JP2015227221A - Image formation device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、画像形成装置本体に対して着脱される給紙カセットを備えた画像形成装置に関する。 The present invention relates to an image forming apparatus including a paper feed cassette that is detachably attached to an image forming apparatus main body.
複写機、プリンタ等の画像形成装置において、画像形成装置本体のカセット収納部に対して、給紙カセットを着脱(挿入及び引き出し)する方式のものが知られている。給紙カセットには、複数枚のシートが積層され、整合された状態で収納されている。ユーザが給紙カセットをカセット収納部に挿入して押し込んでいくと、給紙カセットは、位置決め機構によって、給紙位置に位置決めされる。こうして、給紙位置に位置決めされた給紙カセット内のシートは、ピックアップローラにより、1枚ずつ取り出され、下流側のレジストローラ対、画像形成部等に向けて搬送される。 2. Description of the Related Art Image forming apparatuses such as copying machines and printers are known in which a paper feed cassette is attached to and detached from (inserted into and pulled out from) a cassette storage portion of the main body of the image forming apparatus. In the paper feed cassette, a plurality of sheets are stacked and stored in an aligned state. When the user inserts the paper cassette into the cassette housing and pushes it in, the paper cassette is positioned at the paper feed position by the positioning mechanism. Thus, the sheets in the sheet feeding cassette positioned at the sheet feeding position are picked up one by one by the pick-up roller and conveyed toward the registration roller pair on the downstream side, the image forming unit, and the like.
この画像形成装置では、給紙カセットが位置決め機構によって位置決めされるときの衝撃により、積層状態のシートがずれて整合性が低下したり、シート規制部材がずれて、給紙時のシートのガイドが適切に行われなくなったりする。このような場合、給紙時のシートに斜行やジャム等の給紙不良が発生するおそれがある。 In this image forming apparatus, due to the impact when the sheet feeding cassette is positioned by the positioning mechanism, the stacked sheets are displaced and the alignment is lowered, or the sheet regulating member is displaced and the sheet guide during sheet feeding is It may not be performed properly. In such a case, there is a possibility that sheet feeding defects such as skew feeding and jamming may occur on the sheet during sheet feeding.
特許文献1,2の発明は、給紙カセットの挿入時の衝撃を緩和して、上述の給紙不良を低減している。このうち、特許文献1の発明はラック、ピニオン、モータ等を使用し、また、特許文献2の発明は、電磁石等を使用し、いずれもセンサを使用して、電気的な制御を行うことで、挿入時の給紙カセットの衝撃を緩和するようにしている。
The inventions of
ところが、特許文献1,2の発明は、構成が複雑で、電気的な制御が煩雑であるため、特許文献3の発明では、電気的な制御が不要な簡単な構成で、挿入時の給紙カセットの衝撃を緩和するようにしている。
However, since the inventions of
特許文献3の発明は、給紙カセットの後端面と、この後端面に対面するカセット収納部側の内壁面との間に、給紙カセットの挿入に伴って減容される密閉空間を設けるようにしている。密閉空間が減容(圧縮)されたとき反力により、挿入時の給紙カセットの衝撃を緩和するようにしている。 In the invention of Patent Document 3, a sealed space is provided between the rear end surface of the paper feed cassette and the inner wall surface on the cassette housing portion side facing the rear end surface, and the volume is reduced as the paper feed cassette is inserted. I have to. When the volume of the sealed space is reduced (compressed), the reaction force reduces the impact of the paper feed cassette during insertion.
しかしながら、上述の特許文献3によると、密閉空間の密閉性を確保するためには、高い加工精度が要求され、また、高い加工精度が確保できない場合には、密閉性が低下して、衝撃を充分緩和することができないことがあった。 However, according to the above-mentioned Patent Document 3, high processing accuracy is required to ensure the sealing property of the sealed space, and when high processing accuracy cannot be ensured, the sealing property is reduced and impact is applied. In some cases, it could not be sufficiently relaxed.
