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JP2016014770A - 画像表示装置 - Google Patents

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JP2016014770A
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亮 佐竹
恵 関口
Megumi Sekiguchi
恵 関口
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Abstract

【課題】本発明は、薄型化した場合であっても偏光子の耐久性に優れる画像表示装置を提供すること課題とする。
【解決手段】視認側から、偏光板および表示素子をこの順で有する画像表示装置であって、
偏光板が、偏光子と、偏光子に隣接して配置されるハードコート層とを有し、
ハードコート層が、重合性モノマーおよび光重合開始剤を含有する硬化性組成物を硬化させて得られる層であり、
光重開始剤が、塩基解離定数pKbが8以上の光重合開始剤Xを含み、
光重合開始剤Xの含有量が、光重合開始剤の全質量に対して60質量%以上であり、
偏光子より視認側にある層の透湿度が60g/m2/24h以上である、画像表示装置。
【選択図】なし

Description

本発明は、画像表示装置に関する。
近年、液晶表示装置、特に中小型用途の液晶表示装置の薄型化が進んでおり、それに伴い使用される部材(例えば偏光板)の薄型化が求められている。
偏光板の薄型化の方法として、例えば、偏光子自体や偏光子の保護フィルムを薄くする方法、偏光子と液晶セルとの間に配置されていた保護フィルムをなくす方法などが挙げられる。
このような薄型化の手法として、例えば、特許文献1には、「a)偏光子、およびb)前記偏光子の少なくとも一方の面に備えられ、光硬化性組成物100重量部に対し(A)光硬化性アクリル系重合体4から95重量部、(B)多官能アクリル系単量体4から95重量部および(C)光重合開始剤1から20重量部を含む光硬化性組成物から形成される硬化樹脂層を含む偏光板」を用いた画像表示装置が記載されている([請求項1][請求項20])。
特表2013−513832号公報
本発明者らは、特許文献1に記載された偏光板および画像表示装置について検討したところ、硬化樹脂層の種類や厚みによっては、偏光子の耐久性が劣る場合があることが明らかにした。
そこで、本発明は、薄型化した場合であっても偏光子の耐久性に優れる画像表示装置を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を達成すべく鋭意検討した結果、偏光子に隣接して配置されるハードコート層の形成に、特定の塩基解離定数(pKb)を示す光重合開始剤を特定量含有する硬化性組成物を用いることにより、偏光子の耐久性が良好な画像表示装置の薄型化が図れることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、以下の構成により上記課題を達成することができることを見出した。
[1] 視認側から、偏光板および表示素子をこの順で有する画像表示装置であって、
偏光板が、偏光子と、偏光子に隣接して配置されるハードコート層とを有し、
ハードコート層が、重合性モノマーおよび光重合開始剤を含有する硬化性組成物を硬化させて得られる層であり、
光重開始剤が、塩基解離定数pKbが8以上の光重合開始剤Xを含み、
光重合開始剤Xの含有量が、光重合開始剤の全質量に対して60質量%以上であり、
偏光子より視認側にある層の透湿度が60g/m2/24h以上である、画像表示装置。
[2] 偏光板が、視認側から、外側層、偏光子およびハードコート層をこの順で有する、[1]に記載の画像表示装置。
[3] 偏光子の厚みが、2μm〜20μmである[1]または[2]に記載の画像表示装置。
[4] 表示素子が、液晶パネルまたは有機EL表示パネルである、[1]〜[3]のいずれかに記載の画像表示装置。
本発明によれば、薄型化した場合であっても偏光子の耐久性に優れる画像表示装置を提供することができる。
図1(A)〜(C)は、それぞれ、本発明の画像表示装置の実施形態の一例を示す模式的な断面図である。
以下、本発明について詳細に説明する。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様に基づいてなされることがあるが、本発明はそのような実施態様に限定されるものではない。
なお、本明細書において、「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
本発明の画像表示装置は、視認側から、偏光板および表示素子をこの順で有する画像表示装置であって、偏光板が、偏光子と、偏光子に隣接して配置されるハードコート層とを有する画像表示装置である。
また、偏光子に隣接して配置されるハードコート層は、重合性モノマーおよび光重合開始剤を含有する硬化性組成物を硬化させて得られる層であり、光重開始剤が、塩基解離定数(以下、「pKb」とも略す。)が8以上の光重合開始剤Xを含み、かつ、光重合開始剤Xの含有量が、光重合開始剤の全質量に対して60質量%以上である。
また、本発明の画像表示装置は、偏光子より視認側にある層の透湿度が60g/m2/24h以上である。
ここで、「偏光子に隣接して配置されるハードコート層」とは、偏光子層と直接接して配置されるハードコート層をいい、本発明においては、偏光子の表面に後述する硬化性組成物を直接接触(例えば、塗布など)させて形成されるハードコート層をいう。
