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JP2016007804A - 液滴吐出装置および画像形成装置 - Google Patents

液滴吐出装置および画像形成装置 Download PDF

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JP2016007804A
JP2016007804A JP2014130436A JP2014130436A JP2016007804A JP 2016007804 A JP2016007804 A JP 2016007804A JP 2014130436 A JP2014130436 A JP 2014130436A JP 2014130436 A JP2014130436 A JP 2014130436A JP 2016007804 A JP2016007804 A JP 2016007804A
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佐藤 薫
Kaoru Sato
薫 佐藤
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Abstract

【課題】簡易な構成でリフィル流量および速度の増加を抑制してノズルのメニスカス溢れを防ぐ。
【解決手段】インクを収容するインクタンク32と、インクを吐出する複数のノズル孔を有するノズル板104と、ノズル孔の各々に連通した複数の加圧液室が設けられた流路板と、加圧液室内の圧力を変動させる圧電素子と、圧電素子に駆動信号を印加する駆動ICと、複数の加圧液室の各々に連通した共通液室が設けられたクレーム部材と、駆動信号の駆動周波数に応じて、ノズル孔のインク吐出口近傍のインクにかかる負圧を調整する負圧調整機構(ピストン34)と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、液滴吐出装置および画像形成装置に関する。
従来から、様々な方式により液滴を吐出する記録ヘッドを備えた液滴吐出装置が、プリンタやMFP(Multi Function Printer)などに利用されている。この液滴吐出装置は、記録ヘッドのノズル孔から用紙などの記録媒体に液滴(インク)を吐出すことにより文字や画像などを記録する。記録ヘッドのノズル孔から吐出される液滴を形成する方法には、圧電素子を利用する方法、液滴を加熱して気泡を発生させ、その圧力で液滴を吐出させる方法、および静電気力を利用する方法などが知られている。液滴吐出装置の記録ヘッドは、高密度のマルチノズル化を比較的容易に実現でき、高精細な画像を記録媒体上に形成することが可能である。
例えば、記録ヘッドと、当該記録ヘッドのインク室と相互に接続されたインクタンクとを備えたインクジェット記録ヘッド装置が開示されている(特許文献1参照)。
このような液滴吐出装置では、高い駆動周波数で圧電素子を駆動した場合、液滴の吐出量が増加するとともに、加圧液室へのリフィル流量および流速が増加することでノズルのメニスカスが溢れてしまい、液滴の吐出が不安定になってしまうという問題があった。
そこで特許文献1のインクジェット記録ヘッド装置では、流入管路と流出管路の双方にポンプを装備し、流入管路からインク室へのインクの流入量と当該インク室から流出管路へのインクの流出量とを常時等量かつ一定量に保つことで、吐出部に形成されるインクメニスカスの状態を安定に保っている。
しかしながら、上述のようなインクジェット記録ヘッド装置では、ポンプやバイパス管路などが必要となるため、装置の構成が複雑になってしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成でリフィル流量および速度の増加を抑制してノズルのメニスカス溢れを防ぐ液滴吐出装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、液滴を収容する液滴収容部と、液滴を吐出する複数のノズル孔を有するノズル板と、前記ノズル孔の各々に連通した複数の加圧液室が設けられた流路板と、前記加圧液室内の圧力を変動させる圧電素子と、前記圧電素子に駆動信号を印加する駆動手段と、前記複数の加圧液室の各々に連通した共通液室が設けられた枠部材と、前記駆動信号の駆動周波数に応じて、前記ノズル孔の液滴吐出口近傍の液滴にかかる負圧を調整する負圧調整手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成でリフィル流量および速度の増加を抑制してノズルのメニスカス溢れを防ぐという効果を奏する。
