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JP2016012206A - 口座保護システムおよび該システムを利用した振込みならびに出金方法 - Google Patents

口座保護システムおよび該システムを利用した振込みならびに出金方法 Download PDF

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JP2016012206A
JP2016012206A JP2014132886A JP2014132886A JP2016012206A JP 2016012206 A JP2016012206 A JP 2016012206A JP 2014132886 A JP2014132886 A JP 2014132886A JP 2014132886 A JP2014132886 A JP 2014132886A JP 2016012206 A JP2016012206 A JP 2016012206A
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邦友 大西
Kunitomo Onishi
邦友 大西
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Hitachi Systems Ltd
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Abstract

【課題】高齢者等の口座所有者に対して、口座からの不正な振込みや高額の出金を防止し、後見人のような信用できる者の監視の下に口座を保護する。
【解決手段】保護対象とする預貯金口座の口座所有者に関するデータを口座保護対象者データベースに格納し、この口座の操作権限を分離して委託される者を権限受託者として前記データベースに登録し、権限受託者の認証コードを生成し、口座所有者からの振込要求または出金要求もしくは権限委託者からの応答を受け付け、振込要求に係る振込先の許諾または出金要求に係る出金金額の許諾それぞれの可否を権限受託者に問い合わせ、振込先または出金金額に関する情報を前記データベースに対して更新し、振込先または出金金額に関する情報もしくは許諾に関する情報を口座所有者および権限受託者へ通知し、許諾された振込要求または出金要求を金融機関の預貯金システムへ依頼する口座保護システムを提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、預貯金口座からの振込みや出金を監視してその口座を保護するシステムに関する。
金融機関の預貯金口座には、通常1口座につき1個人のパスワードが設定され、保護が図られている。また、様々な詐欺事件等から個人資産を守るため、金融機関では一定額以上の出金や振込みを、本人確認の目的から銀行窓口の処理のみに限定する、または、生態認証が可能なATMに限定するなどの処置を講じている。
また、昨今の多発する振り込め詐欺などを防止するため、出金や振込みを自己名義の預貯金口座から行う場合であっても、第三者に許諾または承認を求めるシステム等がいくつか提案されている。例えば、特許文献1には、口座に予め登録されている許諾者が出金上限額や出金可能期間など許諾条件の登録を行い、口座所有者が手続きを行う際の出金金額がこの許諾条件に適う場合のみその出金手続きを許諾する方式が記載されている。特許文献2には、口座所有者が自口座から振込みを行う際に、その口座に設定されている振込金額の上限を超える振込みの場合には、その口座に予め登録されている第三者へ振込み承認要求を通知して振込内容を判断させる振込方法が記載されている。
特開2007−219885号公報 特開2007−316959号公報
特許文献1に記載の方式では、口座所有者の出金時毎に事前に許諾者に対して連絡し、許諾者がその出金に対する許諾を許諾記録として入力しておく必要があり、両者にとって手間がかかる。また、許諾者の本人認証が確実に行われないと、場合によっては、許諾者に振り込め詐欺犯人グループがなりすますようなケースも想定され、課題が残る。
特許文献2に記載の方法では、振込金額が口座に設定されている上限値を超えている場合にのみ第三者に通知が行くため、上限値未満の比較的小額の架空請求であるような詐欺には対応できない。また、高額の引出し(出金)を行う場合の対策については言及されていない。
