JP2016032394A - 電動車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】本明細書は、放電制御を実行する際、位置センサの故障により放電制御が正常に行われないことを回避する技術を提供する。
【解決手段】本明細書が開示する電動車両は、車両を駆動するモータに電力を供給するインバータと、インバータに接続されているコンデンサを備えている。また、電動車両は、モータのロータの回転位置を検出する位置センサと、車両の衝突を検知する衝突センサと、コントローラを備えている。コントローラは、位置センサにより検出される回転位置の情報に基づいてコンデンサの電荷をモータに放電するようにインバータを制御する。そして、コントローラは、衝突センサが車両の衝突を検知した場合に、インバータを停止して(S5)、コンデンサとモータとの間の電流経路を遮断する。続いて、コントローラは、位置センサに異常がなければ、上記のようにコンデンサの電荷をモータに放電するようにインバータを制御する(S9)。
【選択図】図2
【解決手段】本明細書が開示する電動車両は、車両を駆動するモータに電力を供給するインバータと、インバータに接続されているコンデンサを備えている。また、電動車両は、モータのロータの回転位置を検出する位置センサと、車両の衝突を検知する衝突センサと、コントローラを備えている。コントローラは、位置センサにより検出される回転位置の情報に基づいてコンデンサの電荷をモータに放電するようにインバータを制御する。そして、コントローラは、衝突センサが車両の衝突を検知した場合に、インバータを停止して(S5)、コンデンサとモータとの間の電流経路を遮断する。続いて、コントローラは、位置センサに異常がなければ、上記のようにコンデンサの電荷をモータに放電するようにインバータを制御する(S9)。
【選択図】図2
Description
本明細書が開示する技術は、電動車両に関する。なお、電動車両には、エンジンと共にモータを備えたハイブリッド車や、モータのみを備えた電気自動車が含まれる。燃料電池車も本明細書における電動車両に含まれる。
電動車両は、バッテリ等からの電力をエネルギー源としてモータを駆動することで走行する。モータに供給される電力は、インバータを用いてモータ駆動に適した交流電力に変換される。モータに電力を供給するため、インバータには大電流が流れる。インバータに入力される大電流を平滑化するため、インバータの入力端には大容量のコンデンサが接続される。
電動車両が衝突した場合等に、安全確保のためにコンデンサに蓄積された電荷を放電する技術が求められている。放電技術の例が特許文献1と特許文献2に開示されている。特許文献1には、コンデンサに蓄積された電荷をモータコイルの抵抗を利用して放電する技術が開示されている。ここで、モータコイルへの放電は、ロータ位置センサの回転位置の検出結果に基づいてモータトルクが発生しないように行われる。また、特許文献2には、コンデンサの放電を開始する前に、モータが停止するまでの間に発生する逆起電力による電流をインバータに内蔵されている複数のダイオードに分配して流す技術が開示されている。特許文献2では、インバータの上アームトランジスタを全てオフすると共に、下アームトランジスタを全てオンすることにより、逆起電力による電流を下アームトランジスタの全てに分配する。そして、モータが停止した後に、1つの上アームトランジスタをハーフオンにし、その一つの上アームトランジスタと直列接続された下アームトランジスタをフルオンすることにより、コンデンサを放電する。
特許文献1には、モータトルクを発生させずにコンデンサの電荷をモータへ放電する放電制御が開示されている。この放電制御は、位置センサによって検知されるロータの回転位置(ステータに対する回転位置)に基づき、ロータのd軸(ロータの磁極がつくる磁束の方向)と平行な方向に放電電流のベクトルが向くようにインバータを制御する。ところで、車両が衝突した場合、ロータの回転位置を検出する位置センサに異常(例えば、信号線の断線等)が生じる場合がある。位置センサに異常がある状態で、上記した放電制御を実行すると、モータが回転してしまったり、過大な制御量(回転位置が正しくないことによる過電流あるいは過電圧)が生じてしまう虞がある。なお、以下では、特に断らない限り「放電制御」は、位置センサによるロータの回転位置を利用したコンデンサの放電制御を意味することに留意されたい。
本明細書が開示する技術は、上記課題に鑑みて創作された。その目的は、上記した放電制御を実行する際、位置センサの故障により放電制御が正常に行われないことを回避することにある。