図1は、実施の形態1にかかる液滴吐出装置の一例を示す外観図である。 図2は、実施の形態1の液滴吐出装置の記録ヘッドの位置および移動方向の一例を示す図である。 図3は、実施の形態1の液滴吐出装置の記録ヘッドの説明図である。 図4は、記録ヘッドの液室長手方向に沿う断面図である。 図5は、記録ヘッドの液室短手方向に沿う断面図である。 図6は、実施の形態1にかかる液滴吐出装置におけるインクタンクから記録ヘッドまでの構造を示す図である。 図7は、圧電素子の駆動周波数と負圧調整機構により調整されるインクの負圧との関係を示す図である。 図8は、実施の形態1の液滴吐出装置の記録ヘッド等の搭載例を示す図である。 図9は、加圧液室のインクの温度と負圧調整機構により調整されるインクの負圧との関係を示す図である。 図10は、実施の形態2にかかる液滴吐出装置におけるインクタンクから記録ヘッドまでの構造を示す図である。 図11は、実施の形態2の液滴吐出装置の記録ヘッド等の搭載例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、液滴吐出装置および画像形成装置の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる液滴吐出装置の一例を示す外観図である。図1に示すように、本実施の形態の液滴吐出装置10は、インク(液滴)を充填する4つのインクタンク32(液滴収容部)を備えている。インクタンク32のそれぞれには、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)のインクが装填されている。そして、インクタンク32内のインクは、インク供給部22(図3参照)により液室(図4における共通液室110および加圧液室108)に供給される。インク供給部22および液室の詳細については後述する。
図2は、実施の形態1の液滴吐出装置の記録ヘッドの位置および移動方向の一例を示す図である。なお、図2では、説明のために記録ヘッド12や記録メディア14の搬送路を覆うハウジングは取り外し、図示を省略している。また、本実施の形態の場合、記録メディア14の一例として記録用紙を示し、当該記録用紙に文字や画像を印刷(形成)する場合を説明する。
記録ヘッド12は、インクを吐出する複数のノズルを備えている。本実施の形態では、4つのノズルを備えている。本実施の形態の記録ヘッド12は、一例として、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)の各色のインクの吐出ができるように構成されている。記録ヘッド12から吐出されるインクの吐出態様は、記録ヘッド12の各ノズルに対応して設けられた駆動素子(例えば圧電素子;PZT)に印加する駆動パルス(駆動信号)により制御される。記録ヘッド12の詳細については後述する。
複数の記録ヘッド12はキャリッジ16に搭載されている。記録ヘッド12を搭載するキャリッジ16は、例えば、ガイド部材18に沿ってキャリッジスキャン方向A(主走査方向)に往復移動する。一方、記録メディア14は、図示を省略した複数の搬送ローラによって、メディア搬送方向B(副走査方向)へプラテン20上を移動しながら、記録ヘッド12から吐出され飛翔したインクが付着することで文字や画像などが記録される。
図3は、実施の形態1の液滴吐出装置の記録ヘッドの説明図である。記録ヘッド12は、ノズル板104に形成された複数のノズル106(マルチノズル)からインクを吐出する。このノズル板104は、重力方向と直交する方向に沿って設けられており、各ノズル孔から吐出されたインクは重力方向にそれぞれ吐出される。インク供給部22は、インクタンク32(図6参照)から記録ヘッド12にインクが供給される流路の一部である。また、記録ヘッド12を駆動する回路が、FPC(Flexible Printed Circuits)24上に駆動IC(Integrated Circuit)26として実装されている。液滴吐出装置10は、FFC(Flexible Flat Cable)28を介してFPC24に信号や電力を送信する。
