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JP2016010263A - 蓄電システム - Google Patents

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JP2016010263A
JP2016010263A JP2014130567A JP2014130567A JP2016010263A JP 2016010263 A JP2016010263 A JP 2016010263A JP 2014130567 A JP2014130567 A JP 2014130567A JP 2014130567 A JP2014130567 A JP 2014130567A JP 2016010263 A JP2016010263 A JP 2016010263A
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battery
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宏昌 田中
Hiromasa Tanaka
宏昌 田中
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】複数のリレーを一緒に動作させるリレー装置のオフ故障を検出する。
【解決手段】本発明である蓄電システムは、蓄電装置を負荷と接続する第1接続ラインに設けられた第1リレーと、抵抗素子と直列に接続された状態で第1リレーと並列に接続された第2リレーと、蓄電装置を負荷と接続する第2接続ラインに設けられた第3リレーと、これらの各リレーを一緒に動作させる電磁力を発生させるコイルと、を備えるリレー装置を有する。コントローラは、第1リレー、第2リレーおよび第3リレーをオンにして蓄電装置と負荷とを接続状態に制御して蓄電装置と負荷との間で充放電電流が流れているときの蓄電装置の端子間電圧と、第1リレーに対して並列に接続される第2リレー及び抵抗素子を含む電流経路を負荷と接続する第1接続ライン及び第2接続ラインとの間の電圧と、の差が所定値よりも大きいとき、第1リレーがオフで故障していると判別する。
【選択図】図8

Description

本発明は、複数のリレーを一緒に動作させることができる蓄電システムにおいて、リレーのオフ故障(オンにならない故障)を検出する技術に関する。
特許文献1には、バッテリと負荷(例えば、インバータ)とを接続する電力ライン上に、正極側メインリレー及び負極側メインリレーを設けられた電源装置が記載されている。正極側メインリレーには、プリチャージリレーが並列に設けられ、電流制限用の抵抗素子がプリチャージリレーに直列に接続されている。バッテリと負荷を接続する際は、負極側メインリレーとプリチャージリレーをオンにしてから正極側メインリレーをオンにすることで、突入電流が流れることを制限しつつ、バッテリと負荷との接続を許容する。
一方、特許文献2には、複数のリレーを一体化し、1つのソレノイドコイルで複数のリレーを動作させることで、リレーの小型化を図ることが記載されている。特許文献2では、プリチャージリレーと正極側メインリレーとを時間差でオンに制御することで、電流制限用の抵抗素子に電流が流れるようにして突入電流が流れることを制限し、その後、プリチャージリレー、正極側メインリレー及び負極側メインリレーの3つを同時にオンに制御することで、バッテリと負荷とを接続している。
特開2013−219955号公報 特開2005−222871号公報
特許文献2のように、複数のリレーを一体化すると、バッテリと負荷とが接続されている状態では、正極側メインリレー及び負極側メインリレーと共に、プリチャージリレーもオンとなる。このとき、正極側メインリレーとプリチャージリレーが共にオンであっても、プリチャージリレーには電流制限用の抵抗素子が接続されているため、充放電電流は、正極側メインリレーを流れる。
しかしながら、正極側メインリレーがオンにならない状態(オフ故障)が発生すると、バッテリ及び負荷を接続している間、プリチャージリレー及び抵抗素子に充放電電流が流れ続けてしまう。電流制限用の抵抗素子に電流が流れ続けると、抵抗素子が過度に発熱(過熱)するおそれがある。したがって、正極側メインリレーのオフ故障が発生しているか否かを判別する必要がある。
本発明である蓄電システムは、蓄電装置を負荷と接続する正負極の一方の第1接続ラインに設けられた第1リレーと、抵抗素子と直列に接続された状態で、第1リレーと並列に接続された第2リレーと、蓄電装置を負荷と接続する正負極の他方の第2接続ラインに設けられた第3リレーと、第1電流値での通電によって第2リレーおよび第3リレーをオフからオンに切り替えるための電磁力を発生させ、第1電流値よりも大きい第2電流値での通電によって、第2リレー、第3リレーに加えて第1リレーをオフからオンに切り替えるための電磁力を発生させるコイルと、を備えるリレー装置を有する。また、蓄電装置の端子間電圧を検出する第1電圧センサと、第1リレーに対して並列に接続される第2リレー及び抵抗素子を含む電流経路と負荷とを接続する第1接続ラインと、第2接続ラインとの間の電圧を検出する第2電圧センサと、蓄電装置と負荷とを接続するときに、第2リレーおよび第3リレーをオフからオンにし、その後、第2リレー、第3リレーに加えて第1リレーをオンにして蓄電装置と負荷とを接続状態に制御するコントローラと、を有する。
そして、コントローラは、蓄電装置と負荷とを接続状態に制御して蓄電装置と負荷との間で充放電電流が流れているときの第1電圧センサ及び第2電圧センサの各検出電圧値の差が所定値よりも大きいとき、第1リレーがオフで故障していると判別する。
本発明によれば、複数の第1リレー、第2リレー及び第3リレーを一緒に駆動させるリレー装置において、抵抗素子が直列に接続された第2リレーと、第3リレーとをオフからオンにし、その後、第2リレー、第3リレーに加えて第1リレーをオンにして蓄電装置と負荷とを接続状態に制御することで、蓄電装置と負荷との接続の際に流れる突入電流を抑制することができる。
そして、蓄電装置と負荷とが接続状態であるとき、全てのリレーがオンとなるように制御される。このとき、第1リレーに並列に接続される第2リレーには、抵抗素子が直列に接続されているので、充放電電流が第2リレーに充放電電流が流れずに第1リレーを流れることになる。しかしながら、第2リレーがオンであるにもかかわらず、第1リレーがオンにならないオフ故障が生じると、第1リレーに対して並列に接続された第2リレー及び抵抗素子の電流経路に充放電電流が流れる。
このようなオフ故障が生じると、抵抗素子に充放電電流が流れている状態なので、抵抗素子による電圧降下が生じる。つまり、リレー装置(第2リレー及び抵抗素子を含む電流経路)を挟んで蓄電装置側の電圧(第1電圧センサの検出電圧値)と負荷側の電圧(第2電圧センサの検出電圧値)に差が生じることになる。
したがって、第1リレー、第2リレーおよび第3リレーをオンにして蓄電装置と負荷とを接続状態に制御して蓄電装置と負荷との間で充放電電流が流れているときの第1電圧センサと第2電圧センサの各検出電圧値の差が所定値よりも大きいとき、第1リレーがオフ故障している(第2リレー及び抵抗素子に充放電電流が流れている)と判別することができる。
