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JP2016005249A - 画像読取装置及びその制御方法、プログラム - Google Patents

画像読取装置及びその制御方法、プログラム Download PDF

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JP2016005249A JP2014126580A JP2014126580A JP2016005249A JP 2016005249 A JP2016005249 A JP 2016005249A JP 2014126580 A JP2014126580 A JP 2014126580A JP 2014126580 A JP2014126580 A JP 2014126580A JP 2016005249 A JP2016005249 A JP 2016005249A
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菊池 俊喜
Toshiki Kikuchi
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Abstract

【課題】読取領域上の異物を精度良く検出する。
【解決手段】読取部の読取領域に原稿がない状態での該読取部での読取画像から、異物に関する画像の有無を判定する画像読取装置であって、光源の光量レベルの異なる複数の画像を取得し、その2つの画像における特徴量に基づいて、読み取り領域状に異物があるかないかを判定する。黒い異物は読み取り値が低いので判断できる。一方、白い異物はそのままでは判断できないが光源光量を減らすことにより、異物の周囲に発生する影の部分を検知できる。
【選択図】図8

Description

本発明は、光源より原稿に光を照射し、原稿からの反射光に基づいて原稿の画像を読み取る画像読取技術に関するものである。
従来、画像読取装置において、原稿を原稿ガラス上に搬送させながら、読取部にて読取(流し読み)を実施するものがある。このような画像読取装置において、流し読みの際、読取部に屑や紙粉等の異物を検知した場合、その異物が存在する位置に対応する画素の画像データを隣接する画素の画像データで置き換える、流し読み異物補正処理がある。
特許文献1では、複写機で流し読みを行なう前に、読取部の汚れを検知したとき、異物補正処理部にて読取画像の汚れ部分に相当する画素の読取値をその幅に応じて隣接する複数の画素の値で置き換える補正処理を行なう技術を開示している。
また、特許文献2では、白色異物の検知方法として、原稿台カバー(ADF)の開閉角度に応じて、白異物と黒異物を区別して検出する異物検知方法を開示している。特に、特許文献2では、図8において、回動軸901を中心として回動する原稿搬送ユニットが開き角906(例えば、60度)に達してラインセンサで画像を読み取り検出されたオブジェクトはプラテンガラス上の白異物と判定する。また、開き角908(例えば、25度)に達してラインセンサで画像を読み取り検出されたオブジェクトはプラテンガラス上の黒異物と判定する。
特開2002−077584号公報 特開2010−283789号公報
しかしながら、従来の白異物の検知方法では、あらかじめ読取位置にイメージセンサを移動させて待機させ、更に、原稿台カバーの開閉動作に応じて白異物を検出する必要があり、原稿台カバーの開閉を伴わない場合や、原稿読取搬送中に白異物が移動した場合などに、白異物を検出することができなかった。
本発明は上記の課題を鑑みてなされたものであり、読取領域上の異物を精度良く検出することができる画像読取技術を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明による画像読取装置は以下の構成を備える。即ち、
光源より原稿に光を照射し、前記原稿からの反射光に基づいて前記原稿の画像を読み取る読取部を備える画像読取装置であって、
前記読取部の読取領域に原稿がない状態での該読取部での読取画像から、異物に関する少なくとも2つの画像の有無を判定する判定手段と
前記判定手段の判定の結果に基づいて、前記読取領域に存在する異物を検知する検知手段と
を備える。
本発明によれば、読取領域上の異物を精度良く検出することができる。
画像形成装置の断面図である。 画像形成装置の外観斜視図である。 画像読取装置の要部断面図である。 画像形成制御部を示すブロック図である。 原稿読取処理を示すフローチャートである。 異物検知処理を示すフローチャートである。 白異物判定処理を示すフローチャートである。 白異物の読取輝度を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
