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JP2015228160A - 記憶媒体装置及びアプリケーション実行方法 - Google Patents

記憶媒体装置及びアプリケーション実行方法 Download PDF

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JP2015228160A JP2014113944A JP2014113944A JP2015228160A JP 2015228160 A JP2015228160 A JP 2015228160A JP 2014113944 A JP2014113944 A JP 2014113944A JP 2014113944 A JP2014113944 A JP 2014113944A JP 2015228160 A JP2015228160 A JP 2015228160A
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Abstract

【課題】記憶媒体装置において複数のアプリケーションを機能させるにあたり、記憶媒体装置が備える記憶媒体の記憶容量の効率的な使用を図る。【解決手段】1つの共通アプリケーションのもとで機能する複数のアプリケーションごとのアプリケーションデータを同じ1つのデータ格納位置に格納するように記憶し、複数のアプリケーションのうちから選択されたアプリケーションを示すアプリケーション選択情報を記憶する記憶媒体と、外部通信装置と通信を行う通信部と、外部通信装置により選択されたアプリケーションが示されるように、アプリケーション選択情報を更新するアプリケーション切替制御部と、アプリケーション選択情報が示すアプリケーションに対応するアプリケーションデータを利用して処理を実行するアプリケーション実行部とを備えて記憶媒体装置を構成する。【選択図】図6

Description

本発明は、記憶媒体装置及びアプリケーション実行方法に関する。
IC(Integrated Circuit)カードには複数のアプリケーションを実装することができる。このように1つのICカードに複数のアプリケーションを実装したうえで、アプリケーションを切り替えて実行させることで、1つのICカードに複数の異なる機能を与えることができる。
ICカードのファイル構造は、MF(Master File)の階層下に、DF(Dedicated File:専用ファイル)とEF(Elementary File:基礎ファイル)との2種類のファイルを配置した構造である。DFは、EF、DFを格納するファイルであり、EFは、各種のデータが格納されるファイルである。
ICカードに複数のアプリケーションが実装される場合、複数のアプリケーションのそれぞれに対応して各1つのDFが作成される。そして、各アプリケーションが利用するデータ(アプリケーションデータ)は、対応のDFに格納されるようにして管理される(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−122579号公報
上記のようにICカードに複数のアプリケーションが実装される場合において、例えば複数のアプリケーションが、機能にいつくかの相違がある以外は、同等の機能を多く有しているような場合がある。
アプリケーションの機能は対応のプログラム(アプリケーションプログラム)によって実現される。上記のようにICカードに複数のアプリケーションが実装されるのに応じて、ICカードには、複数のアプリケーションごとに対応する複数のアプリケーションプログラムがICカードに記憶される。ICカードに記憶された各アプリケーションプログラムは、対応のアプリケーションが選択されるのに応じて、選択されたアプリケーションに対応のDFに格納されるアプリケーションデータとしての各種ファイルを処理する。このようにして、アプリケーションごとに対応する機能がICカードで実現される。
上記したことによれば、ICカードに実装された複数のアプリケーションの間で共通の機能を含むような場合であっても、ICカードにはアプリケーションごとに個別に対応するアプリケーションプログラムが記憶されることになる。この場合、アプリケーションプログラム間で共通となる機能に対応するプログラム部分については、各アプリケーションプログラムで同じ内容が重複してICカードに記憶されていることになり、ICカードの記憶容量の効率的な使用の妨げになっていると捉えられる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、記憶媒体装置において複数のアプリケーションを機能させるにあたり、記憶媒体装置が備える記憶媒体の記憶容量を効率的に使用できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、1つの共通アプリケーションのもとで機能する複数のアプリケーションごとのアプリケーションデータを同じ1つのデータ格納位置に格納するように記憶し、前記複数のアプリケーションのうちから選択されたアプリケーションを示すアプリケーション選択情報を記憶する記憶媒体と、外部通信装置と通信を行う通信部と、前記外部通信装置により選択されたアプリケーションが示されるように、前記アプリケーション選択情報を更新するアプリケーション切替制御部と、前記アプリケーション選択情報が示すアプリケーションに対応するアプリケーションデータを利用して処理を実行するアプリケーション実行部とを備える記憶媒体装置である。
また、本発明の一態様は、上記の記憶媒体装置であり、前記アプリケーション切替制御部は、前記外部通信装置との認証処理が成立した鍵を含むアプリケーションデータに対応するアプリケーションが示されるように、前記アプリケーション選択情報を更新してもよい。
また、本発明の一態様は、上記の記憶媒体装置であり、前記記憶媒体は、前記1つのデータ格納位置に、前記複数のアプリケーションの間で共有されるデータを格納した共有ファイルを格納するように記憶してもよい。
また、本発明の一態様は、上記の記憶媒体装置であり、前記アプリケーション選択情報は、前記1つのデータ格納位置としてのファイルを管理するファイル管理情報に格納されてもよい。
また、本発明の一態様は、上記の記憶媒体装置であり、前記アプリケーション選択情報は、前記1つのデータ格納位置に格納される1つのファイルであってもよい。