本明細書が開示する電動車両は、車両を駆動するモータと、モータに電力を供給するインバータと、インバータの入力端に並列に接続されているコンデンサを備えている。また、電動車両は、モータのロータの回転位置を検出する位置センサと、車両の衝突を検知する衝突センサと、コントローラを備えている。コントローラは、位置センサにより検出される回転位置に基づいてコンデンサの電荷をモータに放電するようにインバータを制御する。そして、コントローラは、衝突センサが車両の衝突を検知した場合に、インバータを停止して、コンデンサとモータとの間の電流経路を遮断する。続いて、コントローラは、位置センサに異常がなければ、上記のように、ロータの回転位置に基づいてコンデンサの電荷をモータに放電するようにインバータを制御する。なお、車両の衝突を検知する衝突センサとして、プリクラッシュセンサやエアバックセンサ等がある。また、位置センサの異常を判断する手段については、実施例にて述べる。
この構成によれば、衝突を検知した後、位置センサに異常が無いと判断されるまではコンデンサの電荷がモータに放出されない。即ち、放電制御は行われない。そして、位置センサに異常が無いと判断された後に、放電制御が行われる。位置センサに異常が発生しているときには放電制御が行われることがない。本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
図面を参照して実施例の電動車両であるハイブリッド車2を説明する。図1に、ハイブリッド車2の電力系のブロック図を示す。実施例のハイブリッド車2は、走行用にエンジン6と三相交流モータ(以下、モータ8)を備えている。エンジン6の出力とモータ8の出力は動力分配機構7によって合成されて車軸9へと伝達される。なお、動力分配機構7は、エンジン6の出力を車軸9とモータ8に分配する場合もある。その場合、ハイブリッド車2は、エンジン6の動力で走行しつつ、モータ8で発電する。発電された電力は、後述するバッテリ3に充電される。さらに、ハイブリッド車2は、制動時、車両の運動エネルギーを利用してモータ8を逆駆動して発電し、その電力でバッテリ3を充電することもある。
ハイブリッド車2は、電力変換器5とシステムメインリレー4とバッテリ3を備えている。バッテリ3に蓄えられた電力は、システムメインリレー4と電力変換器5を通り、モータ8へと供給される。図1に示すように、電力変換器5の出力端にはモータ8が接続されており、電力変換器2の入力端にはシステムメインリレー4を間に挟んでバッテリ3が接続されている。なお、ハイブリッド車2では、モータ8からバッテリ3へ電流が流れる場合(例えば、上述の制動時の場合)もある。本明細書では、説明の便宜上、電力変換器5のモータ8が接続されている側を「出力端」と称し、バッテリ3が接続されている側を「入力端」と称する。同様に、電力変換器5に内蔵されている後述する電圧コンバータ12とインバータ13についても、モータ8が位置する側を「出力端」と称し、バッテリ3が位置する側を「入力端」と称する。
バッテリ3に蓄えられた電力は、電力変換器5により直流電力から交流電力に変換され、モータ8に供給される。電力変換器5は、直流電力の電圧を昇圧する電圧コンバータ12と、直流電力を交流電力に変換するインバータ13を内蔵している。また、上述したように、モータ8はバッテリ3を充電するための発電機として機能する場合もある。この場合、電圧コンバータ12は、モータ8からの電力を降圧してバッテリ3に充電するための降圧コンバータとして機能する。図1に示すように、電力変換器5の入力端は電圧コンバータ12の入力端に接続されている。電圧コンバータ12の出力端はインバータ13の入力端に接続されている。そして、インバータ13の出力端は電力変換器5の出力端に接続されている。
電圧コンバータ12の回路構成について説明する。電圧コンバータ12の高電位側のラインにおける入力端と出力端の間には、リアクトルL1とトランジスタT7が接続されている。電圧コンバータ12の低電位側のラインにおける入力端と出力端は直接接続されている。リアクトルL1と低電位側のラインの間にはトランジスタT8が接続されている。トランジスタT7、T8にはダイオードが逆並列に接続されている。そして、電圧コンバータ12の入力端には、フィルタコンデンサC2が並列に接続されている。電圧コンバータ12は、トランジスタT8のオン/オフを制御することにより昇圧コンバータとして機能し、トランジスタT7のオン/オフを制御することにより降圧コンバータとして機能する。電圧コンバータ12は、よく知られた技術であるので、詳細は省略する。なお、トランジスタを「オン」するとは、トランジスタを導通状態にすることを意味し、トランジスタを「オフ」するとは、トランジスタを遮断状態にすることを意味する。
