JP2016008110A - 用紙搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】搬送ローラに挟持されて搬送される用紙の後端や後端面に汚れや傷がつくのを防止できる用紙搬送装置を提供する。
【解決手段】用紙搬送装置1は、印刷部の下流に設けられて用紙を挟持搬送する二対の搬送ローラ2,3 と、搬送ローラの従動ローラ2a,3a を揺動して用紙の挟持を制御する挟持制御部4と、用紙の端部を検出して検出信号を出力する検出部8と、用紙の後端に加わる搬送ローラの挟持圧が、これ以外の部分に加えられる挟持圧より小さくなるように、検出信号に基づく所定のタイミングで挟持制御部を制御して用紙の後端が挟持されないようにする制御部を有する。用紙の後端は搬送ローラに挟まれないので、用紙の後端や後端面に端面に汚れや損傷が起きず、特に冊子印刷において外観性が向上する。
【選択図】図1
【解決手段】用紙搬送装置1は、印刷部の下流に設けられて用紙を挟持搬送する二対の搬送ローラ2,3 と、搬送ローラの従動ローラ2a,3a を揺動して用紙の挟持を制御する挟持制御部4と、用紙の端部を検出して検出信号を出力する検出部8と、用紙の後端に加わる搬送ローラの挟持圧が、これ以外の部分に加えられる挟持圧より小さくなるように、検出信号に基づく所定のタイミングで挟持制御部を制御して用紙の後端が挟持されないようにする制御部を有する。用紙の後端は搬送ローラに挟まれないので、用紙の後端や後端面に端面に汚れや損傷が起きず、特に冊子印刷において外観性が向上する。
【選択図】図1
Description
本発明は、用紙を搬送ローラで挟んで搬送する用紙搬送装置に係り、特に用紙の後端が搬送ローラに挟まれることによって用紙の後端面に転写汚れや傷がついて外観を損ねるのを防止できるようにした用紙搬送装置に関するものである。
下記特許文献1に開示された印刷装置1は、同文献中の図面にも示すように、用紙に印刷を行うヘッドユニット4と、ヘッドユニット4で印刷された用紙を複数の搬送ローラ対でニップして搬送経路上を搬送する搬送部3とを備えている。そして、搬送方向についてヘッドユニットの下流側の搬送経路において、ヘッドユニット4に近い側での搬送ローラ対のニップ圧を、より遠い側にある搬送ローラ対のニップ圧よりも小さくなるようにした。これによって、印刷直後の色材が十分には定着していない状態の用紙から搬送ローラへ色材が転写されにくくなり、生産性の低下を抑えながら、印刷物の汚れを軽減することができるものとされている。
特許文献1に記載の発明によれば、ヘッドユニット4の下流における搬送ローラのニップ圧を、ヘッドユニット4に遠い側よりも近い側でより小さくなるよう設定したため、印刷後の印刷物を一定のニップ圧で搬送する場合に較べれば搬送ローラにインクが転移しにくくなり、印面の汚れを軽減できる可能性はあるが、印刷直後の印刷物を前端から後端まで全長にわたって挟んで搬送していることに変わりはなく、程度の差はあっても、搬送ローラが印刷物の印面に接触することにより印面が汚れることを完全に避けることはできなかった。
さらに、本願発明者の知見によれば、上述したような通常の搬送ローラを、特に冊子を作製するために複数頁の用紙を印刷する場合に用いると、各頁ごとの印面の汚れが許容範囲内であったとしても、搬送ローラを抜け出る用紙の後端及び後端面にインク汚れが生じてしまい、これを重ねて作製する冊子の後端面には、搬送ローラと対応した位置に重ね方向(又は冊子の厚さ方向)に沿って汚れの帯が現れてしまう。本願発明者は、このような現象に気がつき、その原因について鋭意研究した結果、次のような知見を得るに至った。
