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JP2016012620A - プリドープ剤、リチウムイオンキャパシタ用正極、並びにリチウムイオンキャパシタ及びその製造方法 - Google Patents

プリドープ剤、リチウムイオンキャパシタ用正極、並びにリチウムイオンキャパシタ及びその製造方法 Download PDF

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JP2016012620A JP2014132590A JP2014132590A JP2016012620A JP 2016012620 A JP2016012620 A JP 2016012620A JP 2014132590 A JP2014132590 A JP 2014132590A JP 2014132590 A JP2014132590 A JP 2014132590A JP 2016012620 A JP2016012620 A JP 2016012620A
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直人 安田
Naoto Yasuda
直人 安田
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Abstract

【課題】リチウムイオンキャパシタに用いられる新規なプリドープ剤、リチウムイオンキャパシタ用正極、並びにリチウムイオンキャパシタ及びその製造方法を提供する。【解決手段】本発明のプリドープ剤は、リチウムイオンキャパシタに用いられ、式:LiaMebOc(4.5≦a≦6.5、0.5≦b≦1.5、3.5≦c≦4.5、Me:Co、Mn、Fe、Alの群から選ばれる1種以上)で表されるリチウム金属複合酸化物を有する。【選択図】なし

Description

本発明は、プリドープ剤、リチウムイオンキャパシタ用正極、並びにリチウムイオンキャパシタ及びその製造方法に関する。
一般に、キャパシタは静電容量により電荷を蓄え又は電荷を放出する蓄電器である。キャパシタにおける、電気の充放電の作用機序は、主として電極への電荷の吸脱着による。この作用機序は電気化学反応を伴わないため、キャパシタの安定性は高く、また、キャパシタにおける電荷移動は速い。
キャパシタには、電解液を具備するものがあり、そのようなものとして、電気二重層キャパシタが知られている。電気二重層キャパシタにおいては、電極間に電位差が生じると、正極であれば正極と電解液との界面に電解液のアニオンが層状に整列し、負極であれば負極と電解液との界面に電解液のカチオンが層状に整列する。これらの層状態は静電容量を有しており、当該状態が電気二重層キャパシタの充電状態である。
また、電解液を具備するキャパシタとして、電気二重層キャパシタのほかに作動電圧を向上させたリチウムイオンキャパシタが知られている。リチウムイオンキャパシタは、正極が上記電気二重層キャパシタと同様の電極であり、負極がリチウムイオン二次電池の負極と同様の材料でできた電極であり、電解液が一般のリチウムイオン電池用電解液であるキャパシタのことを意味する。
リチウムイオンキャパシタの負極には、あらかじめリチウムイオンがドープされる(リチウムイオンのプリドープ)。リチウムイオンのドープにより、負極の電位が低下するため、正極と負極との間の電位差が大きくなり、リチウムイオンキャパシタは高電圧を示す。
リチウムイオンキャパシタの負極にLiをドープするために、特許文献1に示されているように、リチウム含有遷移金属酸化物を含むプリドープ層を正極に積層し、このプリドープ層を負極に対向させた状態で電解液に浸すと、プリドープ層からLiイオンが放出されて負極にLiがドープされる。
リチウムイオンキャパシタが、正極と負極とを複数積層した積層体を備える場合には、特許文献2に開示されているように、積層体の一端側にリチウム金属箔を配置して、正極集電体及び負極集電体にイオン通過用の貫通孔を形成することが提案されている。リチウム金属箔から放出されるLiイオンは、積層体の一端側から貫通孔を通じて積層方向に移動されるため、積層される全ての負極に対してスムーズにLiイオンをドープすることが可能となる。
しかしながら、正極及び負極の各集電体に貫通孔が形成されていると、各集電体の電気収集有効面積が減り、リチウムイオンキャパシタは高い容量を発揮できない。
また、正極と負極の積層体の一端側にリチウム金属箔を配置してLiイオンをドープさせる場合、積層体の中のすべての負極にLiイオンを均一にドープさせるためには、長いドープ時間が必要とされる。しかし、その場合、リチウムイオンキャパシタの製造に時間を要してしまう。
そこで、特許文献3では、ドープ可能な材料及びリチウム金属を溶剤存在下で混合してスラリーとなし、このスラリーを集電体に塗布することでキャパシタの電極を得ることが開示されている。この電極は、ドープ可能な材料とリチウム金属とがよりよく接触、分散するため、簡便に短時間で効率的にドープできる。
一方、特許文献4には、リチウムイオンキャパシタではないが、リチウムイオン二次電池の正極に、初期充放電効率の高い材料に、LiFeOなどの初期充放電効率が低い材料を混合することで、初期充電時に十分な量の不可逆容量を負極活物質に与えることが開示されている。
しかし、リチウムイオンキャパシタは、リチウムイオン二次電池と蓄電の仕組みが正極において大きく異なる。このため、特許文献4に開示されたリチウムイオン二次電池用正極に使用された初回充放電効率の低い材料を、主にアニオンの吸着反応で蓄電するリチウムイオンキャパシタ用正極にそのまま使用することはできない。
特開2000−36325号公報 特許第5220510号公報 特開2012−74189号公報 国際公開第2012/165212号
