JP2016034329A - 電気刺激装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】筋肉の状態に関する情報を客観的な情報として取得することのできる電気刺激装置を提供する。
【解決手段】電気刺激装置は、電気刺激を与える電極部20と、酸素濃度Xsに応じて変化する測定信号Isを出力する光電センサ30と、筋肉の状態に関する情報を出力する操作兼表示部12と、電極部20に電気刺激を出力させることにより得られる測定信号Isが反映された情報を操作兼表示部12に出力させる制御部11とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】電気刺激装置は、電気刺激を与える電極部20と、酸素濃度Xsに応じて変化する測定信号Isを出力する光電センサ30と、筋肉の状態に関する情報を出力する操作兼表示部12と、電極部20に電気刺激を出力させることにより得られる測定信号Isが反映された情報を操作兼表示部12に出力させる制御部11とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、筋肉に電気刺激を付与する電気刺激装置に関する。
従来、疾病や事故により身体に障害を受けた場合の骨格筋の筋力の衰えや運動能力低下の治療として、または、治療後におけるリハビリテーションとして電気療法が用いられている(例えば、特許文献1参照)。また、スポーツ分野において、筋力を増強したり、運動能力を高めたりするための筋力トレーニングにも電気療法が用いられている。筋力トレーニングに電気療法を用いて主動筋や拮抗筋に電気刺激を行うことで高い筋肉増強効果が得られることがわかっている。
一般に、こうした電気療法では、理学療法士や作業療法士等の専門家が電気刺激装置の電極部を対象部位に装着させる。そして上述の専門家が自らの知識や経験に基づいて、電気刺激を与えた時の使用者の痛みの反応をもとに電気刺激の強度を調整する。
上述の電気刺激装置では、電気療法の目的に適合する電気刺激の強度が専門家によって定められる。そして、定められた電気刺激の強度が電気刺激装置に設定される。
ところで、筋肉に電気療法を行う場合、上述した専門家によって、電気療法の前後などで負荷に対する筋肉の状態が把握され、この把握された筋肉の状態に基づいて電気療法が行われることが好ましい。しかしながら、筋肉の状態は、それぞれの専門家のそれぞれの知識に基づいて把握される。このため、筋肉の状態に関する情報が客観的な情報として取得されないおそれがある。
ところで、筋肉に電気療法を行う場合、上述した専門家によって、電気療法の前後などで負荷に対する筋肉の状態が把握され、この把握された筋肉の状態に基づいて電気療法が行われることが好ましい。しかしながら、筋肉の状態は、それぞれの専門家のそれぞれの知識に基づいて把握される。このため、筋肉の状態に関する情報が客観的な情報として取得されないおそれがある。
本発明の目的は、筋肉の状態に関する情報を客観的な情報として取得することのできる電気刺激装置を提供することにある。
本電気刺激装置の独立した一形態によれば、電気刺激を与える電極部と、酸素濃度に応じて変化する測定信号を出力する測定部と、筋肉の状態に関する情報を出力する報知部と、前記電極部に前記電気刺激を出力させることにより得られる前記測定信号が反映された前記情報を前記報知部に出力させる制御部と、を備える。
本電気刺激装置によれば、筋肉の状態に関する情報を客観的な情報として取得することができる。
(本電気刺激装置が取り得る形態の一例)
〔1〕本電気刺激装置の独立した一形態によれば、電気刺激を与える電極部と、酸素濃度に応じて変化する測定信号を出力する測定部と、筋肉の状態に関する情報を出力する報知部と、前記電極部に前記電気刺激を出力させることにより得られる前記測定信号が反映された前記情報を前記報知部に出力させる制御部と、を備える。
〔1〕本電気刺激装置の独立した一形態によれば、電気刺激を与える電極部と、酸素濃度に応じて変化する測定信号を出力する測定部と、筋肉の状態に関する情報を出力する報知部と、前記電極部に前記電気刺激を出力させることにより得られる前記測定信号が反映された前記情報を前記報知部に出力させる制御部と、を備える。
本電気刺激装置によれば、電気刺激に応じて変化する筋肉の状態に関する情報が、電気刺激に応じて変化する酸素濃度を測定された測定信号に対応する情報として報知部から出力される。つまり、本電気刺激装置は、筋肉の状態に関する情報を客観的な測定信号に対応する情報として取得することができる。なお、筋肉の酸素濃度は筋肉の状態に関連を有することが知られていることから、酸素濃度が反映されている測定信号に基づいて筋肉の状態が客観的に判定できるようにもなる。
〔2〕前記電気刺激装置に従属する一形態によれば、前記制御部は、トレーニングに寄与し得る前記電気刺激を前記電極部に出力させるトレーニングモードを備え、前記トレーニングモードを終了した後に得られる前記測定信号が反映された前記情報を前記報知部に出力させる。
本電気刺激装置によれば、報知部から出力される筋肉の状態に関する情報を、トレーニング後の電気刺激に対応する測定信号が反映されたものにさせることができる。
〔3〕前記電気刺激装置に従属する一形態によれば、前記制御部は、前記トレーニングモードを終了した後に前記電極部に前記電気刺激を出力させることにより得られる前記測定信号である終了後測定信号、および、前記トレーニングモードを開始する前に前記電極部に前記電気刺激を出力させることにより得られる前記測定信号である開始前測定信号が反映された前記情報を前記報知部に出力させる。
〔3〕前記電気刺激装置に従属する一形態によれば、前記制御部は、前記トレーニングモードを終了した後に前記電極部に前記電気刺激を出力させることにより得られる前記測定信号である終了後測定信号、および、前記トレーニングモードを開始する前に前記電極部に前記電気刺激を出力させることにより得られる前記測定信号である開始前測定信号が反映された前記情報を前記報知部に出力させる。
本電気刺激装置によれば、報知部から出力する筋肉の状態に関する情報を、トレーニング前後の電気刺激に対応するそれぞれの測定信号が反映されたものにさせることができる。
〔4〕前記電気刺激装置に従属する一形態によれば、前記制御部は、前記トレーニングモードを終了した後に前記電極部に前記電気刺激を出力させることにより得られる前記測定信号と、過去に前記トレーニングモードを終了した後に前記電極部に前記電気刺激を出力させることにより得られた前記測定信号とが反映された前記情報を前記報知部に出力させる。
本電気刺激装置によれば、報知部から出力される筋肉の状態に関する情報を、最新および過去のトレーニング後の電気刺激に対応するそれぞれの測定信号が反映されたものにさせることができる。
〔5〕前記電気刺激装置に従属する一形態によれば、前記制御部は、前記測定信号に基づいて前記酸素濃度に関する特徴量を算出し、算出した特徴量が反映された前記情報を前記報知部に出力させる。
本電気刺激装置によれば、報知部から出力される筋肉の状態に関する情報を、測定信号から得られる酸素濃度に関する特徴量とすることができる。
〔6〕前記電気刺激装置に従属する一形態によれば、前記特徴量が前記酸素濃度に現れる屈曲点である。
〔6〕前記電気刺激装置に従属する一形態によれば、前記特徴量が前記酸素濃度に現れる屈曲点である。
本電気刺激装置によれば、筋肉の状態に関する情報として、電気刺激の負荷に対する筋肉の反応である屈曲点が取得される。例えば、屈曲点によれば、筋肉が電気刺激の負荷に反応しているということが判定される。
〔7〕前記電気刺激装置に従属する一形態によれば、前記特徴量が、前記電気刺激が出力されているときの前記酸素濃度の減少速度である。
本電気刺激装置によれば、筋肉の状態に関する情報として、電気刺激の負荷に対する筋肉の反応である酸素濃度の減少速度が取得される。例えば、酸素濃度の減少速度によれば、電気刺激による負荷への筋肉の反応態様が判定される。
本電気刺激装置によれば、筋肉の状態に関する情報として、電気刺激の負荷に対する筋肉の反応である酸素濃度の減少速度が取得される。例えば、酸素濃度の減少速度によれば、電気刺激による負荷への筋肉の反応態様が判定される。
〔8〕前記電気刺激装置に従属する一形態によれば、前記特徴量が、前記電気刺激の出力が停止した後の前記酸素濃度の増加速度である。
本電気刺激装置によれば、筋肉の状態に関する情報として、電気刺激の負荷から解放された筋肉の回復反応である酸素濃度の増加速度が取得される。例えば、酸素濃度の増加速度によれば、電気刺激による負荷から解放された筋肉の回復態様が判定できる。
本電気刺激装置によれば、筋肉の状態に関する情報として、電気刺激の負荷から解放された筋肉の回復反応である酸素濃度の増加速度が取得される。例えば、酸素濃度の増加速度によれば、電気刺激による負荷から解放された筋肉の回復態様が判定できる。
〔9〕前記電気刺激装置に従属する一形態によれば、前記特徴量が、前記電気刺激が出力されているときに前記酸素濃度が低下しはじめる前の前記酸素濃度と、前記電気刺激が出力されているときの前記酸素濃度の変化が安定したときの前記酸素濃度との差である。
本電気刺激装置によれば、筋肉の状態に関する情報として、電気刺激の負荷に対する筋肉の反応である酸素濃度の低下量が取得される。例えば、酸素濃度の低下量によれば、電気刺激による負荷への筋肉の反応態様が判定される。
〔10〕前記電気刺激装置に従属する一形態によれば、前記トレーニングモードは、前記電気刺激の強度を漸増させる第1のモード、および、前記第1のモードにおいて得られる前記測定信号に基づいて前記電気刺激の強度を制御する第2のモードを含む。
本電気刺激装置によれば、第1のモードでは電気刺激の強度に応じた酸素濃度の変化が得られる。また、第2のモードでは、第1のモードにより得られた電気刺激の強度と酸素濃度の変化との関係に基づいて電気刺激の強度が制御されるようになる。例えば、第1のモードと第2のモードとを筋肉の状態に関する情報の取得に利用すれば、特徴量を取得するときの電気刺激の強度を調整することができる。また例えば、第1のモードと第2のモードとをそれぞれ筋肉の状態に関する情報の取得とトレーニングとに利用することができる。そして、第2のモードでは、第1のモードに基づき定められた電気刺激の強度を利用してトレーニングを行うことができる。