次に、図4、図5を用いて、記録ヘッド12の内部構造の詳細を説明する。図4は、記録ヘッドの液室長手方向に沿う断面図である。また、図5は、記録ヘッドの液室短手方向に沿う断面図である。
図4、5に示すように、記録ヘッド12は、単結晶シリコン基板で形成した流路板100と、この流路板100の下面に接合した振動板102と、流路板100の上面に接合したノズル板104とを含んでいる。これらの流路板100、振動板102、およびノズル板104は、液滴であるインクを吐出するノズル106に連通するインク流路を形成している。ノズル106は、ノズル連通路106aを介して加圧液室108と連通する。加圧液室108には、複数の加圧液室108が設けられており、共通液室110からインク供給口112、流体抵抗部114を介してインクが供給される。
図5に示すように、振動板102の外面側(加圧液室108と反対面側)に、各加圧液室108に対応して当該加圧液室108内のインクを加圧するための圧力発生手段(アクチュエータ)である電気機械変換素子としての積層型の圧電素子62が接合されている。
圧電素子62は、ベース基板116に接合されている。また、圧電素子62の間には隣接する加圧液室108間の隔壁部100aに対応して支柱部118が設けられている。図5に示す記録ヘッド12の場合、圧電素子部材にハーフカットのダイシングによるスリット加工を施して、当該圧電素子部材を櫛歯状に分割することで、圧電素子62と支柱部118とが交互に整列されるようにしている。支柱部118の構成は圧電素子62と同じであるが、駆動電圧が印加されないので単なる支柱として機能することになる。
振動板102の外周部は、ギャップ材を含む接着剤122によりフレーム部材120(枠部材)に接合されている。フレーム部材120には、凹部が形成されることで共通液室110が設けられており、複数の加圧液室108の各々に連通している。また、共通液室110には、インクタンク32(図6参照)からインクを供給するためのインク供給部22が形成されている。
フレーム部材120は、例えばエポキシ系樹脂或いはポリフェニレンサルファイトを用いた射出成形により形成することができる。流路板100は、例えば結晶面方位(110)の単結晶シリコン基板に対し、水酸化カリウム水溶液(KOH)などのアルカリ性エッチングを用いて異方性エッチングすることで、ノズル連通路106a、加圧液室108、流体抵抗部114となる凹部や穴部を形成している。なお、流路板100の基材は、前述した単結晶シリコン基板に限られるものではなく、例えばステンレス基板や感光性樹脂などを用いることもできる。
振動板102は、一例としてニッケルの金属プレートから形成したもので、例えばエレクトロフォーミング法(電鋳法)で作製することができるが、この他の金属板や樹脂板或いは金属と樹脂板との接合部材などを用いることもできる。振動板102は、加圧液室108に対応する部分の変形を容易にするために薄肉部124(ダイアフラム部)を形成するとともに、圧電素子62と接合するための厚肉部126(島状凸部)を形成している。また、支柱部118に対応する部分およびフレーム部材120との接合部にも厚肉部128(島状凸部)を形成している。
そして、振動板102の平坦面側を流路板100に接着剤122で接合し、島状凸部である厚肉部126を圧電素子62に接着剤122で接合している。更に厚肉部128を支柱部118およびフレーム部材120に接着剤122で接合している。なお、ここでは、振動板102を2層構造のニッケル電鋳で形成している。
ノズル板104は、各加圧液室108に対応してノズル106を形成するとともに、流路板100に接着剤122で接合している。ノズル板104は、例えばステンレス、ニッケルなどの金属、金属とポリイミド樹脂フィルムなどの樹脂との組み合せ、シリコン、およびそれらの組み合わせからなるものを用いることができる。本実施の形態の場合は、電鋳工法によるNiメッキ膜などで形成している。また、ノズル106の内部形状(内側形状)は、ホーン形状(略円柱形状または略円錘台形状でもよい。)に形成する。
ノズル板104のノズル面(吐出方向の表面:吐出面)には、図示しない撥水性の表面処理を施した撥水処理層を設けている。撥水処理層としては、例えば、PTFE−Ni共析メッキやフッ素樹脂の電着塗装、蒸発性のあるフッ素樹脂(例えばフッ化ピッチなど)を蒸着コートしたものを用いることができる。この他、撥水処理層は、シリコン系樹脂やフッ素系樹脂の溶剤塗布後の焼き付け等を行うことで実現してもよい。このように、インク物性に応じて選定した撥水処理膜を設けて、インクの滴形状、飛翔特性を安定化させ、高品位の画像品質を得られるようにしている。
