JP2016005972A - メカニカルブレーキ付きの巻上げ機 - Google Patents
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Abstract
【課題】メカニカルブレーキ付きの巻上げ機において、動力伝達歯車にヘリカルギヤ(軸力を発生させ得るもの)を使用することで、軸力によりブレーキ発生時のブレーキ力発生助長機能とブレーキ解放時のブレーキ力解放助長機能の両方を付与できるようにする。【解決手段】メカニカルブレーキ付きの巻上げ機において、動力伝達歯車3に、駆動ギヤ31と従動ギヤ32とが斜歯嵌合したヘリカルギヤを採用しているとともに、駆動ギヤ31と従動ギヤ32との斜歯嵌合方向を、モータ1がドラム巻上げ方向作動時に従動ギヤ32がブレーキ装置4に対してブレーキ力を付加する方向の付勢力を発生させる一方でモータ1がドラム巻下げ方向作動時に従動ギヤ32がブレーキ装置4に対してブレーキ力を解放する方向の付勢力を発生させるように機能する方向に設定していることにより、簡単な構成でブレーキ力発生助長機能とブレーキ力解放助長機能の両方を付与できる。【選択図】 図1
Description
本願発明は、ウインチやチェンブロック等の巻上げ機に関し、さらに詳しくはメカニカルブレーキ付きの巻上げ機に関するものである。
ウインチに代表される巻上げ機には、吊荷自身の重量でトルクを発生させてブレーキ力を得るメカニカルブレーキを用いたものが多用されている。そして、この種のメカニカルブレーキ付きの巻上げ機(ウインチ)としては、例えば特許文献1の特許第4829399号公報(特に図5及び段落番号「0004」)に記載されたものがある。
上記特許文献1に記載された巻上げ機(ウインチ)では、図4に示すように、メカニカルブレーキとしていわゆるネジ式メカニカルブレーキを採用している。そして、このネジ式メカニカルブレーキは、モータ(油圧モータ)1によって回転される駆動軸11に設けた駆動ギヤ31Aとドラム(ウインチドラム)2を回転させる出力軸21に設けた従動ギヤ32Aとを噛合させている一方、出力軸21と従動ギヤ32Aとをネジ螺合(ネジ機構41)させて該出力軸21と該従動ギヤ32Aとの相対回転差によって従動ギヤ32Aが出力軸21の軸線方向に進退移動するようにしていることで、ブレーキ装置4A部分でブレーキ力を発生させたりブレーキ力を解放させたりし得るように構成されている。尚、出力軸21とドラム2とは、動力伝達歯車5(平歯車からなる駆動ギヤ51と従動ギヤ52)を介して動力が伝達される。
そして、図4のメカニカルブレーキ(ブレーキ装置4A)は、次のように機能する。
まず、モータ1を巻上げ側に作動させると、駆動軸11の駆動ギヤ31Aにより出力軸21の従動ギヤ32Aをブレーキ力発生側に回転させ、ネジ機構41により該従動ギヤ32Aをブレーキ受材42側(矢印R側)に移動させ、該従動ギヤ32Aで両摩擦板44,45及び爪車43をブレーキ受材42に押付けることで、ブレーキ装置4Aにブレーキ力が発生する。そのとき、従動ギヤ32Aと、各摩擦板44,45と、爪車43と、ブレーキ受材42とは、一体となって巻上げ方向に回転する。
他方、モータ1を巻下げ側に作動させると、上記とは逆にネジ機構41により従動ギヤ32Aをブレーキ受材42から離れる側(矢印L側)に移動させて、ブレーキ装置4Aのブレーキ力が解放される。
又、モータ1が巻下げ側に作動している状態(ブレーキ力が解放された状態)で、吊荷の荷重によりドラム2の出力軸21の回転速度がモータ1の駆動による従動ギヤ32Aの回転速度より速くなると、該従動ギヤ32Aがブレーキ受材42側(矢印R側)に移動して、ブレーキ装置4Aにブレーキ力が発生し、モータ1による巻下げ速度で(ゆっくりと)吊荷を降下させるようになる。
尚、このメカニカルブレーキの機能については、図2及び図3を含む本願の実施例の項で詳細に説明する。
ところで、図4に示すメカニカルブレーキ(ブレーキ装置4A)では、駆動軸11側の駆動ギヤ31Aと出力軸21側の従動ギヤ32Aとに、それぞれ平歯ギヤが使用されているが、該平歯ギヤでは駆動ギヤ31Aからの動力は、従動ギヤ32Aを定位置で回転させるだけのものであって従動ギヤ32Aに対して軸線方向の移動力(軸力)は発生しない。
