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JP2016035542A - 位置測定方法、位置ずれマップの作成方法および検査システム - Google Patents

位置測定方法、位置ずれマップの作成方法および検査システム Download PDF

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JP2016035542A JP2014159062A JP2014159062A JP2016035542A JP 2016035542 A JP2016035542 A JP 2016035542A JP 2014159062 A JP2014159062 A JP 2014159062A JP 2014159062 A JP2014159062 A JP 2014159062A JP 2016035542 A JP2016035542 A JP 2016035542A
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Abstract

【課題】パターンの位置を正確に把握することのできる位置測定方法、位置ずれマップの作成方法および検査システムを提供する。
【解決手段】マスクは、複数の被検査パターンと、被検査パターンが設けられた領域とその周囲に設けられた複数の位置測定用パターンとを有する。位置測定装置により位置測定用パターンの位置座標を測定する。マスク載置されたテーブルの位置座標を測定しながら位置測定用パターンの光学画像を取得して第1の位置補正用データを作成する。位置測定装置による第2のパターンの位置座標を用いて、第1の位置補正用データを補正し、第2の位置補正用データを作成する。テーブルの位置座標を測定しながら、被検査パターンと位置測定用パターンの各光学画像を取得して、各パターンの位置座標を得る。第2の位置補正用データを用いて、被検査パターンの位置座標を補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、位置測定方法、位置ずれマップの作成方法および検査システムに関する。
半導体素子の製造工程では、ステッパまたはスキャナと呼ばれる縮小投影露光装置によって、回路パターンが形成された原画パターン(マスクまたはレチクルを指す。以下では、マスクと総称する。)がウェハ上に露光転写される。
近年の大規模集積回路(Large Scale Integration;LSI)の高集積化および大容量化に伴って、半導体素子に要求される回路寸法は狭小化の一途を辿っており、マスクに形成されるパターンに対して高い精度が要求されている。そのため、マスク検査においては、極めて小さなパターンの欠陥であっても検出することが必要となっている。従来の検査装置の一例としては、例えば、特許文献1に開示されているものがある。
特許第4236825号公報
マスクに形成されたパターンを正確に検査するには、パターンの位置座標をマスク全面に渡って正確に測定することが必要となる。また、マスクにおけるパターンの位置座標を測定し、これと設計位置座標とのずれ量の分布をマップ化して、マスクの製造工程にフィードバックすることも重要である。
従来は、CD−SEMのような専用の位置測定装置でパターンの周囲に配置されたマークの位置座標を測定し、この値からパターンの位置座標を予測して検査を行っていた。しかし、マークが設けられる個所は限定的であるがゆえに数が少なく、マスク全面におけるパターンの位置座標を高精度に把握するのには問題があった。
また、パターン検査装置で検査に用いるために撮像された画像を利用して、パターンの位置座標を取得する方法もある。この方法では、マスクパターンの光学画像を基に、設計パターンから作成された手本となる画像を参照してパターンの位置座標を把握する。しかし、この作業は検査工程の中で行われるので、マスクに対して検査光が長時間照射されることによるマスクの熱膨張や、検査装置内部での気流の変動、あるいは、検査装置の各種熱源に起因した測長システムの測定誤差などによって、パターンの位置座標の測定値に変動を生じるおそれがある。
さらに、検査工程で得られる画像から求められたパターンの位置座標を、位置測定装置によって測定された位置座標を用いて補正することも考えられる。しかしながら、上述の通り、位置測定装置による測定個所は局所的であるため、測定されていない領域に配置されたパターンの位置座標を補正するには十分でない。
本発明は、こうした点に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明の目的は、検査対象となるパターンの位置を正確に把握することのできる位置測定方法を提供することにある。
また、本発明の目的は、検査対象となるパターンの位置に関する正確な位置ずれマップを作成する方法を提供することにある。
さらに、本発明の目的は、検査対象となるパターンの位置に関する正確な位置ずれマップを作成することのできる検査システムを提供することにある。
本発明の他の目的および利点は、以下の記載から明らかとなるであろう。
本発明の第1の態様は、被写体へ転写される複数の第1のパターンと、該複数の第1のパターンが設けられた領域および該領域の周囲に設けられ且つ被写体には転写されない複数の第2のパターンとを有するマスクを準備する工程と、
位置測定装置によって前記複数の第2のパターンの位置座標を測定する工程と、
前記マスクをX軸方向およびY軸方向に移動可能なテーブル上に載置し、前記テーブルの位置座標を測定しながら前記複数の第2のパターンの光学画像を取得して、前記複数の第2のパターンの位置座標を測定して得られた測定値に基づいて、前記複数の第1のパターンに対する第1の位置補正用データを作成する工程と、
前記位置測定装置によって測定された前記複数の第2のパターンの位置座標を用い、該複数の第2のパターンの光学画像を取得して得られた該複数の第2のパターンの位置座標との差を求め、前記第1の位置補正用データを補正して第2の位置補正用データを作成する工程と、
前記複数の第1のパターンの欠陥検査工程時に、前記テーブルの位置座標を測定しながら、前記複数の第1のパターンの光学画像と前記複数の第2のパターンの光学画像を取得し、
該テーブルの位置座標と該複数の第1のパターンの光学画像と該複数の第2のパターンの光学画像とから、該複数の第1のパターンの位置座標および該複数の第2のパターンの位置座標を取得し、
該複数の第2のパターンの位置座標と、前記第2の位置補正用データによる前記複数の第2のパターンの位置座標とのずれから、前記複数の第1のパターンの位置座標のずれを求めて前記複数の第1のパターンの位置座標を補正し、得られた補正位置を前記第1のパターンの位置とする工程とを有することを特徴とする位置測定方法に関する。
本発明の第2の態様は、被写体へ転写される複数の第1のパターンと、該複数の第1のパターンが設けられた領域および該領域の周囲に設けられ且つ被写体には転写されない複数の第2のパターンとを有するマスクを準備する工程と、
位置測定装置によって前記第2のパターンの位置座標を測定する工程と、
前記マスクをX軸方向およびY軸方向に移動可能なテーブル上に載置し、前記テーブルの位置座標を測定しながら前記複数の第2のパターンの光学画像を取得して、前記複数の第2のパターンの位置座標を測定して得られた測定値に基づいて、前記複数の第1のパターンに対する第1の位置補正用データを作成する工程と、
前記位置測定装置によって測定された前記複数の第2のパターンの位置座標に基づいて前記第1の位置補正用データを補正して第2の位置補正用データを作成する工程と、
前記複数の第1のパターンの欠陥検査工程時に、前記テーブルの位置座標を測定しながら、前記複数の第1のパターンの光学画像と前記複数の第2のパターンの光学画像を取得し、
該テーブルの位置座標と該複数の第1のパターンの光学画像と該複数の第2のパターンの光学画像とから、該複数の第1のパターンの位置座標および該複数の第2のパターンの位置座標を求めて、
該複数の第1のパターンの位置座標と該複数の第2のパターンの位置座標について、それぞれ、対応するパターンの設計データから作成された参照画像との位置ずれ量を取得し、
該複数の第2のパターンの位置ずれ量と、前記第2の位置補正用データによる前記複数の第2のパターンの位置ずれ量との差分を求めて、前記複数の第1のパターンの位置ずれ量に該差分を加減して該位置ずれ量を補正し、
前記補正された位置ずれ量を用いて前記複数の第1のパターンの位置座標を補正し、該補正位置を前記第1のパターンの位置とする工程とを有することを特徴とする位置測定方法に関する。
本発明の第3の態様は、被写体へ転写される複数の第1のパターンと、該複数の第1のパターンが設けられた領域および該領域の周囲に設けられ且つ被写体には転写されない複数の第2のパターンとを有するマスクを準備する工程と、
位置測定装置によって前記第2のパターンの位置座標を測定する工程と、
前記マスクをX軸方向およびY軸方向に移動可能なテーブル上に載置し、前記テーブルの位置座標を測定しながら前記複数の第2のパターンの光学画像を取得して、前記複数の第2のパターンの位置座標を測定して得られた値に基づいて、前記複数の第1のパターンに対する第1の位置補正用データを作成する工程と、
前記位置測定装置によって測定された前記第2のパターンの位置座標に基づいて前記第1の位置補正用データを補正して第2の位置補正用データを作成する工程と、
前記複数の第1のパターンの欠陥検査工程時に、前記テーブルの位置座標を測定しながら、前記複数の第1のパターンの光学画像と前記複数の第2のパターンの光学画像を取得し、
該テーブルの位置座標と該複数の第1のパターンの光学画像と該複数の第2のパターンの光学画像とから、該複数の第1のパターンの位置座標および該複数の第2のパターンの位置座標を取得して、これらのパターンの設計座標との位置ずれ量を前記マスク上の位置座標と対応させた前記位置ずれ量のマップを作成する工程と、
前記複数の第2のパターンについて、前記位置ずれ量のマップによる位置ずれ量と、前記第2の位置補正用データによる位置ずれ量との差分を求めて、前記複数の第1のパターンの位置ずれ量に加減することにより、前記位置ずれ量のマップを補正する工程とを有することを特徴とする位置ずれマップの作成方法に関する。
本発明の第4の態様は、X軸方向およびY軸方向に移動可能なテーブルと、
前記テーブルの位置座標を測定する位置測定部と、
前記テーブルの上に載置された被検査試料の光学画像を取得する光学画像取得部と、
前記被検査試料に設けられたパターンの設計データから前記光学画像に対応する参照画像を作成する参照画像作成部と、
前記被検査試料の複数の第1のパターンの光学画像と、該第1のパターンの光学画像とともに取得され、前記複数の第1のパターンが設けられた領域および該領域の周囲に設けられた複数の第2のパターンの光学画像と、これらの光学画像の取得の際に測定された前記テーブルの位置座標とから、前記複数の第1のパターンの位置座標および前記複数の第2のパターンの位置座標を取得して、これらのパターンの設計座標との位置ずれ量を前記被検査試料上の位置座標と対応させた前記位置ずれ量のマップを作成するマップ作成部と、
前記複数の第1のパターンとは異なる工程で取得した前記複数の第2のパターンの光学画像と、該光学画像に対応する前記第2のパターンの設計データから作成された参照画像との位置ずれ量を算出して、前記複数の第1のパターンに対する第1の位置補正用データを作成し、
位置測定装置によって測定された前記第2のパターンの位置座標に基づいて前記第1の位置補正用データを補正して第2の位置補正用データを作成する位置補正用データ作成部と、
前記マップ作成部の一部または前記マップ作成部とは異なるものであって、前記複数の第2のパターンについて、前記位置ずれ量のマップによる位置ずれ量と、前記第2の位置補正用データによる位置ずれ量との差分を求めて、前記複数の第1のパターンの位置ずれ量に加減することにより前記位置ずれ量のマップを補正するマップ補正部と、
前記第1のパターンの光学画像と参照画像を比較して、これらの差分値が所定の閾値を超える場合に欠陥と判定する比較部とを有することを特徴とする検査システムに関する。
本発明の第1の態様によれば、検査対象となるパターンの位置を正確に把握することのできる位置測定方法が提供される。
本発明の第2の態様によれば、検査対象となるパターンの位置を正確に把握することのできる位置測定方法が提供される。
本発明の第3の態様によれば、検査対象となるパターンの位置に関する正確な位置ずれマップを作成する方法が提供される。
本発明の第4の態様によれば、検査対象となるパターンの位置に関する正確な位置ずれマップを作成することのできる検査システムが提供される。
実施の形態1における位置測定方法のフローチャートの一例である。 本実施の形態におけるマスクの平面模式図である。 図2の一部拡大図である。 図3のA−A’線に沿う断面図である。 位置測定用パターンの一例である。 位置測定用パターンの他の例である。 位置測定用パターンの他の例である。 本実施の形態における検査システムの概略構成図である。 図8の検査システムにおけるデータの流れを示す図である。 光学画像の取得手順を説明する図である。 実施の形態1における位置測定方法のフローチャートの他の例である。 実施の形態2における位置ずれマップの作成方法のフローチャートである。 実施の形態2における位置ずれマップの一例である。
実施の形態1.