図3は、このような従来の搬送ローラ100で用紙を搬送している状態を示している。この搬送ローラ100は、上下一対で構成され、軸方向については所定間隔をおいて2分割されている。図示はしないが、このような搬送ローラ100が所定間隔をおいて複数対設けられており、印刷後、用紙Pを連続的に搬送する構成になっているものとする。
図3に示すような構成の搬送ローラ100で印刷済みの用紙Pを搬送すると、上述したように、特許文献1記載のような発明を採用したとしても、搬送ローラ100の周面がインクで汚れ、このインクの汚れが徐々に堆積していくことを完全には避けることができない。このため、搬送ローラ100の周面に付着したインクの汚れは、用紙Pを搬送するにつれて用紙Pの表面に転移し、特に用紙Pの後端において次に述べるようなメカニズムで強く用紙Pに付着するため、上述したような用紙Pの後端に後端面汚れSが生じる現象が発生すると考えられる。
すなわち、図4に示すように、搬送ローラ100を構成する上下の従動ローラ100a及び駆動ローラ100bで用紙Pを挟持して搬送する際には、用紙Pは弾性変形した従動ローラ100a及び駆動ローラ100bの間に挟まれて一定の面積の領域において圧力を受け、その印面から搬送ローラ100の周面にインクを転移させるとともに、用紙Pの圧力を受ける領域は後端に向けて移動していくため、用紙Pの表面は後側(上流側)に近いほど搬送ローラ100からより多くのインクが付着していく傾向があると考えられる。
そして、図5に示すように、従動ローラ100a及び駆動ローラ100bの間から用紙Pの後端が抜ける際には、用紙Pが搬送ローラ100から圧力を受ける面積が減少していき、後端に近い部分ほど高い圧力を受けるようになるため、用紙Pの後端に向かうに従って搬送ローラ100からのインクの転写による汚れが顕著になると考えられる。また、軸線方向には搬送ローラ100が存在しない部分があるので、圧力が加わらないローラがない部分と、圧力が最も大きくなる用紙端との圧力の差から、捲れなど用紙Pへの損傷が発生する場合もある。さらに、搬送ローラ100が弾性体の場合には、変形した搬送ローラ100が用紙Pの後端面に直接接触するため、用紙Pの後端面が汚れる場合も考えられる。
本発明は、このような従来の技術及びその課題に鑑みてなされたものであり、用紙を搬送ローラで挟持して搬送する用紙搬送装置において、用紙の後端が搬送ローラを抜ける際に用紙の後端部や後端面に汚れや傷がついて外観を損ねるのを防止できるようにした用紙搬送装置を提供することを主たる目的としている。
請求項1に記載された用紙搬送装置は、
印刷部の下流側に所定間隔をおいて配置され用紙を挟持して搬送する少なくとも二対の搬送ローラと、
前記搬送ローラによる用紙の挟持を制御する挟持制御部と、
前記搬送ローラによって搬送される用紙の端部を検出して検出信号を出力する検出部と、
用紙の後端が前記搬送ローラから与えられる挟持圧が、用紙の後端以外の部分が前記搬送ローラから与えられる挟持圧よりも小さくなるように、前記検出部の前記検出信号に基づく所定のタイミングで前記挟持制御部を制御する制御部と、
を具備することを特徴としている。
印刷部の下流側に所定間隔をおいて配置され用紙を挟持して搬送する少なくとも二対の搬送ローラと、
前記搬送ローラによる用紙の挟持を制御する挟持制御部と、
前記搬送ローラによって搬送される用紙の端部を検出して検出信号を出力する検出部と、
用紙の後端が前記搬送ローラから与えられる挟持圧が、用紙の後端以外の部分が前記搬送ローラから与えられる挟持圧よりも小さくなるように、前記検出部の前記検出信号に基づく所定のタイミングで前記挟持制御部を制御する制御部と、
を具備することを特徴としている。
請求項2に記載された用紙搬送装置は、請求項1に記載の用紙搬送装置において、
前記制御部は、相対的に下流側にある第2の前記搬送ローラによって搬送されている用紙の後端が相対的に上流側にある第1の前記搬送ローラを通過する前に、前記挟持制御部を制御して第1の前記搬送ローラの挟持圧を減少させることを特徴としている。
