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JP2015208186A - 回転電機の固定子および回転電機の固定子の製造方法 - Google Patents

回転電機の固定子および回転電機の固定子の製造方法 Download PDF

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JP2015208186A JP2014088997A JP2014088997A JP2015208186A JP 2015208186 A JP2015208186 A JP 2015208186A JP 2014088997 A JP2014088997 A JP 2014088997A JP 2014088997 A JP2014088997 A JP 2014088997A JP 2015208186 A JP2015208186 A JP 2015208186A
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梢 磯崎
昭文 長澤
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昭文 長澤
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長生 八代
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Abstract

【課題】固定子ティースの電線をワニス処理する際に、複雑な工程を用いることなく、ワニスを電線の内層側にまで浸透させ、インシュレータに巻回された電線の全体を固着することができる回転電機の固定子および回転電機の固定子の製造方法を得る。
【解決手段】、環状に配列された複数の固定子ティースと、固定子ティースの軸方向端部に設けられ、固定子ティースに巻回された電線と固定子ティースとを絶縁するインシュレータ(2)とを備えた回転電機の固定子であって、インシュレータは、巻線を巻回した後のワニスの滴下処理時において、巻回された巻線の最内層の巻線に対して固定子の径方向に渡ってワニスを拡散させる溝(5)を、最内層の巻線と接する径方向平面上部(4)に有している。
【選択図】図3

Description

この発明は、環状に配列された複数の固定子ティースと、固定子ティースの軸方向端部に設けられ、固定子ティースに巻回された電線と固定子ティースとを絶縁するインシュレータとを備えた回転電機の固定子および回転電機の固定子の製造方法に関するものである。
回転電機においては、鉄心に絶縁材を挿入した後に巻線処理を施した固定子の巻線保護・固着のために、樹脂含浸処理が行われている。鉄心に挿入する絶縁材としては、インシュレータや絶縁紙、またはこれらの組合せで構成されており、回転電機の種類・用途により使い分けられている。
また、固定子の巻線保護・固着手法としては、電線の自己融着化、モールド樹脂成型、ワニス処理などが挙げられ、これらの方法は、用途・工程、電線種類により使い分けられている。
また、固定子の樹脂含浸処理としてのワニス処理工法は、滴下含浸処理、半浸漬回転処理、全含浸処理、真空含浸処理、刷塗り、流塗り等が挙げられ、これらの工法は、回転電機の要求特性により使い分けられている。
固定子の樹脂含浸処理の一例であるワニス滴下含浸法は、固定子の巻線部の必要部分にワニスを滴下するものである。ワニス滴下含浸法では、必要に応じて、予備加熱処理を実施する場合があり、さらに、場合によっては固定子を回転させたり、傾斜させたりして滴下する場合もある。
また、固定子に滴下したワニスは、毛細管現象に加え自重により巻線間を鉄心軸方向下部へと浸透後硬化するものである。滴下処理後には、一般的には、加熱処理によりワニスの硬化処理を行う。
近年の回転電機では、巻線線積率の向上が目覚ましく、巻線内のワニス充填密度が低下し、全ての巻線を完全に固着することが困難となっている。そのため、ワニス充填密度を高める様々な条件が検討されている。
例えば、ワニス充填密度を向上させる手法としては、鉄心にインシュレータを挿入し巻線処理を施した固定子において、巻回された電線とインシュレータ突出部の壁面との間に隙間を形成する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−200050号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
特許文献1の回転電機の固定子は、電線とインシュレータの軸方向の壁との間に隙間を設け、該隙間を利用することにより、前記インシュレータの壁際にワニスをためることなく、コイル内に含浸させることを目的にしたものである。
