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JP2016066854A - 光送信器 - Google Patents

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田中 弘巳
Hiromi Tanaka
弘巳 田中
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

【課題】電気信号間のクロストークの影響を軽減し、適切且つ簡易に発光素子の光出力レベルを設定する。
【解決手段】光送信部20は、4つのLD21と、LD21を駆動させる4つのLDD12と、LD21から出力された光信号の一部を電気信号に変換して出力する4つのモニタPD22と、モニタPD22が出力した電気信号に応じてLDD12を制御するコントローラ13と、モニタPD22から延びる信号線25a〜25dに電気的に接続され、コントローラ13に選択された接続信号線のみをコントローラ13に電気的に接続するスイッチ部27とを備え、コントローラ13は、信号線25a〜25dから接続信号線を順に選択する選択信号をスイッチ部27に出力し、接続信号線に対応するPD22から出力された電気信号に応じて、PD22に対応するLD21の光出力レベルが一定値に近づくようにLDD12を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、光送信器に関する。
光送信器では、発光素子(LD:Laser Diode)から出力される光信号の光出力レベルが一定値に維持されるよう、LDを駆動させるレーザダイオードドライバ(LDD:Laser Diode Drivers)が制御される。具体的には、LDに対応して光出力レベルモニタ用の受光素子(PD:Photo Diode)を設け、当該PDが出力した電気信号に応じてLDDを制御する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2011−239364号公報
ここで、例えば、複数のLDそれぞれに対応して複数のPDが設けられ、各PDから出力された電気信号がコントローラ内蔵のADC(Analog Digital Converter)に受信される構成においては、複数のPDから出力された電気信号が互いに干渉し合う(クロストークを起こす)おそれがある。この場合、ADCが受信する各PDから出力された電気信号にはノイズが含まれているので、LDDを適切に制御できず、発光素子の光出力レベルを適切な値とすることができないおそれがある。
電気信号間のクロストークの影響度合いを事前に測定し、クロストークの影響を考慮してLDDを制御することも考えられるが、当該事前の測定は、例えば複数のLDのうち一部のLDからは光信号が送信され一部のLDからは光信号が送信されない場合等も考慮して様々なパターンについて行う必要があり、煩雑である。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、電気信号間のクロストークの影響を軽減し、適切且つ簡易に発光素子の光出力レベルを設定することができる光送信器を提供することを目的とする。
本発明に係る光送信器は、その一側面として、少なくとも2つの発光素子と、発光素子を駆動する、発光素子と同数の駆動回路と、発光素子から出力される光信号の一部を電気信号に変換して出力する、発光素子と同数の受光素子と、駆動回路を制御する制御部と、電気信号のうち、制御部によって選択された電気信号のみを制御部に電気的に接続するスイッチ部と、を備え、制御部は、スイッチ部を制御して電気信号を順に選択し、選択された電気信号に応じて、選択された電気信号に対応する発光素子の光出力レベルが一定値となるように駆動回路を制御する。
本発明によれば、電気信号間のクロストークの影響を軽減し、適切且つ簡易に発光素子の光出力レベルを設定することができる光送信器を提供することができる。
本実施形態に係る光トランシーバの構成を示すブロック図である。 図1に示す光トランシーバの光送信部(光送信器)の構成を示すブロック図である。 図2に示すコントローラのハードウェア構成を示すブロック図である。 図4は、図2に示す光送信部におけるコントローラの制御処理を示すフローチャートである。 比較例に係る光トランシーバの光送信部(光送信器)の構成を示すブロック図である。
[本願発明の実施形態の説明]
最初に本願発明の実施形態の内容を列記して説明する。