前記制御部は、相対的に下流側にある第2の前記搬送ローラによって搬送されている用紙の後端が相対的に上流側にある第1の前記搬送ローラを通過する前に、前記挟持制御部を制御して第1の前記搬送ローラの挟持圧を減少させることを特徴としている。
請求項3に記載された用紙搬送装置は、請求項1又は2に記載の用紙搬送装置において、
前記制御部は、前記検出信号の出力タイミングと、搬送する用紙のサイズ情報と、前記搬送ローラの搬送速度に基づいて前記挟持制御部を制御することを特徴としている。
前記制御部は、前記検出信号の出力タイミングと、搬送する用紙のサイズ情報と、前記搬送ローラの搬送速度に基づいて前記挟持制御部を制御することを特徴としている。
請求項1に記載された用紙搬送装置によれば、検出部は、搬送ローラによって搬送される用紙の端部、すなわち用紙の前端または後端を検出して検出信号を出力する。制御部は、検出部の検出信号に基づき、用紙の後端が搬送ローラを通過する所定のタイミングで挟持制御部を制御し、搬送ローラが用紙の後端に与える挟持圧が、用紙の後端以外の部分に与える挟持圧よりも小さくなるように挟持制御部を制御する。用紙の後端に対する挟持圧を小さくする手法としては、挟持圧を減少させてもよいし、用紙の挟持を解除してもよい。用紙の後端は搬送ローラから抜ける際に高い圧力を受けることがないので、用紙の後端や後端面に汚れや搬送ローラの接触に起因する損傷が起きず、外観性が向上する。
請求項2に記載された用紙搬送装置によれば、下流側にある第2の搬送ローラによって搬送されている用紙の後端が、上流側にある第1の搬送ローラを通過する前に、第1の搬送ローラの挟持圧を減少させることにより、用紙の後端に汚れや損傷を与えることなく、用紙の搬送を続行することができる。
請求項3に記載された用紙搬送装置によれば、制御部は、検出信号の出力タイミングと、搬送する用紙のサイズ情報と、搬送ローラの搬送速度に基づいて挟持制御部を制御するため、搬送中の用紙の端部に加わる搬送ローラの挟持圧を減少させるタイミングを的確に設定することができる。
実施形態の用紙搬送装置1を図1及び図2を参照して説明する。
図1に示すように、実施形態の用紙搬送装置1は、図中左方に配置される図示しない印刷部の下流側に、所定間隔をおいて配置された少なくとも二対の搬送ローラ2,3を備えている。図1において、相対的に上流側(図中左側)の搬送ローラを第1の搬送ローラ2と呼び、相対的に下流側(図中右側)の搬送ローラを第2の搬送ローラ3と呼び、用紙は図中矢印Aで示すように左方の上流から右方の下流に向けて搬送される。
図1に示すように、実施形態の用紙搬送装置1は、図中左方に配置される図示しない印刷部の下流側に、所定間隔をおいて配置された少なくとも二対の搬送ローラ2,3を備えている。図1において、相対的に上流側(図中左側)の搬送ローラを第1の搬送ローラ2と呼び、相対的に下流側(図中右側)の搬送ローラを第2の搬送ローラ3と呼び、用紙は図中矢印Aで示すように左方の上流から右方の下流に向けて搬送される。
図1に示すように、各対の搬送ローラ2,3は上側の従動ローラ2a,3aと下側の駆動ローラ2b,3bによって構成されている。駆動ローラ2b,3bには駆動モータM1,M1の各駆動軸が連動連結されており、駆動ローラ2b,3bは後述する制御部10の制御により必要な回転速度で回転駆動することができる。従動ローラ2a,3aは、前記駆動ローラ2b,3bとの協働により用紙Pの挟持を制御する挟持制御部4によって移動可能となっている。すなわち、従動ローラ2a,3aは、挟持制御部4の一部を構成するアーム5の前端部に回動可能に取り付けられている。