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JP2016089375A - 建設機械用ブーム - Google Patents

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JP2016089375A
JP2016089375A JP2014221546A JP2014221546A JP2016089375A JP 2016089375 A JP2016089375 A JP 2016089375A JP 2014221546 A JP2014221546 A JP 2014221546A JP 2014221546 A JP2014221546 A JP 2014221546A JP 2016089375 A JP2016089375 A JP 2016089375A
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駿佑 朝日
Shunsuke Asahi
駿佑 朝日
稲元 昭
Akira Inamoto
昭 稲元
茂也 多田
Shigeya Tada
茂也 多田
裕二 前原
Yuji Maehara
裕二 前原
裕之 浅野
Hiroyuki Asano
裕之 浅野
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

【課題】 軽量化を図りつつ十分な強度を確保することができる建設機械用ブームを提供する。
【解決手段】 標準よりも長尺なロングブーム11を、左,右の側板13,13′、上板15および下板17からなる箱型構造体12、フート部取付部材19、アーム取付部材20、ブームシリンダ取付部材21により構成する。箱型構造体12の各側板13,13′は、後側板13A,13A′、中間側板13B,13B′、前側板13C,13C′の3部材により構成し、後側板13A,13A′よりも前側板13C,13C′の板厚を薄く設定する。上板15は、後上板15A、前上板15Bの2部材により構成し、後上板15Aよりも前上板15Bの板厚を薄く設定する。下板17は、後下板17A、後寄り中間下板17B、前寄り中間下板17C、前下板17Dの3部材により構成し、後下板17Aよりも前下板17Dの板厚を薄く設定する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、例えば油圧ショベルのフロント装置に作業腕として好適に用いられる建設機械用ブームに関する。
一般に、油圧ショベル等の建設機械に設けられるフロント装置は、基端側が車体の旋回フレームに俯仰動可能に連結されたブームと、該ブームの先端側に回動可能に連結されたアームと、該アームの先端側に回動可能に連結された掘削バケット等の作業具と、これらブーム、アーム、作業具を作動させるブームシリンダ、アームシリンダ、作業具シリンダとにより構成されている。
フロント装置を構成するブームは、左,右の側板、上板、下板とによって囲まれた閉断面構造をなす箱型構造体と、箱型構造体の後端に設けられ旋回フレームに回動可能に取付けられるフート部取付部材と、箱型構造体の前端に設けられアームが回動可能に取付けられるアーム取付部材と、箱型構造体の左,右の側板に設けられブームシリンダが取付けられるブームシリンダ取付部材とを含んで構成されている。
ところで、標準的なブームよりも前,後方向の長さ寸法が大きい、ロングブームと呼ばれる長尺なブームが知られている。このロングブームを備えた油圧ショベルは、標準的な長さを有するブームよりも深い位置まで土砂を掘削することができ、掘削作業の作業性を高めることができる(特許文献1)。
特開2000−248572号公報
しかし、ロングブームは、標準的なブームに比較して長さ寸法が大きいために全体の重量が大きくなる。また、ロングブームを俯仰動させることにより、ロングブームの前端側には大きなモーメントが作用するので、ロングブームの長さが大きくなるほど、掘削作業時の掘削反力が大きくなる。
このため、ロングブームを備えた油圧ショベルにおいては、掘削作業時にフロント装置を円滑に作動させるため、ロングブームの軽量化を図ることが必要である。また、ロングブームの長さが大きくなるほど、掘削作業時の掘削反力が大きくなるので、ロングブームは、掘削反力を十分に受けることができるだけの強度を確保する必要がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、軽量化を図りつつ十分な強度を確保することができる建設機械用ブームを提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため本発明は、左,右方向で間隔をもって対面しつつ前,後方向に延びる左側板および右側板、該左,右の側板の上端側に溶接により接合される上板および前記左,右の側板の下端側に溶接により接合される下板を含み、横断面が四角形の閉断面構造をなす箱型構造体と、前記箱型構造体の後端に設けられ、前記左,右の側板、前記上板および前記下板の後端にそれぞれ溶接により接合されるフート部取付部材と、前記箱型構造体の前端に設けられ、前記左,右の側板、前記上板および前記下板の前端にそれぞれ溶接により接合されるアーム取付部材と、前記フート部取付部材よりも前側位置で前記箱型構造体の前記左,右の側板に溶接により接合されブームシリンダが取付けられるブームシリンダ取付部材とを備えてなる建設機械用ブームに適用される。
