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JP2016032916A - 塗布具用ペン先部材 - Google Patents

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JP2016032916A
JP2016032916A JP2014156701A JP2014156701A JP2016032916A JP 2016032916 A JP2016032916 A JP 2016032916A JP 2014156701 A JP2014156701 A JP 2014156701A JP 2014156701 A JP2014156701 A JP 2014156701A JP 2016032916 A JP2016032916 A JP 2016032916A
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JP
Japan
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nib
pen
ink
applicator
pen tip
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JP2014156701A
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English (en)
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樹 高藤
Tatsuki Takafuji
樹 高藤
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Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Abstract

【課題】ペン先乾燥現象を遅らせつつ、ペン先部材の品質安定化や、ペン先部材の安定供給が可能な、塗布具用ペン先部材を提供する。
【解決手段】繊維集束体からなり、油性インキを内蔵する塗布具に用いられるペン先部材2であって、そのペン先部材の全長Lと外径Dの比L/Dが13〜22、かつ、内部空間量Vが50〜250mmとなる塗布具用ペン先部材。
【選択図】図1

Description

本発明は、塗布具用ペン先部材に関する。
従来、マーキングペンとして使用されているペン先部材としては、アクリル繊維やポリエステル繊維を用いた繊維集束体よりなるペン先部材や、ポリエチレン樹脂やポリプロピレンなどを材質とした焼結ペン先部材、また、ポリエステル樹脂やポリアセタールなどを使用して押し出し成形よりなるプラスチック製のペン先部材などを用いるが、コスト等の面から繊維集束体よりなるペン先部材を用いる事が最も多い。
その繊維集束体を用いたペン先部材は、所定の形状に形成する為に、繊維の間に樹脂の接着剤を用いてペン先部材の繊維同士を固め、その後、研磨砥石で研磨を行い所定の形状に仕上げる工程が採られている。このようにして作製されたペン先部材は、油性インキや水性インキ等、種々のインキを内部に含浸させ、使用されている。
このようなマーキングペンでは、例えば中綿にインキが充填され、中継芯を経由して、さらに筆記部となるペン先部材が接続されている。
従来における、油性インキが充填されたマーキングペンの、繊維集束体を用いたペン先部材では、ペン先部材を覆うキャップを取り外して放置した状態、いわゆるキャップ開放状態で、ペン先からインキ中の溶剤が揮発して、ペン先部材中で、インキ中の樹脂や着色剤が固化し、次に筆記しようとした際に筆跡かすれや筆記不能となるペン先乾燥現象が生じていた。このような現象は、水性インキが充填されたマーキングペンでも発生する可能性はあるが、油性インキが充填されたマーキングペンでより発生し易く、ユーザーの使い勝手が悪くなるなど問題視されることが多かった。このペン先乾燥状態から筆跡を復元させる方法としては、紙面に書き込みを行うという方法がある。ペン先乾燥の状態が進んでいる程、筆跡が復元するまでの書き込み量が多くなり、ペン先乾燥がペン先部材全体に進行してしまっていると書き込みでの復元が難しい場合もある。
