JP2016018168A - 感光性樹脂組成物およびその用途 - Google Patents
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Abstract
Description
また、本発明の第二の目的は、前記の優れた感光性樹脂組成物を用いることにより作製されたFPDまたは半導体デバイスを提供することにある。
成分(A)はノボラック樹脂であり、成分(B)は多官能フェノール性化合物とキノンジアジド化合物とをエステル化反応させて得られる、キノンジアジド基を有するエステル化物であり、成分(C)は下記式(1)〜(3)で表される(c1)インデンから誘導される構成単位、(c2)酸無水物単量体から誘導される構成単位、および(c3)酸無水物単量体(c2)をアルコールによってエステル化して誘導される構成単位を含有し、構成単位(c3)のモル数とエステル化前の構成単位(c2)のモル数とのモル比(c3)/(c2)の百分率であるエステル化率が40%以上であるインデン共重合体であることを特徴とする感光性樹脂組成物に関する。
本発明の感光性樹脂組成物は、下記に示す成分(A)、成分(B)、および成分(C)を含有し、各成分の構成割合が成分(A)100質量部に対して成分(B)5〜50質量部、成分(C)5〜50質量部に設定されたものである。
成分(A):ノボラック樹脂
成分(B):キノンジアジド基を有するエステル化物
成分(C):特定構造のインデン共重合体
成分(A)のノボラック樹脂は、特に制限はなく、公知のポジ型感光性樹脂組成物において用いられるノボラック樹脂、例えばフェノール、クレゾールやキシレノールなどの芳香族ヒドロキシ化合物とホルムアルデヒドなどのアルデヒド類とを塩酸、シュウ酸、ギ酸、パラトルエンスルホン酸などの酸性触媒存在下に縮合させたものを用いることができる。
感度の観点から、m−クレゾールおよびp−クレゾールから合成することが好ましく、m−クレゾールとp−クレゾールのモル比は20:80〜80:20の範囲が好ましい。このノボラック樹脂中のm−クレゾールのモル比が20を下回ると感度が低下し、80を超えると残膜率が低下する。
さらに感度を上げたい場合はm−クレゾールおよびp−クレゾールから少なくとも1つ選ばれるクレゾールおよび2,3−キシレノール、2,5−キシレノール、3,4キシレノール、3,5キシレノールより少なくとも1つ選ばれるキシレノールから合成されることが好ましく、そのモル比はクレゾール:キシレノール=99:1〜50:50であることが好ましい。このノボラック樹脂中のキシレノールのモル比が50を超えると残膜率が低下する。
これらノボラック樹脂の質量平均分子量は2,000〜20,000、感度と解像度の面から好ましくは3,000〜15,000である。
成分(B)のキノンジアジド基を有するエステル化合物はフォトリソグラフィーによる露光工程においてフォトマスクを介して露光する際、露光部ではキノンジアジド基を有するエステル化物の光異性化反応が起こることにより、カルボキシル基を生成し、その後の現像工程において現像液に対して溶解させることができる。一方、未露光部は、現像液に対して溶解抑止能を有しているため、膜を形成することができる。つまり、成分(B)は、フォトマスクを介して露光することにより、その後の現像工程にて現像液に対する溶解性の差を発現することができるため、パターン膜を得ることができる。
成分(B)のキノンジアジド基を有するエステル化物は、キノンジアジド化合物とフェノール性化合物とをエステル化反応させて得ることができる。キノンジアジド化合物としては、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルフォニルクロリド、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルフォニルクロリド等に代表されるナフトキノンジアジドスルホン酸ハライドやベンゾキノンジアジドスルホン酸クロリドに代表されるベンゾキノンジアジドスルホン酸ハライドが用いられる。フェノール性化合物としては、下記式(4)、(5)および(6)で表される化合物が好ましい。
エステル化率(%)=(Z/フェノール性化合物中のOHの数)×100 ・・・(I)
(Zは、4×(4mol体の面積比)+3×(3mol体の面積比)+2×(2mol体の面積比)+1×(1mol体の面積比)を表し、面積比は高速液体クロマトグラフィーの結果より評価できる)
エステル化率が20モル%を下回ると感度が低下する。