本発明の特徴は、前記左,右の側板は、前記フート部取付部材に接合される後側板と、該後側板の前側に接合されて山形状に折曲がり前記ブームシリンダ取付部材が接合される中間側板と、該中間側板の前側に接合されると共に前記アーム取付部材に接合される長尺な前側板とからなる3部材により構成し、前記上板は、前記フート部取付部材に接合されると共に前記中間側板に対応する部位が山形状に折曲った後上板と、該後上板の前側に接合されると共に前記アーム取付部材に接合される長尺な前上板とからなる2部材により構成し、前記下板は、前記フート部取付部材に接合される後下板と、該後下板の前側に接合されると共に前記中間側板に対応する部位が山形状に折曲った後寄り中間下板と、該後寄り中間下板の前側に接合される前寄り中間下板と、該前寄り中間下板の前側に接合されると共に前記アーム取付部材に接合される前下板とからなる4部材により構成し、前記左,右の側板、前記上板および前記下板は、前記フート部取付部材から前記アーム取付部材に向けて板厚が薄くなる構成とし、前記箱型構造体の内部には、前記フート部取付部材と前記ブームシリンダ取付部材との間に位置する後隔壁と、前記ブームシリンダ取付部材を挟んで前記後隔壁とは反対側に位置する中間隔壁と、前記中間隔壁と前記アーム取付部材との間に位置する前隔壁とを設ける構成としたことにある。
本発明によれば、箱型構造体を構成する左,右の側板、上板、下板は、フート部取付部材からアーム取付部材に向けて板厚が薄く(小さく)なるので、箱型構造体全体の軽量化を図ることができる。しかも、箱型構造体の前端側(アーム取付部材側)は、後端側(フート部取付部材側)に比較して軽量化されるので、フート部取付部材を中心としてブームの前端側を回動させたときのモーメントを低減することができ、ブームの強度を高めることができる。
本発明の実施の形態によるロングブームを備えた油圧ショベルを示す正面図である。 ロングブームを備えた油圧ショベルの平面図である。 ロングブームを単体で示す正面図である。 ロングブームを単体で示す平面図である。 ロングブームを構成する各板材等を示す分解斜視図である。 左,右の側板および上板から下板、フート部取付部材、アーム取付部材を取外した状態を示す分解斜視図である。 後側板、フート部取付部材等を図3中の矢示VII−VII方向からみた拡大断面図である。 中間側板、ブームシリンダ取付部材等を図3中の矢示VIII−VIII方向からみた拡大断面図である。 前側板、アーム取付部材等を図3中の矢示IX−IX方向からみた拡大断面図である。 後上板、後下板、後寄り中間下板、前寄り中間下板、後隔壁、中間隔壁、フート部取付部材等を図4中の矢示X−X方向からみた断面図である。 前上板、前下板、前寄り中間下板、前隔壁、アーム取付部材等を図4中の矢示XI−XI方向からみた断面図である。
以下、本発明の実施の形態による建設機械用ブームを、油圧ショベルのロングブームに適用した場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
油圧ショベル1は、例えばクローラ式の自走可能な下部走行体2と、下部走行体2上に旋回可能に搭載され、下部走行体2と共に車体を構成する上部旋回体3と、上部旋回体3の前側に俯仰動可能に設けられた後述のフロント装置8とを含んで構成されている。
ここで、上部旋回体3は、支持構造体となる旋回フレーム4と、該旋回フレーム4の左前側に搭載され内部に運転席、各種の操作レバー・ペダル等(いずれも図示せず)が配設されたキャブ5と、フロント装置8との重量バランスをとるため旋回フレーム4の後部に取付けられたカウンタウエイト6と、該カウンタウエイト6の前側に設けられたエンジン(図示せず)と、該エンジンによって駆動される油圧ポンプ(図示せず)と、該油圧ポンプから吐出した作動油の圧油を各種の油圧アクチュエータに選択的に給排(供給または排出)する制御弁装置(図示せず)と、キャブ5とカウンタウエイト6との間に設けられエンジン、油圧ポンプ等を覆う外装カバー7とを含んで構成されている。
フロント装置8は、上部旋回体3を構成する旋回フレーム4の前端側に俯仰動可能に設けられている。ここで、フロント装置8は、後述するロングブーム11と、ロングブーム11の前端側に回動可能に取付けられ、アームシリンダ9Aによって作動する長尺なアーム9と、アーム9の前端側に回動可能に設けられ、バケットシリンダ10Aによって作動する小容量のバケット10とを含んで構成されている。
即ち、フロント装置8は、特別に長く設計されたロングブーム11および長尺なアーム9と、小容量のバケット10とを備えたロングフロントとして構成されている。これにより、フロント装置8は、標準のブームおよびアームを備えた標準的なフロント装置と比較して、長大な作業半径と掘削長さを実現できるようにしている。
次に、本実施の形態に用いられるロングブーム11について説明する。
ロングブーム11は、旋回フレーム4の前側に俯仰動可能に取付けられている。このロングブーム11は、前,後方向に延びる後述の箱型構造体12と、後端側に位置して旋回フレーム4に俯仰動可能に取付けられる後述のフート部取付部材19と、前端側に位置してアーム9が取付けられる後述のアーム取付部材20と、後述のブームシリンダ取付部材21とを含んで構成されている。ここで、ロングブーム11は、前,後方向の後側(フート部取付部材19側)が屈曲した形状、即ち、全体として略「へ」の字状(略「L」字状)に形成されている。
具体的には、ロングブーム11は、フート部取付部材19の前側で山形状に折曲げられた折曲部11Aと、フート部取付部材19から折曲部11Aまでの間で直線状に延びる基端側直線部11Bと、折曲部11Aからアーム取付部材20までの間で直線状に延び基端側直線部11Bよりも長い直線部としての先端側直線部11Cとを含んで構成され、ブームシリンダ11Dにより旋回フレーム4に対して上,下方向に俯仰動されるものである。