また、「偏光子より視認側にある層の透湿度」とは、偏光子の視認側に配置される層の透湿度をいい、視認側に複数層(例えば、保護フィルムおよびハードコート層)配置される場合には各層を積層した際の全体の透湿度をいう。なお、「偏光子より視認側にある層の透湿度が60g/m2/24h以上である」との規定は、偏光子に浸入しうる水分が多くなることを意図した規定であり、言い換えると、偏光子の耐久性の問題が顕在化しやすい条件を示す規定である。
本発明においては、上述した構成を有することにより、偏光板を薄型化した場合であっても偏光子の耐久性が良好なものとなる。
このように偏光子の耐久性が良好となる理由は、詳細には明らかではないが、およそ以下のとおりと推測される。
すなわち、後述する比較例に示すように、pKbが8以上の光重合開始剤Xの含有量が60質量%未満である光重合開始剤を含有する硬化性組成物を用いて形成したハードコート層を有する偏光板は、偏光子の耐久性が劣ることが分かる。
これに対し、後述する実施例に示すように、pKbが8以上の光重合開始剤Xを60質量%以上含む光重合開始剤を含有する硬化性組成物を用いて形成したハードコート層を有する偏光板は、偏光子の耐久性が良好となることが分かる。
これらの結果から、偏光子の耐久性が劣る理由は、塩基性が強い、すなわち、pKbが小さい光重合開始剤を用いることにより、ハードコート層の形成時に存在または形成後に残存する光重合開始剤が、偏光子に侵入し、偏光子のホウ酸架橋が解離してしまい、偏光子の耐久性を劣化させると考えられる。
本発明においては、ハードコート層に残存する光重合開始剤が隣接する偏光子層に移動し、偏光子の耐久性に影響を与える観点、すなわち、本発明による偏光子の耐久性改善効果がより顕著になる理由から、偏光子より視認側にある層の透湿度が100g/m2/24h以上であるのが好ましく、100〜1000g/m2/24hであるのが好ましい。
ここで、透湿度とは、JIS Z 0208:1976の「防湿包装材料の透湿度試験方法(カップ法)」に記載された手法に従い、温度40℃、相対湿度90%の条件下で24時間に通過した水蒸気の量(g/m2/24h)をいう。
図1は、本発明の画像表示装置の実施態様の一例を模式的に示す断面図である。
図1(A)に示す画像表示装置10は、ハードコート層1、偏光子2および表示素子3を有する。
図1(B)に示す画像表示装置10は、外側保護フィルム4、偏光子2、ハードコート層1および表示素子3を有する。
図1(C)に示す画像表示装置10は、外側ハードコート層5および外側保護フィルム4から構成される外側層6と、偏光子2と、ハードコート層1と、表示素子3とを有する。なお、図1(C)に示す態様では、外側層6として、外側ハードコート層5および外側保護フィルム4を有しているが、外側ハードコート層5のみを有する態様、すなわち、図1(B)における外側保護フィルム4を外側ハードコート層5に変更した態様であってもよい。
以下に、本発明の画像表示装置を構成する各層について詳述する。
[偏光板]
本発明の画像表示装置が有する偏光板は、偏光子と、偏光子に隣接して配置されるハードコート層とを有する。
〔偏光子〕
偏光板が有する偏光子は、特に限定されず、通常用いる偏光子を用いることができる。
偏光子としては、例えば、ポリビニルアルコール系フィルム、部分ホルマール化ポリビニルアルコール系フィルム、エチレン・酢酸ビニル共重合体系部分ケン化フィルム等の親水性高分子フィルムに、ヨウ素や二色性染料の二色性物質を吸着させて一軸延伸したもの;ポリビニルアルコールの脱水処理物やポリ塩化ビニルの脱塩酸処理物等ポリエン系配向フィルム;等が挙げられる。
これらのうち、ポリビニルアルコール系フィルムとヨウ素などの二色性物質からなる偏光子が好適である。
<厚み>
偏光子の厚みは特に限定されないが、偏光板の薄型化の観点から、2μm〜20μmであるのが好ましく、5μm〜15μmであるのがより好ましい。
〔ハードコート層〕
偏光板が有するハードコート層は、上述した偏光子に隣接して配置され、重合性モノマーおよび光重合開始剤を含有する硬化性組成物を硬化させて得られる層である。
なお、以下の説明において、図1(A)に示すように、偏光子の視認側に隣接して配置されるハードコート層を「外側ハードコート層」といい、図1(B)に示すように、偏光子の表示素子側に隣接して配置されるハードコート層を「内側ハードコート層」というが、特に区別を要しない場合については単に「ハードコート層」という。
また、図1(C)に示すように、偏光子に隣接して配置されるハードコート層とは別に、偏光子に隣接していないハードコート層を更に有していてもよく、図示はしていないが、偏光子の視認側および表示素子側のいずれの側にもハードコート層を隣接して配置してもよい。
<厚み>
ハードコート層の厚みは、偏光板の薄型化とともに、偏光板表面の鉛筆硬度をより良好なものとし、偏光板の脆性をより良好なものとできる等の理由から、10μm以下であるのが好ましく、1μm〜5μmであるのがより好ましい。
<透湿度>
外側ハードコート層の透湿度は、偏光子より視認側にある層の透湿度が60g/m2/24h以上となる透湿度であれば特に限定されないが、200g/m2/24h以上であるのが好ましく、300〜5000g/m2/24hであるのがより好ましい。
<硬化性組成物>
ハードコート層を形成する硬化性組成物としては、後述する光重合開始剤Xを特定量含有する組成物であれば特に限定されず、例えば、光重合開始剤および不飽和二重結合を有する化合物、ならびに、所望により配合してもよい溶媒などを含有する組成物が挙げられる。