ところで、この種(例えば図4)のネジ式メカニカルブレーキを用いた巻上げ機では、モータ1の停止状態でドラム2から繰出した吊荷ロープ9で吊荷を吊持したときにブレーキ装置4Aがブレーキ力を発生するが、吊荷が大重量であるほどブレーキ装置4Aによるブレーキ力を大きくする必要がある。
そして、上記ネジ式メカニカルブレーキにおいて、ブレーキ装置4A部分でのブレーキ力を大きくするには、従動ギヤ32Aと出力軸21とを噛合させているネジ機構41部分のネジピッチを小さくする(密にする)ことが有効である。ところが、該ネジピッチを小さくすると、吊荷が大重量の場合にはブレーキ装置4A部分での接合力(ブレーキ力)を増大させ得る反面、該ブレーキ装置4A部分での接合力が大きくなり過ぎるとブレーキ力を解放する際にブレーキ装置4A部分の接合面同士が離れにくくなる現象(いわゆる喰付き現象)が生じ易くなって、ブレーキ解放不能になることが起こり得る。他方、ブレーキ装置4A部分での接合面同士が離れにくくなる現象を回避するには、従動ギヤ32Aと出力軸21とを噛合させているネジ機構41部分のネジピッチを大きくする(粗くする)ことが有効であるが、該ネジピッチを大きくすると、ブレーキ解放時の接合面離間動作が容易となるものの、ブレーキ装置4A部分での接合力(ブレーキ力)が小さくなるという難点がある。
そこで、本願は、メカニカルブレーキ付きの巻上げ機において、上記駆動ギヤと上記従動ギヤの噛合部分を斜歯嵌合させる(いわゆるヘリカルギヤを使用する)という簡単な構成の付加で、ブレーキ発生時のブレーキ力発生助長機能と、ブレーキ解放時のブレーキ力解放助長機能の両方を付与できるようにすることを目的とするものである。
尚、メカニカルブレーキ付きの巻上げ機において、動力伝達歯車にヘリカルギヤを採用したものとして特開平6−87597号公報に示されるものがあるが、この公知例のヘリカルギヤは、スリップクラッチ部分に使用したものであってブレーキ力の調整に関与するものではなく、本願とは技術思想が異なるものである。
本願発明は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。尚、本願発明は、メカニカルブレーキ付きの巻上げ機を対象としたものであるが、以下の説明では、本願発明を単に巻上げ機ということがある。
本願発明の巻上げ機に採用しているメカニカルブレーキは、モータによって回転される駆動軸とドラムを回転させる出力軸との間に駆動軸側の駆動ギヤと出力軸側の従動ギヤとを噛合させてなる動力伝達歯車を設けている一方、上記出力軸と上記従動ギヤとは相対回転可能で且つ該出力軸と該従動ギヤとの相対回転差によって該従動ギヤが該出力軸の軸線方向に進退移動し、該従動ギヤの上記進退移動によってブレーキ装置部分でブレーキ力を発生させたりブレーキ力を解放させたりし得るようにしたものである。
ところで、この種のメカニカルブレーキを用いた巻上げ機では、上記した課題のように、吊荷が大重量であるほどブレーキ装置部分でのブレーキ力を大きくする必要があるが、該ブレーキ装置部分でのブレーキ力を大きくし過ぎるとブレーキ力を解放する際にブレーキ装置部分にいわゆる喰付き現象(ブレーキ装置部分が離れにくくなる現象)が生じ易くなるという難点がある。
そこで、本願発明の巻上げ機は、上記動力伝達歯車として、上記駆動ギヤと上記従動ギヤとが斜歯嵌合して上記駆動ギヤが上記従動ギヤを回転させたときに該従動ギヤに対して上記出力軸の軸線方向に進退移動させる付勢力を発生させる機能をもつヘリカルギヤを採用しているとともに、上記駆動ギヤと上記従動ギヤとの斜歯嵌合方向を、上記モータがドラム巻上げ方向に作動したときに上記従動ギヤが上記ブレーキ装置に対してブレーキ力を付加する方向の付勢力を発生させる一方で上記モータがドラム巻下げ方向に作動したときに上記従動ギヤが上記ブレーキ装置に対してブレーキ力を解放する方向の付勢力を発生させるように機能する方向に設定していることを特徴としている。
本願の巻上げ機におけるメカニカルブレーキも、上記した図4のものと同様な基本機能を備えているが、本願では、メカニカルブレーキの基本機能に加えて次の機能を有している。