インバータ13の回路構成について説明する。インバータ13は、2個のトランジスタの直列回路が3セット並列に接続された構成を有している(T1とT4、T2とT5、T3とT6)。各トランジスタにはダイオードが逆並列に接続されている。3セットの直列回路の高電位側がインバータ13の高電位側の入力端に接続されている。3セットの直列回路の低電位側がインバータ13の低電位側の入力端に接続されている。3セットの直列回路の中点から三相交流の各相(U相、V相、W相)が出力される。後述するコントローラ15が各トランジスタT1−T6のオン/オフを制御することにより、インバータ13は直流電力を交流電力に変換、若しくは、交流電力を直流電力に変換する。インバータ13は、よく知られた技術であるので、詳細は省略する。
インバータ13の回路において、直流電流の高電位側の入力端からモータ8までの電流経路は「上アーム」と呼ばれており、モータから直流電力の低電位側の入力端までの電流経路は「下アーム」と呼ばれている。即ち、図1に示すように、トランジスタT1、T2、T3は「上アーム」に含まれ、トランジスタT4、T5、T6は「下アーム」に含まれる。なお、以下では、説明の便宜上、インバータ13の高電位側の入力端と電圧コンバータ12の高電位側の出力端を結ぶ線を高電位ラインPと称し、インバータ13の低電位側の入力端と電圧コンバータ12の低電位側の出力端を結ぶ線を低電位ラインNと称する。
図1に示すように、インバータ13の入力端には、平滑コンデンサC1が並列に接続されている。別言すれば、高電位ラインPと低電位ラインNの間に平滑コンデンサC1が接続されている。平滑コンデンサC1により、電圧コンバータ12からインバータ13へ供給される電力の脈流が平滑化される。
トランジスタT1からT8にはIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)が用いられる。しかし、このトランジスタは、他のトランジスタ、例えばMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であってもよい。あるいは、将来的には異なるタイプのトランジスタが電力変換器5に用いられてもよい。本明細書が開示する技術は、トランジスタのタイプに依存しない。
ハイブリッド車2は、位置センサ14を備えている。位置センサ14は、モータ8の回転軸に取り付けられており、モータ8のロータのステータに対する回転位置(角度)を検出する。位置センサ14は、レゾルバと呼ばれることもある。位置センサ14から出力される信号は、ロータの回転位置に応じて振幅が変調する正弦波であり、その振幅からロータの回転位置を算出することができる。位置センサ14は、よく知られた技術であるので詳細な説明は省略する。
また、ハイブリッド車2は、車両の衝突を検知する衝突センサ16を備えている。衝突センサとしては、エアバックセンサやプリクラッシュセンサ等が用いられる。エアバックセンサは、車両の衝突の衝撃を検知するセンサであり、主に、車両が衝突した際にエアバックを動作させるために利用される。一方、プリクラッシュセンサは、車両が前方の物体と衝突する蓋然性が高いことを検知するセンサである。車両が衝突する蓋然性は、例えば、車両に搭載されたカメラや車間距離を測るレーダ等からの情報と、車速等の走行状態の情報を基に総合的に判断される。カメラやレーダ等の機器と情報を演算するCPUにより構成されるシステムを指してプリクラッシュセンサと称することもある。本明細書では、車両が衝突する蓋然性が高い場合には結果的に衝突することになるので、車両が衝突する蓋然性が高いことを検知するセンサ(プリクラッシュセンサ)も、「車両の衝突を検知する衝突センサ」に含むものとする。
ハイブリッド車2は、電力変換器5を制御するコントローラ15を備えている。コントローラ15は、電圧コンバータ12及びインバータ13に送るパルス信号を生成し、各トランジスタT1からT8のオン/オフを制御する。図1に示す破線矢印は、その信号線を示す。図1では、一部のトランジスタへの信号線のみ示し、他のトランジスタへの信号線は省略していることに留意されたい。ハイブリッド車2は、ドライバからの指令(アクセル開度等)や車速等の情報に基づき、モータ8が出力するべきトルク値を決定する。コントローラ15は、そのトルク値に基づき電力変換器5を制御する。また、コントローラ15は平滑コンデンサC2に蓄えられる電荷をモータ8へ放電するように電力変換器5を制御する場合もある。次に、そのモータへの放電制御について説明する。