(光重合開始剤)
光重合開始剤としては、例えば、アセトフェノン類、ベンゾイン類、ベンゾフェノン類、ホスフィンオキシド類、ケタール類、アントラキノン類、チオキサントン類、アゾ化合物、過酸化物類、2,3−ジアルキルジオン化合物類、ジスルフィド化合物類、フルオロアミン化合物類、芳香族スルホニウム類、ロフィンダイマー類、オニウム塩類、ボレート塩類、活性エステル類、活性ハロゲン類、無機錯体、クマリン類などが挙げられる。
光重合開始剤の具体例は、特開2009−098658号公報の段落[0133]〜[0151]に記載されており、本発明においても同様に好適に用いることができる。
「最新UV硬化技術」{(株)技術情報協会}(1991年)、p.159、及び、「紫外線硬化システム」加藤清視著(平成元年、総合技術センター発行)、p.65〜148にも種々の例が記載されており本発明に有用である。
市販の光開裂型の光重合開始剤としては、BASF社製の「イルガキュア127(pKb:13)」、「イルガキュア184(pKb:17)」、「イルガキュア819(pKb:24)」、「イルガキュア907(pKb:5.6)」、「イルガキュア369(pKb:5.3)」、「イルガキュア1173(pKb:16)」、「イルガキュア2959(pKb:14)」等;日本化薬(株)製の「カヤキュアーDETX−S」、「カヤキュアーBP−100」、「カヤキュアーBDMK」、「カヤキュアーCTX」、「カヤキュアーBMS」、「カヤキュアー2−EAQ」、「カヤキュアーABQ」、「カヤキュアーCPTX」、「カヤキュアーEPD」、「カヤキュアーITX」、「カヤキュアーQTX」、「カヤキュアーBTC」、「カヤキュアーMCA」など;サートマー社製の“Esacure(KIP100F,KB1,EB3,BP,X33,KTO46,KT37,KIP150,TZT)”等、及びそれらの組み合わせが好ましい例として挙げられる。
本発明においては、上記で例示した光重合開始剤のうち、塩基解離定数(pKb)が8以上の光重合開始剤(光重合開始剤X)を用いる。
ここで、pKbとは、水温25℃でのpKbをいい、塩基の強さを定量的に表すための指標のひとつであり、塩基性度定数と同義であり、具体的には、A. E. Martell, R. M. Smith, "Critical Stability Constants", Vol.1〜3, Plenum Press (1974, 1975, 9177)に記載の方法で酸解離定数(pKa)を求めた上、pKb=14.0−pKaの式から求めることができる。
また、光重合開始剤Xの硬化性組成物における含有量は、光重合開始剤の全質量に対して60質量%以上であり、65質量%以上であるのが好ましく、80質量%超であるのがより好ましく、100質量%、すなわち、光重合開始剤として光重合開始剤Xのみを使用した態様であるのが更に好ましい。
(不飽和二重結合を有する化合物)
不飽和二重結合を有する化合物としては、(メタ)アクリロイル基、ビニル基、スチリル基、アリル基等のエチレン性官能基を有する化合物が挙げられ、中でも、(メタ)アクリロイル基を有する化合物が好ましい。
なお、「(メタ)アクリロイル基」は、「メタクリロイル基またはアクリロイル基」を表す表現であり、同様に、後述する「(メタ)アクリレート」は、「メタクリレートまたはアクリレート」を表し、後述する「(メタ)アクリル酸」は、「メタクリル酸またはアクリル酸」を表す。
エチレン性不飽和結合を有する化合物の具体例としては、アルキレングリコールの(メタ)アクリル酸ジエステル類、ポリオキシアルキレングリコールの(メタ)アクリル酸ジエステル類、多価アルコールの(メタ)アクリル酸ジエステル類、エチレンオキシドあるいはプロピレンオキシド付加物の(メタ)アクリル酸ジエステル類、エポキシ(メタ)アクリレート類、ウレタン(メタ)アクリレート類、ポリエステル(メタ)アクリレート類等を挙げることができる。
中でも、多価アルコールと(メタ)アクリル酸とのエステル類が好ましい。例えば、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコール(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、EO変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、PO変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、EO変性リン酸トリ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、1,2,3−シクロヘキサンテトラメタクリレート、ポリウレタンポリアクリレート、ポリエステルポリアクリレート、カプロラクトン変性トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート等が挙げられる。
(メタ)アクリロイル基を有する多官能アクリレート系化合物類は市販されているものを用いることもでき、新中村化学工業(株)社製のNKエステル A−TMMT、日本化薬(株)製のKAYARAD DPHA等を挙げることができる。多官能モノマーについては、特開2009−98658号公報の段落[0114]〜[0122]に記載されており、本発明においても同様である。
(溶媒)