まず、光源より原稿に光を照射し、原稿からの反射光に基づいて原稿の画像を読み取る読取部を備える画像読取装置と、この画像読取装置を備えた画像形成装置とを図に基づいて説明する。
画像読取装置が装備される画像形成装置には、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの複合機能を備えたものがある。本実施形態の画像読取装置は、ファクシミリに装備されている場合について説明するが、複写機、プリンタ等の装置に装備されて使用されてもよい。また、画像読取装置は、画像形成装置に装備されることなく、単独で、スキャナのように使用される場合もある。
図1は実施形態1における画像形成装置の断面図である。図2は、図1の画像形成装置の外観斜視図である。図3は、画像形成装置に装備された実施形態1における画像読取装置の一部分を示したものであり、原稿搬送方向に沿った断面図である。
<画像形成装置>
画像形成装置100は、装置本体101と、装置本体101の上部に設けられた画像読取装置103と、画像読取装置103の上部に設けられた自動原稿供給装置(ADF:オートドキュメントフィーダ)126とを備えている。
自動原稿供給装置126は、原稿載置台106(原稿の幅を調節するスライドガイド106aと原稿が載置されたことを検知するセンサ106bを含む)に置かれた被写体(例えば、シート原稿D)を1枚ずつ分離して画像読取装置103に供給する。
読取部である画像読取装置103は、自動原稿供給装置126によって流し読みガラス109上に送り込まれるシート原稿Dを、移動停止しているイメージセンサユニット108で読み取るようになっている。このイメージセンサユニット108には、CISやCCDを用いることが可能である。
また、画像読取装置103は、原稿台ガラス107に置かれたシート原稿D(あるいはブック原稿)をイメージセンサユニット108の副走査方向への移動によって読み取るようになっている。副走査方向は、図1、図3の左右方向である。主走査方向は、副走査方向に対して直交する方向であり、図2において矢印B方向である。
画像形成装置の装置本体101は、画像読取装置103の画像読取情報に基づいてシート(記録媒体)に画像を形成するようになっているので、記録装置としても機能する。
画像読取装置103は、読み取った画像を装置本体101に組み込まれた記録装置本体104に送信するようになっている。記録装置本体104は、LEDアレイを使用した電子写真プリンタである。操作部105(図2)は、表示部、入力キー等の構成要素を備えて、ユーザが画像形成装置100を操作する部分である。
また、装置本体101は、LEDヘッドユニット110、画像形成部111、カセット給紙部112、記録装置本体104の上部にシートPを複数枚積載することができるように構成された記録シート排紙部113、カートリッジカバー部114を備えている。更に、装置本体101は、画像読取装置103と記録装置本体104とを接合する接合部119、ファクシミリ装置の制御部120、両面搬送部カバー122、搬送方向切換部123、及びレジスト搬送部124も備えている。また、装置本体101は、記録装置本体104内部に配置されたMP(マルチペーパー)給紙部125、及び両面搬送部150を備えている。
自動原稿供給装置126は、ADF分離部115、排紙搬送部116、原稿排紙部117、ブック原稿を押圧する原稿押え板118、シート原稿搬送部121等の構成要素を備えている。
図3において、シート原稿搬送部121には、原稿給送センサ121hと原稿端センサ121iが配設されている。原稿給送センサ121hは、ADF分離部115からシート原稿Dが送り出されたか否かや、シート原稿Dの後端の通過を検知するようになっている。原稿端センサ121iは、シート原稿Dの先端及び後端の通過を検知するようになっている。その出力は、読取のタイミング制御に使用される。
次に、イメージセンサユニット108から出力される画像信号を処理する画像信号処理を含む、画像形成装置100の画像形成制御部について、図4のブロック図に基づいて説明する。
画像形成装置100は、メインCPU24、RAM27、ROM50、操作部105、駆動部44、通信I/F(インタフェース)42、画像データ生成部43、画像形成部111、画像処理部41、白異物判定部45、及びイメージセンサユニット108を備える。
メインCPU24は、データバス・システムバス210を介して装置全体を制御する。RAM27は、メインCPU24の作業領域及びデータの一時記憶領域である。ROM50は、画像形成装置100を制御するためのファームウェアプログラムや、ファームウェアプログラムを制御するためのブートプログラムが書き込まれ、メインCPU24によって使用される。
