JP2016020990A - 光ケーブル用のスロットロッド及び光ケーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の溝を有し光ケーブルに用いるスロットロッドにおいて、光ケーブルを構成する場合の外被を薄肉化した場合でも、溝に多数収納する光ファイバ心線を可能な限り燃焼から防護することが可能な光ケーブル用のスロットロッド及び光ケーブルを提供する。
【解決手段】光ケーブル1用のスロットロッド10は、外周面に溝11が複数条形成されており、溝11を形成するリブ13のうち少なくとも先端部分を、耐燃性をもつ材質で構成する。そして、リブ13の最細部13aより外周面側には、溝11の幅が最細部13aの位置に比べて広い位置が存在し、リブ13の先端における溝11の幅Wは、リブ13を最細部13aと同じ幅のまま延伸させて形成した場合の幅wsの50%以上70%以下とする。
【選択図】図1
【解決手段】光ケーブル1用のスロットロッド10は、外周面に溝11が複数条形成されており、溝11を形成するリブ13のうち少なくとも先端部分を、耐燃性をもつ材質で構成する。そして、リブ13の最細部13aより外周面側には、溝11の幅が最細部13aの位置に比べて広い位置が存在し、リブ13の先端における溝11の幅Wは、リブ13を最細部13aと同じ幅のまま延伸させて形成した場合の幅wsの50%以上70%以下とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、光ケーブル用のスロットロッド、及びそのスロットロッドを備えた光ケーブルに関する。
従来から、複数条の溝をもったスロットロッド(スペーサともいう)を備えた光ケーブルが流通している。各溝には、複数本の光ファイバ心線が並列に配置された光ファイバテープ心線(以下、テープ心線ともいう)や単心の光ファイバ心線などが収納される。
特許文献1には、テープ心線を一枚一枚積層可能な矩形溝を有するスロットロッドを備えた光ケーブルが開示されている。このスロットロッドは、ポリブチレンテレフタレートとポリカーボネートの混合材で構成し、高温での使用を可能にしている。
特許文献2には、中心強度部材(所謂テンションメンバ)と、中心強度部材の周囲に設けられ第1の層と、第1の層の周囲に設けられ且つ複数の矩形溝を有する第2の層と、を備えたスロットロッドが開示されている。このスロットロッドは、第1の層を難燃性のない材料で構成し、第2の層をハロゲンフリー難燃性材料で構成することで、機械的な強度の低下を防止しつつ難燃性をもたせている。
特許文献3には、複数の矩形溝を有するスロットロッドにおいて難燃性樹脂組成物を用いたものが開示されている。
特許文献3には、複数の矩形溝を有するスロットロッドにおいて難燃性樹脂組成物を用いたものが開示されている。
しかしながら、特許文献1〜3に記載の技術は、スロットロッドを構成する材料により難燃性を向上させることは可能であるが、矩形溝の開口部の存在から、光ケーブルとしての耐燃性を向上させようとした場合には、光ケーブルの外被に難燃性材料を用いるだけでなくその外被を厚肉化しなければならない。また、矩形溝は光ファイバ心線を高密度に光ケーブルに収納するのには向いていない。
本発明は、上述のような実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の溝を有し光ケーブルに用いるスロットロッドにおいて、光ケーブルを構成する場合の外被を薄肉化した場合でも、溝に多数収納する光ファイバ心線を可能な限り燃焼から防護することを可能にすることにある。
本発明によるスロットロッドは、外周面に溝が複数条形成された、光ケーブル用のスロットロッドであって、上記溝を形成するリブのうち少なくとも先端部分は、耐燃性をもつ材質で構成され、上記リブの最細部より外周面側には、上記溝の幅が上記最細部の位置に比べて広い位置が存在し、上記リブの先端における上記溝の幅は、上記リブを上記最細部と同じ幅のまま延伸させて形成した場合の50%以上70%以下の幅をもつようにしたものである。
本発明による光ケーブルは、上記スロットロッドと、上記スロットロッドの周囲に巻かれた押さえ巻きと、上記押さえ巻きの周囲に施された外被と、を備えるようにしたものである。
本発明によれば、複数の溝を有し光ケーブルに用いるスロットロッドにおいて、光ケーブルを構成する場合の外被を薄肉化した場合でも、溝に多数収納する光ファイバ心線を可能な限り燃焼から防護することができる。