また、両者共に、口座所有者の操作内容に対して第三者が許諾を与える方式であるところ、この第三者として後見人のような立場の者に口座操作の権限を分割することにより、口座所有者の金融資産の保護を図るようにすることまで想定していない。
本発明に係る口座保護システムは、上記課題を解決するために、保護対象とする預貯金口座の口座所有者に関するデータを口座保護対象者データベースに格納し、この口座の操作権限を分離して委託される者を権限受託者として前記データベースに登録し、権限受託者の認証コードを生成し、口座所有者からの振込要求または出金要求もしくは権限委託者からの応答を受け付け、振込要求に係る振込先の許諾または出金要求に係る出金金額の許諾それぞれの可否を権限受託者に問い合わせ、振込先または出金金額に関する情報を前記データベースに対して更新し、振込先または出金金額に関する情報もしくは許諾に関する情報を口座所有者および権限受託者へ通知し、許諾された振込要求または出金要求を金融機関の預貯金システムへ依頼する機能を備える口座保護システムを提供する。
本発明に係る口座保護システムにより、口座所有者に対して後見人のような信頼のおける者に口座の操作権限を分離委託し、口座所有者による振込みや出金の状況を監視できるようにして、特に高齢者に対して振り込め詐欺や安易な過度の出金等を防止する機能を奏する。また、この口座保護システムは、既存の各金融機関の預貯金システムとは独立したシステム形態として構築することができ、既存の各金融機関の預貯金システムに対してシステム変更等の影響を及ぼさない(たとえ生じても最小限に抑えることができる)という効果を奏する。
図1は、本発明の各実施例に共通するシステム構成の概要を示す図である。 図2は、実施例1における処理動作のフローチャートを示す図である。 図3は、実施例2における処理動作のフローチャートを示す図である。 図4は、実施例3における処理動作のフローチャートを示す図である。
以下、本発明の実施形態として、実施例1から実施例3について順に説明する。
それに先立ち、本発明の各実施例に共通するシステム構成の概要を説明する。図1は、そのシステム構成の概要を示した図である。
本発明の中心となる口座保護システムは、主に、既存の各金融機関における預貯金システム(以下、「預貯金システム」と略す)とは独立したシステム形態である。口座保護のための各処理を実行する処理部1、その各処理のための実行プログラム、その各処理を実行するために必要となるデータおよびデータベース(以下で説明する、「口座保護対象者データベース」を含む)を格納する記憶部2、および、その各処理の処理結果ならびに通知等に必要な文書等を出力する出力部3から構成される。
第1入出力部は、金融機関に預貯金口座を所有する者(以下、「口座所有者」という)が、実施例1に係る保護口座設定登録処理、実施例2に係る振込処理および実施例3に係る出金処理等を行う際に利用する手段である。それぞれの処理に対して、操作手順や処理結果等を表示する表示部5、操作入力を行う入力部6、および、処理結果等を出力する出力部7から構成される。例えば、各金融機関のATMやコンビニエンスストアのATMなどが、これに相当する。
そして、この第1入出力部は、実施例1に係る保護口座設定登録処理については口座保護システムと、実施例2に係る振込処理および実施例3に係る出金処理等については口座保護システムまたは口座保護システムを介して預貯金システムと、それぞれ必要なやり取りを行うことになる。
第2入出力部は、保護対象の口座においてその口座の操作権限を分離して委託された権限受託者が、実施例1から実施例3における操作を行う際に利用する手段である。それぞれの処理に対して、操作手順や処理結果等を表示する表示部8、操作入力を行う入力部9、および、処理結果等を出力する出力部10から構成される。各金融機関やコンビニエンスストア等のATM、または権限委託者が保有する自宅等のパソコン(PC)に代表されるネットワークに接続可能な情報端末などが、これに相当する。
そして、この第2入出力部は、上記の実施例1から実施例3の各処理について口座保護システムと必要なやり取りを行うことになる。
預貯金システムは、上記の実施例1から実施例3の各処理について、口座保護システムを介して口座所有者からの各種要求に応じた必要なやり取りを行うことになる。すなわち、口座保護システムは、預貯金システムに対して前処理的に口座を保護する機能を奏し、実施例1から実施例3で示すとおり、預貯金システム内の処理に対して影響を及ぼすものではない。
