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JP2016075174A - タービン効率学習処理方法及び過給圧制御装置 - Google Patents

タービン効率学習処理方法及び過給圧制御装置 Download PDF

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JP2016075174A JP2014204587A JP2014204587A JP2016075174A JP 2016075174 A JP2016075174 A JP 2016075174A JP 2014204587 A JP2014204587 A JP 2014204587A JP 2014204587 A JP2014204587 A JP 2014204587A JP 2016075174 A JP2016075174 A JP 2016075174A
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賢 野口
隼 宮袋
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Abstract

【課題】モデル制御の精度に応じた学習処理の実行により、従来に比してより適切な学習値の取得を可能とする。
【解決手段】電子制御ユニットにおいては、モデル制御に基づく演算により算出される高圧用ウェストゲートの開度であるモデル開度と、高圧用ウェストゲートの実開度に相当する、高圧用ウェストゲートの駆動信号であるPWM信号のデューティとの差に、モデル学習ファクターが乗じられてタービン効率の補正値に変換され、次いで、タービン効率の補正値の積分が行われ、その積分結果がタービン効率の補正値の学習値としてモデル制御に基づく過給圧制御に供される一方、モデル学習ファクターは、高圧用圧縮機の圧力比と流量を入力パラメータとして読み出し可能に構成されたモデル学習ファクターマップから読み出される一方、高圧用圧縮機の圧力比及び流量に応じて学習処理が停止されるようになっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関の吸入空気を過給する過給機の動作制御を行う過給圧制御装置におけるタービン効率学習処理方法及び過給圧制御装置に係り、特に、学習処理の信頼性向上と共に、ドライバビリティの向上等を図ったものに関する。
過給機は、内燃機関へ強制的に空気を送り込むことにより、エミッション対策に有効な手段であるため、過給圧の制御方法及び装置等について、種々の方法、装置等が提案、実用化されていることは従来から良く知られている通りである。
このような過給圧装置の1つとして、車両の走行状態に応じてより適切な過給圧制御を可能とする等の観点から、高圧過給機と低圧過給機の2つを設けた、いわゆる2段式過給システムなどが提案、実用化されている(例えば、特許文献1等参照)。
かかる過給システムにおける過給圧制御の手法として、過給機及び過給機と内燃機関とを接続する吸気管や排気管等からなるいわゆる過給機システムを、熱力学等に基づいてモデル化し、実際に取得される過給圧等のデータを、そのモデルに入力して過給機システムの制御目標値(モデル値)を得て、その制御目標値が達成されるよう過給機の動作を制御するいわゆるモデル制御が提案、実用化されている(例えば、特許文献2等参照)。
このようなモデル制御を用いた過給圧制御装置においては、個々の装置毎のハードウェアのばらつきや各種センサ素子の特性ばらつき等があっても、適切な過給圧制御を実行可能とするため、例えば、タービン効率についていゆわる学習処理が実行されており、その学習値がモデル制御に基づく過給圧制御に供されるものとなっている。
特開2007−138845号公報(第5−9頁、図1−図13) 特開2009−168007号公報(第4−18頁、図1−図18)
ところで、上述のような2段式過給システムにおいては、吸入空気の流量が低流量の領域では高圧用及び低圧用双方の過給機を作動(2段動作)させ、高流量の領域では低圧用の過給機のみを作動(1段動作)させるが、その切り替えの際のトルク変動を滑らかなものとするため、高圧用の過給機が仕事をしなくなった状態となってから2段動作から1段動作への切り替えを行う手法が採られることがある。このような場合、高圧用のコンプレッサは、過給限界であるチョーク領域、すなわち、高流量の状態で、かつ、高圧用のコンプレッサ前後の圧力比=1の状態に突入するが、モデル制御の精度が低下するような、このようないわば境界領域にあってもモデル制御に基づく過給圧制御は有効とされることがある。