本発明の一態様は、1つの共通アプリケーションのもとで機能する複数のアプリケーションごとのアプリケーションデータを同じ1つのデータ格納位置に格納するように記憶し、前記複数のアプリケーションのうちから選択されたアプリケーションを示すアプリケーション選択情報を記憶する記憶媒体を備える記憶媒体装置におけるアプリケーション実行方法であって、通信部が外部通信装置と通信を行うステップと、アプリケーション切替制御部が、前記外部通信装置により選択されたアプリケーションが示されるように、前記アプリケーション選択情報を更新するステップと、アプリケーション実行部が、前記共通アプリケーションプログラムのもとで、前記アプリケーション選択情報が示すアプリケーションに対応するアプリケーションデータを利用して処理を実行するステップとを含むアプリケーション実行方法である。
以上説明したように、本発明によれば、記憶媒体装置において複数のアプリケーションを機能させるにあたり、記憶媒体装置が備える記憶媒体の記憶容量を効率的に使用できるようになるという効果が得られる。
ICカードに複数のアプリケーションを実装した場合における、ICカードの記憶媒体におけるデータ構造の一般的な例を示す図である。 図1に示したデータ構造に対応する記憶媒体のファイル構造例を示す図である。 第1実施形態における記憶媒体のデータ構造例を示す図である。 第1実施形態における記憶媒体のファイル構造例を示す図である。 第1実施形態におけるICカードの構成例を示す図である。 第1実施形態におけるICカードとリーダライタとが実行する処理手順例を示す図である。 第2実施形態における記憶媒体のファイル構造例を示す図である。 第3実施形態における記憶媒体のファイル構造例を示す図である。 第4実施形態における記憶媒体のデータ構造例を示す図である。 第4実施形態における記憶媒体のファイル構造例を示す図である。
<ICカードの記憶媒体の記憶態様例>
本実施形態のIC(Integrated Circuit)カード(記憶媒体装置の一例)は、内部に不揮発性(非一過性)の記憶媒体を備える。ICカードには使用用途に応じたアプリケーションが実装されている。アプリケーションの実装は、アプリケーションとしての機能を実現するためのプログラム(アプリケーションプログラム)と、アプリケーションが利用するデータ(アプリケーションデータ)を記憶媒体に記憶させることによって実現される。
そして、ICカードに複数のアプリケーションを実装するにあたっては、複数のアプリケーションのそれぞれに対応する複数のアプリケーションプログラムと、複数のアプリケーションデータとがICカード内の記憶媒体に記憶される。
図1は、ICカードに複数のアプリケーションを実装した場合における、ICカードの記憶媒体におけるデータ構造の一般的な例を示している。
なお、同図の説明にあたっては、2つのアプリケーションをICカードに実装する場合を例に挙げる。2つのアプリケーションは、第1ポイントサービスに対応する第1ポイントサービスアプリケーションと、第2ポイントサービスに対応する第2ポイントサービスアプリケーションである。ポイントサービスは、例えば提携の店舗などで商品やサービスを購入するのに応じてポイントが付与され、また、累積されたポイントを料金の支払いや景品との交換に使用できるといったサービスをユーザに提供するものである。
そのうえで、第1ポイントサービスと第2ポイントサービスとは、例えばそれぞれ異なる運用者が運営するポイントサービスである。従って、第1ポイントサービスアプリケーションと第2ポイントサービスアプリケーションとが実装されたICカードを所有するユーザは、1枚で2つの異なるポイントサービスを利用することができる。
同図に示すように、ICカードの記憶媒体103においては、プログラム領域131とアプリケーションデータ領域132とが形成される。プログラム領域131は、アプリケーションプログラムのデータが格納される領域である。アプリケーションデータ領域132は、プログラム領域131に格納されたアプリケーションプログラムに対応するアプリケーションデータが格納される領域である。
プログラム領域131には、第1ポイントサービスアプリケーションプログラムPRG1と第2ポイントサービスアプリケーションプログラムPRG2とが格納される。
第1ポイントサービスアプリケーションプログラムPRG1は、第1ポイントサービスに対応するアプリケーション(第1ポイントサービスアプリケーション)としての機能の実現のためにICカードのCPU(Central Processing Unit)が実行するプログラムである。
第2ポイントサービスアプリケーションプログラムPRG2は、第2ポイントサービスに対応するアプリケーション(第2ポイントサービスアプリケーション)としての機能の実現のためにICカードのCPUが実行するプログラムである。
また、アプリケーションデータ領域132には、第1ポイントサービスアプリケーションデータAPD1と第2ポイントサービスアプリケーションデータAPD2とが格納される。
第1ポイントサービスアプリケーションデータAPD1は、第1ポイントサービスアプリケーションのもとで利用されるアプリケーションデータである。第2ポイントサービスアプリケーションデータAPD2は、第2ポイントサービスアプリケーションのもとで利用されるアプリケーションデータである。
つまり、第1ポイントサービスアプリケーションデータAPD1は、第1ポイントサービスアプリケーションプログラムPRG1の実行により第1ポイントサービスアプリケーションが動作する状態のもとでCPUが利用するデータである。
また、第2ポイントサービスアプリケーションデータAPD2は、第2ポイントサービスアプリケーションプログラムPRG2の実行により第2ポイントサービスアプリケーションが動作する状態のもとでCPUが利用するデータである。
このように、同図に示す記憶媒体103においては、第1ポイントサービスアプリケーションプログラムPRG1と第1ポイントサービスアプリケーションデータAPD1とが対応付けられるように記憶される。同様に、記憶媒体103においては、第2ポイントサービスアプリケーションプログラムPRG2と第2ポイントサービスアプリケーションデータAPD2とが対応付けられるように記憶される。
図2は、図1に示したデータ構造に含まれる第1ポイントサービスアプリケーションデータAPD1と第2ポイントサービスアプリケーションデータAPD2に対応する記憶媒体103のファイル構造例を示している。
ICカードにおけるファイル構造は、MF(Master File)の階層下に、DF(Dedicated File:専用ファイル)とEF(Elementary File:基礎ファイル)とを配置した構造である。
DF(データ格納位置の一例)は、下位のEFやDFをグループ化するためのファイルである。DFにはファイル識別子が割り当てられる。DFに割り当てられるファイル識別子は、ファイル構造内で一意となるように定められる。DFのファイル識別子は、アプリケーションを識別する識別子としても機能し、ファイル構造内において一意であるべきことが規定されている。
EFは、データを格納するファイルである。EFにもファイル識別子が割り当てられる。EFに割り当てられるファイル識別子は、DF内で一意となるように定められる。