ここで、図3に示すように、フート部取付部材19のボス部19Aとブームシリンダ取付部材21のボス部21Aとの間の長さ寸法をL1とし、アーム取付部材20のピン挿通孔20B1とブームシリンダ取付部材21のボス部21Aとの間の長さ寸法をL2とすると、ロングブーム11の長さ寸法L1と長さ寸法L2とは、下記の数1式の関係に設定されている。
Figure 2016089375
より好ましくは、長さ寸法L1と長さ寸法L2とは、下記の数2式の関係に設定されている。
Figure 2016089375
次に、ロングブーム11を構成する箱型構造体12について説明する。
箱型構造体12は、ロングブーム11の本体部分を構成するものである。図3ないし図6に示すように、箱型構造体12は、左,右方向で間隔をもって対面しつつ前,後方向に延びた左側板13,右側板13′と、各側板13,13′の上端側に溶接により接合された上板15と、各側板13,13′の下端側に溶接により接合された下板17とを含み、横断面が四角形の閉断面構造をもって形成されている。
左側板13は、箱型構造体12の左側面を形成し、右側板13′は、箱型構造体12の右側面を形成している。なお、左側板13と右側板13′とは互いに同一な形状に形成されるため、左側板13について説明し、右側板13′については、左側板13に対応する符号にダッシュ(′)を付し、その説明は省略する。
図5に示すように、左側板13は、前,後方向の後端側(フート部取付部材19側)に位置し、後述する左フート側接合板19Bに溶接によって接合される後側板13Aと、後側板13Aの前端に溶接によって接合される中間側板13Bと、中間側板13Bの前端に溶接によって接合され、前端が後述する左アーム側接合板20Aに接合される前側板13Cとの3部材により構成されている。
ここで、後側板13A、中間側板13B、前側板13Cは、それぞれ鋼板材をプレス成形することにより形成されている。後側板13Aは、後端から前端に向けて上,下方向の幅寸法が漸次大きくなる台形状に形成され、中間側板13Bは、前,後方向の中間部が上向きに折曲がる山形状に形成され、前側板13Cは、後端から前端に向けて上,下方向の幅寸法が漸次小さくなる長尺な台形状に形成されている。中間側板13Bには円形の打抜き穴13B1が形成され、該打抜き穴13B1には、後述するブームシリンダ取付部材21の左鍔部21Bが接合される。
後側板13Aの後端は、フート部取付部材19の左フート側接合板19Bに突合せ溶接され、後側板13Aと左フート側接合板19Bとは、接合部位14Aを介して接合される(図7参照)。後側板13Aの前端は、中間側板13Bの後端に突合せ溶接され、後側板13Aと中間側板13Bとは、接合部位14Bを介して接合される。
一方、中間側板13Bの前端は、前側板13Cの後端に突合せ溶接され、中間側板13Bと前側板13Cとは、接合部位14Cを介して接合される(図8参照)。前側板13Cの前端は、アーム取付部材20の左アーム側接合板20Aに突合せ溶接され、前側板13Cと左アーム側接合板20Aとは、接合部位14Dを介して接合される(図9参照)。
ここで、図7ないし図9に示すように、後側板13Aの板厚をA1、中間側板13Bの板厚をA2、前側板13Cの板厚をA3、フート部取付部材19の左フート側接合板19Bの板厚をA4、アーム取付部材20の左アーム側接合板20Aの板厚をA5とすると、各板厚A1ないしA5は、下記の数3式の関係に設定されている。
Figure 2016089375
この場合、中間側板13Bの板厚A2は後側板13Aの板厚A1よりも薄く(A2<A1)、前側板13Cの板厚A3は中間側板13Bの板厚A2よりも薄く(A3<A2)設定することが好ましい。これにより、左側板13は、後側に比較して前側が軽量化され、ロングブーム11が俯仰動作したときにロングブーム11の前端側に作用するモーメントを低減することができる。
フート部取付部材19を構成する左フート側接合板19Bの板厚A4は、後側板13Aの板厚A1よりも大きく(A4>A1)設定し、アーム取付部材20を構成する左アーム側接合板20Aの板厚A5は、前側板13Cの板厚A3よりも大きく(A3<A5)設定することが好ましい。これにより、ロングブーム11を構成するフート部取付部材19、アーム取付部材20の強度を確保することができる。
一方、右側板13′も、左側板13と同様に、後側板13A′、中間側板13B′、前側板13C′の3部材により構成されている。そして、右側板13′を構成する後側板13A′、中間側板13B′、前側板13C′、フート部取付部材19を構成する右フート側接合板19C、アーム取付部材20を構成する右アーム側接合板20Bの板厚も、上述した左側板13と同様な関係を有している。
ここで、図7に示すように、左,右の後側板13A,13A′には、中間側板13Bとの接合部位14Bの近傍からフート部取付部材19に向けて左,右方向の間隔が徐々に拡開するように折曲げられた折曲開始部位13A1,13A1′が設けられている。この折曲開始部位13A1,13A1′の近傍には、後述する後隔壁23が設けられる。
上板15は、左側板13および右側板13′の上端側に溶接により接合されている。上板15は、前,後方向の後側に位置し、フート部取付部材19に接合される後上板15Aと、前,後方向の前側に位置し、後端が後上板15Aの前端に接合されると共に前端がアーム取付部材20の連結板20Cに接合される前上板15Bとの2部材により構成されている。