このペン先乾燥現象の始まりを遅らせる方法として、インキ中に乾燥防止作用を有する化合物を配合しインキの溶剤の揮発を抑制する化学的手法や、ペン先部材に被膜する物理的手法などが考案されている。これらを組み合わせてペン先乾燥現象を遅らせようとした発明が、特許文献1(特許第3477175号)に開示されている。
特許文献1に記載のマーキングペンでは、ペン先乾燥現象(ドライアップ)遅延作用を有する化合物を含む油性インキを充填し、その化合物はショ糖エステルおよびフッ素系界面活性剤よりなる群から選択される。また、ペン先部材(ペン先)は、ポリエステル、アクリルまたはフェルトの繊維で構成され、ペン先内部の気孔率を30〜70%、ペン先外周部の気孔率を0〜20%とし、更にペン先内部とペン先外周部の気孔率差が10%以上異なるように構成されている。
特許第3477175号
特許文献1のペン先部材は、内部の気孔率と外周部の気孔率に細かい指定があるが、実際の製造において、内部の気孔率と外周部の気孔率をどちらもそれぞれ指定して製造することは極めて困難である。また、特許文献1にも記載されているように、通常の手法では内側と外周側の気孔率を測定することができないので、製造されたペン先部材の気孔率が指定通りになっているか確認するのに特別なスキルや装置が必要である。つまり、製造されたペン先部材の品質確認が困難であり、ひいてはペン先部材の品質安定化やペン先部材の安定供給に影響を及ぼす恐れがある。また、ペン先部材外周部の気孔率が極端に低くなると筆記部分が固くなり、筆記感が悪くなるという、筆記具として致命的な欠陥を背負うこととなる。
そこで、本発明では、ペン先乾燥現象を遅らせつつ、ペン先部材の品質安定化や、ペン先部材の安定供給が可能な、塗布具用ペン先部材を提供する。
本発明は、繊維集束体からなり、油性インキを内蔵する塗布具に用いられるペン先部材であって、そのペン先部材の全長Lと外径Dの比L/Dが13〜22、かつ、内部空間量Vが50〜250mmとなる塗布具用ペン先部材であることを要旨とする。
繊維集束体からなり、油性インキを内蔵する塗布具に用いられるペン先部材であって、そのペン先部材の全長Lと外径Dの比L/Dが13〜22、かつ、内部空間量Vが50〜250mmとすることで、ペン先乾燥現象を遅らせつつ、ペン先部材の品質安定化や、ペン先部材の安定供給が可能な、塗布具用ペン先部材を提供することが出来る。
本発明のペン先部材2を配置した筆記具本体1の縦断面図。 本発明のペン先部材2。
次に、作用について説明する。繊維集束体の、一部品よりなる一本のペン先部材2で、ペン先部材2の全長をL、外径をDとする。また、ペン先部材2の、筆記時に紙面に触れる筆記先端側を前端、その逆側でありインキ吸蔵体4もしくは中継芯と接続される側を後端とする。ペン先部材2の全長Lと外径Dの比L/Dが13〜22(さらに好ましくは、15.7〜21.4)のとき、ペン先部材2の外径に対して全長の範囲が定まることになる。例えば内部状態が均一なペン先部材であるとき、インキがペン先部材2の後端から前端まで到達する時間は全長に反比例し、流れやすさは外径に比例する。つまり、長さのみ異なるペン先を考えると、ペン先部材2の全長が長い方がインキ吸蔵体4からインキが筆記部分まで到達する時間が長くなり、インキの消費に伴うインキ供給が悪くなる。ペン先乾燥状態から復元させるときもインキ供給が迅速に行われないとペン先乾燥には不利になる。よって、L/Dがある範囲内であるとき、復元性能が良好になり、上記がその範囲である。
ペン先部材2の体積と気孔率の積を、ペン先部材2の内部空間量Vとする。内部空間量Vが大きい方が、ペン先部材2内部のインキ保持量が増え筆記先端部の近くに湿潤状態のインキが多く存在できる。つまり、内部空間量Vが大きい方が乾燥しにくく、ペン先乾燥が起こったとしてもそこからの復元は早くなる。一方、内部空間量Vが体積に対し多すぎると、ペン先部材2内部の繊維が毛細管力を働かせにくくなる恐れがある。もしくは、繊維ペン先は製造過程において樹脂成分が外周部側に寄っていって高密度部分を作りそれが繊維の壁となってインキの揮発を防ぐ作用があるが、内部空間量Vが多すぎる場合このような壁部分を形成できるだけの繊維量が無く、ペン先部材2の外周付近まで繊維が疎の状態になってしまい、インキが揮発しやすい状態になり、ペン先乾燥が発生するまでの時間が短くなってしまう。従って復元性能も悪化する。ペン先部材2の外周付近にはインキの揮発を防ぐ繊維による壁があることが望ましい。また、内部空間量Vが多すぎるとインキがペン先部材2内部で完全に行き渡るのに時間がかかり、その間にもペン先部材2内部で乾燥が始まってしまう恐れがある。以上のことより、最適なペン先部材2の内部空間量を50〜250mm(さらに好ましくは、57〜125mm)とすることで、復元性能を良好にすることができる。