上記蓄電システムは、車両の動力源としてエンジン及び蓄電装置から供給される電力によって駆動する走行用モータを備えた車両に搭載することができる。このとき、コントローラは、第1リレーがオフで故障していると判別されたとき、抵抗素子の温度が所定値以下であれば、蓄電装置と負荷との接続を遮断するためにリレー装置をオフにせずに停止中のエンジンを始動させるように制御し、エンジンの始動後にリレー装置をオフに制御することができる。
第1リレーがオフ故障している状態では、抵抗素子に充放電電流が流れているため、抵抗素子の温度が上昇する。したがって、抵抗素子の過熱保護のため、リレー装置をオフに制御することができる。このとき、リレー装置をオフにすると、蓄電装置から走行用モータへの電力供給ができなくなるので、車両走行を行えないおそれがある。
そこで、充放電電流が流れたことによって上昇する抵抗素子の温度が、抵抗素子の過熱保護のために設定される温度閾値(所定値)以下であれば、リレー装置をオフにせずに停止中のエンジンを始動させるように制御し、エンジンの始動後にリレー装置をオフに制御する。このように構成することで、例えば、エンジンが停止している状態で走行用モータを動力源として車両走行を行っているときに第1リレーがオフ故障していると判別されても、抵抗素子の過熱保護を図りつつエンジン始動時間を確保することができ、エンジンを動力源とする車両走行(バッテリレス走行)に切り替えて、車両走行を継続させることができる。
また、上記蓄電システムは、蓄電装置を流れる電流を検出する電流センサと、リレー装置の周囲の温度を検出する温度センサと、をさらに備えることができ、抵抗素子の温度は、電流センサの検出電流値に基づく抵抗素子に流れた電流に応じた発熱量に基づいて、抵抗素子の温度上昇値を算出し、算出された温度上昇値と周囲の温度とを用いて推定するように構成することができる。
また、上記蓄電システムは、蓄電装置から供給される電力によって駆動するエンジンの始動用モータをさらに備えることができる。この場合、コントローラは、抵抗素子の温度を推定する際に、抵抗素子に流れた電流に応じた第1発熱量に、始動用モータによって停止中のエンジンを駆動するために必要な電力に基づく始動用電流に応じた第2発熱量を加算し、第1発熱量に第2発熱量が加算された発熱量に基づいて、抵抗素子の温度上昇値を算出することができる。
停止中のエンジンを始動する始動用モータは、蓄電装置から供給される電力によって駆動させることができる。この場合、停止中のエンジンを始動するために必要な電力に対応する電流がさらに流れることを考慮して、抵抗素子の発熱量に基づく温度上昇値を算出することで、抵抗素子の温度が過熱保護の温度閾値を超えない範囲で、エンジンを動力源とする車両走行を行えるように制御することができる。このように、第1リレーがオフ故障していると判別されたときに、停止中のエンジンを始動するために必要な電力が追加的に蓄電装置から始動用モータに供給されても、抵抗素子の温度が過熱保護のための温度閾値以下となるのであれば、リレー装置をオフにせずに停止中のエンジンを始動させるように制御することで、抵抗素子の過熱保護を図りつつ、エンジンを動力源とする車両走行(バッテリレス走行)に切り替えて、車両走行を継続させることができる。
電池システムの構成を示す図である。 電池システムの冷却構造を示す図である。 実施例1において、システムメインリレーを駆動する回路構成を示す図である。 システムメインリレーを駆動する構造を示す概略図である。 システムメインリレーを駆動する構造を示す概略図である。 システムメインリレーを駆動する構造を示す概略図である。 実施例1において、システムメインリレーのオフ故障時の電流経路とシステムメインリレーのオフ故障を判定する方法を説明するための図である。 実施例1において、システムメインリレーのオフ故障を判別する処理を示すフローチャートである。 図8のステップS107に対応する抵抗素子の温度推定処理を示すフローチャートである。 実施例1において、抵抗素子(電流制限抵抗)の温度上昇算出テーブル例を示す図である。 実施例1において、エンジン始動時の必要電力算出テーブル例を示す図である。 実施例1において、オフ故障が生じていると判別された後の車両起動時の処理を示すフローチャートである。 正極ライン及び負極ライン間の電圧を検出する第2電圧センサの接続構成の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
本発明の実施例1における電池システム(本発明の蓄電システムに相当する)について、図1を用いて説明する。図1は、本実施例における電池システムの構成を示す概略図である。
バッテリ(本発明の蓄電装置に相当する)10の正極端子には、正極ラインPLが接続されており、バッテリ10の負極端子には、負極ラインNLが接続されている。正極ラインPL及び負極ラインNLは、本発明におけるバッテリ10を負荷(例えば、後述するインバータ25やモータ・ジェネレータMG2)に接続する正負極の第1接続ライン及び第2接続ラインを構成している。バッテリ10は、複数の単電池を有しており、単電池の数は、適宜設定することができる。ここで、バッテリ10を構成する複数の単電池は、直列に接続したり、並列に接続したりすることができる。
なお、バッテリ10の代わりに、1つの単電池を用いることもできる。単電池としては、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタを用いることができる。
バッテリ10は、正極ラインPLおよび負極ラインNLを介して、昇圧回路24と接続されており、昇圧回路24がインバータ25と接続されている。インバータ25は、バッテリ10から出力された直流電力を交流電力に変換し、交流電力をモータ・ジェネレータMG2に出力する。モータ・ジェネレータ(本発明の走行用モータに相当する)MG2は、インバータ25から出力された交流電力を受けて、車両を走行させるための運動エネルギ(動力)を生成する。
モータ・ジェネレータMG2は、トランスミッション(変速機)TMを介して駆動輪26に接続される駆動軸に接続され、モータ・ジェネレータMG2の動力がトランスミッションTMを介して駆動軸に伝達され、駆動軸によって駆動輪26に伝達される。モータ・ジェネレータMG2が生成した動力がトランスミッションTMを介して駆動輪26に伝達されることにより、バッテリ10の電力を用いた車両走行を行わせることができる。
動力分割機構27は、エンジン28の動力を、駆動輪26に伝達したり、モータ・ジェネレータMG1に伝達したりする。モータ・ジェネレータMG1は、エンジン28の動力を受けて発電する。モータ・ジェネレータMG1が生成した電力(交流電力)は、インバータ25を介して、モータ・ジェネレータMG2に供給されたり、バッテリ10に供給されたりする。モータ・ジェネレータMG1が生成した電力を、モータ・ジェネレータMG2に供給すれば、モータ・ジェネレータMG2が生成した運動エネルギによって、駆動輪26を駆動することができる。モータ・ジェネレータMG1が生成した電力をバッテリ10に供給すれば、バッテリ10を充電することができる。
車両を減速させたり、停止させたりするとき、モータ・ジェネレータMG2は、車両の制動時に発生する運動エネルギを電気エネルギ(交流電力)に変換する。インバータ25は、モータ・ジェネレータMG2が生成した交流電力を直流電力に変換し、直流電力をバッテリ10に出力する。これにより、バッテリ10は、回生電力を蓄えることができる。
昇圧回路24は、バッテリ10の出力電圧を昇圧し、昇圧後の電力をインバータ25に出力したり、インバータ25の出力電圧を降圧して降圧後の電力をバッテリ10に出力したりすることができる。なお、本実施例では、バッテリ10とインバータ25との間の電流経路に昇圧回路24を設けているが、昇圧回路24を省略してもよい。