EFは、IEF(Internal Elementary File:内部基礎ファイル)とWEF(作業基礎ファイル)との2つの種別に分けられる。
IEFは、セキュリティのためのキーデータが格納されるファイルである。IEFは、セキュリティ上、ICカード100から外部への出力が不可のファイルであり、ICカード100の内部においてのみ使用される。
WEFは、ICカード100から外部への出力が可能なファイルである。WEFは、例えば、ユーザに付与されたポイントに関する情報などの一般的なデータを格納する。
同図の例では、MFの直下にDF1、DF2が置かれた態様が示されている。DF1は、第1ポイントサービスアプリケーションデータAPD1としてのファイルを格納する。DF2は、第1ポイントサービスアプリケーションデータAPD1としてのファイルを格納する。
同図において、DF1は、第1ポイントサービスアプリケーションデータAPD1のファイルとして、WEF1とIEF1とを格納している。
また、DF2は、第2ポイントサービスアプリケーションデータAPD2のファイルとして、WEF2とIEF2とを格納している。
ここで、DF1にはファイル識別子(FID)として0001が割り当てられている。0001のファイル識別子は、第1ポイントサービスアプリケーションを一意に示すアプリケーション識別子としても機能する。
第1ポイントサービスアプリケーションプログラムは、自己に対応するアプリケーション識別子である0001が割り当てられたDF1を選択し、選択したDF1内のEF(WEF1、IEF1)を利用して処理を実行する。
また、DF2にはファイル識別子(FID)として0002が割り当てられている。0002ファイル識別子は、第2ポイントサービスアプリケーションを一意に示すアプリケーション識別子としても機能する。
第2ポイントサービスアプリケーションプログラムは、自己に対応するアプリケーション識別子である0002が割り当てられたDF2を選択し、選択したDF2内のEF(WEF2、IEF2)を利用して処理を実行する。
図1及び図2から理解されるように、ICカードに複数のアプリケーションを実装するには、複数のアプリケーションごとに対応する複数のアプリケーションプログラムと複数のアプリケーションデータとを記憶媒体103に記憶させる。そのうえで、アプリケーションプログラムのそれぞれは、自己のアプリケーション識別子に該当するファイル識別子が付与されたDFを選択し、選択したDFに格納されるファイルを処理する。このようにして、ICカードにおいて複数のアプリケーションを選択的に動作させることが可能となる。
ここで、第1ポイントサービスアプリケーションと第2ポイントサービスアプリケーションとについて、共通の仕様のもとで、それぞれのポイントに関する制御を行うように構成する場合を例に挙げる。
このような場合には、例えば第1ポイントサービスアプリケーションと第2ポイントサービスアプリケーションとのそれぞれに対応するアプリケーションプログラムについては、多くの部分で共通な内容を有する。
このように複数のアプリケーションプログラム間で共通のプログラム内容を有するということは、ICカードにおいて、内容が重複する複数のデータが記憶されているということである。このような状態は、ICカードにおける記憶媒体に記憶されるデータ量を増加させており、記憶媒体の記憶容量の効率的な使用を妨げていると捉えることができる。このような観点からすれば、アプリケーションプログラムの内容が重複するデータをアプリケーション間で共有することで、ICカードの記憶媒体の記憶容量を効率よく使用できるようにすることが好ましい。
<第1実施形態>
[記憶媒体の記憶態様例]
そこで、本実施形態は、ICカード(記憶媒体装置の一例)について以下に説明するように構成することで、記憶媒体103の記憶容量が効率的に使用されるようにする。
図3は、本実施形態におけるICカードに複数のアプリケーションを実装した場合における、記憶媒体103のデータ構造例を示している。同図において、図1と同一部分には同一符号を付している。また、同図は、図1の場合と同様に、ICカードに第1ポイントサービスアプリケーションと第2ポイントサービスアプリケーションとを実装する場合の例を示している。
同図に示す記憶媒体103は、図1と同様に、プログラム領域131とアプリケーションデータ領域132とが形成されている。そのうえで、本実施形態においては、プログラム領域131において共通アプリケーションプログラムPRGが格納される。
共通アプリケーションプログラムPRGは、第1ポイントサービスアプリケーションとしての動作と、第1ポイントサービスアプリケーションとしての動作とのいずれかを選択的に実現することのできる共通アプリケーションのプログラムである。
従って、共通アプリケーションプログラムPRGは、第1ポイントサービスアプリケーションとしての動作を実現するためのプログラム内容と、第2ポイントサービスアプリケーションとしての動作を実現するためのプログラム内容とを含んで構成される。
そのうえで、共通アプリケーションプログラムPRGは、第1ポイントサービスアプリケーションと第2ポイントサービスアプリケーションとで重複するプログラム内容の部分については、共通化した構造を有している。
具体的に、共通アプリケーションプログラムPRGは、共通プログラム部pt10、第1差分プログラム部pt11、第2差分プログラム部pt12を含む。
共通プログラム部pt10は、共通アプリケーションプログラムPRGにおいて、第1ポイントサービスアプリケーションと第2ポイントサービスアプリケーションとで重複するプログラム内容の部分である。
第1差分プログラム部pt11は、共通プログラム部pt10以外で、第1ポイントサービスアプリケーションに対応するプログラム内容の部分である。
第2差分プログラム部pt12は、共通プログラム部pt10以外で、第2ポイントサービスアプリケーションに対応するプログラム内容の部分である。
また、アプリケーションデータ領域132には、共通アプリケーションプログラムPRGに対応する共通アプリケーションデータCAPDが設けられる。
そのうえで、共通アプリケーションデータCAPDにおいては、第1ポイントサービスアプリケーションデータAPD1と第2ポイントサービスアプリケーションデータAPD2とが設けられる。
第1ポイントサービスアプリケーションデータAPD1は、第1ポイントサービスアプリケーションが利用するデータである。第2ポイントサービスアプリケーションデータAPD2は、第2ポイントサービスアプリケーションが利用するデータである。
第1ポイントサービスアプリケーションが選択されているとき、共通アプリケーションプログラムPRGにおける共通プログラム部pt10と第1差分プログラム部pt11が実行される。そして、共通プログラム部pt10と第1差分プログラム部pt11が実行される状態のもとで、第1ポイントサービスアプリケーションデータAPD1が適宜処理される。これにより、第1ポイントサービスアプリケーションの動作が実現される。