<位置測定方法>
本実施の形態では、マスクに形成されたパターンの位置を正確に把握することができる位置測定方法について述べる。
図1は、本実施の形態による位置測定方法のフローチャートである。
図1に示すように、本実施の形態による位置測定方法は、位置測定装置によって、マスク101に形成された位置測定用パターンの位置座標を測定する(S1)。また、検査システムを用いて、マスク101が載置されるテーブルの位置座標を測定しながら、位置測定用パターンの光学画像を取得し、テーブルの位置座標の測定値と、この光学画像とから、位置測定用パターンの位置座標を測定する(S2)。尚、S1のマスク101は、後に詳述する、ウェハに転写される複数の被検査パターンと、その被検査パターンが設けられた領域および該領域の周囲に設けられ且つウェハには実質的に転写されない複数の位置測定用パターンとを有するマスクである。したがって、本実施の形態による位置測定方法は、S1の前に、複数の被検査パターンと複数の位置測定用パターンとを有するマスク101を準備する工程が含まれる。
次いで、S2で得られた複数の位置測定用パターンの位置座標の測定値を用い、それら複数の測定値間の対応付けを行うことにより、第1の位置補正用データを作成する(S3)。また、S1で位置測定装置を用いて得られた複数の位置測定用パターンの位置座標の測定値と、その複数の位置測定用パターンについて、S2で光学画像を所得して得られた位置座標の測定値との間の差を求め、その差を用いて上述した第1の位置補正用データを補正し、第2の位置補正用データを作成する(S4)。
次に、被検査パターンの検査工程において、検査システムを用いて、テーブルの位置座標を測定しながら、欠陥検査を目的として被検査パターンの光学画像が取得されるが、この際に位置測定用パターンの光学画像も取得する(S5)。次いで、テーブルの位置座標の測定値と、S5で得られた光学画像とから、被検査パターンの位置座標と位置測定用パターンの位置座標を測定する(S6)。そして、これらの測定値は、検査システム内の環境変動による誤差を含むものであるため、第2の位置補正用データを用いて測定値を補正する(S7)。
本実施の形態による位置測定方法は、以上のS1〜S7の各工程を含み、準備されたマスクの被検査パターンの位置を正確に把握することができる。以下、被検査パターンの位置測定が行われるマスクおよびマスク上の被検査パターンの欠陥検査などを行う検査システムについて概略を説明した後、図1に示した本実施の形態による位置測定方法の各工程(S1〜S7)について詳しく説明する。
本実施の形態による位置測定方法によって位置測定が行われるマスクには、例えば、複数の図形パターンからなる複数の被検査パターン(第1のパターン)が形成されている。マスクの検査工程においては、被検査パターンの欠陥の有無が調べられるので、被検査パターンの位置座標を正確に把握することが重要になる。そのため、マスクには、被検査パターンの他に、被検査パターンの位置座標を把握するのに用いられる複数の位置測定用パターン(第2のパターン)が形成されている。
被検査パターンとしては、例えば、ウェハに転写される回路パターンが挙げられる。また、被検査パターンには、ウェハには転写されないが、回路パターンの解像度を向上させる目的で回路パターンに隣接して設けられる補助パターンも含まれる。尚、本実施の形態では、被検査パターンが転写される対象物としてウェハを例にとるが、対象物はウェハに限られるものではなく、例えば、ガラス基板であってもよい。
位置測定用パターンは、実質的にウェハに転写されないパターンであって、マスク上の位置を測定する目的で設けられるパターンである。ここで、「実質的に転写されないパターン」とは、ウェハに転写されないパターン、または、ウェハに転写されたとしても半導体素子の性能に影響を与えないパターンを言う。
位置測定用パターンは、任意の形状とすることができるが、ラインパターンとすることが好ましく、一方向に延びるラインパターンと、これと異なる方向に延びるラインパターンとが組み合わされた形状とすることがより好ましい。ラインパターンのエッジ位置を検出することで、位置測定用パターンの位置を把握することができ、また、異なる方向に延びるラインパターンについてもエッジ位置を検出することで、検出精度を向上させることができる。例えば、位置測定用パターンとして、図5に示すような十字形状のパターン147を挙げることができる。この場合、X方向とY方向の各エッジ位置の検出が可能である。
図2は、マスク101の平面模式図である。また、図3は、図2の一部拡大図である。ウェハに露光転写される被検査パターン(図2では省略されているが、図3では符号144で示される。)は、一般に基板の中央側に設けられる。本実施の形態では、被検査パターン144が設けられる領域をパターン形成領域145と言う。
図4は、図3のA−A’線に沿う断面図である。図4に示すように、マスク101は、基板141と、基板141の一方の主面に設けられた第1の膜142と、第1の膜142の周縁部に設けられた第2の膜143とを有する。基板141は、石英ガラスのような透光性の高い材料から構成される。第1の膜142は、基板141よりも透過率の低い材料から形成されるハーフトーン膜とすることができる。例えば、フッ化クロム系(CrF)、モリブデンシリサイド系(MoSiON,MoSiO)、タングステンシリサイド系(WSiO)、ジルコニウムシリサイド系(ZrSiO)などの材料から形成され、深紫外光の透過率が数%程度とされたものとすることができる。第2の膜143は、基板141の周縁領域において第1の膜142を覆うようにして設けられる。第2の膜143は、例えば、クロム(Cr)から形成された膜とすることができる。
被検査パターン144は、第1の膜142に設けられる。図4に示されるように、被検査パターン144は、第1の膜142を選択的に除去することで形成された開口部である。
位置測定用パターン147も第1の膜142に設けられる。しかし、被検査パターン144が、第1の膜142のパターン形成領域145に限定されるのに対して、位置測定用パターン147は、基板の周縁領域、より詳しくは、図4で第2の膜143が設けられる領域を除いて、第1の膜142の全面に形成される。つまり、位置測定用パターン147は、パターン形成領域145にも形成される。
上述した通り、被検査パターン144は、ウェハへ転写されるパターンや、ウェハへの微細パターンの転写を補助するために設けられたパターンである。これに対し、位置測定用パターン147は、マスク101上での所定位置を把握するために用いられるパターンであって、ウェハへの転写は必要とされない。しかし、位置測定用パターン147も、第1の膜142を選択的に除去して形成されるので、被検査パターン144を透過する光は、位置測定用パターン147も透過することになる。そこで、位置測定用パターンがウェハへ実質的に転写されないようにするため、位置測定用パターン147を透過する光の強度が弱くなるようその寸法は所定値より小さく設計される。
例えば、図2〜図5に示すように、位置測定用パターン147が、互いに直交するラインパターンからなる十字形状である場合、被検査パターン144をウェハへ転写する際の露光光の波長を193nmとすると、十字形状を構成するラインパターンの幅方向の寸法が160nm未満であり、第1の膜142が(上述したような)基板141よりも透過率の低いハーフトーン膜であれば、位置測定用パターン147はウェハへ実質的に転写されない。
また、位置測定用パターンの形状と、この位置測定用パターンを照明する光の形状とから、ウェハに転写される位置測定用パターンのコントラストを予測し、明部に対応するパターン位置に暗部を設け、暗部に対応するパターン位置に開口部を設けるのも効果的である。ここで、所定の階調値に対して、これより大きい階調値を示す部分が明部であり、これ以下の階調値を示す部分が暗部である。この方法によれば、光学上の干渉効果によって、ウェハ上における転写パターンのコントラストが低下するので、位置測定用パターンがウェハへ実質的に転写されないようにすることができる。
例えば、位置測定用パターンが図5に示すような十字形状であると、転写パターンの中央付近が明るくなる。そこで、図6に示すように、中央付近が暗部となったパターン150とすると、ウェハ上における転写パターンのコントラストが低くなるようにすることができる。また、図7に示すように、矩形の開口部が枠状に配置され、その内部が暗部となったパターン151としてもよい。この場合にも、同様の効果が得られる。
次に、本実施の形態による位置測定方法のS2で光学画像の取得に用いられる検査システムについて説明する。
図8は、S2で用いられる検査システム100の概略構成図である。また、図9は、図8の検査システム100におけるデータの流れを示す図である。尚、これらの図では、本実施の形態で必要な構成部を記載しているが、検査に必要な他の公知の構成部が含まれていてもよい。また、本明細書において、「〜部」または「〜回路」と記載したものは、コンピュータで動作可能なプログラムにより構成することができるが、ソフトウェアとなるプログラムだけではなく、ハードウェアとソフトウェアとの組合せやファームウェアとの組合せによって実施されるものであってもよい。プログラムにより構成される場合、プログラムは、例えば、磁気ディスク装置である記憶部に記録される。