[本発明の実施形態の説明]
まず、本発明の実施形態を列記して説明する。
(1)本発明の実施形態に係るスロットロッドは、外周面に溝が複数条形成された、光ケーブル用のスロットロッドであって、上記溝を形成するリブのうち少なくとも先端部分は、耐燃性をもつ材質で構成され、上記リブの最細部より外周面側には、上記溝の幅が上記最細部の位置に比べて広い位置が存在し、上記リブの先端における上記溝の幅は、上記リブを上記最細部と同じ幅のまま延伸させて形成した場合の50%以上70%以下の幅をもつようにしたものである。これにより、複数の溝を有し光ケーブルに用いるスロットロッドにおいて、光ケーブルを構成する場合の外被を薄肉化した場合でも、溝に多数収納する光ファイバ心線を可能な限り燃焼から防護することができる、といった効果を奏する。
まず、本発明の実施形態を列記して説明する。
(1)本発明の実施形態に係るスロットロッドは、外周面に溝が複数条形成された、光ケーブル用のスロットロッドであって、上記溝を形成するリブのうち少なくとも先端部分は、耐燃性をもつ材質で構成され、上記リブの最細部より外周面側には、上記溝の幅が上記最細部の位置に比べて広い位置が存在し、上記リブの先端における上記溝の幅は、上記リブを上記最細部と同じ幅のまま延伸させて形成した場合の50%以上70%以下の幅をもつようにしたものである。これにより、複数の溝を有し光ケーブルに用いるスロットロッドにおいて、光ケーブルを構成する場合の外被を薄肉化した場合でも、溝に多数収納する光ファイバ心線を可能な限り燃焼から防護することができる、といった効果を奏する。
(2)本発明の他の実施形態に係るスロットロッドは、上記(1)のスロットロッドにおいて、上記耐燃性をもつ材質は、ヤング率が1.8GPa以上3.0GPa以下のエンジニアリングプラスチックであるようにしたものである。これにより、上記効果を、汎用の材料を用いて得ることができるだけでなく、強度が保てるためスロットロッドの細径化が図れる。
(3)本発明の他の実施形態に係るスロットロッドは、上記(2)のスロットロッドにおいて、上記エンジニアリングプラスチックは、ポリブチレンテレフタレートとポリカーボネートの複合材、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネートのうちいずれか1つであるようにしたものである。これにより、上記効果を、汎用の材料を用いて得ることができる。
(4)本発明の実施形態に係る光ケーブルは、上記(1)〜(3)のスロットロッドと、上記スロットロッドの周囲に巻かれた押さえ巻きと、上記押さえ巻きの周囲に施された外被と、を備えたものである。これにより、複数の溝を有するスロットロッドを用いて光ケーブルを構成する場合、その外被を薄肉化した場合でも、溝に多数収納する光ファイバ心線を可能な限り燃焼から防護することができる。
(5)本発明の他の実施形態に係る光ケーブルは、上記(4)の光ケーブルにおいて、上記外被は難燃性を有するようにしたものである。これにより、光ケーブルの耐燃性をさらに向上させることができる。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るスロットロッド及びそのスロットロッドを備えた光ケーブルの具体例について説明する。
まず、図1を参照しながら、本発明の実施形態に係る光ケーブル及びその光ケーブルに用いられるスロットロッドの一例を説明する。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るスロットロッド及びそのスロットロッドを備えた光ケーブルの具体例について説明する。
まず、図1を参照しながら、本発明の実施形態に係る光ケーブル及びその光ケーブルに用いられるスロットロッドの一例を説明する。
本実施形態に係る光ケーブル1は、スロットロッド10と、スロットロッド10の周囲に縦添え又は横巻きで巻かれた上巻テープ(押さえ巻きテープともいう)14と、上巻テープ14で覆ったスロットロッド10の周囲に施された外被15と、を備える。
上巻テープ14は、一般に不織布をテープ状に形成したものが用いられるか、或いはポリエチレンテレフタレート(PET)等の基材と不織布とを貼り合わせたもの等が用いられる。なお、スロットロッド10の外周に図示しない粗巻き紐を巻き付けた後に上巻テープ14を巻き付けてもよい。外被15は、ポリエチレン等の樹脂でなり、押出し成形で形成される。