発明者は鋭意探求をし、リチウムイオンキャパシタに用いられる新規なプリドープ剤を開発した。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、リチウムイオンキャパシタに用いられる新規なプリドープ剤、リチウムイオンキャパシタ用正極、並びにリチウムイオンキャパシタ及びその製造方法を提供することを課題とする。
本発明のプリドープ剤は、リチウムイオンキャパシタに用いられるプリドープ剤であって、前記プリドープ剤は、式:LiMe(4.5≦a≦6.5、0.5≦b≦1.5、3.5≦c≦4.5、Me:Co、Mn、Fe、Alの群から選ばれる1種以上)で表されるリチウム金属複合酸化物を有することを特徴とする。
本発明のリチウムイオンキャパシタ用正極は、上記記載のプリドープ剤と正極活物質とを有する。
本発明のリチウムイオンキャパシタは、正極活物質及び金属酸化物を有する正極と、負極活物質を有する負極と、電解質とを有し、前記正極の前記金属酸化物は、前記記載のプリドープ剤から充電時に生成し、且つ、前記リチウム金属複合酸化物を表す前記式の中のMeを含むことを特徴とする。
本発明のリチウムイオンキャパシタの製造方法は、上記に記載のプリドープ剤、及び正極活物質を有する正極と、負極活物質を有する負極と、電解質とをもつキャパシタに、初回充電を行うことで、前記正極活物質及び前記プリドープ剤から放出されたリチウムイオンを前記負極活物質にドープさせるとともに前記正極に前記プリドープ剤から前記リチウム金属複合酸化物を表す前記式の中のMeを含み且つ分解によって前記式の中のMeを含む金属酸化物を生成させることを特徴とする。
本発明は上記構成を具備するため、リチウムイオンキャパシタに用いられる新規なプリドープ剤、リチウムイオンキャパシタ用正極、並びにリチウムイオンキャパシタ及びその製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係るプリドープ剤、リチウムイオンキャパシタ用正極、並びにリチウムイオンキャパシタ及びその製造方法について詳細に説明する。
(プリドープ剤)
本発明のプリドープ剤は、リチウムイオンキャパシタに用いられ、式:LiMe(4.5≦a≦6.5、0.5≦b≦1.5、3.5≦c≦4.5、Me:Co、Mn、Fe、Alの群から選ばれる1種以上)で表されるリチウム金属複合酸化物を有する。
本発明のプリドープ剤は、リチウムイオンキャパシタに用いられる。本発明のプリドープ剤は、リチウムイオンキャパシタの正極に添加されて初回充電を行うことで、負極活物質にLiイオンがプリドープされる。「初回充電」とは、キャパシタ組み付け後に最初に行われる充電をいう。「ドープ」とは、負極活物質にLiイオンが吸蔵、インターカレーション、担持、又は合金化することをいう。「プリドープ」は、リチウムイオンキャパシタ使用前に予め負極活物質にLiイオンをドープすることをいう。
即ち、リチウムイオンキャパシタの正極にプリドープ剤を添加して初回充電を行うと、プリドープ剤から多量のLiイオンが放出される。プリドープ剤から放出されたLiイオンは、負極活物質にドープされる。一方、正極と電解液との界面に、電解液中のアニオンが吸着する、いわゆる通常のキャパシタの充電反応が生じる。ここで、負極は、初回充電時にプリドープ剤からLiイオンが供給されるため、2回目以降の充電時の負極電位がプリドープ剤なしで充電した場合よりも低くなり、Liの電位に近づく。このため、2回目以降の充放電時に正負極間の電位差が大きくなり、充放電時の電圧を高くすることができる。
初回充電後に、リチウムイオンキャパシタの初回放電を行う。「初回放電」は、初回充電後に行う放電をいう。リチウムイオンキャパシタの初回放電を行うと、正極と電解液との界面に吸着したアニオンは、電解液に放出される。一方で、負極活物質からは正極から電解液に放出されたアニオンと同じ量のLiイオンが電解液に放出され、放出されないLiイオンは負極活物質内部に残留する。電解液に放出されたLiイオンは電解液に放出されたアニオンと結合して電解塩となる。
上記リチウム金属複合酸化物は、Liを含む。このリチウム金属複合酸化物は、高電圧下で分解して、Liを放出する。リチウム金属複合酸化物がLiMnOである場合を例にとって、高電圧下で生じる分解反応を以下の式(1)、(2)に示す。
LiMnO→ 3LiO + MnO・・・・(1)
3LiO+MnO → 6Li+ 3/2 O↑ + MnO+ 6e-・・・・(2)
上記の式(1)、(2)で例示された分解反応は、不可逆反応である。放出したLiは、リチウム金属複合酸化物の分解生成物である金属酸化物に吸蔵されない。このリチウム金属複合酸化物は、不可逆容量が大きいため、充電時に多くのLiを放出しておきながら、放電時にはLiを殆ど吸収しない。かかるリチウム金属複合酸化物は、多くのLiを負極にドープし得る材料である。
このように、本発明のプリドープ剤を用いたリチウムイオンキャパシタは、充電時には、正負極間で、正極活物質と負極活物質との電位差に、Liの移動による電位差も加わる。充電時の正負極間の電位差(電圧)を高くすることができる。
また、初回充電により、上記リチウム金属複合酸化物からLiが離脱して、金属酸化物が生成される。この金属酸化物は、正極の中に安定に留まり、その後の充放電に支障を与えない。このため、初回充電後に、そのままリチウムイオンキャパシタとして用いることができる。
また、本発明のプリドープ剤は、正極活物質とともに正極に含められて使用される。リチウムイオンキャパシタが正極と負極を複数積層した積層型である場合には、充電時には、それぞれの正極の中のプリドープ剤からLiイオンが放出されて負極にLiイオンがドープされる。このため、正極集電体及び負極集電体のいずれにも、Li通過用の貫通孔を形成する必要がない。穴開け加工も不要となり、製造コストを低くすることが可能である。また、各正極の中のプリドープ剤からLiイオンが放出されるため、各負極に均一に安定にLiイオンをドープすることができる。従来のようにリチウム金属箔を正極と負極の積層体の一端側に配置してLiイオンをドープさせる必要はなく、ドープ時間を短くすることができる。
