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JP2016042330A - ころ軸受の解析方法および解析システム - Google Patents

ころ軸受の解析方法および解析システム Download PDF

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JP2016042330A
JP2016042330A JP2014166430A JP2014166430A JP2016042330A JP 2016042330 A JP2016042330 A JP 2016042330A JP 2014166430 A JP2014166430 A JP 2014166430A JP 2014166430 A JP2014166430 A JP 2014166430A JP 2016042330 A JP2016042330 A JP 2016042330A
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丹羽 健
Takeshi Niwa
健 丹羽
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NTN Corp
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Abstract

【課題】半径方向、周方向のみならず、軸方向の移動も考慮した3次元の軸受解析が可能であって、軸受が組み込まれたシャフトやハウジングの変形や応力、接触面の面圧、軸受寿命などの特性を解析できるころ軸受の解析方法および解析システムを提供する。【解決手段】ころ軸受(1)の有限要素モデルを生成し、生成された軸受の有限要素モデルの軌道輪(2,3)の軌道面と、ころ(5)の転動面との当接部分に第1のばね要素(6)を付加し、生成された軸受けの有限要素モデルの軌道輪の鍔(4)の鍔面と、ころ(5)の軸方向端面との当接部分に第2のばね要素(8)を付加したころ軸受(1)の有限要素モデルを用いて、荷重負荷時の第1および第2のばね要素(6,7)の変位量を解析パラメータとして、軌道輪(2,3)と、ころ(5)との間のヘルツ理論に基づく接触荷重を解析する。【選択図】図11

Description

この発明は、ころ軸受の剛性や寿命などの特性を解析するための解析方法および解析システムに関する。
内輪と外輪との間に転動体が周方向に転動可能に設けられた玉や円筒ころ等の転動体を有する転がり軸受のモデルの解析方法が特許第5445258号公報(特許文献1)に記載されている。この方法は、有限要素モデル作成部によって、CADデータから内輪および外輪について要素分割するとともに、転動体自体を周方向において同一数のばね要素に置き換え、ころ軸受の径方向のクリアランスに基づいて、ばね要素の荷重に対する変位の特性を設定して有限要素の解析モデルを設定する。そして、作成された解析モデルに対して、転がり軸受、または転がり軸受に支持されるシャフトあるいはハウジングの変位、ひずみ、応力を求める。特許文献1に記載の解析システムでは、玉軸受の場合は転動体自体を1つのばね要素に置き換えているが、円筒ころ軸受の場合は転動体自体を複数のばね要素に置き換えている。
また、「トライボロジスト」第48巻第9号(2003)765〜772(非特許文献1)には、アキシアル荷重が加わる円錐ころ軸受の外輪の固有振動数を計算するために、ころと軌道面間の弾性接触によるばねで構成される振動系を想定し、外輪慣性モーメント系角方向固有振動数および外輪質量系軸方向固有振動数の計算式を示すことが記載されている。
さらに、「日本機械学会論文集」第78巻790号(2012−6)2278〜2291(非特許文献2)には、軸受内部における転動体と内外輪および、外輪とハウジングのそれぞれの接触する要素間にばね要素を用いることが記載されている。
