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JP2016003049A - 樹脂成形品 - Google Patents

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JP2016003049A
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郁善 生田
Fumiyoshi Ikuta
郁善 生田
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Sanko Co Ltd
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Sanko Co Ltd
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Abstract

【課題】識別情報の視認態様をより明確なものとすることのできる樹脂成形品を提供する。
【解決手段】容器1は、略矩形板状の底壁部3と、底壁部3の長辺部から上方に突出する長辺側土台部4と、底壁部3の短辺部から上方に突出する短辺側土台部5とを具備する底壁構成部2と、長辺側土台部4に対して回動可能に取付けられた長辺側側壁部7と、短辺側土台部5に対して回動可能に取付けられた短辺側側壁部8とを備えている。底壁構成部2は樹脂によって一体的に形成されている。また、長辺側土台部4の外面側には、2次元コード12を表示する情報表示部11が設けられている。情報表示部11は、長辺側土台部4の外面に対して印刷を行うことによって形成され、長辺側土台部4とは異なる色相の印刷層13と、2次元コード12に対応して、印刷層13の一部にレーザー光が照射されることで当該印刷層13の一部が除去された除去部14とを有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、識別情報が付された樹脂成形品に関するものである。
一般に、容器等の樹脂成形品には、製造元や商品名等の識別情報が付されている。また、樹脂成形品にレーザー光を照射することで識別情報を表示する(レーザーマーキングを行う)といった技術がある(例えば、特許文献1等参照。)。当該技術では、成形品本体中に所定の添加剤が混入される。そして、レーザー光を照射した際に、熱により変色を起こすことにより、識別情報が表示されることとなる。
特開平1−254743号公報
しかしながら、樹脂成形品において、所定の添加剤が含まれていない場合には、レーザーマーキングによる前記識別情報の表示を上手く行えないことが懸念される。また、レーザーマーキングのためだけに添加剤を加える場合には、コストの増加を招くおそれがある。さらに、添加剤を加える場合には、樹脂成形品そのものの色相がある程度限定されてしまう(所望とする色相にならない)ことが懸念される。
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、識別情報の視認態様をより明確なものとすることのできる樹脂成形品を提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.樹脂製の成形品本体と、
前記成形品本体の表面に設けられ、所定の識別情報を表示する情報表示部とを備え、
前記情報表示部は、
前記成形品本体の表面に対して印刷を行うことによって形成され、前記成形品本体とは異なる色相の印刷層と、
前記識別情報に対応して、前記印刷層の一部にレーザー光が照射されることで当該印刷層の一部が除去され、前記成形品本体の色相が露出した除去部とを有していることを特徴とする樹脂成形品。
手段1によれば、成形品本体の表面に対し成形品本体とは色相が異なる印刷層を形成し、その一部を除去することで、情報表示部における印刷層と除去部との色相差によって、識別情報を表示することができる。このため、成形品本体の構成材料においてレーザー光の照射によって熱的変化を生じるような添加剤が含まれていなくても、識別情報を明確に表示することができる。例えば、識別情報が2次元コードとして構成される場合には、2次元コードリーダーで確実に、かつ、精度よく識別情報の読取りを行うことができ、作業性の向上等を図ることができる。
また、本手段によれば、成形品本体に対し直接レーザー光の痕跡を形成するものではない。このため、樹脂成形品の製造段階における情報表示部に関する不良、例えば、印刷層や除去部の位置がずれている等の事態が発生した場合には、リムーバー(例えば、有機溶剤)等を用いて印刷層を除去し、情報表示部を形成し直すことができる。従って、情報表示部に関する不良が一旦発生しただけで樹脂成形品が不良品とされてしまう(リカバリーが困難又は不可能である)といった事態を回避することができる。さらに、印刷層の除去、及び、情報表示部の再形成といった作業を行うことで、樹脂成形品に付された識別情報の変更を行うことも可能となり、成形品本体のリユースを行うことができる。