本発明は、電気的な制御が不要で、特に高い加工精度も要求されない簡単な構成でありながら、挿入時の給紙カセットの衝撃を信頼性をもって緩和することができる画像形成装置を提供するものである。 The present invention provides an image forming apparatus capable of reliably mitigating the impact of a paper feeding cassette during insertion while having a simple configuration that does not require electrical control and does not require particularly high processing accuracy. It is.
本発明の画像形成装置は、装置本体と、前記装置本体に着脱可能に設けられる給紙カセットと、前記給紙カセットに前記給紙カセットの着脱方向に移動可能に設けられて、前記給紙カセットから突出した部分が、前記装置本体に当接可能な当接部材と、前記当接部材を前記給紙カセットの挿入方向に付勢する付勢部材と、を備え、前記当接部材は、前記装置本体に前記給紙カセットが挿入されるのにともなって、前記装置本体に当接し、前記付勢部材に抗して移動する、ことを特徴としている。 The image forming apparatus according to the present invention includes an apparatus main body, a paper feed cassette that is detachably provided on the apparatus main body, and a paper cassette that is provided on the paper feed cassette so as to be movable in the attaching / detaching direction of the paper feed cassette. The projecting portion includes a contact member that can contact the apparatus main body, and a biasing member that biases the contact member in the insertion direction of the sheet feeding cassette. As the paper feed cassette is inserted into the apparatus main body, the sheet cassette comes into contact with the apparatus main body and moves against the urging member.
本発明の画像形成装置は、当接部材が、装置本体に給紙カセットが装着されるのにともなって、装置本体に当接し、前記付勢部材に抗して移動する。これにより、給紙カセットを装置本体に装着されて位置規制される際の衝撃を緩和することができる。さらに、緩衝機構は、電気的な制御が不要で、当接部材と付勢部材とを有する簡単な構成でありながら、確実に衝撃を緩和することができる。 In the image forming apparatus of the present invention, the abutting member comes into contact with the apparatus main body and moves against the urging member as the paper feeding cassette is mounted on the apparatus main body. Thereby, it is possible to mitigate the impact when the sheet feeding cassette is mounted on the apparatus main body and the position is regulated. Furthermore, the shock-absorbing mechanism does not require electrical control and can easily reduce an impact while having a simple configuration having a contact member and a biasing member.
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態の画像形成装置1について、図1〜図9を参照して説明する。なお、図2〜図9中に矢印A〜Fで示す方向は、図1中の左上に示す矢印A〜Fの方向に対応している。以下では、説明の便宜上、矢印A〜F方向がこの順に、前,後,左,右,上,下に対応するものとして説明する。
<First Embodiment>
An
まず、図1〜図3を参照して画像形成装置1の概略構成について説明する。