感光性樹脂組成物における、成分(B)のエステル化物の構成割合は、成分(A)のノボラック樹脂100質量部に対して5〜50質量部、感度と現像性の面から好ましくは15〜35質量部である。この構成割合が5質量部を下回ると感度が低下し、50質量部を上回ると現像性が低下する。
成分(C)の特定構造のインデン共重合体は耐熱性を高め、ポストベーク時のパターンダレを抑制することにより、高解像度のパターンを形成するために添加される。
成分(C)は、構成単位(c1)、(c2)および(c3)を含有するインデン共重合体であって、インデンから誘導される構成単位である(c1)と、酸無水物単量体から誘導される構成単位である(c2)とを共重合することでインデン共重合中間体を得、その後、インデン共重合中間体中の酸無水物単量体(c2)由来の部位をアルコールによってエステル化することにより構成単位(c3)を誘導することでインデン共重合体(C)を得ることができる。
構成単位(c3)を誘導するためのアルコールとしては、炭素数1〜4の脂肪族アルコール、脂環式アルコールとしてシクロヘキサノール、芳香族アルコールとしてベンジルアルコールを用いることができる。これらのアルコールは、単独で又は2種以上を混合して使用することができる。アルコールによるエステル化反応では、エステル化反応後の構成単位(c3)のモル数をエステル化反応前の酸無水物構成単位(c2)のモル数で除して%としたエステル化率で表すことができる。アルコールによるエステル化反応のエステル化率としては40%以上であり、エステル化率が40%を下回ると現像性が低下する。
アルコールによるエステル化反応では、反応率を向上させる目的で酸無水物構成単位(a2)のモル数に対して過剰量のアルコールを添加することができる。過剰量のアルコールとして特に制限はないが、酸無水物構成単位(c2)のモル数に対して1.1〜10倍モル程度が好ましい。
また、アルコールによるエステル化反応では、同様の目的でエステル化反応触媒を使用することができる。エステル化反応触媒としてはトリエチルアミン、ピリジン、ジメチルアミノピリジン等のアミン触媒、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、塩酸、硫酸等の酸触媒を使用することができる。
インデン共重合体は成分(A)のノボラック樹脂100質量部に対して5〜50質量部、解像度と現像性の面から好ましくは10〜35質量部である。
この構成割合が5質量部を下回ると解像度が低下し、50質量部を上回ると現像性が低下する。
インデン共重合体(C)の重量平均分子量として好ましくは、5,000〜60,000、より好ましくは8,000〜30,000である。重量平均分子量が5,000未満の場合には耐熱性が悪化するおそれがあり、60,000を超える場合には現像液に対する溶解性に乏しく、現像性が低下する。
本発明の感光性樹脂組成物には、本発明の目的を逸脱しない範囲で、溶剤、密着性向上助剤、界面活性剤等の添加成分を配合することができる。
溶剤としては感光性樹脂組成物に利用できる公知の溶剤を用いることができる。溶剤の具体例としては、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル等のエチレングリコールモノアルキルエーテル類、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート等のエチレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル等のジエチレングリコールジアルキルエーテル類、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等のプロピレングリコールモノアルキルエーテル類、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート等のプロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類、乳酸メチル、乳酸エチル等の乳酸エステル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、メチルエチルケトン、2−ヘプタノン、シクロヘキサノン等のケトン類、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等のアミド類、γ−ブチロラクトン等のラクトン類等が挙げられる。これらの溶剤は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