しかしながら、インシュレータに巻回された電線は、インシュレータの軸方向垂直の壁近傍のみならず、内径側、外径側の壁の間にも多く存在する。したがって、固定子に巻回された電線は、全体を固着することが望ましく、この両壁間にある電線についても固着されていることが望ましい。
ここで、特許文献1の回転電機の固定子では、巻回された外周側電線については、ワニス滴下、塗布によりワニスは含浸され固着される。しかしながら、両壁沿いのワニスは、通常、そのまま軸方向下部に流れていくため、両壁間の電線については、ワニスが流れこみにくいという課題がある。
また、電線を巻回する場合は、電線間や、電線の壁の間には微妙な隙間が生じる場合が多い。そして、その隙間は、必ずしも固定された位置ではなく、ばらばらな位置に生じることが一般的である。このため、隙間の位置によって、ワニスが巻回された電線の外層側から内層側へと染み込みやすい場所もばらばらである。
このように、巻回された電線の内層側全体にワニスを浸透させるには、固定子傾斜角度管理、温度管理、ワニス粘度管理など含浸プロセスの工夫が必要であり、生産性の点で課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、固定子ティースの電線をワニス処理する際に、複雑な工程を用いることなく、ワニスを電線の内層側にまで浸透させ、インシュレータに巻回された電線の全体を固着することができる回転電機の固定子および回転電機の固定子の製造方法を得ることを目的とする。
本発明に係る回転電機の固定子は、環状に配列された複数の固定子ティースと、固定子ティースの軸方向端部に設けられ、固定子ティースに巻回された電線と固定子ティースとを絶縁するインシュレータとを備えた回転電機の固定子であって、インシュレータは、巻線を巻回した後のワニスの滴下処理時において、巻回された巻線の最内層の巻線に対して固定子の径方向に渡ってワニスを拡散させる溝を、最内層の巻線と接する径方向平面上部に有しているものである。
また、本発明に係る回転電機の固定子の製造方法は、環状に配列された複数の固定子ティースと、固定子ティースの軸方向端部に設けられ、固定子ティースに巻回された電線と固定子ティースとを絶縁するインシュレータとを備えた回転電機の固定子の製造方法であって、巻線を巻回した後のワニスの滴下処理時において、巻回された巻線の最内層の巻線に対して固定子の径方向に渡ってワニスを拡散させる溝が、最内層の巻線と接する径方向平面上部に設けられているインシュレータを、固定子ティースの軸方向端部に取り付けるステップと、インシュレータが取り付けられた固定子ティースに対して、巻線を巻回するステップと、溝が設けられた径方向平面上部に巻回された電線の上から、ワニスの滴下処理を行うことにより、溝に溜まったワニスを、最内層の巻線の径方向に渡って拡散させて、電線とインシュレータとを固着するステップとを有するものである。
本発明に係る回転電機の固定子によれば、ワニスの滴下処理時においてワニスを溜めて電線に浸透させ易くするための溝を、インシュレータの軸方向の電線が巻回される側の面に有している。この結果、固定子ティースの電線をワニス処理する際に、複雑な工程を用いることなくワニスを電線の内層側にまで浸透させ、インシュレータに巻回された電線の全体を固着することができる回転電機の固定子および回転電機の固定子の製造方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子を模式的に示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子を模式的に示す上面図である。 本発明の実施の形態1に係るインシュレータの形状例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るインシュレータの形状例を示す上面図である。 本発明の実施の形態1に係るインシュレータが搭載された固定子ティースに電線が巻回された状態を模式的に示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係るインシュレータが搭載された固定子ティースに電線が巻回された状態の、電線の最内層部のみを模式的に示した上面図である。 本発明の実施の形態1に係る図5において、ワニスが含浸されていく途中の状態を模式的に示した第1の縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る図5において、ワニスが含浸されていく途中の状態を模式的に示した第2の縦断面図である。 本発明の実施の形態2に係るインシュレータの形状例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係るインシュレータの形状例を示す上面図である。 