本発明のプリドープ剤は、式:LiMe(4.5≦a≦6.5、0.5≦b≦1.5、3.5≦c≦4.5、Me:Co、Mn、Fe、Alの群から選ばれる1種以上)で表されるリチウム金属複合酸化物を有する。リチウム金属複合酸化物は、リチウムコバルト系金属酸化物、リチウムマンガン系金属酸化物、リチウム鉄系金属酸化物、リチウムアルミニウム系金属酸化物の群から選ばれる1種以上からなるとよい。
プリドープ剤に用いられるリチウム金属複合酸化物は、LiCoO、LiMnO、LiFeO、及びLiAlOの群から選ばれる少なくとも1種からなることがよい。これらのLiのドープ可能な理論容量は、LiCoO:977mAh/g、LiMnO:1001mAh/g、LiFeO:867mAh/g、及びLiAlO:1066mAh/gである。LiMnOの理論容量は上記リチウム金属複合酸化物の中では2番目に大きい。またLiMnOはLiFePOやLiCoOと比較すると大気中での安定性が最も高い。
本発明のプリドープ剤は、正極活物質とともに正極に含めて用いられる。正極におけるプリドープ剤中の上記リチウム金属複合酸化物の含有量は、負極活物質にドープ可能なLiを有する量以下とすることがよい。上記リチウム金属複合酸化物は、逆蛍石結晶構造を有しているとよい。上記リチウム金属複合酸化物は、Liの含有比率が多く、また、含有しているLiの多くを充電時に放出し得る。上記リチウム金属複合酸化物は、安価である。このため、上記リチウム金属複合酸化物は、Liをプリドープするために非常に有効な成分である。本発明のプリドープ剤は、比較的少ない量の上記リチウム金属複合酸化物で多量のLiを放出し得るため、優れたドープ性能をもつ。
前記プリドープ剤を有する正極を用いたリチウムイオンキャパシタに充電をしたときに、プリドープ剤は、分解によって前記リチウム金属複合酸化物を表す前記式の中のMeを含む金属酸化物を生成させ得ることが好ましい。かかる金属酸化物は、式:Me(0.5≦d≦3.5、0.5≦e≦4.5、Me:Co、Mn、Fe、Alの群から選ばれる1種以上)で表されることが好ましい。金属酸化物は、例えば、コバルト酸化物、マンガン酸化物、鉄酸化物、アルミニウム酸化物が挙げられる。コバルト酸化物は、CoO、Co、Coなどがあげられる。マンガン酸化物は、MnO、Mn、Mn、MnOなどがある。鉄酸化物は、FeOなどが挙げられる。アルミニウム酸化物は、Al、AlOなどが挙げられる。
金属酸化物の金属Meは、Co、Mn、Fe、Alの群から選ばれる1種以上からなる。金属Meは、取り得る最大価数よりも小さい価数をもつ事が好ましい。取り得る最大価数よりも小さい価数をもつMeを有する金属酸化物は、酸素存在下で酸素を吸収して、金属酸化物中の金属元素の価数が増加して最大価数に向かう。
前記プリドープ剤を有する正極を用いたリチウムイオンキャパシタの初回充電における、プリドープ剤の電位は、4.3V(Li参照極基準)以上、好ましくは4.5V(Li参照極基準)以上であることが好ましい。初回充電では、プリドープ剤から金属酸化物を生成させ得る。2回目以降の充電電位については特に限定されないが、高電位では電解液成分の分解が問題となるため、4.3V(Li参照極基準)以下 好ましくは4.2V以下が良い。
上記の式(1)、(2)で表される反応は、電位が高い場合に進行しやすく、リチウム金属複合酸化物が生成しやすくなる。リチウム金属複合酸化物の充電電位は、例えば、LiCoO:4.3V(Li基準電位)、LiMnO:4.5V(Li基準電位)、LiFeO:4.3V(Li基準電位)、LiAlO:5.0V(Li基準電位)である。
プリドープ剤の初回充電容量に対する初回放電容量の比率を初回充放電効率としたときに、プリドープ剤の初回充放電効率は、30%以下がよい。更に、20%以下が好ましく、10%以下が最も好ましい。プリドープ剤の初回充放電効率の下限は、1%がよい。プリドープ剤を構成しているリチウム金属複合酸化物の多くは、初回充電によって分解する。初回充電時に不可逆的にLiを放出し、負極活物質にLiをプリドープする。このため、本発明のプリドープ剤の初回充放電効率は、従来に比べて低い。
上記リチウム金属複合酸化物の平均粒径は20μm以下であることがよい。更には、上記リチウム金属複合酸化物の平均粒径は15μm以下が好ましく、更には10μm以下が最も好ましい。この場合、プリドープ剤を正極活物質とともに正極を構成し、これを電池に組み入れて充電を行ったときに、電池の充電反応が進みやすくなる。ゆえに、多量のLiを放出して、負極活物質の不可逆容量を補填することができる。
上記リチウム金属複合酸化物の平均粒径は、取り扱い易さの点から、0.2μm以上、更には0.5μm以上、1μm以上であることが好ましい。平均粒径は、メジアン径を示し、レーザ回折式粒度分布測定法によって計測できる。「平均粒径」は、リチウム金属複合酸化物の二次粒子の平均粒径をいう。
プリドープ剤は、上記の式(1)で表されるリチウム金属複合酸化物に加えて、炭素材料を含んでいることがよい。上記リチウム金属複合酸化物は、それ自体は導電性が低い。炭素材料は、導電性を有する。上記リチウム金属複合酸化物を、導電性を有する炭素材料と併存することで、上記リチウム金属複合酸化物に電圧が印加されやすくなる。リチウム金属複合酸化物を出発物質とする上記反応が効果的に進行し、リチウム金属複合酸化物はLiを放出しやすくなる。
本発明のプリドープ剤において、上記リチウム金属複合酸化物に、炭素材料を併存させる形態として、以下の1)炭素コート、又は2)炭素複合化がある。
1)炭素コートの形態において、プリドープ剤は、前記リチウム金属複合酸化物を有するコア部と、前記コア部を被覆しているとともに炭素材料を有する皮膜とからなることが好ましい。リチウム金属複合酸化物を有するコア部は、炭素材料を有する皮膜により被覆されるため、プリドープ剤の導電性が向上する。このため、充電時にコア部の内部まで高電圧が付加されて、リチウム金属複合酸化物の多くが分解される。プリドープ剤は、多量のLiを放出することができる。また、皮膜は、薄い膜とすることができ、プリドープ剤の中のリチウム金属複合酸化物を有するコア部の比率を高く維持できる。このため、正極の中でのプリドープ剤の含有量をさほど増加させることなく、Liの放出量を増やすことができる。