〔11〕前記電気刺激装置に従属する一形態によれば、前記制御部は、前記第1のモードを実行しているときに得られる前記測定信号に基づいて前記特徴量である第1の特徴量を算出し、前記第2のモードを終了した後に前記電極部に前記電気刺激を出力させることにより得られる前記測定信号に基づいて前記特徴量である第2の特徴量を算出し、前記第1の特徴量が反映された前記情報および前記第2の特徴量が反映された前記情報を前記報知部に出力させる。
本電気刺激装置によれば、筋肉の状態に関する情報を、第2のモードの前後における第1の特徴量と第2の特徴量とが反映されたものとして得られるようになる。これにより、第2のモードが筋肉に与えた影響を含む情報を報知できるようになる。
〔12〕前記電気刺激装置に従属する一形態によれば、前記制御部は、前記第2のモードを終了した後に前記電極部に前記電気刺激を出力させることにより得られる前記測定信号に基づいて前記特徴量を算出し、その特徴量を記憶し、記憶される複数の前記特徴量が反映された前記情報を前記報知部に出力させる。
本電気刺激装置によれば、期間を空けて得られる2つの特徴量に基づいて筋肉の状態に関する情報が得られる。また、この得られる情報から筋肉の状態の相対変化が判定可能になる。
(実施の形態1)
以下、図1〜図6を参照して、電気刺激装置の実施の形態1について説明する。
図1に示されるように、電気刺激装置は、使用者の人体に装着される電極部20と光電センサ30とを備える。また電気刺激装置は、電極部20及び光電センサ30に電気的に接続されるコントローラ10を備える。電極部20は、筋肉に電気刺激を与えるものであって、一組の電極である第1の電極21及び第2の電極22を備える。光電センサ30は、筋肉内の酸素濃度を測定し、測定した酸素濃度に対応する測定信号を出力する。コントローラ10は、電極部20から筋肉に与える電気刺激の強度として出力電圧を制御する。またコントローラ10は、光電センサ30から測定信号が入力され、入力された測定信号に基づいて血中酸素濃度を算出する。電極部20と光電センサ30とは、脚等の表面に装着可能なサポータ40に取り付けられている。電極部20の第1の電極21と第2の電極22とは、それぞれ電気的に絶縁される構造を備える。このため、各電極21,22から別の電極及びコントローラ10などに電気が回り込むことが抑制される。
以下、図1〜図6を参照して、電気刺激装置の実施の形態1について説明する。
図1に示されるように、電気刺激装置は、使用者の人体に装着される電極部20と光電センサ30とを備える。また電気刺激装置は、電極部20及び光電センサ30に電気的に接続されるコントローラ10を備える。電極部20は、筋肉に電気刺激を与えるものであって、一組の電極である第1の電極21及び第2の電極22を備える。光電センサ30は、筋肉内の酸素濃度を測定し、測定した酸素濃度に対応する測定信号を出力する。コントローラ10は、電極部20から筋肉に与える電気刺激の強度として出力電圧を制御する。またコントローラ10は、光電センサ30から測定信号が入力され、入力された測定信号に基づいて血中酸素濃度を算出する。電極部20と光電センサ30とは、脚等の表面に装着可能なサポータ40に取り付けられている。電極部20の第1の電極21と第2の電極22とは、それぞれ電気的に絶縁される構造を備える。このため、各電極21,22から別の電極及びコントローラ10などに電気が回り込むことが抑制される。
図2に示されるように、第1の電極21と第2の電極22とは、それらの間に流す電気によって筋肉に電気刺激を与える。電極部20が出力する電気刺激の強度は、例えば第1の電極21と第2の電極22との間の電圧である出力電圧Vxの大きさにより決められる。通常、出力電圧Vxが高くなるにつれて電気刺激の強度は大きくなり、出力電圧Vxが低くなるにつれて電気刺激の強度は小さくなる。なお以下では、第1の電極21と第2の電極22との間の電圧を単に出力電圧Vxと記す。光電センサ30は、筋肉内の酸素濃度に応じて変化する測定信号Isを出力する測定部として機能する。コントローラ10は、電気刺激の強度等を制御する制御部11を備えている。またコントローラ10は、使用者によって操作されたり、測定信号Isが反映された筋肉の状態に関する情報を表示したりする操作兼表示部12を備えている。操作兼表示部12は、酸素濃度Xsや刺激用電圧Vpの少なくとも一方を表示するとより好ましい。さらにコントローラ10は、第1の電極21及び第2の電極22に電気を供給する電源部13を備えている。なお、操作兼表示部12が報知部として機能する。
操作兼表示部12は、入力操作が可能な操作部と、情報を表示する表示部とを備えている。操作部は、1又は複数の操作ボタンより構成される。表示部は、液晶画面などの表示装置を備え、文字及び画像の少なくとも一方を表示させる。表示部には、筋肉の状態に関する情報などが表示される。操作兼表示部12は、表示部に表示させる情報によって、使用者に操作部の操作を促すように構成することもできる。
電源部13は、制御部11から入力される電圧指令Vcに対応する出力電圧Vxを生成し、この生成した出力電圧Vxを電極部20に出力する。
制御部11は、電極部20に出力電圧Vxを出力させることにより筋肉の酸素濃度Xsの変化が反映された測定信号Isを得る。そして得られた測定信号Isの変化が反映された筋肉の組成に関する情報を操作兼表示部12に出力させる。制御部11は、筋肉内の酸素濃度Xsを算出する酸素濃度算出部14と、酸素濃度算出部14が算出した酸素濃度Xsに従って筋肉の状態を判定する判定部15と、電極部20を制御する電気刺激制御部16とを備えている。筋肉の状態には、酸素供給能力、筋収縮強度及び筋疲労度のうちの少なくとも1つが含まれる。筋肉の状態は、電気刺激に対する筋肉内の酸素濃度Xsの変化に基づいて把握される。酸素濃度算出部14は、光電センサ30から出力された測定信号Isに基づいて筋肉内の酸素濃度Xsを算出する。判定部15は、酸素濃度算出部14から酸素濃度Xsが入力され、この入力された酸素濃度Xsに基づいて筋肉の状態を判定する。
制御部11は、電極部20に出力電圧Vxを出力させることにより筋肉の酸素濃度Xsの変化が反映された測定信号Isを得る。そして得られた測定信号Isの変化が反映された筋肉の組成に関する情報を操作兼表示部12に出力させる。制御部11は、筋肉内の酸素濃度Xsを算出する酸素濃度算出部14と、酸素濃度算出部14が算出した酸素濃度Xsに従って筋肉の状態を判定する判定部15と、電極部20を制御する電気刺激制御部16とを備えている。筋肉の状態には、酸素供給能力、筋収縮強度及び筋疲労度のうちの少なくとも1つが含まれる。筋肉の状態は、電気刺激に対する筋肉内の酸素濃度Xsの変化に基づいて把握される。酸素濃度算出部14は、光電センサ30から出力された測定信号Isに基づいて筋肉内の酸素濃度Xsを算出する。判定部15は、酸素濃度算出部14から酸素濃度Xsが入力され、この入力された酸素濃度Xsに基づいて筋肉の状態を判定する。
判定部15は、酸素濃度Xsやその酸素濃度Xsに対応する筋肉の状態に関する情報を操作兼表示部12に出力する。判定部15からの酸素濃度Xsや出力電圧Vx、筋肉の状態に関する情報が、操作兼表示部12に表示される。測定信号Isには筋肉の実際の酸素濃度Xsが反映されている。酸素濃度算出部14では、その測定信号Isから酸素濃度Xsが算出される。よって、判定部15から出力される筋肉の状態に関する情報は筋肉の実際の酸素濃度Xsが反映された情報である。
また判定部15は、筋肉の状態を判定するとき筋肉に適切な負荷を与える刺激用電圧Vpや、筋肉に少し多めの負荷を与える高負荷電圧Vhを記憶しており、この刺激用電圧Vpや高負荷電圧Vhを電気刺激制御部16に指示する。刺激用電圧Vpは、トレーニングに寄与し得る負荷を与える電圧であって、実験や経験、測定などにより、使用者の痛みの少ない電圧として設定されている。高負荷電圧Vhは、刺激用電圧Vpよりも高い値に設定されている電圧であって、使用者の筋肉により高い負荷を与える電圧が設定されている。なお、使用者が耐えうる最大の痛みに対応する電圧として最大刺激電圧が知られている。刺激用電圧Vpや高負荷電圧Vhを最大刺激電圧よりも低い電圧とすることで、筋肉の状態に関する情報を取得する処理において使用者に強い痛みを与えるおそれが抑制される。
操作兼表示部12は、判定部15から入力された酸素濃度Xsや出力電圧Vx、筋肉の状態に関する情報などを表示することで報知する。また、操作兼表示部12は、使用者の操作に従う指示信号Icを電気刺激制御部16に出力する。操作兼表示部12から電気刺激制御部16への指示信号Icには、筋肉に負荷を与えてトレーニングさせるトレーニングモードとしてのトレーニング実行モードと、筋肉に負荷を与えて筋肉の状態に関する情報を取得する測定実行モードとが含まれる。トレーニング実行モードでは、トレーニングに寄与し得る刺激用電圧Vpが出力電圧Vxとして電極部20から出力される。測定実行モードでは、電極部20から出力された出力電圧Vxに応じて得られる実際の酸素濃度Xsの変化が反映された測定信号Isに基づいて筋肉の状態に関する情報が得られる。
電気刺激制御部16は、判定部15からの刺激用電圧Vpや高負荷電圧Vh、操作兼表示部12からの指示信号Icが入力され、これら入力された指示等に対応する電圧指令Vcを作成して電源部13に出力する。電気刺激制御部16は、操作兼表示部12から入力されるトレーニング実行モードの指示信号Icに対応して、トレーニングに寄与する電圧パターンを電圧指令Vcとする。また、電気刺激制御部16は、操作兼表示部12から入力される測定実行モードの指示信号Icに対応して、筋肉の状態の取得に利用できる電圧パターンを電圧指令Vcとする。そして、電気刺激制御部16が作成した電圧指令Vcに対応する出力電圧Vxが電源部13を介して電極部20から出力される。例えば、トレーニング実行モードのとき、刺激用電圧Vpに一定に維持される電圧パターンの出力電圧Vxが電極部20に供給される。また、測定実行モードのとき、「0V」から高負荷電圧Vhまで連続的に電圧が漸増する電圧パターンの出力電圧Vxが電極部20に供給される。出力電圧Vxの電圧パターンの一例として、高負荷電圧Vhを74Vとし、0Vから74Vまで毎秒2Vの上昇率で電圧が漸増する電圧パターンが挙げられる。
