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JP2016036397A - 使い捨てのパンツ型おむつとそのおむつの着用容易性を判断する方法 - Google Patents

使い捨てのパンツ型おむつとそのおむつの着用容易性を判断する方法 Download PDF

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祐介 川上
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【課題】着用容易な使い捨てのパンツ型おむつとその着用容易性を判断する方法。【解決手段】使い捨てのパンツ型おむつの後胴回り域12が少なくとも40mmの幅を有する上方弾性域61rと、上方弾性域61rに隣接していて少なくとも40mmの幅を有する下方弾性域62rを有する。上方弾性域61rにおける弾性部材39の伸長倍率と上方弾性域61rの1.7倍伸長の伸長力とは、下方弾性域62rにおける弾性部材39の伸長倍率と下方弾性域62rの1.7倍伸長時の伸長力よりも小さく、使い捨てのパンツ型おむつを人体ダミーに着用させる過程での臀溝点において測定される着用圧の最大値が0.5−1.5Nの間にある。使い捨てのパンツ型おむつどうしの着用容易性は、おむつを人体ダミーに着用させたときに、臀溝点において測定される着用圧の最大値を比較することによって判断する。【選択図】図2

Description

本発明は、大人用のものとして使用するのに好適な使い捨てのパンツ型おむつと、そのおむつが着用容易なものであるか否かを判断するための方法とに関する。
従来、大人用の使い捨ておむつであって、着用することが容易となるように改良を施されたものは公知である。
例えば、特開2012−192165号公報(特許文献1)に記載の使い捨て着用物品は、腕力の弱い高齢者であってもウエスト開口を所要の大きさに広げることが容易となるように改良されている。
また、特開2003−64575号公報(特許文献2)には、衣類等の着脱性測定方法が記載されている。この方法では、衣類を着脱する際に発生する骨格筋の筋電図を計測し、筋電発生時間が長いと着脱しにくい衣類であると判断する。
特開2012−192165号公報 特開2003−64575号公報
大人用の使い捨てのパンツ型おむつでは、それを着用しようとして胴回り開口を両手で大きく広げると、おむつの幅方向中央部において、胴回り開口の周縁部分よりも下方にある部分がせり上がって、周縁部分に重なり、胴回り部はその一部分が折り重ねられた状態になることがある。このような状態が後胴回り域で発生すると、おむつを引き上げるときに、折り重ねられた状態にある部分がおむつ着用者の臀溝に引っ掛かり、おむつの動きが一時的に遅くなるか、または停止して、おむつをスムーズに引き上げることができないということがある。
このような状態になることのあるおむつは、着用が容易なものといえないが、おむつがそのようなものであるか否かを骨格筋の筋電図の計測によって知ることは困難である。
本発明は、着用することが容易となるように改良された使い捨てのパンツ型おむつの提供と、着用することが容易であるか否かを判断するための方法の提供とを課題にしている。
なお、本発明においてパンツ型おむつというときには、おむつが胴回り開口と脚回り開口とを有し、胴回り開口の周縁部を把持して着用するものであることを意味している。そのようなおむつには、着用者の大腿部に対する被覆部を持つ場合のものと、持たない場合のものとがある。
前記課題を解決するための本発明は、大人用の使い捨てのパンツ型おむつに係る第1発明と、そのおむつが着用容易なものであるか否かを判断するための方法に係る第2発明とによって構成されている。
本発明の第1発明が対象とするのは、上下方向と横方向とを有し、前胴回り域と後胴回り域と股下域とが形成され、前記前胴回り域の両側縁部それぞれの内面と前記後胴回り域の両側縁部それぞれの内面とが接合して前記横方向の両側それぞれに前記上下方向へ延びる側部接合域が形成されるとともに、胴回り開口と一対の脚回り開口とが形成されていて、前記前後胴回り域のそれぞれには前記側部接合域どうしの間に複数条の弾性部材が伸長状態で取り付けられている大人用の使い捨てのパンツ型のおむつである。
第1発明が特徴とするところは、以下のとおりである。前記おむつにおいて、前記後胴回り域は、前記胴回り開口の縁から前記上下方向の下方に向かう幅が少なくとも40mmの範囲にある前記弾性部材の複数条によって形成される上方弾性域と、前記上方弾性域に隣接し前記下方に向かう幅が少なくとも40mmの範囲にある前記弾性部材の複数条によって形成される下方弾性域とを有する。前記上方弾性域における前記弾性部材の伸長倍率と前記幅15mm当たりについての1.7倍伸長時の伸長力とが、前記下方弾性域における前記弾性部材の伸長倍率と前記幅15mm当たりについての1.7倍伸長時の伸長力よりも小さい。前記おむつは、両脚の大腿部と、臀部と、前記臀部における臀溝と臀溝点と臀部後突点とが形成されている大人の人体ダミーに着用させる過程での着用圧を測定すると、前記臀溝点において測定される前記着用圧の最大値が0.5−1.5Nの間にある。
本発明の第2発明が対象とするのは、両脚の大腿部と臀部とを有し、前記臀部には臀溝と臀部後突点とが形成されている大人の人体ダミーにパンツ型着用物品を着用させて、前記着用物品の着用容易性を判断する方法である。