また、第2ポイントサービスアプリケーションが選択されているとき、共通アプリケーションプログラムPRGにおける共通プログラム部pt10と第2差分プログラム部pt12が実行される。そして、共通プログラム部pt10と第2差分プログラム部pt12が実行される状態のもとで、第2ポイントサービスアプリケーションデータAPD2が適宜処理される。これにより、第2ポイントサービスアプリケーションの動作が実現される。
図4は、図3のデータ構造に対応する記憶媒体103のファイル構造の例を示している。
同図に示す例では、MFの直下にDF1が配置されている。この場合のDF1は、共通アプリケーションデータCAPDに属するファイルを格納する。
つまり、DF1の直下には、第1ポイントサービスアプリケーションデータAPD1に属するファイルであるWEF1、IEF1と、第2ポイントサービスアプリケーションデータAPD2に属するファイルであるWEF2、IEF2とが置かれる。
本実施形態において、DF1のファイル識別子(FID)である0001は、共通アプリケーションプログラムPRGに対応する共通アプリケーションを識別するアプリケーション識別子でもある。共通アプリケーションプログラムPRGの実行によりICカード上で動作する共通アプリケーションは、DF1に格納されるファイルを対象として読み出しを行う。
また、本実施形態においては、DF1に対応するディレクトリ情報DIRにアプリケーション選択情報IAPが含められる。
ディレクトリ情報は、ファイル(DFまたはEF)ごとに設けられ、対応のファイルを管理するファイル管理情報の1つである。ディレクトリ情報には対応のファイルについての所定の属性などを示す情報が格納される。ディレクトリ情報とディレクトリ情報が示すファイルとは、ファイルに割り当てられたファイル識別子(FID)により関連付けられる。即ち、ディレクトリ情報は、対応のファイルを、ファイル識別子(FID)により指定する。
アプリケーション選択情報IAPは、第1ポイントサービスアプリケーションと第2ポイントサービスアプリケーションとの2つのアプリケーションのうちから選択されたアプリケーションを示す情報である。
本実施形態において、アプリケーション選択情報IAPは、ICカードと通信を実行する外部通信装置であるリーダライタによるアプリケーションの選択に応じて更新が行われる。
即ち、リーダライタにより第1ポイントサービスアプリケーションが選択されたのであれば、アプリケーション選択情報IAPは、第1ポイントサービスアプリケーションを示すように更新される。一方、リーダライタにより第2ポイントサービスアプリケーションが選択されたのであれば、アプリケーション選択情報IAPは、第2ポイントサービスアプリケーションを示すように更新される。
共通アプリケーションプログラムPRGの実行により動作する共通アプリケーションは、共通アプリケーションデータCAPDからファイルを読み出すにあたり、アプリケーション選択情報を参照する。
参照したアプリケーション選択情報が第1ポイントサービスアプリケーションを示していれば、共通アプリケーションは、共通プログラム部pt10と第1差分プログラム部pt11とによるプログラムに従って、以下の処理を実行する。つまり、共通アプリケーションは、DF1の階層下における第1ポイントサービスアプリケーションデータAPD1に属するファイル(WEF1、IEF1)のうちから必要なファイルを読み出し、読み出したファイルの処理を実行する。この場合、ICカードにおいては、第1ポイントサービスアプリケーションとしての機能が得られる。
一方、参照したアプリケーション選択情報が第2ポイントサービスアプリケーションを示していれば、共通アプリケーションは、共通プログラム部pt10と第2差分プログラム部pt12とによるプログラムに従って、以下の処理を実行する。つまり、共通アプリケーションは、DF1の階層下における第2ポイントサービスアプリケーションデータAPD2に属するファイル(WEF2、IEF2)のうちから必要なファイルを読み出し、読み出したファイルの処理を実行する。この場合、ICカードにおいては、第2ポイントサービスアプリケーションとしての機能が得られる。
なお、一具体例として、WEF1は、第1ポイントサービスのもとで付与される累積ポイントを示すデータが格納されるファイルであってもよい。また、IEF1は、リーダライタ200が第1ポイントサービスを利用可能なユーザに対応するものであるか否かの認証処理を実行する際に使用する鍵を格納するファイルであってもよい。
同様に、WEF2は、第2ポイントサービスのもとで付与される累積ポイントを示すデータが格納されるファイルであってもよい。また、IEF2は、リーダライタ200が第2ポイントサービスを利用可能なユーザに対応するものであるか否かの認証処理を実行する際に使用する鍵を格納するファイルであってもよい。
上記のようにして、本実施形態のICカードは、1つの共通アプリケーションプログラムPRGにより、第1ポイントサービスアプリケーションと第2ポイントサービスアプリケーションとの2つのアプリケーションをICカード上で切り替えて動作させることができる。
なお、同図においては、第1ポイントサービスアプリケーションと第2ポイントサービスアプリケーションとのそれぞれに対応して、各1つのWEFとIEFとが格納される例を示しているが、アプリケーションごとに対応して格納されるファイルの数については特に限定されない。
これまでの説明から理解されるように、本実施形態においては、2つの第1ポイントサービスアプリケーションと第2ポイントサービスアプリケーションとに対して、1つの共通アプリケーションが適用される。共通アプリケーションは、例えば0001のファイル識別子(FID)に該当するアプリケーション識別子が割り当てられることで、0001のファイル識別子(FID)により示されるDF1に格納されたファイルを共通アプリケーションデータCAPDとして利用する。
そのうえで、共通アプリケーションデータCAPDは、第1ポイントサービスアプリケーションデータAPD1に属するファイルと、第2ポイントサービスアプリケーションデータAPD2に属するファイルとを格納する構造を有する。
また、DF1に対応してアプリケーション選択情報が設けられる。アプリケーション選択情報により、第1ポイントサービスアプリケーションと第2ポイントサービスアプリケーションとのいずれが選択されるべきかが示される。そこで、共通アプリケーションは、DF1の階層下にあるファイルのうちから、アプリケーション選択情報が示すアプリケーションのアプリケーションデータに属するファイルを指定して読み出すことができる。