イメージセンサユニット108は、光電変換装置であり、LED10、受光センサ13、AMP・A/D(アンプ・アナログ/デジタル)変換器23で構成されている。
受光センサ13から出力される画像データであるアナログ信号は、AMP・A/D変換器23のAMPによって増幅され、A/D変換器によってデジタル信号に変換される。変換された画像データのデジタル信号は、8bitデータの場合、黒色を0、白色を255とし、0から255の256段階の輝度データ(濃度)として、データバス・システムバス210を介して、RAM27に保存される。
画像処理部41は、異物補正部411及び異物検知部412を有し、RAM27に保存された画像データの異物検知処理及び異物補正処理を行う。画像処理部41から出力された画像データのデジタル信号は、通信I/F42を介して、画像形成装置100の画像データ生成部43へ出力される。画像データ生成部43は、通信I/F42から入力される主走査1ライン分の画像データを収集して1ページ分の画像データを生成し、生成した1ページ分の画像データから、必要な画像サイズ(原稿画像領域)分のデータを生成する。画像データ生成部43で生成された画像データは、画像形成部111に出力される、あるいはホストコンピュータ等の情報処理装置によって画像再生される。
画像読取装置103の操作部105(図2も参照)は、画像読取装置103の状態表示や、画像形成装置100全体の動作状態の表示を行う。また、操作部105は、ユーザからの操作に応じて、画像読取装置103の処理を実行するための読取命令を入力する。
白異物判定部45は、RAM27に保存された画像データから、イメージセンサユニット108が構成する画素群の内、所定の画素における白異物の付着有無を判定する。
<異物検知補正処理>
図5は、流し読みによる原稿読取における異物検知補正処理を示すフローチャートである。
尚、異物検知補正処理を実行するための処理プログラムは、ROM50内に格納されており、メインCPU24がこの処理プログラムを実行することにより、以下の動作を行う。
まず、ユーザにより原稿載置台106にシート原稿が置かれ、操作部105のコピーボタンが押下されると、メインCPU24は、画像読取処理(DFスキャン)を開始する。こ最初に、メインCPU24は、一部検知部412による異物検知処理として、流し読みガラス109上の読取位置における異物の有無及び異物の位置を検出する(S101)。これは、流し読みガラス109上の読取領域に原稿がない状態で、画像読取処理を行い、その読取によって得られる画像に基づいて、流し読みガラス109上の読取位置における異物(読取領域に存在する異物)の有無及び異物の位置を検知する。尚、異物の種類には、黒色の異物(黒異物)と白色の異物(白異物)があり、それぞれの異物の検知方法(S101)については、図6のフローチャートを用いて説明する。
<異物検知処理)
図6は、異物(黒異物及び白異物)検知処理を示すフローチャートである。
原稿の読取動作が開始されると、メインCPU24は、異物検知処理の開始を準備する(S201)。準備ができていない場合(S201でNO)、準備が完了するまで待機する。
一方、開始の準備ができている場合(S201でYES)、メインCPU24は、イメージセンサユニット108をシート原稿読取位置109aに移動させ、LED10を点灯させてから、流し読みガラス109上で対向する読取搬送ローラ121cの白色を主走査1ライン分読み取る(S202)。ここで、メインCPU24は、ラインをカウントするための変数として、カウント値xを管理し、各ラインを読み取る毎にカウント値xを1インクリメントする。
尚、イメージセンサユニット108で読み取られる主走査1ラインを構成する画素は、例えば、7500画素であるとし、各画素の位置を示す番号をSdNと定義すると、Sd1−Sd7500の画素を読み取ることとなる。そして、S202での読取動作では、LED10の光量は、通常読取と同等(Duty100%)の光量値(通常設定値)に設定する。メインCPU24は、読み取った白色データを黒異物検知用の白色データとしてRAM27に記憶する。
メインCPU24は、黒異物検知処理を実行する(S203)。この処理では、記憶した白色データを1画素毎に、黒異物検知のための所定の黒異物検知閾値と比較し、その異物検知閾値以下の輝度を有する画素を異物と判定する。そして、異物と判定された画素の位置及び画素幅、個数を検出して、異物情報としてRAM27へ記憶する。