第2発明が特徴とするところは、以下のとおりである。前記人体ダミーと前記着用物品とが上下方向と横方向とを有する。前記人体ダミーには、前記臀溝のうちの前記臀部後突点の直下に位置する部分である臀溝点と前記臀部後突点とのうちの少なくとも前記臀溝点に着用圧センサを取り付けて、前記センサの検出する着用圧を圧力測定器によって表示させる。前記両脚の大腿部それぞれが一対の脚回り開口それぞれに挿通してある前記着用物品においての胴回りの両側部それぞれの頂部を片手ずつで把持して、前記臀溝点から前記臀部後突点までの間を所定の時間で通過するように前記着用物品を一定の速度で引き上げながら前記着用圧を測定し、前記着用物品を引き上げる過程で生じた前記臀溝点における前記着用圧の最大値を求める。前記人体ダミーに着用させた複数の前記着用物品の間で前記最大値を比較して、前記最大値が小さいほど着用容易なものであると判断する。
本発明のうちの第1発明によれば、おむつの後胴回り域に形成されている幅の広い上方弾性域は横方向への伸長が容易であって、人体および人体ダミーに着用させるときの着用圧が低く、おむつはスムーズに着用させることができるものになる。
本発明のうちの第2発明によれば、人体ダミーに取り付けた着用圧センサの検出する着用圧に基づいておむつが着用容易なものであるか否かを簡単に判断することができる。
図面は、本開示に係る本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
使い捨てのパンツ型おむつの斜視図。 図1のおむつの側部接合域を解いて伸展した状態にあるおむつ。 図2のおむつの分解立体図。 図2における前胴回り域の拡大図。 図2における後胴回り域の拡大図。 人体ダミーの斜視図。 おむつを着用させる前の人体ダミーの背面図。 おむつを着用させる前の人体ダミーの背面図。 おむつを着用させる過程にある人体ダミーの背面図 おむつの把持方法を示す図。 おむつの把持方法を示す図。 従来のおむつを着用させる過程にある人体ダミーの背面図。 着用圧の測定結果を示す図。
添付の図面を参照して、本発明に係る使い捨てのパンツ型おむつの詳細を説明すると、以下のとおりである。
図1は、使い捨てのパンツ型おむつの一例である大人用のおむつ10の斜視図である。おむつ10は、前胴回り域11と、後胴回り域12と、股下域13とを有する。前胴回り域11と後胴回り域12とのそれぞれは、一対の側縁部16と一対の側縁部17とを有し、側縁部16,17どうしは内面を対向させた状態で溶着されて一対の側部接合域18を形成している。おむつ10では、前胴回り域11と後胴回り域12とによって胴回り開口21が画成され、前胴回り域11と後胴回り域12と股下域13とによって一対の脚回り開口22が画成されている。前胴回り域11と後胴回り域12とには後記弾性部材38,39の収縮によって多数のギャザー23,24が形成されている。図には、おむつ10の上下方向と横方向とが双頭矢印Y,Xで示されている。
図2は、図1のおむつ10における一対の側部接合域18それぞれにおいて、前胴回り域11と後胴回り域12との接合を解いて、おむつ10を平面状に伸展したときに得られる伸展おむつ10aの部分破断平面図である。図2における双頭矢印Yは、図1における上下方向Yに相当する方向を示していて、図2においても上下方向と呼ばれる。伸展おむつ10aは、砂時計型に形成されていて図1のおむつ10の外形を形成しているアウター部材31と、アウター部材31の内面にホットメルト接着剤等の接着剤を介して取り付けられていて、股下域13から前後胴回り域11,12のそれぞれに向かって延びている矩形のインナー部材32とを有する。前胴回り域11は、横方向Xの両側に側縁部16を有し、側縁部16どうしの間には胴回り開口21の周縁20(図1参照)の一部分を形成する前端縁20aを有する。後胴回り域12は、横方向Xの両側に側縁部17を有し、側縁部17どうしの間には胴回り開口21の周縁20の一部分を形成する後端縁20bを有する。なお、本発明において接着剤というときには、接着剤の種類を特定していない。ただし、ホットメルト接着剤は、その接着剤のうちで特に好ましいものの一例である。
図3は、図2の伸展おむつ10aについての分解立体図である。
図2,3から明らかなように、アウター部材31は、内面33と外面34とを有していて砂時計型に形成されている基盤シート35と、基盤シート35の外面34にホットメルト接着剤等の接着剤(図示せず)を介して接合して、基盤シート35とともに前胴回り域11を形成している前方外装シート36と、外面34に接着剤(図示せず)を介して接合して、基盤シート35とともに後胴回り域12を形成している後方外装シート37とを有する。基盤シート35と前方外装シート36との間には両側縁部16の間において直状に延びる複数条の前胴回り弾性部材38が介在し、シート35,36の少なくとも一方に接着剤(図示せず)を介して伸長状態で接合している。また、基盤シート35と後方外装シート37との間には、両側縁部17の間において伸長状態で直状に延びる複数条の後胴回り弾性部材39と、前方外装シート36に向かって凸となる曲線を画いて延びていて少なくとも部分的に伸長状態にある複数条の脚回り補助弾性部材40とが介在し、シート35,37の少なくとも一方に接着剤(図示せず)を介して接合している。前方外装シート36と後方外装シート37とには、基盤シート35における股下域13に接着剤(図示せず)を介して接合する前方股下部41と後方股下部42とが形成されている。前方外装シート36と後方外装シート37とにはまた、これらシート36,37を基盤シート35に接合した後に、基盤シート35の内面33に向かって折り返されて接着剤(図示せず)を介して接合される前方折り返ししろ43と後方折り返ししろ44とが形成されている。