このようにして、本実施形態におけるICカードは、1つの共通アプリケーションプログラムPRGにより、第1ポイントサービスアプリケーションと第2ポイントサービスアプリケーションとで機能を切り替えることが可能とされている。
ここで、共通アプリケーションプログラムPRGは、第1ポイントサービスアプリケーションと第2ポイントサービスアプリケーションとのそれぞれに対応するプログラムを単に組み合わせているのではない。つまり、前述のように、共通アプリケーションプログラムPRGは、第1ポイントサービスアプリケーションと第2ポイントサービスアプリケーションとで共通となるプログラム内容については、共通プログラム部pt10として共通化されている。
これにより、第1ポイントサービスアプリケーションと第2ポイントサービスアプリケーションとの両者の機能を切り替え可能としながらも、プログラム領域131に格納すべきプログラムのデータサイズを図1の場合よりも小さくすることができる。これにより、記憶媒体103において使用する容量を節約して、記憶媒体103の記憶容量を効率的に使用することが可能になる。
[ICカードの構成例]
続いて、図5を参照して、本実施形態のICカードの構成例について説明する。なお、同図においては、ICカード100と通信を行う外部通信装置であるリーダライタ200が友に示されている。
同図に示すICカード100は、通信部101、制御部102及び記憶媒体103を備える。
通信部101は、リーダライタ200などの外部通信装置と通信を行う。通信部101によるリーダライタ200との通信は接触式であってもよいし非接触式であってもよい。
制御部102は、ICカード100における各種制御を実行する。制御部102の機能は、例えば制御部102において備えられるCPU(Central Processing Unit)が、記憶媒体103に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
本実施形態の制御部102は、共通アプリケーションプログラムPRGを実行することにより動作する共通アプリケーションに対応する機能部として、アプリケーション切替制御部121とアプリケーション実行部122とを備える。
アプリケーション切替制御部121は、リーダライタ200により選択されたアプリケーションが示されるように、アプリケーション選択情報IAP(図4)を更新する。
アプリケーション実行部122は、アプリケーション選択情報が示すアプリケーションに対応するアプリケーションデータを利用して処理を実行する。
記憶媒体103は、制御部102が利用する各種の情報を記憶する。記憶媒体103は、アプリケーションプログラムとアプリケーションデータについては、図3と図4に示したデータ構造とファイル構造とにより記憶する。なお、記憶媒体103は、図3と図4に示した以外のプログラム、データ、ファイルを記憶してよい。例えば、記憶媒体103は、プログラムとして、アプリケーションプログラムを処理するOS(Operating System)のデータも記憶している。
記憶媒体103には、例えばROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリなどをはじめとする不揮発性のメモリを適用できる。
[処理手順例]
図6のフローチャートを参照して、本実施形態におけるICカード100とリーダライタ200とが実行する処理手順例について説明する。
先ず、リーダライタ200が実行する処理手順例から説明する。この場合のリーダライタ200は、第1ポイントサービスアプリケーションと第2ポイントサービスアプリケーションとのうちのいずれか一方のアプリケーションに対応して、ポイントの付与などをはじめとするポイントに関連する処理を実行する。
リーダライタ200は、第1ポイントサービスアプリケーションと第2ポイントサービスアプリケーションとのうち、ICカード100にて動作させるべきアプリケーションの選択を指示するアプリケーション選択コマンドをICカード100に送信する(ステップS101)。
図3及び図4の例との対応では、リーダライタ200は、第1ポイントサービスアプリケーションと第2ポイントサービスアプリケーションとのうちのいずれか一方を指定して選択を指示するアプリケーション選択コマンドを送信する。
次に、リーダライタ200は、ステップS101により送信されたアプリケーション選択コマンドに応答してICカード100が送信したアプリケーション選択応答を受信する(ステップS102)。
アプリケーション選択応答は、ICカード100においてアプリケーション選択コマンドが指定するアプリケーションの選択が可能であるか否かを示す応答(レスポンス)である。
指定のアプリケーションの選択が可能であることをアプリケーション選択応答が示している場合、リーダライタ200は、認証コマンドをICカード100に対して送信する(ステップS103)。
ステップS103にて送信される認証コマンドは、ステップS101にて送信したアプリケーション選択コマンドが選択を指示するアプリケーションに対応する正当なリーダライタであるか否かの認証処理の実行をICカード100に指示するコマンドである。
なお、図示は省略するが、アプリケーション選択が不可であることをステップS102にて受信されたアプリケーション選択応答が示している場合、リーダライタ200は、以降の処理を中止してエラー通知などの処理を実行すればよい。
リーダライタ200は、ステップS103により送信された認証コマンドに応答してICカード100が送信した認証応答を受信する(ステップS104)。認証応答は、ICカードが実行した認証処理の結果として、認証が成立したか否かを示す応答である。
ステップS104にて受信された認証応答が認証成立を示している場合、リーダライタ200は、所定の手順に従ってステップS101にて選択を指定したアプリケーションのもとで定義される所定のコマンドを送信する(ステップS105)。
なお、図示は省略するが、ステップS104にて受信された認証応答が認証不成立を示している場合、リーダライタ200は、以降の処理を中止してエラー通知などの処理を実行すればよい。
リーダライタ200は、ステップS105により送信したコマンドに対する応答(コマンド応答)をICカード100から受信する(ステップS106)。ステップS106により受信されるコマンド応答は、ステップS105にて送信されたコマンドに応じてICカードが実行した処理(応答処理)の結果を示す。ステップS106により受信されたコマンド応答の内容に基づいて、リーダライタ200は例えば以降において実行すべき処理を決定することができる。
続いて、同じ図6を参照して、ICカード100が実行する処理手順例について説明する。
ICカード100において、通信部101は、ステップS101によりリーダライタ200から送信されたアプリケーション選択コマンドを受信する(ステップS201)。