モータ8は、ハイブリッド車2を駆動するために高出力であることが要求される。そのため、ハイブリッド車2では、バッテリ3の電圧は昇圧コンバータにより数百ボルトにまで昇圧されて、インバータ13を経てモータ8に供給される。つまり、モータ8に電力を供給する電力変換器5には大電流が流れる。したがって、電力変換器5に備えられるコンデンサ、特に平滑コンデンサC1には、大容量の電荷が蓄電される。車両が衝突した場合、ドライバや作業者の安全を確保するために平滑コンデンサC1の電荷を放電することが望ましい。ハイブリッド車2では、車両が衝突した際、コントローラ15が、位置センサ14により検出されるロータの回転位置の情報に基づいて、モータトルクを発生させずに平滑コンデンサC1の電荷をモータ8に放電するようにインバータ13を制御する。以下では、この放電制御を他の放電制御と区別するために「主放電制御」と称する。他の放電制御とは、例えば、不図示の放電抵抗へコンデンサの電荷を流す制御である。
主放電制御について説明する。三相交流モータは、ロータに発生する磁界の向きとステータに発生する磁界の向きが交差することで発生する磁力により回転する。主放電制御は、ロータに発生する磁界の向き(いわゆるd軸)とステータに発生する磁界の向きが平行になるようにステータに流れる電流の向きを制御することで、モータトルクを発生させずにコンデンサの電荷をモータに放電する。そのため、コントローラ15は、位置センサ14により検出されたロータの回転位置(ステータに対する回転位置)に基づいて主放電制御を実行する。しかし、車両が衝突した場合、位置センサ14に異常が生じる場合がある。位置センサ14の異常としては、例えば、位置センサ14に接続されている信号線が断線すること等が挙げられる。位置センサ14に異常がある状態で、主放電制御を実行すると、モータトルクが発生したり、過大な制御量が生じてしまう虞がある。過大な制御量とは、例えば、回転位置のフィードバックが正常に機能しないことによる過電流あるいは過電圧である。
ハイブリッド車2のコントローラ15は、主放電制御を実行する際に、位置センサ14の異常により平滑コンデンサC1の電荷が正常に放電されないことを回避するための処理を実行する。図2は、主放電制御が実行される過程を示したフローチャートである。図2に示す処理は、車両が衝突した場合(車両が衝突する蓋然性が高い場合を含む)に実行される。別言すれば、衝突センサ16により車両の衝突を検知すると、図2のフローチャートの処理を実行する。
図2を参照して、主放電制御が実行される過程を説明する。コントローラ15は、まず、システムメインリレー4を遮断する(S2)。システムメインリレー4を遮断することにより、電力変換器5とバッテリ3の間の電流経路を遮断する。また、コントローラ15は、インバータ13を停止する(S3)。コントローラ15は、全てのトランジスタをオフさせてインバータ13を停止する。すなわち、コントローラ15は、モータ8と平滑コンデンサC1の間を遮断する。
次に、コントローラ15は、主放電制御をする前に、モータの回転が止まっているか否かについて判断する(S4)。衝突センサ16により車両の衝突が検知された場合、ハイブリッド車2はまだ完全に停止しているとは限らない。そのため、モータ8が回転している場合がある。モータ8が回転することによりモータ8には逆起電力が発生する。したがって、モータ8の回転が止まるまで、その逆起電力による電流を流すための電流経路が必要となる。コントローラ15は、ステップS3にて一旦停止したインバータの下アームのトランジスタT4−T6をオンにする(S6)。なお、上アームのトランジスタT1−T3は、ステップS3の処理によりオフのままである。これにより、モータ8の各相とトランジスタT4−T6を繋ぐ複数の電流経路が形成され、モータ8が回転することにより発生する電流をトランジスタT4−T6に分配して流すことができる。なお、上アームトランジスタT1−T3はオフのままであるので、平滑コンデンサC1の電力はそのまま保持される。
コントローラ15は、ハイブリッド車2の車速が0km/時となるまで、ステップS6の状態を維持するようにインバータ13を制御する(S4:NO)。なお、ハイブリッド車2は、車軸9(車輪)の回転数を検出する回転センサ(不図示)を有しており、車速は、その回転センサにより検出された車軸の回転数により算出される。ハイブリッド車2の車速が0km/時になった場合(S4:YES)、車軸9と連結しているモータ8の回転が停止していると判断し、コントローラ15はステップS5に進み、インバータ13を再び停止する。ここでのインバータ停止も、コントローラ15は全てのトランジスタをオフにする。なお、ステップS6を経由せずにステップS5に移行した場合、ステップS3の処理によりインバータ13は停止したままであるので、実質的にはコントローラ15はステップS5の処理をスキップする。ステップS5が実行された時点(あるいはステップS5がスキップされた時点)で、平滑コンデンサC1はモータ8と遮断される。
