JP2015229483A - Vehicle screen and vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車室内に立設させる車両用衝立とそれを備えた車両に関する。 The present invention relates to a vehicular partition that is erected in a passenger compartment and a vehicle including the same.
従来、車室のシート間のスペースを利用して、各種の物品を収容する車両が提案されている。例えば福祉車両では、車いすなどの福祉機器を車室内に収容するタイプが知られている(下記特許文献1)。 Conventionally, a vehicle that accommodates various articles using a space between seats of a passenger compartment has been proposed. For example, in a welfare vehicle, a type in which welfare equipment such as a wheelchair is accommodated in a vehicle interior is known (Patent Document 1 below).
このような車両では、シート間のフロアだけで収容スペースを確保できない場合、例えばシートクッションをチップアップさせるなど、一部のシートを着座不能な状態にして収容スペースを確保していた。その場合、シートを全く使用できない状態で車室内に配置することになるため、車室内のシートのスペースが無駄であり、コスト増を招く。 In such a vehicle, when the accommodation space cannot be ensured only by the floor between the seats, for example, the seat cushion is tipped up, so that some seats cannot be seated and the accommodation space is secured. In that case, since the seat is disposed in the vehicle compartment in a state where the seat cannot be used at all, the seat space in the vehicle compartment is wasted, resulting in an increase in cost.
そのため、一部のシートを設けないで車室内に収容スペースを確保することが考えられるが、その場合、収容スペースに収容した物品と乗員とが接触し易くなる。
具体的には、セカンドシートの一部を設けずに物品の収容スペースを確保した場合、サードシートに着座する乗員が、例えば物品の搬入搬出時、乗降時、移動時などに、収容される物品や装置と接触する可能性があった。また加減速時に物品が乗員側に移動したり、乗員が物品側に移動したりすることでも、乗員が物品や装置と接触する可能性があった。
For this reason, it is conceivable to secure an accommodation space in the vehicle interior without providing some seats, but in that case, the articles accommodated in the accommodation space and the occupant can easily come into contact with each other.
Specifically, when an accommodation space for an article is secured without providing a part of the second seat, an article accommodated by a passenger seated on the third seat, for example, when the article is carried in / out, when getting on / off, when moving, etc. Or contact with the device. Further, there is a possibility that the occupant may come into contact with the article or the device even when the article moves to the occupant side during acceleration / deceleration or the occupant moves to the article side.
なお、乗車空間である車室と物品を収容する荷室とを仕切るための仕切壁は、例えば下記特許文献2、3等に提案されている。 In addition, the partition wall for partitioning the compartment which is boarding space, and the luggage compartment which accommodates articles | goods is proposed by the following patent documents 2, 3, etc., for example.
乗員が乗車する車室内において、収納物品や装置と乗員とが連続した空間に存在するため、収納物品や装置と乗員とが接触する可能性があった。上記特許文献2、3のように車室と荷室との仕切壁では、例えば後方の荷室から収容物品が前方に勢いよく移動する場合だけに利用する技術であるため、乗員が乗車する車室内に配置して使用するには適していなかった。 In the passenger compartment where the occupant rides, the stored article or device and the occupant are present in a continuous space, and thus the stored article or device and the occupant may come into contact with each other. As described in Patent Documents 2 and 3, the partition wall between the passenger compartment and the cargo compartment is a technique that is used only when, for example, the accommodated article moves vigorously forward from the rear cargo compartment. It was not suitable for indoor use.
そこで本発明では、車室内を仕切るのに適した車両用衝立と、この車両用衝立が配設された車両を提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a vehicle partition suitable for partitioning a vehicle interior and a vehicle provided with the vehicle partition.
上記目的を達成する本発明の車両用衝立は、車室内に立設される車両用衝立であって、衝立本体と、衝立本体の下部に設けられて車体に取付可能な下部取付部とを備え、衝立本体の上部側には、下部側よりも低い強度の衝撃吸収構造部が設けられている。
また、上記目的を達成する本発明の車両は、車両用衝立が前記車室内において物品の収容スペースと乗員用のシートとの間に立設されている。
The vehicle partition of the present invention that achieves the above object is a vehicle partition that is erected in a passenger compartment, and includes a partition main body and a lower mounting portion that is provided at a lower portion of the partition main body and can be attached to a vehicle body. The upper part of the partition main body is provided with an impact absorbing structure having lower strength than the lower part.