ここで、黒異物検知処理の一例を図8(a)を用いて説明する。図8(a)は、流し読みガラス109上に黒異物が付着している場合の断面図と、黒異物を通常設定値(通常光量)でイメージセンサユニット108で読み取った場合の読取輝度値のグラフである。ここで、読取輝度値の範囲は0〜255であり、白色の部材で構成される読取搬送ローラ121cを白色基準板としてイメージセンサユニット108で読み取った時の読取値が最大読取輝度値であり、これを白色ガイド読取値(=255)と定義する。このような読取輝度値の範囲において、黒異物検知閾値を「100」とした場合、メインCPU24は、白色データを構成する画素の内、黒異物検知閾値以下の輝度値を有する画素を黒異物部と判定する。
図6の説明に戻る。
黒異物検知処理(S203)が完了したら、次に、白異物検知処理を開始する。尚、S203で、黒異物が検知された箇所に対応する画素(群)は、白異物検知処理の処理対象から除外する。
尚、白異物とは、図8(a)に示すような黒異物(例えば、所定値以上の濃度を有する)に対して、図8(b)に示すように、異物の濃度が所定値以上に低く白に近い異物あるいは白い異物を意味する。このような白異物は、それが原稿画像の一部であるのかそれとも流し読みガラス109上の異物であるのか判別できず、異物であっても原稿画像の一部であるかの様に走査され、読み込んだ画像に白スジが発生してしまう可能性がある。そのため、この白異物を検知することは、読取画像の画質を向上させるために意味がある。
そこで、本実施形態では、この白異物を検知するための白異物検知処理を実行する。特に、この白異物の検知を、通常読取動作で使用する光量よりも少ない光量に変更(制御)した上での読取動作によって得られる画像を利用して行う。より具体的には、白異物が存在する場合には、その端部によって、図8(b)に示すような影が流し読みガラス109上に形成されることになるので、読取画像にこの影に相当する画像があれば、白異物が存在すると判定することができる。
まず、メインCPU24は、LED10の光量を通常読取時の設定値(通常設定値)の半分(Duty50%)の光量の設定値に設定する。尚、この光量は、通常設定値の半分に限定されず、白異物を検知できる光量であればこれに限定されない。基本的には、原稿がある状態での通常読取動作で使用するLED10の光量(第1の光量)よりも、原稿がない状態(異物検知処理を行う状態)での読取動作で使用するLED10の光量(第2の光量)が低ければよい。あるいは、光量ではなく、イメージセンサユニット108の受光レベルを制御するようにしても良い。つまり、通常読取動作でのイメージセンサユニット108の受光レベル(第1の受光レベル)よりも、原稿がない状態(異物検知処理を行う状態)での読取動作でのイメージセンサユニット108の受光レベル(第2の受光レベル)を低くするようにしても良い。このように、用途や目的に応じて、複数種類の光量や、複数種類の受光レベルを用いて画像読取動作を制御することで、濃度の異なる異物を精度良く検知することができる。
図8に示す例の場合、図8(a)における白色ガイド読取値は、光量が通常設定値の半分となるので、図8(b)に示すように、その値は「255」から「120」になる。そして、メインCPU24は、その設定値で、流し読みガラス109上で対向する読取搬送ローラ121cの白色を主走査1ライン分(7500画素(Sd1−Sd7500))読み取る(S204)。そして、メインCPU24は、読み取った白色データを白異物検知用の白色データとしてRAM27に記憶する。
メインCPU24は、記憶した主走査1ライン分の白異物検知用の白色データの代表輝度値として、白色データを構成する画素の輝度値の平均を計算して、白色ガイド輝度平均値(Wa)を算出する(S205)。この白色ガイド輝度平均値から、白異物検知閾値(Wt)を算出する(S206)。例として、白異物検知閾値(Wt)は、白色ガイド輝度平均値の90%の値とする(Wt=Wa×0.9)。図8(b)の例の場合、白色ガイド読取値(=120)が白色ガイド輝度平均値(Wa)であるとすると、白異物検知閾値Wt=108(=120×0.9)となる。
メインCPU24は、白異物検知閾値(Wt)を算出したら、RAM27に記憶した主走査1ライン分の白異物検知用の白色データを1画素ずつ読み出し、白異物検知閾値(Wt)と比較する。つまり、メインCPU24は、白色データを構成する画素の内、画素番号N(1〜7500)の画素を処理対象の画素としてRAM27から読み出す。そして、メインCPU24は、比較の結果に基づいて、対象画素(N)が白異物の影候補となるか否かを判定する(S207)。より具体的には、対象画素の白色データの輝度値(SdN)が白異物検知閾値(Wt)未満である場合(S207でYES)、対象画素(N)が白異物の影候補となると判定する。一方、対象画素の白色データの輝度値(SdN)が白異物検知閾値(Wt)以上である場合(S207でNO)、対象画素(N)が白異物の影候補とならないと判定する。そして、この判定結果に基づいて、白異物検知閾値(Wt)との比較に基づいて、白異物判定処理を行うか否かを選択することになる。