既存の各金融機関の預貯金システムにあっては、種々の構成部(処理部、記憶部、入力部、出力部および表示部等)を備えているところであるが、図1では、口座保護システムを介して口座所有者からの各種要求を処理する主体となる処理部4のみを代表して示すことに留めている。
なお、図1では、口座保護システム、第1入出力部、第2入出力部および預貯金システム相互間のデータ等のやり取りは直接行うような形式(構成)で図示しているが、これに限定されるものではなく、第1および第2の各入出力部が存在する場所(上記例示した場所)等を考慮すると、上記相互間に通信ネットワークが介在することも当然含まれる構成である。特に、口座保護システムと預貯金システムの間には、全銀システムのようなデータ通信ネットワークが介在することも当然想定される構成である。
実施例1は、口座の操作権限を分離する保護口座を設けるに当たり、口座所有者とは別に、口座の操作権限を分離して委託する者(以下、「権限受託者」という)を設定登録する処理を示す。図2は、その設定登録処理のフローチャートを示した図である。図1に示したシステム構成に基づき、このフローチャートによる処理内容を説明する。
口座所有者が、第1入出力部が備える入力部6(例えば、金融機関やコンビニエンスストア等に設置されたATM等)から、自らの口座に対する操作権限を分離して委託するための分離登録要求を行う。この時、口座保護システムは、口座所有者からの要求に応答して、入力部6の入力画面(表示部5)にメニュー形式等によりこの分離登録要求に必要なデータ入力を促す。この入力データとしては、所有する口座に関する情報(例えば、金融機関名、口座番号、口座所有者名(名義人名)、等)、分離した操作権限を委託する対象者(すなわち、権限受託者)に関する情報(例えば、氏名、続柄、連絡先の電話番号およびメールアドレス等)が挙げられる。
口座保護システムは、口座の操作権限の分離登録要求に係る入力情報を受け取ると、ステップS101として、依頼者所有の口座に対して、操作権限の分離登録処理を開始する。
次に、ステップS102として、口座保護システムは、システム内に備える口座保護対象者データベース(以下、「口座保護対象者DB」という)に登録されている依頼者が所有する口座に対して、権限受託者を認証するための仮ID(以下、単に「仮ID」という)を生成する。
また、ステップS103として、口座保護システムは、口座所有者が操作した第1入出力部へ仮IDの発行完了を通知する。この発行完了の通知は、口座所有者が操作した第1入出力部の表示部5に適宜表示されるか、もしくは第1入出力部の出力部7から適宜プリントアウトされる。
併せて、ステップ103として、口座保護システムは、口座所有者が入力した操作権限の委託対象者に関する情報を使って、その委託対象者に対し権限受託者としての登録手続きの依頼を通知する。この依頼の仕方としては、例えば、電話番号の場合には、自動音声等により電話をかけて通知する。また、メールアドレスの場合には、電子メールとしてパソコン(PC)や携帯電話といった情報端末に送信する。
ここで、操作権限の委託対象者としては、後見人的立場にある、例えば、口座所有者の親戚縁者や口座所有者から信頼を受けている関係者等が挙げられる(以下、総称して「後見人」とする)。
後見人は、上記のように、電話や情報端末を介して権限受託者としての登録手続きの依頼を受け取る。また、口座保護システムは、この依頼時に、依頼メッセージ(依頼者名、依頼内容等)と共に、権限受託者の仮IDおよび口座保護システムへのアクセス方法等を併せて通知する。
そこで、この依頼を受けた後見人は、ステップS104として、第2入出力部(例えば、自己所有の情報端末や金融機関等のATM)が備える入力部9を使って、権限受託者としての本登録を行う。具体的に、後見人は、まず口座保護システムに対して通知された仮IDを用いてアクセスする。次に、口座保護システムからの指示に従い、対象となる口座の権限受託者として、本IDによる本登録を行う。
口座保護システムは、ステップS105として、後見人が入力した本IDにより仮IDを書き換えて口座保護対象者DBへ登録する。これにより、本IDの登録処理を完了する。この本IDは、後見人を権限受託者として認証するために必要な認証コードである。
次いで、口座保護システムは、ステップ106として、本IDの登録完了の通知処理および権限受託者カードの発行処理を実行する。
