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JP2016059208A - 電動流体ポンプ - Google Patents

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JP2016059208A
JP2016059208A JP2014185237A JP2014185237A JP2016059208A JP 2016059208 A JP2016059208 A JP 2016059208A JP 2014185237 A JP2014185237 A JP 2014185237A JP 2014185237 A JP2014185237 A JP 2014185237A JP 2016059208 A JP2016059208 A JP 2016059208A
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邦人 野口
Kunito Noguchi
邦人 野口
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Hitachi Automotive Systems Ltd
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Abstract

【課題】ヒュージング加工を容易に行うと共に、直流電動機が半径方向に大型化するのを抑制することができる新規な電動流体ポンプを提供することにある。【解決手段】巻線の引出端部との接続部をステータのボビン側とは反対側に形成した接続端子を、渡り線ガイドの渡り線保持溝より径方向内側に設けると共に、各相の巻き線の引出端部が引き出される渡り線保持溝の引出部を半径方向内側に向けて縮径させ、引き出される巻線の引出端部を、他の相の渡り線より半径方向内側から引き出されて対応する接続端子の接続部に接続する。これによれば、巻線の引出端部を他の渡り線と干渉せずに他の相の渡り線より内側から引出て接続端子と接続できるので、直流電動機が半径方向に大型化するのを抑制することができる。しかも巻線引出端部と接続端子の接続部がステータのボビン側とは反対の外側で接続するため、接続加工が容易となる効果がある。【選択図】図9

Description

本発明は電動流体ポンプに係り、特に電動機部に設けられた接続端子を備えた電動流体ポンプに関するものである。
近年、自動車の低燃費化への要求が高まるにつれ、アイドルストップ機能付きの自動車やハイブリッド車の実用化が進んでいる。これらの車両は、内燃機関の停止時に内燃機関によって駆動される流体ポンプも停止するため、内燃機関以外の流体ポンプ駆動源が必要となる。また、ハイブリッド車や電気自動車においては、走行用モータやその制御装置、またはバッテリを冷却するための冷却水ポンプが必要とされる。これらの背景から、電動機を使用してインペラが固定されたロータに回転力を付与してポンプ作用を行う電動流体ポンプの使用が増加する傾向にある。
このような電動流体ポンプに使用される電動機は、3相の巻線が巻回されたステータ部の内部に、永久磁石を備えたロータ部を内装したインナーロータ型の直流電動機が使用されている。そして、このインナーロータ型の直流電動機では、複数の突極部に各相の巻線を分割して巻回することで複数の巻線部を形成し、この巻線部に順次駆動電流を流して界磁を作る構成となっているため、各相の同相の巻線部を渡り線で繋ぐようにしている。
インナーロータ型の直流電動機は、ステータ内側の複数の突極のそれぞれに巻線が巻回されて複数の巻線部が形成され、これら複数の巻線部から引き出された巻線を引き回し、所定の結線が行われる構造を有している。ところで、接続端子に巻線を接続する方法として、ヒュージング加工が知られている。ヒュージング加工は、被覆線を挟み込む形状の接続部に被覆線を挟み、その状態で圧力を加えながら接続端子に電流を流して発熱させ、この発熱により被覆線の被覆を溶かして被覆を剥離し、圧力と熱により被覆線の芯線と接続端子とを固相接合させ、これにより接続端子と巻線とを電気的に接続する技術である。
ヒュージング加工は、生産性が高く、また高い信頼性を有した電気的な接続を行うことができる。しかしながらヒュージング加工は、接続端子に外部から専用の加圧電極を接触させる必要があるので、ステータ内側での作業は困難である。特に、直流電動機の体格を小型化した場合にその傾向が顕著になる。また、この他に巻線を挟み込む接続部をステータの内側向きに設けると、巻線の巻線機ノズルと干渉する恐れがあり好ましくない。このため、ステータに巻回された巻線の接続端子への接続を簡単に行う構造が求められている。