スロットロッド10は、その中心部に鋼線、鋼撚線等からなるテンションメンバ12が埋設されると共に、スロットロッド10の外周面に軸方向に向かって螺旋状又はSZ状の溝(スロット溝)11が複数条形成されている。
スロットロッド10は、スロット溝11を形成して他のスロット溝11との区分を行うために、リブ(スロットリブ)13を有する。つまり、スロット溝11は、隣り合うスロットリブ13間の溝である。図1では、5つのスロットリブ13により5つのスロット溝11が形成されている例を挙げているが、スロットリブ13やスロット溝11の数はこれに限ったものではない。なお、所定のスロット溝11の位置を識別するために、そのスロット溝11を区分している所定のスロットリブ13の最外周面にV字状、矩形状、U字状など種々の断面形状の着色樹脂を付着させておいてもよい。
そして、スロットリブ13は、耐燃性をもつ材質で構成される。耐燃性は、その程度により不燃性、難燃性、自己消火性、遅燃性に分類されるが、このいずれかであればよい。光ケーブル1としての強度を考慮せずに耐燃性だけを考慮した場合、不燃性であることが最も好ましく、次いで難燃性、自己消火性、遅燃性の順番で好ましいと言える。但し、一般的に難燃性をもたせようとして添加物を加えた場合、そのスロットロッドの強度が低下するため、テンションメンバ12としてより強度のあるものを使用する、及び/又は光ファイバ心線の収納密度を上げてより詰め込むなどの対策を行うとよい。
また、スロットロッド10として、テンションメンバ12以外の部分が全て同じ材料で構成された例を挙げたが、これに限ったものではない。例えば、スロットリブ13が内層材料と内層材料よりも耐燃性を有する外層材料との2層型の構造をもつ2層型スロットロッドとしてもよい。また、スロットリブ13のうち、その先端領域(リブ先端領域)13b以外からなる内層材料と、リブ先端領域13bからなる外層材料との2層構造とし、外層材料のみ耐燃性を有するように構成することもできる。
このように、本実施形態では、スロット溝11を形成するスロットリブ13のうち少なくとも先端部分が、耐燃性をもつ材質で構成されていればよい。なお、これらの2層構造のスロットロッドは、例えば、内層材料を押出成形した後に、外層材料を押出成形することで製造することができる。また、内層材料の材質によっては、テンションメンバ12を設けないようにすることもできる。
また、スロット溝11はその断面が矩形の矩形溝ではなく、溝幅が一定のものではない。より具体的には、スロットリブ13の最細部13aより外周面側には、スロット溝11の幅が最細部13aの位置(径方向の位置、つまりリブ高さ方向の位置)に比べて広い位置が存在する。つまり、最細部13aでのスロット幅より広いスロット幅をもつ箇所が、最細部13aより外周面側に存在するものとする。なお、図1において、最細部13aのリブ幅はdで示し、リブの先端部分のリブ幅はDで示し、スロットロッド10の半径はRで示し、最細部13aのリブ高さ方向の位置における半径はrで示している。
このような広い位置が存在することで、より光ファイバ心線を収納する空間を確保することができる。さらに、少なくともリブ先端領域13b以外については、どの位置でもスロット溝11の幅が最細部13aの位置に比べて広くなるようにスロットリブ13を形成することが、上記空間を確保して高密度化を図るために好ましいと言える。
また、図1では、スロット溝11の底部が円弧状でスロット溝11が拡がったU字状になっている場合を挙げているが、底部が平坦であってもよい。但し、スロット溝11は上述のように溝幅が一定のものではなく、テープ心線を1枚ずつ積層するために最適な断面形状ではない。つまり、このスロット溝11は、円筒状又はテープ状の光ファイバ心線を収納するのに適した形状に形成されていると言える。
以下では、スロット溝11のそれぞれには、複数枚の光ファイバテープ心線(以下、テープ心線という)20が収納される例を挙げる。図1のように5つのスロット溝11が設けられた光ケーブル1の場合、例えば各スロット溝11に8心のテープ心線20を50枚ずつ収納すると、合計2000心とすることができる。但し、テープ心線20の心数、スロット溝11当たりのテープ心線20の収納枚数、スロット溝11の数は、いずれも例示したものに限らない。