In the vehicle of the present invention that achieves the above object, the vehicle partition is erected between the article storage space and the occupant seat in the vehicle interior.
本発明の車両用衝立及び車両によれば、衝立本体の下部に下部取付部が設けられて車体に取付可能であるので、下部取付部により衝立本体を車室内に立設できる。この衝立本体及び下部取付部の強度を確保することで、衝立本体に負荷される荷重を支持できる。そのため、車両用衝立を介して乗員や物品を配置すれば、互いに接触したり当接したりすることを確実に防止できる。 According to the partition for a vehicle and the vehicle of the present invention, the lower mounting portion is provided at the lower portion of the partition main body and can be attached to the vehicle body. Therefore, the partition main body can be erected in the vehicle interior by the lower mounting portion. By securing the strength of the partition body and the lower mounting portion, it is possible to support the load applied to the partition body. Therefore, if an occupant or an article is arranged through the vehicle partition, it can be reliably prevented from coming into contact with or coming into contact with each other.
また車両用衝立を十分な強度で車室内に立設させていても、衝立本体の上部側に下部側よりも低い強度の衝撃吸収構造部が設けられているので、乗員や物品が当接した際に衝撃吸収構造部が容易に変形することで衝撃荷重を吸収できる。そのため、車室内を仕切るのに適した車両用衝立を提供することが可能である。 Even if the partition for the vehicle is installed with sufficient strength in the passenger compartment, the upper part of the partition main body is provided with an impact absorbing structure having a lower strength than the lower part, so that an occupant or an article is in contact with it. At this time, the shock absorbing structure can be easily deformed to absorb the shock load. Therefore, it is possible to provide a vehicle partition suitable for partitioning the vehicle interior.
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。本発明の実施形態に係る車両用衝立20は、図1に示す形態を有しており、図2に示すように乗員Pが乗車する車室11内に立設されて使用される。
[車両用衝立]
車両用衝立20は、図2に示すように、衝立本体21と、衝立本体21の下部に設けられて車体12に取付可能な下部取付部23と、を備えている。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. The
[Vehicle screen]
As shown in FIG. 2, the
[衝立本体]
衝立本体21は、図3に示すように、下部取付部23が設けられた骨格フレーム27と、骨格フレーム27に支持されて衝立本体21の表面に配置される外形材29と、を備えている。
[Screen body]
As shown in FIG. 3, the partition