図8に示すように、検査システム100は、光学画像取得部を構成する構成部Aと、構成部Aで取得された光学画像を用いて検査に必要な処理や、位置ずれマップの作成を行う構成部Bとを有する。
構成部Aは、光源103と、水平方向(X方向、Y方向)および回転方向(θ方向)に移動可能なXYθテーブル102と、光源103a,103bと、透過照明系を構成する光学系170aと、反射照明系を構成する光学系170bと、拡大光学系104と、フォトダイオードアレイ105と、センサ回路106と、レーザ測長システム122と、オートローダ130とを有する。フォトダイオードアレイ105には、センサ(図示せず)が配置されている。このセンサの例としては、TDI(Time Delay Integration)センサが挙げられる。
レーザ測長システム122は、位置測定部を構成し、XYθテーブル102の位置を測定するものである。図示は省略するが、例えば、レーザヘッドからのレーザ光をXYθテーブル102に固定されたステージミラーに入反射させて、XYθテーブル102の位置を測定する。
構成部Aでは、検査対象となるマスク101の光学画像データ204が取得される。光学画像データ204は、マスク101の設計パターンデータに含まれる図形データに基づく図形が描画されたマスクの画像データである。これは、例えば8ビットの符号なしデータであって各画素の明るさの階調を表現するものである。
構成部Bでは、検査システム100の全体の制御を司る制御計算機110が、データ伝送路となるバス120を介して、位置回路107、展開回路111、参照画像作成部を構成する参照回路112、比較部を構成する比較回路108、位置補正用データ作成部を構成する位置補正用データ作成回路125、マップ作成部を構成するマップ作成回路126、位置座標・位置ずれ量取得部を構成する位置座標・位置ずれ量取得回路127、オートローダ制御回路113、テーブル制御回路114、記憶部の一例となる磁気ディスク装置109、磁気テープ装置115、フレキシブルディスク装置116、CRT117、パターンモニタ118およびプリンタ119に接続されている。XYθテーブル102は、テーブル制御回路114によって制御されたX軸モータ、Y軸モータおよびθ軸モータによって駆動される。これらの駆動機構には、例えば、エアスライダと、リニアモータやステップモータとを組み合わせて用いることができる。
制御計算機110は、テーブル制御回路114を制御して、XYθテーブル102を駆動する。XYθテーブル102の位置座標(x,y)は、上記のレーザ測長システム122により測定されて位置回路107に送られる。
また、制御計算機110は、オートローダ制御回路113を制御して、オートローダ130を駆動する。オートローダ130は、マスク101を自動的に搬送し、検査終了後には自動的にマスク101を搬出することができる。
以上で説明した検査システムを用い、本実施の形態による位置測定方法は、上述したマスクに設けられた被検査パターンの位置測定を行う。以下で、図1に示した、本実施の形態による位置測定方法の各工程(S1〜S7)について詳述する。
S1は、後述するS2とともに、本来の位置測定の対象である被検査パターンについて、その正確な座標位置を求めるための補正用データを作成することを目的として行われる。S1では、位置測定装置を用いて、マスク101の位置測定用パターンの位置座標を測定する。
位置測定装置は、マスク101の被検査パターンを検査する検査システムの外部装置である。例えば、ライカ社製LMS−IPROが位置測定装置として用いられる。
S1においては、マスク101に配置された全ての位置測定用パターンの位置座標を測定する必要はない。(図10を用いて後述するように)位置測定用パターンの光学画像は、パターンが設けられた領域を仮想的に分割するストライプ毎に取得されるが、各ストライプの始点と終点の各位置にある位置測定用パターンについてストライプ毎に測定すればよい。あるいは、各ストライプの始点および終点のいずれか一方にある位置測定用パターンの位置座標をストライプ毎に測定してもよい。
図2において、マスク101には、X軸方向を長手方向とする短冊状のストライプ(図2では図示されない)がY軸方向に沿って並んで配置されている。符号Sで示される領域は各ストライプの始点にあたり、符号Eで示される領域は各ストライプの終点にあたる。図1のS1では、符号Sで示される領域および符号Eで示される領域の少なくとも一方に配置された位置測定用パターンの位置座標を測定する。
S2は、上述したS1とともに、本来の位置測定の対象である被検査パターンについて、その正確な座標位置を求めるための補正用データを作成することを目的として行われる。
S2は、上述した図8の検査システム100を用いて次のように行われる。
まず、マスク101をXYθテーブル102の上に載置する。次に、位置測定用パターンの光学画像を取得しながら、レーザ測長システム122によって、この光学画像に対応するXYθテーブル102の位置座標(x,y)を測定する。これにより、位置測定用パターンの位置座標(x,y)が求められる。
位置測定用パターンには、上述の通り、透過光による照明によって被検査パターンとともに位置測定用パターンがウェハなどへ実質的に転写されるのを防ぐための工夫が施されている。このため、透過光による照明では、位置測定に必要な位置測定用パターンの鮮明な光学画像が得られない。そこで、図8において、XYθテーブル102の下方に配置された光源103bからの光を反射照明系170bを介してマスク101に照射し、その反射光を拡大光学系104を介してフォトダイオードアレイ105に入射させる。
フォトダイオードアレイ105に入射した光は、フォトダイオードアレイ105によって光電変換され、さらにセンサ回路106によってA/D(アナログデジタル)変換される。これにより、位置測定用パターンの光学画像データ204が得られる。
図10は、マスク101に形成された位置測定用パターンの光学画像の取得手順を説明する図である。尚、図10において、マスク101は、図8のXYθテーブル102の上に載置されているものとする。そして、位置測定用パターンが配置された領域の一部は、被検査パターンが配置された領域と重なっているので、被検査パターンの光学画像も位置測定用パターンの光学画像と同じようにして取得される。
図10に示すように、位置測定用パターンは、被検査パターンが形成されているパターン形成領域と、このパターン形成領域の周辺に設けられている。そして、被検査パターンと位置測定用パターンが設けられた領域は、短冊状の複数のストライプ20,20,20,20,・・・によって仮想的に分割されている。各ストライプは、例えば、幅が数百μmであって、長さがマスク101のX方向またはY方向の全長に対応する100mm程度の領域とすることができる。
位置測定用パターンの光学画像は、例えば、光源103として波長199nmのパルスレーザを用いてマスク101に光を照射し、XYθテーブル102を、例えば、10mm/秒の移動速度で連続して移動させながら、マスク101で反射した光をフォトダイオードアレイ105に入射させ、ストライプ毎に取得される。すなわち、図10で位置測定用パターンの光学画像が取得される際には、各ストライプ20,20,20,20,・・・が連続的に走査されるように、XYθテーブル102の動作が制御され、例えば、XYθテーブル102が図10の−X方向に移動しながら、位置測定用パターンの光学画像が取得される。そして、図8のフォトダイオードアレイ105に、図10に示されるような走査幅Wの光学画像が連続的に入力される。尚、図10の矢印は、光学画像が取得される方向と順序を示しており、斜線部分は、光学画像の取得が済んだ領域を表している。
図8および図9において、位置測定用パターンの光学画像データ204は、センサ回路106から位置補正用データ作成回路125へ送られる。また、レーザ測長システム122で測定されたXYθテーブル102の位置座標の測定値は、位置回路107へ送られた後、制御計算機110によって読み出されて、位置補正用データ作成回路125へ送られる。
位置補正用データ作成回路125では、センサ回路106からの光学画像データ204と、位置回路107からのXYθテーブル102の位置座標の測定値とを基に、位置測定用パターンの位置座標が取得される。
例えば、位置測定用パターンが十字形状のパターンである場合、光学画像データ204から、X方向に延びたラインのエッジと、Y方向に延びたラインのエッジを検出する。検出された各エッジの位置座標は、レーザ測長システム122によって測定されたXYθテーブル102の位置座標から分かる。
次に、S3では、(S2で得られた)複数の位置測定用パターンの複数の位置座標の測定値を用い、例えば、それら複数の位置座標を補完して、複数の位置座標の測定値の対応付けを行い、第1の位置補正用データ209aを作成する。
すなわち、第1の位置補正用データ209aは、複数の位置測定用パターンについて、例えば、そのX座標位置とY座標位置とをXY座標平面にプロットしたものとすることができる。