次に、コントローラ15は、位置センサ14の異常を診断する(S7)。上述したように、位置センサ14から出力される信号は、変調された正弦波である。位置センサ14に異常が発生した場合、その出力信号にも異常が発生し、出力信号が一定の電圧や、断片的な信号となる。コントローラ15は、位置センサ14から出力される信号が正弦波と異なる場合に、位置センサ14に異常が発生していると判断する。コントローラ15は、位置センサ14に異常がない場合(S8:YES)、主放電制御を開始する(S9)。主放電制御は、平滑コンデンサC1の残留電荷が所定の量に低減するまで続けられる。平滑コンデンサC1の残留電荷は、高電位ラインPと低電位ラインNの間(以下、PN間)の電圧から推測される。なお、PN間の電圧はPN間に接続されている電圧計(不図示)によりコントローラ15でモニタされている。PN間の電圧が所定の電圧より小さい場合(S11:YES)、コントローラ15は主放電制御を終了し(S12)、PN間の電圧が所定の電圧以上である場合(S11:NO)、コントローラ15は主放電制御を継続する。所定の電圧は、感電等からの安全を確保するための値として、例えば60Vに選択される。なお、ステップS12に記載の「放電制御」は、主放電制御と後述する他の放電制御の両方を含んだ言葉として用いている。
コントローラ15は、位置センサ14に異常が有る場合(S8:NO)、主放電制御とは異なる他の放電制御を実施する(S10)。他の放電制御として、例えば、コントローラ15は、インバータ13のPN間に直列に接続されているトランジスタT1、T4の一方をハーフオンするとともに他方をフルオンして平滑コンデンサC1の電荷を放電する。このとき、ハーフオンしたトランジスタは大きな抵抗を有することになる。この抵抗が放電抵抗として機能する。また、コントローラ15は、図示しない別の放電抵抗を平滑コンデンサC1に接続して放電してもよい。即ち、他の放電制御は、位置センサ14を利用しないで行うことができる方法が採用される。位置センサ14に異常が有る場合(S8:NO)、コントローラ15は、PN間の電圧が所定の電圧より小さくなるまで他の放電制御を継続し、PN間の電圧が所定の電圧より小さくなった場合、他の放電制御を終了する(S12)。
図2に示す処理を実行することにより、コントローラ15は、衝突を検知した後、位置センサ14に異常が無いと判断されるまでは、平滑コンデンサC1とモータ8との間の電流経路が遮断され、モータ8への平滑コンデンサC1の電荷の放電を行わない。そして、位置センサ14に異常が無いと判断された後に、コントローラ15は主放電制御を行う。このように主放電制御を行うことにより、位置センサ14の故障により主放電制御が正常に行われないことを回避することができる。
車両が衝突した場合、コンデンサの電荷は速やかに放電されることが望ましい。しかし、位置センサ14の異常の判定は、出力信号の異常(正弦波ではない状態)がある程度の時間、例えば、50から100ミリ秒の間、継続していることを確認した後に確定する。これは、信号線への一時的なノイズの影響を考慮したものである。位置センサ14の異常が確定するまでの間に、主放電制御を実行すると位置センサ14の異常によりインバータ13に過大な制御量(過電流、過電圧)が生じる虞がある。インバータは、過電流からトランジスタを保護するための保護機能を有する場合がある。過電流によりその保護機能が働くと、インバータが停止し以後の放電が行えない場合も考えられる。図2に示す処理を実行することにより、位置センサ14の異常の有無を確実に判断した後に、主放電制御を実行することができる。
以下、実施例で示した技術に関する留意点を述べる。実施例のハイブリッド車2では、車軸とモータが連動して回転するタイプである。それゆえ、図2におけるステップS4では、車速=ゼロをモニタすることで、モータの回転が停止したことを確認する。モータと車軸の間にクラッチが介在するなど車軸の回転がモータの回転とは限らない場合には、ステップS4の処理は、「モータは停止しているか?」という判断となる。
ステップS4とS6の処理は、モータの回転を止める処理である。実施例のハイブリッド車が実施する放電処理は、この処理を含めると次のように表現することができる。コントローラ15は、位置センサ14により検出される回転位置に基づいて、モータトルクを発生させずに平滑コンデンサC1の電荷をモータ8に放電する。コントローラ15は、衝突センサが車両の衝突を検知した場合、モータの回転を停止させるとともにインバータを停止して平滑コンデンサC1とモータ8との間の電流経路を遮断する。続いて、コントローラ15は、位置センサ14に異常がなければ、モータトルクを発生させることなく、平滑コンデンサC1の電荷をモータ8に放電するようにインバータ13を制御する。