骨格フレーム27は、例えば金属により形成され、フレーム外枠31と、フレーム外枠31に接合されたフレーム補助材33と、を備えている。フレーム外枠31は、図4及び図5に示すように、一対の縦枠31a及び上部横枠31bが互いに溶接により一体に連結している。一対の縦枠31aの上端に上部横枠31bが連結されて略門型に形成されており、下部側に設けられた屈曲部31cで幅が最大となっている。このフレーム外枠31は、略コ字状の断面形状が略全長にわたり連続しており、コ字状の開口部分を骨格フレーム27の内側に向けて形成されている。
The
フレーム補助材33は、この実施形態の場合、フレーム外枠31間に架け渡された桟33aと、フレーム外枠31の複数箇所に配置されたリブ33cと、図示しないボルトナット等で成り、これらがフレーム外枠31に溶接されている。桟33aの場合、両端部がそれぞれフレーム外枠31の内部に挿入された状態で、フレーム外枠31の内部に溶接されている。リブ33cやボルトナット等は、フレーム外枠31の内部に収容された状態でその内部に溶接されている。
In the case of this embodiment, the frame
[衝撃吸収構造部]
衝撃吸収構造部25は、衝撃荷重が加わった際、変形することで衝撃荷重を吸収するものである。衝撃吸収構造部25は衝立本体21の上部側に設けられており、下部側よりも低い強度となるように形成されている。衝立本体21の下部側よりも低い強度の衝撃吸収構造部25は、乗員の乗降、姿勢の保持には充分耐える強度を備えており、下部取付部23を固定して上部側に衝撃荷重を受けたとき、少なくとも下部側で倒れが生じる前に衝撃吸収構造部25が変形できる程度の強度に形成されていればよい。
[Shock absorbing structure]
The
この実施形態では、衝撃吸収構造部25は、骨格フレーム27のフレーム外枠31に設けられた第1構造部25Aと、骨格フレーム27の上部に連結された第2構造部25Bと、を備えている。
第1構造部25Aは、図4に示すように、骨格フレーム27の上部側の強度を下部側より低下させて形成されており、フレーム外枠31の一対の縦枠31aを下部側で太くし、上部側で徐々に細くなるように形成している。
In this embodiment, the shock absorbing
As shown in FIG. 4, the
第2構造部25Bは、図6に示すように、骨格フレーム27の上部に連結された支持フレーム35aと、支持フレーム35aに支持されたクッション材35bと、を備え、これらが骨格フレーム27よりも低い強度となっている。支持フレーム35aは、骨格フレーム27よりも格段に細い金属材料等からなる。クッション材35bは、例えば発泡樹脂等からなり、骨格フレーム27の上部に支持フレーム35aを埋設するように厚肉に成形されている。
As shown in FIG. 6, the
[外形材]
外形材29は、図3に示すように、骨格フレーム27よりも格段に軟質な材料により形成されている。材料としては、例えば布、皮、軟質樹脂シート、軟質又は硬質樹脂成形品等の各種の表皮材でもよく、綿、発泡材等の各種のクッション材でもよい。この実施形態の外形材29は、カバー状に形成されており、骨格フレーム27及び衝撃吸収構造部25の略全体を覆うように装着されている。これにより衝立本体21における厚み方向の両側面間は、外形材29により閉塞されており、乗員Pの手指等が貫通しない状態となっている。また骨格フレーム27が外形材29により外周が囲まれた内部に収容されている。
[Outline material]
As shown in FIG. 3, the
[下部取付部]
下部取付部23は、図3に示すように、骨格フレーム27の下端に固定されたベース部37と、ベース部37を支持する支持レール39と、ベース部37を支持レール39に位置決めして固定するロック部41と、を備えている。ベース部37は、フレーム外枠31の下端に固定されており、下向きに平面状に形成された底面37aを有している。このベース部37は、互いに直交する2方向の長さが略同等となるように略正方形に形成されている。
[Lower mounting part]
As shown in FIG. 3, the lower mounting
支持レール39は、図7及び図8に示すように、略C字状の断面が直線状に延びた形状を有し、ベース部37の底面37aが摺動可能に当接して載置される上向きのスライド面39aを有している。スライド面39aは平面状に形成されている。支持レール39には、スライド面39aに沿って突出したガイド片39bが設けられている。このガイド片39bは、図9に示すように、ベース部37の側面全周に設けられた溝状の係止部37bに摺動可能に係止されている。ベース部37が略正方形のため、衝立本体21を90度向きを変えてもベース部37が支持レール39に係止可能である。
As shown in FIGS. 7 and 8, the