よって、本発明の塗布具用ペン先部材2は、繊維集束体からなるペン先部材2であり、ペン先部材2の全長Lと外径Dの比L/Dが13〜22(さらに好ましくは、15.7〜21.4)、内部空間量Vを50〜250mm(さらに好ましくは、57〜125mm)とすることで、ペン先乾燥現象を遅らせつつ、ペン先部材の品質安定化や、ペン先部材の安定供給が可能な、塗布具用ペン先部材を提供することが出来る。なお、ここで、塗布具とは、マーキングペンを始めとする筆記具を含むものであり、化粧具など、繊維集束体からなるペン先部材を有し、被対象物に塗布するものを指す。
次に、基本的な構成について説明する。筆記具本体1は、先端にペン先部材2を備え、そのペン先部材2はペン先部材ホルダ3にガイドされている。さらに、筆記具本体1は、その内部にインキを収容する部材でもある。その筆記具本体1内でのインキの収容方法は中綿方式であり、繊維集束体などのインキ吸蔵体4に含浸させ、収容されている。これに使用されるインキは、油性染料インキで粘度2.4〜3.4mPa・s、表面張力24.0〜30.0mN/mである。しかし、本発明に使用されるインキは、着色剤として染料及び/又は顔料が使用でき、粘度と表面張力も特に限定されるものではない。
本発明は、キャップ開放状態において、ペン先乾燥現象を遅らせることが出来るが、筆記具未使用時においては、前記ペン先部材2の乾燥を防止するために、ペン先部材2を気密に保持するキャップ6を使用するのが良い。もしくは、筆記具本体の前後動に連動して開閉する蓋体を設けたノック式の密閉構造を使用しても良い。ノック式の密閉構造を使用する事によって、筆記具の使用時におけるキャップ紛失を防止したり、筆記時にキャップの開閉を両手で行わなければならないといった煩わしさを防止することができる。
前記ペン先部材2としては、アクリル樹脂やポリウレタン樹脂などを用いた砲弾型ペン先部材であり、前記樹脂を接着剤によって繊維同士を固め、後に、研磨砥石で研磨を行い所定の形状に仕上げる、いわゆる、繊維収束体からなるペン先部材2となっている。
(実施例1)
図1は、本発明のマーキングペン(筆記具本体1)の断面図である。軸筒5の先端にペン先部材ホルダ3が配され、ペン先部材2はそのペン先部材ホルダ3にガイドされている。ペン先部材2の後端は軸筒5内のインキ吸蔵体4に挿入され、インキはインキ吸蔵体4から筆記部まで誘導され、筆記可能となる。ペン先部材2の全長(L)が47mm、外径(D)がφ2.2mmなので、L/D=21.4、気孔率が43.5%、体積が169.1mmなので、内部空間量V=73.6mmとなっている。
(実施例2)
図1に示すマーキングペンであり、ペン先部材2の全長(L)が37mm、外径(D)がφ2.2mmなのでL/D=16.8、気孔率が43.5%、体積が131.1mmなので、内部空間量V=57.0mmとなっている。
(実施例3)
図1に示すマーキングペンであり、ペン先部材2の全長(L)が47mm、外径(D)がφ2.5mmなので、L/D=18.8、気孔率が43.0%、体積が218.2mmなので、内部空間量V=93.8mmとなっている。
(実施例4)
図1に示すマーキングペンであり、ペン先部材2の全長(L)が47mm、外径(D)がφ3.0mmなので、L/D=15.7、気孔率が39.8%、体積が314.0mmなので、内部空間量V=125.0mmとなっている。
(実施例5)
図1に示すマーキングペンであり、ペン先部材2の全長(L)が47mm、外径(D)がφ3.5mmなので、L/D=13.4、気孔率が57.3%、体積が426.7mmなので、内部空間量V=244.5mmとなっている。
(比較例1)
図1に示すマーキングペンであり、ペン先部材2の全長(L)が47mm、外径(D)がφ1.8mmなので、L/D=26.1、気孔率が43.0%、体積が112.9mmなので、内部空間量V=48.5mmとなっている。
(比較例2)
図1に示すマーキングペンであり、ペン先部材2の全長(L)が57mm、外径(D)がφ1.8mmなので、L/D=31.7、気孔率が43.0%、体積が138.4mmなので、内部空間量V=59.5mmとなっている。