本発明に係る光送信器は、その一側面として、少なくとも2つの発光素子と、発光素子を駆動する、発光素子と同数の駆動回路と、発光素子から出力される光信号の一部を電気信号に変換して出力する、発光素子と同数の受光素子と、駆動回路を制御する制御部と、電気信号のうち、制御部によって選択された電気信号のみを制御部に電気的に接続するスイッチ部と、を備え、制御部は、スイッチ部を制御して電気信号を順に選択し、選択された電気信号に応じて、選択された電気信号に対応する発光素子の光出力レベルが一定値となるように駆動回路を制御する。
この光送信器では、制御部によって選択された電気信号のみが制御部に入力され、当該電気信号に応じて、当該受光素子に対応する発光素子の光出力レベルが一定値に近づくように駆動回路が制御される。例えば、複数の受光素子の電気信号全てが制御部に入力される場合には、電気信号間のクロストークの影響により、各発光素子に対応する駆動回路を適切に制御できないおそれがある。電気信号間のクロストークの影響度合いを事前に測定し、クロストークの影響を考慮して駆動回路を制御することも考えられるが、当該事前の測定は、複数の発光素子のうち一部の発光素子からは信号が送信され一部の発光素子からは信号が送信されない場合等も考慮して様々なパターンについて行う必要があり、煩雑である。この点、本発明に係る光送信器では、例えばクロストークの影響が小さくなるように電気信号を選択することで、電気信号全てが制御部に入力される場合と比較してクロストークの影響を軽減することができる。また、本発明に係る光送信器ではクロストークの影響を事前に測定する必要がない。さらに、複数の電気信号が順に選択されるので、複数の駆動回路全てを適切に制御することができる。以上より、本発明によれば、電気信号間のクロストークの影響を軽減し、適切且つ簡易に発光素子の光出力レベルを設定することができる。
また、制御部は、電気信号の選択を一つずつ行ってもよい。一つずつ電気信号の選択を行うことにより、電気信号のクロストークをより効果的に軽減することができる。
また、スイッチ部は、電気信号が入力される発光素子と同数の第1の入力端子と、選択信号によって選択された第1の入力端子のみが電気的に接続される第1の出力端子と、を有し、制御部は、選択信号をスイッチ部に出力して電気信号を順に選択し、選択された電気信号を第1の出力端子から受けてもよい。このような構成を採用することによって、確実に、電気信号間のクロストークの影響を軽減することができる。
また、受光素子は、電気信号を出力する第2の出力端子を有し、制御部は、選択された電気信号を受ける第2の入力端子を有し、第2の出力端子と第1の入力端子とを電気的に接続する第1の電気配線と、第1の出力端子と第2の入力端子とを電気的に接続する第2の電気配線と、をさらに有し、第1の電気配線の長さが第2の電気配線の長さよりも短くてもよい。これにより、クロストークをより効果的に抑制することができる。
また、制御部は、少なくとも2つの電気信号を同時に選択する場合に、選択された電気信号に対応する第1の電気配線のそれぞれの間に、少なくとも1つの選択されていない電気信号に対応する第1の電気配線が配置されているように選択信号を生成してもよい。これにより、選択された電気信号に対応する第1の電気配線が隣接せず、選択されていない電気信号に対応する第1の電気配線がシールドの役割を果たすので、クロストークを効果的に抑制することができる。
[本願発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態にかかる光送信器の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
図1は、本実施形態に係る光トランシーバの構成を示す図である。光トランシーバ1は、例えば1300nm帯の4波長を使用して2芯双方向で光信号を送受信する100ギガビット光トランシーバであり、外部装置(上位レイヤ)に対して活線挿抜可能なモジュールである。このような光トランシーバの外形、端子配置、電気的特性、及び光学的特性に関する規格は、例えば、MSA(Multi-Source Agreement)規格のQSFP+(Quad SmallForm Factor Pluggable)やCFP(100G Form-factor Pluggable)あるいはCFP2,CFP4等によって規定されている。なお、本実施形態では光トランシーバ1は100ギガビット光トランシーバとして説明するが、光トランシーバ1は40ギガビット光トランシーバであってもよい。