この支持レール39は、図3及び図7に示すように、車両10のシートレール13に固定されている。ここではシートレール13の内部にレール固定用ブラケット43を収容し、シートレール13の頂面に支持レール39を載置し、支持レール39の長手方向両端側をレール固定用ブラケット43に締結ボルト等で固定することで、支持レール39をシートレール13に固定している。支持レール39の長手方向両端側には、図8に示すように、長手方向と交差する方向に長孔39cが設けられている。長孔39cを利用することで、レール固定用ブラケット43に締結する際、支持レール39の位置や間隔を調整することが可能となっている。
As shown in FIGS. 3 and 7, the
[ロック部]
ロック部41は、図8乃至図10に示すように、ベース部37の底面37aから下方へ出没可能となるように骨格フレーム27に装着されたロックピン45と、ロックピン45を下方へ付勢するバネ47と、ロックピン45を出没動作させるロックレバー49と、支持レール39のスライド面39aに長手方向に配列して複数設けられ、下方へ突出したロックピン45が嵌合する位置固定用孔39dと、を備えている。ロックレバー49は、全体として略コの字状に形成され、両端側がフレーム外枠31に揺動可能に支持され、回動中心から離れた位置でロックピン45と接続されている。
[Lock part]
As shown in FIGS. 8 to 10, the
このロック部41では、図10(a)(b)に示すように、ロックレバー49を開放した状態では、ロックピン45が下方へ付勢されて、支持レール39の位置固定用孔39dと嵌合していて衝立本体21が移動不能となる。ロックレバー49を付勢力に抗して上方へ揺動させると、ロックピン45が上方へ引き上げられて位置固定用孔39dとの嵌合が解除され、衝立本体21が移動可能となる。
As shown in FIGS. 10A and 10B, in the
[車両]
次に、このような車両用衝立20を車両に装着した状態について説明する。
この実施形態では、図11及び図12に示すように、乗員Pが着座するシート間、具体的には、運転席15aとサードシート15cとの間であって運転席15a後方のセカンドシート15b側方に、車椅子等の福祉機器のような物品Wを収容するための収納スペース11aが設けられている。この収納スペース11aは、車体12のドア12aの位置に設定されており、収納スペース11aの前方位置には、物品Wを車外から搬入及び搬出するための収納装置16が装着されている。
[vehicle]
Next, a state where such a
In this embodiment, as shown in FIGS. 11 and 12, between the seats on which the passenger P is seated, specifically, between the
そして上述のような車両用衝立20は、収納スペース11aと収納スペース11aの後方における乗員P用のサードシート15cとの間に車幅方向に配置されている。ここでは乗員Pが着座するサードシート15cの正面を横断するように、衝立本体21が配設されている。
The
図2に示すように、この車両10では、衝立本体21は鉛直方向に対して斜めに傾斜して配設されており、ここでは衝立本体21の下部側よりも上部側が、車両前後方向の後方に傾斜している。傾斜の程度は特に限定されないが、サードシート15cの正面を横断するように衝立本体21を配設する場合にも、後述するようにセカンドシート15bの側方に衝立本体21を車両前後方向に配設する場合にも、共通に使用できる程度に設定されている。
As shown in FIG. 2, in the
またこの車両10では、車両用衝立20が車室11内に立設された状態で、車両用衝立20の上部と車室天井11bとの間に開放空間11cが設けられている。ここでは車両用衝立20の上部は、シートクッション15dと車室天井11bとの間に配置されている。好ましくは、ベルトライン17と車室天井11bとの間に車両用衝立20の上部が配置され、或いは乗員Pが着座するセカンドシート15bやサードシート15cのシートバッグ15eの高さ相当としてもよい。
In the
さらにこの実施形態では、乗員Pの脚が収納スペース11a側に突出しないように、衝立本体21の下部側が防止板29aで覆われている。また、衝立本体21と車室フロア11dとの間には、乗員Pのつま先が挿入可能な程度の間隙が設けられている。
Furthermore, in this embodiment, the lower side of the partition
[作用効果]
以上のような車両10及び車両用衝立20によれば、衝立本体21の下部に下部取付部23が設けられて車体12に取付可能であるので、下部取付部23により衝立本体21を車室11内に立設することができる。この衝立本体21及び下部取付部23の強度を適度に確保することで、衝立本体21に負荷される荷重を支持できる。そのため、車両用衝立20を介して乗員Pや物品Wを配置すれば、互いに接触したり当接したりすることを確実に防止できる。