DC/DCコンバータ40は、バッテリ10やモータ・ジェネレータMG1,MG2の出力電圧を降圧し、降圧後の電力を補機41や補機電池42に出力する。DC/DCコンバータ40は、システムメインリレーSMR−Bおよび昇圧回路24の間の正極ラインPLと、システムメインリレーSMR−Gおよび昇圧回路24の間の負極ラインNLとに接続されている。
補機電池42は、例えば、電池システムを搭載する車両の車室空調装置(エアコンのインバータやモータ等)、AV機器、車室内の照明装置、ヘッドライト等の補機(電力消費機器)41に電力を供給する電源装置である。なお、車室空調装置は、昇圧回路24又はDC/DCコンバータ30を介してバッテリ10から供給される電力で直接動作するように構成することもできる。
エンジン28は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの燃料を燃焼させて動力を出力する公知の内燃機関である。エンジン28は、モータ・ジェネレータMG1をエンジン始動用モータ(スタータ)として用い、始動することができる。バッテリ10から所定の電力がモータ・ジェネレータMG1に供給され、動力分割機構27を介してモータ・ジェネレータMG1がエンジン28の駆動軸を回転させ、エンジン28を始動させるように構成することができる。
電圧センサ20は、バッテリ10の端子間電圧値VBを検出し、検出結果をコントローラ60に出力する。また、電圧センサ20は、バッテリ10を構成する各単電池の電圧値を検出することもできる。電流センサ21は、バッテリ10の電流値Ibを検出し、検出結果をコントローラ60に出力する。
温度センサ22Aは、バッテリ10の温度(電池温度)を検出し、検出結果をコントローラ60に出力する。また、温度センサ22Bは、バッテリ10を冷却するための冷却空気(例えば、車室内の空気)の温度(吸気温度)を検出し、検出結果をコントローラ60に出力する。吸気温度を検出すれば、バッテリ10の周囲における温度(周囲温度Tc)を把握できる。
ここで、本電池システムの冷却構造について、図2を参照して説明する。図2に示すように、バッテリ10は、ケースCに収容され、ケースCには、吸気ダクト3及び排気ダクト5が接続される。吸気ダクト3は、ブロア(送風機)4を介してケースCに接続される。吸気ダクト3を介してケースC内に供給された冷却空気は、バッテリ10との間で熱交換を行い、排気ダクト5からケースC外に排出される。なお、ブロア4は、排気ダクト5に設けたり、吸気ダクト3とケースCとの間の吸気経路上やケースCと排気ダクト5との間の排気経路上の任意の位置に設けたりすることができる。
温度センサ22Aは、図2に示すように、バッテリ10の一部に直接的に設けられ、バッテリ10の温度を検出するのに対し、温度センサ22Bは、ケースC内のバッテリ10に冷却風を供給するための吸気経路上であって、バッテリ10よりも上流側に設けることができる。
このとき、ケースC内においてバッテリ10よりも上流側に後述するシステムメインリレーを含む機器の収納領域JBを設けることができる。機器は、バッテリ10と共にケースC内に配置することができ、バッテリ10と同様に冷却される。そして、温度センサ22Bは、図2の例のように、バッテリ10の上流側の収納領域JB付近に設けることができ、収納領域JBに設置される機器の周囲温度Tcを検出する温度センサとして機能することができる。
図1において、正極ラインPLおよび負極ラインNLにはコンデンサCが接続されている。コンデンサCは、正極ラインPLおよび負極ラインNLの間における電圧を平滑化するために用いられる。電圧センサ23は、コンデンサCの電圧値VLを検出し、検出結果をコントローラ60に出力する。
コントローラ60は、電圧センサ20や電流センサ21、温度センサ22Aからの検出値に基づいてバッテリ10のSOC(state of Charge)や満充電容量を算出してバッテリ10の状態を管理するとともに、この管理情報を車両制御装置80に送信する。コントローラ60は、メモリ60aを有し、メモリ60aは、本実施例で説明する処理に必要な情報を記憶する。なお、メモリ60aは、コントローラ60に対して外付けされる態様であってもよい。
エンジン制御装置70は、車両制御装置80からのエンジン制御信号に基づいてエンジン28を制御する。エンジン制御装置70は、回転数センサなどの各種センサの検出値に基づいて、車両制御装置80によって定められた目標回転数及び目標トルクで動作するように、エンジン28の燃料噴射量や吸気する空気量、点火時期などを制御する。
車両制御装置80は、車両全体の制御を行うメインコントローラである。車両制御装置80は、車両全体で要求される車両要求出力に応じてエンジン28の出力制御及びバッテリ10の入出力制御を行う。車両制御装置80は、運転状態に応じて車両の動力源を選択し、エンジン28及びモータ・ジェネレータMG2のうちの一方又は両方からの駆動力を用いた車両の走行制御を遂行する。このとき、車両制御装置80は、エンジン28の出力制御に伴って、停止しているエンジン28をモータ・ジェネレータMG1を通じて始動させるように制御することができる。なお、コントローラ60、エンジン制御装置70及び車両制御装置80は、1つの制御装置として構成してもよい。
次に、本実施例のシステムメインリレーについて詳細に説明する。図1に示すように、正極ラインPLには、システムメインリレー(本発明の第1リレーに相当する)SMR−Bが設けられており、システムメインリレーSMR−Bには、システムメインリレー(本発明の第2リレーに相当する)SMR−Pおよび抵抗素子(本発明の抵抗素子に相当する)R11が並列に接続されている。システムメインリレーSMR−Pおよび抵抗素子R11は、直列に接続されている。
システムメインリレーSMR−Bは、可動接点MC1および固定接点FC1を有しており、固定接点FC1が正極ラインPLに接続されている。可動接点MC1が固定接点FC1に接触することにより、システムメインリレーSMR−Bがオンになり、可動接点MC1が固定接点FC1から離れることにより、システムメインリレーSMR−Bがオフになる。
システムメインリレーSMR−Pは、可動接点MC2および固定接点FC2を有しており、固定接点FC2の一端が正極ラインPLに接続され、固定接点FC2の他端が抵抗素子R11に接続されている。可動接点MC2が固定接点FC2に接触することにより、システムメインリレーSMR−Pがオンになり、可動接点MC2が固定接点FC2から離れることにより、システムメインリレーSMR−Pがオフになる。抵抗素子R11は、電流制限抵抗として機能し、バッテリ10からコンデンサCに突入電流が流れることを防止するために用いられる。
負極ラインNLには、システムメインリレー(本発明の第3リレーに相当する)SMR−Gが設けられている。システムメインリレーSMR−Gは、可動接点MC3および固定接点FC3を有しており、固定接点FC3が負極ラインNLに接続されている。可動接点MC3が固定接点FC3に接触することにより、システムメインリレーSMR−Gがオンになり、可動接点MC3が固定接点FC3から離れることにより、システムメインリレーSMR−Gがオフになる。
なお、コンデンサCに突入電流が流れることを防止する観点で抵抗素子R11を設けることについて説明したが、例えば、突入電流のような大きな電流が流れ、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gの可動接点MC1,MC3及び固定接点FC1,FC3が固着し、オン故障(オフにならない故障)が生じてしまうことを抑制する観点において、抵抗素子R11を設けることができる。