インナー部材32は、図3において明らかなように、体液吸液性の芯材46を透液性の内面シート47と不透液性の外面シート48とで被覆することによって形成されている吸収体である。芯材46は、粉砕パルプ等の吸水性材料の集合体であり、股下域13から前胴回り域11と後胴回り域12とに向かって延びている。内面シート47は透液性の不織布または透液性のプラスチックフィルムで形成され、外面シート48は不透液性のプラスチックフィルムまたは不透液性のプラスチックフィルムと不織布との積層体で形成されていて、内面シート47と外面シート48とは、芯材46の前端46aと後端46bとのそれぞれから延出する部分において重なり合い、接着剤(図示せず)を介して接合することにより、インナー部材32の前端部51と後端部52とを形成している。内面シート47と外面シート48とはまた、芯材46の両側それぞれから延出する部分において重なり合い、接着剤(図示せず)を介して接合することにより、当該技術分野において慣用の一対の防漏壁53を形成している。防漏壁53は、おむつ10の着用時にそれをおむつ着用者(図示せず)の肌に向かって起立させることができるように、伸長状態にある弾性部材54を含んでいる。このように形成されているインナー部材32は、前端部51と後端部52とが基盤シート35の内面33における前方部位61と後方部位62とに対して接着剤を介して接合され、前端部51と後端部52との間の中間部が基盤シート35の股下域13に位置する中間部位63に対して接着剤を介して接合される。アウター部材31とインナー部材32とが接合された後に、前方外装シート36の折り返ししろ43と、後方外装シート37の折り返ししろ44とが基盤シート35の内面33に向かって折り返され、接着剤(図示せず)を介して、その内面33及びインナー部材32の前端部51と後端部52に対して接合される(図2参照)。インナー部材32の弾性部材54は、アウター部材31における補助弾性部材40と協働して、おむつ10における脚回り弾性部材として作用する。
図2において、おむつ10aの後端縁20bと芯材46の後端46bとは、少なくとも70mm離間している。大人用のおむつ10において、特におむつ10が吸尿パッドの使用を予定しているものである場合において、芯材46を長さの長いものにして後端46bを後端縁20bにさらに近づけることは、通常好ましいことではない。後端46bと後端縁20bとの離間距離が70mm未満となるような長い芯材46は、吸水容量が過剰になって体液吸収性材料の無駄使いになることがあるばかりでなく、後胴回り域12が嵩張るもになっておむつ10の着用感が悪くなるということの原因にもなる。
しかしながら、乳幼児用の使い捨てのおむつでは、芯材の後端とおむつの後端縁とが離間する寸法は高々50mm程度であって、その寸法のうちの20−30mmはウエスト域の弾性部材が占めているということが多い。全体的な形状が小さい乳幼児用のおむつでは、芯材の吸収容量を大きくしようとするときに、芯材の後端をおむつの後端縁の近くにまで延ばすことが多い。
図2の伸展おむつ10aにおいて、前端縁20aと後端縁20bとにおける側部接合域18どうしの間の内側寸法はWであり、前端縁20aと後端縁20bとの間の寸法はLである。前胴回り域11と後胴回り域12それぞれの上下方向Yの寸法はLとLである。図1の大人用のおむつ10が標準的な大きさであるMサイズまたはLサイズを兼ねたMサイズのものである場合、寸法Wは400−800mmであって、前後胴回り弾性部材38,39が収縮したときに、好ましくは300mm以下になる。寸法Lは650−850mmであって、寸法L,Lは150−200mmであることが好ましい。ちなみに、このようなおつ10は、胴回り寸法が600−950mmである着用者に適している。
図4は、図2における前胴回り域11の拡大図であって、双頭矢印Yは図1における上下方向を示している。前胴回り域11では、前端縁20aを含み上下方向Yに寸法Mを有する第1前胴回り弾性域61fと上下方向Yの下方から第1前胴回り弾性域61fに隣接していて寸法Mを有する第2前胴回り弾性域62fとが形成されている。第1前胴周り弾性域61fは前胴回り域11においての上方弾性域であり、第2前胴回り弾性域62fは下方弾性域である。第1前胴回り弾性域61fは、寸法Mが40−80mmの範囲にあって、前胴回り弾性部材38のうちで、中心間隔が3−15mmとなるように配置されたものである複数条の第1前胴回り弾性部材38aを含んでいる。第1前胴回り弾性部材38aはまた、繊度が400−800dtexの範囲にあり、伸長倍率が1.8−2.5倍の範囲にある。第2前胴回り弾性域62fは、寸法Mが40−90mmの範囲にあって、前胴回り弾性部材38のうちで中心間隔が5−15mmとなるように配置されたものである複数条の第2前胴回り弾性部材38bを含んでいる。第2前胴回り弾性部材38bはまた、繊度が500−1000dtexの範囲にあり、伸長倍率が2.0−3.0倍の範囲にある。ただし、第2前胴回り弾性部材38bは、伸長倍率が第1前胴回り弾性部材38aの伸長倍率よりも大きいものであって、その伸長倍率が大きいということによって、第2前胴回り弾性域62fは、第1前胴回り弾性域61fと区別される。第2前胴回り弾性部材38bの繊度は、第1前胴回り弾性部材38aの繊度と同じであるかそれよりも大きい。