(比較例3)
図1に示すマーキングペンであり、ペン先部材2の全長(L)が47mm、外径(D)がφ2.0mmなので、L/D=23.5、気孔率が41.0%、体積が139.6mmなので、内部空間量V=57.2mmとなっている。
(比較例4)
図1に示すマーキングペンであり、ペン先部材2の全長(L)が57mm、外径(D)がφ2.0mmなので、L/D=28.5、気孔率が41.0%、体積が171.0mmなので、内部空間量V=70.1mmとなっている。
(比較例5)
図1に示すマーキングペンであり、ペン先部材2の全長(L)が47mm、外径(D)がφ4.0mmなので、L/D=11.8、気孔率が55.2%、体積が556.0mmなので、内部空間量V=306.9mmとなっている。
実施例1〜5、比較例1〜5を用いて、下記の試験を行った。これらの試験品については、インキ吸蔵体4から充分にインキがペン先部材2全体に行き渡るようにさせるため、試験品組み立て後に25℃、65%の環境にて所定時間静置し、所定量の筆記を行った後、20℃、20%の環境に3日間横向きにて静置した。なお、一般的に、冬場などの乾燥環境下では特にペン先乾燥現象が起こりやすいため、その条件を再現するため、20℃、20%の環境に3日間横向きにて静置した。
〈ペン先乾燥後早期復元可能時間測定試験〉
20℃、20%の恒温恒湿試験室内にて、複数本の上記試験品のキャップ6を外し横向きで静置し、一定時間毎に手書き筆記し、復元するまでの筆記量を測定する。筆記は2×7cmの枠内に連続して一筆書きで4回丸を書き、その後ペンを120°回転させて2×7cmの枠内に4回丸を書き、更にペンを120°回転させて2×7cmの枠内に4回丸を書く、を繰り返す。4回丸を書き、それを3回繰り返す、すなわち12回丸を書いている間(12丸筆記以内)で筆跡が復元することを「早期復元可能」とし、早期復元が可能であるキャップ開放時間を「ペン先乾燥後早期復元可能時間」とした。一定時間毎の復元までの筆記丸数の平均をとり、キャップ開放時間を横軸、復元までの筆記丸数の平均を縦軸としたグラフにて線形近似し、12丸筆記以内で復元する時間を算出した。
Figure 2016032916
表1の試験結果から明らかなように、油性インキを内蔵する塗布具において、実施例1〜5は早期復元可能時間が120分以上となっている。比較例1〜5に比べ「ペン先乾燥後早期復元可能時間」が最大約3倍まで増加させることができた。さらに、L/Dを15.7〜21.4、空間量Vを57〜125mmとすると、早期復元可能時間は150分以上まで引き上げることができる。以上より、湿度20%の乾燥環境下で上記のような効果のある発明であることが実証された。
1 筆記具本体
2 ペン先部材
3 ペン先部材ホルダ
4 インキ吸蔵体
5 軸筒
6 キャップ

Claims (1)

  1. 繊維集束体からなり、油性インキを内蔵する塗布具に用いられるペン先部材であって、そのペン先部材の全長Lと外径Dの比L/Dが13〜22、かつ、内部空間量Vが50〜250mmとなる塗布具用ペン先部材。
JP2014156701A 2014-07-31 2014-07-31 塗布具用ペン先部材 Pending JP2016032916A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017001748A1 (de) 2016-02-24 2017-08-24 Fanuc Corporation Signalprüfungsvorrichtung, signalprüfungssystem, signalprüfungsverfahren und signalprüfungsprogramm

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102017001748A1 (de) 2016-02-24 2017-08-24 Fanuc Corporation Signalprüfungsvorrichtung, signalprüfungssystem, signalprüfungsverfahren und signalprüfungsprogramm

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