即ち、本願では、モータによって回転される駆動軸とドラムを回転させる出力軸との間に設けた動力伝達歯車(駆動ギヤと従動ギヤ)として、両ギヤを斜歯嵌合させたヘリカルギヤを採用しているので、上記出力軸と上記従動ギヤとの間にトルクが生じたときには、従動ギヤを出力軸の軸線方向に進退移動させるような付勢力(軸力)が発生する。そして、上記駆動ギヤと上記従動ギヤとの斜歯嵌合方向を、ブレーキ装置部分にブレーキ力を発生させるときには該従動ギヤがブレーキ力付加方向に付勢力を発生させる一方でブレーキ力を解放するときには該従動ギヤがブレーキ力解放方向に付勢力を発生させるように機能する方向に設定しているので、ブレーキ発生時のブレーキ力発生助長機能とブレーキ解放時のブレーキ力解放助長機能の両方を付与できる。
本願発明のメカニカルブレーキ付きの巻上げ機は、動力伝達歯車として上記構成のヘリカルギヤ(従動ギヤが軸力を発生するもの)を採用していることにより、次の効果を達成することができる。
(1) モータがドラム巻上げ方向に作動したときには、動力伝達歯車の両ギヤが斜歯嵌合していることにより、従動ギヤがブレーキ力を付加する方向の付勢力を発生するので、ブレーキ装置部分に対してメカニカルブレーキによる通常のブレーキ力に加えてヘリカルギヤによる従動ギヤの付勢力を加えたブレーキ力を付与できる(ブレーキ力が増大して吊荷落下防止に寄与できる)。
(2) モータがドラム巻下げ方向に作動したときには、上記とは逆に、従動ギヤがブレーキ力を解放する方向の付勢力を発生するので、ブレーキ装置部分に対してメカニカルブレーキによる通常のブレーキ解放力に加えてヘリカルギヤによる従動ギヤの付勢力を加えたブレーキ解放力を付与できる(ブレーキ解放力が大きくなってブレーキ装置部分での喰付き現象が発生しない)。
(3) 上記(1)と(2)の各効果は、動力伝達歯車3をヘリカルギヤにするという構成で達成できるので、構成が簡単で且つコスト面でも安価に製作できる。
(4) 上記動力伝達歯車にヘリカルギヤを採用していることにより、平歯車に比してギヤの噛合音を低減できる(騒音発生を抑制できる)。
(5) 上記動力伝達歯車にヘリカルギヤを採用していることにより、平歯車に比してギヤの摩擦力を軽減できる(摩耗性を低減できる)。
(6) 上記動力伝達歯車にヘリカルギヤを採用していることにより、平歯車に比して従動ギヤが軸線方向に進退移動するときに発生する噛合部の摩擦力を軽減できるので、従動ギヤの進退移動によるブレーキ力とブレーキ解放力のロスが減少する。
[実施例]
以下、図1〜図3を参照して本願実施例のメカニカルブレーキ付きの巻上げ機を説明する。尚、本願の発明の名称は「メカニカルブレーキ付きの巻上げ機」であるが、以下の説明では単に「巻上げ機」ということがある。又、この実施例では、巻上げ機としてウインチを採用しているが、他の実施例では本願の巻上げ機としてチェンブロックを採用することもできる。
以下、図1〜図3を参照して本願実施例のメカニカルブレーキ付きの巻上げ機を説明する。尚、本願の発明の名称は「メカニカルブレーキ付きの巻上げ機」であるが、以下の説明では単に「巻上げ機」ということがある。又、この実施例では、巻上げ機としてウインチを採用しているが、他の実施例では本願の巻上げ機としてチェンブロックを採用することもできる。
図1に示す本願実施例の巻上げ機(ウインチ)は、モータ(油圧モータ)1によって回転される駆動軸11とドラム(ウインチドラム)2を回転させる出力軸21とをケーシング10内に平行状態で配置している。
駆動軸11からの回転力は、動力伝達歯車3によって出力軸21に伝達される。この動力伝達歯車3は、駆動軸11に設けた小径の駆動ギヤ31と出力軸21に設けた大径の従動ギヤ32とを噛合させたものである。
この巻上げ機には、メカニカルブレーキが設けられているが、この実施例では、該メカニカルブレーキとしていわゆるネジ式メカニカルブレーキを採用している。そして、このネジ式メカニカルブレーキは、上記特許文献1(図4)と同様に、出力軸21と従動ギヤ32とをネジ螺合(ネジ機構41)させて該出力軸21と該従動ギヤ32との相対回転差によって従動ギヤ32が出力軸21の軸線方向に進退移動するようにしていることで、ブレーキ装置4部分でブレーキ力を発生させたりブレーキ力を解放させたりし得るように構成されている。