ここで、後上板15A、前上板15Bは、それぞれ鋼板材をプレス成形することにより形成されている。図4および図5に示すように、後上板15Aのうち左,右の後側板13A,13A′の折曲開始部位13A1,13A1′よりも後側となる部位は、フート部取付部材19に向けて左,右方向の幅寸法が漸次拡開する台形状をなし、折曲開始部位13A1,13A1′よりも前側となる部位は、前,後方向に延びる狭幅な長方形状をなしている。また、後上板15Aの前,後方向の中間部は、左,右の中間側板13B,13B′の上端側に形成された山形状の輪郭線に対応して山形状に折曲げられている。一方、前上板15Bは、後上板15Aの前端側に対応する左,右方向の幅寸法をもった長尺な長方形状に形成され、後上板15Aからアーム取付部材20に向けて直線的に延びている。
後上板15Aの後端は、フート部取付部材19の後述するボス部19Aに溶接され、後上板15Aとボス部19Aとは、接合部位16Aを介して接合される(図10参照)。後上板15Aの前端は、前上板15Bの後端に突合せ溶接され、後上板15Aと前上板15Bとは、接合部位16Bを介して接合される。前上板15Bの前端は、アーム取付部材20の後述する連結板20Cの上端に突合せ溶接され、前上板15Bと連結板20Cとは、接合部位16Cを介して接合される(図11参照)。
ここで、図10および図11に示すように、後上板15Aの板厚をB1、前上板15Bの板厚をB2、アーム取付部材20の連結板20Cの板厚をB3とすると、各板厚B1ないしB3は、下記の数4式の関係に設定されている。
Figure 2016089375
この場合、前上板15Bの板厚B2は後上板15Aの板厚B1よりも薄く(B2<B1)設定することが好ましい。これにより、上板15は、後側に比較して前側が軽量化され、ロングブーム11が俯仰動作したときにロングブーム11の前端側に作用するモーメントを低減することができる。
下板17は、左側板13および右側板13′の下端側に溶接により接合されている。下板17は、前,後方向の後側に位置し、フート部取付部材19に接合される後下板17Aと、後下板17Aの前端に接合される後寄り中間下板17Bと、後寄り中間下板17Bの前端に接合される前寄り中間下板17Cと、前寄り中間下板17Cの前端に接合されると共に前端がアーム取付部材20の連結板20Cに接合される前下板17Dとの4部材により構成されている。
ここで、後下板17A、後寄り中間下板17B、前寄り中間下板17C、前下板17Dは、それぞれ鋼板材をプレス成形することにより形成されている。図5に示すように、後下板17Aは、フート部取付部材19に向けて左,右方向の幅寸法が漸次拡開する台形状に形成されている。後寄り中間下板17Bは、前,後方向に延びる長方形状をなし、その中間部には、左,右の中間側板13B,13B′の下端側に形成された山形状の輪郭線に対応して山形状に折曲げられている。前寄り中間下板17Cおよび前下板17Dは、前上板15Bに対応する左,右方向の幅寸法をもった長方形状に形成されている。
後下板17Aの後端は、フート部取付部材19のボス部19Aに溶接され、後下板17Aとボス部19Aとは、接合部位18Aを介して接合される(図10参照)。後下板17Aの前端は、後寄り中間下板17Bの後端に突合せ溶接され、後下板17Aと後寄り中間下板17Bとは、接合部位18Bを介して接合される。後寄り中間下板17Bの前端は、前寄り中間下板17Cの後端に突合せ溶接され、後寄り中間下板17Bと前寄り中間下板17Cとは、接合部位18Cを介して接合される。前寄り中間下板17Cの前端は、前下板17Dの後端に突合せ溶接され、前寄り中間下板17Cと前下板17Dとは、接合部位18Dを介して接合される(図11参照)。前下板17Dの前端は、アーム取付部材20の連結板20Cの下端に突合せ溶接され、前下板17Dと連結板20Cとは、接合部位18Eを介して接合される。
ここで、図10および図11に示すように、後下板17Aの板厚をC1、後寄り中間下板17Bの板厚をC2、前寄り中間下板17Cの板厚をC3、前下板17Dの板厚をC4、アーム取付部材20の連結板20Cの板厚をB3とすると、前記各板厚C1ないしC4とB3とは、下記の数5式の関係に設定されている。
Figure 2016089375
この場合、前下板17Dの板厚C4は後下板17Aの板厚C1よりも薄く(C4<C1)設定することが好ましい。これにより、下板17は、後側に比較して前側が軽量化され、ロングブーム11が俯仰動作したときにロングブーム11の前端側に作用するモーメントを低減することができる。
次に、箱型構造体12に設けられたフート部取付部材19、アーム取付部材20、ブームシリンダ取付部材21、アームシリンダブラケット22について説明する。
フート部取付部材19は、箱型構造体12の後端に設けられている。このフート部取付部材19は、油圧ショベル1の旋回フレーム4に連結ピン(図示せず)を介して回動可能に取付けられるものである。ここで、フート部取付部材19は、左,右方向に延びる円筒状のボス部19Aと、ボス部19Aの左端側に設けられた左フート側接合板19Bと、ボス部19Aの右端側に設けられた右フート側接合板19Cとにより構成されている。
フート部取付部材19の左フート側接合板19Bは、左側板13を構成する後側板13Aの後端に溶接によって接合され、フート部取付部材19の右フート側接合板19Cは、右側板13′を構成する後側板13A′の後端に溶接によって接合される。一方、フート部取付部材19のボス部19Aには、上板15を構成する後上板15Aの後端と、下板17を構成する後下板17Aの後端とが、それぞれ溶接によって接合される。
アーム取付部材20は、箱型構造体12の前端に設けられている。このアーム取付部材20は、アーム9の基端側が連結ピン(図示せず)を介して回動可能に取付けられるものである。ここで、アーム取付部材20は、左,右方向で対面する左アーム側接合板20A,右アーム側接合板20Bと、これら左,右のアーム側接合板20A,20B間を一体的に連結する略V字状の連結板20Cとにより構成されている。左,右のアーム側接合板20A,20Bには、前記連結ピンが挿通されるピン挿通孔20A1,20B1が形成されると共に、ピン挿通孔20A1,20B1の周囲を補強する補強板20A2,20B2が設けられている(図9参照)。