このような要請に応える構造として、例えば、特開2013−21824号公報(特許文献1)に示された構造が知られている。特許文献1においては、ステータコアに装着される略環状の形状を有する絶縁基部と、この絶縁基部上に配置され、ステータコアに形成された複数の突極に巻回された巻線の渡り線が接続された接続端子とを備え、渡り線を絶縁基部の外側に露出させた状態で引き出して接続端子に接続したものである。この構成によれば、渡り線を絶縁基部の外側に向けて露出した状態で引き出して接続端子に接続する構成としているので、接続端子のステータ外側の面で渡り線と接続できるのでヒュージング加工が容易となる、と述べている。
特開2013−21824号公報
ところで、ステータの外側でヒュージング加工を行う場合、特許文献1にもあるように、接続端子に接続される巻線端部と他の相の渡り線との干渉を避けるためには、渡り線を収納保持している渡り線ガイドより外側に接続端子を配置する必要がある。このため、接続端子を渡り線ガイドの外側に配置する分だけ、直流電動機が半径方向に大型化する不具合が発生する。
本発明の目的は、ヒュージング加工を容易に行うと共に、直流電動機が半径方向に大型化するのを抑制することができる新規な電動流体ポンプを提供することにある。
本発明の特徴は、巻線の引出端部が接続される接続部をステータのボビン側とは反対側に形成した接続端子を渡り線ガイドの渡り線保持溝より半径方向内側に設けると共に、各相の巻線の引出端部が引き出される渡り線保持溝の引出部を半径方向内側に向けて縮径させ、引き出される巻線の引出端部が他の相の渡り線より半径方向内側から引き出されて対応する相の接続端子の接続部に接続される、ところにある。
本発明によれば、巻線の引出端部を他の渡り線と干渉せずに他の相の渡り線より内側から引き出して接続端子と接続できるので、直流電動機が半径方向に大型化するのを抑制することができる。しかも巻線引出端部と接続端子の接続部がステータのボビン側とは反対の外側で接続するため、接続加工が容易となる効果がある。
本発明が適用される電動流体ポンプの全体斜視図である。 図1に示す電動流体ポンプからカバーを取り去った後の電動流体ポンプの斜視図である。 図2に示す電動流体ポンプから電動機部を取りだした後の電動機部の斜視図である。 図3に示す電動機部から制御基板を取り去った後の電動機部の斜視図である。 図1に示す電動流体ポンプの縦断面を示す断面図である 図4に示す電動機部からホルダーを取り去った後の渡り線を省略したステータの斜視図である。 接続端子と渡り線ガイド部を外周側から見た部分正面図である。 図7に示す部分を上面から見た部分上面図である。 図7に示す部分を斜め上方から見た部分斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例をもその範囲に含むものである。
以下、本発明になる電動流体ポンプの実施形態を図面に基づいて説明する。図1は電動流体ポンプの全体構成を示す斜視図である。電動流体ポンプ10はアルミ合金等で作られた本体10Aと、この本体10Aに隣接して固定された駆動制御部を覆うアルミ合金等の金属製のカバー10Bとより構成されている。この電動流体ポンプ10は図示しないポンプハウジングに固定され、回転軸の先端に取り付けたインペラを回転させてポンプ作用を行うものである。本体10Aからはコネクタ12が取り出され、図示しないバッテリから電力が供給されるようになっている。カバー10Bは金属製であるため、駆動制御部で発生した熱を外部に放散するヒートシンク機能を備えている。
図2はカバー10Bを取り去った後の電動流体ポンプ10の斜視図を示している。本体10Aの内部には電動機部(図示せず)が収納されており、この電動機部を覆うように円形状の合成樹脂で作られたホルダー14が取り付けられている。ホルダー14の外周の一部に繋がる箱状の収納部16が本体10Aに設けられており、この収納部16に後述する電気部品や上述したコネクタ12が配置されている。ホルダー14の上側には制御基板18が配置、固定されており、ホルダー14と制御基板18の間に駆動制御回路が取り付けられている。この駆動制御回路は電動機部をインバータ制御するために必要な回路を備えている
図3は本体10Aから電動機10Cを取り出した後の電動機部10Cの斜視図を示している。電動機部10Cにはステータ部20と内部に収納されたロータ部(図示せず)、及びこのロータ部に固定された回転軸22とより構成されている。ステータ部20にはホルダー14がボルト24によって固定されている。