圧電素子62は、1層のチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)の圧電層62aと、銀・パラジューム(AgPd)からなる内部電極層62bとを交互に積層して構成されている。圧電素子62は、内部電極層62bを交互に端面の端面電極(外部電極)である個別電極62cと共通電極62dに電気的に接続させている。このような圧電常数がd33である圧電素子62は、伸縮により加圧液室108を収縮、膨張させる。
つまり、圧電素子62に駆動信号が印加され充電が行われると圧電素子62は伸長し、また圧電素子62に充電された電荷が放電すると反対方向に圧電素子62は収縮するようになっている。圧電素子部材の一端面の端面電極はハーフカットによるダイシング加工で分割されて個別電極62cとなり、他端面の端面電極は切り欠き等の加工による制限で分割されずにすべての圧電素子62で導通した共通電極62dとなる。
圧電素子62の個別電極62cに駆動信号を与えるために、はんだ接合、ACF(異方導電性膜)接合、ワイヤボンディング等でFFC28が接続されている。FFC28には各圧電素子62に選択的に駆動波形を印加するための駆動IC26(駆動手段)が接続されている。また、共通電極62dは、圧電素子62の端部に電極層を設けて回し込んでFFC28のグラウンド(GND)電極に接続されている。
このような構成の記録ヘッド12は、例えば、記録信号に応じて圧電素子62にパルス電圧を印加(圧電素子62を充放電)することにより、圧電素子62に積層方向の変位を生起させる、これにより、圧電素子62は、振動板102を介して加圧液室108内の圧力を変動させて、加圧液室108内のインクを加圧する。
その結果、加圧液室108内で圧力が上昇したインクは、ノズル106のノズル孔からインク滴として吐出される。その後、インクの吐出の終了に伴い、加圧液室108内のインク圧力が低減し、インクの流れの慣性と駆動パルスの放電過程によって加圧液室108内に負圧が発生してインク充填行程へ移行する。このとき、インクタンク32(図6参照)から供給されたインクは、共通液室110に流入する。そして、インクは、共通液室110からインク供給口112を経て流体抵抗部114を通り、加圧液室108内に充填される。本実施の形態の液滴吐出装置は、圧電素子62に印加される駆動信号の駆動周波数に応じて、ノズル106のノズル孔におけるインク吐出口近傍のインクにかかる負圧を調整する。
次に、液滴吐出装置10におけるインクタンク32から記録ヘッド12へ供給されるインクにかかる負圧の調整について説明する。図6は、実施の形態1にかかる液滴吐出装置におけるインクタンクから記録ヘッドまでの構造を示す図である。
本実施の形態の液滴吐出装置10は、インクタンク32(液滴収容部)からインク供給路30を介して記録ヘッド12へインクを供給する仕組みになっている。従来の液滴吐出装置では、インクタンク32から記録ヘッド12のノズル106のインク吐出口近傍までにおけるインクの負圧は一定に保たれていた。しかしながら、本実施の形態の液滴吐出装置10では、圧電素子62の駆動状態や駆動条件によって負圧を調整する負圧調整機構を設けている。
図6に示すように、本実施の形態の液滴吐出装置10は、インクタンク32にインクが収容されており、当該インクタンク32と記録ヘッド12とを接続するインク供給路30が設けられている。インク供給路30は、インクタンク32からインク供給部22を介して、記録ヘッド12の共通液室110に供給されるインクが通過するものであり、インクは矢印C方向に流れて供給される。
そして、インクタンク32の下方には負圧調整機構が設けられている。本実施の形態の負圧調整機構は、例えばモータ(不図示)が付随したピストン34であり、インクタンク32を重力方向である矢印P1、P2方向に移動させるものである。すなわち、ピストン34は、付随するモータによってインクタンク32を矢印P1方向に持ち上げたり、矢印P2方向に戻したり(下げたり)する。なお、負圧調整機構であるピストン34は、例えば、図示しない液滴吐出装置10の制御部により制御される。