尚、S207の処理が繰り返される毎に、メインCPU24は、各画素の輝度値と、その判定結果(白異物の影候補であるか否か)を示す情報を、対応する画素番号とともにRAM27に記憶する。
対象画素(N)が白異物の影候補となる場合、メインCPU24は、対象画素(N)の位置を基準に、その位置から白異物検知閾値未満となる連続する画素で構成される画素範囲(N+w1)を検索する。そして、メインCPU24は、その検索によって得られる画素範囲を影幅(w1)とし、また、その画素範囲に含まれる画素の輝度値の内、最小の輝度値を、第1の影候補の最小輝度値(s1)としてRAM27に記憶する。この影幅(w1)と最小輝度値(s1)は、図8(b)における左側の異物の影候補(第1の影候補)に関する情報となる。
その後、図8(b)における右側の異物の影に関する情報(第2の影候補)の有無を判定するために、画素範囲(N+w1)から所定の範囲(白異物検知範囲)内に白異物検知閾値未満となる連続する画素で構成される画素範囲が存在するか否かを判定する。
これを実現するために、画素範囲(N+w1)から所定の位置にある対象画素(M)が白異物検知閾値未満であるか否かを判定する。対象画素の白色データの輝度値(SdM)が白異物検知閾値(Wt)未満である場合(S208でYES)、対象画素(M)が白異物の影候補となると判定する。一方、対象画素の白色データの輝度値(SdM)が白異物検知閾値(Wt)以上である場合(S208でNO)、対象画素(M)が白異物の影候補とならないと判定する。
対象画素(M)が白異物の影候補とならない場合、メインCPU24は、次画素(M=M+1)を検出する(S209)。メインCPU24は、検出した次画素が白異物検知範囲内(例えば、10画素)であるか否かを判定する(S210)。この判定は、第1の影候補から所定領域内に第2の影候補が存在するか否かを判定するものである。検出した次画素が白異物検知範囲内である場合(S210でYES)、S208に戻る。検出した次画素が白異物検知範囲内でない場合(S210でNO)、S212へ進む。
一方、対象画素(M)が白異物の影候補となる場合、メインCPU24は、対象画素(M)の位置を基準に、その位置から白異物検知閾値未満となる連続する画素で構成される画素範囲(M+w2)を検索する。そして、メインCPU24は、その検索によって得られる画素範囲を影幅(w2)とし、また、その画素範囲に含まれる画素の輝度値の内、最小の輝度値を、第2の影候補の最小輝度値(s2)としてRAM27に記憶する。この影幅(w2)と最小輝度値(s2)は、図8(b)における右側の異物の影候補(第2の影候補)に関する情報となる。第1の影候補と第2の影候補を判定したら、白異物判定部45によるS211の白異物判定処理へ進む。
この白異物判定処理の詳細について、図7のフローチャートを用いて説明する。
(白異物判定処理)
白異物判定処理では、まず、メインCPU24は、検出した2つの影候補(第1の影候補と第2の影候補)の特徴量(最小輝度値(s1、s2)と影幅(w1,w2))をRAM27から取得する(S301)。次に、メインCPU24は、これらの影候補の間の画素(白異物候補箇所)の代表輝度値として、例えば、輝度平均値(Wg)を算出する(S302)。ここで、影候補の間の画素とは、第1の影候補の幅を規定する最大画素番号から、第2の影候補の幅を規定する最小画素番号までに対応する画素群である。また、代表輝度値は、輝度平均値に限定されず、例えば、それぞれの影候補の最小輝度値を代表輝度値として利用しても良い。
次に、メインCPU24は、2つの影候補の最小輝度値の差が所定範囲内(例えば、|s1−s2|<5)であるか否かを判定する。最小輝度値の差が所定範囲である場合(S303でYES)、メインCPU24は、2つの影候補の影幅の差が所定範囲内(例えば、|w1−w2|<3)であるか否かを判定する(S304)。影幅の差が所定範囲内である場合(S304でYES)、メインCPU24は、白異物候補箇所に対応する読取領域の位置に白異物が存在すると判定する(S306)。