図4は電動機部10Cから制御基板18を取り去った後の電動機部10Cの斜視図を示している。ホルダー14には制御基板18及びステータ部20の巻線と電気的な接続を行うための接続端子26が設けられており、各接続端子26は制御基板18及びステータ部20の巻線と電気的な接続を行うための機能を有している。各接続端子26は各相の入力部と中性部とに接続されている。
ホルダー14の一部にはインダクタンス素子やコンデンサ等の電気部品の一部が収納される切り欠き開口部30が形成されている。この切り欠き開口部30は図2に示した箱状の収納部16に向けて対向するように形成されている。
以上のような電動流体ポンプの更に詳細な内部構造を図5に基づいて説明する。図5にあるように、電動機部10Cは少なくともロータ部32とステータ部20とより構成されている。この電動機部10Cは例えば、アルミ合金等で作られた金属製の本体10Aの一方に設けた電動機部収納部34に収納されている。ロータ部32はステータ部20の内周側に配置されており、永久磁石を備えていることから、ステータ部20の巻線部40によって作られる界磁によって回転力が与えられる。
また、この本体10Aの電動機部収納部34とは反対側はポンプハウジング(図示せず)に固定される構成となっている。この部分にはポンプ作用を行うインペラ36が配置され、回転軸22によって回転されるようになっている。そして、回転軸22は電動機部10Cを構成するロータ部32と固定され、ロータ部32の回転によって回転軸32は回転されるものである。
電動機部収納部34とインペラ36の間は液密的に封止されており、この部分に液体が侵入してくることはない。電動機部収納部34内には上述したようにステータ部20を構成する鉄心38と、これの突極部(図示せず)に巻回された巻線部40と、同相の巻線部40を接続する渡り線の案内、保持を行う渡り線保持溝を備えた渡り線ガイド42が収納されている。これの具体的な構成は後述する。
渡り線ガイド42は各突極部の間に植立するように形成されている。また、同様に各突極部の背面にも渡り線を案内する渡り線ガイド42が形成されている。
ステータ部20はホルダー14によって固定的に覆われており、両者が固定された状態で制御基板18が固定されるものである。制御基板18には上述したようにインバータ制御に必要な回路が搭載されており、各接続端子26を介して巻線部40と接続されている。制御基板18の端側にはインダクタ44、コンデンサ46等の電気部品が搭載されており、これらの形状的に大きい電気部品の一部は収納部16に収納されるようになっている。
ところで、ステータの外側でヒュージング加工を行う場合、特許文献1にもあるように、接続端子に接続される巻線端部と他の相の渡り線との干渉を避けるためには、渡り線を収納保持している渡り線ガイドより外側に接続端子を配置する必要がある。このため、接続端子を渡り線ガイドの外側に配置する分だけ、直流電動機が半径方向に大型化する不具合が発生する。
そこで、本実施例では、巻線の引出端部が接続される接続部をステータのボビン側とは反対側に形成した接続端子を渡り線ガイドの渡り線保持溝より半径方向内側に設けると共に、各相の巻線の引出端部が引き出される渡り線保持溝の引出部を半径方向内側に向けて縮径させ、引き出される巻線の引出端部を他の相の渡り線より半径方向内側から引き出されて対応する相の接続端子の接続部に接続する構成としたものである。
以下、本実施例になる電動機部10Cを構成するステータ部20の詳細構造を図5、図6に基づいて説明する。図5、図6において、ステータ部20を構成する鉄心38は、積層されたケイ素鋼板等から構成されたもので、内周側に向けて放射状に延びた9個の突極部を有している。鉄心38は一体型のコアであり、突極部も同時に形成されている。突極部の周囲には絶縁性の合成樹脂からなるボビン部20Aが設けられている。このボビン部20Aは自身の周囲に巻回される巻線と突極部との絶縁を確保するための機能を有している。このボビン部20Aに各相の巻線が巻かれて巻線部40となるものである。
9個の突極部は互いに隣り合うように配置されており、巻線が巻かれたボビン部20Aと鉄心38の内周部には絶縁基部20Bが設けられている。ボビン部20Aと絶縁基部20Bとは絶縁性の合成樹脂を射出して一体的に成形されたものである。絶縁基部20Bは鉄心38の軸方向に所定の長さだけ突出して形成されており、その径方向の絶縁部表面20Cは略平坦な形状に形成されている。
