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JP2016018921A - 波長変換部材及び発光デバイス - Google Patents

波長変換部材及び発光デバイス Download PDF

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寛之 清水
Hiroyuki Shimizu
寛之 清水
田中 宏和
Hirokazu Tanaka
宏和 田中
義正 山口
Yoshimasa Yamaguchi
義正 山口
隆史 西宮
Takashi Nishimiya
隆史 西宮
角見 昌昭
Masaaki Kadomi
昌昭 角見
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Abstract

【課題】波長変換部材から出射される単位面積当たりの発光強度を向上させることができる波長変換部材及びそれを用いた発光デバイスを提供する。
【解決手段】励起光6が入射する入射面2bと、励起光6の波長変換により生じる蛍光7が出射される出射面2aとを有する蛍光体層2と、出射面2aの一部の上に設けられ、出射面2aから出射しようとする蛍光7を蛍光体層2内に反射する反射膜3とを備えることを特徴としている。
【選択図】図3

Description

本発明は、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)やレーザーダイオード(LD:Laser Diode)等の発する光の波長を別の波長に変換する波長変換部材及びそれを用いた発光デバイスに関するものである。
近年、蛍光ランプや白熱灯に変わる次世代の光源として、LEDやLDを用いた発光デバイス等に対する注目が高まってきている。そのような次世代光源の一例として、青色光を出射するLEDと、LEDからの光の一部を吸収して黄色光に変換する波長変換部材とを組み合わせた発光デバイスが開示されている。この発光デバイスは、LEDから出射された青色光と、波長変換部材から出射された黄色光との合成光である白色光を発する。特許文献1には、波長変換部材の一例として、ガラスマトリクス中に無機蛍光体粉末を分散させた波長変換部材が提案されている。
特開2003−258308号公報
近年、波長変換部材から出射される蛍光の強度をさらに高めたいという要望が高まっている。波長変換部材から出射される蛍光の強度を高めるため、例えば波長変換部材に含まれる蛍光体濃度を高める方法が考えらえるが、この場合、蛍光強度が強くなって色度が所定の範囲からずれてしまう。そのため、色度を補正するために、励起光強度も調整する必要があり、発光デバイスの製造工程が煩雑になる。
以上に鑑み、本発明の目的は、波長変換部材から出射される単位面積当たりの発光強度を容易に向上させることができる波長変換部材及びそれを用いた発光デバイスを提供することにある。
本発明の波長変換部材は、励起光が入射する入射面と、励起光の波長変換により生じる蛍光が出射される出射面とを有する蛍光体層と、出射面の一部の上に設けられ、出射面から出射しようとする蛍光を蛍光体層内に反射する反射膜とを備えることを特徴としている。
反射膜は、出射面の周縁部に設けられていることが好ましい。
反射膜は、金属または合金から形成されていることが好ましい。
蛍光体層は、ガラスマトリクスと、ガラスマトリクス中に分散した蛍光体粒子とを含有することが好ましい。
本発明の発光デバイスは、励起光を出射する光源と、上記本発明の波長変換部材とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、波長変換部材から出射される単位面積当たりの発光強度を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態の波長変換部材を示す平面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 第1の実施形態の波長変換部材における励起光、蛍光及び出射光を示す模式的断面図である。 本発明の第2の実施形態の波長変換部材を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態の波長変換部材を用いた発光デバイスを示す斜視図である。 図5のVI−VI線に沿う断面図である。
以下、好ましい実施形態について説明する。但し、以下の実施形態は単なる例示であり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、各図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号で参照する場合がある。