このアーム5は、その基端部を揺動自在に支持されており、また付勢手段6によって従動ローラ2a,3aが駆動ローラ2b,3bに接近する方向に付勢されている。また、アーム5の基端部の近傍、駆動ローラ2b,3bの側には、挟持制御部4の一部を構成するカム7が設けられてアーム5に接触している。そして、カム7の回動軸は、図1に示すように、挟持制御部4の一部を構成するモータM2で駆動されるようになっており、モータM2は後述する制御部10の制御により必要な量だけ回転駆動することができる。従って、挟持制御部4によれば、モータM2によってカム7を回動することにより付勢手段6に抗してアーム5を揺動させ、従動ローラ2a,3aを駆動ローラ2b,3bから離れる方向に移動させることができ、用紙Pに対する挟持圧を減少する方向に制御することができる。また、モータM2によってカム7を回動することにより付勢手段6の付勢力によってアーム5を反対方向に揺動させ、従動ローラ2a,3aを駆動ローラ2b,3bに接近する方向に移動させることができ、用紙Pに対する挟持圧を増大する方向に制御することができる。
なお、本実施形態では、従動ローラ2a,3a及びこれらが取り付けられたアーム5を揺動させる手段として、カム7及びこれを駆動するモータM2を示したが、これは搬送ローラによる用紙の挟持圧を可変制御するための構成上の例示にすぎず、その他、種々の機械的構成及び制御手法により、従動ローラによって用紙に与える挟持圧を可変制御することが可能である。他の一例を挙げれば、ソレノイドで従動ローラを直接又は間接に移動させて用紙に与える挟持圧を可変制御することもできる。
なお、本実施形態では、従動ローラ2a,3a及びこれらが取り付けられたアーム5を揺動させる手段として、カム7及びこれを駆動するモータM2を示したが、これは搬送ローラによる用紙の挟持圧を可変制御するための構成上の例示にすぎず、その他、種々の機械的構成及び制御手法により、従動ローラによって用紙に与える挟持圧を可変制御することが可能である。他の一例を挙げれば、ソレノイドで従動ローラを直接又は間接に移動させて用紙に与える挟持圧を可変制御することもできる。
図1に示すように、第1の搬送ローラ2の上流には、用紙Pの端部を検出する検出部8が設けられている。検出部8による用紙Pの検出原理は特に問わないが、搬送ローラ2,3によって搬送される用紙Pの端部が通過するのを検出して検出信号を出力することができる。
図1に示すように、用紙搬送装置1は制御部10を備えている。制御部10には検出部8の出力端が接続されており、検出部8から検出信号が入力されるようになっている。制御部10は、検出部8からの検出信号や、外部から取得した用紙Pの搬送に係る指令やジョブ情報に基づき、予め格納されたプログラムに従って、各搬送ローラ2,3のモータM1,M1を制御することにより駆動ローラ2b,3bを必要な速度で回転駆動するとともに、各搬送ローラ2,3において挟持制御部4,4のモータM2,M2を制御することにより従動ローラ2a,3aと駆動ローラ2b,3bによる用紙Pの挟持状態を制御することができる。
なお、用紙Pの搬送に係るジョブ情報には、例えば搬送する用紙Pのサイズ情報や、用紙Pを搬送する速度情報等が含まれる。ジョブ情報は、図示しない制御パネルからの手動入力で制御部10に与えてもよいし、外部のPC等や記憶媒体を介して与えられてもよい。
この制御部10によれば、検出部8から検出信号が出力される出力タイミングと、搬送する用紙Pのサイズ情報と、指定された(又は予め定められた)搬送ローラ2,3の搬送速度情報等に基づいて、挟持制御部4のモータM2を制御することにより、用紙Pの後端が搬送ローラ2,3を通過するタイミングに合わせて、搬送ローラ2,3による用紙Pの挟持圧が減少するように挟持制御部4を制御することができる。