液滴吐出装置10においてインクの負圧を調整する場合、ノズル106のノズル孔から吐出されるインクの吐出表面と、インクタンク32に収容されたインクの表面との水頭差dを、ピストン34がインクタンク32を矢印P1方向またはP2方向に移動させて調整することで、インク吐出口近傍のインクにかかる負圧を調整している。
すなわち、ピストン34がインクタンク32を矢印P1方向に移動させると、水頭差dが小さくなるため、インクにかかる負圧が小さくなり、その結果インク吐出口近傍のインクにかかる負圧も小さくなる。また、反対に、ピストン34がインクタンク32を矢印P2方向に移動させると、水頭差dが大きくなるため、インクにかかる負圧が大きくなり、その結果インク吐出口近傍のインクにかかる負圧も大きくなる。
ノズル孔からインクを突出して用紙(記録媒体)に画像を印刷(形成)する際、印刷の画質等が設定されると、圧電素子62へ印加される駆動信号の駆動周波数が決定される。このため、負圧調整機構のピストン34によるインクの負圧の調整タイミングとしては、用紙に印刷を実行させる印刷命令(実行命令)を受け付けた場合にインクの負圧を調整する。
図7は、圧電素子の駆動周波数と負圧調整機構により調整されるインクの負圧との関係を示す図である。図7に示すように、圧電素子62へ印加される駆動信号の駆動周波数が高いほど水頭差dを大きくしてインク吐出口近傍のインクにかかる負圧を大きくしてインク吐出口近傍のインクにかかる負圧を調整する。一方、駆動信号の駆動周波数が低いほどは水頭差dを小さくしてインク吐出口近傍のインクにかかる負圧を小さくして調整する。これにより、高い駆動周波数で圧電素子を駆動してインクの吐出量が増加し、リフィル流量および流速が増加した場合に、各ノズルのインク吐出口に形成されているメニスカスが盛り上がったり、またはメニスカスが破れて液垂れが起きる(溢れる)などのインクの不安定吐出を防止することができる。
次に、図6に示した記録ヘッド12、インク供給路30、およびインクタンク32が液滴吐出装置に搭載されている状態について説明する。図8は、実施の形態1の液滴吐出装置の記録ヘッド等の搭載例を示す図である。
図8に示すように、本実施の形態の液滴吐出装置10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)の各色のインクを吐出する複数の記録ヘッド12がキャリッジ16に搭載され、主走査方向であるキャリッジスキャン方向Aに移動可能となっている。そして、それぞれの記録ヘッド12に対応して、各色インクタンク32がインク供給路30を介して接続されている。また、インクタンク32の下方には、インクタンク32を移動させるピストン34が設けられ、このピストン34がインクタンク32を移動させることで、インクの負圧を調整している。
また、本実施の形態の液滴吐出装置10は、加圧液室108内に充填されているインクの温度に応じて、インク吐出口近傍のインクにかかる負圧を調整する構成としてもよい。図9は、加圧液室のインクの温度と負圧調整機構により調整されるインクの負圧との関係を示す図である。図9に示すように、本実施の形態の液滴吐出装置10では、インクの温度が高くなるほど、インクの負圧が大きくなるよう負圧を調整する。
一般的に記録ヘッド12に充填されているインクの温度が高くなると、インクの粘度は下がる。このため、インクの流量および流速が増加して、インクの吐出口に形成されているメニスカスが溢れる、またはメニスカスが破れて液垂れを起こし不安定吐出を引き起こす可能性がある。
従って、図9のように、加圧液室108内のインクの温度が高いほど、インクの負圧を大きくし、インク吐出口近傍のインクにかかる負圧を大きくすることが好ましい。つまり、インクの流量および流速が増加するインク高温度(低粘度)時には、インクタンク32を矢印P2方向に移動させてインクの液面(表面)を下げて負圧を大きくする。一方、インクの流量および流速が減少するインク低温度(高粘度)時には、インクタンク32を矢印P1方向に移動させてインクの液面(表面)を上げ負圧を小さくする。これにより、インクの温度が低い(粘度が高い)場合はインクの負圧を弱めにし、インクの温度が高い(粘度が低い)場合は負圧を強めにして、インクの流量および流体の増減を保つことができる。
このように、実施の形態1にかかる液滴吐出装置10は、インクタンク32の下方に負圧調整機構として設けられたピストン34によりインクタンク32を上下方向(矢印P1、P2方向)に移動させて、ノズル孔から吐出されるインクの吐出表面とインクタンク32に収容されたインクの表面との水頭差dを調整することで、インク吐出口近傍のインクにかかる負圧を調整する。これにより、高い駆動周波数で圧電素子62を駆動した場合でも、簡易な構成で、インクのリフィル流量および速度の増加を抑制してノズルのメニスカス溢れを防ぐことができる。