[Function and effect]
According to the
また車両用衝立20を十分な強度で車室11内に立設させていても、衝立本体21の上部側に下部側よりも低い強度の衝撃吸収構造部25が設けられているので、乗員Pや物品Wが当接した際に衝撃吸収構造部25が容易に変形することで、衝撃荷重を吸収できる。よって、車室11内を仕切るのに適した車両用衝立20が得られる。
Even if the
衝立本体21は、下部取付部23が設けられた骨格フレーム27と、骨格フレーム27に支持された外形材29と、を備えているので、骨格フレーム27により衝立本体21の強度を確保でき、外形材29により衝立本体21の外形形状を設定できる。よって、適度な強度を有して外形形状の自由度が大きい車両用衝立20が得られている。
Since the partition
衝立本体21における厚み方向の両側面間が、外形材29により閉塞されているので、車両用衝立20付近に配置される乗員Pや物品Wを、衝立本体21の広い側面で安定して支えることができる。さらに衝立本体21の一方側に配置された乗員Pや物品Wの一部が、衝立本体21を通して他方側に突出するようなことを外形材29により阻止できる。そのため、車両用衝立20を介して両側に配置された乗員Pや物品W同士が直接当接するようなことを防止でき、車両用衝立20の保護性能を向上することができる。
Since the space between both side surfaces in the thickness direction of the partition
骨格フレーム27は、骨格フレーム27より軟質な外形材29で囲まれた内部に収容されているので、乗員Pや物品Wが衝立本体21に当接した時の衝撃を外形材29の変形により吸収できる。
Since the
衝撃吸収構造部25が、骨格フレーム27の上部側の強度を下部側より低下させた第1構造部25Aを有しており、特に第1構造部25Aが骨格フレーム27の上部側を下部側より細く形成しているので、骨格フレーム27の上部側が下部側より変形し易い。そのため、衝立本体21に衝撃荷重を受けた時、骨格フレーム27が下部取付部23側で破損したり変形したりすることで、衝立本体21が根元側から傾倒することを防止して、上部側を変形させることができる。これにより車両用衝立20に、よりしっかりと荷重を支持しつつ衝撃吸収することが可能である。
The shock absorbing
衝撃吸収構造部25は、骨格フレーム27に連結された支持フレーム35aと支持フレーム35aに支持されたクッション材35bとを有する第2構造部25Bを備えているので、衝撃荷重が負荷された時、厚肉のクッション材35bが変形するとともに、支持フレーム35aが変形することで、衝撃荷重が吸収される。そのため、衝撃荷重を大きく吸収でき、特に乗員Pの保護性能を向上できる。
Since the shock absorbing
骨格フレーム27は、断面略コ字状を有する一対の縦枠及び上部横枠が、開口を内側に向けて連続したフレーム外枠31と、フレーム外枠31に接合されたフレーム補助材33と、を備え、フレーム補助材33がフレーム外枠31の内部で溶接されている。これにより、車両用衝立20に衝撃荷重等が負荷されて変形した際、フレーム外枠31やフレーム補助材33の端部が、衝立本体21から外向きに突出することを防止できる。さらにフレーム補助材33がフレーム外枠31に配置されているため、フレーム補助材33が外部に飛散することも防止できる。
The
下部取付部23は、骨格フレーム27の下端に固定されたベース部37と、ベース部37を支持する支持レール39と、ベース部37を支持レール39に位置決めして固定するロック部41と、を備えているので、衝立本体21を支持レール39に沿って移動させて固定することができる。よって、車室11内の適切な位置に衝立本体21を容易に配設することができる。
The lower mounting
ベース部37は下向きの底面37aを有し、支持レール39は、ベース部37の底面37aが摺動可能に当接して載置される上向きのスライド面39aを有しているので、衝立本体21を支持レール39に沿って移動させることが容易であり、より適切な位置に衝立本体21を配設することができる。
The
支持レール39には、スライド面39aに沿って突出したガイド片39bが設けられ、ベース部37には、ガイド片39bと摺動可能に係止する係止部37bが設けられている。そのため、支持レール39にベース部37が支持された状態では、ベース部37がスライド面39aとガイド片39bとで上下から支えられ、支持レール39から抜けない。これにより衝立本体21をより容易に支持レール39に沿って移動させることができる。
The