光トランシーバ1は、TOSA(Transmitter OpticalSubAssembly)11と、LDD12(駆動回路)と、コントローラ13(制御部)と、ROSA(ReceiverOptical SubAssembly)14と、TIA(Trans-Impedance Amplifier)15と、を備えている。TOSA11、LDD12、及びコントローラ13は、光トランシーバ1の光送信部20(光送信器)の構成である。また、ROSA14、TIA15、及びコントローラ13は、光トランシーバ1の光受信部30の構成である。
TOSA11は、互いに独立した4つの25Gbps電気信号をそれぞれ波長の異なる4つの光信号に変換して出力する。なお、それぞれの光信号の波長は、図1に示されるように4つの信号が並行して送信される場合には4つとも同一でもよく、また、4つの光信号が光合波器(図示せず)を介して一つの多重化光信号に合成されてから送信される場合には互いに異なった波長(この場合の各波長の値もMSA等によって規定される)が使用されてもよい。TOSA11に入力される電気信号は、例えば、CFP4の場合には、ホストコントローラ50から光トランシーバ1に入力される電気信号TX+/−に基づいてLDD12によって生成される。あるいは、CFPの場合には、ホストコントローラ50から10本の10Gbps電気信号が光トランシーバ1に入力され、信号処理IC(図示せず)によって4本の25Gbps電気信号に変換された後に、LDD12に入力される。TOSA11は、4つのLD21(図2参照。詳細は後述)が内蔵された集積TOSAであり、当該4つのLD21により4つの光信号が出力される。
LDD12は、コントローラ13から入力されるLDドライバ回路ディスエイブル信号に応じて、電気信号TX+/−に基づいてLD21(図2参照)の出力光を変調するための駆動信号を出力する。LDD12は、4つのLD21(図2参照)を並列に駆動する4つの駆動回路を内蔵した4ch Driver ICであり、LD21と同数の駆動回路は、それぞれ異なるLD21に接続されている(詳細は後述)。
コントローラ13は、光トランシーバ1外部のホストコントローラ50と通信を行うとともに、光トランシーバ1内部の各構成(TOSA11、LDD12、ROSA14、及びTIA15)を制御する。コントローラ13は、ホストコントローラ50とシリアル通信により光トランシーバ1の制御あるいは監視のためのデータの送受信を行う。コントローラ13は、LDD12の4つの駆動回路のうち任意のチャネルに対してLDドライバ回路ディスエイブル信号(TxDISABLE)を送信することにより、当該チャネルのLD21の光出力を停止させることができる。また、コントローラ13は、TOSA11内部のLD21の光出力レベルに応じてLDD12を制御する機能を有する(詳細は後述)。さらに、コントローラ13は、光トランシーバ1内部の不具合を検知すると、ホストコントローラ50にアラーム信号を送信し、ホストコントローラ50からの制御信号に基づいて光トランシーバ1内部の各構成を制御する。
コントローラ13は、いわゆるワンチップマイコンやFPGA(field-programmablegate array)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)等である。また、コントローラ13はこれらの回路を複数組み合わせたものであってもよい。図3は、コントローラ13のハードウェア構成を示すブロック図である。コントローラ13は、コントローラ13の各機能を制御するCPU131と、温度センサ132と、ホストコントローラ50との通信インターフェース133と、光トランシーバ1内部の各構成(各IC)との通信インターフェース134と、タイマカウント135と、TOSA11内部からのアナログ信号(電気信号)を受信しデジタル信号に変換するADC(analog-to-digital converter)136と、ホストコントローラ50からの制御信号が入力される外部入力ピン137と、ホストコントローラ50及び光トランシーバ1内部の各構成に対して信号を出力する外部出力ピン138と、フラッシュROM(Read Only Memory)139と、RAM(Random AccessMemory)140と、を含んで構成されている。なお、通信インターフェース133,134は、例えばI2C(Inter-IntegratedCircuit)、MDIO(Management Data Input/Output)、SPI(Serial Peripheral Interface)等とすることができる。