任意の溶媒は特に限定されないが、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤が好ましく用いられる。
具体的には、アセトン、メチルエチルケトン、2−ペンタノン、3−ペンタノン、2−ヘキサン、2−ヘプタノン、4−ヘプタノン、メチルイソプロピルケトン、エチルイソプロピルケトン、ジイソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン、メチル−t−ブチルケトン、ジアセチル、アセチルアセトン、アセトニルアセトン、ジアセトンアルコール、メシチルオキサイド、クロロアセトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、アセトフェノン等をあげることができる。この中でも、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンが好ましい。これらの溶媒は単独で用いても、任意の混合比で混合して用いてもよい。
〔外側層〕
本発明においては、上述したハードコート層を偏光子の表示素子側に配置する場合、すなわち、偏光子に隣接するハードコート層を内側ハードコート層として配置する場合、本発明の画像表示装置は、偏光子の視認側に外側層を配置した偏光板を有する。
ここで、外側層としては、例えば、外側保護フィルム、外側ハードコート層などが挙げられ、中でも、偏光子の視認側に外側保護フィルムのみを配置する態様(図1(B))や、偏光子の視認側から外側ハードコート層および外側保護フィルムを配置する態様(図1(C)であるのが好ましい。
<外側保護フィルム>
外側保護フィルムとしては、具体的には、例えば、セルロースアシレート系フィルム、(メタ)アクリル系樹脂フィルム、シクロオレフィン系樹脂フィルム、ポリエステル系樹脂フィルム、ポリカーボネート系樹脂フィルム、ポリオレフィン系樹脂フィルム等の熱可塑性樹脂フィルムが挙げられる。
なお、(メタ)アクリル系樹脂は、メタクリル系樹脂とアクリル系樹脂の両方を含む概念であり、アクリレート/メタクリレートの誘導体、特にアクリレートエステル/メタクリレートエステルの(共)重合体も含まれる。また、(メタ)アクリル系樹脂は、メタクリル系樹脂、アクリル系樹脂の他に、主鎖に環構造を有する(メタ)アクリル系重合体も含み、ラクトン環を有する重合体、無水コハク酸環を有する無水マレイン酸系重合体、無水グルタル酸環を有する重合体、グルタルイミド環含有重合体を含む。
これらのうち、加工性や光学性能の観点から、セルロースアシレート系フィルム、(メタ)アクリル樹脂系フィルムであるのが好ましい。
外側保護フィルムとして好適に用いることができるセルロースアシレート系フィルムとしては、各種公知のものを用いることができ、具体的には、例えば、特開2012−076051号公報に記載のもの等を用いることができる。
また、(メタ)アクリル樹脂系フィルムとしては、各種公知のものを用いることができ、具体的には、例えば、特開2010−079175号公報の[0032]〜[0063]段落に記載されるアクリルフィルムや、特開2009−98605号公報の段落[0017]〜[0107]段落に記載されるラクトン環含有重合体等を適宜採用することができる。
(厚み)
外側保護フィルムの厚みは、偏光板の薄型化の観点から、5μm〜40μmであるのが好ましく、10μm〜30μmであるのがより好ましい。
(透湿度)
外側保護フィルムの透湿度は、偏光子より視認側にある層の透湿度が60g/m2/24h以上となる透湿度であれば特に限定されないが、105g/m2/24h以上であるのが好ましく、110〜1000g/m2/24hであるのが好ましい。
<外側ハードコート層>
外側ハードコート層としては、上述したハードコート層と同様のものが挙げられるが、図1(C)に示すように、偏光子の視認側に隣接せずに、外側保護フィルム上に配置されるハードコート層については、塩基解離定数(pKb)の値などについては特に限定されず、特開2009−98658号公報の段落[0190]〜[0196]に記載のものを使用することができる。
〔粘着剤層・接着剤層〕
本発明の画像表示装置が有する偏光板は、後述する液晶セルや有機EL表示パネルとの貼り合せを考慮して、粘着剤層や接着剤層を有していてもよい。
本発明に用いることができる粘着剤や接着剤は、特に限定されず、通常用いる粘着剤(例えば、アクリル系粘着剤など)や接着剤(例えば、ポリビニルアルコール系接着剤など)を用いることができる。
また、本発明に用いることができる粘着剤や接着剤としては、例えば、特開2011−037140号公報の段落[0100]〜[0115]、特開2009−292870号公報の段落[0155]〜[0171]などに記載されている粘着剤を使用することができる。
[表示素子]
本発明の画像表示装置が有する表示素子は特に限定されず、例えば、液晶パネル、有機EL表示パネル、プラズマディスプレイパネル等が挙げられる。
これらのうち、液晶パネル、有機EL表示パネルであるのが好ましい。すなわち、本発明の画像表示装置としては、表示素子として液晶パネルを用いた液晶表示装置、表示素子として有機EL表示パネルを用いた有機EL表示装置であるのが好ましい。
[液晶表示装置]
本発明の画像表示装置の一例である液晶表示装置としては、例えば、液晶セルを有する液晶パネル、および、液晶パネルを挟んで配置される一対の偏光板を有する液晶表示装置であって、一対の偏光板の少なくとも一方が、上述した偏光板で構成される態様が好適に挙げられる。