図1は、本発明の第1の実施形態の波長変換部材を示す平面図である。図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。図1及び図2に示すように、本実施形態の波長変換部材1は、蛍光体層2と、蛍光体層2の出射面2aの一部の上に設けられる反射膜3とを備えている。蛍光体層2は、励起光が入射する入射面2bと、励起光の波長変換により生じる蛍光が出射される出射面2aを有している。図1及び図2に示すように、本実施形態において、反射膜3は、出射面2aの周縁部に設けられている。したがって、反射膜3の中央部には、開口が形成されており、この開口から光が出射される。本実施形態において、出射面2aは、矩形形状を有しており、反射膜3の中央部に形成される開口も、矩形形状を有している。なお、反射膜3の中央部に形成される開口は矩形形状に限られず、円形形状等であってもよい。但し、開口の大きさをなるべく大きくしたい場合は、開口は矩形形状とする(すなわち、出射面2aと開口の形状を同じにする)ことが好ましい。
図2に示すように、本実施形態において、蛍光体層2は、ガラスマトリクス5と、ガラスマトリクス5中に分散した蛍光体粒子4とを含有している。このような構成とすることで、蛍光体層2中に所望量の蛍光体粒子4を均一に分散させることが容易となる。本実施形態では、蛍光体粒子4として、耐熱性に優れる無機蛍光体の粒子が用いられている。
ガラスマトリクス5は、無機蛍光体等の蛍光体粒子4の分散媒として用いることができるものであれば特に限定されない。例えば、ホウ珪酸塩系ガラス、リン酸塩系ガラスなどを用いることができる。ガラスマトリクス5の軟化点は、250℃〜1000℃であることが好ましく、300℃〜850℃であることがより好ましい。ガラスマトリクスの軟化点5が低すぎると、蛍光体層2の機械的強度が低下する場合がある。一方、ガラスマトリクスの軟化点が高すぎると、製造時における焼成工程で蛍光体粒子4が劣化して、蛍光体層2の発光強度が低下する場合がある。
蛍光体粒子4は、励起光の入射により蛍光を出射するものであれば、特に限定されるものではない。蛍光体粒子4の具体例としては、例えば、酸化物蛍光体、窒化物蛍光体、酸窒化物蛍光体、塩化物蛍光体、酸塩化物蛍光体、硫化物蛍光体、酸硫化物蛍光体、ハロゲン化物蛍光体、カルコゲン化物蛍光体、アルミン酸塩蛍光体、ハロリン酸塩化物蛍光体、ガーネット系化合物蛍光体から選ばれた1種以上等が挙げられる。励起光として青色光を用いる場合、例えば、緑色光、黄色光または赤色光を蛍光として出射する蛍光体を用いることができる。
蛍光体粒子4の平均粒子径は、1μm〜50μmであることが好ましく、5μm〜25μmであることがより好ましい。蛍光体粒子4の平均粒子径が小さすぎると、発光強度が低下する場合がある。一方、蛍光体粒子4の平均粒子径が大きすぎると、発光色が不均一になる場合がある。
蛍光体層2中での蛍光体粒子4の含有量は、5〜80体積%の範囲内であることが好ましく、10〜75体積%の範囲内であることがより好ましく、20〜70体積%の範囲内であることがさらに好ましい。蛍光体粒子4の含有量が少なすぎると、蛍光体層2の発光強度が不十分になる場合がある。一方、蛍光体粒子4の含有量が多すぎると、所望の発光色が得られない場合がある。また、蛍光体層2の機械的強度が低下する場合がある。
蛍光体層2の厚みは、0.05mm〜1mmの範囲内であることが好ましく、0.075mm〜0.5mmの範囲内であることがより好ましく、0.1mm〜0.3mmの範囲内であることがさらに好ましい。蛍光体層2が厚すぎると、蛍光体層2における光の散乱や吸収が大きくなりすぎ、蛍光の出射効率が低くなってしまう場合がある。蛍光体層2の厚みが薄すぎると、十分な発光強度が得られにくくなる場合がある。また、蛍光体層2の機械的強度が不十分になる場合がある。
蛍光体層2は、例えば、ガラスマトリクスとなるガラス粒子と、蛍光体粒子とを含有する混合粉末の圧粉体を焼成することにより作製することができる。混合粉末の焼成温度は、ガラス粒子の軟化点±150℃以内であることが好ましく、ガラス粒子の軟化点±100℃以内であることがより好ましい。焼成温度が低すぎると、ガラス粒子が軟化流動せず、緻密な焼結体が得られない場合がある。一方、焼成温度が高すぎると、蛍光体粒子がガラス中に溶出して発光強度が低下したり、蛍光体成分がガラス中に拡散してガラスが着色して発光強度が低下する場合がある。また、焼成は減圧雰囲気中で行うことが好ましい。具体的には、焼成中の雰囲気は1.013×10Pa未満であることが好ましく、1000Pa以下であることがより好ましく、400Pa以下であることがさらに好ましい。それにより、蛍光体層2中に残存する気泡の量を少なくすることができる。その結果、蛍光体層2における散乱因子を低減することができ、発光効率を向上させることができる。
