレノイドSolで変更する減衰力発生部材Vとを備えている。
前記構成によれば、フロントフォークFをユニフロー型に設定するとともに、第一通路5aと減衰通路MPが管路を共有せず、第一通路5aと減衰通路MPの間に伸側室R2を介在させることができる。したがって、フロントフォークFの圧縮行程において、圧側室R2の作動油が減衰通路MPに直接流入することがなく、第一通路5aと伸側室R1を必ずこの順に通過してから減衰通路MPに流入する。このため、フロントフォークFの圧縮行程で、伸側室R1で作動油が不足して負圧になることを抑制できる。したがって、フロントフォークFがユニフロー型に設定される場合であっても適正な減衰力を得ることができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱することなく改造、変形及び変更を行うことができることは理解すべきである。
EV 電磁弁
F フロントフォーク
MP 減衰通路
MV 主弁
O 絞り
PP パイロット通路
R1 伸側室
R2 圧側室
R3 リザーバ
Sol ソレノイド
V 減衰力発生部材
1 筒部材
2 キャップ部材
3 シリンダ
4 ロッド
4a 軸部
4b ピストン保持部
4b1 ナット部
4b2 スペーサ部
4b3 底部
4b4 取付部
4b5 孔
5 ピストン
5a 第一通路
6 ベース部材
6a 第二通路
10 車体側チューブ
11 車輪側チューブ
50 第一チェック弁
60 第二チェック弁
F フロントフォーク
MP 減衰通路
MV 主弁
O 絞り
PP パイロット通路
R1 伸側室
R2 圧側室
R3 リザーバ
Sol ソレノイド
V 減衰力発生部材
1 筒部材
2 キャップ部材
3 シリンダ
4 ロッド
4a 軸部
4b ピストン保持部
4b1 ナット部
4b2 スペーサ部
4b3 底部
4b4 取付部
4b5 孔
5 ピストン
5a 第一通路
6 ベース部材
6a 第二通路
10 車体側チューブ
11 車輪側チューブ
50 第一チェック弁
60 第二チェック弁
Claims (3)
- 車体側チューブ及び車輪側チューブを含む伸縮可能なテレスコピック型の筒部材と、
前記車体側チューブに取り付けられるキャップ部材と、
前記車輪側チューブの内側に設けられるシリンダと、
一端が前記キャップ部材に連結されて他方側が前記シリンダに出入りするロッドと、
前記ロッドの他端部に連結されるとともに前記シリンダ内に摺動自在に挿入されて前記シリンダ内を前記ロッド側の伸側室と反ロッド側の圧側室とに区画するピストンと、
前記筒部材と前記シリンダとの間に形成されるリザーバと前記圧側室とを区画するベース部材と、
前記ピストンに形成されて前記伸側室と前記圧側室とを連通する第一通路と、
前記ピストンに取り付けられて前記第一通路を開閉し、前記圧側室から前記伸側室に向かう流体の流れのみを許容する第一チェック弁と、
前記圧側室と前記リザーバとを連通する第二通路と、
前記第二通路を開閉し、前記リザーバから前記圧側室に向かう流体の流れのみを許容する第二チェック弁と、
前記伸側室側の一端が前記ロッドの側部に開口し、前記ロッドと前記キャップ部材を通って前記伸側室と前記リザーバとを連通する減衰通路と、
前記減衰通路を通過する流体の流れに抵抗を与えるとともに、前記抵抗をソレノイドで変更する減衰力発生部材とを備えることを特徴とするフロントフォーク。 - 前記減衰力発生部材は、
前記減衰通路を通過する流体の流れに抵抗を与える主弁と、
前記主弁を閉方向へ附勢する背圧として、前記減衰通路の前記主弁より上流の圧力を前記主弁に導くパイロット通路と、
前記パイロット通路の途中に設けられる絞りと、
前記パイロット通路の前記絞りよりも下流に設けられて前記背圧を制御する前記ソレノイドを含む電磁弁とを備えることを特徴とする請求項1に記載のフロントフォーク。 - 前記ロッドは、
筒状の軸部と、
ピストン保持部とを備えており、
前記ピストン保持部は、
前記軸部の外周に螺合する環状のナット部と、
前記ナット部から反軸部側に延びて前記ナット部よりも小さい内径を有し、径方向に貫通する孔が形成される環状のスペーサ部と、
前記スペーサ部の反軸部側開口を塞ぐ底部と、
前記底部の中心から反軸部側に延び、前記底部よりも小さい外径を有する取付部とを備えており、
前記ピストンは、環状に形成されて、前記取付部外周に保持されており、
前記減衰通路は、前記孔、前記スペーサ部の内側及び前記軸部の内側を通ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフロントフォーク。
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| JP2014163398A JP2016038071A (ja) | 2014-08-11 | 2014-08-11 | フロントフォーク |
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