図5は、図2における後胴回り域12の拡大図であって、双頭矢印Yは図1における上下方向を示している。後胴回り域12では、後端縁20bを含み上下方向Yに寸法Nを有する第1後胴回り弾性域61rと、上下方向Yの下方から第1後胴回り弾性域61rに隣接していて寸法Nを有する第2後胴回り弾性域62rとが形成されている。第1後胴回り弾性域61rは後胴回り域12においての上方弾性域であり、第2後胴回り弾性域62rは後胴回り域12においての下方弾性域である。第1後胴回り弾性域61rは、寸法Nが40−70mmの範囲にあって、後胴回り弾性部材39のうちで中心間隔が3−10mmとなるように配置されたものである複数条の第1後胴回り弾性部材39aを含んでいる。第1後胴回り弾性部材39aはまた、繊度が400−800dtexの範囲にあり、伸長倍率が1.8−2.5倍の範囲にある。第2後胴回り弾性域62rは、寸法Nが40−80mmの範囲にあって、後胴回り弾性部材39のうちで中心間隔が5−15mmとなるように配置されたものである複数条の第2後胴回り弾性部材39bを含んでいる。第2後胴回り弾性部材39bはまた、繊度が500−1000dtexの範囲にあり、伸長倍率が2.0−3.0倍の範囲にある。第2後胴回り弾性部材39bは、伸長倍率が第1後胴回り弾性部材39aの伸長倍率よりも大きく、その伸長倍率が大きいことによって、第2後胴回り弾性域62rは第1後胴回り弾性域61rと区別される。第2後胴回り弾性部材39bの繊度は、第1後胴回り弾性部材39aの繊度と同じであるかそれよりも大きい。
このように形成されている前胴回り域11と後胴回り域12とのうちの少なくとも後胴回り域12は、第1後胴回り弾性域61rの横方向Xへの伸長力が第2後胴回り弾性域62rの横方向Xにおける伸長力よりも低くなるように第1後胴回り弾性部材39aと第2後胴回り弾性部材39bとが使われる。そのように使われる第1後胴回り弾性部材39aと第2後胴回り弾性部材39bとの間では、繊度、伸長倍率、弾性部材どうしの中心間距離、弾性材料のいずれかに違いをつけることができる。
第1前胴周り弾性域61f、第2前胴周り弾性域62f、第1後胴周り弾性域61rおよび第2後胴回り弾性域62rの伸長力は、次のようにして測定する。(1)おむつ10を自然状態に置いて、おむつ10の弾性部材を収縮させる。(2)伸長力を測定しようとする弾性域において、図2の上下方向Yの寸法である幅が15mm、横方向Yの寸法である長さが約60mmの試験片(図示せず)を、側部接合域18とインナー部材32との間から切り取る。ただし、試験片はその一部分がインナー部材32と交差していてもよい。(3)試験片の長さ方向の中央部に、長さ方向の離間寸法が約30mmとなるように2本の標線を書き入れ、標線間の寸法Eを正確に測定する。(4)試験片を引張り試験機に取り付ける。引張り試験機では、試験片の両端部それぞれを10mmずつチャックで把持する。引張り試験機には、例えばインストロン モデルNO.5564を使用することができる。(5)試験片は、100mm/minの速度で引張り、寸法Eが1.7倍に達したときの伸長力を求め、その値を弾性域の伸長力とする。(6)弾性域から幅が15mmの試験片を切り取るときには、試験片の幅方向において弾性部材ができるだけ多く含まれるように、弾性域における試験片の採取位置を選択する。
おむつ10以外のおむつ、例えば従来例のおむつの弾性域についても同様にして伸長力を測定する。
また、第1前胴周り弾性域61f、第2前胴周り弾性域62f、第1後胴周り弾性域61rおよび第2後胴回り弾性域62rにおける第1前胴周り弾性部材38a、第2前胴周り弾性部材38b、第1後胴回り弾性部材39aおよび第2後胴回り弾性部材39bそれぞれの伸長倍率は、次のようにして測定する。(1)伸長力の測定のための試験片と同じ試験片を作り、試験片をギャザー23または24(図1参照)の消失するところまで横方向Xへ伸長する。伸長した試験片の弾性部材には離間寸法が30−50mmとなるように2本の標線を書き入れて、標線間の寸法Fを正確に測定する。(3)試験片をトルエン溶液に浸漬して接着剤を溶解させ、弾性部材を試験片から分離させる。(4)分離させた弾性部材を収縮させて、標線間の寸法Fを正確に測定する。(5)寸法Fに対する寸法Fの比(F/F)を求めて、その比を弾性部材の伸長倍率とする。
図5を参照して後胴回り域12を得るための具体例を示すと、次のとおりである。基盤シート35と後方外装シート37とには、単位面積当たりの質量が25g/mであるSMS不織布を使用する。寸法Wと寸法Lとは、560mmと170mmとに設定する。寸法Nを有する第1後胴回り弾性域61rのうちの上方部分には、620dtexのライクラ(登録商標)を2.3倍に伸長したものである5本の第1後胴回り弾性部材39aを取り付ける。第1後胴回り弾性域61rの下方部分には、780dtexのライクラを2.1倍に伸長したものである4本の第1後胴回り弾性部材39aを取り付ける。第1後胴回り弾性域61rでは、これら9本のライクラを中心間隔が同じになるようにして取り付ける。第1後胴回り弾性域61rに下方から隣接していて寸法Nが60mmの第2後胴回り弾性域62rでは、780dtexのライクラを2.5倍に伸長したものである第2後胴回り弾性部材39bを6本使用する。6本の第2後胴回り弾性部材39bは、最上部のもの2本の中心間隔を6mmにする以外は、すべての中心間隔が同じ寸法となるように取り付ける。なお、図において、第1後胴回り弾性域61rと第2後胴回り弾性域62rとの境界線は、上下方向Yにおいて隣り合う第1後胴回り弾性部材39aと第2後胴回り弾性部材39bとの中央にあって、これらの弾性部材39aと弾性部材39bとは中心間隔が8mmとなるように離間している。