図1に戻って、ROSA14は、互いに独立した4つの25Gbps光信号をそれぞれ4つの電気信号に変換して出力する。ROSA14が出力した4つの25Gbps電気信号は、TIA15に入力された後に、CDR(図示せず)に入力されてクロックデータリカバリが行われる。CFP4の場合にはCDRから出力される4つの25Gbps電気信号はホストコントローラ50に出力される。あるいは、CFPの場合には4つの25Gbps電気信号は、さらに信号処理IC(図示せず)によって10本の10Gbps電気信号に変換されて出力される。
TIA15は、入力された電流信号をインピーダンス変換するとともに増幅し、電圧信号として出力するICである。
次に、図2を参照して、LD21が出力する光信号の出力レベルモニタ、及び、モニタ結果に基づくLDD12の制御について詳細に説明する。図2は、図1に示す光トランシーバ1の光送信部20の構成を示すブロック図である。
図2に示されるように、光送信部20は、4つのLD21(LD21a〜21d)と、LD21a〜21dそれぞれに対応して設けられLD21a〜21dを駆動させる4つのLDD12(LDD12a〜12d)と、LD21a〜21dそれぞれに対応して設けられLD21a〜21dから出力される光信号の一部を電気信号に変換して出力する、LD21と同数(4つ)のモニタ用のPD(モニタPD)22(モニタPD22a〜22d)と、モニタPD22が出力した電気信号に応じてLDD21を制御するコントローラ13と、モニタPD22a〜22dそれぞれから延びる信号線25a〜25d及びコントローラ13から延びる信号線26に電気的に接続されたスイッチ部27と、を含んで構成されている。本実施形態では、光送信部20の構成のうち、4つのLD21、4つのモニタPD22、及びスイッチ部27がTOSA11に収容されている。また、光送信部20の構成のうち、4つのLDD12及びコントローラ13がTOSA11の外部に配置されている。このような構成において、信号線25a〜25dは一つの部品(TOSA11)のパッケージ内にて配線され、信号線26は2つの部品(TOSA11とコントローラ13)の間に配線される。従って、信号線25a〜25dの長さは、2つの部品の配置等に依存せずに信号線26の長さよりも短くすることができる。
すなわち、モニタPD22a〜22dは、スイッチ部27に向かって電気信号を出力する出力側端子(第2の出力端子)を有している。また、スイッチ部27は、モニタPD22a〜22dからの電気信号が入力される入力側端子27a〜27d(第1の入力端子、詳細は後述)と、コントローラ13に向かって電気信号を出力する出力側端子27x(第1の出力端子、詳細は後述)とを有している。また、コントローラ13は、スイッチ部27からの電気信号を受ける入力側端子(第2の入力端子)を有している。当該構成において、第2の出力端子と第1の入力端子とを電気的に接続する信号線25a〜25d(第1の電気配線)と、第1の出力端子と第2の入力端子とを電気的に接続する信号線26(第2の電気配線)とを比較すると、信号線25a〜25dの長さが信号線26の長さよりも短い。
スイッチ部27は、4対1型のアナログスイッチであり、信号線25a〜25dそれぞれに電気的に接続されたLD21と同数(4つ)の端子(電気信号が入力される端子)である入力側端子27a〜27d(第1の入力端子)と、信号線26に電気的に接続された1つの端子である出力側端子27x(第1の出力端子)とを有している。また、スイッチ部27は、入力側端子27a〜27dのいずれか一つと出力側端子27xとを電気的に接続する接続部27yを有している。接続部27yは、複数の入力側端子27a〜27d、すなわち、複数の信号線25a〜25dのうち、コントローラ13から出力される選択信号により選択された一の接続信号線のみ(すなわち、コントローラ13によって選択された電気信号のみ)を、出力側端子27xに電気的に接続する。すなわち、出力側端子27xは、選択信号によって選択された入力側端子27a〜27dのみが電気的に接続される端子である。
LDD12aに駆動されるLD21aが出力した光信号は、例えばスプリッタ(図示せず)を介して分岐され、一部がモニタPD22aに入力される。当該モニタPD22aに入力される光は、LD21aが出力した光の極一部であり、LD21aが出力した光の大半はモニタPD22aに入力されずにTOSA11外部に出力される。モニタPD22aが出力する電気信号(TxPower_ADC)(Ch1のモニタ用電気信号)は信号線25aを介してスイッチ部27の入力側端子27aに入力される。同様に、LDD12bに駆動されるLD21bが出力した光信号は、例えばスプリッタ(図示せず)を介して分岐され、一部がモニタPD22bに入力される。モニタPD22bが出力する電気信号(TxPower_ADC)(Ch2のモニタ用電気信号)は信号線25bを介してスイッチ部27の入力側端子27bに入力される。