テープ心線20の収納形態としては、テープ心線20をテープ幅方向に折り曲げて1又は複数枚収納するようにしてもよく、その場合には特に、後述する間欠型のテープ心線を採用することが望ましい。無論、各スロット溝11に複数枚のテープ心線を積層して収納するようにしてもよいし、テープ心線に限らず、通常の光ファイバ単心線やマルチコア光ファイバ単心線のような円筒状の光ファイバ心線を収納するようにしてもよい。
図2A,図2Bを参照しながら、テープ心線20の一例としての間欠型のテープ心線(間欠テープ心線)について説明する。無論、スロット溝11に収納するテープ心線20は間欠接着型のテープ心線でなく、全心が繋がったテープ心線であってもよい。図2Aは、スロット溝に収納する間欠テープ心線の一例を示す図で、8心間欠テープ心線を幅方向に開いた状態を示す図である。また、図2Bは、図2AのB−Bラインにおける間欠テープ心線の断面図である。
図2Aで例示する間欠テープ心線20は、間欠構造をもつ8本の光ファイバ心線21からなる間欠テープ心線(以下、8心間欠テープ心線ともいう)である。すなわち、8心間欠テープ心線20は、8本の光ファイバ心線21が並列に配置され、隣り合う光ファイバ心線21の間の長手方向に連結部22と非連結部23が間欠的に形成されている。
光ファイバ心線21は、ガラスファイバにファイバ被覆を施した光ファイバ素線とも言われているもの、或いは、そのファイバ被覆の外面に着色層を施したものを含めた単心の光ファイバ(光ファイバ単心線)である。但し、各光ファイバ心線21としてマルチコア光ファイバ心線を採用することもできる。
また、光ファイバ心線21の周囲には、紫外線硬化樹脂等によるテープ被覆24が形成されている。連結部22では、隣り合う光ファイバ心線21のテープ被覆24が連なっており、非連結部23では、隣り合う光ファイバ心線21のテープ被覆24が連結されておらず、分離された状態となっている。なお、図2Bでは、各光ファイバ心線21の全周がテープ被覆24で覆われた例を挙げているが、隣接する光ファイバ心線21間は直接に接し、テープ被覆で覆われていない形態のものであってもよい。
また、テープ幅方向で見ると、連結部22と非連結部23とが交互に配される部分と、非連結部23だけが配される部分とが、長手方向に所定のピッチで交互に現れるような例を挙げている。但し、連結部22と非連結部23の配置のパターンはこの例に限ったものではない。また、図2Aでは、より好ましい例として、幅方向に中央に位置する4番線と5番線との境界に対して線対称となるような間欠パターンを挙げて説明するが、これに限ったものではない。無論、連結部22の断面形状やその連結方法は問わない。
そして、本実施形態の主たる特徴として、スロットリブ13の先端(最外周に位置する先端位置)におけるスロット溝11の幅(つまりスロット溝11の開口部の幅)Wは、幅wsの50%以上70%以下であるものとする。ここで、幅wsとは、図1において一点鎖線で形状を示したように、仮にスロットリブ13を最細部13aと同じ幅dのまま延伸させて形成した場合の、スロットリブ13の先端におけるスロット溝11の幅を指す。
幅wsに対する幅Wの割合を小さくすることで、耐燃性を有するリブ先端領域(リブ頭頂部分)13bにスロット溝11を覆う傘(遮蔽材)としての役割を与え、テープ心線20が外部からの燃焼炎に晒される面積を減らすことができる。一方で、上記割合が小さすぎるとテープ心線20をスロット溝11に収納し難く、光ケーブル1からテープ心線20を取り出す際に取り出し難くなる。つまり、幅Wは、狭すぎるとテープ心線20の出し入れが難くなり、広すぎると遮蔽効果が少なくなる。
そのため、本実施形態では上述のように、上記割合を50%以上とすることで、テープ心線20をスロット溝11に収納する際の空間を設けて収納し易さを確保すると共に、上記割合を70%以下とすることで、上記傘としての役割を与えてテープ心線20が外部からの燃焼炎に晒される面積を減らしている。
特に、例示したような間欠テープ心線は、或る程度、上記割合が低くても(つまりスロット溝11の開口部が狭くても)、テープ幅方向に折り畳んで収納させること(スロット溝11の内部ではそのままでもばらけさせてもよい)ができるため、本実施形態に収納する光ファイバ心線として最適であると言える。また、単心の光ファイバ心線、マルチコア光ファイバ単心線も収納し易いと言える。