一方、2つの影候補の輝度値の差と影幅の差のどちらか一方が所定範囲外である場合(S303でNOあるいはS304でNO)、メインCPU24は、白色ガイド輝度平均値(Wa)と白異物候補箇所の輝度平均値(Wg)を比較し、その差が所定値以上(|Wa−Wg|>10)であるか否かを判定する(S305)。差が所定値以上である場合(S305でYES)、メインCPU24は、白異物候補箇所を白異物と判定する(S306)。一方、差が所定値未満である場合(S305でNO)、白異物候補箇所に対応する読取領域の位置に白異物が存在しないと判定する(S307)。
白異物判定処理(図6のS211)が完了したら、メインCPU24は、主走査1ラインにおいて対象画素(N)が最終画素(N=7500)であるか否かを判定する。対象画素(N)が最終画素でない場合(S212でNO)、メインCPU24は、次画素(N=N+1)を検出する(S213)。そして、S07へ戻る。一方、対象画素(N)が最終画素である場合(S213でYES)、処理を終了する。
以上のようにして、図5の異物検知処理(黒異物検知処理及び白異物検知処理)が終了すると、メインCPU24は、流し読みガラス109上の読取位置における異物の有無及び異物の位置を含む異物情報をRAM27に記憶する。
ここで、流し読みガラス109上の読取位置において、異物を1つ以上検出した場合は、イメージセンサユニット108を副走査方向へ所定距離(例えば、0.5mm)移動させて、複数の読取位置においても、同様にして異物検知処理(S101)を行う。これによって、メインCPU24は、各読取位置における異物の有無及び異物の位置をRAM27に記憶する。
メインCPU24は、各読取位置における異物検知処理が終了したら、RAM27に記憶している各読取位置における異物情報が示す異物の有無に従って、異物が存在しない読取位置もしくは異物が一番少ない読取位置を、読取動作に使用する読取位置として決定する(S102)。
原稿を読み取る際のイメージセンサユニット108による読取位置が決定したら、メインCPU24は、シート原稿をその読取位置まで搬送させ、主走査方向1ラインずつシート原稿の原稿画像を流し読み動作により読み取る(S103)。メインCPU24は、主走査方向の1ライン分の画像を読み取ると、RAM27に記憶している異物情報に基づいて、読取位置に異物が有るか否かを判定する(S104)。異物がある場合(S104でYES)、メインCPU24は、異物箇所の画素を周囲の正常画素(影候補を構成する画素からなる画像以外の周辺画像を構成する画素)を用いた線形補間処理等の画像補正処理を実行する(S105)。
異物がない場合(S104でNO)、メインCPU24は、原稿サイズ分の主走査全ライン(Lx)の読取が終了したか否かを判定する(S106)。つまり、ラインのカウント値xが全ライン数Lx以上(x≧Lx)であるか否かを判定する。
全ラインについて読取が終了していないと判定された場合(ステップS106でNO)、次のラインの読取を実行するために、ステップS103へ戻る。一方、全ラインについて読取が終了したと判定された場合(ステップS106でYES)、処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、流し読みガラス上に白色ガイドと同色の白異物が付着している場合も、異物の端部の影(画像領域)を検出することによって、精度よく異物を検出することができる。また、検出した異物の位置に基づいて画像補正を行うことによって、白スジ異常画像の発生を防ぐことができる。
尚、上記実施形態では、読取画像から、白異物の存在によって生じ得る少なくとも2つの影候補画像を判定することで、1つの白異物を検知するための白異物判定処理を実行しているが、2つ以上の白異物を判定することにも適用可能である。この場合、各白異物に相当する2つの影候補画像を判定することになる。但し、2つの異物が隣接していて、それぞれの異物によって生じる影候補画像が読取画像上で重なる場合もあるので、そのような場合には、少なくとも3つの影候補画像によって白異物の有無を判定するようにしても良い。
尚、以上の実施形態の機能は以下の構成によっても実現することができる。つまり、本実施形態の処理を行うためのプログラムコードをシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)がプログラムコードを実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することとなり、またそのプログラムコードを記憶した記憶媒体も本実施形態の機能を実現することになる。
また、本実施形態の機能を実現するためのプログラムコードを、1つのコンピュータ(CPU、MPU)で実行する場合であってもよいし、複数のコンピュータが協働することによって実行する場合であってもよい。さらに、プログラムコードをコンピュータが実行する場合であってもよいし、プログラムコードの機能を実現するための回路等のハードウェアを設けてもよい。またはプログラムコードの一部をハードウェアで実現し、残りの部分をコンピュータが実行する場合であってもよい。