続くステップ107として、口座保護システムは、自らの出力部3から権限受託者の登録が完了した旨を記載した通知文書を作成(プリントアウト)する。この通知文書は、口座所有者宛に郵送等により送付される(この際において、必要に応じて、今後の口座取り扱い等に関する案内文書等を適宜作成し、併せて郵送することも可能である。)。なお、この登録完了通知に関しては、口座所有者において電子的に受け取り可能であれば、電子メール等による通知に替えることも可能である。
以上のように、口座所有者にとっては、自らの口座に対して口座の操作権限を分離して委託した後見人(権限受託者)が登録されることにより、口座の保護が図られ安全を期することができる。
また、ステップ108として、口座保護システムは、自らの出力部3から権限受託者認証用の本ID及び権限受託者カードを発行する。この本ID及び権限受託者カードは、権限受託者宛に郵送等により送付される。なお、権限受託者を認証するために、本IDは必須の要件となるが、権限受託者カードは任意の要件に留めることができる。
これにより、権限受託者として登録された後見人は、以降、口座所有者が振込みや出金(引出し)要求をする場合に、その許諾の可否を判断し、所有者口座の保護に関与することになる。その際には、後見人が権限受託者であることの確認のために、通知された本ID(必要に応じて、パスワードも含めて)を使用する。また、必要に応じて権限受託者カードを使用することもできる。
以上の処理フローおよび図2からも明らかなように、口座保護システムによる権限受託者の登録処理は、各金融機関の預貯金システムに対して何らのアクセスを発生させるものではなく、預貯金システム内の処理に影響を及ぼすものではない。
図3は、振込処理時において、口座保護システムにより口座保護のための処理を実行する際のフローチャートを示した図である。図1に示したシステム構成に基づき、このフローチャートによる処理内容を説明する。
振込処理を行うに当たり、振込人(口座所有者)は、第1入出力部からその表示部5および入力部6を使用して振込操作を行う。この時の振込操作としては、振込みに使用する口座に関するキャッシュカードの入力、操作画面に沿いIDや暗証番号、パスワードといった認証コードの入力、振込先の継続利用有無の指定等がある。
口座保護システムは、ステップS201として、この振込操作による振込要求を受け付け、続くステップS202として、この振込要求を行った本人が口座保護対象者であるか否かを、口座保護対象者DBを参照して判定する。口座保護システムは、口座保護対象者でないと判定した場合(No)、ステップS203として、その振込要求を直に預貯金システムへ橋渡しして通知する。他方、口座保護システムは、口座保護対象者であると判定した場合(Yes)、ステップS205として、振込要求に係る振込先が口座保護対象者DBに登録済みであるか否かを、口座保護対象者DBを参照して判定する。
この振込先が口座保護対象者DBに登録済みである場合(Yes)、口座保護システムは、振込先として問題なしと判定し、ステップS206として、振込要求を預貯金システムへ橋渡しして通知する。他方、登録済みでない場合(No)、口座保護システムは、ステップS207として、振込人(口座所有者)に対し振込み拒否の通知を行う。これにより、第1入出力部の表示部5には振込みを拒否する通知が表示される。併せて、口座保護システムは、権限受託者である後見人に対しアラームを通知する。具体的には、後見人が持つ電話またはPCなどの情報端末へアラームが送信される。これにより、後見人は、その振込先への振込み行為の可否ひいては振込先の登録の必要性についての判断が求められていることを認識する。
後見人が、振込人(口座所有者)によるその振込先への振込みには問題がなく、その振込先を口座保護対象者DBに登録する必要があると判断すると(Yes)、手持ちのPCなどの情報端末や金融機関等のATMなどを利用して、登録必要を口座保護システムへ返信する。この時併せて、権限受託者認証用のID(実施例1の本ID)および必要に応じて適宜設定したパスワードを共に返信する。
この返信を受け取った口座保護システムは、ステップS209として、この返信をした後見人が、当該口座に対して登録された権限受託者であるか否かを、口座保護対象者DBを参照して確認する。これには、登録要求と共に送られてきた権限受託者認証用のID(実施例1の本ID)および必要に応じて適宜設定したパスワードを、口座保護対象者DBを参照してチェックする。