本発明の実施の形態2に係るインシュレータに巻回されている電線の最内層部のみを模式的に示した上面図である。 本発明の実施の形態3に係るインシュレータの形状例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3に係るインシュレータの形状例を示す上面図である。 本発明の実施の形態3に係るインシュレータの形状例を示す側面図である。 本発明の実施の形態3に係るインシュレータに巻回されている電線の最内層部のみを模式的に示した上面図である。 本発明の実施の形態3に係るインシュレータに巻回されている電線の最内層部のみを模式的に示した側面図である。 本発明の実施の形態4に係るインシュレータの形状例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4に係るインシュレータの形状例を示す上面図である。 本発明の実施の形態4に係るインシュレータに巻回されている電線の最内層部のみを模式的に示した上面図である。 本発明の実施の形態5に係るインシュレータの形状例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態5に係るインシュレータの形状例を示す上面図である。 本発明の実施の形態5に係るインシュレータに巻回されている電線の最内層部のみを模式的に示した上面図である。
以下、この発明における、回転電機の固定子および回転電機の固定子の製造方法の好適な実施の形態について図面を用いて説明する。なお、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子を模式的に示す縦断面図である。また、図2は、本発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子を模式的に示す上面図である。図1および図2に示す回転電機の固定子は、環状に配列された複数の固定子ティース1に、絶縁材のインシュレータ2が挿入され、電線3が巻回されている。
図3は、本発明の実施の形態1に係るインシュレータ2の形状例を示す斜視図である。また、図4は、本発明の実施の形態1に係るインシュレータ2の形状例を示す上面図である。また、図5は、本発明の実施の形態1に係るインシュレータ2が搭載された固定子ティース1に電線3が巻回された状態を模式的に示す縦断面図である。
図3、図4、および図5に示すインシュレータ2は、固定子ティース1および電線3をワニス処理する際に、ワニス6を溜めて電線3に浸透させ易くするための溝5を、インシュレータ2の径方向平面上部4上に有している。
そして、本実施の形態1における溝5は、図3および図4に示すとおり、径方向平面上部4の、径方向の内径側から外径側に向かって設けられている。
また、インシュレータ2は径方向の内径側に内径側壁20を有し、外径側には外径側壁21を有している。また、インシュレータ2の周方向の両側面は、インシュレータ側面12となっている。
図6は、本発明の実施の形態1に係るインシュレータ2が搭載された固定子ティース1に電線3が巻回された状態の、電線3の最内層部のみを模式的に示した上面図である。また、図7および図8は、図5において、ワニス6が含浸されていく途中の状態を模式的に示した縦断面図である。
図5〜図8を用いてワニス処理について説明する。インシュレータ2の径方向平面上部4上に巻回された電線3の上部から滴下されたワニス6は、電線3間の隙間7A、7Bを通じて、インシュレータ2に設けられた溝5へ到達する。電線3間の隙間7A、7Bは、電線3の巻回部において均等な大きさではないため、電線3間の隙間7A、7Bの大きい所から溝5に到達する。
図5〜図8においては、ワニス6は、隙間7A、7Bの2箇所から溝5に到達する。隙間7A、7Bから到達したワニス6は、図6に示すとおり、径方向に形成されている溝5内を拡散する。そして、溝5内に拡散したワニス6は、図7に示すとおり、溝5内に溜まる。
このように、ワニス6が電線3の巻回部全体に連続して滴下されていくことにより、溝5内に到達したワニス6は、図8に示すとおり、溝5内に充満される。更には、径方向に形成された溝5からワニス6が溢れ出すことにより、インシュレータ2に巻回された電線3の内層側全体に、ワニス6を付着させることが可能となる。
以上のように、実施の形態1によれば、インシュレータの電線が巻回される径方向平面上部上に、径方向の溝が設けられた構成を備えている。この結果、巻回された電線上部に滴下、塗布され、電線間の隙間から巻回内径側へ部分的に伝わってきたワニスを、溝内に溜めることができる。そして、径方向に形成された溝に充満され、溢れ出たワニスを、巻回された内径側全体に広げることで、巻回された電線全体にワニスを含浸させることが可能となる。
実施の形態2.