図1は、用紙Pが第1及び第2の搬送ローラ2,3で搬送されている状態を示す図であり、図2は、開放された第1の搬送ローラ2を用紙Pの後端が通過する状態を示す図である。図1に示すように、用紙Pを搬送している時には、挟持制御部4のモータM2が作動し、従動ローラ2a,3aが付勢手段6によって下方の搬送位置に設定され、各搬送ローラ2,3の従動ローラ2a,3aと駆動ローラ2b,3bは用紙Pを挟んだ状態にある。また、図2に示すように、搬送していた用紙Pの後端がローラ間から出て行く際には、挟持制御部4のモータM2が作動して用紙Pの後端に対応する搬送ローラ2の従動ローラ2aが上方の離間位置に設定される。また、図示はしないが、用紙Pの先端が搬送ローラ2,3に入る際には、従動ローラ2a,3aと駆動ローラ2b,3bは用紙を受け入れるための隙間をおいて対峙した状態にある。
図1に示す状態の前段階において、用紙Pが前段の図示しない印刷部から排出されて下流方向に送られ、用紙Pの前端が検出部8を通過すると、検出部8はこれを検出して検出信号を制御部10に出力する。
図1に示すように、用紙Pは、第1の搬送ローラ2及び第2の搬送ローラ3を通過し、両搬送ローラ2,3によって挟持され、下流に向けて搬送されていく。
制御部10は、用紙Pの前端が検出部8を通過したタイミングに基づき、用紙Pのサイズ、印刷部から出てくる用紙Pの速度、検出部8と第1の搬送ローラ2の距離等の情報から、用紙Pの位置を把握している。すなわち、制御部10は、検出部8と用紙Pの前端との距離L1を常時把握している。
制御部10は、用紙Pの前端が検出部8を通過したタイミングに基づき、用紙Pのサイズ、印刷部から出てくる用紙Pの速度、検出部8と第1の搬送ローラ2の距離等の情報から、用紙Pの位置を把握している。すなわち、制御部10は、検出部8と用紙Pの前端との距離L1を常時把握している。
図2において、第1の搬送ローラ2及び第2の搬送ローラ3で用紙Pが搬送されていくと、やがて用紙Pの後端が第1の搬送ローラ2の挟持部分に接近してくる。制御部10は、用紙Pのサイズ、第1及び第2の搬送ローラ2,3による用紙Pの搬送速度、検出部8と第1の搬送ローラ2の距離等から、検出部8と用紙Pの前端との距離L2を把握しており、用紙Pの後端が第1の搬送ローラ2を通過するタイミングを算出することができる。制御部10は、この算出結果に基づき、実際に用紙Pの後端が第1の搬送ローラ2を通過するタイミングで挟持制御部4を制御し、第1の搬送ローラ2の従動ローラ2aを上昇させて駆動ローラ2bとの間での挟持を解除する。用紙Pの後端は第1の搬送ローラ2による挟持圧を受けることなく、汚れや損傷を受けることがない。用紙Pは、第2の搬送ローラ3に搬送されて第1の搬送ローラ2を抜け、下流に送られていく。
そして、図示はしないが、第2の搬送ローラ3の下流側に、さらに他の搬送ローラがあれば、用紙Pはこの他の搬送ローラに引き渡されてさらに下流へと搬送されていく。この時、以上説明したのと同様の制御により、用紙Pの後端が第2の搬送ローラ3を抜ける際には、その従動ローラ3aを上方へ逃がして用紙Pの後端に挟持圧が加わらないように(又は挟持圧が搬送時より小さくなるように)して搬送を続行していく。なお、第1の搬送ローラ2と第2の搬送ローラ3の間や、第2の搬送ローラ3の下流側等にも検知部を設け、用紙Pの端部を適宜検出すれば、用紙Pの現在位置をより正確に把握することができるため、上記制御には有用である。また、図1及び図2を参照した説明では、検出部8が用紙Pの前端を検知していたが、検出部8は用紙Pの後端を検知するものとしてもよいし、両方を検知してもよい。