左アーム側接合板20Aは、左側板13を構成する前側板13Cの前端に溶接によって接合され、右アーム側接合板20Bは、右側板13′を構成する前側板13C′の前端に溶接によって接合される。一方、連結板20Cの上端は、上板15を構成する前上板15Bの前端に溶接によって接合され、連結板20Cの下端は、下板17を構成する前下板17Dの前端に溶接によって接合される。
ブームシリンダ取付部材21は、フート部取付部材19よりも前側に位置して箱型構造体12の左,右の側板13,13′に設けられている。このブームシリンダ取付部材21は、ブームシリンダ11Dのロッド先端が回動可能にピン結合されるものである。ここで、ブームシリンダ取付部材21は、左,右方向に延びる円筒状のボス部21Aと、ボス部21Aの左端側に設けられた環状の左鍔部21Bと、ボス部21Aの右端側に設けられた右鍔部21Cとにより構成されている。左鍔部21Bは、左側板13の中間側板13Bに形成された打抜き穴13B1の周囲に溶接によって接合され、右鍔部21Cは、右側板13′の中間側板13B′に形成された打抜き穴13B1′の周囲に溶接によって接合される。
アームシリンダブラケット22は、アーム取付部材20よりも後側に位置して上板15の前上板15Bに溶接によって接合され、前,後方向に延在している。図4に示すように、アームシリンダブラケット22は、左,右方向で間隔をもって対面する左,右一対の板体からなり、アームシリンダ9Aのボトム側が回動可能に取付けられるものである。ここで、アームシリンダブラケット22は、左,右の板体の間隔が一定(平行)となってアームシリンダ9Aのボトム側が取付けられるシリンダ取付部位22Aと、シリンダ取付部位22Aから後方に向けて左,右の板体の間隔が漸次広がり、後端部が左,右の側板13,13′の上方まで拡開する拡開部位22Bとにより、上方からみて略八の字状に形成されている。
これにより、アームシリンダ9Aからアームシリンダブラケット22のシリンダ取付部位22Aに伝わる荷重を、拡開部位22Bに沿って上板15から左,右の側板13,13′へと逃がし、アームシリンダブラケット22の周囲の強度を確保することができる構成となっている。また、アームシリンダブラケット22の前端部22Cの近傍には、後述する前隔壁25が設けられている。
次に、箱型構造体12の内部に設けられた後隔壁23、中間隔壁24、前隔壁25について説明する。
後隔壁23は、フート部取付部材19とブームシリンダ取付部材21との間に位置し、左,右の後側板13A,13A′の前側部位に設けられた折曲開始部位13A1,13A1′の近傍に配置されている。後隔壁23は、箱型構造体12の断面形状に対応する四角形の平板からなり、左,右の側板13,13′の後側板13A,13A′、上板15の後上板15A、下板17の後下板17Aの内側面に溶接により接合されている。
中間隔壁24は、ブームシリンダ取付部材21を挟んで後隔壁23とは反対側に位置し、左,右の中間側板13B,13B′の前側部位に配置されている。中間隔壁24は、箱型構造体12の断面形状に対応する四角形の平板からなり、左,右の側板13,13′の中間側板13B,13B′、上板15の後上板15A、下板17の後寄り中間下板17Bの内側面に溶接により接合されている。
前隔壁25は、中間隔壁24とアーム取付部材20との間に位置し、アームシリンダブラケット22の前端部22Cの近傍に配置されている。前隔壁25は、箱型構造体12の断面形状に対応する四角形の平板からなり、左,右の側板13,13′の前側板13C,13C′、上板15の前上板15B、下板17の前寄り中間下板17Cの内側面に溶接により接合されている。
ここで、図3に示すように、アーム取付部材20のピン挿通孔20B1とブームシリンダ取付部材21のボス部21Aとの間の長さ寸法をL2とし、ブームシリンダ取付部材21のボス部21Aと前隔壁25との間の長さ寸法をL3とし、前隔壁25とアーム取付部材20のピン挿通孔20B1と間の長さ寸法をL4とすると、各長さ寸法L2、L3、L4は、下記の数6式の関係に設定されている。
Figure 2016089375
一方、後隔壁23は、下板17の後下板17Aと後寄り中間下板17Bとの接合部位18Bを基準として後下板17A側に配置され、中間隔壁24は、下板17の後寄り中間下板17Bと前寄り中間下板17Cとの接合部位18Cを基準として前寄り中間下板17C側に配置されている(図10参照)。従って、各側板13,13′、上板15、下板17を接合して箱型構造体12を形成するときに、後下板17Aと前寄り中間下板17Cとの間に後寄り中間下板17Bを接合する前段階で、後隔壁23を、左,右の後側板13A,13A′、後上板15A、後下板17Aの内側面に溶接することができると共に、中間隔壁24を、左,右の中間側板13B,13B′、後上板15A、前寄り中間下板17Cの内側面に溶接することができる。
さらに、前隔壁25は、下板17の前寄り中間下板17Cと前下板17Dとの接合部位18Dを基準として前寄り中間下板17C側に配置されている(図11参照)。従って、前寄り中間下板17Cとアーム取付部材20の連結板20Cとの間に前下板17Dを接合する前段階で、前隔壁25を、左,右の前側板13C,13C′、上板15の前上板15B、下板17の前寄り中間下板17Cの内側面に溶接することができる。
本実施の形態によるロングブーム11は上述の如き構成を有するもので、次に、ロングブーム11の製造工程について、図5ないし図11を参照して説明する。