ブレーキ装置4は、出力軸21に対してネジ機構41により相対回転及び軸線方向に移動可能な従動ギヤ32と、該従動ギヤ32から間隔をもって出力軸21に回転不能状態で取付けたブレーキ受材42と、該ブレーキ受材42と従動ギヤ32間に介設した爪車43及び両摩擦板44,45とで構成されている。
従動ギヤ32は、出力軸21に対してその軸線方向の小長さ範囲でのみ、相対回転及び進退移動し得るようになっている。そして、該従動ギヤ32がブレーキ受材42に近づく側(図3の矢印R方向)に移動するときがブレーキ発生側移動で、該従動ギヤ32がブレーキ受材42から離間する側(図3の矢印L方向)に移動するときがブレーキ解放側移動である。
そして、この実施例で採用されているメカニカルブレーキも、上記特許文献1(図4)の巻上げ機と同様に、次のように機能する。尚、このメカニカルブレーキの機能の説明には、図2及び図3を援用する。
まず、モータ1を巻上げ側に作動させると、図2において駆動軸11の駆動ギヤ31が矢印A方向に回転し、該駆動ギヤ31により出力軸21の従動ギヤ32が矢印C方向に回転して、ネジ機構41により該従動ギヤ32をブレーキ受材42側(図3の矢印R側)に移動させ、該従動ギヤ32で両摩擦板44,45及び爪車43をブレーキ受材42に押付けることで、ブレーキ装置4にブレーキ力を発生させる。尚、このとき、爪車43は矢印C方向にはロック作用が発生しないので、ブレーキ装置4は矢印C方向に回転することになる。
他方、モータ1を巻下げ側に作動させると、上記とは逆に、図2において駆動ギヤ31が矢印B方向に回転し、該駆動ギヤ31により出力軸21の従動ギヤ32が矢印D方向に回転して、ネジ機構41により該従動ギヤ32をブレーキ受材42から離れる側(図3の矢印L側)に移動することにより、ブレーキ装置4のブレーキ力が解放される。
又、モータ1が巻下げ側に作動している状態(ブレーキ力が解放された状態)で、吊荷の荷重によりドラム2の出力軸21の回転速度(回転方向D′)がモータ1の駆動による従動ギヤ32の回転速度(回転方向D)より速くなると、出力軸21と従動ギヤ32との回転速度差によって従動ギヤ32がブレーキ受材42側(矢印R側)に移動して、ブレーキ装置4にブレーキ力が発生し、モータ1による巻下げ速度で(ゆっくりと)吊荷を降下させるようになる。
尚、モータ停止状態で吊荷ロープ9に荷重がかかると、ドラム2が巻解き方向に回転し、出力軸21とドラム2間の動力伝達歯車5(平歯車からなる駆動ギヤ51と従動ギヤ52)を介して出力軸21をブレーキ力発生側(回転方向D′)に回転させ、ネジ機構41により従動ギヤ32をブレーキ受材42側(図3の矢印R側)に移動させることで、ブレーキ装置4にブレーキ力が発生する。このとき、図2に示すように、爪車43が爪49でロックされていることで、ドラム2の巻下げ方向の回転は阻止されている。
ところで、この種(例えば図1)のネジ式メカニカルブレーキを用いた巻上げ機では、上記「発明が解決しようとする課題」の項で説明したように、ドラム2から繰出した吊荷ロープ9で吊持した吊荷が大重量であるほどブレーキ装置4によるブレーキ力を大きくする必要がある。そして、ネジ式メカニカルブレーキにおいて、ブレーキ装置4部分でのブレーキ力を大きくするには、従動ギヤ32と出力軸21とを噛合させているネジ機構41部分のネジピッチを小さくする(密にする)ことが有効である。ところが、該ネジピッチを小さくすると、吊荷が大重量の場合にはブレーキ装置4部分での接合力(ブレーキ力)を増大させ得る反面、該ブレーキ装置4部分での接合力が大きくなり過ぎるとブレーキ力を解放する際にブレーキ装置4部分の接合面同士が離れにくくなる現象(いわゆる喰付き現象)が生じて、ブレーキ解放不能になることが起こり得る。他方、ブレーキ装置4部分での接合面同士が離れにくくなる現象を回避するのに、従動ギヤ32と出力軸21とを噛合させているネジ機構41部分のネジピッチを大きくする(粗くする)ことが有効であるが、該ネジピッチを大きくすると、ブレーキ解放時の接合面離間動作が容易となるものの、ブレーキ装置4部分での接合力(ブレーキ力)が小さくなるという難点がある。