得られた第1の位置補正用データ209aは、後述するように、S1で位置測定装置によって測定された位置測定用パターンの位置座標の測定値を用いて補正され、第2の位置補正用データ209bとされる。そして、検査システム100によって検査中に取得された被検査パターンの位置座標の補正に用いられる。
また、第1の位置補正用データ209aは、位置測定用パターンの位置座標の測定値と、位置測定用パターンの設計座標とのずれ量を算出し、図10のストライプ毎にX方向の位置に対して、そのずれ量をXY座標平面にプロットしたマップとしてもよい。このとき、ずれ量は、位置ずれの大きさと方向を示すベクトル量とする。
本実施の形態において、第1の位置補正用データ209aは、位置補正用データ作成回路125で作成される。
尚、マスク101に設けられる位置測定用パターンの数は、通常は数十個(例えば30個)程度であるので、第1の位置補正用データ209aは、例えば、数十個程度の位置測定用パターンの位置座標の測定値や、上記のずれ量を補間して作成される。補間の方法としては、例えば、線形補間、多項式を用いた補間およびスプライン補間などの公知の方法が挙げられる。補間により、被検査パターンの近傍に配置された位置測定用パターンの位置座標や位置ずれ量が分かるので、被検査パターンの位置座標の補正精度を向上させることができる。
ところで、一般に、レーザ測長システムでは、レーザ光の光路における空気のゆらぎによって温度差や密度差を生じると、屈折率が変化して測定誤差を生じることがある。このため、位置測定用パターンの位置座標の測定を複数回行って、空気ゆらぎの影響を平均化させることが好ましい。図8の検査システム100では、レーザ測長システム122によって、XYθテーブル102の位置座標を測定しながら、位置測定用パターンの光学画像を取得する工程を複数回繰り返して行い、この光学画像に対応するXYθテーブル102のX座標の平均値とY座標の平均値を求める。得られた平均座標を位置測定用パターンの位置座標として、第1の位置補正用データ209aを作成することが好ましい。尚、レーザ測長システム122で測定されたXYθテーブル102の位置座標の測定値は、位置回路107へ送られた後、制御計算機110によって読み出されて、位置補正用データ作成回路125へ送られるので、平均座標は、位置補正用データ作成回路125および制御計算機110のいずれで算出されてもよい。
S4では、(S3で得られた)第1の位置補正用データを補正して、第2の位置補正用データを作成する。
上記したように、第1の位置補正用データ209aは、位置測定用パターンの光学画像データ204を用いて得られる。ここで、光学画像データ204は、検査システム100を用いて取得されるので、より正確な位置補正用データとするには、検査システム100に起因する変動を考慮してこれを補正する必要がある。そのため、第1の位置補正用データ209aから第2の位置補正用データが作成される。
すなわち、図1のS1で位置測定装置によって得られた位置測定用パターンの位置座標の測定値を用いて、第1の位置補正用データ209aを補正し、第2の位置補正用データ209bを作成する(S4)。
第2の位置補正用データ209bは、第1の位置補正用データ209aと同様に、位置補正用データ作成回路125で作成される。
(S1で得られた)位置測定装置による位置データ(図9の符号200)、すなわち、位置測定用パターンの位置座標の測定値は、例えば、図8の磁気ディスク装置109に記憶される。制御計算機110は、磁気ディスク装置109からこの測定値を読み出し、位置補正用データ作成回路125へ送る。位置補正用データ作成回路125は、送られた位置測定用パターンの測定値を用いて第1の位置補正用データ209aを補正する。第1の位置補正用データ209aの補正は、次のようにして行われる。
位置測定装置で測定した位置測定用パターンの位置座標の測定値は、例えば、図10のストライプ毎に始点および終点の各位置にある位置測定用パターンの位置座標の測定値になる。一方、第1の位置補正データは、検査システム100を用い、上述したように、例えば、複数の位置測定用パターンについて、そのX座標位置とY座標位置をプロットしたものである。したがって、第1の位置補正用データ209aにおいて、始点および終点以外の位置にある位置測定用パターンの位置座標については、その補正に用いられるための、位置測定装置による位置測定用パターンの位置座標の測定値が存在しない。そこで、第1の位置補正用データ209aの始点および終点における位置座標と、位置測定装置で測定した同じ始点および終点における位置座標との差を求め、(第1の位置補正用データ209aにおけるプロットの傾向は保持しつつ)得られた差から推測して、複数測定値のプロットである第1の位置補正用データ209aを補正する。
S5では、検査システム100を用いて、XYθテーブル102の位置座標を測定しながら、被検査パターンの光学画像と位置測定用パターンの光学画像を取得する。この工程は、被検査パターンの欠陥検査工程の中で行われる。
被検査パターンの光学画像の取得手順は、図10を用いて説明したのと同様であり、被検査パターンとともに位置測定用パターンの光学画像も取得される。ここで、被検査パターンの光学画像は、透過光および反射光のいずれによっても取得可能であり、被検査パターンの検査では、反射光による光学画像がしばしば用いられるが、位置測定用パターンの光学画像も併せて取得する点からは、反射光によって光学画像を取得するのがよい。
上述したように、フォトダイオードアレイ105に入射した光は、フォトダイオードアレイ105によって光電変換され、さらにセンサ回路106によってA/D(アナログデジタル)変換される。センサ回路106からの光学画像データ204は、位置座標・位置ずれ量取得回路127へ送られる。ここで、光学画像データ204には、位置測定用パターンのデータと被検査パターンのデータが含まれる。
また、上記の光学画像データ204の取得とともに、レーザ測長システム122で光学画像データ204に対応するXYθテーブル102の位置座標が測定される。測定値は、位置回路107へ送られた後、制御計算機110によって読み出されて位置座標・位置ずれ量取得回路127へ送られる。
S6では、(S5で求めた)XYθテーブル102の位置座標の測定値と、光学画像とから、被検査パターンの位置座標と位置測定用パターンの位置座標を取得する。この工程は位置座標・位置ずれ量取得回路127で行われる。
位置座標・位置ずれ量取得回路127では、検査中に取得された光学画像データ204とXYθテーブル102の位置座標の測定値とから、被検査パターンの位置座標と位置測定用パターンの位置座標とが求められる。具体的には、まず、ストライプ単位で取得された光学画像データは、ブロック(またはフレーム)と称される小領域に分割される。そして、光学画像の所定領域と、この所定領域に対応する設計データから作成された参照画像とを比較し、パターンマッチングによってこれらの画像の差分値の絶対値、または、差分の二乗和が最小となる位置にXYθテーブル102を平行移動させる。このときの平行移動量と、そのブロックに記録されたレーザ測長システム122のデータとから被検査パターンの位置座標が決定される。
S7では、(S6で取得した)被検査パターンの位置座標を第2の位置補正用データを用いて補正する。上述したS6で得られた被検査パターンの位置座標の測定値は、検査システム内の環境変動による誤差を含むものであるため第2の位置補正用データを用いた測定値の補正が必要となる。
例えば、マスク101上における被検査パターンと位置測定用パターンとの設計位置関係は予め分かっているので、(S6で求めた)位置測定用パターンの位置座標の測定値と、第2の位置補正用データによる位置測定用パターンの位置座標とのずれ量から、上記の位置関係を基に被検査パターンのずれ量を求める。このずれ量は、被検査パターンの位置座標と設計座標とのずれ量の真値、つまり、検査システム内部の温度変化によって生じる測定誤差が最小限となるずれ量である。ずれ量の真値が求まれば、被検査パターンの位置座標の測定値が補正されるので、これにより被検査パターンの正確な位置座標が得られる。尚、このとき、個々の被検査パターンの補正は、それぞれの近傍にある位置測定用パターンの位置であって、第2の位置補正用データ209bから求められる位置を参照して補正される。
また、第1の位置補正用データ209aとして、位置測定用パターンの位置座標の測定値と、位置測定用パターンの設計位置座標とのずれ量を算出し、図10のストライプ毎にX方向の位置に対してプロットしたマップを使用する場合、被検査パターンの正確な位置座標は、図11に示すようにして求められる。
図11において、S1−1〜S1−6の各工程は、それぞれ、図1のS1〜S6の各工程と同じであるので、詳しい説明は省略する。
図11に示すように、まず、位置測定装置によって位置測定用パターンの位置座標を測定する(S1−1)。また、検査システムによって位置測定用パターンの位置座標を測定する(S1−2)。