左側板13を形成するときには、後側板13Aと中間側板13Bとを、接合部位14Bの位置で突合せ溶接し、中間側板13Bと前側板13Cとを、接合部位14Cの位置で突合せ溶接する。これにより、後側板13A、中間側板13B、後側板13Cの3部材を溶接によって接合してなる左側板13が形成される。右側板13′についても、左側板13と同様に、後側板13A′と中間側板13B′と前側板13C′とを突合せ溶接することにより、後側板13A′、中間側板13B′、後側板13C′の3部材を溶接によって接合してなる右側板13′が形成される。
上板15を形成するときには、後上板15Aと前上板15Bとを、接合部位16Bの位置で突合せ溶接する。これにより、後上板15A、前上板15Bの2部材を溶接によって接合してなる上板15が形成される。
次に、左,右の側板13,13′の間に、後隔壁23、中間隔壁24、前隔壁25、ブームシリンダ取付部材21を配置した状態で、各側板13,13′の上端側に上板15を溶接する。また、左,右の側板13,13′の打抜き穴13B1,13B1′に、ブームシリンダ取付部材21の左,右の鍔部21B,21Cを溶接する。また、後隔壁23を、左,右の後側板13A,13A′、後上板15Aの内側面に溶接し、中間隔壁24を、左,右の中間側板13B,13B′、後上板15Aの内側面に溶接し、前隔壁25を、左,右の前側板13C,13C′、前上板15Bの内側面に溶接する。さらに、上板15を構成する前上板15Bの外側面に、アームシリンダブラケット22を溶接する。
次に、各側板13,13′と上板15の後端にフート部取付部材19を接合する。即ち、左側板13を構成する後側板13Aの後端を、フート部取付部材19の左フート側接合板19Bに接合部位14Aの位置で突合せ溶接し、右側板13′を構成する後側板13A′の後端を、フート部取付部材19の右フート側接合板19Cに接合部位14Aの位置で突合せ溶接する。さらに、上板15を構成する後上板15Aの後端を、フート部取付部材19のボス部19Aに接合部位16Aの位置で溶接する。
一方、各側板13,13′と上板15の前端にアーム取付部材20を接合する。即ち、左側板13を構成する前側板13Cの前端を、アーム取付部材20を構成する左アーム側接合板20Aに接合部位14Dの位置で突合せ溶接すると共に、右側板13′を構成する前側板13C′の前端を、アーム取付部材20を構成する右アーム側接合板20Bに接合部位14Dの位置で突合せ溶接する。また、上板15を構成する前上板15Bの前端を、アーム取付部材20を構成する連結板20Cの上端部に接合部位16Cの位置で突合せ溶接する。
このようにして、缶組された左,右の側板13,13′と上板15に対し、フート部取付部材19、アーム取付部材20、ブームシリンダ取付部材21、アームシリンダブラケット22、後隔壁23、中間隔壁24、前隔壁25を組付けた状態で、左,右の側板13,13′の下端に、下板17を構成する後下板17A、後寄り中間下板17B、前寄り中間下板17C、前下板17Dを接合する。
まず、後下板17Aを、左,右の後側板13A,13A′の下端に溶接すると共に、後下板17Aの後端を、フート部取付部材19のボス部19Aに接合部位16Aの位置で溶接する。一方、前寄り中間下板17Cを、左,右の中間側板13B,13B′と左,右の前側板13C,13C′の下端に溶接する。これにより、各側板13,13′の下端側は、後下板17Aと前寄り中間下板17Cが接合された範囲が閉塞され、後寄り中間下板17Bと前下板17Dに対応する範囲が開口した状態となる。
そして、後寄り中間下板17Bを各側板13,13′の下端に接合する前段階で、作業者は、左,右の中間側板13B,13B′間に溶接トーチ(図示せず)を挿入する。そして、作業者は、後隔壁23の下端を後下板17Aに溶接すると共に、中間隔壁24の下端を前寄り中間下板17Cに溶接する。これと同様に、前下板17Dを各側板13,13′の下端に接合する前段階で、作業者は、左,右の前側板13C,13C′間に溶接トーチ(図示せず)を挿入し、前隔壁25の下端を前寄り中間下板17Cに溶接する。
後隔壁23の下端を後下板17Aに接合し、中間隔壁24の下端を前寄り中間下板17Cに接合した後には、後寄り中間下板17Bを、左,右の中間側板13B,13B′の下端に溶接する。後寄り中間下板17Bの後端は、接合部位18Bの位置で後下板17Aの前端に突合せ溶接し、後寄り中間下板17Bの前端は、接合部位18Cの位置で前寄り中間下板17Cの後端に突合せ溶接する。
一方、前隔壁25の下端を前寄り中間下板17Cに接合した後には、前下板17Dを、左,右の前側板13C,13C′の下端に溶接する。前下板17Dの後端は、接合部位18Dの位置で前寄り中間下板17Cの前端に突合せ溶接し、前下板17Dの前端は、アーム取付部材20を構成する連結板20Cの下端部に、接合部位18Eの位置で突合せ溶接する。これにより、各側板13,13′の下端側は、後下板17A、後寄り中間下板17B、前寄り中間下板17C、前下板17Dによって閉塞される。
このようにして、左,右の側板13,13′、上板15および下板17によって囲まれた四角形の閉断面構造をなす箱型構造体12と、フート部取付部材19と、アーム取付部材20と、ブームシリンダ取付部材21と、アームシリンダブラケット22と、箱型構造体12の内部に設けられた各隔壁23〜25とを備えたロングブーム11を製造することができる。
本実施の形態に係るロングブーム11は、上述の如き構成を有するもので、次に、ロングブーム11を備えた油圧ショベル1の動作について説明する。