(実施の形態2)
実施の形態1の液滴吐出装置では、モータが付随したピストンを負圧調整機構として用いることで、インク吐出口近傍のインクの負圧を調整するものであった。これに対し、本実施の形態の液滴吐出装置では、ポンプを負圧調整機構として用いることで、インク吐出口近傍のインクの負圧を調整するものである。なお、本実施の形態の液滴吐出装置の外観、記録ヘッドの構成は、実施の形態1と同様であるため説明を省略する(図1〜5参照)。
以下では、本実施の形態にかかる液滴吐出装置11におけるインクタンク32から記録ヘッド12へ供給されるインクにかかる負圧の調整について説明する。図10は、実施の形態2にかかる液滴吐出装置におけるインクタンクから記録ヘッドまでの構造を示す図である。
本実施の形態の液滴吐出装置11は、実施の形態1と同様に、インクタンク32からインク供給路30を介して記録ヘッド12へインクを供給する仕組みになっている。そして、液滴吐出装置11は、圧電素子62の駆動状態や駆動条件によって負圧を調整する負圧調整機構を設けている。
図10に示すように、本実施の形態の液滴吐出装置11は、インクタンク32にインクが収容されており、当該インクタンク32と記録ヘッド12とを接続するインク供給路30が設けられている。インク供給路30は、インクタンク32からインク供給部22を介して、記録ヘッド12の共通液室110に供給されるインクが通過するものであり、インクは矢印C方向(第1方向)に流れて供給される。
そして、インク供給路30には負圧調整機構が設けられている。本実施の形態の負圧調整機構は、例えば送液ポンプ36であり、インク供給路30のインクタンク32と記録ヘッド12との間に設けられている。この送液ポンプ36は、インク供給路30を矢印C方向(第1方向)に送液する(通過する)インクを矢印C方向と反対方向(第2方向)に送液することでインクの負圧を大きくすることができる。なお、負圧調整機構である送液ポンプ36は、例えば、図示しない液滴吐出装置11の制御部により制御される。
液滴吐出装置11においてインクの負圧の調整する場合、インク供給路30を通過するインクに対して矢印C方向と反対方向(第2方向)に送液させる強さを送液ポンプ36により調整することで、インク吐出口近傍のインクにかかる負圧を調整している。なお、インクの負圧の調整タイミングは、実施の形態1と同様である。また、圧電素子の駆動周波数と負圧調整機構により調整されるインクの負圧との関係についても、実施の形態1と同様である(図7参照)。
次に、図10に示した記録ヘッド12、インク供給路30、およびインクタンク32が液滴吐出装置に搭載されている状態について説明する。図11は、実施の形態2の液滴吐出装置の記録ヘッド等の搭載例を示す図である。
図11に示すように、本実施の形態の液滴吐出装置11は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)の各色のインクを吐出する複数の記録ヘッド12がキャリッジ16に搭載され、主走査方向であるキャリッジスキャン方向Aに移動可能となっている。そして、それぞれの記録ヘッド12に対応して、各色インクタンク32がインク供給路30を介して接続されている。また、インク供給路30には、送液ポンプ36が設けられ、インク供給路30を通過するインクの送液量を調整することで、インクの負圧を調整している。
また、本実施の形態の液滴吐出装置11は、実施の形態1と同様に、加圧液室108内に充填されているインクの温度に応じて、インク吐出口近傍のインクにかかる負圧を調整する構成としてもよい(図9参照)。
このように、実施の形態2にかかる液滴吐出装置11は、インク供給路30に負圧調整機構としての送液ポンプ36を設けて、インク供給路30を矢印C方向(第1方向)に通過するインクの送液方向を、矢印C方向と反対方向(第2方向)に送液させて調整することで、インク吐出口近傍のインクにかかる負圧を調整する。これにより、高い駆動周波数で圧電素子62を駆動した場合でも、簡易な構成で、インクのリフィル流量および速度の増加を抑制してノズルのメニスカス溢れを防ぐことができる。
10、11 液滴吐出装置
12 記録ヘッド
14 記録メディア