実際の軸受解析では、半径方向、周方向のみならず、軸方向移動も考慮した3次元の軸受解析が必要となる。しかし、いずれの文献にも、転動体をばね要素に置き換えるか、あるいは転動体と軌道輪との間にばね要素を設けることが記載されているものの、ころ軸受の軸方向移動を考慮して軸受解析を行うことについて記載していない。
特許第5445258号公報
「トライボロジスト」第48巻第9号(2003)765〜772 「日本機械学会論文集」第78巻790号(2012−6)2278〜2291
そこで、この発明はころ軸受において、半径方向、周方向のみならず、軸方向の移動も考慮した3次元の軸受解析が可能であって、面圧や寿命などの特性を解析できるころ軸受の解析方法および解析システムを提供することを目的とする。
この発明は、ころ軸受の解析方法であって、鍔を有する軌道輪と、転動体としてのころを含むころ軸受を解析するための解析方法であって、ころ軸受の有限要素モデルを生成するステップと、生成された軸受の有限要素モデルの軌道輪の軌道面と、ころの転動面との当接部分に第1のばね要素を付加した有限要素モデルを生成するステップと、生成された軸受の軌道輪の鍔の鍔面と、ころの軸方向端面との当接部分に第2のばね要素を付加した有限要素モデルを生成するステップと、第1および第2のばね要素を付加したころ軸受の有限要素モデルを用いて、ころ軸受に対する荷重負荷時の第1および第2のばね要素の変位量を解析パラメータとして、軌道輪ところとの間のヘルツ接触モデルなどに基づく接触剛性を解析するステップとを備える。
この発明によれば、軌道輪の軌道面と、ころの転動面との当接部分に第1のばね要素を付加し、軌道輪の鍔の鍔面と、ころの軸方向端面との当接部分に第2のばね要素を付加することにより、軸方向への移動を拘束でき、ヘルツ接触モデルなどに基づく接触剛性を与えることで、3次元のころの釣合関係を求めることができる。
好ましくは、ころは、円筒ころ軸受用の円筒ころである。この例では、円筒ころ軸受の3次元の力学的釣り合いを求めて、円筒ころ軸受の面圧や寿命などの特性を解析することができる。
好ましくは、ころは、円錐ころ軸受用の円錐ころである。円錐ころ軸受の3次元の力学的釣り合いを求めて、円錐ころ軸受の面圧や寿命などの特性を解析することができる。
好ましくは、ころは自動調心ころ軸受用の球面ころである。自動調心ころ軸受の3次元の力学的釣り合いを求めて、自動調心ころ軸受の面圧や寿命などの特性を解析することができる。
この発明の他の局面は、ころ軸受の解析システムであって、鍔を有する軌道輪と、ころとを含むころ軸受を解析するための解析システムであって、軌道輪ところに関する設計上の各種データを入力するための入力手段と、入力手段によって入力された各種データに基づいて、ころ軸受の有限要素モデルを生成する有限要素モデル生成手段と、有限要素モデル生成手段によって生成された有限要素モデルのころ軸受のうち、軌道輪の軌道面と、ころの転動面との当接部分に第1のばね要素を付加するとともに、軌道輪の鍔面と、ころの軸方向端面との当接部分に第2のばね要素を付加した有限要素モデルを生成するモデル生成手段と、モデル生成手段によって生成された有限要素モデルを用いて、ころ軸受に対する荷重負荷時の第1および第2のばね要素の変位量を解析パラメータとして、軌道輪ところとの間のヘルツ接触モデルなどに基づき接触荷重を解析する解析手段とを備える。
この発明の解析システムによって、ころ軸受の3次元の力学的釣り合いを求めて、ころ軸受の面圧や寿命などの特性を解析することができる。
この発明によれば、転動体と軌道面との間および鍔と転動体の間の当接部分にばね要素を付加して3次元の力学的釣り合いを求めて、ころ軸受の面圧や寿命などの特性を解析することができる。