24:メインCPU、27:RAM、50:ROM、44:駆動部、41:画像処理部、411:画像補正部、412:異物検知部、45:白異物判定部、105:操作部、42:通信I/F、43:画像データ生成部、111:画像形成部、108:イメージセンサユニット、13:受光センサ、10:LED、23:AMP・A/D変換器

Claims (21)

  1. 光源より原稿に光を照射し、前記原稿からの反射光に基づいて前記原稿の画像を読み取る読取部を備える画像読取装置であって、
    前記読取部の読取領域に原稿がない状態での該読取部での読取画像から、異物に関する少なくとも2つの画像の有無を判定する判定手段と
    前記判定手段の判定の結果に基づいて、前記読取領域に存在する異物を検知する検知手段と
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記判定手段は、前記読取画像から、閾値以下の輝度値が連続する画素から構成される、少なくとも2つの画像の有無を判定し、
    前記検知手段は、前記判定手段によって前記少なくとも2つの画像が存在すると判定された場合、その少なくとも2つの画像における画像の特徴量に基づいて、前記読取領域に存在する異物を検知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記判定手段が判定する前記少なくとも2つの画像はそれぞれ、前記読取領域に存在する異物が存在することによって前記読取部で読み取られる前記異物の端部の影に対応する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記判定手段で判定を行う際の前記読取部で読み取る場合での前記光源の光量は、前記読取部で前記原稿を読み取る場合での前記光源の光量よりも低い
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記判定手段で判定を行う際の前記読取部が受光する受光レベルは、前記原稿を読み取る場合に前記読取部が受光する受光レベルよりも低い
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記検知手段は、前記判定手段によって前記少なくとも2つの画像が存在することが判定され、かつ該少なくとも2つの画像が所定領域内に存在する場合、該少なくとも2つの画像の間の画像領域に対応する前記読取領域の位置に、前記異物が存在すると判定する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  7. 前記検知手段は、前記判定手段によって前記少なくとも2つの画像が存在することが判定され、かつ該少なくとも2つの画像それぞれの代表輝度値の差が所定範囲内である場合、該少なくとも2つの画像の間の画像領域に対応する前記読取領域の位置に、前記異物が存在すると判定する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  8. 前記検知手段は、前記判定手段によって前記少なくとも2つの画像が存在することが判定され、かつ該少なくとも2つの画像それぞれの幅の差が所定範囲内である場合、該少なくとも2つの画像の間の画像領域に対応する前記読取領域の位置に、前記異物が存在すると判定する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  9. 前記検知手段は、前記判定手段によって前記少なくとも2つの画像が存在することが判定され、かつ該少なくとも2つの画像の間の画像領域の代表輝度値と前記読取部での読取画像の代表輝度値との差が所定範囲外である場合、該少なくとも2つの画像の間の画像領域に対応する前記読取領域の位置に、前記異物が存在すると判定する
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  10. 前記判定手段は、
    第1の光量での前記読取部での読取画像から、前記読取領域に存在する第1の異物に関する画像の有無を判定する第1の判定を行い、
    前記第1の光量よりも低い第2の光量での前記読取部での読取画像から、前記少なくとも2つの画像の有無を判定することで、前記第1の異物とは異なる第2の異物に関する画像の有無を判定する第2の判定を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  11. 前記判定手段は、前記読取画像から、前記第1の判定によって判定された前記第1の異物に関する画像を除外した画像に対して、前記第2の判定を行う