次に、(S1−2で得た)複数の位置測定用パターンの各位置座標の測定値について、設計座標からのずれ量(位置ずれ量)を求め、図10のストライプ毎にX方向の位置に対してプロットする。さらに、ずれ量の値を補間して、第1の位置補正用データ209aを作成する(S1−3)。
次いで、(S1−1で得た)位置測定装置によって測定された位置測定用パターンの位置座標を用いて、第1の位置補正用データ209aを補正し、第2の位置補正用データ209bを作成する(S1−4)。
被検査パターンと位置測定用パターンの各光学画像を取得し(S1−5)、被検査パターンと位置測定用パターンの各位置座標を求める(S1−6)。
次いで、(S1−6で得た)被検査パターンの位置座標の測定値と位置測定用パターンの位置座標の測定値について、それぞれ、対応する設計位置座標からのずれ量を求め(S1−7)、図10のストライプ毎にX方向の位置に対してプロットする。この工程は、図9の位置座標・位置ずれ量取得回路127で行われる。
次に、(S1−7で得た)ずれ量を第2の位置補正用データ209bを用いて補正する(S1−8)。この工程は、図9のマップ作成回路126で行われる。例えば、各位置測定用パターンについて、位置座標の測定値から求めたずれ量と第2の位置補正用データ209bとの差分を求めて、被検査パターンの位置座標の測定値から求めたずれ量に加減する。これにより、被検査パターンの正確な位置ずれ量が分かる。ここで、被検査パターンの位置ずれ量に適用される差分は、この被検査パターンのできるだけ近くに配置された位置測定用パターンから求められる差分とすることが好ましい。既に述べたように、マスク101に設けられる位置測定用パターンの数には限りがあるので、位置測定用パターンの位置座標の測定値から求められるずれ量の値を補間することで、被検査パターンの近傍における位置測定用パターンの差分を推測して被検査パターンに適用することができる。
S1−8において、被検査パターンの設計位置座標からの正確なずれ量が把握される。このずれ量は、被検査パターンの位置座標と設計座標とのずれ量の真値、つまり、検査システム100の内部における温度変化によって生じる測定誤差が最小限となるずれ量である。
S1−9では、(S1−8で得た)ずれ量の真値を用いて被検査パターンの位置座標を補正する。これにより、被検査パターンの正確な位置を求めることができる。
被検査パターンの正確な位置が求められると、例えば、欠陥として検出すべき欠陥を見逃すおそれを低減することができる。あるいは、欠陥として検出すべきでない欠陥が検出されるのを防ぐこともできる。
本実施の形態において、被検査パターンの正確な位置座標を得るには、正確な第2の位置補正用データ209bを作成することが必要となる。そして、そのためには、位置測定用パターンの数を増やして、第2の位置補正用データ209b、ひいては第1の位置測定用データ209aを構成する測定点をできるだけ多くすることが重要である。本実施の形態では、図2に示すように、位置測定用パターン147がパターン形成領域145にも形成される。つまり、パターン形成領域145を除いて設けられる場合と比べて、位置測定用パターン147の総数を増やすことができる。このとき、位置測定用パターン147の寸法を所定値より小さくして、位置測定用パターン147を透過する光の強度を抑制することで、位置測定用パターン147がウェハなどへ実質的に転写されるのを回避することができる。また、パターンの形状と、このパターンを照明する光の形状とから、ウェハに転写される転写パターンのコントラストを予測し、明部に対応するパターン位置に暗部を設け、暗部に対応するパターン位置に開口部を設けて、転写パターンのコントラストが低下するようにしても同様に回避できる。
ところで、被検査パターンや位置測定用パターンの設計位置座標は、これらのパターンの設計データから作成された参照画像から分かる。参照画像は、検査対象となるパターンの設計データから、図8の検査システム100内で次のようにして作成される。
図9に示すように、設計者(ユーザ)が作成したCADデータ201は、OASISのような階層化されたフォーマットの設計中間データ202に変換される。設計中間データ202では、レイヤ(層)毎に製作される各マスク101に形成されるパターンデータ(設計パターンデータ)が格納される。
パターンデータは、図8の検査システム100の磁気ディスク装置109に記憶されている。パターンデータに含まれる図形は、長方形や三角形を基本図形としたものである。磁気ディスク装置109には、図形の基準位置における座標(x,y)の他、辺の長さ、長方形や三角形などの図形種を区別する識別子となる図形コードといった情報であって、各パターン図形の形、大きさ、位置などを定義した図形データが格納される。
設計中間データ202は、電子ビーム描画装置で読み込み可能なフォーマットのフォーマットデータ203に変換される。これにより、検査システム100は、電子ビーム描画装置の描画データをそのまま読み込むことができる。
展開回路111は、磁気ディスク装置109から制御計算機110を通してパターンデータを読み出す。次いで、展開回路111は、読み出したパターンデータを2値ないしは多値のイメージデータ(設計画像データ)に変換する。具体的には、展開回路111は、描画データを図形毎のデータにまで展開し、その図形データの図形形状を示す図形コードや図形寸法を解釈する。そして、所定の量子化寸法のグリッドを単位とするマス目内に配置されるパターンとして、パターンデータを2値ないしは多値のイメージデータに展開する。さらに、センサ画素に相当する領域(マス目)毎に設計パターンにおける図形が占める占有率が演算され、各画素内の図形占有率が画素値となる。
展開回路111で変換されたイメージデータは、参照回路112に送られる。
参照回路112は、図形のイメージデータであるパターンデータに適切なフィルタ処理を施して参照画像データ206を生成する。尚、フィルタ処理を施す理由は、次の通りである。
マスク101に形成されたパターンは、その製造工程でコーナーの丸まりや線幅の仕上がり寸法が加減されており、設計パターンと厳密には一致しない。また、図8のセンサ回路106から得られた光学画像は、拡大光学系104の解像特性やフォトダイオードアレイ105のアパーチャ効果によってぼやけた状態、言い換えれば、空間的なローパスフィルタが作用した状態にある。そこで、検査に先だって検査対象となるマスクを観察し、その製造プロセスや検査装置の光学系による変化を模擬したフィルタ係数を学習して、パターンデータに2次元のデジタルフィルタをかける。このようにして、参照画像に対して光学画像に似せる処理を行う。
フィルタ係数の学習は、製造工程で決められた基準となるマスクのパターンを用いて行ってもよく、また、検査対象となるマスク(本実施の形態ではマスク101)のパターンの一部を用いて行ってもよい。後者であれば、学習に用いられた領域のパターン線幅やコーナーの丸まりの仕上がり具合を踏まえたフィルタ係数が取得され、マスク全体の欠陥判定基準に反映されることになる。
尚、検査対象となるマスク101を使用してフィルタ係数の学習を行う場合、製造ロットのばらつきや、検査装置のコンディション変動といった影響を排除したフィルタ係数の学習ができるという利点がある。しかし、マスク101の面内で寸法変動があると、学習に用いた個所に対しては最適なフィルタ係数になるが、他の領域に対しては必ずしも最適な係数とはならないため、疑似欠陥を生じる原因になり得る。そこで、面内での寸法変動の影響を受け難いマスク101の中央付近で学習することが好ましい。あるいは、マスク101の面内の複数の個所で学習を行い、得られた複数のフィルタ係数の平均値を用いてもよい。
以上述べたように、パターンの同じ位置を同じ方法で測定しても、検査システム内の環境変化によって測定値に違いが生じるが、本実施の形態の位置測定方法によれば、かかる測定値の変動を補正してパターンの正確な位置を把握することができる。
また、特に、本実施の形態では、位置測定用パターンをマスク上で被検査パターンが形成される領域にも設けるので、位置測定用パターンの総数を多くして、正確な位置補正用データを作成することができる。この際、位置測定用パターンがウェハなどへ実質的に転写されるのは、位置測定用パターンの寸法を所定値より小さくして、位置測定用パターンを透過する光の強度を抑制することで回避可能である。また、パターンの形状と、このパターンを照明する光の形状とから、ウェハに転写される転写パターンのコントラストを予測し、明部に対応するパターン位置に暗部を設け、暗部に対応するパターン位置に開口部を設けて、転写パターンのコントラストが低下するようにしても同様に回避できる。
さらに、本実施の形態の位置測定方法により被検査パターンの位置を正確に把握することで、正確な検査を行うことができるようになる。すなわち、被検査パターンの位置座標の測定値が変動することを考慮せずに検査を行うと、本来は許容すべきでない位置ずれ量を許容したり、許容可能な位置ずれ量を欠陥として検出したりすることが起こり得る。しかし、被検査パターンの位置座標を補正したうえで検査することで、検出できなかった欠陥を検出できるようになったり、逆に、欠陥として検出すべきでない欠陥が検出されるのを防ぐことができるようになったりする。
実施の形態2.
