JP2016018964A - 磁気抵抗効果素子 - Google Patents
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Abstract
【課題】動作信頼性を向上させた磁気抵抗効果素子を提供する。
【解決手段】本実施形態にかかる磁気抵抗効果素子によれば、磁気異方性を有し、磁化方向が可変の記憶層と、磁気異方性を有し、磁化方向が不変の参照層と、記憶層および参照層の間の中間層と、記憶層を挟んで中間層とは反対側に配置される下地層と、記憶層の側壁上および中間層の側壁上に配置される側壁層と、を備え、下地層は、Sc及びランタノイド系元素の少なくともいずれかの元素を含み、側壁層は、Sc及びランタノイド系元素の少なくともいずれかの酸化物を含む。
【選択図】 図1
【解決手段】本実施形態にかかる磁気抵抗効果素子によれば、磁気異方性を有し、磁化方向が可変の記憶層と、磁気異方性を有し、磁化方向が不変の参照層と、記憶層および参照層の間の中間層と、記憶層を挟んで中間層とは反対側に配置される下地層と、記憶層の側壁上および中間層の側壁上に配置される側壁層と、を備え、下地層は、Sc及びランタノイド系元素の少なくともいずれかの元素を含み、側壁層は、Sc及びランタノイド系元素の少なくともいずれかの酸化物を含む。
【選択図】 図1
Description
本実施形態は、磁気抵抗効果素子に関する。
近年、磁気抵抗効果素子などを用いた磁気記憶装置が提案されている。
動作信頼性を向上させた磁気抵抗効果素子を提供する。
本実施形態にかかる磁気抵抗効果素子によれば、磁気異方性を有し、磁化方向が可変の記憶層と、磁気異方性を有し、磁化方向が不変の参照層と、前記記憶層および前記参照層の間の中間層と、前記記憶層を挟んで前記中間層とは反対側に配置される下地層と、前記記憶層の側壁上および前記中間層の側壁上に配置される側壁層と、を備える。前記下地層は、Sc及びランタノイド系元素の少なくともいずれかの元素を含む。前記側壁層は、Sc及びランタノイド系元素の少なくともいずれかの酸化物を含む。
磁気記憶装置には、例えばSTT(spin-transfer torque)型MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)等が含まれる。STT−MRAMでは、記憶素子として例えば磁気抵抗効果素子等が用いられる。磁気抵抗効果素子は、例えば2つの磁性層(記憶層および参照層)とそれらの間に設けられた非磁性層(中間層)とを備える。磁気抵抗効果素子が備える各層は、例えば物理エッチング等により素子の形状に形成される。
しかしながら、エッチングされた磁性材料等の成分が、堆積層として上記各層の側壁に付着することがある。この堆積層は、各層間に電気的なショートを生じさせてしまうことがある。
以下に述べる実施形態によれば、堆積層によるショートを抑制し、磁気抵抗効果素子の動作信頼性を向上させることができる。すなわち、実施形態の磁気抵抗効果素子は、記憶層と、参照層と、中間層と、下地層と、側壁層と、を備える。記憶層は、磁気異方性を有し、磁化方向が可変である。参照層は、磁気異方性を有し、磁化方向が不変である。中間層は、記憶層および参照層の間に配置される。下地層は、記憶層を挟んで中間層とは反対側に配置される。側壁層は、記憶層の側壁上および中間層の側壁上に配置される。下地層は、Sc及びランタノイド系元素の少なくともいずれかの元素を含む。側壁層は、Sc及びランタノイド系元素の少なくともいずれかの酸化物を含む。
実施形態に係る磁気抵抗効果素子について、図面を参照して以下に説明する。図面において、同一部分には同一の参照符号を付す。また、重複する説明は必要に応じて行う。
<第1実施形態>
本実施形態の磁気抵抗効果素子について、図1〜図4を用いて説明する。
本実施形態の磁気抵抗効果素子について、図1〜図4を用いて説明する。
(1)MTJ素子の構成例
図1を用いて、本実施形態に係る磁気抵抗効果素子としてのMTJ(Magnetic tunnel junction)素子の構成例について説明する。MTJ素子は、MTJ素子を貫いて流れる電流の向きに応じて異なる抵抗状態をとるように構成されている。状態に応じて相違する抵抗を示す現象は磁気抵抗効果と呼ばれる。MTJ素子は、磁気抵抗効果を用いてデータを保持する。
図1を用いて、本実施形態に係る磁気抵抗効果素子としてのMTJ(Magnetic tunnel junction)素子の構成例について説明する。MTJ素子は、MTJ素子を貫いて流れる電流の向きに応じて異なる抵抗状態をとるように構成されている。状態に応じて相違する抵抗を示す現象は磁気抵抗効果と呼ばれる。MTJ素子は、磁気抵抗効果を用いてデータを保持する。
[MTJ素子の概略構成]
図1に示されるように、MTJ素子10は、下部電極11上に設けられた下地層12と、下地層12上に設けられた記憶層13と、記憶層13上に設けられた中間層14と、中間層14上に設けられた参照層15と、を備える。MTJ素子10は、また、少なくとも記憶層13の側壁上および中間層14の側壁上に側壁層18を備える。参照層15上にはストッパ層16が設けられ、ストッパ層16上には上部電極17が設けられている。
図1に示されるように、MTJ素子10は、下部電極11上に設けられた下地層12と、下地層12上に設けられた記憶層13と、記憶層13上に設けられた中間層14と、中間層14上に設けられた参照層15と、を備える。MTJ素子10は、また、少なくとも記憶層13の側壁上および中間層14の側壁上に側壁層18を備える。参照層15上にはストッパ層16が設けられ、ストッパ層16上には上部電極17が設けられている。
記憶層13及び参照層15は、磁気異方性を有する磁性層である。記憶層13及び参照層15は、例えばこれらの層面と交わる方向に磁気異方性を有する。層面とは、ある層が別の層と面する面である。層面と交わる方向とは、層面に対して垂直、或いは概ね垂直な方向である。つまり、MTJ素子10は、例えば垂直磁気異方性を有する垂直磁化MTJ素子として構成されている。
記憶層13は、磁化方向が可変に構成されている。つまり、MTJ素子10を貫いて流れる電流が記憶層13に供給されると、かかる電流の向きに応じて記憶層13の磁化方向が維持され、或いは反転する。より具体的には、記憶層13の磁化方向を反転させる電流が記憶層13に供給されると、記憶層13においてスピン偏極された電子が発生する。かかる電子の角運動量が記憶層13の磁化(スピン)に伝達され、磁化方向が反転する。例えば、記憶層13から参照層15に向かって電流を流すと記憶層13と参照層15との磁化の方向は互いに平行状態になるように安定化する。逆に、参照層15から記憶層13に向かって電流を流すと記憶層13と参照層15との磁化の方向は互いに反平行状態になるように安定化する。記憶層13は、記録層、磁化自由層などとも呼ばれる。
参照層15は、磁化方向が不変に構成されている。つまり、記憶層13の磁化方向を反転させる磁化反転電流が供給されても、参照層15の磁化方向は反転しない。換言すれば、参照層15の磁化方向を反転させるには、記憶層13の磁化方向を反転させる場合よりも高い電流値を必要とする。参照層15は、PIN層、磁化不変層などとも呼ばれる。
記憶層13、中間層14、参照層15は、磁気トンネル接合(Magnetic tunnel junction)を構成している。MTJ素子10は、記憶層13及び参照層15の磁化状態に応じたデータを記憶するよう構成されている。具体的には、MTJ素子10は、記憶層13及び参照層15の磁化の向きが平行状態(低抵抗状態)であるか反平行状態(高抵抗状態)であるかによって、“1”又は“0”のデータを保持するよう構成されている。中間層14は、トンネル障壁層、非磁性層などとも呼ばれる。
[各層の構成]