このとき、コンデンサCは、図1に示すように、システムメインリレーSMR−Bに対するシステムメインリレーSMR−Pの接点よりもインバータ25側に位置する正極ラインPLと、負極ラインNLとの間に接続されている。このため、コンデンサCは、バッテリ10に対してシステムメインリレーSMR−B及びシステムメインリレーSMR−Pを挟んでインバータ25側(下流側)における、正極ラインPL及び負極ラインNL間の電圧が印加される。
そして、電圧センサ23は、システムメインリレーSMR−Bに対して並列に接続されるシステムメインリレーSMR−P及び抵抗素子R11を含む電流経路をインバータ25と接続する正極ラインPLと、負極ラインNLとに接続されている。電圧センサ23は、システムメインリレーSMR−B及びシステムメインリレーSMR−Pの上流側でバッテリ10の端子間電圧を検出する電圧センサ20に対し、下流側の正極ラインPL及び負極ラインNL間の電圧(コンデンサCに印加される電圧)を検出する。
なお、本実施例では、システムメインリレーSMR−Bに対して、システムメインリレーSMR−Pおよび抵抗素子R11を並列に接続しているが、これに限るものではない。システムメインリレーSMR−Pおよび抵抗素子R11は、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gの一方に対して、並列に接続されていればよい。
次に、システムメインリレーSMR−B,SMR−P,SMR−Gを駆動する回路(駆動回路)について、図3を用いて説明する。
システムメインリレーSMR−B,SMR−P,SMR−Gを駆動するための駆動回路30は、コイル31およびスイッチ素子SW1,SW3を有する。コイル31の一端は接地され、コイル31の他端は、電源32と接続されている。これにより、電源32からの電力がコイル31に供給される。電源32としては、バッテリ10を用いたり、バッテリ10とは異なる電源を用いたりすることができる。バッテリ10を車両に搭載した場合、バッテリ10とは異なる電源として、図1に示した補機電池42がある。
電源32の電力をコイル31に供給するラインは、第1電力ラインSL1,第2電力ラインSL2および共通電力ラインSL3を有する。第1電力ラインSL1の一端および第2電力ラインSL2の一端は、共通電力ラインSL3を介して、コイル31と接続されている。また、第1電力ラインSL1の他端および第2電力ラインSL2の他端は、共通電力ラインSL3を介して、電源32と接続されている。このため、第1電力ラインSL1を介して、電源32の電力をコイル31に供給したり、第2電力ラインSL2を介して、電源32の電力をコイル31に供給したりすることができる。
第1電力ラインSL1には、スイッチ素子SW1が設けられている。スイッチ素子SW1の一端は電源32と接続され、スイッチ素子SW1の他端は、コイル31と接続されている。スイッチ素子SW1,SW3は、コントローラ60からの制御信号を受けて、オン(通電状態)およびオフ(非通電状態)の間で切り替わる。
スイッチ素子SW1には、第2電力ラインSL2を介して、スイッチ素子SW3および抵抗素子R21が並列に接続されており、スイッチ素子SW3および抵抗素子R21は、直列に接続されている。具体的には、抵抗素子R21の一端が、スイッチ素子SW1および電源32の接続点に接続され、抵抗素子R21の他端が、スイッチ素子SW3の一端に接続されている。スイッチ素子SW3の他端は、コイル31およびスイッチ素子SW1の間の接続点に接続されている。なお、図3に示す抵抗素子R21の位置にスイッチ素子SW3を設け、図3に示すスイッチ素子SW3の位置に抵抗素子R21を設けることもできる。
スイッチ素子SW1,SW3としては、いわゆる機械式スイッチを用いたり、半導体スイッチ(例えば、トランジスタ)を用いたりすることができる。機械式スイッチは、可動接点および固定接点を有する。可動接点が固定接点に接触することにより、スイッチ素子(機械式スイッチ)SW1,SW3がオンになり、可動接点が固定接点から離れることにより、スイッチ素子(機械式スイッチ)SW1,SW3がオフになる。半導体スイッチは、イオンの移動状態に応じて、オンおよびオフの間で切り替わる。
スイッチ素子SW1がオンであるとき、電力ラインSL1,SL3を介して、電源32からコイル31に電力が供給される。スイッチ素子SW1がオフであっても、スイッチ素子SW3がオンであるときには、電力ラインSL2,SL3を介して、電源32からコイル31に電力が供給される。ここで、第2電力ラインSL2には抵抗素子R21が設けられているため、第2電力ラインSL2を介してコイル31に流れる電流値Iは、第1電力ラインSL1を介してコイル31に流れる電流値Iよりも小さくなる。
このように、スイッチ素子SW1をオンにする場合と、スイッチ素子SW3をオンにする場合とを切り替えることにより、コイル31に流れる電流値を、電流値I,Iの間で切り替えることができる。なお、スイッチ素子SW1,SW3が共にオフであるとき、電源32からコイル31に電流が流れない。
次に、システムメインリレーSMR−B,SMR−P,SMR−Gを駆動するための構造について、図4から図6を用いて説明する。
図4に示す状態では、すべてのシステムメインリレーSMR−B,SMR−P,SMR−Gがオフであり、図3に示すスイッチ素子SW1,SW3がオフである。ここで、図4に示す3つのコイル31G,31B,31Pは、互いに接続されており、図3に示すコイル31を構成している。すなわち、コイル31G,31B,31Pのうち、少なくとも1つのコイルに電流が流れているときには、他のコイルにも電流が流れている。
固定鉄心51Gおよび可動鉄心52Gには、バネ53Gが接続されており、バネ53Gは、固定鉄心51Gから離れる方向に可動鉄心52Gを付勢している。可動鉄心52Gの先端には、可動接点MC3と接触する押圧部材54Gが設けられている。バネ55Gは、固定接点FC3と接触する方向に可動接点MC3を付勢する。
固定鉄心51B,51Pは、固定鉄心51Gと同様の機能を有し、可動鉄心52B,52Pは、可動鉄心52Gと同様の機能を有し、バネ53B,53Pは、バネ53Gと同様の機能を有する。押圧部材54B,54Pは、押圧部材54Gと同様の機能を有し、バネ55B,55Pは、バネ55Gと同様の機能を有する。
コイル31Gに電流が流れていないとき、バネ53Gの付勢力を受けた可動鉄心52Gは、固定鉄心51Gから離れる方向に移動し、押圧部材54Gは、固定接点FC3から離れる方向に可動接点MC3を移動させる。これにより、システムメインリレーSMR−Gがオフとなっている。同様に、コイル31B,31Pに電流が流れていないとき、システムメインリレーSMR−B,SMR−Pがオフとなっている。
第2電力ラインSL2を介して、電源32からコイル31に電流を流すと、コイル31G,31Pの通電によって発生した電磁力によって、可動鉄心52G,52Pは、図5に示すように、バネ53G,53Pの付勢力に抗して、固定鉄心51G,51Pに近づく方向に移動する。この可動鉄心52G,52Pの移動に伴って、可動接点MC3,MC2は、バネ55G,55Pの付勢力を受けて、固定接点FC3,FC2にそれぞれ接触する。これにより、システムメインリレーSMR−G,SMR−Pは、オフからオンに切り替わる。