出力電圧Vxは、測定実行モードが実行される都度、同様に、一定時間をかけて高負荷電圧Vhまで漸増される。これにより、異なる時刻に取得された複数の情報の測定条件が統一されるようになる。測定条件が統一されれば、各情報を、その大小や良否を判断するために設定されている基準値と比較すること、使用者から取得される複数の情報を比較すること、及び、使用者と使用者以外の他者とのそれぞれの情報を比較することが可能になる。そして、取得した情報を比較対象とする基準値や他の情報と比較することによって、取得した情報の状態が相対的に判定され、この判定に基づいて有意な情報を取得することが可能になる。
図3に示されるように、光電センサ30は、検出光を出射する発光部31と、検出光を検出する受光部32とを備えている。発光部31は、発光ダイオード(LED)であって、対象物の内部に向かって検出光を出射する。受光部32は、近赤外領域に感度を有するフォトダイオードである。発光部31と受光部32との間隔Wは、例えば30mmに設定されている。発光部31と受光部32との間隔Wの1/2の距離が生体組織の透過深度と言われている。よって、筋肉内の血中酸素濃度を測定することに好ましい深度を15mmとする場合、発光部31と受光部32との間隔Wは30mmが好ましい。
図4に示されるように、発光部31には、近赤外領域の異なる3波長を発光する素子が選択される。異なる3波長の光は、例えば760nm,805nm,840nmの3つからなり(図4においてA,B,C)、この3波長の光が一組とされる。発光部31は、一組を構成する3つの異なる波長の光を所定の順番で(図4ではA,B,Cの順番で)一定の時間間隔毎に発光する。これら3つの異なる波長の光は、その発光強度又は発光量が予め定まっている。また、発光部31は、前述した3つの異なる波長の光からなる組合せを周期的に発光する。受光部32は、発光部31から出射されて生体組織を通過した近赤外光を受光し、受光した光の受光強度又は受光量を検出する。検出した受光強度又は受光量を発光部31の発光タイミングに対応させることで波長毎の受光強度又は受光量が得られる。光電センサ30は、検出した受光強度又は受光量に対応する測定信号Isを出力する。
酸素濃度算出部14は、3波長それぞれの発光量と受光量とから当該波長における対象物の吸光度を求め、所定の推定式によって酸素濃度Xsを求める。推定式は、装置の状態等、条件によって異なるが、各波長の吸光度の線形結合で表される。酸素濃度Xsは、いわゆる酸素飽和度であり、血液中のヘモグロビンのうち、実際に酸素を運んでいるヘモグロビンである酸化ヘモグロビンの比率を示し、単位は%(パーセント)である。酸素濃度算出部14は、光電センサ30によって継続的に測定され、血中酸素濃度により変化する測定信号Isが入力されることにより酸素濃度Xsの時系列データを得る。ここで、血液中のヘモグロビンは体内で酸素と結合し、結合の有無によって近赤外領域における吸光度が変化する。そこで、酸素濃度算出部14は、この吸光度の違いを利用することで血中の酸素濃度Xsを算出する。
なお、光電センサ30が人体の筋肉に対応する部位の体表面に取り付けられることによって、光電センサ30の透過深度の範囲内にある筋肉中の酸素濃度Xsが検出される。
ここで、図5を参照して、電気刺激が筋肉に負荷を与えることについて簡単に説明する。
ここで、図5を参照して、電気刺激が筋肉に負荷を与えることについて簡単に説明する。
一般に、筋肉に負荷が与えられると該筋肉中の血管が収縮して酸素濃度Xsが低下することが知られている。また、電気刺激は、筋肉に負荷を与えることも知られている。そこで、制御部11は、筋肉に電気刺激を与えつつ、その筋肉内の酸素濃度Xsを測定することで電気刺激が筋肉に負荷を与えていることを検出する。また、制御部11は、与えている負荷に対する酸素濃度Xsの状態に基づいて筋肉の状態に関する情報を取得する。なお、図5において、時刻は開始時刻t0、第1時刻t1、第2時刻t2、第3時刻t3の順に経過する。また、出力電圧Vxの高さは、開始電圧V0<第1電圧V1<第2電圧V2の関係にあり、開始電圧V0は「0V」であり、第2電圧V2は高負荷電圧Vhであることが好ましい。さらに、酸素濃度Xsの濃さとして、開始電圧V0から第1電圧V1までに対応する当初濃度X1と、第2電圧V2に対応し、当初濃度X1よりも低い値となる高負荷濃度X2とがある。当初濃度X1は電気刺激による負荷がまだ小さいときの酸素濃度Xsであり、高負荷濃度X2は電気刺激による負荷が大きいときの酸素濃度Xsである。
図5(b)のグラフLb1に示されるように、出力電圧Vxが開始電圧V0から連続的に高くなるように変化することに応じて、図5(a)のグラフLa1に示されるように、筋肉中の酸素濃度Xsに変化が生じる。例えば、開始電圧V0から第1電圧V1までの間では、筋肉中の酸素濃度Xsは当初濃度X1から大きく変化しない。一方、第1電圧V1から第2電圧V2までの間では、筋肉中の酸素濃度Xsは当初濃度X1から変化する。このことから、出力電圧Vxが第1電圧V1を超えると、筋肉は、電気刺激によって受ける負荷に応じて酸素濃度Xsが変化することが示される。
従来、前述のように電気刺激装置では、電気療法の目的に適合する電気刺激の強度が専門家によって定められている。また、電気療法を行う際、電気療法の前後で把握されることが好ましい筋肉の状態は、それぞれの専門家のそれぞれの知識に基づいて把握される。専門家により把握される筋肉の状態に関する情報は、各専門家がそれぞれの知識等に基づいて把握するという実情の下、客観的な情報として取得されないおそれがある。また、筋肉の状態に関する情報が客観的な情報として取得されないとなると、専門家ではない使用者が筋肉の状態に関する情報を客観的に取得できないおそれが高い。
そこで、光電センサ30による客観的な測定結果である測定信号Isに基づいて酸素濃度算出部14により客観的に算出される酸素濃度Xsに基づいて筋肉の状態に関する情報を客観的な情報として取得する。
次に、図5を参照して、本電気刺激装置の作用としての筋肉の状態に関する情報を取得する手順について説明する。
制御部11は測定実行モードの処理を開始する。詳述すると、電気刺激装置は使用者の操作により操作兼表示部12に測定実行モードが設定される。測定モードが設定された操作兼表示部12は、測定実行モードに関する指示信号Icを電気刺激制御部16へ出力する。電気刺激制御部16は、測定実行モードに対応する電圧のパターンに基づく電圧指令Vcを電源部13に出力する。その電圧指令Vcに基づく電圧が電源部13から出力される。出力された電圧が電極部20から筋肉に付与されることで、測定実行モードにおける筋肉の酸素濃度Xsが、測定信号Isの入力される酸素濃度算出部14における算出より測定される。酸素濃度算出部14により酸素濃度Xsが算出されると、判定部15は、開始時刻t0から第3時刻t3以降までの酸素濃度Xs及び出力電圧Vxの経時的変化を記憶する。酸素濃度Xsの経時的変化は、光電センサ30の測定信号Isに基づき得られる。出力電圧Vxは、電気刺激制御部16の電圧指令Vcや電源部13より得られる。よって、使用者の筋肉の状態に関する情報の取得対象とする部位の筋肉について、酸素濃度XsのグラフLa1、及び、出力電圧VxのグラフLb1が得られる。なお、ここでは、測定実行モードはその実行に先立ち、トレーニング実行モードが実行されているものとする。つまり、トレーニング実行モードの後に測定実行モードが実行される。
制御部11は測定実行モードの処理を開始する。詳述すると、電気刺激装置は使用者の操作により操作兼表示部12に測定実行モードが設定される。測定モードが設定された操作兼表示部12は、測定実行モードに関する指示信号Icを電気刺激制御部16へ出力する。電気刺激制御部16は、測定実行モードに対応する電圧のパターンに基づく電圧指令Vcを電源部13に出力する。その電圧指令Vcに基づく電圧が電源部13から出力される。出力された電圧が電極部20から筋肉に付与されることで、測定実行モードにおける筋肉の酸素濃度Xsが、測定信号Isの入力される酸素濃度算出部14における算出より測定される。酸素濃度算出部14により酸素濃度Xsが算出されると、判定部15は、開始時刻t0から第3時刻t3以降までの酸素濃度Xs及び出力電圧Vxの経時的変化を記憶する。酸素濃度Xsの経時的変化は、光電センサ30の測定信号Isに基づき得られる。出力電圧Vxは、電気刺激制御部16の電圧指令Vcや電源部13より得られる。よって、使用者の筋肉の状態に関する情報の取得対象とする部位の筋肉について、酸素濃度XsのグラフLa1、及び、出力電圧VxのグラフLb1が得られる。なお、ここでは、測定実行モードはその実行に先立ち、トレーニング実行モードが実行されているものとする。つまり、トレーニング実行モードの後に測定実行モードが実行される。
測定実行モードの処理が開始されると、図5(b)のグラフLb1に示されるように、時間の経過に従って連続的に漸増する出力電圧Vxが電極部20から出力される。電気刺激制御部16は、測定実行モードであることに応じて出力電圧Vxを連続的に漸増させる電圧指令Vcを電源部13に出力する。電源部13は、入力された電圧指令Vcに対応する連続的な出力電圧Vxを電極部20から出力させる。この連続的に漸増する出力電圧Vxに応じて筋肉内の酸素濃度が変化し、この変化を示す測定信号Isに基づいて、図5(a)に示される酸素濃度XsのグラフLa1が得られる。
図5に示すように、まず、電極部20からの出力電圧Vxが開始時刻t0の開始電圧V0から第1時刻t1の第1電圧V1まで変化する。このとき、酸素濃度Xsは、当初濃度X1にほぼ維持される。
続いて、電極部20からの出力電圧Vxが第1時刻t1の第1電圧V1から第2時刻t2の高負荷電圧Vhである第2電圧V2まで変化する。このとき、酸素濃度Xsは、出力電圧Vxの上昇に応じて当初濃度X1から高負荷濃度X2へ徐々に低下するように変化する。酸素濃度Xsのうち、維持されていた当初濃度X1から濃度の低下が始まる第1電圧V1に対応する点を特徴量としての屈曲点P1として特定し、第2電圧V2に対応する点を特徴量としての最低点P2として特定する。