記憶層13は、磁性材料として例えばコバルト鉄ボロン(CoFeB)を含む。記憶層13は、2層以上の積層構造を有していてもよい。その場合、記憶層13は、例えばCoFeB又はCoFeを主成分とする2つの磁性層と、それらの間に挟まれた非磁性金属層との積層構造であってよい。以下、CoFeBを主成分とする層をCoFeB層ともいい、CoFeを主成分とする層をCoFe層ともいう。その他、所定材料を主成分とする種々の層についても同様である。非磁性金属層は、タンタル(Ta)等の高融点遷移金属、又はランタノイド系金属等を主成分とすることができる。このような非磁性金属層により、非磁性金属層と磁性層との相互拡散を抑制しつつ、非磁性金属層を介した2つの磁性層の磁気結合を維持することができる。具体的には、記憶層13は、例えばCoFeB/Ta/CoFeB積層構造、CoFeB/Ta/CoFe積層構造等を有することができる。CoFeB/Ta/CoFeB積層構造は、CoFeB層とTa層とCoFeB層との積層構造であり、CoFeB/Ta/CoFe積層構造は、CoFeB層とTa層とCoFe層との積層構造である。以下に述べる他の積層構造についても同様に表記される。記憶層13の厚さは、例えば1.5nm程度である。記憶層13の結晶化度合いは、参照層15の結晶化度合いより低いことが好ましい。このとき、少なくとも、記憶層13の中間層14に隣接する側の近傍での結晶化度合いが、参照層15の中間層14に隣接する側の近傍での結晶化度合いより低くなっていればよい。或いは、記憶層13の結晶粒が、参照層15の結晶粒より小さいことが好ましい。より具体的には、記憶層13は、微結晶或いは非晶質(アモルファス)を含むことが好ましい。
記憶層13は、磁性材料として例えばコバルト鉄ボロン(CoFeB)を含む。記憶層13は、2層以上の積層構造を有していてもよい。その場合、記憶層13は、例えばCoFeB又はCoFeを主成分とする2つの磁性層と、それらの間に挟まれた非磁性金属層との積層構造であってよい。以下、CoFeBを主成分とする層をCoFeB層ともいい、CoFeを主成分とする層をCoFe層ともいう。その他、所定材料を主成分とする種々の層についても同様である。非磁性金属層は、タンタル(Ta)等の高融点遷移金属、又はランタノイド系金属等を主成分とすることができる。このような非磁性金属層により、非磁性金属層と磁性層との相互拡散を抑制しつつ、非磁性金属層を介した2つの磁性層の磁気結合を維持することができる。具体的には、記憶層13は、例えばCoFeB/Ta/CoFeB積層構造、CoFeB/Ta/CoFe積層構造等を有することができる。CoFeB/Ta/CoFeB積層構造は、CoFeB層とTa層とCoFeB層との積層構造であり、CoFeB/Ta/CoFe積層構造は、CoFeB層とTa層とCoFe層との積層構造である。以下に述べる他の積層構造についても同様に表記される。記憶層13の厚さは、例えば1.5nm程度である。記憶層13の結晶化度合いは、参照層15の結晶化度合いより低いことが好ましい。このとき、少なくとも、記憶層13の中間層14に隣接する側の近傍での結晶化度合いが、参照層15の中間層14に隣接する側の近傍での結晶化度合いより低くなっていればよい。或いは、記憶層13の結晶粒が、参照層15の結晶粒より小さいことが好ましい。より具体的には、記憶層13は、微結晶或いは非晶質(アモルファス)を含むことが好ましい。
上記の記憶層13及び参照層15の結晶化度合いは、例えばTEM分析等で測定される。TEMを用いた結晶化度合いの評価方法としては、例えば電子線回折解析による方法、及びTEMの制限視野を用いた暗視野像解析による方法等が挙げられる。電子線回折解析において、シングルリング形状が観察されれば、観察対象物がアモルファス状態となっていることが判別できる。スポットあるいは多重リング形状が観察されれば、観察対象物が結晶化していると判別できる。このように、電子線回折解析では、スポット或いはリングの濃淡で結晶化の多寡を評価することができる。暗視野像解析においては、輝度の高い部分が結晶化した部分であり、高輝度部分の面積を測定することで結晶量の多寡を評価することができる。
参照層15は、磁性材料として例えばテルビウム−コバルト鉄(TbCoFe)を含む。或いは、参照層15は、Coと白金(Pt)とを積層させた人工格子、またはFeとPtとを積層させたL10構造等の結晶層であってもよい。このように、参照層15の少なくとも一部が結晶化していることが好ましい。或いは、参照層15は、層面と交わる方向のスピン対称性が異なるような、層面または結晶構造を有していればよい。参照層15がこのような界面または結晶構造を有することで、層面と交わる方向に磁気異方性が誘導される。
中間層14は、非磁性材料として例えば酸化マグネシウム(MgO)を含む。中間層14の少なくとも一部は、結晶化していることが好ましい。中間層14がMgOを含むことで、MTJ素子10の磁気抵抗比(MR比)を高めることができる。MR比は、低抵抗状態にある磁気抵抗効果素子と高抵抗状態にある磁気抵抗効果素子との抵抗値の比である。中間層14の厚さは、例えば1nm程度である。
下地層12は、例えばスカンジウム(Sc)を含む。より具体的には、下地層12は、例えばScHfB(スカンジウム−ハフニウム・ボロン)を含む。ScHfB中のScの含有率は、例えば40原子量%以上、好ましくは50原子量%超85原子量%未満である。つまり、ScHfB中、Scが主成分となっていることがより好ましい。下地層12は、また、3nm以下の微結晶、あるいはアモルファス構造を含むことが好ましい。下地層12は、少なくとも中間層14よりも低い抵抗値を示し、例えば導電性である。ただし、下地層12は、後述するように、絶縁性の層を含む2層以上の積層構造を有していてもよい。その場合、下地層12に含まれる複数の層のうち、1つ以上の層にScが含有されていればよい。下地層12の厚さは、例えば7nm以上30nm以下、好ましくは10nm以上15nm以下であって、例えば15nm程度である。
側壁層18は、例えば下地層12から上部電極17に亘ってこれらの層の側壁を覆っている。ただし、側壁層18は、少なくとも記憶層13の側壁上と、中間層14の一部の側壁上とに存在すればよい。上記参照層15から下地層12までを素子の形状にパターニングする際、エッチングされた下地層12の元素が一部、記憶層13及び中間層14等の側壁上に堆積する。側壁層18は、かかる下地層12に由来する元素を含む。つまり、側壁層18は、下地層12に含まれる元素と同種の元素、例えばScを含む。より具体的には、側壁層18はSc、及びHfを含む。側壁層18がホウ素(B)を含んでいてもよい。側壁層18は、また、酸素(O)を含み、側壁層18に含まれるSc、及びHfは、少なくとも一部が酸化された状態である。つまり、側壁層18は、Sc、及びHfの酸化物を含む。側壁層18は、ScHfBの酸化物を含んでいてもよい。側壁層18がこれらのような酸化物を含むことで、側壁層18は、少なくとも中間層14よりも高い抵抗値を示し、例えば絶縁性である。
側壁層18に含まれるScの含有率は、下地層12と同じく、例えば40原子量%以上、好ましくは50原子量%超85原子量%未満である。つまり、ScHfB中、Scが主成分となっていることがより好ましい。また、側壁層18に含まれるBの含有率は、下地層12に含まれるBの含有率より低いことが好ましい。より具体的には、側壁層18のBの含有率は、5原子量%以上30原子量%以下であることが好ましい。側壁層18の厚さは、例えば0.5nm以上3.0nm以下、好ましくは1.0nm以上1.5nm以下であって、例えば1nm程度である。
上部電極17は、導電性材料として例えばTaを含む。ストッパ層16は、例えばルテニウム(Ru)を含む。ストッパ層16は、上部電極17をエッチング等によりパターニングする際、エッチングストッパとして機能する。パターニングされた上部電極17は、電極としての機能のほか、参照層15、中間層14、記憶層13、及び下地層12をエッチング等によりパターニングする際のマスクとしても用いられる。したがって、上部電極17の材料としては、例えば上記のTaのように、低電気抵抗で耐拡散性に優れ、かつ耐エッチング性に優れた材料であることが好ましい。