まず、オペレータは、キャブ5に搭乗し、各種の操作レバー・ペダル等のうち走行用の操作レバー・ペダルを操作することにより、下部走行体2を走行させることができる。また、オペレータは、作業用の操作レバーを操作することにより、フロント装置8のロングブーム11、アーム9、バケット10を動作させ、例えば土砂の掘削作業を行うことができる。
ここで、本実施の形態では、ロングブーム11の箱型構造体12を構成する左,右の側板13,13′を、後側板13A,13A′、中間側板13B,13B′、前側板13C,13C′の3部材により構成し、後側板13A,13A′よりも前側板13C,13C′の板厚を薄く設定している。また、上板15を後上板15A、前上板15Bの2部材により構成し、後上板15Aよりも前上板15Bの板厚を薄く設定している。さらに、下板17を、後下板17A、後寄り中間下板17B、前寄り中間下板17C、前下板17Dの3部材により構成し、後下板17Aよりも前下板17Dの板厚を薄く設定している。
かくして、本実施の形態によれば、箱型構造体12を構成する左,右の側板13,13′、上板15および下板17は、フート部取付部材19からアーム取付部材20に向けて板厚が薄く(小さく)なるので、箱型構造体12の重量を低減し、ロングブーム11全体の軽量化を図ることができる。しかも、箱型構造体12の前端側(アーム取付部材20側)が、後端側(フート部取付部材19側)に比較して軽量化されるので、フート部取付部材19を中心としてロングブーム11の前端側を回動させたときのモーメントを低減することができ、ロングブーム11の強度を高めることができる。
さらに、本実施の形態によれば、箱型構造体12の内部には、フート部取付部材19とブームシリンダ取付部材21との間に位置する後隔壁23と、ブームシリンダ取付部材21を挟んで後隔壁23とは反対側に位置する中間隔壁24と、中間隔壁24とアーム取付部材20との間に位置する前隔壁25とを設ける構成としている。
これにより、ロングブーム11のうちフート部取付部材19の周囲を、後隔壁23によって補強することができ、ブームシリンダ取付部材21の周囲を、後隔壁23と中間隔壁24とによって補強することができ、アームシリンダブラケット22の周囲を前隔壁25によって補強することができる。従って、標準のブームに比較して長さ寸法が大きなロングブーム11を、その内部から3つの隔壁23〜25を用いて補強することにより、ロングブーム11の強度を高めることができる。
本実施の形態では、フート部取付部材19とブームシリンダ取付部材21との間の長さ寸法L1と、アーム取付部材20とブームシリンダ取付部材21との間の長さ寸法L2とを、2.0L1≦L2≦3.7L1なる関係に設定し、より好ましくは、2.5L1≦L2≦3.5L1なる関係に設定している。これにより、ロングブーム11を用いて深い位置まで掘削作業を行うことができる。
本実施の形態では、後隔壁23は、後下板17Aと後寄り中間下板17Bとの接合部位18Bを基準として後下板17A側に配置され、中間隔壁24は、後寄り中間下板17Bと前寄り中間下板17Cとの接合部位18Cを基準として前寄り中間下板17C側に配置されている。従って、左,右の側板13,13′の下端側に後寄り中間下板17Bを接合する前に、左,右の側板13,13′間に溶接トーチを挿入し、後隔壁23を後下板17Aに溶接すると共に中間隔壁24を前寄り中間下板17Cに溶接することができる。
一方、前隔壁25は、前寄り中間下板17Cと前下板17Dとの接合部位18Dを基準として前寄り中間下板17C側に配置されている。従って、左,右の側板13,13′の下端側に前下板17Dを接合する前に、左,右の側板13,13′間に溶接トーチを挿入し、前隔壁25を前寄り中間下板17Cに溶接することができる。この結果、例えば各隔壁23〜25を箱型構造体12内に溶接するための作業孔や、溶接作業後に作業孔を閉塞する作業を不要にでき、ロングブーム11を製造するときの作業性を高めることができる。
本実施の形態では、前隔壁25の近傍に位置して前上板15Bに設けられるアームシリンダブラケット22を、アームシリンダ9Aが取付けられるシリンダ取付部位22Aと、シリンダ取付部位22Aから後方に向けて左,右方向の間隔が広がる拡開部位22Bとにより構成している。これにより、アームシリンダ9Aからアームシリンダブラケット22に伝わる荷重を、拡開部位22Bに沿って前上板15Bから左,右の側板13,13′へと逃がすことができ、アームシリンダブラケット22の周囲の強度を確保することができる。従って、例えばアームシリンダブラケット22を前,後方向から挟むように2枚の隔壁を設ける必要がなく、1枚の前隔壁25を設けるだけでアームシリンダブラケット22の周囲の強度を確保することができる。この結果、隔壁の枚数を減らすことによりロングブーム11のさらなる軽量化を図ることができる。
本実施の形態では、アーム取付部材20とブームシリンダ取付部材21との間の長さ寸法をL2とし、ブームシリンダ取付部材21と前隔壁25との間の長さ寸法をL3とし、前隔壁25とアーム取付部材20との間の長さをL4としたときに、各長さ寸法L2、L3、L4を上記数6式の関係に設定している。これにより、前隔壁25を、アーム取付部材20とブームシリンダ取付部材21との間の最適な位置、即ちアームシリンダブラケット22の近傍位置に配置することができ、1枚の前隔壁25を用いてアームシリンダブラケット22の周囲の強度を確保することができる。
なお、実施の形態では、上板15(前上板15B)に設けたアームシリンダブラケット22の前端部22Cに対応する位置に、前隔壁25を配置した場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばアームシリンダブラケット22の前端部22Cから後端部までの範囲に対応する位置に、1枚の前隔壁25を配置する構成としてもよい。