本発明の感光性樹脂組成物には、必要に応じて、密着性向上助剤および界面活性剤等をさらに配合することができる。密着性向上助剤の例としては、アルキルイミダゾリン、ポリヒドロキシスチレン、ポリビニルメチルエーテル、t−ブチルノボラック、エポキシシラン、シランカップリング剤等が挙げられる。界面活性剤の例としては、例えばモメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン製のTSF−431、TSF−433、TSF−437、住友3M(株)製の<ノベック>HFE、大日本インキ化学工業(株)製のメガファックF−477、F−483、F−554、TF−1434、TEGO製のGlide−410、Glide−440、Glide−450、Glide−B1484等が挙げられる。
本発明の感光性樹脂組成物には、コントラストの向上を目的として、前記式(6)または下記式(7)〜(10)で表されるフェノール性化合物を配合することができる。これらのフェノール性化合物のフェノール基は光が照射されない未露光部において、成分(B)の感光剤のジアゾ基とアゾカップリング反応を起こして成分(B)の溶解抑止効果を高める。結果、これらフェノール性化合物を用いない場合に比べ、露光部と未露光部のアルカリ現像液への溶解性の差を大きくする(コントラストを大きくする)ことができるため、残膜率、解像度の向上が望める。成分(A)のノボラック樹脂100質量部に対して、1〜20質量部の量で用いられる。
感光性樹脂組成物を調製するに際しては、前記成分(A)、成分(B)および成分(C)をはじめとする各成分を一括配合してもよいし、各成分を溶剤に溶解した後に逐次配合してもよい。また、配合する際の投入順序や作業条件は特に制約を受けない。
例えば、全成分を同時に溶剤に溶解して樹脂組成物を調製してもよいし、必要に応じて各成分を適宜2つ以上の溶液としておいて、使用時(塗布時)にこれらの溶液を混合して感光性樹脂組成物として調製してもよい。
本発明のフラットパネルディスプレイおよび半導体デバイスは、本発明の感光性樹脂組成物を用いて作製され、通常、感光性樹脂組成物の溶液を基板上に塗布し、プリベイクを行って感光性樹脂組成物の塗膜を形成する。このとき、感光性樹脂組成物が塗布される基板は、ガラス、シリコンなど従来FPD用または半導体デバイス形成用の基板など公知のいずれの基板であってもよい。基板はベアな基板でも、酸化膜、窒化膜、金属膜などが形成されていても、さらには回路パターン或いは半導体デバイスなどが形成されている基板であってもよい。また、プリベイクの温度は通常40〜140℃で、時間は0〜15分程度である。次いで、塗膜に所定のマスクを介してパターン露光を行った後、必要に応じてPEB(露光後ベーク)処理を行い、その後アルカリ現像液を用いて現像処理し、リンス処理を行って、感光性樹脂組成物の膜を形成する。PEB処理は通常100〜130℃で、時間は1〜10分で実施される。このようにして形成された膜は、ポストベークされてパターン膜が形成される。また、ポストベーク温度は通常100〜150℃で、時間は3〜15分である。
パターン膜の形成において、感光性樹脂組成物の塗布方法としては、スピンコート法、ロールコート法、ランドコート法、スプレー法、流延塗布法、浸漬塗布法、スリット塗布法など任意の方法を用いればよい。また、露光に用いられる放射線としては、例えばg線、h線、i線などの紫外線、KrFエキシマレーザー光或いはArFエキシマレーザー光などの遠紫外線、X線、電子線などが挙げられる。
現像法としては、パドル現像法、浸漬現像法、揺動浸漬現像法、シャワー式現像法など従来フォトレジストを現像する際に用いられている方法によればよい。また現像剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、珪酸ナトリウムなどの無機アルカリ、アンモニア、エチルアミン、プロピルアミン、ジエチルアミン、ジエチルアミノエタノール、トリエチルアミンなどの有機アミン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシドなどの第四級アミンなどを所定の濃度に調整した水溶液を用いることができる。
質量平均分子量(Mw)は、東ソー(株)製ゲルパーミエーションクロマトグラフィー装置HLC−8220GPCを用い、カラムとして東ソー(株)製TskgelHZM−Mを用い、THFを溶離液とし、RI検出器により測定して分子量既知のポリスチレン標準体により得られる検量線を用いた換算により求めた。