コア部の表面を皮膜で被覆する方法としては、CVD(化学蒸着法)、固相反応法などが挙げられる。上記1)の方法を採用する場合、プリドープ剤全体を100質量%としたときに、リチウム金属複合酸化物の含有量は80質量%以上99.5質量%以下であり、炭素材料の含有量は0.5質量%以上20質量%以下であることが好ましい。上記1)の方法を採用する場合、炭素材料は、例えば、黒鉛(人造黒鉛、天然黒鉛など)、非晶質炭素などを用いることができ、中でも、黒鉛を用いることが好ましい。
皮膜の厚みは、1nm以上500nm以下であることがよく、更に2nm以上100nm以下であることが好ましい。この場合には、コア部全体を確実に皮膜で覆うとともに、コア部への大気の進入を確実に抑制できる。皮膜の厚みが薄すぎると、コア部全体が皮膜で覆われず、キャパシタ未使用時にコア部に大気中の湿気が進入してコア部を構成しているリチウム金属複合酸化物が分解反応を生じてLi量が減少するおそれがある。皮膜が厚すぎると、リチウム金属複合酸化物の量が相対的に減少して、Liの放出量が低下するおそれがある。
上記1)において、コア部の表面を皮膜で被覆する場合には、プリドープ剤全体を100質量%としたときに、リチウム金属複合酸化物の含有量は50質量%以上99.8質量%以下であり、炭素材料の含有量は0.2質量%以上、50質量%以下であることが好ましい。
2)炭素複合化の形態において、プリドープ剤は、前記リチウム金属複合酸化物と、炭素材料とを複合化してなることが好ましい。「複合化」とは、リチウム金属複合酸化物からなる粒子と前記炭素材料とが互いに混合されて近接ないし接触した状態とすることをいう。その結果、炭素材料は、リチウム金属複合酸化物の表面に点在している。炭素材料とリチウム金属複合酸化物とは複合化により、互いに混合され微粉砕されて、互いに接触していることがよい。さらには、炭素材料とリチウム金属複合酸化物とが凝集して多くの接触点をもつことがよい。これにより、リチウム金属複合酸化物への導電パスが多く形成されて、充電時にリチウム金属複合酸化物が分解されやすくなる。炭素材料とリチウム金属複合酸化物とを複合化するために、ミリング及び加熱処理を行うとよい。ミリングを行うときには、不活性ガス中で行うとよい。上記2)の方法を採用する場合、炭素材料は、ケッチェンブラック、アセチレンブラックなどを用いるとよい。
2)炭素複合化の形態において、前記リチウム金属複合酸化物の平均粒径は0.5μm以上20μm以下であることがよく、炭素材料の平均粒径は2μm以上100μm以下であることがよい。さらに、前記リチウム金属複合酸化物の平均粒径は0.5μm以上1μm以下であることがよく、炭素材料の平均粒径は5μm以上50μm以下であることが好ましい。この場合には、リチウム金属複合酸化物と炭素材料とが互いに混合して接触し合い、リチウム金属複合酸化物と炭素材料との接触面積が増加する。導電性のよい炭素材料を通じて、リチウム金属複合酸化物に効果的に電子が供給されやすくなり、リチウム金属複合酸化物の分解反応が活発に行われ、リチウム金属複合酸化物から多量のLiを放出することができる。炭素複合化の形態において、リチウム金属複合酸化物と炭素材料は、それぞれの一次粒子が集合して二次粒子を形成しているとよい。
上記2)において、リチウム金属複合酸化物と炭素材料を複合化する場合には、プリドープ剤全体を100質量%としたときに、リチウム金属複合酸化物の含有量は50質量%以上99.5質量%以下であり、炭素材料の含有量は0.5質量%以上、50質量%以下であることが好ましい。
上記の1)炭素コート、2)炭素複合化のうち、1)炭素コートがよい。1)炭素コートの方が2)炭素複合化に比べて少ない量の炭素材料でリチウム金属複合酸化物を被覆することができる。このため、プリドープ剤中のリチウム金属複合酸化物の含有量を多くすることができ、より多くのLiを供給し得るプリドープ剤となる。また、1)炭素コートでは、リチウム金属複合酸化物を有するコア部が炭素材料を有する皮膜で被覆されるため、リチウム金属複合酸化物が大気に直接接触しにくくなる。リチウム金属複合酸化物は湿気に晒されると、分解反応を起こしやすくなる。このため、リチウム金属複合酸化物を有するコア部の全表面を、炭素材料を有する皮膜で被覆することで、リチウム金属複合酸化物を湿気から保護することができる。
(リチウムイオンキャパシタ用正極)
本発明のリチウムイオンキャパシタ用正極は、正極活物質と、上記のプリドープ剤とを有する正極材料からなることがよい。かかる正極材料を、Liを含まない負極活物質を有する負極と組み合わせてリチウムイオンキャパシタを構成する。このリチウムイオンキャパシタに充電を行うと、プリドープ剤中のリチウム金属複合酸化物が不可逆的に分解してLiを放出する。放出されたLiは負極活物質にドープされる。正極活物質から放出されたLiの多くは負極活物質にドープされる。負極活物質にドープされたLiは、負極の電位を下げて正負極間の電位差(電圧)を大きくする。リチウムイオンキャパシタの電圧を高くすることができる。
プリドープ剤は、負極活物質にLiをドープするために用いられるため、充電前のプリドープ剤の含有量は、基本的には、負極活物質の充電容量による。
正極材料の中の正極活物質の質量とプリドープ剤の質量との合計を100質量%としたときに、充電前のプリドープ剤の質量比は、1質量%以上50質量%以下であることがよく、更には、2質量%以上20質量%以下であることが好ましい。プリドープ剤と負極活物質との相対容量比にもよるが、プリドープ剤の上記質量比が過少の場合には、充電時のLiの放出量が少なすぎ、負極活物質にLiを十分にドープすることができない場合がある。プリドープ剤の上記質量比が過大である場合には、負極活物質が受け入れ可能なLi量を上回る量のLiが正極から放出されるおそれがある。
リチウムイオンキャパシタの正極材料に含まれる正極活物質は、リチウムイオンと、例えばテトラフルオロボレートのようなアニオンを可逆的に担持できる物質からなるとよい。かかる正極活物質としては、比表面積の大きなものがよく、例えば、種々のものが使用できるが、例えば、活性炭を用いるとよい。