一方、先に述べたタービン効率の学習処理は、モデル制御が有効に過給圧制御に適用されている状態であれば、例え上述のような動作状態が境界領域にあっても実行されるため、本来、学習値とすべきではない値も学習値として取得されことがあり、その結果、過給圧のオーバーシュートやアンダーシュートを招くという問題があった。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、モデル制御の精度に応じた学習処理の実行により、従来に比してより適切な学習値の取得を可能とする過給圧制御装置におけるタービン効率学習処理方法及び過給圧制御装置を提供するものである。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係るタービン効率学習処理方法は、
高圧ターボチャージャ及び低圧ターボチャージャを用いて内燃機関の吸入空気を加圧して前記内燃機関へ送り込むよう構成されてなる2段式過給システムおける前記吸入空気の過給圧を、電子制御ユニットにおいて実行されるモデル制御に基づいて制御可能に構成されてなる過給圧制御装置におけるタービン効率学習処理方法であって、
前記モデル制御における演算により算出される前記高圧ターボチャージャを構成する高圧用ウェストゲートの計算上の開度であるモデル開度と、前記高圧用ウェストゲートの実開度との差である開度偏差に、モデル学習ファクターを乗じてタービン効率の補正値に変換し、次いで、前記タービン効率の補正値に対して積分を行い、その積分結果を前記タービン効率の補正値の学習値として前記モデル制御に基づく過給圧制御に供し、
前記モデル学習ファクターは、前記高圧ターボチャージャを構成する高圧用圧縮機の圧力比と流量を入力パラメータとして読み出し可能に構成されたモデル学習ファクターマップから読み出される一方、前記高圧用圧縮機の圧力比及び流量に応じて学習処理を停止可能にしてなるものである。
また、上記本発明の目的を達成するため、本発明に係る過給圧制御装置は、
高圧ターボチャージャ及び低圧ターボチャージャを用いて内燃機関の吸入空気を加圧して前記内燃機関へ送り込むよう構成されてなる2段式過給システムおける前記吸入空気の過給圧を、電子制御ユニットにおいて実行されるモデル制御に基づいて制御可能に構成されてなる過給圧制御装置であって、
前記電子制御ユニットは、
前記モデル制御における演算により算出される前記高圧ターボチャージャを構成する高圧用ウェストゲートの計算上の開度であるモデル開度と、前記高圧用ウェストゲートの実開度との差である開度偏差に、モデル学習ファクターを乗じてタービン効率の補正値に変換し、次いで、前記タービン効率の補正値に対して積分を行い、その積分結果を前記タービン効率の補正値の学習値として前記モデル制御に基づく過給圧制御に供する一方、前記モデル学習ファクターが、前記高圧ターボチャージャを構成する高圧用圧縮機の圧力比と流量を入力パラメータとして読み出し可能に構成されたモデル学習ファクターマップから読み出される一方、前記高圧用圧縮機の圧力比及び流量に応じて学習処理を停止可能とするターボ効率学習処理が実行可能に構成されてなるものである。
本発明によれば、モデル制御の精度が低下する領域においては、学習処理が停止されるよう構成したので、従来と異なり、不適切な学習値、或いは、誤った学習値の取得が確実に防止され、タービン効率の補正が適切になされるため、不適切な学習値、或いは、誤った学習値による従来のような過給圧のオーバーシュートやアンダーシュートの発生が抑圧、防止され、より安定性、信頼性の高いモデル制御に基づく過給圧制御が実現でき、ひいてはドライバビリティの向上に寄与することができるという効果を奏するものである。
本発明の実施の形態における過給圧制御装置の構成例を示す構成図である。 図1に示された過給圧制御装置を構成する電子制御ユニットにおいて本発明の実施の形態におけるタービン効率学習御処理が実行される際に電子制御ユニットが果たす機能を示すブロック図である。 図1に示された過給圧制御装置を構成する電子制御ユニットにより実行される本発明の実施の形態におけるタービン効率学習処理の手順を示すサブルーチンフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図3を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施の形態における過給圧制御装置の構成について、図1を参照しつつ説明する。