同様に、LDD12cに駆動されるLD21cが出力した光信号は、例えばスプリッタ(図示せず)を介して分岐され、一部がモニタPD22cに入力される。モニタPD22cが出力する電気信号(TxPower_ADC)(Ch3のモニタ用電気信号)は信号線25cを介してスイッチ部27の入力側端子27cに入力される。同様に、LDD12dに駆動されるLD21dが出力した光信号は、例えばスプリッタ(図示せず)を介して分岐され、一部がモニタPD22dに入力される。モニタPD22dが出力する電気信号(TxPower_ADC)(Ch4のモニタ用電気信号)は信号線25dを介してスイッチ部27の入力側端子27dに入力される。
接続部27yが入力側端子27aと出力側端子27xとを電気的に接続している場合、入力側端子27aに入力されたCh1のモニタ用電気信号は、接続部27yを介して出力側端子27xに入力され、さらに信号線26を介してコントローラ13のADC136(図3参照)に入力される。同様に、接続部27yが入力側端子27bと出力側端子27xとを電気的に接続している場合、入力側端子27bに入力されたCh2のモニタ用電気信号は、接続部27yを介して出力側端子27xに入力され、さらに信号線26を介してコントローラ13のADC136(図3参照)に入力される。同様に、接続部27yが入力側端子27cと出力側端子27xとを電気的に接続している場合、入力側端子27cに入力されたCh3のモニタ用電気信号は、接続部27yを介して出力側端子27xに入力され、さらに信号線26を介してコントローラ13のADC136(図3参照)に入力される。同様に、接続部27yが入力側端子27dと出力側端子27xとを電気的に接続している場合、入力側端子27dに入力されたCh4のモニタ用電気信号は、接続部27yを介して出力側端子27xに入力され、さらに信号線26を介してコントローラ13のADC136(図3参照)に入力される。
コントローラ13は、選択信号をスイッチ部27に出力することによりスイッチ部27を制御し、電気信号を順に選択する。すなわち、コントローラ13は、接続部27yを介して出力側端子27xと電気的に接続される信号線である接続信号線を、複数の信号線から順に一つずつ選択する。ここで、コントローラ13とスイッチ部27とは、2本のセレクト信号線28により電気的に接続されている。コントローラ13は、当該セレクト信号線28を介して、接続信号線(すなわち、入力側端子27a〜27dのいずれか)を選択するセレクト信号(選択信号)をスイッチ部27に出力する。スイッチ部27は、例えば、2本のセレクト信号線28を介してコントローラ13から受信したセレクト信号の双方がLowレベルである場合(コントローラ13がセレクト信号論理をCh1に設定した場合)には、信号線25aが接続信号線であると判断し、接続部27yを入力側端子27aに接続する。また、スイッチ部27は、例えば、一方のセレクト信号線28のセレクト信号がLowレベルであり他方がHighレベルである場合(コントローラ13がセレクト信号論理をCh2に設定した場合)には、信号線25bが接続信号線であると判断し、接続部27yを入力側端子27bに接続する。また、スイッチ部27は、例えば、一方のセレクト信号線28のセレクト信号がHighレベルであり他方がLowレベルである場合(コントローラ13がセレクト信号論理をCh3に設定した場合)には、信号線25cが接続信号線であると判断し、接続部27yを入力側端子27cに接続する。また、スイッチ部27は、例えば、双方のセレクト信号線28のセレクト信号がHighレベルである場合(コントローラ13がセレクト信号論理をCh4に設定した場合)には、信号線25dが接続信号線であると判断し、接続部27yを入力側端子27dに接続する。
また、コントローラ13は、接続信号線に対応するモニタPD22から出力された電気信号(TxPower_ADC)に応じて、選択された電気信号(すなわち、モニタPD)に対応するLD21の光出力レベルが一定値(予め定められた一定の値)となるようにLDD12を制御する。具体的には、コントローラ13は、接続信号線に対応するモニタPD22から出力された電気信号(TxPower_ADC)を出力側端子27xから受け、ADC136(図3参照)に取り込む。なお、ADC136が取り込む電気信号は、抵抗等によって電流信号から電圧信号に変換された後の信号である。ADC136は、取り込んだ電気信号をデジタル値に変換する。コントローラ13は、ADC136が変換したデジタル値に基づいて、LD21の光出力レベルが一定値に近づくようにLDD12を制御する。具体的には、コントローラ13は、LDD12を制御することにより、LD21のバイアス・変調電流を調整し、LD21の光出力レベルを一定値に近づける。