First, a schematic configuration of the
ここで、図1は、給紙カセット14が給紙位置P1に挿入されて係止された状態の画像形成装置1を手前側の右斜め上方から見た斜視図である。また、図2は、給紙カセット14がシート補給位置P2に引き出された状態の画像形成装置1を手前側の右斜め上方から見た斜視図である。また、図3は、画像形成装置1の内部の構造を手前側から見た図である。
Here, FIG. 1 is a perspective view of the
画像形成装置1は、画像形成装置本体10、給紙カセット14、及び緩衝機構80を備えている。なお、画像形成装置本体10とは、画像形成装置1から給紙カセット14及び緩衝機構80を除いた全体をいうものとする。
The
図1、図2に示すように、画像形成装置本体10は、直方体状(箱形)に形成されている。画像形成装置本体10の前側(手前側)には、操作パネル11、左前扉12、及び右前扉13が配設されている。操作パネル11は、例えば、ユーザが画像形成枚数や画質等の画像形成条件を指定したり、紙詰まりやトナー切れ等をユーザに知らせたりするものである。左前扉12及び右前扉13は、後述する画像形成部20を保守点検したり、現像剤補給容器24a(図3参照)を着脱したりする際に開閉される。左前扉12及び右前扉13の下方には(図1)、複数枚のシートSを積層し整合した状態で収納した給紙カセット14が前側からカセット着脱口R1を介してカセット収納部R(図3参照)に挿入されて給紙位置P1に位置決めされて係止(セット)されている。なお、給紙カセット14及びカセット収納部Rについては、後に詳述する。また、給紙カセット14を給紙位置P1に位置決めする(セットする)位置決め機構は、公知であり図示省略する。
As shown in FIGS. 1 and 2, the image forming apparatus
画像形成装置本体10の上部には、画像読取装置15が配設されており、画像読取装置15の下方で、かつ操作パネル11の後側(奥側)には、画像形成後のシートSが排出される排紙トレイ16が設けられている。
An
図3に示すように、画像形成装置本体10の左側面10aには、扉ユニット17が配設されている。扉ユニット17は、画像形成装置本体10の左側面10aに開閉自在に支持されていて、上下方向の軸を基準として、開方向に開放され、また、この逆の閉方向に閉鎖される。扉ユニット17を開放することにより、後述するシート搬送パスPT1やシート再搬送パスPT2を露出させて、ジャム紙(紙詰まりを起こしたシートS)を除去したり、メンテナンスを行ったりすることができる。
As shown in FIG. 3, a
画像形成装置1は、画像形成装置本体10の下部に配設された給紙カセット14から上部の排紙トレイ16に向けて延びるシート搬送パスPT1を備えており、このシート搬送パスPT1の途中に画像形成部20が設けられている。
The
画像形成部20は、感光ドラム21と、その回転方向(図3中の右回り)に沿ってほぼ順に配設された帯電ローラ22、レーザユニット23、現像装置24の現像ローラ25、転写ローラ26、及びクリーニング装置27を有している。感光ドラム21は、矢印方向に回転駆動され、ドラム表面が帯電ローラ22によって均一に帯電される。均一帯電後のドラム表面は、レーザユニット23によって露光され、露光部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。
The
レーザユニット23は、画像読取装置15からの画像信号に基づいて発光されるものである。画像読取装置15は、原稿Dが画像面を下向きにして載置される原稿台ガラス28と、この原稿Dを原稿台ガラス28に密着させる開閉自在な押圧板29と、光源を搭載した走査ユニット30とを有している。走査ユニット30は、矢印K方向に移動しながら原稿Dの画像情報を読み取る。上述のレーザユニット23は、この画像情報に基づいてオン/オフ制御されたレーザ光Lにより、帯電後のドラム表面を露光して静電潜像を形成する。この静電潜像は、現像ローラ25によってトナーが付着されてトナー像として現像される。このトナー像は、感光ドラム21の回転により、感光ドラム21と転写ローラ26との間の転写ニップ部に搬送される。
The
一方、給紙カセット14内のシートSは、ピックアップローラ31によって、1枚だけ取り出されて搬送され、感光ドラム21上のトナー像が転写ニップ部に搬送されるタイミングに合わせて、レジストローラ32により、転写ニップ部に搬送される。これにより、トナー像は、転写ローラ26によってシートS上に転写される。なお、このときシートSに転写されないで感光ドラム21上に残った転写残トナーは、クリーニング装置27によって除去される。転写残トナーが除去された感光ドラム21は、帯電から始まる次の画像形成に供される。
On the other hand, the sheet S in the
トナー像転写後のシートSは、加熱ローラ33とこれに圧接された加圧ローラ34とを有する定着装置によって、加熱、加圧されて、表面にトナー像が定着される。トナー像定着後のシートSは、排出ローラ35によって、排紙トレイ16上に排出される。以上で、シートSの片面(表面)に対する画像形成が終了する。