ここで、コイル31Bにも電流が流れているが、コイル31Bの通電によって発生した電磁力によっても、可動鉄心52Bは、バネ53Bの付勢力に抗して移動しないようになっている。例えば、バネ53Bの付勢力を、バネ53G,53Pの付勢力よりも大きくすることにより、可動鉄心52Bをバネ53Bの付勢力に抗して移動させないようにすることができる。これにより、可動鉄心52Bだけは、図5に示す状態に維持され、システムメインリレーSMR−Bはオフのままとなる。
一方、スイッチ素子SW3をオフにして、スイッチ素子SW1をオンにすると、第1電力ラインSL1を介して、電源32からコイル31に電流が流れる。上述したように、電流値Iは電流値Iよりも大きくなるため、コイル31Bの通電によって発生した電磁力によって、可動鉄心52Bは、バネ53Bの付勢力に抗して、固定鉄心51Bに近づく方向に移動する。この可動鉄心52Bの移動に伴って、可動接点MC1は、バネ55Bの付勢力を受けて、固定接点FC1に接触する。これにより、図6に示すように、システムメインリレーSMR−Bがオンになる。
なお、コイル31Bの通電時には、コイル31G,31Pにも電流が流れている。ここで、図6に示す状態においてコイル31B,31G,31Pに流れる電流値Iは、図5に示す状態においてコイル31G,31Pに流れる電流値Iよりも大きいため、システムメインリレーSMR−G,SMR−Pは、図6に示す状態であってもオンになる。
本実施例では、1つのコイル31への通電によって、3つのシステムメインリレーSMR−B,SMR−G,SMR−Pを動作させ、コイル31に流れる電流値を切り替えることにより、システムメインリレーSMR−G,SMR−Pだけをオンにする状態(図5に示す状態)と、すべてのシステムメインリレーSMR−B,SMR−G,SMR−Pをオンにする状態(図6に示す状態)とを切り替えることができる。
これにより、図1に示す電池システムでは、まず、電流値Iの電流をコイル31に流して、システムメインリレーSMR−G,SMR−Pをオンにすることにより、抵抗素子R11を介して、バッテリ10の放電電流をコンデンサCに流すことができる。したがって、コンデンサCを充電するときに、バッテリ10からコンデンサCに突入電流が流れることを防止できる。コンデンサCの充電が終了した後では、電流値Iの電流をコイル31に流すことにより、システムメインリレーSMR−G,SMR−Pに加えてシステムメインリレーSMR−Bをオフからオンに切り替えることができる。
システムメインリレーSMR−Bがオフからオンに切り替わったとき、バッテリ10および昇圧回路24の接続が終了し、図1に示す電池システムは起動状態(Ready-ON)となる。バッテリ10および昇圧回路24の接続を遮断し、図1に示す電池システムを停止状態(Ready-OFF)とするときには、図3に示すスイッチ素子SW1,SW3を共にオフにして、コイル31への通電を遮断すればよい。
本実施例において、可動接点MC2,MC3を機械的に接続して、可動接点MC2,MC3を一体的に動作させることができる。この場合には、可動鉄心52G,52Pの一方だけを用いて、可動接点MC2,MC3を動作させることができる。例えば、可動鉄心52Gを用いるときには、固定鉄心51P、可動鉄心52Pやコイル31Pなどを省略することができ、部品点数を減らすことができる。また、コイル31Pで消費される電力が無くなるため、コイル31G,31B,31Pを用いた場合に比べて、コイル31で消費される電力を低減することができる。
このように1つのコイル31への通電によって、システムメインリレーSMR−B,SMR−G,SMR−Pを動作させるリレー装置では、上述したように、バッテリ10と昇圧回路24とが接続状態となり、充放電電流が流れることが許容されている状態だと、システムメインリレーSMR−B,SMR−G,SMR−Pの全てがオンとなる。このとき、システムメインリレーSMR−Bに並列に接続されるシステムメインリレーSMR−Pには、抵抗素子R11が直列に接続されているので、バッテリ10の充放電電流は、システムメインリレーSMR−Pに流れずにシステムメインリレーSMR−Bを流れる。
そして、図7に示すように、システムメインリレーSMR−Pがオンであるにもかかわらず、システムメインリレーSMR−Bがオンにならないオフ故障が生じると、システムメインリレーSMR−Bの電流経路(点線で示す経路)を迂回して並列に接続されたシステムメインリレーSMR−P及び抵抗素子R11の電流経路(実線で示す経路)に、充放電電流が流れる。この場合、抵抗素子R11に充放電電流が流れ続けてしまい、抵抗素子R11が過度に発熱するおそれがある。
システムメインリレーSMR−Bがオンにならないオフ故障の原因としては、例えば、コイル31(コイル31B)の通電によって発生する電磁力が弱くなったり、磁束が乱れたりして、可動鉄心52Bをバネ53Bの付勢力に抗して、固定鉄心51Bに近づく方向に移動させることができなることが考えられる。また、図3に示す駆動回路30が故障してコイル31に電流値Iを流せないことで、システムメインリレーSMR−Bをオンに制御することができないことが考えられる。例えば、電流スイッチ素子SW1が故障してオンすることができなかったり、第1電力ラインSL1を流れる電流値が電流値I2よりも大きいものの、電流値Iよりも小さかったりする場合、可動鉄心52Bをバネ53Bの付勢力に抗して固定鉄心51Bに近づく方向に移動させるための電磁力を発生させることができない。
3つのシステムメインリレーSMR−B,SMR−G,SMR−Pを1つのコイル31で動作させるリレー装置では、システムメインリレーSMR−Bのオフ故障を把握しないと、抵抗素子R11の過度の発熱(過熱)を保護することができないため、システムメインリレーSMR−Bのオフ故障が発生しているか否か判別する必要がある。
そこで、本実施例では、図7に示すように、バッテリ10と昇圧回路24とが接続状態であるときに、システムメインリレーSMR−Bにオフ故障が生じると、充放電電流がシステムメインリレーSMR−P及び抵抗素子R11の電流経路に迂回することに着目し、抵抗素子R11に充放電電流が流れることによる電圧降下を把握することで、システムメインリレーSMR−Bのオフ故障を判別する。
図7の例において、システムメインリレーSMR−Bにオフ故障が生じていない場合、充放電電流は、システムメインリレーSMR−P及び抵抗素子R11の電流経路に迂回せずにシステムメインリレーSMR−Bを流れるので、電圧センサ20の電圧値VBと電圧センサ23の電圧値VLは、同じ電圧値となる。しかしながら、システムメインリレーSMR−Bにオフ故障が生じている場合、抵抗素子R11を経由した電流経路で充放電電流が流れるため、電圧値VBと電圧値VLとの間に、抵抗素子R11による電圧降下に応じた電圧差が生じることになる。
例えば、バッテリ10からモータ・ジェネレータMG2に電力供給が行われている場合、システムメインリレーSMR−Bにオフ故障が生じていると、電圧値VLは、電圧値VBよりも低くなる。ここで、電圧値VB,VLの差は、抵抗素子R11による電圧降下量に相当する。一方、モータ・ジェネレータMG1,MG2からバッテリ10に電力が供給されている場合、システムメインリレーSMR−Bにオフ故障が生じていると、電圧値VLが、電圧値VBよりも高くなる。ここで、電圧値VB,VLの差は、抵抗素子R11による電圧降下量に相当する。なお、バッテリ10と昇圧回路24とを接続状態に制御してバッテリ10とモータ・ジェネレータMG1,MG2との間で充放電電流が流れていない場合は、システムメインリレーSMR−Bにオフ故障が生じていても、電圧値VB=電圧値VLとなる。