次に、図4も参照しながらコントローラ13の制御処理について説明する。図4は、図2に示す光送信部20におけるコントローラ13の制御処理を示すフローチャートである。
図4に示されるように、光トランシーバ1が起動されると、コントローラ13では、各種初期処理が行われる(S10)。コントローラ13は、当該処理の後に、ホストコントローラ50との通信、及び、光トランシーバ1内の各構成の制御が可能となる。
S10の処理が完了すると、コントローラ13は、接続信号線を複数の信号線から順に選択する。コントローラ13は、まず、2つのセレクト信号の双方をLowレベルに設定してセレクト信号論理をCh1に設定する(S11)。この場合、接続部27yによって入力側端子27aと出力側端子27xとが電気的に接続され、モニタPD22aが出力した電気信号(TxPower_ADC)(Ch1のモニタ用電気信号)がコントローラ13のADC136(図3参照)に取り込まれCh1用データとしてRAM140(図3参照)に格納される(S12)。そして、コントローラ13は、電気信号(TxPower_ADC)に応じて、LD21aの光出力レベルが一定値に近づくように、LD21aのバイアス・変調電流を補正する(S13)。
上述したS11〜S13の処理を、残りのチャネル(Ch2〜4)に対しても行う。すなわち、コントローラ13は、S13の後に、2つのセレクト信号の一方をLowレベルに他方をHighレベルに設定してセレクト信号論理をCh2に設定する(S14)。この場合、接続部27yによって入力側端子27bと出力側端子27xとが電気的に接続され、モニタPD22bが出力した電気信号(TxPower_ADC)(Ch2のモニタ用電気信号)がコントローラ13のADC136(図3参照)に取り込まれCh2用データとしてRAM140(図3参照)に格納される(S15)。そして、コントローラ13は、電気信号(TxPower_ADC)に応じて、Ch2のLD21bの光出力レベルが一定値に近づくように、LD21bのバイアス・変調電流を補正する(S16)。さらに、コントローラ13は、S16の後に、2つのセレクト信号の一方をHighレベルに他方をLowレベルに設定してセレクト信号論理をCh3に設定する(S17)。この場合、接続部27yによって入力側端子27cと出力側端子27xとが電気的に接続され、モニタPD22bが出力した電気信号(TxPower_ADC)(Ch3のモニタ用電気信号)がコントローラ13のADC136(図3参照)に取り込まれCh3用データとしてRAM140(図3参照)に格納される(S18)。そして、コントローラ13は、電気信号(TxPower_ADC)に応じて、Ch3のLD21cの光出力レベルが一定値に近づくように、LD21cのバイアス・変調電流を補正する(S19)。さらに、コントローラ13は、S19の後に、2つのセレクト信号の双方をHighレベルに設定してセレクト信号論理をCh4に設定する(S20)。この場合、接続部27yによって入力側端子27dと出力側端子27xとが電気的に接続され、モニタPD22dが出力した電気信号(TxPower_ADC)(Ch4のモニタ用電気信号)がコントローラ13のADC136(図3参照)に取り込まれCh4用データとしてRAM140(図3参照)に格納される(S21)。そして、コントローラ13は、電気信号(TxPower_ADC)に応じて、Ch4のLD21dの光出力レベルが一定値に近づくように、LD21dのバイアス・変調電流を補正する(S22)。
次に、図5に示す比較例と対比しながら、本実施形態に係る光送信部20の作用・効果を説明する。図5は、比較例に係る光トランシーバ200の光送信部300の構成を示すブロック図である。
図5に示す比較例に係る光送信部300は、本実施形態に係る光送信部20同様、4つのLD21(LD21a〜21d)と、4つのLDD12(LDD12a〜12d)と、4つのモニタ用のPD(モニタPD)22(モニタPD22a〜22d)と、モニタPD22が出力した電気信号に応じてLDD21を制御するコントローラ13と、を含んで構成されている。ここで、光送信部300では、モニタPD22a〜22dそれぞれから延びる信号線325a〜325dが、直接コントローラ13に接続されている。信号線325a〜325dの長さは、TOSA311とコントローラ13の位置に依存し、実装上の制約等から両者が離れて配置される場合には、かなり長くせざるを得ない場合もある。また、光トランシーバを小型化するためには、内部の電子部品間をつなぐ配線の面積を抑えるために、信号線325a〜325dの各配線間の間隔はできるだけ狭い方が好ましい。しかし、一般に、並行して走る信号線の長さが長いほど、隣接する信号線間の間隔が狭いほどクロストークは起きやすくなる。そのため、TOSA311からコントローラ13に向かう経路における信号線325a〜325dにおいて、モニタPD22a〜22dから出力された電気信号が互いに干渉し合う(クロストークを起こす)おそれがある。この場合、コントローラ13のADCが受信するモニタPD22a〜22dから出力された電気信号にはノイズが含まれているので、LDD12を適切に制御できず、LD12の光出力レベルを適切な値とすることができないおそれがある。