下部電極11は、導電性材料として例えばTa,Cu等を含む。下部電極11は、これらの金属層を含む積層構造を有していてもよい。図9に示されるように、本実施形態においては、下部電極11の代わりに、W等のコンタクト配線(コンタクトプラグ)BECが用いられても良い。この場合、コンタクト配線BECは、絶縁膜DEに埋め込まれた金属材料がCMP等により平坦化された上面を有する。この平坦化されたコンタクト配線BECの上面に、MTJ素子10の各層が形成されることになる。
(2)MTJ素子の製造方法
図2を用いて、MTJ素子10の製造方法の例について説明する。
図2を用いて、MTJ素子10の製造方法の例について説明する。
MTJ素子10の製造工程において、図2に示される種々の層が積層された基板が用意される。すなわち、基板(不図示)の上方には、基板側から順に、導電層11m,12m,13m、絶縁層14m、導電層15m,16m,17mが、少なくとも形成されている。後述するエッチング等の工程を経て、導電層11mからは下部電極11が、導電層12mからは下地層12が、導電層13mからは記憶層13が、絶縁層14mからは中間層14が、導電層15mからは参照層15が、導電層16mからはストッパ層16が、導電層17mからは上部電極17が、それぞれ形成される。すなわち、かかるエッチング工程等を経て、各層が、MTJ素子10の形に成形される。かかるエッチング工程を素子分離加工ともいう。
上記において、記憶層13の結晶化度合いが参照層15の結晶化度合いより低いこと、或いは、記憶層13の結晶粒が参照層15の結晶粒より小さいこと、のいずれか1つ以上を満たすこととなるよう、導電層13m,15mが形成されていてもよい。
このような結晶構造は、例えば導電層13mの結晶化温度を高くし、導電層15mの結晶化温度を低くすることで得られる。具体的には、例えば導電層13mおよび導電層15mがCoFeBを含む場合、導電層13mのBの含有率を20原子量%より高くし、導電層15mのCoFeBのBの含有率を20原子量%以下にすることができる。これにより、導電層13m(記憶層13)の結晶量より導電層15m(参照層15)の結晶量を多くすることが可能になる。
あるいは、上記のような結晶構造は、例えば導電層13mの結晶化を抑制する材料を導電層13mに隣接させて結晶化を抑止し、導電層15mの結晶化を促進する材料を導電層15mに隣接させて結晶化を向上させることで得られる。
導電層13mの結晶化を抑止する隣接材料としては、例えば窒素(N)が望ましい。NはBとの結合が強いため、安定なBNが形成され、Bの移動が抑制される。その結果、導電層13mの結晶化および結晶成長を制御することが可能になり、導電層13mを微結晶或いは非晶質状態にとどめることが可能になる。ただし、導電層13mに隣接させたNが、導電層13mに拡散し、分極率の低下を引き起こすことを抑制する必要がある。例えば高融点(1500℃以上)の窒化物を導電層13mに隣接させることで、導電層13mへのNの拡散を抑制することが可能になる。具体的には、導電層13mに隣接する導電層12mに、例えばAlN,AlScN,AlTiN,AlZrN,AlHfN,AlBN等の窒化物を用いることができる。或いは、導電層13mの一部にNを含有させても良い。
導電層15mにおいては結晶化を促進したいので、Bが拡散し易い材料を導電層15mの絶縁層14mが隣接する面とは逆側に配置する。或いは、導電層15m中にBの拡散を促進させる材料を配置しても良い。Bの拡散を促進させるためには、ホウ化物を形成しやすい材料を用いることが望ましい。導電層15mに隣接する材料としては、TaやHfが好ましい。導電層15m自体にBの拡散或いは吸収を促進する材料を用いる場合には、希土類垂直磁性層をCoFeBに隣接させることが望ましい。
上記において、下地層12となる導電層12mには、非晶質(アモルファス)、或いは3nm以下の微結晶となる材料が用いられる。導電層12mにこれらのような材料を用いることで、導電層12m(下地層12)が平坦に形成され、絶縁層14m(中間層14)および導電層13m(記憶層13)の凹凸を低減することが可能になる。
図2(a)に示されるように、導電層17mが、上部電極17の形状となるようパターニングされる。具体的には、導電層17m上にレジストパターン(不図示)が形成され、これをマスクとして、例えばハロゲンガス等の腐食性ガスを用いて反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)が行われる。導電層16mは、RIEの際のエッチングストッパとして機能する。
次に、パターニングされた導電層17mをマスクとして、導電層15mから導電層12mまでが加工される。導電層13m,15m等に含まれる磁性材料は、ハロゲンガス等に対する揮発性が低く、RIE等によるパターニングが困難である。これらの層のパターニングには、例えばイオンミリングエッチング(以下、単にイオンミリング、ミリングともいう)法が用いられる。イオンミリング法は物理エッチング法の一種である。イオンミリング法では、イオンのスパッタリング現象を用いてエッチング対象の層が加工される。イオンミリング法では、例えばアルゴン(Ar)、クリプトン(Kr)、またはキセノン(Xe)等の希ガス、または不活性ガスのイオンが用いられる。本実施形態では、イオンミリングは例えば2段階で行われる。
図2(b)に示されるように、1段階目のイオンミリングは、基板に対するイオンビームIBの入射角を傾斜させて行われる。具体的には、イオンビームIBが基板に垂直に入射するときの入射角を0°として、イオンビームIBの入射角が例えば50°になるよう、基板を傾斜させ、かつ、回転させながらイオンミリングが行われる。ただし、イオンビームIBに対する基板の傾斜は相対的なものであって、イオンビームIBの方を基板に対して傾斜させてもよい。
このようにイオンミリングを行うことで、導電層12m,13m、絶縁層14m、導電層15m,16m,17mの側壁にスパッタによる付着物が付着するのを抑制しつつ、これらの層を加工することができる。イオンミリングにおいては、加工される面へのイオンビームIBのスパッタにより、加工される面を構成する材料の、加工される面からの除去と加工される面への再付着とがともに起きている。基板に対するイオンビームIBの入射角を例えば0°とすると、各層の積層方向に対しては、主に各層の構成材の除去が進行していく。それに伴い各層の側壁が露出し、各層の露出した側壁に対しては、主に各層からスパッタされた構成材が再付着する。上記のように、基板に対するイオンビームIBの入射角を50°とすることにより、各層の積層方向および露出した側壁の両方に対して、構成材の再付着が優勢となることなく、加工を行うことができる。すなわち、構成材の再付着の量を超える量で除去を行うことができる。
1段階目のイオンミリングは、少なくとも導電層12mが露出するまで行われる。つまり、導電層16mから導電層13mまでの除去対象部分が、ほぼ完全に除去される。ただし、加工後の形状は若干裾引き(テーパ)形状となる。1段階目のイオンミリングを、基板を傾斜させて行うことにより、加工後の側壁には、イオンビームIBでスパッタされた導電層13m〜導電層16mまでの材料は、ほとんど、或いは全く堆積しない。
図2(c)に示されるように、2段階目のイオンミリングは、基板に対するイオンビームIBの入射角が例えば0°で行われる。2段階目のイオンミリングでは、主に導電層12mが加工される。導電層17mから導電層12mまでの加工後の側壁には、導電層12mの構成材に含まれる元素の一部が再付着し、堆積層18mが形成される。ただし、堆積層18mは、少なくとも導電層13mの側壁上と、絶縁層14mの一部の側壁上とに形成されればよい。堆積層18mは、例えばSc,Hf,Bのような、側壁層18に含まれる元素を含む。
1段階目および2段階目のイオンミリングは、例えば真空を保持したままで加工が行われる。これにより、イオンミリング中においては、堆積層18mが、Oをほとんど、或いは全く含まないことが望ましい。