後胴回り域12をこのように形成するときに、図4における前胴回り域11の一例は、次のように形成することができる。前方外装シート36には、単位面積当たりの質量が25g/mを有するSMS不織布を使用する。寸法Lは170mmに設定する。寸法Mが65mmである第1前胴回り弾性域61fの上方部分には620dtexのライクラを2.3倍に伸長したものである5本の第1前胴回り弾性部材38aを第1後胴回り弾性部材39aと同様に弾性部材38aどうしの中心間隔が同じになるように取り付ける。第1前胴回り弾性域61fの下方部分には、780dtexのライクラを2.1倍に伸長したものである4本の第1前胴回り弾性部材38aを弾性部材38aどうしの中心間隔が同じになるように取り付ける。ただし、上下方向Yにおいて隣り合う620dtexのライクラと780dtexのライクラとは、中心間隔が14mmとなるように離間させる。寸法Mが75mmである第2前胴回り弾性域62fには、780dtexのライクラを2.5倍に伸長したものである8本の第2前胴回り弾性部材38bを弾性部材38bどうしの中心間隔が約8mmとなるようにして取り付け、第2前胴回り弾性域62fの最下部には、中心間隔が約6mmとなるように2本の第2前胴回り弾性部材38bを取り付ける。
このように形成してある大人用のおむつ10は、おむつ着用者が自分で着用する場合であっても、介護者が着用させようとする場合であっても、おむつ10の両側部の頂部を把持しておむつ10を横方向Xへ大きく延ばした状態で両脚を脚回り開口22に挿入し、続いて胴回り開口21が臀部を通過するように引き上げるのが通例である。そのときに、おむつ10の後胴回り域12では、おむつ10を把持するときの対象となる第1後胴回り弾性域61rがその幅として上下方向Yに少なくとも40mmの寸法Nを有し、横方向Xへ伸長容易な帯状の弾性域を形成しているので、その幅の広い弾性域は、全体が一様に横方向Xへ伸長して、胴回り開口21を大きくすることができる。また胴回り開口21が後記臀部110における臀溝104と臀部後突点105とを通過するときには、後胴回り域12の後端縁20bとその下方に続く部分、すなわち第1後胴回り弾性域61rが臀部の形状を倣うように横方向Xへ容易に伸長するので、おむつ10を引き上げるときに後端縁20bが臀部に圧接しておむつ10のスムーズな引き上げの妨げになるということがない。
なお、おむつ10は、それを着用した後にずり下がることがないように、第2前胴回り弾性域62fと第2後胴回り弾性域62rとが高い伸長力を有している。ちなみに、従来の大人用の使い捨てパンツ型おむつの多くでは、胴回り開口の周縁に沿ってウエスト弾性域が形成されている。ウエスト弾性域の上下方向の寸法である幅は20−30mm程度であって、そのウエスト弾性域の下方には、おむつの胴回りを着用者に弱くフィットさせるための補助的弾性域が形成されている。ウエスト弾性域における弾性部材の伸長倍率は、補助的弾性域における弾性部材の伸長倍率よりも高い。また、隣り合う弾性部材どうしの中心間隔は、補助的弾性域における弾性部材のそれよりも小さい。こうしたことの結果として、ウエスト弾性域の横方向における伸長力は、補助的弾性域のそれよりも高くなっている。このようなおむつでは、両手でウエスト弾性域の両側部分を把持し、胴回り開口を大きくするように横方向へ引っ張って着用しようとすると、ウエスト弾性域の全体は伸長するものの、ウエスト弾性域に下方から隣接する補助的弾性域は、その伸長に追随することができず、例えば後胴回り域の横方向の中央部分において補助的弾性域がせり上がり、おむつの外側からウエスト弾性域に重なるようにその中央部分が折れ曲がるということがある。そのような状態にあるウエスト弾性域は、おむつを引き上げるときに臀部に下方から当接して補助的弾性域はウエスト弾性域に密着した状態となり(後記図12参照)、後胴回り域におけるおむつの上方への動きを一時的に停止させ、引き上げる力を強めなければ臀部を通過することができない。ただし、吸収体における芯材がウエスト弾性域に接近した状態にある乳幼児用のおむつでは、補助的弾性域が折れ曲がり、せり上がることを芯材が妨げるので、そのせり上がりが発生することは稀である。
図6−10は、おむつ10および従来のおむつの一例である後記比較例のおむつ150が着用容易なものであるか否かを観察し、判断するための方法における一連の手順を示す図(写真)である。
図6は、MサイズおよびM、L兼用サイズの大人用のパンツ型のおむつを着用させるために用意された人体ダミー100の斜視図である。人体ダミー100は、70代日本人女性の平均的人体形状を示すもの((株)七彩製人体ダミー WD−70A)であるが、この人体ダミー100に代えて40代日本人女性の平均的人体形状を示すもの((株)七彩製人体ダミー WD−40A)を使用することもできる。また、これら人体ダミーと同等のものを使用することもできる。人体ダミー100には、垂直方向と水平方向とに所要の標線101a,101bが記入されている。人体ダミー100にはまた、腹部最突102がある。
図7,8は、人体ダミー100の背面を示す図である。人体ダミー100は両脚の大腿部103と、臀部110と、臀溝104と、臀部後突点105と、臀部後突点105の直下における臀溝104上の点である臀溝点106とを有する。臀部後突点105と臀溝点106とには、着用圧センサ107a(図8参照),107b(図7参照)が取り付けられている。着用圧センサ107a,107bには(株)エイエムアイ・テクノ製の標準型エアパックセンサ(直径20mm)が使用されている。着用圧センサ107a,107bは圧力測定器(図示せず)に接続されていて、圧力測定器では、着用圧センサ107a,107bによる検出圧を所定の時間間隔で、例えば0.1秒間隔で表示させ、記録させることができる。