ここで、電気信号間のクロストークの影響度合いを事前に測定し、クロストークの影響を考慮して(クロストークにより生じたノイズを考慮して)LDD12を制御することも考えられる。例えば、4つ全てのLD21から光が出力されている状態における各電気信号を事前に測定しておき、クロストークの影響を考慮してLDD12を制御することが考えられる。しかしながら、例えば一部のLD21から光が出力されていない状態においては、事前に測定した情報(4つ全てのLD21から光が出力されている場合の情報)を用いてLDD12を制御すると、LD12の光出力レベルを適切な値とすることができない。このような事態を回避すべく、仮に、4つのLD21からの光出力状態の全ての組合せについて電気信号を事前に測定したとすると、事前の測定作業が煩雑となってしまう。
一方、本実施形態に係る光送信部20では、図2に示すように、モニタPD22a〜22dそれぞれから延びる信号線25a〜25dがスイッチ部27の入力側端子27a〜27dと電気的に接続されており、コントローラ13から延びる信号線26がスイッチ部27の出力側端子27xと電気的に接続されている。そして、スイッチ部27の接続部27yが、複数の入力側端子27a〜27d、すなわち、複数の信号線25a〜25dのうち、コントローラ13に選択された一の接続信号線のみを、出力側端子27xに電気的に接続している。比較例の信号線325a〜325dは2つの部品の間をつなぐために上述したようにそれぞれの部品の位置に依存してかなり長くなる場合があり(例えば、数十mm)、一方で本実施形態に係る信号線25a〜25dは一つの部品(TOSA11)のパッケージ内に収納されるためにそのような影響を受けずに相対的にかなり短く抑えることができる(例えば、数mm)。なお、ここで、信号線の長さは、その信号線によって接続される2つの部品がそれぞれ有する電気端子の、一方の電気端子から他方の電気端子への信号線の配線の経路に沿った長さと考えることにする。このため、コントローラ13によって選択された接続信号線に対応するモニタPD22の電気信号のみが、コントローラ13に入力され、当該電気信号に応じて、当該PD22に対応するLD21の光出力レベルが一定値に近づくようにLDD12が制御される。そして、コントローラ13により、クロストークの影響が小さくなるように接続信号線が選択される(具体的には、信号線25a〜25d間でクロストークが生じないように一の信号線ずつ接続信号線が選択される)ので、全ての信号線の電気信号がコントローラ13に入力される場合と比較してクロストークの影響を軽減することができる。また、光送信部20では事前にクロストークの影響を測定する必要がない。さらに、光送信部20では、複数の信号線25a〜25dから接続信号線が順に選択されるので、複数のLDD12a〜12d全てを適切に制御することができる。以上より、光送信部20によれば、電気信号間のクロストークの影響を軽減し、適切且つ簡易にLD21の光出力レベルを設定することができる。
なお、比較例に係る光送信部300のようにTOSA311からTOSA311外部に向けて4つの信号線325a〜325dが延びている場合には、TOSA311の出力側に出力側端子(図示せず)を4つ設ける必要があるのに対し、光送信部20では、TOSA11内に収容されたスイッチ部27の出力側端子27xが1つのみである。これにより、TOSA11のサイズをTOSA311と比べて小さくすることができ、光送信部20を小型化することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、接続信号線として一の信号線ずつ選択されるとして説明したが、クロストークの影響が十分に軽減される選択方法であれば、これに限定されない。具体例について図2を参照して説明する。図2に示す例では、モニタPD22bからスイッチ部27の入力側端子27bに向けて信号線25b(第1の信号線)が延びている。