そして、第2時刻t2以降、電極部20の出力電圧Vxは開始電圧V0に維持される。このとき、電気刺激による負荷から解放された筋肉は弛緩して血流が回復し、酸素濃度Xsは高負荷濃度X2から当初濃度X1へ向けて徐々に回復する。
判定部15は、酸素濃度Xs、及び、出力電圧Vxの経時的変化が記憶されると、酸素濃度XsのグラフLa1の酸素濃度Xsの屈曲点P1を求める。屈曲点P1は、酸素濃度XsのグラフLa1の傾きが一定時間負の値を継続した点として求められる。例えば、屈曲点P1は、酸素濃度XsのグラフLa1の微分値を算出し、微分値が負の値であることが一定時間継続している点として検出される。酸素濃度Xsの低下は、負荷に対応して筋肉が収縮していることを示している。つまり屈曲点P1は、筋肉が収縮を始めるときの出力電圧Vxを示し、この電圧以上の電圧によれば少なくともトレーニングの目的に適合する有意な負荷が筋肉に付与される。
また、判定部15は、酸素濃度XsのグラフLa1に基づいて酸素濃度の最低点P2を求める。最低点P2は、出力電圧Vxが第2電圧V2のときの酸素濃度Xsに対応する点として取得される。第2電圧V2は、それより電圧が上がるとき、酸素濃度Xsの低下が零、もしくは、小さいときの電圧として設定されている。第2電圧V2のときはそこから電圧が変化するとしても、酸素濃度Xsは、変化量が小さい状態であり、変化が安定している状態である。
続いて、判定部15が筋肉の状態に関する情報を判定することについての具体例について説明する。筋肉の状態に関する情報は、酸素濃度XsのグラフLa1から取得される特徴量としての屈曲点P1、最低点P2、酸素濃度減少速度A、酸素濃度低下量Xd及び酸素濃度回復時間Trの少なくとも1つに基づいて得られる。例えば、屈曲点P1又は酸素濃度回復時間Trに基づいて筋肉の状態に関する情報の一つとしての酸素供給能力が得られる。また例えば、最低点P2、酸素濃度減少速度A又は酸素濃度低下量Xdに基づいて筋肉の状態に関する情報の一つとしての筋収縮強度が得られる。さらに例えば、酸素濃度低下量Xdに基づいて筋肉の状態に関する情報の一つとしての酸素消費能力が得られる。なお、各特徴量と、その特徴量から得られる筋肉の状態に関する情報との関係は上記に例示した組合せに制限されるものではなく、生体に関する経験や研究などに基づいて組み合わせることが可能である。
なお、屈曲点P1には、出力電圧Vxとして屈曲電圧Vbが対応する。酸素濃度減少速度Aは、電気刺激が出力されているときの酸素濃度Xsの減少速度である。酸素濃度回復時間Trは、電気刺激の出力が停止した後に酸素濃度Xsが所定の濃度まで増加することに要する時間であり、酸素濃度Xsの増加速度に関連する。所定の濃度として、例えば当初濃度X1が挙げられる。酸素濃度低下量Xdは、電気刺激が出力されているときに酸素濃度Xsが低下しはじめる前の当初濃度X1と、電気刺激が出力されているときの酸素濃度Xsの変化が安定したときの高負荷濃度X2との差である。
また、判定部15は、少なくとも1つの特徴量に基づいて筋肉の状態に関する情報を得ることができる。そこで、以下では、各特徴量に基づき得られる筋肉の状態に関する情報について、特徴量毎にそれぞれ例示する。また、判定部15は、取得した特徴量や、各特徴量に基づき得られた筋肉の状態に関する情報を記憶して、過去の情報として使用可能にもしている。
まず、図5を参照して、屈曲点P1を取得し、取得した屈曲点P1に基づいて酸素供給能力を判定する例について説明する。
図5(a)において、酸素濃度XsのグラフLa1の屈曲点P1に対応する屈曲電圧Vbとして、図5(b)における第1電圧V1が得られる。屈曲電圧Vbは、出力電圧Vxの漸増に応じての筋収縮が血流制限を生じさせるにともない酸素濃度が減少を始める電圧である。
図5(a)において、酸素濃度XsのグラフLa1の屈曲点P1に対応する屈曲電圧Vbとして、図5(b)における第1電圧V1が得られる。屈曲電圧Vbは、出力電圧Vxの漸増に応じての筋収縮が血流制限を生じさせるにともない酸素濃度が減少を始める電圧である。
一般に、筋肉は、酸素供給能力が高ければ、血流制限をおこす電圧である屈曲電圧Vbが高くなる傾向にある。従ってトレーニングにより毛細血管が発達した筋肉は、酸素供給能力が高められているため屈曲電圧Vbが高くなる傾向にある。よって、判定部15を、屈曲電圧Vbと設定されている基準値とを比較し、酸素供給能力の高低を判定するように構成させることが可能である。例えば、基準値を標準レベルの範囲とする。この場合、判定部15は、屈曲電圧Vbが基準値にあれば酸素供給能力は標準的であると判定できる。一方、判定部15は、屈曲電圧Vbが基準値よりも小さければ酸素供給能力が低いと判定でき、逆に、屈曲電圧Vbが基準値よりも大きければ酸素供給能力が高いと判定できる。
なお基準値は、統計や実験、経験などに基づいて求められた標準的な値とすることができる。なお、基準値を他者から得られた値とすれば、使用者と他者との相対的な比較を行うようになる。また基準値を使用者から得られた過去の値とすれば、使用者自身の筋肉の状態に関する情報の変化を判定することができる。
ここで、図6(a),(b)を参照して、屈曲電圧Vbと基準値との比較ではなく、2つの屈曲電圧Vbに基づいて筋肉の状態を判定する場合について説明する。2つの酸素濃度Xsの各グラフLa11,La22から対応する屈曲電圧V111,V112が取得されるものとする。
1つ目の例として、同一の使用者における異なる時点の屈曲電圧Vbを比較して当該使用者自身の筋肉の酸素供給能力の変化を判定する例を説明する。過去の酸素濃度XsのグラフLa11から屈曲点P111に対応する過去の屈曲電圧V111を得る。また、最新の酸素濃度XsのグラフLa12から屈曲点P112に対応する最新の屈曲電圧V112を得る。そして得られた過去の屈曲電圧V111と最新の屈曲電圧V112とを比較する。過去の屈曲電圧V111よりも最新の屈曲電圧V112が高いことから、使用者の筋肉の現在の酸素供給能力が過去に比べて向上していることが判定可能になる。逆に、過去の屈曲電圧V111よりも最新の屈曲電圧V112が低ければ、使用者の筋肉の現在の酸素供給能力が過去に比べて低下していることが判定可能になる。なお過去と最新とは、筋肉の状態の変化を確認しやすい期間、例えば、2〜3日以上の間隔であって、一週間や一カ月などが挙げられるが、これらの期間に限られず、また、2〜3日よりも短くすることも可能である。
2つ目の例として、使用者と他者との間で屈曲電圧Vbを比較して使用者と他者との間で筋肉の酸素供給能力の違いを判定する例を説明する。使用者の屈曲電圧V111が酸素濃度XsのグラフLa11に基づいて得られ、他者の屈曲電圧V112が酸素濃度XsのグラフLa12に基づいて得られるとする。使用者の屈曲電圧V111に比べて他者の屈曲電圧V112の方が高いことから、使用者の筋肉の酸素供給能力は他者よりも低いことが判定可能になる。逆に、使用者の屈曲電圧V111に比べて他者の屈曲電圧V112の方が低ければ、使用者の筋肉の酸素供給能力は他者よりも高いことが判定可能になる。
なお、これらの判定は、判定部15で行うことも可能であるが、操作兼表示部12を通じての2つの屈曲電圧Vbの提供により使用者などが行うことも可能である。例えば、操作兼表示部12から、1つの屈曲電圧Vbや、1つの屈曲電圧Vbと基準値、もしくは、比較する2つの屈曲電圧Vbが通知されることで使用者などにより判定することができるようになる。
以下、特徴量を取得し、取得した特徴量に基づいて筋肉の状態を判定する他の例について説明する。なお、説明の便宜上、上述した説明と同様の説明についてはその説明を割愛する。
図5を参照して、屈曲点P1及び最低点P2を取得し、取得した屈曲点P1及び最低点P2に基づいて筋収縮強度を判定する例について説明する。
屈曲点P1及び最低点P2に基づいて、出力電圧Vxの漸増に応じる筋収縮が生じさせる血流制限にともなう酸素濃度Xsの減少速度として酸素濃度減少速度Aが得られる。酸素濃度減少速度Aは、図5(a)において、第1時刻t1から第2時刻t2までの間に屈曲点P1の当初濃度X1が最低点P2の高負荷濃度X2まで変化する線B1の傾きで示される。酸素濃度減少速度Aは、「−(濃度差ΔX/時間差Δt1)」で算出される。濃度差ΔXは、当初濃度X1と高負荷濃度X2との差の絶対値であり、時間差Δt1は第1時刻t1と第2時刻t2との差の絶対値である。なお、正負の符号の要否は必要に応じて定めればよい。
屈曲点P1及び最低点P2に基づいて、出力電圧Vxの漸増に応じる筋収縮が生じさせる血流制限にともなう酸素濃度Xsの減少速度として酸素濃度減少速度Aが得られる。酸素濃度減少速度Aは、図5(a)において、第1時刻t1から第2時刻t2までの間に屈曲点P1の当初濃度X1が最低点P2の高負荷濃度X2まで変化する線B1の傾きで示される。酸素濃度減少速度Aは、「−(濃度差ΔX/時間差Δt1)」で算出される。濃度差ΔXは、当初濃度X1と高負荷濃度X2との差の絶対値であり、時間差Δt1は第1時刻t1と第2時刻t2との差の絶対値である。なお、正負の符号の要否は必要に応じて定めればよい。
一般に、筋肉は、筋収縮強度が高ければ筋収縮が速くなり、この速さに対応する速度で血流制限が生じ、酸素濃度減少速度Aが速くなる傾向にある。従ってトレーニングにより筋収縮強度が高くなった筋肉は、酸素濃度減少速度Aも速くなる傾向にある。よって、判定部15は、酸素濃度減少速度Aと比較するために設定されている基準値と、酸素濃度減少速度Aとを比較することで、筋収縮強度の高低を判定することができる。例えば、判定部15は、酸素濃度減少速度Aが基準値にあれば筋収縮強度は標準であると判定できる。一方、判定部15は、酸素濃度減少速度Aが基準値よりも小さければ筋収縮強度が低いと判定でき、逆に、酸素濃度減少速度Aが基準値よりも大きければ筋収縮強度が高いと判定できる。
ここで、図6(a),(b)を参照して、酸素濃度減少速度Aと基準値との比較ではなく、2つの酸素濃度減少速度Aに基づいて筋肉の状態を判定する場合について説明する。2つの酸素濃度Xsの各グラフLa11,La12から対応する酸素濃度減少速度Aがそれぞれ取得されるものとする。酸素濃度減少速度Aは、屈曲点P111,P112に対応する時刻t111,t112及びそのときの当初濃度X1と、最低点に対応する時刻t12及びそのときの高負荷濃度X111,X112とに基づいて算出される。