また、成形品本体に直接レーザーマーキングを行うためだけに、成形品本体の構成材料に前記添加剤を混入するといったことが必要ないことから、製造コストの増加を抑制することができる。さらに、構成材料に前記添加剤が含まれていない既存の樹脂成形品に対しても、いわば後付けで、本手段1の情報表示部を形成することができ、既存の樹脂成形品の有効利用を図ることができる。加えて、成形品本体の色相が前記添加剤に左右されてしまうといった事態を回避することができるとともに、成形品本体と印刷層との色相差があれば識別情報を視認したり読取ったりできるため、成形品本体の色相を自由に設定することができる。また、成形品本体に直接レーザーマーキングを行う場合に比べ、レーザーの出力を抑えることができ、製造コストの抑制等を図ることができる。
手段2.前記成形品本体の表面には凹部が形成され、
前記印刷層は、前記凹部の内側に形成されていることを特徴とする手段1に記載の樹脂成形品。
手段2によれば、成形品本体の表面に印刷された印刷層が擦れて剥がれてしまうといった事態を抑制することができ、識別情報の視認性を比較的長期にわたって維持することができる。
尚、「前記印刷層は、前記凹部の内周面から離間して形成されていること」としてもよい。この場合、印刷層が凹部内周面に接触して、或いは、内周面のぎりぎりにまで形成される場合に比べ、印刷層の形成し易さの向上を図ることができる。さらに、印刷層の除去を行う場合に、印刷層のうち凹部内周面に隣接、或いは、近接して形成された部位が除去され難い(残存してしまう)といった事態を回避することができる。
手段3.同一の態様をなす前記情報表示部が、前記成形品本体の線対称位置、又は、点対称位置に形成されていることを特徴とする手段1又は2に記載の樹脂成形品。
手段3によれば、情報表示部の確認(2次元コードリーダーでの読取り等)に際しての作業性の向上や、情報表示部の確認作業を行うための設備等にかかるコストの低減等を図ることができる。
樹脂成形品としての容器を示す斜視図である。 図1のJ部を拡大して示す斜視図である。 印刷層形成前の容器を示す斜視図である。 印刷層形成後の容器を示す斜視図である。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。図1等に示すように、容器1(折り畳みコンテナ)は、相対する一対の長辺部と相対する一対の短辺部とを備える略矩形板状の底壁部3を有する底壁構成部2と、底壁部3の長辺部に対応して回動可能に取付けられた長辺側側壁部7と、底壁部3の短辺部に対応して回動可能に取付けられた短辺側側壁部8とを備えている。本実施形態では、底壁構成部2、長辺側側壁部7、及び、短辺側側壁部8はポリプロピレンにより構成されている。
底壁構成部2は、底壁部3の各長辺部に沿って底壁部3から上方に突出する長辺側土台部4と、底壁部3の各短辺部に沿って底壁部3から上方に突出する短辺側土台部5とを備えている。本実施形態では、長辺側側壁部7及び短辺側側壁部8は、それぞれ長辺側土台部4及び短辺側土台部5に対し回動可能に支持されており、それぞれ土台部4、5の上方に立設される起立位置と、底壁部3の上方に折り畳まれる寝かせ位置との間を回動変位可能に構成されている。
また、長辺側土台部4の底壁部3からの突出長は、短辺側土台部5の底壁部3からの突出長よりも長くなっている。さらに、各短辺側土台部5は、相対する一対の長辺側土台部4の内側面同士を連結するようにして設けられている。このため、本実施形態では、短辺側側壁部8を先に畳まないと、長辺側側壁部7を畳むことができないようになっており、容器1を折り畳んだ状態(全ての側壁部7、8を寝かせ位置とした非使用状態)では、短辺側側壁部8が、底壁部3の上面に重なる(対面)ようにして畳まれ、長辺側側壁部7が、畳まれた短辺側側壁部8の上側に重なるようにして畳まれる。また、容器1を上方に開口する箱型に組み立てた状態(全ての側壁部7、8を起立位置とした使用状態)とすると、各側壁部7、8の上面がほぼ面一となるように構成されている。加えて、短辺側土台部5の底壁部3からの突出長は、短辺側側壁部8の厚みとほぼ同じであり、寝かせ位置にある短辺側側壁部8の上面と、短辺側土台部5の上縁とがほぼ面一とされる。さらに、長辺側側壁部7の底壁部3からの突出長は、短辺側側壁部8の厚みと長辺側側壁部7の厚みとを足した長さよりも長く、寝かせ位置にある長辺側側壁部7の上面は、長辺側土台部4の上面よりも下方に位置するようになっている。