本発明の実施の形態における過給圧制御装置は、2つの過給機を有するいわゆる2段式過給システムが構成されたものとなっており、本発明の実施の形態における過給機は、ターボ式過給機(以下、「ターボチャージャ」と称する)を用いたものとなっている。
すなわち、まず、ディーゼルエンジンを用いたエンジン1には、燃焼に必要な空気を取り入れる吸気管2が、エンジン1のインテーク・マニホールド(図示せず)に、また、エンジン1からの排気ガスを排気するための排気管3が、エキゾースト・マニホールド(図示せず)に、それぞれ接続されて設けられている。
そして、吸気管2と排気管3の配管途中の適宜な位置には、エンジン1側から、高圧ターボチャージャ4、低圧ターボチャージャ5が、適宜な間隔を隔てて設けられている。
高圧ターボチャージャ4と低圧ターボチャージャ5は、いずれも、その基本的な構成は、従来のターボチャージャの構成と同一である。
すなわち、高圧ターボチャージャ4は、高圧用タービン6と高圧用圧縮機7とを主たる構成要素として、低圧ターボチャージャ5は、低圧用タービン8と低圧用圧縮機9とを主たる構成要素として、それぞれ構成されたものとなっている。
なお、本発明の実施の形態において、高圧用タービン6は、可変ノズルターボ(図示せず)を用いたものとなっている。かかる可変ノズルターボは、タービンに可変ノズル機構を設けた従来から良く知られている構造のものである。
高圧用タービン6と低圧用タービン8は、排気管3の途中の適宜な位置に、エンジン1側から下流側へ向かって、高圧用タービン6、低圧用タービン8の順で適宜な間隔を隔てて設けられている。
また、高圧用圧縮機7と低圧用圧縮機9は、吸気管2の途中の適宜な位置に、エンジン1側から上流側へ向かって、高圧用圧縮機7、低圧用圧縮機9の順で適宜な間隔を隔てて設けられている。
そして、高圧用タービン6の前後には、高圧用ウェストゲート11が、低圧用タービン8の前後には、低圧用ウェストゲート12が、それぞれ設けられており、それぞれの開度調整と、高圧用タービン6の可変ノズルの調整により、高圧用タービン6、低圧用タービン8へ流入せしめられる排気ガスの流量、換言すれば、過給圧の制御が可能となっている。
また、高圧用圧縮機7の前後には、バイパス弁13が設けられており、必要に応じて高圧用圧縮機7をバイパスできるようになっている。
また、吸気管2と排気管3は、高圧ターボチャージャ4とエンジン1の間の適宜な箇所に設けられた連通管14によって相互に連通されるようになっている。
この連通管14の途中の適宜な位置には、排気ガス再循環用バルブ15が設けられており、その開度調整により排気管3から吸気管2への排気ガスの帰還量が可変可能となっている。
また、吸気管2において、高圧用圧縮機7と連通管14の間の適宜な位置には、高圧用圧縮機7側から、吸入空気の冷却を行うインタークーラ16、吸入空気の量を調整するためのインテークスロットルバルブ17が、適宜な間隔を隔てて順に設けられている。そして、インテークスロットルバルブ17と連通管14との間の吸気管2の適宜な位置には、インテークスロットルバルブ17側から、過給圧を検出する過給圧センサ18、エンジン1の吸気空気の温度を検出する吸気温センサ19が、適宜な間隔を隔てて順に設けられている。
上述の高圧用タービン6を構成する可変ノズルターボ(図示せず)、高圧用ウェストゲート11及び低圧用ウェストゲート12、並びに、バイパス弁13や排気ガス再循環用バルブ15、インテークスロットルバルブ17は、電子制御ユニット101により、その開度が制御されるようになっている。
電子制御ユニット101は、例えば、公知・周知の構成を有してなるマイクロコンピュータを中心に、RAMやROM等の記憶素子(図示せず)を備えると共に、入出力インターフェイス回路(図示せず)を主たる構成要素として構成されてなるものである。
かかる電子制御ユニット101は、エンジン1の動作制御に必要な種々のソフトウェアによる制御処理を実行するようになっており、その制御処理の1つとして、後述する本発明の実施の形態におけるタービン効率学習処理が実行されるものとなっている。
この電子制御ユニット101には、先の過給圧センサ18や吸気温センサ19の検出信号の他、図示されないセンサ等により検出された大気圧、エンジン回転数、アクセル開度、エンジン冷却水温等が入力され、エンジン動作制御処理や後述する本発明の実施の形態におけるタービン効率学習処理等に供されるようになっている。
次に、電子制御ユニット101により実行される本発明の実施の形態におけるタービン効率学習処理について、図2及び図3を参照しつつ説明する。