1つ目の例として、同一の使用者における異なる時点の酸素濃度減少速度Aを比較して当該使用者自身の筋肉の筋収縮強度の変化を判定する例を説明する。過去の酸素濃度XsのグラフLa11に基づいて過去の酸素濃度減少速度Aを得て、最新の酸素濃度XsのグラフLa12に基づいて最新の酸素濃度減少速度Aを得る。過去の酸素濃度減少速度Aよりも最新の酸素濃度減少速度Aが高いことから、使用者の筋肉の現在の筋収縮強度が過去よりも向上していることが判定可能になる。逆に、過去の酸素濃度減少速度Aよりも最新の酸素濃度減少速度Aが低ければ、使用者の筋肉の現在の筋収縮強度が過去よりも低下していることが判定可能になる。
2つ目の例として、使用者と他者との間で酸素濃度減少速度Aを比較して使用者と他者との間で筋肉の筋収縮強度の違いを判定する例を説明する。グラフLa11から使用者の酸素濃度減少速度Aが得られ、グラフLa12から他者の酸素濃度減少速度Aが得られるものとする。使用者の酸素濃度減少速度Aが他者の酸素濃度減少速度Aよりも遅いことから、使用者の筋肉の筋収縮強度は他者よりも低いことが判定可能になる。逆に、使用者の酸素濃度減少速度Aが他者の酸素濃度減少速度Aよりも速い場合、使用者の筋肉の筋収縮強度は他者よりも高いことが判定可能になる。
なお、こうした判定は、判定部15で行うことも可能であるが、操作兼表示部12を通じて酸素濃度減少速度Aなどの特徴量を提供することにより使用者などが行うことも可能である。
図5を参照して、最低点P2の時刻t2と酸素濃度Xsの回復タイミングとを取得し、取得した最低点P2の時刻t2と回復タイミングとに基づいて酸素供給能力、又は、酸素消費能力を判定する例について説明する。ここでは、回復タイミングは、酸素濃度Xsが所定の濃度である当初濃度X1に回復した時刻であり、時刻t3である。
最低点P2の時刻t2と酸素濃度Xsの回復タイミングの時刻t3に基づいて、酸素濃度回復時間Trが得られる。酸素濃度回復時間Trは、出力電圧Vxの印加で減少した血流量が、出力電圧Vxの印加が無くなることで当初濃度X1に回復するまでに要した時間である。酸素濃度回復時間Trは、図5(a)及び(b)において、第2電圧V2の印加が終了する第2時刻t2から当初濃度X1に回復した第3時刻t3までの時間である。
一般に、筋肉は、酸素供給能力や酸素消費能力の高さが筋肉の状態に関連することが知られている。例えば、回復能力の高い筋肉は、酸素消費が多くなる傾向にある。そのため、毛細血管の収縮度の少ない態様の電気刺激の印加が停止された場合、回復能力の高い筋肉は酸素濃度回復時間Trが長くなる傾向にある。なお、毛細血管の収縮度の少ない電気刺激とは、出力電圧Vxの印加が短時間である電気刺激などが挙げられる。一方、毛細血管を収縮させる態様の電気刺激の印加が停止された場合、毛細血管の発達している筋肉は、酸素濃度回復時間Trが短くなる傾向にある。毛細血管が収縮される電気刺激とは、出力電圧Vxの印加が長時間である電気刺激などが挙げられる。酸素濃度回復時間Trは、電気刺激の態様によって筋肉の回復能力との関連について傾向が異なる。よって、酸素濃度回復時間Trは、その大小や良否を判断するために設定されている基準値と、与えられていた電気刺激との関係によって、筋肉の状態を判定可能な情報である。なお、前記設定されている基準値の高負荷濃度と酸素濃度回復時間Trの高負荷濃度X2とが同じ値であれば、酸素濃度回復時間Trは酸素濃度の増加速度に比例する値となる。また酸素濃度の増加速度は、当初濃度X1と高負荷濃度X2との差を酸素濃度回復時間Trで割ることで得られる。
ここで、図6(a),(b)を参照し、酸素濃度回復時間Trと基準値との比較ではなく、2つの酸素濃度回復時間Tr1,Tr2に基づいて筋肉の状態を判定する場合について説明する。2つの酸素濃度Xsの各グラフLa11,La12から対応する酸素濃度回復時間Tr1,Tr2がそれぞれ取得されるものとする。出力電圧Vxが電圧V12に対応する時刻t12になることで出力電圧Vxが零にされる。そして、酸素濃度回復時間Tr1は最低点に対応する時刻t12と回復タイミングの時刻t13までの時間、酸素濃度回復時間Tr2は最低点に対応する時刻t12と回復タイミングの時刻t14までの時間として得られる。
1つ目の例として、同一の使用者における異なる時点の酸素濃度回復時間Tr1,Tr2を比較して当該使用者自身の筋肉の酸素消費能力を判定する例を説明する。過去の酸素濃度XsのグラフLa11に基づいて過去の酸素濃度回復時間Tr1を得て、最新の酸素濃度XsのグラフLa12に基づいて、最新の酸素濃度回復時間Tr2を得る。過去の酸素濃度回復時間Tr1よりも最新の酸素濃度回復時間Tr2が長いことから、例えば、使用者の筋肉の現在の酸素消費能力が過去よりも向上していることが判定可能になる。逆に、過去の酸素濃度回復時間Tr1よりも最新の酸素濃度回復時間Tr2が短ければ、例えば、使用者の筋肉の現在の酸素消費能力が低く回復能力が低下していることが判定可能になる。
2つ目の例として、使用者と他者との間でそれぞれの酸素濃度回復時間Tr1,Tr2を比較して使用者と他者との間で筋肉の酸素消費能力の違いを判定する例を説明する。グラフLa11から使用者の酸素濃度回復時間Tr1が得られ、グラフLa12から他者の酸素濃度回復時間Tr2が得られるものとする。使用者の酸素濃度回復時間Tr1が他者の酸素濃度回復時間Tr2よりも短いことから、使用者の筋肉は他者よりも酸素消費能力が低いことが判定可能になる。逆に、使用者の酸素濃度回復時間Tr1が他者の酸素濃度回復時間Tr2よりも長い場合、使用者の筋肉は他者よりも酸素消費能力が高いことが判定可能になる。
なお、こうした判定は、判定部15で行うことも可能であるが、操作兼表示部12を通じて酸素濃度回復時間Tr,Tr1,Tr2などの特徴量を提供することにより使用者などが行うことも可能である。
図5を参照して、屈曲点P1及び最低点P2を取得し、取得した屈曲点P1及び最低点P2に基づいて筋収縮強度を判定する例について説明する。
屈曲点P1及び最低点P2に基づいて、出力電圧Vxの漸増に応じて筋収縮が生じさせる血流制限にともなう酸素濃度Xsの減少量としての酸素濃度低下量Xdが得られる。つまり、酸素濃度低下量Xdは、図5(a)において、酸素濃度XsのグラフLa1の屈曲点P1に対応する当初濃度X1と、最低点P2に対応する高負荷濃度X2との間の差である。
屈曲点P1及び最低点P2に基づいて、出力電圧Vxの漸増に応じて筋収縮が生じさせる血流制限にともなう酸素濃度Xsの減少量としての酸素濃度低下量Xdが得られる。つまり、酸素濃度低下量Xdは、図5(a)において、酸素濃度XsのグラフLa1の屈曲点P1に対応する当初濃度X1と、最低点P2に対応する高負荷濃度X2との間の差である。
一般に、筋肉は、筋収縮強度が高ければ筋収縮が強くなり、この強さに対応する強さで血流制限が生じ、酸素濃度低下量Xdが大きくなる傾向にある。従ってトレーニングにより筋収縮強度が高くなった筋肉は、酸素濃度低下量Xdも高くなる傾向にある。よって、判定部15は、酸素濃度低下量Xdの多少を判定するために設定されている基準値と、酸素濃度低下量Xdとを比較することで、筋収縮強度の高低を判定することができる。例えば、判定部15は、酸素濃度低下量Xdが基準値にあれば筋収縮強度は強度が普通の範囲にあると判定できる。一方、判定部15は、酸素濃度低下量Xdが基準値より少なければ筋収縮強度は強度が低い範囲にあると判定でき、逆に、酸素濃度低下量Xdが基準値より多ければ筋収縮強度は強度が高い範囲にあると判定することができる。
ここで、図6(a),(b)を参照して、酸素濃度低下量Xdと基準値との比較ではなく、2つの酸素濃度低下量Xd1,Xd2に基づいて筋収縮強度を判定する説明について説明する。酸素濃度低下量Xd1はグラフLa11から,酸素濃度低下量Xd2はグラフLa12からそれぞれ取得されるものとする。酸素濃度低下量Xd1は当初濃度X11と高負荷濃度X111との差、酸素濃度低下量Xd2は当初濃度X11と高負荷濃度X112との差として得られる。
1つ目の例として、同一の使用者における異なる時点の酸素濃度低下量Xd1,Xd2を比較して当該使用者自身の筋肉の筋収縮強度の変化を判定する例を説明する。過去の酸素濃度低下量Xd1よりも最新の酸素濃度低下量Xd2が多いことから、使用者の筋肉の現在の筋収縮強度が過去よりも向上していることが判定可能になる。逆に、過去の酸素濃度低下量Xd1よりも最新の酸素濃度低下量Xd2が少ない場合、使用者の筋肉の現在の筋収縮強度が過去よりも低下していることが判定可能になる。
2つ目の例として、使用者と他者との間でそれぞれの酸素濃度低下量Xd3,Xd4を比較して使用者と他者との間で筋肉の筋収縮強度の違いを比較する例を説明する。酸素濃度低下量Xd3はグラフLa11から,酸素濃度低下量Xd4はグラフLa12からそれぞれ取得されるものとする。酸素濃度低下量Xd3は当初濃度X11と高負荷濃度X111との差、酸素濃度低下量Xd4は当初濃度X11と高負荷濃度X112との差として得られる。例えば、使用者の酸素濃度低下量Xd3が他者の酸素濃度低下量Xd4よりも少ないことから、使用者の筋肉の筋収縮強度は他者よりも低いことが判定可能になる。逆に、使用者の酸素濃度低下量Xd3が他者の酸素濃度低下量Xd4よりも多い場合、使用者の筋肉の筋収縮強度は他者よりも高いことが判定可能になる。
このような構成により、電気刺激装置は客観的な値として測定される酸素濃度Xsに基づいて筋肉の状態を客観的な情報として取得することができる。
以上説明したように、本電気刺激装置によれば、以下の効果を奏することができる。
以上説明したように、本電気刺激装置によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)出力電圧Vxに対応して変化する筋肉の状態に関する情報が、出力電圧Vxに応じて変化する筋肉の酸素濃度Xsを測定された測定信号Isに対応する情報として操作兼表示部12から出力される。つまり、本電気刺激装置は、筋肉の状態に関する情報を客観的な測定信号Isに対応する情報として取得することができる。なお、筋肉の酸素濃度Xsは筋肉の状態に関連を有することが知られていることから、測定信号Isに基づいて筋肉の状態が客観的に判定できるようにもなる。