蛍光体層2は、ガラスマトリクスとなるガラス粒子と、蛍光体粒子と、バインダー樹脂や溶剤等の有機成分とを含むスラリーを調製し、このスラリーを用いて作製することもできる。例えば、このスラリーを塗布して膜を形成し、この膜を乾燥・焼成することにより形成することができる。また、このスラリーを、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂フィルム上にドクターブレード法等により塗布し、加熱乾燥することにより、グリーンシートを作製し、このグリーンシートを焼成することによっても形成することができる。
反射膜3は、例えば、光反射率や成膜性の観点から、アルミニウム、銀などの金属または合金から形成することが好ましい。このような反射膜3の形成方法としては、真空蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタリング法などの物理気相堆積法や、メッキ法などが挙げられる。反射膜3の厚みは、0.01μm〜1μmの範囲内であることが好ましく、0.05μm〜0.5μmの範囲内であることがより好ましく、0.1μm〜0.2μmの範囲内であることがさらに好ましい。反射膜3が厚すぎると、剥がれ等の不具合が発生する場合がある。反射膜3の厚みが薄すぎると、反射率が不十分になる場合がある。
なお、反射膜3を物理的或いは化学的に保護する目的で、反射膜3の上に保護膜(図示せず)を形成しても良い。保護膜は、例えば、酸化ケイ素やフッ化マグネシウムなどの誘電体から形成することができる。このような保護膜の形成方法としては、真空蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタリング法などの物理気相堆積法や、メッキ法などが挙げられる。保護膜の厚みは、0.001μm〜1μmの範囲内であることが好ましく、0.005μm〜0.3μmの範囲内であることがより好ましく、0.01μm〜0.05μmの範囲内であることがさらに好ましい。保護膜が厚すぎると、剥がれ等の不具合が発生する場合がある。保護膜の厚みが薄すぎると、保護膜としての物理的強度或いは化学的強度が不十分になる場合がある。
図3は、第1の実施形態の波長変換部材における励起光、蛍光及び出射光を示す模式的断面図である。図3に示すように、入射面2bから励起光6が蛍光体層2中に入射すると、蛍光体層2に含まれる蛍光体粒子4(図2を参照)は、励起光6によって励起され、蛍光7を発する。蛍光7は、出射面2aから蛍光体層2の外部に出射されるが、出射面2aの上に反射膜3が設けられている領域においては、蛍光7は外部に出射されず、反射膜3によって反射され、蛍光体層2に戻る。蛍光体層2に戻された蛍光7は、蛍光体層2内で反射され、出射面2aから出射される。また、励起光6の一部も、蛍光体層2を通り、出射面2aから出射される。したがって、蛍光体層2の出射面2aからは、蛍光7と励起光6の合成光が、出射光8として出射される。なお、励起光6も、出射面2aの上に反射膜3が設けられている領域においては、反射膜3によって反射される。
本実施形態では、上述のように、蛍光7及び励起光6の一部が、反射膜3で反射され、反射膜3が設けられていない出射面2aから出射される。このため、出射面2aから出射された出射光8の単位面積当たりの発光強度を高めることができる。
本発明において、反射膜3を設ける領域の面積の比率は、出射面2a全体の面積に対して、1%〜50%の範囲内であることが好ましく、5%〜30%の範囲内であることがより好ましく、10%〜20%の範囲内であることがさらに好ましい。反射膜3を設ける領域の面積の比率が小さすぎると、単位面積当たりの発光強度の向上が不十分となる場合がある。反射膜3を設ける領域の面積の比率が大きすぎると、蛍光7(または励起光6)の出射面2aからの出射量が少なくなる場合がある。
なお、蛍光体層2の入射面2bの上に、励起光6を選択的に透過し、蛍光7を反射する波長選択膜を形成しても良い。
図4は、本発明の第2の実施形態の波長変換部材を示す平面図である。本実施形態において、出射面2aは、円形形状を有しており、反射膜3の中央部に形成される開口も、円形形状を有している。
図5は、本発明の第1の実施形態の波長変換部材を用いた発光デバイスを示す斜視図である。図6は、図5のVI−VI線に沿う断面図である。図5及び図6に示すように、波長変換部材1は、光源チップ20の上に載せられている。光源チップ20は、基板30の上に載せられている。波長変換部材1及び光源チップ20の周りには、反射層40が設けられている。つまり、本実施形態の発光デバイス10は、基板30と、基板30の上に載せられた光源チップ20と、光源チップ20の上に載せられた波長変換部材1と、波長変換部材1の周りに設けられた反射層40とを備えている。
光源チップ20としては、例えば、青色光を発するLED光源やレーザー光源などの光源が用いられる。