ハイブリッド車2は、1つの駆動用モータを備えていたが、2つ以上の駆動用モータを備えても良い。この場合、一つのモータの位置センサが故障した場合でも、他の位置センサが正常であれば、主放電制御を行うことができる。また、本明細書が開示する技術は、ハイブリッド車だけでなく、モータのみで走行する電気自動車や、燃料電池車にも採用することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:電気自動車
3:バッテリ
4:システムメインリレー
5:電力変換器
6:エンジン
7:動力分配機構
8:モータ
9:車軸
12:電圧コンバータ
13:インバータ
14:位置センサ
15:コントローラ
16:衝突センサ
L1:リアクトル
C1:平滑コンデンサ
C2:フィルタコンデンサ
P:高電位ライン
N:低電位ライン
T1、T2、T3、T4、T5、T6、T7、T8:トランジスタ
3:バッテリ
4:システムメインリレー
5:電力変換器
6:エンジン
7:動力分配機構
8:モータ
9:車軸
12:電圧コンバータ
13:インバータ
14:位置センサ
15:コントローラ
16:衝突センサ
L1:リアクトル
C1:平滑コンデンサ
C2:フィルタコンデンサ
P:高電位ライン
N:低電位ライン
T1、T2、T3、T4、T5、T6、T7、T8:トランジスタ
Claims (1)
- 車両を駆動するモータと、
前記モータに電力を供給するインバータと、
前記インバータの入力端に接続されているコンデンサと、
前記モータのロータの回転位置を検出する位置センサと、
車両の衝突を検知する衝突センサと、
前記位置センサにより検出される回転位置に基づいて、前記コンデンサの電荷を前記モータに放電するように前記インバータを制御するコントローラと、
を備えており、
前記コントローラは、前記衝突センサが車両の衝突を検知した場合に、前記インバータを停止して前記コンデンサと前記モータとの間の電流経路を遮断し、続いて、前記位置センサに異常がなければ、前記コンデンサの電荷を前記モータに放電するように前記インバータを制御する、
ことを特徴とする電動車両。
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|---|---|---|---|
| JP2014154733A JP2016032394A (ja) | 2014-07-30 | 2014-07-30 | 電動車両 |
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Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017159773A (ja) * | 2016-03-09 | 2017-09-14 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド車両 |
| JP2017184548A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | アイシン精機株式会社 | 放電制御装置 |
| JP2018019536A (ja) * | 2016-07-29 | 2018-02-01 | トヨタ自動車株式会社 | 自動車 |
| JP2019068640A (ja) * | 2017-10-02 | 2019-04-25 | 日産自動車株式会社 | 放電装置 |
| JPWO2019146029A1 (ja) * | 2018-01-25 | 2020-11-19 | 新電元工業株式会社 | 電動式車両用制御装置、及び、電動式車両用制御装置の制御方法 |
| CN113002310A (zh) * | 2019-12-20 | 2021-06-22 | 联动天翼新能源有限公司 | 一种电动汽车高压控制系统 |
-
2014
- 2014-07-30 JP JP2014154733A patent/JP2016032394A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017159773A (ja) * | 2016-03-09 | 2017-09-14 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド車両 |
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| CN113002310A (zh) * | 2019-12-20 | 2021-06-22 | 联动天翼新能源有限公司 | 一种电动汽车高压控制系统 |
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