<位置ずれマップの作成方法>
マスクパターンの微細化が進む状況下にあっては、検査工程で微細な欠陥を検出することが必要になるとともに、パターンの位置座標と設計位置座標とのずれ量の分布をマップ化して、マスクの製造工程にフィードバックすることも必要になる。そこで、本実施の形態では、マスクにおける検査パターンの位置に関する正確な位置ずれマップを作成する方法について述べる。
位置ずれマップは、被検査パターンの位置座標と設計位置座標との間の位置ずれの量の分布をマップ化して記述したものである。正確な位置ずれマップを作成するには、正確な位置ずれ量を求める必要がある。
位置ずれマップが作成されるマスクは、検査対象でもある。本実施の形態では、実施の形態1で述べたマスク101を用いて位置ずれマップの作成方法を説明する。
図12は、本実施の形態における位置ずれマップの作成方法を示すフローチャートである。被検査パターンについて、その位置座標の設計位置座標からの位置ずれ量を正確に求めるため、実施の形態1で述べた第1の位置補正用データと第2の位置補正用データを用いる。それ故、図12におけるS11〜S17は、それぞれ、図11におけるS1−1〜S1−7と同様である。
S18では、(S17で得られた)被検査パターンの位置座標と設計位置座標との位置ずれ量、および位置測定用パターンと設計位置座標との位置ずれ量から位置ずれマップを作成する。被検査パターンと位置測定用パターンの各位置座標の測定値は、検査工程の中で取得される光学画像を基に求められるので、これらの測定値には、検査システム内の環境変化による誤差が含まれる。したがって、これらの測定値から求められた位置ずれ量、そして、この位置ずれ量をマップ化した位置ずれマップにも誤差が含まれる。そこで、第2の位置補正用データを用いて位置ずれマップを補正する(S19)。
次に、図12に示す各工程(S11〜S19)について詳述する。
S11では、位置測定装置を用いて、マスク101の位置測定用パターンの位置座標を測定する。位置測定装置は、マスク101の被検査パターンを検査する検査システムの外部装置であり、例えば、ライカ社製LMS−IPROが挙げられる。
S11においては、マスク101に配置された全ての位置測定用パターンの位置座標を測定する必要はない。位置測定用パターンの光学画像は、パターンが設けられた領域を仮想的に分割するストライプ毎に取得されるが、各ストライプの始点と終点の各位置にある位置測定用パターンについてストライプ毎に測定すればよい。あるいは、各ストライプの始点および終点のいずれか一方にある位置測定用パターンの位置座標をストライプ毎に測定してもよい。
S12では、マスク101の全ての位置測定用パターンの位置座標を、図8に示す検査装置システム100を用いて測定する。具体的には、まず、マスク101をXYθテーブル102の上に載置する。次に、位置測定用パターンの光学画像を取得しながら、レーザ測長システム122によって、この光学画像に対応するXYθテーブル102の位置座標(x,y)を測定する。これにより、位置測定用パターンの位置座標(x,y)が求められる。S12は、被検査パターンの検査工程の前に行われる。
S13では、(S12で得られた)位置測定用パターンの位置座標の測定値に基づいて、第1の位置補正用データ209aを作成する。第1の位置補正用データ209aは、図8の位置補正用データ作成回路125で作成される。
位置補正用データ作成回路125は、位置測定用パターンの位置座標の測定値から、第1の位置補正用データ209aを作成する。位置補正用データ209aは、(S12で得られた)位置測定用パターンの位置座標の測定値と、位置測定用パターンの設計座標とのずれ量を算出し、図10のストライプ毎にX軸方向またはY軸方向の位置に対してプロットしたマップとすることができる。尚、ずれ量は、位置ずれの大きさと方向を示すベクトル量とする。
S14では、(S13で得られた)第1の位置補正用データ209aを補正して、第2の位置補正用データ209bを作成する。第2の位置補正用データ209bは、第1の位置補正用データ209aと同様に、図8の位置補正用データ作成回路125で作成される。
S11で得られた位置測定用パターンの位置座標の測定値は、例えば、図8の磁気ディスク装置109に記憶される。制御計算機110は、磁気ディスク装置109からこの測定値を読み出し、位置補正用データ作成回路125へ送る。位置補正用データ作成回路125は、送られた位置測定用パターンの測定値を用いて第1の位置補正用データ209aを補正する。第1の位置補正用データ209aの補正は、次のようにして行われる。
位置測定装置で測定した位置測定用パターンの位置座標の測定値は、例えば、図10のストライプ毎に始点および終点の各位置にある位置測定用パターンの位置座標の測定値になる。そこで、第1の位置補正用データ209aのうちで、ストライプの始点および終点における各位置座標を抽出し、これらの位置座標と、位置測定装置で測定した同じ始点および終点における各位置座標との差分を求める。そして、第1の位置補正用データ209aにおける始点および終点以外の位置にある位置測定用パターンの位置座標に上記の差分に基づいて決定された値を加減する。例えば、ストライプ毎に、始点における差分と終点における差分の平均値を求め、得られた平均値を対応するストライプ内の位置測定用パターンの位置座標に加減することができる。あるいは、ストライプ毎に、始点と終点の各X座標を横軸にとり、始点における差分と終点における差分を縦軸にとってプロットする。そして、ストライプ毎に2点を線形補間して得られる直線から、位置測定用パターンの各位置座標に対応する差分を求めて、第1の位置補正用データ209aにおける始点および終点以外の位置にある位置測定用パターンの位置座標に加減してもよい。
S15では、検査システム100を用いて、XYθテーブル102の位置座標を測定しながら、被検査パターンの光学画像と位置測定用パターンの光学画像を取得する。この工程は、被検査パターンの欠陥検査工程の中で行われる。
被検査パターンの光学画像の取得手順は、実施の形態1で図10を用いて説明したのと同様であり、被検査パターンとともに位置測定用パターンの光学画像も取得される。ここで、被検査パターンの光学画像は、透過光および反射光のいずれによっても取得可能であるが、位置測定用パターンの光学画像も併せて取得する点からは、反射光によって光学画像を取得するのがよい。実施の形態1で述べたように、位置測定用パターンは、透過光によるウェハへの転写が実質的にされないようその形状や寸法が調整されているからである。
図8でフォトダイオードアレイ105に入射した光は、フォトダイオードアレイ105によって光電変換され、さらにセンサ回路106によってA/D(アナログデジタル)変換される。センサ回路106からの光学画像データ204は、位置座標・位置ずれ量取得回路127へ送られる。ここで、光学画像データ204には、位置測定用パターンのデータと被検査パターンのデータが含まれる。
また、上記の光学画像データ204の取得とともに、レーザ測長システム122で光学画像データ204に対応するXYθテーブル102の位置座標が測定される。測定値は、位置回路107へ送られた後、制御計算機110によって読み出されて位置座標・位置ずれ量取得回路127へ送られる。
S16では、(S15で求めた)XYθテーブル102の位置座標の測定値と、光学画像とから、被検査パターンの位置座標と位置測定用パターンの位置座標を取得する。この工程は位置座標・位置ずれ量取得回路127で行われる。
位置座標・位置ずれ量取得回路127では、検査中に取得された光学画像データ204とXYθテーブル102の位置座標の測定値とから、被検査パターンの位置座標と位置測定用パターンの位置座標とが求められる。具体的には、次の通りである。まず、ストライプ単位で取得された光学画像データは、ブロック(またはフレーム)と称される小領域に分割される。そして、光学画像の所定領域と、この所定領域に対応する設計データから作成された参照画像とを比較し、パターンマッチングによってこれらの画像の差分値の絶対値、または、差分の二乗和が最小となる位置にXYθテーブル102を平行移動させる。このときの平行移動量と、そのブロックに記録されたレーザ測長システム122のデータとから被検査パターンの位置座標が決定される。
S17では、(S16で求めた)被検査パターンの位置座標と位置測定用パターンの位置座標について、それぞれの設計位置座標からの位置ずれ量を求める。この工程も位置座標・位置ずれ量取得回路127で行われる。実施の形態1で述べたように、被検査パターンや位置測定用パターンの設計位置座標は、これらのパターンの設計データから作成された参照画像から分かる。被検査パターンや位置測定用パターンの位置ずれ量は、これらの光学画像と、対応する参照画像との間の(座標位置の)差分の絶対値、または、差分の二乗和が最小となる値とすることができる。
S18では、(S17で得られた)位置ずれ量の分布を示すマップ(位置ずれマップ)を作成する。この工程は、マップ作成回路126で行われる。
具体的には、図9に示すように、位置座標・位置ずれ量取得回路127からの位置ずれ量データと、位置回路107からの制御計算機110によって読み出されたXYθテーブル102の位置座標とが、それぞれマップ作成回路126へ送られる。そして、マップ作成回路126において、位置座標・位置ずれ量取得回路127から送られた位置ずれ量をマスク101上の位置座標、すなわち、X軸方向またはY軸方向の位置と対応させてプロットすることにより、位置ずれマップ210(位置ずれマップの測定値)が作成される。
例えば、被検査パターンの全体を、所定領域とその近傍にありこの所定領域と同じ大きさの複数の領域とからなる複数の単位領域に分割する。次いで、単位領域毎に、被検査パターンの光学画像の所定領域とこの所定領域に対応する参照画像との差分の絶対値または差分の二乗和が最小となる値を求める。また、所定領域の近傍にありこの所定領域と同じ大きさの複数の領域についても領域毎に光学画像とこの光学画像に対応する参照画像との差分の絶対値または該差分の二乗和が最小となる値を求める。次に、これらの値の平均値を取得し、この平均値を単位領域毎の位置ずれ量としてマップを作成する。尚、図9の位置座標・位置ずれ量取得回路127において、位置ずれ量データ208を平均化したものが、ここで説明した平均値に対応する。
S19では、(S14で作成した)第2の位置補正用データ209bを用いて、(S18で作成した)位置ずれマップ210を補正する。
位置ずれマップ210の補正は、例えば、次のようにして行われる。図9に示すように、位置補正用データ作成回路125から第2の位置補正用データ209bがマップ作成回路126へ送られる。そして、各位置測定用パターンについて、位置ずれマップ210と第2の位置補正用データ209bとの差分を求めて、位置測定用パターンの位置ずれ量の真値を求める。そして、この真値を位置ずれマップ210を構成する被検査パターンの位置ずれ量に加減し、被検査パターンの位置ずれ量を補正することで、被検査パターンの位置ずれ量の真値が得られる。したがって、被検査パターンの位置ずれ量の真値をマップ化することで、補正された位置ずれマップ211、すなわち、正確な位置ずれ量を反映した位置ずれマップを得ることができる。この位置ずれマップ211は、被検査パターンの位置座標と設計座標との正確な位置ずれ量をマップ化したものであり、マスク101の製造工程にフィードバックされてフォトリソグラフィの条件調整に利用される。
次に、図13を参照しながら、図12のS18で作成した位置ずれマップと、第1の位置補正用データおよび第2の位置補正用データと、第2の位置補正用データを用いて補正された位置ずれマップとの関係について述べる。
図13の実線は、被検査パターンと位置測定用パターンの位置ずれマップの測定値である。これは、図12のS18で作成した位置ずれマップに対応する。
図13の1点破線は、第1の位置補正用データであり、破線は、第2の位置補正用データである。いずれも、XY平面上でY座標を特定したときのX座標と位置ずれ量との関係を示すものであり、さらに、各点は、位置測定用パターンの位置ずれ量を表している。
既に述べたように、実線の位置ずれマップを構成する位置測定用パターンの位置ずれ量は、位置測定用パターンの光学画像を用いて求められる。同様に、第1の位置補正用データを構成する位置測定用パターンの位置ずれ量も、位置測定用パターンの光学画像を用いて求められる。したがって、X座標が同じであれば、同一の位置測定用パターンであるから、原理上は同じ位置座標となるはずであり、位置ずれ量も同じとなるはずである。しかしながら、検査工程で得られる測長システムによる測定結果は変動するため、検査前に得られた測定結果との間に相違を生じ、図13の実線と1点破線のようになる。
かかる測定結果の変動は、被検査パターンの位置についても同様である。したがって、図13の実線は見かけ上の位置ずれマップであり、正しい位置ずれ量を反映したものではないため、この位置ずれマップを製造工程へフィードバックしてもフォトリソグラフィの条件調整を的確に行うことはできない。
したがって、実線の位置ずれマップを補正する必要があるが、第1の位置補正用データ209aも、検査システム100を用いて測定された位置座標から作成されたものであるため、測定誤差を含んでいる。そこで、第1の位置補正用データ209aを補正して得られる第2の位置補正用データ209bを用いて、実線の位置ずれマップを補正する。図13の点線は、こうして得られた位置ずれマップの補正値である。
図13の点線で示される位置ずれマップの補正値は、被検査パターンの位置座標と設計位置座標との間のずれ量を正確に反映しているので、これを半導体素子の製造工程へフィードバックすることにより、半導体素子の製造歩留まりを向上させることが可能となる。
実施の形態3.