したがって、システムメインリレーSMR−B、システムメインリレーSMR−GおよびシステムメインリレーSMR−Pをオンにし、バッテリ10と昇圧回路24とを接続状態に制御してバッテリ10とインバータ25との間で充放電電流が流れているときに検出される電圧値VBと電圧値VLとの差(絶対値)が所定値よりも大きいとき、システムメインリレーSMR−Bがオフ故障している(システムメインリレーSMR−P及び抵抗素子R11に充放電電流が流れている)と判別することができる。
なお、バッテリ10は、上述のように、昇圧回路24を介して又はDC/DCコンバータ40を介して、システムメインリレーSMR−B及びSMR−Pの下流側で、他の負荷(例えば、補機41)に電力を供給することができる。この場合、バッテリ10と昇圧回路24とを接続状態に制御してバッテリ10から他の負荷に電力供給しているときに検出される電圧値VBと電圧値VLとの電圧差を検出することで、システムメインリレーSMR−Bがオフ故障しているか否かを判別することができる。
図8は、本実施例のシステムメインリレーSMR−Bのオフ故障を判別する処理を示すフローチャートである。図8に示すオフ故障判別処理は、電池システムを起動状態にした後、所定のタイミングで行ったり、所定の時間間隔で繰り返し行ったりすることができる。
例えば、車両制御装置80には、車両のイグニッションスイッチのオン/オフ(IG−ON/IG−OFF)に関する情報が入力される。車両制御装置80は、イグニッションスイッチがオフからオンに切り替わることに応じて、電池システムを起動するように、コントローラ60を制御する。コントローラ60は、リレー装置をオフからオンに制御し、バッテリ10と昇圧回路24とを接続状態にして電池システムを起動する。
コントローラ60は、バッテリ10と昇圧回路24とを接続状態に制御しているときの電流センサ21によって検出される電流値Ibを取得し、また、電圧センサ20及び電圧センサ23によって検出される各電圧値VB、VLをそれぞれ取得する(S101)。このとき、コントローラ60は、オフ故障判定処理を開始してから、後述する抵抗素子R11の温度取得処理までの間、所定の時間間隔で複数回渡り、電流センサ21によって検出される電流値Ibを取得することができる。
コントローラ60は、ステップS101で取得された電圧値VBと電圧値VLとの差分値(絶対値)を算出し、差分値が所定値Vthよりも大きいか否かを判別する(S102)。所定値Vthは、上述したように、抵抗素子R11に充放電電流が流れることによって生じる電圧降下量を考慮して適宜設定することができる。このとき、所定値Vthは、電圧センサ20,23の検出誤差によって発生する電圧値VB,VLの差分値よりも大きな値とすることができる。
コントローラ60は、ステップS102において、電圧値VBと電圧値VLとの差分値が所定値Vth以下と判別された場合(S102のNO)、システムメインリレーSMR−Bが正常である(オフ故障ではない)と判別する。
なお、本実施例のオフ故障判別処理は、システムメインリレーSMR−Bが正常であると判別された場合、図8に示すオフ故障判定処理自体を一旦終了し、次の判別タイミングで再度ステップS101から処理を開始するように制御することができる。また、図8に示すオフ故障判定処理を所定の時間間隔でループさせるように制御し、システムメインリレーSMR−Bが正常であると判別された後から所定時間経過後に、ステップS101から処理を行うように制御することができる。
一方、コントローラ60は、ステップS102において、電圧値VBと電圧値VLとの差分値が所定値Vthよりも大きいと判別された場合(S102のYES)、ステップS103に進み、システムメインリレーSMR−Bがオフ故障していると判別する。このとき、コントローラ60は、故障フラグをオンに設定する。故障フラグについては後述する。
ここで、システムメインリレーSMR−Bがオフ故障していると判別されたとき、抵抗素子R11の過熱保護のため、システムメインリレーSMR−P,SMR−Gをオフに制御して、バッテリ10と昇圧回路24との電気的な接続を遮断することができる。例えば、図8の例において、ステップS103の後に、ステップS109に進んで、バッテリ10と昇圧回路24との電気的な接続を遮断することができる。
しかしながら、例えば、エンジン28を停止させた状態でモータ・ジェネレータMG2を動力源としたEV走行中に、バッテリ10と昇圧回路24との電気的な接続が遮断されてしまうと、バッテリ10からモータ・ジェネレータMG2への電力供給ができなり、車両走行を継続できなくなる。
そこで、システムメインリレーSMR−Bのオフ故障によって抵抗素子R11に充放電電流が流れ、上昇する抵抗素子R11の温度が、抵抗素子R11の過熱保護のために設定される温度閾値以下であれば、オフ故障と判別された後に直ぐにバッテリ10と昇圧回路24との電気的な接続を遮断せずに、停止中のエンジン28を始動させるように制御し、エンジン28の始動後にバッテリ10とインバータ25との電気的な接続を遮断するように、リレー装置をオフに制御する。
このように構成することで、EV走行中にシステムメインリレーSMR−Bがオフ故障であると判別されても、抵抗素子R11の過熱保護を図りつつエンジン始動時間を確保することができ、エンジン28だけを動力源とする車両走行(バッテリレス走行)に切り替えて、車両走行を継続させることができる。
コントローラ60は、ステップS103においてシステムメインリレーSMR−Bのオフ故障を判別した後、エンジン28が動作中か否かを判別する(S104)。エンジン28が動作中である場合(S104のYES)、オフ故障と判別された後に直ぐにバッテリ10と昇圧回路24との電気的な接続を遮断し、バッテリレス走行を行わせるように、車両制御装置80に制御信号を出力する(S108)。車両制御装置80は、コントローラ60から、例えば、動作中のエンジン28のみによる車両走行を示す信号を受信すると、エンジン28の出力のみで車両要求出力を満たすように、エンジン28の出力制御を行う。
ステップS104において、エンジン28が停止していると判別された場合(S104のNO)、ステップS105に進み、抵抗素子R11の温度Tを取得する。
ここで、抵抗素子R11の温度Tは、抵抗素子R11に流れる電流に対する抵抗素子R11の温度上昇値ΔTR0を算出して推定することができる。図9は、図8のステップS105における抵抗素子R11の温度Tの取得処理の一例として、抵抗素子R11の温度Tを推定する処理を示すフローチャートである。
図9に示すように、コントローラ60は、温度センサ22Bからリレー装置の周囲温度Tcを取得する(S1051)。また、電流センサ21の検出電流値Ibを用いて、抵抗素子R11に流れた電流に応じた発熱量を算出し、抵抗素子R11の温度上昇値ΔTR0を算出する(S1052〜S1054)。コントローラ60は、温度上昇値ΔTR0と周囲温度Tcとを用いて、抵抗素子R11に充放電電流が流れたことによって上昇する抵抗素子R11の温度を算出する(S1055)。
温度上昇値ΔTR0は、例えば、オフ故障判定処理を開始したステップS102から現時点までに所定の時間間隔で複数回渡って検出された各電流値Ibの二乗値Ibの平均値を用いて算出することができる。図10は、抵抗素子R11に流れた電流に応じたIb値の平均値と、温度上昇値ΔTR0との関係を規定した算出テーブル例を示す図である。