The sheet S after the transfer of the toner image is heated and pressed by a fixing device having a heating roller 33 and a
ここで、シートSの両面(表面及び裏面)に画像を形成する場合には、シート再搬送パスPT2が使用される。表面にトナー像が定着されたシートSは、その後端が排出ローラ35を通過し終える前に、排出ローラ35が停止させ、さらに逆転させることにより、シート再搬送パスPT2に導かれる。シートSは、シート再搬送パスPT2に沿って下降し、シート再搬送パスPT2の下端でUターンして上方に向きを変えて、上述のレジストローラ32に供給される。そして、上述の、表面に対する画像形成と同様の画像形成(トナー像の転写及び定着)が裏面に対しても行われた後、排紙トレイ16上に排出される。
Here, when images are formed on both surfaces (front surface and back surface) of the sheet S, the sheet re-conveying path PT2 is used. The sheet S having the toner image fixed on the surface thereof is guided to the sheet re-conveying path PT2 by stopping and further rotating the
なお、以上では、画像形成装置1が複写機、プリンタ等の電子写真方式の画像形成装置である場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、電子写真方式のファクシミリや複合機(複写機、プリンタ、及びファクシミリの複合機)、静電記録方式の画像形成装置であってもよい。
Although the case where the
図4は、給紙カセット14及び緩衝機構80を手前側の斜め上方から見た斜視図である。
FIG. 4 is a perspective view of the
給紙カセット14は、画像形成装置本体10のカセット収納部R(図3、図7参照)に対して、前側(矢印A方向)に引き出され、また、後側(矢印B方向)に挿入される。つまり、矢印AB方向に着脱される。すなわち、給紙カセット14は、画像形成装置本体10に対して着脱可能に設けられている。また、給紙カセット14内に収納されたシートSは、図4に示す矢印C方向に給紙される。
The
図4に示すように、給紙カセット14は、トレイ状のカセット本体50、中板60、及びシート規制板71,72,73を備えている。
As shown in FIG. 4, the
このうち、カセット本体50は、シートSが積載される矩形状の底部51と、この底部51の周縁部に立設された4つの側壁52,53,54,55を有している。側壁52は、前側の側壁であり、左右方向(矢印CD方向)の中央下部には、給紙カセット14の着脱時にユーザが手を掛ける把手部52aが形成されている。前側の側壁52は、後側の側壁53よりも大きく形成されていて、給紙カセット14がカセット収納部Rの給紙位置P1(図3参照)に配置された際には、カセット着脱口R1の近傍に配置される。
Among these, the
側壁53は、後側に位置していて、前側の側壁52に対向している。後側の側壁53の上端には、後述する天井面R4に形成された前後方向のガイド溝(不図示)に係合して、給紙カセット14の着脱動作をガイドするガイド凸部53aが左右方向(矢印CD方向)に沿って多数設けてある。
The
側壁54,55は、給紙カセット14の着脱方向(矢印AB方向)に延びる右側及び左側の側壁であり、相互に対向している。右側の側壁54は、後端部に、後述するガイド板56を有していて、このガイド板56を介して、緩衝機構80が取り付けられている。左側の側壁55の上端には、給紙カセット14から給紙されるシートSを左斜め上方に向けてガイドする給紙ガイド55aが形成されている。給紙ガイド55aの上面には、給紙方向を向いたガイドリブ55bが、前後方向(矢印AB方向)に多数設けてある。これら側壁52〜55は、全体として、底部51の上面に額縁状に配設されていて、底部51とともに、複数枚のシートSが積層さら、整合された状態で収納される空間を構成している。
The
中板60は、底部51の左側部分の上方を覆うように、揺動可能に配設されている。中板60は、前後方向(矢印AB方向)に長い矩形状に形成されていて、前側及び後側における左右方向の中央には、矩形状に大きく切り欠かれた切欠部60a,60bが形成されている。これら切欠部60a,60bは、後述するシート規制板71,72の前後方向の移動を可能にするためのものである。中板60の右端側における前端60c及び後端60dは、シート規制板71,72に設けられた透孔71a,72a(ただし、透孔71aは不図示)に緩く係合していて、揺動中心を構成している。中板60は、左端60e側が上下方向に揺動可能であり、圧縮ばね(不図示)によって上方に付勢された状態で傾斜している。