他方、後見人が、振込人(口座所有者)によるその振込先への振込みには問題が有って振込先の登録は必要ないと判断すると(No)、手持ちのPCなどの情報端末や金融機関等のATMなどを利用して、登録不要を口座保護システムへ返信する。この時併せて、権限受託者認証用のID(実施例1の本ID)および必要に応じて適宜設定したパスワードを共に返信する。
この返信を受け取った口座保護システムは、ステップS208として、振込操作を無効にし、振込人(口座所有者)に対して振込み拒否を通知する。この拒否通知は、第1入出力部の表示部5により表示される(図3に示す処理A)。このように、後見人によるチェックを通して不審な振込先への振込みを防止して、振込人(口座所有者)の口座を保護することができる。
次に、権限受託者として後見人の操作権限の確認が取れた場合(Yes)、口座保護システムは、ステップS210として、振込先の登録を実行することにより口座保護対象者DBに当該振込先を登録する。
また併せて、口座保護システムは、ステップS212として、振込人(口座所有者)に対しては、振込先の登録完了および再度の振込要求を通知し、後見人に対しては、振込先の登録完了を通知する。具体的に、振込人(口座所有者)に対しては、第1入出力部の表示部5から登録完了の表示および再度の振込要求を促す表示が行われる。また、後見人に対しては、後見人が持つ電話またはPCなどの情報端末に登録完了の表示などが行われる。
この振込先の登録後、ステップS213として、口座保護システムは、振込人(口座所有者)により再度の振込要求が実行されたか否かを判定する。口座保護システムは、実行済みまで待機し(No)、実行済みとなると(Yes)、ステップS214として、振込操作時の指定情報に基づいて当該振込先を今後継続して利用するか否かを判定する。継続利用をする場合(Yes)、口座保護システムは、ステップS215として、一連の振込先登録処理を終了する。継続利用をしない場合(No)、口座保護システムは、ステップS216として、口座保護対象者DBからこの振込先を削除して、一連の振込先登録処理を終了する。
他方、操作権限の確認が取れなかった場合(No)、口座保護システムは、ステップS211として、当該振込操作を無効にし、振込人(口座所有者)に対して振込み拒否を通知する。この振込み拒否の通知は、第1入出力部の表示部5により表示される(図3に示す処理A)。このように、後見人の確認が取れなかった場合にも、安全を期するために振込操作を無効にして、振込人(口座所有者)の口座を保護することできる。
ステップS212による振込先の登録完了および再度の振込要求の表示を確認した振込人(口座所有者)は、ステップS204として、再度振込操作を行うことになる(ステップS201)。今度はステップS205において、口座保護システムは、振込先を登録済みと判定し(Yes)、ステップS206として、預貯金システムに対して振込要求を橋渡しして通知する。
預貯金システムは、ステップS217として、口座保護システムの上記ステップS203またはステップS206を介して振込人(口座所有者)から受け取った振込要求に基づいて、正規の振込処理を実行するのみである。ここで、図3では、預貯金システムは口座保護システムからステップS203またはステップS206の2本の経路から振込要求を受け取るが、それぞれの振込要求から受け取るデータの内容については相違はない。このように、口座保護システムによる振込先の登録等の処理は、預貯金システムに対して何らのアクセスを発生させるものではなく、預貯金システム内の処理に影響を及ぼすものではない。
正規の振込処理が完了すれば、預貯金システムから口座保護システムを経由して、振込処理完了が振込人(口座所有者)に通知される。この通知を受けて、第1入出力部の表示部5には振込完了の表示がなされる。
図4は、出金処理時において、口座保護システムにより口座保護動作を実行する際のフローチャートを示した図である。図1に示したシステム構成に基づき、このフローチャートによる処理内容を説明する。
出金処理を行うに当たり、口座所有者は、第1入出力部からその表示部5および入力部6を使用して出金操作を行う。この時の出金操作としては、出金に使用する口座に関するキャッシュカードの入力、操作画面に沿いIDや暗証番号、パスワードといった認証コードの入力、出金の要求額の入力、ひと月の出金限度額(以下、「月限度額」という)の変更の有無等がある。