<検査システム>
図8は、本実施の形態における検査システムの構成図である。また、図9は、図8の検査システムにおけるデータの流れを示す図である。
本実施の形態の検査システムは、被検査パターンの欠陥を検出する検査機能と、被検査パターンの位置測定機能と、被検査パターンの設計値からの位置ずれ量のマップを作成する位置ずれマップ作成機能とを有する。このうち、位置測定機能については、実施の形態1で説明した通りであり、また、位置ずれマップの作成機能については、実施の形態2で説明した通りである。そこで、以下では、主として検査機能について説明する。尚、実施の形態1および2と同様に、本実施の形態でもマスク101を検査対象として用いる。
図8の構成部Aで取得されたマスク101の光学画像データ204は、図9に示すように、センサ回路106から比較回路108へ送られる。また、比較回路108へは、参照回路112から参照画像データ206も送られる。さらに、位置回路107から出力されたXYθテーブル102上でのマスク101の位置を示すデータも比較回路108へ送られる。
比較回路108では、光学画像データ204と、この光学画像データ204に対応する設計データに基づく参照画像データ206とが比較される。そして、これらの差分値が所定の閾値を超えると、比較回路108は、被検査パターンに欠陥があると判定する。以下に、ダイ−トゥ−データベース(Die to Datebase)比較方式による検査の具体例を述べる。
ダイ−トゥ−データベース比較方式では、参照画像データは、光学画像データに対する欠陥検査の基準として用いられる。この場合、透過照明系によって被検査パターンの光学画像を取得した場合には、透過画像データ同士での比較となる。透過画像データは、図8において、光源103aからの光を、照明光学系170aを介してマスク101に照射し、マスク101の下方に配置された拡大光学系104を介して、フォトダイオードアレイ105に入射させることで取得される。一方、反射照明系を用いた構成であれば、反射画像データ同士での比較となる。さらに、透過と反射を組み合わせて透過画像と反射画像を取得した場合には、透過画像データ同士、反射画像データ同士を比較する。こうした比較によって、被検査パターンの形状欠陥が検出される。具体的な比較方法は次の通りである。
図9の設計中間データ202のパターンデータに含まれる図形は、長方形や三角形を基本図形としたものである。磁気ディスク装置109には、図形の基準位置における座標(x,y)、辺の長さ、長方形や三角形などの図形種を区別する識別子となる図形コードといった情報であって、各パターン図形の形、大きさ、位置などを定義した図形データが格納される。また、クラスタ(またはセル)を用いて階層化されたデータは、ストライプに配置されるが、ストライプは、適当なサイズに分割されてサブストライプとなる。そして、光学画像から切り出されたサブストライプと、光学画像に対応する参照画像から切り出されたサブストライプとが、比較回路108内の比較ユニットに投入される。
比較回路108に投入されたサブストライプは、さらに検査フレームと称される矩形の小領域に分割される。そして、比較ユニットにおいてフレーム単位で比較されて欠陥が検出される。比較回路108には、複数の検査フレームが同時に並列して処理されるよう、数十個の比較ユニットが装備されている。各比較ユニットは、1つの検査フレームの処理が終わり次第、未処理のフレーム画像を取り込む。これにより、多数の検査フレームが順次処理されていく。
比較ユニットでの処理は、具体的には次のようにして行われる。まず、光学画像と、参照画像とを位置合わせする。このとき、パターンのエッジ位置や、輝度のピークの位置が揃うように、画素単位で平行シフトさせる他、近隣の画素の輝度値を比例配分して、画素未満の合わせ込みも行う。位置合わせを終えた後は、光学画像と参照画像との画素毎のレベル差を評価したり、パターンエッジ方向の画素の微分値同士を比較して、適切な比較アルゴリズムにしたがって欠陥を検出していく。具体的には、透過画像データ同士、反射画像データ同士または透過画像データと反射画像データを組み合わせた比較判定アルゴリズムが用いられる。比較の結果、両者の差異が欠陥判定閾値を超えた場合には、その個所が欠陥と判定される。差異は、例えば、パターンの位置や形状の差異とすることができる。本実施の形態によれば、光学画像の正確な位置が得られるので、参照画像と正確な位置合わせをすることができ、それによって正確な欠陥判定を行うことができる。
図9に示すように、比較回路108での参照画像データ206との比較の結果、被検査パターンに欠陥が検出されれば、その結果はマスク検査結果205に保存される。具体的には、制御計算機110によって、欠陥の座標や、欠陥判定の根拠となった光学画像が、マスク検査結果205として磁気ディスク装置109に保存される。
その後、マスク検査結果205は、検査システム100の外部装置であるレビュー装置500に送られる(図9)。尚、レビュー装置は、検査システム100の一部であってもよい。
レビューは、オペレータによって、検出された欠陥が実用上問題となるものであるかどうかを判断する動作である。オペレータは、例えば、欠陥判定の根拠となった基準画像と、欠陥が含まれる光学画像とを見比べて、修正の必要な欠陥であるか否かを判断する。そして、レビュー工程を経て判別された欠陥情報も、図8の磁気ディスク装置109に保存される。レビュー装置で1つでも修正すべき欠陥が確認されると、マスク101は、欠陥情報リスト207とともに、検査システム100の外部装置である修正装置600に送られる(図9)。修正方法は、欠陥のタイプが凸系の欠陥か凹系の欠陥かによって異なるので、欠陥情報リスト207には、凹凸の区別を含む欠陥の種別と欠陥の座標が添付される。
尚、本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することができる。例えば、上記実施の形態では、ダイ−トゥ−データベース(Die to Database)比較方式による検査を述べたが、これに限られるものではない。例えば、ダイ−トゥ−ダイ(Die to Die)比較方式や、セル(Cell)比較方式であってもよく、また、ナノインプリントリソグラフィ(Nanoimprint Lithography;NIL)におけるテンプレートの検査のように、1つの画像内で注目する画素とその周辺の画素とを比較する方式であってもよい。
また、上記各実施の形態では、装置構成や制御手法など、本発明の説明に直接必要としない部分についての記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができることは言うまでもない。その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更し得る全ての位置測定方法、位置ずれマップの作成方法および検査システムは、本発明の範囲に包含される。
20 ストライプ
100 検査システム
101 マスク
102 XYθテーブル
103 光源
104 拡大光学系
105 フォトダイオードアレイ
106 センサ回路
107 位置回路
108 比較回路
109 磁気ディスク装置
110 制御計算機
111 展開回路
112 参照回路
113 オートローダ制御回路
114 テーブル制御回路
115 磁気テープ装置
116 フレキシブルディスク装置
117 CRT
118 パターンモニタ
119 プリンタ
120 バス
122 レーザ測長システム
125 位置補正用データ作成回路
126 マップ作成回路
127 位置座標・位置ずれ量取得回路
130 オートローダ
141 基板
142 第1の膜
143 第2の膜
144 被検査パターン
145 パターン形成領域
147 位置測定用パターン
150,151 パターン
170 照明光学系
200 位置測定装置による位置データ
201 CADデータ
202 設計中間データ
203 フォーマットデータ
204 光学画像データ
205 マスク検査結果
206 参照画像データ
207 欠陥情報リスト
208 位置ずれ量データ
209a 第1の位置補正用データ
209b 第2の位置補正用データ
210 位置ずれマップ
211 補正された位置ずれマップ
500 レビュー装置
600 修正装置

Claims (9)

  1. 被写体へ転写される複数の第1のパターンと、該複数の第1のパターンが設けられた領域および該領域の周囲に設けられ且つ被写体には転写されない複数の第2のパターンとを有するマスクを準備する工程と、
    位置測定装置によって前記複数の第2のパターンの位置座標を測定する工程と、
    前記マスクをX軸方向およびY軸方向に移動可能なテーブル上に載置し、前記テーブルの位置座標を測定しながら前記複数の第2のパターンの光学画像を取得して、前記複数の第2のパターンの位置座標を測定して得られた測定値に基づいて、前記複数の第1のパターンに対する第1の位置補正用データを作成する工程と、