The
シート規制板71は、前側の側壁52に沿って配設され、また、シート規制板72は、後側の側壁53に沿って配設されている。これらシート規制板71,72は、前後方向に移動可能に配設されていて、カセット本体50の底部51に積層状態で載置されたシートSの相互に対向する端縁を規制している。ここで、相互に対向する端縁とは、シートSの給紙方向(矢印C方向)に向かっての左側の端縁及び右側の端縁である。つまり、シート規制板71,72は、シートSの通紙幅方向の位置決めをしている。シート規制板71,72は、連動機構74(例えば、ラックとピニオン)を介して連結されていて、一方を前側又は後側に移動させると、他方は反対に後側又は前側に移動するようになっている。これにより、通紙幅が異なるシートSであっても、常に、通紙幅方向の中心の位置が一定となる。
The
なお、一対のシート規制板71,72を移動させる際には、ユーザは、V字状のサイズ切換つまみ(不図示)をつまみながら移動させる。そして、これらシート規制板71,72が所定の位置にきたときにサイズ切換つまみを放すと、底部51に形成された孔(不図示)にサイズ切換つまみの先端部が嵌め込まれてこの所定の位置に配置される。
When the pair of
シート規制板73は、右側の側壁54の前後方向の中央近傍の内側に配設されている。シート規制板73は、上述の中板60の動きに連動して矢印CD方向に移動し、給紙されるシートSの、給紙方向に向かっての後端を規制するものである。
The
上述の給紙カセット14の後端部には、緩衝機構80を取り付けるためのガイド板56が固定されている。
A
図5〜図7を参照して、緩衝機構80、ガイド板56、及び画像形成装置本体10のカセット収納部Rについて説明する。
The
ここで、図5(A)は給紙カセット14の側壁54に対するスライド板81の後退限度を示す図であり、(B)は同じく前進限度を示す図である。また、図6は、給紙カセット14が給紙位置P1に係止されて、スライド板81をカセット収納部Rの後壁部R2に当接させた状態を説明する図である。また、図7は、カセット収納部Rに対する給紙カセット14の着脱動作を説明する図である。
Here, FIG. 5A is a view showing the retreat limit of the
緩衝機構80は、当接部材としての、スライド可能なスライド板81と、ばね部材(付勢部材)としての圧縮ばね82とを有している。スライド板81は、高さ寸法(上下方向の長さ)h1が、側壁54の高さ寸法h2とほぼ同じで、前後方向に長い長方形状に形成されている。スライド板81の表面は右側を向き、また、裏面(後述のガイド板56に摺擦する面)は左側を向いている。スライド板81は、例えば、金属板によって形成されている。
The
スライド板81は、上下方向のほぼ中央における前端側に窓部81aを有し、後端側にガイド溝81bを有している。窓部81aは、スライド板81を表裏方向に貫通していて、前後方向に長い長方形状に形成されている。窓部81aの後端側の周縁部近傍には、第1ばね取付部81cが右側を向くように突設されている。この第1ばね取付部81cには、後述する圧縮ばね82の先端部82aが取り付けられる。また、ガイド溝81bは、スライド板81を表裏方向に貫通していて、前後方向に長く形成されている。ガイド溝81bには、側壁54側のガイド板56から突設されたガイドピン(第1ガイド部)56dが貫通していて、ガイド溝81bの前後方向の移動をガイドする。
The
スライド板81の後端側の上端は、傾斜規制部81dとなっていて、後述するように、給紙カセット14が引き出し時に前傾した際に、給紙カセット14の後端部14aよりも先に、カセット収納部の天井面R4に当接するようになっている。
The upper end on the rear end side of the
ガイド板56は、スライド板81の前後方向のスライド動作をガイドする板であり、上述の側壁54の後端部に配設されている。ガイド板56は、スライド板81よりも前後方向の長さが長い、例えば、金属製の板であり、側壁54の後端に固定されている。ガイド板56は、スライド板81の前端側の上端及び下端をガイドする、前後方向に延びるガイドレール(第2ガイド部)56a,56bを有している。また、ガイド板56は、その一部が切り起こされて、スライド板81の窓部81aを貫通する第2ばね取付部56cを形成している。さらに、ガイド板56の後端側には、スライド板81のガイド溝81bを貫通するガイドピン56dが突設されている。
The
上述のように、スライド板81は、前端側の上端及び下端がガイド板56のガイドレール56a,56bによってガイドされる。また、後端側の上下方向の中央がガイド板56のガイドピン56dによってガイドされる。このため、安定した姿勢で、前後方向(矢印AB方向)にスライド移動することができる。すなわち、スライド板81は、画像形成装置装置本体に当接可能になっている。なお、ガイド板56は、側壁54に一体的に固定されているため、側壁54の一部とみなすことができる。
As described above, the upper end and the lower end of the