2段階目のイオンミリングにより、導電層12mの除去対象部分が、ほぼ完全に除去される。ただし、導電層12mが若干残り、導電層11mが露出していないことが好ましい。また、基板に対するイオンビームIBの入射角が0°となるようイオンミリングすることにより、トレンチング効果が得られ、1段階目のイオンミリングで形成された裾引き部分が除去される。よって、導電層16mから導電層13mまでがほぼ垂直な形状となる。1段階目で形成された記憶層13における裾引き部分は、イオンミリングにより、ミキシング或いはイオンの打ち込みが発生しているダメージ層である。このようなダメージ層が残存すると、記憶層の不揮発性能劣化および書込み電流上昇を引き起こすため、完全に除去することが望ましい。ただし、1段階目のイオンミリングの影響により、例えば2段階目のイオンミリング後の導電層12mの形状が若干裾引き形状となっていてもよい。
図9に示されるように、下部電極11の代わりにコンタクト配線BECを用いた場合には、導電層12mを完全に取り除き、コンタクト配線BECを取り巻く絶縁膜DEの上層部分までエッチングすることが望ましい。
図2(d)に示されるように、堆積層18mは少なくともその一部が酸化され、導電層17mから導電層12mまでの側壁には側壁層18が形成される。堆積層18mは、堆積層18mが形成された基板が大気中に暴露されることで自然酸化される。堆積層18mをより確実に酸化させるため、真空雰囲気中で、酸素、酸素プラズマ、オゾン又は酸素ラジカル等を用いた酸化処理が行われてもよい。
この後、全体の構造を覆うように図示しない絶縁膜が堆積され、さらに、導電層11mが、下部電極11の形状となるようパターニングされる。導電層11mは、導電層17mと同様、例えばフォトリソグラフィ及びRIE等を用いてパターニングされる。残った導電層12mも、このとき一緒に除去される。
以上により、各層が素子(セル)ごとに分離され、MTJ素子10が製造される。
なお、各工程における加工方法や各工程の順番等は、上述の例に限られない。例えば、導電層11mのパターニングが行われた後に、堆積層18mが酸化されてもよい。各層が、イオンミリングエッチング以外の物理エッチングによりパターニングされてもよい。
(3)本実施形態にかかる効果
本実施形態によれば、以下の1つまたは複数の効果を奏する。
本実施形態によれば、以下の1つまたは複数の効果を奏する。
(A)本実施形態によれば、下地層12はScを含み、側壁層18はScの酸化物を含む。金属のScは非常に酸化され易く、Scの酸化物は絶縁性を有する。つまり、MTJ素子10は高抵抗の側壁層18を備える。これにより、例えば導電性の堆積層がいずれかの層の側壁に付着して、かかる層と他の層との間で電気的なショートが生じることを抑制できる。よって、MTJ素子10の動作信頼性を向上させることができる。
MTJ素子においては、下地層が、少なくとも中間層より低い抵抗値を有するか、導電性を有することが好ましい。下地層は中間層に対して直列に接続された抵抗として振る舞う。下地層が高い抵抗値を示すような絶縁性の層であると、MTJ素子のMR比が低下する。これにより、MTJ素子において、例えば読み出し不良等が生じてしまう場合がある。このため、導電性の下地層として、例えばHfBを主成分とする下地層が用いられることがある。この場合、例えば下地層に由来する堆積層またはこれが酸化された側壁層が各層の側壁に形成される。しかしながら、以下に示す理由から、堆積層または側壁層が例えば低抵抗の層となって、各層間で電気的なショートを引き起こしてしまう場合がある。
図3は、各種元素を含む酸化層の抵抗値を、中間層であるMgO層の抵抗値と比較するグラフである。グラフの横軸は各層の厚さ(nm)であり、縦軸は各層の面積抵抗(Ωμm2)である。図3に示されるように、MgO層(◆)は、絶縁性の層であり、厚さが増すにつれて面積抵抗が指数関数的に上昇する。しかし、HfBの酸化層(□印)は、厚さが増しても面積抵抗はあまり上昇せず、MgO層よりも低い抵抗値を示す。HfBは比較的酸化され難く、HfBが厚いと、HfBの酸化が完全には進行しないためと考えられる。一方で、Scの酸化層(〇)は、厚さが増すにつれて面積抵抗が上昇する。さらに、ScとHfとBとをSc:Hf:B=42:29:29の比率で含有するScHfBの酸化層(●)は、Scの酸化層よりも高い抵抗値を示す。ScはHfよりも酸化され易く、Scが含有された層は、Hfが含有された層よりも充分に酸化が進行しやすいためと考えられる。また、微量に含有されたBがOを層中に運び、ScHfB全体を酸化させることを可能にしたことも、ScHfBの酸化層が高抵抗となる一因と考えられる。
本実施形態によれば、側壁層18は、任意の比率でScの酸化物を含み、少なくとも中間層14よりも高抵抗の層あるいは絶縁性の層である。したがって、側壁層18側に読み出し電流等の電流が流れ難く、読み出し不良等が起きるのを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、下地層12は任意の比率でScを含む。これにより、下地層12を中間層14よりも低抵抗に抑えつつ、側壁層18がScの酸化物を含むよう構成することができる。また、下地層12の抵抗値が中間層14の抵抗値よりも充分に低いため、MTJ素子10のMR比が下地層12によって低下してしまうのを抑制することができる。
(B)本実施形態によれば、側壁層18はScの酸化物を含む。これにより、例えば側壁層がHfBの酸化物等で構成される場合に比べ、記憶層13の側壁のダメージを低減することができる。
MTJ素子の製造工程において、記憶層の側壁は、処理雰囲気中の酸素や水分、またはエッチング等により、ダメージを受けることがある。MTJ素子の素子分離加工後の大気暴露によっても、記憶層の側壁がダメージを受けることがある。記憶層のダメージを受けた部分は、例えば磁気特性の劣化を生じる場合がある。記憶層の側壁に形成された堆積層または側壁層は、このようなダメージから記憶層を保護する機能を有する。
図4は、各種元素を含む酸化層に隣接するCoFeB層の、ダメージを受けた層の厚さを示すグラフである。酸化層(HfBO層、ScHfBO層、またはScO層)の厚さは1nmとした。ダメージ層の厚さは磁気特性の劣化した部分の幅として測定した。グラフの横軸は、酸化層のHfBに対するSc含有率(vol.%)である。グラフの縦軸は、CoFeB層のダメージ層の厚さ(a.u.)である。図4に示されるように、酸化層のHfBに対するScの比率を高めていくことで、隣接するCoFeB層のダメージ層の厚さが減少していく。上述の図3に示されるように、HfBよりもScの方が酸化され易く、CoFeB層の側壁を保護する効果が高いためと考えられる。
本実施形態によれば、側壁層18は、任意の比率でScの酸化物を含む。かかる側壁層18は、例えばScを含まずHfBOを主成分とする場合よりも、記憶層13のダメージ層の厚さを低減させることができる。よって、記憶層13の磁気特性の劣化を抑制し、不揮発性能を向上させることができる。
(C)本実施形態によれば、側壁層18の厚さは、0.5nm以上3.0nm以下、好ましくは1.0nm以上1.5nm以下であって、例えば1nm程度である。側壁層18がこのような適度な厚さを有することにより、HfBの影響を抑えつつ、記憶層13の側壁を保護することができる。
具体的には、側壁層18の厚さが3.0nm以下、好ましくは1.5nm以下であることで、層厚の増した場合に酸化され難いHfBの影響を抑え、側壁層18全体が充分に酸化された状態となることができる。また、側壁層18が充分に薄いことで、例えば側壁層18内の酸化ホウ素(BO)が記憶層13に含浸されることを抑制し、記憶層13のダメージを増大させてしまうことを抑制できる。
一方で、側壁層18の厚さが0.5nm以上、好ましくは1.0nm以上であることで、記憶層13に対する側壁層18からの酸化ダメージを抑制できる。側壁層18が充分に厚いことで、側壁層18による記憶層13の保護効果が充分に発揮され、記憶層13のダメージ増大を抑制することができる。
図5は、下地層としてSc42Hf29B29を用い、側壁にScHfB層を堆積させた場合の、ScHfB層の層厚に対するMR比のグラフである。グラフの横軸はScHfB層の厚さ(nm)であり、縦軸はMTJ素子のMR比である。図5に示されるように、ScHfB層が厚くなるとMR比が急激に低下する。このため、側壁層が厚くなりすぎると、側壁層を通じてリーク電流が流れるため好ましくない。