まず、本発明の実施の形態におけるタービン効率学習処理が実行される過給圧制御装置の前提条件について説明する。
本発明の実施の形態における過給圧制御装置は、過給圧制御がいわゆるモデル制御に基づき実行されるよう構成されたものであることを前提とする。
すなわち、モデル制御に基づく過給圧の制御は、高圧ターボチャージャ4や低圧ターボチャージャ5、並びに、吸気管2及び排気管3等からなる過給システムを熱力学等に基づいてモデル化し、実際に取得される過給圧等のデータを、そのモデルに入力して過給システムの制御目標値であるモデル値を得て、ターボチャージャの動作状態が、そのモデル値の状態に達するよう動作制御を行うことを基本とするものである。
なお、ここで、制御目標値(モデル値)とされる物理量は、例えば、過給圧やターボチャージャの回転数等であるが、何をモデル値とするかは、熱力学等に基づくモデルを如何に設定するかによって種々であり、特定のものに限定される必要はなく、過給システムが熱力学等に基づいてモデル化され、そのモデルに基づいて過給圧の制御がなされるものであれば良いものである。
本発明の実施の形態においては、電子制御ユニット101において、モデル制御による演算により目標過給圧及び高圧用ウェストゲート11、低圧用ウェストゲート12のそれぞれの目標開度が算出され、これら目標過給圧、目標開度となるように動作制御が行われるものとなっている。
すなわち、本発明の実施の形態における過給圧制御装置における過給圧制御は、エンジン1が低回転状態にある場合には、2つのターボチャージャ4,5がモデル制御により駆動される一方、エンジン1が高回転状態となると、低圧側の低圧ターボチャージャ5のみがモデル制御により駆動されるのを基本とするものである。
さらに、本発明の実施の形態においては、エンジン1が高回転状態となり、低圧側の低圧ターボチャージャ5のみをモデル制御によって駆動制御する際、高圧ターボチャージャ4が完全に仕事をなさなくなった状態になって、低圧ターボチャージャ5のみが駆動される状態に切り替えられるものとなっていることを前提とする。
なお、以下、必要に応じて、2つのターボチャージャ4,5が駆動される状態を、「2ステージ動作」又は「2段動作」と称し、低圧ターボチャージャ5のみが駆動される状態を、「1ステージ動作」又は「1段動作」と称することとする。
次に、かかる前提の下、電子制御ユニット101により実行されるタービン効率学習処理について、図2に示されたブロック図及び図3に示されたサブルーチンフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、図2に示されたブロック図を参照しつつ、本発明の実施の形態におけるタービン効率学習処理について概括的に説明する。
タービン効率の学習にあたっては、まず、高圧用ウェストゲート(図2においては「HP WG」と表記)11のモデル開度と、高圧用ウェストゲート11を駆動するPWM信号のデューティ(以下、説明の便宜上、「高圧用ウェストゲートデューティ」と称する)との差(以下、説明の便宜上「開度偏差」と称する)が算出される。
なお、タービン効率は、タービンがなした仕事をタービンに入力された排気エネルギーで除したもので、本発明の実施の形態においては、以下のようにしてモデル制御における計算上の値が求められるものとなっており、その値は、高圧用タービン6と低圧用タービン8の総合のタービン効率として算出されるものとなっている。
ここで、高圧用ウェストゲート11のモデル開度は、モデル制御における演算処理によって算出される高圧用ウェストゲート11の理論上の開度である。
本発明の実施の形態において、高圧用ウェストゲート11は、従来同様、PWM信号によって駆動され、そのデューティによって開度が定まるようになっているため、高圧用ウェストゲートデューティは、高圧用ウェストゲート11の実開度に相当するものとなっている。
したがって、高圧用ウェストゲート11のモデル開度と、高圧用ウェストゲートデューティとの差である開度偏差は、高圧用ウェストゲート11のモデル開度と、高圧用ウェストゲート11の実開度との差に相当し、高圧用ウェストゲート11の開度のエラーを表しており、百分率を単位として表されるものとなっている。本発明の実施の形態においては、モデル制御における開度エラーであることに鑑みて、開度偏差を、”モデル開度エラー”と称することとする(図2参照)。