口座保護システムは、ステップS301として、この出金操作による出金要求を受け付け、続くステップS302として、この出金要求を行った口座所有者が口座保護対象者であるか否かを、口座保護対象者DBを参照して判定する。口座保護システムは、口座保護対象者でないと判定した場合(No)、ステップS303として、その出金要求を直に預貯金システムへ橋渡しして通知する。
他方、口座保護システムは、口座保護対象者であると判定した場合(Yes)、ステップS305として、出金の要求額が口座保護対象者DBに登録した月限度額の範囲内か否かを、口座保護対象者DBを参照して判定する。これには、口座保護対象者DBに登録済みの当月出金済みの出金総額に今回の出金要求額を加算した結果と、月限度額とを比較して判定することになる。また、口座所有者が所有する口座が複数の金融機関にわたって存在する場合、当月のそれまでの出金総額については、当月の各金融機関からの出金操作に対して名寄せにより各出金金額を合計して算出することで対応する。
この出金要求額が月限度額の範囲内である場合(Yes)、口座保護システムは、出金金額として問題なしと判定し、ステップS306として、出金要求を預貯金システムへ橋渡しして通知する。他方、月限度額の範囲内を超える場合(No)、口座保護システムは、ステップS307として、口座所有者に対し出金拒否の通知を行う。これにより、第1入出力部の表示部5には出金を拒否する通知が表示される。併せて、口座保護システムは、権限受託者である後見人に対しアラームを通知する。具体的には、後見人が持つ電話またはPCなどの情報端末へアラームが送信される。これにより、後見人は、その出金金額の是非について判断を求められていることを認識する。
後見人が、口座所有者が指定した出金要求額に問題はないと判断すると(Yes)、手持ちのPCなどの情報端末や金融機関等のATMなどを利用して、その出金金額の登録が必要であることを口座保護システムへ返信する。この時併せて、権限受託者認証用のID(実施例1の本ID)および必要に応じて適宜設定したパスワードと共に返信する。
この返信を受け取った口座保護システムは、ステップS309として、出金金額の登録が必要であることを返信した後見人が、当該口座に対して登録された権限受託者であるか否かを、口座保護対象者DBを参照して確認する。これには、登録要求と共に送られてきた権限受託者認証用のID(実施例1の本ID)および必要に応じて適宜設定したパスワードを、口座保護対象者DBを参照してチェックする。
他方、後見人が、口座所有者が指定した出金金額には問題ありと判断すると(No)、手持ちのPCなどの情報端末や金融機関等のATMなどを利用して、出金無効を口座保護システムへ返信する。この時併せて、権限受託者認証用のID(実施例1の本ID)および必要に応じて適宜設定したパスワードを共に返信する。
この返信を受け取った口座保護システムは、ステップS308として、出金操作を無効にし、口座所有者に対して出金拒否を通知する。この出金拒否の通知は、第1入出力部の表示部5により表示される(図4に示す処理A)。このように、後見人によるチェックを通して過度な額の出金を防止して、口座内の預金等を保護することができる。
次に、権限受託者として後見人の操作権限の確認が取れた場合(Yes)、口座保護システムは、ステップS310として、当月出金済みの出金総額に今回の出金金額を加算しタ金額を、当月の出金総額として口座保護対象者DBに登録する。併せて、口座所有者による再度の出金操作に限ってそれを許可するために、口座保護システムは、一時許可フラグを口座所有者の情報の一つとして口座保護対象者DBに登録する。
また、口座保護システムは、ステップS312として、口座所有者に対しては、当月の出金総額および再度の出金要求を通知し、後見人に対しては、当月の出金総額を通知する。具体的に、口座所有者に対しては、第1入出力部の表示部5から登録完了の表示および再度の出金要求を促す表示が行われる。また、後見人に対しては、後見人が持つ電話またはPCなどの情報端末に登録完了の表示などが行われる。
他方、操作権限の確認が取れなかった場合(No)、口座保護システムは、ステップS311として、当該出金操作を無効にし、口座所有者に対して出金拒否を通知する。この出金拒否の通知は、第1入出力部の表示部5により表示される(図4に示す処理A)。このように、後見人の確認が取れなかった場合にも、安全を期するために出金操作を無効にして、口座所有者の口座を保護することができる。