先の実施の形態1では、溝が、インシュレータの径方向平面上部4の径方向の、内径側から外径側に向かって1本設けられている場合について説明した。これに対して、本実施の形態2では、溝が、インシュレータの径方向平面上部4の、固定子ティースの周方向中央部から周方向外部側に向かって、電線の巻回方向とは一致しない溝方向となるように複数設けられている場合について説明する。
図9は、本発明の実施の形態2に係るインシュレータ8の形状例を示す斜視図である。また、図10は、本発明の実施の形態2に係るインシュレータ8の形状例を示す上面図である。また、図11は、本発明の実施の形態2に係るインシュレータ8に巻回されている電線3の最内層部のみを模式的に示した上面図である。
本実施の形態2のインシュレータ8には、図9および図10に示すとおり、径方向平面上部4の周方向中央部から周方向外部側(インシュレータ側面12側)に向かって、電線3の巻回方向とは一致しない溝方向となるように溝9が設けられている。
本実施の形態2のインシュレータ8を用いて、ワニス6の滴下処理を実施した場合は、先の実施の形態1と同様に、図11に示すとおり、電線3間の隙間7A、7Bから部分的に浸透してきたワニス6は、溝9に到達する。そして、溝9に到達したワニス6は、溝9内を拡散し、溝9内に溜まる。
このように、ワニス6が全体に連続して滴下されていくことにより、溝9内に到達したワニス6は、溝9内に充満される。この結果、先の実施の形態1と同様に、溝9内に充満したワニス6が溝9から溢れ出すことにより、巻回された電線3の内層側全体にワニス6を付着させることができる。
また、インシュレータ8には複数方向に溝9を設けているため、電線3の最内層全体にすばやくワニス6を広げることができる。この結果、先の実施の形態1における図3の溝5と比較して、より容易に電線3の最内層全体にワニス6を付着させることが可能となる。
以上のように、実施の形態2によれば、径方向平面上部の周方向中央部から周方向外部側に向かって、電線の巻回方向とは異なる方向に溝を設けた構成を備えている。この結果、巻回された電線上部に滴下、塗布され、電線間の隙間から巻回内径側へ部分的に伝わってきたワニスを、溝内に溜めることができる。そして、溝に充満され、溢れ出たワニスを、巻回された電線の内層側の径方向に拡散することができるため、電線内層側全体を含浸させることができる。
なお、インシュレータ8の径方向平面上部4上に設けられた溝9の方向は、電線3が溝9にはまり込んで溝9を塞ぐことがないように、電線3の巻回方向とは一致しない溝方向となっていればよい。これにより、電線3によってワニス6の流れが妨げられることがなくなる。
実施の形態3.
先の実施の形態2では、溝9が、インシュレータ8の径方向平面上部4の周方向の中央部側から外側に向かって、電線3の巻回方向とは一致しない溝方向となるように設けられている場合について説明した。これに対して、本実施の形態3では、更に、インシュレータの両側面に溝が設けられている場合について説明する。
図12は、本発明の実施の形態3に係るインシュレータ10の形状例を示す斜視図である。また、図13は、本発明の実施の形態3に係るインシュレータ10の形状例を示す上面図である。また、図14は、本発明の実施の形態3に係るインシュレータ10の形状例を示す側面図である。また、図15は、本発明の実施の形態3に係るインシュレータ10に巻回されている電線3の最内層部のみを模式的に示した上面図である。また、図16は、本発明の実施の形態3に係るインシュレータ10に巻回されている電線3の最内層部のみを模式的に示した側面図である。
本実施の形態3のインシュレータ10は、図12および図13に示すとおり、インシュレータ10の径方向平面上部4の周方向の中央部側から外側に向かって、電線3の巻回方向とは一致しない溝方向となるように設けられた、先の実施の形態2と同じ溝11を備えている。
そして、本実施の形態3のインシュレータ10は、図12および図14に示すとおり、インシュレータ10の周方向側の両側面であるインシュレータ側面12に、電線3の巻回方向とは一致しない溝方向となるように設けられた、溝11と繋がった溝13を更に有している。
本実施の形態3のインシュレータ10を用いて、ワニス6の滴下処理を実施した場合は、先の実施の形態1、2と同様に、図15に示すとおり、電線3間の隙間7A、7Bから部分的に浸透してきたワニス6を、溝11を通じて、径方向平面上部4の全体に広げることができる。このため、巻回された電線3の内層側コイル全体にワニス6を付着させることができる。
更に、ワニス6が溝11に充満された後には、インシュレータ10の上面方向に溢れだすとともに、図16に示すとおり、インシュレータ10のインシュレータ側面12に設けられた溝13によりワニス6が溢れて流れ出る。この結果、インシュレータ10の周方向側の両側面にもワニス6を広げることができ、インシュレータ10の周方向側の両側面に巻回された電線3の内層部にもワニス6を付着させることがきる。
以上のように、実施の形態3によれば、径方向平面上部の溝に加えて、インシュレータの周方向側の両側面にも溝を設けた構成を備えている。この結果、インシュレータの径方向平面上部上に巻回された電線の内層部だけでなく、インシュレータの周方向の両側面上に巻回された電線の内層部にも、ワニスを含浸させることが可能となる。
なお、インシュレータ10のインシュレータ側面12上に設けられた溝13の方向は、電線3が溝13にはまり込んで溝13を塞ぐことがないように、電線3の巻回方向とは一致しない溝方向となっていればよい。これにより、電線3によってワニス6の流れが妨げられることがなくなる。
実施の形態4.