〔合成例1−1、ノボラック樹脂A−1の合成〕
温度計、攪拌機、熱交換機、および冷却管を備えた300mLの4つ口フラスコにm−クレゾールを97.3g、p−クレゾールを10.8g、37%ホルマリンを56.8g、シュウ酸を0.54g仕込み、還流条件にて4時間維持した。その後、内温170℃まで常圧下で脱水し、9.5×103Paの減圧下で200℃まで脱水・脱モノマーを行い、ノボラック樹脂A−1を得た。
表1に記載した仕込み種および量を変更した以外は合成例1−1と同様の手法にてノボラック樹脂の合成を行った。
温度計、攪拌機、熱交換機、および冷却管を備えた300mLの4つ口フラスコにp−クレゾールを107.1g、2,3キシレノールを1.2g、37%ホルマリンを56.8g、シュウ酸を0.54g仕込み、還流条件にて4時間維持した。その後、内温170℃まで常圧下で脱水し、9.5×103Paの減圧下で200℃まで脱水・脱モノマーを行い、ノボラック樹脂B−1を得た。
表2に記載した仕込み種および量を変更した以外は合成例2−1と同様の手法にてノボラック樹脂の合成を行った。
〔合成例3−1、インデン共重合中間体C’−1の合成〕
温度計、攪拌機および冷却管を備えた500mLの4つ口フラスコにメチルイソブチルケトン(MIBK)を87.0g仕込み、窒素置換した後、オイルバスで液温が110℃になるまで昇温した。
他方、インデン44.1g、無水マレイン酸55.9g、過酸化物系重合開始剤パーブチルO〔日油(株)製〕5.0gおよびMIBK58.0gを予め均一混合した滴下成分を調製した。そして、この滴下成分を前記MIBKに1時間かけて滴下ロートにより等速滴下した後、同温度に2時間維持し、共重合中間体C’−1を得た。
表3に記載した仕込み種および量、並びに重合温度に変更した以外は合成例1−1と同様の手法にてインデン共重合中間体の合成を行った。
AIBN:2,2’−アゾビスイソブチロニトリル〔アゾ系重合開始剤、和光純薬工業(株)製〕
パーブチルO:t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート〔過酸化物系重合開始剤、日油(株)製〕
MEK:メチルエチルケトン
MIBK:メチルイソブチルケトン
PGMEA:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
〔合成例4−1、インデン共重合体C−1の合成〕
80℃に調温した合成例1−1のインデン共重合中間体C’−1溶液250gにメタノール91.3gを15分かけて滴下ロートにより等速滴下した後、同温度に20時間維持し、エステル化した反応溶液を得た。その後反応溶液を10倍量のノルマルヘキサンにて再沈殿を行い、インデン共重合体C−1を得た。
表4に記載した仕込み種および量、並びに反応温度に変更した以外は合成例2−1と同様の手法にてインデン共重合体の合成を行った。
組成比はASTM D3644−06「Standard Test Method for Acid Number of Styrene−Maleic Anhydride Resins」に準じて、酸無水物およびカルボキシル基の酸価を測定し、重合後および反応後の組成比を求めた。
表5に記載した仕込み種および量、並びに反応温度に変更した以外は合成例4−1と同様の手法にて共重合体の合成を行った。
温度計、攪拌機および冷却管を備えた500mLの4つ口フラスコに粉末状のSMA−1000を100.0g、メチルイソブチルケトン(MIBK)を150.0g仕込み、オイルバスで液温が120℃になるまで攪拌しながら昇温し、SMA−1000を溶解させた後、トリエチルアミン0.2gを加えた。次にシクロヘキサノール99.1gを15分かけて滴下ロートにより等速滴下した後、同温度に20時間維持し、エステル化した反応溶液を得た。その後反応溶液を10倍量のノルマルヘキサンにて再沈殿を行い、共重合体C−15を得た。
表5に記載した仕込み種および量、並びに反応温度に変更した以外は比較合成例3と同様の手法にて共重合体の合成を行った。
SMA−1000:スチレン―無水マレイン酸共重合体、構成単位比率=50/50(川原油化(株)製)