ステップS310による当月の出金総額および一時許可フラグの登録の後、口座保護システムは、ステップS313として、今回の出金が今回のみの利用であり月限度額の変更を伴わない出金であるか否かを判定する。これには、口座所有者が出金操作時に月限度額の変更を指定したか否かにより判定する。
月限度額の変更を伴わない出金、すなわち今回のみの出金の利用である場合(Yes)、口座保護システムは、ステップS314として、出金要求に係る一連の処理を終了する。
他方、月限度額の変更を伴う出金である場合(Yes)、口座保護システムは、ステップS315として、口座保護対象者DBに対して月限度額の更新を行う。また併せて、口座所有者に対して月限度額の変更完了を通知する。この通知は、第1入出力部の表示部5により表示される
出金総額の登録完了、またはその登録完了および月限度額の変更完了、を確認した口座所有者は、ステップS304として、再度出金操作を行う(ステップS301)。今度はステップS305において、口座保護システムは、口座保護対象者DBを参照して、再度の出金操作に対して、一時許可フラグが登録されている状態でかつ出金要求額が当初の出金要求額と相違し超えていないかを確認した上で、出金許可(Yes)の判定を行う。これにより、ステップS306において、口座保護システムは、預貯金システムに対して出金要求を橋渡しして依頼する。
預貯金システムは、口座保護システムの上記ステップS303またはステップS306を介して口座所有者から受け取った出金要求に基づいて、ステップS317として、正規の出金処理のみを実行する。なお図4では、預貯金システムは口座保護システムからステップS303またはステップS306の2本の経路から出金要求を受け取るが、それぞれの出金要求から受け散るデータの内容については相違はない。このように、口座保護システムによる出金に係る月限度額の登録や変更等の更新処理は、預貯金システムに対して何らのアクセスを発生させるものではなく、預貯金システム内の処理に影響を及ぼすものではない。
正規の出金処理が完了すれば、預貯金システムから口座保護システムを経由して、出金処理完了が口座所有者に通知される。この通知を受けて、第1入出力部の表示部5には出金完了の表示がなされる。
以上の出金要求においては、出金要求額が月限度額以内かどうかを判定基準としているが、これに限定されるものでないことは明らかであり、必要に応じて適宜判定基準を変更できるものである。
1・・・処理部(口座保護システム)
2・・・記憶部(口座保護システム)
3・・・出力部(口座保護システム)
4・・・処理部(既存各金融機関の預貯金システム)
5・・・表示部(第1入出力部)
6・・・入力部(第1入出力部)
7・・・出力部(第1入出力部)
8・・・表示部(第2入出力部)
9・・・入力部(第2入出力部)
10・・・出力部(第2入出力部)

Claims (6)

  1. 保護対象とする預貯金口座の口座所有者に関するデータを格納する口座保護対象者データベースと、
    前記口座の操作権限を分離して委託される者を権限受託者として前記データベースに登録する登録手段と、
    前記権限受託者の認証コードを生成する認証コード生成手段と、
    前記口座所有者からの振込要求または出金要求もしくは前記権限委託者からの応答を受け付ける受付手段と、
    前記振込要求に係る振込先の許諾または前記出金要求に係る出金金額の許諾それぞれの可否を外部へ問い合わせる問合せ手段と、
    前記振込先または前記出金金額に関する情報を前記データベースに対して登録、変更および削除する更新手段と、
    前記振込先または前記出金金額に関する情報もしくは前記許諾に関する情報を外部へ通知する通知手段と、
    前記許諾または登録された振込要求もしくは前記許諾された出金要求を金融機関の預貯金システムへ依頼する依頼手段と
    を備えることを特徴とする口座保護システム。
  2. 請求項1に記載の口座保護システムを利用した振込み方法であって、
    前記口座所有者から自らの口座の操作権限を前記口座保護システムに分離登録する要求を受け取る第1のステップと、
    前記要求時に指定された者を前記権限受託者として前記口座保護システムに登録する第2のステップと、
    前記登録に基づき、前記権限受託者に対して前記認証コードを発行する第3のステップと、
    前記口座所有者から振込要求を受け取る第4のステップと、