この絶縁部表面20Cには、各相の同相の巻線部40を繋ぐ渡り線を案内する渡り線ガイド42が各ボビン部20Aの間に植立するように一体的に形成されている。この渡り線ガイド42は絶縁部表面20Cの円周上で、各巻線部40の間に点在するように植立している。また、絶縁部表面20Cから軸方向に突出した巻線部40の背面円周側にも渡り線を案内する渡り線ガイド42が形成されている。これらの渡り線ガイド42の外周壁に渡り線(図示せず)を案内、保持する渡り線保持溝48が形成されている。この渡り線は各相の同相の巻線部40から延びているものであるが、図6では渡り線を省略している。
突極部を覆うボビン部20Aは各相の巻線が巻回されて巻線部40となるもので、通常はU相、V相、W相の順番で配置されている。本実施例では各相の巻線を3個に分けて巻き込むため、9個のボビン部20Aが鉄心38に形成されている。すなわちU相の第1ボビン部、V相の第1ボビン部、W相の第1ボビン部が第1の組とされ、U相の第2ボビン部、V相の第2ボビン部、W相の第2ボビン部が第2の組とされ、U相の第3ボビン部、V相の第3ボビン部、W相の第3ボビン部が第3の組とされ、これらは組順に順番に配置されている。
U相巻線の巻始め端部、V相巻線の巻始め端部、及びW相巻線の巻始め端部から延びる各巻線は、U相の第1ボビン部〜第3ボビン部、V相の第1ボビン部〜第3ボビン部、W相の第1ボビン部〜第3ボビン部に渡り線を介して夫々巻かれている。そして、各相の第3ボビン部から引き出された各相の巻線の引出端部は各相の接続端子に接続されている。図6では、U相の第3ボビン部にまかれた巻線は渡り線ガイド42から引き出されてU相接続端子26Uに接続され、V相の第3ボビン部にまかれた巻線は渡り線ガイド42から引き出されてV相接続端子26Vに接続され、W相の第3ボビン部にまかれた巻線は巻線ガイド42から引き出されてW相接続端子26W1,26W2に接続されることになる。本実施例ではデルタ結線されているため、W相接続端子26W1、26W2が設けられている。尚、スター結線であっても本実施例を適用できることは言うまでもない。
これらの図5、図6からわかるように、各接続端子26U、26V、26W1、26W2は渡り線ガイド42の渡り線保持溝48より半径方向内側のステータボビン20A側に配置されている。更に、各巻線の引出端部を接続する各接続端子26U、26V、26W1、26W2の接続部50は、ステータの内側に位置するボビン部20A側とは反対側の外周側に形成されている。これらの接続部50は詳しくは後述するが、引き出された巻線の引出端部を挟み込む形状の接続部に形成されている。すなわち、引き出された巻線の引出端部を挟み、この状態で圧力を加えながら、各接続端子26U、26V、26W1、26W2に電流を流して発熱させ、この発熱により巻線の被覆を溶かして剥離し、圧力と熱により巻線の引出端部の芯線と、各接続端子26U、26V、26W1、26W2の接続部50とを固相接合させて電気的な接続を行うようになっている。
U相接続端子26Uに接続されるU相巻線の引出端部は、渡り線ガイド42の外周面に形成された3条の渡り線保持部48の中央の渡り線保持溝48Uの引出部48U-Outから引き出されている。また、V相接続端子26Vに接続されるV相巻線の引出端部は、渡り線ガイド42の3条の渡り線保持部48の最も下側の渡り線保持溝48Vの引出部48V-Outから引き出されている。同様に、W相接続端子に接続されるW相の巻線の引出端部は、渡り線ガイド42の3条の渡り線保持部48の最も上側の渡り線保持溝48Wの引出部48W-Outから引き出されている。
次に図7乃至図9を用いて渡り線ガイド42と各接続端子26U、26V、26W1、26W2の接続形態の詳細を説明するが、以下では代表して渡り線ガイド42とU相接続端子26Uの接続形態を説明する。
絶縁基体20Bの絶縁部表面20Cには、各相の同相の巻線部40を繋ぐ渡り線を案内する渡り線ガイド42が植立するように一体的に形成されている。渡り線ガイド42の外周面には各相の渡り線保持溝48U、48V、48Wが形成されている。渡り線ガイド42の渡り線保持溝48は、上側から順番にW相側の渡り線保持溝48W、U相側の渡り線保持溝48U、V相側の渡り線保持溝48Vで形成されている。ただしこれらの順番は適宜変更可能であるので、本実施例のように限定されないものである。