なお、本発明においては、液晶パネルの両側に設けられる偏光板のうち、視認側の偏光板として上述した偏光板を用いるのが好ましく、視認側およびバックライト側の偏光板として上述した偏光板を用いるのがより好ましい。
〔液晶セル〕
本発明の画像表示装置(液晶表示装置)に利用される液晶セルは、VAモード、OCBモード、IPSモード、又はTNモードであることが好ましいが、これらに限定されるものではない。
TNモードの液晶セルでは、電圧無印加時に棒状液晶性分子が実質的に水平配向し、更に60〜120゜にねじれ配向している。TNモードの液晶セルは、カラーTFT液晶表示装置として最も多く利用されており、多数の文献に記載がある。
VAモードの液晶セルでは、電圧無印加時に棒状液晶性分子が実質的に垂直に配向している。VAモードの液晶セルには、(1)棒状液晶性分子を電圧無印加時に実質的に垂直に配向させ、電圧印加時に実質的に水平に配向させる狭義のVAモードの液晶セル(特開平2−176625号公報記載)に加えて、(2)視野角拡大のため、VAモードをマルチドメイン化した(MVAモードの)液晶セル(SID97、Digest of tech.Papers(予稿集)28(1997)845記載)、(3)棒状液晶性分子を電圧無印加時に実質的に垂直配向させ、電圧印加時にねじれマルチドメイン配向させるモード(n−ASMモード)の液晶セル(日本液晶討論会の予稿集58〜59(1998)記載)及び(4)SURVIVALモードの液晶セル(LCDインターナショナル98で発表)が含まれる。また、PVA(Patterned Vertical Alignment)型、光配向型(Optical Alignment)、及びPSA(Polymer−Sustained Alignment)のいずれであってもよい。これらのモードの詳細については、特開2006−215326号公報、及び特表2008−538819号公報に詳細な記載がある。
IPSモードの液晶セルは、棒状液晶分子が基板に対して実質的に平行に配向しており、基板面に平行な電界が印加することで液晶分子が平面的に応答する。IPSモードは電界無印加状態で黒表示となり、上下一対の偏光板の吸収軸は直交している。光学補償シートを用いて、斜め方向での黒表示時の漏れ光を低減させ、視野角を改良する方法が、特開平10−54982号公報、特開平11−202323号公報、特開平9−292522号公報、特開平11−133408号公報、特開平11−305217号公報、特開平10−307291号公報などに開示されている。
[有機EL表示装置]
本発明の画像表示装置の一例である有機EL表示装置としては、例えば、視認側から、本発明の偏光板と、λ/4機能を有する板(以下、「λ/4板」ともいう。)と、有機EL表示パネルとをこの順で有する態様が好適に挙げられる。
ここで、「λ/4機能を有する板」とは、ある特定の波長の直線偏光を円偏光に(または円偏光を直線偏光に)変換する機能を有する板をいい、例えば、λ/4板が単層構造である態様としては、具体的には、延伸ポリマーフィルムや、支持体上にλ/4機能を有する光学異方性層を設けた位相差フィルム等が挙げられ、また、λ/4板が複層構造である態様としては、具体的には、λ/4板とλ/2板とを積層してなる広帯域λ/4板が挙げられる。
また、有機EL表示パネルは、電極間(陰極および陽極間)に有機発光層(有機エレクトロルミネッセンス層)を挟持してなる有機EL素子を用いて構成された表示パネルである。
有機EL表示パネルの構成は特に制限されず、公知の構成が採用される。
以下に実施例に基づいて本発明をさらに詳細に説明する。以下の実施例に示す材料、使用量、割合、処理内容、処理手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更することができる。したがって、本発明の範囲は以下に示す実施例により限定的に解釈されるべきものではない。
(1)外側保護フィルムの作製
〔TAC−1およびTAC−2の作製〕
<セルロースアシレート溶液T1の調製>
下記の組成物をミキシングタンクに投入し、撹拌して各成分を溶解し、セルロースアシレート溶液T1を調製した。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
セルロースアシレート溶液T1の組成
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
・アセチル置換度2.87、重量平均分子量200,000
のセルロースアセテート 100.0質量部
・化合物(A1) 5.8質量部
・化合物(A2) 1.8質量部
・化合物(U1) 4.0質量部
・メチレンクロライド(第1溶媒) 402.0質量部
・メタノール(第2溶媒) 60.0質量部
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
化合物(A1)としては、下記化合物を用いた。下記構造式中、Rはベンゾイル基を表し、平均置換度が5〜7のものを使用した。
化合物(A2)としては、下記化合物を用いた(Rのそれぞれの構造式と置換度は下記)。
化合物(U1)としては、下記化合物を用いた。
<アクリルレジン溶液P1の調製>
次に、ダイヤナールBR88(三菱レイヨン社製)をメチレンクロライドおよびメタノールに溶解し、上記セルロースアシレート溶液T1と同様の粘度となるように濃度調整して、アクリルレジン溶液P1を調製した。
<共流延フィルムの製膜>
セルロースアシレート溶液T1およびアクリルレジン溶液P1を用いて溶液流延製膜を行い、下記表1の構成となるように剥離性積層フィルムを作製した。