図9は、おむつ10を引き上げるときに、おむつ10の胴回り開口21の近傍、具体的には第1後胴回り弾性域61rが臀部後突点105に取り付けられた着用圧センサ107aを通過するときの状態を示している。おむつ10では、第1後胴回り弾性域61rと、第2後胴回り弾性域62rとが、人体ダミー100の臀部110のふくらみに倣って臀部の横方向へ延びている。なお、おむつ10には横方向Xの寸法を二等分する中心線(図2参照)を記入しておいて、人体ダミー100に記入した中心の標線に一致させて、人体ダミー100とおむつ10との位置関係が常に一定となるようにしながらおむつ10を引き上げることが好ましい。
図10,11は、大腿部103が挿通してあるおむつ10を引き上げるときに、おむつ10の側部をどのように把持するかを示している。おむつ10は、第1後胴回り弾性域61rが臀溝点106から少なくとも100mm離間している下方の位置にあるときに把持する。おむつ10を引き上げる作業者は、人体ダミー100の背側に立って、左手111でおむつ10の左側部を把持し、右手(図示せず)でおむつ10の右側部を把持する。左手と右手のそれぞれは、人差し指を側部接合域18の前方に位置させて側部接合域18に沿わせ(図10参照)、親指を側部接合域18の後方に位置させて側部接合域18に沿わせ(図11参照)、人差し指と親指とが側部接合域18の頂部をまたぐようにする。人差し指はその先端がおむつ10における前胴回り域11の前端縁20aから30−40mm下方の部位に届くようにし、親指の先端は人差し指の先端を越えることがないようにする。すなわち、親指は第1後胴回り弾性域61rを越えることがないようにする。
おむつ10は、60mm/秒の速度で引き上げて、臀部後突点105の上方100mmの点に達したところで引き上げを停止して、おむつ10についての観察を終了する。
図12は、おむつ10と対比される従来の大人用の使い捨てのパンツ型おむつの一つである比較例のおむつ150を人体ダミー100に着用させているときの状態を示す図である。比較例のおむつ150は、Mサイズのものであるが、胴回り開口に沿って形成された幅30mmのウエスト弾性域151を有し、後胴回り域にはウエスト弾性域151に下方から隣接する幅が75mmの補助弾性域152を有している。なお、ここでいう幅とは、比較例のおむつ150の上下方向における寸法である。ウエスト弾性域151には、弾性部材として780dtexを有する5本のライクラが2.5倍に伸長された状態で取り付けられていて、弾性部材どうしは中心間隔が5mmとなるように離間している。補助弾性域152には、620dtexを有する10本のライクラが2.1倍に伸長された状態で取り付けられていて、弾性部材どうしは中心間隔が10mmとなるように離間している。比較例のおむつ150において、幅15mm当たりについてのウエスト弾性域151の伸長力は幅15mm当たりについての補助弾性域152の伸長力よりも高い値を有している。人体ダミー100の大腿部103が挿通してあるこの比較例のおむつ150は、ウエスト弾性域151の両側部分における頂部を把持して横方向へ引っ張ると、比較例のおむつ150の横方向の中央部分156において、補助弾性域152が図示の如くウエスト弾性域151に折れ重なるようにせり上がる。その状態にある比較例のおむつ150を引き上げると、ウエスト弾性域151とそれに重なる補助弾性域152とが臀溝104において臀部のふくらみに下方から圧接しながら密着し、おむつ150の両側部分が上方に向かって移動しても、中央部分156は臀溝104にとどまっている。その後、引き上げる力が中央部分156に強く作用するようになると、中央部分156は、臀溝104を越えることができて、さらに上方へ引き上げられる。したがって、おむつが図12の状態になるものである場合には、そのおむつを一様な速度でスピーディーに引き上げるということができない。
図13は、人体ダミー100に実施例であるおむつ10と比較例のおむつ150とを着用させて得られた臀溝点106における着用圧の記録である。図の横軸は、引き上げを開始してからの経過時間(秒)を示し、縦軸は着用圧(N)を示している。横軸の1目盛は、0.1秒である。図において、ピークの高さの違い(着用圧の違い)は、着用させたおむつの後胴回り域に、図12に例示の如き折れ重なりが形成されたか否かの違いを示している。図10に例示の如く把持されて、図9に例示の状態を経て引き上げられるおむつ10は、第1後胴回り弾性域61rと第2後胴回り弾性域62rとが臀溝104や臀部後突点105に殆ど引っ掛かることなく上方に向かって移動するので、臀溝点106における着用圧センセ107bは高い値を示すことがない。一方、比較例のおむつ150は、ウエスト弾性域151と補助弾性域152とが臀溝104において図12に例示の如き状態となって臀溝点106における着用圧センサ107bに圧接し、両側部分を強く引張らなければ臀溝104を通過することができない。それゆえ、ウエスト弾性域151が臀溝104を通過するまでの間に着用圧センサ107bは、図示の如く高い着用圧を示す。