ばね部材としての圧縮ばね82は、スライド板81と側壁54との間、詳しくは、スライド板81の第1ばね取付部81cと、側壁54側のガイド板56の第2ばね取付部56cとの間に配設されている。圧縮ばね82は、その先端部82aが第1ばね取付部81cに取り付けられ、その基端部82bが第2ばね取付部56cに取り付けられている。これにより、スライド板81は、給紙カセット14に対して、後方に付勢され、図5(A)に示すように、後壁部R2に当接しない状態においては、突出した部分としての後端部81eを給紙カセット14の後端部14aよりも後方に突出させる。なお、このとき、上述の第2ばね取付部56cは、スライド板81の窓部81aの前端が当接するストッパとして作用する。
The
図3に示すように、カセット収納部Rは、画像形成装置本体10の下部に設けられている。カセット収納部Rは、前側に給紙カセット14を着脱するためのカセット着脱口(開口部)R1を有する箱形に形成されている。すなわち、カセット収納部Rは、給紙位置P1に位置決めされ、係止された状態の給紙カセット14の側壁53,54,55に間隙を介して対面する後壁部(後部フレーム)R2、右側部フレーム(不図示)、左側部フレームR5(図7参照)を有している。さらに、着脱時の給紙カセット14の底部51が摺擦される底面R3(底部フレーム)、及び給紙カセット14の上面に間隙Jを介して対面する天井面(上部フレーム)R4を有している。
As shown in FIG. 3, the cassette housing portion R is provided in the lower part of the image forming apparatus
次に、上述構成の画像形成装置1の動作、主に給紙カセット14の動作について説明する。
Next, the operation of the
図1,図3,図6に示すように、画像形成装置1において、給紙カセット14は、カセット収納部Rに挿入されて、給紙位置P1に係止されている。この給紙カセット14には、複数枚のシートSが積層され、整合された状態で収納されている。このとき、給紙カセットのスライド板81は、図6に示すように、その後端部81eを後壁部R2に当接させて、前側に移動している。また、給紙カセット14は、その一部にカセット収納部Rから付勢状態で突設された位置決め部材(不図示)が係合されることで給紙位置P1に係止されている。このため、給紙カセット14をカセット収納部Rから引き抜く際には、位置決め部材を退避させるための力が必要となる。
As shown in FIGS. 1, 3, and 6, in the
ユーザが操作パネル11から画像形成を指定すると、給紙カセット14内のシートSは、ピックアップローラ31によって1枚だけ取り出され、その後、上述のように画像形成がなされる。
When the user designates image formation from the
給紙カセット14内のシートSがなくなった場合や、シートSのサイズを変更する場合には、ユーザは、給紙カセット14をカセット収納部Rから前側に引き出す。なお、以下では、給紙カセット14に同サイズのシートSを補給する場合について説明する。
When there is no sheet S in the
ユーザによる引き抜きにより、給紙位置P1から前側にずれた給紙カセット14は、図7に示すように、底面R3上を摺動しながら、前側(矢印A方向)に移動していく。スライド板81は、その後端部81eが後壁部R2から離れて、給紙カセット14の後端部14aよりも後側に突出する。
As illustrated in FIG. 7, the
ここで、図8に模式的に示すように、給紙カセット14は、その重心Gが、底面R3の前端から前方(外方)に外れると、上述のように給紙カセット14と天井面R4との間には間隙Jがあるため、前下がりに傾斜する。
Here, as schematically shown in FIG. 8, when the center of gravity G of the
このとき、給紙カセット14は、天井面R4に対し、給紙カセット14の後端よりも先に、スライド板81の傾斜規制部81dが当接するため、スライド板のない給紙カセット14A(図7の二点鎖線参照)よりも前傾(前下がりの傾斜)が小さく抑制される。さらに、給紙カセット14は、スライド板81を含めた前後方向の長さが、給紙カセット14Aよりも長くなり、その分、天井面R4に掛かる長さLが長くなる。このため、給紙カセット14Aよりも多く引き出した場合でも、前傾が小さくなり、安定した姿勢を保持しやすくなる。これにより、給紙カセット14をシート補給位置P2(図2参照)に引き出した際の、給紙カセット14内へのシートSの補給(収納)作業が容易となる。
At this time, the