具体的には、2層共流延が可能な流延ギーサーを通して、金属支持体上に、下記表1に記載の層構成となるように流延した。
このとき、金属支持体面側から順に下側層、上側層となるように流延し、各層の粘度は、共流延が可能なように各ドープの組み合わせに応じて適宜、固形分濃度で調整し、均一流延が可能な状態になるように設定した。金属支持体上にある間、ドープを40℃の乾燥風により乾燥して剥離性積層フィルムを形成した後に剥ぎ取り、剥離性積層フィルムの両端をピンで固定し、その間を同一の間隔で保ちつつ105℃の乾燥風で5分間乾燥した。ピンを外した後、更に130℃で20分間乾燥し、積層フィルムの状態で巻き取った。
次いで、下層から上層の薄膜を剥離し、下記表1に記載の膜厚を有するセルロースアシレートフィルムをそれぞれ得た。
〔アクリル系ポリマーフィルムの作製〕
撹拌装置、温度センサー、冷却管および窒素導入管を備えた内容積30Lの反応釜に、41.5質量部のメタクリル酸メチル(MMA)、6質量部の2−(ヒドロキシメチル)アクリル酸メチル(MHMA)、2.5質量部の2−〔2'−ヒドロキシ−5'−メタクリロイルオキシ〕エチルフェニル〕−2H−ベンゾトリアゾール(大塚化学製、商品名:RUVA−93)、重合溶媒として50質量部のトルエン、0.025質量部の酸化防止剤(旭電化工業製、アデカスタブ2112)、および、連鎖移動剤として0.025質量部のn−ドデシルメルカプタンを添加した後、反応釜に窒素を通じつつ、105℃まで昇温させた。
昇温に伴う還流が始まったところで、重合開始剤として0.05質量部のt−アミルパーオキシイソノナノエート(アルケマ吉富製、商品名:ルペロックス570)を添加するとともに、0.10質量部のt−アミルパーオキシイソノナノエートを3時間かけて滴下しながら、約105〜110℃の還流下で溶液重合を進行させ、さらに4時間の熟成を行った。
次に、得られた重合溶液に、環化縮合反応の触媒(環化触媒)として0.05質量部のリン酸2−エチルヘキシル(堺化学工業製、Phoslex A-8)を加え、約90〜110℃の還流下において2時間、環化縮合反応を進行させた後、240℃のオートクレーブにより重合溶液を30分間加熱し、環化縮合反応をさらに進行させた。
次に、反応進行後の重合溶液に、紫外線吸収剤としてCGL777MPA(チバスペシャリティケミカルズ製)を0.94質量部混合した。
次に、得られた重合溶液を、バレル温度240℃、回転速度100rpm、減圧度13.3〜400hPa(10〜300mmHg)、リアベント数1個およびフォアベント数4個(上流側から第1、第2、第3、第4ベントと称する)、先端部にリーフディスク型のポリマーフィルタ(濾過精度5μm、濾過面積1.5m2)を配置したベントタイプスクリュー二軸押出機(Φ=50.0mm、L/D=30)に、樹脂量換算で45kg/時の処理速度で導入し、脱揮を行った。その際、別途準備しておいた酸化防止剤/環化触媒失活剤の混合溶液を0.68kg/時の投入速度で第1ベントの後ろから、イオン交換水を0.22kg/時の投入速度で第3ベントの後ろから、それぞれ投入した。
酸化防止剤/環化触媒失活剤の混合溶液には、50質量部の酸化防止剤(住友化学製スミライザーGS)と、失活剤として35質量部のオクチル酸亜鉛(日本化学産業製、ニッカオクチクス亜鉛3.6%)とを、トルエン質量200部に溶解させた溶液を用いた。
次に、脱揮完了後、押出機内に残された熱溶融状態にある樹脂を押出機の先端からポリマーフィルタによる濾過を伴いながら排出し、ペレタイザーによりペレット化して、主鎖にラクトン環構造を有するアクリル樹脂と紫外線吸収剤とを含む透明な樹脂組成物のペレットを得た。樹脂の重量平均分子量は145000、樹脂および樹脂組成物のガラス転移温度(Tg)は122℃であった。
上記で作製した主鎖にラクトン環構造を有するアクリル樹脂と紫外線吸収剤とを含む透明な樹脂組成物のペレットを、二軸押出機を用いて、コートハンガー型Tダイから溶融押出し、厚さ20μmのアクリル系ポリマーフィルムを作製した。
(2)外側ハードコート層用塗布液の調製
<外側ハードコート層用塗布液(HC−0)の調製>
各成分を表以下に示す組成で作製し、孔径30μmのポリプロピレン製フィルターでろ過して外側ハードコート層用塗布液(HC−0)を調製した。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
外側ハードコート層用塗布液(HC−0)の組成
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
・DPHA(バインダー) 22.9質量部
・PET−30(バインダー) 22.9質量部
・イルガキュア184(光重合開始剤) 1.5質量部
・MEK(溶剤) 45.2質量部
・FP−13(レベリング剤) 0.1質量部
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
外側ハードコート層用塗布液(HC−0)の組成で使用した化合物を以下に示す。
・DPHA:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレートの混合物(日本化薬社製)
・PET30:ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレートの混合物(日本化薬社製)
・イルガキュア184:光重合開始剤(pKb:17,BASF社製)
・FP−13:特開2009−063983号公報[0341]に記載のフッ素系表面活性剤
(3)内側ハードコート層用塗布液の調製
<内側ハードコート層用塗布液(HC−1)の調製>