次に、制御部102におけるアプリケーション切替制御部121は、ステップS201にて受信されたアプリケーション選択コマンドが指定するアプリケーションの選択が可能であるか否かについて判定する(ステップS202)。
アプリケーション選択コマンドが指定するアプリケーションが実装されているのであれば、ステップS202にてアプリケーションの選択が可能であると判定される。一方、アプリケーション選択コマンドが指定するアプリケーションが実装されていなければ、ステップS202にてアプリケーションの選択が不可であると判定される。
アプリケーション選択コマンドが指定するアプリケーションが実装されているか否かの判定は、例えば以下のように行うことができる。
つまり、図3及び図4の例であれば、共通アプリケーションとは別に、第1ポイントサービスアプリケーションと第2ポイントサービスアプリケーションとのそれぞれにアプリケーション識別子を割り当てておく。そのうえで、第1ポイントサービスアプリケーションと第2ポイントサービスアプリケーションとの各アプリケーション識別子を、ICカード上で動作が可能なアプリケーションを示すアプリケーションリストとして、例えばDF1のディレクトリ情報DIRに格納しておく。また、アプリケーション選択コマンドについては、アプリケーション識別子によりアプリケーションを指定する。
そして、アプリケーション切替制御部121は、アプリケーション選択コマンドが示すアプリケーション識別子がアプリケーションリストに含まれているか否かについて判定する。アプリケーション切替制御部121は、アプリケーション選択コマンドが示すアプリケーション識別子がアプリケーションリストに含まれていれば、アプリケーション選択コマンドが指定するアプリケーションが実装されていると判定すればよい。一方、アプリケーション切替制御部121は、アプリケーション選択コマンドが示すアプリケーション識別子がアプリケーションリストに含まれていなければ、アプリケーション選択コマンドが指定するアプリケーションが実装されていないと判定すればよい。
アプリケーション切替制御部121は、ステップS202の判定結果を示すアプリケーション選択応答をリーダライタ200に対して送信する(ステップS203)。
前述のように、指定のアプリケーションの選択が可能であることを示すアプリケーション選択応答が受信されるのに応じて、リーダライタ200は認証コマンドを送信する。送信された認証コマンドは、通信部101にて受信される(ステップS204)。
ステップS204にて認証コマンドが受信されるのに応じて、アプリケーション切替制御部121は、ステップS202にて選択が可能であると判定した指定のアプリケーションに対応する鍵を利用して認証処理を実行する(ステップS205)。
本実施形態において、指定のアプリケーションに対応する鍵は、指定のアプリケーションに対応するアプリケーションデータとしてのファイルのうちの1つのファイルのデータである。
図4との対応での具体例としては、第1ポイントサービスアプリケーションが指定のアプリケーションである場合には、第1ポイントサービスアプリケーションデータAPD1に属するIEF1が、指定のアプリケーションに対応する鍵である。
また、第2ポイントサービスアプリケーションが指定のアプリケーションである場合には、第2ポイントサービスアプリケーションデータAPD2に属するIEF2が、指定のアプリケーションに対応する鍵である。
ステップS205において、アプリケーション切替制御部121は、ステップS202にて選択が可能であると判定したアプリケーションに対応するアプリケーションデータに属するファイルのうちから鍵のファイルを読み出す。そして、アプリケーション切替制御部121は、読み出した鍵と、ステップS204にて受信された認証コマンドに含まれる認証情報とを利用して認証処理を実行する。
アプリケーション切替制御部121は、ステップS205の認証処理によって認証が成立した場合、アプリケーション選択情報IAPについて、ステップS202にて選択が可能であると判定したアプリケーションを示すように更新する(ステップS206)。
図4にて説明したように、本実施形態のアプリケーション選択情報IAPは、共通アプリケーションが対応するDFのディレクトリ情報DIRに含まれている。ステップS206において、アプリケーション切替制御部121は、共通アプリケーションが対応するDFのディレクトリ情報にアクセスし、ディレクトリ情報に含まれるアプリケーション選択情報IAPを更新する。
そして、アプリケーション切替制御部121は、ステップS205の認証処理による認証結果を示す認証応答をリーダライタ200に対して送信する(ステップS207)。
なお、ステップS205の認証処理の結果として認証が不成立であった場合には、アプリケーション切替制御部121は、ステップS206の処理をスキップしてステップS207にて認証が不成立であることを示す認証応答を送信すればよい。
ステップS207により送信した認証応答が認証成立を示している場合、リーダライタ200からは、指定のアプリケーションにおいて定義されるコマンドがステップS105により送信される。このようにリーダライタ200から送信されたコマンドは、通信部101にて受信される(ステップS208)。
ステップS208にてコマンドが受信されるのに応じて、アプリケーション実行部122は、アプリケーション選択情報IAPを参照する(ステップS209)。この際、アプリケーション実行部122は、共通アプリケーションが対応するDFのディレクトリ情報にアクセスし、ディレクトリ情報に含まれるアプリケーション選択情報IAPを読み込む。
アプリケーション選択情報IAPを参照することにより、アプリケーション実行部122は、現在選択されているアプリケーションが、例えば第1ポイントサービスアプリケーションと第2ポイントサービスアプリケーションとのうちのいずれであるのかを認識できる。
そこで、アプリケーション実行部122は、アプリケーション選択情報IAPが示すアプリケーションのもとで、ステップS208にて受信されたコマンドに応答した処理を実行する(ステップS210)。
この場合において、コマンドに応答した処理としてアプリケーションデータを利用する場合、アプリケーション実行部122は、以下のようにアプリケーションデータを取得する。つまり、アプリケーション実行部122は、共通アプリケーションデータCAPDに含まれるアプリケーションデータのうち、アプリケーション選択情報IAPが示すアプリケーションに対応するアプリケーションデータを選択対象とする。アプリケーション実行部122は、選択対象としたアプリケーションデータに属するファイルのうちから、今回の処理に必要なファイルを読み出す。このようにして、アプリケーション実行部122は、ステップS208において必要なアプリケーションデータとしてのファイルを取得し、取得したファイルを処理する。