シートSの補給が終了した給紙カセット14は、ユーザによって、給紙位置P1に向けて矢印B方向(挿入方向)に押し込まれる(挿入される)。このとき、給紙カセット14は、位置決め機構によって給紙位置P1に位置決めされる以前に、まず、スライド板81の後端部81eが後壁部R2に当接する。さらに、給紙カセット14が押し込まれると、圧縮ばね82がさらに縮められ、その反力により、給紙カセット14を押し戻そうとする力が増加する。この力が、クッション効果をもたらすため、ユーザが、例えば、給紙カセット14を過剰な力で挿入した場合であっても、給紙カセット14が位置決め機構によって位置決めされる際の衝撃が緩和される。このため、衝撃による給紙カセット14内のシートSのずれや、シート規制板71,72,73等のずれが抑制される。これにより、シートSやシート規制板71,72,73のずれ等に起因する、給紙時のシートSの斜行や紙詰まり等の給紙不良を防止することができる。
After the sheet S has been supplied, the
また、図6に示すように、給紙位置P1に配置された給紙カセット14は、スライド板81が後壁部R2によって、前側に付勢されて前側に移動する。このため、スライド板81を含む緩衝機構80を設けた場合でも、前後方向の長さが、スライド板がない給紙カセット14A(図8参照)と同じとすることができ、カセット収納部Rの前後方向の長さを延長する必要はない。
Further, as shown in FIG. 6, in the
図9の模式図を参照して、上述の緩衝機構80の変形例である、緩衝機構80Aについて説明する。なお、緩衝機構80Aにおいて、緩衝機構80と同様の構成については、同じ符号を付して重複説明は適宜省略する。
A
緩衝機構80Aは、上述の緩衝機構80が、ばね部材(付勢部材)として圧縮ばね82を使用していたのに代えて、引っ張りばね82Aを使用している。
The
緩衝機構80Aは、スライド板81Aとばね部材(付勢部材)としての引っ張りばね82Aとを有している。スライド板81Aは、上述のスライド板81と同様の窓部81aとガイド溝81bとを有している。窓部81aの前端近傍には、第3ばね取付部81fが形成されている。また、ガイド板56から切り起こされた第4ばね取付部56eが窓部81aを貫通している。
The
引っ張りばね82Aは、第3ばね取付部81fと、第4ばね取付部56eとの間に配設されている。これにより、スライド板81Aは、右側の側壁54に対し、後方に付勢されている。
The
なお、ばね部材として引っ張りばね82Aを有する緩衝機構80Aの作用、効果は、原理的には、ばね部材として圧縮ばね82を有する緩衝機構80とほぼ同様である。
The action and effect of the
以上の説明では、緩衝機構80及び緩衝機構80Aが、給紙カセット14の右側の側壁54の後端部に設けられた例を説明したが、さらに、同様のものを左側の側壁55の後端部に設けるようにしてもよい。
In the above description, the example in which the
この場合には、給紙カセット14を給紙位置P1に係止させる際の衝撃をさらに低減することができる。さらに、給紙カセット14の右の側壁54のみに設けた場合に、スライド板81が後壁部R2に当接した際に給紙カセット14に発生する回転力を相殺することができるので、挿入時の給紙カセット14の姿勢をより安定させることができる。
In this case, it is possible to further reduce the impact when the
G…重心、P1…給紙位置、R…カセット収納部、R1…カセット着脱口、R2…後壁部(カセット収納部の一部)、R3…底面、R4…天井面、S…シート、1…画像形成装置、10…画像形成装置本体、14…給紙カセット、51…底部、54,55…側壁、56a,56b…ガイドレール(第2ガイド部)、56c…第2ばね取付部、56d…ガイドピン(第1ガイド部)、56e…第4ばね取付部、80,80A…緩衝機構、81,81A…スライド板(当接部材)、81a…窓部、81b…ガイド溝、81c…第1ばね取付部、81d…傾斜規制部、81e…後端部(突出した部分)、81f…第3ばね取付部、82…圧縮ばね(ばね部材、付勢部材)、82A…引っ張りばね(ばね部材、付勢部材)、J:給紙カセットの上部と天井面(上部フレーム)との間隙。
G: center of gravity, P1: paper feeding position, R: cassette housing portion, R1: cassette insertion / removal port, R2: rear wall portion (a part of the cassette housing portion), R3: bottom surface, R4: ceiling surface, S: sheet, 1 DESCRIPTION OF SYMBOLS
Claims (3)
前記装置本体に着脱可能に設けられる給紙カセットと、
前記給紙カセットに前記給紙カセットの着脱方向に移動可能に設けられて、前記給紙カセットから突出した部分が、前記装置本体に当接可能な当接部材と、
前記当接部材を前記給紙カセットの挿入方向に付勢する付勢部材と、を備え、
前記当接部材は、前記装置本体に前記給紙カセットが挿入されるのにともなって、前記装置本体に当接し、前記付勢部材に抗して移動する、
ことを特徴とする画像形成装置。 The device body;
A paper feed cassette detachably provided in the apparatus main body;