基板30としては、例えば、光源チップ20から発せられた光線を効率良く反射させることができる白色のLTCC(Low Temperature Co−fired Ceramics)などが用いられる。具体的には、酸化チタンや酸化ニオブ等の無機粉末とガラス粉末との焼結体が挙げられる。
反射層40は、光源チップ20及び波長変換部材1から漏れ出た光を反射するため設けられている。反射層40は、例えば酸化チタン等の白色顔料を含む樹脂(高反射樹脂)から形成されている。
なお、反射層40は、無機粒子をガラスマトリクス中に分散させた膜から形成してもよい。無機粒子としては、ガラスマトリクスと異なる屈折率を有するものを用いることが好ましい。このような無機粒子としては、Al、Ti、Nb、Ta、La、Zr、Ce、Ga、Mg、Si及びZnからなる群から選ばれる少なくとも一種の酸化物または窒化物が挙げられる。このような無機粒子の好ましい具体例としては、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化ニオブ、酸化タンタル、酸化ランタン、酸化ジルコニウム、酸化セリウム、酸化ガリウム、酸化マグネシウム、酸化ケイ素、酸化亜鉛などが挙げられる。無機粒子として、特に好ましくは、酸化アルミニウムが用いられる。
ガラスマトリクスとしては、例えば、蛍光体層2のガラスマトリクス5についての上記説明で挙げたものを用いることができる。
無機粒子の平均粒子径は、0.3μm〜50μmの範囲内であることが好ましく、0.5μm〜30μmの範囲内であることがより好ましい。無機粒子の平均粒子径が小さすぎると、十分な反射率が得られにくくなる場合がある。一方、無機粒子の平均粒子径が大きすぎると、単位体積あたりに存在できる粒子数が少なくなり十分な反射率が得られにくくなる場合がある。反射層40における無機粒子の含有量は、5〜80体積%の範囲内であることが好ましく、10〜70体積%の範囲内であることがより好ましく、20〜60体積%の範囲内であることがさらに好ましい。無機粒子の含有量が少なすぎると、十分な反射率が得られにくくなる。一方、無機粒子の含有量が多すぎると、反射層40中に空隙が多くなり、結果として、基板30との接合強度が低下しやすくなる。
ガラスマトリクス中に無機粒子を分散させた反射層40は、例えば、ガラスマトリクスとなるガラス粒子と、無機粒子と、バインダー樹脂や溶剤等の有機成分とを含むスラリーを調製し、このスラリーを用いて作製することができる。例えば、このスラリーを塗布して層を形成し、この層を乾燥・焼成することにより形成することができる。また、このスラリーを、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂フィルム上にドクターブレード法等により塗布し、加熱乾燥することにより、グリーンシートを作製し、このグリーンシートを焼成することによっても形成することができる。
図6に示すように、発光デバイス10は、光源チップ20から出射した励起光6を、波長変換部材1で波長変換し、出射光8として外部に出射する。例えば、励起光6として、青色光を用いる場合、波長変換部材1で、青色光を、黄色光に変換し、出射光8として、青色光と黄色光を合成してなる白色光を出射させることができる。
本実施形態の発光デバイス10は、出射面の一部の上に反射膜3が設けられた波長変換部材1を用いている。したがって、図3を参照して説明したように、出射面から示された出射光8の単位面積当たりの発光強度を高めることができる。したがって、本発明によれば、発光強度の高い発光デバイスとすることができる。
1…波長変換部材
2…蛍光体層
2a…出射面
2b…入射面
3…反射膜
4…蛍光体粒子
5…ガラスマトリクス
6…励起光
7…蛍光
8…出射光
10…発光デバイス
20…光源チップ
30…基板
40…反射層

Claims (5)

  1. 励起光が入射する入射面と、前記励起光の波長変換により生じる蛍光が出射される出射面とを有する蛍光体層と、
    前記出射面の一部の上に設けられ、前記出射面から出射しようとする前記蛍光を前記蛍光体層内に反射する反射膜とを備える、波長変換部材。
  2. 前記反射膜は、前記出射面の周縁部に設けられている、請求項1に記載の波長変換部材。
  3. 前記反射膜は、金属または合金から形成されている、請求項1または2に記載の波長変換部材。
  4. 前記蛍光体層は、ガラスマトリクスと、前記ガラスマトリクス中に分散した蛍光体粒子とを含有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の波長変換部材。
  5. 前記励起光を出射する光源と、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の波長変換部材とを備える、発光デバイス。
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