この発明の一実施形態の内輪の一方端に鍔を有する円筒ころ軸受を示す概念図である。 図1に示した円筒ころに加わる荷重を説明するための概念図である。 この発明の他の実施形態の内輪の両端に鍔を有する円筒ころ軸受を示す概念図である。 この発明のさらに他の実施形態の外輪の他方端に鍔を有する円筒ころ軸受を示す概念図である。 この発明のその他の実施形態の外輪の両端に鍔を有する円筒ころ軸受を示す概念図である。 この発明のその他の実施形態の内輪の一方端と外輪の他方端とに鍔を有する円筒ころ軸受を示す概念図である。 この発明のその他の実施形態の内輪の両端と外輪の他方端とに鍔を有する円筒ころ軸受を示す概念図である。 この発明のその他の実施形態の内輪の両端と外輪の両端とに鍔を有する円筒ころ軸受を示す概念図である。 この発明のその他の実施形態の円錐ころ軸受を示す概念図である。 この発明のその他の実施形態の自動調心ころ軸受を示す概念図である。 この発明の一実施形態に係るころ軸受の解析システムを示すブロック図である。 この発明の一実施形態に係るころ軸受を解析するための動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照してこの発明の実施例について説明する。
図1は、この発明の一実施形態の内輪の一方端に鍔を有する円筒ころ軸受1の一例を示す概念図であり、図2は図1に示した円筒ころに加わる荷重を説明するための概念図である。
図1において、円筒ころ軸受1は、内輪2と外輪3と鍔4とを有している。内輪2と外輪3は軌道輪として作動する。鍔4は内輪2と一体で形成してもよく、内輪2とは別部材で構成してもよい。内輪2の外周面および外輪3の内周面には、それぞれ断面視円弧状の軌道面2a、3aが形成されており、これらの軌道面2a,3aに転動体として作動する円筒ころ5が周方向に複数設けられている。
これらの円筒ころ5は、図示しない保持器によって周方向へ等間隔に保持されており、内輪2の軌道面2aと外輪3の軌道面3aとの間で転動し、ラジアル荷重を受ける。鍔4は内輪2の軸方向一方端側に設けられており、円筒ころ5の一方端面を案内するために外向きに延びている。鍔4の鍔面4aが円筒ころ5に作用する一方方向のアキシアル荷重を受ける。
このような構成の円筒ころ軸受1は、その外輪3が図示しないハウジングの取付孔によって支持され、内輪2の図示しない嵌合孔に図示しないシャフトが嵌合される。これにより、シャフトが円筒ころ軸受1によってハウジングに対して回転可能に支持される。
円筒ころ軸受1は、外部から荷重が加わると、軸受内部では各円筒ころ5が荷重を分担して支持する。円筒ころ5が支持する荷重を転動体荷重と称し、転動体荷重は円筒ころ5と内輪2および外輪3の軌道面との接触による変形を考慮して算出される。
円筒ころ軸受1の特性を解析するために、この実施例では、内輪2および外輪3の軌道面と、円筒ころ5の転動面との間の当接部分にばね要素を付加する。すなわち、内輪2の軌道面2aと、円筒ころ5の転動面との間の当接部分に複数のばね要素6を付加し、外輪3の軌道面3aと円筒ころ5の転動面との間の当接部分に複数のばね要素7を付加する。ばね要素6,7は第1のばね要素として作動する。
ここでばね要素とは、有限要素法で表したモデルを用いてころ軸受の面圧や寿命などを解析するための仮想的なものである。ばね要素の荷重に対する伸縮量などは、予め定義しておくか、実験あるいは計算などによって予め求められる。また、ばね要素として、断面積および材料物性値としてヤング率とポアソン比を与えて計算できるようなばね要素と等価なものを用いてもよい。有限要素法とは、解析的に解くことが難しい微分方程式の近似解を数値的に得る方法の一つであり、方程式が定義された領域を小領域(要素)に分割し、各小領域における方程式を比較的単純で共通な補間関数で近似する。
円筒ころ5がボールであれば、転動体面が内輪2および外輪3と点接触するため、当接部分に1本のばね要素を付加するが、円筒ころ5は円筒形状であるため、図2に示すように円筒を輪切りにした複数の薄片50を積層したものとして表すことができ、転動体に荷重が加わると、各薄片50が荷重を受ける。そこで、各薄片50と内輪2および外輪3の軌道面2a,3aとの間の当接部分に複数のばね要素6,7を付加している。