着用圧がこのようにして測定され,記録されるときに、本発明に係るおむつ10は、着用圧のピークが0.5−1.5Nの範囲にあることが好ましく、0.5−1.0Nの範囲にあることがより好ましい。そのようなおむつ10は、おむつ10を着用しようとする着用者にとっても、おむつ10を着用させようとする介護者にとっても着用が容易なものと判断することができる。一方、比較例のおむつ150は、ウエスト弾性域151が臀溝点106に到達してから、臀溝点106を通過するまでの間に図12の状態を経なければならないので、着用圧のピークが著しく高く、2.5N以上になる。そのような比較例のおむつ150は、おむつ10に比べると着用が容易ではない、と判断することができる。
このように、人体ダミー100を使用して着用圧を測定すれば、着用圧の最大値が低いほど、おむつは着用が容易であると判断することができる。
本発明に係るおむつは、図示例のものの他に、インナー部材32を持たず、不透液性の基盤シートとその内面に接合させる透液性のシートとの間に芯材46を介在させたパンツ型おむつとして実施したり、おむつとは別体に作られている排泄物処理用のパッド、例えば尿とりパッドを着脱することのできるパンツ型のおむつとして実施したりすることもできる。また、人体ダミー100を使用して着用容易性を判断する本発明の方法は、使い捨てのパンツ型おむつ以外のパンツ型着用物品に対しても広く使用することができる。
これまでに説明した本発明のうちの第1発明は、少なくとも以下のようにまとめることができる。
上下方向と横方向とを有し、前胴回り域と後胴回り域と股下域とが形成され、前記前胴回り域の両側縁部それぞれの内面と前記後胴回り域の両側縁部それぞれの内面とが接合して前記横方向の両側それぞれに前記上下方向へ延びる側部接合域が形成されるとともに、胴回り開口と一対の脚回り開口とが形成されていて、前記前後胴回り域のそれぞれには前記側部接合域どうしの間に複数条の弾性部材が伸長状態で取り付けられている大人用の使い捨てのパンツ型のおむつであって、
前記後胴回り域は、前記胴回り開口の縁から前記上下方向の下方に向かう幅が少なくとも40mmの範囲にある前記弾性部材の複数条によって形成される上方弾性域と、前記上方弾性域に隣接し前記下方に向かう幅が少なくとも40mmの範囲にある前記弾性部材の複数条によって形成される下方弾性域とを有し、
前記上方弾性域における前記弾性部材の伸長倍率と前記幅15mm当たりについての1.7倍伸長時の伸長力とが、前記下方弾性域における前記弾性部材の伸長倍率と前記幅15mm当たりについての1.7倍伸長時の伸長力よりも小さく、
両脚の大腿部と、臀部と、前記臀部における臀溝と臀溝点と臀部後突点とが形成されている大人の人体ダミーに着用させる過程での着用圧を測定すると、前記臀溝点において測定される前記着用圧の最大値が0.5−1.5Nの間にあることを特徴とする。
第1発明には、少なくとも以下の実施態様がある。
(1)前記おむつが体液吸収性の芯材と前記芯材を被覆する透液性の内面シートとを含む吸収体を有し、前記芯材が前記股下域から前記後胴回り域に向かって延びた先端に後端を有し、前記後端が前記胴回り開口の縁から少なくとも70mm離間している。
(2)前記人体ダミーが40代または70代日本人女性の平均的人体形状を有するものである。
これまでに説明した本発明のうちの第2発明は、少なくとも以下のようにまとめることができる。
両脚の大腿部と臀部とを有し、前記臀部には臀溝と臀部後突点とが形成されている大人の人体ダミーにパンツ型着用物品を着用させて、前記着用物品の着用容易性を判断する方法であって、
前記人体ダミーと前記着用物品とが上下方向と横方向とを有し、
前記人体ダミーには、前記臀溝のうちの前記臀部後突点の直下に位置する部分である臀溝点と前記臀部後突点とのうちの少なくとも前記臀溝点に着用圧センサを取り付けて、前記センサの検出する着用圧を圧力測定器によって表示させ、
前記両脚の大腿部それぞれが一対の脚回り開口それぞれに挿通してある前記着用物品においての胴回りの両側部それぞれの頂部を片手ずつで把持して、前記臀溝点から前記臀部後突点までの間を所定の時間で通過するように前記着用物品を一定の速度で引き上げながら前記着用圧を測定し、前記着用物品を引き上げる過程で生じた前記臀溝点における前記着用圧の最大値を求め、
前記人体ダミーに着用させた複数の前記着用物品の間で前記最大値を比較して、前記最大値が小さいほど着用容易なものであると判断することを特徴とする。
第2発明には、少なくとも以下の実施態様がある。
(1)前記着用物品は、前胴回り域と後胴回り域とを有し、前記前胴回り域の両側縁部それぞれの内面と、前記後胴回り域の両側縁部それぞれの内面とが接合して、一対の側部接合域と、胴回り開口と、一対の脚回り開口とが形成されている大人用の使い捨てのパンツ型のおむつであり、
前記人体ダミーには、40代日本人女性の平均的人体形状を示すものおよび70代日本人女性の平均的人体形状を示すもののいずれかを使用し、
前記人体ダミーの腹側と背側、および前記着用物品の前記前胴回り域と前記後胴回り域のそれぞれに、前記人体ダミーおよび前記着用物品それぞれにおける前記横方向の寸法を二等分して前記縦方向へ延びる中心線を記入し、前記大腿部が前記脚回り開口に挿通してある前記着用物品の前記中心線を前記人体ダミーの前記中心線に一致させて前記人体ダミーの後方から前記側部接合域それぞれの頂部を片手ずつで把持し、
把持するときの前記片手のそれぞれは、前記側部接合域をまたいで、親指を前記側部接合域の後方に位置させる一方、人差指を前記側部接合域の前方に位置させ、
把持した前記着用物品は、前記臀溝点から少なくとも100mm離間している前記臀溝点の下方部位から引き上げ始めて、前記人体ダミーの前記臀溝点から前記臀部後突点までの間を前記胴回り開口の縁が所定の時間で通過するように一定の速度で引き上げ、
前記着用物品を引き上げる過程で生じた前記臀溝点における前記着用圧を前記圧力測定器で所定時間ごとに表示させる。