(2)トレーニング後に測定実行モードを実行することで、操作兼表示部12から出力される筋肉の状態に関する情報を、トレーニング後の出力電圧Vxに対応する測定信号Isが反映されたものにさせることができる。
(3)操作兼表示部12から出力される筋肉の状態に関する情報を、最新および過去のトレーニング後の出力電圧Vxに対応するそれぞれの測定信号Isが反映されたものにさせることができる。
(4)操作兼表示部12から出力される筋肉の状態に関する情報を、測定信号Isから得られる酸素濃度Xsに関する特徴量とすることができる。
(5)筋肉の状態に関する情報として、出力電圧Vxによる負荷に対する筋肉の反応である屈曲点P1が取得される。例えば、屈曲点P1によれば、筋肉が出力電圧Vxによる負荷に反応しているということが判定される。
(5)筋肉の状態に関する情報として、出力電圧Vxによる負荷に対する筋肉の反応である屈曲点P1が取得される。例えば、屈曲点P1によれば、筋肉が出力電圧Vxによる負荷に反応しているということが判定される。
(6)筋肉の状態に関する情報として、出力電圧Vxによる負荷に対する筋肉の反応である酸素濃度Xsの酸素濃度減少速度Aが取得される。例えば、酸素濃度Xsの酸素濃度減少速度Aによれば、出力電圧Vxによる負荷への筋肉の反応態様が判定される。
(7)筋肉の状態に関する情報として、出力電圧Vxによる負荷から解放された筋肉の回復反応である酸素濃度の増加速度に関連する酸素濃度回復時間Trが取得される。例えば、酸素濃度の増加速度に関連する酸素濃度回復時間Trによれば、出力電圧Vxによる負荷から解放された筋肉の回復態様が判定できる。
(8)筋肉の状態に関する情報として、出力電圧Vxによる負荷に対する筋肉の反応である酸素濃度Xsの酸素濃度低下量Xdが取得される。例えば、酸素濃度Xsの酸素濃度低下量Xdによれば、出力電圧Vxによる負荷への筋肉の反応態様が判定される。
(9)過去の特徴量を記憶して最新の特徴量と比較することにより、期間を空けて得られる2つの特徴量に基づいて筋肉の状態に関する情報が得られる。また、この得られる情報から筋肉の状態の相対変化が判定可能になる。
(実施の形態2)
以下、図7を参照して、電気刺激装置の実施の形態2について説明する。本電気刺激装置は、都度のトレーニング実行モードの前後でそれぞれ測定実行モードを実行する点が、上記実施の形態1と相違する。以下、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
以下、図7を参照して、電気刺激装置の実施の形態2について説明する。本電気刺激装置は、都度のトレーニング実行モードの前後でそれぞれ測定実行モードを実行する点が、上記実施の形態1と相違する。以下、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
電気刺激制御部16は、「トレーニングモード」の実行が指示されることで筋肉のトレーニングを行うとともに、当該トレーニングによる筋肉の疲労度を測定する。詳述すると、電気刺激制御部16は、「トレーニングモード」の実行が指示されると、トレーニング開始前の測定実行モードと、トレーニング実行モードと、トレーニング終了後の測定実行モードとを順次行う。つまり、電気刺激制御部16は、トレーニングの開始前及び終了後にそれぞれ測定実行モードを実行して筋肉の状態に関する情報を得る。
図7(a),(b)を参照して、作用について説明する。
「トレーニングモード」の実行が指示されると、電気刺激制御部16は、トレーニング開始前の測定実行モードを実行する。電気刺激制御部16は、時刻t20から時刻t22にかけて出力電圧Vxを高負荷電圧V22まで漸増する出力電圧Vxを出力する。酸素濃度算出部14は、出力電圧Vxに対応する開始前測定信号としての測定信号Isを取得して酸素濃度Xsを算出する。出力電圧Vxの経時的変化はグラフLb2として得られ、酸素濃度Xsの経時的変化はグラフLa21として得られる。そして、測定実行モードが終了する。グラフLa21からは、高負荷濃度X221や、屈曲電圧V21、酸素濃度減少速度A、酸素濃度低下量Xd、酸素濃度回復時間Trを得ることができる。
「トレーニングモード」の実行が指示されると、電気刺激制御部16は、トレーニング開始前の測定実行モードを実行する。電気刺激制御部16は、時刻t20から時刻t22にかけて出力電圧Vxを高負荷電圧V22まで漸増する出力電圧Vxを出力する。酸素濃度算出部14は、出力電圧Vxに対応する開始前測定信号としての測定信号Isを取得して酸素濃度Xsを算出する。出力電圧Vxの経時的変化はグラフLb2として得られ、酸素濃度Xsの経時的変化はグラフLa21として得られる。そして、測定実行モードが終了する。グラフLa21からは、高負荷濃度X221や、屈曲電圧V21、酸素濃度減少速度A、酸素濃度低下量Xd、酸素濃度回復時間Trを得ることができる。
次に、電気刺激制御部16は、測定実行モードが終了してから所定期間、例えば、酸素濃度Xsが当初濃度X11に回復するまで待機してから、トレーニング実行モードを実行する。
そして、電気刺激制御部16は、トレーニング実行モードが終了してから所定時間、例えば、酸素濃度Xsが当初濃度X11に回復するまで待機してから、トレーニング終了後の測定実行モードを実行する。電気刺激制御部16は、トレーニング開始前の測定実行モードと同一の期間で同一の電圧である高負荷電圧V22まで漸増する出力電圧Vxを出力する。酸素濃度算出部14は、出力電圧Vxに対応する終了後測定信号としての測定信号Isを得て酸素濃度Xsを算出する。出力電圧Vxの経時的変化はグラフLb2として得られ、酸素濃度Xsの経時的変化はグラフLa22として得られる。そして、測定実行モードが終了する。なお、グラフLa22からは、高負荷濃度X222や、屈曲電圧V21、酸素濃度減少速度A、酸素濃度低下量Xd、酸素濃度回復時間Trを得ることができる。
取得する特徴量は、それらを比較する場合など測定条件を統一することが好ましい。そこで、トレーニング前後の各測定実行モードが出力する出力電圧Vxの期間、増加態様、最大電圧を統一している。
その後、トレーニング開始前及び終了後のそれぞれの測定実行モードで得られた筋肉の状態に関する情報が出力される。例えば、筋肉の状態に関する情報として、2つの高負荷濃度X221,X222、酸素濃度減少速度A、酸素濃度低下量Xd及び酸素濃度回復時間Trのうちの少なくとも1つが操作兼表示部12に表示される。ここでは、トレーニング終了後は、高負荷濃度は低下し、酸素濃度減少速度Aは速くなり、酸素濃度低下量Xdは多くなり、所定の条件の下では酸素濃度回復時間Trは短くなっている。
一般に、トレーニング前後では、筋肉の状態に、筋肉の疲労に起因する違いが生じることが知られている。例えば、トレーニング前後に、同じ条件の電気刺激を与えるとする。トレーニング開始前に比べてトレーニング終了後は、高負荷濃度は低下し、酸素濃度減少速度Aは速くなり、酸素濃度低下量Xdは多くなり、所定の条件の下では酸素濃度回復時間Trは短くなる傾向にある。つまり、運動によって疲労した筋肉は、疲労前の筋肉に比べて電気刺激に対する反応に変化が生じる。例えば、運動によって疲労した筋肉の反応は疲労前に比べて、高負荷濃度は低下し、酸素濃度減少速度Aは速くなり、酸素濃度低下量Xdは多くなり、酸素濃度回復時間Trは短くなる傾向を有している。よって、判定部15や使用者は、トレーニング開始前と終了後の酸素濃度Xsに関する情報から筋肉の疲労度を判定することができる。判定部15は、トレーニング前後の高負荷濃度X221,X222や、酸素濃度減少速度Aを比較し、その比較結果を操作兼表示部12に表示させることが可能であってもよい。また、判定部15は、トレーニング前後の酸素濃度低下量Xdや、酸素濃度回復時間Trを比較し、その比較結果を操作兼表示部12に表示させることが可能であってもよい。
以上説明したように、本電気刺激装置によれば、上記実施の形態1に記載した(1)〜(9)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(10)操作兼表示部12から出力する筋肉の状態に関する情報を、トレーニング前における特徴量と、トレーニング後における特徴量とが反映されたものになる。これにより、トレーニングが筋肉に与えた影響を含む情報を報知することができるようになる。
(10)操作兼表示部12から出力する筋肉の状態に関する情報を、トレーニング前における特徴量と、トレーニング後における特徴量とが反映されたものになる。これにより、トレーニングが筋肉に与えた影響を含む情報を報知することができるようになる。
(実施の形態3)
以下、図8を参照して、電気刺激装置の実施の形態3について説明する。本電気刺激装置は、出力電圧Vxが漸増により所定の電圧に到達し、その後はその所定の電圧に維持されるモードを有する点が、上記実施の形態1では電圧が刺激用電圧Vpまで漸増を続ける点と相違する。以下、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
以下、図8を参照して、電気刺激装置の実施の形態3について説明する。本電気刺激装置は、出力電圧Vxが漸増により所定の電圧に到達し、その後はその所定の電圧に維持されるモードを有する点が、上記実施の形態1では電圧が刺激用電圧Vpまで漸増を続ける点と相違する。以下、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
電気刺激制御部16は、出力電圧Vxを所定の電圧としての屈曲電圧V31まで漸増させる第1のモードと、出力電圧Vxを屈曲電圧V31に一定に維持する第2のモードとを備える。電気刺激制御部16は、グラフLb3に示されるように、第1のモードと第2のモードとを続けて実行する。詳述すると、判定部15は、第1のモードに応じて得られる酸素濃度Xsに基づいて第1の特徴量としての屈曲点P31を判定し、屈曲点P31が判定された時の出力電圧Vxを屈曲電圧V31として得る。つまり、屈曲電圧V31は、屈曲点P31が反映された情報であって、高負荷電圧V32よりも低い電圧である。判定部15が屈曲電圧V31を検出すると、電気刺激制御部16は、モードを第1のモードから第2のモードへ変更し、屈曲電圧V31を出力電圧Vxとする。判定部15は、第2のモードに応じて得られる酸素濃度Xsに基づいて第2の特徴量としての最低点P32を判定し、最低点P32が判定されることで出力電圧Vxの出力を停止する。最低点P32に対応する電圧としては屈曲電圧V31が得られる。