また、鍔4の鍔面4aと円筒ころ5の一方端面との間の当接部分にも第2のばね要素となるばね要素8を付加している。鍔4の鍔面4aと円筒ころ5の一方端面との間の当接部分にばね要素8を付加することにより、仮想的に軸方向一方側への移動を拘束できる。そして、円筒ころ軸受1に対する荷重負荷時のばね要素6,7,8の変位量をパラメータとして、内輪2、外輪3およびころ5の間のヘルツ接触モデルなどに基づく接触荷重を解析することで、3次元の円筒ころの釣合関係を求めることができる。
ここで、ヘルツ接触モデルとは、球面と球面、円柱面と円柱面、任意の曲面と曲面などの弾性接触部分に掛かる応力あるいは圧力を解析する手法である(「機械工学便覧」デザイン編β4 機械要素・トライボロジー(2005)145〜147)。なお、ばね要素6,7,8は、それぞれ1個に限ることなく、数が多ければ多いほど解析精度を向上できる。
外輪3に荷重が加わると、外輪3の軌道面3aと円筒ころ5の転動面との間の付加されているばね要素7が圧縮され、内輪2の軌道面2aと円筒ころ5の転動面との間に付加されているばね要素6も圧縮される。したがって、ばね要素6,7の変位量に基づいて、ころ軸受1に加わっているラジアル荷重を解析できる。さらに、鍔4の鍔面4aと円筒ころ5の一方面との間のばね要素8の変位量に基づいてスラスト荷重を解析できる。したがって、円筒ころ軸受1に荷重をかけたときのばね要素6,7,8の変位に基づいて接触荷重を解析できる。
図3は、この発明の他の実施形態の内輪の両端に鍔を有する円筒ころ軸受1aを示す概念図である。図1に示した円筒ころ軸受1は内輪2の一方端側に外向きに延びる鍔4を設け、鍔4の鍔面4aと円筒ころ5の一方端面との間の当接部分にばね要素8を付加したのに対して、図3に示した円筒ころ軸受1aでは、図1の構成に加えて、内輪2の他方端側にも外向きに延びる鍔9を設け、鍔9の鍔面9aと円筒ころ5の他方端面との間の当接部分にもばね要素10を付加したものである。鍔9は、内輪2と一体で形成してもよく、あるいは別部材で構成してもよい。なお、この例においても内輪2の軌道面2aと円筒ころ5の転動面および外輪3の軌道面3aと円筒ころ5の転動面との間の当接部分にも、ばね要素6,7を付加している。
この例では、鍔4の鍔面4aと円筒ころ5の一方端面との間の当接部分にばね要素8を付加し、鍔9の鍔面9aと円筒ころ5の他方端面との間の当接部分にばね要素10を付加することにより、円筒ころ5の軸方向一方側および他方側への移動を拘束できる。そして、円筒ころ軸受1aに対する荷重負荷時のばね要素6,7,8,10の変位量をパラメータとして、内輪2、外輪3およびころ5の間のヘルツ理論などに基づく接触荷重を解析することで、3次元の円筒ころの釣合関係を求めることができる。
図4は、この発明のさらに他の実施形態の外輪の他方端に鍔を有する円筒ころ軸受1bを示す概念図である。図4において、外輪3の他方端側に内向きに延びる鍔11を設け、鍔11の鍔面11aと円筒ころ5の他方端面との間の当接部分にばね要素12を付加している。鍔11は外輪3と一体で形成してもよくあるいは別部材で構成してもよい。鍔11は第2の鍔として作動する。なお、この例においても内輪2の軌道面2aと円筒ころ5の転動面および外輪3の軌道面3aと円筒ころ5の転動面との間の当接部分にも、ばね要素6,7を付加している。
この例においては、円筒ころ5の軸方向他方側への移動を拘束でき、円筒ころ軸受1bに対する荷重負荷時のばね要素6,7,12の変位量をパラメータとして、内輪2、外輪3およびころ5の間のヘルツ接触モデルなどに基づく接触荷重を解析することで、3次元の円筒ころの釣合関係を求めることができる。
図5は、この発明の他の実施形態の外輪の両端に鍔を有する円筒ころ軸受1cを示す概念図である。図5において、円筒ころ軸受1cは、外輪3の他方端側に鍔11を設けるのみならず一方端にも内向きに延びる鍔13を設け、鍔13の鍔面13aと円筒ころ5の一方端面との間の当接部分にばね要素14を付加したものである。鍔11および13のいずれか一方は、外輪3とは別部材で構成してもよい。この例においても内輪2の軌道面2aと円筒ころ5の転動面および外輪3の軌道面3aと円筒ころ5の転動面との間の当接部分にも、ばね要素6,7を付加している。