正極材料は、更に、結着剤及び/又は導電助剤を含むとよい。導電助剤及び結着剤は、特に限定はなく、リチウムイオンキャパシタで使用可能なものであればよい。正極材料に含まれる結着剤は正極活物質及び導電助剤を集電体の表面に繋ぎ止める役割を果たすものである。結着剤としては、通常の電気二重層キャパシタ又はリチウムイオンキャパシタに用いられるものであればよく、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、フッ素ゴム等の含フッ素樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂、ポリイミド、ポリアミドイミド等のイミド系樹脂、アルコキシシリル基含有樹脂を例示することができる。正極材料中の結着剤の配合割合は、質量比で、正極活物質:結着剤=1:0.005〜1:0.3であるのが好ましい。
正極材料に含まれる導電助剤は、正極の導電性を高めるために添加される。そのため、導電助剤は、正極の導電性が不足する場合に任意に加えればよく、電極の導電性が十分に優れている場合には加えなくても良い。導電助剤としては、通常の電気二重層キャパシタ又はリチウムイオンキャパシタに用いられるものであればよく、炭素質微粒子であるカーボンブラック、天然黒鉛、人造黒鉛、アセチレンブラック、ケッチェンブラック(登録商標)、気相法炭素繊維(Vapor Grown Carbon Fiber:VGCF)、および各種金属粒子などが例示される。これらの導電助剤を単独または二種以上組み合わせて正極材料に添加することができる。正極材料中の導電助剤の配合割合は、質量比で、正極活物質:導電助剤=1:0.01〜1:0.5であるのが好ましい。
正極用の集電体は、電気の放電又は充電の間、電極に電流を流し続けるための化学的に不活性な電子高伝導体をいう。集電体としては、通常の電気二重層キャパシタ又はリチウムイオンキャパシタに用いられるものであればよく、銀、銅、金、アルミニウム、タングステン、コバルト、亜鉛、ニッケル、鉄、白金、錫、インジウム、チタン、ルテニウム、タンタル、クロム、モリブデンから選ばれる少なくとも一種、並びにステンレス鋼などの金属材料を例示することができる。集電体は公知の保護膜で被覆されていても良い。
集電体は箔、シート、フィルム、線状、棒状、メッシュなどの形態をとることができる。そのため、集電体として、例えば、銅箔、ニッケル箔、アルミニウム箔、ステンレス箔などの金属箔を好適に用いることができる。集電体が箔、シート、フィルム形態の場合は、その厚みが1μm〜100μmの範囲内であることが好ましい。
集電体の表面を正極材料で被覆するには、ロールコート法、ダイコート法、ディップコート法、ドクターブレード法、スプレーコート法、カーテンコート法などの従来から公知の方法を用いて、集電体の表面に正極材料を塗布すればよい。正極材料は、具体的には、正極活物質、及び、必要に応じて結着剤、導電助剤を含む正極活物質層形成用組成物を調製し、この組成物に適当な溶剤を加えてペースト状にしてから、集電体の表面に塗布後、乾燥する。溶剤としては、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、メタノール、メチルイソブチルケトン、水を例示できる。
(リチウムイオンキャパシタ)
本発明のリチウムイオンキャパシタは、正極活物質及び金属酸化物を有する正極と、負極活物質を有する負極と、電解質とを有し、前記正極の前記金属酸化物は、前記プリドープ剤から初回充電時に生成し、且つ前記リチウム金属複合酸化物を表す前記式の中のMeを含むことが好ましい。初回充電時に、正極内のプリドープ剤のリチウム金属複合酸化物が分解して多量のLiが不可逆的に放出され、これが負極活物質にドープされる。リチウム金属複合酸化物が分解すると、金属酸化物が生成される。充電後には、正極は、リチウム金属複合酸化物から生成した金属酸化物を含む。なお、プリドープ反応は初回の充電のみに起こるため、以降の充電電圧については電解液の分解が起こりにくい4.3V(Li参照極基準)以下でよい。
正極は、集電体と、正極活物質を有し集電体の表面を被覆する正極材料とからなるとよい。正極材料は、正極活物質と、充電時に上記プリドープ剤から生成した金属酸化物を含む。金属酸化物は、初回の充電によってプリドープ剤のリチウム金属複合酸化物が分解して生成した化合物である。この金属酸化物は、リチウム金属複合酸化物に含まれていたMeを含み、且つ前記Meの価数が最大価数よりも小さいことが好ましい。
前記正極に含まれる金属酸化物は、式:Me(0.5≦d≦3.5、0.5≦e≦4.5、Me:Co、Mn、Fe、Alの群から選ばれる1種以上)で表されるとよい。金属酸化物は、例えば、コバルト酸化物、マンガン酸化物、鉄酸化物、アルミニウム酸化物が挙げられる。コバルト酸化物は、CoO、Co、Coなどがあげられる。マンガン酸化物は、MnO、Mn、Mn、MnOなどがある。鉄酸化物は、FeOなどが挙げられる。アルミニウム酸化物は、Al、AlOが挙げられる。これらの金属酸化物に含まれるMeのうちAl以外の酸化物は、とり得る価数の中で最大価数よりも小さい価数をもつ。これらの金属酸化物が酸素存在下で酸化されると、元素の価数は最大価数に向かう。最大価数の金属元素をもつ酸化型金属酸化物は、CoO、MnO、Feが挙げられ、これらは正極に存在してもキャパシタの反応には何ら関与しないため、正極に存在してもよい。
充電後の正極は、上記金属酸化物を有する。正極に含まれるプリドープ剤の上記リチウム金属複合酸化物の多くは、初回充電によって上記金属酸化物になる。初回充電後の正極は、一部にリチウム金属複合酸化物が残ることもあるが、多くは上記金属酸化物になる。
充電前の正極に含まれるプリドープ剤を100質量%としたときに、例えば、充電後の正極に残るプリドープ剤は40質量%以下であり、更に20質量%以下であるとよい。