そこで、本願は、メカニカルブレーキ付きの巻上げ機において、簡単な構成の付加でブレーキ発生時のブレーキ力発生助長機能と、ブレーキ解放時のブレーキ力解放助長機能の両方を付与できるようにしたものである。
具体的には、図1及び図3に示すように、駆動軸11と出力軸21間に設けた動力伝達歯車3として、上記駆動ギヤ31と上記従動ギヤ32とが符号31a,32aで示すように斜歯嵌合して該駆動ギヤ31が該従動ギヤ32を回転させたときに従動ギヤ32に対して出力軸21の軸線方向に進退移動させる付勢力を発生させる機能をもつヘリカルギヤを採用している。尚、このように、上記動力伝達歯車3部分にヘリカルギヤを採用するという構成は、非常に簡単で且つ安価に実施できるものである。
又、上記駆動ギヤ31と上記従動ギヤ32との斜歯嵌合方向(斜歯31a,32aの向き)は、モータ1がドラム巻上げ方向に作動したときに従動ギヤ32がブレーキ装置4に対してブレーキ力を付加する方向(図3の矢印R方向)の付勢力を発生させる一方でモータ1がドラム巻下げ方向に作動したときに従動ギヤ32がブレーキ装置4に対してブレーキ力を解放する方向(図3の矢印L方向)の付勢力を発生させるように機能する方向(図1及び図3の傾斜方向)に設定している。
従って、この実施例の巻上げ機では、モータ1がドラム巻上げ方向に作動したときには、ブレーキ装置4部分に対してメカニカルブレーキ機構による通常のブレーキ力に加えて斜歯嵌合による従動ギヤ32の付勢力(軸力)を加えたブレーキ力を付与できる(ブレーキ力が増大して吊荷落下防止に寄与できる)一方、モータ1がドラム巻下げ方向に作動したときには、上記とは逆にブレーキ装置4部分に対してメカニカルブレーキ機構による通常のブレーキ解放力に加えて斜歯嵌合による従動ギヤ32の付勢力(軸力)を加えたブレーキ解放力を付与できる(ブレーキ解放力が大きくなってブレーキ装置部分での喰付き現象が発生しない)。
又、上記動力伝達歯車3にヘリカルギヤを採用していることにより、平歯車に比してギヤの噛合音を低減できる(騒音発生を抑制できる)とともに、平歯車に比してギヤの摩擦力を軽減できる(摩耗性を低減できる)、という機能も達成できる。
さらに、上記動力伝達歯車3にヘリカルギヤを採用していることにより、平歯車に比して従動ギヤ32が軸線方向に進退移動するときに発生する噛合部の摩擦力を軽減できるので、従動ギヤ32の進退移動によるブレーキ力とブレーキ解放力のロスが減少する、という機能もある。
1はモータ(油圧モータ)、2はドラム(ウインチドラム)、3は動力伝達歯車、4はブレーキ装置、11は駆動軸、21き出力軸、31は駆動ギヤ、32は従動ギヤ、41はネジ機構である。
Claims (1)
- モータによって回転される駆動軸とドラムを回転させる出力軸との間に駆動軸側の駆動ギヤと出力軸側の従動ギヤとを噛合させてなる動力伝達歯車を設けている一方、上記出力軸と上記従動ギヤとは相対回転可能で且つ該出力軸と該従動ギヤとの相対回転差によって該従動ギヤが該出力軸の軸線方向に進退移動し、該従動ギヤの上記進退移動によってブレーキ装置部分でブレーキ力を発生させたりブレーキ力を解放させたりし得るようにしたメカニカルブレーキ付きの巻上げ機であって、
上記動力伝達歯車には、上記駆動ギヤと上記従動ギヤとが斜歯嵌合して上記駆動ギヤが上記従動ギヤを回転させたときに該従動ギヤに対して上記出力軸の軸線方向に進退移動させる付勢力を発生させる機能をもつヘリカルギヤを採用しているとともに、
上記駆動ギヤと上記従動ギヤとの斜歯嵌合方向を、上記モータがドラム巻上げ方向に作動したときに上記従動ギヤが上記ブレーキ装置に対してブレーキ力を付加する方向の付勢力を発生させる一方で上記モータがドラム巻下げ方向に作動したときに上記従動ギヤが上記ブレーキ装置に対してブレーキ力を解放する方向の付勢力を発生させるように機能する方向に設定している、
ことを特徴とするメカニカルブレーキ付きの巻上げ機。
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