さて、本実施形態では、樹脂成形品としての底壁構成部2には、長辺側土台部4の外面側において、識別情報としての2次元コード12(例えば、QRコード;登録商標)を表示する情報表示部11が設けられている。図2に示すように、情報表示部11は、長辺側土台部4の外面(本例では、正面視した場合の右側の位置)に対してスクリーン印刷を行うことによって形成され、底壁構成部2とは異なる色相の印刷層13と、2次元コード12に対応して、印刷層13の一部にレーザー光が照射されることで当該印刷層13の一部が除去された除去部14とを有している。
本実施形態の印刷層13は、エポキシ樹脂系の2液反応型インクによって形成されている。また、底壁構成部2の本体(樹脂形成部分;以下、「成形品本体21」とも称する)が黒色であるのに対し、印刷層13は白色となっている。さらに、印刷層13の厚みは、10μm〜100μm(例えば、60μm)とされている。そして、除去部14において成形品本体21の黒色が露出することによって、印刷層13と除去部14との色相差により、2次元コード12が表示されるようになっている。尚、除去部14において、印刷層13は除去されることとなるが、成形品本体21は削られないように設定されている。
また、長辺側土台部4の外面には凹部22が形成され、印刷層13は、凹部22の内側に形成されている。さらに、印刷層13は、凹部22の内周面から離間して形成されている。加えて、情報表示部11は、一対の長辺側土台部4のうち一方ではなく、両方に設けられており、本実施形態では、同一の態様を成す情報表示部11が、底壁構成部2の点対称位置に設けられている。
尚、底壁構成部2は、長辺側土台部4、短辺側土台部5、及び、底壁部3からなる成形品本体21を一体的に形成する成形工程と、成形工程で形成された成形品本体21(図3参照)の長辺側土台部4の外面に対して印刷層13(図4参照)を形成する印刷層形成工程と、印刷層形成工程で形成された印刷層13に対しレーザー光を照射することにより、印刷層13が除去された除去部14と、残存した印刷層13との色相差によって2次元コード12が表示されるようにマーキングを行うマーキング工程とを経ることで形成されることとなる。また、マーキング工程では、印刷層13の除去部対応部位に対してレーザー光を1回照射するだけで除去部14を形成するのではなく、比較的弱めのレーザー光を2回照射することにより、レーザー光の成形品本体21への影響を抑制しつつ、除去部14を形成している。
以上詳述したように、本実施形態によれば、長辺側土台部4の外面に対し成形品本体21とは色相が異なる印刷層13を形成し、その一部を除去することで、情報表示部11における印刷層13と除去部14との色相差によって、2次元コード12を表示することとしている。このため、成形品本体21の構成材料においてレーザー光の照射によって熱的変化を生じるような添加剤が含まれていなくても、2次元コード12を明確に表示することができる。従って、2次元コードリーダーで確実に、かつ、精度よく2次元コード12の読取りを行うことができ、作業性の向上等を図ることができる。
また、本実施形態によれば、成形品本体21に対し直接レーザー光の痕跡を形成するものではない。このため、底壁構成部2の製造段階における情報表示部11に関する不良、例えば、印刷層13や除去部14の位置がずれている等の事態が発生した場合には、リムーバー(例えば、有機溶剤)等を用いて印刷層13を除去し、情報表示部11を形成し直すことができる。従って、情報表示部11に関する不良が一旦発生しただけで底壁構成部2が不良品とされてしまう(リカバリーが困難又は不可能である)といった事態を回避することができる。さらに、印刷層13の除去、及び、情報表示部11の再形成といった作業を行うことで、底壁構成部2に付された識別情報(2次元コード12)の変更を行うことも可能となり、成形品本体21のリユースを行うことができる。
また、成形品本体21に直接レーザーマーキングを行うためだけに、成形品本体21の構成材料に前記添加剤を混入するといったことが必要ないことから、製造コストの増加を抑制することができる。さらに、構成材料に前記添加剤が含まれていない既存の樹脂成形品(既に使用されている容器等)に対しても、いわば後付けで、本実施形態の情報表示部11を形成することができ、既存の樹脂成形品の有効利用を図ることができる。加えて、成形品本体21の色相が前記添加剤に左右されてしまうといった事態を回避することができるとともに、成形品本体21と印刷層13との色相差があれば2次元コード12を視認したり、読取ったりできるため、成形品本体21の色相を自由に設定することができる。また、成形品本体21に直接レーザーマーキングを行う場合に比べ、レーザーの出力を抑えることができ、製造コストの抑制等を図ることができる。
