JP2015221678A - 食品包装用袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】食品12と、調味料10が封入された小袋2とが封入された包装用袋であって、極めて簡単に食品12と調味料10とを混ぜ合わせることができ且つ食品12の本来の食感と調味料10の風味とを堪能することができる、食品包装用袋を提供する。【解決手段】食品12と、調味料10が封入された小袋2とが封入された包装用袋である。調味料10が封入された小袋2は包装用袋の内部に固定されている。固定された小袋2を包装用袋の外表面から押圧することにより小袋2が破れ、小袋2に封入された調味料10が包装用袋の内部へ放出され、食品12と混ざり合う。これにより、手を汚すことなく簡単に食品12と調味料10を混ぜ合わせることができ、また調味料10と混ざり合う直前まで食品12を新鮮な状態に保ち得ることから、食品12の本来の食感と調味料10の風味とが堪能できる。【選択図】図1
Description
本発明は、食品包装用袋に関する。
食品業界では、昨今の時代の変化に対応するため、消費者に提供する食品の即席化や簡易化を図る傾向にある。すなわち、そのような食品は、ユーザーが自宅で簡単に料理することができ、すぐに食べることができるものである。
たとえば、生の魚肉の即席商品としては、魚肉に予め味付けをしている場合と、後から魚肉に味付けをする場合の二つに大別することができる。
魚肉に予め味付けをしている場合として、たとえば鮪の漬丼セットのように、一つの包装用袋の中に、魚肉と調味液が予め混合された状態で同封されて提供される場合がある。しかし、この場合、以下の問題点がある。この場合では、魚肉と調味液が長時間混合された状態にあることで、魚肉のタンパク質が、調味液の塩分等(一般的に調味液には多少なりとも塩分が含まれている)と反応を起こす。そして、その反応が、魚肉表面にヌメリを生じさせ、魚肉本来の食感を損ねたり(食感の低下)、調味液の風味を損ねてしまう(風味の低下)。さらに、同封している調味液の色によって、魚肉の鮮度や色が消費者に伝わらず、あるいはその鮮度が誤魔化される場合もある。
また、後から魚肉に味付けをする場合として、たとえば調味液用の小袋を使用して、魚肉と調味液とを分離した状態で提供される場合がある。具体的には、包装用袋に、魚肉と、調味液入りの小袋とが同封されている場合がある。この場合によれば、包装用袋の内部において、魚肉と調味液とが混合されていない状態であるため、上述した、魚肉の食感の低下などの問題点がない。しかし、調味液入りの小袋は、魚肉の入った包装用袋と同封されているため、同小袋は、魚肉に触れることにより汚れてしまう。したがって、ユーザーが手指によってこの小袋を開封する時に、その手指に、汚れが付着するという問題点がある。また、調味液入り小袋の汚れ防止のために、同小袋と魚肉とを、それぞれ別の袋に封入することも考えられるが、それぞれを別封するのは、管理が面倒なうえ、コストがかかる。その他の場合としては、魚肉、椎茸などの具材と調味液とを一袋(または複数袋)内でヒートシールの仕切りによって分割して封入する場合がある(たとえば、特許文献1参照)。しかし、この場合は、上記従来例に比べて、簡易に食品が食べられるとはいえない。なぜなら、袋を一旦開封し、別容器に移し替えた上で、それら食材を混ぜ合わせなければならないからである。
そこで本発明は、上述の問題を解決した、食品包装用袋を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明に係る包装用袋は、食品と、調味料が封入された小袋とが封入され、上記小袋は包装用袋の内部に固定され、固定された小袋を上記包装用袋の外表面から押圧することにより、同小袋が破れ、この小袋に封入された調味料が上記包装用袋の内部へ放出するようにしたものである。
上記包装用袋の構成によると、食品と調味料は一つの包装用袋内にありつつ、調味料は小袋に別途封入されているため、食品と調味料とが、ユーザーの意に反して混合されることがない。よって、食品を包装用袋内に保存している時は、食品と調味料とが、同包装用袋内で混合されることがないため、食品の新鮮さを保つことができ、これを食する際には、食品本来の食感と調味料の風味とを堪能することができる。また、食品と調味料との混合には、包装用袋の外表面から、同包装用袋の内部に封入された調味料入り小袋を、押圧することにより破り、それによって調味料を同包装用袋の内部へ放出させて行う。これにより、手指を一切汚さず、別途容器を用意する必要もなく、さらに、簡易に食品と調味料とを混ぜ合わせることができる。
本発明の実施の形態に係る、食品包装用袋を図1〜図7に基づき説明する。