本実施の形態4では、先の実施の形態1におけるインシュレータの径方向平面上部4の径方向に設けられた溝と、先の実施の形態2におけるインシュレータの径方向平面上部4の周方向に設けられた溝の、両方の溝を有する場合について説明する。
図17は、本発明の実施の形態4に係るインシュレータ14の形状例を示す斜視図である。また、図18は、本発明の実施の形態4に係るインシュレータ14の形状例を示す上面図である。また、図19は、本発明の実施の形態4に係るインシュレータ14に巻回されている電線3の最内層部のみを模式的に示した上面図である。
本実施の形態4のインシュレータ14には、図17および図18に示すとおり、先の実施の形態1と同様に、インシュレータ14の径方向平面上部4の径方向の内径側から外径側に向かって、第1の溝15が設けられている。また、先の実施の形態2と同様に、インシュレータ14の径方向平面上部4の周方向の中央部側から外側に向かって、電線3の巻回方向とは一致しない溝方向となるように第2の溝16が設けられている。そして、第1の溝15と第2の溝16とは繋がっている。
本実施の形態4のインシュレータ14を用いて、ワニス6の滴下処理を実施した場合は、先の実施の形態1〜3と同様に、図19に示すとおり、電線3間の隙間7A、7Bから部分的に浸透してきたワニス6を、第1の溝15ならびに第2の溝16を通じて、径方向平面上部4の全体に広げることができる。
以上のように、実施の形態4によれば、ワニスが第1の溝および第2の溝に流れることにより、径方向平面上部第1の溝および第2の溝から溢れ出したワニスが、インシュレータの径方向平面上部の全体に広がる。さらに、第1の溝と第2の溝とは繋がっているので、第1の溝と第2の溝とでワニスが相互に広がることになり、素早くワニスを含浸させることが可能となる。このため、先の実施の形態1〜3と比較して、巻回された電線の内層側コイルに、より素早く、より一層全体にワニスを付着させることが可能となる。
実施の形態5.
本実施の形態5では、溝が、径方向平面上部4の径方向の内径側壁または外径側壁のいずれかまたは両方と繋がっている場合について説明する。
図20は、本発明の実施の形態5に係るインシュレータ17の形状例を示す斜視図である。また、図21は、本発明の実施の形態5に係るインシュレータ17の形状例を示す上面図である。また、図22は、本発明の実施の形態5に係るインシュレータ17に巻回されている電線3の最内層部のみを模式的に示した上面図である。
本実施の形態5のインシュレータ17には、図20および図21に示すとおり、先の実施の形態4と同様に、互いに繋がった、径方向平面上部4の径方向の第1の溝18と周方向の第2の溝19とが設けられている。
そして、更に、本実施の形態5のインシュレータ17では、図20および図21に示すとおり、第1の溝18および第2の溝19は、径方向平面上部4の径方向の内径側壁20および外径側壁21とも繋がっている。
本実施の形態5のインシュレータ17を用いて、ワニス6の滴下処理を実施した場合は、先の実施の形態1〜4と同様に、図22に示すとおり、電線3間の隙間7A、7Bから部分的に浸透してきたワニス6のみならず、内径側壁20および外径側壁21と電線3との隙間22を通じて浸透してきたワニス6も、径方向平面上部4の全体に広げることができる。
以上のように、実施の形態5によれば、溝が、径方向平面上部の径方向の内径側壁または外径側壁のいずれかまたは両方と繋がっている構成を備えている。この結果、内径側壁および外径側壁と電線との隙間を通じて浸透してきたワニスが、第1の溝および第2の溝に流れる。このため、インシュレータの径方向平面上部の全体に第1の溝および第2の溝から溢れ出したワニスが広がるため、巻回された電線の内層側コイルに素早くかつより一層全体にワニスを付着させることが可能となる。