前記正極に含まれる前記金属酸化物の粒子断面の構造は、隙間を有することが好ましい。この隙間は、充電時に、酸素ガスが放出されたときに生成した連通孔である。また、初回充電時には、プリドープ剤からなる粒子が、酸素放出やLi放出により収縮する。Li放出により生成した金属酸化物の粒子の間には、隙間が形成される。粒子間に隙間があると、酸素ガスと金属酸化物の接触面積が増え、酸素ガスの吸収性能が向上する。このため、安全性の高いリチウムイオンキャパシタを構成することができる。
(リチウムイオンキャパシタの製造方法)
本発明のリチウムイオンキャパシタの製造方法は、前記記載のプリドープ剤、及び正極活物質を有する正極と、負極活物質を有する負極と、電解質とをもつキャパシタに、初回充電を行うことで、前記正極活物質及び前記プリドープ剤から放出されたリチウムイオンを前記負極活物質にドープさせるとともに前記正極に前記プリドープ剤から前記リチウム金属複合酸化物を表す前記式の中のMeを含む金属酸化物を生成させることが好ましい。
充電時に、プリドープ剤の中のリチウム金属複合酸化物からLiイオンが放出される。式:LiMe(4.5≦a≦6.5、0.5≦b≦1.5、3.5≦c≦4.5、Me:Co、Mn、Fe、Alの群から選ばれる1種以上)で表されるリチウム金属複合酸化物は、Liを放出すると分解して他の化合物に変化するため、一旦放出したLiイオンを吸蔵しない。一方、正極活物質はLiイオンの吸着と脱離とを繰り返す。リチウム金属複合酸化物を有するプリドープ剤及び正極活物質をもつ正極をキャパシタに用いて、充電を行うことで、リチウム金属複合酸化物からLiイオンが放出され、放出されたLiイオンは負極活物質にドープされる。
充電後の正極は、リチウム金属複合酸化物から充電により生成し得る金属酸化物を含む。正極に含まれる上記リチウム金属複合酸化物の多くは、初回充電によって、金属酸化物になる。この金属酸化物は、上記のように、Co、Mn、Fe、Alの群から選ばれる1種以上からなるMeを含む事が好ましい。
前記初回充電時の正極電位は、4.3V(Li参照極基準)以上、更には4.5V(Li参照極基準)以上であることが好ましい。リチウム金属複合酸化物は高電位においてLiイオンを多量に放出することができるからである。プリドープを行った後の2回目以降の充電時の正極電位については、正極活物質に適した電位とすればよく、特に限定されない。
プリドープ剤の理論容量を100%としたときに、初回充電は60%以上、さらには80%以上の容量まで行うことがよい。これにより、プリドープ剤に含まれるLiの多くを負極にドープさせることができる。
リチウムイオンキャパシタの負極は、負極活物質を有する。負極は、一般に、集電体と、集電体を被覆しているとともに負極活物質を有する負極材料とからなるとよい。リチウムイオンキャパシタの負極に用いられる負極活物質は、リチウムイオンを吸蔵及び放出し得る物質からなるとよい。かかる負極活物質としては、例えば、炭素含有物質が挙げられる。炭素含有物質は、天然黒鉛、人造黒鉛などの黒鉛、難黒鉛化性炭素、易黒鉛化炭素などが挙げられる。
負極材料は、負極活物質を有するほか、必要に応じて導電助剤及び結着剤が含まれる。負極材料の導電助剤及び結着剤は、正極材料の導電助剤及び結着剤と同様のものを用いることができる。
本発明のリチウムイオンキャパシタに用いられる電解質は、例えば、有機溶媒と電解質とを有する非水系電解液であることがよい。非水系電解液に用いられる有機溶媒は、公知のエチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネートなどが挙げられる。電解質は、過塩素酸リチウム、LiPF、LiBF、LiCFSOなどのリチウム塩を用いると良い。電解液1リットルの中の電解質の濃度は、0.5mol/L以上1.7mol/L以下であるとよい。
本発明のリチウムイオンキャパシタは、必要に応じてセパレータを有していてもよい。セパレータは、一対の正負極間を互いに隔離し、両極の接触による電流の短絡を防止するためのものである。セパレータとしては、通常の電気二重層キャパシタ又はリチウムイオンキャパシタに用いられるものであればよく、ポリテトラフルオロエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリイミド、ポリアミド、ポリアラミド(Aromatic polyamide)、ポリエステル、ポリアクリロニトリル等の合成樹脂、セルロース、アミロース等の多糖類、フィブロイン、ケラチン、リグニン、スベリン等の天然高分子、ガラス繊維、セラミックスなどの電気絶縁性材料を1種若しくは複数用いた多孔体、不織布、織布などを挙げることができる。また、セパレータは多層構造としてもよい。本発明の電解液は粘度がやや高く極性が高いため、水などの極性溶媒が浸み込みやすい膜が好ましい。具体的には、存在する空隙の90%以上に水などの極性溶媒が浸み込む膜がさらに好ましい。セパレータの厚みは、5〜100μmが好ましく、10〜80μmがより好ましく、20〜60μmが特に好ましい。
本発明のリチウムイオンキャパシタの形状は特に限定されるものでなく、円筒型、角型、コイン型、ラミネート型等、種々の形状を採用することができる。
本発明のリチウムイオンキャパシタは、車両に搭載してもよい。車両は、その動力源の全部あるいは一部にキャパシタによる電気エネルギーを使用している車両であればよく、たとえば、電気車両、ハイブリッド車両などであるとよい。キャパシタを搭載する機器としては、車両以外にも、パーソナルコンピュータ、携帯通信機器など、電池で駆動される各種の家電製品、オフィス機器、産業機器などが挙げられる。さらに、本発明のキャパシタは、風量発電、太陽光発電、水力発電その他電力系統の蓄電装置及び電力平滑化装置、船舶等の動力及び/又は補機類の電力供給源、航空機、宇宙船等の動力及び/又は補機類の電力供給源、電気を動力源に用いない車両の補助用電源、移動式の家庭用ロボットの電源、システムバックアップ用電源、無停電電源装置の電源、電動車両用充電ステーションなどにおいて充電に必要な電力を一時蓄える蓄電装置に用いてもよい。