そして、このモデル開度エラーをタービン効率の次元に置き換えるため、従来は、所定の係数が乗算され、その乗算結果の積分値が、モデル制御におけるタービン効率に関する学習値(タービン効率モデル学習値)として得られるようになっていた。なお、このタービン効率モデル学習値は、先に述べたように開度偏差に基づくものであるため、タービン効率そのものではなく、モデル制御における演算によって求められたタービン効率と実際のタービン効率との差に相当するものであり、そのため、タービン効率の補正に用いられるものである。
これに対して、本発明の実施の形態においては、上述のモデル開度エラーに対して、高圧用圧縮機(図2においては「HP compressor」と表記)7の圧力比と高圧用圧縮機7の流量に応じて定められるモデル学習ファクター(モデル学習factor)を乗じ、その乗算結果に対して従来同様積分が行われるようになっている。
モデル学習ファクターは、モデル制御による過給圧制御が常にあらゆる動作状態においても適切であるとは限らないことに鑑みて、モデル制御による過給圧制御の精度が低下する領域においても、タービン効率モデル学習値を適切な値とすべく、高圧用圧縮機7の圧力比と高圧用圧縮機7の流量に応じた値が、モデル学習ファクターマップ51(図2参照)により定められるようになっている。
モデル学習ファクターマップは、種々の高圧用圧縮機7の圧力比と高圧用圧縮機7の流量の組み合わせに対するモデル学習ファクターが、高圧用圧縮機7の圧力比と高圧用圧縮機7の流量を入力パラメータとして読み出し可能に構成されたもので、種々の高圧用圧縮機7の圧力比と高圧用圧縮機7の流量の組み合わせに対するモデル学習ファクターは、試験結果やシミュレーション結果等に基づいて定められたものである。
かかるモデル学習ファクターマップは、電子制御ユニット101の適宜な記憶領域に予め記憶されたものとなっている。
ここで、高圧用圧縮機7の圧力比、及び、高圧用圧縮機7の流量は、いずれも、モデル制御において、それぞれ所定の演算処理によって算出されるモデル計算値である。
特に、本発明の実施の形態においては、後述するように特定の場合に、モデル学習ファクターは、”0”が設定されるようになっており、これによって、学習処理を実質的に停止させ、従来と異なり、モデル制御の精度が低下する領域において、不適切なタービン効率モデル学習値の取得が回避されるようになっている。
次に、電子制御ユニット101により実行される本発明の実施の形態におけるタービン効率学習処理の手順について、図3に示されたサブルーチンフローチャートを参照しつつ説明する。
電子制御ユニット101による処理が開始されると、この時点における高圧用圧縮機7の圧力比と高圧用圧縮機7の流量の取得が行われる(図3のステップS102参照)。
ここで、高圧用圧縮機7の圧力比、及び、高圧用圧縮機7の流量は、図示されないメインルーチンにおいて実行されるモデル制御に基づく過給圧制御処理において演算算出される計算値であるので、このステップS102において改めて算出する必要はなく、メインルーチンにおいて既に算出された値を流用すれば済むものである。
次いで、モデル学習ファクターの読み出しが行われる(図3のステップS106参照)。
すなわち、上述のステップS102において取得された高圧用圧縮機7の圧力比、及び、高圧用圧縮機7の流量に対するモデル学習ファクターが、電子制御ユニット101の適宜な記憶領域に予め記憶されているモデル学習ファクターマップ51から読み出される。
次いで、読み出されたモデル学習ファクターが”0”か否かが判定されることとなる(図3のステップS106参照)。
本発明の実施の形態においては、モデル制御の精度が低下する領域において、不適切なタービン効率モデル学習値の取得を回避可能とするため、モデル学習ファクターの読み出しに用いられた高圧用圧縮機7の圧力比が所定圧力比以下で、かつ、同じくモデル学習ファクターの読み出しに用いられた高圧用圧縮機7の流量が所定流量以上の場合には、モデル学習ファクターマップ51のモデル学習ファクターは”0”に設定されたものとなっている。
ここで、所定圧力比、及び、所定流量は、個々のモデル制御の動作特性や車両の仕様等を考慮して、不適切なタービン効率モデル学習値の取得を回避するのに適切な値を、試験結果やシミュレーション結果に基づいて設定するのが好適である。
しかして、ステップS106において、モデル学習ファクターは”0”であると判定された場合(YESの場合)には、先に図2において説明したモデル開度エラーとモデル学習ファクターとの乗算値が”0”となるため、モデル開度エラーとモデル学習ファクターの乗算値に対する直近の積分値に対する増加分は”0”となり、積分値は直近の値が維持され、新たなタービン効率モデル学習値の取得はなされないこととなり、換言すれば、モデル学習処理が実質的に停止状態とされることとなる(図2参照)。