なお、以上説明した本実施形態の用紙搬送装置1は、用紙Pを搬送する搬送ローラとして少なくとも二対の搬送ローラ2,3を有しているものとしたのは、搬送手段としての搬送ローラが少なくとも二対あれば用紙Pを連続的に搬送できるからであり、また前述したように、用紙Pの後端に対する搬送ローラの挟持圧を減少させる制御を行ないつつ、用紙Pの搬送を継続するには、少なくとも二対の搬送ローラが必要だからでもある。また、用紙Pの端部を検出する検出部として第1の搬送ローラ2の上流に1個の検知部8を有することとしたのは、2対の搬送ローラの上流側で用紙Pの前端を検知すれば、用紙サイズや搬送速度等の諸情報の統合により、用紙Pの位置を把握することが可能だからである。しかしながら、先に説明したように、搬送ローラは3対以上が搬送経路に沿って所定間隔で配置されていてもよいし、検出部は必ずしも1個とは限らず、上記例示のように2個以上設けてもよい。
相当数の頁で構成される冊子の各頁を、各冊子単位で連続的に印刷して冊子状に積み上げていく冊子印刷モードと、通常の小枚数の通常印刷モードの何れかを選択的に実行できる画像形成装置において、印刷部の排出側に、以上説明した実施形態の用紙搬送装置1を設けるものとすれば、特に次のような効果が得られる。すなわち、「発明が解決しようとする課題」の項で説明したように、従来の用紙搬送装置によれば、冊子印刷モードを実行した場合には、各頁ごとの印面の汚れが許容範囲内であったとしても、各頁の後端を搬送ローラで強く挟持して後端面汚れが生じてしまうため、冊子の後端面に冊子の厚さ方向に沿って汚れの帯が現れてしまう。しかしながら、本実施形態の用紙搬送装置1によれば、用紙Pの後端に対する挟持圧を減少させることができるため、各頁の後端には後端面汚れは発生せず、各頁を重ねて作製する冊子の後端面に厚さ方向の汚れの帯が生じる不具合を確実に避けることができる。
1…用紙搬送装置
2…第1の搬送ローラ
3…第2の搬送ローラ
4…挟持制御部
8…検出部
10…制御部
P…用紙
M1,M2…モータ
2…第1の搬送ローラ
3…第2の搬送ローラ
4…挟持制御部
8…検出部
10…制御部
P…用紙
M1,M2…モータ
Claims (3)
- 印刷部の下流側に所定間隔をおいて配置され用紙を挟持して搬送する少なくとも二対の搬送ローラと、
前記搬送ローラによる用紙の挟持を制御する挟持制御部と、
前記搬送ローラによって搬送される用紙の端部を検出して検出信号を出力する検出部と、
用紙の後端が前記搬送ローラから与えられる挟持圧が、用紙の後端以外の部分が前記搬送ローラから与えられる挟持圧よりも小さくなるように、前記検出部の前記検出信号に基づく所定のタイミングで前記挟持制御部を制御する制御部と、
を具備することを特徴とする用紙搬送装置。 - 前記制御部は、相対的に下流側にある第2の前記搬送ローラによって搬送されている用紙の後端が相対的に上流側にある第1の前記搬送ローラを通過する前に、前記挟持制御部を制御して第1の前記搬送ローラの挟持圧を減少させることを特徴とする請求項1に記載の用紙搬送装置。
- 前記制御部は、前記検出信号の出力タイミングと、搬送する用紙のサイズ情報と、前記搬送ローラの搬送速度に基づいて前記挟持制御部を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の用紙搬送装置。
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018120014A (ja) * | 2017-01-23 | 2018-08-02 | コニカミノルタ株式会社 | 汚れ防止装置および画像形成装置 |
| US12105459B2 (en) | 2022-07-28 | 2024-10-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
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