本実施形態の車両用衝立20を車室に立設した車両10では、車両用衝立20が鉛直方向に対して斜めに傾斜して配置されているので、衝立本体21の上部側の位置と下部側の位置とを水平方向に適度にずらすことができる。そのため着座した乗員Pの足元付近の下部空間と上部空間とに知覚差が生じ、この知覚差を利用して居住性を向上することができる。
In the
特に衝立本体21は、乗員Pが着座するシート15の正面を横断するように配設されているので、シート15に着座した乗員Pが視認する衝立本体21の位置が、足元付近の衝立本体21の位置より近いため、足元付近の窮屈感を緩和でき、狭い車室11内の空間を有効に利用することができる。
In particular, since the partition
衝立本体21と車室フロア11dとの間には、乗員Pのつま先が挿入可能な間隙が設けられているので、足元の窮屈感をより緩和することができる。
Since a gap into which the toes of the occupant P can be inserted is provided between the partition
車両用衝立20が車室11内に立設された状態で、車両用衝立20の上部と車室天井11bとの間に開放空間11cが設けられているので、車室11内を仕切っても、開放空間11cにより車室11内の空間を連続した状態で保つことができる。
Since the
そのため、車両10用シート15に着座した乗員Pが受ける圧迫感を低減したり景観を向上したりでき、車室11の居住性を確保できる。また、開放空間11cを通して各種のものを移動させることも可能である。例えば、開放空間11cを緊急時の乗員Pの救出用空間として利用することもできる。その結果、連続した車室11としての機能を確保しつつ、車室11内を仕切ることができる。
Therefore, the feeling of pressure received by the occupant P seated on the
支持レール39は、シートレール13に固定されているので、車体12の構造を変更することなく車両用衝立20を配設することができる。
Since the
ロック部41は、ベース部37の底面37aから下方へ出没可能なロックピン45と、ロックピン45を出没動作させるロックレバー49と、支持レール39のスライド面39aに長手方向に配列して複数設けられ、ロックピン45を嵌合可能な位置固定用孔39dと、を備えている。そのため、ロックレバー49により、ベース部37と支持レール39との位置決め状態を容易に解除でき、衝立本体21をより容易に支持レール39に沿って移動させることができる。
A plurality of the
本発明の実施形態は、上述した態様又は図面に示したものに限られることなく、本発明の範囲内において適宜変更されるものも含まれる。
例えば車両用衝立20の上端が車室天井11bと離間して配置されることで、開放空間11cが設けられていたが、例えば骨格フレーム27等が車室天井11bまで配設された状態で、衝立本体21に大きな開口部を設けることで、開放空間11cを形成することも可能である。
また上記では、衝立本体21の各部が平面状に形成されていたが、衝立本体21の形状は特に限定されるものではなく、各部が曲面状であってもよい。
Embodiments of the present invention are not limited to those described in the above-described aspects or drawings, but also include those appropriately modified within the scope of the present invention.
For example, the upper end of the
Moreover, although each part of the partition
以下、変形例について説明する。これらの変形例では実施形態と同様の構成により、同様の作用効果を得ることができる。
[第1変形例]
図13及び図14は、下部取付部23において長尺のベース部37をシートレール13に直接固定することで、シートレール13を支持レールとした変形例を示している。その他は上記実施形態と同様である。
ここではシートレール13の内部にレール固定用ブラケット43を収容し、シートレール13の頂面に直接ベース部37を載置し、シートレール13に沿ってベース部37の位置を調整した状態で、ベース部37の長手方向両端側をレール固定用ブラケット43に締結ボルト等で固定している。
Hereinafter, modified examples will be described. In these modified examples, the same effect can be obtained by the same configuration as that of the embodiment.