A contact member provided in the paper feed cassette so as to be movable in the attachment / detachment direction of the paper feed cassette, and a portion protruding from the paper feed cassette is capable of coming into contact with the apparatus main body;
A biasing member that biases the contact member in the insertion direction of the paper feed cassette,
The abutting member comes into contact with the apparatus main body and moves against the urging member as the paper feeding cassette is inserted into the apparatus main body.
An image forming apparatus.
前記付勢部材は、前記スライド板を前記側壁の後端部から突出させる方向に付勢するばねである、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 The contact member is a slide plate that is slidably supported on a side wall that extends in the attachment / detachment direction of the paper feed cassette,
The biasing member is a spring that biases the slide plate in a direction in which the slide plate protrudes from a rear end portion of the side wall.
The image forming apparatus according to claim 1.
前記当接部材は、前記給紙カセットが引き出されて、前記給紙カセットの重心が前記装置本体から外方に外れて前下がりに傾斜する際に、前記給紙カセットの後端部よりも先に前記天井面に当接して、傾斜を規制する傾斜規制部を有する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。 The apparatus main body has a ceiling surface facing the upper part of the paper feed cassette,
The abutting member is positioned ahead of the rear end of the sheet feeding cassette when the sheet feeding cassette is pulled out and the center of gravity of the sheet feeding cassette is moved outward from the apparatus main body and tilts forward. Having an inclination regulating portion that abuts on the ceiling surface and regulates the inclination,
The image forming apparatus according to claim 1, wherein the image forming apparatus is an image forming apparatus.
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2014112459A JP2015227221A (en) | 2014-05-30 | 2014-05-30 | Image formation device |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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| JP2014112459A Pending JP2015227221A (en) | 2014-05-30 | 2014-05-30 | Image formation device |
Country Status (1)
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| JP (1) | JP2015227221A (en) |
-
2014
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