以上、本発明のリチウムイオンキャパシタの実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲において、当業者が行い得る変更、改良等を施した種々の形態にて実施することができる。
(正極1)
正極活物質として、比表面積が2000m/gの市販活性炭を用いた。正極活物質用活性炭粉末85重量部、アセチレンブラック粉体5重量部、PVDF10重量部をNMP溶媒を用いて混合し、スラリーを調製した。得られたスラリーを厚さ20μm のアルミニウム箔片面に固形分にして約7mg/cm程度になるよう塗工し、乾燥、プレスすることにより正極1を得た。
(正極2)
正極活物質用活性炭粉末55重量部、カーボン被覆LiMnO粉末30重量部、アセチレンブラック粉体5重量部、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)10重量部をNMP溶媒を用いて混合し、スラリーを調製した。活性炭粉末とカーボン被覆LiMnO粉末の合計質量を100質量%としたときに、カーボン被覆LiMnO粉末の質量は、35質量%であった。得られたスラリーを厚さ20μmのアルミニウム箔片面に固形分にして約11mg/cm程度になるよう塗工し、乾燥、プレスすることにより正極2を得た。尚、LiMnOはCVD法によってカーボン被覆をした。カーボン被覆のために、装置としてロータリーキルンを用い、炭素源としてアセチレンガスを用い、処理温度は600℃、処理時間は30分とした。LiMnOとカーボンの質量比は、元素分析によって98:2であった。
<正極の容量測定>
上記正極1および正極2を、1.5cm×2.0cmのサイズに切り出し、評価用正極とした。この正極と、対極として1.5cm×2.0cmサイズの金属リチウムとを、厚さ50μmのポリエチレン製不織布をセパレータとして介在させて、アルミラミネート式の容量測定用セルを組んだ。
電解液は、電解質LiPFを、非水溶媒に溶解して調製した。非水溶媒は、エチレンカーボネート(EC)とジメチルカーボネート(DMC)とからなり、これらの配合比は体積比でEC:DMC=1:3であった。電解液中のLiPFの濃度は1.2mol/Lであった。
正極1を用いた容量測定用セルについて、充電電流1mAにて4.2V(Li対極基準)まで充電しその後定電圧充電を行い、総充電時間1時間経過した後、1mAにて2.5V(Li対極基準)まで放電を行った。その結果、表1に示すように、正極1の充電容量21mAh/g、放電容量は20mAh/gであった。この充電容量は、活性炭表面に電解液中のPF -アニオンが吸着することにより生じた容量であると考えられる。
正極2を用いた容量測定用セルについて、充電電流1mAにて4.5V(Li対極基準)まで充電しその後定電圧充電を行い、総充電時間1時間経過した後、1mAにて2.5V(Li対極基準)まで放電を行った。その結果、表1に示すように、正極2の充電容量は271mAh/g、放電容量は17mAh/gであった。
このことから正極2では254mAh/gの容量相当のリチウムを負極に残す、つまり負極にリチウムをプリドープすることが可能である。
(負極)
黒鉛と、バインダーとしてのPVDFとを、重量比97:3で混合し、NMP溶媒を用いてスラリーを調製した。黒鉛の比表面積は18m/gであり、平均粒径は4μmであった。得られたスラリーを厚さ18μmの銅箔片面に固形分にして約7mg/cm程度になるように塗布し、乾燥、プレスすることにより負極を得た。
<負極の容量測定>
負極を1.5cm×2.0cmサイズに切り出し、評価用負極とした。対極として1.5cm×2.0cmサイズの金属リチウムを用いた。厚さ5 0μmのポリエチレン製不織布をセパレータとして用いた。電解液は、上記正極の容量測定用セルの電解液と同様である。正極と負極との間にセパレータを介在させて、電解液を入れて、アルミラミネート式の容量測定用セルを組んだ。
容量測定用セルについて充電電流1mAにて0.1V(Li対極基準)まで充電し、その後定電圧充電を行い、総充電時間1時間経過後、1mAにて2.5V(Li対極基準)まで放電を行った。その結果を表1に示した。表1において、不可逆容量は、初回充電容量と初回放電容量との差である。初回充放電効率は、初回充電容量に対する初回放電容量の比率を百分率(%)で示した値である。
表1に示すように、負極の充電容量は420mAh/g、放電容量は310mAh/gであった。この充電容量は、負極としての黒鉛にリチウムがインターカレーションすることにより生じた容量である。放電容量は、負極からリチウムが放出されることにより生じた容量であり、負極の可逆容量に相当する。
負極の不可逆容量は110mAh/gあった。不可逆容量は、負極表面にSEIと呼ばれる電解液の分解膜が作られることによって、副反応の電流が流れたためであると考えられる。
Figure 2016012620
(比較例1)
正極1と負極、参照極として金属Liを組み合わせて、比較例1のキャパシタを構成した。電解液は、上記正極の容量測定に用いた電池の電解液と同様である。
比較例1のキャパシタについて、充電電流1mAにて4.1V(Li参照極極基準)まで充電しその後定電圧充電を行い、総充電時間1時間経過後、1mAにて2.5V(Li参照極基準)まで放電を行った。その結果、初回充電容量は正極の塗布重量あたり19mAh/gであり、初回放電容量は16mAh/gであった。得られたキャパシタの正負極の重量当たりのエネルギー密度は11.1mWgであった。
比較例1のキャパシタの正極及び負極の容量変化と電位(Li参照極基準)変化を測定して充放電曲線をもとめたところ、容量と電位とが充電終了電圧2.8V、放電終了電圧0.2Vの間で比例関係をもって変化した。電解質LiPF中のリチウムが負極にインターカレートして負極の電位は下がり、正極はアニオンの吸着で電位が上昇した。
(実施例1)
正極2と負極、参照極として金属Liを組み合わせて、実施例1のリチウムイオンキャパシタを構成した。電解液は、上記正極の容量測定に用いた電池の電解液と同様である。