そして、各相の渡り線保持溝48U、48V、48WにはU相側渡り線40U、V相側渡り線40V、W相側の渡り線40Wが案内、保持されている。ただし、U相側の渡り線40Uの巻線引出端部40U-Outは、U相接続端子26Uと接続されるため、U相接続端子26U側に引き出されるものである。同様に、図示していないが、V相側の渡り線40Vの巻線引出端部40V-Outは、V相接続端子26Vと接続されるため、V相接続端子26V側に引き出され、W相側の渡り線40Wの巻線引出端部40W-Outは、W相接続端子26Wと接続されるため、W相接続端子26W側に引き出されるものである。
渡り線ガイド42の外周面より内側の絶縁基体20Bの絶縁部表面20Cには、U相接続端子26Uが植立するように設けられている。U相接続端子26Uの外側面には接続部50Uが形成されている。接続部50Uは、U相側の巻線引出端部40U-Outを挟み込む挟み込み部50Aが形成されており、この挟み込み部50AはU相接続端子26Uからボビン20Aと反対側に切り起こされている。
したがって、U相側の巻線引出端部40U-Outはこの挟み込み部50Aによってヒュージング加工されるものである。挟み込み部50Aは図中で上側に開口しており、U相側の巻線引出端部40U-Outを上側から挟み込み部50Aに挿入し、この状態で上側からヒュージング加工機の加圧電極を下降してヒュージング加工を行うものである。このような構成を採用することにより、容易にヒュージング加工を行うことができるものである。また、この他に巻線を挟み込む接続部をステータの外側向きに設けているので、巻線の巻線機ノズルと干渉する恐れがないものである。
更に、U相接続端子26Uの外周側に植立してU相接続端子26Uと対向するように、引出端部案内部52が形成されている。したがって、U相側の巻線引出端部40U-Outは、U相接続端子26Uの外周側と引出端部案内部52の間を通って案内される。この引出端部案内部52は、巻線引出端部40U-Outが外側に張り出してV相側の渡り線40V、W相側の渡り線40Wと接触しないようにする機能を備えている。これによって、巻線引出端部40U-Outが他の相の渡り線と振動によって接触することで被覆面が損傷することに基づく短絡を防止している。
渡り線ガイド42の中央の渡り線保持溝48Uの引出部48U-Outは、図8の破線で示す通り内側に向けて徐々に縮径する弧状の引出部48U-Outに形成されており、この引出部48U-Outの端面は、他の相の渡り線40V、40Wが存在する位置より内側に位置する構成とされている。このため、U相巻線の巻線引出端部40U-Outは、内側に向けて徐々に縮径する渡り線保持溝48Uの引出部48U-Outに沿って案内される。したがって、渡り線保持溝48Uの引出部48U-Outの端面で、他の相の渡り線40V、40Wと干渉しない内側から引き出されることになる。ここで、渡り線保持溝48Uの引出部48U-Outは徐々に縮径する弧状に形成されているが、直線状に縮径する引出部48U-Outとしても良いことは言うまでもない。もちろん、他の相の渡り線保持溝の引出部においても同様である。
そして、この引出されたU相巻線の巻線引出端部40U-Outは、U相接続端子26Uの外側と引出端部案内部52の間を通って案内され、U相接続端子26Uの接続部50Uの挟み込み部50Aに至る。この接続部50Uで、U相側の巻線引出端部40U-Outは挟み込み部50Aによってヒュージング加工されるものである。
また、図示はしていないが、渡り線ガイド42の最も下側のV相の渡り線保持溝48Vの引出部48V-Outも、内側に向けて徐々に縮径する弧状の引出部48V-Outに形成されており、この引出部48V-Outの端面は、他の相の渡り線40U、40Wが存在する位置より内側に位置する構成とされている。同様に、渡り線ガイド42の最も上側のW相の渡り線保持溝48Wの引出部48W-Outも、内側に向けて徐々に縮径する弧状の引出部48W-Outに形成されており、この引出部48W-Outの端面は、他の相の渡り線40U、40Vが存在する位置より内側に位置する構成とされている。
したがって、V相巻線の巻線引出端部40V-Out、及びW相巻線の巻線引出端部40W-Outは、内側に向けて徐々に縮径する渡り線保持溝48V、48Wの引出部48V-Out、48W-Outに沿って案内され、渡り線保持溝48V、48Wの引出部48V-Out、48W-Outの端面で他の相の渡り線と干渉しない内側から引き出されるようにとなる。
本実施例では、各相の接続端子に対応する渡り線ガイド42の渡り線保持溝48U、48V、48W毎に半径方向に縮径する引出部を形成している。しかしながら、このように個別ではなく、全ての渡り線ガイドの全ての渡り線保持溝48U、48V、48Wに半径方向に縮径する引出部を形成することも可能である。