この例においては、円筒ころ5の軸方向一方側および他方側への移動を拘束でき、円筒ころ軸受1cに対する荷重負荷時のばね要素6,7,14,15の変位量をパラメータとして、内輪2、外輪3およびころ5の間のヘルツ接触モデルなどに基づく接触荷重を解析することで、3次元の円筒ころの釣合関係を求めることができる。
図6は、この発明のその他の実施形態の内輪と外輪のそれぞれの一端に鍔を有する円筒ころ軸受1dを示す概念図である。図6において、内輪2の一方端側に外向きに延びる鍔4を設け、外輪3の他方端側に内向きに延びる鍔11を設け、鍔面4aと円筒ころ5の一方端面との間の当接部分にばね要素8を付加し、鍔面11aと円筒ころ5の他方端面との間の当接部分にばね要素12を設けたものである。鍔4は第1の鍔として作動し、鍔11は第2の鍔として作動する。この例においても内輪2の軌道面2aと円筒ころ5の転動面および外輪3の軌道面3aと円筒ころ5の転動面の間の当接部分にも、ばね要素6,7を付加している。
この例においては、円筒ころ5の軸方向一方側および他方側への移動を拘束でき、円筒ころ軸受1dに対する荷重負荷時のばね要素6,7,8,12の変位量をパラメータとして、内輪2、外輪3およびころ5の間のヘルツ接触モデルなどに基づく接触荷重を解析することで、3次元の円筒ころの釣合関係を求めることができる。
図7は、この発明のその他の実施形態の内輪の両端と外輪の一方端側に鍔を有する円筒ころ軸受1eを示す概念図である。図7において、内輪2の両端に第1の鍔としての鍔4,9を外側に延びるように設け、鍔面4aと円筒ころ5の一方端面との間の当接部分にばね要素8を付加し、鍔面9aと円筒ころ5の他方端面との間の当接部分にばね要素10を設ける。鍔4,9のいずれか一方は、内輪2とは別部材で構成してもよい。外輪3の他方端側に第2の鍔としての鍔11を内向きに延びるように形成し。鍔面11aと円筒ころ5の他方端面との間の当接部分にばね要素12を付加する。この例においても内輪2の軌道面2aと円筒ころ5の転動面および外輪3の軌道面3aと円筒ころ5の転動面との間の当接部分にも、ばね要素6,7を付加している。
この例においては、円筒ころ5の軸方向一方側および他方側への移動を拘束でき、円筒ころ軸受1eに対する荷重負荷時のばね要素6,7,8,10,12の変位量をパラメータとして、内輪2、外輪3およびころ5の間のヘルツ接触モデルなどに基づく接触荷重を解析することで、3次元の円筒ころの釣合関係を求めることができる。
図8は、この発明のその他の実施形態の内輪と外輪のそれぞれの両端に鍔を有する円筒ころ軸受1fを示す概念図である。図8において、内輪2の両端に第1の鍔として鍔4,9を設け、外輪3の両端に第2の鍔としての鍔11,13を設け、鍔面4a,13aと円筒ころ5の一方端面との間の当接部分にばね要素8,14を設け、鍔面9a,11aと円筒ころ5の他方端面との間の当接部分にばね要素10,12を設ける。
なお、鍔4,9のいずれか一方は内輪2と別部材で構成し、鍔11,13のいずれか一方は外輪3と別部材で構成してもよい。この例においても内輪2の軌道面2aと円筒ころ5の転動面および外輪3の軌道面3aと円筒ころ5の転動面との間にばね要素6,7を付加している。
この例においては、円筒ころ5の軸方向一方側および他方側への移動を拘束でき、円筒ころ軸受1fに対する荷重負荷時のばね要素6,7,8,10,12,14の変位量をパラメータとして、内輪2、外輪3およびころ5の間のヘルツ接触モデルなどに基づく接触荷重を解析することで、3次元の円筒ころの釣合関係を求めることができる。
図9は、この発明のその他の実施形態の円錐ころ軸受20を示す概念図である。図9において、円錐ころ軸受20は、円錐状の内輪軌道面21aを有し、この内輪軌道面21aの大径側に大鍔面21b、小径側に小鍔面21cが設けられた内輪21と、円錐状の外輪軌道面22aを有する外輪22と、外輪軌道面22aと内輪軌道面21aとの間に転動自在に設けられた転動体として作動する複数の円錐ころ23と、円錐ころ23を円周方向において所定の間隔に保持する保持器(図示せず)とを含む。円錐ころ23は軸方向一方端側端面が大径で、軸方向他方端側端面が小径となるように形成されている。