図1に示すように本発明の実施の形態に係る包装用袋は、大袋1の中に、食品12と、調味料10および一定の空気量11とが封入された小袋2とが封入されており、上記小袋2は、上下の両端が下端ヒートシール部4A、上端ヒートシール部4Bによって任意の位置で大袋1の内部に接着固定されている。大袋1には、その外表面で且つ小袋2の固定位置に、押圧部8が設けられている。この押圧部8には、押圧部目印9が付されている。食品12は、鮭、鯵、ハマチ等の生の魚肉に限定されず、ポテトチップスなどのスナック菓子であってもよい。また、調味料10は、生の魚肉に合った調味液などの液体調味料に限定されず、上記スナック菓子に合った香辛料などの粉末調味料であってもよい。なお、図面及び以下の文面は、食品12が生の鮪の切り身(魚肉の一例である)で、調味料10が生の鮪のための「たれ」の場合を例に説明する。
まず、大袋1について説明する。図1に示すように大袋1は、その内部に、食品12が入れられ、調味料10入りの小袋2が固定される。また、大袋1の外表面で上記小袋2の固定位置には、押圧部目印9を有する押圧部8が設けられる。さらに、大袋1の四方縁部は、ヒートシール部3を形成することにより同大袋1の表裏のフィルムが接着されて内部が密閉されている。このヒートシール部3の左右いずれかの縁部で、上端近傍には開封用切れ目6が形成されている。また、大袋1の材質は、一般的な食品包装用袋と同様のものを使用する。すなわち、大袋1はプラスチックフィルム製の包装用袋である。ここで、食品12が生の魚肉で、調味料10が液体調味料のとき、それらの漏れを防ぐため、大袋1の厚さは、スナック菓子などの乾物を入れる場合よりも厚い方がよい。たとえば、大袋1は、0.05mm程度の厚さであればよいが、小袋2よりも厚くなくてはならない。
次に、小袋2について説明する。小袋2は、上記大袋1の内部に入れられ、上述のように、同大袋1の表裏のフィルムとともにその上下両端を、それぞれ下端ヒートシール部4A、上端ヒートシール部4Bによって固定される(図2、3参照)。なお、小袋2が、上記大袋1の内部に固定される前の状態についても説明する。図4に示すように、小袋2は、その固定前において、上下両端が開放され且つ左右両端が閉じられた状態である。つまり小袋2は一枚のフィルムが二重に折りたたまることにより形成され、左右両端の内の一方の端にはその折り目が形成され、他方の端には側端ヒートシール部5が形成される。また、この側端ヒートシール部5は、その上下の中心付近に破裂用切れ目7が形成される。小袋2は、以上のように構成されており、上記のように大袋1の内部に固定される。この固定の際、小袋2は、上記側端ヒートシール部5を上記大袋1の内方(つまり食品12側)に向けて固定される。また、小袋2は、上記大袋1と同様にプラスチックフィルム製のものを使用する。小袋2の大きさについては、一定量の空気11と、調味料10とが入る大きさであればよい。上記調味料10の量は、食品12の量に対応する量であるため、上記小袋2の大きさは、その量に合わせられる。また、小袋2の厚さは上述したように、上記大袋1よりも薄いものを使用する。たとえば、上記大袋1の厚さが上述のように0.05mm程度であるならば、小袋2は0.02mm〜0.03mmの厚さであることが望ましい。その理由は、小袋2を手指15の押圧により破る際に、同時に大袋1が破れてしまったり、又は小袋2は破れず大袋1のみが破れてしまうのを防ぎ、食品12や調味料10が大袋1の外部へ漏出するのを防止するためである。
次に、押圧部8について説明する。図3(a)、(b)に示すように押圧部8は、上記大袋1の外表面且つ上記小袋2の固定位置に設けられる。また、とくに図2などに示すように、押圧部8は、その中心付近に押圧部目印9を有する。この押圧部目印9は、押圧部8を一目見て分かるように、任意の記号又はマークと、「押す」という文字とからなる。上記押圧部目印9は押圧部8を知らせるためのものであるため、本実施例のように星印に限定されることはなく、たとえば丸印、三角印、四角印であってもよく、店のシンボルマーク等であってもよい。
次に、大袋1に食品12と小袋2とを封入する手順を図4から図6にしたがって説明する。まず、図4に示すように、大袋1の上端以外の縁部の表裏のフィルムをヒートシールし、ヒートシール部3を形成させる。これによって、上記大袋1は、四方縁部のうち上端のみが開放された状態となり、大袋上端開放部13が形成される。次に、上記大袋1に固定する前の小袋2を、上記大袋上端開放部13から同大袋1の内部に入れる。そして、上記小袋2の下端を上記大袋1の表裏のフィルムとともにヒートシールすることによって下端ヒートシール部4Aを形成させ、同小袋2を同大袋1の内部に固定させる。これによって、上記小袋2は、その上端のみが開放した状態となり、小袋上端開放部14が形成される。そして、この小袋上端開放部14から調味料10を入れる(図示省略)。その後、図5に示すように、上記小袋2の内部に一定量の空気11が入る空間を設けたうえで、上記小袋上端開放部14を上記大袋1とともにヒートシールする。これによって、上端ヒートシール部4Bが形成される。以上により、大袋1の内部に、調味料10と一定量の空気11とが封入された小袋2が固定される。最後に、図6に示すように、上記大袋上端開放部13から上記大袋1の内部に食品12を入れ、同大袋1の内部の空気を吸引し真空状態にした上で、同大袋上端開放部13をヒートシールし、同大袋1を真空密閉する。なお、真空状態にするのは、食品12(本実施例では生の魚肉)をより新鮮な状態に保ち得るために行うもので、食品12の種類によっては、真空状態にする必要はない。