第1のモードと第2のモードとは、測定実行モードに含むこともできるし、「トレーニングモード」に含むこともできる。測定実行モードに第1のモード及び第2のモードを含む場合、特徴量を取得するときの電気刺激の強度を調整することができる。「トレーニングモード」に第1のモードと第2のモードとを含む場合、第1のモードが測定実行モードに対応し、第2のモードがトレーニング実行モードに対応するかたちになる。
図8(a),(b)を参照して、動作について説明する。
電気刺激制御部16は、第1のモードによって、時刻t30から時刻t31までの間では出力電圧Vxを屈曲電圧V31まで漸増させる。出力電圧Vxが屈曲電圧V31に到達すると、電気刺激制御部16は、第2のモードに切り替え、時刻t31から時刻t32まで出力電圧Vxを屈曲電圧V31に維持する。なお、時刻t32は、時刻t31から所定の時間経過後の時刻であって、このとき酸素濃度Xsが高負荷濃度X32に到達する。酸素濃度Xsが高負荷濃度X32に到達すると、電気刺激制御部16は、時刻t32において出力電圧Vxを零にする。これにより、時刻t32から時刻t34までの間で酸素濃度Xsが高負荷濃度X32から当初濃度X31まで回復する。
電気刺激制御部16は、第1のモードによって、時刻t30から時刻t31までの間では出力電圧Vxを屈曲電圧V31まで漸増させる。出力電圧Vxが屈曲電圧V31に到達すると、電気刺激制御部16は、第2のモードに切り替え、時刻t31から時刻t32まで出力電圧Vxを屈曲電圧V31に維持する。なお、時刻t32は、時刻t31から所定の時間経過後の時刻であって、このとき酸素濃度Xsが高負荷濃度X32に到達する。酸素濃度Xsが高負荷濃度X32に到達すると、電気刺激制御部16は、時刻t32において出力電圧Vxを零にする。これにより、時刻t32から時刻t34までの間で酸素濃度Xsが高負荷濃度X32から当初濃度X31まで回復する。
なお、「トレーニングモード」の場合、酸素濃度Xsが高負荷濃度X32であることに限らず、適切な負荷が適切な期間付与されることによりモードが終了されてよい。また、「トレーニングモード」の場合、トレーニング後の特徴量を得るため、トレーニングモード終了後に測定実行モードを実行する。
そして、酸素濃度XsのグラフLa3,Lb3に基づいて、屈曲点P31や最低点P32、酸素濃度減少速度A、酸素濃度低下量Xd、酸素濃度回復時間Trなどの情報が取得される。屈曲電圧V31は、第1の特徴量の反映された情報であり、酸素濃度減少速度Aや酸素濃度低下量Xdは第1の特徴量及び第2の特徴量の反映された情報であり、酸素濃度回復時間Trは第2の特徴量の反映された情報である。そして、これらの情報を筋肉の状態に関する情報として出力することができる。また、取得した情報を基準値や記憶されている他の時点や他者の情報と比較し、その比較結果を出力することもできる。
以上説明したように、本電気刺激装置によれば、上記実施の形態1に記載した(1)〜(9)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(11)第1のモードでは出力電圧Vxに応じた酸素濃度Xsの変化が得られ、第2のモードでは、第1のモードにより得られた出力電圧Vxと酸素濃度の変化との関係に基づいて電気刺激の強度が制御される。例えば、第1のモードと第2のモードとを測定実行モードにて利用すれば、特徴量を取得するときの電気刺激の強度を調整することができる。また例えば、第1のモードと第2のモードとを「トレーニングモード」に利用すれば、それぞれを測定実行モードとトレーニング実行モードとに対応させることができる。そして、第1のモードに基づき定められた出力電圧Vxにて第2のモードによりトレーニングを行うことができる。
(11)第1のモードでは出力電圧Vxに応じた酸素濃度Xsの変化が得られ、第2のモードでは、第1のモードにより得られた出力電圧Vxと酸素濃度の変化との関係に基づいて電気刺激の強度が制御される。例えば、第1のモードと第2のモードとを測定実行モードにて利用すれば、特徴量を取得するときの電気刺激の強度を調整することができる。また例えば、第1のモードと第2のモードとを「トレーニングモード」に利用すれば、それぞれを測定実行モードとトレーニング実行モードとに対応させることができる。そして、第1のモードに基づき定められた出力電圧Vxにて第2のモードによりトレーニングを行うことができる。
(12)「トレーニングモード」であるとき、操作兼表示部12から出力する筋肉の状態に関する情報を、トレーニングを行う第2のモードの前後における特徴量が反映されたものとして得られるようになる。これにより、第2のモードによるトレーニングが筋肉に与えた影響を含む情報を報知することができるようになる。
(実施の形態4)
以下、図9を参照して、電気刺激装置の実施の形態4について説明する。本電気刺激装置は、漸増した出力電圧が維持される電圧が屈曲電圧よりも高い点が、上記実施の形態3と相違する。以下、実施の形態3との相違点を中心に説明する。
以下、図9を参照して、電気刺激装置の実施の形態4について説明する。本電気刺激装置は、漸増した出力電圧が維持される電圧が屈曲電圧よりも高い点が、上記実施の形態3と相違する。以下、実施の形態3との相違点を中心に説明する。
電気刺激制御部16は、出力電圧Vxを所定の電圧としての維持電圧V45まで漸増させる第1のモードと、出力電圧Vxを維持電圧V45に一定に維持する第2のモードとを備える。維持電圧V45は、屈曲電圧V41を所定倍した電圧である。所定倍は、その値が、維持電圧V45を屈曲電圧V41より高く、かつ、高負荷電圧V42よりも低い電圧とする範囲で設定されている。維持電圧V45は、例えば、高負荷電圧V42以下の電圧であり、屈曲電圧V41の1倍に近ければ使用者に痛みを感じさせるおそれが小さく、逆に1倍よりも大きくなれば筋肉により高い負荷を与える。判定部15は、第1のモードに応じて得られる酸素濃度Xsに基づいて第1の特徴量としての屈曲点P41を判定し、第2のモードに応じて得られる酸素濃度Xsに基づいて第2の特徴量としての最低点P42を判定する。
図9(a),(b)を参照して、動作について説明する。
電気刺激制御部16は、第1のモードによって、時刻t40から時刻t45までの間では出力電圧Vxを維持電圧V45まで漸増させる。続いて、電気刺激制御部16は、第2のモードに切り替え、時刻t45から時刻t42まで出力電圧Vxを維持電圧V45に維持する。そして、電気刺激制御部16は、時刻t42になるなどの条件に基づいて出力電圧Vxを零にする。これにより、時刻t42から時刻t44までの間で酸素濃度Xsが高負荷濃度X42から初期濃度X41まで回復する。なお、第1のモードと第2のモードとは、測定実行モードに含むこともできるし、「トレーニングモード」に含むこともできる。
電気刺激制御部16は、第1のモードによって、時刻t40から時刻t45までの間では出力電圧Vxを維持電圧V45まで漸増させる。続いて、電気刺激制御部16は、第2のモードに切り替え、時刻t45から時刻t42まで出力電圧Vxを維持電圧V45に維持する。そして、電気刺激制御部16は、時刻t42になるなどの条件に基づいて出力電圧Vxを零にする。これにより、時刻t42から時刻t44までの間で酸素濃度Xsが高負荷濃度X42から初期濃度X41まで回復する。なお、第1のモードと第2のモードとは、測定実行モードに含むこともできるし、「トレーニングモード」に含むこともできる。
グラフLa4,Lb4に基づいて、屈曲点P41、酸素濃度減少速度A、酸素濃度低下量Xd、酸素濃度回復時間Trなどの情報が取得される。そして、これらの情報を筋肉の状態に関する情報として出力することができる。また、取得した情報を基準値や記憶されている他の時点や他者の情報と比較し、その比較結果を出力することもできる。
以上説明したように、本電気刺激装置によれば、上記実施の形態1及び3に記載した(1)〜(9),(11),(12)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(13)屈曲電圧V41より高い維持電圧V45を用いることにより、電気刺激の強度を強められ、トレーニング効果が高くなる高めの負荷を筋肉に与えることができる。
(13)屈曲電圧V41より高い維持電圧V45を用いることにより、電気刺激の強度を強められ、トレーニング効果が高くなる高めの負荷を筋肉に与えることができる。
(変形例)
各実施の形態に関する説明は、本電気刺激装置が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本電気刺激装置は、各実施の形態以外に例えば以下に示される各実施の形態の変形例を取り得る。
各実施の形態に関する説明は、本電気刺激装置が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本電気刺激装置は、各実施の形態以外に例えば以下に示される各実施の形態の変形例を取り得る。
・上記各実施の形態において、測定実行モードのとき、出力電圧Vxは、電圧の漸増する期間が含まれず、測定実行モードの実行開始から一定の値に維持されてもよい。
例えば、図10に示すように、出力電圧Vxが、出力が開始される時刻t50から出力が停止される時刻t52まで、所定の電圧としての維持電圧V51に一定に維持されてもよい。なお、維持電圧V51は酸素濃度Xsの最低点に対応する高負荷電圧V52よりも低いことが好ましい。
例えば、図10に示すように、出力電圧Vxが、出力が開始される時刻t50から出力が停止される時刻t52まで、所定の電圧としての維持電圧V51に一定に維持されてもよい。なお、維持電圧V51は酸素濃度Xsの最低点に対応する高負荷電圧V52よりも低いことが好ましい。
・上記各実施の形態において、測定モードのとき、出力電圧Vxは、連続した電圧出力ではなく、出力と停止とが短い周期で繰り返えされるパルス状の電圧であってもよい。これにより、筋肉には負荷と休憩が交互に与えられるようになる。つまり、連続した電気刺激は筋収縮を持続させるため、血管の収縮による低酸素状態が続き過ぎてしまうおそれがあるが、こうしたおそれがパルス状の電圧により抑制される。