抵抗素子R11の発熱量は、抵抗素子R11を流れた電流値の二乗値Ibに比例する。抵抗素子R11の抵抗値及び熱容量は予め分かっており、オフ故障判定処理開始してから温度上昇値ΔTR0を算出するまでの時間(ステップS101からステップS1052までの処理時間)も予め把握できる。このため、Ib値の平均値と温度上昇値ΔTR0を算出するまでの時間とから、抵抗素子R11の発熱量を算出することができ、発熱量に応じた温度上昇値ΔTR0を算出することができる。図10に示す算出テーブルは、予め実験等によって作成することができ、メモリ60aに記憶される。
コントローラ60は、ステップS1052において、抵抗素子R11に流れた電流値Ibに基づくIb値(第1発熱量)の平均値を算出するが、本実施例では、停止中のエンジン28を始動するスターターモータとして、モータ・ジェネレータMG1を用いるので、バッテリ10からモータ・ジェネレータMG1に電力供給されるエンジン始動に必要な電力を考慮して、温度上昇値ΔTR0を算出する。
このため、コントローラ60は、ステップS1053において、エンジン28の始動に必要な電力Weから、モータ・ジェネレータMG1に電力Weを供給したときに抵抗素子R11に流れる電流値Ieを算出し、抵抗素子R11に電流値Ieが流れることによる発熱量に対応するIe値(第2発熱量)を算出する。
電流値Ieは、エンジン28の始動に必要な電力Weとバッテリ10の端子間電圧(電圧値VB)から算出することができる(Ie=We/VB)。また、電力Weは、固定値としたり、図11に示すように、エンジン28の温度に応じて必要な電力Weを算出したりするように構成することができる。
図11は、停止中のエンジン28を始動するために必要な電力の算出テーブル例を示す図である。図11の例では、エンジン28のエンジンオイルなどの抵抗が温度によって異なるため、エンジン28の温度によって始動に必要な電力が異なって算出されるようにしている。コントローラ60は、温度センサ29(図1参照)によってエンジン28の温度を検出し、エンジン28の温度に基づいて、図11に示す算出テーブルから、停止中のエンジン28を始動するために必要な電力を算出することができる。なお、温度センサ29で検出されるエンジン28の温度としては、水冷でエンジン28を冷却する場合の水温などがある。
コントローラ60は、ステップS1054において、これまでに抵抗素子R11に流れた電流値Ibに基づくIb値(第1発熱量)の平均値に、エンジン28の始動に伴って抵抗素子R11に流れる電流値Ieに基づくIe値(第2発熱量)を加算し、Ib値とIe値の合計値を用いて、図9に示した算出テーブルから、温度上昇値ΔTR0を算出する。
コントローラ60は、温度上昇値ΔTR0を算出すると、ステップS1055において周囲温度Tcを用いて抵抗素子R11の推定温度T=Tc+ΔTR0を算出する。
コントローラ60は、ステップS105で抵抗素子R11の温度Tを取得すると、ステップS106において温度閾値Tthと比較する。コントローラ60は、抵抗素子R11の温度Tが温度閾値Tth以下であると判別された場合(S106のNO)、停止中のエンジン28の始動に要する電力Weをバッテリ10からモータ・ジェネレータMG1に電力供給することを許可する。
コントローラ60は、車両制御装置80に、バッテリレス走行を行わせるために、エンジン始動要求を出力する(S107)。車両制御装置80は、バッテリ10からの電力供給によって駆動するモータ・ジェネレータMG1を用いて停止中のエンジン28を始動させる。車両制御装置80は、コントローラ60にエンジン28が始動したことを示す制御信号を出力する。コントローラ60は、エンジン28の始動後にリレー装置をオフに制御する(S108)。
一方、ステップS106において抵抗素子R11の温度Tが温度閾値Tthよりも大きいと判別された場合(S106のYES)、停止中のエンジン28の始動に必要な電力をバッテリ10からモータ・ジェネレータMG1に供給すると、抵抗素子R11の温度Tが温度閾値Tthを超えてしまうので、抵抗素子R11の過熱保護を優先する。この場合、コントローラ60は、停止中のエンジン28の始動に要する電力Weをバッテリ10からモータ・ジェネレータMG1に供給することを許可せずに(エンジン28を始動せずに)、リレー装置をオフに制御する(S109)。
このように停止中のエンジン28を始動させるためにバッテリ10の電力供給が必要な場合、エンジン28を始動するために必要な電力による抵抗素子R11の温度上昇を加味して抵抗素子R11の温度推定を行うので、抵抗素子R11の過熱保護を図りつつ、バッテリレス走行を行わせるようにすることができる。
なお、システムメインリレーSMR−Bがオフ故障であると判別された後(ステップS108又はS109でリレー装置をオフに制御した後)は、車両走行を終了する(イグニッションスイッチがオフされる)までの間、図8に示すオフ故障判定処理を行わないように制御してもよい。この場合、ステップS103の故障フラグがオンであることに基づいて、コントローラ60は、オフ故障判定処理の行わないように制御することができる。ここで、故障フラグは、システムメインリレーSMR−Bのオフ故障の有無を示す情報であり、故障フラグがオンのとき、システムメインリレーSMR−Bにオフ故障が生じていることを示す。
また、本実施例のオフ故障判定処理でシステムメインリレーSMR−Bにオフ故障が生じていると判定された後の次の車両起動時において、ステップS103の故障フラグを用いて、電池システムの起動を制御することができる。
図12は、システムメインリレーSMR−Bにオフ故障が生じていると判別された後の次の車両起動時の処理を示すフローチャートである。図12に示すように、車両制御装置80は、イグニッションスイッチがオンされたとき、故障フラグがオフであるか否かを判別する(S301)。車両制御装置80は、故障フラグがオフであると判別された場合(S301のYES)、システムメインリレーSMR-Bがオフ故障していないものと判断し、電池システムの起動を許可する(S302)。コントローラ60は、車両制御装置80から出力される電池システムの起動を許可する制御信号に基づいて、電池システムを起動する。
一方、故障フラグがオンであると判別された場合(S301のNO)、システムメインリレーSMR-Bがオフ故障しているものと判断する。このとき、抵抗素子R11の過熱保護のため、車両制御装置80は、電池システムの起動を禁止するように制御できるが、電池システムの起動を禁止すると、上述のようにエンジン28を始動させることができないので、車両走行ができなくなってしまう。
そこで、図12に示すように、車両制御装置80は、システムメインリレーSMR−Bにオフ故障が生じている状態で、イグニッションスイッチがオンされた場合、エンジン28の始動に必要な電力をモータ・ジェネレータMG1に供給するために、一時的に電池システムの起動を許可する(S303)。そして、エンジン28が始動した後に(S304のYES)、車両制御装置80は、その後の電池システムの起動を禁止する(S305)。コントローラ60は、車両制御装置80からの一時的な電池システムの起動許可及びエンジン28の始動後の電池システムの起動禁止の各制御信号に基づいて、リレー装置をオン/オフに制御する。