なお、先の実施の形態1〜5において、ワニス処理に用いるワニス6の種類は、熱硬化型であり、ポリエステル系やエポキシ系、エポキシポリエステル系等のワニス6が挙げられる。その粘度は、必要とする作業性に応じて、適宜希釈して用いる場合もある。
また、先の実施の形態2〜5において、第2の溝である溝9、11、13、15、16、18、19は、電線3の巻回方向とは一致しない溝方向となるように設けている。この結果、第2の溝に電線3が挿入されることがなく、第2の溝のワニス6の流れを阻害することがない。
また、第2の溝の本数は、本実施例に限定されるものではなく、1本もしくは複数本でもよい。また、第2の溝の形状においても、必ずしも直線である必要はなく、曲線形状でもよい。また、第2の溝の電線3の巻回方向に対する角度についても、先の実施の形態2〜5に限定されないことはいうまでもない。
1 固定子ティース、2、8、10、14、17 インシュレータ、3 電線、4 径方向平面上部、5、9、11、13、15、16、18、19 溝、6 ワニス、7A、7B、22 隙間、12 インシュレータ側面、20 内径側壁、21 外径側壁。

Claims (6)

  1. 環状に配列された複数の固定子ティースと、
    前記固定子ティースの軸方向端部に設けられ、前記固定子ティースに巻回された電線と前記固定子ティースとを絶縁するインシュレータと
    を備えた回転電機の固定子であって、
    前記インシュレータは、前記巻線を巻回した後のワニスの滴下処理時において、巻回された前記巻線の最内層の巻線に対して前記固定子の径方向に渡って前記ワニスを拡散させる溝を、前記最内層の巻線と接する径方向平面上部に有している
    回転電機の固定子。
  2. 前記インシュレータは、前記径方向平面上部において、前記径方向の内径側から外径側に向かって設けられた第1の溝を、前記溝として有している
    請求項1に記載の回転電機の固定子。
  3. 前記インシュレータは、前記径方向平面上部において、周方向中央部から周方向外部側に向かって、前記電線の巻回方向とは一致しない溝方向となるように設けられた第2の溝を、前記溝として有している
    請求項1または2に記載の回転電機の固定子。
  4. 前記インシュレータは、前記径方向平面上部と繋がった側面部において、前記電線の巻回方向とは一致しない溝方向となるように設けられ前記第2の溝と繋がっている第3の溝を更に有している
    請求項3に記載の回転電機の固定子。
  5. 前記溝は、前記径方向平面上部において、前記インシュレータの前記径方向の内径側壁または外径側壁のいずれかまたは両方と繋がっている
    請求項1から4のいずれか1項に記載の回転電機の固定子。
  6. 環状に配列された複数の固定子ティースと、
    前記固定子ティースの軸方向端部に設けられ、前記固定子ティースに巻回された電線と前記固定子ティースとを絶縁するインシュレータと
    を備えた回転電機の固定子の製造方法であって、
    前記巻線を巻回した後のワニスの滴下処理時において、巻回された前記巻線の最内層の巻線に対して前記固定子の径方向に渡って前記ワニスを拡散させる溝が、前記最内層の巻線と接する径方向平面上部に設けられている前記インシュレータを、前記固定子ティースの軸方向端部に取り付けるステップと、
    前記インシュレータが取り付けられた前記固定子ティースに対して、前記巻線を巻回するステップと、
    前記溝が設けられた前記径方向平面上部に巻回された前記電線の上から、前記ワニスの滴下処理を行うことにより、前記溝に溜まった前記ワニスを、前記最内層の巻線の前記径方向に渡って拡散させて、前記電線と前記インシュレータとを固着するステップと
    を有する
    回転電機の固定子の製造方法。
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