    前記振込要求に係る振込先が前記口座保護システムに登録済みか否かを判定する第5のステップと、
    前記登録済みである場合に、前記金融機関の預貯金システムに対して前記振込要求を依頼する第6のステップと、
    前記登録済みでない場合に、前記権限受託者に対して前記振込先を前記口座保護システムに登録する許諾の可否を問い合わせる第7のステップと、
    前記認証コードにより前記口座保護システムにアクセスした前記権限受託者から前記振込先の登録を許諾する応答を受けた場合に、当該振込先を前記口座保護システムに登録し、前記口座所有者に対して該登録の完了および再度の振込要求を通知する第8のステップと、
    前記認証コードにより前記口座保護システムにアクセスした前記権限受託者から前記振込先の登録を許諾しない応答を受けた場合に、当該振込先を無効とし該無効を前記口座所有者に対して通知する第9のステップと
    を有し、
    前記第1のステップから第3のステップと前記第4のステップ以降のステップとは分離して任意に実行する
    ことを特徴とする口座保護システムを利用した振込み方法。
  3. 請求項2に記載の口座保護システムを利用した振込み方法であって、
    前記第4のステップで前記振込先の継続利用の指定を可能にし、
    当該継続利用の指定がなかった場合に、前記第8のステップに続いて、前記振込先を前記口座保護システムから削除する第10のステップを有する
    ことを特徴とする口座保護システムを利用した振込み方法。
  4. 請求項1に記載の口座保護システムを利用した出金方法であって、
    前記口座所有者から自らの口座の操作権限を前記口座保護システムに分離登録する要求を受け取る第1のステップと、
    前記要求時に指定された者を前記権限受託者として前記口座保護システムに登録する第2のステップと、
    前記登録に基づき、前記権限受託者に対して前記認証コードを発行する第3のステップと、
    前記口座所有者から出金要求を受け取る第4のステップと、
    前記出金要求に係る出金金額を当月出金済みの出金総額に加算した金額が、前記口座保護システムに登録した前記口座所有者のひと月の出金限度額の範囲内か否かを判定する第5のステップと、
    前記範囲内である場合に、前記金融機関の預貯金システムに対して前記出金要求を依頼する第6のステップと、
    前記範囲内でない場合に、前記権限受託者に対して前記出金金額の許諾を問い合わせる第7のステップと、
    前記認証コードにより前記口座保護システムにアクセスした前記権限受託者から前記出金金額を許諾する応答を受けた場合に、当該出金金額を当月出金済み出金総額に加算した金額および今回の出金要求に限り許可する許可情報を前記口座保護システムに登録し、前記口座所有者に対して該登録の完了および再度の出金要求を通知する第8のステップと、
    前記認証コードにより前記口座保護システムにアクセスした前記権限受託者から前記出金金額を許諾しない応答を受けた場合に、当該出金要求を無効とし該無効を前記口座所有者に対して通知する第9のステップと、
    前記許可情報が登録されている場合に限り前記再度の出金要求を前記金融機関の預貯金システムに依頼する第10のステップと
    を有し、
    前記第1のステップから第3のステップと前記第の4ステップ以降のステップとは分離して任意に実行する
    ことを特徴とする口座保護システムを利用した出金方法。
  5. 請求項4に記載の口座保護システムを利用した出金方法であって、
    前記第4のステップで前記ひと月の出金限度額変更の指定を可能にし、
    当該ひと月の出金限度額変更の指定がなされた場合に、前記第8のステップに続いて、前記口座保護システムに対して前記ひと月の出金限度額を更新する第11のステップを有する
    ことを特徴とする口座保護システムを利用した出金方法。
  6. 請求項4または請求項5に記載の口座保護システムを利用した出金方法であって、
    前記口座所有者が所有する口座が複数存在する場合に、前記第5のステップにおける当月出金済みの出金総額は、前記複数の口座から当月出金済みである出金金額を名寄せにより合計して算出される
    ことを特徴とする口座保護システムを利用した出金方法。
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