例えば、図11に示すように、出力電圧Vxが、出力が開始される時刻t50から出力が停止される時刻t53まで、出力パルスが更新される毎に高くなる態様で、初期電圧V50から高負荷電圧V55に変化してもよい。
・上記実施の形態2では、電気刺激制御部16は、「トレーニングモード」の実行が指示されると、トレーニング開始前の測定実行モード、トレーニング実行モード、トレーニング終了後の測定実行モードの順に各モードを実行する場合について例示した。しかしこれに限らず、「トレーニングモード」の実行が指示されると、操作兼表示部12から電気刺激制御部16に測定実行モード、トレーニング実行モード、終了後の測定実行モードが順次指示されてもよい。
・上記実施の形態2では、「トレーニングモード」に測定実行モード、トレーニング実行モード、測定実行モードがこの順に含まれる場合について例示した。しかしこれに限らず、「トレーニングモード」には、トレーニング実行モードのみが含まれ、「トレーニングモード」の前後に測定実行モードが別に実行されてもよい。例えば、操作兼表示部12が自動的に、測定実行モード、「トレーニングモード」、測定実行モードの順に指示するようにしてもよい。また、操作兼表示部12への使用者の操作を通じて、測定実行モード、トレーニング実行モード、測定実行モードの順の切り替えが行われてもよい。このとき、操作兼表示部12は、次に指示すべきボタンを表示して、使用者に指示すべき操作を促すと好ましい。
・上記実施の形態1,3,4において、測定信号Isが得られるのであれば、測定実行モードは、トレーニング実行モードの後の実行に限られず、トレーニング実行モードの前に実行されてもよいし、トレーニング実行モードの前後に実行されてもよい。また、測定実行モードが複数回実行されることになる場合、各測定実行モードがトレーニング実行モードの開始前及び終了後のいずれか一方で実行されればよい。
・上記構成では、トレーニングを行うとき、トレーニング実行モードを実行する場合について例示したが、トレーニングのとき、トレーニング実行モードを実行しなくてもよい。例えば、電気刺激を行わないスクワットなどのトレーニングについて、そのトレーニングの前、又は後、もしくは前後に測定実行モードを実行して特徴量を取得してもよい。
・上記各実施の形態において、操作兼表示部12は、屈曲点、最低点、屈曲電圧Vb、酸素濃度減少速度A、酸素濃度低下量Xd及び酸素濃度回復時間Trの各情報の少なくとも1つの情報を出力することができればよい。また、取得時刻の異なる2つ以上の屈曲点、最低点、屈曲電圧Vb、酸素濃度減少速度A、酸素濃度低下量Xd及び酸素濃度回復時間Trの情報をそれぞれ出力してもよい。さらに、使用者及び他者のそれぞれに対応する屈曲点、最低点、屈曲電圧Vb、酸素濃度減少速度A、酸素濃度低下量Xd及び酸素濃度回復時間Trの情報をそれぞれ出力してもよい。
・上記各実施の形態において、操作兼表示部12は、タッチパネルでもよい。タッチパネルは、その表面を操作部として用いることにより、ボタンを減らしたり、無くしたりすることができる。
・上記各実施の形態において、操作兼表示部12は、情報の報知が可能であれば、表示部とともに、または、表示部に代えて、音、音声、振動や光などを出力する機能を有していてもよい。これにより、文字や画像以外の方法によって情報を報知することができる。
・上記各実施の形態において、第1の電極21、第2の電極22及び光電センサ30は、筋肉が対象となる部位であれば、脚以外の部位、例えば腕、腹部などの部位に装着されてもよい。
・上記各実施の形態において、第1の電極21及び第2の電極22は、筋肉に電気刺激を与えることができるものであればよく、使用者の体表面に直接貼り付けられるものなど、サポータ以外の方法で使用者の体に装着されるものであってもよい。
・上記各実施の形態において、光電センサ30は、血中酸素濃度を測定することができるのであれば、使用者の体表面に直接貼り付けられるなど、サポータ以外の方法で使用者に装着されてよい。
・上記各実施の形態において、発光部31と受光部32との間隔Wは、30mmには限定されない。発光部31と受光部32との間隔Wの1/2の距離が生体組織の透過深度と言われていることから、目的に応じて定まる生体組織の透過深度に応じて発光部31と受光部32との間隔Wを設定することができる。なお、筋肉の酸素濃度を測定することができるのであれば、間隔Wと透過深度との関係は1/2に限定されるものではない。
・上記各実施の形態において、発光部31は、血中酸素濃度を測定可能であれば、760nm,805nm,840nm以外の波長を用いてもよい。例えば、波長としては、酸素化ヘモグロビンと脱酸素化ヘモグロビンの等吸収点である805nmを跨ぐような波長を選択することが好ましいが、吸光度に相違が生じればそれ以外の波長が用いられてもよい。
・上記各実施の形態において、発光部31は、血中酸素濃度を測定可能であれば、2波長を発光するものでもよい。2波長の場合、例えば、波長として、760nm,840nmの組合せが挙げられる。
・上記各実施の形態において、特徴量を、算出された酸素濃度Xsの変化に基づいて取得することに限らず、測定された測定信号Isの変化に基づいて取得してもよい。測定信号Isは、実際の酸素濃度Xsに対応する信号であるから、測定信号Isの経時的変化に基づいて屈曲点、最低点、屈曲電圧Vb、酸素濃度減少速度A、酸素濃度低下量Xd及び酸素濃度回復時間Trなどの情報を取得することができる。
・上記各実施の形態では、出力電圧Vxの変更にて電気刺激の強度を調整する場合について例示したが、電気刺激の強度を調整することができるのであれば、この調整を電流や電力の変更などによって調整してもよい。
10:コントローラ
11:制御部
12:操作兼表示部(報知部)
13:電源部
14:酸素濃度算出部
15:判定部
16:電気刺激制御部
20:電極部
30:光電センサ(測定部)
11:制御部
12:操作兼表示部(報知部)
13:電源部
14:酸素濃度算出部
15:判定部
16:電気刺激制御部
20:電極部
30:光電センサ(測定部)
Claims (12)
- 電気刺激を与える電極部と、
酸素濃度に応じて変化する測定信号を出力する測定部と、
筋肉の状態に関する情報を出力する報知部と、
前記電極部に前記電気刺激を出力させることにより得られる前記測定信号が反映された前記情報を前記報知部に出力させる制御部と、を備える
電気刺激装置。 - 前記制御部は、トレーニングに寄与し得る前記電気刺激を前記電極部に出力させるトレーニングモードを備え、前記トレーニングモードを終了した後に得られる前記測定信号が反映された前記情報を前記報知部に出力させる
請求項1に記載の電気刺激装置。 - 前記制御部は、前記トレーニングモードを終了した後に前記電極部に前記電気刺激を出力させることにより得られる前記測定信号である終了後測定信号、および、前記トレーニングモードを開始する前に前記電極部に前記電気刺激を出力させることにより得られる前記測定信号である開始前測定信号が反映された前記情報を前記報知部に出力させる
請求項2に記載の電気刺激装置。 - 前記制御部は、前記トレーニングモードを終了した後に前記電極部に前記電気刺激を出力させることにより得られる前記測定信号と、過去に前記トレーニングモードを終了した後に前記電極部に前記電気刺激を出力させることにより得られた前記測定信号とが反映された前記情報を前記報知部に出力させる
請求項2又は3に記載の電気刺激装置。 - 前記制御部は、前記測定信号に基づいて前記酸素濃度に関する特徴量を算出し、算出した特徴量が反映された前記情報を前記報知部に出力させる
請求項2〜4のいずれか一項に記載の電気刺激装置。 - 前記特徴量が前記酸素濃度に現れる屈曲点である
請求項5に記載の電気刺激装置。 - 前記特徴量が、前記電気刺激が出力されているときの前記酸素濃度の減少速度である
請求項6に記載の電気刺激装置。 - 前記特徴量が、前記電気刺激の出力が停止した後の前記酸素濃度の増加速度である
請求項6に記載の電気刺激装置。 - 前記特徴量が、前記電気刺激が出力されているときに前記酸素濃度が低下しはじめる前の前記酸素濃度と、前記電気刺激が出力されているときの前記酸素濃度の変化が安定したときの前記酸素濃度との差である
請求項6に記載の電気刺激装置。 - 前記トレーニングモードは、前記電気刺激の強度を漸増させる第1のモード、および、前記第1のモードにおいて得られる前記測定信号に基づいて前記電気刺激の強度を制御する第2のモードを含む
請求項5〜9のいずれか一項に記載の電気刺激装置。 - 前記制御部は、前記第1のモードを実行しているときに得られる前記測定信号に基づいて前記特徴量である第1の特徴量を算出し、前記第2のモードを終了した後に前記電極部に前記電気刺激を出力させることにより得られる前記測定信号に基づいて前記特徴量である第2の特徴量を算出し、前記第1の特徴量が反映された前記情報および前記第2の特徴量が反映された前記情報を前記報知部に出力させる
請求項10に記載の電気刺激装置。 - 前記制御部は、前記第2のモードを終了した後に前記電極部に前記電気刺激を出力させることにより得られる前記測定信号に基づいて前記特徴量を算出し、その特徴量を記憶し、記憶される複数の前記特徴量が反映された前記情報を前記報知部に出力させる
請求項10に記載の電気刺激装置。
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|---|---|
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| JP (1) | JP2016034329A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019151136A1 (ja) * | 2018-01-31 | 2019-08-08 | 株式会社Mtg | 筋肉電気刺激装置 |
-
2014
- 2014-08-01 JP JP2014157810A patent/JP2016034329A/ja active Pending
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