[4−(2−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン)フェニル]アセテート(11.4g)、トルエン(17.6g)およびメチルエチルケトン(27.4g)を攪拌装置を備えた反応容器に仕込み、乾燥窒素ガスで内部を置換した。内容物を加熱し、内温が50℃到達したところで(η6−トルエン)Ni(C6F5)2(0.97g,)を10gのトルエンに溶解させた溶液を添加した。50℃で3時間反応させた後、室温まで冷却した。THF(50g)および10%水酸化カリウム水溶液(80g)を添加し、5時間還流反応させた。その後、酢酸を添加して中和した後、イオン交換水による水洗作業を3回実施した。有機層をエバポレーターで濃縮した後、ヘキサンで再沈殿した。得られた固体を60℃の真空乾燥機で一晩乾燥し、8.2gの淡黄色粉末が得られた。得られたポリマーの分子量はGPCによりMw=11,000であった。
表1に記載したノボラック樹脂A−1を100.0g、前記式(4)で表される化合物と1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルフォニルクロライドとのエステル化物を25.0g、合成例4−5で得られたインデン共重合体C−5を20.0g、回転塗布の際にレジスト膜上にできる放射線状のしわ、いわゆるストリエーションを防止するため、さらにシリコン系界面活性剤、G−B1484〔TEGO製〕を0.5g適量のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)に溶解させて攪拌した後、0.2μmのフィルターで濾過して、感光性樹脂組成物を調製した。
上記の感光性樹脂組成物を6インチシリコンウエハー上に回転塗布し、100℃、90秒間ホットプレートにてベーク後、約1.6μm厚の薄膜(A)を得た。この薄膜にキヤノン(株)製i線ステッパー(FPA−2500i2)にてラインとスペース幅が1:1となった種々の線幅およびコンタクトホールのテストパターンを最適露光量で露光し、100℃、90秒間ホットプレートにてPEB処理後2.38質量%水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液で23℃、60秒間現像することで、ラインとスペース幅が1:1のライン&スペースパターンおよびコンタクトホールパターンが形成された薄膜(B)を得た。この薄膜(B)をホットプレートで150℃、3分間加熱することによりポストベーク処理を行い、約1.5μm厚のパターン付き薄膜(パターン膜)を得た。
上記で作製したパターンの中で、1.5μmのホールパターンをSEM(走査型電子顕微鏡)にて観察した。ホール内部全面に残渣が見られる場合には×、ホールの端部に残渣が見られる場合には○、ホール内部全面に残渣が見られない場合には◎として現像性を評価した。
残渣が前面にあると配線形成時のエッチングで配線不良となることから、〇が好ましく、◎がより好ましい。
上記の手法にて得られた薄膜(A)、薄膜(B)の膜厚より以下の式より現像残膜率を算出した。
現像残膜率(%)=(薄膜(B)の膜厚(μm)/薄膜(A)の膜厚(μm))×100
現像残膜率の低下は生産性の低下を招くため、90%以上が好ましく、95%以上はより好ましい。
上記手法にてラインとスペース幅が1:1のライン&スペースパターンが得られる露光量(mJ/cm2)を感度として、感度が10〜15mJ/cm2のものを◎、15〜20mJ/cm2のものを○、20〜25mJ/cm2のものを△、25mJ/cm2以上のものを×と評価した。
生産性の観点から△が好ましく、〇がより好ましく、◎が特に好ましい。
上記で作製したパターンの中で、ポストベーク後に1.0μmのライン&スペースまで解像できているものを◎、1.5μmのライン&スペースまで解像できているものを○、1.5μmのライン&スペースを解像できないものを×と評価した。
高精細化の観点から、〇が好ましく、◎はより好ましい。
表6〜表8に示した成分(A)のノボラック樹脂、成分(B)のキノンジアジド基を有するエステル化物、成分(C)の特定構造のインデン共重合体およびその他添加剤等を用いること以外は実施例1−1と同様の操作を行うことにより、感光性樹脂組成物を調製した。この感光性樹脂組成物について、実施例1−1と同様の物性を評価した。
表9〜表11に示した成分(A)のノボラック樹脂、成分(B)のキノンジアジド基を有するエステル化物、成分(C)の特定構造のインデン共重合体およびその他添加剤等を用いること以外は実施例1−1と同様の操作を行うことにより、感光性樹脂組成物を調製した。この感光性樹脂組成物について、実施例1−1と同様の物性を評価した。