そして、アプリケーション実行部122は、ステップS210による処理結果を示すコマンド応答をリーダライタ200に対して送信する(ステップS211)。
なお、リーダライタ200におけるステップS105としての所定のコマンドの送信とステップS106としてのコマンド応答の受信は、対応のアプリケーションのもとで実行される処理の手順に従って、繰り返し実行されてよい。
これに伴って、ICカード100におけるステップS208〜S211の処理も繰り返し実行されてよい。
このようにして、本実施形態においては、複数のアプリケーションのうちのいずれか1つのアプリケーションを機能させて、リーダライタ200とICカード100との間で所定の手順による処理を実行させることができる。
<第2実施形態>
続いて、第2実施形態について説明する。図7は、第2実施形態における記憶媒体103のファイル構造例を示している。同図は、図4と同様に、ICカード100に第1ポイントサービスアプリケーションと第2ポイントサービスアプリケーションとが実装された例に対応する。なお、同図において、図4と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
同図に示すように、本実施形態におけるアプリケーション選択情報は、共通アプリケーションデータCAPDに属するファイルのうちの1つとして設けられる。具体的には、本実施形態のアプリケーション選択情報は、共通アプリケーションデータCAPDに含まれるWEF3として設けられる。
この場合、DF1に対応するディレクトリ情報DIRには、アプリケーション選択情報IAPを含める必要はない。
本実施形態のアプリケーション切替制御部121は、図6のステップS206においてアプリケーション選択情報を更新するためには、WEF3にアクセスし、WEF3に格納されるデータを書き換えればよい。
また、本実施形態のアプリケーション実行部122は、図6のステップS209においてアプリケーション選択情報を参照するためには、WEF3にアクセスすればよい。
<第3実施形態>
続いて、第3実施形態について説明する。図8は、第3実施形態における記憶媒体103のファイル構造例を示している。同図は、図4と同様に、ICカード100に第1ポイントサービスアプリケーションと第2ポイントサービスアプリケーションとが実装された例に対応する。なお、同図において、図4と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
図8に示されるように、本実施形態においては、共通アプリケーションデータCAPDに属するファイルとして、共有ファイルであるWEF4が設けられる。
共有ファイルは、第1ポイントサービスアプリケーションと第2ポイントサービスアプリケーションとで共有されるデータを格納したファイルである。
即ち、アプリケーション実行部122は、アプリケーション選択情報が第1ポイントサービスアプリケーションを示している場合には、第1ポイントサービスアプリケーションデータAPD1に含まれるWEF1、IEF1などとともに、WEF4も処理することができる。
また、アプリケーション実行部122は、アプリケーション選択情報が第1ポイントサービスアプリケーションを示している場合には、第2ポイントサービスアプリケーションデータAPD2に含まれるWEF2、IEF2などとともに、WEF4も処理することができる。
例えば第1ポイントサービスアプリケーションと第2ポイントサービスアプリケーションとで互いに重複する内容のデータがある場合を例に挙げる。この場合において、互いに重複する内容のデータのファイルを第1ポイントサービスアプリケーションデータAPD1と第2ポイントサービスアプリケーションデータAPD2とでそれぞれ個別に格納することができる。しかし、この場合には、同じ内容の2つのファイルが記憶媒体103に記憶されることになってしまう。
そこで、本実施形態のように、互いに重複する内容のデータを共有ファイルとして設けるようにすれば、第1ポイントサービスアプリケーションと第2ポイントサービスアプリケーションとで互いに重複する内容のデータを1つに共通化することができる。これにより、記憶媒体103の記憶容量の使用の効率化をさらに促進させることが可能になる。
なお、同図においては、共有ファイルとしてWEF4の1つのみが示されているが、共有ファイルは複数が設けられてもよい。
<第4実施形態>
続いて第4実施形態について説明する。第4実施形態において、共通アプリケーションのもとで機能する複数のアプリケーションは、第1クレジットカード機能アプリケーションと第2クレジットカード機能アプリケーションである。
第1クレジットカード機能アプリケーションは、特定のクレジットカード会社に対応するユーザA名義のクレジットカードの機能を提供するアプリケーションである。一方、第2クレジットカード機能アプリケーションは、例えば第1クレジットカード機能アプリケーションとクレジットカード会社が同じではあるが、ユーザB名義のクレジットカードの機能を提供するアプリケーションである。このようなICカードは、例えば、1枚のICカードを、家族などにおける複数の人ごとに対応する複数の名義のクレジットカードとして使用したいような場合に利用できる。
図9は、上記のように第1クレジットカード機能アプリケーションと第2クレジットカード機能アプリケーションとが実装されたICカード100における記憶媒体103のデータ構造例を示している。同図において、図3と同一部分には同一符号を付している。
同図に示すように、アプリケーションデータ領域132には、図3と同様に、共通アプリケーションプログラムPRGに対応する共通アプリケーションデータCAPDが設けられる。
そのうえで、本実施形態における共通アプリケーションデータCAPDにおいては、第1クレジットカード機能アプリケーションデータAPD11と第2クレジットカード機能アプリケーションデータAPD12とが設けられる。
また、本実施形態の共通アプリケーションプログラムPRGの場合、第1差分プログラム部pt11は、共通プログラム部pt10以外で、第1クレジットカード機能アプリケーションに対応するプログラム内容の部分である。また、第2差分プログラム部pt12は、共通プログラム部pt10以外で、第2クレジットカード機能アプリケーションに対応するプログラム内容の部分である。
第1クレジットカード機能アプリケーションが選択されているとき、共通アプリケーションプログラムPRGにおいては、共通プログラム部pt10と第1差分プログラム部pt11が実行される。そして、共通プログラム部pt10と第1差分プログラム部pt11が実行される状態のもとで、第1クレジットカード機能アプリケーションデータAPD11が利用される。このようにして、第1ポイントサービスアプリケーションとしての機能が得られる。