以上、本実施形態に係る光ケーブル1によれば、高密度の光ケーブルの耐燃性を向上させることができる。具体的には、この光ケーブル1によれば、外被15を薄肉化した場合でも、スロット溝11に多数収納する光ファイバ心線を可能な限り(光ファイバ心線の出し入れを考慮した上で可能な限り)燃焼から防護することができる。また、本実施形態におけるスロットロッド10によれば、光ケーブル1を構成した際に外被15を薄肉化した場合でも、スロット溝11に多数収納する光ファイバ心線を可能な限り燃焼から防護することができる。
また、外被15は難燃性を有することが好ましく、これにより、光ケーブル1の耐燃性をさらに向上させることができる。
次に、図3を参照しながら、本実施形態に係るスロットロッドの他の構成例について説明する。なお、図3における符号30,31,32,33,33a,33bはそれぞれ図1における符号10,11,12,13,13a,13bに対応する部位である。
図3で例示するスロットロッド30は、テンションメンバ32の周囲に、スロット溝31を形成する5つのスロットリブ33を設けたものである。スロットロッド30では、スロットリブ33の最細部33aが長く、その外周側にほぼ台形状のリブ先端領域(リブ頭頂部分)33bが形成されている。このように、最細部33aはある程度の長さをもっていてもよい。
また、図1,図3のスロットリブ13,33における上記耐燃性をもつ材質としては、ヤング率が1.8GPa以上3.0GPa以下のエンジニアリングプラスチックであることが好ましい。これにより、上述したような効果を汎用の材料を用いて得ることができるだけでなく、強度が保てるためスロットリブを薄くすることができ、それによりスロットロッドの細径化、光ケーブルの細径化や高密度化も図れる。
なお、ケーブル細径化は外被を硬質化して薄肉化することでも可能になるが、このような方法では外被が剥き難く、中身の光ファイバ心線を取り出す作業に支障がある。本実施形態では、外被は適切な硬度のまま、スロットリブを高強度化することで心線取り出し作業性を維持したまま細径化が図れる。
エンジニアリングプラスチックの具体例について、図4を参照しながら説明する。図4は、スロットロッドに用いられる材料の自己消火性と強度(ヤング率)を示す図である。
エンジニアリングプラスチックとしては、ポリブチレンテレフタレート(PBT)とポリカーボネート(PC)の複合材(混合物)、PBT、PCなどが挙げられる。また、従来からスロットロッドに用いられていた材料としては高密度ポリエチレン(HDPE)がある。
エンジニアリングプラスチックとしては、ポリブチレンテレフタレート(PBT)とポリカーボネート(PC)の複合材(混合物)、PBT、PCなどが挙げられる。また、従来からスロットロッドに用いられていた材料としては高密度ポリエチレン(HDPE)がある。
図4で示す表40のように、PBTは、酸素指数が23で自己消火性があると言え、ヤング率が1.8〜3.0GPa程度である。PCは、酸素指数が26で自己消火性があると言え、ヤング率が1.8〜2.5GPa程度である。PCとPBTを複合したPC/PBTアロイは、酸素指数が23〜26であって自己消火性があると言え、ヤング率は1.8〜3.0GPa程度である。一般的に自己消火性がある材質とは、酸素指数が約22〜27程度のものを言う。これに対し、HDPEは、酸素指数が17で自己消火性がないと言え、ヤング率も0.6〜1.8GPaと小さい。
よって、スロットリブ13,33のうち少なくとも先端部分に用いるエンジニアリングプラスチックとしては、PBT単体、PC単体、PC/PBTアロイのうちいずれか1つであることが好ましい。なお、PC/PBTアロイの混合比率は特に問わず、例えば3:7〜7:3程度とすればよい。これにより、エンジニアリングプラスチックを用いたことによる効果を、汎用の材料を用いて得ることができる。
(試験例)
図5を参照しながら、本実施形態に係る光ケーブルにおける難燃試験の結果を示す。
この燃焼試験では、本実施形態で例示したような高強度自己消火性エンジニアリングプラスチック(エンプラ)スロット型の光ケーブル(以下、エンプラケーブルと言う)と、汎用HDPEスロット型の光ケーブル(以下、HDPEケーブルと言う)を用いた。
図5を参照しながら、本実施形態に係る光ケーブルにおける難燃試験の結果を示す。
この燃焼試験では、本実施形態で例示したような高強度自己消火性エンジニアリングプラスチック(エンプラ)スロット型の光ケーブル(以下、エンプラケーブルと言う)と、汎用HDPEスロット型の光ケーブル(以下、HDPEケーブルと言う)を用いた。