さらに、印刷層13は、長辺側土台部4の外面側に形成された凹部22の内側に形成されている。このため、成形品本体21の表面に印刷された印刷層13が擦れて剥がれてしまうといった事態を抑制することができ、2次元コード12の視認性を比較的長期にわたって維持することができる。加えて、印刷層13は、凹部22の内周面から離間して形成されている。このため、印刷層13が凹部22内周面に接触して、或いは、内周面のぎりぎりにまで形成される場合に比べ、印刷層13の形成し易さの向上を図ることができる。さらに、印刷層13の除去を行う場合に、印刷層13のうち凹部22内周面に隣接して、或いは、近接して形成された部位が除去され難い(残存してしまう)といった事態を回避することができる。
また、同一の態様をなす情報表示部11が、底壁構成部2の線対称位置、又は、点対称位置に形成されている。このため、例えば、ベルトコンベアに載せた容器1の進行方向と、底壁構成部2の長手方向とを合わせるようにして容器1をベルトコンベアに載せるだけで、ベルトコンベアの側方から、情報表示部11を容器1の決まった位置に確認することができる。これにより、例えば、情報表示部11が一方の長辺側土台部4にのみ形成されている場合のように、容器1の進行方向と、容器1の長手方向とを合わせるだけでなく、情報表示部11が表示されている長辺側土台部4が、2次元コードリーダーが設置されている側に向くようにして設置する、或いは、ベルトコンベアの両側方から2次元コード12を読取り可能となるように、2次元コードリーダーを左右一対で設けるといった事態を回避することができる。従って、2次元コード12の読取作業を行うための設備等にかかるコストの低減や、読取りに際しての作業性の向上等を図ることができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態において、情報表示部11の形成位置、形状、大きさ等は特に限定されるものではない。例えば、同一の態様をなす情報表示部11が、底壁構成部2の点対称位置に形成されるのではなく、線対称位置に形成されていることとしてもよいし、非対称位置に形成されてもよい。また、情報表示部11で表示される識別情報としても、2次元コードに限定されるものではなく、例えば、コードリーダーで読取られるものの他にも、文字、記号、図形等を使用した製品名等の単に視認可能な情報を表示することとしてもよい。加えて、マーキング工程では、印刷層13の除去部対応部位に対してレーザーを2回通り照射することにより除去部14を形成しているが、1回で形成してもよいし、3回以上かけて(2回以上なぞるようにして)形成してもよい。
さらに、上記実施形態では、印刷層13に2液反応型のインクが使用されているが、蒸発乾燥型、酸化重合型、紫外線硬化型等のその他のインクを使用することも可能である。加えて、印刷層13の形成方法としても、特にスクリーン印刷に限定されるものではなく、ホットスタンプ印刷等のその他の印刷方法を採用してもよい。また、印刷層13や成形品本体21の色相についても特に限定されるものではなく、情報表示部11の2次元コード12が2次元コードリーダーで読取可能な程度に、印刷層13の色相と成形品本体21の色相とが異なっていればよい。
(b)上記実施形態では、底壁部3の上側に側壁部7、8を重ねるようにして折り畳み可能な容器1に具体化されているが、別のタイプの容器(例えば、折り畳み不可能な容器等)に具体化することも可能である。また、物品を収容可能な容器以外の様々な樹脂成形品(例えば、パレット、机、椅子、棚、立看板等)に具体化することも可能である。
(c)上記実施形態では、容器1(成形品本体21)はポリプロピレンにより構成されているが、ポリエチレン、ポリカーボネート、PET、ポリアミド等その他の樹脂材料により構成されることとしてもよい。
1…容器、2…底壁構成部、3…底壁部、4…長辺側土台部、11…情報表示部、12…2次元コード、13…印刷層、14…除去部、21…成形品本体、22…凹部。

Claims (3)

  1. 樹脂製の成形品本体と、
    前記成形品本体の表面に設けられ、所定の識別情報を表示する情報表示部とを備え、
    前記情報表示部は、
    前記成形品本体の表面に対して印刷を行うことによって形成され、前記成形品本体とは異なる色相の印刷層と、
    前記識別情報に対応して、前記印刷層の一部にレーザー光が照射されることで当該印刷層の一部が除去され、前記成形品本体の色相が露出した除去部とを有していることを特徴とする樹脂成形品。
  2. 前記成形品本体の表面には凹部が形成され、
    前記印刷層は、前記凹部の内側に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形品。
  3. 同一の態様をなす前記情報表示部が、前記成形品本体の線対称位置、又は、点対称位置に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の樹脂成形品。
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