    前記位置測定装置によって測定された前記複数の第2のパターンの位置座標を用い、該複数の第2のパターンの光学画像を取得して得られた該複数の第2のパターンの位置座標との差を求め、前記第1の位置補正用データを補正して第2の位置補正用データを作成する工程と、
    前記複数の第1のパターンの欠陥検査工程時に、前記テーブルの位置座標を測定しながら、前記複数の第1のパターンの光学画像と前記複数の第2のパターンの光学画像を取得し、
    該テーブルの位置座標と該複数の第1のパターンの光学画像と該複数の第2のパターンの光学画像とから、該複数の第1のパターンの位置座標および該複数の第2のパターンの位置座標を取得し、
    該複数の第2のパターンの位置座標と、前記第2の位置補正用データによる前記複数の第2のパターンの位置座標とのずれから、前記複数の第1のパターンの位置座標のずれを求めて前記複数の第1のパターンの位置座標を補正し、得られた補正位置を前記第1のパターンの位置とする工程とを有することを特徴とする位置測定方法。
  2. 被写体へ転写される複数の第1のパターンと、該複数の第1のパターンが設けられた領域および該領域の周囲に設けられ且つ被写体には転写されない複数の第2のパターンとを有するマスクを準備する工程と、
    位置測定装置によって前記第2のパターンの位置座標を測定する工程と、
    前記マスクをX軸方向およびY軸方向に移動可能なテーブル上に載置し、前記テーブルの位置座標を測定しながら前記複数の第2のパターンの光学画像を取得して、前記複数の第2のパターンの位置座標を測定して得られた測定値に基づいて、前記複数の第1のパターンに対する第1の位置補正用データを作成する工程と、
    前記位置測定装置によって測定された前記複数の第2のパターンの位置座標に基づいて前記第1の位置補正用データを補正して第2の位置補正用データを作成する工程と、
    前記複数の第1のパターンの欠陥検査工程時に、前記テーブルの位置座標を測定しながら、前記複数の第1のパターンの光学画像と前記複数の第2のパターンの光学画像を取得し、
    該テーブルの位置座標と該複数の第1のパターンの光学画像と該複数の第2のパターンの光学画像とから、該複数の第1のパターンの位置座標および該複数の第2のパターンの位置座標を求めて、
    該複数の第1のパターンの位置座標と該複数の第2のパターンの位置座標について、それぞれ、対応するパターンの設計データから作成された参照画像との位置ずれ量を取得し、
    該複数の第2のパターンの位置ずれ量と、前記第2の位置補正用データによる前記複数の第2のパターンの位置ずれ量との差分を求めて、前記複数の第1のパターンの位置ずれ量に該差分を加減して該位置ずれ量を補正し、
    前記補正された位置ずれ量を用いて前記複数の第1のパターンの位置座標を補正し、該補正位置を前記第1のパターンの位置とする工程とを有することを特徴とする位置測定方法。
  3. 前記複数の第1のパターンは、透過光によって前記被転写体へ転写される図形パターンであって、
    前記複数の第2のパターンは、前記被転写体へ実質的に転写されないように前記透過光の強度が調整されている位置測定用パターンであることを特徴とする請求項1または2に記載の位置測定方法。
  4. 前記マスクは、基板と、前記基板の一方の主面に設けられて前記基板よりも透過率の低い膜とを有し、
    前記複数の第2のパターンは、それぞれ、前記膜に形成されて互いに直交するラインパターンからなる十字形状であって、前記ラインパターンの幅方向の寸法はいずれも60nm未満であり、
    反射光によって前記複数の第2のパターンの光学画像を取得することを特徴とする請求項3に記載の位置測定方法。
  5. 前記マスクは、基板と、前記基板の一方の主面に設けられて前記基板よりも透過率の低い膜とを有し、
    前記第2のパターンの形状と、前記第2のパターンを照明する光の形状とから、前記被転写体へ転写される転写パターンのコントラストを予測し、予測される明部に対応する位置に暗部を設け、予測される暗部に対応する位置に開口部を設けて構成された第2のパターンを前記膜に複数形成し、
    反射光によって前記複数の第2のパターンの光学画像を取得することを特徴とする請求項3に記載の位置測定方法。
  6. 前記テーブルの位置座標を測定しながら前記複数の第2のパターンの光学画像を取得する工程を複数回繰り返して行い、該テーブルのX座標の平均値とY座標の平均値を求め、得られた平均座標と該複数の第2のパターンの光学画像とから、前記第2のパターンの位置座標を取得して、前記複数の第1のパターンの位置補正用データを作成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の位置測定方法。
  7. 被写体へ転写される複数の第1のパターンと、該複数の第1のパターンが設けられた領域および該領域の周囲に設けられ且つ被写体には転写されない複数の第2のパターンとを有するマスクを準備する工程と、
    位置測定装置によって前記第2のパターンの位置座標を測定する工程と、
    前記マスクをX軸方向およびY軸方向に移動可能なテーブル上に載置し、前記テーブルの位置座標を測定しながら前記複数の第2のパターンの光学画像を取得して、前記複数の第2のパターンの位置座標を測定して得られた値に基づいて、前記複数の第1のパターンに対する第1の位置補正用データを作成する工程と、
    前記位置測定装置によって測定された前記第2のパターンの位置座標に基づいて前記第1の位置補正用データを補正して第2の位置補正用データを作成する工程と、
    前記複数の第1のパターンの欠陥検査工程時に、前記テーブルの位置座標を測定しながら、前記複数の第1のパターンの光学画像と前記複数の第2のパターンの光学画像を取得し、
    該テーブルの位置座標と該複数の第1のパターンの光学画像と該複数の第2のパターンの光学画像とから、該複数の第1のパターンの位置座標および該複数の第2のパターンの位置座標を取得して、これらのパターンの設計座標との位置ずれ量を前記マスク上の位置座標と対応させた前記位置ずれ量のマップを作成する工程と、
    前記複数の第2のパターンについて、前記位置ずれ量のマップによる位置ずれ量と、前記第2の位置補正用データによる位置ずれ量との差分を求めて、前記複数の第1のパターンの位置ずれ量に加減することにより、前記位置ずれ量のマップを補正する工程とを有することを特徴とする位置ずれマップの作成方法。
  8. 前記複数の第1のパターンは透過光によって前記被転写体へ転写される図形パターンであって、
    前記複数の第2のパターンは、前記被転写体へ実質的に転写されないように前記透過光の強度が調整されている位置測定用パターンであることを特徴とする請求項7に記載の位置ずれマップの作成方法。
  9. X軸方向およびY軸方向に移動可能なテーブルと、
    前記テーブルの位置座標を測定する位置測定部と、
    前記テーブルの上に載置された被検査試料の光学画像を取得する光学画像取得部と、
    前記被検査試料に設けられたパターンの設計データから前記光学画像に対応する参照画像を作成する参照画像作成部と、
    前記被検査試料の複数の第1のパターンの光学画像と、該第1のパターンの光学画像とともに取得され、前記複数の第1のパターンが設けられた領域および該領域の周囲に設けられた複数の第2のパターンの光学画像と、これらの光学画像の取得の際に測定された前記テーブルの位置座標とから、前記複数の第1のパターンの位置座標および前記複数の第2のパターンの位置座標を取得して、これらのパターンの設計座標との位置ずれ量を前記被検査試料上の位置座標と対応させた前記位置ずれ量のマップを作成するマップ作成部と、
    前記複数の第1のパターンとは異なる工程で取得した前記複数の第2のパターンの光学画像と、該光学画像に対応する前記第2のパターンの設計データから作成された参照画像との位置ずれ量を算出して、前記複数の第1のパターンに対する第1の位置補正用データを作成し、
    位置測定装置によって測定された前記第2のパターンの位置座標に基づいて前記第1の位置補正用データを補正して第2の位置補正用データを作成する位置補正用データ作成部と、
    前記マップ作成部の一部または前記マップ作成部とは異なるものであって、前記複数の第2のパターンについて、前記位置ずれ量のマップによる位置ずれ量と、前記第2の位置補正用データによる位置ずれ量との差分を求めて、前記複数の第1のパターンの位置ずれ量に加減することにより前記位置ずれ量のマップを補正するマップ補正部と、
    前記第1のパターンの光学画像と参照画像を比較して、これらの差分値が所定の閾値を超える場合に欠陥と判定する比較部とを有することを特徴とする検査システム。

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