したがって、側壁層18の厚さは、リーク電流低減および高MR比の観点からは、1.5nm以下が望ましく、一方、酸化による記憶層13へのダメージ低減の観点からは、1nm以上が好ましい。ただし、HfBに対するScの量を増やせば、Scの選択酸化による記憶層13への酸化ダメージ低減を薄層で可能にする。このため、Scの含有率を増やすことで、側壁層18の層厚が0.5nm程度であっても酸化ダメージを低減することが可能になる。また、Scの含有率の増加は、Scの酸化による側壁層18の絶縁性向上に寄与する。このため、側壁層18が1.5nmより厚くとも、例えば3nm以下であれば、絶縁不良低減および高MR化を可能にする。
(D)本実施形態によれば、下地層12はScHfBを含む。これにより、以下に述べるような、好適な側壁層18を形成することができる。更には、下地層12を、3nm以下の微結晶、あるいはアモルファス構造を含む層とすることができ、また、耐食性の高い層とすることができる。
下地層12においては、下地層12の上層に堆積させる記憶層13および中間層14の凹凸を低減させるため、およびMJT素子10の素子分離加工でMTJ素子10の側壁に堆積した側壁層18によるショート低減とダメージ低減との両立を図るため、適正な材料の選択が必要とされる。
例えば、MJT素子10の素子分離加工に対するショート低減およびダメージ低減を図るためには、下地層12にScが含まれることで、側壁層18にScが含まれることとなるのが望ましい。Scは記憶層13に用いられる材料より酸化し易いため、MTJ素子10の素子分離加工後、記憶層13および中間層14の側壁に堆積した、Scを含む堆積層18mが選択的に酸化され、記憶層13および中間層14の意図しない酸化を抑制することが可能になる。側壁層18のScによって記憶層13および中間層14の酸化を抑止することで、MTJ素子10の高抵抗化、不揮発性能の低下、書き込み電流の上昇、素子間ばらつきの増加等の不良を低減することが可能になる。さらに、酸化されたScは非常に高い抵抗を有するため、側壁層18に流れるリーク電流をほぼゼロにすることが可能になる。これにより、側壁層18におけるショートを抑制することが可能になり、MTJ素子10のMR比劣化および絶縁不良を抑制することが可能になる。
上記効果、および上記構成(A),(B)の効果に鑑みれば、下地層のHfBをScに完全に置き換え、例えばSc単体の層とすることも考えられる。しかしながら、Sc単体の層は、その形成の際に結晶化され易い。結晶化されたSc層は、その上方に形成される導電層、つまり、後に記憶層となる層の結晶化を阻害してしまうことがある。或いは、Sc層の結晶化により平坦性が損なわれ(凹凸が増加して)、記憶層、中間層、および参照層の、MR比低下、不揮発性能低下、信頼性低下、書き込み電流値上昇を引き起こす場合がある。また、Hf,Sc等は耐食性があまり高くない。このため、後のエッチング工程等で使用されるハロゲンガス等によって下地層に腐食(コロージョン)が生じ、MTJ素子の諸特性が劣化する場合がある。
本実施形態によれば、下地層12は、例えばScを主成分とするScHfBを含む。HfBは高融点な材料であるため、スパッタリング成膜によってアモルファスに形成されると、500℃の熱処理においてもアモルファス状態を維持することが可能である。このため、下地層12となる導電層12mを形成する際、導電層12mにHfBが含まれることで、導電層12mの少なくとも一部がアモルファス化される。また、HfBは表面エネルギーが大きいため、平滑になり易く、凹凸低減による絶縁不良低減を可能にする。よって、記憶層13となる導電層13mを導電層12m上に形成する際、平滑な導電層13mを形成することができる。また、下地層12がBを含んでいることで、下地層12をホウ化物化して安定化させ、下地層12の耐食性を向上させることができる。また、ScはHfに対して全率固溶な材料であるため、HfBにScを混ぜた場合であっても、下地層12においてはアモルファス構造であるHfBの自己平坦性効果を維持しつつ、側壁層18においてはScによるショート低減効果およびダメージ低減効果の両立を図ることが可能になる。
(E)本実施形態によれば、下地層12及び側壁層18のScHfB中のSc含有率は、40原子量%以上、好ましくは50原子量%超85原子量%未満である。
下地層12及び側壁層18のScHfB中のScの含有率としては、Scが多いと結晶化が促進され下地層12に凹凸が生じる一方、Scが少ないとアモルファス構造が優勢となるため下地層12は平滑になるが、側壁層18によるダメージ層が増えるため好ましくない。Scを用いれば、側壁層18に起因する磁気ダメージ、絶縁不良、およびMTJ素子の高抵抗化を低減することが可能になる。HfBを用いれば、下地層12に起因する絶縁不良低減、不揮発性能向上、および書込み電流低減を図ることが可能になる。つまり、目指したい特性に合わせてScとHfBとの含有率を調整すれば良い。このとき、他特性として、垂直磁気異方性の向上を考慮に入れることもできる。
図6は、垂直磁気異方性のSc含有率の依存性を示すグラフである。グラフの横軸はScHfB層中のSc含有率(原子量%)であり、縦軸はScHfB層に隣接するCoFeB層の垂直磁気異方性(a.u.)である。図6に示されるように、Scの含有率を高めていくことで、CoFeB層の垂直磁気異方性が向上する。
このことから、下地層12のScHfB中のSc含有率を40原子量%以上とすることで、記憶層13の垂直磁気異方性を向上させることができる。
また、下地層12のSc含有率を50原子量%超とすることで、側壁層18のSc含有率を50原子量%超とすることができ、側壁層18に起因するMTJ素子10への磁気ダメージ低減、絶縁不良低減および高抵抗化低減を図ることができる。
また、下地層12のSc含有率を85原子量%未満とすることで、下地層12の平坦性を向上させることができる。
(F)本実施形態によれば、下地層12に含まれるBの含有率は、側壁層18に含まれるBの含有率より高い。
上記のように、微量に含有されたBはScHfB全体の酸化を促進させる。一方、Bが多くなると、酸化したBが記憶層へ拡散し記憶層の磁化を消失させ、ダメージを発生させる可能性がある。
図7は、CoFeB層に接するHfB層およびScHfB層中のBの量に対する、CoFeB層の磁化を測定したグラフである。グラフの横軸は、Bの含有率(原子量%)であり、縦軸はCoFeB層の磁化M(emu/cm2)である。図7に示されているように、Bの含有率が増えるとCoFeB層の磁化が減少していくことが解る。つまり、側壁層を完全に酸化させ絶縁化させるためにはBが必要であるが、余剰なBは記憶層にダメージを与えるため望ましくない。
よって、側壁層18のBの含有率は、5原子量%以上30原子量%以下に制御されていることが望ましい。一方、下地層12はBによってアモルファス化される。このため、平滑な下地層12を形成可能なBの含有率としては、側壁層18のB含有率より多いことが望ましい。
(G)本実施形態によれば、下地層12の厚さは、7nm以上30nm以下、好ましくは10nm以上15nm以下である。
下地層が薄いと、MTJ素子の素子分離加工の際に、下地層のエッチング量が低減し、下地層をエッチングする際にMTJ素子の側壁に堆積させることのできる堆積層が薄くなる。このため、堆積層または側壁層の記憶層と中間層の保護機能が減少し、記憶層および中間層が大気暴露等による酸化ダメージを受け、酸化ダメージによる記憶層の不揮発性能(Thermal stability)Δの低下を引き起こす。
図8は、下地層がScHfBである場合の、下地層のエッチング量に対する記憶層(CoFeB層)の不揮発性能Δの相関を示したグラフである。グラフの横軸はエッチング深さ(nm)であり、縦軸は記憶層の不揮発性能Δである。図8に示されるように、下地層のエッチング深さが7nm未満になると急激に不揮発性能Δが低下していることが解る。