ここで、エンプラケーブルのスロット材としては、ヤング率2.5GPa、外径19mmのPC/PBTアロイを用い、HDPEケーブルのスロット材としては、ヤング率0.8GPa、外径21mmのHDPEを用いた。なお、スロット材の外径はスロット溝の断面積が両スロットで同等となるように設定している。つまり、エンプラケーブルは高強度のスロットロッドであり、その外径は、HDPEケーブルのスロットロッドと比べてリブ薄肉化相当分だけ細径化した値を用いた。
エンプラケーブル、HDPEケーブルの双方において、スロット溝数を5とし、各スロット溝内に、間欠接着型8心テープを50枚ずつ収納して、溝内光ファイバ心数を400心とし、光ファイバ心数を合計2000心とした。また、エンプラケーブル、HDPEケーブルの双方において、テンションメンバとして2.6mm鋼線を用い、押さえ巻きに0.5mm厚のPET不織布を用い、外被として難燃ポリエチレンを用いた。
このようなエンプラケーブル、HDPEケーブルに対し、外被の厚みを変えながら(つまり外径を変えながら)、JIS(Japanese Industrial Standards) C 3521の難燃試験を実施し、その合否を判定した。エンプラケーブルに対する合否は、本実施形態に該当する幅Wが幅wsの50%(スロット溝の遮蔽が50%)、70%(スロット溝の遮蔽が30%)のものに対して行うと共に、比較として遮蔽無し(スロット溝の遮蔽が0%)のものも判定した。HDPEケーブルについても、遮蔽無しのもので合否を判定した。図5に示す表50では、合否の結果について、合格を「A」、不合格を「R」、データが無いものを「−」で示している。
その結果、表50のように、エンプラケーブル、HDPEケーブルにおいて、遮蔽無しのものでは、それぞれ外被の厚みが1.5mm以上、2.0mm以上で難燃試験に合格した。これにより、スロットリブの材料としてHDPEに比べてPC/PBTアロイの方が燃え難いことが確認できた。
また、エンプラケーブルでは、遮蔽30%になると外被の厚みが1.2mmの場合にも合格し、より遮蔽面積を増やした遮蔽50%になると外被の厚みが1.0mmの場合にも合格した。また、遮蔽が50%になっても光ファイバ心線の出し入れは支障なく実施できた。
これにより、本実施形態のように、幅Wが幅wsの50%以上70%以下になるようにスロットロッドを形成することで、光ケーブルを構成する場合の外被を薄肉化した場合でも、溝に多数収納する光ファイバ心線を可能な限り燃焼から防護することができることが確認できた。
以上、今回開示された実施形態は全ての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は、上述した例に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図されている。
1…光ケーブル、10,30…スロットロッド、11,31…スロット溝、12,32…テンションメンバ、13,33…スロットリブ、13a,33a…最細部、13b,33b…先端領域、14…上巻テープ、15…外被、20…テープ心線、21…光ファイバ心線、22…連結部、23…非連結部、24…テープ被覆。
Claims (5)
- 外周面に溝が複数条形成された、光ケーブル用のスロットロッドであって、
前記溝を形成するリブのうち少なくとも先端部分は、耐燃性をもつ材質で構成され、
前記リブの最細部より外周面側には、前記溝の幅が前記最細部の位置に比べて広い位置が存在し、
前記リブの先端における前記溝の幅は、前記リブを前記最細部と同じ幅のまま延伸させて形成した場合の50%以上70%以下の幅をもつ、スロットロッド。 - 前記耐燃性をもつ材質は、ヤング率が1.8GPa以上3.0GPa以下のエンジニアリングプラスチックである、請求項1に記載のスロットロッド。
- 前記エンジニアリングプラスチックは、ポリブチレンテレフタレートとポリカーボネートの複合材、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネートのうちいずれか1つである、請求項2に記載のスロットロッド。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のスロットロッドと、該スロットロッドの周囲に巻かれた押さえ巻きと、該押さえ巻きの周囲に施された外被と、を備えた光ケーブル。
- 前記外被は難燃性を有する、請求項4に記載の光ケーブル。
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