内輪21の内輪軌道面21aと円錐ころ23の転動面との間の当接部分に複数のばね要素24を付加し、外輪22の外輪軌道面22aと円錐ころ23の転動面との間の当接部分に複数のばね要素25を付加し、内輪21の大鍔面21bと円錐ころ23の一方端面との間の当接部分にばね要素26を付加している。
この図9に示した例では、内輪21の大鍔面21bと円錐ころ23の一方端面との間の当接部分にばね要素26を付加することにより、円錐ころ23の内輪21の大鍔面21b側への移動を拘束でき、円錐ころ軸受20に対する荷重負荷時のばね要素24,25,26の変位量をパラメータとして、内輪21、外輪22および円錐ころ23の間のヘルツ接触モデルなどに基づく接触荷重を解析することで、3次元の円錐ころの釣合関係を求めることができる。
図10は、この発明のその他の実施形態の自動調心ころ軸受(球面ころ軸受)40を示す概念図である。図10において、自動調心ころ軸受40は、内輪41と、外輪42と、2列設けられた球面ころ43a,43bとを含み、複列自動調心ころ軸受を構成している。
内輪41は2列の軌道溝41a,41bを有しており、軌道溝41a,41bの間には中鍔41cが形成されており、各軌道溝41a,41bの外側には小鍔41d,41eが形成されている。外輪42の外輪軌道面42aは、軸受中心を中心とする球状をしており、球面ころ43a,43bが軌道溝41a,41bに接しているので、内輪41に対して外輪42が傾いても球面ころ43a,43bと、外輪軌道面42aとが正常に接触する。球面ころ43a,43bは、その中心軸の周りに、ある半径をもった円弧を回転させたとき生じる凸曲面を転動面とする。
内輪41の内輪軌道面41aと球面ころ43aの転動面との間の当接部に複数のばね要素44aを付加し、内輪41の内輪軌道面41bと球面ころ43bの転動面との間の当接部に複数のばね要素44bを付加する。外輪42の外輪軌道面42aと球面ころ43a,43bのそれぞれの転動面との間の当接部分に複数のばね要素45a,45bを付加する。さらに、中鍔41cと球面ころ43aの一方端面との間にばね要素46aを付加し、中鍔41cと球面ころ43bの一方端面との間にばね要素46bを付加する。小鍔41dと球面ころ43aの他方端面との間にばね要素47aを付加し、小鍔41eと球面ころ43bの他方端面との間にばね要素47bを付加する。ばね要素44a,44b,45a.45bは大のばね要素として作動し、ばね要素46a,46b,47a,47bは第2のばね要素として作動する。
この図10に示した例では、内輪41の中鍔41cと、球面ころ43aの一方端面との間の当接部分にばね要素46aを付加し、小鍔42dと球面ころ43aの他方端面との間にばね要素47aを付加することにより、球面ころ43aの中鍔41c側および小鍔41d側への移動を拘束できる。また、内輪41の中鍔41cと、球面ころ43bの一方端面との間の当接部分にばね要素46bを付加し、小鍔41eと球面ころ43bの他方端面との間にばね要素47bを付加することにより、球面ころ43bの中鍔41c側および小鍔41e側への移動を拘束できる。
そして、自動調心ころ軸受40に対する荷重負荷時のばね要素44a,44b,45a,45b,46a,46b,47a,47bの変位量をパラメータとして、内輪41、外輪42および球面ころ43a,43bの間のヘルツ接触モデルなどに基づく接触荷重を解析することで、3次元の自動調心ころ軸受の釣合関係を求めることができる。
図11は、この発明の実施形態に係るころ軸受の解析システムを示すブロック図である。
図11において、解析装置30は、入力手段として作動する入力部31と、制御部32と、メモリ33と、出力部34とを含む。入力部31は、オペレータが操作することより、例えば図1に示したころ軸受1の内輪2と、外輪3と、鍔4と、円筒ころ5の各部品に関する寸法、ころ軸受1が装着されるシャフトやハウジングの寸法や形状などのデータ、各部品同士のクリアランスを含む設計上のデータを入力する。制御部32は例えばCPUによって構成されており、軸受の有限要素モデル生成部35と、ばね要素生成手段として作動するばね要素生成部36と、シャフトやハウジングの有限要素モデル生成部37と、有限要素モデル結合部38と、解析手段として作動する解析部39とを含む。軸受の有限要素モデル生成部35と、シャフトやハウジングの有限要素モデル生成部37と、有限要素モデル結合部38は有限要素モデル生成手段として作動する。