一方、下地層が厚いと、下地層をMTJ素子ごとに分離することが困難となる。下地層が完全に分離されず、電気的に接続された状態になると、回り込み電流が発生し、読出しおよび書込みが不可能となる。下地の配線を分離する加工の観点から、下地層12の層厚は30nm以下が好ましい。
(H)本実施形態によれば、記憶層13の結晶化度合いが、参照層15の結晶化度合いより低いこと、或いは、記憶層13の結晶粒が、参照層15の結晶粒より小さいこと、のいずれか1つ以上を満たす。
“1”又は“0”データの読出しを容易にするためには、高いMR比が必要となる。例えば中間層としてMgOを、隣接する参照層としてCoFeBを、さらに中間層に隣接する記憶層としてCoFeBを、それぞれ用いた場合、これらの各層を形成後、350℃以上の熱処理を行い、CoFeB/MgO/CoFeBを結晶化させることで、高いMR比を得ることが可能になる。
しかし、中間層と記憶層とが結晶化すると、中間層と記憶層との界面に大きなミスフィットが発生する。かかる界面に形成されたミスフィットは、ヘテロエピタキシャルな中間層と記憶層との整合面形成を阻害し、転移や粒界を形成し安定化する。転移や粒界の形成によって、記憶層および中間層は例えば10nm以下の粒に凝集し、記憶層および中間層にはラフネスが発生する。記憶層に形成されたラフネスは、記憶層の活性化体積を低減させ、熱擾乱耐性(不揮発性能)を劣化させ、書き込み電流を上昇させる。中間層に形成されたラフネスは、局所的な電流集中を生じさせ、絶縁不良およびMR比の劣化を引き起こすため望ましくない。
上記のように、“1”および“0”データの読み出し出力を向上させるためには、中間層と、中間層に隣接した参照層と記憶層との結晶化を促進することが望ましい。しかし、記憶層の結晶化を過度に促進すると、ラフネス起因による上記のような性能劣化が生じるため望ましくない。
本実施形態によれば、中間層14のMgOと、中間層14に隣接する参照層15のCoFeBとを結晶化させ、中間層14に隣接する記憶層13のCoFeBを、微結晶或いは非晶質(アモルファス)にとどめている。記憶層13を微結晶或いは非晶質にすることにより、記憶層13と中間層14との平坦性を確保することができる。これにより、高い読出し出力と他性能とを両立させることができる。
(I)本実施形態によれば、導電層13m,15m,16m等をイオンミリングするときは、イオンビームIBの入射角を基板に対して傾斜させる。導電層12mをイオンミリングするときは、イオンビームIBの入射角を基板に対して垂直とする。これにより、導電層13m及び絶縁層14m等の側壁に、導電層13m,15m,16m由来の元素が付着することを抑制し、導電層12m由来の側壁層18を形成することができる。
各層をイオンミリングする際に形成される、堆積層または側壁層は、水分やエッチング等による側壁ダメージを抑制する効果を有する。よって、堆積層または側壁層が形成されること自体は悪いことではない。しかしながら、種々の導電層に由来する堆積層または側壁層は、導電性を有する場合があり、各層間でショートを引き起こす場合がある。
本実施形態によれば、導電層13m及び絶縁層14m等の側壁に、導電層13m,15m,16m由来の低抵抗の側壁層が形成されることを抑制できる。また、導電層12mをSc等の好ましい成分を有するよう構成し、導電層12m由来の高抵抗の側壁層18を形成することができる。
(4)本実施形態にかかる変形例
本実施形態にかかる変形例では、下地層が積層構造を有する。図1を参照して、変形例のMTJ素子について以下に説明する。
本実施形態にかかる変形例では、下地層が積層構造を有する。図1を参照して、変形例のMTJ素子について以下に説明する。
具体的には、変形例の下地層12’は、例えばScを含む下部下地層と、例えばAlNを含む第2の下地層としての上部下地層とを含む。下部下地層は、具体的には、ScHfBを含む層とすることができる。下部下地層は下部電極11上に設けられ、上部下地層は下部下地層上に設けられる。上部下地層にAlNを含む材料を用いた場合、AlNは絶縁材料となる。このため、上部下地層の層厚を1nm未満とすることで、或いは、上部下地層をAlNにScを添加したAlScNとすることで、上部下地層を低抵抗化することができる。よって、少なくとも中間層14よりも低い抵抗値を示し、例えば絶縁性となるよう、上部下地層を構成することができる。下部下地層の厚さは例えば15nm程度とすることができ、上部下地層の厚さは例えば0.5nm程度とすることができる。
記憶層13側に上部下地層が配置されることで、記憶層13のダンピング定数を低減することができる。ダンピング定数は、ある材料において磁化が歳差反転するときの、かかる材料についての摩擦係数である。スピン注入を用いた電子(或いは電流)による磁化反転においては、ダンピング定数が小さいほど磁化が反転しやすい。よって、ダンピング定数が低減することで、書き込み電流を低減することができる。換言すれば、絶縁性の上部下地層を挿入することで、記憶層13のスピンが、導電性の下部下地層に伝搬することが抑制され、書き込み電流が低減される。
また、記憶層13側に上部下地層が配置されることで、記憶層13と下地層12’との間にキュリー温度Tcの低い層が形成されてしまうのを抑制することができる。キュリー温度Tcとは、記憶層等の磁性層が磁気異方性を保てなくなる温度である。キュリー温度Tcが高い方が、磁性材料の熱耐性が高く、例えば磁化消失層(またはデッドレイヤ)を低減することができる。磁化消失層が形成されると、飽和磁化(Ms)が減少するため不揮発性能が劣化する。つまり、磁化消失層を低減することで高い不揮発性能を得ることが可能になる。
以上のように、上部下地層を備えることで、高MR比、低書き込み電流Ic、高熱安定指数を実現可能な記憶層13を形成することができる。
上部下地層は、AlNを含む層のほか、下部下地層側に、例えばAlScNを含む層を更に含んでいてもよい。この場合、AlNを含む層の厚さは、例えば0.3nm以上0.7nm以下とすることができる。AlScNを含む層の厚さは、例えば0.3nm以上1.5nm以下とすることができる。これにより、記憶層13の平坦性を更に向上させることができる。
下地層の各層が相互に同種の材料を含むことで、各層を形成する際の濡れ性(親和性)を向上させることができ、各層がより平坦化され易くなる。具体的には、AlScN層は、下部下地層と同種の材料であるScを含む。よって、AlScN層を形成する際、AlScN層は下部下地層に対して高い濡れ性を示す。AlScN層及びAlN層もまた、同種の材料を含む。よって、AlN層を形成する際にも、AlN層はAlScN層に対して高い濡れ性を示す。
また、ScNは面心立方(fcc)を安定構造とし、AlNは六方最密充填(hcp)を安定構造とする。これらのScN,AlNが混在したAlScN層とすることで、AlScN層をアモルファス化させ、平坦性を向上させることができる。
さらに、ScNは導電性であるため、ScNを含有させることで下地層12’の全体の抵抗を低減させることが可能になる。したがって、かかる下地層12’が直列抵抗として加味されることによって生じるMR比の劣化を抑制することが可能になる。ただし、窒化物を含む層が厚すぎると下地層が中間層より大きな抵抗となる。よって、AlNやAlScNを上記の層厚とすることで、窒化物としての機能を有しつつ、下地層12’の抵抗を低減することができる。
<第2実施形態>
以下に、本実施形態に係る磁気抵抗効果素子について、図10を用いて説明する。本実施形態に係る磁気抵抗効果素子としてのMTJ素子20は、側壁層18の外側に第2の側壁層としての側壁層19を備える。
以下に、本実施形態に係る磁気抵抗効果素子について、図10を用いて説明する。本実施形態に係る磁気抵抗効果素子としてのMTJ素子20は、側壁層18の外側に第2の側壁層としての側壁層19を備える。