(2)前記一定の速度が60mm/秒である。
(3)前記圧力測定器には、前記着用圧を0.1秒ごとに表示させる。
10 使い捨てのパンツ型おむつ
11 前胴回り域
12 後胴回り域
13 股下域
16 側縁部
17 側縁部
18 側部接合域
20b 開口の縁
21 胴回り開口
22 脚回り開口
32 吸収体
38 弾性部材
39 弾性部材
44 後端
46 芯材
47 内面シート
61r 上方弾性域(第1後胴回り弾性域)
62r 下方弾性域(第2後胴回り弾性域)
100 人体ダミー
103 大腿部
104 臀溝
105 臀部後突点
106 臀溝点
107b 着用圧センサ
110 臀部
X 横方向
Y 上下方向

Claims (7)

  1. 上下方向と横方向とを有し、前胴回り域と後胴回り域と股下域とが形成され、前記前胴回り域の両側縁部それぞれの内面と前記後胴回り域の両側縁部それぞれの内面とが接合して前記横方向の両側それぞれに前記上下方向へ延びる側部接合域が形成されるとともに、胴回り開口と一対の脚回り開口とが形成されていて、前記前後胴回り域のそれぞれには前記側部接合域どうしの間に複数条の弾性部材が伸長状態で取り付けられている大人用の使い捨てのパンツ型のおむつであって、
    前記後胴回り域は、前記胴回り開口の縁から前記上下方向の下方に向かう幅が少なくとも40mmの範囲にある前記弾性部材の複数条によって形成される上方弾性域と、前記上方弾性域に隣接し前記下方に向かう幅が少なくとも40mmの範囲にある前記弾性部材の複数条によって形成される下方弾性域とを有し、
    前記上方弾性域における前記弾性部材の伸長倍率と前記幅15mm当たりについての1.7倍伸長時の伸長力とが、前記下方弾性域における前記弾性部材の伸長倍率と前記幅15mm当たりについての1.7倍伸長時の伸長力よりも小さく、
    両脚の大腿部と、臀部と、前記臀部における臀溝と臀溝点と臀部後突点とが形成されている大人の人体ダミーに着用させる過程での着用圧を測定すると、前記臀溝点において測定される前記着用圧の最大値が0.5−1.5Nの間にあることを特徴とする前記おむつ。
  2. 前記おむつが体液吸収性の芯材と前記芯材を被覆する透液性の内面シートとを含む吸収体を有し、前記芯材が前記股下域から前記後胴回り域に向かって延びた先端に後端を有し、前記後端が前記胴回り開口の縁から少なくとも70mm離間している請求項1記載のおむつ。
  3. 前記人体ダミーが40代または70代日本人女性の平均的人体形状を有するものである請求項1または2記載のおむつ。
  4. 両脚の大腿部と臀部とを有し、前記臀部には臀溝と臀部後突点とが形成されている大人の人体ダミーにパンツ型着用物品を着用させて、前記着用物品の着用容易性を判断する方法であって、
    前記人体ダミーと前記着用物品とが上下方向と横方向とを有し、
    前記人体ダミーには、前記臀溝のうちの前記臀部後突点の直下に位置する部分である臀溝点と前記臀部後突点とのうちの少なくとも前記臀溝点に着用圧センサを取り付けて、前記センサの検出する着用圧を圧力測定器によって表示させ、
    前記両脚の大腿部それぞれが一対の脚回り開口それぞれに挿通してある前記着用物品においての胴回りの両側部それぞれの頂部を片手ずつで把持して、前記臀溝点から前記臀部後突点までの間を所定の時間で通過するように前記着用物品を一定の速度で引き上げながら前記着用圧を測定し、前記着用物品を引き上げる過程で生じた前記臀溝点における前記着用圧の最大値を求め、
    前記人体ダミーに着用させた複数の前記着用物品の間で前記最大値を比較して、前記最大値が小さいほど着用容易なものであると判断することを特徴とする前記方法。
  5. 前記着用物品は、前胴回り域と後胴回り域とを有し、前記前胴回り域の両側縁部それぞれの内面と、前記後胴回り域の両側縁部それぞれの内面とが接合して、一対の側部接合域と、胴回り開口と、一対の脚回り開口とが形成されている大人用の使い捨てのパンツ型のおむつであり、
    前記人体ダミーには、40代日本人女性の平均的人体形状を示すものおよび70代日本人女性の平均的人体形状を示すもののいずれかを使用し、
    前記人体ダミーの腹側と背側、および前記着用物品の前記前胴回り域と前記後胴回り域のそれぞれに、前記人体ダミーおよび前記着用物品それぞれにおける前記横方向の寸法を二等分して前記縦方向へ延びる中心線を記入し、前記大腿部が前記脚回り開口に挿通してある前記着用物品の前記中心線を前記人体ダミーの前記中心線に一致させて前記人体ダミーの後方から前記側部接合域それぞれの頂部を片手ずつで把持し、
    把持するときの前記片手のそれぞれは、前記側部接合域をまたいで、親指を前記側部接合域の後方に位置させる一方、人差指を前記側部接合域の前方に位置させ、
    把持した前記着用物品は、前記臀溝点から少なくとも100mm離間している前記臀溝点の下方部位から引き上げ始めて、前記人体ダミーの前記臀溝点から前記臀部後突点までの間を前記胴回り開口の縁が所定の時間で通過するように一定の速度で引き上げ、
    前記着用物品を引き上げる過程で生じた前記臀溝点における前記着用圧を前記圧力測定器で所定時間ごとに表示させる請求項4記載の方法。
  6. 前記一定の速度が60mm/秒である請求項4または5記載の方法。
  7. 前記圧力測定器には、前記着用圧を0.1秒ごとに表示させる請求項4−6のいずれかに記載の方法。
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