また、第2クレジットカード機能アプリケーションが選択されているとき、共通アプリケーションプログラムPRGにおいては、共通プログラム部pt10と第2差分プログラム部pt12が実行される。そして、共通プログラム部pt10と第2差分プログラム部pt12が実行される状態のもとで、第2クレジットカード機能アプリケーションデータAPD12が利用される。このようにして、第2ポイントサービスアプリケーションとしての機能が得られる。
図10は、図9に示したデータ構造に対応する記憶媒体103のファイル構造を示している。同図において、図4と同一部分については同一符号を付して説明を省略する。
同図に示されるように、DF1には共通アプリケーションデータCAPDとしてのファイルが格納される。また、DF1に格納されるファイルは、第1クレジットカード機能アプリケーションデータAPD11に属するファイルと、第2クレジットカード機能アプリケーションデータAPD12に属するファイルとに分けられる。
第1クレジットカード機能アプリケーションデータAPD11に属するファイルは、WEF11とIEF11である。第2クレジットカード機能アプリケーションデータAPD12に属するファイルは、WEF12とIEF12である。
また、本実施形態におけるアプリケーション選択情報IAPは、選択されたアプリケーションとして、第1クレジットカード機能アプリケーションと第2クレジットカード機能アプリケーションとのうちのいずれか一方を示す。
本実施形態において、共通アプリケーションプログラムPRGの実行により動作する共通アプリケーションは、共通アプリケーションデータCAPDからファイルを読み出すにあたり、アプリケーション選択情報を参照する。
参照したアプリケーション選択情報が第1クレジットカード機能アプリケーションを示していれば、共通アプリケーションは、共通プログラム部pt10と第1差分プログラム部pt11とによるプログラムに従って、以下の処理を実行する。つまり、共通アプリケーションは、DF1の階層下における第1クレジットカード機能アプリケーションデータAPD11に含まれるファイル(WEF11、IEF11)のうちから必要なファイルを読み出し、読み出したファイルの処理を実行する。この場合には、ICカードにおいては、第1クレジットカード機能アプリケーションとしての機能が得られる。
一方、参照したアプリケーション選択情報が第2クレジットカード機能アプリケーションを示していれば、共通アプリケーションは、共通プログラム部pt10と第2差分プログラム部pt12とによるプログラムに従って、以下の処理を実行する。つまり、共通アプリケーションは、DF1の階層下における第2クレジットカード機能アプリケーションデータAPD12に含まれるファイル(WEF12、IEF12)のうちから必要なファイルを読み出し、読み出したファイルの処理を実行する。この場合のICカードにおいては、第2クレジットカード機能アプリケーションとしての機能が得られる。
このようにして、本実施形態のICカードは、1つの共通アプリケーションプログラムPRGにより、第1クレジットカード機能アプリケーションと第2クレジットカード機能アプリケーションとの2つのアプリケーションの機能をICカード上で切り替えて動作させることができる。
なお、これまでの実施形態においては、共通アプリケーションのもとで切り替えが可能な複数のアプリケーションとして、ポイントサービスアプリケーションまたはクレジットカード機能アプリケーションを例に挙げた。しかし、共通アプリケーションのもとで切り替えが可能な複数のアプリケーションについては、特に限定されない。
なお、上述のICカード100またはリーダライタ200の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述のICカード100またはリーダライタ200としての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
100 ICカード、101 通信部、102 制御部、103 記憶媒体、121 アプリケーション切替制御部、122 アプリケーション実行部、131 プログラム領域、132 アプリケーションデータ領域、200 リーダライタ

Claims (6)

  1. 1つの共通アプリケーションのもとで機能する複数のアプリケーションごとのアプリケーションデータを同じ1つのデータ格納位置に格納するように記憶し、前記複数のアプリケーションのうちから選択されたアプリケーションを示すアプリケーション選択情報を記憶する記憶媒体と、
    外部通信装置と通信を行う通信部と、
    前記外部通信装置により選択されたアプリケーションが示されるように、前記アプリケーション選択情報を更新するアプリケーション切替制御部と、
    前記アプリケーション選択情報が示すアプリケーションに対応するアプリケーションデータを利用して処理を実行するアプリケーション実行部と
    を備える記憶媒体装置。
  2. 前記アプリケーション切替制御部は、
    前記外部通信装置との認証処理が成立した鍵を含むアプリケーションデータに対応するアプリケーションが示されるように、前記アプリケーション選択情報を更新する
    請求項1に記載の記憶媒体装置。
  3. 前記記憶媒体は、
    前記1つのデータ格納位置に、前記複数のアプリケーションの間で共有されるデータを格納した共有ファイルを格納するように記憶する
    請求項1または2に記載の記憶媒体装置。
  4. 前記アプリケーション選択情報は、前記1つのデータ格納位置としてのファイルを管理するファイル管理情報に格納される
    請求項1から3のいずれか一項に記載の記憶媒体装置。
  5. 前記アプリケーション選択情報は、前記1つのデータ格納位置に格納される1つのファイルである
    請求項1から3のいずれか一項に記載の記憶媒体装置。
  6. 1つの共通アプリケーションのもとで機能する複数のアプリケーションごとのアプリケーションデータを同じ1つのデータ格納位置に格納するように記憶し、前記複数のアプリケーションのうちから選択されたアプリケーションを示すアプリケーション選択情報を記憶する記憶媒体を備える記憶媒体装置におけるアプリケーション実行方法であって、
    通信部が外部通信装置と通信を行うステップと、
    アプリケーション切替制御部が、前記外部通信装置により選択されたアプリケーションが示されるように、前記アプリケーション選択情報を更新するステップと、
    アプリケーション実行部が、前記共通アプリケーションプログラムのもとで、前記アプリケーション選択情報が示すアプリケーションに対応するアプリケーションデータを利用して処理を実行するステップと
    を含むアプリケーション実行方法。
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