すなわち、側壁層19は、側壁層18を挟んで、例えば下地層12’から上部電極17に亘ってこれらの層の側壁を覆っている。ただし、側壁層19は、少なくとも記憶層13の側壁上と、中間層14の一部の側壁上とに存在すればよい。側壁層19は、中間層14に含まれる元素、つまり、Mgよりも酸化され易い元素を含む。具体的には、側壁層19は、例えばカルシウム(Ca)、バリウム(Ba)、イットリウム(Y)、ストロンチウム(Sr)、サマリウム(Sm)、及びジスプロシウム(Dy)等の少なくともいずれかを含む。側壁層19の厚さは、例えば1nm以上2nm以下である。
側壁層19は、例えばイオンビームスパッタ法、イオンプレーティング法、真空蒸着法、ALD(Atomic Layer Deposition)法、またはCVD(Chemical Vapor Deposition)法などの真空成膜技術を用いてCa等の上記材料を含む層が形成された後、熱処理等を行うことにより形成される。
また、図10の例では、例えば積層構造の下地層12’が示されている。具体的には、下地層12’は、上述の変形例と同様、上部下地層12t及び下部下地層12bを含む。上部下地層12tは、例えばAlN層、またはAlN/AlScN積層構造を含む。下部下地層12bは、例えばScHfB層を含む。
以上のように、側壁層18の外側に更に側壁層19を備えることで、上述の実施形態の効果のほか、以下の1つまたは複数の効果を奏する。
本実施形態によれば、側壁層19は、記憶層13内の一部のB,Oを酸化ホウ素として吸収し、記憶層13のCoFeによる結晶化を促進する。記憶層13からBが吸収されると、記憶層13の結晶化温度が低下する。また、Bの抜けたサイトを利用して、CoとFeとが相互拡散することができ、CoFeの結晶化が進む。これにより、記憶層13がより充分に結晶化し、記憶層13の不揮発性、及びMTJ素子20のMR比が向上する。
本実施形態によれば、側壁層19は、記憶層13内の一部のB,Oを酸化ホウ素として吸収し、記憶層13の磁気特性の劣化を抑制する。ホウ素の融点が2300℃程度であるのに対し、酸化ホウ素の融点は480℃程度である。MTJ素子の製造工程では、各種熱処理が施され、融点の低い酸化ホウ素は記憶層等に拡散するおそれがある。側壁層19により酸化ホウ素を吸収することで、酸化ホウ素が記憶層13内に含浸してしまうのを抑制し、記憶層13のダメージを低減することができる。
本実施形態によれば、側壁層19は、側壁層18による記憶層13の側壁保護効果を強化する。これにより、充分な側壁保護効果を維持しつつ、例えば側壁層18を薄くすることができる。
<実施形態の適用例>
上述の実施形態の適用例について、図11及び図12を用いて説明する。上述の実施形態のMTJ素子10,20は、例えばSTT−MRAMに適用されうる。
上述の実施形態の適用例について、図11及び図12を用いて説明する。上述の実施形態のMTJ素子10,20は、例えばSTT−MRAMに適用されうる。
(1)STT−MRAMの回路構成
図11に示されるように、本適用例のSTT−MRAMは、メモリセルアレイMCA、カラム制御回路3A,3B、ロウ制御回路4、書き込み回路5A,5B、及び読み出し回路6Aを含む。
図11に示されるように、本適用例のSTT−MRAMは、メモリセルアレイMCA、カラム制御回路3A,3B、ロウ制御回路4、書き込み回路5A,5B、及び読み出し回路6Aを含む。
メモリセルアレイMCAは、複数のメモリセルMCを含む。複数のメモリセルMCは、メモリセルアレイMCA内にアレイ状に配置される。複数のメモリセルMCは、メモリセルアレイMCA内に延びる複数のビット線BL,bBL及び複数のワード線WLに接続される。ビット線BL,bBLはカラム方向に延び、ワード線WLはロウ方向に延びる。2本のビット線BL,bBLは、1組のビット線対を形成している。
メモリセルMCは、例えば1つのMTJ素子10と、1つの選択トランジスタ(選択スイッチ)2とを含む。メモリセルMC内のMTJ素子は、例えば上述の実施形態にかかるMTJ素子20等であってもよい。選択トランジスタ2は、例えば電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor)である。
MTJ素子10の一端は、ビット線BLに接続され、MTJ素子10の他端は、選択トランジスタ2の電流経路の一端(ソース/ドレイン)に接続される。選択トランジスタ2の電流経路の他端(ドレイン/ソース)は、ビット線bBLに接続される。選択トランジスタ2の制御端子(ゲート)は、ワード線WLに接続される。
以上により、カラム方向に配列される複数のメモリセルMCは、共通のビット線対(ビット線BL,bBL)に接続される。ロウ方向に配列される複数のメモリセルMCは、共通のワード線WLに接続される。
ビット線BL,bBLの一端および他端には、カラム制御回路3A,3Bが接続される。カラム制御回路3A,3Bは、外部からのアドレス信号に基づいて、ビット線BL,bBLの活性化および非活性化を制御する。ワード線WLの一端は、ロウ制御回路4に接続される。ロウ制御回路4は、外部からのアドレス信号に基づいて、ワード線WLの活性化および非活性化を制御する。
書き込み回路5A,5Bは、カラム制御回路3A,3Bをそれぞれ介して、ビット線BL,bBLの一端及び他端に接続される。書き込み回路5A,5Bは、書き込み電流IWRを生成する電流源や電圧源などのソース回路、書き込み電流を吸収するシンク回路を、それぞれ有する。書き込み回路5A,5Bは、データの書き込み時、外部から選択されたメモリセルMC(以下、選択メモリセルMCともいう)に対して、書き込み電流IWRを供給する。
より具体的には、書き込み回路5A,5Bは、MTJ素子10に対するデータの書き込み時、選択メモリセルMCに書き込まれるデータに応じて、書き込み電流IWRをメモリセルMC内のMTJ素子10に双方向に流す。すなわち、MTJ素子10に書き込むデータに応じて、ビット線BLからビット線bBLに向かう書き込み電流IWR、或いは、ビット線bBLからビット線BLに向かう書き込み電流IWRが、書き込み回路5A,5Bから出力される。
読み出し回路6Aは、カラム制御回路3Aを介して、ビット線BL,bBLに接続される。読み出し回路6Aは、読み出し電流を発生する電圧源又は電流源、読み出し信号の検知及び増幅を行うセンスアンプ、及びデータを一時的に保持するラッチ回路などを含んでいる。読み出し回路6Aは、MTJ素子10に対するデータの読み出し時、選択メモリセルMCに対して、読み出し電流を供給する。図11の例によらず、STT−MRAMにおいて、2つの読み出し回路がメモリセルアレイMCAのカラム方向の一端及び他端にそれぞれ設けられてもよい。
書き込み電流の電流値は磁化反転しきい値より大きく設定される。読み出し電流の電流値は、読み出し電流によってMTJ素子10の記憶層13の磁化が反転しないよう、磁化反転しきい値より小さく設定される。
読み出し電流が供給されたMTJ素子10の抵抗値の大きさに応じて、異なる電流値または電位が読み出しノードに読み出される。このような抵抗値の大きさに応じた変動量(読み出し信号、読み出し出力)に基づいて、MTJ素子10が記憶するデータが判別される。
上記構成要素のほか、メモリセルアレイMCAと同じチップ内に、例えばバッファ回路、ステートマシン(制御回路)、又は、ECC(Error Checking and Correcting)回路などが設けられてもよい。
(2)メモリセルの構造
メモリセルMCは、半導体基板30のアクティブ領域AA内に形成される。アクティブ領域AAは、半導体基板30の素子分離領域に埋め込まれた絶縁膜31によって、区画されている。半導体基板30の表面は、層間絶縁膜38A,38B,38Cによって覆われている。
メモリセルMCは、半導体基板30のアクティブ領域AA内に形成される。アクティブ領域AAは、半導体基板30の素子分離領域に埋め込まれた絶縁膜31によって、区画されている。半導体基板30の表面は、層間絶縁膜38A,38B,38Cによって覆われている。
MTJ素子10は、層間絶縁膜38C内に設けられている。層間絶縁膜38C内に設けられるMTJ素子は、MTJ素子20であってもよい。