ここで、各接続端子26U、26V、26W1、26W2は絶縁基体20Bの絶縁表面20Cに同一半径の円周状に植立するように配置されている。このため、ヒュージング加工を行う場合は、スタータ部20を回転させるだけで良いので加工作業が容易となる。更に、各接続端子26U、26V、26W1、26W2の配置角度を同じにしておけば、ステータ部を同じ移動量で回転させれば良いので生産性を向上できるものである。
以上述べた通り、本発明によれば、巻線の引出端部が接続される接続部をステータのボビン側とは反対側に形成した接続端子を、渡り線ガイドの渡り線保持溝より半径方向内側に設けると共に、各相の巻線の引出端部が引き出される渡り線保持溝の引出部を半径方向内側に向けて縮径させ、引き出される巻線の引出端部が他の相の渡り線より半径方向内側から引き出されて対応する相の接続端子の接続部に接続される構成とした。
これによれば、巻線の引出端部を他の渡り線と干渉せずに他の相の渡り線より内側から引出て接続端子と接続できるので、直流電動機が半径方向に大型化するのを抑制することができる。しかも巻線引出端部と接続端子の接続部がステータ側とは反対の外側で接続するため、接続加工が容易となる効果がある。
尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
10…電動流体ポンプ、10A…本体、10B…金属製のカバー、10C…電動機部、14…ホルダー、16…収納部、18…制御基板、20…ステータ部、20A…ボビン部、20B…絶縁基体、20C…絶縁部表面、26U…U相接続端子、26V…V相接続端子、26W…W相接続端子、32…ロータ部、34…電動機部収納部、36…インペラ、38…鉄心、40U、V、40W…各相の渡り線、40U-Out、40V-Out、40W-Out…各相の巻線の引出部、42…渡り線ガイド、48U、48V、48W…各相の渡り線保持溝、48U-Out、48V-Out、48W-Out…各相の渡り線保持溝の引出部、50…接続部、52…引出端部案内部。

Claims (5)

  1. ポンプ部と、ロータ部とステータ部から構成される電動機部と、前記電動機部を駆動制御する駆動信号を供給する接続端子とより構成され、前記ステータ部は、内側にボビンに巻回されたU相の複数の巻線部と、V相の複数の巻線部と、W相の複数の巻線部を備え、前記各相の同相の複数の前記巻線部は前記ステータ部に形成した渡り線ガイドによって案内される渡り線で繋がれており、前記接続端子からの駆動信号を前記ステータ部に巻回された前記各相の巻線に供給することによって前記電動機部の前記ロータ部を回転させて前記ポンプ部を駆動する電動流体ポンプにおいて、
    前記各相の前記巻線の引出端部と前記各相の前記接続端子の接続部を前記ステータ部のボビン側とは反対側に形成し、前記各相の前記接続端子を前記渡り線ガイドの渡り線保持溝より径方向内側に設けると共に、
    前記各相の前記巻線の前記引出端部が引き出される、前記渡り線ガイドの前記渡り線保持溝の引出部を半径方向内側に向けて縮径させ、引き出される前記巻線の前記引出端部を、他の相の前記渡り線より半径方向内側から引き出して対応する相の前記接続端子の接続部に接続することを特徴とする電動流体ポンプ。
  2. 請求項1に記載の電動流体ポンプにおいて、
    前記各相の前記接続端子は、前記ステータ部に同一円周状に配置され、更に前記渡り線ガイドの渡り線保持溝は、前記接続端子が配置される円周上より大きい半径の円周状に形成されていることを特徴とする電動流体ポンプ。
  3. 請求項1に記載の電動流体ポンプにおいて、
    前記渡り線ガイドの前記渡り線保持溝の引出部は、半径方向内側に向けて縮径する弧状の引出部であるか、或いは半径方向内側に向けて縮径する直線状の引出部であることを特徴とする電動流体ポンプ。
  4. 請求項1に記載の電動流体ポンプにおいて、
    前記各相の各接続端子は、ボビン側とは反対側に切り起こされた挟み込み部が形成され、前記この挟み込み部に前記巻線の引出端部がヒュージング加工によって接続されていることを特徴とする電動流体ポンプ。
  5. 請求項1に記載の電動流体ポンプにおいて、
    前記各相の各接続端子の外側には、引出端部案内部が前記各接続端子に対向して設けられており、前記引出端部案内部と前記各接続端子の間を通して前記巻線の引出端部が前記接続部に案内されていることを特徴とする電動流体ポンプ。
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