軸受の有限要素モデル生成部35は、入力部31から入力された設計上の各種データに基づいて、例えば図1に示した内輪2と、外輪3と、鍔4と、円筒ころ5とを含むころ軸受1の有限要素モデルを生成する。ばね要素生成部36は有限要素モデル生成部35によって生成されたころ軸受の有限要素モデルのうち、内輪2の軌道面2aと、外輪3の軌道面3aと、鍔4の鍔面4aと、円筒ころ5の転動面および一方端面との間にばね要素6,7,8を付加した有限要素モデルを生成する。
シャフトやハウジングの有限要素モデル生成部37は、入力部31から入力されたシャフトやハウジングの寸法や形状などのデータに基づいて、シャフトやハウジングの有限要素モデルを生成する。有限要素モデル結合部38は、シャフトやハウジングの有限要素モデル生成部37で生成されたシャフトやハウジングの有限要素モデルと、軸受の有限要素モデル生成部35で生成された軸受の有限要素モデルとを結合する。解析部39は、有限要素モデル結合部38によって生成された有限要素モデルを用いて、ころ軸受1に対する荷重負荷時のばね要素6,7,8の変位や荷重、有限要素モデルの変形や応力、軸受の面圧や寿命等の特性値を解析する。
メモリ33は入力部31から入力された各種データを一時記憶して制御部32に出力したり、ばね要素生成部36で生成されたモデルデータを記憶したり、解析部39で解析されたデータを記憶する。出力部34は例えばプリンタやディスプレィなどを含む。
図12は、この発明の一実施形態に係るころ軸受を解析するための動作を示すフローチャートである。
オペレータは、図1に示したころ軸受1を解析するために、ころ軸受1を構成する内輪2と、外輪3と、鍔4と、円筒ころ5の設計上の各種データを入力部31から入力する。なお、種々のころ軸受のデータを予め入力部31から入力してメモリ33に記憶しておき、解析が必要な時にオペレータが所望のデータを読み出すようにしてもよい。
図12に示すステップS1において、制御部32のシャフトやハウジングの有限要素モデル生成部37は、入力された各種データに基づいてシャフトやハウジングの有限要素モデルを生成する。ステップS2において、制御部32の軸受の有限要素モデル生成部35は入力された設計上の各種データに基づいてころ軸受1の有限要素モデルを生成する。ステップS3において、ばね要素生成部36は生成された有限要素モデルのころ軸受1のうち、内輪2および外輪3の軌道面2a,3aと円筒ころ5の転動面との間にばね要素6,7に相当する第1のばね要素を付加した有限要素モデルを生成する。ステップS4において、ばね要素生成部36は生成された有限要素モデルのころ軸受1のうち、鍔4の鍔面4aと円筒ころ5の一方端面との間にばね要素8に相当する第2のばね要素を付加した有限要素モデルを生成する。
ステップS5において、有限要素モデル結合部38は、軸受の有限要素モデル生成部35で生成した軸受の有限要素モデルと、シャフトやハウジングの有限要素モデル生成部37で生成したシャフトやハウジングの有限要素モデルとを結合する。ステップS6において、解析部39は結合された軸受の有限要素モデルと、シャフトやハウジングの有限要素モデルを用いて、第1および第2のばね要素を付加したころ軸受1に対する荷重負荷時のばね要素6,7,8の変位量をパラメータとして、内輪2、外輪3および円筒ころ5の間のヘルツ接触モデルなどに基づく接触荷重を有限要素法で解析することで、シャフトなどに荷重をかけたときの、ばね要素の変位や荷重、有限要素モデルの変形や応力を解析することができる。