そして、信号線25bを挟むようにして、モニタPD22aから入力側端子27aに延びる信号線25a(第2の信号線)が、モニタPD22cから入力側端子27cに延びる信号線25c(第3の信号線)が、それぞれ配置されている。この場合において、コントローラ13は、接続信号線として、信号線25a(第2の信号線)及び信号線25c(第3の信号線)を併せて選択してもよい。このように、2つの電気信号すなわち信号線(信号線25a,25c)が併せて(同時に)選択されることにより、複数のLDD12(信号線25aに対応するLDD12a、及び、信号線25cに対応するLDD12c)を効率的に制御することができる。また、選択された電気信号に対応する第1の電気配線である信号線25a及び信号線25cは信号線25b(選択されていない電気信号に対応する第1の電気配線)を挟んで配置されているところ、信号線25bがシールドの役割を果たすことにより、信号線25a及び信号線25cの電気信号のクロストークを抑制できる。すなわち、コントローラ13は、少なくとも2つの電気信号を同時に選択する場合に、選択された電気信号に対応する第1の電気配線のそれぞれの間に、少なくとも1つの選択されていない電気信号に対応する第1の電気配線が配置されているように選択信号を生成する。なお、このように2つの信号線を同時に選択する場合には、例えば、スイッチ部27に2つの出力側端子を備える4対2型アナログスイッチを使用し、信号線26を2本にすれば良く、セレクト信号線28は信号線25a、25cの組み合わせと信号線25b、25dの組み合わせの2つを切り替えられれば良いので1本にすることができる。また、信号線25a〜25dが4本でなく、さらに本数の多い、例えば、8本の場合には、選択された信号線の間に少なくとも1つの選択されていない信号線が配置されているように信号線の選択を行うことで同様の原理により信号線間のクロストークを低減することができる。
また、光送信部20の構成のうち、4つのLDD12はTOSA11の外部に配置されているとして説明したが、4つのLDDがTOSA内部に配置されていてもよい。また、LD、モニタPD、及びLDDの数は4つに限定されず、3つ以下であってもよいし5つ以上であってもよい。
1…光トランシーバ、12…LDD、13…コントローラ、20…光送信部、21…LD、22…PD、25a〜25d…信号線、27…スイッチ部。

Claims (5)

  1. 少なくとも2つの発光素子と、
    前記発光素子を駆動する、前記発光素子と同数の駆動回路と、
    前記発光素子から出力される光信号の一部を電気信号に変換して出力する、前記発光素子と同数の受光素子と、
    前記駆動回路を制御する制御部と、
    前記電気信号のうち、前記制御部によって選択された前記電気信号のみを前記制御部に電気的に接続するスイッチ部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記スイッチ部を制御して前記電気信号を順に選択し、
    選択された前記電気信号に応じて、選択された前記電気信号に対応する前記発光素子の光出力レベルが一定値となるように前記駆動回路を制御する、光送信器。
  2. 前記制御部は、前記電気信号の選択を一つずつ行う、請求項1記載の光送信器。
  3. 前記スイッチ部は、前記電気信号が入力される前記発光素子と同数の第1の入力端子と、選択信号によって選択された前記第1の入力端子のみが電気的に接続される第1の出力端子と、を有し、
    前記制御部は、前記選択信号を前記スイッチ部に出力して前記電気信号を順に選択し、選択された前記電気信号を前記第1の出力端子から受ける、
    請求項1又は2記載の光送信器。
  4. 前記受光素子は、前記電気信号を出力する第2の出力端子を有し、
    前記制御部は、選択された前記電気信号を受ける第2の入力端子を有し、
    前記第2の出力端子と前記第1の入力端子とを電気的に接続する第1の電気配線と、前記第1の出力端子と前記第2の入力端子とを電気的に接続する第2の電気配線と、をさらに有し、
    前記第1の電気配線の長さが前記第2の電気配線の長さよりも短い、
    請求項3記載の光送信器。
  5. 前記制御部は、少なくとも2つの前記電気信号を同時に選択する場合に、選択された前記電気信号に対応する前記第1の電気配線のそれぞれの間に、少なくとも1つの選択されていない前記電気信号に対応する前記第1の電気配線が配置されているように前記選択信号を生成する、
    請求項4記載の光送信器。
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