表12に示した成分(A)のノボラック樹脂、成分(B)のキノンジアジド基を有するエステル化物、成分(C)およびその他添加剤等を用いること以外は実施例1−1と同様の操作を行うことにより、感光性樹脂組成物を調製した。この感光性樹脂組成物について、実施例1−1と同様の物性を評価した。
表13に示した成分(A)のノボラック樹脂、成分(B)のキノンジアジド基を有するエステル化物、成分(C)およびその他添加剤等を用いること以外は実施例1−1と同様の操作を行うことにより、感光性樹脂組成物を調製した。この感光性樹脂組成物について、実施例1−1と同様の物性を評価した。
比較例1−1では成分(C)が未添加のため、解像度が低下した。比較例1−2では成分(B)が過度に減量されたため、感度が低下した。比較例1−3では成分(B)を過度に含有しているため、現像性が低下した。比較例1−4では成分(C)が過度に減量されたため、解像度が低下した。比較例1−5では成分(C)を過度に含有しているため、現像性が低下した。比較例1−6、7は成分(C)のエステル化率が低いため、現像性が低下した。比較例1−8、9は成分(C)にインデンを含まないため解像度および現像残膜率が低下した。比較例1−10は成分(C)がインデン共重合体では無く、環状オレフィン樹脂のため、感度が低下した。
比較例2−1では成分(C)が未添加のため、解像度が低下した。比較例2−2では成分(B)が過度に減量されたため、感度が低下した。比較例2−3では成分(B)を過度に含有しているため、現像性が低下した。比較例2−4では成分(C)が過度に減量されたため、解像度が低下した。比較例2−5では成分(C)を過度に含有しているため、現像性が低下した。比較例2−6、7は成分(C)のエステル化率が低いため、現像性が低下した。比較例2−8、9は成分(C)にインデンを含まないため解像度および現像残膜率が低下した。比較例2−10は成分(C)がインデン共重合体では無く、環状オレフィン樹脂のため、感度が低下した。
Claims (5)
- 成分(A)、成分(B)および成分(C)を含有し、各成分の構成割合が成分(A)100質量部に対して成分(B)5〜50質量部、成分(C)5〜50質量部である感光性樹脂組成物であって、
成分(A)はノボラック樹脂であり、成分(B)は多官能フェノール性化合物とキノンジアジド化合物とをエステル化反応させて得られる、キノンジアジド基を有するエステル化物であり、成分(C)は下記式(1)〜(3)で表される(c1)インデンから誘導される構成単位、(c2)酸無水物単量体から誘導される構成単位、および(c3)酸無水物単量体(c2)をアルコールによってエステル化して誘導される構成単位を含有し、構成単位(c3)のモル数とエステル化前の構成単位(c2)のモル数とのモル比(c3)/(c2)の百分率であるエステル化率が40%以上であるインデン共重合体であることを特徴とする感光性樹脂組成物。
(式中、R1は水素原子又はメチル基)
(式中、R1は水素原子又はメチル基、R2、R3はそれぞれ独立して水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基、ベンジル基、シクロアルキル基であり、少なくともいずれか一方は水素原子) - 成分(A)のノボラック樹脂のクレゾール骨格が、m−クレゾールおよびp−クレゾールからなり、そのモル比が80:20〜20:80である請求項1に記載の感光性樹脂組成物。
- 成分(A)のノボラック樹脂がクレゾール骨格とキシレノール骨格とを含み、クレゾール骨格は、m−クレゾールおよびp−クレゾールより少なくとも1つ選ばれ、キシレノール骨格は、2,3−キシレノール、2,5−キシレノール、3,4キシレノール、3,5キシレノールより少なくとも1つ選ばれ、そのモル比がクレゾール:キシレノール=99:1〜50:50である請求項1に記載の感光性樹脂組成物。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の感光性樹脂組成物を用いて作製したフラットパネルディスプレイ。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の感光性樹脂組成物を用いて作製した半導体デバイス。
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| JP2014142740A JP6287652B2 (ja) | 2014-07-10 | 2014-07-10 | 感光性樹脂組成物およびその用途 |
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