さらに、寿命の解析結果からころ軸受1の寿命を長期化させるための取付位置、軸受内部緒元、クリアランス等のデータを求めるようにしてもよい。さらに、ばね荷重をもとにヘルツ接触モデルなどから接触面の面圧や軸受寿命を求めることもできる。その他に、回転数、転送速度から油膜厚さを求めたり、鍔のPV値を求めたりすることもできる。PV値は、面圧Pと滑り速度Vの積として表され軸受材の使用可能な運転許容範囲を判定するために利用される。
なお、図3〜図8に示した円筒ころ軸受1a〜1f、図9に示した円錐ころ軸受20、図10に示した自動調心ころ軸受40も同様にして解析装置30によって解析することができる。
この発明は、円筒ころ軸受や円錐ころ軸受や自動調心ころ軸受の特性を解析するために利用される。
1,1a〜1f 円筒ころ軸受、2,21,41 内輪、2a,3a,22, 軌道面、3,22,42 外輪、4,9,11,13 鍔、4a,9a,11a,13a 鍔面、5 円筒ころ、6,7,8,10,12,14,16,24,25,26,44a,44b,45a,45b,46a,46b,47a,47b ばね要素、20 円錐ころ軸受、21a 内輪軌道面、22a,42a 外輪軌道面、22b 大鍔面、22c 小鍔面、23 円錐ころ、30 解析装置、31 入力部、32制御部、33 メモリ、34 出力部、35 軸受の有限要素モデル生成部、36 ばね要素生成部、37 シャフトやハウジングの有限要素モデル生成部、38 有限要素モデル結合部、39 解析部、40 自動調心ころ軸受、41a,41b 軌道溝、41c 中鍔、41d,41e 小鍔、43a,43b 球面ころ。

Claims (5)

  1. 鍔を有する軌道輪と、転動体としてのころを含むころ軸受を解析するための解析方法であって、
    前記ころ軸受の画像を生成するステップと、
    前記生成されたころ軸受の有限要素モデルの軌道輪の軌道面と、前記ころの転動面との当接部分に第1のばね要素を付加した有限要素モデルを生成するステップと、
    前記生成されたころ軸受の有限要素モデルの軌道輪の鍔の鍔面と、前記ころの軸方向端面との当接部分に第2のばね要素を付加した有限要素モデルを生成するステップと、
    前記第1および第2のばね要素を付加したころ軸受の有限要素モデルを用いて、前記ころ軸受に対する荷重負荷時の前記第1および第2のばね要素の変位量を解析パラメータとして、前記軌道輪と前記ころとの間のヘルツ理論に基づく接触荷重を解析するステップとを備える、ころ軸受の解析方法。
  2. 前記ころは、円筒ころ軸受用の円筒ころである、請求項1に記載のころ軸受の解析方法。
  3. 前記ころは、円錐ころ軸受用の円錐ころである、請求項1に記載のころ軸受の解析方法。
  4. 前記ころは、自動調心ころ軸受用の球面ころである、請求項1に記載のころ軸受の解析方法。
  5. 鍔を有する軌道輪と、ころとを含むころ軸受を解析するための解析システムであって、
    前記軌道輪および前記ころに関する設計上の各種データを入力するための入力手段と、
    前記入力手段によって入力された各種データに基づいて、前記ころ軸受の有限要素モデルを生成する有限要素モデル生成手段と、
    前記画像生成手段によって生成された有限要素モデルのころ軸受のうち、前記軌道輪の軌道面と、前記ころの転動面との当接部分に第1のばね要素を付加するとともに、前記軌道輪の鍔面と、前記ころの軸方向端面との当接部分に第2のばね要素を付加した有限要素モデルを生成するばね要素生成手段と、
    前記ばね要素生成手段によって生成された有限要素モデルを用いて、前記ころ軸受に対する荷重負荷時の前記第1および第2のばね要素の変位量を解析パラメータとして、前記軌道輪と前記ころとの間のヘルツ理論に基づく接触荷重を解析する解析手段とを備える、ころ軸受の解析システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114117847A (zh) * 2021-11-10 2022-03-01 天河超级计算淮海分中心 一种轮毂圆锥滚子轴承疲劳寿命预测方法

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