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像読取装置。
  12. 光源より原稿に光を照射し、前記原稿からの反射光に基づいて前記原稿の画像を読み取る読取部を備える画像読取装置であって、
    前記読取部の読取領域に原稿がない状態での該読取部での読取画像から、前記読取領域に存在する異物を検知する検知手段と、
    前記光源について複数種類の光量を用いて、前記検知手段による検知を行う制御手段と
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  13. 光源より原稿に光を照射し、前記原稿からの反射光に基づいて前記原稿の画像を読み取る読取部を備える画像読取装置であって、
    前記読取部の読取領域に原稿がない状態での該読取部での読取画像から、前記読取領域に存在する異物を検知する検知手段と、
    前記読取部について複数種類の受光レベルを用いて、前記検知手段による検知を行う制御手段と
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  14. 前記読取領域の複数の読取位置それぞれでの前記検知手段による検知の結果に基づいて、前記複数の読取位置の内、前記読取部による原稿の読取に使用する読取位置を決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  15. 前記検知手段によって検知した異物に対応する画像を補正する補正手段を更に備え、
    前記補正手段は、前記異物の位置に対応する画像を、前記原稿画像の前記少なくとも2つの画像以外の周辺画像を用いて補正する
    ことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  16. 前記判定手段の判定の結果に基づいて、前記検知手段による検知を行うか否かを選択する選択手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  17. 請求項1乃至16のいずれか1項に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置で検知された異物に基づいて画像補正された前記原稿画像を記録媒体に形成する形成手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  18. 光源より原稿に光を照射し、前記原稿からの反射光に基づいて前記原稿の画像を読み取る読取部を備える画像読取装置における、前記読取部の読取領域に存在する異物を検知する方法であって、
    前記読取部の読取領域に原稿がない状態での該読取部での読取画像から、異物に関する少なくとも2つの画像の有無を判定する判定工程と
    前記判定工程の判定の結果に基づいて、前記読取領域に存在する異物を検知する検知工程と
    を備えることを特徴とする方法。
  19. 光源より原稿に光を照射し、前記原稿からの反射光に基づいて前記原稿の画像を読み取る読取部を備える画像読取装置における、前記読取部の読取領域に存在する異物を検知する方法であって、
    前記読取部の読取領域に原稿がない状態での該読取部での読取画像から、前記読取領域に存在する異物を検知する検知工程と、
    前記光源について複数種類の光量を用いて、前記検知工程による検知を行う制御工程と
    を備えることを特徴とする方法。
  20. 光源より原稿に光を照射し、前記原稿からの反射光に基づいて前記原稿の画像を読み取る読取部を備える画像読取装置における、前記読取部の読取領域に存在する異物を検知する方法であって、
    前記読取部の読取領域に原稿がない状態での該読取部での読取画像から、前記読取領域に存在する異物を検知する検知工程と、
    前記読取部について複数種類の受光レベルを用いて、前記検知工程による検知を行う制御工程と
    を備えることを特徴とする方法。
  21. コンピュータを、請求項1乃至16のいずれか1項に記載の画像読取装置の各手段として機能させるための、または請求項17に記載の画像形成装置の各手段として機能させるための、または請求項18乃至20のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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