MTJ素子10の上端は、上部電極17を介してビット線BLに接続される。また、MTJ素子10の下端は、例えば層間絶縁膜38A,38B内に埋め込まれたコンタクト配線BECを介して、選択トランジスタ2のソース/ドレイン拡散層34Bに接続される。選択トランジスタ2のソース/ドレイン拡散層34Aは、層間絶縁膜38A内のコンタクト配線bBECを介してビット線bBLに接続される。
選択トランジスタ2は、例えばプレーナ構造の電界効果トランジスタとして構成される。すなわち、選択トランジスタ2は、ソース/ドレイン拡散層34A及びソース/ドレイン拡散層34B間のアクティブ領域AAの表面上に、ゲート絶縁膜32を介して、ゲート電極33を有する。ゲート電極33は、ロウ方向に延び、ワード線WLとして用いられる。
図12の例によらず、MTJ素子10は、コンタクト配線BECの直上からずれた位置に配置されてもよい。具体的には、MTJ素子10は、例えば中間配線層を用い、選択トランジスタ2のゲート電極33の上方等に配置されてもよい。
図12の例によらず、選択トランジスタ2は、3次元構造の電界効果トランジスタであってもよい。3次元構造の電界効果トランジスタとしては、例えばRCAT(Recess Channel Array Transistor)やFinFETなどがある。RCATは、ゲート電極が、半導体領域内の溝(リセス)内にゲート絶縁膜を介して埋め込まれた構造を有する。FinFETは、ゲート電極が、短冊状の半導体領域(フィン)にゲート絶縁膜を介して立体交差した構造を有する。
図12の例によらず、2つのメモリセルMCがカラム方向に隣接して1つのアクティブ領域AA内に設けられてもよい。この場合、2つのメモリセルMCは、1つのビット線bBL及びソース/ドレイン拡散層34Aを共有するよう設けられる。これによって、メモリセルMCのセルサイズが縮小される。
<他の実施形態>
以上のように、各実施形態および変形例について説明したが、これらの実施形態等は、例として提示したものであり、これらの実施形態等の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を限定するものではない。これら新規な実施形態等は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。さらに、上記の実施形態等には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の実施形態が抽出され得る。
以上のように、各実施形態および変形例について説明したが、これらの実施形態等は、例として提示したものであり、これらの実施形態等の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を限定するものではない。これら新規な実施形態等は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。さらに、上記の実施形態等には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の実施形態が抽出され得る。
上述の実施形態および変形例では、下地層12がScを含み、側壁層18がScの酸化物を含む例について説明したが、これに限られない。下地層および側壁層に含まれる元素は、導電性を有し、大気中での酸化等により容易に酸化され、その酸化物が絶縁性を有し、かつ、高融点で低拡散性の元素であることが好ましい。これらのような条件を満たす元素であれば、下地層および側壁層に含まれる元素はSc以外の元素であってもよい。上記条件を満たす元素として、具体的には、例えばランタノイド系元素が挙げられる。
すなわち、下地層は、Sc及びランタノイド系元素の少なくともいずれかの元素を含むことができる。側壁層は、Sc及びランタノイド系元素の少なくともいずれかの酸化物を含むことができる。
上述の実施形態および変形例では、MTJ素子10,20が、下部電極11、下地層12(12’)、記憶層13、中間層14、参照層15、ストッパ層16、及び上部電極17を備える例について説明したが、これに限られない。例えば中間層14と参照層15との間に、CoFeBを主成分とする層が配置されてもよい。かかる層により、参照層15の分極率を向上させ、MTJ素子のMR比を更に高めることができる。また、上部電極17(およびストッパ層16)と、参照層15との間に、シフトキャンセル層が配置されてもよい。シフトキャンセル層は、参照層15から記憶層13へ漏れる磁場を調整する層である。シフトキャンセル層により、記憶層13が保持する記憶を安定的に維持することができる。
上述の実施形態および変形例では、記憶層13及び参照層15の磁化方向が層面と交わる方向である例について説明したが、これに限られない。記憶層及び参照層の磁化方向は、例えば層面に沿う方向であってもよい。層面に沿う方向とは、層面に対して水平、或いは概ね水平な方向である。つまり、MTJ素子が、例えば水平磁気異方性を有する水平磁化MTJ素子として構成されていてもよい。
上述の実施形態および変形例では、記憶層13が参照層15の下方に配置されたボトムフリー型(トップピン型)のMTJ素子10,20の例について説明したが、これに限られない。MTJ素子は、記憶層が参照層の上方に配置されたトップフリー型(ボトムピン型)であってもよい。この場合、側壁層は、イオンビームスパッタ法、イオンプレーティング法、真空蒸着法、ALD法、またはCVD法などの真空成膜、および酸化処理等により形成されてよい。
10 MTJ素子(磁気抵抗効果素子)
11 下部電極
12 下地層
13 記憶層
14 中間層
15 参照層
16 ストッパ層
17 上部電極
18 側壁層
11 下部電極
12 下地層
13 記憶層
14 中間層
15 参照層
16 ストッパ層
17 上部電極
18 側壁層
Claims (8)
- 磁気異方性を有し、磁化方向が可変の記憶層と、
磁気異方性を有し、磁化方向が不変の参照層と、
前記記憶層および前記参照層の間の中間層と、
前記記憶層を挟んで前記中間層とは反対側に配置される下地層と、
前記記憶層の側壁上および前記中間層の側壁上に配置される側壁層と、を備え、
前記下地層は、Sc及びランタノイド系元素の少なくともいずれかの元素を含み、
前記側壁層は、Sc及びランタノイド系元素の少なくともいずれかの酸化物を含む
ことを特徴とする磁気抵抗効果素子。 - 前記下地層および前記側壁層は、Scを主成分とするScHfBを含む
ことを特徴とする請求項1の磁気抵抗効果素子。 - 前記下地層に含まれるBの含有率は、前記側壁層に含まれるBの含有率より高い
ことを特徴とする請求項2の磁気抵抗効果素子。 - 前記下地層と前記記憶層との間に、AlNを含む第2の下地層を備える
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項の磁気抵抗効果素子。 - 前記下地層と前記記憶層との間に第2の下地層を備え、
前記第2の下地層は、
前記下地層側に、AlScNを含む層と、
前記記憶層側に、AlNを含む層と、を備える
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項の磁気抵抗効果素子。 - 前記記憶層の結晶化度合いが、前記参照層の結晶化度合いより低いこと、或いは、
前記記憶層の結晶粒が、前記参照層の結晶粒より小さいこと、のいずれか1つ以上を満たす
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項の磁気抵抗効果素子。 - 前記下地層は、3nm以下の微結晶、またはアモルファス構造を含む
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項の磁気抵抗効果素子。 - 前記側壁層の外側に第2の側壁層を備え、
前記第2の側壁層は、
前記中間層に含まれる元素よりも酸化され易い元素を含む
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項の磁気抵抗効果素子。
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