一方、ステップS106において、モデル学習ファクターは”0”ではないと判定された場合(NOの場合)には、通常通り、タービン効率モデル学習が実行され、タービン効率モデル学習値が取得されることとなる(図2参照)。
このように本発明の実施の形態においては、従来と異なり、不適切なタービン効率モデル学習値の取得が回避されるため、不適切なタービン効率モデル学習値を用いたモデル制御に基づく過給圧制御がなされることによる、過給圧のオーバーシュートやアンダーシュートの発生が確実に抑圧、防止され、従来に比して、より安定したモデル制御に基づく過給圧制御が実現されることとなる。
モデル制御に基づく過給圧制御における学習処理におけるより適切な学習値の取得が所望される過給圧制御装置に適用できる。
1…エンジン
4…高圧ターボチャージャ
5…低圧ターボチャージャ
11…高圧用ウェストゲート
12…低圧用ウェストゲート
18…過給圧センサ
101…電子制御ユニット

Claims (6)

  1. 高圧ターボチャージャ及び低圧ターボチャージャを用いて内燃機関の吸入空気を加圧して前記内燃機関へ送り込むよう構成されてなる2段式過給システムおける前記吸入空気の過給圧を、電子制御ユニットにおいて実行されるモデル制御に基づいて制御可能に構成されてなる過給圧制御装置におけるタービン効率学習処理方法であって、
    前記モデル制御における演算により算出される前記高圧ターボチャージャを構成する高圧用ウェストゲートの計算上の開度であるモデル開度と、前記高圧用ウェストゲートの実開度との差である開度偏差に、モデル学習ファクターを乗じてタービン効率の補正値に変換し、次いで、前記タービン効率の補正値に対して積分を行い、その積分結果を前記タービン効率の補正値の学習値として前記モデル制御に基づく過給圧制御に供し、
    前記モデル学習ファクターは、前記高圧ターボチャージャを構成する高圧用圧縮機の圧力比と流量を入力パラメータとして読み出し可能に構成されたモデル学習ファクターマップから読み出される一方、前記高圧用圧縮機の圧力比及び流量に応じて学習処理を停止可能にしてなることを特徴とするタービン効率学習処理方法。
  2. 前記モデル学習ファクターマップは、前記高圧用圧縮機の圧力比が所定圧力比以下で、かつ、前記高圧用圧縮機の流量が所定流量以上の領域において、前記モデル学習ファクターが零に設定されてなり、学習処理を停止可能に構成されてなることを特徴とする請求項1記載のターボ効率学習処理方法。
  3. 前記高圧用ウェストゲートの駆動信号であるPWM信号のデューティを前記高圧用ウェストゲートの実開度として用いてなることを特徴とする請求項2記載のターボ効率学習処理方法。
  4. 高圧ターボチャージャ及び低圧ターボチャージャを用いて内燃機関の吸入空気を加圧して前記内燃機関へ送り込むよう構成されてなる2段式過給システムおける前記吸入空気の過給圧を、電子制御ユニットにおいて実行されるモデル制御に基づいて制御可能に構成されてなる過給圧制御装置であって、
    前記電子制御ユニットは、
    前記モデル制御における演算により算出される前記高圧ターボチャージャを構成する高圧用ウェストゲートの計算上の開度であるモデル開度と、前記高圧用ウェストゲートの実開度との差である開度偏差に、モデル学習ファクターを乗じてタービン効率の補正値に変換し、次いで、前記タービン効率の補正値に対して積分を行い、その積分結果を前記タービン効率の補正値の学習値として前記モデル制御に基づく過給圧制御に供する一方、前記モデル学習ファクターが、前記高圧ターボチャージャを構成する高圧用圧縮機の圧力比と流量を入力パラメータとして読み出し可能に構成されたモデル学習ファクターマップから読み出される一方、前記高圧用圧縮機の圧力比及び流量に応じて学習処理を停止可能とするターボ効率学習処理が実行可能に構成されてなることを特徴とする過給圧制御装置。
  5. 前記モデル学習ファクターマップは、前記高圧用圧縮機の圧力比が所定圧力比以下で、かつ、前記高圧用圧縮機の流量が所定流量以上の領域において、前記モデル学習ファクターが零に設定されてなり、学習処理を停止可能に構成されてなることを特徴とする請求項4記載の過給圧制御装置。
  6. 前記電子制御ユニットは、前記高圧用ウェストゲートの駆動信号であるPWM信号のデューティを前記高圧用ウェストゲートの実開度として用いてなることを特徴とする請求項5記載のターボ効率学習処理方法。
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