実施例1のリチウムイオンキャパシタについて、充電電流1mA にて4.5V(Li参照極基準)まで充電しその後定電圧充電を行い、総充電時間1 時間経過後、充電を完了させることで負極へのLiのプリドープを行った。その後、1mAにて2.5V(Li参照極基準)まで放電を行った。その結果、初回充電容量は正極2の重量あたり278mAh/gであり、初回放電容量は正極2の重量あたり18mAh/gとなり負極にLiのプリドープが行われたことを確認した。
次に、比較例1と同様に充電電流1mAにて4.1V(Li参照極極基準)まで充電しその後定電圧充電を行い、総充電時間1時間経過後、1mAにて2.5V(Li参照極基準)まで放電を行うことで容量の測定を行った。
その結果、初回充電容量は正極の重量あたり16mAh/gであり、初回放電容量は16mAh/gであった。得られたキャパシタの正負極の重量当たりのエネルギー密度は28mW/gであった。
実施例1のリチウムイオンキャパシタでは正極から負極にリチウムがプリドープされているので負極の電位は2回目の充電前に0.1V(Li参照極基準)付近となっており、その後に充放電しても0.1V(Li参照極基準)を維持していた。負極はLiがドープされていて、放電してもLiが残っているので電位が低かった。また、放電時も負極が低い電位を維持しているので、正極の電位と負極の電位の差であるキャパシタの電圧は充電前で2.5V、充電終了時には4.0Vと高く維持される。
このようにLiMnOを添加した正極2では初回充電時に負極にリチウムがプリドープされるために負極の電位が低下し、キャパシタの起電力が大幅に上昇する。このため同じ重量の比較例1と実施例1のキャパシタを用いた場合で2倍以上の高いエネルギーを貯蔵することが可能となった。
Figure 2016012620

Claims (19)

  1. リチウムイオンキャパシタに用いられるプリドープ剤であって、
    式:LiMe(4.5≦a≦6.5、0.5≦b≦1.5、3.5≦c≦4.5、Me:Co、Mn、Fe、Alの群から選ばれる1種以上)で表されるリチウム金属複合酸化物を有することを特徴とするプリドープ剤。
  2. 前記リチウム金属複合酸化物は、LiCoO、LiMnO、LiFeO、及びLiAlOの群から選ばれる少なくとも1種からなる請求項1記載のプリドープ剤。
  3. 前記リチウム金属複合酸化物は、逆蛍石結晶構造をもつ請求項1又は2に記載のプリドープ剤。
  4. 前記リチウム金属複合酸化物に加えて、更に、炭素材料を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載のプリドープ剤。
  5. 前記リチウム金属複合酸化物を有するコア部と、前記コア部を被覆する前記炭素材料を有する皮膜とからなる請求項4記載のプリドープ剤。
  6. 前記リチウム金属複合酸化物と前記炭素材料とを複合化してなる請求項4記載のプリドープ剤。
  7. 前記リチウム金属複合酸化物は、20μm以下の平均粒径をもつ請求項1〜6のいずれか1項に記載のプリドープ剤。
  8. 前記プリドープ剤を有する正極を用いたリチウムイオンキャパシタに充電を行った時に、前記式中のMeを含み且つ分解によって前記式の中のMeを含む金属酸化物を生成させ得る請求項1〜7のいずれか1項に記載のプリドープ剤。
  9. 前記金属酸化物は、式:Me(0.5≦d≦3.5、0.5≦e≦4.5、Me:Co、Mn、Fe、Alの群から選ばれる1種以上)で表される請求項8記載のプリドープ剤。
  10. 前記プリドープ剤の初回充電容量に対する初回放電容量の比率を初回充放電効率としたときに、プリドープ剤の初回充放電効率は、30%以下である請求項1〜9のいずれか1項に記載のプリドープ剤。
  11. 前記プリドープ剤を有する正極を用いたリチウムイオンキャパシタの初回充電における、前記プリドープ剤の電位は、4.3V(Li参照極基準)以上である請求項1〜10のいずれか1項に記載のプリドープ剤。
  12. 前記プリドープ剤の電位は、4.5V(Li参照極基準)以上である請求項11記載のプリドープ剤。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のプリドープ剤と正極活物質とを有することを特徴とするリチウムイオンキャパシタ用正極。
  14. 正極活物質及び金属酸化物を有する正極と、負極活物質を有する負極と、電解質とを有し、
    前記正極の前記金属酸化物は、請求項1〜12のいずれか1項に記載のプリドープ剤から充電時に生成し、且つ、前記リチウム金属複合酸化物を表す前記式の中のMeを含むことを特徴とするリチウムイオンキャパシタ。
  15. 前記金属酸化物は、式:Me(0.5≦d≦3.5、0.5≦e≦4.5、Me:Co、Mn、Fe、Alの群から選ばれる1種以上)で表される請求項14記載のリチウムイオンキャパシタ。
  16. 前記正極に含まれる前記金属酸化物の粒子断面の構造は、隙間を有する請求項14又は15に記載のリチウムイオンキャパシタ。
  17. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のプリドープ剤、及び正極活物質を有する正極と、負極活物質を有する負極と、電解質とをもつキャパシタに、初回充電を行うことで、前記正極活物質及び前記プリドープ剤から放出されたリチウムイオンを前記負極活物質にドープさせるとともに前記正極に前記プリドープ剤から前記リチウム金属複合酸化物を表す前記式の中のMeを含み且つ分解によって前記式の中のMeを含む金属酸化物を生成させることを特徴とするリチウムイオンキャパシタの製造方法。
  18. 前記初回充電時の正極電位は、4.3V(Li参照極基準)以上である請求項17記載のリチウムイオンキャパシタの製造方法。
  19. 前記初回充電時の正極電位は、4.5V(Li参照極基準)以上である請求項18記載のリチウムイオンキャパシタの製造方法。
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