16 キャリッジ
18 ガイド部材
20 プラテン
22 インク供給部
24 FPC
26 駆動IC
28 FFC
30 インク供給路
32 インクタンク
34 ピストン
36 送液ポンプ
62 圧電素子
62a 圧電層
62b 内部電極層
62c 個別電極
62d 共通電極
100 流路板
100a 隔壁部
102 振動板
104 ノズル板
106 ノズル
106a ノズル連通路
108 加圧液室
110 共通液室
112 インク供給口
114 流体抵抗部
116 ベース基板
118 支柱部
120 フレーム部材
122 接着剤
124 薄肉部
126 厚肉部
128 厚肉部
特開平09−150525号公報

Claims (10)

  1. 液滴を収容する液滴収容部と、
    液滴を吐出する複数のノズル孔を有するノズル板と、
    前記ノズル孔の各々に連通した複数の加圧液室が設けられた流路板と、
    前記加圧液室内の圧力を変動させる圧電素子と、
    前記圧電素子に駆動信号を印加する駆動手段と、
    前記複数の加圧液室の各々に連通した共通液室が設けられた枠部材と、
    前記駆動信号の駆動周波数に応じて、前記ノズル孔の液滴吐出口近傍の液滴にかかる負圧を調整する負圧調整手段と、
    を備えることを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 前記負圧調整手段は、前記駆動信号の駆動周波数が高いほど、前記液滴吐出口近傍の液滴にかかる負圧を大きくすることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記負圧調整手段は、前記加圧液室内の液滴の温度に応じて、前記液滴吐出口近傍の液滴にかかる負圧を調整することを特徴とする請求項1または2に記載の液滴吐出装置。
  4. 前記負圧調整手段は、前記加圧液室内の液滴の温度が高いほど、前記液滴吐出口近傍の液滴にかかる負圧を大きくすることを特徴とする請求項3に記載の液滴吐出装置。
  5. 前記ノズル板は、重力方向と直交する方向に沿って設けられており、
    前記負圧調整手段は、前記液滴収容部を重力方向に移動させることにより、前記ノズル孔から吐出される液滴の吐出表面と、前記液滴収容部に収容された液滴の表面との水頭差を調整することで、前記液滴吐出口近傍の液滴にかかる負圧を調整することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の液滴吐出装置。
  6. 前記負圧調整手段は、モータが付随したピストンであることを特徴とする請求項5に記載の液滴吐出装置。
  7. 前記液滴収容部から前記共通液室に供給される液滴が通過する液滴供給路をさらに備え、
    前記負圧調整手段は、前記液体供給路に設けられ、前記液体供給路を前記共通液室に向かう第1方向に送液される液滴を、前記第1方向と反対方向である第2方向に送液することで、前記液滴吐出口近傍の液滴にかかる負圧を調整することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の液滴吐出装置。
  8. 前記負圧調整手段は、送液ポンプであることを特徴とする請求項7に記載の液滴吐出装置。
  9. 前記負圧調整手段は、前記ノズル孔から液滴を吐出して記録媒体に画像を形成させる実行命令を受け付けた場合、前記液滴吐出口近傍の液滴にかかる負圧の調整を開始することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の液滴吐出装置。
  10. 液滴を収容する液滴収容部と、
    液滴を吐出する複数のノズル孔を有するノズル板と、
    前記ノズル孔の各々に連通した複数の加圧液室が設けられた流路板と、
    前記加圧液室内の圧力を変動させる圧電素子と、
    前記圧電素子に駆動信号を印加する駆動手段と、
    前記複数の加圧液室の各々に連通した共通液室が設けられた枠部材と、
    前記駆動信号の駆動周波数に応じて、前記ノズル孔の液滴吐出口近傍の液滴にかかる負圧を調整する負圧調整手段と、
    前記ノズル孔から液滴を吐出して記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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