各成分を表以下に示す組成で作製し、孔径30μmのポリプロピレン製フィルターでろ過して内側ハードコート層用塗布液を調製した。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
内側ハードコート層用塗布液(HC−1)の組成
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
・A−TMMT(バインダー) 45.8質量部
・イルガキュア127(光重合開始剤) 1.5質量部
・MEK(溶剤) 45.2質量部
・ボロン酸化合物 0.3質量部
・レベリング剤 0.1質量部
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
内側ハードコート層用塗布液(HC−1)の組成で使用した化合物を以下に示す。
・A−TMMT:ペンタエリスリトールテトラアクリレート(新中村化学工業社製)
・イルガキュア127:光重合開始剤(pKb:13,BASF社製)
・ボロン酸化合物:下記式で表される化合物1
・レベリング剤:下記表2に記載の繰り返し単位を、下記表2の含有率(モル%)で有する、重量平均分子量160000の共重合体(化合物2)
<内側ハードコート層用塗布液(HC−2)〜(HC−10)の調製>
イルガキュア127の一部または全部に代えて、下記表3に示す光重合開始剤を光重合開始剤Xの含有量が下記表3に示す質量%となるように配合した以外は、内側ハードコート層用塗布液(HC−1)と同様の方法で、内側ハードコート層用塗布液(HC−2)〜(HC−10)を調製した。
具体的には、内側ハードコート層用塗布液(HC−2)については、イルガキュア127(pKb:13,BASF社製)が60質量%となるように、イルガキュア907(pKb:5.6,BASF社製)と合計して1.5質量部配合して調製した。内側ハードコート層用塗布液(HC−3)〜(HC−10)も同様である。
なお、内側ハードコート層用塗布液(HC−6)については、イルガキュア127(pKb:13,BASF社製)およびイルガキュア184(pKb:17,BASF社製)を50:50の質量比で合計して1.5質量部配合して調製した。
(4)偏光子の作製
<偏光子1(厚み:30μm)の作製>
厚さ60μmのポリビニルアルコール(PVA)フィルムを、25℃の純水に60秒間浸漬し、膨潤処理した後、1.30倍に延伸した。得られたフィルムを、水100質量部に対し、0.2質量部のヨウ素と、5質量部のヨウ化カリウムとを含む染色液に、25℃で30秒間浸漬して染色した後、水100質量部に対し、4.3質量部のホウ酸と3質量部のヨウ化カリウムとを含む架橋液に、60℃で80秒間浸漬させながら、元長に対して6倍に延伸した。この延伸フィルムを100℃のオーブンで4分間乾燥させて、厚さ30μmの偏光子を作製した。
<偏光子2(厚み:15μm)の作製>
厚さ40μmのポリビニルアルコール(PVA)フィルムを、25℃の純水に60秒間浸漬し、膨潤処理した後、1.30倍に延伸した。得られたフィルムを、水100質量部に対し、0.2質量部のヨウ素と、5質量部のヨウ化カリウムとを含む染色液に、25℃で30秒間浸漬して染色した後、水100質量部に対し、4.3質量部のホウ酸と3質量部のヨウ化カリウムとを含む架橋液に、60℃で80秒間浸漬させながら、元長に対して8倍に延伸した。この延伸フィルムを100℃のオーブンで4分間乾燥させて、厚さ15μmの偏光子を作製した。
<偏光子3(厚み:8μm)の作製>
厚さ20μmのポリビニルアルコール(PVA)フィルムを、25℃の純水に60秒間浸漬し、膨潤処理した後、1.30倍に延伸した。得られたフィルムを、水100質量部に対し、0.3質量部のヨウ素と、7.5質量部のヨウ化カリウムとを含む染色液に、25℃で30秒間浸漬して染色した後、水100質量部に対し、4.3質量部のホウ酸と3質量部のヨウ化カリウムとを含む架橋液に、60℃で80秒間浸漬させながら、元長に対して8倍に延伸した。この延伸フィルムを100℃のオーブンで4分間乾燥させて、厚さ8μmの偏光子を作製した。
<偏光子4(厚み:5μm)の作製>
厚さ20μmのポリビニルアルコール(PVA)フィルムを、25℃の純水に60秒間浸漬し、膨潤処理した後、1.30倍に延伸した。得られたフィルムを、水100質量部に対し、0.3質量部のヨウ素と、7.5質量部のヨウ化カリウムとを含む染色液に、25℃で30秒間浸漬して染色した後、水100質量部に対し、4.3質量部のホウ酸と3質量部のヨウ化カリウムとを含む架橋液に、60℃で80秒間浸漬させながら、元長に対して12倍に延伸した。この延伸フィルムを100℃のオーブンで4分間乾燥させて、厚さ5μmの偏光子を作製した。
〔実施例1〜20および比較例1〜10〕
<偏光板の作製>
(外側ハードコート層の形成)
上記で作製した外側保護フィルムを支持体とし、支持体上に、外側ハードコート層用塗布液(HC−0)を、ダイコート法にて塗布した。室温で120秒、さらに60℃で150秒乾燥の後、窒素パージ(酸素濃度0.5%以下)しながら、160W/cmの空冷メタルハライドランプ(アイグラフィックス(株)製)を用いて、照度400mW/cm2、照射量150mJ/cm2の紫外線を照射して塗布層を硬化させ、外側ハードコート層を形成した。乾燥後の外側ハードコート層の厚みは3μmであった。
(鹸化処理)
次いで、外側保護フィルムとしてTAC−1およびTAC−2を用いた態様については、作製した外側保護フィルムの外側ハードコート層を設けていない側の表面を2.3mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液に、55℃で3分間浸漬した。