システムメインリレーSMR−Bにオフ故障が生じていると判別された後に車両が停止され、その後に車両が起動されるまでの間は、システムメインリレーSMR−Pに充放電電流が流れていないので、抵抗素子R11の温度Tは、温度閾値Tthよりも低くなっているものとして、一時的な電池システムの起動を許可する。このように構成することで、オフ故障が発生した後に車両走行ができなくなることを抑制でき、エンジン28を始動させてエンジン28だけを動力源とするバッテリレス走行を行わせることができる。この場合、イグニッションスイッチがオフされたときからイグニッションスイッチがオンされるまでの時間が所定の時間よりも短い場合は、一時的な電池システムの起動を許可しないように制御したり、一時的な電池システムの起動回数を制限したりしてもよい。
なお、エンジン28を始動させた後は、リレー装置がオフに制御されるバッテリ10からの電力供給が禁止されるので、バッテリレス走行に必要な電力は、図1に示した補機電池42から供給することができる。上述したリレー装置をオフに制御した後のバッテリレス走行についても同様である。
以上、本発明の実施例について説明したが、上記説明において、モータ・ジェネレータMG1をスタータとして使用する態様を一例に説明したが、これに限りものではない。例えば、モータ・ジェネレータMG1とは別のスターターモータに、バッテリ10から必要な電力を供給して、停止中のエンジン28を始動させる態様であってもよい。
また、モータ・ジェネレータMG1に対してバッテリ10以外の電源(例えば、図1に示した補機電池42)から電力を供給することもできる。この場合、図9に示したステップS1053を省略し、かつステップS1054において、停止中のエンジン28の始動に必要な電力We分の発熱量を上乗せずに、Ibの平均値のみを用いて抵抗素子R11の温度上昇値ΔTR0を算出し、抵抗素子R11の温度推定を行う。
また、図8のステップS105における抵抗素子R11の温度Tの取得処理として、図9に示した温度推定処理以外にも、例えば、抵抗素子R11の温度Tを検出する温度センサを設けて、直接測定して取得することもできる。この場合、図1に示す電池システムは、リレー装置内の抵抗素子R11の温度Tを検出する温度センサを備えることができる。なお、温度センサで抵抗素子R11の温度Tを直接測定するようにしても、上述のようにエンジン28を始動するために必要な電力による抵抗素子R11の温度上昇分を加味することができる。例えば、エンジン28の始動に伴って抵抗素子R11に流れる電流値Ieに基づくIe値(第2発熱量)のみを用いた温度上昇値を、温度センサで測定した抵抗素子R11の温度Tに加算して、加算後の抵抗素子R11の温度を用いてステップS106以降の処理を行うように構成することができる。
また、図1等の例では、負極ラインNLと接続される電圧センサ23の他端が、システムメインリレーSMR−Gと昇圧回路24との間の負極ラインNLに接続されているが、図13に示す接続構成であってもよい。図13の例では、電圧センサ23の他端が、バッテリ10の負極端子とシステムメインリレーSMR−Gとの間の負極ラインNLに接続されている。つまり、抵抗素子R11を経由した電流経路で充放電電流が流れることによる電圧降下を把握できればよいので、電圧センサ23の一端を、システムメインリレーSMR−Bに対するシステムメインリレーSMR−Pの接点よりもインバータ25側に位置する正極ラインPLと接続し、電圧センサ23の他端を、システムメインリレーSMR−Gとインバータ25との間の負極ラインNL(図1)、または、バッテリ10の負極端子とシステムメインリレーSMR−Gとの間の負極ラインNL(図13)と接続するように構成することができる。
また、上記説明において、車両の動力源としてエンジン28及びバッテリ10から供給される電力によって駆動するモータ・ジェネレータMG2(走行用モータ)を備えたハイブリッド車両を一例に説明しているが、本実施例のオフ故障判定処理は、車両を走行させる動力源として電池システム(バッテリ)だけを備えた電気自動車にも適用可能である。この場合、図8の例において、ステップS103でオフ故障が判別した後、ステップS109に進み、リレー装置をオフに制御することができる。
10:バッテリ、20,23:電圧センサ、21:電流センサ、22A,22B,29:温度センサ、24:昇圧回路、25:インバータ、26:駆動輪、27:動力分割機構、28:エンジン、60:コントローラ、R11:抵抗素子、C:コンデンサ、PL:正極ライン、NL:負極ライン、SW1,SW3:スイッチ素子、SMR−B,SMR−G,SMR−P:システムメインリレー

Claims (4)

  1. 蓄電装置を負荷と接続する正負極の一方の第1接続ラインに設けられた第1リレーと、抵抗素子と直列に接続された状態で、前記第1リレーと並列に接続された第2リレーと、前記蓄電装置を負荷と接続する正負極の他方の第2接続ラインに設けられた第3リレーと、第1電流値での通電によって前記第2リレーおよび前記第3リレーをオフからオンに切り替えるための電磁力を発生させ、前記第1電流値よりも大きい第2電流値での通電によって、前記第2リレー、前記第3リレーに加えて前記第1リレーをオフからオンに切り替えるための電磁力を発生させるコイルと、を備えるリレー装置と、
    前記蓄電装置の端子間電圧を検出する第1電圧センサと、
    前記第1リレーに対して並列に接続される前記第2リレー及び前記抵抗素子を含む電流経路を前記負荷と接続する前記第1接続ラインと、前記第2接続ラインとの間の電圧を検出する第2電圧センサと、
    前記蓄電装置と前記負荷とを接続するときに、前記第2リレーおよび前記第3リレーをオフからオンにし、その後、前記第2リレー、前記第3リレーに加えて前記第1リレーをオンにして前記蓄電装置と前記負荷とを接続状態に制御するコントローラと、を有し、
    前記コントローラは、前記蓄電装置と前記負荷とを接続状態に制御して前記蓄電装置と前記負荷との間で充放電電流が流れているときの前記第1電圧センサ及び前記第2電圧センサの各検出電圧値の差が所定値よりも大きいとき、前記第1リレーがオフで故障していると判別することを特徴とする蓄電システム。
  2. 前記蓄電システムは、車両の動力源としてエンジン及び前記蓄電装置から供給される電力によって駆動する走行用モータを備えた車両に搭載され、
    前記コントローラは、前記第1リレーがオフで故障していると判別されたとき、前記抵抗素子の温度が所定値以下であれば、前記蓄電装置と前記負荷との接続を遮断するために前記リレー装置をオフにせずに停止中の前記エンジンを始動させるように制御し、前記エンジンの始動後に前記リレー装置をオフに制御することを特徴とする請求項1に記載の蓄電システム。
  3. 前記蓄電装置を流れる電流を検出する電流センサと、
    前記リレー装置の周囲の温度を検出する温度センサと、を備え、
    前記コントローラは、前記電流センサの検出電流値に基づく前記抵抗素子に流れた電流に応じた発熱量に基づいて、前記抵抗素子の温度上昇値を算出し、算出された前記温度上昇値と前記周囲の温度とを用いて前記抵抗素子の温度を推定することを特徴とする請求項2に記載の蓄電システム。
  4. 前記蓄電装置から供給される電力によって駆動する前記エンジンの始動用モータをさらに備え、
    前記コントローラは、前記抵抗素子に流れた電流に応じた第1発熱量に、前記始動用モータによって停止中の前記エンジンを駆動するために必要な電力に基づく始動用電流に応じた第2発熱量を加算し、前記第1発熱量に前記第2発熱量が加算された発熱量に基づいて、前記抵抗素子の温度上昇値を算出することを特徴とする請求項3に記載の蓄電システム。
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