実施の形態では、フロント装置8を自走可能な車体(下部走行体2、上部旋回体3)に取付けた場合を例に挙げて説明した。しかし、これに限らず、フロント装置を固定された基台に取付けてもよい。さらに、建設機械としてクローラ式の油圧ショベル1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、ホイール式の油圧ショベルに適用してもよく、フロント装置を備えた各種の建設機械に広く適用することができる。
1 油圧ショベル(建設機械)
11 ロングブーム
13 左側板
13A,13A′ 後側板
13B,13B′ 中間側板
13C,13C′ 前側板
13′ 右側板
14A,14B,14C,14D,16A,16B,16C,18A,18B,18C,18D,18E 接合部位
15 上板
15A 後上板
15B 前上板
17 下板
17A 後下板
17B 後寄り中間下板
17C 前寄り中間下板
17D 前下板
19 フート部取付部材
20 アーム取付部材
21 ブームシリンダ取付部材
22 アームシリンダブラケット
22A シリンダ取付部位
22B 拡開部位
23 後隔壁
24 中間隔壁
25 前隔壁

Claims (5)

  1. 左,右方向で間隔をもって対面しつつ前,後方向に延びる左側板および右側板、該左,右の側板の上端側に溶接により接合される上板および前記左,右の側板の下端側に溶接により接合される下板を含み、横断面が四角形の閉断面構造をなす箱型構造体と、
    前記箱型構造体の後端に設けられ、前記左,右の側板、前記上板および前記下板の後端にそれぞれ溶接により接合されるフート部取付部材と、
    前記箱型構造体の前端に設けられ、前記左,右の側板、前記上板および前記下板の前端にそれぞれ溶接により接合されるアーム取付部材と、
    前記フート部取付部材よりも前側位置で前記箱型構造体の前記左,右の側板に溶接により接合されブームシリンダが取付けられるブームシリンダ取付部材とを備えてなる建設機械用ブームにおいて、
    前記左,右の側板は、前記フート部取付部材に接合される後側板と、該後側板の前側に接合されて山形状に折曲がり前記ブームシリンダ取付部材が接合される中間側板と、該中間側板の前側に接合されると共に前記アーム取付部材に接合される長尺な前側板とからなる3部材により構成し、
    前記上板は、前記フート部取付部材に接合されると共に前記中間側板に対応する部位が山形状に折曲った後上板と、該後上板の前側に接合されると共に前記アーム取付部材に接合される長尺な前上板とからなる2部材により構成し、
    前記下板は、前記フート部取付部材に接合される後下板と、該後下板の前側に接合されると共に前記中間側板に対応する部位が山形状に折曲った後寄り中間下板と、該後寄り中間下板の前側に接合される前寄り中間下板と、該前寄り中間下板の前側に接合されると共に前記アーム取付部材に接合される前下板とからなる4部材により構成し、
    前記左,右の側板、前記上板および前記下板は、前記フート部取付部材から前記アーム取付部材に向けて板厚が薄くなる構成とし、
    前記箱型構造体の内部には、前記フート部取付部材と前記ブームシリンダ取付部材との間に位置する後隔壁と、前記ブームシリンダ取付部材を挟んで前記後隔壁とは反対側に位置する中間隔壁と、前記中間隔壁と前記アーム取付部材との間に位置する前隔壁とを設ける構成としたことを特徴とする建設機械用ブーム。
  2. 前記フート部取付部材と前記ブームシリンダ取付部材との間の長さ寸法をL1とし、前記アーム取付部材と前記ブームシリンダ取付部材との間の長さ寸法をL2とすると、前記長さ寸法L1と長さ寸法L2とは、2.0L1≦L2≦3.7L1なる関係に設定してなる請求項1に記載の建設機械用ブーム。
  3. 前記後隔壁は、前記左,右の側板を構成する後側板の前側部位であって前記下板を構成する前記後下板と前記後寄り中間下板との接合部位を基準として前記後下板側に配置し、
    前記中間隔壁は、前記左,右の側板を構成する中間側板の前側部位であって前記下板を構成する前記後寄り中間下板と前記前寄り中間下板との接合部位を基準として前記前寄り中間下板側に配置し、
    前記前隔壁は、前記左,右の側板を構成する前側板の長さ方向の途中部位であって前記下板を構成する前記前寄り中間下板と前記前下板との接合部位を基準として前記前寄り中間下板側に配置してなる請求項1または2に記載の建設機械用ブーム。
  4. 前記上板を構成する前記前上板には、前記前隔壁の近傍に位置し左,右方向で対面する一対の板体からなるアームシリンダブラケットを設け、
    前記アームシリンダブラケットは、前,後方向の前側に位置しアームシリンダが取付けられるシリンダ取付部位と、該シリンダ取付部位から後方に向けて左,右方向の間隔が広がる拡開部位とにより構成してなる請求項1,2または3に記載の建設機械用ブーム。
  5. 前記上板を構成する前記前上板には、前記前隔壁の近傍に位置し左,右方向で対面する一対の板体からなるアームシリンダブラケットを設け、
    前記アーム取付部材と前記ブームシリンダ取付部材との間の長さ寸法をL2とし、前記ブームシリンダ取付部材と前記前隔壁との間の長さ寸法をL3とし、前記前隔壁と前記アーム取付部材との間の長さをL4とすると、前記長さ寸法L2、L3、L4は、
    0.45L2≦L3≦0.7L2
    0.3L2≦L4≦0.55L2
    なる関係に設定してなる請求項1に記載の建設機械用ブーム。
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