[First Modification]
13 and 14 show a modification in which the
Here, the
この例では、シートレール13を支持レール39として利用しているので、車体12の構造を大きく変更することなく、衝立本体21を位置決めして取り付けることができ、車両用衝立20を容易に配設することができる。
In this example, since the
[第2変形例]
図15は、下部取付部23において、支持レール39を車室フロア11dに直接取り付けた変形例を示している。その他は上記実施形態と同様である。ここでは、車室フロア11dに固定されたフロア用ブラケット44に、上述のような支持レール39が固定されている。この例では、車室フロア11dの任意の位置に車両用衝立を配設することができる。
[Second Modification]
FIG. 15 shows a modification in which the
[第3変形例]
図16は、実施形態と同様の車両用衝立20を、別の車両10に装着した変形例を示している。この車両10では、セカンドシート15bより後方全体がラゲージスペース11eとなっており、ラゲージスペース11eと収納スペース11aとの間に車幅方向に沿って車両用衝立20が配設されている。このような車両10であっても、車両用衝立20を容易に配設することが可能である。
[Third Modification]
FIG. 16 shows a modification in which a
[第4変形例]
図17は、実施形態と同様の車両用衝立を車両前後方向に装着した変形例を示している。この例では、2つの車両用衝立20が装着されており、運転席の後方に収納スペース11aが設けられ、収納スペース11aの側方にはセカンドシート15bが配設され、収納スペース11aの後方にはサードシート15cが設けられている。そして、一方の車両用衝立20が、収納スペース11aとセカンドシート15bとの間に車両前後方向に配設され、他方の車両用衝立20が、収納スペース11aとサードシート15cとの間に車幅方向に配設されている。
[Fourth Modification]
FIG. 17 shows a modification in which vehicle partitions similar to those in the embodiment are mounted in the vehicle front-rear direction. In this example, two
ここでは、車両前後方向に配設された一方の車両用衝立20が、1本のシートレール上に固定された1本の支持レール39に支持されている。他方の車両用衝立20の一方のベース部37も、同じ支持レール39に支持されていてもよい。このような向きにも車両用衝立20を容易に配設することができる。
Here, one
[第5変形例]
図18は、車室内装品50を装着した車両用衝立20が配設された変形例を示す。その他は実施形態と同様である。
車両用衝立20には各種の車室内装品50を装着することが可能である。車室内装品50は特に限定されず、折畳みテーブル、カップホルダ、エアバッグ等、車室11内に装着される各種の物品Wであってもよい。
ここでは下部取付部23の支持レール39上でベース部37の位置調整を行うことで、車両用衝立20をサードシート15c近傍に配置している。そのため、車室内装品50の使い勝手を向上することができる。
[Fifth Modification]
FIG. 18 shows a modification in which the
Various vehicle
Here, by adjusting the position of the
P 乗員
W 物品
10 車両
11 車室
11a 収納スペース
11b 車室天井
11c 開放空間
11d 車室フロア
11e ラゲージスペース
12 車体
12a ドア
13 シートレール
15 シート
15a 運転席
15b セカンドシート
15c サードシート
15d シートクッション
16 収納装置
17 ベルトライン
20 車両用衝立
21 衝立本体
23 下部取付部
25 衝撃吸収構造部
25A 第1構造部
25B 第2構造部
27 骨格フレーム
29 外形材
29a 防止板
31 フレーム外枠
31a 縦枠
31b 上部横枠
31c 屈曲部
33 フレーム補助材
33a 桟
33c リブ
35a 支持フレーム
35b クッション材
37 ベース部
37a 底面
37b 係止部
39 支持レール
39a スライド面
39b ガイド片
39c 長孔
39d 位置固定用孔
41 ロック部
43 レール固定用ブラケット
44 フロア用ブラケット
45 ロックピン
47 バネ
49 ロックレバー
50 車室内装品
P
Claims (8)
衝立本体と、該衝立本体の下部に設けられて車体に取付可能な下部取付部と、を備え、
上記衝立本体の上部側には、下部側よりも低い強度の衝撃吸収構造部が設けられている、車両用衝立。 A partition for a vehicle installed in a passenger compartment,
A partition body, and a lower mounting portion provided at a lower portion of the partition body and attachable to the vehicle body,
A partition for a vehicle, in which an upper part of the partition main body is provided with an impact absorbing structure having lower strength than the lower part.
The vehicle according to claim 7, wherein the partition body is disposed obliquely with respect to a vertical direction.
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014118229A JP2015229483A (en) | 2014-06-07 | 2014-06-07 | Vehicle screen and vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014118229A JP2015229483A (en) | 2014-06-07 | 2014-06-07 | Vehicle screen and vehicle |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2015229483A true JP2015229483A (en) | 2015-12-21 |
Family
ID=54886493
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2014118229A Pending JP2015229483A (en) | 2014-06-07 | 2014-06-07 | Vehicle screen and vehicle |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2015229483A (en) |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2014
- 2014-06-07 JP JP2014118229A patent/JP2015229483A/en active Pending
Patent Citations (5)
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