次いで、室温の水洗浴槽中で洗浄し、30℃で0.05mol/Lの硫酸を用いて中和した。
その後、再度、室温の水洗浴槽中で洗浄し、さらに100℃の温風で乾燥した。
このようにして、外側保護フィルムについて表面の鹸化処理を行った。
(偏光板の作製)
次いで、外側保護フィルムとしてTAC−1およびTAC−2を用いた態様については、外側保護フィルムに上述した鹸化処理を施した表面に、ポリビニルアルコール系接着剤を用いて、下記表4に示す偏光子の片側に貼り付けた。この際、偏光子の透過軸と外側層の遅相軸とは平行するように配置した。
一方、外側保護フィルムとしてアクリル系ポリマーフィルムを用いた態様については、外側保護フィルムの外側ハードコート層を有してない側の表面に、下記エポキシ系接着剤組成物を用いて、下記表4に示す偏光子の片側に張り付けた。この際、偏光子の透過軸と外側層の遅相軸とは平行するように配置した。
〈エポキシ系接着剤組成物〉
・3,4−エポキシシクロヘキシルメチル 3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート 40質量部
・ビスフェノールA型エポキシ樹脂 60質量部
・ジフェニル[4−(フェニルチオ)フェニル]スルフォニウム ヘキサフルオロアンチモネート(カチオン重合開始剤) 4.0質量部
・ベンゾインメチルエーテル(光増感剤) 1.0質量部
(内側ハードコート層の形成)
次いで、偏光子の外側層とは反対側の表面上に、特開2006−122889号公報の実施例1に記載のスロットダイを用いたダイコート法で、下記表4に示す種類の内側ハードコート層用塗布液(HC−1)〜(HC−10)を搬送速度24m/分の条件で塗布し、60℃で60秒乾燥させた。その後、さらに窒素パージ下(酸素濃度約0.1%)で160W/cmの空冷メタルハライドランプ(アイグラフィックス(株)製)を用いて、照度400mW/cm2、照射量390mJ/cm2の紫外線を照射して塗布層を硬化させ、巻き取った。硬化層の膜厚が2μmになるよう塗布量を調整した。このようにして、偏光板を作製した。
〔耐久性の評価〕
上記で作製した実施例および比較例の各偏光板について、I3 -の吸収の裾にあたる波長410nm、およびI3 -・I2の吸収の裾にあたる波長680nmにおける偏光子の直交透過率を下記に記載した方法で測定した。その後、60℃、相対湿度90%の環境下で1000時間保存した後に、波長410nm、および波長680nmで同様の手法で直交透過率を測定した。経時前後の直交透過率の変化を求め、これを偏光子の耐久性として下記の評価基準に当てはめ、表4にその結果を記載した。
<直交透過率の測定>
各実施例、比較例の偏光板を、ガラスの上に貼り付けたサンプル(5cm×5cm)を2つ作製した。この際、偏光板保護層がガラスと反対側(空気界面)側になるように貼り付けた。直交透過率測定はこのサンプルの偏光板保護層の側を光源に向けてセットして日本分光(株)製自動偏光フィルム測定装置VAP−7070を用いて測定した。2つのサンプルをそれぞれ測定し、その平均値を直交透過率とした。
<評価基準>
A:直交透過率の変化が、0.01%未満
B:直交透過率の変化が、0.01%以上、0.1%未満
C:直交透過率の変化が、0.1%以上、1.0%未満
D:直交透過率の変化が、1.0%以上
以上の結果から、偏光子に隣接するハードコート層を、塩基解離定数pKbが8以上の光重合開始剤Xを含み、かつ、光重合開始剤Xの含有量が、光重合開始剤の全質量に対して60質量%以上である硬化性組成物(HC−1〜HC−6)を用いてハードコート層を形成した実施例1〜20の偏光板は、いずれも偏光子の耐久性が良好となることが分かった。
特に、実施例1〜20の対比から、光重合開始剤Xの含有量が、光重合開始剤の全質量に対して100質量%である硬化性組成物(HC−1およびHC−4〜HC−6)を用いてハードコート層を形成した実施例は、偏光子の耐久性がより良好となることが分かった。
1 ハードコート層
2 偏光子
3 表示素子
4 外側保護フィルム
5 外側ハードコート層
6 外側層
10 画像表示装置

Claims (4)

  1. 視認側から、偏光板および表示素子をこの順で有する画像表示装置であって、
    前記偏光板が、偏光子と、前記偏光子に隣接して配置されるハードコート層とを有し、
    前記ハードコート層が、重合性モノマーおよび光重合開始剤を含有する硬化性組成物を硬化させて得られる層であり、
    前記光重開始剤が、塩基解離定数pKbが8以上の光重合開始剤Xを含み、
    前記光重合開始剤Xの含有量が、前記光重合開始剤の全質量に対して60質量%以上であり、
    前記偏光子より視認側にある層の透湿度が60g/m2/24h以上である、画像表示装置。
  2. 前記偏光板が、視認側から、外側層、前記偏光子および前記ハードコート層をこの順で有する、請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記偏光子の厚みが、2μm〜20μmである請求項1または2に記載の画像表示装置。
  4. 前記表示素子が、液晶パネルまたは有機EL表示パネルである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
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