次に、食品12の取り出し方法について説明する。図7に示すように、食品12を取り出す際には、大袋1の外表面から、押圧部目印9にしたがって押圧部8を、手指15で押圧する。これによって、上記大袋1の内部に固定されている小袋2が圧迫される。上記小袋2が圧迫されれば、同小袋2で断面積の一番小さな上記破裂用切れ目7に圧力が集中し、同破裂用切れ目7が裂ける。この破裂用切れ目7が裂け、上記小袋2が破れれば、同小袋2の中にある調味料10と一定量の空気11とが、上記大袋1の内部に一気に放出され、同大袋1の内部の食品12と絡み合う。
ここで、上記破裂用切れ目7は、特になくても差し支えない。この破裂用切れ目7は、上述のように、上記側端ヒートシール部5の上下の中央に形成されている。これは、上記破裂用切れ目7が裂け、上記小袋2が破れた際に、調味料10が放出される位置(すなわち破裂用切れ目7の位置)が、食品12とよく混ざり合うようにされるためである。上記破裂用切れ目7がないときは、上記小袋2は、ランダムの箇所で破れることになり、調味料10は、食品12に効率よく混ざり合うような位置から放出されないこともある。また、上記小袋2が、押圧により破れる際には、同小袋2の中の一定量の空気11が圧縮状態で一気に外へ放出されるため、破裂音16が生じる。したがって、上記大袋1が不透明で内部の状態を視認できない場合であっても、上記小袋2が破れ、中身の調味料10が放出したことを、上記破裂音16により確認できる。
このように、本発明に係る包装用袋は、開封直前まで、食品12と調味料10とが混合することがないため、食品12の食感の低下と調味料10の風味の低下を防ぐことができる。そのため食品12を食する際には、食品12の本来の食感と調味料10の風味とを堪能することができる。また、冒頭で述べたような、予め食品12に味付けをする態様の包装用袋における問題点もない。
ここで、上記大袋1は、図中では説明の都合上、内部が視認できるように透明の場合を示しているが、透明に限定されず、不透明であってもよい。上記大袋1は、不透明でも、上記押圧部8の押圧によって、上記小袋2が破裂し調味料10が放出されるのを、破裂音16により確認できるからである。つまり、たとえば、上記大袋1が透明の場合は、上記小袋2の破裂状況を目視できるため、破裂音16をさせる必要がなく、同小袋2に一定量の空気11を入れる必要はない。また、上記大袋1は、不透明で、内部にある上記小袋2の位置が視認できなくても、上記押圧部目印9により、同小袋2の位置が容易に分かる。最後に、食品12がスナック菓子で調味料10が香辛料の場合は、上記大袋1の開封直前に上記小袋2を破って、香辛料が掛かった直後の新鮮な状態のスナック菓子を食することができる。
1 大袋
2 小袋
3 ヒートシール部
4A 下端ヒートシール部
4B 上端ヒートシール部
5 側端ヒートシール部
6 開封用切れ目
7 破裂用切れ目
8 押圧部
9 押圧部目印
10 調味料
11 一定量の空気
12 食品
13 大袋上端開放部
14 小袋上端開放部
15 手指
16 破裂音
2 小袋
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4A 下端ヒートシール部
4B 上端ヒートシール部
5 側端ヒートシール部
6 開封用切れ目
7 破裂用切れ目
8 押圧部
9 押圧部目印
10 調味料
11 一定量の空気
12 食品
13 大袋上端開放部
14 小袋上端開放部
15 手指
16 破裂音
Claims (2)
- 食品を包装するための包装用袋であって、食品と、調味料が封入された小袋とが封入され、上記小袋は包装用袋の内部に固定され、固定された小袋を上記包装用袋の外表面から押圧することにより同小袋が破れ、この小袋に封入された調味料が上記包装用袋の内部へ放出され、上記食品と同包装用袋内で混ざり合うようにしたことを特徴とする食品包装用袋。
- 小袋の押圧破裂時に破裂音がするように、同小袋内に、調味料と一定量の空気とが封入されていることを特徴とする請求項1に記載の食品包装用袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014106603A JP2015221678A (ja) | 2014-05-23 | 2014-05-23 | 食品包装用袋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2014106603A JP2015221678A (ja) | 2014-05-23 | 2014-05-23 | 食品包装用袋 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2014
- 2014-05-23 JP JP2014106603A patent/JP2015221678A/ja active Pending
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
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